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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

投稿者:アリヤ
痩せ形で筋肉の少ない男性が糖質制限でフラフラになるケース

 

 

糖質制限中にフラフラになる人は多いです。

 

 

 

私も糖質制限でフラフラになったことがありますが、それはただのカロリー不足、タンパク質不足でした。

 

 

 

その失敗と原因を学んだ上で、次に実践した糖質制限は、問題が起きる事なく上手くいきました。

 

 

 

 

その解決策は、色んな記事でチョコチョコ書いてきました。ですが、私があまり苦労していないものですから、簡単に書きすぎてしまったようです。

 

 

 

 

この手の相談を受けるにつれ、原因や状況が少しずつ違うので、もう少し情報量を増やした方がいいと感じました。

 

 

 

そこで書いたのが以下の記事です。

 

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

 

糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみた

 

 

 

 

理屈はアレコレと書いたのですが、やはり実体験がないと説得力がありません。

 

 

 

 

そこで、コメント欄を読まれている方はご存じだと思いますが、補足として、少し前にこのテーマで、読者の「橋下さん」と「筋肉破無星さん」と私との3人でやり取りした内容をそのまま記事にする事にします。

 

 

 

同じような状況になっている方の参考になると思います。

 

 

 

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重要な部分は太字にします。

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、こんばんわ。糖質制限のやり方について少しご相談があります。

 

 

基本的に糖質制限を続けていて特に問題なのですが、たまにたちくらみやめまいがしてフラフラになるときがあります。

 

 

糖質はアリヤさんと同じように1日10g以下で、脂肪もグラスフェッドバターを毎日50g~100gを摂っていて、サプリメントも毎日ビタミンC4錠、ビタミンE2錠、ビタミンB50コンプレックス2錠をを摂っています。

 

 

 

全部Now社のものです。

 

 

 

そこで、タンパク質ですがプロテインや肉、卵を摂ってはいるのですがタンパク質だけは毎日多かったり少なかったりして適当なんです。

 

 

多分タンパク質が少ないせいかなと思うのですが、アリヤさんの見解を教えていただけないでしょうか?

 

 

 

 

★ ★ ★  管理人のコメント  ★ ★ ★

 

 

橋下さん、こんばんは。

 

 

1日10g以下でバターが50~100gなら、糖質量と脂質量は、私が糖質制限を始めた時と同じくらいですね。バターは毒出しの時に100g摂っていましたが、あとは一貫して50gです。

 

 

当時はサプリは一切摂っていませんでした。

 

 

 

でも、私はタンパク質は毎日ほぼ同じように摂っていました。

 

 

 

なので橋下さんの体調不良はタンパク質の摂取の仕方に問題があるのかもしれません。

 

 

たちくらみが起こる時と、タンパク質の摂取が少ない時が同じかどうか観察してみて下さい。

 

 

一致していれば原因はタンパク質の可能性が高いですし、違っていれば、また別の原因を考えます。

 

 

もし、原因がタンパク質不足なら「低T3症候群」という可能性があります。

 

 

https://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12186282624.html

 

 

あとは、「激しい運動」や「長時間の重労働」で速筋を使いまくっている人の場合は、多少の糖質を摂取しないとフラフラになったり筋力が落ちます。

 

 

 

そういう不自然でキツイ運動はされていませんか?

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、お返事ありがとうございます。有用な記事ありがとうございます。

 

 

もしかしたら低T3症候群かもしれません。

 

 

以前、久しぶりに一人で焼き肉を食いに行ったとき、肉とサンチュを大量に食べた翌日はなぜかかなり元気になったので、もしかしたらと思いました。

 

 

それと、僕は基本的に朝食べず、昼にコンビニの焼き鳥3本程食べて夜に肉、卵、プロテインなどのたんぱく質をがっつり食べるという食習慣なのでそれも原因だったりするかもしれません。

 

 

昼は少ししか食べてないので、昼と夜を少し多めに食べてみて経過観察しようと思います。

 

 

また、激しい運動や長時間労働は一切してないですね。

 

 

激しい運動と言えば、たまにジムに行ってランニングするくらいです。それか毎日腕立て伏せとスクワットを40回ほどしてますが、それは全然関係ないと思います。

 

 

低T3症候群の記事を読んだからか分かりませんが、心なしか体の筋肉が減ったような気がしてきました。

 

 

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

★ ★ ★  管理人のコメント  ★ ★ ★

 

 

運動が原因じゃないとすると、「低T3症候群」かもしれませんね。

 

 

>僕は基本的に朝食べず、昼にコンビニの焼き鳥3本程食べて夜に肉、卵、プロテインなどのたんぱく質をがっつり食べるという食習慣

 

 

タンパク質の効果的な摂取量は1度に20~30gです。1度にたくさん摂っても、血中アミノ酸濃度は4時間で減ります。

 

 

夜に集中的に食べられているようですが、もったいないので、分散した方がいいかもしれません。

 

 

あと、過剰な糖新生を防ぐために、私は1度に30g以下に抑えています。

 

 

焼き鳥は、3本でどれぐらいのタンパク質が摂取できるのか計算して、足りなければ補った方がいいでしょう。

 

 

皮だと脂質は多いですが、タンパク質は少ないかもしれません。朝食べないのなら、タンパク質は不足した状態です。

 

 

コンビニだとプロテインバーやザバスのプロテインがあります。あとゆで卵を作って持参するのもありです(卵は1個、タンパク質6g)。

 

 

 

 

糖新生については、以下の記事で説明しています。

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、お返事ありがとうございます。

 

 

血中アミノ酸濃度が減少しているから立ち眩みなどの症状が出てきたのですね・・・。

 

 

今まで、朝・昼はバターコーヒーのみで、夜にがっつりたんぱく質を摂っていたので、それでコンディションにばらつきが出ていたのですね。

 

 

ちょうどAmazonでささみのプロテインバーとKALKLANDのプロテインバーが糖質が少なく、タンパク質も多いのでこれで試してみようと思います。

 

 

これからはたんぱく質の間食を増やしみようと思います。

 

 

また、間食で思い出しのですが、
「20年来の辛さがほぼ消えた件について」

 

 

https://anond.hatelabo.jp/20090401200113

 

 

このブログは糖質制限と適度な低GI食品orタンパク質の間食で人生を変えた人の体験記です。

 

 

今の僕にはこのブログの方と同じような食生活が合っているのかもしれません。面白いので、ぜひ読んでみてください。

 

 

アリヤさんにご質問があります。

 

 

僕のように低T3症候群のような人は脂肪をエネルギー源にした代謝回路を作るまでは主にたんぱく質をこまめに間食しなければならないと思うのですが、アリヤさんのようなすでに脂肪を代謝することが出来る体質の人はバターなどの脂肪をこまめに摂ったほうが良いのではないのでしょうか?

 

 

脂肪の方がATPも多く生産できますし、何よりタンパク質を多く摂ることによる糖新生の血糖値上昇の心配もないですし。

 

 

また、バター1日50gと決めている理由は何なのでしょうか?もっと多い方がATPを生産できると思うのですが。

 

 

ご返事いただければ幸いです。

 

 

★ ★ ★  管理人のコメント  ★ ★ ★

 

 

ココナッツオイルのようにエネルギーが短時間で切れる脂質に頼っていると小まめに摂取した方がいいかもしれませんが、私は長時間持つバター派なので1度食べると、とくにエネルギー不足になる事はありません。

 

 

この3年間でフラフラになった事は一度もありません。

 

 

従って、こまめに食べる必要がありません。

 

 

私が糖質制限を始めた頃は、どちらかというと高脂肪、中タンパクを試される方が多かったのですが、今は中脂肪、高タンパクの方向になっていっています。

 

 

この3年間で、常に効率良く健康になる方法に軌道修正された為です。

 

 

 

試した人の数とその結果どうなったかを常に見て、よさそうだと思ったら実践します。

 

 

ATPが足りていないなら問題ですが、ATPが十分に足りているなら、不足している体の材料を補う事に力を注ぐのは理に適っていると思います。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ バターよりプロテインの方が良い』より引用

 

 


 

光文社の本にも書いたけど、バターは良いエネルギー源となります。

 

 

しかし、長年のタンパク不足の人は、バターで胃がムカムカする、お腹が下り調子が悪くなる、と言います。

 

 

今は何と言ってもプロテインが一押しで、それでも足りなければバターを追加、と言うスタンス。

 

 

自分は昼はプロテイン60g(180cc)。

 

 

これで十分満腹なのだけど、その後バタースープを飲むと、ATPが急に合成されるのか体が急に熱くなり異常発汗。

 

 

自分の場合は、そこまでする必要なないと判断しています。

 

 


 

 

多くの患者さんのデータを元に語られているというのがポイントです。このような情報を見て実験します。

 

 

50gと決めているのは、それ以下だと生理の日がズレるからです。ほぼ同じ日にくるかどうかを観察しています。

 

 

 

それと、味が好きなので嗜好品の意味もあります。

 

 

あと、バターは1個400円なので、50gだと4日もちます。

 

 

でも、マイプロテインが安いので、いずれバターを中止してプロテインを増やすかもしれません。

 

 

 

卵や肉にも脂質は含まれています。牛脂も使います。これで足りなければ、バターを足せばいいし、足りるのであればそれ以上摂る必要性は感じません。

 

 

シンプルに考えます。

 

 

タンパク質を多く摂って糖新生が過剰になる心配は、1度に大量に摂った場合の話です。小食頻回であれば問題ありません。

 

 

 

 

★ ★ ★ 筋肉破無星さんのコメント ★ ★ ★

 

 

横から失礼致します。

 

 

自分もケト初期は同じような症状で、ヘム鉄を足すだけで治りました。

 

 

男性だと鉄不足は考えにくいですが、フェリチン測った方が良いかもしれません。

 

 

もしくはまだケト適応出来てなければカルニチンでしょうか。

 

 

一日糖質5~15gぐらいのケト2年目ですが、ロードバイク昼前から深夜まで乗りっぱなしの水分のみで全然平気でした。脂肪の少ない男性サイクリストはやってみたけど無理だったという話も聞きました。

 

 

自分はタンパク質でも小食でも太れる体質なので割と楽なのですが、栄養吸収率の低い痩せ形の人だと色々難しいみたいですね。

 

 

ご参考までに、失礼致しました。

 

 

 

「フェリチン」が何かわからない方は以下の記事をご覧下さい。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

 

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、おはようございます。筋肉破無星さん、初めまして。

 

 

家に食生活に関する本がいっぱいあるので自分なりにも調べてた結果、やはりアリヤさんの言う通り低T3症候群のようでした。

 

 

糖質制限した数週間は結構調子が良かったんですが、今頃になって常に眠かったり、目が激しいドライアイに見舞われたりして、普段コンタクトレンズなんですが、仕方なくここ数日は目薬をしたり眼鏡にしたりしてました。

 

 

デイブ・アスプリーの本にも炭水化物を長期間制限しすぎると甲状腺機能が低下して、初期症状に激しいドライアイに見舞われるとかいてありましたので、やはり僕はアリヤさんのおっっしゃるとおり低T3症候群なのだと確信しました。

 

 

試しに、久しぶりに昨日たまごかけごはんを食べてのですが、今朝コンタクトレンズをつけてもずれないですし、何より少し体が元気になりました。

 

 

いつも有用な記事の引用と御指南ありがとうございます。

 

 

バターは朝1度摂るとその日はずっと取らなくても大丈夫みたいなんですね。実はこまめに飲んでました(汗)

 

 

筋肉破無星さん、有用なご体験ありがとうございます。

 

 

いつもバターコーヒーを朝飲んでいるのですが、実際にはバターコーヒーではなく、ただバター約50gとピュアココア20gとイヌリン10gを混ぜたものを飲んでいるだけなのでコーヒーではないのですが、ココアに鉄分やマグネシウムなど含まれているので、鉄分の心配はしておりませんでした。

 

 

また、僕は結構やせ型のタイプの男性ですので、もしかしたら腸から栄養を吸収が苦手なタイプなのかもしれません。

 

 

 

昔からやせ型体質なので太れる人がとてもうらやましいです。

 

 

 

鉄とL-カルチニンを摂取して経過観察してみようと思います。筋肉破無星さん、とても参考になりました。

 

 

アリヤさんはATP合成のプロのような方で凄いなと感じてます。

 

 

また、メールの件丁寧にご返信ありがとうございました。コメントが反映されないので、システムエラーかなと心配してました(笑)

 

 

 

 

以下は筋肉破無星さんの私へのコメントです。

 

 

★ ★ ★ 筋肉破無星さんのコメント ★ ★ ★

 

 

ずっと拝見させて頂いています(ストーカー)。

 

 

コメント欄が賑わってきていて喜ばしいとともに相談やアンチが増えて大変だな、と思いながら暖かく見守っております。

 

 

ロードバイクを始めたのはケト後からなので、人体実験マニアとしてはハンガーノック味わえないのは残念ですが糖質は取りたくないです。

 

 

 

どうやら糖質回路で動いていたら1時間ごとに糖質補給しないと動けなくなるらしいです。狩猟動物としては致命的ですね。

 

 

 

疲れや空腹を感じても脂肪がある限りエネルギー切れはあり得ないので、疲れてもばたんきゅーはしないですね。

 

 

 

キツイ運動後でもだらだらネットとかゲームとか仕事とかしてます。

 

 

 

自分の実験結果が役立つ時があったら邪魔にならない程度にコメントさせて頂きたいと思います。

 

 

 

以下は筋肉破無星さんの橋下さんへのコメントです。

 

 

★ ★ ★ 筋肉破無星さんのコメント ★ ★ ★

 

 

痩せ形でケトまで行き着くのは素晴らしいですね(糖質依存度が高くて肉が消化できない上に筋肉も脂肪も少ないため本能的に糖質が抜けない)。

 

 

もうちょっと勉強すればケトでいけると思います。ここで断念は勿体ないです。

 

 

 

焼き肉爆食いで調子良いならただのエネルギー不足の可能性が高いです。

 

 

低T3症候群に似た症状はただのエネルギー不足です。

 

 

もしくはエネルギーが足りていればヨード不足の可能性を疑い海藻などを追加。

 

 

自分も減量時は抜け毛が増えて髪の毛のつやもなくなります。

 

 

そこまでいけたのならもっとちゃんと栄養計算すればわざわざ糖質でダメージ受けながらエネルギー畜産する必要は無いかと思われます。

 

 

以下自分の一日の食事(減量日用)ですのでご参考までに。

 

 

 

【朝食】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
ヨード卵光 50 67 0.4 6.15 4.55
エメンタール 10 39.5 0 2.9 3.05
豚こまハーフ 50 100 0.1 9.75 6.35
ゴーダチーズ 15 57 0.21 3.87 4.35
ピュア抹茶ハーフ 5 19.5 0.45 3.9 0.35
小岩井水切100g 100 65 2.3 3.2 3.8
230 348 3.46 29.77 22.45

 

インスリン負荷 20.1312

 

 

【昼】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
ピュアチョコレート 10 39.6 0.97 7.8 0.67
ピュアチョコレート 10 39.6 0.97 7.8 0.67
ココアハーフ 2 5 0.37 0.37 0.43
雷神(ホエイ)一杯 10 36.6 0.05 9.3 0
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
ヨード卵光 50 67 0.4 6.15 4.55
112 320.1 3.6 31.93 20.42

 

インスリン負荷 21.4808

 

 

【夜】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
ヨード卵光 50 67 0.4 6.15 4.55
鶏ササミ1本 43 45 0 9.9 0.3
鶏ササミ1本 43 45 0 9.9 0.3
豚肩肉ハーフ 50 108 0.1 9.25 7.3
めかぶ 50 6 0 0.5 0.3
エメンタール 10 39.5 0 2.9 3.05
ゴーダチーズ 15 57 0.21 3.87 4.35
チョコレート効果86% 5.2 32 1.1 0.7 2.4
266.2 399.5 1.81 43.17 22.55

 

インスリン負荷 25.9852

 

 

【就寝前】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
雷神(ホエイ) 20 73.2 0.1 18.6 0
ピュアチョコレート 10 39.6 0.97 7.8 0.67
ココアハーフ 2 5 0.37 0.37 0.43
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
62 250.1 2.28 27.28 15.2

 

 

インスリン負荷 17.5568

 

 

1日計算用

 

糖質 蛋白質 脂質
348 3.46 29.77 22.45
間食① 0 0 0 0
387.1 3.6 31.93 20.42
間食② 0 0 0 0
399.5 1.81 43.17 22.55
間食③ 0 0 0 0
間食④ 250.1 2.28 27.28 15.2
1384.7 11.15 132.15 80.62

 

追加 食物繊維 果糖

 

インスリン負荷計 85.154

 

 

 

【サプリ】

 

【朝】

 

ビタミンB 50 1
ビタミンC 1000 1
鉄36 2
ビタミンA 25000 1
ビオチン10000 1
HMB 0
coQ10 100 1
ビタミンD 5000 1
カルニチン 1000 1

 

 

【昼】

 

ビタミンB 100 0
ビタミンC 1000 1
ビタミンD 5000 1
ビタミンB6 1000 1

 

 

【夜】

 

ビタミンB 100 1
ビタミンC 1000 1
ビタミンD 5000 1
亜鉛 50 1
レシチン 1200 1
脂溶性C 500 1
ビタミンE 400 2
オメガ3  3500/250 1
セレン 100 1
ビタミンD 5000 1

 

 

【就寝前】

 

マグネシウム 800 1
カルシウム 400 2
ナイアシン 100 3
グリシン 適当

 

 

 

+水分(主にハーブティ)にビタミンC+クエン酸。運動時はBCAA+。

 

 

2年以上毎日Excelにてg単位で管理しています。体調や体重の増減も前日の栄養摂取比率で常に確認します。

 

 

これはあくまで【太りやすい(栄養吸収率の良い)成人女性の減量用メニュー】(エネルギーが足りなくて痩せていく)になりますので、これに昼のメニュー(プロテイン+卵+生クリーム)か鯖缶などを間食に二回プラスすれば男性用に2000㎉ぐらいとれると思います。筋トレ日はそんな感じです。

 

 

サプリは実験中なので基本真似しないでください。

 

 

痩せ形で筋肉の少ない男性はプロテインガン飲み(できればガチ筋トレ)してマッチョになるしかないかな、と思います。男性はマッチョになれるので羨ましいです。

 

 

 

カーボローディングしても内臓脂肪とダメージにしかならないので、筋トレ前後(二回)にプロテインを必ず摂取するようにするといいと思います。

 

 

 

タンパク質もインスリンを半分程度出すのでタンパク質で太るイメージですね。

 

 

 

食べるのは結構めんどくさいし空腹は楽なのですが、毎日一日一食などはオススメしません。最低でも3食は分けて食べた方がいいと思います。

 

 

 

普通に学生や会社勤めしていると大変かと思いますが、プロテインを間食に(ゼラチン入れてプリンにしたり冷凍してアイスにしたり)すればある程度楽になると思います。水分摂取の感覚でプロテイン飲みましょう。

 

 

 

糖新生が恐ければ脂質の比率をタンパク質の半分以上まで上げてください。吸収がゆっくりになるので。

 

 

カルニチンはお高めですが、ケト適応出来ない人の導入には良いらしいです。きちんとカロリーとっても改善されなければ余地有りだと思います。

 

 

長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。

 

 

※人様の掲示板で長すぎるので邪魔なら消してください。

 

 

 

筋肉破無星さんは、糖質制限、スポーツ、徹底した健康管理、そして食の工夫も色々とされているのでとても参考になります。

 

 

 

コメント欄から記事に直すときに、数字を読みやすくする為に表に直したのですが、結構時間がかかりました。これを毎日続けているなんて凄すぎます。

 

 

 

コメント欄で埋もれさせるのはもったいない情報でした。

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、筋肉破無星さん、貴重なデータと御指南ありがとうございます。
とても参考になります。

 

 

今の生活にエネルギー不足感じてるので、ケト適応して必ずや元気になってみませす。

 

 

また、筋肉破無星さんがExcelで摂取しているものをgm単位で毎日管理しているのはとても驚きでした。かなり厳格に食事を制限されているのですね。ホントに尊敬します。

 

 

それと、余計かもしれませんが、名前に”筋肉”とあるので勝手に男性の方だと思っておりました。

 

 

ケトン体試験紙を持っているので、朝バターコーヒーを飲んだ後いろんなパターン、例えばプロテインを飲んだ後と前、焼き鳥を食べた後と前などの複数のパターンででケトン体が出てるかどうか確認しています。

 

 

一応、どのパターンでもケトン体が出てはいるのですが、しかしお腹が減るので脂肪を腸で吸収・分解できてないのかな・・・って感じですね。

 

 

 

なので、カルチニンを試して経過観察してみます。

 

 

 

筋肉破無星さん、貴重なデータをご提示していただきありがとうございました。きっと、ここに書き込むの相当時間がかかったんだろうな・・・と思い見させていただいております。感謝です。

 

 

摂取しているサプリメントの多さにはとても驚きました。

 

 

僕はいずれインスリン抵抗性0(この状態こそ健康なため)を目指しておりますが、今の僕にはまだまだ遠い道のりっぽいですね(汗)。ちなみに、僕の溺愛するデイブ・アスプリーは食事でインスリン抵抗性を0にしたてあげたみたいです。

 

 

ありがとうございます。また何かあればご質問させいただきます。

 

 

 

 

ここまでで終わりです。

 

 

 

このような状態は、「ただのエネルギー不足」にも見えますし、「低T3症候群」ともとれます。

 

 

 

体が飢餓状態の時、省エネモードになるのが「低T3症候群」なので、ただのエネルギー不足も「低T3症候群」と言えます。

 

 

 

境界線が曖昧なので判断に迷うことは多いです。

 

 

 

今回紹介したコメントは、現在悩んでいる人の参考になると思います。

 

 

 

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糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみた

糖質制限中に「低T3症候群」になった場合の主な対策がこちらです。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

 

  • 筋肉量を増やす

 

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

 

この方法で、改善するケースがほとんどですが、本記事では補足として、「低T3症候群」になる原因や対策を、前回とは違った角度から考えていきます。

 

 

 

 

前回の記事を読まれていない方は、先に以下の記事を読まれた方が分かりやすいと思います。

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

 

 

 

「低T3症候群」を語るには「甲状腺ホルモン」の知識は避けて通れないので、まずはそちらから簡単に説明して、その後、本題に入ります。

 

 

 

既にご存じの方は飛ばして下さい。

 

 

 

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甲状腺と甲状腺ホルモン

 

 

 

「甲状腺 こうじょうせん」は、喉仏のすぐ下の位置にあります。

 

 

 

 

 

これは「内分泌器官 ないぶんぴつきかん」の1つで、「甲状腺ホルモン」を作っています。

 

 

 

 

「甲状腺ホルモン」には、代謝を活発にする働きがあります。

 

 

 

 

その為、このホルモンの分泌が過剰になると、代謝が過剰になるような症状が表れます。以下は一例です。

 

 

 

 

  • イライラする

 

 

  • 暑がりになる

 

 

  • 脈が速くなる

 

 

  • 動悸が続く

 

 

  • 手が震える

 

 

 

このような状態を「甲状腺機能亢進症 こうじょうせん きのう こうしんしょう」と言います。内分泌疾患です。

 

 

 

反対に、このホルモンの分泌が少ないと、代謝が低下するような症状が表れます。以下は一例です。

 

 

 

  • 体温の低下

 

 

  • だるい

 

 

  • 汗をかかない

 

 

  • 脈が遅くなる

 

 

 

このような状態を、「甲状腺機能低下症 こうじょうせん きのう ていかしょう」と言います。内分泌疾患です。

 

 

 

で、これに似ているとされるのが「低T3症候群」です。こちらはエネルギーが入ってこない時の生体反応と言われているので疾患ではありません。

 

 

 

甲状腺ホルモンの種類と働き

 

 

 

「甲状腺ホルモン」の主原料は、ミネラルの一種「ヨード(ヨウ素)」で、このようになっています。

 

 

 

 

サイログロブリン + ヨード → 甲状腺ホルモン

 

 

 

 

「サイログロブリン」とは、甲状腺濾胞細胞(こうじょうせん・ろほう・さいぼう)のみでつくられる糖蛋白の事です。

 

「濾胞」とは、動物の組織にある、多数の細胞からなる「完全に閉じた袋状の構造物」の事で、中に分泌物が溜まります。

 

 

 

 

甲状腺ホルモンには種類があります。

 

 

 

 

  • hyroxine(サイロキシン)・・・T4

 

  • riiodothyronine(トリヨードサイロニン)・・・T3

 

 

 

この2つは、ヨードの数が違います。ちなみに、ヨードの元素記号は、I(iodine / アイアダイン)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に「T4」と「T3」の特徴を説明します。

 

 

 

 

(T4)

 

  • 量が多い。活性が弱いが、安定している。

 

 

  • 「T4」は、甲状腺でのみで作られる

 

 

  • トリヨードサイロニン(T3)の前駆体

 

 

  • 代謝量の制御や、成長に影響を与える

 

 

 

(T3)

 

  • 量は少ないが、活性があり、T4の10倍強力。【T3>T4】

 

  • 体温、成長、心拍数等に関与している。

 

  • 「T3」は、血液中の約20%が甲状腺から分泌され、残りは標的臓器で「T4」→「T3」へ変換される。

 

 

 

 

 

甲状腺ホルモンをコントロールする甲状腺刺激ホルモン

 

 

 

先に説明した「T4」や「T3」は、「甲状腺刺激ホルモン」によってコントロールされています。

 

 

 

「甲状腺刺激ホルモン」は、脳下垂体(のうかすいたい)から分泌されています。

 

 

 

 

 

「甲状腺刺激ホルモン」は、英語で「Thyroid Stimulating Hormone サイロイド スティミュレイティング ホルモン」、略して(TSH)です。

 

 

 

「甲状腺ホルモン」は、以下のような流れでコントロールされています。

 

 

 

 

 

「脳下垂体」から甲状腺刺激ホルモンが分泌される

 

 

「甲状腺」が刺激されて、甲状腺ホルモンが分泌される

 

 

 

 

 

で、以下のように増えたり減ったりする仕組みになっています。

 

 

 

 

  • 血液中の「甲状腺ホルモン」の量が増えると、脳下垂体からの「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の分泌が抑えられる

 

 

 

  • 血液中に「甲状腺ホルモン」の量が減少すると、脳下垂体からの「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の分泌が増える

 

 

 

で、症状が似ている「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、血液検査では以下のような違いがあります。

 

 

 

 

  • FT3が低い・FT4が低い・TSHが高い…甲状腺機能低下症

 

 

  • FT3が低い・FT4は正常・TSHが正常…低T3症候群

 

 

 

「F」というのは、「Free(遊離している)」という意味です。「T4」と「T3」は、検査では遊離しているものを調べます。詳しくは以下の記事で述べています。

 

 

甲状腺ホルモンの働きと、甲状腺機能低下症とLowT3症候群の違いについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

「FT3」と「FT4」は、通常は一緒に変動するようなのですが、「FT3」だけが低い状態が「低T3症候群」です。

 

 

 

何故そうなるのかについては、後ほど説明します。

 

 

 

 

省略した部分もありますが、簡単に「T4」、「T3」、「TSH」の説明をしたので、ここからは本題である「低T3症候群」の対策について考えていきます。

 

 

 

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低T3症候群と甲状腺機能低下症

 

 

「低T3症候群」について調べていると、生体反応なので疾患ではない…という意見もありますが、一方で「低T3症候群」を放っておくと、本当に「甲状腺機能低下症」になるので気をつけた方が良いという意見もありました。

 

 

 

 

確かに「甲状腺機能低下症」と共通しているところがあるので、関連はありそうです。

 

 

 

 

なので、本屋や図書館でその理由を探しているのですが、「低T3症候群」の情報はほとんどありません。甲状腺に関係する病気が書かれている本にもです。

 

 

 

例えば、以下は300ページ近くある生化学の本ですが、「甲状腺ホルモン」に関する記述はこのようになっています。

 

 

 

 

『基礎から学ぶ生化学 改訂第2版 編集:奥恒行・山田和彦』より引用

 

 

C.甲状腺

 

 

1)甲状腺ホルモン

 

 

甲状腺はトリヨードチロニン(T3)とチロキシン(T4)の2つのホルモンの混合物を分泌する(図4C-6).

 

 

これらのホルモンは甲状腺で合成されたタンパク質であるチログロブリンのチロシン残基がヨウ素化された後、加水分解を受けて遊離し、T3やT4となり血中に分泌される.

 

 

分泌されたT3やT4はチロシン結合グロブリンやアルブミンなどと結合することにより標的組織に輸送される.

 

 

甲状腺ホルモンは酸素消費を増し、核における遺伝情報発現の調節、脂肪分解や糖新生の促進、代謝亢進、交感神経賦活作用などの生理作用を有する.

 

 

 

2)カルシトニン

 

 

カルシトニン(CT)は甲状腺のC濾胞傍細胞から分泌される血清カルシウム低下作用をもつペプチドである.

 

 

このホルモンは骨吸収を抑制し、骨からのカルシウムとリンの溶失を減少させることにより血清カルシウムイオンを低下させる.

 

 

機能的にはパラトルモン(PTH)に拮抗する.

