カテゴリー:分かりやすいシリーズ

 

電磁波とは、電気磁気 からできた の事を言います。

 

 

 

 

以下は、総務省のHPで公開されている電磁波のイラストです。

 

 

 

『総務省 電波の人体に対する影響』より引用

 

 

 

 

 

このように、複数のものが電磁波に該当しており、「周波数」や「波長」によって、呼び名が変わります。

 

 

 

電磁波について知ろうとすると、それを表す専門用語や、単位や、数字が出てくるので、

 

 

関わりたくない と思うのは私だけではないはずです。

 

 

 

避けて生活したかったのですが、電磁波による有害性を知った以上は、この問題について多くの人に関心を持ってもらいたいと思っています。

 

 

 

そこで、数字、計算嫌いの私でも分かるように、電磁波にはどんなものがあるかを説明します。

 

 

まずは、全体像からです。

 

 

 

周波数や波長の単位について

 

 

先ほどもお話したとおり、電磁波は 周波数 波長の長さ によって呼び名が変わります。

 

 

 

 

 

波長とは

 

 

波 です。

 

 

波、一回です。

 

 

 

 

波が、一回振動した時に、進む距離の事を 波長 と言います。

 

 

 

 

 

波長は、波の山→山、あるいは、谷→谷までの長さなので、単位はメートルで表します。

 

 

 

波長 = 波の幅(一回の振動で進む距離)

 

 

 

電磁波は、波長の長さによって分類されています。

 

 

 

 

 

大雑把ですが、波長が長い方から「電波」、「光」「放射線(X線・ガンマ線)」と呼ばれます。

 

 

 

 

これらは、波の回数が違います。

 

 

 

 

周波数とは

 

 

次の図を見て下さい。

 

 

 

左から右までの長さを、「1秒」とします。

 

 

 

 

 

1秒間に「波が振動する回数」のことを「周波数」と言います。

 

 

 

単位はヘルツ(Hz)です。

 

 

これはドイツの物理学者、ハインリヒ・ルドルフ・ヘルツ(Heinrich Rudolf Hertz)の名前です。

 

 

 

1秒間に、波の数が1回の場合、周波数は1Hz。

 

 

 

 

1秒間に、波の数が2回の場合、周波数は2Hz。

 

1秒間に、波の数が4回の場合、周波数は4Hz。

 

 

 

 

周波数 = 一秒間に波が振動する回数

 

 

 

2Hzよりも4Hzの方が、波の数が多い(周波数が高い)です。

 

 

しかし、「波の数」が増えると、「一つの波のサイズ」は短くなります。

 

 

 

 

従って、周波数が高く(波の数が多く)なると、波長は短く(一つの波の距離は短く)なります。

 

 

ここまでが「波長」と「周波数」の話になります。

 

 

 

電磁波は以下のように、波長が長い方から「電波」、「光」「放射線(X線・ガンマ線)」と分類されているわけですが、

 

 

 

 

次はそれぞれを、ざっくり解説します。

 

 

 

電磁波の一種である電波

 

 

まずは、電波について説明します。

 

 

電波は、「光」や「放射線」と比較すると、周波数が低く、エネルギーも小さいです。

 

 

 

具体的に言うと、周波数が「3THz以下の電磁波」が「電波」です。

 

 

 

最大が3THzなので、周波数がそれ以上高くなると「光」になります。

 

 

 

電波は、いくつかに分類されています。周波数が高い順から。

 

 

 

【周波数が高い ↑ 】

 

 

 

 

【周波数が低い ↓ 】

 

 

 

 

極・超・短波、センチ波、ミリ波、サブミリ波 が「マイクロ波」になります。

 

 

図によっては、サブミリ波が含まれていないものもあります。

 

 

 

 

電波の伝わり方の特徴

 

 

周波数が低い(波長が長い)と、地球の丸みに沿って、遠くまで伝わります。

 

 

反対に、周波数が高い(波長が短い)と、直進性が強くなります。障害物によって吸収・錯乱されるので、遠くまで届きにくくなります。

 

 

そのかわり、送れる情報量が多くなるというメリットがあります。

 

 

身近なもので具体例を出します。

 

 

 

5Gの特徴

 

 

5Gのサービスが開始されました。

 

 

5G(Generation:世代)は、第5世代移動通信システムとも言います。

 

 

 

今までの 4G の周波数は、極超短波 に属しています。

 

 

 

これよりも周波数が高いのが、5Gです。

 

 

 

5Gは、「ミリ波」と「sub-6(マイクロ波に属している)」の2種類があります。

 

 

 

  • ミリ波

 

  • sub-6

 

 

 

 

「sub-6(サブロク、サブシックス)」は、6GHz未満の、比較的低い周波数帯なのですが、「ミリ波」はこれより高くなります。

 

 

 

読者さんに教えていただいたのですが、よりヤバいのは後者です。

 

 

 

当分は「sub6」が中心で、4Gのような使い方するようですが、どちらにせよ、周波数は高くなるので注意が必要です。

 

 

 

5Gの周波数は、人体に害がない

 

 

 

...等という人もいますが、この論調は、周波数だけに注目させるミスリードです。

 

 

 

「電磁波を発生させる物」からの距離を考える事も重要だからです。

 

 

 

例えば、私の部屋は、近所からのWi-Fiが、結構な数飛び交っています。でもこのくらいだと、まだ平気です。

 

 

 

しかし、Wi-Fiの親機を購入して使ったところ、一日経たないうちに、体がおかしくなりました。

 

 

 

原因は距離です。

 

 

 

近所からくるWi-Fiの電波は、どれも親機からは距離が離れています。それに対し、自宅は近距離になるので、影響が出たと考えられます。

 

 

ちなみに、親機の接続を外すと、体は元に戻りました。

 

 

私はガラケーなので、基本的にWi-Fiは必要ないですし、パソコンは有線なので、今は平穏です。

 

 

詳しい事は、こちらの記事で説明しています。

 

体調不良が電磁波によって悪化。気づいて対策するまでの過程。

 

 

この距離の問題は、基地局にも当てはまります。

 

 

 

4G程度の周波数だと、基地局から扇状に広がって、数kmの範囲に届くようです。

 

 

 

しかし、5Gでは、周波数が体に良いかどうかは置いておいて、直進性が高くなります。

 

 

 

直進性が高いと、障害物を超えられないので、電波が届きにくくなるのです。

 

 

 

その為、届く距離は短くなり、km程になります。

 

 

 

つまり、こういう事です。

 

 

 

4Gでは、1個の基地局でまかなえていたエリアに、

 

 

 

5Gでは、数倍もの基地局や、スモールセル(小さな基地局)の設置が必要になってきます。

 

 

 

参考:5Gとは?仕組みをわかりやすく解説!4Gとの違いと今後変わること

 

参考:5G 電磁波から子どもたちの未来を守ろう!

 

 

 

 

仮に、5Gが「大した事がない周波数」だったとしても、基地局を4Gよりも近距離に、複数設置されたら、今より環境が悪くなることは間違いありません。

 

 

 

 

生体は、よほどひ弱でない限り、ある程度なら、「不自然な状態」にも耐える事ができます。それは事実です。

 

 

 

 

しかし、電磁波をここまで集中的に浴びる状態は、全ての生体にとって、不自然を通りこして、異常な状態である事は間違いありません。

 

 

 

 

それも、たまに少し...ではなくずっとです。

 

 

 

 

電磁波の害を否定する人は、「有害だという証拠や根拠が見つかっていない」...等と言っていますが、

 

 

 

これ、証明が必要ですかね?

 

 

 

「不自然過ぎる状態」を続ければ、体に負担がかかることぐらい、小学生でも分かります。

 

 

 

例えば、糖質は毒性が強いですが、たまにちょっと食べるくらいなら、そんなに問題ありません。回復もできますし、その方法もあります。

 

 

 

しかし、その「体が耐えられるわずかな量」がある事を理由に、「基本的に毒性はない」かのように定義づけて、浴びるように食べるから、体が耐えきれなくなって、慢性疾患になる人が後を絶たないのです。

 

 

 

糖質と電磁波・・・扱う問題は違いますが、手口は同じです。

 

 

 

ここで、極超短波(4G)、マイクロ波(sub-6)、ミリ波 ...それぞれの用途について、紹介しておきます。

 

 

 

 

極超短波の主な用途は、テレビ放送(デジタル)、携帯電話、無線LAN・レーダー、GPS

 

 

マイクロ波の主な用途は、固定無線通信、衛星通信、衛星放送、無線LAN・レーダー携帯電話(5G以降)

 

 

ミリ波の主な用途は、レーダー、電波天文、衛星通信、固定無線アクセス通信

 

 

 

参考:「電波と光」のことが一冊でまるごとわかる本 / 著者:井上伸雄

 

 

 

レーダーといえば、以下のような健康被害があります。

 

 

『HANKYOREH [ルポ] 強い電磁波放つ京都経ヶ岬THAADレーダー基地』より引用

 

 

 

日本政府「健康被害はない」とし

 

30億円の補助金で自治体の口封じ

 

3000キロメートルまで探知できるレーダーの強力な電磁波

 

「徐々に現れる健康被害の証明は困難」

 

3万4000坪の敷地に広々とした開豁地必要

 

韓国に配備される場合、日本よりも苦情多い可能性も

 

 

 

 

しかし、米軍のこのような戦略的な意図とは関係のない地域住民にとって、レーダーの設置は「寝耳に水」のような出来事だった。

 

 

