癌についてネットで調べると、「癌と闘う」あるいは、「癌と闘わない」という言葉が溢れています。
この2つは、全く正反対の考え方ですが、「闘う」という言葉にしろ、「闘わない」という言葉にしろ、前提は同じです。
共に「癌は敵である」という絶対的な概念があります。その上で、闘うか、闘わないか...という考え方の違いなのです。
このような発想をする人は、癌の仕組みを理解していません。
なので、私はこの概念自体を壊そうと思います。
何故なら、闘うも闘わないも、そもそも癌という敵は存在しないからです。
前提が間違っていたら、その上に成り立つあらゆる理論は全て空論になります。
前回と、前々回にわたって、「癌が発生する理由」についてお話しました。
余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!
癌について知れば知るほど、癌は体に対して、決して悪意を持って生まれているわけではない、と思うようになってきました。
また、癌は敵という概念の元、間違った対処法が行なわれています。
具体的には「発癌性物質ばかり問題視する」、「癌になった時の食事療法」、「抗癌剤治療」です。
これらの問題点と、癌という病気の本質について解説します。
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何故、正常細胞が癌細胞になるのか
前回までの記事をお読みいただいた方にとっては、くどいかもしれませんが、癌の発生する過程を簡単に説明します。
癌は「蓄積した乳酸」による血液の酸性化により発生します。
最近、「乳酸」を賞賛する話が目立ちますが、たまり過ぎると体が酸性に傾くので危険なのです。
人間の血液のph値は、7.35~7.45に保たれているのが正常です。
数値が小さくなれば酸性が強く、数値が大きくなればアルカリ性が強くなります。
pH7.3以下になるとミトコンドリアの機能低下をおこし、pH7.1以下になると死の危険があります。
「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある「発電所」のようなもので、ここで大量のエネルギーを生み出すことができます。
pH 7.35 ~ pH 7.45 ・・・正常
pH 7.3 以下 ・・・機能低下
pH 7.1 以下 ・・・死の危険
「乳酸」は、pH 5程度の酸性物質なので、溜まると酸性に傾きます。
正常細胞が癌化する大まかな流れは、
糖質の摂取
↓
ブドウ糖に分解される
↓
(ある条件により)乳酸発生
↓
糖質の大量摂取により乳酸が蓄積
↓
血液の酸性化
↓
細胞のミトコンドリアが機能不全になる
↓
細胞が癌化
・・・となります。
癌細胞の特徴は、ミトコンドリアが機能停止しているので、ミトコンドリアの外の細胞質基質だけでエネルギーを作ることです。
ミトコンドリアが「発電所」なら、細胞質基質での発電は「焚き木」程度のエネルギーです。
後者の発電を「解糖系 かいとうけい」といいます。解・糖...と言う名前の通り
「糖」の代謝経路です。
また「解糖系」は、酸素を必要としないので、「嫌気的解糖 けんきてきかいとう」とも言います。
ミトコンドリアが使えない癌細胞は、解糖系に依存するので、エネルギー源となるブドウ糖を大量に取り込む必要があります。
ここで再び振り返りますが、体を酸性化させる「乳酸」が発生するのは、「ブドウ糖」が原因です。
ブドウ糖・・・糖質ですね。
このブログでは、糖質がどれほど体にダメージを与えるかについて、過去に様々な記事を書いてきました。例えば、
体のタンパク質と結びついて、細胞を劣化させる「糖化反応」の原因も「糖質」
炎症の原因も「糖質」
高血圧のうち、90%の原因も「糖質」
動脈硬化の原因は血管を傷つける「糖質」
動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった
「全ての原因が糖質だ」・・・とまでは言いませんが、事実、多くの慢性疾患に糖質が関わっています。ほとんどの人が意識していないだけで、「ブドウ糖」、つまり、糖質には毒性があるのです。
で、癌の原因も、ご多分に漏れず糖質です。
高額なPET検診の仕組み
「ブドウ糖」の動きを目で確認することができる「癌の画像診断」があります。
これを「PET検診」と言います。
Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)...日本語では「陽電子放射断層撮影」と言います。
これでどうやって癌を見つけるかというと、癌細胞が、正常な細胞よりたくさんのブドウ糖を摂取する特徴を利用して、癌を発見するのです。
流れは以下になります。
①ブドウ糖に近い成分である「FDG」という薬剤を作る
↓
②「FDG」を注射して、全身に行き渡らせる
↓
③体内に入った「FDG」は癌細胞にワラワラと集まってくる
↓
④「FDG」から放出されるガンマ線をPETカメラで撮影すると、癌細胞が光って映る
「癌細胞は正常細胞の何倍ものブドウ糖を好む」...というガンの性質を分かっているからこそ、病院でこのような検査が行なわれているのです。
にも関わらず、癌治療において、「病気の原因になるから糖質を減らしなさい」と指導する医療関係者は極めて少ないです。
それどころか、一般的な病院で行なわれる栄養指導は、決まって「バランスの良い食事をしよう」です。厚生労働省と農林水産省が発表している「食事バランスガイド」は全体の60%が糖質ですから、間違いなく糖質過多です。
癌を育てる食事を指導している事になります。
この時点でおかしいのです。
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癌の仕組みはすでに分かっていた
「PET検診」が行なわれているということは、医学は、「癌はブドウ糖を好む」という、癌の核心部分を知っています。
それでも、「ブドウ糖が害である」という部分には触れないわけです。
知っているのに、知らないフリです。
ここでは、それはいつからなのか?という話をしたいと思います。
実は癌の原因、核心部分は何十年も前にすでに分かっていました。
以下は癌の正体を発見した「オットー・ワールブルグ」です。
『Wikipedia オットー・ハインリッヒ・ワールブルク』より引用
(オットー・ハインリッヒ・ワールブルク)
