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【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

癌についてネットで調べると、「癌と闘う」あるいは、「癌と闘わない」という言葉が溢れています。

 

 

この2つは、全く正反対の考え方ですが、「闘う」という言葉にしろ、「闘わない」という言葉にしろ、前提は同じです。

 

 

 

共に「癌は敵である」という絶対的な概念があります。その上で、闘うか、闘わないか...という考え方の違いなのです。

 

 

 

このような発想をする人は、癌の仕組みを理解していません。

 

 

 

 

なので、私はこの概念自体を壊そうと思います。

 

 

 

何故なら、闘うも闘わないも、そもそも癌というは存在しないからです。

 

 

 

前提が間違っていたら、その上に成り立つあらゆる理論は全て空論になります。

 

 

 

 

 

前回と、前々回にわたって、「癌が発生する理由」についてお話しました。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

癌について知れば知るほど、癌は体に対して、決して悪意を持って生まれているわけではない、と思うようになってきました。

 

 

 

 

また、癌は敵という概念の元、間違った対処法が行なわれています。

 

 

 

 

具体的には「発癌性物質ばかり問題視する」、「癌になった時の食事療法」、「抗癌剤治療」です。

 

 

 

 

これらの問題点と、癌という病気の本質について解説します。

 

 

 

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何故、正常細胞が癌細胞になるのか

 

 

前回までの記事をお読みいただいた方にとっては、くどいかもしれませんが、癌の発生する過程を簡単に説明します。

 

 

 

癌は「蓄積した乳酸」による血液の酸性化により発生します。

 

 

 

最近、「乳酸」を賞賛する話が目立ちますが、たまり過ぎると体が酸性に傾くので危険なのです。

 

 

 

人間の血液のph値は、7.35~7.45に保たれているのが正常です。

 

 

 

数値が小さくなれば酸性が強く、数値が大きくなればアルカリ性が強くなります。

 

 

pH7.3以下になるとミトコンドリアの機能低下をおこし、pH7.1以下になると死の危険があります。

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある「発電所」のようなもので、ここで大量のエネルギーを生み出すことができます。

 

 

 

 

pH 7.35 ~ pH 7.45 ・・・正常

 

pH 7.3 以下 ・・・機能低下

 

pH 7.1 以下 ・・・死の危険

 

 

 

 

『ナースプレス アシドーシス・アルカローシス』より引用

 

 

 

「乳酸」は、pH 程度の酸性物質なので、溜まると酸性に傾きます。

 

 

 

正常細胞が癌化する大まかな流れは、

 

 

 

 

糖質の摂取

 

 

ブドウ糖に分解される

 

 

(ある条件により)乳酸発生

 

 

糖質の大量摂取により乳酸が蓄積

 

 

血液の酸性化

 

 

細胞のミトコンドリアが機能不全になる

 

 

細胞が癌化

 

 

 

 

・・・となります。

 

 

 

癌細胞の特徴は、ミトコンドリアが機能停止しているので、ミトコンドリアの外の細胞質基質だけでエネルギーを作ることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミトコンドリアが「発電所」なら、細胞質基質での発電は「焚き木」程度のエネルギーです。

 

 

 

 

後者の発電を「解糖系 かいとうけい」といいます。解・糖...と言う名前の通り

「糖」の代謝経路です。

 

 

 

 

また「解糖系」は、酸素を必要としないので、「嫌気的解糖 けんきてきかいとう」とも言います。

 

 

 

 

ミトコンドリアが使えない癌細胞は、解糖系に依存するので、エネルギー源となるブドウ糖を大量に取り込む必要があります。

 

 

 

 

詳しい説明は以下の記事で書いています。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ここで再び振り返りますが、体を酸性化させる「乳酸」が発生するのは、「ブドウ糖」が原因です。

 

 

 

ブドウ糖・・・糖質ですね。

 

 

 

このブログでは、糖質がどれほど体にダメージを与えるかについて、過去に様々な記事を書いてきました。例えば、

 

 

 

体のタンパク質と結びついて、細胞を劣化させる「糖化反応」の原因も「糖質」

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

炎症の原因も「糖質」

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

高血圧のうち、90%の原因も「糖質」

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

 

動脈硬化の原因は血管を傷つける「糖質」

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

動脈硬化を改善・予防する方法を分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

「全ての原因が糖質だ」・・・とまでは言いませんが、事実、多くの慢性疾患に糖質が関わっています。ほとんどの人が意識していないだけで、「ブドウ糖」、つまり、糖質には毒性があるのです。

 

 

 

で、癌の原因も、ご多分に漏れず糖質です。

 

 

高額なPET検診の仕組み

 

 

「ブドウ糖」の動きを目で確認することができる「癌の画像診断」があります。

 

 

これを「PET検診」と言います。

 

 

 

Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)...日本語では「陽電子放射断層撮影」と言います。

 

 

 

 

これでどうやって癌を見つけるかというと、癌細胞が、正常な細胞よりたくさんのブドウ糖を摂取する特徴を利用して、癌を発見するのです。

 

 

 

 

流れは以下になります。

 

 

 

 

ブドウ糖に近い成分である「FDG」という薬剤を作る

 

 

②「FDG」を注射して、全身に行き渡らせる

 

 

③体内に入った「FDG」は癌細胞にワラワラと集まってくる

 

 

④「FDG」から放出されるガンマ線をPETカメラで撮影すると、癌細胞が光って映る

 

 

 

 

「癌細胞は正常細胞の何倍ものブドウ糖を好む」...というガンの性質を分かっているからこそ、病院でこのような検査が行なわれているのです。

 

 

 

にも関わらず、癌治療において、「病気の原因になるから糖質を減らしなさい」と指導する医療関係者は極めて少ないです。

 

 

 

それどころか、一般的な病院で行なわれる栄養指導は、決まって「バランスの良い食事をしよう」です。厚生労働省と農林水産省が発表している「食事バランスガイド」は全体の60%が糖質ですから、間違いなく糖質過多です。

 

 

 

癌を育てる食事を指導している事になります。

 

 

 

この時点でおかしいのです。

 

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癌の仕組みはすでに分かっていた

 

 

「PET検診」が行なわれているということは、医学は、「癌はブドウ糖を好む」という、癌の核心部分を知っています。

 

 

 

 

それでも、「ブドウ糖が害である」という部分には触れないわけです。

 

 

 

 

知っているのに、知らないフリです。

 

 

 

ここでは、それはいつからなのか?という話をしたいと思います。

 

 

 

実は癌の原因、核心部分は何十年も前にすでに分かっていました。

 

 

以下は癌の正体を発見した「オットー・ワールブルグ」です。

 

 

『Wikipedia オットー・ハインリッヒ・ワールブルク』より引用

 

 

(オットー・ハインリッヒ・ワールブルク)

 

 

ベルリンにて1921年-1927年までベルリン大学助教授を経て、1931年-1953年までカイザー・ヴェルヘルム生物学研究所(現在のマックス・プランク生物学研究所)の局長として、細胞生理学の研究を行う。

 

 

彼は腫瘍の代謝、及び細胞(特に癌細胞)の呼吸の研究を行った。

 

 

(ワールブルクの)黄色酵素の性質と製造法の発見により、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

 

 

彼は1931年にThe Metabolism of Tumoursを編集し、1962年には、New Methods of Cell Physiologyを執筆した。

 

 

彼は細胞内で低酸素濃度下において腫瘍が発達することを最初に実証した。

 

 

さらに、1966年6月30日にドイツ、コンスタンス湖のリンダウにて行われたノーベル賞受賞者の会合にて腫瘍の根本的原因と予防について発表した。このスピーチにて、彼は癌細胞の発生の根本的な原因は嫌気的な物であるという証拠を発表した。

 

 

 

 

このような事実が何十年も前から分かっていながら、

 

 

 

原因を表に出さない状態で、ブドウ糖を賞賛し、糖質を食べさせた上で行なわれているのが、これまでの標準の癌治療です。

 

 

 

原因を言わない・・・悪質ですね。

 

 

 

「抗がん剤」や「手術」が悪いという話もありますが、それ以前に、これが一番酷いです。原因を賞賛するのは論外です。

 

 

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癌細胞の存在意義

 

 

では、「乳酸が蓄積すると、何故、癌細胞が生まれるのか」、「癌は何の為に存在するのか」について考えてみます。

 

 

元々備わっている体の機能に無駄はないと思うからです。

 

 

 

参考に、以下の記事を読んでみて下さい。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

 

血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。

 

 

pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。

 

 

 

pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。

 

 

それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。

 

 

 

人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。

 

 

 

溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。

 

 

 

骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。

 

 

 

無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。

 

 

 

pHが下がり過ぎないように、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させる...その結果が「骨粗鬆症」や「動脈硬化」や「痛風」だとしたら、

 

 

 

 

悪いのは、「結果的に生じる疾患」ではなくて、その前段階の「pHが下がる環境」ということになります。つまり、悪いのは、その原因になっている乳酸、ブドウ糖です。

 

 

 

 

骨のカルシウムが溶ける事や、尿酸を悪者にするのは間違っていると思うのです。

 

 

 

 

...ということは、同じようにpHが下がる環境で生じる「癌細胞」も、一方的に悪いと決め付けるのは間違っていることになります。

 

 

 

 

癌細胞は、正常な細胞に比べて「ブドウ糖」を何倍も取り込む性質があります。私はこれが、ガンの大きな存在理由だと考えました。

 

 

 

 

人間の体には「ブドウ糖」は必要です。

 

 

 

しかし、その必要量は、一説によると5g(小さじ1)です。しかも、それを自分の体で作り出すことができます。

 

 

 

その仕組みについては以下の記事をお読み下さい。

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

糖質は必要以上に摂ることで、体に何らかのダメージを与えます。例えば、

 

 

 

 

  • 糖質はタンパク質を「糖化」させるので、細胞が変性する

 

 

  • 糖質が分解されてできる「乳酸」は、血液を酸性化する

 

 

 

...このような性質があるので、あらゆる慢性疾患の元になります。

 

 

 

にも関わらず、現代人は毎食、大量の糖質を食べています。

 

 

 

すると、体は常に、緊急事態です。

 

 

 

 

糖質の過剰摂取を止めず、乳酸の蓄積を放っておいたら、行き着く先は「乳酸アシドーシス」です。

 

 

 

 

「乳酸アシドーシス」とは、乳酸が蓄積して、血液の酸性度が高くなり過ぎた状態の事です。全身が「乳酸アシドーシス」になれば即死だそうです。

 

 

 

酸性に傾くのは「生命の危機」です。

 

 

 

 

癌細胞は、乳酸の元となる危険な「ブドウ糖」を好んで食べる、つまりブドウ糖を処理してくれる...と考えたら

 

 

 

 

癌細胞が悪者とは言い切れません。

 

 

 

 

癌が大きくなれば、死にいたりますが、体としては、例え細胞が癌化しても、より危険度の高い「乳酸アシドーシス」を解消させる方が大事なのです。

 

 

 

つまり、本当の悪者は「乳酸」を発生させる「ブドウ糖」です。敵と味方が逆になっています。

 

 

 

 

癌は、乳酸によって血液が酸性化したせいで、ミトコンドリア機能不全になって、細胞が癌化してブドウ糖しか使えなくなった細胞...ともとれますが、このように、緊急時にブドウ糖、乳酸を処理する為に存在している...とも考えられます。

 

 

 

 

ただし、この考えには問題もあります。

 

 

 

癌細胞は「嫌気的解糖」に依存しています。ブドウ糖をエネルギー源にして、燃えカスの乳酸を出す「乳酸製造細胞」です。

 

 

 

 

「ブドウ糖」をたくさん処理するけど、そのぶん「乳酸」も出してしまいます。

 

 

 

これでは、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させるケースのように、体を守っているようで、守っていない事になります。

 

 

 

 

じゃあ、細胞が癌化する理由は何なのか...別の視点から考えてみます。

 

 

 

 

正常細胞が癌細胞になったのは、乳酸による「血液の酸性化」が原因でした。

 

 

 

 

酸性化した血液も「血液の汚れ」と捕らえることができますが、一方でこんな意見もあります。

 

 

 

 

『千島学説研究会 よくある質問』より引用

 

 

千島学説では、血液が汚れ、体が病的状態のとき、悪化した赤血球が集まり溶け合ってガン細胞に変わっていったととらえます。

 

 

全身の血液が汚れ、それを一箇所に集めたものがガン腫です。

 

 

汚れた血液を一箇所に集め、そこから排泄しようとする、いわば血液の浄化装置というものです。

 

 

ガンも生体の治癒現象です。分かりやすくいえば、少々治りの遅いオデキに過ぎないのです。

 

 

 

「千島学説」では、「癌は血液の浄化装置」ということになっています。

 

 

 

ただ、この説の「汚れた血液」とは、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」の事で、「乳酸による酸性化」とはまた違うようです。

 

 

 

癌の研究報告では、癌患者の血液は、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」で汚れているそうです。それが原因で免疫力も低下しているという見方です。

 

 

 

 

「血液の酸性化によってミトコンドリア機能不全になって癌化する」...という発想とはまた少し違いますが、「癌は汚れを一箇所に集めて血液を浄化するシステム」という考えは一理あります。

 

 

 

つまり大局を救う為に、局所を捨てるわけです。

 

 

 

癌は転移する前は、人によってできる場所が違います。血液が酸性化するのに、何故特定の一箇所に表れるのかは、現段階では謎です。

 

 

 

この浄化説には、そのヒントがあるような気がします。

 

 

 

 

ただし...です。

 

 

この説はここまでは納得できるのですが、実は納得のいかない部分もあります。

 

 

...というのも、この「血液浄化」説には続きがあって、以下のような流れになっています。

 

 

 

 

①血液が汚れるのは腸が汚れているから

 

 

②腸が汚れているのは、食品添加物や動物性食品に問題がある

 

 

③粗食や菜食をすすめる

 

 

 

 

糖質の害について詳しい方はご存じだと思いますが、腸が汚れる原因は、(植物食性動物の消化器官をもっていない人間の場合)糖質であり、動物性食品ではありません。

 

 

 

 

詳しい説明は以下の記事でしています。

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

で、カビやウイルスや細菌で血液が汚れるのは、「高血糖」が大きく関係しています。

 

 

 

 

つまり、血液が汚れるのは、「血糖値が直接上がらない動物性食品」が原因なのではなくて、「血糖値を直接上げる糖質」が原因なのです。

 

 

 

 

カビやウイルスや細菌と戦う免疫機能を担当している「白血球」も糖質には弱いです。

 

 

インフルエンザ等の感染症の予防は食事が重要です。免疫力を弱らせる食品とは

 

 

白血球と免疫の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

血液や腸の汚れが悪い・・・なら、糖質を絶つべきで、動物性食品を絶って糖質を多く含む食品で改善させようとしてはいけないのです。

 

 

 

実は私は糖質制限を始める前、「1日1食」を2年、「断食」はその合間で行なっていました。

 

 

 

そのキッカケになったのは、この「千島学説」を支持している人でした。

 

 

 

「肉を食べると腸で腐って発癌性物質になる」とか、「人間の歯の形から考えると人間は植物食性動物だ」と主張されていたので、それに影響を受けて、食べ物はなるべく植物性のものにしていました。

 

 

 

そして、かつては、この「癌は血液を浄化する」という説や、以下の記事で紹介した「腸造血説」に納得していました。

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②

 

 

 

 

でも、「1日1食」や「断食」をしたことで、健康になるどころか体質が劣化しました。

 

 

 

それを回復させたのは、ほぼ野菜0で、動物性食品を食べまくるスーパー糖質制限なので、この説とは間逆です。

 

 

 

その経験から、今では「1日1食」や「断食」、「粗食」を勧めた人が評価している「千島学説」に対して懐疑的なのです。

 

 

 

ただ、完全には否定できない...とも思っています。

 

 

 

 

手足両足がない人が貧血になっていなかった...という事からも、「骨髄造血説」より「腸造血説」の方が信憑性があるとも思えますし、

 

 

 

癌が最初のうち一箇所に固まるのは、毒(カビ、ウイルス、細菌、あるいは乳酸)を広げない為ともとれます。

 

 

 

 

このような視点を抜きにして、一方的に癌を悪者に仕立てるのは間違っていると思うのです。

 

 

 

 

 

「PET検診 ブドウ糖」を画像検索すると、「正常細胞」と「癌細胞」を比較した画像がヒットします。そこに描かれている癌細胞の絵の特徴は以下のようなものです。

 

 

 

ブドウ糖を取り込む恐い癌細胞のイラスト

 

 

 

まるで、ドラクエの「爆弾岩」を彷彿とさせるような悪者として描かれています。これでは誰が見ても癌は敵に見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちがうだろ。

 

 

と言いたいです。

 

 

 

体にダメージを与える大量の「ブドウ糖」を食べてくれて、体の酸性化を防いでくれる、あるいは血液を浄化してゴミを一箇所にまとめてくれている...と考える私ならこう描きます。

 

 

 

ブドウ糖を処理する癌細胞のイラスト

 

 

 

ちょっとしたことですが、このようなことでもイメージは作られているわけです。

 

 

 

 

 

危険であるはずの糖質、ブドウ糖、乳酸を味方だと思っている限り、「癌細胞は悪くない。味方だ」と言われても意味が分からないでしょう。

 

 

 

また、ブドウ糖が毒物になる事を隠すだけで、癌細胞を悪者に仕立て上げる事が可能になります。

 

 

 

いいや、糖質は悪くない、本当にその情報が正しいのなら、すでに一般的になっているはずだ。そんな大事な情報を隠すわけない。表に出ないということは、その情報は間違っている。

 

 

 

・・・と思ったとしたら、頭の中に花が咲いています。このような思考は「性善説」に基づいて展開されています。

 

 

 

私は以下の記事で、学問は、存在しているものを無い事にしたり、存在していないものをある事にする事ができるとお話しました。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

癌も同じです、

 

 

 

 

敵であるはずの糖質、つまり、ブドウ糖は、人間に必要だから摂りましょう...と味方のように宣伝し、その結果生じた癌細胞を敵として扱っています。

 

 

 

それだけでなく、近年は、「乳酸は悪くなかった」として、乳酸を礼賛するイメージ工作も始まっています。

 

 

 

このように、

 

 

 

白いものを黒と言ったり、黒いものを白と言ったり、

 

 

敵を味方にしたり、味方を敵にしたり

 

 

害のあるものを有難がるように感じさせたり、安全なものを危険であるかのように感じさせたり

 

 

価値のない物を価値があるように見せかけたり、価値のある物を価値がないように見せかけたり

 

 

 

 

 

・・・することを、洗脳と言います。

 

 

 

オウム真理教や北朝鮮を見て、私達は「洗脳とは、宗教や独裁国家で行なわれる特殊なものである」と思うようになりました。そして、「そこに属さなければ洗脳される事はない。我々とは無縁である」と無意識に考えてしまいます。

 

 

しかし、そうではありません。洗脳とはもっと身近で日常的に行なわれているものです。

 

 

 

 

 

ここまでは、癌に対する概念を覆しましたが、次は以下の問題について語っていきます。

 

 

 

  • 発癌性物質の存在

 

  • 現在行なわれている、癌の治療法の間違い

 

  • 抗癌剤治療の実態

 

 

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種類が多すぎる発がん性物質はどこまで癌に影響するのか

 

 

ここまで読んで、疑問に思われた方もいると思います。

 

 

 

 

癌の原因が「ブドウ糖、乳酸」なら、世の中で騒がれている「発ガン性物質」はどうなのか?