 

 

(161~162p)

 

 

 

「rT3」の事など、全く書かれていません。

 

 

 

 

生理学の本には、「T4」や「T3」の他に「rT3」がある…というところまでは書かれているものの(それすらもないものがほとんど)、それ以降の話、例えば、「T4」から「rT3」に変換されてしまう理由等は書かれていないのです。

 

 

 

 

もっと分厚い本になら書いてあるのかもしれませんが、そういう本でないと見つけられないというのはおかしな話です。

 

 

 

 

この「低T3症候群」という状態は、飢餓状態やダイエットでもなるので比較的身近な現象です。

 

 

 

それなのに、あまりに情報がなさすぎます。

 

 

 

また、「rT3」は検査もお粗末で、医師も気付かない事があるそうです。

 

 

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 隠れ甲状腺機能低下症』より引用

 

 

 

こういった、現代に蔓延する、不定愁訴的な症状は、甲状腺の機能低下に由来することが多々あります。 医者はいちおう甲状腺機能低下も疑い、その検査をします。

 

 

しかし、たいがいは正常とでてくるのです。

 

 

ところが、この正常というのがくせもので、正常範囲下限ぎりぎりの正常から、上限ぎりぎりの正常まであります。

 

 

そして、ふつうの甲状腺の血液検査ではかるのはTSH(甲状腺刺激ホルモン)、T3(トリヨードサイロニン)、T4(テトラヨードサイロニン)くらいです。

 

 

 

「 rT3(リバースT3)」は測定しません。

 

 

 

甲状腺のホルモンは「T4」、「T3」、それと「rT3」の3種類があります。

 

 

 

その中で、活性の強いのが「T3」です。

 

 

 

「rT3」は、「T3」の鏡像の異性体です。rはreverse (裏返す)のrです。 その活性は「T3」と比べるとほとんどありません。

 

 

 

従って、「T3」が甲状腺ホルモンとしての主な働きをしているといえます。

 

 

 

ところが、通常の検査では、「rT3」は「T3」と同じにみなされ、「T3」として検査結果がでてきます。

 

 

 

すると、いくら活性のない「rT3」が多く、活性の強い「T3」が少なくても、検査としては異常なしということがときどきおこりえるのです。

 

 

 

しかも、「TSH」も正常とでてくることがあるのです。

 

 

 

ただ、残念ながら日本では、このrT3の検査は普通のクリニックや病院では行われません。

 

 

(中略)

 

 

 

おそらく、うつ病、あるいは慢性疲労症候群、あるいは更年期障害と診断されている人たちの中には「ReverseT3」が多い状態の人がけっこういると推測されます。

 

 

 

肝臓の弱い人、腎臓に問題がある人、糖尿病が進行している人、神経性食欲不振症の人なども、「ReverseT3」が多くなる可能性が高いので、注意が必要です。

 

 

 

ダイエットや飢餓は誰でもなる可能性があるのに、一般的な書籍にも載っておらず、検査されず、原因が分からなくて身体の不具合に悩まされる

 

 

 

…この環境は「鉄不足(フェリチンの不足)」とよく似ています。

 

 

 

 

鉄不足は、生理のある女性では誰でもなる可能性があるのに、一般的な書籍ではあまり扱われず、一般の病院では貯蔵鉄を調べる「フェリチン」の検査はされません。

 

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

その結果、多くの女性が、鉄不足に起因する身体の不調に悩まされているわけです。

 

 

 

このような状況は病人を増やします。ちょっと伝えれば済むことなのに、それをしないのですから悪質です。

 

 

 

「低T3症候群」は、このような環境です。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症と低T3症候群は似ている

 

 

  • 低T3症候群の情報がない

 

 

  • 検査も充実していない

 

 

 

 

 

で、問題は「甲状腺機能低下症と低T3症候群は似ている」というところです。

 

 

 

以下の記事では、両者の違いを書いたのですが、

 

 

甲状腺ホルモンの働きと、甲状腺機能低下症とLowT3症候群の違いについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

調べていると、「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、「疾患」と「生体反応」という違いはありますが、関連しているところもあると感じます。

 

 

 

 

なので、情報がまとまりにくいです。

 

 

 

 

また、痩せ型の女性で、30年以上糖質中心の食生活をおくってきた私は、「低T3症候群」になりやすい条件を揃えているのですが、いきなり糖質10g以下の糖質制限の実践でも「低T3症候群」にならなかったので、これを解決した経験がありません。

 

 

 

…この状態で記事にするのは難しいと考えたのですが、断片的ではあっても、今現在「低T3症候群」で困っている人にはヒントになると思うので、分かっている対策を紹介します。

 

 

 

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T4がreverseT3に変換される

 

 

 

2種類の「甲状腺ホルモン」を紹介しました。

 

 

  • T4

 

  • T3

 

 

 

ここでは、先ほどの引用記事にでてきた「reverse(リバース)T3」について説明しておきます。

 

 

 

前回の記事でも紹介しましたが、「rT3」は、ダイエット、飢餓、冬眠前などの栄養不足の時に、体の代謝を下げてエネルギーロスの少ない状態に変えようとするホルモンでした。

 

 

 

 

 

で「低T3症候群」は、「T4」が「T3」ではなく、省エネホルモンである「rT3」に変換されてしまった状態です。

 

 

 

 

  • T3・・・活性型

 

  • rT3・・・非活性型 

 

 

 

 

では、「T3」と「rT3」はどう違うのかというと、構造はそんなに違いません。

 

 

 

 

元になった「T4」は、ヨードが4つついています。これが「脱ヨード酵素」の働きによって、ヨードの1つが外れて「T3」に変換されます。

 

 

 

 

で、その外れる位置が違うと「rT3」になる…というわけです。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、この変換は、肝臓や腎臓等、標的臓器で行なわれます。

 

 

 

 

甲状腺から「T4」が分泌される

 

 

 

 

血液にのって運ばれる

 

 

 

 

標的臓器に到着して「T3」に変換される

 

 

 

 

「低T3症候群」は、この標的臓器での変換がおかしい状態で、元になった「T4」は分泌されています。

 

 

 

一方、「甲状腺機能低下症」は、「T4」も、そこから変換される「T3」も低下します。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症・・・T3とT4の分泌量が減る

 

  • 低T3症候群・・・(T4 → T3)への変換が抑えられている

 

 

 

 

なので、「低T3症候群」にならないようにするには、「rT3」に変換されるようなことをしない事、また、「T4」から「T3」に上手く変換できるようにすればいいわけです。

 

 

 

 

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T4からT3へ変換されるようにするには

 

 

「低T3症候群」は、甲状腺ホルモンの問題が大きいです。

 

 

 

で、「T4 → T3」に正常に変換されない条件をシンプルに考えるとこうなります。

 

 

 

  • 材料不足

 

  • 標的臓器の変換ミス(変換されない、間違った変換)

 

  • 標的臓器自体の不具合

 

 

 

 

これらが正常に戻るようにすれば改善するはずです。

 

 

 

 

糖質制限によって、ここに挙げた問題が起きるのだとしたら、やはり、解決は栄養療法になります。

 

 

 

糖質制限は慢性疾患を改善させる為に非常に効果がありますが、完璧ではありません。

 

 

 

糖質制限の最大のメリットは、「糖質」の害を抑えられる事と、身体の構成成分の大部分を占める「タンパク質」と「脂質」を十分得られることです。

 

 

 

 

また「脂質」は身体の構成成分にもなりますが、エネルギー物質「ATP」を多く作る事もできます。

 

 

 

 

しかし、現代の食料をとりまく環境には問題があるので、糖質制限の実践によって、一部のビタミン、ミネラルが不足してしまう事も事実です。

 

 

 

糖質制限をしていても、ビタミン・ミネラルが不足すれば代謝に問題が生じます。

 

 

 

なので、その不足している栄養素が何かを見極めて、補うことが重要です。

 

 

 

「何が不足しているのか」を見つけるのが大変なので、そのヒントになりそうな話をいくつか紹介します。

 

 

 

なお、本記事で説明する対策は、「甲状腺機能低下症」、「低T3症候群」の両方に関係している場合もありますが、そもそも「甲状腺ホルモン」の問題なので、共通している事があっても不思議ではありません。

 

 

 

主原料のヨウ素(ヨード)不足

 

 

「低T3症候群」は「T3」が低い状態です。「T4」から「T3」への変換が上手くいかないので、「T4」は足りていると考えられます。

 

 

 

なので、「低T3症候群」の話をする時は、「T4」は足りている…という前提で語っていくつもりですが、一応、これがなかったらどうなるのかもお話しておきます。

 

 

もし、変換の前の状態である「T4」が不足していれば、「T3」を作ることもできません。つまり、どちらも生成できない事になります。

 

 

 

両方減るのは、「甲状腺機能低下症」です。

 

 

 

で、「甲状腺ホルモン」の主原料はヨウ素(ヨード)です。

 

 

 

糖質制限を実践している人で、肉食がメインの人は、ヨウ素不足になる可能性があります。

 

 

 

ヨウ素が多く含まれている海産物を食べなければ、半年ほどでヨウ素不足になるそうです。

 

 

 

材料がなければ、「T4」も「T3」も不足する事になるので注意が必要です。

 

 

 

これに該当する場合は、ヨウ素(ヨード)を補う必要があります。

 

 

 

ただし、摂取のし過ぎも注意です。それによって甲状腺の機能に不具合が生じることもあります。

 

 

 

単体のミネラルの過剰摂取は慎重にするべきです。

 

 

 

 

酵素の材料はタンパク質

 

 

「T4」→「T3」へ変えるには、4つのヨードから1つのヨードを外して変換させる「脱ヨード酵素」が必要です。

 

 

 

この「脱ヨード酵素」は種類があります。

 

 

 

  • 1型(D1)

 

  • 2型(D2)

 

  • 3型(D3)

 

 

 

…ということは、ここでも酵素の材料である「タンパク質」が重要になってきます。

 

 

『藤川徳美医師 fecebook 2018年2月24日』より引用

 

 

タンパク質が十分あれば、タンパク質の同化と異化(動的平衡)が活性化する。

 

 

酵素反応が活性化する。

 

 

主酵素はタンパク質、補酵素はビタミンとミネラル。

 

 

つまり、タンパク質が十分量あると、ビタミンとミネラルの効果が出る。

 

 

 

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ミネラル不足

 

 

主酵素である「タンパク質」が足りていても安泰ではありません。

 

 

補因子である「ミネラル」、補酵素である「ビタミン」が不足すれば反応は滞ります。

 

 

 

『歯科医師の考える健康生活 ライナス・ポーリング氏「すべての不快感や疾患、病気の根本を探るとミネラル欠乏にたどり着く」』より引用

 

 

 

 

2月10日の投稿がきっかけ

 

 

https://www.facebook.com/junichi.takahashi.372

 

 

糖質制限で失敗する方はカロリー不足もあるが、ミネラル欠乏が主体ではないか?

 

 

ケトジェニックで失敗する方も、脂質の代謝にミネラルが必須なのにミネラル不足で結局、ケトン体を悪者にしてしまう。

 

 

折角、ケトンの臨床応用を考える風潮が出始めているのに残念。江部先生・宗田先生のご功績を無駄にしてはいけない。

 

 

ケトジェニックダイエットがヒトの健康に及ぼす影響について

 

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/9/54_650/_pdf

 

 

●糖尿病と微量元素はとても密接

 

 

鶏が先か卵が先かだが、原因と結果の混在が多過ぎる。

 

 

鉄が過剰だから糖尿病? 糖尿病だから鉄が過剰?

 

 

恐いのは、糖尿病でインスリンの過剰分泌や多尿で亜鉛の枯渇が起こり、亜鉛欠乏症の泥縄状態になること。

 

 

亜鉛、クロム、マンガン、セレン、バナジウム、カルマグ と糖尿病の関連が分かってないと、糖尿病は理解できない。

 

 

SGLT2阻害薬で糖を排出するだけでなく、多尿継続で微量元素はダダ漏れしてないか?

 

 

ファスティングで、ミネラル不足に陥っていないか?

 

 

酵素ドリンクダイエットだけでは、立派な亜鉛欠乏症の出来上がり。

 

 

そして、最も恐いのは間違った糖質制限やダイエット、菜食による微量元素の欠乏。

 

 

例えば、亜鉛欠乏になると、甲状腺機能低下にまっしぐら。ヨウ素欠乏だけでない。

 

 

微量元素欠乏(特に亜鉛欠乏)と低T3症候群は症状は類似病態。

 

 

肉食が嫌なら せめて亜鉛入りプロテインや亜鉛補給の元、糖質制限を。

 

 

魚食、オメガ3頼り、脂質代謝依存の方もせめて亜鉛だけでも 適量を弁えたメガで。

 

 

 

 

「微量元素欠乏(亜鉛欠乏)」と「低T3症候群」の症状が似ているとは…。

 

 

 

ということは「甲状腺機能低下症」とも症状が似ているという事です。

 

 

 

そういえば、子供は亜鉛が欠乏すると成長障害が起きるようですが、成長を促す「甲状腺ホルモン」が不足しても成長に悪影響がでます。

 

 

 

微量元素欠乏(亜鉛欠乏)、低T3症候群、甲状腺機能低下症…表面的には別物ですが、共通している事が多いですね。

 

 

 

まぁ、考え出すときりがないので、ミネラルに話を戻します。

 

 

 

 

ミネラルと言えば、私は10代の時から糖質制限を始める前まで、健康食品をいくつか摂取していました。

 

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

その中にミネラルもあったのですが、糖質制限を始めた時に、糖質制限の効果を確かめる為に全て止めました。

 

 

 

 

でも、長年飲んでいたので、止めてもミネラルは急には涸渇しなかったのだと思います(※毎月生理があるので、「鉄」は減っていましたが…)。

 

 

 

私がいきなり厳しい糖質制限をして上手くいったのは、それまで飲んでいた健康食品のおかげだと思っていましたが、やはり信憑性がありそうです。

 

 

 

 

一応、「T3」に関係のあるミネラルを挙げておきます。これらが不足している場合は補った方が良いでしょう。

 

 

 

T4からT3の変換に必要なミネラル

 

 

 

  • セレン

 

  • 亜鉛

 

  • マンガン

 

 

この中で、マンガンが気になりました。

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 甲状腺(こうじょうせん)の病気』より引用

 

カルシウムを大量に摂取するとマンガンの吸収が阻害されます。

 

 

何かの理由でカルシウムのサプリメントをとっている人は、気をつけたほうがいいでしょう。 (私は、骨粗鬆症に対してさえ、カルシウムのサプリメントは推奨しておりません)。

 

 

マンガンはセレンとビタミンB2とともに、甲状腺ホルモンのうち、T3という活性の強いほうのホルモンが生成されるのに必要です。 日に3mgほど必要です。

 

 

 

糖質制限でチーズを大量に摂取する人がいます。この場合、チーズに含まれているカルシウムを多く摂取する事になります。

 

 

これもマンガンの吸収を阻害することになります。

 

 

マンガンはスパイスに多く含まれています。私はスパイスが大好きなので、肉料理にもよく使っているのですが、これも「低T3症候群」にならなかった理由かもしれません。

 

 

 

 

T3を細胞に運んで細胞が利用できるようにするミネラル

 

 

 

 

 

いつも言っていますが、生理がある女性は不足しやすいです。

 

 

足りているかどうかは「フェリチン(貯蔵鉄)」を測ります。

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

食品に含まれている物質が甲状腺に与える影響

 

 

食品に含まれている成分が、甲状腺の機能に良い影響を与える場合と、悪い影響を与える場合があります。

 

 

例えば、ココナッツオイルは、甲状腺の機能を適切に保つ効果があると言われています(※ただし、そう書かれているサイトを見るのですが、そのメカニズムに触れているものが見つかりませんでした)

 

 

 

問題は悪い影響を与える物質です。

 

 

 

 

たまに、「食品に含まれる有害物質に対してどう考えているのか」というメールやコメントをいただくのですが、現在は基本的に、糖質のように1つの毒を大量に摂るわけではないので意識して避けていません。

 

 

 

 

私は糖質制限をする前は、「人工甘味料」や「遺伝子組み換え食品」や「食品添加物」をできるだけ避ける生活をおくってきました。

 

 

 

しかし、糖質制限を始めてからは、ほとんど避けなくなりました。その理由は以下です。

 

 

 

  • 糖質を食べないので、加工品を食べる機会が減ったので避けるまでもない

 

 

  • 有害物質を避けまくっても糖質を摂取していては健康にはならなかった

 

 

  • 有害物質を避ける事を優先することで必要な栄養が摂取できなくなる

 

 

 

 

これは「有害物質は避けなくても大丈夫、安全だ」と言っているのではありません。

 

 

 

避けた方がいいのは分かっていますが、種類が多すぎる上、色んなものに分からないように入っているので、避けるのが事実上無理だから頑張らなくなったのです。

 

 

 

 

しかし、現実にこれらを摂取して、不具合があるなら積極的に避けた方がいいです。

 

 

 

 

糖質を制限するあまり、人によって摂取量が増える可能性のある物質が「人工甘味料」です。

 

 

 

私の様に糖質制限の開始とともに、全ての甘味料を諦める選択をする人もいますが、中には、甘味を捨てきれず、人口甘味料を多く摂取する人もいます。

 

 

 

そのような人は、糖質を摂取している人よりも、人工甘味料を多く摂取するかもしれません。

 

 

 

で、人工甘味料の中でも、甲状腺やホルモンに影響があると思われるものがこちらです(まだあるかもしれませんが…)。

 

 

 

アセスルファムK

 

 

動物実験で甲状腺異常、肝機能障害が起きています。

 

 

 

スクラロース

 

 

スクラロースは、分解されにくい化学物質で、摂取すると全身に回って、ホルモンや免疫システムを乱す可能性があります。

 

 

なんでも、この添加物は、新しい農薬を開発中に偶然発見されたそうです。

 

 

 

以下は継続して摂取することで懸念されている症状の一例です。

 

 

 

  • 甲状腺の働きの衰え

 

  • 肝臓・脳の肥大

 

  • 肝臓細胞異常

 

  • 卵巣収縮

 

  • 脳腫瘍の増加

 

  • 成長の遅れ

 

  • 赤血球の減少

 

  • マグネシウムとリンの欠乏

 

 

 

 

…このような話があるので、心当たりのある方は量を調節した方がいいです。

 

 

 

 

人工甘味料が悪影響を与える…というのは、だいたい想像がつくと思います。農薬を開発中に何故か偶然できた…とか、そんなのばっかりですから。

 

 

 

しかし、一見、健康に良さそうな自然の食品も、甲状腺に悪影響を与える物もあるので注意が必要です。

 

 

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大豆製品の摂取量に注意

 

 

 

「低T3症候群」は、「女性」や「痩せた男性」に多い症状です。その理由を食事の視点から考えてみます。

 

 

 

糖質制限をするとタンパク質をたくさん食べる必要がありますが、大豆製品からタンパク質を稼ごうとする人がいます。

 

 

 

大豆はオシャレでヘルシーなイメージが強く、「畑の肉」と言われているからでしょうか。

 

 

 

しかし、大豆製品は曲者です。

 

 

 

大豆は「アンチニュートリエント」を含んでいます。

 

 

 

「アンチニュートリエント」は、「反栄養素」という意味で以下のような働きがあります。

 

 

 

  • タンパク質の消化能力の邪魔をする

 

 

  • カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛…等のミネラルの吸収の邪魔をする

 

 

 

 

先にタンパク質やミネラルの重要性の話をしているので、これがいかに悪い事かよく分かると思います。

 

 

 

タンパク質の消化吸収能力を邪魔するということは、大豆製品と肉を一緒に食べれば、肉が未消化で腸で発酵して…というあのフレーズを実現化することになります。

 

 

 

 

また、大豆には甲状腺機能を狂わせる効果があります。

 

 

 

大豆には「イソフラボン」が含まれています。これが甲状腺ホルモンの生産を妨げます。

 

 

 

 

糖質制限によって、大豆のタンパク質をたくさん摂取すると、どの食事法よりも大豆製品を大量摂取してしまいます。

 

 

 

だってタンパク質をたくさん食べなければいけないですから。

 

 

 

その場合、糖質制限が原因で、甲状腺機能に異常がでる可能性もあります。

 

 

 

動物性の方が植物性よりも良い…と言っているのですが、それでも大豆製品は人気があります。

 

 

 

この傾向は男性よりも女性に多いと感じるのは私だけでしょうか。大豆製品について相談してこられたのはみな女性でした。

 

 

 

ドラッグストアで女性受けするオシャレなパッケージのプロテインが置いてありますが、ソイプロテインの事が多いです。

 

 

 

プロテインバーもソイが多いです。

 

 

糖質制限の良さは、動物食性動物である人間の食性に合っているので、身体への負担が少ない事です。

 

 

 

せっかく糖質制限をしているのに動物性ではなく、納豆や豆腐をたっぷり食べ、豆乳を飲み、ソイプロテインを飲む…これでは植物食性動物です。

 

 

 

痩せた男性も人事ではありません。

 

 

 

男性でも胃腸が弱ければ、肉食はキツイです。痩せた人や、ある程度年齢がいった人は、最初のうちはタンパク質を、あっさりした大豆製品から多く摂るかもしれません。

 

 

 

このような男性は、大豆の大量摂取による甲状腺機能の問題が起きやすいと考えられます。

 

 

また、そのような男性の体形は、「胃腸が弱い→食が細い→痩せて非筋肉質」の可能性が高いです。ということは、前回説明した筋肉量が少ない事で「低T3症候群」になる可能性もあります。

 

 

 

 

最近は高たんぱくブームで、スーパーには色んな味の豆乳がならんでいます。豆乳は「健康」という単語と結び付けられていますが、鵜呑みにして大量摂取しないように気をつけましょう。

 

 

 

 

大豆製品からタンパク質の摂取を続けると、思わぬ不具合が出る可能性があることを知っておいて下さい。

 

 

 

ハッキリ言って、「動物性食品中心の糖質制限」と、「大豆製品中心の糖質制限」は別物です。大豆製品はタンパク質が多くても、おまけ程度に考えた方がよいです。

 

 

 

中にはガゼインアレルギーで、プロテインがダメという方もおられます。

 

 

そのような方には、ホエイプロテインでもガゼインのほとんどないWPIが良いと伝えます。

 

 

しかし、それがダメなら、ソイをオススメした事もあるのですが、やはり、これは良くないかもしれません。

 

 

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コルチゾールの分泌量に問題がある

 

 

「T4→T3」の変換には適度な量のコルチゾールが必要です。

 

 

 

 

コルチゾールとは、「副腎」から分泌される「副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン」の一種です。

 

 

 

 

「副腎」は腎臓の上にあります。

 

 

 

 

 

 

「コルチゾール」は、ストレスから体を守ったり、糖質、脂質、タンパク質代謝に関与しています。

 

 

しかし分泌が過剰になると「T3」の産生が妨げられ、反対に、少なすぎると「rT3」に変換されます。

 

 

 

 

  • コルチゾールが過剰 = T3の産生が妨げられる

 

  • コルチゾールが減少 = rT3に変換される

 

 

 

簡単にその流れをまとめます。

 

 

 

コルチゾールが多すぎる場合

 

 

副腎機能が保たれているが、ストレスに反応してコルチゾールが多く出る

 

 

 

 

「T4→T3」への変換が妨げられて、「T3」が減る

 

 

 

 

甲状腺機能が低下する

 

 

 

 

 

コルチゾールの分泌が低下して、ストレスに対抗できなくなった状態を、「副腎疲労症候群 ふくじんひろうしょうこうぐん」と言います。

 

 

 

 

 

コルチゾールが少なすぎる場合

 

 

 

 

副腎疲労が進行する

 

 

 

 

コルチゾールが低下する

 

 

 

 

「T4」は「リバースT3」に変換される

 

 

 

 

省エネモードになる

 

 

 

 

参考サイト:慢性疾患本当の原因 副腎疲労度と甲状腺機能の関係

 

 

 

 

甲状腺機能は副腎の影響を受けます。

 

 

従って、原因が副腎、コルチゾールにある場合は、こちらも改善させる必要があります。

 

 

 

というわけなので、コルチゾールの分泌量が増える原因について考えてみます。

 

 

 

 

コルチゾールの分泌量が増える例

 

 

 

「コルチゾール」は、ストレスや睡眠不足によって分泌量が増加します。

 

 

 

ストレスが多いと、「コルチゾール」が過剰になり、「糖新生 とうしんせい」が亢進し、血糖値が上がります。

 

 

 

すると、糖質制限をしていても高血糖になります。

 

 

 

このような人は、コルチゾールによって「T3」の合成が妨げられます。

 

 

 

「糖新生」とは、腎臓や肝臓で「糖質以外の物質」から糖質を作り出すシステムの事です。

 

以下の記事では、糖質制限をしている人で、「糖新生」が過剰になるケースについてお話しました。

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

 

一応言っておきますが、「糖新生」自体が悪いのではなく、過剰になるのが悪いのです。

 

 

 

 

糖質制限は低T3症候群になりやすい…と言われています。

 

 

 

その理由の1つに、食品からの糖質摂取が少ないので、その分糖新生が多く働くからというのがあります。

 

 

 

つまり糖質制限では、糖新生の需要が増すから、「コルチゾール」の必要量が増す…という理屈です。

 

 

 

 

糖質を制限するので糖質が入って来ない

 

 

糖質しか利用できない細胞があるので、糖新生で糖質を合成(コルチゾールが必要)

 

 

過剰なコルチゾールによって「T3」の合成が抑えられる

 

 

低T3症候群の発症

 

 

(結論:糖質制限は低T3症候群を発症しやすい)

 

 

 

 

この部分だけ見ると、糖質制限がいかにもコルチゾールを浪費するように見えます。

 

 

「糖質を摂取した方が良さそう」と思ってしまいます。

 

 

 

しかし、それを言うなら、糖質を摂取をしていても、「コルチゾール」は過剰に分泌されます。

 

 

 

 

 

食品から摂取した糖質によって上がった血糖値を下げるためにインスリンが出る

 

 

血糖値が下がりすぎる

 

 

血糖値を上げる為にコルチゾールが分泌される

 

 

過剰なコルチゾールによって「T3」の合成が抑えられる

 

 

低T3症候群の発症

 

 

(結論:糖質の摂取は低T3症候群を発症しやすい)

 

 

 

 

このように、「糖新生で合成された糖質」でも、「食品からの糖質摂取」でもコルチゾールは増えるので同じことです。

 

 

 

糖質摂取で増えたコルチゾールは「T3」の合成には影響しなくて、「糖新生」で増えたコルチゾールだけが「T3」の合成を抑える…という事はないでしょう。

 

 

 

しかも、コルチゾールには抗炎症作用があります。糖質は炎症を起こすので、糖質の大量摂取によってコルチゾールの需要が増します。

 

 

 

糖質と炎症の関係についてはこちら

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

コルチゾールの必要量が増すことで「rT3」に変換され「低T3症候群」になるなら、糖新生だけではなく、糖質摂取も良くないです。

 

 

 

「rT3」に変換させないためには、副腎疲労、その元になるコルチゾールの浪費をなんとかする必要があります。

 

 

 

その対策についてお話します。

 

 

 

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副腎疲労とコルチゾールに関係する栄養素

 

 

ここでは、副腎に関連する栄養素を紹介します。

 

 

副腎も甲状腺も内分泌器官です。で、内分泌器官といえば「ビタミンE」です。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年2月21日』より引用

 

 

いずれにしても、ビタミンE1はすべての内分泌器官に蓄積されており、これが欠乏すると、精巣、卵巣、副腎などが萎縮し、あるいは変性することが知られている。

 

 

ビタミンE1が、すべてのホルモンに関係ありとする根拠は十分にある。

 

 

 

なぜなら、ホルモンはフィードバック的につくられるものときまっているからだ

 

 

 

 

そして、副腎の働きを強化し、副腎皮質ホルモンの産出を促す働きがあるのが「パントテン酸」です。

 

 

 

パントテン酸は、別名「ビタミンB5」です。

 

 

 

これはアルコールやカフェインで消耗しやすいので、これらをよく飲む人は欠乏しているかもしれません。

 

 

 

そして、副腎皮質ホルモンは、副腎皮質でコレステロールから合成されます。

 

 

 

その他に、タンパク質、ビタミンC、ビタミンEも必要です。

 

 

 

特にビタミンCが重要です。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 三石理論 基礎から学ぶビタミンC-5』より引用

 

 

ストレスでコルチゾール需要が高まると、ビタミンC需要も数倍に跳ね上がり、ビタミンC不足になる。

 

 

 

ビタミンC不足になると、ATP合成、脂肪酸燃焼、コラーゲン合成に手が回らなくなり、エネルギー障害、代謝障害を生じる。

 

 

 

ストレス過多が慢性疾患を生じる原因の一つは、ビタミンC不足にある。

 

 

よく強度の慢性ストレスでがんになったと言う話を聞くが、これもビタミンC不足を介していると言える。

 

 

 

 

甲状腺ホルモンと睡眠の関係

 

 

睡眠に問題があれば、どんな栄養療法をしていても不健康になります。

 

 

例えば、「睡眠不足」では糖新生が過剰になるので、糖質制限をしていても高血糖になります。

 

 

一方、「睡眠のタイミング」は、甲状腺ホルモンの働きに影響を与えるようです。

 

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 隠れ甲状腺機能低下症』より引用

 

 

3)就寝の理想は午後10時までですが、どんなに遅くとも11時までには床に就いください。その分、朝は早くおきてもかまいません。(朝は、寝たいだけ、寝てられてけっこうです)。

 

 

どんな病気も夜ふかしすると、非常に治りがよくないのです。それは、成長ホルモンの分泌の関係からです。特に午前0時~午前2時あたり、寝ている間に、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは若い人の背丈をのばすだけでなく、他にもさまざま重要な働きをします。

 

 

その一つに、甲状腺に関しては、抹消の組織でT4(テトラヨードサイロニン)からT3(トリヨードサイロニン)への変換を促進します。つまり、甲状腺ホルモンを働かすには、早寝が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

肝臓での変換

 

 

「T4」は、甲状腺のみで作られます。

 

 

 

一方、「T3」の作られ方は2通りあります。

 

 

 

血液中の約20%が甲状腺から分泌されていて、「T4」から変換されて生じるのが80%です。

 

 

 

 

 

 

「T4 → T3」へは、標的臓器で変換されるというのがポイントです。

 

 

 

 

車でも電化製品でも何でもいいですが、例えば、ある工場で「A」という部品を作ります。

 

 

で、その部品をトラックに乗せて道を走り、着いた工場で「A」を加工して「A’」という商品を作るとします。

 

 

 

「A → A’」になることが悪いなら、悪いのは「Aを作った工場」ではなく、「加工した工場」になります。

 

 

 

不良品の「A」をそのまま出荷したとか、運ぶ道中で何か問題が起きる事もあるでしょうが、やはり加工する工場で何か問題があると考えます。

 

 

 

これを「甲状腺ホルモン」に当てはめます。

 

 

 

「T4」が「T3」ではなく「rT3」に変換されることによってなる症状が「低T3症候群」なので、悪いのは「甲状腺」ではなく、「T4の変換の仕方」か、「標的臓器」そのものです。

 

 

 

  • T4の変換の仕方が悪い・・・材料(酵素と補酵素)に問題がある

 

  • 標的臓器の不具合・・・臓器によって事情が違う

 

 

 

ここまで述べてきた対策は、前者に関するものでした。

 

 

 

ですが、後者に問題がある場合は対策は1つではありません。何故なら、「標的臓器」とされるのは複数あるので、その臓器がどのように不具合を起こしているのかによって解決策も異なるからです。

 

 

変換される標的臓器ですが、調べたところによると、肝、腎、筋肉、中枢神経系、褐色脂肪…等です。

 

 

 

いつものごとく、人によって言う事がバラバラなので、調べたらまだ他にもあるかもしれません。今のところ、どの場所で、何割作られて…といった情報はみつけられませんでした。

 

 

 

「T4 → T3」へは、主に筋肉で変換されるとか、主に肝臓で変換される…という説が多いです。

 

 

 

 

ここでは、「肝臓」についてとりあげます。

 

 

 

 

調べていると、

 

 

甲状腺ホルモンは肝臓で「T3」から「T4」に変換される。肝臓にエネルギーが無ければ正常な変換が行なわれず、「T3」が低下し、代謝が低下する・・・だから糖質を摂取した方が良い。何故なら、肝臓の唯一のエネルギーは糖質だから。

 

 

 

 

…という情報があります。

 

 

 

私はこれを読んでびっくりしたわけです。

 

 

 

…というのも、エネルギーを糖質(ブドウ糖)だけに頼っている細胞は、以下と、筋肉の速筋だけだと思っていたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝臓はケトン体を作りますが、ケトン体を利用する事はできません。ですが、糖質だけしか利用できない…というのは聞いた事がありませんでした。

 

 

 

で、それが本当かどうか調べてみると、肝臓は「糖質」だけでなく「脂肪酸」もエネルギーに使えるようでした。

 

 

『現代ビジネス 医師が教える!健康的に痩せる糖質制限ダイエット「4つのルール」』より引用

 

 

ケトン体回路では、まず脂肪細胞の中で中性脂肪が脂肪酸とグリセロールに分解されます。どちらも血液に乗って全身を巡ります。

 

 

 

脂肪酸はそのままでもエネルギーになるので、肝臓へ向かう途中に筋肉などで使われます。70%はここで使われ、残りの脂肪酸が、肝臓に辿り着いて肝臓のエネルギーになります。

 

 

 

でも肝臓はそんなにエネルギーは必要ないので、他におすそわけしますよ〜と「ケトン体」という物質をつくります。

 

 

 

他の臓器でエネルギーとして使えるようにするわけです。もう一方のグリセロールのほうは、肝臓での糖新生によって糖質に変わります。

 

 

 

全く嘘ばっかりでうんざりしますね。

 

 

 

脳はケトン体を使えると認知されてきたのに、「脳はブドウ糖しか使えない」と頑なに言い張って糖質を食べさせようとする人がいますが、あれと同じです。

 

 

 

単純に無知で知らなかったのならともかく、知っているのに重要な情報を隠して理論を展開するわけです。

 

 

 

このように言うと、いやいやメインは糖質だから…と表現を変えてくるかもしれません。

 

 

 

でも、それならそうと、最初からそう言えばいいのです。

 

 

 

嘘がバレそうになった途端、情報を小出しにしてくるような人は信用できません。

 

 

 

 

嘘が混じっている以上、

 

 

 

 

甲状腺ホルモンは肝臓で「T3」から「T4」に変換される。肝臓にエネルギーが無ければ正常な変換が行なわれず、「T3」が低下し、代謝が低下する

 

 

 

 

…という説はデタラメの可能性が高いです。

 

 

 

 

肝臓のエネルギーについて特徴をまとめておきます。

 

 

 

  • 肝臓はそんなにエネルギーが必要ない

 

 

 

  • 肝臓はケトン体を作るが利用はできない

 

 

 

  • 肝臓は糖質も脂肪酸も利用できる

 

 

 

肝臓は、糖質がなくても、脂質をしっかり摂取して、それを上手く代謝できていれば、エネルギー不足にはなりません。

 

 

 

もし、肝臓での「T4」から「T3」への変換に何らかの問題があるとすれば、その原因は肝臓のエネルギー不足ではなく、肝臓の機能に問題があって上手く働かない…と考えた方が説明がつきます。

 

 

 

肝臓にダメージがあるとかですね。

 

 

 

でもそれは元々あった機能が壊れている事が悪いので、変換できない本質的な理由にはなりません。どんな優れたシステムも壊れていれば使えませんから。

 

 

 

 

 

低T3症候群についてのまとめ

 

 

糖質制限によって生じる「低T3症候群」の原因と対策について考えてきました。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

 

  • 筋肉量を増やす

 

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

  • 甲状腺ホルモンの材料を不足させない

 

 

  • 「T4→T3」への変換に必要な栄養素を不足させない

 

 

  • 甲状腺の機能にダメージを与えるような有害物質を摂り過ぎない

 

 

  • 副腎にダメージがないようにする

 

 

  • 質の良い睡眠を心がける

 

 

  • 標的臓器に不具合があればそれを解決する

 

 

 

「低T3症候群」の対策は他にもありますが、本記事では「糖質制限を実践していてT3症候群になる理由と対策」について絞りました。

 

 

 

何故、このような断片的な情報の記事になったのかというと、私自身、この症状の全体像がまとまっていないからです。

 

 

 

 

ここまで読んでいただければお分かりだと思いますが、「低T3症候群」の周辺を調べていると、様々な疾患がからんできます。

 

 

 

原因や対策を考えていくと「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、「疾患」と「生体反応」という違いはありますが、やはり共通している部分が多いです。バッサリ区切っていいのか悩みます。

 

 

 

また、以下の記事で紹介した「単純な脂質不足によってフラフラになる」のも、飢餓状態なので「低T3症候群」だと言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

さらに、記事中に出てきた「微量元素欠乏(亜鉛欠乏)」は、「低T3症候群」と類似病態です。

 

 

 

また、以下の状態の人は「rT3」が多くなっている可能性が高いそうですが、ということは「低T3症候群」の症状と被るという事です。

 

 

 

  • うつ病

 

  • 慢性疲労症候群

 

  • 更年期障害

 

  • 肝臓の弱い人

 

  • 腎臓に問題がある人

 

  • 糖尿病が進行している人

 

  • 神経性食欲不振症の人

 

 

 

ちなみに、「慢性疲労症候群 まんせいひろうしょうこうぐん」ですが、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ「L-カルニチン」が不足するとなる…とも言われています。

 

 

 

 

甲状腺機能低下症、低T3症候群、脂質不足(カロリー不足)、微量元素欠乏(亜鉛欠乏)、慢性疲労症候群…

 

 

 

 

このように、お互いが関係し合っていたり、境界線が曖昧で、疾患の名前は違いますが、根っこが同じような気がするのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

このような状況を見て、私は以下の記述を思い出しました。

 

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

血液のpHが7.3以下になる最大の原因は、大量の乳酸が血管に流れ込むからです。
乳酸はpH5程度の酸性物質なので、慢性的に溜まってくると7.4という正常値を、7.3以下に下げてしまいます。

 

 

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

 

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

 

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。

 

 

 

乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

 

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

 

 

このケースは「乳酸」が原因でしたが、責任の所在が曖昧になるような環境になっています。

 

 

 

 

この甲状腺関係の不具合も、医学界の都合で様々な名前が付けられているだけで、本質はもっとシンプルなのかもしれません。

 

 

 

 