ベルリンにて1921年-1927年までベルリン大学助教授を経て、1931年-1953年までカイザー・ヴェルヘルム生物学研究所(現在のマックス・プランク生物学研究所)の局長として、細胞生理学の研究を行う。
彼は腫瘍の代謝、及び細胞(特に癌細胞)の呼吸の研究を行った。
(ワールブルクの)黄色酵素の性質と製造法の発見により、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
彼は1931年にThe Metabolism of Tumoursを編集し、1962年には、New Methods of Cell Physiologyを執筆した。
彼は細胞内で低酸素濃度下において腫瘍が発達することを最初に実証した。
さらに、1966年6月30日にドイツ、コンスタンス湖のリンダウにて行われたノーベル賞受賞者の会合にて腫瘍の根本的原因と予防について発表した。このスピーチにて、彼は癌細胞の発生の根本的な原因は嫌気的な物であるという証拠を発表した。
このような事実が何十年も前から分かっていながら、
原因を表に出さない状態で、ブドウ糖を賞賛し、糖質を食べさせた上で行なわれているのが、これまでの標準の癌治療です。
原因を言わない・・・悪質ですね。
「抗がん剤」や「手術」が悪いという話もありますが、それ以前に、これが一番酷いです。原因を賞賛するのは論外です。
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癌細胞の存在意義
では、「乳酸が蓄積すると、何故、癌細胞が生まれるのか」、「癌は何の為に存在するのか」について考えてみます。
元々備わっている体の機能に無駄はないと思うからです。
参考に、以下の記事を読んでみて下さい。
『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用
血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。
pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。
pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。
それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。
人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。
溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。
骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。
無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。
pHが下がり過ぎないように、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させる...その結果が「骨粗鬆症」や「動脈硬化」や「痛風」だとしたら、
悪いのは、「結果的に生じる疾患」ではなくて、その前段階の「pHが下がる環境」ということになります。つまり、悪いのは、その原因になっている乳酸、ブドウ糖です。
骨のカルシウムが溶ける事や、尿酸を悪者にするのは間違っていると思うのです。
...ということは、同じようにpHが下がる環境で生じる「癌細胞」も、一方的に悪いと決め付けるのは間違っていることになります。
癌細胞は、正常な細胞に比べて「ブドウ糖」を何倍も取り込む性質があります。私はこれが、ガンの大きな存在理由だと考えました。
人間の体には「ブドウ糖」は必要です。
しかし、その必要量は、一説によると5g(小さじ1)です。しかも、それを自分の体で作り出すことができます。
糖質は必要以上に摂ることで、体に何らかのダメージを与えます。例えば、
- 糖質はタンパク質を「糖化」させるので、細胞が変性する
- 糖質が分解されてできる「乳酸」は、血液を酸性化する
...このような性質があるので、あらゆる慢性疾患の元になります。
にも関わらず、現代人は毎食、大量の糖質を食べています。
すると、体は常に、緊急事態です。
糖質の過剰摂取を止めず、乳酸の蓄積を放っておいたら、行き着く先は「乳酸アシドーシス」です。
酸性に傾くのは「生命の危機」です。
癌細胞は、乳酸の元となる危険な「ブドウ糖」を好んで食べる、つまりブドウ糖を処理してくれる...と考えたら
癌細胞が悪者とは言い切れません。
癌が大きくなれば、死にいたりますが、体としては、例え細胞が癌化しても、より危険度の高い「乳酸アシドーシス」を解消させる方が大事なのです。
つまり、本当の悪者は「乳酸」を発生させる「ブドウ糖」です。敵と味方が逆になっています。
癌は、乳酸によって血液が酸性化したせいで、ミトコンドリア機能不全になって、細胞が癌化してブドウ糖しか使えなくなった細胞...ともとれますが、このように、緊急時にブドウ糖、乳酸を処理する為に存在している...とも考えられます。
ただし、この考えには問題もあります。
癌細胞は「嫌気的解糖」に依存しています。ブドウ糖をエネルギー源にして、燃えカスの乳酸を出す「乳酸製造細胞」です。
「ブドウ糖」をたくさん処理するけど、そのぶん「乳酸」も出してしまいます。
これでは、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させるケースのように、体を守っているようで、守っていない事になります。
じゃあ、細胞が癌化する理由は何なのか...別の視点から考えてみます。
正常細胞が癌細胞になったのは、乳酸による「血液の酸性化」が原因でした。
酸性化した血液も「血液の汚れ」と捕らえることができますが、一方でこんな意見もあります。
『千島学説研究会 よくある質問』より引用
千島学説では、血液が汚れ、体が病的状態のとき、悪化した赤血球が集まり溶け合ってガン細胞に変わっていったととらえます。
全身の血液が汚れ、それを一箇所に集めたものがガン腫です。
汚れた血液を一箇所に集め、そこから排泄しようとする、いわば血液の浄化装置というものです。
ガンも生体の治癒現象です。分かりやすくいえば、少々治りの遅いオデキに過ぎないのです。