 

 

 

...と。

 

 

 

「癌の原因」は本当に様々です。

 

 

 

子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス」、肺がんは「アスベスト」に「タバコ」、胃癌は「ピロリ菌」、皮膚ガンは「紫外線」

 

 

 

これら「発ガン性物質」の存在は何なんだ、「乳酸」じゃないのか?と思われるでしょう。

 

 

 

 

私はこれら「発ガン性物質」は、「乳酸」の罪をなすりつける為に存在しているのではないかと思っています。

 

 

 

原因がシンプルなので、バレないようにするには、理論を複雑にする必要があります。原因を複数にしておけば、それだけ、意識が散るので、本当の原因が分かりにくくなります。

 

 

 

癌の原因は複数あって複雑なものである、癌は治らないものである、癌を治すのは難しいのである、難しいから治療費が高くなるのは仕方が無い・・・と人々は感じるようになります。

 

 

 

だから、非常にシンプルな癌の発生する過程を説明しても、「難しいはずだ」「簡単であるはずがない」と、長年思い込まされている人は、受け入れられないかもしれません。

 

 

まぁ、「発ガン性物質が全く無害だ」とまで言うつもりはありません。これはこれで「不健康な物質」だからです。健康被害はあるでしょう。

 

 

 

ただ、「癌の原因だ」と言われると無理があります。

 

 

 

増殖したり、「発がん性物質」の属性と全然関係ない臓器に転移するのですから、他に理由があるのは明白なわけです。

 

 

 

 

少なくとも、「発がん性物質」の存在を騒げば騒ぐほど、「乳酸の蓄積による体の酸性化の害」が霞むので、「発がん性物質」が「乳酸」の隠れ蓑になっていることは間違いありません。

 

 

 

動脈硬化の原因は、糖質による血管の糖化でしたが、「コレステロールが悪い」ということになっています。

 

 

血管狭窄による高血圧の原因は、糖質による炎症で傷ついた血管を、「白血球」「血小板」「コレステロール」が治す為に集まるからなのですが、「コレステロールが悪い」ことになっています。

 

 

 

「コレステロール」さえ騒いでおけば、本当の原因は分からなくなります。

 

 

癌は、「コレステロール」の部分が「発がん性物質」に変わっただけです。

 

 

 

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癌患者におすすめできない治療法

 

 

さて、ここからは、一般的に行なわれている癌治療の問題点を説明します。

 

 

 

「ブドウ糖が悪い」、「乳酸が悪い」という認識がなければ、これらが癌の原因であるにも関わらず、避けようとしません。

 

 

 

それどころか、これらを治療になると勘違いして、積極的に摂ってしまうこともありえます。

 

 

 

例えば、「ブドウ糖点滴」、「和食や菜食」、「断食」、「1日1食」...等です。

 

 

 

その理由をご説明します。

 

 

 

ブドウ糖点滴

 

 

点滴には「ブドウ糖」が入っています。手に付くとネチャネチャするそうです。この点滴は、当然、癌を育てることになります。

 

 

 

しかし、「ブドウ糖」じゃない点滴も存在します。

 

 

 

「イントラリポス」と言うのですが、以前紹介した末期癌患者が治った方法では、こちらのブドウ糖0点滴を使用するそうです。

 

 

 

『パラダイムシフト好きの外科医のblog 奇跡が起きました。』より引用

 

 

奇跡が起きました。

 

 

大腸癌術後2年、腹膜播種により腹水が大量にたまっていた方にビタミンC20gの点滴を3日連続で行ってみました。

 

 

しかも、血中の総ケトン体が6000μM/Lを超えた状態です。

 

 

入院時は、水も飲めない、胃液も吐いてしまう。胃の中にチューブを挿入すると、1000mlも胃液がたまっている状態でした。

 

 

腹膜播種により十二指腸が閉塞しかけ、胃腸の蠕動運動もほとんどない。

これまでの常識であれば、腹水を抜いて利尿剤を使うくらい。

その他に出来ることと言えば、モルヒネを使って症状緩和するだけ。

はっきり言って、指をくわえて亡くなるのを待つだけ。

もって、1~2週間。

 

 

これまで様々な先生方のfacebookやブログからアイデアを頂いてきました。

高ケトン+高濃度ビタミンC療法、この人に行わずに誰に行うのか。

そんな想いで患者さんにも説明し、この治療にかけてみることにしました。

 

 

入院してから、完全な断食・断糖。飲水は口を潤す程度。

イントラリポス250ml、毎日点滴。

ビタミンB製剤も、連日多めに点滴。

ビタミンCは1日4g。

 

 

腹水が増えないよう、輸液量は1日合計500mlにとどめました。

胃液の逆流による食道炎に対して、対症療法として制酸剤の点滴を行いました。

この治療で入院時に500μM/Lだった総ケトン体が、4日間で6600μM/Lまで急上昇。

徐々に水を飲めるようになり、明らかに元気になってきました。

 

 

その段階で、ビタミンC20gを3日間。

腹水が全くたまらなくなりました。

 

 

飲める水も少しずつ増え、入院一週間目には500mlのペットボトルの水を1日に1本は飲めるようになりました。

 

 

何とか一旦退院できる状態にまでいけそうです。

面会者と話もしっかりできる。

暇過ぎて、本を4冊も読んでしまったそうです。

腫瘍マーカーや腫瘍の大きさなどでの、客観的な効果判定はまだしていません。

 

 

しかし腹水を抜かず利尿剤も使わず、ジャブジャブだった腹水がたまらなくなった。

胃液すら流れない状態でしたが、水をしっかり飲めるようになった。

 

 

これを奇跡と言わず、何と呼ぶのか。

 

 

 

癌を治す為に和食や菜食にはしる

 

和食は、主食を中心にする食文化です。穀物だけでも相当な糖質量です。おまけに、主食に合うような甘辛いおかずが好まれます。

 

 

 

食材および調味料が糖質まみれなので、癌治療ではNGです。

 

 

 

また、動物性食品の摂取量が少ないので、体の修復に必要なタンパク質が少なくなるのも問題です。

 

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

菜食も糖質の摂取量が増えます。そして、タンパク質も大豆等、植物性のものに偏るのでタンパク質不足になります。

 

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

今流行の断食や1日1食について

 

 

「断食が万病に効く」と言われています。本屋の健康コーナーに行けば、その手の書籍が並べられています。

 

 

私も糖質制限を始める前、その手の本を読み、影響を受けました。1日1食は2年くらい行なっていました。断食もその時に取り入れ、定期的に行なっていました。

 

 

 

しかし、私の経験上、人に勧める気にはなれません。

 

 

確かに、1日1食や、断食で一時的に健康になる人はおられます。私も最初は調子が良くなったものです。

 

 

 

何故よくなるのかというと、食を細くしたから消化の負担が減った・・・というよりも、

 

 

 

突き詰めて考えると、食を少なくする事で糖質摂取量が減り、糖質から受けるダメージが減るからです。

 

 

 

例えば、1日3食食べていた人が、1日1食にすると、2食分の主食(糖質)をカットすることが出来ます。

 

 

断食も、糖質がカットできますから不調が減るのは当たり前です。特に糖質を多く食べていた人が1日1食や断食をすると体が軽くなったような錯覚に陥ります。

 

 

ただし、それも一時は効果を感じますが、長く続けると、タンパク質不足、エネルギー不足につながるので問題が起きてきます。

 

 

私の場合は、1日1食や断食によって、体温が35度代になりました。痩せているのにも関わらず、太ももにセルライトがつきました。

 

 

食の内容が植物性のものが多かったので糖化が進んだとも考えられますが、代謝が悪かったせいだと思います。

 

 

エネルギーが不足しても、お腹がすくのは慣れます。フラフラするのも慣れて、しばらくすると平気になります。

 

 

ですが、タンパク質は体の材料なので、十分な量が必要です。1日1食、断食ではタンパク質不足になります。

 

 

生体は「アミノ酸」からタンパク質を合成します。作っては壊し、作っては壊し...を繰り返しています。

 

 

その為、古くなると「アミノ酸」は、原子団やミネラルが結合して変形してしまいます。こうして規格外となった「アミノ酸」は、通常は捨てられるのですが、タンパク質が不足していた場合、捨てられることなく使い回されます。

 

 

「使いまわせるんなら、わざわざタンパク質を多く摂らなくてもいいだろう」

 

 

・・・と思うかもしれませんが、痛んだ材料を使いまわすツケはあります。

 

 

 

変形した「アミノ酸」でできたタンパク質には問題があるので、免疫がそれを「非自己」と認識して、攻撃することがあります。これが「自己免疫疾患」に繋がります。

 

 

 

病気を治すコンディションとして、「エネルギー不足」や、「タンパク質不足」の状態が優れているとは思えません。

 

 

癌の場合、1日1食や断食をするより、癌の原因である「ブドウ糖」を断つ、断糖が理に適っていると思います。

 

 

 

今、糖質制限を始めて2年が過ぎました、1日1食や断食も2年くらいやりました。

 

 

 

両方実践したから分かりますが、1日1食や断食よりも、糖質制限の方が簡単に健康になれます。次元が違います。

 

 

 

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副作用だらけの抗癌剤治療は看護師にとっても危険だった

 

 

ここまで読んで、今まで行なわれてきた治療はなんだったのか・・・と思われた人もいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

でも、こんなのは序の口です。

 

 

 

次は「抗がん剤治療」の危険性を紹介します。

 

 

 

ここ数年、書店に行くと、「抗がん剤治療」や、「手術」に対して否定的な、かなり過激なタイトルの本が並んでいるので、目にする人も多いのではないかと思います。本だけではなくネットでも多いです。

 

 

これらの情報には、癌の標準治療がいかに体にとって悪いか・・・ということが書かれています。危険、危険のオンパレードで、敵は標準治療にありと言わんばかりです。

 

 

 

私でも引くぐらいなので、始めて読む人は強烈かもしれません。

 

 

 

ここで、抗癌剤の実態について紹介します。このような事を知った上で、抗癌剤治療をするかどうか決めるべきです。

 

 

 

『田中佳先生のブログ ◆ 抗癌剤の取り扱い(看護師用)』より引用

 

 

患者さんへ抗癌剤を投与する指示を医者が行います。

その指示が適切であるかどうかを薬剤師が確認します。

適正範囲内であれば薬剤師が準備します。

抗癌剤投与の準備を看護師が行います。

その際に看護師のためのマニュアルがあります。

 

 

(中略)

 

 

毎度申しますが、「ふつう」にものごとを捉えましょう。

「なぜこのようなマニュアルが存在するのか?」です。

簡単ですね

 

 

危険だからです

 

 

(私見を挟みます)

 

 

今日の癌治療には抗癌剤は欠かせない存在となっている(医学島だけの世界観です)。

 

 

その多くは発癌性、催奇形性、他の発生毒性、生殖毒性がある薬<Hazadous Drugs:HD>(これは薬といえるのか?)であることが知られています(医学界では周知の事実だということです)。

 

 

~中略~

 

 

看護師が癌薬物療法に携わる機会も増えている。

 

 

質の高い看護を提供するには、看護師自身が健康的に働くことができる労働環境の整備が不可欠であり、HDへの曝露対策に取り組むことが急務と言える(看護師さんの健康を確保するためには抗癌剤の曝露を極力減らさなければならない!と言ってますね)。

 

 

岩見沢市立総合病院のマニュアルにある如く、ここまでの装備をしなければならないわけです。

 

 

 

 

キャップは経皮毒性の観点と髪の毛に付いた後で手で触れてしまったり舐めてしまわないためでしょうねえ。

 

 

失明を防ぐ為にはゴーグルを装着して目に入らないようにしないとですよねえ。

 

 

誤って口に入ってはならないのでマスクは必須ですよねえ。経皮毒性の観点からは、二重の手袋が重要となるのは当然ですかねえ。

 

 

まあ、そんな感じな訳ですよね。。。

 

 

 

凄くないですか?

 

 

これを患者さんへ点滴で入れるわけです

 

実際の経験者さんのお話なのですが、病棟で抗癌剤の投与を受ける際、看護師が抗癌剤の点滴を既存の点滴へ接合しようとしたとき、誤って抗癌剤の雫が手袋がカバーしていない手首に跳ね飛んでしまったそうです。

 

その看護師は「ぎゃーーーーーっ、手が腐るーーーーーー」と全てを放棄して走って手を洗いに行ったそうです。

 

それだけ恐ろしい薬液なのだという教育を受けているわけですね

 

 

やっぱり、凄くないですか?

 

 

(15秒で分かる抗癌剤)

 

 

Q 抗癌剤の目的は?
A 癌細胞の分裂阻止です。

 

 

Q 分裂阻止は癌細胞だけですか?
A いいえ、正常細胞もです。

 

 

Q ということは全身の細胞分裂の阻止?
A 左様にございます。

 

 

Q ということは生きることを阻止?
A 左様にございます。

 

 

 

さて。

 

 

何の目的で抗癌剤をお使いになりますか?
よ~く、考えてみましょう。

 

 

 

・・・少し、過激ですね。さすがに信じられないと思います。

 

 

でも、本当みたいです。

 

 

 

 

『Yahoo!知恵袋 抗がん剤治療に携わる看護師です。』より引用

 

 

抗がん剤治療に携わる看護師です。抗がん剤が皮膚に付着してしまったかもしれません。

 

 

薬剤名はイホマイドという抗がん剤です。大丈夫でしょうか?

 

 

ちょうど1週間前、イホマイドの点滴を接続時、もしかしたら自分の皮膚に少量付着してしまった可能性があります。

 

 

すぐに流水で、接触した可能性のある部位は洗ったつもりです。しかし、その後すぐ前腕を見た際、なんとなく一部発赤?色素沈着?っぽくなっているのが、ずっと気になって仕方ありません。

 

 

恥ずかしい話ですが、それが抗がん剤付着前からあったものなのか、明らかに抗がん剤が付着した後のものなのかが、自分でもはっきりしないのです。

 

 

今は1週間経過していますが、特に変化はなく、ただ色素沈着っぽくなっているだけで、痛みも最初からないですし、皮がめくれたり、ピリピリしたりもないです。

 

 

ただ、薬剤が薬剤なだけに、もし付着していたとしたら、今すぐどうこうなくても、将来的にその部分が癌化したりとかしないか不安になってきて・・・。

 

 

 

また、他にも

 

 

『Yahoo!知恵袋 看護師をしています。』より引用

 

 

看護師をしています。

 

 

5FUという抗ガン剤の点滴を、交換する際に、薬液が手についてしまいました。

 

今、すごく不安です。

 

詳しい方、身体に影響があるのかご存知でしょうか?

よろしくお願いします。

 

 

 

これに対し、回答は

 

 

薬液が手に付いた際、すぐに流水・石鹸で洗い流しましたか?皮膚に糜爛などの症状が出ていなければ、それほど心配する必要は無いと思います。

 

ただ、やはり気になるのでしたら医師に相談してみることをお勧めします。

 

 

5FUを素手で扱っている事に驚きです。どんな低レベルな施設なのですか?