今のところ真相は分かりませんが、そんな気がします。

 

 

 

 

調べれば調べる程、枝葉の情報に踊らされているようで迷います。なので、今後記事を修正、追加すると思います。

 

 

 

 

「低T3症候群」と「ただのカロリー不足」は境界線が曖昧なのですが、読者さんの体験談は参考になります。

 

 

痩せ形で筋肉の少ない男性が糖質制限でフラフラになるケースへ続く

 

 

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糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

現代社会は様々な有害物質で溢れています。しかし、その中でも糖質は毒性が強く摂取する量も半端ではありません。

 

 

 

その為、癌、膠原病、動脈硬化…等、多くの疾患に糖質が関わっています。

 

 

 

従って、糖質制限を実践する事によって、殆どの慢性疾患が改善していきます。

 

 

 

私のように虚弱体質が改善し、10代20代の頃と比べて30代の今が1番元気…という事も普通に起きます。これは特殊なケースではありません。

 

 

 

基本的に糖質制限は、「動物食性」の人間に合っているので、(糖質制限ができない疾患がある人を除いては、)身体に負担が少なく簡単に健康になる食事法なのです。これは自分の体験だけでなく、多くの方の相談を受けてきて感じることです。

 

 

 

しかし、これまでの一般的な食事とかけ離れているので、急な変化に身体がついていかず、体調不良になる人も少なくありません。これも相談を受けて感じています。

 

 

 

例えば、糖質制限を実践していて、だるい、冷える、筋力が低下する、肌が荒れる、浮腫む、食欲がない、生理不順…といった不調になる方がいます。この場合、原因は複数考えられます。

 

 

 

 

  • アスリート並に速筋を使いすぎているのに糖質を制限している

 

  • タンパク質はたくさん食べるが脂質の摂取量が少ない

 

  • 「低T3症候群」になっている

 

 

 

 

それぞれの理由を簡単に説明します。

 

 

 

アスリート並に「速筋」を使いすぎている人は、糖質を厳しく制限すると体力が低下します。

 

 

 

筋肉の「速筋」は、糖質をエネルギー源としています。

 

 

 

その為、瞬発力系の運動、つまり、筋トレや重労働をアスリート並にしている人は多少の糖質が必要です。このような人は、糖質を厳しく制限するとフラフラになったり、筋力、筋肉量の低下につながります。

 

 

 

 

 

 

次は、糖質制限で脂質を必要量摂取せずに、カロリー不足になって体調不良になるケースについてです。

 

 

 

糖質制限でよくある間違いの1つです。

 

 

 

私も過去にやらかしたのですが、これはただのエネルギー不足です。…といっても、場合によっては命の危険があります。

 

 

 

以下の記事では、「タンパク質はたくさん食べるが脂質の摂取が少ない」…事による失敗の原因と対策を紹介しました。

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

これは原因が単純です。エネルギー源の脂質を摂取する事で解決するので比較的簡単でした。

 

 

 

 

本記事では、糖質制限を実践して、脂質をしっかり摂っていても、体が「エネルギー不足」と勘違いして、省エネモードになるケースを取り上げます。

 

 

 

この状態を「低T3症候群」とか「LowT3症候群」と言います。

 

 

 

「T3」とは、活性型の「甲状腺ホルモン」の事です。

 

 

 

様々な不快な症状が表れますが、病気というよりは生体反応です。

 

 

 

先に説明した「糖質と脂質を制限するケース」と以下のような違いがあります。

 

 

 

 

  • 糖質と脂質の両方を制限する・・・単純にエネルギー源の摂取が足りない

 

 

 

  • 糖質制限を起因とする低T3症候群・・・エネルギー源は摂取しているが、何故か体が省エネモードになっている

 

 

 

 

糖質制限によって「低T3症候群」にならない人もいます。私もなりませんでした。

 

 

 

では何故、糖質制限の実践によって体が省エネモードになるのか、また、「低T3症候群」とはどんな状態なのか、どんな人がなるのかについて説明します。

 

 

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低T3症候群とは

 

 

「低T3症候群」をシンプルに説明すると、エネルギー不足の時に、体が省エネモードになっている状態です。

 

 

 

どんな時になるのかというと、「ダイエット」や「飢餓」…等によって栄養が不足している時です。

 

 

 

省エネモード…と言えば聞こえがいいですが、実際には、筋力がおちたり、冷えたり、だるくなったり、髪の毛が抜けたりするのでしんどいです。

 

 

 

しかもその症状は一見すると、内分泌疾患の「甲状腺機能低下症 こうじょうせんきのうていかしょう」と似ています。こちらは疾患なのでなると面倒です。

 

 

 

しかし、「低T3症候群」は、エネルギー不足という危機的状況を回避する為の体のシステムが働いているだけなので、病気ではありません。

 

 

 

何故なら、エネルギーが足りないのに、ガンガン活動していたら体に負担がかるからです。収入が減ったときに出費を抑えるのと似ています。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症・・・病気

 

 

 

  • 低T3症候群・・・・・・病気ではない

 

 

 

 

 

 

 

「低T3症候群」は、ダイエットや飢餓だけでなく、脂質やタンパク質を十分食べる糖質制限でもなる人がいます。

 

 

 

すると、糖質を食べていた時よりも体調が悪くなるので、「糖質制限は危険だ!」と勘違いされます。

 

 

 

次は、なりやすい人がどんなタイプなのかをお話します。

 

 

 

糖質制限で低T3症候群になりやすい人

 

 

糖質制限は、糖質の制限量によって体に与える影響が全く異なります。糖質は毒性が強いので、それを制限する量が多いほど、健康になります。

 

 

 

糖質の制限が緩いと効果は薄れますし、また、「摂取している糖質」の害を受けるのでリスクもあります。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

なので、糖質を極限まで抑える「厳しい糖質制限」が最も健康に良いわけですが、これをいきなり実践すると「低T3症候群」になる可能性があります。

 

 

以下がなりやすい人の特徴です。

 

 

 

  • 脂質代謝が上手く働かない人

 

 

 

  • 痩せた人、筋肉が少ない人

 

 

 

  • ストレスや睡眠不足がある

 

 

 

  • 鉄不足

 

 

 

 

私のようにいきなり1日10g以下の「厳しい糖質制限」をしてもならない人もいるので、必ずなるわけではありません。

 

 

次は何故、これらの特徴があると「低T3症候群」になりやすいのか説明します。少しエネルギーの話にお付き合い下さい。

 

 

 

低T3症候群になるメカニズム

 

 

エネルギー源は、糖質脂質タンパク質です。

 

 

 

このうちの「タンパク質」は、体の材料としての働きが主なので、燃料としてはあまり依存できません。

 

 

 

なので、基本的にエネルギーの材料は「糖質」か「脂質」になります。

 

 

 

で、バランスの良い食事のように、「糖質」を中心に食べている人は、主に「糖質」を代謝してエネルギー源にしています。

 

 

 

ラーメン、パスタ、カレー、焼肉とご飯…等、「糖質」を多く食べている人は、同時に「脂質」も食べていますが、糖質を食べている場合は脂質代謝は抑えられます。

 

 

 

これは、「糖質」によって上がった血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きによるものです。

 

 

 

一方、「厳しい糖質制限」を実践すると「糖質」をほとんど摂取しません。なので、食事由来の「糖質」のエネルギーは使えません。

 

 

 

 

そのかわり、「糖質」によって脂質代謝は抑えられないので、「脂質」を上手く使うことができます。

 

 

 

この状態で「脂質」まで抑えると、エネルギー物質の「ATP」が涸渇して生きていけないので、糖質制限実践者は「脂質」を多目に摂取してエネルギー源にするわけです。

 

 

 

 

で、糖質を摂取していた人が、いきなり「厳しい糖質制限」にするとこういうことになります。

 

 

 

 

糖質中心の食事・・・エネルギー源は糖質

 

 

 

 

厳しい糖質制限・・・エネルギー源は脂質

 

 

 

 

この切り替えによって問題が起きる人と、起きない人がいます。

 

 

 

私のようにいきなりの切り替えにも対応できる人は大丈夫なのですが、切り替えた後の脂質代謝機能が上手く働かない人は体調不良になります。

 

 

 

「糖質」を制限している状態で、摂取した「脂質」も上手く使えないので、エネルギーが絶たれた状態になるからです。

 

 

 

エネルギー源である「脂質」を摂取していているのに、何故か身体が飢餓状態になるのは、こういうメカニズムです。

 

 

 

次は「痩せた人」や「筋肉が少ない人」がこの状態になりやすい理由について説明します。

 

 

「糖質」も「脂質」も使えない場合、エネルギー源として利用できるのが筋肉…つまり「タンパク質」です。

 

 

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筋肉量があると低T3症候群になりにくい理由

 

 

「糖質」を制限して「脂質」を摂取しているのに、脂質代謝の働きが悪くてエネルギー不足の状態になる…

 

 

こんな時は、「タンパク質」が大活躍します。

 

 

 

「タンパク質」は「糖新生 とうしんせい」というシステムによって、糖質を作る事ができます。

 

 

 

 

「糖新生」とは、「糖質以外の材料」から糖質を合成するシステムの事です。

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

「糖新生」の材料は、タンパク質、乳酸、グリセロール…等ですが、主に活躍する材料はタンパク質(の糖原性アミノ酸)です。

 

 

 

 

食事から摂取したタンパク質も「糖新生」の材料になりますが、それがなければ、身体の筋肉(タンパク質)を分解して、「アミノ酸」を使います。

 

 

 

ちなみに、アミノ酸は全部で20種類。そのうち、糖に変えることができる「糖原性(とうげんせい)アミノ酸」は全部で18種類です。

 

 

 

アスパラギンアスパラギン酸

アラニン

アルギニン

イソロイシン

グリシン

グルタミン

グルタミン酸

システイン

スレオニン(トレオニン)

セリン

チロシン

トリプトファン

バリン

ヒスチジン

フェニルアラニン

プロリン

メチオニン

 

 

「リシン」、「ロイシン」を加えると全部で20種類になります。

 

 

 

筋肉量が多いと、「糖原性アミノ酸」の1つである「アラニン」の放出量が増えます。

 

 

 

「糖新生」に使えるアミノ酸はたくさんありますが、「アラニン」には以下のような特徴があります。

 

 

 

  • ほとんど全てのたんぱく質に比較的多くみられる

 

  • 血液や組織中の「遊離アミノ酸」として広く存在している

 

  • アラニンからのグルコースの合成速度は、他のすべてのアミノ酸より優れている

 

 

 

 

筋肉量が多いと「アラニン」が増えるので、これによって十分エネルギーを生産できます。

 

 

 

一方、筋肉量の少ない人は、「糖新生」の材料が少ないので、この方法では十分なエネルギーが得られません。

 

 

 

すると、エネルギー代謝は以下のような状態になります。

 

 

 

  • 糖質 → 制限

 

  • 脂質 → 上手く使えない

 

  • タンパク質 → 材料不足

 

 

 

 

・・・となり、どれからもエネルギーが得られないので飢餓状態になります。

 

 

 

その結果、省エネモードの低T3症候群になるというわけです。

 

 

 

筋肉量の少ない女性や、痩せた男性は要注意です。

 

 

 

対策ですが、筋肉量を増やす事と、その元になる「タンパク質」をしっかり摂取した方がよいでしょう。

 

 

 

また、カロリーが低いと改善が悪いそうなので、燃料の摂取は大事です。「脂質」は摂取した方が良いです。

 

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

  • 筋肉量を増やす

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

 

 

ただし、私の場合、痩せた女性でいきなり「厳しい糖質制限」をしましたが「低T3症候群」にはなりませんでした。なので、タンパク質と脂質を十分摂れていたのだと思います。

 

 

 

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糖質制限で低T3症候群にならにようにするには

 

 

「糖質」は制限、「脂質」は上手く使えない、筋肉量が少なくエネルギーがない…こうなると体は省エネモードです。

 

 

 

私が言うと説得力がないですが、「低T3症候群」は、今まで糖質をたくさん取っていた人がいきなりスイッチを切るように糖質を制限するとなりやすいです。

 

 

 

いきなり厳しく制限するのではなく、少しずつ減らしていくとなりにくいそうで、実際にこの方法で低T3症候群になった人が1人もいないという報告もあります。

 

 

 

『低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告 いきなりスーパー糖質制限すると全身倦怠感が・・・』より引用

 

 

Going Low-Carb too Fast May Trigger Thyroid Troubles and Hormone Imbalance

 

 

あまりにも急激な糖質制限は甲状腺トラブルとホルモンバランスの乱れを招く

 

 

Summary

 

 

要約

 

 

急激にダイエットを始めた人の中には全身倦怠感とか脱毛とか便秘とか、甲状腺機能低下症を思わせる副作用に悩まされる人がいます。

 

 

(カルピンチョ注: 甲状腺ホルモンは新陳代謝を亢進させるホルモンで、高いとエネルギー消費が活発になり、やせ気味で汗っかきで元気、低いとエネルギー消費が悪く、むくみ気味で冷え性でいつも疲れている感じになります)

 

 

この方たちでは、これらの症状は再び糖質摂取生活に戻ることで速やかに改善します。

 

 

私の患者さんからはこういう話を聞かなかったので不思議だったのですが、低糖質ダイエッターのサイトでのディスカッションを見てそういう人たちがいるのを確認しました。

 

 

このような症状が起こる理由は、こういう人では甲状腺ホルモンT4が末梢で不活性型のreverseT3に変わってしまうために、末梢レベルで甲状腺機能低下(Cellular Hypothyroidism)が引き起こされるからだと考えられます。

 

 

 

リバースT3は消耗性疾患、飢餓、冬眠前などの栄養不足の時に体の新陳代謝を下げてエネルギーロスの少ない冬眠モードに変えようとするホルモンです。

 

 

 

活性型甲状腺ホルモンであるT3の機能を阻害することで甲状腺ホルモンの作用を抑えます。

 

 

さらにこれの代謝物であるサイロナミンも末梢に溜まり、同じような作用を果たします、このために全身倦怠感でぐったりするのです。

 

 

http://edrv.endojournals.org/content/32/1/64.full.pdf

 

 

ところが、私(Dr.Cate)の患者さんには一人もそういう副作用で悩む方がいませんでした。

 

 

私は糖質制限指導をするときには一日一食、朝ご飯で糖質制限することから始めさせています。

 

 

これはシンプルにその方が取り組みやすいし、患者さんの抵抗感も少ないからという理由でしたが、これが功を奏したようです。

 

 

 

 

 

ここまでの対策をまとめます。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

  • 筋肉量を増やす

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

 

低T3症候群は治るのか

 

 

 

筋肉量やカロリーの不足に気をつけ、「糖質」を段階的に減らしていけば「低T3症候群」にならない…ということなのでほぼ答えは出ているのですが、一応、ここに挙げた解決策でも上手くいかない場合、どうすればいいかを考えてみます。

 

 

 

注目したいのは、甲状腺ホルモンである「T4」、「T3」、そして「reverseT3」です。

 

 

 

引用した記事に書かれているように、省エネモードは厳密には、「T4」から「T3」ではなく、「rT3」に変換されてしまっている事が原因です。

 

 

 

  • T4 → T3  ・・・正常

 

  • T4 → rT3 ・・・低T3症候群

 

 

 

なので、「rT3」に変換されるようなことをしない事、また、「T4」から「T3」に上手く変換できるようにすればいいわけです。

 

 

 

 

その対策については次回お話します。

 

 

 

また、睡眠不足 ストレス 鉄不足が「低T3症候群」になりやすい理由についても説明します。

 

 

 

糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみたへ続く

 

 

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疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

以前に比べると、「脂質」の重要性が説かれるようになってきましたが、それでもいまだに「脂質」の摂取に抵抗を感じている人は少なくありません。

 

 

 

 

しかし、「脂質」は体の構成成分であると共に、良質なエネルギー源でもあるので、むやみに制限すると体調を崩す原因になります。

 

 

 

 

糖質をたっぷり食べている人は、脂質を食べなくても、糖質からエネルギーを確保できるので、カロリー的には問題ありません。

 

 

 

まだ、マシです。

 

 

 

その代わり、少ないエネルギーを賄うために過食になったり、糖質の害も受ける事になりますが…。

 

 

 

 

問題は、糖質制限を実践しているのに脂質まで制限する人です。

 

 

 

 

特に、糖質を10g、5g…と、限りなく減らす「厳しい糖質制限」をしているのに脂質も制限する場合は、に関わるので危険です。

 

 

 

 

一方、「緩い糖質制限」なら、多少糖質からエネルギーが得られるので、脂質を制限しても命に関わる程エネルギーが減る事はありません。フラフラになる程度です。

 

 

 

 

 

 

「糖質と脂質の両方を減らす事」が問題なのです。

 

 

 

理由は、生体が生きていく為に必要な「ATP(エーティーピー)」というエネルギー物質の材料が無くなり、作れなくなるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ATP」が減ると慢性疾患に、「ATP」が無くなると死にます。これはどの生物でも同じです。

 

 

 

 

 

 

 

私は2015年から1日10g以下の「スーパー糖質制限」を続けていますが、脂質をしっかり摂取しているので、ATP不足になることはありません。

 

 

 

 

しかしそれ以前、2008年に一度、「緩い糖質制限」を実践したことがありますが、この時は違いました。

 

 

 

 

当時は脂質の重要性が今ほど語られておらず、脂質は危険という情報ばかりでした。

 

 

 

 

その為、脂質まで制限してしまい、結果、エネルギー不足でフラフラになって糖質制限を止めました。

 

 

 

また、この時は胃の糖化が酷く、タンパク質消化酵素「ペプシン」不足もあり、タンパク質を食べると消化不良になっていたので、こちらもたくさん食べる事ができませんでした。

 

 

 

タンパク質が不足した事により、「糖新生(糖質以外の材料から糖質を合成するシステム)」も上手くいっていなかったと思います。

 

 

 

この状態ですね。

 

 

 

  • 糖質・・・制限

 

  • 脂質・・・避ける・たくさん食べられない

 

  • タンパク質・・・たくさん食べられない

 

 

 

当時の私がやっていたのは、脂質やタンパク質をほとんど食べず、糖質を制限する…

 

 

 

糖質制限を実践しているつもりでしたが、実際はカロリー制限になっていました。

 

 

 

今に比べて、多少は糖質を摂っていたのですが、それでもカロリーは足りていなかったようです。

 

 

 

疲れてフラフラになりましたから…

 

 

 

この状態なので「糖質制限は危険だ」と思いました。

 

 

 

今は原因も解決策も危険性も分かるので、このようなミスはしません。ですが、この情報を知らなくて、脂質の摂取が足りない事で糖質制限が上手くいかない方は今も多いです。

 

 

 

なので、脂質を制限する事の問題点、エネルギー不足の危険性、その対策についてお話します。

 

 

 

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糖質を制限して脂質も制限する

 

 

 

まずは何故、糖質制限を実践中に脂質も一緒に制限してはいけないのか、その理由をお話します。

 

 

 

それは、先ほども説明したように、「ATP」を作ることができなくなるからです。

 

 

 

「ATP」の材料は以下の3つです。

 

 

 

  • 糖質

 

  • 脂質

 

  • タンパク質

 

 

 

 

「タンパク質」は、主に体の材料になるので、実はエネルギー源としては、あまりあてになりません。後で説明しますが、燃料をこれだけに頼って生きていくのは不可能です。

 

 

燃料が無くなった時に、建物の木を崩して薪にするようなイメージに近いですね。

 

 

 

 

「脂質」は、細胞膜など身体の材料にもなりますが、それ以上に、エネルギー源として頼もしい存在です。

 

 

 

「糖質」は、体の材料にもなりますが、ほんとうに僅かなので、食事から摂取しなくても良いです。体の材料にはほぼならず、エネルギーとしての使い道しかありません。

 

 

 

 

一応、人間の構成成分を書いておきます。体の材料の割合です。

 

 

 

  • ・・・59%

 

  • タンパク質・・・18%

 

  • 脂質・・・17%

 

  • 無機塩類・・・5%

 

  • その他(核酸・糖質)・・・1%

 

 

 

で、エネルギーとしては、主に糖質か脂質を使うのですが、糖質は脂質に劣ります。

 

 

 

糖質 < 脂質

 

 

 

 

内訳はこうです。

 

 

 

(糖質の場合)

 

ブドウ糖1分子・・・(不完全燃焼 → ATP分子)

 

ブドウ糖1分子・・・(完全燃焼 → ATP38分子)

 

 

(脂質の場合)

 

パルミチン酸(飽和脂肪酸)1分子の場合・・ATP129分子

 

 

 

このように、同じ1分子を代謝した場合、「糖質」は得られるATPが少なく、「脂質」は得られる「ATP」が多いです。

 

 

 

ただし、「糖質」はエネルギーに変換するスピードが早いので、手っ取り早くエネルギーを得たい時には向いています。しかし、くどいですが、糖質の害は受ける事になります。

 

 

 

 

「食べても食べてもお腹がすく、満足しない」…そう言って、甘い物やご飯やパンを大量に食べる人がいます。

 

 

 

 

エネルギー源を「糖質」に依存しているとこうなります。これは、一度に得られるエネルギーが少ないので、回転数で「ATP」を稼ぐ作戦なのです。「ATP」を体が必要としているのです。

 

 

 

 

一方、糖質制限をして「脂質」をしっかり摂取すると、エネルギー的に充実していくるので、過食したくなくなります。

 

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2016年2月7日』より引用

 

 

どうしてお腹が空くのか-糖質摂取した3時間後に強烈な空腹感に襲われる理由-

 

 

糖質を摂取すると3時間後に“もうお腹ペコペコ、腹減ったー”という感じの強烈な空腹感に襲われます

 

 

糖質制限を継続している人はそのような絶えられない空腹感がなくなり、お腹が空かなくなります

 

 

あるとしても程良い心地よい空腹感のみです

 

 

では何故糖質摂取すると強烈な空腹感に襲われるのでしょうか?

 

 

 

胃が空っぽになるため?

 

 

夏井先生のブログに何度も登場している、肉を食べた後の胃内視鏡所見Vs.穀物を食べた後の胃内視鏡所見

 

 

肉を食べた1時間後にはすっかり消化され胃の中は空っぽになります

 

 

穀物を食べると3時間後にも胃の中に穀物が停留しています

 

 

この結果を見ると、胃が空っぽになるから空腹になるのではないですね

 

 

 

 

低血糖になるため?

 

 

糖質過剰摂取3時間後には、機能性低血糖を生じ易くなります

 

 

糖質制限継続者は機能性低血糖になりません

 

 

じゃあ血糖が下がるから空腹になるのが一見、正解のように思えます

 

 

しかし、糖尿病患者に当てはまるとこれは誤りである事がわかります

 

 

空腹時血糖120、食後200とコントロール不良の糖尿病患者では低血糖を生じません

 

 

低血糖ではないにも関わらず、”腹減った”と言いながら甘いものを間食しますよね

 

 

 

 

正解は、ATP不足になるため

 

 

糖質制限継続者は脂肪酸(ケトン体)からの好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)で持続的に十分な量のATPが産生されます

 

 

胃の中が空っぽになっても強烈な空腹感はありません

 

 

糖質摂取を繰り返している人は、嫌気性解糖主導となります

 

 

そうなると、産生されるATPが極めて少なく、かつ短時間で切れてしまう

 

 

ATP不足になると脳がSOS指令を出し、強烈な空腹感が出現します

 

 

胃の中に内容物がたっぷりあっても、低血糖ではなくても、ATP不足なら強烈な空腹感が出現する!

 

 

 

 

ATP不足になると脳がSOSを発する…とあるように不足すると危険なのです。

 

 

では、次はATPが無くなるとどうなるかという具体的な話をします。

 

 

 

ATP不足は命の危険がある

 

 

糖質を制限して、高タンパク質にして、脂質を制限するとATP不足でフラフラになります。

 

 

 

高タンパク食と言えば、ボディービルダーです。

 

 

 

彼らは食事からのタンパク質だけでなく、とんでもない量のプロテインを毎日飲むようですが、それでも「糖質」も「脂質」も無くなると餓死の危険があります。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 糖質制限 超基礎編』より引用

 

 

タンパク質について、一部は糖新生されて燃料として使用されるが、生体を維持するための十分な燃料とはなり得ない。

 

 

以前紹介した、マッスル北村氏は、高タンパク食+断糖食+無脂肪食で「餓死」した。

 

 

つまり、体脂肪ゼロで無脂肪食ではATP不足となり、生命を維持できない。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%8C%97%E6%9D%91

 

 

 

 

普通の人は、体調を崩したら「危険だ」と判断して止めるので心配はないですが、一応、ATP不足を無視して制限を継続するとどうなるのかも知っておいた方がよいです。

 

 

 

次は糖質制限中にATP不足にならない為の解決策についてお話します。

 

 

 

 

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解決策

 

 

 

解決策は簡単ですね。まずは以下をご覧下さい。

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 「Low T3 syndrome(低T3症候群)」と糖質制限、カロリー制限、飢餓』より引用

 

 

自己暗示研究家さんが書評の中で懸念されている「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ、生理不順、脱毛、生理が止まる、冷え、無気力、皮膚乾燥・・・」などの、甲状腺機能低下症のときに見られる症状が、糖質制限食実践中にもしあったとすれば、それは摂取エネルギー不足が原因と考えられます。

 

 

少なくとも高雄病院の糖尿病患者さんで、糖質制限食を実践中に「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ、生理不順、脱毛、生理が止まる、冷え、無気力、皮膚乾燥・・・」などの訴えがあった方々を、栄養指導したところ、全員が摂取エネルギー不足でした。

 

 

例えば、男性で1200kcal/日とか女性では1000kcal/日とかです。

 

 

当然のことですが、糖質制限食の範疇で摂取エネルギーを増やして、厚生労働省のいう標準必要エネルギーを満たして貰うと、皆さん「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ・・・」は速やかに改善しました。

 

 

単純な理屈です。

 

 

 

私もこれで1度失敗しているので、

 

 

 

 

糖質を制限したら脂質を摂取しましょう、くれぐれもただのカロリー制限にならないように

 

 

 

…と、何度も言っているのですが、脂質の量が足りていない人はたまにいます。

 

 

 

 

脂質の摂取量が少ない理由ですが、以下が多いです。

 

 

 

  • 脂質をたくさん食べる事に抵抗がある

 

 

 

  • 脂質を食べているつもりでも、必要量が足りていない

 

 

 

  • 脂質の消化や代謝が上手くいかない

 

 

 

 

ただ摂取しろと言っても、これらの問題を解決しなければ実践できないので、解決策を提案します。

 

 

 

脂質をたくさん食べる事に抵抗がある」に該当する方は、「脂質悪」の洗脳を解くのが先なので、以下の記事をお読み下さい。

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

 

 

  • 「脂質を食べているつもりでも、必要量が足りていない」
  • …ですが、これは指摘されるまで気が付かないものです。

 

 

 

色んなパターンがありますが、一例を紹介します。

 

 

 

たまに、「肉は発癌性物質がある」という説が気になって、肉ではなく大豆製品中心の糖質制限をする人がいるのですが、この方法だと、脂質の摂取量が少なくなるので、やはりカロリー不足になる可能性が高いです。

 

 

 

「植物性の食品が安全だ」という考えが抜けきれないので、糖質制限+従来の常識 にアレンジしようとした結果です。

 

 

 

ですが、人間は動物です。

 

 

 

その為、アミノ酸組成脂肪酸組成が近い、動物性の食品の方が利用しやすいのです。

 

 

 

従って、糖質制限も植物性の大豆等を中心にするより、動物性を中心にした方が効果が圧倒的です。

 

 

 

また、植物には「動物に食べられないようにする為の毒」が含まれているので、動物性を中心にすれば、それの摂取も防げます。

 

 

 

 

脂質の補い方

 

 

タンパク質が不足している場合は、プロテインを飲むと良いです。

 

 

脂質が不足している場合は、何を選択するべきかについてお話します。

 

 

 

 

肉、魚、卵にも脂質は含まれています。これらから十分摂取できて、代謝に問題がないなら問題ありません。

 

 

 

しかし、量を食べられない人の場合は不足するので、少し工夫が必要です。

 

 

 

例えば、私の場合は、糖質制限を始めてから、3年以上、脂質不足にならないように、食事とは別に夜寝る前にバターを食べるようにしました。

 

 

 

一時、100g摂取していましたが、それ以外は基本的に50g摂取しています。

 

 

 

 

「何故50gなのですか?」とよく聞かれるのですが、何度も増やしたり減らしたりして実験した結果、私の体にはこの量が1番合っていると判断したからです。

 

 

 

 

生理の日にちの間隔が安定します。

 

 

 

食事とは別に、最低「プロテイン30g」と「バター50g」を摂取すれば、生理がほぼ同じ日にきます。どちらかが減ると日にちがズレます。

 

 

 

あと、バターは美味しいので、嗜好品としても楽しんでいます。

 

 

 

また、生クリームを飲む事もあります。これは高いのでたまにですが…。

 

 

 

一方、調理に使う油は、あまり細かい事は気にしていません。

 

 

 

動物性の牛脂やラードも使いますが、植物性の油も普通に使います。

 

 

 

理由は私は香りの良い料理が好きだからです。

 

 

 

オリーブオイル、ゴマ油、マスタードオイルを健康の為ではなく、嗜好品として使っています。

 

 

 

このように、調理の油に関しては、自己管理が甘くてあまり偉そうな事が言えないので、もし健康の為に油にも徹底的に拘りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。

 

 

藤川徳美医師 facebook 2015年11月3日 動物性脂肪、Vs、植物性脂肪

 

 

 

糖質制限をする場合、脂質の摂取は重要なのですが、たくさん摂取すると、問題が起きる事があります。

 

 

次はその点についてみていきます。

 

 

 

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脂質の摂取による消化不良

 

 

バターはオススメの脂質です。

 

 

ですが、糖質制限を始めたばかりで、胃が弱い人の場合、これを食べるのがキツイ人がいます。

 

 

具体的に言うと、バターを摂取すると、下痢をしたり調子が悪くなったりします。

 

 

 

脂質を摂取する事に抵抗がある理由に、「脂質の消化や代謝が上手くいかない」がありましたが、これはしんどいのでハードルが高いです。

 

 

 

でも解決できます。

 

 

このような人は長年のタンパク質不足により、脂質を分解する酵素「リパーゼ」が不足している可能性が高いので、脂質を上手く消化することができません。

 

 

 

 

タンパク質が不足する

 

 

タンパク質でできている酵素「リパーゼ」が減る

 

 

「脂質」が消化しずらくなる

 

 

 

 

 

また同じ理由で、タンパク質を消化する「ペプシン」という酵素が不足すれば、タンパク質を消化しずらくなります。

 

 

 

 

上の「リパーゼ」を「ペプシン」に、「脂質」を「タンパク質」に置き換えて読んでみて下さい。

 

 

 

 

「ペプシン」や「リパーゼ」が減ると、肉がムカついて食べられなくなります。

 

 

 

無理して食べると、未消化になり、「腸内環境の悪化」という別の問題も起きてきます。ただしこれは肉が悪いのではなく、消化する能力が劣るほど栄養不足であることが悪いのです。

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

解決策は、酵素の元であるタンパク質を不足させないようにすることです。なので、タンパク質不足を解消することを最優先させます。

 

 

 

 

これができなければ、タンパク質も脂質も食べられないので、スタートラインにも立てません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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脂質代謝が上手くいかない時

 

 

酵素「リパーゼ」が足りていて、脂質の消化は問題なかったとします。

 

 

 

ですが、まだ壁があります。

 

 

 

脂質は脂肪酸に分解されるのですが、これをミトコンドリアの中に運ぶのが「L-カルニチン」です。

 

 

 

ちなみに、「D-カルニチン」というのもありますが、こちらは活性がなく、脂質代謝には関係しません。

 

 

 

 

ミトコンドリアは、細胞の中にあり、この中で多くのATPを作ります。その為、「発電所」に例えられます。

 

 

 

 

 

 

 

従って、「L-カルニチン」が不足すると、燃料の「脂肪酸」がミトコンドリアに運ばれないので、代謝ができません。

 

 

 

 

「L-カルニチン」は食品からでも摂取できますし、体内で合成する事もできます。

 

 

 

 

 

食品では、肉類と乳製品に多く含まれており、穀物、果物、野菜にはほとんど含まれていません。

 

 

 

 

「L-カルニチン」は、不足しやすい栄養素の1つです。

 

 

『Fitness in Life 脂質代謝に欠かせないカルニチン』より引用

 

 

◆カルニチンは減る!?