「千島学説」では、「癌は血液の浄化装置」ということになっています。
ただ、この説の「汚れた血液」とは、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」の事で、「乳酸による酸性化」とはまた違うようです。
癌の研究報告では、癌患者の血液は、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」で汚れているそうです。それが原因で免疫力も低下しているという見方です。
「血液の酸性化によってミトコンドリア機能不全になって癌化する」...という発想とはまた少し違いますが、「癌は汚れを一箇所に集めて血液を浄化するシステム」という考えは一理あります。
つまり大局を救う為に、局所を捨てるわけです。
癌は転移する前は、人によってできる場所が違います。血液が酸性化するのに、何故特定の一箇所に表れるのかは、現段階では謎です。
この浄化説には、そのヒントがあるような気がします。
ただし...です。
この説はここまでは納得できるのですが、実は納得のいかない部分もあります。
...というのも、この「血液浄化」説には続きがあって、以下のような流れになっています。
①血液が汚れるのは腸が汚れているから
↓
②腸が汚れているのは、食品添加物や動物性食品に問題がある
↓
③粗食や菜食をすすめる
糖質の害について詳しい方はご存じだと思いますが、腸が汚れる原因は、(植物食性動物の消化器官をもっていない人間の場合)糖質であり、動物性食品ではありません。
で、カビやウイルスや細菌で血液が汚れるのは、「高血糖」が大きく関係しています。
つまり、血液が汚れるのは、「血糖値が直接上がらない動物性食品」が原因なのではなくて、「血糖値を直接上げる糖質」が原因なのです。
血液や腸の汚れが悪い・・・なら、糖質を絶つべきで、動物性食品を絶って糖質を多く含む食品で改善させようとしてはいけないのです。
実は私は糖質制限を始める前、「1日1食」を2年、「断食」はその合間で行なっていました。
そのキッカケになったのは、この「千島学説」を支持している人でした。
「肉を食べると腸で腐って発癌性物質になる」とか、「人間の歯の形から考えると人間は植物食性動物だ」と主張されていたので、それに影響を受けて、食べ物はなるべく植物性のものにしていました。
そして、かつては、この「癌は血液を浄化する」という説や、以下の記事で紹介した「腸造血説」に納得していました。
血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②
でも、「1日1食」や「断食」をしたことで、健康になるどころか体質が劣化しました。
それを回復させたのは、ほぼ野菜0で、動物性食品を食べまくるスーパー糖質制限なので、この説とは間逆です。
その経験から、今では「1日1食」や「断食」、「粗食」を勧めた人が評価している「千島学説」に対して懐疑的なのです。
ただ、完全には否定できない...とも思っています。
手足両足がない人が貧血になっていなかった...という事からも、「骨髄造血説」より「腸造血説」の方が信憑性があるとも思えますし、
癌が最初のうち一箇所に固まるのは、毒(カビ、ウイルス、細菌、あるいは乳酸)を広げない為ともとれます。
このような視点を抜きにして、一方的に癌を悪者に仕立てるのは間違っていると思うのです。
「PET検診 ブドウ糖」を画像検索すると、「正常細胞」と「癌細胞」を比較した画像がヒットします。そこに描かれている癌細胞の絵の特徴は以下のようなものです。
まるで、ドラクエの「爆弾岩」を彷彿とさせるような悪者として描かれています。これでは誰が見ても癌は敵に見えます。
ちがうだろ。
と言いたいです。
体にダメージを与える大量の「ブドウ糖」を食べてくれて、体の酸性化を防いでくれる、あるいは血液を浄化してゴミを一箇所にまとめてくれている...と考える私ならこう描きます。
ちょっとしたことですが、このようなことでもイメージは作られているわけです。
危険であるはずの糖質、ブドウ糖、乳酸を味方だと思っている限り、「癌細胞は悪くない。味方だ」と言われても意味が分からないでしょう。
また、ブドウ糖が毒物になる事を隠すだけで、癌細胞を悪者に仕立て上げる事が可能になります。
いいや、糖質は悪くない、本当にその情報が正しいのなら、すでに一般的になっているはずだ。そんな大事な情報を隠すわけない。表に出ないということは、その情報は間違っている。
・・・と思ったとしたら、頭の中に花が咲いています。このような思考は「性善説」に基づいて展開されています。
私は以下の記事で、学問は、存在しているものを無い事にしたり、存在していないものをある事にする事ができるとお話しました。
教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である
癌も同じです、
敵であるはずの糖質、つまり、ブドウ糖は、人間に必要だから摂りましょう...と味方のように宣伝し、その結果生じた癌細胞を敵として扱っています。
それだけでなく、近年は、「乳酸は悪くなかった」として、乳酸を礼賛するイメージ工作も始まっています。
このように、
白いものを黒と言ったり、黒いものを白と言ったり、
敵を味方にしたり、味方を敵にしたり
害のあるものを有難がるように感じさせたり、安全なものを危険であるかのように感じさせたり
価値のない物を価値があるように見せかけたり、価値のある物を価値がないように見せかけたり
・・・することを、洗脳と言います。
オウム真理教や北朝鮮を見て、私達は「洗脳とは、宗教や独裁国家で行なわれる特殊なものである」と思うようになりました。そして、「そこに属さなければ洗脳される事はない。我々とは無縁である」と無意識に考えてしまいます。
しかし、そうではありません。洗脳とはもっと身近で日常的に行なわれているものです。
ここまでは、癌に対する概念を覆しましたが、次は以下の問題について語っていきます。
- 発癌性物質の存在
- 現在行なわれている、癌の治療法の間違い
- 抗癌剤治療の実態
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種類が多すぎる発がん性物質はどこまで癌に影響するのか
ここまで読んで、疑問に思われた方もいると思います。
癌の原因が「ブドウ糖、乳酸」なら、世の中で騒がれている「発ガン性物質」はどうなのか?