永井事務局長は「住民の意見集約も全く行われないまま、ここの人々は、2013年2月の新聞記事を通じてレーダー配備の事実を突き付けられた」と述べた。

 

 

以降レーダーの設置に反対する住民は、「有志の会」などを組織して反対運動を展開したが、結局日米政府間の合意事項が覆ることはなかった。

 

 

ここでレーダーが稼働されてから6カ月間、住民たちは大小の被害を訴えてきた。

 

 

最大の懸念は、3000キロメートル以上の距離のミサイルまで探知できるXバンドレーダーが放つ強力な電磁波による健康・環境被害だ。

 

 

他にも発電機から発生する低周波騒音による被害を訴えている人も多い。

 

 

基地から300メートル離れた大輪町で会ったある住民は、「基地周辺に行くと、嘔吐とめまいを感じると訴える人々がいる。

 

 

夜には多くの人々が発電機の騒音でよく眠れない」と話す。

 

 

電波の周波数は、最大が3THz(テラ・ヘルツ)です。

 

 

それ以上高くなると「光」になります。

 

 

 

電磁波の一種である光

 

 

光には、目に見える光と、目に見えない光があります。

 

 

 

周波数が高い順から

 

 

 

 

放射線

 

【周波数が高い ↑ 】

 

 

 

 

【周波数が低い ↓ 】

 

電波

 

 

 

 

 

 

波長(一つの波の長さ)は、短くなる程、エネルギーが高くなります。

 

 

 

光も同様です。

 

 

それぞれの光について簡単に説明します。

 

 

 

赤外線

 

 

 

赤外線は、物質に吸収されて、熱エネルギーになりやすいです(物を温める作用)

 

 

赤外線は2つに分けられます。

 

 

 

  • 近赤外線

 

  • 遠赤外線

 

 

 

 

※性質が可視光線に近い「近・赤外線」は、赤外線カメラ、通信等に利用されています。

 

 

 

可視光線

 

 

 

可視光線は、目の網膜を刺激します。その結果、色々なものを見る事ができます。

 

 

当ブログでも以前紹介した、LEDから出るブルーライトは、可視光線の中で、最も波長が短いです。

 

 

強いエネルギーを持っているので、長時間見続けるのは、できるだけ控えた方が良い光です。

 

 

 

その理由の一部を紹介します。

 

 

 

  • 角膜や水晶体で吸収されないので、網膜まで到達する(目も頭も痛くなる)。

 

 

  • 体内時計が乱れるので、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼす。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに波長が短くなると、紫外線になります。

 

 

 

 

紫外線

 

 

 

紫外線は、周波数が高く、エネルギーが高いです。このあたりになると、長時間浴びると、有害性が強くなります。

 

 

例えば、日焼けや皮膚がんの原因になります。でも、その毒性は、殺菌用に使えます。

 

 

 

一応言っておくと、紫外線を浴びる事によって、体内で「ビタミンD」を作ることができるので、100%有害というわけではありません。

 

長時間浴びるのがよくないということです。

 

 

 

ここまでが「光」です。

 

 

 

次は、光よりさらに周波数が高くて、エネルギーが高い放射線です。

 

 

ここまでくると、完全に危険なイメージですね。

 

 

 

電磁波の一種である放射線

 

 

放射線には、以下のような種類があります。

 

 

 

 

このうちの、ガンマ線 エックス線 が電磁波にあたります。

 

参考:家庭用放射線測定器 AIR COUNTER 放射線の基礎知識

 

 

 

 

 

【周波数が高い ↑ 】

 

 

 

【周波数が低い ↓ 】

 

 

 

 

 

  • エックス線・・・原子や装置で発生。レントゲン等

 

  • ガンマ線・・・原子核から発生

 

 

 

ここで、「放射線」について説明します。

 

 

 

放射線とは

 

 

 

放射線とは、以下2つの総称です。

 

 

高い運動エネルギーをもって流れる物質粒子

 

(アルファ線、ベータ線、中性子線、陽子線、重イオン線、中間子線などの粒子放射線)

 

 

高エネルギーの電磁波

 

(ガンマ線とX線のような電磁放射線)

 

 

 

シンプルに考えるとこうです。

 

 

 

 

 

放射線には、物質を電離する作用があります。

 

 

 

電離作用とは、放射線が原子を通過する時に、「電子を弾き飛ばして離してしまう」働きの事です。

 

 

 

電子と原子について、掘り下げます。

 

 

 

電子とは

 

 

物質を分解していくと、「分子」になります。

 

 

その「分子」をさらに分解していくと、「原子」になります。

 

 

 

 

物質と分子と原子

 

 

 

水を例に。

 

 

水は分解していくと、「H2O」という「分子」になります。

 

 

H・・・水素

 

O・・・酸素

 

 

 

水分子「H2O」を分解すると、水素(H)が2つ、酸素(O)が1つに分けられます。

 

 

その1つ1つが「原子」です。

 

 

 

 

以下が原子の構造です。「水素原子」と「ヘリウム原子」を例にします。

 

 

 

 

水素原子とヘリウム原子の構造

 

 

 

 

ここで、「電子(エレクトロン)」がでてきました。

 

 

 

原子の中心にあるのは、「陽子 (プロトン)」と「中性子 (ニュートロン)」です。

 

 

そして、その周囲を衛星のように「電子」が回っているわけです。

 

 

 

ただし、「水素原子」は、「中性子」がない原子です。

 

 

 

「中性子」は電荷がゼロで、プラスでもマイナスでもない中性。

 

 

「陽子」はプラスで、「電子」がマイナスです。

 

 

 

日本人の感覚からすると、「陽」がプラスなら、マイナスは「陰」のはずですが、マイナスは「陰子」ではなく「電子」という名前がつけられています。先にマイナスの電子が発見されて、その後で「陽子」と「中性子」が発見されたから・・・という理由らしいですが、分かりにくいから名前を整備して欲しいですね。

 

 

 

 

ちなみに、「電子」の数と「陽子」の数は同じです。

 

 

 

  • 水素原子・・・電子1つ、陽子1つ

 

  • ヘリウム原子・・・電子2つ、陽子2つ

 

 

 

 

イオンとは

 

 

「原子」は電気的に中性です。

 

 

プラスの「陽子」と、マイナスの「電子」の数が同じだからです。

 

 

 

しかし、元々は電気的に中性でも、電子の数が変わって、マイナスかプラスの電荷をおびると、原子は「イオン」になります。

 

 

 

イオンには「陽イオン」と「陰イオン」があります。

 

 

 

陽イオン

 

 

 

 

陽イオン

 

 

元々は電気的に中性でも、何らかの原因で「電子(マイナス)」を失うとします。すると、「陽子(プラス)」の数が勝つので、原子は全体としてプラスの電気を帯びます。

 

 

 

これを「陽イオン」と言います。

 

 

 

「陽イオン」は、記号の右横に小さく「+」を書きます(※ちなみに、電子を2個失った場合は「2+」と書きます)

 

 

 

水素原子は、中性子がなく陽子(プロトン)が1つしかありません。従って、電子を失ってしまうと陽子だけになります。

 

その為「水素イオン(H+)」のことを「プロトン」と呼ぶことがあります。

 

 

 

 

陰イオン

 

 

 

「電子」は失うこともあれば、増えることもあります。

 

 

 

陰イオン

 

 

 

元々は電気的に中性でも、何らかの原因で「電子(マイナス)」を受け取るとします。すると、「電子(マイナス)」の数が勝つので、原子は全体としてマイナスの電気を帯びます。

 

 

 

これを「陰イオン」と言います。

 

 

 

「陰イオン」は、記号の右横に小さい「-」を書きます(※ちなみに、電子を2個受け取った場合は「2-」と書きます)

 

 

 

 

電離作用

 

 

話を「電離作用」に戻します。

 

 

 

電離作用は、以下のように、「放射線が原子を通過する時に、電子を弾き飛ばしてしまう」働きの事です。

 

 

 

 

 

電子が弾き飛ばされてしまったので、残った原子は、プラスの電荷をもった原子(イオン)になります。イオン化と言います。

 

 

 

このような原子は、不安定です。

 

 

その為、安定した状態になろうとして、「他の原子」の電子を奪います。傘を取られた奴が、他の人の傘を取って帰る...みたいなもんです。

 

 

 

不安定な原子は、電子ドロボーになります。

 

 

 

この電離作用が、健康被害の最大の原因になります。

 

 

 

電離放射線 と 非電離放射線の違い

 

 

一般的に、「放射線」という言葉を使う時、電離放射線(でんり・ほうしゃせん)の事を言っています。

 

 

 

でも、周波数が低くて、「原子の中から電子を弾き飛ばすエネルギーを持たない(電離しない)」放射線もあります。

 

 

 

それを、非・電離放射線(ひ・でんり・ほうしゃせん)といいます。

 

 

 

その違いがこれです。

 

 

 

  • 電離 放射線・・・・エックス線、ガンマ線

 

  • 非電離 放射線・・・光・電波

 

 

人体に大きなダメージを与えるのは「電離作用」なので、それがない光や電波は、安全だと捉えられやすいのかもしれません。

 

 

 

 

放射線の単位

 

3.11の後、放射線測定器を購入した人は多いのではないでしょうか。

 

 

政府が「放射線は危険だ」と認めているし、メディアもその方向で情報を流しているからです。

 

 

 

一方、電磁波は、あまり問題ないかのような扱いなので、ほとんどの人は、電磁波測定器は買わないでしょう。私もその一人でしたが...。

 

 

 