 

 

ビタミンと違ってビタミン様物質のカルニチンは体内で生合成できます。

 

 

肝臓で、必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成され、血液を介して、筋肉に取り込まれます。

 

 

ただし、加齢とともにその合成力は低下します。20歳ごろからすでに減り始め、80歳では極めて低いレベルにまで落ち込むといわれています。

 

 

脂肪の燃焼に深く関わるカルニチン。中年太りの要因には、加齢によって体内のカルニチンが減っていくことも関係していると考えられています。

 

 

また、カルニチンが不足すると、慢性疲労症候群という、風邪などを契機に、激しい倦怠感や、脱力感を、半年以上、持続ないし繰り返す病気になると言われています。

 

 

 

不足すると困るので、次は対策をお話します。

 

 

 

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L-カルニチンが不足しやすい理由と対策

 

 

 

以下は糖質制限をしながら、不足しやすいカルニチンをサプリで摂取した効果です。

 

 

 

『前山美香氏 facebook 2018年3月4日』より引用

 

 

2年半前に糖質制限始めたと同時にアセチルLカルニチンを摂っている。

 

 

今は日に最低3gの摂取です。

 

 

数か月前までは1~2gでしたが、3g以上摂ってから全体的の体感と脳の機能が上っている感じです。

 

 

私はカロリー制限も菜食も長く来たので、何もかも不足、兎に角、動物性の栄養素が過不足で状況でしたので、こちらを読んで、アセチルLカルニチンが今も手放せないこと、Q10との関連性に納得しました。

 

 

脳も不全に気づいていなかった自分がオソロシイ。。いや、今も不足である。。

 

 

・食事性カルニチンの主な供給源は肉類と乳製品であり、穀類、果物、野菜にはほとんど含まれていません。

 

 

・長い脂質不足、栄養栄養不足の方は欠乏がある。

 

 

・アセチル-L-カルニチンは、血液脳関門を通過して脳内に到達しアセチルコリン量を増やします。

 

 

・アセチル-L-カルニチンはアルツハイマー病初期症状の改善に効果があることがことが報告されています。

 

 

 

 

不足する原因は、動物性食品の摂取が少ない…だけではありません。

 

 

 

「L-カルニチン」は体内で合成できると言いましたが、その材料が以下になります。1つでも不足すると「L-カルニチン」が不足します。

 

 

 

  • 必須アミノ酸(リジン、メチオニン)

 

 

 

  • ビタミン(ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6)

 

 

 

  • ミネラル(還元型鉄イオン)

 

 

 

糖質制限を実践していてタンパク質をしっかり摂取している人なら、「必須アミノ酸」の不足は心配しなくてもいいでしょう。

 

 

 

問題は「ビタミン」と「ミネラル」です。

 

 

 

 

このブログでは、サプリの使用が効果的である事を何度も述べているので、現在では、コメントやメールをくださる読者さんも、サプリを飲まれている方がほとんどになりました。

 

 

 

しかし、サプリを使わずに食事だけにこだわる糖質制限実践者もいらっしゃるので、そのような方は注意が必要です。

 

 

 

以下の栄養素は、糖質制限をしていても不足します。

 

 

 

まず、「ビタミンC」ですが、これは調理法や限られた材料の問題から、糖質制限で不足しやすい栄養素の1つです。また、身体の多くの化学反応に関わっているので消費しやすいです。特にストレス時に多く消費します。

 

 

 

 

「ビタミンB6」、これはタンパク質をアミノ酸に分解する時に必要な栄養素です。従って、糖質制限のような高タンパク質食では減りやすいビタミンと言えます。

 

 

 

 

「ナイアシン」は、乳酸をエネルギーに変える時に必要な栄養素です。糖質を制限すると乳酸が蓄積しずらいですが、それでも摂取した方が良いです。何故なら、身体にはブドウ糖しか利用できない細胞がある為、糖質制限をしていても、必要な量だけ「糖新生」によってブドウ糖が作られているからです。ブドウ糖の代謝は0にはなりません。

 

 

「解糖系」に依存している細胞があるので、乳酸が生じます。そして、それをエネルギーとして利用している細胞があるので、その時できた乳酸を適切に処理する為にもナイアシン(「乳酸脱水素酵素」の補酵素の合成に必要)は不足させないようにしたい栄養素です。どんな食事法をしていてもです。

 

 

また、ナイアシンはアルコールの代謝に必要です。お酒を飲まれる方は減りますので、注意が必要です。

 

 

 

 

「鉄」は、生理がある女性は不足しやすいです。糖質制限で食事から動物性の「ヘム鉄」を摂取していても不足していました。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

鉄は非常に重要な栄養素です。私の経験上、1度フェリチン100を超えてしまえば、生理の前後失った量をサプリメントで補い、普段から動物性食品中心にしていれば、そんなにはフェリチンは減りません。生理のない人はよほどの事がない限り不足しません。

 

 

生理のある人で女性で、フェリチンが100以下の人は、油断すると減る可能性があるので注意した方がいいですが、それ以上であればそんなに心配する必要はないでしょう。

 

 

しかし、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6は常に消費されているので、サプリを飲まずに糖質制限をされている方は不足しています。

 

 

私は1年半、サプリ無しの「スーパー糖質制限」を実践して、かなり体質が改善されました。

 

 

それだけでも十分効果があったので、その時はそれで満足していましたが、サプリを組み合わせた事で、それ以上の変化がいくつもありました。

 

 

 

私は基本的に3ヶ月ごとにサプリを1種類増やすのですが、

 

 

 

 

「糖質を食べていないからB郡はそんなに必要ではないだろう」と思っていたので、鉄 → ナイアシン → ビタミンC&ビタミンE → ビタミンB50コンプレックス…という順番にしました。

 

 

 

ビタミンB50コンプレックスをかなり後回しにしたのですが、これを飲み始めると以前よりさらに体調が良くなりました。

 

 

 

「必要ないだろう」と思っていても、足りていなかったという事は普通にあります。

 

 

 

サプリを飲む事で効果があるということは、それまで足りていなかったという事です。

 

 

 

糖質制限をしていても完璧ではありません。

 

 

 

なので、今ではサプリを止める気にはなれません。糖質制限をしている人もビタミンB50コンプレックスは摂取した方が良いと考えています。

 

 

 

 

どの栄養素でも、不足している場合はサプリで補うのが効率が良いと思います。もちろん「L-カルニチン」もです。

 

 

 

 

「L-カルニチン」を合成する為の補酵素の「確率的親和力」が低い人は、食品だけから栄養を摂取しようとすると厳しい…という一例も紹介しておきます。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2018年3月5日』より引用

 

 

高タンパク/低糖質食+プロテイン+メガビタミンでもケトン体が増えない30代男性。

 

 

ケトン体を何度測っても0.1。

 

 

カルニチン合成のための補酵素の確率的親和力が低くて、メガビタミンでもカルニチンが増えない様子。

 

 

そこで、アセチルLカルニチン500mg*2を追加したら、ケトン体0.5に上昇。

 

 

500mg*4に増量してみるよう伝えた。

 

 

 

ちにみに、「L-カルニチン」の合成は肝臓、腎臓、脳で行なわれます。カルニチンを合成できない心臓や骨格筋は、血液中のカルニチンを取り込んで利用しています。

 

 

 

ここまでは、ミトコンドリアの膜を通過する時に「L-カルニチン」が必要な「長鎖脂肪酸」の話です。

 

 

 

 

一方、「L-カルニチン」が必要ではないオイルもあります。それが「中鎖脂肪酸」です。

 

 

 

中鎖脂肪酸

 

 

バターは、長鎖、中鎖、短鎖のバランスが良いですが、主体は長鎖脂肪酸です。

 

 

 

なので、これを食べている人で、代謝に問題がある人は、「L-カルニチン」をサプリで摂取することで改善する可能性があります。

 

 

 

しかし、「L-カルニチン」のサプリって高いんですよね…。iHerbでも、1000mgが100錠入って、4500円くらいです。

 

 

 

 

一方、中鎖脂肪酸は、「L-カルニチン」と結合しなくてもミトコンドリアの膜を通過できます。

 

 

 

一部、「L-カルニチン」と結合してミトコンドリアの膜を通過する中鎖脂肪酸も存在するようです。

 

 

 

脂質代謝に慣れるまでの間、中鎖脂肪酸の摂取を増やせば、「L-カルニチン」をサプリで摂らなくてもいいかもしれません。

 

 

 

中鎖脂肪酸は、ケトン体を多く産生でき即効性があるというメリットがありますが、エネルギーの持続時間が短いというデメリットもあります。

 

 

 

次は、中鎖脂肪酸である「ココナッツオイル」や、それを精製した「MCTオイル」の違いについて説明します。

 

 

 

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ココナッツオイルとMCTオイルの違い

 

 

 

『アスリートのための最新栄養学(上)~三大栄養素編 / 著者:山本義徳』より引用

 

4.4 MCT(中鎖中性脂肪酸)

 

MCTとは中鎖中性脂肪酸のことです。

 

 

中鎖というのは炭素の数が中くらいということで、脂肪酸に含まれる炭素の数が8個のカプリル酸や10個のカプリン酸(オクタン酸)のことを、MCTと呼びます。

 

 

 

このように炭素数が少ないと消化吸収が早く、またミトコンドリアに運ばれるときにカルニチンを必要としないため、エネルギー化も早くなります。

 

 

なお炭素数が12個のラウリン酸はココナッツオイルに多く含まれ、このラウリン酸も中鎖脂肪に分類することがあります。

 

 

「カルニチン」を必要とするか否か」で言えば、ラウリン酸はカルニチンを必要としません。(※45)つまりこの意味ではココナッツオイルは中鎖脂肪に分類されるのです。

 

 

ココナッツオイルの約半分がラウリン酸で、10%程度がカプリル酸とカプリン酸、残りは長鎖脂肪酸です。

 

 

 

ココナッツオイルは味も良く、簡単に入手できますが、効果としては純粋なMCTのほうが高くなります。

 

 

MCTは長鎖脂肪酸(パルミチン酸)に比べて4倍速く酸化され、ケトン体生成量は10倍にもなります。(※46)

 

 

 

しかし、ココナッツオイルは摂取3時間後に血中ケトン体レベルが最大になるのに対し、MCTは摂取1.5時間後に最大レベルになります。(※47)

 

 

 

つまりココナッツオイルはMCTに比べ、それだけ吸収が遅いということになります。

 

 

(278~279p)

 

 

 

ココナッツオイルとMCTの違いです。

 

 

 

 

  • ココナッツオイル・・・ケトン体レベルは摂取時間後に最大になる(少し吸収が速い)

 

  • MCTオイル・・・ケトン体レベルは摂取1.5時間後に最大になる(吸収が速い)

 

 

 

 

 

また、MCTは安全性が高くて、医療や介護現場で40年以上利用されてきたオイルでもあります。例えば以下のような状態の人です。

 

 

  • 未熟児

 

  • 腎臓病患者

 

  • てんかん患者

 

  • 消化器系の手術をした患者

 

 

  • 低栄養状態の高齢者

 

 

このように、栄養失調で、エネルギー不足で、消化吸収能力が低い人に使われてきたので、普通の人も安心して利用できます。

 

 

 

ただ、吸収が速いのでお腹が緩くなることがあります。その場合は小分けにして摂取するとよいそうです。

 

 

 

 

中鎖脂肪酸は素早くエネルギーになるので、脂質代謝に慣れた後も、状況に応じて摂取するとよいです。

 

 

 

私は朝食を抜く場合は、空腹では出かけません。食事の変わりにプロテインと脂質を摂取します。

 

 

 

冷蔵庫に常にあるのはバターなので、たいていはこれをエネルギー源にしますが、ココナッツオイルがある時は、バターよりもココナッツオイルを食べます。

 

 

 

エネルギーに変わる速度が速いからです。ただ、急いでいる時に固まっているとイライラしますが…。

 

 

 

MCTは高くて量が少ないので買っていません。

 

 

 

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鉄は脂質代謝にも必要

 

 

脂質不足ではなくても、不足があると、脂質代謝が上手くいきません。

 

 

鉄はミトコンドリアの内膜で起こるエネルギー代謝「電子伝達系 でんしでんたつけい」で必要なミネラルです。

 

 

 

 

 

 

 

この「電子伝達系」の反応によって、たくさんのATPが作られます。

 

 

 

エネルギー代謝は、以下の記事で詳しく説明しています。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

エネルギー代謝の電子伝達系については、以下の記事で詳しく説明しています。

 

 

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた①複合体Ⅰ~Ⅱ

 

 

 

鉄が足りないと脂肪をエネルギーにすることができなくなるので、生理によって鉄が不足しやすい女性は要注意です。

 

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

生理がない男性は、鉄不足になる事はあまりないのですが、「長期間、糖質ばかり食べて動物食品をほとんど食べてこなかった人」や、「何かの疾患が原因で継続的に出血がある人」はなる可能性があります。

 

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

 

 

 

 

 

脂質の量を減らす実験

 

 

ここまで、糖質制限をしている時に、脂質を減らして体調を崩してしまう原因や対策についてお話してきました。

 

 

 

私は脂質の重要性を十分分かっています。

 

 

 

しかし、今あえて減らしています。

 

 

 

私は糖質制限を始めてから基本的にバターを50g食べていたのですが、実は2018年8月終わりからバターを無し~10gで実験しています。

 

 

 

 

8月にイギリスの「マイプロテイン」というメーカーの安いプロテインを両親に買った事がキッカケです。量を買ったので消費する為に、私も少しもらって+30gを飲むことにしました。

 

 

 

マイプロテインをクレジットカードではなくVプリカを使って購入してみた

 

 

 

1日に30gを2回飲む事になりました。

 

 

 

 

そのちょっと前に、以下の記事を読んでいたので、プロテインを増やした事を機にバターの量を減らしてみる事にしました。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ バターよりプロテインの方が良い』より引用

 

 

ココナッツオイルよりバターの方が断然良い…と3年前はバターを推奨していた。

 

 

光文社の本にも書いたけど、バターは良いエネルギー源となります。

 

 

しかし、長年のタンパク不足の人は、バターで胃がムカムカする、お腹が下り調子が悪くなる、と言います。

 

 

今は何と言ってもプロテインが一押しで、それでも足りなければバターを追加、と言うスタンス。

 

 

自分は昼はプロテイン60g(180cc)。

 

 

これで十分満腹なのだけど、その後バタースープを飲むと、ATPが急に合成されるのか体が急に熱くなり異常発汗。

 

 

自分の場合は、そこまでする必要なないと判断しています。

 

 

 

その根拠は、その後説明されました。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2018年9月30日』より引用

 

 

質的な栄養失調→ATP不足→精製糖質の過食(嫌気性解糖主導)。

 

 

以前、過食症には生クリーム、バターなどの動物性脂肪を推奨していた。

 

 

それも悪くないのだが、それより先にプロテインを投与した方が即効性があり効果も高い。

 

 

細胞内成分はタンパク質でできている。タンパク不足があるとミトコンドリア機能が低下している。

 

 

プロテインでミトコンドリア機能を回復させて、好気性代謝ができる状態にした後、脂肪酸燃料を投入した方が効率的。

 

 

つまり、エンジンをパワーアップ後に燃料を投入する。

 

 

当然、補酵素のB、C、電子伝達系のFeも必要。

 

 

 

 

必要な栄養は個人差がありますし、同じ人でも常に一定ではありません。

 

 

 

なので、今の私の体質で、タンパク質を増やして、バターを減らすとどうなるのか気になります。

 

 

 

 

脂質を摂取していてもフラフラになるケース

 

 

本記事で紹介したのは、糖質制限をしているつもりが、色んな理由でただのカロリー制限になってしまっていた…という単純な話でした。

 

 

 

なので解決策は、以下のように脂質の摂取の仕方を工夫する事に重点を置きました。

 

 

 

 

 

  • 脂質の消化が悪い → 消化酵素(タンパク質)不足を解消させる

 

  • 脂質の代謝が悪い → L-カルニチン、合成に必要な栄養素を摂取する

 

  • 長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸を状況によって使い分ける

 

 

 

 

しかし、本記事で紹介した理由とは別に、糖質制限をして脂質もしっかり摂取しているのに、何故かエネルギー不足でフラフラになる事もあります。

 

 

 

これを「低T3症候群」というのですが、次回はこのお話になります。

 

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とはへ続く

 

 

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マイプロテインをクレジットカードではなくVプリカを使って購入してみた
マイプロテインをクレジットカードではなくVプリカを使って購入してみた

 

以前、読者さんに教えていただいたイギリスの「マイプロテイン」を買ってみました。

 

 

 

以下の記事のコメント欄で教えてもらいました。

 

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

今回買ったのは、ミルクティー5kg、抹茶1kg、ストロベリークリーム1kgです。

 

 

 

これで、合計9、672円でした。写真には載せていませんが、新規購入でシェーカーが無料プレゼントでした。

 

 

 

 

だからどうした?って話なんですが、マイプロテインは2018年8月の現時点では、支払い方法が「クレジットカード」と「デビットカード」だけなので、これらを使いたくない人にとっては結構ハードルが高かったりします。

 

 

 

 

私はアメリカの「iHerb」でサプリメントを購入していますが、こちらはコンビニ支払いができるので、これを利用しています。

 

 

 

 

マイプロテインも一時期コンビニ支払いができていたようですが、私が買おうとした時にはすでに選択肢からなくなっていました。

 

 

 

 

買いたかったのですが、私はネットでは「クレジットカード」を使いたくないので買いませんでした。何故嫌うのかというと、不正利用の心配があるからです。

 

 

 

 

 

なので、同じような理由で利用を避けている人に向けて結果報告をしておきます。

 

 

 

 

ちなみに、今回は両親に飲ませる為に購入することにしました。

 

 

 

 

まず先にマイプロテインに登録をして、欲しい商品をカートに入れてお会計にすすみました。いくらぐらいの金額になるのか確認する為です。

 

 

 

 

 

支払いの画面以降は薦めないので一旦画面を閉じました。

 

 

 

 

 

 

そして、支払いに「Vプリカ」を使うつもりだったので、使い方を調べました。

 

 

 

「Vプリカ」は、ネットのVisa加盟店で、クレジットカードと同じように使えます。存在は知っていましたが、実際に使ったのは初めてです。

 

 

 

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Vプリカを使う方法と金額

 

 

「Vプリカ」を利用するには、買い物をする前に以下の作業が必要になります。

 

 

 

①Vプリカに登録

②コンビニで買う(発行コードを受け取る)

③Vプリカのサイトで発行コードを入力

 

 

 

 

 

で、②のコンビニで買える金額は以下の通りです。

 

 

 

  • 2,000円 (購入価格2,200円)

 

  • 3,000円 (購入価格3,200円)

 

  • 5,000円 (購入価格5,200円)

 

  • 7,000円 (購入価格7,280円)

 

  • 10,000円(購入価格10,390円)

 

 

 

インターネットでも「Vプリカ」を購入する事ができます。その場合、20000円や、30,000円といった高い金額も買えます。

 

しかし、インターネットで購入する場合、「クレジットカード」や「インターネットバンキング」を使う必要があるので、私はコンビニ(ファミリーマート)で買いました。

 

 

 

マイプロテインは8,500円以上からが送料無料です。それ以下だと配送料がかかるのですが、イギリスから来る為、2,000円近くかかるそうなのです。これでは、安いところで買う意味がなくなりますね。

 

 

 

 

で、個人輸入になるので「関税」がかからないように注意しなければなりません。関税がかかる条件はこちらです。

 

 

 

  • 合計→16,666円以下

 

  • 合計重量→10kg以下

 

  • 商品量→2ヵ月分以下

 

 

 

無駄な出費を控えるには、8,500円以上、16,666円以下の買い物をするのがいいわけです。

 

 

 

そこを狙うと、10,000円分の「Vプリカ」を購入する必要があります。

 

 

 

 

 

「Vプリカ」を使うのは始めてなので、購入前に「これで本当に大丈夫なのかな」…と一瞬思いました。

 

 

 

 

手続きアレルギーの私は、登録も面倒くさいので、これで使えなかったら嫌だなと

 

 

 

 

というわけで、調べて、これで確実に買えると分かってから先にすすむことにしました。

 

 

 

 

マイプロテインでVプリカは使えるのか

 

 

マイプロテインは、味のレビューや利用方法が丁寧に書かれているサイトがたくさんあります。なので、「Vプリカ」を使って購入する情報も簡単に見つかると思っていました。

 

 

 

 

しかし、「これで買えるはず」みたいな情報はみつかったのですが、実際に「Vプリカ」でマイプロテインを購入したと思われる人が書いた記事がみつかりませんでした。

 

 

 

 

心配になったのでマイプロテインのお問い合わせから「Vプリカは使えますか」と質問してみました。

 

 

 

すると、クレジットカードとデビットカードだけしか使用できないという返答が返ってきました。

 

 

 

 

 

「Vプリカ」を登録したり買う前に質問してよかったと思いました。

 

 

 

 

先に一度登録をして、カートに欲しい商品を入れた後だったので、その後もマイプロテインから「お探しの商品は見つかりましたか?」とか、「お買い忘れはございませんか?」といったメールが頻繁に来ました。

 

 

 

 

いやいや、買えないって言ったじゃん…と思いながらカートの中身を見るとやっぱり安いわけです。

 

 

 

 

考えた結果、もしダメでも10,000円なら別の買い物をすればいいので、試しに「Vプリカ」を購入してマイプロテインで使ってみる事にしました。

 

 

 

 

Vプリカは使えますかという質問に対して、クレジットカードとデビットカードしか使えないという回答が返ってきましたが、実際は使えました!

 

 

 

マイプロテインは「Vプリカ」で購入可能です。

 

 

 

マイプロテインを購入した感想

 

 

今回は届くのが遅いと言われている「郵便局」の通常配送を利用したのですが、普通に速かったです。「商品が発送されました」というメールが届いてから、ちょうど7日で届きました。

 

 

これなら「プレミアム郵送サービス」でなくてもいいかなと思います。

 

 

 

今回買ったミルクティーとストロベリークリームは両親に、そして、抹茶は親戚におくりました。

 

 

 

前者は私も味見したので感想を書いておきます。

 

 

 

私はいつもプレーンの不味い味ばかり飲んでいるので、味付きはどれも美味しく感じやすいので、評価は甘いです。

 

 

 

 

ミルクティーは、品のいい香りで普通の美味しいミルクティーでした。5kg買いましたが、この味なら毎日飲んでもいいかなと思います。

 

 

 

ストロベリークリームは、水をすごく少なくしてドロドロの状態にしたら、イチゴチョコレートのような味です。薄めてもおいしいですが、私は濃厚な方が好きでした。

 

 

 

 

マイプロテインは味がたくさんあるので、不味いのもあるそうですが、この2つはどちらも飲みやすくてプロテインを飲んでいるような感じはしませんでした。

 

 

 

 

粉質も、私が飲んでいるプロテインより溶けやすいです。いつもシェイカーを使わずコップに入れてスプーンで混ぜるのでよく分かります。

 

 

 

これまでは、両親の間食の対策に、時々、スーパーで売っているプロテインバーや、ザバスのプロテインを代りに飲ませていたのですが、種類が少なくて飽きられるし、頻繁に買うと金額もかさむので困っていました。

 

 

間食が止められない人向け①タンパク質不足を補う為にプロテインバーを買ってみた

 

 

 

今回は約10,000円で7kgのプロテインを買いました。

 

 

 

いつも私が飲んでいる国産のプロテインはほぼ同じ金額で3kgです。

 

 

 

 

「マイプロテイン」は安くて量が多いので、今後も継続して利用します。

 

 

 

 

(追記)2回目以降、買い物する場合の注意点

 

 

マイプロテインをVプリカで2回目以降買う場合の注意点です。

 

 

私は9月に2回目の購入をすることにしました。

 

 

再びVプリカを一万円分購入して、前回の残りが数百円残っていたので、そこに加算しました。

 

 

なので「前回の残り+1万円」が使えることになります。

 

 

加算したので、私の頭の中では、前回のお金と今回のお金は同じカードの中にあると思っていました。

 

で、マイプロテインで商品をカートに入れて購入画面に進みました。

 

 

「お支払い方法を選んでください」の項目で、「VISA」「新しいカードを追加する」の2つが選択できます。

 

 

で、Vプリカは「ネット専用Visaプリペイドカード」です。

 

 

 

それを使っているので、「VISA」の文字を見て、これでいいと判断して進んだところ、「セキュリティーコード」の記入を求められました。

 

 

 

その数字を打ち込むと、いきなり「ご注文ありがとうございます。」と言う画面になりました。

 

 

 

「カード番号」や「有効期限」の記入を求められるかと思ったのですが、完了してしまいました。

 

 

ここでおかしいなと思って、Vプリカにログインして、「前回のカードID」と「今回のカードID」が同じかどうか確認したら違いました。

 

 

 

マイプロテインは2回目以降だと「セキュリティコード」だけで購入ができるみたいなのですが、それは、同じカードを使っているという前提だと思います。

 

 

 

※私はネットでクレジットカードは使ったことがないので、システムがよく分からないので憶測です。

 

 

私的には1つにまとめたと思っていたので、番号も同じだと思ったのですが、前回と今回のカードは別物でした。

 

 

ここで、「VISA」を選んでしまったことが間違いだった事に気が付きました。

 

 

 

前回のVプリカに課金して使おうが、カード番号が違えば違うカードになるので、「新しいカードを追加する」を選択しなければいけなかったのです。

 

 

 

すぐにキャンセルして、新しく購入しなおしました。

 

 

このような鈍くさい間違いは、私ぐらいしかしないと思うのですが、ネットでクレジットカードを使う事に慣れていない場合はやってしまうかもしれないので、間違う人がいないように書いておきます。

 

 

 

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ビタミンやミネラルが不足した野菜や果物は味や調理にも影響していた

 

 

野菜や果物に含まれている栄養の変化を「数値」で比較してみたところ、確実に減っていました。

 

 

 

栄養が激減した野菜や果物、昔と現代の数値を比較してみた

 

 

 

 

しかし、「数値」は意図的に改竄される事があるので、

 

 

 

 

一応、別の視点からも、今と昔の野菜は栄養にどれほど変化があったのか…を分析してみることにします。

 

 

 

 

それは「味」「調理に与える影響」です。

 

 

 

 

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日本のリンゴやメロンを美味しいと感じるのは勘違いだった

 

 

 

「味」や「調理に与える影響」は、食材を語る上で重要な要素です。

 

 

 

 

 

ただし、料理が得意ではない私がそんな事を言っても説得力がありません。

 

 

 

 

そこで、パティシエの弓田享氏が、食材の栄養と味の関係について詳しく説明されているので、一部を紹介します。

 

 

 

『失われし食と日本人の尊厳 荒廃した日本の食と闘う鬼才パティシエが追い求めた「真実のおいしさ」/ 著者:弓田享』より引用

 

 

◎りんご

 

 

とてつもない大きさ。そして噛めば薄ら甘いだけの、香りも味もない水がほとばしり出て粗い繊維が残ります。

 

 

 

霜降り牛肉とまったく同じです(61ページ参照)。

 

 

 

正常なりんごは固めのもの、柔らかめのものも、すべてサラサラとしたきめの細かい崩れ方をします。線維がしっかりとつまっているからです。

 

 

 

日本のリンゴでも、私が子供の頃は滑らかな崩れ方でした。

 

 

 

フランスのものは今もそうです。

 

 

 

そして、しっかりと繊維の詰ったりんごは、果汁の香りは豊かで深く、切れ目のない深い甘みが恵みの秋を口中に知らせます。なんともいえない自然の季節を感じます。

 

 

でも今の日本のリンゴは何なのでしょう。図体だけは大きくて、木の根っこのようなガリガリの歯触り、無味乾燥、それしか表現が見つかりません。

 

 

まさに異常さの極みの果実なのです。

 

 

(中略)

 

 

そして年間30種類以上、異常なほどの量の農薬が、りんごの木を直接傷めつけます。

 

 

同時に畑の土を汚染し、土地の微生物群は壊滅的な状態となります。

 

 

 

微生物の正常な食物連鎖が消滅したためにミネラルを吸収できず、木は内からも傷みます。

 

 

その結果、正常な細胞分裂ができず、すかすかの繊維と薄っぺらな甘さの、栄養素の極めて乏しい木の根っこのような歯触りのりんごができてしまいます。

 

 

(47~48p)

 

 

 

 

 

次はマスクメロンです。

 

 

 

◎マスクメロン

 

 

あまりにも高価で異常ともいえる味のマスクメロン。

 

 

 

1個の鉢植えに1本の弦を伸ばし、1個のマスクメロンを作り上げる。これほど非生産的な栽培法はありません。

 

 

 

自然の摂理を無視することによって作られた、日本が世界に誇るというおろかさの極みの超集約農業の成果です。

 

 

 

自然の摂理に逆らって作り上げられたものに、豊かな栄養素などあるはずがありません。

 

 

これらのものを食べるごとに、私達の細胞もこれらの異常な産物の細胞と同じ状態に近づいていきます。

 

 

 

ただ糖度を上げるためだけのきわめて幅の狭いミネラルの肥料しか与えられていません。

 

 

 

舌に触れればまさに果肉が水のように崩れる、そしてにがみの混ざった不自然な甘さ、これはおいしさではありません。

 

 

水分をギリギリためておくだけの密度が極めて低く粗い繊維、これは植物の生理に反した栽培によって、果肉そのものが今まさに自壊しようとしている状態なのです。

 

 

(49p)

 

 

 

 

果物が好きな人や、育てている人にとっては面白くない意見でしょう。

 

 

 

 

でも、怒らずに冷静に読んでほしいのです。

 

 

 

 

私は昔、ケーキ屋に半年ほど勤めていたことがあるのですが、その店のシェフも食材をあちこちから取り寄せ、「あれが上手い」、「これは大したことない」…と、スタッフとよく語り合っていました。

 

 

 

 

こだわっているケーキ屋として地元では有名だったのですが、弓田氏のように「細胞レベル、植物が育つ背景を含めて考察している」…と思える発言をシェフの口から聞いた事はありませんでした。

 

 

 

 

 

プロであっても、ここまで味の違いを感じ取れる人は少ないという事でしょう。

 

 

 

 

正直怖いと思います。ほとんどの人は、異常な状態を「おいしい」と勘違いしているわけですから。

 

 

 

 

そして、商品は、需要のある物が作られます。食品も例外ではありません。

 

 

 

 

「舌がおかしくなった人」が増えれば、その人達の需要に応える為におかしな商品が開発される…悪循環です。

 

 

 

 

以前テレビで、スイーツのように甘いトマトやさつまいもが新種として紹介されていました。

 

 

 

 

生産者がこのように異常に糖度を高くするのも、それを望む消費者がいるからだ…と考えると恐ろしいです。

 

 

 

 

だからこそ、「正常な感覚を持った人」は貴重な存在なのです。

 

 

 

このような人が増えなければ、みんなの健康が損なわれることになります。

 

 

 

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日本の産物の特徴

 

 

 

弓田氏によると、日本の産物には以下のような特徴があるそうです。

 

 

 

《日本のこれらの産物に共通する希薄な味わいと、ゴリゴリザラザラの歯触り》

 

 

自然の摂理に逆らって作り上げられたものには、共通の味と歯触りがあります。

 

 

とても幅の狭い偏ったミネラルしか与えられていないので、細胞の健全な成長と働きは失われ、いずれも本来のものとはかけ離れた組織がずたずたのものができます。

 

 

肉も果物もザラザラの繊維と水のような味です。

 

 

そしてキャベツやかぶなどの野菜にも木薄な匂い、味、そしてガリガリの歯触りがあります。

 

 

本当に望ましい条件で栽培された野菜には小気味よく嬉しい歯触りがあります。

 

 

おいしいキャベツはシャキッ、パリッです。

 

 

おいしい人参はかむと軽いパリンという歯触りがあります。

 

 

白菜の身の厚いところは一瞬歯がキュンとしめつけられ、そしてはずみのあるサクッサクッが続きます。

 

 

ミネラルを不十分にしか吸収できない繊維の粗い野菜はどれも固いゴリゴリかガリガリの歯切れの悪さが共通です。

 

 

ミネラルを十分に吸収して、よい条件で育ったおいしいメロンや桃などは果肉の繊維は細く、とても緻密に詰まり滑らかな舌触りがあります。

 

 

食べていて小さなざらつきを感じ、おまけに歯に太い繊維がつまるなんてことは決してありません。

 

 

でも今のメロンや桃は、繊維が粗くザラザラの舌触りで、嫌なことに果肉のすじが歯の間によく詰まります。

 

 

私の祖父が作った水蜜桃は本当に滑らかそのものでした。ザラついた繊維を感じるなんてことはありませんでした。

 

 

(50~51p)

 

 

 

残念ながら、私はこのように感じた事はありません。

 

 

 

 

親やお爺ちゃん、お婆ちゃんが「昔の野菜は美味しかった」…と言っているのを聞いた事は何度もあります。

 

 

 

 

しかし、その時は、「今ほど食のバリエーションが少なく、美味しいものが少なかったから、野菜が美味しく感じたんだろう」…程度に思っていました。

 

 

 

 

「正常な状態」を知らないとこうなります。

 

 

 

 

各地の有名な特産品も、知っている人と知らない人とでは評価が分かれます。

 

 

 

《誰もが食の宝庫と考える北海道の産物や各地の特産品も例外ではない》

 

 

多くの人は北海道の産物はどれもがおいしいという、何とはなしの常識に疑いを持っていません。

 

 

でも私は北海道産の農畜産物、野菜や果実でおいしいと思うものに出会った記憶はありません。

 

 

農薬浸けの傷んだ農地、これは北海道も例外ではありません。

 

 

料理の試作に北海道産のジャガイモを使えば、水のような味わい、そしてあっという間に煮崩れる組織の粗いじゃがいもがほとんどです。

 

 

「きたあかり」でも、「男爵」でも一緒です。

 

 

誰もが最高においしいと思っている北海道産のアスパラガスも、旬であっても歯切れが悪く、ごりっとしていて、そして変な苦味のあるようなものばかりです。

 

 

アスパラガスの暖かい味わいなど、ついぞ感じたことはありません。

 

 

 

2度ほど十勝産のものも含めて何種類かのあずきを同時に煮て、味わいを比較したことがあります。

 

 

 

結果として2度とも十勝産のものが1番まずかったのです。

 

 

 

広大な冷涼の地、北海道。

 

 

 

テレビや旅行会社などのイメージ宣伝によって、おいしいものが豊かに生産される地と多くの日本人がなんとはなしに信じています。

 

 

 

しかし本当は、すでに農地はミネラルの涸渇した息も絶え絶えの土地であることは間違いありません。

 

 

 

「お前はほんとに北海道の農業を知り尽くしているのか」と、私に言わないで下さい。

 

 

 

異常な味のする産物しか口にできなければ、私にはこんな結論しか導き出せないのです。

 

 

私は北海道の産物のみを非難するつもりはありません。しかし、北海道の産物は日本の産物の健全性の象徴ですから、まず初めに挙げなければならないのです。

 

 

 

日本のほぼすべての産物が今でも年々、さらに味わいを劣化させているのです。

 

 

 

前述の新潟の米だけでなく、仕事でどこへ行ってもおいしいご飯を食べることはできません。

 