...と。
「癌の原因」は本当に様々です。
子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス」、肺がんは「アスベスト」に「タバコ」、胃癌は「ピロリ菌」、皮膚ガンは「紫外線」
これら「発ガン性物質」の存在は何なんだ、「乳酸」じゃないのか?と思われるでしょう。
私はこれら「発ガン性物質」は、「乳酸」の罪をなすりつける為に存在しているのではないかと思っています。
原因がシンプルなので、バレないようにするには、理論を複雑にする必要があります。原因を複数にしておけば、それだけ、意識が散るので、本当の原因が分かりにくくなります。
癌の原因は複数あって複雑なものである、癌は治らないものである、癌を治すのは難しいのである、難しいから治療費が高くなるのは仕方が無い・・・と人々は感じるようになります。
だから、非常にシンプルな癌の発生する過程を説明しても、「難しいはずだ」「簡単であるはずがない」と、長年思い込まされている人は、受け入れられないかもしれません。
まぁ、「発ガン性物質が全く無害だ」とまで言うつもりはありません。これはこれで「不健康な物質」だからです。健康被害はあるでしょう。
ただ、「癌の原因だ」と言われると無理があります。
増殖したり、「発がん性物質」の属性と全然関係ない臓器に転移するのですから、他に理由があるのは明白なわけです。
少なくとも、「発がん性物質」の存在を騒げば騒ぐほど、「乳酸の蓄積による体の酸性化の害」が霞むので、「発がん性物質」が「乳酸」の隠れ蓑になっていることは間違いありません。
動脈硬化の原因は、糖質による血管の糖化でしたが、「コレステロールが悪い」ということになっています。
血管狭窄による高血圧の原因は、糖質による炎症で傷ついた血管を、「白血球」「血小板」「コレステロール」が治す為に集まるからなのですが、「コレステロールが悪い」ことになっています。
「コレステロール」さえ騒いでおけば、本当の原因は分からなくなります。
癌は、「コレステロール」の部分が「発がん性物質」に変わっただけです。
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癌患者におすすめできない治療法
さて、ここからは、一般的に行なわれている癌治療の問題点を説明します。
「ブドウ糖が悪い」、「乳酸が悪い」という認識がなければ、これらが癌の原因であるにも関わらず、避けようとしません。
それどころか、これらを治療になると勘違いして、積極的に摂ってしまうこともありえます。
例えば、「ブドウ糖点滴」、「和食や菜食」、「断食」、「1日1食」...等です。
その理由をご説明します。
ブドウ糖点滴
点滴には「ブドウ糖」が入っています。手に付くとネチャネチャするそうです。この点滴は、当然、癌を育てることになります。
しかし、「ブドウ糖」じゃない点滴も存在します。
「イントラリポス」と言うのですが、以前紹介した末期癌患者が治った方法では、こちらのブドウ糖0点滴を使用するそうです。
『パラダイムシフト好きの外科医のblog 奇跡が起きました。』より引用
奇跡が起きました。
大腸癌術後2年、腹膜播種により腹水が大量にたまっていた方にビタミンC20gの点滴を3日連続で行ってみました。
しかも、血中の総ケトン体が6000μM/Lを超えた状態です。
入院時は、水も飲めない、胃液も吐いてしまう。胃の中にチューブを挿入すると、1000mlも胃液がたまっている状態でした。
腹膜播種により十二指腸が閉塞しかけ、胃腸の蠕動運動もほとんどない。
これまでの常識であれば、腹水を抜いて利尿剤を使うくらい。
その他に出来ることと言えば、モルヒネを使って症状緩和するだけ。
はっきり言って、指をくわえて亡くなるのを待つだけ。
もって、1~2週間。
これまで様々な先生方のfacebookやブログからアイデアを頂いてきました。
高ケトン+高濃度ビタミンC療法、この人に行わずに誰に行うのか。
そんな想いで患者さんにも説明し、この治療にかけてみることにしました。
入院してから、完全な断食・断糖。飲水は口を潤す程度。
イントラリポス250ml、毎日点滴。
ビタミンB製剤も、連日多めに点滴。
ビタミンCは1日4g。
腹水が増えないよう、輸液量は1日合計500mlにとどめました。
胃液の逆流による食道炎に対して、対症療法として制酸剤の点滴を行いました。
この治療で入院時に500μM/Lだった総ケトン体が、4日間で6600μM/Lまで急上昇。
徐々に水を飲めるようになり、明らかに元気になってきました。
その段階で、ビタミンC20gを3日間。
腹水が全くたまらなくなりました。
飲める水も少しずつ増え、入院一週間目には500mlのペットボトルの水を1日に1本は飲めるようになりました。
何とか一旦退院できる状態にまでいけそうです。
面会者と話もしっかりできる。
暇過ぎて、本を4冊も読んでしまったそうです。
腫瘍マーカーや腫瘍の大きさなどでの、客観的な効果判定はまだしていません。
しかし腹水を抜かず利尿剤も使わず、ジャブジャブだった腹水がたまらなくなった。
胃液すら流れない状態でしたが、水をしっかり飲めるようになった。
これを奇跡と言わず、何と呼ぶのか。
癌を治す為に和食や菜食にはしる
和食は、主食を中心にする食文化です。穀物だけでも相当な糖質量です。おまけに、主食に合うような甘辛いおかずが好まれます。
食材および調味料が糖質まみれなので、癌治療ではNGです。
また、動物性食品の摂取量が少ないので、体の修復に必要なタンパク質が少なくなるのも問題です。
和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ
菜食も糖質の摂取量が増えます。そして、タンパク質も大豆等、植物性のものに偏るのでタンパク質不足になります。
ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題
今流行の断食や1日1食について
「断食が万病に効く」と言われています。本屋の健康コーナーに行けば、その手の書籍が並べられています。
私も糖質制限を始める前、その手の本を読み、影響を受けました。1日1食は2年くらい行なっていました。断食もその時に取り入れ、定期的に行なっていました。
しかし、私の経験上、人に勧める気にはなれません。