 

 

化学療法を行う病院では取り扱う医療者にも徹底した暴露対策をしているのが当たり前です。

 

 

しかも薬剤が皮膚に付着した対策を知恵袋で聞くとか?

 

薬剤は皮膚から吸収、そして外に漏れた薬剤は揮発して呼吸器を通して吸収します。

 

そのため、暴露予防として2重の手袋、シールドつきのマスク、3000mg以上の5FUを取り扱う場合はガウンを装着するのがマニュアル化されています。

 

 

きちんとマニュアルを守っているか 、自分の身を守るためにも大切ですよ。

 

もう吸収されて、腎臓から排出されているとおもいますが

 

 

抗がん剤の種類によっても違うみたいですが、体にとって負担がかかるものであることが伺えます。

 

 

『健康サロン ひのき 現役の看護師さんの投稿をコピー 抗がん剤療法について』より引用

 

 

フェイスブックで、現役の看護師さんの投稿をコピーいたしました。
実名は控えさせていただいております。
以下の内容です。

 

最近なぜか抗がん剤を投与することが多いのですが、以前までは仕事と割り切って投与していました。

 

最近の私のfb投稿の傾向からもわかるかと思いますが、最近は葛藤があります。
明らかに疑問を持ちながらも仕事と割り切って医者の支持通り投与しています。

 

 

必死でガンを治したいという医者や研究者もいないわけではなく、でも、やはり抗がん剤は毒以外の何者でもないわけで。

 

 

それが当たり前の様に投与されている現実。

 

 

医療従事者もいつか労災として申請できるようになるかもしれないと思うほど被曝しています。

 

 

抗がん剤投与の際に指導されること。

 

 

「必ず手袋とマスクを装着する」

 

「できればゴーグルも装着する」

 

「内服であっても被曝するので、素手で触らないこと。」

 

「投与後の空ボトルを廃棄する時はなるべく触れずに廃棄すること」

 

 

その他にも色々あります。
これらは比較的に最近言われ始めたことではないでしょうか。
しかもこれらは、医療従事者に何かあってもこれだけ指導しているのだから、責任はない、ということかもしれません。

 

 

以前、不注意で、抗がん剤が手に付いてしまいました。
あっと言う間に皮膚は火傷しました。
火傷というか壊死したというか。
まあ当たり前と言えば当たり前の事なのですが…。

 

 

患者だけでなく、医療従事者にも害を及ぼす抗がん剤。

 

 

調剤する薬剤師さんなんてものすごい防備して作っています。

 

 

それが、ガンの治療だと信じて治療を受ける患者。
知っていてか知らないのか投与する医者。

 

 

どうしてこのような毒を投与するのだろう。

 

 

 

これが本当なら、なんでこんな恐ろしいものが使われているのか、それ以前になんで許可されているのか・・・真面目に生きてきた方ほど理解に苦しむと思います。

 

 

 

そこで、もう一歩踏み込んでお話したいと思います。

 

 

 

実は、「抗がん剤」は第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が起源です。

 

 

 

『Wikipedia マスタードガス』より引用

 

 

マスタードガスは遅効性であり、曝露後すぐには被曝したことには気付かないとされる。

 

 

皮膚以外にも消化管や、造血器に障害を起こすことが知られていた。

 

 

この造血器に対する作用を応用し、マスタードガスの誘導体であるナイトロジェンマスタードは抗癌剤(悪性リンパ腫に対して)として使用される。

 

 

ナイトロジェンマスタードの抗癌剤としての研究は第二次世界大戦中に米国で行われていた。

 

 

しかし、化学兵器の研究自体が軍事機密であったことから戦争終結後の1946年まで公表されなかった。

 

 

一説には、この研究は試作品のナイトロジェンマスタードを用いた人体実験の際、白血病改善の著効があったためという。

 

 

 

ナイトロゲンマスタードは以下になります。

 

 

 

『Wikipedia ナイトロジェンマスタード』より引用

 

 

ナイトロジェンマスタード(Nitrogen mustard、窒素マスタードとも呼ぶ) は化学兵器の糜爛剤の一つ。

 

 

化合物としてはアミン類であり、第一次世界大戦で使われたマスタードガスの硫黄原子を窒素に置き換えた分子構造である。

 

 

また、細胞毒性に着目して使用された最初の抗がん剤であり、白血病や悪性リンパ腫の治療薬として使われていた。

 

 

クロロエチル基がDNAをアルキル化することによって核酸の合成を妨げ抗腫瘍効果を現す。

 

 

 

これは結構有名な話です。

 

 

 

ただし、マスタードガスは「最初の抗がん剤」の話なので、「現在の抗がん剤」と成分的にどう違うのかは私にはわかりません。抗がん剤も種類があるみたいですし、もしかしたらマシになっているかもしれません。

 

 

 

どちらにせよ、副作用がキツいので、体にとって劇薬であることは間違いありません。

 

 

 

でも、問題はそこではありません。

 

 

 

 

戦争に使う兵器を、病気の治療に使う・・・という発想をする人達がこの世に存在しているという事が問題なのです。

 

 

 

私が度々「性善説で物事を考えるな」というのはこのような理由からです。

 

 

 

 

性善説を信じている多くの普通の人は、「マスタードガス」と聞くと、鼻で笑うと思います。

 

 

 

普通の人は、危険なものを別の形に加工して気付かないように使わせる・・・事を信じられないのです。

 

 

 

そんな危険なものが使われていて、しかもバレているのに、何故今も使われているんだ?と考えると思います。

 

 

 

ありえない話なので、思考停止して、「使われているということは安全だからだ、マスタードガスなんて嘘だろう」と考えます。その話が本当だったら怖いので、否定する方が楽なのです。平和な方を信じる方が良いのです。

 

 

 

真に受けて「なんてことだ!」と怒る人は少ないかもしれません。

 

 

 

では、私はどうだったかというと、別に驚きませんでした。

 

 

 

 

何故なら、これと同じ事が、別の分野でも堂々とやられているのを知っていたからです。

 

 

 

第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が、「抗がん剤」になったように、

ベトナム戦争で使われた「枯葉剤」の在庫が、「除草剤」として流通し使われているからです。

 

 

 

私はこのことを「遺伝子組み換え食品」について調べていた時に知りました。

 

 

 

この時はあまりの悪質ぶりに驚きましたが、それを知っていたから、「抗がん剤」が同じような事情でも「ありえる」と思ったのです。

 

 

 

また、人工甘味料の「アスパルテーム」も、「生物化学兵器の候補だった」...という説もあります。

 

 

 

『薬を使わず心と体のストレスを解消する薬剤師のブログ アスパルテームの毒性|人工甘味料の危険性』より引用

 

 

アスパルテームはサール薬品の研究者が「胃潰瘍の薬」を開発中に偶然強力な甘みを持っている化学物質を発見したことから始まったと言われていますが、それとは全く別の報告があるのです。

 

 

それは、過去にこの物質がアメリカ国防省内で生物化学兵器用物質の候補として使われようとしていたことです。

 

 

これが真実なのかは分かりませんが、発見したサール薬品は戦時中に軍のために化学薬品などを供給していた会社です。

 

 

 

真相は分かりませんが、あっても不思議ではないと思います。

 

 

戦争に使われる兵器は、人を傷つける道具です。それがラベルを貼り変えて一般に出回っている・・・という話が、医療、農業、食品・・・と様々な分野で見られるわけです。

 

 

 

一般人にはとてもじゃないけど思いつかない、かなり悪質な発想です。

 

 

 

それが、分野をまたいで、あっちでもこっちでも同じような事が行なわれています。これを偶然だ・・・と思うなら、思考が停止しています。

 

 

 

偶然は何度もおきるものではありません。

 

 

 

このような状態だから俯瞰で見ないといけないのです。

 

 

 

 

抗癌剤治療や手術をする前に知っておきたい事

 

 

標準治療では、「抗がん剤」を使って癌を攻撃するわけですが、何度も言うように、癌は敵ではありません。

 

 

敵ではないものを攻撃するために、体に負担をかける・・・本当の原因が分かっていれば、このような無駄なことをしなくて済みます。

 

 

敵は癌ではありません。

 

 

もっと言えば、「ブドウ糖」でも、「乳酸」でもありません。「ブドウ糖」は寝ているときに口の中に勝手に入ってきたりはしないからです。

 

 

悪いのは、私達が間違うように、害のあるものを良いように見せかけて、体を守ってくれる機能を悪いように錯覚させる社会構造です。

 

 

 

原因を隠して治療をすれば、原因はそのままですので、回復の足を引っ張るのは当然です。

 

 

 

これは西洋医学だけではありません、その他の代替医療も同じ事が言えます。

 

 

 

現在、様々な癌の治療法がありますが、どんな治療法でも「原因を隠したうえで、何かの治療を薦める」というのは、人としてどうかと思います。

 

 

 

導き方がおかしいのです。

 

 

 

もし、浪費による借金が多くて、生活が楽にならないと嘆く人がいたら、その人に対して「借金を上回るくらい、もっと稼げば生活が楽になるよ」等とアドバイスをするでしょうか?

 

 

「別の仕事(別の治療)なら稼げるよ」と導くでしょうか?

 

 

 

ありえませんよね。

 

 

 

そんな人にアドバイスする時は、普通、真っ先に、何が原因で今の状態に陥ったのか、何を改めなければいけないのかを悟らせます。

 

 

 

この場合、原因である浪費、借金を止めるように忠告します。稼ぎをどうするか...はその次の段階です。

 

 

 

お金を垂れ流した状態で、もっと稼いで生活を楽にしようという考えは、穴のあいたバケツに水を入れるようなものです。

 

 

浪費を続けても、稼ぎが上回れば大丈夫かもしれませんが、誰にでもできることではありません。

 

 

病気も一緒です。原因を止めないで治療をしても、やらないよりは成果が出るかもしれませんが、効率は悪いです。

 

 

 

「癌はブドウ糖、乳酸の蓄積による酸性化が原因である」という本質に気付かないまま治療すると、どんな治療も効率は落ちるでしょう。

 

 

 

本記事では「癌を悪化させる治療法」を紹介しました。反対に、「癌を改善させる治療法」は、以下の記事で紹介しています。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

「癌にはなっていないけど予防をしたい」...と考えていて、糖質を摂取している方は、以下の記事をお読み下さい。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

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癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

癌の原因は「乳酸が過剰に蓄積すること」です。

 

 

 

 

本記事では、「癌細胞が出来るメカニズム」についてと、「癌になりやすい体質」について、分かりやすく説明していきます。

 

 

 

 

以下の続編になるので、まだお読みでない方は、先にこちらを読んでいただいた方がわかりやすいと思います。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

 

「癌細胞」には、「正常な細胞」にはない特徴がみられます。それが以下です。

 

 

 

 

  • 正常な細胞と比べて、何倍ものブドウ糖が必要

 

  • ミトコンドリアが機能不全になっている

 

  • 嫌気的解糖系

 

  • 解糖系なので、ガン細胞の中では乳酸が溢れている

 

  • 癌の周辺は酸性である

 

  • ビタミンCが弱点

 

 

 

 

癌細胞の構造を知るためのポイントになるので、順を追って説明していきます。

 

 

 

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何故、癌はブドウ糖が好きなのか

 

 

聞いた事があるかもしれませんが、

 

 

 

ブドウ糖(糖質)は癌の恋人

 

 

 

・・・と言われるくらい「ガン細胞」はブドウ糖(英語:グルコース)が大好物なのです。

 

 

 

これは冗談ではなく、実際に、「ガン細胞」は「正常な細胞」と比べて、何倍ものブドウ糖を必要としています。その理由は、

 

 

正常な細胞は、「ブドウ糖」だけではなく、「脂肪酸」や「ケトン体」をエネルギーとして利用できるのですが、

 

癌細胞は、ちょっと事情が違っていて、「ブドウ糖」に依存して生きているからです。

 

 

このような理由から、癌細胞は、正常細胞よりも多くのブドウ糖を取り込みます。だから「ブドウ糖は癌の恋人」と言われるのです。

 

 

では、何故そうなってしまったのか...。

 

 

それは、細胞にある「ミトコンドリア」が、癌細胞の場合、機能不全になっているからです。

 

 

「ミトコンドリア」が使えない細胞には、エネルギーは「ブドウ糖」しか使えない・・・という特徴があります。

 

 

そして、ミトコンドリアが使えない細胞は、「ガン細胞」と「赤血球」です。それ以外の細胞は、「ブドウ糖」以外にも「脂肪酸」や「ケトン体」といったエネルギーを使って生きていけます。

 

 

「えっ、脳は?」・・・と思われた方もいると思いますので、それについても説明しておきます。

 

 

「脳はブドウ糖しか使えない」という話はデマです。脳は「ブドウ糖」も使えますが、「脂肪酸」が分解する過程で生じる「ケトン体」も使えます。しかも、脳は「ケトン体」の方が好きなのです。

 

 

また、脳の細胞には「神経細胞(ニューロン)」と、ニューロンの補助をする「グリア細胞」があります。

 

 

ブドウ糖が必要なのは「グリア細胞」の方ですが、必要な量は「糖新生」というシステムで合成することができます。

 

 

一方、思考を司る「神経細胞(ニューロン)」は、ミトコンドリアの多い細胞で、ブドウ糖を必要としていません。

 

 

神経細胞(ニューロン)

 

(ニューロン)

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

 

 

次は、癌がブドウ糖に依存する理由である、「ミトコンドリア」の機能不全についてお話します。

 

 

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ミトコンドリア機能不全

 

 

まずは「ミトコンドリア」がどんなものか説明します。

 

 

生体は、生きていく為に「ATP えーてぃーぴー」という名前のエネルギー物質を作り出しています。

 

 

 

 

 

そのエネルギー物質「ATP」を使って、呼吸をしたり、頭を使ったり、体を動かしたりして、生きているというわけです。「ATP」が減ると病気に、「ATP」が無くなると死にます。従って、「ATP」を作り出すのは重要なことなのです。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

「ATP」の材料は、「糖質」、「脂質」、「タンパク質」ですが、「タンパク質」は燃料としては当てになりません。

 

 

なので「糖質」と「脂質」が主なATPの材料ということになります。

 

 

 

そして、「ミトコンドリア」というのは、細胞の中にある発電所です。

 

 

ここを使うと、効率よく「ATP」を産生することができます。

 

 

 

 

(細胞)

 

 

 

しかし、「癌細胞」はこの発電所が壊れていて(機能不全)、「赤血球」は最初から発電所がありません。

 

 

 

癌細胞・・・ミトコンドリア機能不全

 

 

赤血球・・・ミトコンドリアがない

 

 

 

これらの細胞は、発電所を使わずに、どうやってエネルギーを得ているんだ?と思われるかもしれませんが、心配無用です。

 

 

ミトコンドリアを使わない発電方法もあるからです。

 

 

それが、細胞の液体部分で行なわれる「解糖系」という発電です。ミトコンドリアでのエネルギー産生に比べると効率が悪く、作れる「ATP」が少ないという特徴があります。

 

 

ちなみに、ミトコンドリアで行なわれる発電は、「クエン酸回路」→「電子伝達系」と言います。こちらは、より多くのエネルギーを作ることができます。

 

 

 

 

  • 解糖系(かいとうけい)・・・細胞質基質

 

  • クエン酸回路(くえんさんかいろ)・・・ミトコンドリアのマトリックス

 

  • 電子伝達系(でんしでんたつけい)・・・ミトコンドリアの内膜

 

 

 

解糖系とクエン酸回路と電子伝達系

 

(それぞれの発電場所)

 

 

 

「赤血球」のように、最初からミトコンドリアがないものは、「解糖系」だけに頼っても、その状態が正常なのですから別に問題ありません。

 

 

 

「赤血球」は体中に酸素を運ぶのが仕事です。

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた①

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②

 

 

そして、ミトコンドリアは酸素を要求します。

 

 

なので、もし酸素を届ける「赤血球」がミトコンドリアを持っていたら、酸素を届ける前に届け用の酸素を使ってしまうかもしれません。商品に手をつけるようなものです。

 

 

そう考えると、「赤血球」にミトコンドリアがないのは、理に適っていると言えます。

 

 

 

問題はミトコンドリアが機能不全になってしまった「ガン細胞」の方です。こちらは異常です。

 

 

その為、ガン細胞はミトコンドリアではなく、ミトコンドリアの外で行なわれる「解糖系 かいとうけい」というシステムに頼ってエネルギーを得ています。

 

 

 

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ガン細胞が依存する解糖系とは

 

 

 

正常細胞にも「解糖系 かいとうけい」は備わっています。どんなシステムなのか、簡単に説明します。

 

 

「解糖系」というのは、「ブドウ糖(グルコース)を「ピルビン酸」という物質にまで分解する反応ルート」のことです。

 

 

 

 

 

グルコース

 

 

(何段階か代謝)

 

 

ピルビン酸

 

 

 

 

 

この過程で、1分子のブドウ糖からエネルギー物質である「ATP」は2分子作られます。

 

 

 

この反応の特徴は、酸素が必要ない事です。

 

 

ここからが分かれ道です。

 

 