 

 

岡山のマスカット、いくら立派な箱に入っていても、その異常な渋みの混じった生命の眠りこけた濁った味わいに、私の舌は思わず喉の奥にひいてしまいそうです。

 

 

そして岡山や山梨、福島の桃、やはり渋みの混じった少しの清新さもなく、表情のない味わいが舌を覆います。

 

 

 

鳥取の二十世紀梨、岐阜の富有柿、今も年々味わいは希薄になっています。

 

 

 

山形のさくらんぼ、まさにあるかないかの情けない味わいです。

 

 

 

味わいの中に清新な力強い季節の息吹を感じ取ることはありません。見るだけの季節感しか味わえない日本の旬の産物なのです。

 

 

 

(52~53p)

 

 

 

ここまでは、味がどのように劣化しているのかの説明でした。

 

 

 

次は、調理にどう影響するかの説明です。

 

 

 

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質の悪い食材では上手く作れない

 

 

 

「味」というのは、判断する者がプロであっても、所詮は「主観」です。

 

 

 

従って、どんなに詳細な分析でも「客観性に乏しい」と評価する方もいると思います。

 

 

 

それに対して、「調理」というのは、ある意味「理科の実験」です。

 

 

 

「調理した結果」というのは、化学反応であり、実際に起こっている事象ですから主観ではありません。

 

 

 

味の劣化の説明に納得がいかなかった方も、現実が理解できるのではないでしょうか。

 

 

 

4 日本の素材から本来のうまさは失われた

 

 

このように、あまりにも多量の農薬の使用により、土地は傷めつけられ、さらにミネラルの幅の極めて狭い化学肥料のために農地は傷つき、そしてメーカーの思惑による品種改良によって野菜などの味わいも失われ、同時に私達の口にもたらされる栄養素はさらに希薄になっていきました。

 

 

私の経験では1980年代の後半から1990年代の前半にかけて、堰を切ったように日本の野菜、果物のおいしさは失われていったように思えます。

 

 

恐らく戦後、少しずつ上昇してきた農薬がある程度の濃度に達した時に、土の荒廃は植物にとってどうしようもない状態になったように思えるのです。

 

 

白菜はまさに冬の寒さにかじかむ心を、しっくりと暖める優しすぎるほどの暖かさに満ちた味わいは失われ、寒々とした水のような歯触りが、味わいのすべてになりました。

 

 

キャベツは懐かしさをたたえた甘さは失われ、無表情なプスッとした味わいとなり、歯触りもシャキッとはいかず、バリッガリッとしたまったく異なるものに変わってきました。

 

 

そして何人かの人に毎年送ってもらっていた、私の本当に大好きな、贈ってくれた人すべてを善人に感じさせてしまう京都の「千枚漬」のかぶも例外ではありませんでした。

 

 

繊維は粗くなり、本来は滑らかで柔らかいはずの歯触りは、ゴリッとした不快で不自然な歯触りになり、心にしみ込む舌のすべての部分に感じる安心感に満ちた暖かい味わいは失われていきました。

 

 

私は1986年に初めて店を出した時から、テイクアウトできない、いちじくとりんごの白ワイン煮を喫茶室で出していました。

 

 

初めはうまく思う通りのものができていました。

 

 

しかし、3、4年過ぎた頃から、どんなに作り方を変えてもおいしくできなくなっていったのです。

 

 

果物の白ワインの砂糖煮は、丸のままのいちじくや芯を取って縦に4つに切ったりんごを鍋に入れ、ちょうどひたひたの白ワインを加えて、ごく弱火で本当に軽くフツフツと30分弱、竹串が何の抵抗もなくスッと入るほどに煮ます。

 

 

ここに白ワインの4分の1の重量のグラニュー糖とお茶用のパックに入れたアニスシードを加え、再び火にかけてグラニュー糖を溶かし、火を止めて24時間おきます。

 

 

翌日さらに前日と同じ量のグラニュー糖を加え、加熱して溶かします。

 

 

これにレモン汁を加えて、冷めたら冷蔵庫に1週間おきます。

 

 

冷たくしてたっぷりの煮汁を皿に盛り、いただくのです。

 

 

それぞれが本当に夢見るようなおいしさです。

 

 

 

いちじくの魅惑的なビロードのような舌触りに私の意識はふっと静けさに包まれます。いちじくのおいしさの芯の部分がアニスと解け合い、濃密に、そして静かに私の五感の中に流れるのです。

 

 

りんご、その歯触りが、白ワインとりんごの小さくつぶやくような酸味に重なるのです。

 

 

思わず日常がほんのわずかの間なのですが、ふっと途切れるのです。そう、日常にはない意識をまさぐるおいしさなのです。

 

 

砂糖は1度に全量を加えると、果肉の外の砂糖の濃度が高くなり過ぎ、果肉の組織から急激に水分が引き出され、果肉は縮んで固くなってしまいます。

 

 

水分の4分の1の重量を2回に分けて加えていきます。

 

 

穏やかに組織から水分が移動し、砂糖も組織の中に入っていきます。

 

 

しっかりと果肉の水分と砂糖の入れ替りが済んだところで次の砂糖を加えると、やはり穏やかに入れ替りが行なわれ、滑らかな舌触りが得られます。

 

 

ところがりんごはどんなに静かに似てもボロボロに煮崩れてしまいました。また煮崩れなくても2回目の砂糖を加えると、果肉が少し縮み、タクアンの歯触りに似た固さが出て、舌触りはザラザラなのです。

 

 

いちじくは元々がかなり柔らかいのに、1度砂糖を加えると、他のいちじくや器の底などに触れている部分が、足のかかとのような固さになってしまうのです。

 

 

やり方を変えてもどうしてもダメでした。

 

 

当時、私にはそれがどうしてなのかまったく理解することができませんでした。

 

 

今考えれば、この頃から急速に日本の農産物は劣化し始め、いちじくもりんごも繊維が粗くなり始め、煮崩れたり、水分と砂糖の入れ替りが緻密にいかなくなり、果肉から水分が取られ、固くなっていったのでしょう。

 

 

また私の大好きだった生のマスカットをたっぷり使ったタルトゥも、急に味わいが落ちていきました。

 

 

ぶどうに深い味わいがなくなり、渋みのある芯のないボケた甘さだけのマスカットに変わっていったのです。

 

 

(58~60p)

 

 

 

 

 

 

不都合な真実ですが、事実は事実として受け入れていくしかありません。

 

 

 

 

3 何でもある日本、でも何でも中途半端な日本

 

 

《ドゥ二・リュッフェルの講習会を通じて分かった日本の食材》

 

 

2008年、この年もドゥ二・リュッフェルは日本にやってきて、フランス料理とフランス菓子の技術講習をしました。

 

 

彼の本来のフランス料理の考え方、技術、そして本当の深いおいしさを、この日本で正しく再現するために、イル・プルー・シェル・ラ・セーヌでは、毎年彼をフランスから招いて料理講習会を開いています。

 

 

しかし日本でドゥ二・リュッフェルが料理を作るには素材の点で多くの困難があるのです。

 

 

特に12年前第1回のフランス料理講習会を始めたばかりの頃は絶望的でした。

 

 

彼と共に本来のフランス料理をこの日本でできるだけ再現しようともがく中で、いかに日本の素材が荒廃しているかを改めて認識することになったのです。

 

 

ここでは、その中の主なものを記してみようと思います。

 

 

すでに述べたように日本の農産物、畜産物、乳製品はどうしようもなく味が薄いか、まったくないものがほとんどです。

 

 

しかしほとんどの人達は、この異常な農産物しか口にする機会がないのですから、私の言う事に疑問を持ったとしても当たり前です。

 

 

フランス料理では、じゃがいもをよく使いますが、ある年はポタージュに使いました。

 

 

でもどれもじゃがいもらしい味のないものばかりでした。

 

 

地方の農家、あるいは質の高い食材を看板にしているところも含めて、10ヶ所近く取り寄せましたが、本当においしいものは1つもありませんでした。

 

 

人参は予想外にも3ヶ所ほどよいものがありましたが、例年は、ゴリゴリの歯触り、薄い味わい、香りのものばかりで何1つ使えそうなものがないのが普通なのです。

 

 

フランス料理のフォン(出汁)にはセロリを使いますが、薄い緑色の味も香りもしない歯触りと形だけのセロリしか、この日本にはないのです。

 

 

本当にあちこち探しましたが、長年見つけることができませんでした。

 

 

やっと一昨年、セロリらしい味わいのものを1つだけ見つけることができました。

しかしこれも今年はダメでした。

 

 

すべてが料理に加えても加えなくても味は同じようなものばかりなのです。

 

 

なすにしても、スカスカの味のしないものばかりです。

 

 

10ヶ所近くから取って、そこで1番ましなものを選びます。しょうがない、そんな気持ちでしか選べないのです。

 

 

日本のほうれん草では、渋いやら、味がまったくないやら、料理の味わいがまったく成り立ちません。

 

 

フランスからの冷凍ものの方がずっとましなのには悲しくなってしまいます。

 

 

 

キャベツも同様です。昔のような豊かな味わいはありません。ニュージーランドからのキャベツを使いました。

 

 

 

ニンニクも7、8箇所から取り寄せましたが、ドゥ二・リュッフェルは、香りも弱く苦いと言ってOKが出ませんでした。韓国産のものをなんとか取り寄せました。

 

 

 

講習会が始まる前には、教室には山のように様々な野菜が集められます。ほとんどが本来の味を失ったものばかりです。

 

 

 

材料代はとんでもない額になります。

 

 

しかし私には、真の味わいがほぼ消失したこの日本に、ドゥ二・リュッフェルの正しい最上のフランス料理を伝える義務があります。執念を持って少しでも良い素材を集めます。

 

 

(中略)

 

 

この国で本当のフランス料理の味わいを再現するためには、作り手の様々な面での強い意志が必要なのです。

 

 

また日本にはエチオピア、タイ、レバノン、ベトナムなど、様々な外国の方々が自ら料理を作るレストランが数多くあります。

 

 

いくらこうした人達が母国の料理を作ったとしても、日本で産出される素材だけで作れば、決してお世辞にもおいしいと言えない料理ができてしまいます。

 

 

(93~98p)

 

 

 

 

常識とは間逆ですね。

 

 

次に、このような食材を「美味しい」と感じる理由について説明します。

 

 

それは、「味覚」は狂うからです。

 

 

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ビールが不味いのは気のせいではなかった。栄養の乏しい食材と狂った味覚

 

 

 

先ほど、「不自然な物を美味しいと感じる人」が増える事で、その需要に応える商品が生まれるので、世の中を良くするには「正常な感覚を持っている人」が必要だ…というお話をしました。

 

 

 

 

しかし、「感覚」というのは、注意していないと洗脳によって簡単に狂ってしまいます。

 

 

 

特に「好み」というのは、意外に周囲の影響を受けます。

 

 

 

 

世界で似たようなファッションが流行ったり、モテる異性の外見の条件がだんだん似てきている事から考えても、ある程度は誘導できます。

 

 

 

 

「味覚」も狂わせる事が可能です。

 

 

 

 

美味しいものを「美味しくない」と感じさせたり、美味しくないものを「美味しい」と感じさせるわけです。

 

 

 

 

そして、「栄養の乏しい食材」と「狂った味覚」はセットだと考えています。前者を誤魔化し、維持する為には、後者が必要なのです。

 

 

 

 

 

ここでは、味覚をおかしくする方法を紹介します。

 

 

 

《強い思いとあせりから、解決策のない批判だけの本を出版する》

 

 

私は2001年に日本の食を批判した『破滅の淵の裸の王様』(文芸社刊)を出版しました。

 

 

ほぼすべての人が正しいと考える日本人の今の嗜好、おいしさは、かなりの部分がこの最近、昭和30~40年代に築かれてきたこと、世界の中で他には存在しない日本人のみが正しいと考える異常で間違った食習慣であることを指摘しました。

 

 

しかしこの本は、日本の食を乱暴にあげつらうだけで、それに対しての対処法はまったく語っていません。

 

 

ただこの異常な食の真実を、少しでも早くこの国の人に伝えたいというあせりからの、やはり人を動かすだけのエネルギーの不足した本でした。

 

 

しかしここに示された考え方は、今読み返してみても、それまで誰もが考えたことのない、極めて新しい視点からの分析であり、その真実性は今も一点の曇りもないと考えています。

 

 

たとえば「超ドライなビール」についてです。

 

 

この超ドライなビールのもてはやされ方は、日本の食の混乱を端的に表していると思います。この本から引用します。

 

 

水にも劣るビール

 

 

「私達が作ります。本当の味、洗練された味」。

 

 

テレビのコマーシャルで耳にタコができるほど聞かされた言葉です。これほどまでに思い上がった、しかも私達大衆を見下した傲慢な言葉もないでしょう。

 

 

「私達が新しい、今までにないおいしさのビールを作り出しました、あなた達一般大衆は本当の味なんか分からないでしょうから、私達が教えましょう」と言っているのですよ。

 

 

 

そもそも「本当の味」とは、生命の進化の中ですでに築き上げられているものであって、新しく作り出すものではないと思うのですが。

 

 

この「超ドライなビール」が発売された時は、新しいおいしさのビールが出たと大評判になりました。

 

 

私は何かうさん臭いものを感じていたので、あわてて飲むということもなかったのですが、ある時、小料理屋でとにかくうまいからと薦められ、それではと注文してみました。

 

 

口に含んだ瞬間、キョトンとしてしまいました。

 

 

 

 

すべてが消えてしまうのです。今、冷たすぎる液体が口にあるという実感しかないのです。瞬時に状況を理解できませんでした。

 

 

 

飲み物であれば、当然感じる口に含む前の香り、味わい、そして、飲み下した後の余韻、全てがこのビールにはないのです。ビールという個性が感覚に与える、豊かな情報がないのです。

 

 

 

これはビールではありません。ビールの仮面を被った愚かさの詰った、ただの冷たい液体です。

 

 

 

1杯飲み終えた時、私は何か空恐ろしいことが、これから始まるような予感がしました。

 

 

結果的にこのビールは今でも爆発的に売れています。

 

 

 

「おいしいから何杯も飲める」。

 

 

 

バカなことを言わないでください。これだけすべてを取り去った、ただの冷たい液体なら、人間の頭にも身体にも、何も働きかけることなく、いくら飲んでも何の情報も感覚に蓄積されません。

 

 

 

ビールを飲んだという実感が湧いてこないから、ビールの虚像を追い求めてあわてて何杯もむやみやたらにジョッキをあおります。

 

 

クァーッとグラスを傾け、一気に喉に流し込み、残るのは炭酸の刺激だけです。

 

 

ビールではないものを私達に与え、これこそがビールだと思い込ませる。実にうまい、こずるいやり方です。

 

 

確かにこのメーカーは、ありもしない虚像を生み出すことには長けた企業だといえるでしょう。大量販売をもくろみ多くの嘘を積み上げ、ギンギンに冷えたビールを、できるだけ瞬時に口を通過させ、ビールを飲んだ実感がわかないように飲ませることを実に執拗かつ巧妙に追い求め続け、大成功したのですから。

 

 

その周到な手口はこうです。

 

 

まず消費者にビールは冷たいほうがおいしいと思わせるため、味を少しずつ薄めていきます。

 

 

香りを、味わいを執拗に取り除きます。

 

 

考え方は今の日本酒と同じで、発酵を不活発に、単純にし、フィルターにかけて雑実を取り除くことなのです。

 

 

味のしなくなったビールは、本来のビールを飲むための望ましい温度、10~13度ではまずくて飲めなくなります。

 

 

同時に大々的に「ビールの虚像」を宣伝し、冷やしておいた方がおいしい、と思い込ませるようにしたのです。

 

 

とにかく、これは実に周到に行なわれ、いつの間にか私達は、ビールは5度くらいに冷やしたほうがおいしいと洗脳されてしまったのです。

 

冷たいという感覚は印象が強いため、まったく味わいのないものでも、この印象と重ね合わせることによって、おいしいと錯覚させることができるのです。

 

 

でも、冷たいという感覚は、実は人間にとっては苦痛なのです。

 

口に含む、苦痛が走る、あわてて瞬時に飲み込む。一陣の風がサッと吹いたようなものです。

 

喉ごしというのは、口の中で味わいを確かめたりしないで、速く喉を通過させろという、メーカーが勝手に作り上げたたわいのない嘘なのです。

 

 

 

グラスの中に残って、10度ほどに温まったビールを飲んだことはありませんか。

 

 

何の味もしません。グルタミン酸ソーダでも入れたような薄ら甘い、気持ちの悪い水としかいいようがありません。

 

 

良く冷えたビールがおいしいのではなく、冷やさなければまずくて飲めない、というのが正しいのです。

 

 

ところが私達は、まんまとメーカーの戦略にはまり、誤った情報を頭の中に植えつけられてしまいました。

 

 

 

日本人にとってのビールのおいしさは、カーッと流し込む、その爽快さだけになってしまったのです。

 

 

そもそもビールを一気に流し込まなければならない理由など、どこにもありはしないのです。

 

 

高温多湿の日本で、夏なんかとりあえず冷たいものを飲んで、厳しい暑さを忘れたい、という心理は分かります。

 

 

でもしっかりした味わいの、香りも、味もいっぱにに感じられるビールなら、一気にあおらなくても、幸せと涼しさを十分に感じることができます。

 

 

 

本当においしいビールは1、2杯で五感の全てが深く満たされ、それ以上飲もうという気はおこりません。それで十分なのです。

 

 

このメーカーは「切れのよさ」を味わいの大事な要素としていますが、これは味わいの要素となることはできません。「切れのよさ」とはビールの中においしさも栄養もなにもないことでしかありません。

 

 

私はこのメーカーだけを非難するつもりはありません。

 

 

確かに、このとんでもない日本的亜種のビールの出現で、他のメーカーのビールも地に落ちました。ムードだけの意味のない銘柄が乱発されましたが、底に流れる考えはどれも皆同じです。

 

 

 

名前だけ、イメージだけでどれもこれも似たりよったりです。

 

 

希薄な味わいと薄っぺらな水っぽい舌ざわり、ちょっと温度が上がれば、なんでしょう、あの気持ちの悪い化学調味料のような甘さは。

 

 

他のメーカーのビールです。「まじりっけなしのうまさ」って何なんでしょう。

 

 

 

何が「まじりっけ」だというのでしょうか。実はそのまじりっけとはビールのおいしさであり、栄養素なのです。

 

 

 

結局、このビールも超ドライなビールと同じく、ある意味では他メーカーはもっとこずるい。

 

 

 

味のないビールをギンギンに冷やして、何も感じさせずに流し込ませて消費者を増やす、という戦略はまったく同じなのに、さも我々は一味違うんだと、小利口なことを言っているだけなのです。

 

 

 

それにしてもどのメーカーも一斉に同じ方向に走り出した事実はあまりにも悲しい。

 

 

 

地域振興のためもあってか、あちこちに地ビールとやらが乱立しています。それらの多くは、個性的な味わいを目指していると言いますがそうではありません。

 

 

 

会津のものも越後のものも岡山のものもまったく変わりばえのしない大手メーカーと同質のビールばかりです。」

 

 

 

この本を出版した頃は、私もまだ肝っ玉がすわっていませんでした。結局怖くてこのビールメーカーの実名を避けた記述になってしまいました。

 

 

 

しかしこんな中途半端な気持ちでは、日本の食の実情は少しも変わることはないことを痛いほどに知ることになりました。

 

 

 

「水にも劣る」ビールはもちろんアサヒの『スーパードライ』です。

 

 

 

アサヒスーパードライの日本市場の席巻は、1企業の巧妙な情報操作によって、本来の味わいが国民的規模で完全にねじまげられた最も典型的な例なのです。

 

 

 

こんな何の味もしないビールがあれば、料理の作り手も楽なのです。よくない素材で下手に作っても、それ以上に味のない飲み物があるので、料理のまずさが隠されるからです。

 

 

そして飲んでも飲んだ気がしないので、結局お客はだまされて余計に飲んでくれます。

 

 

 

このビールとはいえない奇々怪々な代物の出現で、日本の食は「香り、味もない、そして単純極まりない食感だけ」の世界に一気に突っ込んで行ったのです。

 

 

 

他のメーカーのビールはもちろん、日本酒、そして和洋中すべての料理も先を争って「水の如き味わい」つまり単純化を目指してきたのです。

 

 

 

今考えればこのアサヒスーパードライは時代の要請であり、食の領域でのバブル経済の先駆けであったと思います。人々が愛してきたビール本来のおいしさと、それが存在してきた理由も歴史も強引にはぎ取ったのです。

 

 

 

ビールの嫌いな人にもビールとだまして、1本でも多く売るために、ビールの個性をすべてはぎ取り、まさに究極に単純化された味わいを目指してきたのです。

 

 

 

食の領域がこぞってこれに追随し、その結果として今、この日本に残るのは資本の論理が貫徹し、人間性を損失した心と身体を破壊する「食」でした。

 

 

この日本にもたった1つ、私がおいしいと思うビールがあります。

 

 

私の冷蔵庫にはいつもこのビールだけが冷やしてあります。トナカイと星の絵が描かれた「銀河高原ビール」の350ml缶です。

 

 

同じ会社の他の2種類はまずいです。

 

 

この会社は1度、一挙に拡販を目指し破綻しています。もしこのビールが人気を得ても、再び調子にのり味わいを損ねないように望みます。

 

 

(280~284p)

 

 

 

 

 

最近の若者は、昔の人に比べてビールを飲まなくなってきているようですが、本当においしいビールを飲んた経験がないから、好きになれないのかもしれません。

 

 

 

 

これはビールの話ですが、私はイメージ戦略による「正常な味覚の書き換え」は、「あらゆる食材」で行なわれていると考えています。

 

 

 

 

だからこそ、先に紹介した「不自然な栄養の特産物を“美味しい”と錯覚している人」が多いわけです。

 

 

 

 

また、糖度が高ければ「美味しい」と感じる舌も、言っちゃ悪いですが、バカになっています。これはかつての私もそうです。

 

 

 

『NEXT WISDOM FOUNDATION タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。~野口のタネ店主 野口勲さん』より引用

 

 

「タネなし」を好む現代人

 

 

うちのお客さんは大きく二つのピークがあって、ひとつは70代から80代の方。

 

 

会社を定年退職して、いままではスーパーで買っていた野菜はどうも美味しくないから、自分で有機栽培して、昔に食べたおいしい野菜を食べたいと思って栽培を始めたけどどうも昔の味にならない。

 

 

 

理由を調べると、やっとタネが違うからだということに気が付いて、うちから買うようになった人たち。

 

 

もう一つは30代から40代の方で、子供が生まれて、健康に育てたいという人たち。その間のお金を稼ぎたい年代の人たちは一切興味がない。

 

 

 

いまの人の「美味しい」は、甘くて柔らかいもの、生で食べられるもの。

 

 

昔の大根なんて堅くて辛い。なぜかというと細胞のひとつ一つが緊密で均一だから。

 

 

F1だと固定種で3〜4ヶ月かかるところを2ヶ月で収穫してしまう。

 

 

2ヶ月で成育するということは、細胞が水ぶくれのようにフニャフニャで、その細胞を維持するために細胞壁が強くなって根が崩れるのを防ぐ。

 

 

だからいまの大根を大根おろしすると水分でペチャペチャものが出てきて、おろし金の方には繊維が残って付いている。昔の大根をおろすと均質なものになります。

 

 

いまの大根はすぐに煮えますが、昔の大根は時間をかけると辛みが甘味にかわる、味も全然違うんです。

 

 

いまの子供はトマトにタネがあるのも嫌がるという。

 

 

タネがないものがおいしい野菜なんです。

 

 

子供がよろこぶからという理由で、トマトまで雄性不稔になっています。

 

 

本来植物は人間に食べられるために生きてるんじゃない、タネをつくって子孫を残すために生きている。そのタネを邪魔だというような世の中になってしまったんですね。

 

 

 

ある程度年をとっている人は、「昔の野菜や果物はおいしかった」…と感じるようですから、詳細な分析はできなくても異変に気付けるだけまだマシです。

 

 

 

生まれた時から、「栄養の乏しい食材」ばかり食べている世代は、それすらも感じることができません。

 

 

 

現代人は、甘くて柔らかいものや、生で食べられるものが「美味しい」と感じるようになった事で、結果的に「不自然な食材」を選択するようになりました。

 

 

 

以下の記事で私は、「食材を感覚だけを頼りに、体に良いか悪いかを判断する事」を、信憑性が低くて危険だと述べました。

 

 

 

「美味しいと感じる食べ物は体に良い」と感覚だけで判断するのは危険です

 

 

 

その理由として以下の3つを挙げました。

 

 

 

 

1、美味しいと感じる食べ物が結果的に体に良いこともあるが、それはあくまで結果論なので、「美味しい物=体に良い」わけではない

 

 

 

2、人間の感覚は当てにならないし、狂う事もある

 

 

 

3、「気持ち良い、美味しい=体に良い」なら、これらを我慢することが悪い事になる。しかし、「気持ち良いや美味しいを我慢するストレス」がどれほど酷いストレスなのかハッキリしない

 

 

 

 

これに以下を加えたいと思います。

 

 

 

 

4、目的の為に、洗脳によって意図的に感覚を狂わせる事があるから

 

 

 

これと合わせて、肩書きのある者に「体に良いか悪いかは感覚を頼りに判断するのが良い」、「美味しく食べるのが体に良い」…等と言わせておけば、

 

 

 

多くの人は「体に悪い食べ物」でも好んで食べるようになります。

 

 

 

 

改めて、危険であると強調しておきます。

 

 

 

 

本記事で引用した本の帯には、「ぜひ本書を、健康に気遣う一般の方々だけでなく、医師の方にも読んでもらいたいと切に願います」…と、弓田氏の言葉が書かれています。

 

 

 

しかし、多くの医師は論文ばかり読んで、一般書籍はほとんど読まないそうですから、目に留まることはあまりないでしょう。

 

 

 

その医師や、栄養士が「スカスカの食材」から栄養を摂りましょう…と誘導するのですから、なんとかしないといけません。

 

 

 

「言いつけを守る真面目な人」程被害を受けるからです。

 

 

 

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食材の品質が劣化したのは、不自然な種にも原因がある

 

 

 

作物の質が変わってしまった理由は、土壌からミネラルが失われた、農薬の影響…等、色々と言われていますが、「種」自体の問題もあるので、一応紹介しておきます。

 

 

 

 

『NEXT WISDOM FOUNDATION タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。~野口のタネ店主 野口勲さん』より引用

 

おいしさの8割はタネで決まる

 

 

現代の農業では、おなじ規格のものを大量に作ることが農家に求められています。

 

 

そして、規格通りの野菜を作るためには「F1」のタネを使わなければならない。

 

 

「F1(雑種第一世代)」のタネから育った野菜は、みんな同じ成育のしかたをし、型にはまったようなかたちになり、そして同じ時期に収穫できます。つまり、出荷しやすく、売りやすいということです。

 

 

 

一方で「在来種」や「固定種」と呼ばれる、昔から使われているタネは一粒一粒に特徴があり、多様性があり、早く育つものもあれば遅く育つものもある。

 

 

 

葉の形を見たり、成育の状況を見ながら、大きくなったものから収穫します。

 

 

 

一度タネをまけば長い間収穫できますが、需要に合わせてまとまった量を定期的に出荷することができないから、お金にするのは難しい。

 

 

 

でも味も昔の野菜そのままで美味しいので家庭菜園に向いています。

 

 

 

そして、いくら無農薬や有機肥料で育てても、味を決める8割はタネ、本当に昔ながらの美味しい野菜を食べたいなら在来種を自分で育てるしかありません。

 

 

 

 

昭和30年頃までは、「固定種、在来種」が多かったようですが、現在のスーパーで売られている野菜のほとんどは「F1」品種です。

 

 

 

F1(Filial 1 hybrid)」を直訳すると、“1世代交配”です。別名に「一代雑種」、「ハイブリッド種」があります。

 

 

 

 

「一世代」の意味は以下の通りです。

 

 

 

『マクロビオティック 健康相談 F1種について』より引用

 

 

循環しない品種

 

 

F1種は、一代限りです。

 

 

その一代目の個体が人間が意図したとおりの形姿や性質を備えていれば、それで使命を果たします。

 

 

 

その個体から二代目以降が生まれることは想定されていません。

 

 

 

常に一代目の個体として消費され続けるのが、F1個体の宿命です。一代限りとは、そういう意味です。

 

 

 

実際に、F1種の個体から二代目はできにくいといわれます。子孫ができにくいのです。

 

 

たとえできたとしても、二代目の個体は親とは全く違った形姿や性質をもっているなど、同一品種としての特性を保持しずらくなっています。

 

 

 

そうなると元々の品種改良した目的から外れてしまうので、F1はF1止まり、すなはち一代限りで終わるのです。

 

 

 

これに対して在来種は、品種としての特性が親から子、子から孫へと代々保たれています。

 

 

ゆえに、世代を越えて種として存続していくことができます。このことは逆に、在来種が長い年月をかけて環境に適応しながら生き延びてきた証でもあります。

 

 

 

一代限りのF1種は世代を越えて生命の受け渡しをすることができませんから、循環しない品種ともいえます。

 

 

 

厳密にいえば、品種とすら呼べないかもしれません。F1種は、人工交配によって生みだされたハイブリッドのあだ花なのでしょう。

 

 

 

 

「F1」は品種改良によってできた種です。“一世代”と呼ばれていますが、一応、蒔けば芽はでます。

 

余談ですが、「自殺する種子」と呼ばれている、遺伝子操作によって作られた種があります。こちらは、育った作物の種を植えても芽が出ない種子なので、「F1」とは違います。

 

 

 

 

動物性食品の品質と栄養について

 

 

 

本記事は、「サプリメントからビタミンやミネラルを摂取する事に躊躇している人」、「これらが豊富に含まれていると言われている野菜や果物を摂れば十分であると考えている人」に向けて書いているので、植物性の食品の栄養が減っている事について話しました。

 

 

 

しかし、これは植物性の食品だけに限った話ではありません。

 

 

 

 

動物性の食品も同じように不自然です。

 

 

 

 

餌が違えば栄養価も違います。また、薬漬けになっているので、質も悪いです。

 

 

 

 

ハッキリ言って、流通している物はどんな物も、探せば悪い面が見つかります。純粋で自然なものはないのではと思っています。

 

 

 

あったとしても、庶民が気軽に毎日食べられる価格ではなかったり、普通のスーパーに売っていなかったりします。健康を考える年金暮らしの人達にはとても勧められません。

 

 

 

 

しかし、食べないと生きていけませんから、よりマシな物や方法を選択するわけです。

 

 

 

 

このブログの目的は健康になる事、体質を改善させる事です。

 

 

 

その為にしなければならない事は、体の構造を把握した上で、「最も有害なもの」を避けて、「足りないもの」は徹底的に補う事だと考えています。

 

 

 

 

私の経験では、これが1番効果的です。

 

 

 

 

むやみやたらに有害物質を避けているだけでは結果はでません。金と時間と手間を浪費し、疲弊するだけです。

 

 

 

 

「足りないもの」を補うには、タンパク質だとプロテイン、脂質だとバターやMTCオイル等、ビタミンやミネラルはサプリメントを使います。

 

 

 

 

それぞれの必要量は個人差があります。

 

 

 

 

で、「最も有害なもの」とは、摂取する量が多い「糖質」です。

 

 

 

 

他にも有害物質はあります。しかし、少量ですが複数あるので、全部を避けていたら食べる物がなくなります。

 

 

 

そして、努力のわりに効果が薄いです。健康にならなかったので、私は今の「少ない努力でより効果のある方法」を選択しています。

 

 

 

 

ただし、「その他の有害物質」を積極的に避けないからといって、これらを浴びても平気だ…等とは思っていません。

 

 

 

 

良くないのは分かっているけど、個人で対策するには限界があります。なので、今はその作業に力を入れていないだけです。

 

 

 

安心・安全が大好きな日本!でも何故か「健康を損ねる物質」への規制だけは甘い

 

 

 

これらは個人レベルで避けるのは無理があるので、社会全体で変えていくべきだと思っています。

 

 

 

 

現代の食品は、私達が気付いていないだけで、蓋を開けてみると、低栄養でまんべんなく汚染されています。

 

 

 

 

そのような欠点があるので、戦略的に健康食品やサプリメントを利用した方が、食品だけに頼るよりも、早く結果が出るのです。

 

 

 

 

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栄養が激減した野菜や果物、日本食品標準成分表の昔と現代の数値を比較してみた
栄養が激減した野菜や果物、日本食品標準成分表の昔と現代の数値を比較してみた

 

 

健康の為に、メディアや医療従事者の情報を鵜呑みにして、せっせと野菜や果物を食べている人は多いです。

 

 

 

私は過去に何度も、これらのビタミンやミネラルが当てにならない事や、糖質が多い事を理由に、不足した栄養素はサプリメントで摂取する方が良いと主張してきました。

 

 

 

例えば、こちらです。

 

 

 

ウコンが原因と見られる肝臓の障害は、本当に鉄が問題なのか考えてみた

 

サプリメントを過剰摂取しても問題ないケースと、その結果について

 

良い栄養状態の判断基準

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

サプリメントが批判される理由を社会背景から考えてみた

 

 

 

 

私はこれらの記事で、「栄養はサプリメントからではなく、食品から摂取した方が良い」…という一般的な考えに対して、

 

 

「現代の食物は、昔と比べて栄養素が不足しているので、サプリを使わないと足りない」と説明しました。

 

 

 

 

「現代の食物は栄養素が不足している」という説は、医療、栄養、農業…と、様々なところで言われているので、あえて具体的な資料は提示していませんでした。

 

 

 

しかし、その詳細が知りたいとコメントを頂きました。

 

 

 

僕の投稿に対して詳細にご回答くださって、ありがとうございます。アリヤさんのご指摘に納得する箇所が多く、自分の考えの手抜かりを反省します。

 

 

最後に、一点だけ教えてほしいことがあります。

 

 

「自然の食物にミネラルやビタミンがわずかしかないのは、人間が環境を作り替えてしまったからです」に関することです。

 

 

今の食べ物が昔に比べて低栄養であることは、僕もどこかで読んで知っています。

 

 

ですが、どれくらいの変化があったのか具体的な数値はあるんでしょうか?ご存知でしたら、教えていただけると助かります。

 

 

 

 

具体的な根拠があった方が、いまだに「食品に含まれている栄養素」を過信している人もその危険性に気付いてくれるのではないか…とも思ったので、本記事でその根拠を紹介しておきます。

 

 

 

 

また「栄養はサプリからではなく食品から」…等と言う医療従事者や栄養士の方々にも、その言葉がどんな結果をもたらすのかよく考えていただきたいと思います。

 

 

 

一応言っておくと、私がこれらの職業についていたら恐ろしくて言えないですね。

 

 

 

その理由がこちらです。

 

 

『Yoshinori Yamamoto(山本義徳)氏 ツイッター』より引用※元は『ヒロちゃんファーム』から転載されたもの、さらにその元は『科学技術庁』です。

 

 

 

 

 

昭和26年・昭和57年・平成14年の食品に含まれている栄養の変化だそうです。

 

 

 

昔の人と同じようにビタミン・ミネラルを摂取しようとしたら、何倍も食べなければなりません。食費がかかってしょうがないです。

 

 

 

また、それだけの量を食べたら、当然そこに含まれている糖質も大量に摂取してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで地に落ちている食品を「栄養たっぷり」、「ヘルシー」…等と言って食べさせようとするわけです。

 

 

 

 

それを真に受けた消費者が「中身がスカスカな物」を「良い物である」と勘違いして買う…

 

 

 

 

ブラックボックスの「食品」だから許されているようなものですが、これが「車」とか「パソコン」とか「宝石」…といった他の物だったら詐欺ですね。

 

 

 

 

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野菜や果物の栄養が減っているという説に対する反対意見

 

 

何でもそうですが、ある事象の問題点を指摘すると、決まって「それは危険ではない」と反対意見を唱える人が現われます。

 

 

 

 

例えば、「糖質は身体にダメージを与えるから制限した方が良い」と指摘すると、「糖質は身体にとって必要だから摂取しなければいけない、糖質制限は危険だ」…等と主張する人が現われます。

 

 

 

また、「遺伝子組み換え食品」を食べて腫瘍だらけになったマウスの実験結果があると思えば、反対に「遺伝子組み換え食品は安全である」とする実験結果も存在します。

 

 

 

 

・・・このように、「危険だ」と注意勧告すると、それを火消しする者が現われるわけです。

 

 

 

 

で、「野菜や果物の栄養が減っている」という説も、ご多聞に漏れず反対意見が存在します。

 

 

 

 

「成分表を根拠に野菜の栄養が減っているという話は誤解だから、栄養補給はサプリメントに頼るのではなく、野菜を食べよう」…という意見を紹介します。

 

 

 

『kk-information 『<食と健康>「現代野菜の栄養価は低い」は本当か?』に対する私なりの考察。』より引用

 

 

<食と健康>「現代野菜の栄養価は低い」は本当か?