しかし、空間が電磁波に汚染されている以上、今後は一家に一台、また、学校や職場にも必須であると断言します。

 

 

電磁波によって不調になっても、「気のせい」といって相手にしてもらえない確率が高いからです。

 

 

その場合、いつまでたっても原因が分からない...という状態になる可能性が高いので、客観的に分かるようなものはあった方がいいのです。

 

 

子供にICT教育をさせるなら、電磁波を長時間浴びるリスクを教えるのはもちろん、電磁波測定器を国が支給するべきと言っても過言ではありません。

 

 

ところで、電磁波測定器では、放射線を測ることはできません。放射線は放射線測定器を使って測ります。

 

 

電磁波測定器と放射線測定器では、測定の原理が異なっているからです。

 

 

 

放射線には、様々なものがあるので、色々な方法と単位で表されます。

 

 

 

ベクレルとか、グレイとか、シーベルト・・・等です。

 

 

 

終わりに

 

 

電磁波と呼ばれているものの、大まかな説明をしてきました。

 

 

 

本記事は、表や数字を見ただけで思考停止してしまう人が、少しでも興味を持ってくれたら・・・と思って書きました。

 

 

 

ネットや書籍等、複数の資料を参考にしましたが、情報源によって細かい分け方が違ったりしているので、その場合は、より認知度の高そうな方、数が多い方を選択しました。

 

 

 

私もまだ、勉強不足なので、間違いや分かりにくい部分があると思います。

 

 

 

気づき次第、訂正していくので、ご理解下さい。

 

 

ファイトケミカルは、第の栄養素として注目を集めています。

 

 

 

 

抗酸化作用、癌予防...といった様々な効能が紹介されていたり、

 

 

 

 

ファイトケミカルを摂取する為のレシピや、サプリメントもよくみかけます。

 

 

 

 

このような環境だと、病気予防や体質改善に積極的に取り入れようとしてしまいます。

 

 

 

 

しかし、本当にファイトケミカルは、言われているように病気予防や体質改善に効果があるのでしょうか?

 

 

 

 

メリットばかり強調されることが多いので、鵜呑みにする人は多いと思います。

 

 

 

しかし、なんとなくイメージがよさそうだから、とりあえず摂っておこう...というのは要注意です。

 

 

 

 

ファイトケミカルが体にどれほどの変化を与えるのか、私なりの見解をお話します。

 

 

 

まずは、ファイトケミカルの定義について説明します。

 

 

 

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ファイトケミカル(フィトケミカル)とは

 

 

 

ファイトケミカル(phytochemical)とは、植物性の化学物質という意味です。

 

 

 

「phyto」は、ギリシャ語で「植物」、ファイト、あるいはフィトと呼ばれます。

 

 

 

「chemical」は、英語で「化学物質」です。

 

 

 

 

「植物性の化学物質」とは、例えば、

 

 

 

 

 

野菜、果物、豆類、イモ類、ハーブ...といった、植物の色素、香り、アク、辛味、粘々、苦味...等に関与する成分です。

 

 

 

そのためか、独特の風味があったり、色が鮮やかだったり、癖の強い植物に含まれている場合が多いです。

 

 

 

バラエティに富んでいるので、人間の目線から見ると「色んな用途に使える便利な成分」です。

 

 

 

しかし、これらの成分は、植物にとっては武器に相当します。

 

 

 

 

動けない植物が外的から身を守る為に作り出している物質である...ということを忘れてはいけません。

 

 

 

 

 

ファイトケミカルは、薬の成分になったり、毒物や幻覚剤として利用されてきた歴史があります。

 

 

 

なので、体に良いものばかりではないのです。

 

 

 

次は、このファイトケミカルの、栄養素としての位置づけについてお話します。

 

 

 

ファイトケミカルは第7の栄養素

 

 

第7の栄養素であるファイトケミカルにスポットを当てる前に、まずは、栄養の種類や特徴について説明します。

 

 

 

以下がお馴染み、大栄養素です

 

 

 

  • 炭水化物(糖質+食物繊維)

 

  • タンパク質

 

  • 脂質

 

  • ビタミン

 

  • ミネラル

 

 

 

この5大栄養素は、代謝に関わっているので、生命維持に必要な栄養素です。

 

 

 

 

ただし、以下の点は注意して下さい。

 

 

 

 

「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」は、自ら合成することができないので、食事から摂取する必要があります。

 

 

 

 

これを「必須栄養素」と言います。

 

 

 

 

 

そして、「炭水化物」は、「糖質+食物繊維」のセットの事です。

 

 

 

 

「糖質」は、生命維持に必要ですが、その量はわずかで、過剰になると毒になります。また、「糖質」は「糖新生 とうしんせい」というシステムによって、合成することができるので「必須栄養素」ではありません。その為、食事から摂取する必要もありません。

 

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

「食物繊維」は、動物食性動物である人間の体に必要な栄養素ではありません。植物食性の消化器官ではない為、負担がかかるのです。しかし、腸内環境を重視する人達の間では、第6の栄養素...等と言われています。

 

 

 

 

ちなみに、第6の栄養素...と言われているものはいくつかあります。核酸、食物繊維...と人によって意見がバラバラです。

 

 

 

 

これらに続いて第7が「ファイトケミカル」...というわけです。

 

 

 

第6の時点で胡散臭いので、第7も同じように感じますが、とりあえず話しを先へ進めます。

 

 

 

第7の栄養素は、他の栄養素とは何が違うの?...と疑問を持たれたかもしれません。

 

 

 

決定的な違いについてお話します。

 

 

 

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ファイトケミカルの特徴

 

 

糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカル...

 

 

 

栄養素は数が多いのですが、大きく二つに分けて考えることをお勧めします。

 

 

 

  • 代謝に関係する栄養素

 

  • 代謝に関係しない栄養素

 

 

 

 

体にとって重要なのは前者です。これを上手く調節する事が、栄養療法の本質と言えます。

 

 

 

5第栄養素はこれに該当します。

 

 

 

しかし、「ファイトケミカル」は後者になります。

 

 

 

 

 

『Wikipedia ファイトケミカル』より引用

 

 

ファイトケミカルまたはフィトケミカル(英: phytochemical)は、植物中に存在する化合物であるとされる。

 

 

 

直訳すると植物性化学物質となり、化学的には毒物などすべてを含む植物中の化学物質全般を指すが。

 

 

 

一般的には「通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物」を意味する用語として使用されている。

 

 

 

このため、植物栄養素(しょくぶつえいようそ、英: phytonutrient)とも呼ばれる。

 

 

 

「ファイトケミカル」は、必須栄養素ではありません。

 

 

 

通常の身体機能維持には必要とされない

 

 

 

 

...とあるように、通常の代謝には不要なので、摂取しなくても問題なく、当然欠乏症もありません。

 

 

 

 

 

 

 

あったらいいけど、なくてもいい...

 

 

 

「ファイトケミカル」は、名前の響きから、なんだか凄いパワーがありそうですが、代謝に関係ない時点で、栄養素としての重要度は低いです。

 

 

 

 

ここがポイントです。

 

 

 

 

5大栄養素が本質なら、

 

 

 

「ファイトケミカル」は、それ以外の枝葉の栄養素です。もちろん、第6の栄養素と言われる「食物繊維」も同等です。

 

 

 

 

ファイトケミカルが重要ではない理由

 

 

 

健康を語る上で重要なのは、枝葉ではなく、本質である「代謝に関係する5大栄養素」です。

 

 

 

そして、5大栄養素が以下のような状態だと体に問題が起きます。

 

 

 

  • 糖質 過多

 

  • タンパク質 不足

 

  • 脂質 不足

 

  • ビタミン 不足

 

  • ミネラル 不足

 

 

 

 

例えカロリーが足りていても、このように栄養の質が悪い状態の事を「質的な栄養失調」と言います。

 

 

 

その結果、体の材料不足、エネルギー不足、代謝の悪化に繋がるので、慢性疾患になったり、そこまではいかなくても虚弱体質になったりします。

 

 

 

ちなみに、「バランスの良い食事」は、人間の体の構造を無視した栄養モデルなので、これを食べていると「質的な栄養失調」になります。

 

 

 

もちろん、「バランスの良い食事」をしている限り改善しません。

 

 

 

 

「質的な栄養失調」は、以下のようにして改善させます。食事だけに頼るのではなく、プロテインやサプリメントを使うと効果が速いです。

 

 

 

 

糖質過多 → 糖質を制限する

 

 

タンパク質不足 → タンパク質を補う

 

 

脂質不足 → 脂質を補う

 

 

ビタミン不足 → ビタミンを補う

 

 

ミネラル不足 → ミネラルを補う

 

 

 

 

 

一方、「ファイトケミカル」は、必須栄養素ではないので重要ではありませんし、摂らなくても「質的な栄養失調」には該当しません。

 

 

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ビタミン様物質との違い

 

 

 

わざわざ摂取する必要はないけど、なんだか重要な働きをしてくれそうな栄養素が「ファイトケミカル」です。

 

 

 

 

同じように、わざわざ摂取する必要はないけど、重要な働きをしている栄養素があります。

 

 

 

 

「ファイトケミカル」とごっちゃになってはいけないので、その栄養素の事も説明しておきましょう。

 

 

 

以下の物質を見て下さい。

 

 

 

  • α-リポ酸

 

  • カルニチン

 

  • ユビキノン

 

  • イノシット

 

  • コリン

 

 

 

 

健康食品の中に配合されていたりするので聞いた事があると思いますが、これらは「ファイトケミカル」ではなく、「ビタミン様物質」です。

 