確かに、1日1食や、断食で一時的に健康になる人はおられます。私も最初は調子が良くなったものです。
何故よくなるのかというと、食を細くしたから消化の負担が減った・・・というよりも、
突き詰めて考えると、食を少なくする事で糖質摂取量が減り、糖質から受けるダメージが減るからです。
例えば、1日3食食べていた人が、1日1食にすると、2食分の主食(糖質)をカットすることが出来ます。
断食も、糖質がカットできますから不調が減るのは当たり前です。特に糖質を多く食べていた人が1日1食や断食をすると体が軽くなったような錯覚に陥ります。
ただし、それも一時は効果を感じますが、長く続けると、タンパク質不足、エネルギー不足につながるので問題が起きてきます。
私の場合は、1日1食や断食によって、体温が35度代になりました。痩せているのにも関わらず、太ももにセルライトがつきました。
食の内容が植物性のものが多かったので糖化が進んだとも考えられますが、代謝が悪かったせいだと思います。
エネルギーが不足しても、お腹がすくのは慣れます。フラフラするのも慣れて、しばらくすると平気になります。
ですが、タンパク質は体の材料なので、十分な量が必要です。1日1食、断食ではタンパク質不足になります。
生体は「アミノ酸」からタンパク質を合成します。作っては壊し、作っては壊し...を繰り返しています。
その為、古くなると「アミノ酸」は、原子団やミネラルが結合して変形してしまいます。こうして規格外となった「アミノ酸」は、通常は捨てられるのですが、タンパク質が不足していた場合、捨てられることなく使い回されます。
「使いまわせるんなら、わざわざタンパク質を多く摂らなくてもいいだろう」
・・・と思うかもしれませんが、痛んだ材料を使いまわすツケはあります。
変形した「アミノ酸」でできたタンパク質には問題があるので、免疫がそれを「非自己」と認識して、攻撃することがあります。これが「自己免疫疾患」に繋がります。
病気を治すコンディションとして、「エネルギー不足」や、「タンパク質不足」の状態が優れているとは思えません。
癌の場合、1日1食や断食をするより、癌の原因である「ブドウ糖」を断つ、断糖が理に適っていると思います。
今、糖質制限を始めて2年が過ぎました、1日1食や断食も2年くらいやりました。
両方実践したから分かりますが、1日1食や断食よりも、糖質制限の方が簡単に健康になれます。次元が違います。
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副作用だらけの抗癌剤治療は看護師にとっても危険だった
ここまで読んで、今まで行なわれてきた治療はなんだったのか・・・と思われた人もいるのではないでしょうか。
でも、こんなのは序の口です。
次は「抗がん剤治療」の危険性を紹介します。
ここ数年、書店に行くと、「抗がん剤治療」や、「手術」に対して否定的な、かなり過激なタイトルの本が並んでいるので、目にする人も多いのではないかと思います。本だけではなくネットでも多いです。
これらの情報には、癌の標準治療がいかに体にとって悪いか・・・ということが書かれています。危険、危険のオンパレードで、敵は標準治療にありと言わんばかりです。
私でも引くぐらいなので、始めて読む人は強烈かもしれません。
ここで、抗癌剤の実態について紹介します。このような事を知った上で、抗癌剤治療をするかどうか決めるべきです。
『田中佳先生のブログ ◆ 抗癌剤の取り扱い(看護師用)』より引用
患者さんへ抗癌剤を投与する指示を医者が行います。
その指示が適切であるかどうかを薬剤師が確認します。
適正範囲内であれば薬剤師が準備します。
抗癌剤投与の準備を看護師が行います。
その際に看護師のためのマニュアルがあります。
(中略)
毎度申しますが、「ふつう」にものごとを捉えましょう。
「なぜこのようなマニュアルが存在するのか?」です。
簡単ですね
危険だからです
(私見を挟みます)
今日の癌治療には抗癌剤は欠かせない存在となっている(医学島だけの世界観です)。
その多くは発癌性、催奇形性、他の発生毒性、生殖毒性がある薬<Hazadous Drugs:HD>(これは薬といえるのか?)であることが知られています(医学界では周知の事実だということです)。
~中略~
看護師が癌薬物療法に携わる機会も増えている。
質の高い看護を提供するには、看護師自身が健康的に働くことができる労働環境の整備が不可欠であり、HDへの曝露対策に取り組むことが急務と言える(看護師さんの健康を確保するためには抗癌剤の曝露を極力減らさなければならない!と言ってますね)。
岩見沢市立総合病院のマニュアルにある如く、ここまでの装備をしなければならないわけです。
キャップは経皮毒性の観点と髪の毛に付いた後で手で触れてしまったり舐めてしまわないためでしょうねえ。
失明を防ぐ為にはゴーグルを装着して目に入らないようにしないとですよねえ。
誤って口に入ってはならないのでマスクは必須ですよねえ。経皮毒性の観点からは、二重の手袋が重要となるのは当然ですかねえ。
まあ、そんな感じな訳ですよね。。。
凄くないですか?
これを患者さんへ点滴で入れるわけです
実際の経験者さんのお話なのですが、病棟で抗癌剤の投与を受ける際、看護師が抗癌剤の点滴を既存の点滴へ接合しようとしたとき、誤って抗癌剤の雫が手袋がカバーしていない手首に跳ね飛んでしまったそうです。
その看護師は「ぎゃーーーーーっ、手が腐るーーーーーー」と全てを放棄して走って手を洗いに行ったそうです。
それだけ恐ろしい薬液なのだという教育を受けているわけですね
やっぱり、凄くないですか?
(15秒で分かる抗癌剤)
Q 抗癌剤の目的は?
A 癌細胞の分裂阻止です。
Q 分裂阻止は癌細胞だけですか?
A いいえ、正常細胞もです。
Q ということは全身の細胞分裂の阻止?
A 左様にございます。
Q ということは生きることを阻止?
A 左様にございます。
さて。
何の目的で抗癌剤をお使いになりますか?
よ~く、考えてみましょう。
・・・少し、過激ですね。さすがに信じられないと思います。
でも、本当みたいです。
『Yahoo!知恵袋 抗がん剤治療に携わる看護師です。』より引用
抗がん剤治療に携わる看護師です。抗がん剤が皮膚に付着してしまったかもしれません。
薬剤名はイホマイドという抗がん剤です。大丈夫でしょうか?