 

 

「昔の野菜と比べて現代の野菜の栄養価は低い」といううわさが根強く流通しています。

 

 

文部科学省発行「日本食品標準成分表」の古い版より新しい版の方が、同じ野菜でも栄養価分析値が低い、という情報が根拠になっています。

 

 

しかし成分表をよく読むと、どうも話が違うようです。管理栄養士の成田崇信さんのリポートです。【毎日新聞医療プレミア】

 

 

 

私がこのうわさを初めて聞いたのは20年以上も前でした。

 

 

 

「栄養価が低く、ただ野菜の形をしているだけなので食べても意味がない」という極端な話までありました。

 

 

 

栄養価が低くなった原因として、次の3点がセットで挙げられることが多いようです。

 

 

(1)化学肥料の使い過ぎで土地が痩せ、野菜がしっかり育たない

 

 

(2)味や見た目を重視し、栄養価の低い品種が多く栽培されるようになった

 

 

(3)旬を外れた栄養価の低い野菜が通年流通するようになった--。

 

 

そして、これらの説を裏付ける資料に「日本食品標準成分表」が使われているのです。

 

 

 

◇ニンジンの栄養価分析値を比べてみると

 

 

日本食品標準成分表は1950年に初版が発行され、これまでに7回改訂されています。最新版は2015年版(7訂)です。

 

 

 

50年の初版と2015年版で、ニンジンの栄養価を比べてみると、確かに数値が違います。

 

 

 

ニンジンに含まれる鉄分は初版が2mgで、最新版は0.2mg。

 

 

 

またビタミンAも1万3500I.U(International Unit)から720μg(マイクログラム)になっています。

 

 

 

数字は減っていますが、同時に単位も変わっています。

 

 

 

こうした数値の違いを読み解くカギは、最新版に書かれていました。

 

 

 

「食品成分表の策定に当たっては、初版から改訂までのそれぞれの時点で最適な分析方法を用いており、技術の進歩により分析方法に違いがある。このため食品名が同一でも、各版の成分値の比較は適当ではないことがある」。

 

 

 

ビタミンA減少という誤解については、栄養価を表す単位の変化が関係しています。

 

 

 

初版では、ビタミンAは国際単位=I.Uで表されています。

 

 

 

物質が体にもたらす効力でその量を表す国際単位です。初版から4訂まではこのI.U表示でした。

 

 

 

ところが5訂以降は、ビタミンAの主成分レチノール0.3μgを1単位とする「レチノール活性当量」表示に変わりました。

 

 

 

この単位の変遷を考慮せず、単純に数字を比べても意味はありません。

 

 

 

「ニンジンのビタミンAは、1万3500から720に激減した」と比べるのは間違いなのです。

 

 

 

一般の人にとってなじみのない単位に変わったため、このような誤解が生まれたのでしょう。

 

 

分析技術の向上だけでなく、単位の変化や体内での利用効率の見直しなどで、数値は変化してきたのです。

 

 

 

◇「おいしく食べること」は栄養価と同じぐらい大切

 

 

 

成分表のデータだけで、野菜の栄養価を評価できないことがおわかりいただけたと思います。それぞれの説についても、私の専門である栄養学の側面から見てみましょう。

 

 

<化学肥料の使い過ぎ説>=有機栽培した野菜の方が栄養価が高いという印象を持ちがちですが、過去50年間に発表された論文を系統的にレビューした結果、有機農法と通常栽培の野菜の栄養価に明確な差はなかった、という報告があります。

 

 

 

<味や見た目を重視し、栄養成分を犠牲にした品種が増えている説>=栄養価の高い在来種のホウレンソウが出回らなくなり、西洋種やえぐみの少ない品種が増えたため、栄養価が下がったケースがあるかもしれませんが、すべての野菜には当てはまりません。

 

 

 

例えば西洋カボチャの多くは、ビタミンAやビタミンCが日本の在来カボチャよりも豊富です。

 

 

 

また、甘みが強くて味が濃厚なフルーツトマトやミニトマトも、大玉の桃太郎トマトより栄養価が高いと評価されています。栄養価が向上した野菜もたくさんあります。

 

 

 

<旬の時期を外れた栄養不足の野菜が出回るようになった説>=望ましい時期に育った野菜の栄養価はもちろん高いのですが、栄養価が低くても季節を問わず好きな野菜を食べることができる幸せもあります。栄養摂取の側面も大切ですが、食べる喜びも栄養の一つ、と私は考えています。

 

 

 

成分表を根拠に野菜の栄養価が下がっているという話は、単なる誤解でした。

 

 

 

ですから、栄養補給をサプリメントに頼らず、おいしい野菜をどんどん食べてほしいと思います。

 

 

 

参照元:yahoo!ニュース

 

 

 

この記事では、作物の栄養が減った説である「化学肥料の使い過ぎ」「栄養を犠牲にした品種が増えている」「旬の時期を外れた栄養不足の野菜が出回るようになった」…に対して反論されています。

 

 

 

しかし、やはり1番気になるのは、成分表のデータだけでは野菜の栄養価を評価できないという、「数値が減っている事」に対する反論ではないでしょうか。

 

 

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人参のビタミンAの数値が減ったのは、単位がI.Uからμgに変わったからなのか

 

 

 

数値が減っているのは本当にただの勘違いなのか、「人参のビタミンA」を例に検証します。

 

 

 

1番古いものと、1番新しいものです。

 

 

 

  • 初版(1950年/昭和25年)・・・13500I.U(International Unit)

 

  • 最新版(2015年/平成27年)・・・720μg(マイクログラム)

 

 

 

 

数字が減ったのは、単位が変わったから…

 

 

そう言われたら、「減ったのは勘違いで、実は減っていなかったんだ」…と思ってしまいます。

 

 

 

 

しかし、私は納得できなかったので考えました。ポイントは以下の部分です。

 

 

 

  • 初版(昭和25年)から4訂まではI.U表示

 

 

 

  • 5訂以降は「レチノール活性当量」表示

 

 

Wikipediaの日本食品標準成分表の改訂の歴史を調べたところ、4訂は昭和57年からでした。

 

 

平成12年が5訂ですから、4訂が使われていた平成11年までがIU表示でしょう。

 

 

 

Wikipedia 日本食品標準成分表

 

 

 

で、もう一度最初の表の「人参のビタミンA」を見てみます。

 

 

 

ちなみに、この表は「科学技術庁 食品成分分析調査 mg/100g」とあります。

 

「科学技術庁」とは、1956年~2001年までに存在した日本の中央省庁の1つで、現在は廃止されて業務は「文部科学省」に継承されました。だからこの表は文部科学省発行の「日本食品標準成分表」とイコールです。

 

 

 

 

 

 

昭和26年と、昭和57年を見て下さい。

 

 

 

昭和26年もIU表示、昭和57年もIU表示…ということになりますが、やはり、13500から4100に減っています。

 

 

 

昭和26年(13500I.U )→  昭和57年(4100I.U)

 

 

 

 

 

次は平成14年を見て下さい。

 

 

 

 

この表にある平成14年は、5訂なのでIU表示ではありません。なので、人参のビタミンAの単位はμgです。これが1400μgになります。

 

 

 

 

そして、この表には書かれていませんが、最新版の2015年版(7訂)の人参が720μgなら、同じ単位でありながら、やはり減っていることになりませんか。

 

 

 

 

平成14年(1400μg)→ 平成27年(720μg)

 

 

 

 

 

「初版」と「最新版」を比較すれば、確かに単位は変わっています。それは間違いではないです。

 

 

 

 

しかし、同じ単位が使われていた年代同士を比較しても数値が減っているのも事実です。

 

 

 

 

従って、「単位が変わったから減った」では説明がつかないので、「勘違い」で片づけるべきではありません。

 

 

 

 

 

ちなみに、脂溶性のビタミンは「I.U」が使われていますが、それ以外のビタミンやミネラルは「mg」が普通に使われています。

 

 

 

 

鉄は「mg」ですから、単位は変わっていないはずです。

 

 

 

 

で、人参の鉄分の量はというと、

 

 

 

 

 

 

2 (昭和26年)

0.8(昭和57年)

0.2(平成14年)

 

 

 

 

 

…減っています。

 

 

 

こちらも単位の変化による勘違い等ではありません。

 

 

 

 

勘違いだったから、栄養はサプリメントではなく食材から…というのは無理があります。

 

 

 

 

 

次は、「化学肥料の使い過ぎ」「栄養を犠牲にした品種が増えている」「旬の時期を外れた栄養不足の野菜が出回るようになった」…といった話が本当なのか別の視点から考えてみます。

 

 

 

ビタミンやミネラルが不足した野菜や果物は味や調理にも影響していたへ続く

 

 

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動物性食品の摂取で尿酸値が上がる理由と、尿酸のメリットについて考えてみた
動物性食品の摂取で尿酸値が上がる理由と、尿酸のメリットについて考えてみた

 

 

動物性食品等の「酸性食品」を食べても、「血液のpH」は変わりません。

 

 

 

変わるのは「尿のpH」です。

 

 

 

酸性食品とアルカリ性食品の定義と影響について分かりやすく説明してみた

 

 

 

酸性食品の動物性タンパク質によって骨粗鬆症になる説の真相と、含硫アミノ酸のメリット

 

 

「尿のpH」が酸性化すると、尿酸が排泄されにくくなって、血液中の「尿酸値」が上がります。

 

 

 

従って、それを起因とした疾患の対処法では、「酸性食品を控えて、アルカリ性食品を食べよう」と言われます。

 

 

 

 

そうなると、「動物性食品は避けたほうが良い」という判断になります。

 

 

 

 

しかし、「尿酸」が増える理由は、単純ではありませんでした。

 

 

 

 

以下の記事でもお話しましたが、様々な原因があったり、動物性食品を過剰摂取しても必ず尿酸値が上がるわけでもないので、納得のいかない事も多いです。

 

 

 

高尿酸血症の原因と問題について分かりやすく説明してみた

 

 

 

本記事は、この続編です。

 

 

 

前半はこれまでの話を簡潔にまとめ、後半は視点を変えて「尿酸のメリット」についてお話します。

 

 

 

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肉が悪く言われるのは「含硫アミノ酸」と「プリン体」が原因

 

 

 

「動物性食品は良くない」とされる理由を整理します。

 

 

 

例えば、「痛風」を例にすると、つの見方ができます。

 

 

 

「含硫アミノ酸がどれだけ含まれているか」という視点と、「プリン体(尿酸の元)がどれだけ含まれているか」という視点です。

 

 

 

 

 

 

  • 肉に含まれる「含硫アミノ酸」を分解した時に発生する「硫酸イオン」で、尿が酸性化する

 

 

 

 

含硫アミノ酸

硫酸イオン

尿のpHが酸性化する

 

 

 

 

  • 肉や魚の内臓類に多く含まれている「プリン体」は、体内で「尿酸」に代謝されて、尿や便として排泄される(食品由来のプリン体は腸で分解されて尿酸にならずに排泄されるという説もある)

 

 

 

 

 

「肉に含まれる含硫アミノ酸」によって尿が酸性化するのは、人間も動物も同じです。
一方、「プリン体」は、食べ物から摂取しなくても、生きていれば生じるので、それが分解されれば「尿酸」になります。しかし、多くの動物は、尿酸をさらに分解できるので溜まりません。一方、人間は「尿酸」までしか分解できなので、溜まりやすいです。

 

 

 

 

「含硫アミノ酸」が多いからといって、「プリン体」も多いとは限りません。

 

 

 

 

例えば、は「含硫アミノ酸」は多いですが、「プリン体」は少ないです。

 

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 三石理論 タンパク質論』より引用

 

 

含硫アミノ酸は、とりわけ不足しがちなアミノ酸である。

 

 

 

人間の要求にこたえるだけの量の含硫アミノ酸をもつ食品は、卵と鶏肉だけである。

 

 

といっても、鶏肉は全くすれすれ、卵は50%程度の余剰をもっている。

 

 

 

「卵」の項では、私は強く卵をおしたつもりである。その根拠は、卵がありあまる含硫アミノ酸をもつことにあった。卵をおいてほかには、このような食品はないのである。

 

 

 

 

 

『帝京大学 帝京大学薬学部 臨床分析学研究室 高尿酸血症・痛風におけるバランスの良い食事』より引用

 

 

ただ、肉や魚はプリン体も中程度(100-200mg/100g)含むので、食べ過ぎないように1回の食事で80-100gを目安にしましょう。

 

 

肉や魚を食べ過ぎると血中の尿酸値が上がり、痛風になりやすいことが知られています。『昼食、夕食の例』を参考にして下さい。

 

 

卵や大豆製品はプリン体の少ない食品です。卵は1個が細胞1つにあたるため、プリン体はほぼゼロ。でもコレステロールが多いので2日に1個くらいにしましょう。

 

 

 

 

卵は、「酸性食品」なので「尿のpH」は酸性化しやすいけど、「プリン体」はほぼゼロなので「尿酸値」は増えにくいのです。

 

 

 

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高尿酸血症になる条件

 

 

 

「尿酸」は過剰に作られたり、排泄がうまくいかないと蓄積して「高尿酸血症」になります。

 

 

 

 

「尿のpH」をアルカリ性に近づけると、「尿酸」は溶けやすくなるので、排泄されやすくなります。

 

 

 

また、肉食動物のように尿が酸性化していても、「尿酸」が分解されてほぼない状態であれば痛風にはなりません。

 

 

 

以上のような理由から、「高尿酸血症」は、尿が酸性に傾いた(溶けにくい)状態で、尿酸が溜まりやすい状態…という2つの条件が重なったら起きると考えてよいでしょう。

 

 

 

どちらか1つでは成り立ちにくいようです。

 

 

 

  • 悪さをする「尿酸」が少々あったとしても、アルカリ性食品の摂取によって、尿のpHがアルカリ性に近づくと、溶けて排泄されるので安心

 

 

 

  • 動物のように、尿のpHが酸性でも、悪さをする「尿酸」が少なければ安心

 

 

 

 

尿を酸性化させるのは「酸性食品」、尿酸値を上げるのは「プリン体の多い食品」ということになっていますが、残念ながら、はどちらも該当します。

 

 

 

なので、良くないと判断されても仕方ありません。

 

 

 

しかし、この2つの条件が揃っているのは肉や魚だけではありません。

 

 

 

尿のpHを酸性化させたり、尿酸値を上げるのは、例えばこんなものです。

 

 

 

  • 尿を酸性化させる → 酸性食品、乳酸、ケトン体

 

  • 血液の尿酸値を上げる → プリン体の多い食品、乳酸、ケトン体

 

 

 

 

 

注目して欲しいのは「乳酸」です。

 

 

 

 

 

乳酸によって尿酸が増えるメカニズム

 

 

 

pH程度の「乳酸」は、血液を酸性化させる…と何度も紹介しました。しかし、血液だけでなく、尿も酸性化させます。

 

 

 

 

「乳酸」は糖質を代謝しきれなかった時に発生する「燃えカス」で、溜めてはいけないものです。

 

 

 

理想は、「乳酸が発生する糖質」を控える事です。

 

 

 

しかし、動物性食品を避けると、植物性の食品の割合が多くなります。これらは糖質が多く含まれているので、糖質の摂取量が増えます。

 

 

 

 

糖質はエネルギーの材料になるのですが、ビタミンやミネラルが足りないと、上手く代謝できません。そうなると「乳酸」が発生しやすくなります。

 

 

 

 

次は、その「乳酸」が「尿酸」とどう関係しているのか説明します。

 

 

 

尿酸値が上がる理由をシンプルに言うとこうです。

 

 

  • 尿酸の元となるプリン体が過剰に作られる

 

  • 尿酸の排泄がなんらかの理由で上手くいかない

 

 

 

「乳酸」には「腎臓からの尿酸の排泄を妨げる作用」があります。その結果、尿酸値が上ります。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 乳酸の蓄積で交感神経が高ぶりガン体質へ!』より引用

 

 

乳酸が溜まってくると、肝臓のコリ回路によって、グルコースに戻される。が、このシステムで処理しきれなかった乳酸はどうなるのかな、と。

 

 

処理しきれなかった乳酸は、血液中に溜まっていきます。そうなると、血液が酸性化していきます。

 

 

(アシドーシス)そして、アシドーシスを緩和すべく、尿中への乳酸の排泄をします。

 

 

この時、尿が乳酸で酸性化するため、尿酸の尿中への排泄が邪魔されます。そうすると、結果的に血液中の尿酸が増えていってしまいます。

 

 

尿酸自体に毒性があるわけではない。尿酸が結晶となるのが問題なのである。

 

 

酸化ストレスの増大によって、尿酸が増える理由ですが、尿酸というのは、ビタミンCなんかよりも強力な抗酸化物質なんですね。酸化ストレスが増えると、強力な抗酸化剤である尿酸で対抗するわけです。』

 

 

 

以下が「乳酸」によって「尿酸値」が高くなるメカニズムです。

 

 

 

 

糖質の代謝(嫌気性解糖)によって乳酸が発生

乳酸の蓄積

血液が酸性化

アシドーシスを防ぐために乳酸を尿中へ排泄

尿が乳酸によって酸性化する

尿酸が溶けにくくなるので排泄されにくくなる

血液中に尿酸が増える

 

 

 

 

 

重要なところをまとめます。

 

 

 

  • 「乳酸」は血液だけでなく、尿も酸性化させる(尿酸が排泄されにくくなるので、結果的に、血液中の尿酸が増える)

 

 

 

  • 酸化ストレス(乳酸が蓄積→人体は慢性的に酸化・糖化・炎症する)に対抗する為に、抗酸化剤である「尿酸」で対抗する

 

 

 

 

次は、後者の「酸化ストレス」について説明します。

 

 

 

抗酸化剤としての尿酸

 

 

 

「乳酸」は、酸化の原因になります。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 乳酸はpH5の酸化剤で電子を奪う物質』より引用

 

 

乳酸は、相手を酸化させる酸化剤です。

 

 

乳酸=酸化剤→相手を酸化させる物質→相手から電子(e-)を奪う物質だと連鎖的に分からないといけません。

 

 

 

酸化を改善させるには、抗酸化剤が必要です。

 

 

 

「尿酸」は抗酸化剤なので、「乳酸」が蓄積すれば必要になります。

 

 

 

 

これまで「尿酸」は、「ゴミ」や「燃えカス」で、溜まると悪さをする…といった視点で語ってきました。

 

 

 

 

しかし、「尿酸」は「ビタミンCより強力な抗酸化物質」でもあります。これはメリットなので、ただのゴミではありません。

 

 

 

 

 

多くの動物は「尿酸」を分解できる「ウリカーゼ」という酵素を持っていますが、人間と一部の霊長類はこの酵素を持っていません。

 

 

 

 

肉食をして尿のpHが酸性に傾いても、ウリカーゼがあれば「尿酸」は「アラントイン」という物質に分解されるので、溶けずに溜まる事もありません。

 

 

 

 

しかし、人間のように「尿酸」が分解できずに溜まる傾向があれば、疾患が発生するリスクがあります。

 

 

 

 

この部分だけを見ると、「ウリカーゼ」を持っていない事はデメリットです。

 

 

 

 

「人間の体は肉食には適さない。尿酸値が高くならないように、尿のpHが酸性に傾かないような食事をするべきだ」…といった、無難な方法を選ぶ人がでてくるのも無理はありません。

 

 

 

しかし、「尿酸」を「アラントイン」に分解できないのは意味がありそうです。

 

 

 

というのも、人間は抗酸化物質である「ビタミンC」を合成する事ができないからです。

 

 

 

その代替として、抗酸化物質である「尿酸」を分解せずに持っているのではないか…と考えられます。

 

 

 

抗酸化物質は体が酸化する(錆びる)のを防ぐ働きがあります。

 

 

 

多くの動物は「ビタミンC」が、人間は「尿酸」がこの役目をしているわけです。

 

 

 

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「ビタミンC」と動物

 

 

ここで、「ビタミンC」を合成できる動物と、できない動物を紹介します。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年11月3日』より引用

 

6-7)、 ビタミンCおよび心臓血管疾患

 

 

Orthomolecular Medicine News Service(OMNS)、2010年6月22日

 

 

アラン・スペンサーとアンドリュー・W・ソウルのパーソナル・ビューポイント

 

 

Linus Paulingは動物界の研究により、ほとんどの動物が体内にビタミンCを生産する能力を持っていることを知っていました。

 

 

人間はビタミンCを生産できません。

 

 

さらに、平均して、哺乳動物は人間の体重に換算すると毎日5,400mgを作り、ストレスや病気のときにはより多く(しばしばかなりより多く)生産します。

 

 

これは典型的な現代食から得られる50mgの約100倍です。なぜ動物はビタミンCをあまりにも多く作るのですか、それは体内でどのような目的を果たしますか?

 

 

 

ビタミンCを作ることができないと分かっている少数の動物には、類人猿、モルモット、、およびいくつかの鳥が含まれ、これらの動物は通常、食物から多くのビタミンCを得るでしょう。

 

 

 

ビタミンCをモルモットから奪うと、すぐに心血管疾患(数週間以内に動脈にダメージを与える)が発症します。

 

 

同様に、遺伝子組み換えマウスの研究は、マウスがビタミンCを産生する遺伝子をスイッチオフすると、すぐに心臓病の徴候を示すことが示されている。

 

 

 

高いビタミンC食の再導入は、損傷を逆転させることができる。

 

 

 

動物界では心臓病はまれですが、食生活が野生の場合と同じようにビタミンCが豊富でない動物園の猿にとっては問題になってきています。

 

 

「ビタミンC」が生きていく上で必要な栄養素だということは分かったと思いますが、

 

 

 

何故、人間は「ビタミンC」を合成しないのか、代替として「尿酸」を使うのか…そんな疑問が湧いてくると思います。

 

 

 

 

 

 

ビタミンCを合成するより、尿酸を利用をする理由とは

 

 

 

「尿酸」を分解しないメリットがあるように、「ビタミンC」を合成しないメリットもあります。

 

 

実は「ビタミンC」を合成するのは大変だそうです。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年1月13日』より引用

 

 

人類は、ほかの動物とは比較にならないほどの知能をもっているでしょう。

 

 

 

極端にいえば、これはビタミンCをつくるのをやめたおかげなんです。

 

 

 

仮に、テニスでクタクタになったとき、自前でビタミンCをつくらなければならないとする。これはブドウ糖からつくらなければならないわけだが、まず手続きがややこしい。

 

 

タンパク質が必要になるし、何より膨大なエネルギー消費があります。

 

 

 

いわば、からだが総力をあげてビタミンCの生産にはげまなくてはならないことになります。

 

 

というのは、ビタミンCの要求量が、5グラムとか、10グラムとか、バカにならない量だからです。

 

 

総力をあげるということは、頭を使うことをやめるという意味なんです。

 

 

 

つまり、自前でビタミンCの生産をたえずやるような条件では、脳の発達はありえなかったということです。

 

 

 

サルがほかの動物よりかしこいのも、ビタミンCの生産をやめたことと無関係ではないのです。

 

 

 

「ビタミンC」は作るのが大変だから、基本的には体の外から補う。しかし、抗酸化作用がないと体が錆びるので、「尿酸」で対応する…

 

 

 

 

この説は信憑性があります。

 

 

 

 

ただし、注意点もあります。

 

 

 

 

「つくるのをやめた」とありますが、止めたのではなく、最初からそういう構造なのです。

 

 

 

人間は脳を発達させるために「ビタミンC」の合成能力を捨てたわけではなく、脳も最初から今と同じです。

 

 

 

 

進化論は仮説です。

 

 

 

 

能力は捨てることも、拡張することもできません。

 

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

 

昆虫学者のファーブル曰く、そんなことを世代交代しながらチンタラやっていたら、その前に死にます。

 

 

 

生きていく為に必要な能力は最初からないと生きられない…従って、生物の機能は最初から完璧なのです。

 

 

 

 

例えば、「ビタミンCを作るのを止めた、じゃあ、代わりに何か使えないかな」…等と能力を磨いていたら、ビタミンCの合成を止めた瞬間に、酸化によるダメージで生存が危うくなります。そうなると、まともに世代交代もできません。

 

 

 

 

「ビタミンCの合成能力がない事」と、「尿酸をビタミンCの代わりに抗酸化物質として利用する事」が、人間が生きていく為に必要なら、最初から同時に備わっていないと生存できないのです。

 

 

 

 

人間は、最初から今と同じ構造で、「ビタミンC」を合成できなくて、「尿酸」を抗酸化物質として使える状態である…と考えるのが現実的です。

 

 

 

 

ここまでをまとめます。

 

 

 

 

  • 人間は「ビタミンCの合成能力」はない

 

  • ビタミンCを合成するのは手間がかかる

 

  • 人間には「尿酸をアラントインに分解する能力」はない

 

  • 尿酸は抗酸化物質

 

 

 

ちなみに、「尿酸」の抗酸化力は、「ビタミンC」の約6倍だそうです。

 

 

 

『中村博整形外科医院 尿酸の持つ意味(ビタミンCとの関連から)』より引用

 

 

元来尿酸は非常に強い抗酸化力をもっており、その力はビタミンCの約6倍に相当する。

 

 

私たちは酸素を吸わないと生命を維持できないが100の酸素を吸えばそのうち2-3%は必ず活性酸素になる。

 

 

この活性酸素は生命維持に必要な側面もあるが過剰になるとDNAや細胞膜を傷つけはじめる。

 

 

そしてがんを含め病気の状態にはこの活性酸素が密接に関与している。そして究極にはDNA損傷を起こして「がん」の発症になるのだ。

 

 

 

だからなのか、人間の場合、「尿酸」は元々排泄しにくいシステムになっているようです。

 

 

 

『WebMaster’s impressions ビタミンCと尿酸』より引用

 

 

尿酸は、ヒトの場合、尿酸酸化酵素が偽遺伝子化しているので、他の哺乳類よりも血清中の尿酸濃度が50倍以上高い。

 

 

 

しかし、何故、ヒトは尿酸酸化酵素も失活させて進化しただろう。それ考える時、尿酸の持つ生物学的効能?すなわち“抗酸化作用”を知っておく必要がある。

 

 

そうなのだ、ビタミンCという抗酸化作用を持った物質を生合成しない道を選んだ為に、もう一つの“抗酸化作用”をもった“尿酸”を利用せざるを得なかったと考えられるのである。事実、尿酸は腎臓で98%も“再吸収”される。

 

 

---勿体無くって、捨てられないよ---

 

 

とでも、言いたげである。

 

 

 

98%が再吸収されるということは、排泄されるのは2%ということです…。

 

 

 

「尿酸」の濃度が他の哺乳類の50倍でも不思議ではありません。

 

 

 

尿酸が排泄されにくいと体に悪い…云々の話はたくさんでてきますが、わずか2%の排泄について語られていたのでしょうか。

 

 

 

 

「尿酸」について俯瞰でみていくと、腑に落ちない事がたくさんでてきます。

 

 

 

 

ところで、「尿酸」は「ビタミンC」よりも抗酸化力があります。しかし、それでも、人間にも「ビタミンC」は必要なので、外から摂取しなければなりません。

 

 

 

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尿酸があるのにビタミンCを摂取しなければいけない理由

 

 

 

「尿酸」が「ビタミンC」の代わりとして使えるのは、あくまで「抗酸化」という部分です。

 

 

 

全て「ビタミンC」と同じではないので、「ビタミンC」を摂取しなければ、抗酸化以外の働きができなくなります。

 

 

 

 

例えば、「ビタミンC」には、「組織間のコラーゲンを正常に保つ働き」があります。

 

 

 

コラーゲンが正常に作られないと、皮膚の構造や血管がもろくなり、出血しやすくなります。具体的にはこうなります。

 

 

 

『Ranking Share 【恐ろしや!】超悲惨な大航海時代の食事と雑学あれこれランキング!』より引用

 

 

俺の歯茎はすっかり腐ってしまった。真っ黒な腐った血が流れ出ている。

 

 

太ももは壊疽を起こしていて、俺はナイフでこの腐った肉を削り取って、どす黒い血を無理やり流しだす。

 

 

土気色になった歯茎もナイフで削り、腐った血をしぼり出す。俺は小便で口をゆすぎ、強くこする。

 

 

ものを噛めないので、飲み込むしかない。

 

 

毎日この病気で仲間が次々と死んでゆく。

 

 

包みや戸棚の裏でいつの間にか死んでいて、発見された時は目や指はネズミにかじり取られてなくなっている・・・・。

 

 

出典:不思議館〜海にまつわる恐ろしい話〜 大航海時代の恐ろしい話

 

 

 

これは有名な「壊血病 かいけつびょう」という病気で、ヶ月~12ヶ月の長期・高度のビタミンC不足でなるようです。

 

 

 

その為、「尿酸」がたくさんあっても、「ビタミンC」を意識して摂るべきです。以下は必要量の目安になります。

 

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2018年3月19日』より引用

 

モルモットとの比較から見たヒトのビタミンCの必要量

 

 

The Orthomolecular Treatment of Chronic Diseaseより

 

モルモットは、ヒト、サルと同じように体内でビタミンCを合成できないので、食事からCを摂取する必要がある。

 

 

モルモットは、通常10~15mg/kgのCが必要。

 

 

成長期、妊娠時、授乳時には必要量が増大し、15~25mg/kgのCが必要。

 

 

モルモットの体重は1kg。

 

 

つまり、60kgのヒトでは600~1500mgのCが必要。

 

 

実際は個体差が大きいため、1~3~10g。

 

 

レモン1個で20mgのC。

 

 

サプリメントで摂取しないと十分量のCは摂取出来ない。

 

 

 

特に、肉中心の糖質制限をしている人は、「ビタミンC」が不足しやすいです。従って、サプリメントで摂取した方が良いです。

 

 

 

…このように言うと、「ビタミンCが不足する糖質制限は体に悪いのではないか」と考える人がでてきます。

 

 

 

また、「何故、サプリメントじゃないとダメなんだ、栄養は食事からだろ」と言う人がでてきます。

 

 

 

この点について説明しておきます。

 

 

 

糖質制限のような動物性食品中心の食事は、「ビタミンC」が不足しやすいですが、摂取する事は可能です。

 

 

 

しかし、条件があります。以下の壊血病を回避する方法を読んで下さい。

 

 

 

『Ranking Share 【恐ろしや!】超悲惨な大航海時代の食事と雑学あれこれランキング!』より引用

 

 

めぼしい食物が無くなった遠洋航海の船乗りにとって「ネズミは非常なごちそう」であり、先を争って捕獲し、丸焼きにして食べたそうです。

 

 

遠洋航海の船には、ネズミ対策に猫が乗せられる事が多かったそうですが、食料不足などの場合は非常食(!!!酷い!)にもなり、それでネズミが増えてしまったのでしょう。。。

 

 

また、近くを這いずるゴキブリなどの虫も、普通に摘んでスープに混ぜて食べたそうです。。。

 

 

これは何故かと言えば、ネズミやゴキブリを積極的に食べると、この後5位でご紹介する悪魔の病気「壊血病」に何故かかかり難くなる事を経験上「船乗りたちが知っていたからだ」と言われています。

 

 

ネズミの新鮮な肉はビタミンB類が豊富であり、常に不足しているタンパク質を補給出来ますし、生のゴキブリからは僅かながら壊血病の特効薬であるビタミンCも補給できたらしく、経験豊富な船乗りは文字通り「なんでも食べて生き残った」わけですね。

 

 

 

「ビタミンC」と言えば、野菜や果物のイメージが強くて、動物性食品にはあまり含まれていないように感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。

 

 

 

動物性食品は栄養的に「ビタミンC」が不足しているのではなく、加熱して食べる事が多いので、それによって熱に弱い「ビタミンC」が壊れてしまうだけなのです。

 

 

 

しかし、動物性の食品をで食べれば「ビタミンC」を摂取できます。

 

 

 

刺し身でもOKです。

 

 

 

 

一方、世間で勧められているように、野菜や果物からも「ビタミンC」は摂取できますが、余計な糖質も多いので体にダメージを与えてしまいます。

 

 

 

やはり、サプリメントから「ビタミンC」を摂取するのがお金もかからず、糖質もないので、安心です。

 

 

 

私は「野菜ほぼ0の糖質制限」を初めて2年半は、「ビタミンC」のサプリを飲んでいませんでした。

 

 

 

たまに外食する時に、付け合せのサラダや果物を食べるくらいですが、回数は少ないです。

 

 

 

思い返すと、2年半の間に食べていた「ビタミンC」は、ほとんど刺し身からです。あと、ネギです…。

 

 

 

摂取量は少ないですが、この量でも、「3ヶ月~12ヶ月の長期・高度のビタミンC不足によってなる壊血病」にはなりませんでした。

 

 

 

ただ、「壊血病」にならないからといって「ビタミンC」が充分というわけではありません。

 

 

足りていなかった事は間違いないです。

 

 

 

何故なら、昨年「ビタミンC」のサプリメントを摂取し始めたら、肌が白くなったからです。

 

 

 

摂取する事で良い方に改善したということは、それまで足りていなかった…ということです。

 

 

 

高い尿酸値と寿命の関係

 

 

話が「ビタミンC」に脱線してしまったので、再び「尿酸」に戻します。

 

 

 

一説ですが、抗酸化力が強い事で、寿命にも影響があるようです。

 

 

 

『トコトンわかる 図解 生化学 / 著者:池田和正』より引用

 

尿酸が血液中で高いことは、寿命と関係ある?