「ピルビン酸」に変化した後、酸素があればミトコンドリアで反応ができます。

 

 

「クエン酸回路」、「電子伝達系」といった反応を行なうことで、さらに多くの「ATP」を作ることができます。

 

 

しかし、酸素がなければこの反応はできませんので、「ピルビン酸」は乳酸になります。

 

 

前回、癌の原因は「乳酸」だと言いましたが、ようやくでてきました。

 

 

 

 

 

右のルートなら健康的ですが、左のルートは不健康です。

 

 

何故なら、「ミトコンドリアでエネルギーが生産できない」ということは、作り出せる「ATP」が少ないだけでなく、乳酸まで作り出してしまうからです。

 

 

ただし、全くダメなシステムというわけでもありません。

 

 

まず、「赤血球」のようにミトコンドリアがない細胞にとっては必要な機能です。

 

 

「通常の細胞」にとっても、この反応は、無酸素でエネルギーが作れるので、「激しい運動をして、酸素の供給が少なくなった時」には必要で、無くてはならないものです。

 

 

だから、完全に悪いとも言えません。

 

 

しかし、あくまで特殊な細胞にとって必要だったり、緊急時のエネルギー産生方法なので、健康を考えると、やはり、「ピルビン酸」からはミトコンドリアのルートを通った方が良いです。

 

 

その方が「乳酸」も出さないし、作られる「ATP」も多いからです。

 

 

同じ1分子のブドウ糖からでも、ミトコンドリアのルート(解糖系→クエン酸回路→電子伝達系)を行けば、合計で38分子のATPを得ることができます。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

 

でも、「ガン細胞」は、ミトコンドリアが機能不全なので、酸素があっても、乳酸が発生するルートしかないという事になります。

 

 

「解糖系」だけだと、「ATP」はたった2分子です。

 

 

少ないですね。

 

 

「解糖系」のエネルギーシステムに依存すると、エネルギー(ATP)不足になるので、低体温になります。そういえば、癌患者の体温は35度代だそうです。

 

 

 

癌細胞は、解糖系(グルコース→→ピルビン酸)で発生する少ない「ATP」を頼って生きているわけです。だから、癌細胞が十分なエネルギーを確保するには、材料であるブドウ糖(糖質)が大量に必要になってきます。

 

 

癌細胞が正常細胞の何倍ものブドウ糖を取り込むのはこのような理由からです。

 

 

ですから、ブドウ糖(糖質)を断てばガンが弱るし、

 

 

ブドウ糖(糖質)を摂ればガンが元気になります。そして乳酸も増えます。

 

 

 

乳酸の危険性

 

 

前回の記事で、世間では乳酸が悪者ではなかったという新説が浸透し始めているとお話しました。その説を唱えている人達は専門家なので、その理屈はもっともらしいものです。

 

 

ですが、彼らは「乳酸は疲労物質ではないから警戒するな」的なことを言っている一方で、「乳酸の危険性」には何故か触れません。

 

 

なので、彼らが絶対に言わない、「乳酸が溜まる危険性」について書いている記事を紹介しておきます。

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

酸素濃度と同じくらいに重要なのが、血液のpH値です。

 

人間の血液のpHは、7.35~7.45という7.4前後が正常だと言われています。

 

糖質制限の第一人者である江部医師のブログを見ると、pH7.45がベストだと思います。

 

pH7.3以下では病気になり、7.1以下は生命の危険があります。

pH7.5以上でも危険ですが、現代人はやはりpH7.3以下で病気になっているようです。

pH7.3以下では、ミトコンドリアが順調にATPを作れなくなるようです。

 

ATPが不足すると、人間は脳も心臓も各臓器も筋肉も神経も麻痺してきます。ATPというエネルギーが不足すれば、すべてに不具合が生じるのです。

 

酸素濃度が低かったり、血液のpHが7.3以下になると、頭痛やめまいや吐き気や筋肉に力が入らない、ダルいといった症状が出てきます。ギランバレー症候群の様な症状が出てくるのです。

 

血液のpHが7.3以下になる最大の原因は、大量の乳酸が血管に流れ込むからです。

 

乳酸はpH5程度の酸性物質なので、慢性的に溜まってくると7.4という正常値を、7.3以下に下げてしまいます。

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

酸素濃度が21%は正常で、18%以下で病気になり、10%以下で死ぬ。
血液のpHは7.4前後が正常で、7.3以下で病気になり、7.0以下で死にます。

 

ミトコンドリアがATPを作るためには、絶対的に酸素と電子が必要になります。

 

酸素と電子が不足すれば、ミトコンドリアは満足にATPが作れなくなり、人は病気になり、最悪の場合は死んでしまうのです。ミトコンドリアは酸素と水素(電子)を利用する燃料電池なのです。

 

白米や白砂糖などを大量に摂取するようになってから、日本に病気が蔓延するようになりました。

 

ビタミンやミネラルを削ぎ落とした白米や白砂糖は、その多くが乳酸に変わり、血液を慢性的にpH7.3以下に下げてしまう可能性が高いのです。日本に住む現代人は、慢性的な乳酸アシドーシスになっている人が多いのです。

 

軽度な人もいれば、重度な人もいて、重度な人はガンや糖尿病になっています。

 

他の食品やサプリなどでビタミンやミネラルやクエン酸などを摂取している人はまだマシですが、炭水化物や砂糖菓子や糖質飲料ばかり飲食している人は悲惨です。

 

血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。
pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。

 

pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。

 

人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。

 

溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。

 

骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。

 

無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。

 

しかしそれも限界があります。結果的に違う病気を誘発してしまうのですから・・・。

 

 

 

「pH7.3以下では、ミトコンドリアが順調にATPを作れなくなるようです。」がポイントですね。

 

 

そして、「乳酸アシドーシス」とは、乳酸が蓄積して血液の酸性度が高くなりすぎた状態のことです。

 

 

『クシロ薬局 Facebook 2016年5月2日』より引用

 

癌は「酸性の環境(低 pH)」で成長し、酸が癌が転移する(拡大する)のを助けます。

 

(この『癌は「酸性の環境」で成長し、酸が癌の転移(癌の拡大)を助ける』というところは、凄く重要な「癌の特徴」です!

 

癌は『乳酸アシドーシス』の「酸毒」を成長因子にして成長していきます。癌は「酸性の環境」であれば成長できますが、「アルカリ性の環境」では、癌の成長は阻害されます。

 

癌は『乳酸アシドーシス』の「酸毒」という成長因子が定着した組織に癌細胞が遊離して結合していく、という転移を行ないます。癌が成長・転移できるのも「酸があればこそ」なのです。

 

 

これを読んだら、乳酸を溜めることがいかに体にとって良くないかが分かると思います。

 

 

 

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乳酸を増やすのは糖質

 

 

エネルギーとして主に使えるのは、「糖質」と「脂質」です(タンパク質は燃料としては当てになりませんから)。

 

 

このうち、クリーンなのは「脂質」の方です。

 

 

脂質は、「グリセロール」と「脂肪酸 しぼうさん」に分けられます。

 

 

「グリセロール」は「解糖系」の途中に合流します。

 

 

「脂肪酸」は「解糖系」は通らず、別の流れでミトコンドリアの中に入り、「クエン酸回路」 → 「電子伝達系」へと進みます。

 

 

 

中性脂肪から「ATP」を作る場合は、「グリセロールの代謝経路」と、「脂肪酸の代謝経路」とを合わせたものになります。

 

 

それに対し、糖質はグルコース(ブドウ糖)に分解された後は、必ず「解糖系」を経由しピルビン酸になります(ここまでが解糖系)。その後のルートは先に説明した通りです。

 

 

「脂肪酸」は乳酸にはならないのでクリーンです。

 

 

 

「ブドウ糖」も「クエン酸回路」 → 「電子伝達系」ルートに行けば乳酸がでないのでクリーンです。

 

 

しかし、「クエン酸回路」以降の反応ができなければ乳酸になります。これはクリーンではありません。

 

 

 

ちなみに、「脂肪酸」はクリーンなだけじゃなく、高エネルギーです。例えば、パルミチン酸(脂肪酸)1分子から得られるATPは129分子です。

 

 

 

脂肪酸をエネルギー源として使うということ

 

 

乳酸も発生しないし、高エネルギーなので、「脂肪酸」からエネルギーを得た方が健康的です。

 

 

しかし、1つ問題があります。

 

 

糖質を摂っている場合、脂肪酸は燃えないのです。

 

ですから、脂肪酸のエネルギーを利用するには、糖質を制限する必要があります。

 

 

糖質を抑えて、脂質を摂る・・・これがポイントです。

 

 

よく、糖質制限で失敗するパターンに、「糖質は抑えて、タンパク質は摂るけど脂質を摂らない」というのがあります。

 

 

先程も言いましたが、タンパク質は燃料としては当てにはなりません。タンパク質の主な役割は体の主成分になることだからです。

 

従って、糖質を控えて、タンパク質は摂ったけど、脂質を摂らない・・・これでは「ATP」不足になります。

 

「ATP」が少なくなれば「不健康」に、「ATP」が無くなれば「死」ですから、危険です。

 

 

この事実に気付かず、糖質も脂質も制限する糖質制限をすると、エネルギー不足になり、失敗して体調を崩し「糖質制限は悪い!」と思い込んでしまいます。

 

 

私も過去に一度糖質制限に失敗してそう思っていました。

 

 

問題は、「脂質を摂ると癌になる、動脈硬化になる」と言って脅す連中がいることです。これでは、恐ろしくて脂質など食べられません。

 

しかし、動脈硬化の原因は「コレステロール」ではなく、糖質による「炎症」と「糖化」が原因です。

 

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

 

癌の原因は「ブドウ糖」、「乳酸」です。

 

 

恐がる物を間違えています。

 

 

私たちは「害があるものを有難がり、安全なものを危険だと思い込む」ように誘導されていることに気が付かなくてはいけません。

 

 

さらに言えば、「動物性食品を食べて病気になる原因」は、糖質と食べ合わせるからです。

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

動物性食品単独では害はありません。むしろ、健康になります。いつまでもダラダラと胃の中に留まる植物性食品と違い、消化もあっという間です。

 

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

 

何故なら、人間は「動物食性動物」だからです。

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

それなのに、必要な脂質を摂らせないようにしたり、必要でもない糖質を摂らせるようにしたりするのですから、要注意です。

 

 

誤解のないように注意しておきます。

 

 

人間の体に「ブドウ糖」は必要です。

 

 

「赤血球」のようにブドウ糖しか使えない細胞もあるからです。しかし、人間に必要なブドウ糖の量はごくわずかで、一説によるとたったの5g(小さじ1)です。

 

 

しかも、そのブドウ糖は、肝臓で合成することができます。これを「糖新生 とうしんせい」というのですが、必要だからこのような機能が備わっているのです。「赤血球」が使うブドウ糖はこの「糖新生」で十分賄えます。

 

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

必要でもない・・・というのは、「食事から摂る必要がない」という意味です。

 

 

わざわざ食事から大量の糖質を摂らせようとする意図に敏感になって下さい。

 

 

 

とにかく、糖質を減らしたら、タンパク質だけでなく、脂質も摂る。これは鉄則です。

 

 

糖質を減らすと、「糖化」や「慢性的な炎症」や「乳酸の発生」を抑えるだけでなく、高エネルギーな脂肪酸が燃やせるというメリットがあります。

 

 

 

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癌の条件

 

 

乳酸は肝臓に運ばれてピルビン酸に変換され、最終的に再びグルコース(ブドウ糖)に戻されます。

 

乳酸にも代謝経路があるので溜まりっぱなしではありません。エネルギーにもなるので、使い道もあります。

 

 

ですが、代謝される量より、増える量が上回れば話は別です。「乳酸」が体を酸性化させる以上、蓄積は避けなければなりません。

 

 

乳酸が溜まりすぎたせいで、血液が酸性化し、ミトコンドリアが機能不全になり、細胞が癌化する

 

 

・・・わけですから。乳酸は癌が発生する条件です。

 

 

では、ここからは何故、「乳酸」が蓄積するのか・・・

 

 

その理由についてお話します。

 

 

原因の1つは、材料である「糖質」の食べすぎですね。

 

 

 

でも、それだけではありません。糖質を食べても、「解糖系」の後にミトコンドリアの「クエン酸回路」→「電子伝達系」のルートを進めば、乳酸は発生しないわけですから。

 

 

もう1つの原因は、食べた糖質を代謝する時に、「乳酸のルートばかり(嫌気性解糖)に傾く」 ことです。

 

 

 

糖質の食べすぎ

 

代謝が嫌気性解糖に傾く

 

 

 

これが乳酸が蓄積する条件、癌が発生する条件です。

 

 

癌になった人は、癌になる前から、乳酸のルートばかりに傾いていたということになります。

 

 

 

(何故か、いつも乳酸が出来るルートに傾く人)

 

 

糖質の代謝をする時に赤いルートばかりに傾く人は、乳酸がたまりやすく癌になりやすいと言えます。これが「癌家系」というわけです。

 

 

一方、糖質を食べても、代謝をミトコンドリアで行なえる人(好気性解糖)は、乳酸が溜まりにくく、癌になりにくいです。

 

 

 

糖質をたくさん食べていても、「癌になる人」と、「癌にならない人」がいるのはこのような違いです。

 

 

では何故、糖質をたくさん食べる人でも、乳酸のルートに行く人と、行かない人がいるのか・・・

 

 

次は、その違いについてお話します。

 

 

 

ちなみに、「脳腫瘍」というのがありますが、これは「ブドウ糖」を燃料とする「グリア細胞」が癌化したものです。

 

 

ミトコンドリアで代謝する「神経細胞(ニューロン)」は癌化しません。

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

 

 

 

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アセチルCoAに変われるかどうか

 

 

ここでは「解糖系」の後、乳酸のルートにばかり傾く理由についてお話します。

 

 

ブドウ糖がピルビン酸に分解された(解糖系)後、酸素が無い場合はミトコンドリアで代謝できない・・・と言いましたが、実は、他にも理由があるのです。

 

 

 

ミトコンドリアで代謝できない理由

 

 

・・・それは、栄養不足です。

 

 

そして、その栄養素を体に取り入れるのが体質的に「得意な人」と、「得意じゃない人」がいます。同じように糖質を食べても、癌にならない人(ミトコンドリア行き)と、癌になる人(乳酸行き)がいるのはこの為です。

 

 

もう少し詳しく説明します。

 

 

グルコースがピルビン酸まで分解されて、ミトコンドリアの「クエン酸回路」に進む為には、まず、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」に変換される必要があります。(※アセチルコエーと読みます)

 

 

 

 

 

しかし、その変換にはある条件が必要なのです。

 

 

条件とは、「基質 きしつ」と「酵素 こうそ」と「補酵素 ほこうそ」がピッタリ合わさることです。

 

 

それが揃わないと、「アセチルCoA」になれないので、このルートに進めません。乳酸のルート行きです。

 

 

 

(基質と酵素と補酵素がピッタリ合わさることで、アセチルCoAになる)

 

 

 

ここで、「基質」と「酵素」と「補酵素」について説明します。

 

 

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酵素とは

 

生体内では、様々な化学反応が起こります。それを調節しているのが「酵素 こうそ」です。

 

 

「酵素」の仕事は、例えば、この反応は早く、その反応はゆっくり、あの反応はストップ・・・といった反応速度の調節です。

 

 

 

化学反応は、この酵素の仲立ちがあって成立するので、酵素なしでは生命活動ができません。

 

 

非常に重要です。

 

 

そして、「解糖系」「クエン酸回路」「電子伝達系」も化学反応です。なので、当然「酵素」が関わっています。

 

 

酵素の材料はタンパク質(成分はアミノ酸)で、設計図であるDNAに基づいて作られます。

 

 

そして、体内で生成される酵素は2種類あります。

 

 

 

消化酵素・・・食べたものを消化する酵素

 

代謝酵素・・・全ての生命活動を司る酵素

 

 

ちなみに、食べ物から摂る酵素は「食物酵素」と言います。

 

 

ここで取り上げるのは、「代謝酵素」です。

 

 

そして、「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変換させる代謝酵素の名前を、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」と言います。

 

 

  • アセチルCoAに変換させるのに必要な代謝酵素:ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体

 

 

次は「基質」についての説明になります。

 

 

 

基質とは

 

化学反応では、「元(基)の物質」から、何かの反応が起こって、「新しい物質」がつくられます。

 

この「元の物質」の事を「基質 きしつ」と呼びます。

 

ちなみに、「新しくできた物質」は「生成物 せいせいぶつ」と呼びます。

 

 

 

元の物質(基質)  反応  新しい物質(生成物)

 

 

 

今の話に当てはめると、ピルビン酸が「基質」で、アセチルCoAが「生成物」です。

 

 

  • 基質:ピルビン酸

 

  • 生成物:アセチルCoA

 

 

体内の化学反応は、「酵素」と「基質」が結合すれば起こります。

 

 

 

 

 

 

しかし、中には単独では力を発揮できない「酵素」があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな酵素を助けるのが「補酵素」です。

 

 

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補酵素とは

 

「単独では活躍できない酵素の働きをサポートする物質」の名を「補酵素 ほこうそ」と言います。

 

 

先程、「酵素はタンパク質でできている」と言いました。

 

 

一方の補酵素はビタミンです。

 

 

「補酵素はビタミン・ミネラル」という説があったり、「ビタミンは補酵素で、ミネラルは補因子」という説があったり、どっちかわからないので、とりあえずここでは補酵素はビタミンとします。

 

 

  • 補酵素:ビタミン

 

 

単独では力を発揮できなかった酵素も、「補酵素」の力を借りることで仕事ができるようになります。

 

 

当然ですが、「補酵素」とセットで働く酵素の場合、「補酵素」が足りないと上手く反応できません。

 

 

 

 

 

 

 

そして、「ピルビン酸」から「アセチルCoA」に変換するには、条件がありましたね。この反応は補酵素が必要なタイプなので、「基質」と「酵素」と「補酵素」がぴったり合う必要があります。

 

 

この3者が上手くくっつけば、「アセチルCoA」に代謝されます。すると、ミトコンドリアでの反応ができるので、癌の元である乳酸を溜めなくてすみます。

 

 

 

基質・・・・・・・「ピルビン酸」

 

代謝酵素・・・・・「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」

 

補酵素・・・・・・「ビタミンB1」

 

 

 

 

 

 

 

この流れを頭に入れた上で、次は「癌家系」についてお話します。

 

 

癌になりやすいかどうかは、「代謝酵素の形」と、「補酵素が足りているかどうか」で決まります。

 

 

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先天的に癌になりやすい人(癌家系)の特徴

 

 

「酵素」と「補酵素」がピッタリと合うことによって、「基質」が結合する土台ができます。この土台があってこそ「基質」も結合でき、目的の姿へ変換することが可能になります。

 

 

ここで重要なのが「酵素の」です。

 

 

 

 

「酵素」はタンパク質で、設計図であるDNAに基づいて作られている・・・と言いました。

 

 

 

 

遺伝子が違うと姿形が違いますが、あれと同じで、酵素の形も個体差があります。

 

 

 

 

代謝酵素である「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」もタンパク質で出来ていますから、人によって形が違い、「形の良い人」と「形の悪い人」がいます。

 

 

 

それが癌にどう影響するのかというと...