ちょうど1週間前、イホマイドの点滴を接続時、もしかしたら自分の皮膚に少量付着してしまった可能性があります。
すぐに流水で、接触した可能性のある部位は洗ったつもりです。しかし、その後すぐ前腕を見た際、なんとなく一部発赤?色素沈着?っぽくなっているのが、ずっと気になって仕方ありません。
恥ずかしい話ですが、それが抗がん剤付着前からあったものなのか、明らかに抗がん剤が付着した後のものなのかが、自分でもはっきりしないのです。
今は1週間経過していますが、特に変化はなく、ただ色素沈着っぽくなっているだけで、痛みも最初からないですし、皮がめくれたり、ピリピリしたりもないです。
ただ、薬剤が薬剤なだけに、もし付着していたとしたら、今すぐどうこうなくても、将来的にその部分が癌化したりとかしないか不安になってきて・・・。
また、他にも
看護師をしています。
5FUという抗ガン剤の点滴を、交換する際に、薬液が手についてしまいました。
今、すごく不安です。
詳しい方、身体に影響があるのかご存知でしょうか?
よろしくお願いします。
これに対し、回答は
薬液が手に付いた際、すぐに流水・石鹸で洗い流しましたか?皮膚に糜爛などの症状が出ていなければ、それほど心配する必要は無いと思います。
ただ、やはり気になるのでしたら医師に相談してみることをお勧めします。
5FUを素手で扱っている事に驚きです。どんな低レベルな施設なのですか?
化学療法を行う病院では取り扱う医療者にも徹底した暴露対策をしているのが当たり前です。
しかも薬剤が皮膚に付着した対策を知恵袋で聞くとか?
薬剤は皮膚から吸収、そして外に漏れた薬剤は揮発して呼吸器を通して吸収します。
そのため、暴露予防として2重の手袋、シールドつきのマスク、3000mg以上の5FUを取り扱う場合はガウンを装着するのがマニュアル化されています。
きちんとマニュアルを守っているか 、自分の身を守るためにも大切ですよ。
もう吸収されて、腎臓から排出されているとおもいますが
抗がん剤の種類によっても違うみたいですが、体にとって負担がかかるものであることが伺えます。
『健康サロン ひのき 現役の看護師さんの投稿をコピー 抗がん剤療法について』より引用
フェイスブックで、現役の看護師さんの投稿をコピーいたしました。
実名は控えさせていただいております。
以下の内容です。
最近なぜか抗がん剤を投与することが多いのですが、以前までは仕事と割り切って投与していました。
最近の私のfb投稿の傾向からもわかるかと思いますが、最近は葛藤があります。
明らかに疑問を持ちながらも仕事と割り切って医者の支持通り投与しています。
必死でガンを治したいという医者や研究者もいないわけではなく、でも、やはり抗がん剤は毒以外の何者でもないわけで。
それが当たり前の様に投与されている現実。
医療従事者もいつか労災として申請できるようになるかもしれないと思うほど被曝しています。
抗がん剤投与の際に指導されること。
「必ず手袋とマスクを装着する」
「できればゴーグルも装着する」
「内服であっても被曝するので、素手で触らないこと。」
「投与後の空ボトルを廃棄する時はなるべく触れずに廃棄すること」
その他にも色々あります。
これらは比較的に最近言われ始めたことではないでしょうか。
しかもこれらは、医療従事者に何かあってもこれだけ指導しているのだから、責任はない、ということかもしれません。
以前、不注意で、抗がん剤が手に付いてしまいました。
あっと言う間に皮膚は火傷しました。
火傷というか壊死したというか。
まあ当たり前と言えば当たり前の事なのですが…。
患者だけでなく、医療従事者にも害を及ぼす抗がん剤。
調剤する薬剤師さんなんてものすごい防備して作っています。
それが、ガンの治療だと信じて治療を受ける患者。
知っていてか知らないのか投与する医者。
どうしてこのような毒を投与するのだろう。
これが本当なら、なんでこんな恐ろしいものが使われているのか、それ以前になんで許可されているのか・・・真面目に生きてきた方ほど理解に苦しむと思います。
そこで、もう一歩踏み込んでお話したいと思います。
実は、「抗がん剤」は第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が起源です。
マスタードガスは遅効性であり、曝露後すぐには被曝したことには気付かないとされる。
皮膚以外にも消化管や、造血器に障害を起こすことが知られていた。
この造血器に対する作用を応用し、マスタードガスの誘導体であるナイトロジェンマスタードは抗癌剤(悪性リンパ腫に対して)として使用される。
ナイトロジェンマスタードの抗癌剤としての研究は第二次世界大戦中に米国で行われていた。
しかし、化学兵器の研究自体が軍事機密であったことから戦争終結後の1946年まで公表されなかった。
一説には、この研究は試作品のナイトロジェンマスタードを用いた人体実験の際、白血病改善の著効があったためという。
ナイトロゲンマスタードは以下になります。
ナイトロジェンマスタード(Nitrogen mustard、窒素マスタードとも呼ぶ) は化学兵器の糜爛剤の一つ。
化合物としてはアミン類であり、第一次世界大戦で使われたマスタードガスの硫黄原子を窒素に置き換えた分子構造である。
また、細胞毒性に着目して使用された最初の抗がん剤であり、白血病や悪性リンパ腫の治療薬として使われていた。
クロロエチル基がDNAをアルキル化することによって核酸の合成を妨げ抗腫瘍効果を現す。
これは結構有名な話です。