 

 

尿酸で排出するということは、霊長類が痛風になる可能性を持たせるので、よくないように感じます。

 

 

しかし、血液中の尿酸が高く保たれていることが、霊長類を長寿にしている原因の1つだともいわれています。

 

 

例えば、心臓の血管が老化して詰ったりすると、いわゆる心筋梗塞になるし、脳の血管が老化して、破れたり詰ったりすると、脳内出血や脳梗塞などのときに致命的な病気を引き起こすからです。

 

 

これらの血管の老化を引き起こす原因となるものの1つとして活性酸素があります。

 

 

活性酸素は、細胞の膜に結合して、膜の柔軟性をなくして、細胞をもろく壊れやすいものに変えてしまいます。

 

 

血管も細胞で囲まれた筒なので、活性酸素によって血管の細胞がもろくなると血管が破壊されやすくなるのです。

 

 

血管の老化は、長い年月の間に活性酸素がその大きな要因となって、徐々に進むと考えられています。

 

 

血管の老化が進んで、血管がもろくなると、血管を取り巻く細胞が破壊されやすくなり、例えば重要な臓器である脳の中で、血管が破壊され出血すると、いわゆる脳内出血の状態となり、しばしば致命的な状態におちいるのです。

 

 

尿酸には、活性酸素を消去する作用があって、尿酸の濃度が高いヒトでは、活性酸素による血管の老化を遅くする作用があるとされているのです。

 

 

このことが、ヒトが動物の中で長寿となる一因であると考えられています。

 

 

また、活性酸素の発生は、がんとも関係があるとされています。

 

 

血液中の尿酸濃度の低いネズミは、その体のわりに寿命は2年と短く、死因はほとんどが体のどこかにがんができることなのです。

 

 

 

(153~154p)

 

 

 

生体は生きている以上、常に酸化との闘いです。

 

 

 

 

仮に「ビタミンC」の合成能力があってたくさん作れたとしても、「尿酸」がなければ、抗酸化の働きを「ビタミンC」ばかりに頼ることになります。

 

 

 

そのせいで、多くの「ビタミンC」を浪費するかもしれません。

 

 

 

「尿酸」レベルの抗酸化力を発揮するには、6倍の「ビタミンC」がいるわけですから…。

 

 

 

すると、合成によってたくさん「ビタミンC」を持っていたとしても、他の働きに利用する量が減るかもしれません。

 

 

 

「尿酸」は老廃物と言われるくらい、生きていたら必ず発生する物質です。本来捨てるものを利用する事で、「ビタミンC」の仕事を減らす…。

 

 

 

 

抗酸化という作業を「尿酸」に任せることで、「ビタミンC」を摂取した時に、抗酸化以外の用途にも十分利用できるのかもしれません。

 

 

 

 

考え方によっては、「自分で作ったビタミンCだけに頼って、尿酸はあてにできない」よりも、「ビタミンCは外注する必要があるけど、尿酸と両方を使う」方が合理的です。

 

 

 

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タンパク質の大量摂取で尿酸値が上がる理由

 

 

 

 

  • 尿酸の抗酸化力はビタミンCの約6倍

 

 

  • 尿酸が腎臓で再吸収されるのは98%

 

 

  • 人間は他の哺乳類よりも尿酸濃度が50倍以上高い

 

 

 

 

…このような働きを知ると、「尿酸」に「老廃物」のレッテルを貼るのは間違っているような気がします。

 

 

 

 

「尿酸」は悪者ではない…という視点を加えるだけで、見方も対処も変わってきます。

 

 

 

 

例えば、年をとってコレステロールが上がるのは「血液を送りやすくする為」で、体に悪さをしようとして上がっているわけではありません。

 

 

 

だから、単純に「上がったからとにかく下げる」という発想で終わるのではなく、「何故そうなったのか」という状況をみる事が大事でした。

 

 

 

『100歳まで長生きできるコレステロール革命 / 著者 : 大櫛陽一』より引用

 

人間は、年をとれば、誰でも血圧が上がるのが普通なのです。

 

 

血圧の大きな役目のひとつは脳や末梢の細胞に新鮮な血液を送り届けることですが、年をとると、血管に柔軟性がなくなってだんだんその力が弱まってきます。

 

 

だから、加齢に伴い血圧を少しずつ上げて、脳や体に必要な新鮮な血液を送り続けているのです。

 

すなわち、高齢になるにしたがって少しずつ血圧が上昇してくるのは元気な証拠でもあるわけです。

 

 

(178p)より引用

 

 

 

「尿酸」も同じで、単純に上がったから下げればいい…的な考えで終わるのは適切だとは思えません。

 

 

 

『中村博整形外科医院 尿酸の持つ意味(ビタミンCとの関連から)』より引用

 

体細胞は60兆個あるのだが毎日数千億個はアポトーシスなどによって分解される。そしてその一部が体細胞の材料として利用され、一部が体外に排泄される。

 

 

よって「飢餓」などの状態では体細胞の分解が著しく促進して尿酸の上昇となる。

 

 

 

この点に尿酸のコントロールの秘密が隠されている。つまり体細胞の分解を促進することをできるだけ少なくすることが思いがけなく尿酸値を低下させることにつながる。

 

 

先ほど述べたように尿酸には強い抗酸化作用があり私たちの体を守っていることを考えれば、血中濃度が上がれば下げるといった短絡的なことでいいのかどうかを考えてみることが大切である。

 

 

 

体細胞の分解が促進している様な状況は脱水であるとか、過激な運動であるとか、お酒の飲みすぎであるなど体の中で「活性酸素」が大量に発生していると思われる。

 

 

 

だとすればこの時に生じる「尿酸」は決して悪者ではなく私たちの体をこの活性酸素から守っていると推測されるのだ。

 

 

 

 

数字ばかり追いかけていると、時に物事の本質を見失います。

 

 

 

起こった事の背景を考えるのが大事です。

 

 

 

ところで、私は以下の部分を読んで、「糖質制限によって尿酸値が上がる」という話を思い出しました。

 

 

 

>よって「飢餓」などの状態では体細胞の分解が著しく促進して尿酸の上昇となる。

 

 

 

 

個人差もあるようですが、しばらくすると、下がるようです。

 

 

 

 

『医師水野のブログ 尿酸値と糖質制限』より引用

 

 

まず、私自身の体験談から。

 

 

糖質制限を開始して、尿酸値、上がりました。

 

 

ずっと5台だった尿酸値が、半年で7まで上昇。

 

 

しかし、また半年で5台へ低下しています。

 

 

代謝に切り替わりとともに上昇、代謝が安定してくると下降してくるのだと考えています。

 

 

痛風発作も起きず、結果として5台へ戻ったので、全く支障はありませんでした。

 

 

また実際に尿酸値が12でも発作が起きない方もいれば、尿酸値7をきった6.8でも発作が起きる人もいます。

 

 

 

 

代謝の切り替わりとともに…という部分が曖昧で、

 

 

 

何故「尿酸値」が上昇したり下降したりするのか納得がいかなかったのですが、私なりに考えた事を書いておきます。

 

 

 

人間の体の大部分はタンパク質です。

 

 

 

生体は「アミノ酸」からタンパク質を作ったり壊したりしているわけですが、これを繰り返す事で「アミノ酸」が痛んできます。

 

 

 

「変形したアミノ酸」は、材料として適切ではないので破棄されるのですが、タンパク質不足だと、再利用されてしまいます。

 

 

 

これは大なり小なり誰の体でも起こっています。

 

 

 

しかし、人によって度合いが違います。新鮮なタンパク質を常に摂取していない人程、体の中古化が進むわけです。

 

 

 

日本人の食生活は穀物が主役なので、タンパク質が不足しやすいです。一説によると、欧米人の3分の1程度しか食べていません。

 

 

 

糖質制限といえば高タンパク質です。

 

 

 

高タンパク質食を始めると、新しいタンパク質で体を再生する為に、「中古アミノ酸で作られた古いタンパク質」の破壊が起きます。

 

 

 

 

糖質制限を始めてしばらくすると、「毒だし」と呼ばれる、湿疹等の不快な症状が起きる事があります。

 

 

 

私も経験しています。

 

 

糖質制限で一時的に体調が悪化。その後ブタクサのアレルギーが治った

 

 

 

 

これが破壊であり、高タンパク食の基本です。都市開発をする為に立ち退きをするようなものです。

 

 

 

これに耐えられなくて、元の糖質中心の生活に戻る人もいます。

 

 

 

当然、「中古アミノ酸」を使いまわした人程、破壊する規模は大きいので、長年タンパク質不足だった人は酷い破壊(毒出し)がくる可能性があります。

 

 

 

 

「飢餓を起因とする分解」が促進して尿酸値が上がるなら、「高タンパク質食を始めた事による破壊」もまた、尿酸値の上昇に繋がるのではないかと思うのです。

 

 

 

 

しばらくしたら「尿酸値」が下がるのは、毒出し(入れ替り)がひと段落して破壊が落ち着くからではないでしょうか。

 

 

 

でも細胞の入れ替るスピードは違うので、時間をかけて入れ替るところもあります。

 

 

 

で、食事の量の変化等で、再び「再生の前段階の破壊」が起きると尿酸値が上がる…。

 

 

 

あくまで仮説ですが、この可能性もあります。

 

 

 

 

読者さんへの回答

 

 

 

「動物性食品を中心に食べると体に良い」…という私の主張に対して、

 

 

肉は酸性食品と言われているが、どう解釈しているのかという質問を頂きました。

 

 

 

 

動物性食品に多く含まれている「含硫アミノ酸」は、分解されると酸性になるので、「食品に含まれているミネラル」で判断したら、「酸性食品」に該当します。

 

 

 

 

これによって、「尿のpH」が酸性に傾きます。

 

 

 

 

しかし、動物性食品等の酸性食品を食べていないからといって、「尿のpH」が酸性に傾かない…とは限りません。

 

 

 

 

アルカリ性食品に含まれている糖質の代謝によって「乳酸」が発生すれば、同じ結果になるからです。

 

 

 

 

尿酸値が上がる原因の元である「プリン体」は、食品であれば、肉や魚にも多く含まれています。

 

 

 

 

しかし、食品由来の「プリン体」はたった2割で、しかも、消化されて「尿酸」に変わる事なく排泄されるという説があります。

 

 

 

 

「痛風」に関しては、「腎臓の糖化」という視点が一般的になっていません。

 

 

 

 

「酸性食品の定義」にしろ、「尿酸値の上昇」にしろ、動物性食品を悪者にするには、腑に落ちない部分が多いので、表面だけを見て避けるのはもったいないです。

 

 

 

 

意見を聞かれたのですが、この件の結論を出す為にはもっと情報が必要だと考えています。

 

 

 

 

様々な説が錯綜しているので、1本の線に繋がらない状態です。

 

 

 

 

糖質制限をされている先輩方や、私の体験や結果から、体感的には「肉食は問題ない」と考えていますが、怖がっている人や納得がいかない人を説得させるには理論的に不十分です。

 

 

 

なので、今回は現時点で調べた事をまとめました。

 

 

 

今後何か分かり次第、追記していきます。

 

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高尿酸血症の原因と問題について分かりやすく説明してみた
高尿酸血症の原因と問題について分かりやすく説明してみた

 

「酸性食品」、「アルカリ性食品」…という判断基準は、「食品そのもののpH」ではなく、「食品に含まれているミネラルの性質」で決まります。

 

 

 

 

その基準で判断すると、肉は分解すると酸を発生させる「含硫(がんりゅう)アミノ酸」が多く含まれているので、「酸性食品」に属することになります。

 

 

 

「肉は酸性食品だから血液を酸性化させる」…という説について調べると、酸性化させるのは「血液」であるという説と、酸性化させるのは「尿」であるという2つの説に遭遇します。

 

 

 

以下の記事では、酸性食品を摂取しても、血液のpHには影響しない、そのかわり尿のpHは酸性化させる…という話をしました。

 

 

 

酸性食品とアルカリ性食品の定義と影響について分かりやすく説明してみた

 

 

 

酸性食品の動物性タンパク質によって骨粗鬆症になる説の真相と、含硫アミノ酸のメリット

 

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

 

pHがちょっとでも酸性に傾くとヤバイのは「血液」です。

 

 

 

 

「尿」はそこまでではありませんが、pHが酸性化して全く問題がないわけではありません。

 

 

 

「痛風」の原因とされる「尿酸 にょうさん」の濃度が上がりやすくなるからです。

 

 

 

 

 

細胞の構成成分の1つである「プリン体」を分解して、最終的にできるのが「尿酸」です。老廃物ですので、通常は尿として排泄されます。

 

 

 

 

しかし、「尿のpH」が酸性に傾いた状態だとこうなります。

 

 

 

 

尿を酸性化させる食べ物(肉等)の過剰摂取

 

 

尿のpHが酸性化する

 

 

尿酸が溶けにくくなるので排泄されにくくなる

 

 

血液中の尿酸値が高くなる(高尿酸血症)

 

 

高尿酸血症が続いて、尿酸が結晶化すると痛風になる

 

 

 

 

 

 

この流れでは、「痛風を始めとした疾患になる原因は、肉の過剰摂取による尿酸値の上昇」…と解釈する事ができます。

 

 

 

 

これも「肉やタンパク質を避ける原因」になるので、本記事では、「尿酸」に焦点をあてます。

 

 

 

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尿酸値とは

 

 

 

「酸性食品ではなく、アルカリ性食品を摂取した方が良い」は、「尿酸値」が高い時にも言われます。

 

 

 

「尿酸値(血清尿酸値、血中尿酸値)」とは、血液中の尿酸の濃度の事です。

 

 

 

 

尿酸は、尿とともに排出されますし、「尿酸」という字から、「尿の酸性度」を調べるイメージをしてしまいそうですが、そうではありません。

 

 

 

「尿酸値」は血液検査で調べます。

 

 

 

この数値によって、「血液 1dL(100mL)の中に、尿酸が何mg含まれているか」を知ることができます。

 

 

 

正常値は「 4.07.0mg/dl」で、

 

 

 

 

7.0 mg/dl以上…と、尿酸値が高い状態を、「高尿酸血症 こうにょうさんけっしょう」と言います。

 

 

 

 

ちなみに、「尿酸」と「尿素 にょうそ」も名前が似ているので、間違えないように違いを書いておきます。

 

  • 尿素・・・「タンパク質」が体の外へ捨てられる時の最終的な姿

 

  • 尿酸・・・「核酸」が分解されたり、「ATP」が代謝されたりして、「プリン体」になり、さらに代謝された姿

 

 

 

尿酸とは

 

 

 

「尿酸」は、「プリン体」を分解して最終的にできた物質です。そのパターンがこちらです。

 

 

 

 

  • 食品の摂取によってプリン体を摂取、尿酸へ変換

 

  • 細胞の分解(核酸)によってプリン体が生じ、尿酸へ変換

 

  • 激しい運動(ATP)によってプリン体が生じ、尿酸へ変換

 

 

 

 

元となった「プリン体」は、食品から摂取するイメージが強いですが、その量はわずか2~3割です。

 

 

 

7~8割は生きているだけで体内で作られています。こちらを簡単に説明します。

 

 

 

 

 

  • 核酸(細胞の核を構成する)の構成成分 → 古い細胞が分解されるとプリン体が生じる

 

 

 

  • ATP(エネルギー物質)の構成成分 → 激しい運動をすると、分解されて尿酸になる

 

 

 

『みたかヘルスケアクリニック 健康で幸せな生活のために。 痛風・高尿酸血症について』より引用

 

 

尿酸とはプリン体という物質であり、体内の細胞の老廃物です。

 

 

尿酸という言葉は「尿に排泄される酸」という性質に由来しているそうで、通常は代謝の経過で腎臓から燃えカスとして尿と共に一定量排泄されるものです。

 

 

尿酸の血液内における濃度、いわゆる尿酸の基準値は、おおよそ「 4.0~7.0mg/dl位」が正常とされています。

 

 

 

ふつう体内では、毎日0.5g程の新たな尿酸が自己生成され、更に食物から0.1g程を吸収されて、常に体内外を循環しています。

 

 

 

 

作られた「尿酸」のその後です。

 

 

 

  • 体内で一定量ためられる(尿酸プールと呼ぶ)

 

  • 「余分な尿酸」は7割が尿、3割が汗や便として排泄される

 

 

 

 

「尿酸」の産生排泄のバランスがくずれると、尿酸値は上がります。

 

 

 

  • 尿酸がたくさん作られる → 尿酸値が上がる

 

 

  • 尿酸が排泄されない → 尿酸値が上がる

 

 

 

ここからは、後者についてお話します。

 

 

 

血液の尿酸値が高くなる原因の1つに、「尿のpHの酸性化」があります。というのも、尿酸には、以下のような特徴があるからです。

 

 

 

  • 「アルカリ性の尿」に溶けやすい

 

  • 「酸性の尿」に溶けにくい

 

 

 

このような性質があるので、尿が酸性に傾くと「尿酸」が溶けにくくなって、体の外に排泄されにくくなります。

 

 

その結果、血液中の尿酸の濃度が上がります。

 

 

 

『KIRANAHLIFE 尿酸値が気になる皆様。ぜひ血液pHを気にしてください。』より引用

 

 

②尿が酸性であると血液に尿酸が増加。

 

 

pH5.5以下の尿には尿酸が排出されなかったという報告があります。尿酸の溶解度の影響だと考えられます。

 

 

pH7.4付近である血液には尿酸はよく溶けますが、高度にpHが制御されていなければ命にかかわるので尿酸濃度が高まってもH+が優先的に腎臓に排出されると考えられます。

 

 

すると腎臓のpHは酸性側になり、腎臓では血液の尿酸は排出されず血液中に留まり、肝臓からは新たな尿酸が供給されますので血中の尿酸値は上昇します。

 

 

 

だから、尿を酸性化させる「酸性食品」を控えよう…という対処法があるわけです。

 

 

 

次は、尿酸値が上がった場合、体にどんな問題が起きるのか説明します。

 

 

 

 

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尿酸値が上がることで起きる疾患

 

 

尿酸値が7.0mg/dL以上が「高尿酸血症」です。

 

 

 

この状態が長期化すると、尿酸が結晶化して全身で悪さをする…と言われています。結晶化した尿酸によって、以下のような疾患になります。

 

 

 

  • 関節に溜まる → 痛風

 

  • 皮下組織や関節などに沈着 →「 痛風結節」を作る

 

  • 腎臓の中に沈着 → 痛風腎を引き起こして腎臓の機能を低下させる。腎不全(老廃物を尿として排泄できない)になれば透析になる

 

 

 

こうなると、尿を酸性化させる食品である肉を食べない方が良い…と考えさせられてしまいます。

 

 

 

動物性食品の摂取は尿が酸性になる

 

 

 

動物食性(肉食)動物の尿は、酸性です。

 

 

「含硫アミノ酸」の影響なのでしょう。

 

 

 

『三和書籍 生活習慣によって大きくpHが変動する』より引用

 

 

健常者の尿は、ほとんどが弱酸性(pH6.0〜6.5前後)です。

 

 

しかし、尿のpHは食べ物や運動などの生活習慣によって大きく変動するので、健常者でもpH4.5~8.0の間で変動します。

 

 

アルカリ尿と診断されるのはpH8.5以上、酸性尿と診断されるのはpH4.5以下とされています。

 

 

 

肉食動物の尿は酸性側で、猫だとpH5.5 ~7.0くらいだそうです。

 

 

 

草食動物之尿はアルカリ性側で、ウサギだとpH7.6~8.8くらいだそうです。

 

 

 

動物食性(肉食)動物の尿は酸性ですが、痛風はありません。

 

 

 

 

彼らの体の構造が、「尿酸」が溜まりにくい仕組みになっているからです。

 

 

 

 

人間も肉食(動物食性)動物ですが、彼らと違うのはこの部分です。

 

 

 

 

尿酸を分解する酵素ウリカーゼ

 

 

多くの動物は、「ウリカーゼ(別名:尿酸オキシダーゼ)」という酵素を持っています。

 

 

 

この酵素は、「尿酸」をさらに「アラントイン」という無害な物質に分解します。そのおかげで、「尿酸」が蓄積しないのです。

 

 

 

 

核酸

プリン体

尿酸

ヒドロキシイソ尿酸

アラントイン

 

 

 

 

例え肉ばかりを食べて尿が酸性に傾いたとしても、「尿酸」が溜まりにくい体の構造なので害はありません。痛風にもなりません。

 

 

 

一方、人間や一部の霊長類は、「ウリカーゼ」を持っていません。このような肝臓のシステムでは、分解は「尿酸」止まりなので蓄積しやすいです。

 

 

 

『公益財団法人 痛風財団 尿酸ってなに?』より引用

 

 

尿酸はほとんどの動物では分解され、体内にたまりません。

 

 

ところが人間と一部の霊長類は尿酸を分解する酵素(尿酸酸化酵素)が遺伝的に欠損しており(遺伝子はあるが壊れています)、尿酸がたまる傾向があります。

 

 

 

 

核酸

プリン体

尿酸(ここまで)

 

 

 

 

 

 

「尿酸」を「無害な物質」に分解できない以上、溜め込まないのが理想。その為には、「尿酸」の排泄を妨げる原因になる「酸性食品」の摂取を控えた方が良い…という理屈になります。

 

 

 

 

人間は、胃や腸は動物食性動物の構造をしていますが、肝臓のこのシステムは、動物食性に向いていないようにも見えます。

 

 

 

何故人間には「尿酸を分解するウリカーゼ」がないのか?考えられる理由は後でお話します。

 

 

 

とりあえず先に、「尿酸が蓄積しやすい体の構造の人間」が、肉食をするとどうなるのかを見ていきます。

 

 

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糖質制限による高タンパクで尿酸値は上がるのか

 

 

 

「酸性食品である動物性食品」の大量摂取によって、尿が酸性化し、それによって「尿酸」が排出されにくくなり、血中の尿酸値が上がる…という流れでした。

 

 

 

すると、動物性食品を大量に食べている糖質制限実践者は、尿酸値が高い事になります。

 

 

 

どうやら、そうなるみたいです。

 

 

『医師水野のブログ 尿酸値と糖質制限』より引用

 

 

まず、私自身の体験談から。

 

 

糖質制限を開始して、尿酸値、上がりました。

 

 

ずっと5台だった尿酸値が、半年で7まで上昇。

 

 

しかし、また半年で5台へ低下しています。

 

 

代謝に切り替わりとともに上昇、代謝が安定してくると下降してくるのだと考えています。

 

 

痛風発作も起きず、結果として5台へ戻ったので、全く支障はありませんでした。

 

 

また実際に尿酸値が12でも発作が起きない方もいれば、尿酸値7をきった6.8でも発作が起きる人もいます。

 

 

 

 

 

また、江部医師の話も参考になります。

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 糖質制限食と血清尿酸値について。2015年3月。』より引用

 

 

 

尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。

 

 

もともと尿酸が高値だったのが糖質制限食で基準値になる人がいますが、これは問題ないですね。

 

 

肥満がある人が糖質制限食で減量に成功したら、尿酸値が基準値になることは考えられます。

 

 

もともと尿酸値は正常だったのに、糖質制限食実践で高値となる人がいます。

 

 

 

一番多いのは、低カロリー過ぎた場合です。

 

 

 

糖質制限食開始後、急に尿酸値が上昇したときは、大多数の人が、摂取エネルギー不足でした。

 

 

 

2012年4月4日の毎日新聞の記事によれば、『激しい関節痛を起こす痛風の発症は、原因物質の尿酸を尿から出す機能だけでなく、腸から排出する機能が低下することも一因』とのことです。

 

 

 

『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』とは、初めて知りました。

 

 

 

この腸からの排泄機能も、個人差に関係しているのでしょうね。

 

 

 

体内で尿酸をつくり過ぎるか、尿からの排泄が悪いため、高尿酸血症になると考えられてきましたが、これらに腸からの排泄障害も加わることとなりました。

 

 

 

あくまでも私見ですが、この腸からの尿酸排泄は、生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がしますね。

 

 

ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、尿酸値が上昇するので注意が必要です。

 

 

例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。断食前6mg/dlが、断食中は9~10mg/dlに上昇したりします。

 

 

さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。一般に高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、ことはそれほど単純ではありません。

 

 

例えば、江部康二は、2002年以来13年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、かなりの高タンパク食です。

 

 

しかしながら、尿酸値はこの10年間、一貫して2.4~3.5mg/dl(3.4~7.0)程度と低い方です。

 

 

尿酸は体内の酸化ストレスに対抗する物質という説があります。

 

 

 

私はスーパー糖質制限食で体内の酸化ストレスが少ないので、尿酸も少なくてすんでいるというポジティブな仮説もありかと考えています。

 

 

 

通常、糖質制限食でいったん尿酸値が上昇した人も、摂取エネルギーが足りているならば、数ヶ月~1年で元の値に戻ることが多いので経過をみることが多いです。

 

 

 

ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服も考慮する必要があります。過去痛風発作を起こしたことがない場合は、尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。

 

 

過去尿路結石のあった人や家系的に腎臓結石持の方々は、尿酸が高値となったときは、梅干しを食べるとか、わかめ・ほうれん草・大根・キャベツ・茄子・しいたけなど摂取で尿をアルカリに保って尿酸が結晶化しにくいようして、尿酸値が基準値にもどるのを待つのが安全と思います。

 

 

尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、食事由来の尿酸は約100mgで、一日に生産される総量約700mgに比し、かなり少ないということが判明しました。

 

 

自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。

 

 

 

 

 

長いので要約します。

 

 

 

  • 糖質制限による尿酸値の変化は個人差が大きい

 

  • 糖質制限によって尿酸値が上昇する事があるが、一定の期間が過ぎると元に戻ることも多い

 

  • 尿酸は腎臓だけでなく、腸からも排泄される

 

  • 尿酸値はカロリー不足で高くなる

 

  • 尿酸値はストレスの影響を受ける

 

  • 過去に通風発作を起こした事がある人はアルカリ性食品を食べた方がよい

 

 

 

そして、糖質制限と言えば「ケトン体」です。

 

 

 

ケトン体と尿酸値

 

 

 

「ケトン体」は酸性物質なので、これの影響でも尿酸値は上昇するようです。

 

 

 

『糖尿病ネットワーク 31. 痛風・高尿酸血症と糖尿病』より引用

 

 

なお、減量を急ぐあまり、絶食するなど極端に摂取カロリーを減らしすぎると、体内でエネルギー源として脂肪が利用される結果、ケトン体が発生します(ケトーシス)。

 

 

血液中のケトン体濃度が高くなると尿酸は排泄されにくくなり、尿酸値が逆に上昇してしまいます。

 

 

 

 

肉食中心は尿酸値が上がる要素があるのは間違いありませんね。

 

 

 

 

ケトン体と尿酸値についてはあまり情報がないので、ケトン体の値が高い人の尿酸値の情報が見つかれば書き加えます。

 

 

 

 

余談ですが、酸性物質のケトン体によって血液は酸性化しないそうです。

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!』より引用

 

 

「絶食と同じような効果があって体力も栄養状態も悪化させない食事療法としてケトン食があります。」

 

 

正常細胞はケトン体を使ってATPを作ることができますが、ガン細胞はケトン体を利用できません。

 

 

つまりミトコンドリアはケトン体をエネルギー源として利用できますが、解糖系はケトン体を利用できないということです。

 

 

ケトン体は酸性物質ですが、ミトコンドリアがケトン体をATPに変えられるので、身体が酸性に傾かないようです。

 

 

糖質制限食の第一人者である江部医師は、スーパー糖質制限食を実践してケトン体の値が高いのですが、血液のpHは7.45で充分な弱アルカリ性でした。

 

 

 

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尿酸値が上がる原因

 

 

 

糖質制限をしていると、動物性食品中心になりますし、ケトン体を利用するようになります。

 

 

尿酸値が上がる条件は揃っていますが、それでも、必ず高くなるわけではありません。

 

 

 

他の原因もからんでいるので、もっと大局的に分析する必要があります。

 

 

 

 

痛風にならないように気をつける場合、

 

 

 

これまでのように、「尿のpHを酸性化させないようにしよう」とか、「尿酸の元になるプリン体を控えよう」…だけではなく、他の原因も注意するべきです。

 

 

 

なので、何によって尿酸値が上がるのか、他の原因を紹介します。

 

 

 

意外かもしれませんが、「プリン体の摂取を控える」は、重要度が低いのです。

 

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 Q&A 糖質制限食と高尿酸血症②』より引用

 

尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に

 

 

1、ストレス

 

2、肥満

 

3、大量の飲酒

 

4、激しい運動

 

5、プリン体の摂りすぎ

 

 

です。

 

 

1 ジミーさんの仰る通り、実はストレスが一番尿酸値を上昇させます。鹿児島大学の納(おさめ)光弘先生もご自身が痛風になられて徹底的に自分で人体実験をされて、ビールより何よりストレスが高尿酸血症の原因と断定しておられます。

 

 

2 体重増加も尿酸を増加させる要因なので、 糖質制限食で減量することは良い方に向く可能性があります。

 

 

3 飲酒

 

アルコールを大量に(日本酒1日3合程度以上)飲めば尿酸値は上昇し、断酒すれば下降します。アルコールが尿酸値に影響を与える要因は二つあります。

 

 

一つは、アルコールが代謝の途中で乳酸になり、乳酸が腎臓からの尿酸排泄を抑制すること。

 

 

もう一つは、継続的に多量にアルコールを摂取したときに(日本酒1日4合以上を毎日)、アルコールが尿酸の代謝を促進させて尿酸値があがることです。

 

 

なお、お酒に含まれているプリン体自身の量は、体内の尿酸プールの量に比べて少ないのでほとんど影響はありません。ビール大瓶633㏄中に、プリン体は32.4㎎しか含まれていません。

 

 

なお適量のアルコールならストレスが解消され尿酸値を下げます。(適量の目安:日本酒、焼酎で1日1.5合程度、ビール約750㏄、ワイングラス2杯、焼酎のお湯割りコップ2杯)

 

 

4 激しい運動は尿酸を上昇させますが、軽い有酸素運動は大丈夫です。

 

 

5、下記のプリン体が多い食品はさすがに大量にはとらない方がいいでしょう。しかし、日常的な食生活の中では、プリン体を気にするほどのことはなさそうです。下記の如く食事由来の尿酸は約100mgで、一日に生産される総量約700mgに比し少ないからです。

 

 

 

☆プリン体の多い食品

 

 

(1)きわめて多い(100g中、300㎎以上)鶏レバー、白子など

 

 

(2)多い(100g中、200~300㎎)豚レバー、牛レバー、かつお、まいわし、大正えびなど

 

 

 

☆尿酸の生成と排出

 

一日で産生される尿酸の量 700㎎

 

・ 食事から摂取 約100㎎

 

・ 体内でプリン体が利用された後に分解され、尿酸が生じる経路 約600㎎

 

 

 

☆一日で排出される尿酸の量 700㎎

 

・ 尿から排泄 約500㎎

 

・ 汗や便から排泄 約200㎎

 

 

 

☆尿酸の体内プール 約1200㎎

 

・ 健康な人の体内には、つねに1200㎎程度の尿酸がプールされています。

 

 

 

尿酸は、このように毎日、生産と排泄を繰り返しながら、一定量を保っています。しかし、尿酸の排泄がうまくいかなくなったり、尿酸が体内で作られすぎると、尿酸値が上がります。

 

 

 

 

 

「プリン体」について補足です。江部医師の記事で、

 

 

 

>『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』

 

 

 

…という話がありましたが、食事から摂取したプリン体は、「尿酸」に変わらずに排泄される…という説があります。

 

 

 

 

『熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜 尿酸値と血糖値』より引用

 

 

食べ物から吸収されたプリン体の多くは、肝臓で処理され尿酸に変わると思われていましたが、研究が進み、食べ物由来のプリン体は、腸で分解されて尿酸に変わることなくそのまま排出されることがわかってきました。

 

 

 

 

 

 

 

さらに、尿酸値が高くなる原因を紹介します。

 

 

 

それはインスリンです。

 

 

 

「インスリン」は血糖値を下げる働きがあります。

 

 

 

血糖値が上がった時に大活躍するホルモンなのですが、実は、インスリンには「尿酸」の排泄を抑制する働きもあるのです。

 

 

 

 

 

血糖値の上昇

 

 

インスリンの分泌

 

 

尿酸の排泄を抑制

 

 

尿酸値が上昇

 

 

 

 

 

『熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜 尿酸値の高い方にも糖質制限はオススメです。』より引用

 

 

インスリンは、尿酸の排泄を抑制する働きがあります。つまり、糖質制限してインスリンの分泌を抑えたら、尿酸の排泄がスムーズになるということです。

 

 

忘年会といえばアルコールとおいしい食事!ですが、糖質制限を心がけていれば、尿酸はいつもより溜まりません。

 

 

 

 

 

血糖値が上がらなければ、インスリンの追加分泌は起きません。

 

 

 

血糖値を直接上昇させるのは「糖質」、間接的に上昇させるのは「タンパク質(糖新生)」です。

 

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

 

気をつけなければならないのは前者です。

 

 

 

そして、3の「飲酒」で生じた「乳酸」も、尿酸の排泄を抑制する働きがありましたが、「糖質」も代謝しきれなければ「乳酸」を発生させます。

 

 

 

糖質の摂取は、尿酸の排泄を抑制する「インスリン」と「乳酸」の発生のリスクがあるわけです。

 

 

 

 

肉食は尿酸値が上がる条件が揃っていましたが、それ以外の食事でも尿酸値が上がる条件が揃っているようです。肉ばかりを叩いている場合ではありません。

 

 

 

タンパク質でも「糖新生」によって血糖値が上がれば同じ事なのですが、糖質の摂取による血糖値の上昇の方が酷いケースが多いので、先にこちらを注意した方が良いです。

 

 

 

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プリン体と糖質の組み合わせ

 

 

ところで、「タンパク質&脂質」に「糖質」を組み合わせる「緩い糖質制限」は慢性疾患の原因になります。

 

 

 

しかし、「糖質」を組み合わせない「厳しい糖質制限」は健康的になります。

 

 

 

この2つは全く違う結果になるにも関わらず、「タンパク質&脂質」に「糖質」を組み合わせる「緩い糖質制限」の結果を理由に、「厳しい糖質制限」まで危険であるようにイメージ工作がされています。

 

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

「組み合わせ」が悪いのに「単体」を悪いかのように言う…「プリン体」もその流れと似ているので、胡散臭いです。

 

 

 

 

『熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜 尿酸値の高い方にも糖質制限はオススメです。』より引用

 

 

以前もお伝えしましたが、尿酸はコレステロールと同じで、食事性のものより身体で作られる方が多いのです。

 

 

 

プリン体の多い食品をことさらに避けることは、余り意味はありません。

 

 

 

プリン体の多い食品は栄養価も高いこともお伝えしました。むしろ、食べすぎない程度に食べることをオススメします。

 

 

 

プリン体の多い食品と、糖質の多い食品の組み合わせが最悪なのです。ついでに悪い油(劣化したサラダ油や加工食品に多く含まれるトランス脂肪酸)を使った揚げ物などと組み合わせたら、

 

 

 

「糖化→酸化→炎症」と痛風への道まっしぐらです。

 

 

 

 

 

「プリン体」を分解してできた「尿酸」は、単体だけの問題ではなく、「炎症」が関係しているみたいです。

 

 

 

『医師水野のブログ 尿酸値と糖質制限』より引用

 

 

また実際に尿酸値が12でも発作が起きない方もいれば、尿酸値7をきった6.8でも発作が起きる人もいます。

 

 

この違いは何でしょうか?