 

 

 

「ビタミン様物質(ビタミン関連化合物)」とは、代謝に重要な影響を与えるけど、体内で合成することができる有機化合物の事です。

 

 

 

 

わざわざ摂る必要がない栄養素...という部分では「ファイトケミカル」と同じですが、代謝に深く関わっている点が決定的に違います。

 

 

 

要約します。

 

 

 

 

  • ファイトケミカル・・・代謝に不要・摂取する必要はない

 

 

  • ビタミン様物質・・・・代謝に必要・摂取する必要はない

 

 

 

 

「ビタミン様物質」は、「ビタミン」に似た生理作用を持ちます。両者は代謝に必要で、違いは合成できるか、できないかです。

 

 

 

こちらも要約します。

 

 

 

 

  • ビタミン・・・・・・代謝に必要、合成できないので摂取する必要がある

 

  • ビタミン様物質・・・代謝に必要、合成できるので摂取する必要はない

 

 

 

 

 

ビタミン様物質は合成できる...とはいっても、仮に、「合成が行なわれる臓器」が壊れていたり、「合成に必要な材料」が不足したら、不足します。

 

 

 

また、年齢と共に合成能力が衰える事も考慮します。

 

 

 

 

その場合は、代謝に必要な物質が不足するとマズいので、サプリ等で必要量を補うと効果的です。

 

 

 

ただし、値段的には ビタミン < ビタミン様物質 な感じがします。

 

 

 

 

以上のような理由から、「ビタミン様物質」は、不足に注意した方がいいと考えています。

 

 

 

 

一方、「ファイトケミカル」は、代謝にも関係なく、摂取の必要もないので、「不足している」と思い込んでうろたえる必要はないと考えています。

 

 

 

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ファイトケミカルを摂る場合の注意点

 

 

私は健康管理の為にサプリの使用を推奨しています。

 

 

 

プロテイン、ビタミン、ミネラル、そして、先ほど紹介したビタミン様物質です。

 

 

 

 

その為か、時々、「〇〇のサプリは飲んだ方がいいでしょうか」

 

 

 

 

...と聞いた事がないような成分が入った国産サプリについて質問してくる方がおられます。

 

 

 

 

その成分のほとんどは、「ファイトケミカル」に該当するものです。

 

 

 

 

 

ここでちょっと考えて欲しいのですが、

 

 

 

 

栄養状態が問題で体の調子が悪くなる場合、原因は、「代謝に関係している栄養素」の欠乏か、

 

 

 

 

「代謝に悪影響を与える糖質」を過剰に摂りすぎているから...と言い切っても過言ではありません。

 

 

 

 

つまり、「質的な栄養失調」の状態です。

 

 

 

 

決して、代謝に関係ない「ファイトケミカル」が不足することで、体に不具合が起きているわけではありません。

 

 

 

 

「聞いた事がないような成分」に依存して生きているわけではないからです。

 

 

 

 

ここを間違えないようにして下さい。

 

 

 

 

当ブログで紹介している「メガビタミン」や「メガプロテイン」は、栄養が不足しているから、足りるまで増量していきます。

 

 

 

不足しているからこそ、補うと効果を発揮するのです。

 

 

 

 

「ファイトケミカル」は夢の成分のようなイメージで宣伝されていますが、

 

 

 

本来必要でもない、不足してもいない、欠乏症が存在しない栄養素を無理して補うことが、そんなに重要な事なのか...よく考えて下さい。

 

 

 

 

効果が全くない...とは言いませんが、優先順位はかなり下の方です。

 

 

 

 

それを取り入れるより先にやるべき事があるでしょう...と言いたいです。

 

 

 

 

「代謝に関係する基礎的な栄養素」を整えずに、いきなり「ファイトケミカル」を選択しようとするのは、賢い判断ではありません。

 

 

 

 

むしろ、「ファイトケミカル」を摂取することで安心して、必須栄養素の欠乏や、糖質の過剰摂取をそのまま放置する方が問題です。

 

 

 

 

それに、代謝に関係する栄養素の改善を無視して、先に「ファイトケミカル」を補ったところで、効果はしれているでしょう。

 

 

 

...というのも、栄養の摂り方には、効果が上がる優先順位があるからです。

 

 

 

 

例えば、タンパク質不足のまま、ビタミン、ミネラルをたくさん摂取しても効果が半減します。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ「質的な栄養失調」を「鉄タンパク不足」と呼ぶ理由』より引用

 

 

「質的な栄養失調」を「鉄タンパク不足」と呼ぶ理由

 

 

「質的な栄養失調」=糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足

 

 

「質的な栄養失調」と言っても一般の人には意味不明だと思うので、「鉄タンパク不足」と呼んでいます

 

 

これなら一般の人でもイメージが出来やすいはずです

 

 

 

なぜ、鉄タンパク不足と言うのか?

 

 

その理由について解説します

 

 

 

1.鉄、タンパク質は生体の構造そのものである

 

 

 

生体はタンパク質を作っては壊しを繰り返しており、動的平衡状態にある

 

 

 

この事が生きていることと同義

 

 

 

タンパク不足=タンパク質代謝の低下=生命力の低下

 

 

 

タンパク不足では脂肪酸の吸収能力も低下し、燃料不足になります

 

 

 

鉄はミトコンドリア膜にあり、電子伝達系には必須です

 

 

 

鉄不足→電子伝達系機能低下→クエン酸回路機能低下→ATP不足、嫌気性解糖主導

 

 

つまり、鉄不足では脂肪酸を燃料として使用できなくなります

 

 

鉄不足=ATP不足=生命力の低下

 

 

 

2.生体膜成分、燃料としての脂肪酸

 

 

細胞膜、ミトコンドリア膜、核膜などの生体膜は、不飽和脂肪酸ーリン脂質ー飽和脂肪酸の二重膜構造

 

 

不飽和脂肪酸のω6を減らしてω3を増やすと体内の慢性炎症を軽減します

 

 

脂肪酸は好気性解糖(ミトコンドリアにおけるクエン酸回路+電子伝達系)の燃料となります

 

 

ちなみにグルコースは燃料として使用されるがグリコーゲン(燃料の貯蔵)以外は体の成分にはなりません

 

 

グルコースが不完全燃焼するとピルビン酸が乳酸に変わる嫌気性解糖主導となります

 

 

 

 

3.エネルギー代謝の補酵素としてのビタミン、ミネラル

 

 

 

B群、Mg、Znはエネルギー代謝の補酵素です

 

 

 

グルコースが好気性解糖に入るためにはピルビン酸をアセチルCoAに変換する必要があります

 

 

ピルビン酸→アセチルCoAの補酵素は、B1、B2、ナイアシン、B5、αリポ酸

 

 

 

クエン酸回路の補酵素は、B群、Mg、Zn

 

 

 

上記に加え、CoQ10、αリポ酸、Lアセチルカルニチンなども有用なはず

 

 

 

つまり、1→2→3の順番で栄養を改善させれば最も効率的に改善できるはず

 

 

 

手順前後があると効果が乏しくて非効率的なはず

 

 

すなわち、1、2を改善せずにCoQ10を飲んでも全く無意味

 

 

 

 

「ビタミン様物質」でさえ、優先順位は下の方なのです。

 

 

 

「ファイトケミカル」がそれより重要だと考えるのは、判断基準に問題があると言えます。

 

 

 

代謝に関係する栄養を十分摂取して、それでも思ったような効果が出ない場合、+アルファとして「ファイトケミカル」を取り入れる...順番としてはこれが1番無駄がなく、効果的です。

 

 

 

この事を頭に入れた上で、「ファイトケミカル」の効能をみていきます。

 

 

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有益なファイトケミカル一例

 

 

 

代謝に関係ないのに、何故こんなに「ファイトケミカル」がもてはやされているかというと、例えば、以下のようなメリットがあるからです。

 

 

 

  • 抗菌作用

 

  • がん予防

 

  • 免疫力強化

 

  • 肥満予防

 

 

 

このように、病気の予防や身体機能を整える働きが期待されているわけです。

 

 

 

その種類はとても多く、だいたい1500種類見つかっているそうです。10000種類以上ある...との見解もあります。

 

 

 

良い成分もありますが、毒に利用されるくらいなので、ダメージを与えるような成分もあります。

 

 

 

ここでは、良い成分を紹介します。

 

 

 

 

唐辛子に含まれているカプサイシン

 

 

  • 肥満予防

 

  • 血行を良くする

 

  • 殺菌作用

 

 

 

生姜に含まれているジンゲロール

 

 

  • 血行を促進

 

  • 殺菌作用

 

  • 抗酸化作用

 

 

 

トマトに含まれているリコピン

 

 

  • 抗酸化作用が強い(ビタミンEの100倍以上)

 

  • 血糖値を下げる

 

  • 動脈硬化の予防

 

 

 

 

お茶に含まれているポリフェノール

 

 

  • 抗酸化作用

 

  • 血圧を下げる

 

  • 癌予防

 

 

 

 

ニンニクや玉ねぎに含まれているアリシン

 

 

  • 疲労回復

 

  • 殺菌作用

 

  • コレステロール値を抑制

 

  • 血流を正常化

 

  • 血糖値を抑制

 

 

 

唐辛子、生姜、ニンニク、玉ねぎ、トマト、お茶...ここで紹介した食品は、私の大好きなものです。糖質制限をする前は、ほぼ毎日のように摂取していました。

 

 