ただし、マスタードガスは「最初の抗がん剤」の話なので、「現在の抗がん剤」と成分的にどう違うのかは私にはわかりません。抗がん剤も種類があるみたいですし、もしかしたらマシになっているかもしれません。
どちらにせよ、副作用がキツいので、体にとって劇薬であることは間違いありません。
でも、問題はそこではありません。
戦争に使う兵器を、病気の治療に使う・・・という発想をする人達がこの世に存在しているという事が問題なのです。
私が度々「性善説で物事を考えるな」というのはこのような理由からです。
性善説を信じている多くの普通の人は、「マスタードガス」と聞くと、鼻で笑うと思います。
普通の人は、危険なものを別の形に加工して気付かないように使わせる・・・事を信じられないのです。
そんな危険なものが使われていて、しかもバレているのに、何故今も使われているんだ?と考えると思います。
ありえない話なので、思考停止して、「使われているということは安全だからだ、マスタードガスなんて嘘だろう」と考えます。その話が本当だったら怖いので、否定する方が楽なのです。平和な方を信じる方が良いのです。
真に受けて「なんてことだ!」と怒る人は少ないかもしれません。
では、私はどうだったかというと、別に驚きませんでした。
何故なら、これと同じ事が、別の分野でも堂々とやられているのを知っていたからです。
第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が、「抗がん剤」になったように、
ベトナム戦争で使われた「枯葉剤」の在庫が、「除草剤」として流通し使われているからです。
私はこのことを「遺伝子組み換え食品」について調べていた時に知りました。
この時はあまりの悪質ぶりに驚きましたが、それを知っていたから、「抗がん剤」が同じような事情でも「ありえる」と思ったのです。
また、人工甘味料の「アスパルテーム」も、「生物化学兵器の候補だった」...という説もあります。
『薬を使わず心と体のストレスを解消する薬剤師のブログ アスパルテームの毒性|人工甘味料の危険性』より引用
アスパルテームはサール薬品の研究者が「胃潰瘍の薬」を開発中に偶然強力な甘みを持っている化学物質を発見したことから始まったと言われていますが、それとは全く別の報告があるのです。
それは、過去にこの物質がアメリカ国防省内で生物化学兵器用物質の候補として使われようとしていたことです。
これが真実なのかは分かりませんが、発見したサール薬品は戦時中に軍のために化学薬品などを供給していた会社です。
真相は分かりませんが、あっても不思議ではないと思います。
戦争に使われる兵器は、人を傷つける道具です。それがラベルを貼り変えて一般に出回っている・・・という話が、医療、農業、食品・・・と様々な分野で見られるわけです。
一般人にはとてもじゃないけど思いつかない、かなり悪質な発想です。
それが、分野をまたいで、あっちでもこっちでも同じような事が行なわれています。これを偶然だ・・・と思うなら、思考が停止しています。
偶然は何度もおきるものではありません。
このような状態だから俯瞰で見ないといけないのです。
抗癌剤治療や手術をする前に知っておきたい事
標準治療では、「抗がん剤」を使って癌を攻撃するわけですが、何度も言うように、癌は敵ではありません。
敵ではないものを攻撃するために、体に負担をかける・・・本当の原因が分かっていれば、このような無駄なことをしなくて済みます。
敵は癌ではありません。
もっと言えば、「ブドウ糖」でも、「乳酸」でもありません。「ブドウ糖」は寝ているときに口の中に勝手に入ってきたりはしないからです。
悪いのは、私達が間違うように、害のあるものを良いように見せかけて、体を守ってくれる機能を悪いように錯覚させる社会構造です。
原因を隠して治療をすれば、原因はそのままですので、回復の足を引っ張るのは当然です。
これは西洋医学だけではありません、その他の代替医療も同じ事が言えます。
現在、様々な癌の治療法がありますが、どんな治療法でも「原因を隠したうえで、何かの治療を薦める」というのは、人としてどうかと思います。
導き方がおかしいのです。
もし、浪費による借金が多くて、生活が楽にならないと嘆く人がいたら、その人に対して「借金を上回るくらい、もっと稼げば生活が楽になるよ」等とアドバイスをするでしょうか?
「別の仕事(別の治療)なら稼げるよ」と導くでしょうか?
ありえませんよね。
そんな人にアドバイスする時は、普通、真っ先に、何が原因で今の状態に陥ったのか、何を改めなければいけないのかを悟らせます。
この場合、原因である浪費、借金を止めるように忠告します。稼ぎをどうするか...はその次の段階です。
お金を垂れ流した状態で、もっと稼いで生活を楽にしようという考えは、穴のあいたバケツに水を入れるようなものです。
浪費を続けても、稼ぎが上回れば大丈夫かもしれませんが、誰にでもできることではありません。
病気も一緒です。原因を止めないで治療をしても、やらないよりは成果が出るかもしれませんが、効率は悪いです。
「癌はブドウ糖、乳酸の蓄積による酸性化が原因である」という本質に気付かないまま治療すると、どんな治療も効率は落ちるでしょう。
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大地震などで食糧難に陥る事態になった時が大変そうですね。
BBさん、コメントありがとうございます。
「食糧難になった時が大変」というのは、糖質制限の事でしょうか?