 

 

 

 

もし、酵素(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体)の形が良ければ、補酵素である「ビタミンB1」がピッタリ合います。すると、「ピルビン酸」は「アセチルCoA」に変換されます。

 

 

しかし、形が悪ければ「ビタミンB1」が合う確立が低くなります。すると、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」になれないので、ミトコンドリアで代謝ができず、乳酸の道へ進みます。

 

 

 

形が良い方がいいに決まっているのですが、形は先天的に決まっています。

 

 

 

そして、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、アセチルCoAへの代謝が上手くいかないという弱点を抱えているので、乳酸が溜まりやすく「癌になりやすい人」なのです。

 

 

 

結合する確率

 

 

ただし、酵素の形が悪いといっても、全く合わないということはありません。

 

 

 

形といっても、酵素はプラスチックではないので、カッチリとはしていません。イメージはコンニャクです。

 

 

 

で、生体分子は、熱運動によって微妙にぷるぷると震えているようなので(見たことはないですが...)、例え、形が悪くても、たまにはハマるチャンスはあります。※あるいはその逆で、振動のせいでハマらないという説もありました。

 

 

 

(イメージです)

 

 

 

だから、形が悪くても、「10回出合って1回」とか、「100回出合って1回」・・・ぐらいは合えます。その頻度は人によって異なります。

 

 

 

酵素と補酵素が出会って上手く結合する力のことを「確率的親和力 かくりつてき・しんわりょく」と言います。

 

 

確率的親和力がければ「体が丈夫」ですが、確率的親和力がければ「体質的な弱点を抱えている」ことになります。

 

 

 

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癌になりやすい人の対策

 

 

「癌の原因」は過剰な乳酸なのですから、癌になりたくない人は、代謝を「乳酸のルート」に傾けない事でした。

 

 

 

でも、先天的に「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、「アセチルCoA」への代謝が上手くいかないという弱点を抱えているので、乳酸が溜まりやすい...

 

 

 

でも、解決方法はあります。

 

 

 

結合する確率が低いなら上げれば良いのです。

 

 

1人と出会ってパートナーになれなくても、10人、100人と出会えばパートナーになる確率は増えます。同じように、多くの「補酵素」と出会えば良いのです。

 

 

方法はビタミンを何倍も摂るです

 

 

ここでは、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の補酵素である「ビタミンB1」の量を増やします。そうすることで3者がくっつく確率を上げます。

 

 

ビタミンの量ですが、その人の確率的親和力に合わせます。

 

 

しかし、食事だけで大量のビタミンを確保するのは大変なので、ビタミンB群のサプリを飲むのが効率が良いと言えます。

 

 

『かのえ鍼灸整骨院 筋 鍼灸治療研究所 確率的親和力について。。簡単に。。。』より引用

 

「うちは癌家系で」
「うちは早死にの家系で~」

 

 

など中年になると会話にこんな言葉を耳にすることがないでしょうか?
同じような環境で、同じような物を食べているのに病気になるなど個体差が出るのはなぜだろう?

 

 

「確率的親和力」という言葉がある。

 

 

人間には酵素という大切なたんぱく質がある。

 

 

酵素はそれ単体では働かず、ビタミン、ミネラルなどの補酵素の必要なのです。

 

 

その酵素タンパクと補酵素の関係はカギと鍵穴の関係でかみ合わないと、スイッチが入らないで、決まった仕事をすることができません。この事を酵素とミネラル、、ビタミンの親和性というようです。

 

 

しかし同じ種類の酵素、ビタミンミネラルも個性があり、構造的にカギと鍵穴が合わないことがあり、また熱運動学的に振動している(ゆらぎというらしい)ので、うまく結合できないようです。この結合のしやすさを確率的親和力といいます。

 

 

この確率的親和力、人によって個性がありビタミンに関しては100倍、ミネラルでは10倍の個体差があるようです。

 

 

すなわち、ビタミンC を200mg一日摂取すればいい人もいれば10g摂取しなければ同じような反応を起こさない人もいるということです。ビタミンやミネラル、たんぱく質はできるだけたくさんとりたいですね!!

 

 

 

そして、糖質の摂取を控えることも重要です。

 

 

 

糖質の代謝にビタミンB群が消費されます。増やさなければならないビタミンが減ってしまうのです。

 

 

 

癌家系の人、そして、糖質を過剰に取る飲食業の方は乳酸のルートに傾く危険性が高いので、この辺の事を意識してみて下さい。

 

 

ここでは話をシンプルにしましたが、正確に言うと、「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変える為に必要な補酵素は、「ビタミンB1」一つではありません。

 

 

そして、「アセチルCoA」以降のその後の反応にも、それぞれ「補酵素」や「補因子」が必要です。詳しくは以下の記事の後半「補酵素と補因子」で述べています。

 

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

反応については以下にかきました。

 

 

クエン酸回路(TCA回路)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ビタミンCの点滴

 

 

前回お話した、「末期癌の患者を治した治療」は以下です。

 

 

 

断糖食(ケトン食) + 高濃度B + C点滴

 

 

 

「断糖食(ケトン食) + 高濃度B」はお分かりいただけたと思います。なので、最後の「ビタミンC点滴」についてお話します。

 

 

 

「ビタミンC」は副作用が少ない抗癌剤のようなものです。

 

 

 

この「ビタミンC」ですが、構造が、癌の大好きな「ブドウ糖」と良く似ています。

 

 

 

 

 

 

その為、癌がブドウ糖と勘違いして、ビタミンCに食いつくのですが、ビタミンCは癌細胞の中で、活性酸素である「過酸化水素」を発生させて、癌を破壊してしまうのです。

 

 

 

正常細胞の場合は、細胞の中に「カタラーゼ」という酵素を持っているので、「過酸化水素」が発生しても無害にできるのでヘッチャラです。

 

 

 

「カタラーゼ」酵素がほとんどない癌細胞だけがお陀仏になるという仕組みです。

 

 

 

まとめ

 

 

断糖食をして乳酸を溜めないことで、癌を疲弊させ、さらに弱ったところに癌細胞ホイホイ(高濃度ビタミンC)で罠にかける

 

 

 

・・・これが、「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」の治療です。十分、理に適った手法ですが、今後、もっと進化すると思います。

 

 

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択しますへ続く

 

 

 

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余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

末期癌が改善して退院できた

 

 

 

...このような話は、「怪しげな健康食品の宣伝」か、「ネットのデタラメ情報」のように捕らえられるかもしれません。

 

 

 

しかし、本記事で紹介する癌が改善したという話は、病院で行なわれた癌治療によるものです。

 

 

 

 

不安に思われた方も安心したのではないでしょうか?

 

 

 

 

論より証拠なので、まずその現場の話を紹介して、後で癌の仕組みについて簡単に説明します。

 

 

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断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴で末期癌が改善

 

 

 

糖質制限をしている人はご存じかもしれませんが、2016年末、「末期癌患者が回復した」という話が流れました。

 

 

 

これは健康食品会社が言っているのではなく、一部の医療関係者達が発信した情報です。

 

 

 

癌の餌はブドウ糖です。

 

 

 

従って、糖質制限が有効的です。

 

 

 

 

しかしそれまでは、「癌に餌(ブドウ糖)を与えない糖質制限でも、末期癌は治らない」という話でした。しかし、一部の医療関係者がネット上で情報のやりとりをして、この結果に繋がったとのことです。

 

 

 

その事を知っていたので、このニュースを読んだ時は、「とうとう画期的な治療法が確立されたか」と思いました。

 

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 12月1日』より引用

 

 

ガンと診断された方へ、一年前とは世界が変わっていることに気付いて直ちに行動すべき

 

 

断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴でガンは治る時代になった。

 

 

これが発見されたのが一ヶ月前。

 

 

飲水も出来なくなっていた末期ガン患者が歩いて退院できた。

 

 

凄い時代になった。

 

 

最大のポイントは断糖食(ケトン食)でケトン体を上げることに尽きる。

 

 

これは患者自身の自己学習が最も大切。

 

 

ガンと診断された方、宗田哲男先生、新井圭輔先生、西脇俊二先生、古川健司先生の本は必読です。

 

 

荒木裕先生、福田一典先生の本も読むべきです。

 

 

理解できなければ繰り返し読み、頭の中に叩き込むこと。

 

 

パラダイムシフト好きの外科医先生のブログも全て読むこと。
http://blog.livedoor.jp/skado1981/

 

 

水野先生のブログも全て読むこと。
http://ameblo.jp/naikaimizuno/

 

 

ビタミン・ケトン療法グループに参加すること。
https://www.facebook.com/groups/vktherapy/

 

 

自分のノート、生化学的に正しいがん治療~断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴、がんは脚気+壊血病、も全て読むこと。

 

 

そして直ぐに行動することが必要。手探りでも良いから断糖食を始める。

 

 

この段階まで来て初めて「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」のスタート台に立てる。

 

 

このような治療は一年前には存在していなかったし、一年前にはこのようなことができるようになるとは想像さえしていなかった。ネットで優秀な医師達と情報交換しているうちに急激に進歩した。

 

 

一年前とは世界が変わってしまったことに気付いて直ちに行動すべきだ。行動を起こしたもののみ救われる。

 

 

 

以下が現場の様子です。

 

 

『パラダイムシフト好きの外科医のblog 奇跡が起きました。』より引用

 

 

奇跡が起きました。

 

 

大腸癌術後2年、腹膜播種により腹水が大量にたまっていた方にビタミンC20gの点滴を3日連続で行ってみました。

 

 

しかも、血中の総ケトン体が6000μM/Lを超えた状態です。

 

 

入院時は、水も飲めない、胃液も吐いてしまう。胃の中にチューブを挿入すると、1000mlも胃液がたまっている状態でした。

 

 

腹膜播種により十二指腸が閉塞しかけ、胃腸の蠕動運動もほとんどない。

これまでの常識であれば、腹水を抜いて利尿剤を使うくらい。

その他に出来ることと言えば、モルヒネを使って症状緩和するだけ。

はっきり言って、指をくわえて亡くなるのを待つだけ。

もって、1~2週間。

 

 

これまで様々な先生方のfacebookやブログからアイデアを頂いてきました。

高ケトン+高濃度ビタミンC療法、この人に行わずに誰に行うのか。

そんな想いで患者さんにも説明し、この治療にかけてみることにしました。

 

 

入院してから、完全な断食・断糖。飲水は口を潤す程度。

イントラリポス250ml、毎日点滴。

ビタミンB製剤も、連日多めに点滴。

ビタミンCは1日4g。

 

 

腹水が増えないよう、輸液量は1日合計500mlにとどめました。

胃液の逆流による食道炎に対して、対症療法として制酸剤の点滴を行いました。

この治療で入院時に500μM/Lだった総ケトン体が、4日間で6600μM/Lまで急上昇。

徐々に水を飲めるようになり、明らかに元気になってきました。

 

 

その段階で、ビタミンC20gを3日間。

腹水が全くたまらなくなりました。

 

 

飲める水も少しずつ増え、入院一週間目には500mlのペットボトルの水を1日に1本は飲めるようになりました。

 

 

何とか一旦退院できる状態にまでいけそうです。

面会者と話もしっかりできる。

暇過ぎて、本を4冊も読んでしまったそうです。

腫瘍マーカーや腫瘍の大きさなどでの、客観的な効果判定はまだしていません。

 

 

しかし腹水を抜かず利尿剤も使わず、ジャブジャブだった腹水がたまらなくなった。

胃液すら流れない状態でしたが、水をしっかり飲めるようになった。

 

 

これを奇跡と言わず、何と呼ぶのか。

 

 

 

 

はい。

 

 

 

ここまで読んでも、何故こんな事で癌が治ったのか?と思う人は多いと思います。

 

 

 

 

 

 

もしそう思っているのだとしたら、「癌は複雑難解な病気だ」と勘違いしている可能性があります。その発想を捨てて下さい。

 

 

 

 

 

まず、ハッキリと言います。

 

 

 

癌の情報は複雑難解になっていますが、実はとてもシンプルな病気なのです。

 

 

 

シンプルな仕組みを複雑難解に見せられているだけです。

 

 

 

 

小学生程度の知能があれば、「あぁ、なるほどな」と分かります。

 

 

 

 

では、次はその癌のシンプルな仕組みについて説明していきます。

 

 

 

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ブドウ糖は癌の餌

 

 

 

冒頭で、「癌の餌はブドウ糖」といいました。つまり、糖質ですね。

 

 

 

このブログでは、「私達にとって身近な糖質が、いかに体にダメージを与える物質なのか」ということについて、様々な記事を書いてきました。

 

 

 

大きな病気から、ちょっとした不調まで、多種多様な疾患の原因が「糖質」という1つの物質によって引き起こされているわけです。

 

 

 

共通しているのは、どの疾患も「原因は糖質である」と認識されていない、気付かれていない・・・ことです。

 

 

 

本当の原因を取り除く努力がされない為、「原因である糖質を摂りながら治療を行なう」というトンチンカンな治療が行なわれています。

 

 

 

 

例えば、以下の話など、糖質の摂取を止めないことで、何度も再発する典型的な例です。

 

瞼に脂肪の塊ができる「眼瞼黄色腫」の放置は要注意!意外な原因と解決方法とは

 

 

 

 

とにかく、糖質が絡む病気は必ずこの構図になっています。

 

 

 

そういう話を何度もしているので、長く読んで下さっている方は、「他のどの病気が同じようなパターンでも不思議ではない」と思っているかもしれません。

 

 

 

 

で、マンネリで申し訳ないですが、実は今回話す「癌」も、ご多分に漏れず糖質が関係しています。正確に言うと「ブドウ糖(英語:グルコース)」です。

 

 

 

 

 

そして、「ブドウ糖を分解してできた物質」が、ある条件で「乳酸」になるのですが、この「乳酸」の蓄積が癌を生み出しているのです。

 

 

 

 

糖質を食べる

 

 

ブドウ糖にまで分解される

 

 

さらに分解される

 

 

そうしてできた物質が、ある条件で「乳酸」に変わる

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてできた「乳酸」が蓄積すると癌化します。

 

 

その流れを、簡単に説明します。

 

 

 

 

①乳酸の蓄積によって、血液が酸性化する

 

 

②そのせいでミトコンドリアが機能不全になる

 

 

③細胞がガン化

 

 

④ガン化した細胞はブドウ糖を餌にする

 

 

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある発電所です。ここで生きていく為に必要なエネルギー物質を多く産生します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「乳酸」は体を酸性化させて、ミトコンドリアを機能不全にさせるので危険です。

 

 

 

 

ミトコンドリア機能不全になった細胞

 

 

 

・・・これが癌の正体です。

 

 

 

 

 

つまり、大量のブドウ糖が入ってきて「乳酸」が増えなければ、血液が酸性化することもないし、ミトコンドリアも機能不全になりません。

 

 

 

だから乳酸の原因になる糖質を制限することが、ガン治療には必要不可欠になってくるのです。

 

 

 

よく、癌になって「昔ながらの和食」や「野菜中心」のメニューにする人がいますが、これは大きな間違いです。

 

 

 

糖質まみれの和食を食べながらガンを治そうとすれば悪くなるのは当たり前です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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乳酸は体に良いという説は本当なのか