しかし、言われているような効果を感じた事はありませんでした。

 

 

生姜を生でかじると異常発汗し、真冬に薄着で外に出ても暑くなりますが、それは一時的な反応です。

 

 

サケやイクラに含まれる赤い色素であるアスタキサンチンも、ファイトケミカルです。 

 

これは「藻」や「プランクトン」が作るアスタキサンチンを食べて体に取り込んでいるので、魚が合成しているわけではありません。アスタキサンチンは、ビタミンEの1000倍の抗酸化力があります。

 

 

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スパイス(香辛料)の効能

 

 

 

スパイスには、ビタミンミネラルの他に、ファイトケミカルも含まれています。

 

 

 

効能も多く、国によっては、家庭で香辛料を薬代わりに使用します。

 

 

 

 

すごく良さそうなので、20代前半から私も真似していました。

 

 

 

 

 

しかし、私は普通の日本人より、多くスパイスを食べていましたが、普通の人より体が弱かったです。

 

 

 

 

「質的な栄養失調」の状態では、第7の栄養素を摂ってもあまり意味がありません。

 

 

 

 

そして、ビタミン・ミネラルが豊富でも、糖質過多、タンパク質不足の状態では、効果が半減します。

 

 

 

 

なので、実際に使用し続けた感想としては、大したことはありません。

 

 

 

 

効能を感じたのは、歯が痛い時にクローブを噛んでいたら痛みがかなり楽になったり、包丁で指を切った時にターメリックで止血できたことでしょうか...。

 

 

 

 

あと、寒い日にグリーンチリをかじると、一時的に汗がでるほど暑くなるので、暖め効果があるのは間違いありません。

 

 

 

 

確かに効能はあるのですが、どちらかというとこれらの反応は薬的な要素が強く、対処療法のような気がします。

 

 

 

 

その為か、慢性的な症状であった、寒がりも、花粉症も、胃もたれも全く改善しませんでした。

 

 

 

 

スパイスには、「ファイトケミカル」だけでなく、ビタミンやミネラルも含まれていますが、サプリを使った栄養療法のような効果は期待できません。

 

 

 

 

だから今では、スパイスは、香りを楽しむ嗜好品として摂取しています。

 

 

 

 

以下は私がよく使っていたスパイスなのですが、効能の一部を紹介します。

 

 

 

 

 

クミン

 

 

  • 食欲増進

 

  • 消化促進

 

  • 癌予防

 

  • 貧血予防

 

 

 

コリアンダー(パクチー、香菜の種子)

 

 

  • 抗菌作用

 

  • デトックス効果

 

  • 美肌効果

 

  • 消化器官の不調の改善

 

 

 

 

マスタード

 

 

  • 抗炎症作用

 

  • 筋肉痛の緩和

 

  • 癌予防

 

  • 糖尿病予防

 

  • コレステロール値を下げる

 

 

ターメリック

 

 

  • 美肌効果

 

  • 止血効果

 

  • 防腐効果

 

  • 抗炎症作用

 

 

カルダモン

 

 

  • 抗炎症作用

 

  • 花粉症の改善

 

  • 疲労回復

 

  • 体を暖める

 

 

 

 

 

シナモン

 

  • 抗糖化作用

 

  • 抗酸化作用

 

  • 血糖値の安定

 

  • 殺菌作用

 

 

クローブ

 

  • 殺菌・防腐作用

 

  • 抗酸化作用

 

  • 消化促進

 

  • 歯痛がマシになる

 

 

 

ブラックペッパー

 

 

  • 血行促進

 

  • 消化機能を整える

 

  • 殺菌・防腐作用

 

  • 栄養の吸収率を上げる

 

  • 抗酸化作用

 

 

 

 

 

 

次は「ファイトケミカル」の悪い面についてお話します。

 

 

 

ファイトケミカルの危険性

 

 

実は「ファイトケミカル」の危険性についての情報は少ないです。

 

 

では、安全なのかというと、私はそうは思いません。

 

 

 

何故なら、ファイトケミカルは、成分によっては、毒になるわけですから。

 

 

 

それなのに、良いことばっかりが強調されているので胡散臭く感じます。

 

 

 

 

 

『THE ROUND TABLE 騙されるな。有機野菜が「美味しくて、健康的」とは限らない。』より引用

 

フィトケミカルが、人間の体に良いとは言えない(虫や動物に悪い成分=人間にも悪影響がある場合が当然ある。

 

 

むしろ、植物が作り出す天然化学成分の方が、残留化学農薬よりもはるかに危険である場合も指摘されている。)

 

 

 

 

 

『日刊ゲンダイ ヘルスケア 免疫力アップと注目だが 「ファイトケミカル」の落とし穴』より引用

 

 

女子栄養大学副学長で、分子栄養学の専門家である香川靖雄栄養学部教授に聞いた。

 

 

■遺伝子によっては健康被害も

 

 

 

生物に欠かせない糖質、脂質、タンパク質、ビタミンなどの栄養素は、それをつくったり、利用したり、分解する酵素や遺伝子はほぼ共通で数も限られている。

 

 

 

そのため個別に代謝酵素が用意されており、人種差や個体差は比較的小さい。

 

 

 

しかし、ファイトケミカルはそうではない、という。

 

 

 

「ファイトケミカルは薬、お酒、たばこと同じで生体にとってゼノバイオティクス(異物)です。

 

 

 

その種類が極度に多いので個別の代謝酵素でなく、第1相解毒、第2相解毒というゼノバイオティクス共通の2つの装置によって代謝されます。

 

 

 

そのため、人種や個体により吸収・分解の能力に大きな差があります。

 

 

 

その結果、期待したようなメリットが表れず、健康被害となる恐れもあるのです」

 

 

 

もし「ファイトケミカル」に抗酸化作用や抗癌作用があるなら、この世で1番癌になりにくいのは、ベジタリアンということになります。

 

 

 

 

しかし、ベジタリアンはシワが多いですし、普通に癌で亡くなられます。

 

 

 

 

癌と言えば、

 

 

 

「ファイトケミカル」を推奨する人達は、抗癌作用をやたらと強調するくせに、癌の本質である

 

 

 

 

 

 

糖質の過剰摂取(つまり質的な栄養失調)

 

 

 

 

 

乳酸の蓄積

 

 

 

 

 

...については、一切触れません。

 

 

 

 

解決すべき順番が間違っている事は先に述べた通りです。

 

 

 

もう少し詳しく説明します。

 

 

 

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ファイトケミカルのメリットに隠れるデメリット

 

 

ファイトケミカルについての情報を探すと、やたらと強調されている事があります。

 

 

 

 

要約するとこうです。

 

 

 

 

  • ファイトケミカルは抗酸化力があるので、たくさん野菜を摂取しましょう。

 

 

 

 

  • 特定のファイトケミカルだけを多量に摂取するのではなく、多くの種類を摂る方が良い。サプリメントもいいが、バランスの良い食事を摂りましょう。

 

 

 

 

 

 

...お気づきでしょうか。

 

 

 

 

慢性疾患の最も大きな原因である「糖質」を食べさせようとする手口が、ここでも使用されています。

 

 

 

 

「ファイトケミカル」を薦めているように見えますが、「糖質」を薦めているのです。

 

 

 

 

私はこれまでも、野菜や果物、食物繊維のメリットばかりを強調して、そこに含まれている「糖質」をたっぷり食べさせようとする論調に注意した方がいいと主張してきました。

 

 

 

野菜や果物は健康的というイメージの盲点。ビタミン・ミネラルに注目しすぎる事で気付かれない糖質の害

 

 

 

以下のような話の展開になったら注意が必要です。

 

 

 

  • 糖質を多く含む食べ物の抗酸化成分だけを強調する

 

 

  • 「バランスの良い食事」が良い物であるかのように見せかけて、糖質中心の食事を食べさせようとする

 

 

 

 

 

この結果、実践した人に待っているのは、糖化と、乳酸の蓄積です。

 

 

 

 

話の流れはこうです。

 

 

 

 

野菜や果物はビタミン・ミネラルが豊富に含まれているからしっかり食べましょう...と宣伝する(実は品種改良のやりすぎでビタミン・ミネラルはわずかで、糖質が高い状態なのを隠している)。

 

 

 

 

 

それを食べた人は糖質の害を受けるので健康被害に合う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腸内環境を整える為に食物繊維をとりましょう...と宣伝する(実は人間の腸の構造は食物繊維が負担である事を隠す)。

 

 

 

 

食物繊維は糖質とセットになっているので、結局、食物繊維を食べる為に糖質も過剰摂取してしまう。

 

 

 

 

それを食べた人は糖質の害を受けるので健康被害に。

 

 

 

 

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

 

 

 

この構図が繰り返されているにすぎません。

 

 

 

 

動物食性動物である人間に、「ファイトケミカル」を口実にして、植物性の食品、つまり糖質を食べる理由づけを行なっているのです。

 

 

 

 

そんなことを意図的にするか?...と思われるかもしれませんが、根拠はあります。

 

 

 

「抗酸化」ばかりを強調しているからです。

 

 

 

植物性の食品を美化する人は、「糖化」や「乳酸の蓄積」に触れないか、触れたとしても弱小に扱います。

 

 

 

まず、この状況をおかしいと感じるべきです。

 

 

 

何故なら、「酸化」と「糖化」は、密接に関係しているからです。

 

 

 

 

『医療法人社団医献会 辻クリニック facebook 2012年11月19日』より引用

 

 

人の3大劣化は『酸化』『糖化』『炎症』であり、こがれらはすべてリンクする化学反応である。

 

 

*糖化→AGEs(糖化最終産物)→活性酸素発生、炎症発生

 

*活性酸素→酸化、炎症反応発動

 

 

(中略)

 

 

この『タンパク質劣化』が

 

 

*皮膚で起これば?