そうなったら、ゼイタクは言っていられませんね。
今泥水を見たら「汚い」と言って飲みませんが、もし砂漠で水を飲まずにフラフラして、やっと見つけた水が泥水なら間違いなく飲むと思います。
同じように今、健康に気を使って糖質を避けていても、非常時、糖質しか手に入らないなら食べます。何も食べなければ「ATP不足」になってしまうので、最優先でそれを避けます。
参考にさせて頂いております。こちらの記事で分からなかったのですが、癌細胞が糖質を取り込んでも解糖系で乳酸に変えるのであれば、結局乳酸アシドーシスになるのではないかと思いました。防衛するのであれば、糖質を脂肪に変えた方がよい気がしましたが、癌化するのはどうしてでしょうか。
AAさん、コメントありがとうございます。
以下が癌化の順番です。
-----
解糖系で生じた乳酸の蓄積によって血液が酸性化する
↓
pHが酸性に傾くことで、ミトコンドリアが機能不全になる
↓
ミトコンドリア機能不全細胞=癌細胞
-----
順番としてはこうなのですが、この見方だと結果である「癌細胞」が悪いという視点になります。
なので、この記事では視点をあえて変えました。きっかけは以下の記事です。
http://16296315.at.webry.info/201609/article_1.html
体は「pHが下がりそうな状況」を回避する為の策として、「骨からカルシウムを溶かす」、「尿酸を出動させる」という手段を取ります。しかし度が過ぎれば、その回避する為の手段によって結果的に体を傷つけてしまうことになります。
前者は「骨粗鬆症」「動脈硬化」、後者は「痛風」
「pHが下がりそうな状況」とは、「乳酸の蓄積」ということになります。
言い換えると、乳酸をチャラにする目的がないと、「骨粗鬆症」「動脈硬化」「痛風」は起きないと考えられます。
考え方によっては、これらの疾患は乳酸を処理する為(つまりpH低下を防ぐ為)の作戦の1つです。
で、以下の記事を読んで、「癌」も同じ視点で考えられると思いました。
がんは過剰な乳酸の処理装置
三石理論 ビタミンB1 注射の効果
「癌細胞はミトコンドリアが機能不全になってしまったので、ブドウ糖しか食べられなくなった」という見方もできますが、「癌は多すぎるブドウ糖を食べる為、乳酸を処理する為に存在している」という見方もできます。
「癌化」も元を辿れば、「骨からカルシウムを溶かす」、「尿酸を出動させる」のと同じ目的である...という視点は大事です。そういう意味では「防衛」と捉えることができます。
「骨からカルシウムを溶かす」、「尿酸を出動させる」が悪いと良い切れないように、「細胞の癌化」も悪いとは言い切れません。体のシステムである以上なんらかの意味があると思うからです。
ただ、これも度が過ぎれば、癌細胞は解糖系に依存するので、さらに乳酸を生み出し、酸性化し、周囲の細胞を癌化させるので事態は悪化します。「骨粗鬆症」「動脈硬化」「痛風」が体を傷つけるのと同じです。
「癌化」も「カルシウムを溶かす事」も「尿酸を出動させる事」も、一時的に守る方法として存在するシステムで、長期のpH低下は想定していないのでしょう。
とても興味深い内容をありがとうございます。
どうしても理解できないことがあるので、質問させてください。
「骨からカルシウムを溶かす」や「尿酸を出動させる」ことで生命を維持するために血液のpHを緊急に上げる必要があるのはわかりますが、癌細胞はどのように血液のpHを上げるのでしょうか?あるいは血液のpH低下を防ぐのでしょうか?
嫌気的解糖系メインの癌細胞はグルコースを代謝して乳酸を作ると理解していますが、この理解だと乳酸は減るどころか逆に増えて血液のpHは更に下がるだけなので、逆に危ないことを肉体がしているように思うのです。
緊急に乳酸を処理したいなら、乳酸をバコバコ作る癌細胞より、乳酸を処理するミトコンドリアのようなものが増えた方が良いように思えるのですが、そうならないのはなぜでしょうか?
>癌細胞はどのように血液のpHを上げるのでしょうか?あるいは血液のpH低下を防ぐのでしょうか?
癌細胞は乳酸を発生させるのでpHを下げます。
癌細胞はpHを上げるから体を守っている...という意味ではありません。
癌細胞は通常細胞の10倍のブドウ糖を吸収するので、「ブドウ糖を処理する」という視点で考えたら、10倍食べてくれたらブドウ糖が減ると思ったのですが、確かにその乳酸(廃棄物)によってさらに体は傷つきますね。
『ガンは怖くない!ブドウ糖→乳酸→ポリ乳酸(硬いしこり)』より引用
誤解を生む表現で申し訳なかったです。時間がある時に記事を修正しておきます。
>乳酸を処理するミトコンドリアのようなものが増えた方が良いように思えるのですが、そうならないのはなぜでしょうか?
ミトコンドリアは酸性に傾いた環境や、酸素がない状況では活動できません。何故というより、ミトコンドリアの機能がそうなのです。増えた方が確かに便利ですが、環境的に増えない状態です。そして増えない環境を作っているのは人間です。
ご回答ありがとうございます。
> 増えた方が確かに便利ですが、環境的に増えない状態です
確かにそうですね、酸性になってミトコンドリアが減るからATPをもっと作るためにがん細胞が頑張るのですね。
アリヤさんの「癌は蓄積した乳酸を処理する為に発生します。」という言葉から、がん細胞は敵ではなく、蓄積した乳酸を減らして血液のpHがこれ以上下がって即死するような最悪の事態を防ぐためにできたもの、というのがこのページでおっしゃりたいことの一つだと理解しておりますが、
癌が蓄積した乳酸を処理する(乳酸を減らす)ロジックがやはりわかりません。調べてみましたが、見つかりませんでした。がん細胞は通常の細胞より大量にグルコースを使うので、乳酸を減らすどころか逆に乳酸を増やしてしまうのではないかと思います。
だとすれば、がん細胞が敵ではなく味方であるなら、がん細胞はどのような方法で「一時的に」生命を守るのでしょうか?
追加で質問してしまい申し訳ございません。
>がん細胞は通常の細胞より大量にグルコースを使うので、乳酸を減らすどころか逆に乳酸を増やしてしまうのではないかと思います。
大量のブドウ糖を処理する事で、乳酸による酸性化を防ぐ...と考えたのですが、結果的にその癌細胞から乳酸がでてしまうので、防ぎきれてはいないですね。
そう気が付いたので、今度記事を書き直します。
>だとすれば、がん細胞が敵ではなく味方であるなら、がん細胞はどのような方法で「一時的に」生命を守るのでしょうか?
こういう説もあります。
人はなぜ「がん」にかかるのか (がんは血液の浄化装置、延命装置)
改めて考えると、癌細胞はミトコンドリアを壊された元正常細胞なので、ある意味被害者です。