 

 

 

癌の原因は乳酸、ブドウ糖である。

 

 

 

・・・このように書くと、疑問を持たれる方もいると思います。

 

 

 

何故なら、ここまでのお話は、「糖質は悪い」、「ブドウ糖は悪い」、「乳酸は悪い」という概念がなければ成立しない話だからです。

 

 

 

この概念があるかないかで、受ける印象は変わってくると思います。

 

 

 

 

ご存知の方もいると思いますが、近年「乳酸が疲労物質であるとか、体に悪いというのは誤りだった」という新説が浸透しつつあります。

 

 

 

乳酸=いい奴、みたいな風潮なのです。

 

 

 

今私が話したような、乳酸 → 血液の酸性化 → ミトコンドリア機能不全 → ガン化 という乳酸悪のシナリオと矛盾します。

 

 

 

 

私も一瞬、新説を信じ、最初は、「乳酸は悪い」というのは本当に間違いなのか...と思いました。

 

 

 

でも、「乳酸の蓄積=悪」の概念を発展させて、一部の医療関係者がガン患者の治療に「厳しい糖質制限」を取り入れて、実際に末期ガンが治ったのです。

 

 

 

・・・ということは、「乳酸は良くないもの」という概念で間違いはないということです。それに、糖質の害は私もよく知っています。

 

 

 

癌の元になるなら、なるべく蓄積させない方がいいに決まっています。

 

 

 

それなのに、世間では、何故か「乳酸は悪くない」という話が目立つのです。

 

 

 

 

不審に思ったので、「乳酸を悪者にしない説」について調べてみました。

 

 

 

 

『Knowledge Notes 筋肉疲労にクエン酸と乳酸の真実  NOTE #28』より引用

 

 

「Science」誌論文が、"乳酸は疲労物質”の常識を否定

 

 

2004年8月に「Sience」誌に掲載された論文でそれまでの乳酸についての常識とされた乳酸疲労物質説が否定された。

 

 

「これまで筋肉の疲労と乳酸とは、同一と考えられてきたが、むしろ逆に乳酸は筋肉疲労を和らげてくれる物質と分かった。」というものだ。

 

 

国の疲労研究グループのリーダーも、いろいろな研究をやって来た中で、乳酸が疲労の原因物質だということは、全く常識に反して間違いだったことが分かってきた、と言う。

 

 

乳酸は、運動すると一時的に上がって、しばらくすると下がる物質。

 

 

以前はこれが疲労の原因物質ではないかと言われていたが、現在では、乳酸はむしろ疲労を和らげてくれる物質で、エネルギーが足りないところを補ってくれる物質という考えを持っている。

 

 

 

 

『みんな元気!2012年3月10日 (土) 乳酸と疲労回復物質』より引用

 

 

ところが2年の夏、世界的権威である米国の科学誌「サイエンス」に、「運動したときに増える乳酸は筋肉の疲れをやわらげ、動きをよくしている」という論文が掲載された。今までとまったく逆の内容である。

 

 

日本の疲労研究で第一人者の大阪市立大学・渡辺恭良教授も「乳酸は脳の神経細胞の栄養源にもなっており、疲労の原因どころか回復の味方です」と力説する(2005年、国際疲労学会シンポジウムより)。

 

 

実際、ネズミに大量の乳酸を注射しても、少しも疲れた様子を見せない。乳酸の無実が実証されたといえそうだ。

 

 

 

 

『SECOND STAGE 「乳酸」は疲労物質ではない?』より引用

 

 

「乳酸」は疲労に関係がないだけでなくメリットも

 

 

しかし、最近の研究では、「乳酸」の蓄積と疲労は直接の関係がないという考え方が主流になってきています。

 

 

「乳酸」は老廃物ではなく、運動中でも運動後でも使われているのです。

 

 

「乳酸」は糖に変わったり、二酸化炭素に変わったりして完全に分解され使われてしまいます。また、「乳酸」が分泌されることによって成長ホルモンも分泌されるので、代謝も促進されるという良い面もあるのです。

 

 

Jason Karp,MS(ジェイソン・カープ、修士)はその講義の中で、「乳酸」は疲労の原因として関係がないだけでなく、心臓を動かす唯一のエネルギー源である糖が体内で足りなくなった時の代用として使われたり、肝臓で新しいグルコース(ブドウ糖)に変えられたりするので、“「乳酸」は身体に悪い”と言うイメージを取り去り、自分の友達なんだと思った方が良い、と語っていらっしゃいました。

 

 

 

さて、これらの「乳酸は危険じゃない」という説をどう捕らえるかですが、あなたはどうお感じになられましたか?

 

 

 

私は、疲労と関係なかったとしても、ガンの原因になるのなら、乳酸は少ない方が良いと考えます。

 

 

 

 

先程お話した「ガンの原因の話」を知らなければ、疲労物質じゃないなら良かった良かった・・・と思うかもしれませんが、「乳酸の蓄積がガンの原因になる」と知った後で、これらの良い面ばかりを強調した話を読めば、何かひっかかると思います。

 

 

 

それだけではありません。「乳酸は悪くない」説には、以下のような特徴があります。

 

 

 

 

  • 脳の神経細胞の栄養になるから大事

 

  • 不自然な“乳酸”礼賛

 

  • 筋肉疲労には触れるが、「ガンの原因」には触れない

 

 

 

 

 

賢明な方なら、もうお察しだと思います。これは、糖質制限が否定される時と、話の展開が同じです。

 

 

 

 

糖質も、

 

 

 

 

  • ブドウ糖は脳の唯一の栄養素だから大事

 

  • 不自然な“糖質”礼賛

 

  • 糖質がいかに良いかということは説くが、「糖化」には触れない

 

 

 

 

こうして害を弱小に偽って、警戒を解き、食べさせようとします。

 

 

 

 

ガンの原因になることに触れないで、「乳酸は良い物質だから警戒するな」とは、糖質制限つぶしと手口がそっくりです。

 

 

 

 

悪いですが、「乳酸が疲労物質ではなかった」という説、ガンを治されない為の捏造の可能性も疑っています。

 

 

 

いつも言っていますが、性善説の視点だけで物事を見る人は、このような社会的な背景を視野に入れて分析する事ができません。

 

 

 

従って、そういう人は、新しい説にふれてそうか、今までの説は勘違いだったんだ、新しい説が正しいんだ」・・・と疑いなく思います。

 

 

 

ですが、それだけでは真実は見えてきません。

 

 

 

考えてみてください、

 

 

 

乳酸は体に悪くない、乳酸は脳にいい、乳酸は私達の友達、蓄積しても大したことない...この延長線上にあるのは何でしょうか?

 

 

 

 

細胞のガン化です。

 

 

 

 

たとえ乳酸が疲労物質でなかったとしても、ガンの原因になる以上、健康の事を考えたら蓄積させない方がいいに決まっています。警戒した方がいいでしょう。

 

 

 

それなのに、都合の悪いことを隠して、乳酸礼賛をするわけです。その背景には、乳酸を溜めて欲しい、ブドウ糖をもっと摂って欲しいという思惑が隠れているということです。

 

 

 

こう言うと、「乳酸は悪くないと言っている人たちは、そこまでのことは考えて言っていない」と思われるかもしれませんが、それはありえません。

 

 

 

少なくとも、公の場で主張するということは、それなりの地位、学歴のある人です。しかも乳酸について意見を言うのですから、「乳酸とガンの関係」を知らないわけがありません。そんなにバカなら、頭を使う職業にはついていません。

 

 

 

乳酸は疲労物質なのかどうか、本当のところは私にもわかりません。唯一分かるのは、「癌細胞の中は乳酸で溢れている」ということと、「末期癌患者の治療に乳酸を抑える食事(断糖食)を用いて効果がある」という事実です。

 

 

 

どちらにせよ、この新説を利用して、ガンの原因である乳酸に警戒を抱かせないような流れを作り出しているのは間違いありません。

 

 

 

そして、乳酸の害に対して白を切りとおすのであれば、「乳酸が体に悪い」という説の方が真実であると見た方がよいでしょう。

 

 

 

 

乳酸については、以下の記事で詳しく説明しています。 

 

乳酸のエネルギー源としての働きと、疲労との関係について分かりやすく説明してみた

 

 

 

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癌細胞の特徴から考える予防と対策

 

 

冒頭で紹介した「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」ですが、現在も行なわれていて、成果を出しています。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年3月25日』より引用

 

 

ビタミンケトン療法(VKT)を開始して1ヶ月の大腸がん患者、かなり元気になられました

 

 

症例;80代前半、男性。
妻と二人暮らし。

 

 

娘さんは数年前から糖質制限+メガビタミンを継続されており、とてもよく勉強されている。

 

 

本人は元々糖質過多の生活で、お菓子を一日中食べ続けるような食生活だった。

 

 

H30.1、大腸がんステージ4にて近くの総合病院で手術を受けるも、すべてを取り切れず余命半年と言われ、抗がん剤投与を勧められた。

 

 

娘の説得で、H30.2より高タンパク/低糖質食を始め、抗がん剤は断った。

 

 

 

H30.2、当院受診。
顔色が悪く、肌つやが悪い。

 

お菓子、米、小麦は全て処分して、卵、肉、魚、チーズを食べ始めたと言う。

 

 

アルブミン、2.2。
ヘモグロビン、7.7。
HgbA1c、6.2。
フェリチン、580(炎症のための高フェリチンと判断)。

 

 

→プロテイン20*2を指示。
サプリメントは娘さんが下記のメニューで用意。

 

 

A 25000IU。
ベンフォチアミン (150 mg )5錠。
ナイアシンエステル(500mg )5錠。
B50 5錠。
C 4000mg。
D 10000IU。
E (d-α400IU) 5錠。
Zn(30mg) 5錠。
Mg(200mg) 3錠。
Se 200mcg。
Fe36mg*2錠

 

 

週1回ペースでイントラリポス+B、C点滴+陶板浴を行っている(今まで計4回)。

 

 

内容は、20%イントラリポス50ml、
生食250ml、B1は100mg、B2は40mg、ナイアシンは100mg、B5は100mg、B6は100mg、Cは30g。

 

 

1ヶ月経過して、点滴を行うと元気が出てファイトが出ると言われる。

 

 

食欲は旺盛で、卵、肉、魚をしっかり食べている。

 

 

下痢はなく、むしろ便秘傾向(栄養の吸収は良い様子)。

 

ケトン体は0.3~0.5で推移。

 

1ヶ月前と比べると、明らかに顔色、肌つやが良くなり元気になった。

 

現在では、余命半年と言われている人には見えない。

 

 

アルブミン3.3↑。
ヘモグロビン9.8↑。
HgbA1c、5.1↓。

 

 

以下は娘さんのコメント、

 

 

Mg と、ナイアシンエステル、B50、Cはカプセルを外して粉にして、プロテインに適当に入れているよう。

 

Cとプロテイン、Mg に関しては、何度言っても、大量摂取に抵抗あるようで、日に日に少なくなっていると思われます。

 

 

いまだに母は、サプリメントを薬、薬と言います。
昨日より、アセチルLカルニチン(500mg)を2錠追加。
プロテインを多目に飲む決心。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

しかし、総合病院の医者、低タンパク血症(低アルブミン血症)、貧血があるのにそれの改善を図らないで抗がん剤をしましょう、なんて自分には理解不能。

 

 

キッチリ糖質を減らしており、HbgA1cの数値が素晴らしい。

 

 

ケトン体が上がりにくい体質なので、アセチルLカルニチンを追加、1gで開始し3gに。

 

プロテイン、C、Mgはさらに強化する必要がある。

 

 

プロテインは20g*2を厳守を。

 

Cは10~20g入れたい。

 

 

アルブミン、ヘモグロビンの回復が素晴らしい。

 

 

もう1~2ヶ月でアルブミン、ヘモグロビンは正常化するものと思われる。

 

 

これが継続出来れば寿命が5~10倍延長できると考えている。

 

 

 

栄養療法に詳しくない人は意味が分からないと思うので、とりあえず、癌の原因が乳酸という事だけ覚えておいて下さい。

 

 

 

 

本記事でお伝えした、癌が発生するシンプルな理由ですが、抗癌剤治療や手術をする前...いや、できれば癌になる前に知っておいて欲しいです。

 

 

 

 

これから、この治療ででてきた栄養が何故必要なのかについて説明していきます。仕組みが分からないと予防も治療もできませんからね。

 

 

 

 

「癌細胞」は、「正常な細胞」に比べるとかなり変わり者です。完結にその特徴を書きます。

 

 

 

 

  • 正常な細胞と比べて、何倍ものブドウ糖が必要

 

  • ミトコンドリアが機能不全になっている

 

  • 嫌気的解糖系

 

  • 解糖系なので、ガン細胞の中では乳酸が溢れている

 

  • 癌の周辺は酸性である

 

  • ビタミンCが弱点

 

 

 

 

こんな特徴があるんだな・・・くらいで構いません。次回以降、詳しく説明していきます。

 

 

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみたへ続く

 

 

 

早く癌の予防の方法を知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

実際に癌になられた方や、家族が癌の方は、1度以下の記事を読んでおいて下さい。

 

病気の治療法や食事を巡って家族や身内と大ゲンカ...にならない為の注意点

 

 

 

癌の理屈はシンプルなのに、何故複雑難解になっているのか...その理由は以下の記事を読むと分かると思います。

 

サプリメントが批判される理由を社会背景から考えてみた

 

 

 

 

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教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

日本人は、神社仏閣には行くので、完璧な無宗教とは言えませんが、宗教アレルギーの人が多いです。

 

 

教祖に洗脳されて、思考停止になり、正常な判断を無くし、高額なお金を払う・・・そんなイメージがあるからでしょう。

 

 

でも、学問に対してそれと同じような状況になってしまっています。医学や栄養学に対し多くの人は、

 

 

 

権威、定説、に洗脳されて、思考停止になり、正常な判断を無くし、高額なお金と時間と健康を失っています。

 

 

 

「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー」と権威や定説が言えば、「ケトン体も使える」と無名な誰かが論証つきで述べても、多くの人は耳を傾けようとしません。

 

 

 

権威や定説を信仰しているからです。

 

 

本人は学問の意見に従っているので「頭を使っている」つもりですが、完全に思考停止です。検証もしません。

 

 

 

こう言うと「学問は宗教ではない」と反発されるかもしれません。

 

 

でも、取り組む姿勢によっては、洗脳と信仰になる危険性がです。しかも、表向きは宗教ではなく、あくまで「学問」です。そのため、洗脳されているにも関わらず、本人は考えているつもりなので、洗脳されていることに全く気が付きません。

 

 

そうなってしまったら、学問は宗教と変わりません。しかも、本人が「考えている」つもりになっている分、洗脳の完成度は高いと思います。

 

 

 

「権威が言うなら大丈夫だろ」と、「教祖が言うなら大丈夫だろ」の、何が違うのでしょうか。

 

 

「論文に書いてあるから正しいだろ」と、「教典に書いてあるから正しいだろ」の、何が違うのでしょうか。

 

 

「学問の場合はきちんと検証して発表されている」と思う人もいるかもしれませんが、もしそれがデタラメならどうしますか。それは「権威や論文が善意の元に存在している」という考えに依存しています。

 

 

思い込んで、真実かどうか確認しないのはよくありません。

 

 

何故こんな話をするのかというと、正統派の意見を盲目的に信じる人があまりにも多いからです。

 

 

そんな私は、学問というものを信じていません。

 

 

もちろん、最初からそうだったわけではありません。今でこそこんな事を書いていますが、ほんの数年前まで、

 

 

日本は平和な国だし、世間の厳しい目があるから発展途上国のような不正もない、さらに、学問、研究は真面目に行なわれ、本当に優れた人に権威のある賞が与えられている

 

 

・・・と本気で思っていました。

 

 

もし、このブログを5年前に書いていたなら、このような記事は書かなかったでしょうし、これまでの記事も全く違った意見になっていたと思います。

 

 

でも今は、学問も、その土台である社会全体も、見え方が昔とはまるで違います。一番の違いは「性善説で物事を見るのを止めたこと」です。

 

 

 

以前は、この理論は、誰かが真面目に導きだしたものだから間違いないだろうと思っていましたが、

 

 

今は、学問には嘘が多いので、誰かが捏造した理論を勉強している可能性があると常に思っています。

 

 

 

でも、健康について記事を書いていると、体の中で起こる反応について説明する時は、教科書に書いてあるような話もしなければならない時があります。すると、どうしても医学、栄養学...と、学問の世界に足を踏み入れることになります。

 

 

正直言うと、自分で体験したこと、確認できること、辻褄が合う事は堂々と書いていますが、自分が確認できない、目に見えない世界について説明する時は疑って書いています。これまでも嘘が多かったので、また同じような事があっても不思議ではないと思うからです。

 

 

 

今後、専門的な説明をする事があれば、今回の話を思い出していただければと思います。私は学問に対して半信半疑です。

 

 

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歴史の隠蔽

 

 

 

医学や栄養学の間違いが指摘されても、多くの専門家は無視を決め込んでいます。それは、これまでも話してきました。

 

 

でも、普通に生活している人は、「専門家は真面目に働いているに違いない」と思っているので、こんな話をしても、信じられないと思います。

 