 

*血管で起これば?

 

*神経細胞で起これば?

 

*筋肉で起これば?

 

*骨/関節軟骨で起これば?

 

*肝臓で起これば?

 

*腎臓で起これば?

 

 

 

と考えれば、『老化と疾患』が理解できる。

 

カラダの中で細胞レベルで発生する『酸化・糖化・炎症』を止めない限り、いくら外から治療(内科的・外科的含め)を施したところで、最終的には「モグラ叩き」と同じように対処きしれないことは明らかである。

 

 

 

『予防医療/抗老化医療』というものは

 

 

1:酸化・糖化・炎症の素を減らす努力(生活改善)

 

2:抗酸化・抗糖化・抗炎症

 

 

 

が同時に行われることによってその効果を最大限にすることができる。

 

 

そして、医療が提供できるのは『2』であり、『1』は本人の自覚のもとに行われなくてはならない。このことをしっかりと伝えることも、医療の役割のひとつであろうと考えている。

 

 

 

「糖化」が活性酸素を発生させて、それが「酸化」の原因になるのですから、

 

 

 

「酸化」ばかり叩いて、「糖化」に触れない...というのは酷い矛盾です。

 

 

 

 

本当に不健康なものを避けて欲しいなら、「酸化」と「糖化」のリスクを両方扱うのがフェアです。

 

 

 

また、糖質の摂取は「糖化」だけでなく、「乳酸」が蓄積しやすいという問題もあります。

 

 

この乳酸もまた酸化の原因です。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 乳酸はpH5の酸化剤で電子を奪う物質』より引用

 

 

乳酸は、相手を酸化させる酸化剤です。

 

 

乳酸=酸化剤→相手を酸化させる物質→相手から電子(e-)を奪う物質だと連鎖的に分からないといけません。

 

 

 

糖質の摂取 → 糖化 → 酸化

 

 

糖質の摂取 → 不完全燃焼だと乳酸が発生 → 酸化

 

 

 

 

「酸化」を問題視するのであれば、野菜や果物等からの糖質の摂取を問題視するべきです。

 

 

 

また、酸化の原因になる「乳酸」ですが、これが癌の根本的な原因です。

 

 

 

大量に摂取した糖質の代謝のせいで、ビタミンB群が不足するので、代謝が不完全燃焼になります。

 

 

 

そうなると、「乳酸」が発生し、蓄積していきます。

 

 

 

行き着くのは「癌」をはじめとした慢性疾患です。

 

 

 

 

 

癌予防の為に抗酸化作用の重要性を訴えながら、糖質中心の「バランスの良い食事」を薦めてはいけないのはこういう理由です。

 

 

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ファイトケミカルのスープやジュースを癌予防に飲んではいけない

 

 

 

「ファイトケミカル」を目的に、野菜や果物をたくさん摂ったら糖質過多になり、確実に糖質の害を受けます。

 

 

 

 

例えば、「糖化」は細胞の劣化で、「老化」とイコールなので、アンチエイジングどころではありません。

 

 

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

ファイトケミカルの効能と同時に、糖質の害も受けている...と認識するべきです。

 

 

 

私の経験上、

 

 

 

ファイトケミカルの効能 < 糖質の害

 

 

 

...ですね。

 

 

 

ファイトケミカルのスープや、ファイトケミカルのジュースは、高糖質ドリンクです。

 

 

 

これを健康や美容の為に飲まれる方は多いですが、体にダメージを与えます。

 

 

 

最悪なのは、癌予防と称して野菜や果物のスープや、ジュースを飲む事です。

 

 

 

これらを飲む事で摂取してしまうブドウ糖は、癌細胞の大好物なので癌を育ててしまいます。

 

 

 

抗癌作用があるから...という理由で、野菜から「ファイトケミカル」を積極的に摂取するよう薦める傾向があります。

 

 

 

 

これはとんでもない話です。

 

 

 

 

例えば、「抗癌作用があるから、お茶をたくさん飲みましょう」...というなら分かります。

 

 

また、「抗癌作用があるから、サプリメントから摂取しましょう」...というのも分かります。

 

 

 

これらは、糖質がほぼないからです。

 

 

 

これなら、糖質の害を抑えて、「ファイトケミカル」の効能だけを上手く摂取できるでしょう。

 

 

 

しかし、「抗癌作用があるから、野菜や果物から摂取しましょう」...というのはおかしな理論です。

 

 

 

「野菜」や「果物」には、糖質がタップリ含まれているので、「ファイトケミカル」は摂れるかもしれませんが、それより多い糖質の害を受けてしまいます。

 

 

 

糖質の摂取を控えないと、癌は改善しませんし、予防にもなりません。

 

 

 

栄養療法で癌を改善させる方法は、以下の記事で紹介しています。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

また、免疫力がアップする...等というキャッチコピーも曲者です。

 

 

 

何故なら血糖値が120以上になると、免疫力は75%も低下するからです。

 

 

 

 

で、血糖値を120以上にする食べ物と言えば、野菜、果物、穀物...といった植物性の食品です。

 

 

 

 

糖化によって酸化し、癌細胞を増殖させ、免疫力を下げる...

 

 

 

 

これと引き換えに、植物性の食品からファイトケミカルの効能を手に入れたいでしょうか?

 

 

 

冷静に考えたら割に合いません。

 

 

 

 

ファイトケミカルを摂るという建前で、糖質をはじめ毒を多く含む植物を摂らせたり、

 

 

 

ファイトケミカルという枝葉に注目させることで、栄養の本質を疎かにさせたり...

 

 

 

 

ファイトケミカルに走れば走るほど健康からは遠ざかります。

 

 

 

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ファイトケミカルが注目されるもう1つの理由

 

 

 

ファイトケミカルは凄く種類が多いです。

 

 

 

その中には、限られた植物からしか得られない成分もあるでしょう。

 

 

 

それが、流行る理由の1つだと考えています。

 

 

 

消費者側の視点ではなく、それを売る側の視点で見て下さい。

 

 

 

例えば、ビタミンやミネラルのサプリだと、アメリカのiHerbで買えばかなり安いです。

 

 

 

ビタミンやミネラル等の代謝に関係する有名な栄養素の場合は、すでに安くて良い商品があるので、後発組がそれより高い商品を出せば、値段を吊り上げていると思われます。

 

 

 

なので、ライバル社と同じ種類の商品の値段を下げられない企業の場合、「うちの商品は質が良いから値段が高い、安いサプリは質が悪い」...等と言うしかありません。

 

 

 

国産サプリメーカーを扱う人が、海外製品をバカにする時によく言われます。

 

 

 

 

大企業と闘う力がない企業にとっては、代謝に関係するビタミンやミネラルのサプリは、高く売りづらいので、おいしくないわけです。

 

 

 

 

一方、メジャーではないファイトケミカルの場合、ライバルが商品化していない成分だと、高く売りやすくなります。

 

 

 

 

 

〇〇という山奥の、

 

 

 

〇〇という長寿民族が伝統的に使ってきた、

 

 

 

〇〇という植物から、わずか〇%しかとれない希少な成分

 

 

 

 

 

 

...等と言っておけば、高いサプリを作っても、買う側を納得させやすくなります。

 

 

 

 

すでに安いものが出回っているビタミンやミネラルでは、この方法は通用しません。

 

 

 

 

またファイトケミカルは、新しい成分がいくらでも見つかる可能性があります。

 

 

 

ということは、例え他社に真似されて飽和しても、また別の植物から新しい成分が見つかった事にして乗り換えれば、それでまた売ることができます。

 

 

 

 

...そういう事を考えると、ファイトケミカルが代謝に関係する栄養素を差し置いて注目されるのは、売り手都合のような気がします。

 

 

 

 

薬として利用できることもあるのでファイトケミカルが全くダメだとは言いません。

 

 

 

しかし、代謝に関係する栄養素以上に重要視する流れになったら要注意です。

 

 

 

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「酸性食品」、「アルカリ性食品」...という判断基準は、「食品そのもののpH」ではなく、「食品に含まれているミネラルの性質」で決まります。

 

 

 

 

その基準で判断すると、肉は分解すると酸を発生させる「含硫(がんりゅう)アミノ酸」が多く含まれているので、「酸性食品」に属することになります。

 

 

 

「肉は酸性食品だから血液を酸性化させる」...という説について調べると、酸性化させるのは「血液」であるという説と、酸性化させるのは「尿」であるという2つの説に遭遇します。

 

 

 

以下の記事では、酸性食品を摂取しても、血液のpHには影響しない、そのかわり尿のpHは酸性化させる...という話をしました。

 

 

 

酸性食品とアルカリ性食品の定義と影響について分かりやすく説明してみた

 

 

 

酸性食品の動物性タンパク質によって骨粗鬆症になる説の真相と、含硫アミノ酸のメリット

 

 

 

今回はその続きです。

 

 

 

 

pHがちょっとでも酸性に傾くとヤバイのは「血液」です。

 

 

 

 

「尿」はそこまでではありませんが、pHが酸性化して全く問題がないわけではありません。

 

 

 

「痛風」の原因とされる「尿酸 にょうさん」の濃度が上がりやすくなるからです。

 

 

 

 

 