 

 

 

ガイドライン的には尿酸値で判断します。

 

 

この違いが説明できません。

 

 

 

そして、起こっている事から逆に考えれば、尿酸は高いだけでは発作は起きない、という考えが導き出されます。

 

 

 

では、尿酸値12で発作が起きない人はどんな状況でしょうか。

 

 

 

これは「炎症」が鍵になると考えます。炎症についてはコチラ。

 

 

 

「炎症」が尿酸を結晶化させ、痛風発作を起こす引き金である可能性があります。

 

 

 

あくまで可能性ですが、信憑性はあります。

 

 

 

酸性食品を食べようが、糖質の多いアルカリ性食品を食べようが、尿酸値が上がる可能性があるわけですから、問題は「尿酸値が高い事」よりも、「炎症」や「結晶化」にある気がします。

 

 

 

で、「炎症」といえば糖質です。

 

 

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

尿酸値が上がる原因は1つではないので、状況を観察して、原因に合った対処をするべきですね。

 

 

 

尿酸が結晶化する事で生じる「痛風」も、本当の原因を改善する必要があります。

 

 

 

 

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痛風の本当の原因

 

 

あまり知られていない「痛風」の原因を紹介します。

 

 

『医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック 痛風の本当の原因』より引用

 

 

尿酸はプリン体から合成されることから、プリン体を多く含む食事を控えるよう、医師から指導されることがあります。

 

 

プリン体とは核酸の成分であるアデニンやグアニン、電子伝達系で補酵素として働くNAD(ナイアシン)、FAD(ビタミンB2の誘導体)など、生体にとって必須の栄養素が含まれます。ですからプリン体を制限することは、様々な栄養欠乏をもまた引き起こすことになるのです。

 

 

 

そもそも、痛風の原因がプリン体の過剰摂取というのは迷信です。プリン体の摂取を控えることで痛風を予防することはできませんし、痛風の人がプリン体を控えても、症状が改善することはありません。

 

 

 

(中略)

 

 

 

尿酸は腎臓で尿に排泄されます。痛風のほとんどは、腎臓での尿酸の排泄障害によって起こります。

 

 

 

腎臓はなぜ尿酸をうまく排泄できなくなるのでしょう?

 

 

 

それは、腎臓が糖化することによって機能障害が起こるからです。

 

 

 

腎臓の糖化に特に関係していると考えられているのが、果糖です。果糖はブドウ糖のおよそ7~10倍も糖化能力が高く、強力に細胞を傷害します。

 

 

 

また果糖の大量摂取は、肝臓で無機リン酸の欠乏を引き起こし、ATPの枯渇と高尿酸血症を引き起こします。

 

 

 

さらに果糖は血液のpHを酸性(アシドーシス)にすることによって、尿酸の結晶化を促進します。果糖が痛風の原因となるのなら、糖尿病患者に痛風が多いことも理解できます。

 

 

 

痛風の本当の原因はプリン体では無くて果糖であり、果糖を多く含む物(砂糖や異性化糖)の過剰摂取が痛風を引き起こすのです。

 

 

甘い物はむし歯だけでなく、さまざまに体を蝕むのですから、一切摂らないようにすべきなのです。

 

 

 

 

痛風の本当の原因は、「果糖」による腎臓の糖化…。

 

 

 

先ほど、腸からの尿酸の排泄機能が低下する…という話がありましたが、糖化によって「腎臓の尿酸の排泄障害」が起こるなら、腸も同じように、糖化の影響で尿酸の排泄障害になる可能性はあります。

 

 

 

 

尿酸値が高くても、必ず痛風になるわけではないのは、別の要素があるからなんですね。

 

 

 

ちなみに、痛風について色々なネットの記事や本を読みましたが、「腎臓の糖化」について触れられているものは、ほとんどありませんでした。

 

 

 

他の疾患と同じで、やはり「糖化による害」は触れられないようです。

 

 

 

「糖化による害」を誤魔化す為に、別の食品や栄養を悪者にする例は、いろんな疾患で見られるのですが、「プリン体」もその1つでしょうか…。

 

 

 

 

「プリン体の多い食品」を控えることで重要な栄養が欠乏するなら、制限はしない方が良いです。

 

 

 

また、「食品由来のプリン体」は腸で分解されて「尿酸」にならずに排泄される…という説が本当なら、安心して摂取する事ができます。

 

 

 

 

ここまでを振り返ります。

 

 

 

  • 尿酸値が上がる原因は様々

 

 

  • 尿酸値が高くても痛風発作が起きるとは限らない

 

 

  • 痛風の原因はプリン体ではなく腎臓を糖化させる果糖

 

 

 

 

尿酸値が上がる原因も色々考えられますし、尿酸値が高くても痛風発作が起きるとは限らず、さらに痛風の原因である腎臓の糖化はあまり知られていない…

 

 

 

 

患者数も多く、完治しずらい…となっているあたり、「尿酸」と「それにまつわる疾患」は胡散臭いと感じます。

 

 

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動物性食品の摂取による尿酸値の結果はバラバラ

 

 

 

ここで、「動物性食品の摂取」と「尿酸値」は関係ないのでは?…と思われるような話を紹介します。

 

 

 

まず、以下は「肉を多く食べても尿酸値が上がらないケース」です。

 

 

『痛風情報局 尿酸値とは?尿酸値を下げる方法』より引用

 

 

イヌイットの人たちには痛風がいないそうです。

 

 

彼らは食事の中の肉食の割合が非常に高いですがそれでも痛風にならない(尿酸値が上がらない)のは、彼らの環境に適応するための体質の進化もあることながら、動物性たんぱく質が尿酸値を上げることは無いということを示しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

一方で、「動物性食品」を殆ど摂取していなかった明治以前の日本には、痛風患者はほとんどいなかったそうです。

 

 

 

ポルトガル人宣教師のルイス・フロイスや、ドイツ人医師のベルツによってその記録が残されています。

 

 

 

 

動物性食品をたくさん食べても痛風にならない「イヌイット」、動物性食品をほぼ食べなくて痛風にならない「明治以前の日本人」の例を紹介しました。

 

 

 

ちなみに、イヌイットは人種的には日本人と同じモンゴロイドです。

 

 

 

このような事実から、「尿酸」と食品はあまり関係ないような気もしてきます。

 

 

 

 

 

一応、2015年の春から「1日10g以下のスーパー糖質制限」をしている私の尿酸値も紹介しておきます。

 

 

 

血液検査を始めたのは、2017年の1月からです。それ以前は検査をしていないので分かりません。そして、検査をした時に前回の結果を聞いています。

 

 

 

 

だいたい3ヶ月に1回、「フェリチン」目的で検査をしています。「尿酸」を気にした事は一度もなく、今回改めて見たところ、かなりバラつきがあります。

 

 

 

食事内容はほとんど変わっておらず、違いと言えば3ヶ月ごとにサプリの種類を増やしている事くらいです。なので規則性は感じません。

 

 

 

では、新しい順からです。

 

 

 

2018年の3月が6.9。この日から「マグネシウム(ビタミンD、亜鉛、カルシウム入り)」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の12月が4.7。この日から「ビタミンB50コンプレックス」と「ベンフォチアミン」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の9月が5.1。この日から「ビタミンC」と「ビタミンE」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の5月が4.3。この少し後から「ナイアシン」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の1月が5.0。この日から「鉄」を開始。

 

 

 

 

 

 

私の食事は、肉、卵、魚…と、動物性食品のオンパレードです。糖質10g以下なので、野菜はほとんど使えません。

 

 

 

 

でも、「高尿酸血症」は7.0 mg/dl以上なので、いまのところ問題ありません。

 

 

 

 

閉経前の女性の場合、尿酸の排泄を促す「エストロゲン(女性ホルモン)」のお陰で、尿酸値は低くなりやすいようなので、男性だったらもう少し高いかもしれません。

 

 

 

 

次回は、何故人間には「尿酸を分解するウリカーゼ」がないのか?について考えます。

 

 

動物性食品の摂取で尿酸値が上がる理由と、尿酸のメリットについて考えてみたへ続く

 

 

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酸性食品の動物性タンパク質によって骨粗鬆症になる説の真相と、含硫アミノ酸のメリット
酸性食品の動物性タンパク質によって骨粗鬆症になる説の真相と、含硫アミノ酸のメリット

 

 

「動物性タンパク質」をたくさん摂る事に抵抗を感じる方は多いです。

 

 

 

 

これらが「酸性食品」に該当するからです。

 

 

 

 

「動物性タンパク質」が何故「酸性食品」になるのかというと、「含硫アミノ酸」が多く含まれているからです。

 

 

 

 

「含硫アミノ酸 がんりゅうあみのさん」とは、構造の中に硫黄原子を含んだ「アミノ酸」の事です。

 

 

 

 

食品の性質は、食品に含まれているミネラルによって決まるので、硫黄を含む「含硫アミノ酸」は酸性になります。

 

 

 

 

酸性・・・塩素・リン・硫黄

 

 

アルカリ性・・・カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム

 

 

 

ただし、「含硫アミノ酸」について、分かりやすくて詳しい情報はなかなか見つかりません。

 

 

 

「アミノ酸」は他にもたくさんあるので、「他のアミノ酸」の性質はどうなんだろう?という疑問も残ります。

 

 

 

 

また「含硫アミノ酸の酸によって、どこが酸性化するのか」も曖昧でした。

 

 

 

 

「酸性食品」が体に与える影響について答えを出すつもりでしたが、調べてみると、情報の質がイマイチなので、結論は保留にすると前回お話しました。

 

 

 

酸性食品とアルカリ性食品の定義と影響について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

「酸性食品は危険だ」と思っている人は多いので、本記事では、別の視点から

 

 

 

 

本当に「動物性タンパク質」の大量摂取が原因で、それに多く含まれている「含硫アミノ酸」によって血液が酸性化して、「骨粗鬆症」やその他の慢性疾患になるのか?

 

 

 

 

…を考察します。

 

 

 

 

こんな時は結果を見るのが一番です。

 

 

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タンパク質の大量摂取で骨粗鬆症になるという話は本当なのか?

 

 

「含硫アミノ酸」を多く含む動物性のたんぱく質をたくさん摂取して、その結果どうなるか…という現実をみてみます。

 

 

 

 

以下の江部医師の記事が参考になります。

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 高タンパク食とカルシウム』より引用

 

 

今回は、高タンパク食と骨粗鬆症の問題です。

 

 

1968年にWachman and Bernsteinが「内因性酸仮説」において、『高タンパク食を摂取すると、タンパク質代謝によって作られた酸を緩衝するために骨のカルシウムが利用されるため、骨粗鬆症になりやすく尿中のカルシウムも増加する』 と提唱しました。

 

 

あくまで仮説に過ぎず、証明された訳ではないのですが、かなり一人歩きしてしまいました。いろんなブログで、高タンパク食の害を説明しようとする時には、よくこの仮説が引用してあります。

 

 

まあ、世界中でこれを巡って、その後30年以上論争が続いてきました。実際、研究によってはこの仮説を支持するようなものもありました。

 

 

しかし、一方で高タンパク食が骨粗鬆症の予防や、大腿骨頭骨折予防に益があるという研究もたくさんありました。

 

 

こういった歴史的状況を背景に、この論争に決着をつけるような研究論文を今回発見しました。(*1 巻末の英文の文献です)

 

 

 

572人の女性と388 人の男性(55–92才)を4年間観察した研究です。

 

 

 

『食事中のタンパク質が、骨粗鬆症を予防するのか、障害するのか、過去の研究では両方あって、はっきりしない。それでこの研究を行った。

 

 

結果:動物性タンパク質は成人女性においては、骨の健康を守る役割がある。

 

 

一方、植物性タンパク質は、骨カルシウム量には両性で無関係である。

 

 

結論:動物性タンパク質の摂取量が多いほど、少なくとも成人女性では、統計的に有意差をもって、骨の健康に役立つ』

 

 

他の研究者の42の論文にこの論文が引用してあり、評価が高いことを示しています。

 

 

私の結論です。

 

 

女性では動物性タンパク質で骨粗鬆症が予防できる可能性が高まりました。男性では、予防できるかどうかわかりませんが、少なくとも骨粗鬆症の悪化は考えにくいです。

 

 

 

これはかなり古い情報ですが、随分昔から安全性が分かっていたようです。

 

 

 

次に、「動物性のタンパク質」に限ったわけではないのですが、プロテインの摂取で骨はもろくならないという話を紹介します。

 

 

 

 

プロテインの摂取と骨への影響

 

 

 

「プロテイン」とはタンパク質のことです。

 

 

 

プロテインは、動物性の「ホエイ・プロテイン」、「ガゼイン・プロテイン」と、植物性の「ソイ・プロテイン」があります(※他にもありますが、よく知られているのはこの3つです)。

 

 

 

 

『リハビリmemo プロテインは骨をもろくする?〜最新の研究結果を知っておこう』より引用

 

 

プロテインやステーキなどの動物性タンパク質は消化される過程で酸を生成します。

この酸には体内のカルシウムを尿中に排泄する作用があります。

 

 

このようなメカニズムは2000年ごろから提唱され「酸性食仮説(The acid-ash diet hypothesis)」と呼ばれています。

 

 

2008年に報告されたメタアナリシスでは、酸性食の量とカルシウムの排泄量が相関していることが示されました(Fenton TR, 2008)。つまり酸性食を食べれば食べるほど、カルシウムが排泄されてしまう可能性が示唆されているのです。

 

 

 

酸によってカルシウムが排泄されると、骨の形成と吸収のバランスが崩れ、骨がもろくなります。これがタンパク質を取りすぎると骨がもろくなると言われる根拠になっています。

 

 

 

そこで議論になったのが、動物性タンパク質のひとつである乳清タンパク質からつくられるプロテインによる骨への影響です。プロテインによる高タンパク質の摂取が骨の形成を妨げるという意見があったのです。

 

 

 

このような背景から、サウスダコタ州立大学のバラードらは、6ヶ月間のプロテイン摂取による骨への影響について検証しました。

 

 

 

バラードらはトレーニング経験のない男女を被験者として、プロテインによるタンパク質補給を行うグループと同じカロリーの炭水化物を摂取するグループに分けました。プロテインを補給するグループは、通常の食事に加えて、42gのタンパク質(ホエイプロテイン)を1日2回摂取しました。

 

 

 

6ヶ月間、プロテインによるタンパク質摂取を行い、その前後で骨形成マーカーであるIGF-1が計測されました。

 

 

 

その結果は、これまでの仮説を覆すものでした。プロテインを摂取したグループは炭水化物を摂取したグループよりもIGF-1の値が有意に高くなることが示されたのです。

 

 

 

IGF-1が高くなるということは、骨形成が促進されたことを意味します。プロテインによるタンパク質の過剰摂取が骨の形成を妨げないことが示唆されたのです。

 

 

 

一部しか紹介していないので、続きは引用元を読んで下さい。

 

 

 

 

ホエイプロテインは「含硫アミノ酸」がしっかり含まれていますが、骨は脆くなりませんでした。

 

 

 

 

…ということは、やはりタンパク質の過剰摂取による酸によって、骨からカルシウムは過剰に溶けないようです。

 

 

 

 

どういうことでしょうか。

 

 

 

「含硫アミノ酸」によって生じる酸が大したことないのかもしれませんし、酸性化したのが血液ではなく尿だから…なのかもしれません。

 

 

 

 

真相は分かりませんが、結果を知ると、言われている程心配する必要がないことが分かります。

 

 

 

 

これは骨についてですが、この他にも、タンパク質をたくさん摂取すると体に負担がかかる…とよく言われています。

 

 

 

 

『PHYSIQUE ONLINE 1年間毎日 高タンパク質食を摂取すると、、、 NSCAカンファレンス』より引用

 

 

運動生理学やスポーツ栄養学において炭水化物の研究は多くされてきているのに対して、、『高タンパクの過剰摂取』について研究をしているのは、Jose Antonio氏と他にもう一人、世界で2人しか居ないそうです。

 

 

 

Jose Antonio氏は「最近、ソーシャルメディアが発達してきて、その中で何の検証もなく正しい知識も持たずに、タンパク質が腎臓に悪いだとか、クレアチンを飲むと痙攣を引き起こす、腎臓にも悪いなどと流す人達が沢山います。

 

 

 

また何も知らない素人がそういう記事を書き発信しているので、きちんと研究して発信している情報を覆い隠してしまっています。なぜならそのような研究をベースにした情報はとても少ないからです。

 

 

 

国際スポーツ栄養学会(ISSN)では、栄養の真実を伝えるべく力を尽くしています。そういう誤解に惑わされないで下さい。

 

 

高タンパク質食を1年以上続けても有害ではなく、むしろ主な栄養素としてタンパク質を考えるべきであると考えます。」と語ります。

 

 

(中略)

 

 

Jose Antonio氏の研究は、アメリカでアジア人を含む様々な人種を用いて実験や検証をされています。

 

 

 

日本人だから、タンパク質の量は少ない方が良いという理由は思い浮かばないとのことでした。

 

 

体を鍛えている方々は特に、1日体重1kgあたり3gのタンパク質摂取を目安に体づくりを目指してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

実験や検証は大事ですね。

 

 

 

 

 

さて、「酸性食品」という分類のせいで、「含硫アミノ酸」に対して、悪いイメージを持ってしまった人もいるかもしれません。

 

 

 

 

だとしたら、もったないです。

 

 

 

 

「含硫アミノ酸」についての情報は少ないですが、分かっているだけでも、かなり重要な栄養素なので、一応メリットも紹介しておきます。

 

 

 

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含硫アミノ酸の働き

 

 

 

「含硫アミノ酸」である、「メチオニン」や「システイン」を分解して生じた酸が酸性化の原因だ

 

 

 

…等と言われると、これらは体に悪い物質のような気がします。しかし、この「含硫アミノ酸」には重要な働きがあるのです。

 

 

 

 

『整体&ピラティス【PEFORMER 逗子院】ウオノメを根本的になおすには』より引用

 

 

ウオノメは、皮膚の結合組織の異常です。

 

 

一般に、結合組織の構成物質は、タンパク質コラーゲン、粘質多糖体コンドロイチン硫酸、同じくヒアルロン酸などです。

 

 

 

コンドロイチン硫酸など多糖体の生合成には、ビタミンAが関わっています。ですから、ビタミンAが不足すると、コンドロイチン硫酸が不十分になるはずです。

 

 

ウオノメは、たぶん、卵もバターも嫌いな人に、できやすいでしょう。

 

 

卵は酸性食品だからよくない、肉もそうだ、などという話をする人がいます。お互い何を食べようと自由なのですから、卵に難癖をつけてこれに手を出さない人がいて、一向に差し支えありません。しかし、この点について一言しておきます。

 

 

卵を酸性食品として排斥する根拠は、それがイオウを含んでいるために、硫酸をつくることにおかれているようです。

 

 

私たちが、口に入れる栄養物質のうち、イオウの給源として重要なものは含硫アミノ酸です。これにはメチオニンとシステインの二つのアミノ酸があって、前者は必須アミノ酸です。

 

 

システインはタンパク質に含まれているわけですが、メチオニンからもつくられます。

 

 

卵は含硫アミノ酸に富むがゆえに、酸性食品の汚名を着せられているわけです。

 

 

 

しかし、含硫アミノ酸がなくては、結合組織を構成するコンドロイチン硫酸がつくれず、結局、少なくとも粘膜や骨などに弱点があらわれることを免れません。

 

 

 

そうかといって、含硫アミノ酸を大量にとればとるだけ、結合組織が強くなる、というものでもありません。

 

 

 

要は、必要な量の含硫アミノ酸が、果たして摂れているかどうか、の問題です。栄養学者の常識として、日本人の食習慣では、含硫アミノ酸が不足しています。

 

 

 

レモンの防カビ剤OPP(オルト・フェニール・フェノール)が有害添加物として告発されていましたが、このようなフェノール類は硫酸との結合によって解毒されます。この「硫酸抱合」にビタミンAが一役買っていることを付け加えておきます。

 

 

 

保存料や色素のうちには、酸化されてフェノールになるものが多いです。これは、ビタミンAの媒介によって硫酸と結合し、無害の物質として排出されます。

 

 

 

システインが重金属と結合してそれを排出し、遊離基を補足して突然変異を防止し、酸化して活性を失ったビタミンEを回復させることなども、見逃せない現象です。

 

 

 

 

日本人の食習慣は、「含硫アミノ酸」が不足している…とありますが、その通りのようです。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 三石理論 タンパク質論』より引用

 

 

含硫アミノ酸は、とりわけ不足しがちなアミノ酸である。

 

 

 

人間の要求にこたえるだけの量の含硫アミノ酸をもつ食品は、卵と鶏肉だけである。

 

 

といっても、鶏肉は全くすれすれ、卵は50%程度の余剰をもっている。

 

 

 

「卵」の項では、私は強く卵をおしたつもりである。その根拠は、卵がありあまる含硫アミノ酸をもつことにあった。卵をおいてほかには、このような食品はないのである。

 

 

われわれになじみのある食品、すなわち、米、小麦、豚肉、牛肉、牛乳、ジャガイモ、トウモロコシ、うどん、そば、チーズのどれを見ても、含硫アミノ酸が不足している。

 

 

ここに卵をまぜれば、これらの食品の含硫アミノ酸不足が補われ、その総タンパクのプロテインスコアーは向上することになる。卵を敬遠することは、少なくともタンパク質の利用率に着目する場合、まちがいなく損である。

 

 

 

 

次は、「メチオニン」と「システイン」のそれぞれのメリットについてお話します。

 

 

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メチオニンとシステインの働き

 

 

 

メチオニンのメリット

 

 

 

「メチオニン」は、自分で合成する事ができないので、食品から摂らなければならない「必須アミノ酸」の一つです。

 

 

 

『アスリートのための最新栄養学(上)~三大栄養素編 / 著者:山本義徳』より引用

 

 

〇メチオニン

 

 

メチオニンはシステインと同じように「硫黄」を含むため、「含硫アミノ酸」と呼ばれます。

 

 

またタンパク質の構造のところで紹介した通り、「開始アミノ酸」でもあります。

 

 

メチオニンは体内でシステインになるほか、カルニチンやタウリンを合成するのにも必要となります。

 

 

メチオニンは「抗脂肪肝栄養素」でもあり、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎます。(※206)

 

 

またアセトアミノフェン中毒による肝障害の予防にも役立つようです。(※207)

 

 

ここでは詳しく言及しませんが、メチオニンのもっとも重要な機能は「メチル化」です。メチル化というのは様々な物質にメチル基を提供するということで、アミノ酸やDNA、RNAなどをメチル化することは体内の代謝において非常に重要な役割を果たします。

 

 

メチオニンはSアデノシルメチオニン(SAMe)となることで、メチル基供与体(メチルドナー)となります。

 

 

(173~174p)

 

 

「カルニチン」とは、脂肪をエネルギーに変換する時に必要な栄養素です。

 

 

「メチオニン」が多く含まれている食品は、黒マグロ、鶏むね肉、豚ロース…等です。

 

 

働きをまとめます。

 

 

  • 開始アミノ酸

 

  • カルニチンやタウリンの合成に関わる

 

  • 抗脂肪肝栄養素

 

  • メチル化

 

 

 

システインのメリット

 

 

 

「システイン」は、「メチオニン」から合成できる「非必須アミノ酸」です。

 

 

 

その為、「メチオニン」が不足すれば、「システイン」も不足する事になります。

 

 

 

『アスリートのための最新栄養学(上)~三大栄養素編 / 著者:山本義徳』より引用

 

 

〇システイン

 

 

次にシステインです。この含硫アミノ酸はホエイプロテインのメリットとしてこれまで何度か言及してきました。

 

 

なおシステインが2分子結合するとシスチンになります。

 

 

血漿中のシステイン量が全身のタンパク質代謝の制御剤となっている可能性があり、血漿中に存在する非必須アミノ酸の量は、肝臓におけるシステイン(とシスチン)の硫酸塩への異化を通じて制御されているようです。

 

 

アミノ酸が分解されて尿素が産生されると、血漿中アミノ酸レベルが低下し、そして異化反応が起こります。

 

 

異化によりシステイン(とシスチン)が放出され、それをシグナルとして肝臓での尿素産生がダウンレギュレート(低下)されるようです。

 

 

特に癌のように異化によって筋肉が減る場合、システインがそれを防ぐ可能性があります。(※219、※220)

 

 

またシステインの効果で有名なのが美白作用です。これはチロシナーゼという酵素を阻害して、チロシンからメラニン色素がつくられるのを邪魔する作用を持っています。(※221)

 

 

国内ではシステインは「医薬部外品」となっており。美白の為のシステイン摂取量としては1日に240mg程度となっています。

 

 

しかしホエイプロテインを1日に100gも飲めば、その中に含まれるシステインは何と3300mgにもなります。ホエイを飲めば美白にも良いということです。

 

 

また前述のとおり、システインにはSH基(チオール基)があり、重金属の解毒などを受け持ちます。

 

 

(175~176p)

 

 

 

重金属の解毒については、こちらにも詳しく書かれています。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 三石理論 タンパク質論』より引用

 

 

現代の特性として、ストレスのほかに汚染物質がある。

 

 

有害な化学物質の処理をひきうけるのは主として肝臓だが、これの機能を保たせるためにはタンパク質が十分になければならない。

 

 

薬物代謝に必要なニコチン酸(ナイアシン、B3)は、タンパク質に含まれるトリプトファンから誘導される。

 

 

 

公害時代には高タンパク食を、といって過言でないはずだ。

 

 

公害といえば、有機水銀、六価クロム、鉛などが思いおこされるだろう。

 

 

これらの重金属は、システインという含硫アミノ酸につかまって、毛や爪にはいったり、尿に捨てられたりする。含硫アミノ酸をふくむタンパク質は、重金属公害には重要な役割をもっている。(三石巌、全業績ー12、より)

 

 

 

こうして有害物質から守ってくれているわけです。

 

 

 

システインは、タンパク質の立体構造を保つ役わりがあります。

 

 

 

 

髪や爪や肌の合成にも関わっていたり、「タウリン」や「補酵素CoA」の成分にもなります。

 

 

 

また、飲酒によって増えた「アセトアルデヒド」を代謝する時や、疲弊した目を修復する時に消費されます。なので、消費しやすいアミノ酸です。

 

 

 

働きをまとめます。

 

 

 

  • タンパク質の立体構造を保つ

 

  • タウリンや補酵素CoAの成分

 

  • 髪、爪、肌の合成

 

  • 美白作用

 

  • 重金属の解毒

 

  • アセトアルデヒドの代謝に使用

 

  • 目の修復に使用

 

 

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酸性食品の問題

 

 

 

「含硫アミノ酸」の働きを知ると、「酸性食品」である事を理由に避けるのは、マイナスだという事が分かります。

 

 

 

ここまで、「酸性食品によって血液が酸性化する」という説について、「手に入る情報」や、「現実に起こる結果」を元に考えてきました。

 

 

 

 

「動物性タンパク質の過剰摂取によって、骨が脆くなっていない事実」から考えると、血液が酸性化しているとは考えにくいです。

 

 

 

していたら、本当に骨が溶けると思います。

 

 

 

 

しかし、分からない事もあるので、分かり次第書き足していきます。

 

 

 

 

「酸性食品によって酸性化する」という話には、2通りありました。

 

 

 

  • 酸性食品を食べると血液が酸性化する

 

 

 

  • 酸性食品を食べると尿が酸性化する

 

 

 

 

前者は答えが見えたので、

 

 

 

次からは後者、高尿酸血症、痛風関連の情報にある「尿をアルカリ化させない食品を摂取しましょう(つまり酸性食品を避けましょう)」…という話に焦点を当てます。

 

 

 

 

主張している事は似ていますが、内容は別物です。

 

 

 

 

この説が問題としている「尿が酸性化した場合の問題点」は、「尿酸 にょうさん」が排泄されにくくなる事です。

 

 

 

「尿酸」は名前が紛らわしいので、「尿のpH」と混同してしまいそうですが違います。

 

 

 

 

「尿酸」は、「プリン体」を肝臓で分解して最終的にできた物質です。なので、一般的に「ゴミ」とか「燃えカス」と定義されている事が多いです。

 

 

 

 

 

尿酸・・・プリン体の最終代謝産物(燃えカス)

 

 

 

 

「プリン体」は、食べ物から2~3割摂取しますが、体内で7~8割作られます。

 

 

 

 

「尿酸」は腎臓に運ばれて、再吸収され、尿として排泄されます。

 

 

 

ただし、尿のpHが酸性だと溶けにくい性質があるので、尿が酸性だと排出されにくくなります。

 

 

 

「尿酸」が排泄されなくなると、血中の尿酸の濃度が上がり、それが慢性化すると痛風の原因になる…といった流れになります。

 

 

 

 

 

 

尿を酸性化させる食べ物(肉等)の過剰摂取

 

 

尿の酸性化

 

 

尿酸(プリン体の最終代謝産物)が排泄されにくくなる

 

 

血液中の尿酸値が高くなる(高尿酸血症)

 

 

高尿酸血症が続いて、尿酸が結晶化すると痛風になる

 

 

 

 

 

ちなみに「尿酸」の値は、血液検査で測れます。

 

 

 

 

「肉の過剰摂取による酸性化」を追っていくと、血液ドロドロや、骨粗鬆症の他に、様々な不安要素がみつかります。「尿酸」の問題もその一つです。

 

 

 

なので、次回はこの問題に焦点を当てます。

 

 

高尿酸血症の原因と問題について分かりやすく説明してみたへ続く

 

 

 

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