 

「真実を見て見ぬフリをする」というのは、一種の不正ですからね。社会的な地位のある人達が、どいつもこいつも、そんな態度を取る・・・というと、現実感がありません。

 

 

でも、もう少し俯瞰で見ると、そういう話は多いのです。

 

 

 

それも、医学や、栄養学に限った話ではありません。まず、その話をします。

 

 

 

もう何年も前の話です。

 

ある町で、古代の遺跡がたくさん見つかりました。その遺跡は1万年以上も前のものということで、当時、その町では大騒ぎになり、観光に使える・・・とちょっとしたブームになりました。

 

 

しかし、賑わったのもつかの間でした。

 

 

その遺跡を大学が調べた結果、「遺跡ではない」と片づけられ、無かった事にされてしまいました。

 

 

何故、無かったことになったのか・・・というと、一万年以上前と言われていたその遺跡の情報は、その後作られた「その町の歴史をしるした書物」には全く記載されなかったからです。

 

 

歴史的な何かが見つかった事実も書いていなければ、「〇〇が見つかって、研究されているが、詳しい事はわかっていない」とかの記載もありません。一時とはいえ、大騒ぎになったのに・・・です。

 

 

全くの無視です。

 

 

大学が調査し「遺跡ではない自然の石」と判断したからなのか、騒いでいた人達からも、歴史からも忘れ去られてしまいました。

 

 

 

「じゃあしょうがないだろ」と思うかもしれません。

 

 

 

 

 

でも、確かに自然と片づけられる形のものもあったのですが、その中の一つは、人間が作らないとできない細工があったのです。

 

 

「装飾に見える」ではなく、装飾です。

 

 

よくある、丸が三つならんで、それが顔に見えるとか、そんなんじゃないです。誰が見ても、100人中100人が、「これは自然にはありえない」と言うレベルの加工です。

 

 

自然だと言い張れば、「気が狂っている」といわれても仕方が無いです。でも、そんな気が狂った判断を、大学がしたのです。

 

 

で、その言い訳が酷い。

 

 

 

その辺り一帯は、昔は海底だった

 

 

水位が下がった時に岩石が表れた

 

 

太陽の熱と夜間の冷えの繰り返しで岩にヒビが入り、人が作ったみたいに見える

 

 

 

 

・・・というものです。よくもこんな屁理屈が言えるものだなと感心してしまいます。

 

 

普通の人はここで、「大学がそう言うならしょうがないか」と終わらせるかもしれませんが、さすがに無理がありました。

 

 

嘘です。

 

 

この話から分かったことは、どんな嘘にも、もっともらしい理屈はつけられるということです。

 

 

 

 

こういう話が一度や二度であれば、ただの残念な話で終わりますが、日本全体、世界を見わたせば、他にも似たような話はあります。場所、遺跡の種類は違えど、発見からその後にいたるまでの経過が共通しています。

 

 

 

 

 

それまでの歴史を覆すような発見がある

 

 

専門機関が調査

 

 

過小評価

 

 

発見などなかったかのように忘れられる

 

 

定説のまま

 

 

 

この流れです。一件、一件を「全く違う話」だと思えば気付かないかもしれませんが、似たような話を見比べてみると、明らかに、何かおかしいのです。正常な人は違和感を感じるはずです。でも、

 

 

「専門家が言うのだから、素人には理解できないような、複雑で専門的な理由があるのだろう。それを理解できない素人がバカだ。」

 

 

そう頭を抱えてしまう人もいるかもしれません。しかし、その理論が真実なのかどうか疑ってみる必要があります。

 

 

子供でも「自然にできるのはありえない」と思える石を、自然のものにする理論を作ることがあるのですから、要注意です。

 

 

 

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専門家の仕事

 

 

 

調査にはコストかかるはずです。わざわざ現場に行き、バカな結論を出す。しかも、「自然のものだ」といって、議論をスパッと切ってしまうわけです。その後の調査もありません。

 

 

 

調査した人達はなにをやってんだ?って話です。大学の存在意義はないと思いませんか。何の為に学問のトップに君臨しているのか。

 

 

 

ここで、

 

 

 

頭の良い人達が、日夜、真剣に研究しているハズのに、なんでこんなバカなことを言うんだろう

 

 

・・・と、性善説に当てはめて考えていたら絶対に答えは出ません。ですが、前提を変えるとすぐに解決します。

 

 

 

大学は調査するところではなく、事実を隠蔽するところ

 

 

 

こう考えると整合性がとれます。どんなに頭が良くても、バカな事を言うでしょう。

 

 

考えてみてください。本物のバカなら、大学入学どころか高校も卒業できません。もし、本当にバカな結論を大真面目に語っているのなら、幼稚園からやりなおしてもらいたいです。

 

 

さらに、似たような話を見聞きして、毎回決まったパターンになる様子を見て、これは明らかに、どこかから否定するように指令が降りていると感じるようになりました。

 

 

もちろん、大学は表向きには真面目な機関ですから、そんな風には見えませんが、やっていることを見ていると明らかにそういうところです。これは、歴史だけじゃなく、医学、栄養学、その他の学問にもいえることです。これを、

 

 

大学は頭のいい人達が真面目に調査、研究しているところである

 

 

と思っていたら、高学歴の人間が、明らかに人工の装飾がされている石を「自然のもの」と主張しているのを聞いて、悩まなければいけません。

 

性善説で考える人は、「もしかして、自然の石に見えない私がバカなんだろうか?」と真剣に悩み続けるでしょう。学問だけに首をつっこむと、こういう背景が見えなくなります。

 

 

 

正常ですから、気をしっかり持ちましょう。

 

ここで石に見えるように洗脳されてはいけません。「大学は事実を隠蔽する機関」とすれば、そこで頭を抱える必要はありません。

 

 

「専門家は真面目に研究しているに違いない」と思うと、幼稚なトリックにも騙されてしまいます。コレステロールのインチキが言い例です。

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

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無駄に複雑な理論は要注意

 

 

今の世の中、物事をより複雑に語る人が、頭が良い、偉い・・・という風潮があります。

 

 

どんな分野も、上に行くほど、専門的になればなるほど、複雑難解で誰も理解できないようになっています。

 

 

昔は、そういうのが凄いと思っていましたが、今となってみれば、その複雑さは、真実に根ざしたものなのかどうか疑ってしまいます。

 

 

私は、真実はシンプルに語ることができると思っています。シンプルに語れないものは、あまり信用していません。

 

 

嘘をつく場合、騙す相手がバカなら、一言二言の嘘でも騙せるかもしれませんが、標準的な知能を持った人間を騙すとなると、やましいことを、やましくないように見せかけないといけない為、多少話を複雑にする必要がでてきます。

 

 

そして、嘘がばれないように、さらに嘘を重ねます。

 

 

 

そうすることで、話がどんどん複雑になっていきます。当然、嘘をつけばつくほど、シンプルから遠ざかります。

 

 

 

物事を無駄に複雑にする・・・相手に真実を教えない為の方法でもあります。複雑難解にして、誰も理解できない構造にしておけば、真実を追究する人間を煙に巻くことができます。

 

 

 

 

例えば、遺跡を見て、「人の手で作った物だ」と素直に認めれば答えはシンプルですが、

 

 

 

明らかに人工の装飾があるものを、自然のものであるように思い込ませるには、巧妙な屁理屈を考える必要があるので、一言二言では表せません。

 

 

誰も確かめることができない物語を考えたり、馴染みのない記号を使ったり、聞いた事がないような専門用語を使って、相手を思考停止させ、深入りさせないようにします。

 

 

 

 

そして、真実ではない反対の方向に誘導する理屈も考えます。

 

 

どんな嘘でも盲目的に信じ込む人、積極的に洗脳にされてくれる人だけがその学問に染まることができます。

 

 

 

学問に精通している人に失礼な言い方かもしれませんが、定説を覆す真実が見つかったのにも関わらず、頑なに真実を見て見ぬフリをする姿勢を取られると、そう思うしかありません。

 

 

 

 

 

普通の人間の感覚では、嘘をつき続けることは恥ずかしいことです。恥も外聞もなく、それでも嘘をつき続けるのは、嘘をつくことが目的だからとしか考えられません。

 

 

インチキなストーリーですから、化けの皮が剥がれますが、元々の目的が嘘をつくことなので、何を言われようとも、そのストーリーは意地でも変えません。嘘を正当化する為、新たなストーリーを考えることもあります。

 

 

そうしているうちに、だんだん話がややこしくなってくるわけです。複雑難解、何故か専門家の意見が真っ二つに割れる。

 

 

真面目な人間は、考えれば考える程頭が混乱してきます。でも、そのこと自体がおかしいと気付くべきなのです。

 

 

学問は、悪意があれば、事実をないことにしたり、存在しないものをあることにして、世の中を騙すことが可能です。

 

 

 

 

  • 存在しているものを、なかった事にするために、理論を作る

 

  • 存在しないものを、あるように見せかけるために、理論を作る

 

 

 

 

言う方も言う方ですが、信じる方も信じる方です。私は、人工的なものを無理矢理自然の石にしてしまう学問、それに疑問をもたない人達をみると、一種の宗教に見えます。

 

 

思考ではなく信仰です。

 

 

 

 

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確認できないものに対しては慎重になる

 

 

先日、「ATP」と、「エネルギー代謝」についての記事を書きました。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

 

これを読まれた方はお気付きだと思いますが、生化学的な話をしているにも関わらず、私は、化学式や、専門用語などはほとんど説明に使っていません。

 

 

 

何故、そういう形をとるかというと、複雑難解にして、小難しく語るのが嫌いというのもありますが、確認できない存在に対して慎重だからです。複雑な数式を見るたびに、「こんな世界が本当に存在しているのか」と思ってしまいます。

 

 

理系の人から怒られそうですが、文系である「歴史」に嘘が多いように、理系である「科学」に嘘があってもおかしくはないと考えています。

 

 

 

いやいや、そんな事を言っていたら先へ進まない、・・・そう思って勉強するのですが、調べていると、たまたま見たページに間違いが書かれてあるのを見つけたりします。

 

 

例えば、「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源」とか、堂々と書いてあるわけです。そういうのを読むと、「この学問大丈夫か?」と思ってしまいます。

 

 

 

私は間違いに腹は立ちませんが、間違いを頑なに訂正しない姿には不審感を覚えます。

 

 

「他にも嘘があるんじゃないか」「学習者を騙そうとしているのでは」・・・と思うようになります。ですが、どれが嘘でどれが本当かは、目に見えない世界なのでわかりません。

 

 

「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源」・・・程度の嘘なら、「ケトン体」を利用することで、簡単にその嘘を証明できます。ですが、このように、自分の体験を通して確認できる事象は限られています。

 

 

 

分子や原子など、本物を見ることは出来ません。画像検索をかけても、イラストばっかりです。CGのような写真があったり、なかったりです。

 

 

本物は簡単には見れないということです。

 

 

 

「見れる立場にいる人が存在を確認しているんだから間違いない」

 

 

 

と思う方もいるかもしれませんが、私はそういう人を信用していません。過去の記事でも書きましたが、「優秀な人」と「善人」であることはイコールではないのです。

 

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由

 

遺跡の話を思い出してもらったらわかると思いますが、学問に携る人間がと言ったら、白いものも黒にできるのです。

 

 

 

この人達が嘘をついていたら終わりなわけです。この人達の人間性に依存することになります。

 

 

 

また、遺跡等、「肉眼で確認できるような事」でも嘘をつく人がいるのですから、「目に見えない世界の事」に嘘をつく人がいても不思議ではないと思いませんか。

 

 

 

それに、ナチス・ドイツの宣伝大臣だったゲッべルスは次のように述べています。

 

 

 

 

確かめないやつは必ず騙せる。

 

 

 

『Wikipedia ヨーゼフ・ゲッベルス』より引用

 

 

 

 

確かめるがない場合も、必ず騙せるでしょうね。

 

 

 

ここで、誤解のないように言っておきますが、私は目に見えないものを信じていないのではありません。

 

 

そうではなく、目に見えない事をいいことに、嘘をつく輩がいるから信用できないと言っているのです。

 

 

 

信用できる情報の条件

 

 

世の中は嘘が多いわけですが、そんな中、「まぁ、信じてもいいかな」と思う情報もあります。それは、以下の条件です。

 

 

 

① 理路整然としていて、辻褄が合う理論であること

 

② 情報発信者が誠実である(地位、知名度、人数は関係ない)

 

③ 行動と①が噛み合う

 

 

 

この3つは重要視しています。

 

 

私は糖質制限を実践している医療関係者の話に耳を傾けています。それは、理論に整合性があることと、現場の体験を重要視されているからです。

 

 

心根のキレイな医療関係者の観察のもと、多くの患者が結果をだしたのなら、「試してみようかな...」という気になれます。

 

 

で、徳の高く頭の切れる医療関係者が考え、調べ、実践し、発信している情報を、吟味して実践し、その結果をこうしてブログで発信しているというわけです。

 

 

理論と実践、この2つがかみ合えば良い。かみ合わなければ、要注意です。

 

 

 

 

  • 理論を実践して、その通りにならなかったら、それは理論が間違っている可能性が高い。

 

  • 理論を実践して、その通りになるなら、その理論は正しい可能性が高い。

 

 

 

 

当然、理論そのものが「おかしい」と感じるものは信じません。

 

私は過去に「進化論を信じていない」と言いましたが、あれなど正にそうです。

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【後編】

 

 

 

 

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警戒してしまう情報

 

 

反対に、「胡散臭い」と感じる要素を挙げてみます。

 

 

 

 

  • 話が無駄に複雑

 

  • 枝葉の情報は十分すぎるのに、肝心な所は「まだわかっていない」とはぐらかす

 

  • 考えれば考えるほど頭が混乱して、何が真実かわからなくなる

 

  • 専門家の意見が真っ二つに割れている

 

  • 理論を真面目に実行したのに結果が違う

 

 

 

これらの特徴が見られた場合、私はその理論を警戒します。特に、考えれば考えるほど頭が混乱して何が真実かわからなくなる理論は要注意です。理論に嘘が混じっている場合、そうなります。

 

 

勉強をすればするほどわけが分からなくなるというのは、そもそも、学んでいる事がデタラメである可能性があります。

 

 

誰かが誰かの利益の為に嘘をつき、主張し合っているから、理論が支離滅裂になって全くかみ合わないのです。例えば放射能、

 

 

「プルトニウムは危険」と言う人がいたり、方や「プルトニウムは飲んでも大丈夫」という人がいたり・・・

 

 

反対のことを主張し合っています。とても同じ対象について述べているとは思えません。読書感想文じゃないんですから。

 

 

とにかく、どんな分野であれ、このような支離滅裂な理論に遭遇したら、誰かが意図的に嘘をついているかもしれないので、一歩引いて考える必要があります。

 

 

まともにとりあっていたら、頭が混乱するだけです。嘘つきに真面目に返していたら疲弊します。

 

 

そして、一番ダメなのは、納得できないのに「そういうもんだ」と納得してしまうことです。それは信仰です。

 

 

 

 

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実践せずに批判する人達

 

 

批判する人が実践しないのは理由があります。

 

 

私は糖質制限を始めてから、先駆者の本を何冊も読んできました。著者は医療関係者ですが、やはり、糖質制限を実践されている方は、自身のコツコツ行なってきた治療(事実起こったこと)を重視されています。

 

 

しかし、それを公に公表すると、風当たりは強いみたいです。常識と逆の事を言えば、反発が来るのはよくあることですから、それだけなら別に気にしません。

 

 

でも、アンチにはおもしろい特徴があります。

 

 

 

  • 実際に実践して失敗した素人のアンチ

 

  • 批判はするが、絶対に実践しない専門家のアンチ

 

 

 

前者は、「糖質制限について勉強不足の状態で実践して失敗する」というケースです。私もこれに該当してました。失敗は自分の不注意なのですが、一応、実践はしているので、文句を言ってしまうのは分かります。

 

 

 

ですが、問題は後者です。専門家のアンチは、批判はするけど実践はしないのです。

 

 

これが私が読んだ本、ネット、どちらにも共通してみられる流れです。

 

 

不自然です。

 

 

さすがに、頑張って導き出した説を、実践もしないで否定されたら腹が立つのでしょう。

 

否定された側も、「実践して批判しろ!」的な返しをされているんですね。

 

 

「何故、実践しもしないで、批判してくるのか理解に苦しむ」・・・といった心情が文面から伺えます。

 

 

でも、そうじゃないんですね。

 

 

性善説で物事をとらえられているからなのか、こういう考えになったのでしょう。

 

医療関係者同士では、言いにくいでしょうから、私がその理由を教えます。

 

 

彼ら実践しないで反対している人達は、真面目に医療について考えて批判しているわけではありません。そうではなく、「否定しろ」という指令を遂行しているだけです。

 

 

否定するのがお仕事ですから、実践するわけありません。

 

 

本気で医療のことを考えていたら、もうすでに結果をだしている医師がいるなら、真似をしない理由がありません。

 

 

 

もう一度言います。

 

 

彼らは最初から否定することが目的です。だから、どんなに「実践してから反論してくれ」と言われても、実践もしないし、素人でも論破できるようなバカげた屁理屈で押さえ込もうとします。

 

 