細胞の構成成分の1つである「プリン体」を分解して、最終的にできるのが「尿酸」です。老廃物ですので、通常は尿として排泄されます。

 

 

 

 

しかし、「尿のpH」が酸性に傾いた状態だとこうなります。

 

 

 

 

尿を酸性化させる食べ物(肉等)の過剰摂取

 

 

尿のpHが酸性化する

 

 

尿酸が溶けにくくなるので排泄されにくくなる

 

 

血液中の尿酸値が高くなる(高尿酸血症)

 

 

高尿酸血症が続いて、尿酸が結晶化すると痛風になる

 

 

 

 

 

 

この流れでは、「痛風を始めとした疾患になる原因は、肉の過剰摂取による尿酸値の上昇」...と解釈する事ができます。

 

 

 

 

これも「肉やタンパク質を避ける原因」になるので、本記事では、「尿酸」に焦点をあてます。

 

 

 

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尿酸値とは

 

 

 

「酸性食品ではなく、アルカリ性食品を摂取した方が良い」は、「尿酸値」が高い時にも言われます。

 

 

 

「尿酸値(血清尿酸値、血中尿酸値)」とは、血液中の尿酸の濃度の事です。

 

 

 

 

尿酸は、尿とともに排出されますし、「尿酸」という字から、「尿の酸性度」を調べるイメージをしてしまいそうですが、そうではありません。

 

 

 

「尿酸値」は血液検査で調べます。

 

 

 

この数値によって、「血液 1dL(100mL)の中に、尿酸が何mg含まれているか」を知ることができます。

 

 

 

正常値は「 4.07.0mg/dl」で、

 

 

 

 

7.0 mg/dl以上...と、尿酸値が高い状態を、「高尿酸血症 こうにょうさんけっしょう」と言います。

 

 

 

 

ちなみに、「尿酸」と「尿素 にょうそ」も名前が似ているので、間違えないように違いを書いておきます。

 

  • 尿素・・・「タンパク質」が体の外へ捨てられる時の最終的な姿

 

  • 尿酸・・・「核酸」が分解されたり、「ATP」が代謝されたりして、「プリン体」になり、さらに代謝された姿

 

 

 

尿酸とは

 

 

 

「尿酸」は、「プリン体」を分解して最終的にできた物質です。そのパターンがこちらです。

 

 

 

 

  • 食品の摂取によってプリン体を摂取、尿酸へ変換

 

  • 細胞の分解(核酸)によってプリン体が生じ、尿酸へ変換

 

  • 激しい運動(ATP)によってプリン体が生じ、尿酸へ変換

 

 

 

 

元となった「プリン体」は、食品から摂取するイメージが強いですが、その量はわずか2~3割です。

 

 

 

7~8割は生きているだけで体内で作られています。こちらを簡単に説明します。

 

 

 

 

 

  • 核酸(細胞の核を構成する)の構成成分 → 古い細胞が分解されるとプリン体が生じる

 

 

 

  • ATP(エネルギー物質)の構成成分 → 激しい運動をすると、分解されて尿酸になる

 

 

 

『みたかヘルスケアクリニック 健康で幸せな生活のために。 痛風・高尿酸血症について』より引用

 

 

尿酸とはプリン体という物質であり、体内の細胞の老廃物です。

 

 

尿酸という言葉は「尿に排泄される酸」という性質に由来しているそうで、通常は代謝の経過で腎臓から燃えカスとして尿と共に一定量排泄されるものです。

 

 

尿酸の血液内における濃度、いわゆる尿酸の基準値は、おおよそ「 4.0~7.0mg/dl位」が正常とされています。

 

 

 

ふつう体内では、毎日0.5g程の新たな尿酸が自己生成され、更に食物から0.1g程を吸収されて、常に体内外を循環しています。

 

 

 

 

作られた「尿酸」のその後です。

 

 

 

  • 体内で一定量ためられる(尿酸プールと呼ぶ)

 

  • 「余分な尿酸」は7割が尿、3割が汗や便として排泄される

 

 

 

 

「尿酸」の産生排泄のバランスがくずれると、尿酸値は上がります。

 

 

 

  • 尿酸がたくさん作られる → 尿酸値が上がる

 

 

  • 尿酸が排泄されない → 尿酸値が上がる

 

 

 

ここからは、後者についてお話します。

 

 

 

血液の尿酸値が高くなる原因の1つに、「尿のpHの酸性化」があります。というのも、尿酸には、以下のような特徴があるからです。

 

 

 

  • 「アルカリ性の尿」に溶けやすい

 

  • 「酸性の尿」に溶けにくい

 

 

 

このような性質があるので、尿が酸性に傾くと「尿酸」が溶けにくくなって、体の外に排泄されにくくなります。

 

 

その結果、血液中の尿酸の濃度が上がります。

 

 

 

『KIRANAHLIFE 尿酸値が気になる皆様。ぜひ血液pHを気にしてください。』より引用

 

 

②尿が酸性であると血液に尿酸が増加。

 

 

pH5.5以下の尿には尿酸が排出されなかったという報告があります。尿酸の溶解度の影響だと考えられます。

 

 

pH7.4付近である血液には尿酸はよく溶けますが、高度にpHが制御されていなければ命にかかわるので尿酸濃度が高まってもH+が優先的に腎臓に排出されると考えられます。

 

 

すると腎臓のpHは酸性側になり、腎臓では血液の尿酸は排出されず血液中に留まり、肝臓からは新たな尿酸が供給されますので血中の尿酸値は上昇します。

 

 

 

だから、尿を酸性化させる「酸性食品」を控えよう...という対処法があるわけです。

 

 

 

次は、尿酸値が上がった場合、体にどんな問題が起きるのか説明します。

 

 

 

 

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尿酸値が上がることで起きる疾患

 

 

尿酸値が7.0mg/dL以上が「高尿酸血症」です。

 

 

 

この状態が長期化すると、尿酸が結晶化して全身で悪さをする...と言われています。結晶化した尿酸によって、以下のような疾患になります。

 

 

 

  • 関節に溜まる → 痛風

 

  • 皮下組織や関節などに沈着 →「 痛風結節」を作る

 

  • 腎臓の中に沈着 → 痛風腎を引き起こして腎臓の機能を低下させる。腎不全(老廃物を尿として排泄できない)になれば透析になる

 

 

 

こうなると、尿を酸性化させる食品である肉を食べない方が良い...と考えさせられてしまいます。

 

 

 

動物性食品の摂取は尿が酸性になる

 

 

 

動物食性(肉食)動物の尿は、酸性です。

 

 

「含硫アミノ酸」の影響なのでしょう。

 

 

 

『三和書籍 生活習慣によって大きくpHが変動する』より引用

 

 

健常者の尿は、ほとんどが弱酸性(pH6.0〜6.5前後)です。

 

 

しかし、尿のpHは食べ物や運動などの生活習慣によって大きく変動するので、健常者でもpH4.5~8.0の間で変動します。

 

 

アルカリ尿と診断されるのはpH8.5以上、酸性尿と診断されるのはpH4.5以下とされています。

 

 

 

肉食動物の尿は酸性側で、猫だとpH5.5 ~7.0くらいだそうです。

 

 

 

草食動物之尿はアルカリ性側で、ウサギだとpH7.6~8.8くらいだそうです。

 

 

 

動物食性(肉食)動物の尿は酸性ですが、痛風はありません。

 

 

 

 

彼らの体の構造が、「尿酸」が溜まりにくい仕組みになっているからです。

 

 

 

 

人間も肉食(動物食性)動物ですが、彼らと違うのはこの部分です。

 

 

 

 

尿酸を分解する酵素ウリカーゼ

 

 

多くの動物は、「ウリカーゼ(別名:尿酸オキシダーゼ)」という酵素を持っています。

 

 

 

この酵素は、「尿酸」をさらに「アラントイン」という無害な物質に分解します。そのおかげで、「尿酸」が蓄積しないのです。

 

 

 

 

核酸

プリン体

尿酸

ヒドロキシイソ尿酸

アラントイン

 

 

 

 

例え肉ばかりを食べて尿が酸性に傾いたとしても、「尿酸」が溜まりにくい体の構造なので害はありません。痛風にもなりません。

 

 

 

一方、人間や一部の霊長類は、「ウリカーゼ」を持っていません。このような肝臓のシステムでは、分解は「尿酸」止まりなので蓄積しやすいです。

 

 

 

『公益財団法人 痛風財団 尿酸ってなに?』より引用

 

 

尿酸はほとんどの動物では分解され、体内にたまりません。

 

 

ところが人間と一部の霊長類は尿酸を分解する酵素(尿酸酸化酵素)が遺伝的に欠損しており(遺伝子はあるが壊れています)、尿酸がたまる傾向があります。

 

 

 

 

核酸

プリン体

尿酸(ここまで)

 

 

 

 

 

 

「尿酸」を「無害な物質」に分解できない以上、溜め込まないのが理想。その為には、「尿酸」の排泄を妨げる原因になる「酸性食品」の摂取を控えた方が良い...という理屈になります。

 

 

 

 

人間は、胃や腸は動物食性動物の構造をしていますが、肝臓のこのシステムは、動物食性に向いていないようにも見えます。

 

 

 

何故人間には「尿酸を分解するウリカーゼ」がないのか?考えられる理由は後でお話します。

 

 

 

とりあえず先に、「尿酸が蓄積しやすい体の構造の人間」が、肉食をするとどうなるのかを見ていきます。

 

 

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糖質制限による高タンパクで尿酸値は上がるのか

 

 

 