理論が破綻していようが、自分の品格が落ちようが、関係ありません。潰すのが目的ですから、否定できれば何でもいいのです。

 

 

遺跡を自然石とした大学のように。

 

 

性善説で捕らえてはいけません。そうしている限り、「何故、実践せずに反論してくるんだ?」と悩むはめになります。

 

 

逆に、真実を知っているからこそ、実践しないのかもしれません。

 

 

実践なんてしてしまったら、正しさを証明してしまうことに繋がります。それは、従来の説を覆すことにつながります。つまり、ご主人様に顔向けできないのです。

 

 

実践したら、事象は間違いなく起こる・・・それを知っているからこそ、実践しない、できないのです。だから、口だけで否定します。

 

 

 

教育と洗脳

 

 

学問の実態がこれですから、知識を詰め込む勉強は洗脳に等しいと言えるでしょう。

 

 

常に疑い、確認できることは確認するようにしないと、騙されていることに気づかないように騙されてしまいます。

 

 

私はそういう事を考えながら記事を書いています。

 

 

 

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エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

「代謝(メタボリズム)」とは、体内で起こる化学反応の事です。

 

 

 

そして、生体内の代謝には、大きく分けてつあります。

 

 

 

 

  • エネルギー源である「ATP」を作る代謝

 

  • 「ATP」を使って、「ATP」以外のものを作る代謝

 

 

 

 

細胞には、後者「ATP以外のもの」を作る任務があります。しかし、その活動に必要なエネルギーも自分で作らなければならないのです。

 

 

 

本記事では、前者の、エネルギー源であるATPを作る「エネルギー代謝」についてお話します。

 

 

 

 

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エネルギー物質ATP

 

 

まずは、「ATP」が何なのかについてご説明します。

 

 

日本名は、「アデノシン3リン酸」です。

 

 

 

 

「ATP(エーティーピー)」は、簡単に言うと、エネルギーを溜め込んで充電がMaxの電池のような状態です。

 

 

また、エネルギーを放出して空っぽの状態を「ADP(エーディーピー)」と言います。

 

 

 

ATPとADP

 

 

 

 

そして、充電するには、何段階もの化学反応が起きます。

 

 

 

この「ATP」のエネルギーが無ければ、生体は生きていくことができません。

 

 

 

当然、後者の「ATP以外のものを作る」代謝も行なわれません。

 

 

 

不足すると、慢性疾患の原因になり、無くなれば死にます。どの生物でもです。

 

 

 

その為、「ATP」を作ることが重要なのです。

 

 

 

そして、「ATP」の材料は、糖質、脂質、タンパク質です。

 

 

 

このうち、燃料としてあてになるのは糖質と、脂質です。タンパク質は体の主成分になりますが、燃料としてはイマイチで、あまりあてになりません。

 

 

 

「ATP」については以下の記事で説明しています。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ATPとミトコンドリア

 

 

 

自らの活動資金(エネルギー物質ATP)を捻出するのも、細胞の仕事です。

 

 

 

そのエネルギー物質ATPは、細胞の中の「ミトコンドリア」で作っています。

 

 

 

 

ミトコンドリア

 

(細胞の図)

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、一言で言うとエネルギーを作る発電所です。

 

 

 

なので、エネルギーをたくさん必要とする細胞は「ミトコンドリア」をたくさん持っています。

 

 

 

ただし、「ミトコンドリア」は酸素を使って「ATP」を作り出しているので、酸素があることが発電の条件です。

 

 

 

 

酸素がない = ミトコンドリアでATPが作れない

 

 

 

 

 

「ATP」は酸素がないと作れないのか・・・

 

 

 

というと、そんなこともありません。酸素がなくても、「ATP」をつくることは可能です。

 

 

ただし、ミトコンドリア発電所に頼ることはできません。その場合、別の方法で「ATP」を作ります。

 

 

 

 

 

 

ミトコンドリアを使わずにATPを作る

 

 

ミトコンドリアというのは、酸素がないと発電できませんから、酸素が滞る場合は、こちらの発電所は利用できません。

 

 

そんな時でも、細胞の液体部分「細胞質基質(さいぼうしつ・きしつ)」で起こる発電なら、酸素がなくてもエネルギーを作り出すことができます。

 

 

 

細胞質基質の解糖系

 

 

 

この発電方法には、酸素がいらないので、嫌気的解糖(けんきてき・かいとう)という名前がつけられています。(別名:解糖系)

 

 

 

「嫌気的解糖」は、酸素を要求する「ミトコンドリア」に頼らなくてもいいというメリットもありますが、少しの「ATP」しか作り出せないデメリットがあります。

 

 

そして、「酸素が足りない時」というのは、以下のようなケースです。

 

 

 

  • 激しい運動をして酸素供給が間に合わない

 

 

  • 細胞内にミトコンドリアを持っていない細胞(例:赤血球)は、そもそもミトコンドリアに頼った発電自体ができない

 

 

 

・・・このような場合、酸素が必要ない嫌気的解糖によって「ATP」を作り出すことができます。ですが、この方法では作り出せる「ATP」が少ないので、エネルギー不足になります。

 

 

「ATP不足 = 不健康」なので、やはり酸素を使った「ミトコンドリア」でのATP発電の方が、たくさんの「ATP」を作りだすことができるので健康的です。

 

 

 

 

嫌気的解糖 = ATP少ない = 不健康

 

 

ミトコンドリアでの反応 = ATP多い = 健康

 

 

 

 

このように「材料である、糖質、脂質、たんぱく質を分解してATPを作る」反応を「呼吸」と言います。

 

 

 

 

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呼吸とは

 

 

ここで、「呼吸」の定義についてお話します。

 

 

 

一般的に使う「呼吸」という言葉は、「酸素を吸って、二酸化炭素を吐くこと」を意味します。

 

 

ですが、生物学で使う「呼吸」という言葉は、「細胞が有機物を分解して、その過程で生じるエネルギーを「ATP」に蓄えること」を意味します。

 

 

 

 

 

前者が肺で行なっている「外呼吸(ガス交換)」で、後者は「内呼吸(細胞呼吸)」です。「外呼吸」で吸収した酸素を使って、「内呼吸」で「ATP」を作ります。

 

 

本記事では、「内呼吸」について説明しています。

 

 

 

「ATP」にエネルギーをつめる = 内呼吸

 

 

 

 

好気呼吸と嫌気呼吸の違い

 

 

 

エネルギーを「ATP」に蓄える「内呼吸」には、パターンあります。

 

 

先程もチラっとでてきましたが、「呼吸に酸素がいるか、いらないか」です。

 

 

 

  • 酸素が必要な呼吸・・・好気呼吸(こうき・こきゅう)

 

  • 酸素が必要じゃない呼吸・・・嫌気呼吸(けんき・こきゅう)

 

 

 

 

前者の酸素が必要な「好気呼吸」は、動物や植物が行なっています。

 

 

後者の酸素が必要じゃない「嫌気呼吸」は、先程紹介した「嫌気的解糖」、酵母菌や植物等が行なう「アルコール発酵」や、乳酸菌が行なう「乳酸発酵」です。

 

 

 

先程の復習ですが、効率よく「ATP」が作れるのは、酸素を利用した“好気”の方です。

 

 

 

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糖質からATPを作る

 

 

「ATP」の材料になるのは「糖質」「脂質」「タンパク質」でした。

 

 

最初に、「糖質」の代謝について説明します。

 

 

「糖質からATPを作る」というのは、言い換えると、「ブドウ糖からATPを作る」です。

 

 

 

「糖質」というのは、単糖が集まって出来ています。ブドウ糖(英語:グルコース)は単糖の代表です。これが「ATP」の材料になるわけです。

 

 

 

ブドウ糖を分解して「ATP」を取り出すには、まず、「解糖系 かいとうけい」という名前の反応が起きます。

 

 

 

 

解糖系とは

 

 

「糖質」を食べると、消化器官でグルコース(ブドウ糖)に分解されます。

 

 

グルコースは小腸で吸収され、血液によって全身の細胞に届けられます。

 

 

すると、グルコースは、最初に細胞内の液体部分「細胞質基質 さいぼうしつきしつ」に到着します。

 

 

 

細胞質基質の解糖系

 

細胞(簡略化)

 

 

 

ここで行なわれる「解糖系」とは、先程説明した「嫌気的解糖系(けんきてきかいとう)」の事です。「嫌気的解糖」は、名前の通り酸素が必要ありません。

 

 

 

また、「解」「糖」という名前の通り、グルコース(糖質)が分解されます。

 

 

 

何段階か代謝があるのですが、最終的に「ピルビン酸」に変身します。

 

 

 

 

グルコース

 

 

(何段階か代謝)

 

 

ピルビン酸

 

 

 

 

で、その分解の過程で発生したエネルギーによって、「ATP」が2個と、「水素」が生じます。

 

 

 

解糖系について詳しく説明した記事が以下になります。

 

解糖系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

で、グルコースは「ピルビン酸」になったわけですが、ここが分かれ道です。

 

 

 

ここから先、もし酸素がなければ、ミトコンドリア発電所で発電することはできません。「ピルビン酸」は「乳酸」になります。

 

 

ここまでだと「ATP」は2個です。つまり、

 

 

 

解糖系 = ATP2個

 

 

 

 

しかし、もし酸素があれば、ミトコンドリアで発電することができます。

 

 

 

 

嫌気的解糖か好気的解糖か

 

 

 

 

(追記)ちなみに、右が健康的なルート、左が不健康なルートです。左のルートに偏ると、乳酸の蓄積を招くので、癌が発生しやすくなります。癌が発生する過程は以下に書きましたので参考にして下さい。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

ここからは、解糖系でできた「ピルビン酸」が、ミトコンドリアのマトリックスの中に進んだ後のお話をします。

 

 

 

 

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ミトコンドリアのマトリックス(クエン酸回路)

 

 

「ピルビン酸」は、酸素がない状態だと、ミトコンドリアで発電する資格がないので「乳酸」になりますが、酸素があればミトコンドリアでもっと多くの「ATP」を作ることができます。

 

 

ミトコンドリアのマトリックスでは、「クエン酸回路 くえんさん・かいろ」という名前の反応が行なわれます。

 

 

 

ミトコンドリアのマトリックスに移動した「ピルビン酸」は、そのままでは「クエン酸回路」に参加することができません。

 

 

 

なので、まず、酵素の働きによって代謝されて「アセチルCoA(あせちるこ・えー)」という物質になります。

 

 

 

 

ピルビン酸

 

 

アセチルCoA

 

 

 

 

さらに、「アセチルCoA」は、マトリックスの中の「オキサロ酢酸」という物質と反応して、「クエン酸」になります。

 

 

 

ピルビン酸からアセチルCoA

 

 

 

そこから、さらに何回も姿を変えるのですが、ぐるっーと一周回って、最後は再び「オキサロ酢酸」になり、また「ピルビン酸から作られるアセチルCoA」と反応する...

 

 

 

と、何度もクルクルと繰り返し反応できるというわけです。

 

 

 

クエン酸回路(TCA回路)

 

 

 

だから「回路」、そして、一番最初に変わるのが「クエン酸」だから「クエン酸回路」です。別名は「TCA回路」です。

 

 

 

この過程で、2分子の「ATP」が生じますが、「水素」も生じます。

 

 

 

この「水素」が、次に続く反応経路で、「ATP」を作るために必要なのです。

 

 

 

 

「クエン酸回路」について詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

 

 

クエン酸回路(TCA回路)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

ここまで、「解糖系」→「(酸素あり)クエン酸回路」、と来ました。

 

 

次に続く反応経路の名前は「電子伝達系 でんしでんたつけい」です。

 

 

この反応が行なわれる場所は、ミトコンドリアの内膜です。

 

 

 

 

電子伝達系

 

 

「電子伝達系」は、好気呼吸の最終段階です。反応が起こる場所は、ミトコンドリアの内膜です。

 

 

「解糖系」と「クエン酸回路」で生じた水素は、ミトコンドリアの内膜に集まってきて、酸素と結びつきます。

 

 

 

そして、「ATP」34個と、水を合成します。

 

 

 

「ATP」34個・・・「電子伝達系」の「ATP」の合成は、「解糖系(ATP2個)」、「クエン酸回路(ATP2個)」と比べて圧倒的に多いのが分かると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで、糖質の代謝を簡単にみてきました。次は「脂質」の代謝について説明します。

 

 

 

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脂質からATPを作る

 

 

脂質の代表が「中性脂肪」です。

 

 

中性脂肪は、「グリセロール」と、「脂肪酸が3個」が結合した構造をしています。

 

 

「グリセロール」と「脂肪酸」・・・この2つは、代謝経路が少し違います。前者は、解糖系の途中へ合流しますが、後者は少しずつ分解されて「アセチルCoA」になります。

 

 

 

 

  • グリセロール(グリセリンともいう)・・・解糖系の途中へ

 

 

  • 脂肪酸・・・分解されて(炭素鎖が2個ずつ切れて酸化されて)アセチルCoAに変身する

 

 

 

 

脂肪酸が分解されて「アセチルCoA」になることを「β酸化」と言います。

 

 

中性脂肪から「ATP」を作る場合は、グリセロールの代謝経路と、脂肪酸の代謝経路とを合わせたものになります。

 

 

 

 

脂質のエネルギー代謝の経路

 

 

 

脂質は、糖質やタンパク質に比べると、多くのATPを作ることができます。

 

 

「脂肪酸」は高エネルギーです。

 

 

『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか 著者:宗田哲男』より引用

 

 

通常は、細胞が必要なエネルギー(ATP)は、グルコースが解糖系からピルビン酸とアセチルCoAを経て、TCA回路(クエン酸回路)へと代謝され、さらに酸化的リン酸化によって産生されます。

 

 

このときに、グルコースからATPへと変換されるのは、1分子から2分子です。

 

 

一方、脂肪酸からエネルギーを産生する場合は、脂肪酸が分解(β酸化)されてアセチルCoAになり、このアセチルCoAがミトコンドリアのTCA回路で代謝されてATPを作り出します。

 

 

このときの脂肪酸酸化は、たとえば活性化されたパルミチン酸のβ酸化は、7サイクルくり返されるので、パルミチン酸からは8分子のアセチルCoAができて、それぞれ12分子のATPが生じますから、最終的には129分子という多くのATPが得られます。

 

 

これは、ブドウ糖の場合に比べてかなり大きなエネルギーになります(『ハーパー・生化学』原書27版訳本P157、丸善)。

 

 

(127p)

 

 

 

そして、「グリセロール」は、糖質以外の材料から糖質をつくる「糖新生 とうしんせい」というシステムによって「グルコース」に変換されます。

 

 

 

糖新生については以下の記事をご覧下さい。

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

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タンパク質からATPを作る

 

 

「タンパク質」は、糖質や脂質にくらべて、エネルギーとしてあてになりませんが、「ATP」は作れます。

 

 

タンパク質は、アミノ酸が鎖になったものです。なので、まず、タンパク質はアミノ酸に分解されます。

 

 

 

タンパク質

 

 

アミノ酸

 

 

 

ところで、

 

 

糖質と脂質は「炭素」、「水素」、「酸素」からできています。

 

 

タンパク質は「炭素」、「水素」、「酸素」と「窒素」が含まれています。

 

 

ATPを作る時、この「窒素」である「アミノ基」は邪魔なので外されます。

 

 

 

で、「炭素」、「水素」、「酸素」から構成される分子に変換して、クエン酸回路に入るというわけです。

 

 

そして、クエン酸回路の入り方にはいくつかあります。

 

 

 

アセチルCoAになってから、クエン酸回路に入る方法や、

 

アセチルCoAにならずにクエン酸回路に入る方法です。

 

 

 

どのルートを辿るかは、アミノ酸の種類によって決まっています。

 

 

 

ちなみに、外された「アミノ基」は、そのままでは毒性のある「アンモニア」になります。これは体に悪いので、「尿素」に作り変えられ、最終的に尿中に排泄されます。

 

 

 

説明について

 

 

 

本記事では、全体の流れが掴めるように、細かい部分はかなり省略して説明してみました。

 

 

ここで書ききれなかった細かい部分は、今後、必要であれば、それぞれの記事のテーマに合わせて、深堀して説明していくつもりです。

 

 

 

(追記)エネルギー代謝の視点から見た健康

 

 

「糖質」、「脂質」、「タンパク質」のうち、「タンパク質」は体の主成分でエネルギー源としてはあてにならないので、「ATP」の主な材料は「糖質」と「脂質」になります。

 

 

脂質はエネルギーです。

 

 

一方、糖質は「解糖系→クエン酸回路→電子伝達系」と進めばエネルギーですが、「解糖系」だけだとエネルギーで「乳酸」を発生させます。

 

 

当然、健康に良いのは「脂質」です。

 

 

糖質の場合は、代謝が「解糖系に傾いて乳酸を発生させる」か、「ミトコンドリアまで進んで代謝し切る」かによって、健康状態が変わってきます。

 

 

乳酸はpH5程度の酸性です。その為、蓄積すると血液が酸性に傾き慢性疾患の原因になります。

 

 

糖質を摂られている方が健康の為に気をつけた方がいい事は、代謝を「解糖系」に傾けない事です。以下はその為の具体的な方法になります。

 

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

 

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