「酸性食品である動物性食品」の大量摂取によって、尿が酸性化し、それによって「尿酸」が排出されにくくなり、血中の尿酸値が上がる...という流れでした。

 

 

 

すると、動物性食品を大量に食べている糖質制限実践者は、尿酸値が高い事になります。

 

 

 

どうやら、そうなるみたいです。

 

 

『医師水野のブログ 尿酸値と糖質制限』より引用

 

 

まず、私自身の体験談から。

 

 

糖質制限を開始して、尿酸値、上がりました。

 

 

ずっと5台だった尿酸値が、半年で7まで上昇。

 

 

しかし、また半年で5台へ低下しています。

 

 

代謝に切り替わりとともに上昇、代謝が安定してくると下降してくるのだと考えています。

 

 

痛風発作も起きず、結果として5台へ戻ったので、全く支障はありませんでした。

 

 

また実際に尿酸値が12でも発作が起きない方もいれば、尿酸値7をきった6.8でも発作が起きる人もいます。

 

 

 

 

 

また、江部医師の話も参考になります。

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 糖質制限食と血清尿酸値について。2015年3月。』より引用

 

 

 

尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。

 

 

もともと尿酸が高値だったのが糖質制限食で基準値になる人がいますが、これは問題ないですね。

 

 

肥満がある人が糖質制限食で減量に成功したら、尿酸値が基準値になることは考えられます。

 

 

もともと尿酸値は正常だったのに、糖質制限食実践で高値となる人がいます。

 

 

 

一番多いのは、低カロリー過ぎた場合です。

 

 

 

糖質制限食開始後、急に尿酸値が上昇したときは、大多数の人が、摂取エネルギー不足でした。

 

 

 

2012年4月4日の毎日新聞の記事によれば、『激しい関節痛を起こす痛風の発症は、原因物質の尿酸を尿から出す機能だけでなく、腸から排出する機能が低下することも一因』とのことです。

 

 

 

『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』とは、初めて知りました。

 

 

 

この腸からの排泄機能も、個人差に関係しているのでしょうね。

 

 

 

体内で尿酸をつくり過ぎるか、尿からの排泄が悪いため、高尿酸血症になると考えられてきましたが、これらに腸からの排泄障害も加わることとなりました。

 

 

 

あくまでも私見ですが、この腸からの尿酸排泄は、生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がしますね。

 

 

ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、尿酸値が上昇するので注意が必要です。

 

 

例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。断食前6mg/dlが、断食中は9~10mg/dlに上昇したりします。

 

 

さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。一般に高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、ことはそれほど単純ではありません。

 

 

例えば、江部康二は、2002年以来13年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、かなりの高タンパク食です。

 

 

しかしながら、尿酸値はこの10年間、一貫して2.4~3.5mg/dl(3.4~7.0)程度と低い方です。

 

 

尿酸は体内の酸化ストレスに対抗する物質という説があります。

 

 

 

私はスーパー糖質制限食で体内の酸化ストレスが少ないので、尿酸も少なくてすんでいるというポジティブな仮説もありかと考えています。

 

 

 

通常、糖質制限食でいったん尿酸値が上昇した人も、摂取エネルギーが足りているならば、数ヶ月~1年で元の値に戻ることが多いので経過をみることが多いです。

 

 

 

ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服も考慮する必要があります。過去痛風発作を起こしたことがない場合は、尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。

 

 

過去尿路結石のあった人や家系的に腎臓結石持の方々は、尿酸が高値となったときは、梅干しを食べるとか、わかめ・ほうれん草・大根・キャベツ・茄子・しいたけなど摂取で尿をアルカリに保って尿酸が結晶化しにくいようして、尿酸値が基準値にもどるのを待つのが安全と思います。

 

 

尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、食事由来の尿酸は約100mgで、一日に生産される総量約700mgに比し、かなり少ないということが判明しました。

 

 

自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、食事よりストレスや肥満のほうが、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。

 

 

 

 

 

長いので要約します。

 

 

 

  • 糖質制限による尿酸値の変化は個人差が大きい

 

  • 糖質制限によって尿酸値が上昇する事があるが、一定の期間が過ぎると元に戻ることも多い

 

  • 尿酸は腎臓だけでなく、腸からも排泄される

 

  • 尿酸値はカロリー不足で高くなる

 

  • 尿酸値はストレスの影響を受ける

 

  • 過去に通風発作を起こした事がある人はアルカリ性食品を食べた方がよい

 

 

 

そして、糖質制限と言えば「ケトン体」です。

 

 

 

ケトン体と尿酸値

 

 

 

「ケトン体」は酸性物質なので、これの影響でも尿酸値は上昇するようです。

 

 

 

『糖尿病ネットワーク 31. 痛風・高尿酸血症と糖尿病』より引用

 

 

なお、減量を急ぐあまり、絶食するなど極端に摂取カロリーを減らしすぎると、体内でエネルギー源として脂肪が利用される結果、ケトン体が発生します(ケトーシス)。

 

 

血液中のケトン体濃度が高くなると尿酸は排泄されにくくなり、尿酸値が逆に上昇してしまいます。

 

 

 

 

肉食中心は尿酸値が上がる要素があるのは間違いありませんね。

 

 

 

 

ケトン体と尿酸値についてはあまり情報がないので、ケトン体の値が高い人の尿酸値の情報が見つかれば書き加えます。

 

 

 

 

余談ですが、酸性物質のケトン体によって血液は酸性化しないそうです。

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!』より引用

 

 

「絶食と同じような効果があって体力も栄養状態も悪化させない食事療法としてケトン食があります。」

 

 

正常細胞はケトン体を使ってATPを作ることができますが、ガン細胞はケトン体を利用できません。

 

 

つまりミトコンドリアはケトン体をエネルギー源として利用できますが、解糖系はケトン体を利用できないということです。

 

 

ケトン体は酸性物質ですが、ミトコンドリアがケトン体をATPに変えられるので、身体が酸性に傾かないようです。

 

 

糖質制限食の第一人者である江部医師は、スーパー糖質制限食を実践してケトン体の値が高いのですが、血液のpHは7.45で充分な弱アルカリ性でした。

 

 

 

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尿酸値が上がる原因

 

 

 

糖質制限をしていると、動物性食品中心になりますし、ケトン体を利用するようになります。

 

 

尿酸値が上がる条件は揃っていますが、それでも、必ず高くなるわけではありません。

 

 

 

他の原因もからんでいるので、もっと大局的に分析する必要があります。

 

 

 

 

痛風にならないように気をつける場合、

 

 

 

これまでのように、「尿のpHを酸性化させないようにしよう」とか、「尿酸の元になるプリン体を控えよう」...だけではなく、他の原因も注意するべきです。

 

 

 

なので、何によって尿酸値が上がるのか、他の原因を紹介します。

 

 

 

意外かもしれませんが、「プリン体の摂取を控える」は、重要度が低いのです。

 

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 Q&A 糖質制限食と高尿酸血症②』より引用

 

尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に

 

 

1、ストレス

 

2、肥満

 

3、大量の飲酒

 

4、激しい運動

 

5、プリン体の摂りすぎ

 

 

です。

 

 

1 ジミーさんの仰る通り、実はストレスが一番尿酸値を上昇させます。鹿児島大学の納(おさめ)光弘先生もご自身が痛風になられて徹底的に自分で人体実験をされて、ビールより何よりストレスが高尿酸血症の原因と断定しておられます。

 

 

2 体重増加も尿酸を増加させる要因なので、 糖質制限食で減量することは良い方に向く可能性があります。

 

 

3 飲酒

 

アルコールを大量に(日本酒1日3合程度以上)飲めば尿酸値は上昇し、断酒すれば下降します。アルコールが尿酸値に影響を与える要因は二つあります。

 

 

一つは、アルコールが代謝の途中で乳酸になり、乳酸が腎臓からの尿酸排泄を抑制すること。

 

 

もう一つは、継続的に多量にアルコールを摂取したときに(日本酒1日4合以上を毎日)、アルコールが尿酸の代謝を促進させて尿酸値があがることです。

 

 

なお、お酒に含まれているプリン体自身の量は、体内の尿酸プールの量に比べて少ないのでほとんど影響はありません。ビール大瓶633㏄中に、プリン体は32.4㎎しか含まれていません。

 

 

なお適量のアルコールならストレスが解消され尿酸値を下げます。(適量の目安:日本酒、焼酎で1日1.5合程度、ビール約750㏄、ワイングラス2杯、焼酎のお湯割りコップ2杯)

 

 

4 激しい運動は尿酸を上昇させますが、軽い有酸素運動は大丈夫です。

 

 

5、下記のプリン体が多い食品はさすがに大量にはとらない方がいいでしょう。しかし、日常的な食生活の中では、プリン体を気にするほどのことはなさそうです。下記の如く食事由来の尿酸は約100mgで、一日に生産される総量約700mgに比し少ないからです。

 

 

 

☆プリン体の多い食品

 

 

(1)きわめて多い(100g中、300㎎以上)鶏レバー、白子など

 

 

(2)多い(100g中、200~300㎎)豚レバー、牛レバー、かつお、まいわし、大正えびなど

 

 

 

☆尿酸の生成と排出

 

一日で産生される尿酸の量 700㎎

 

・ 食事から摂取 約100㎎

 

・ 体内でプリン体が利用された後に分解され、尿酸が生じる経路 約600㎎

 

 

 

☆一日で排出される尿酸の量 700㎎

 

・ 尿から排泄 約500㎎

 

・ 汗や便から排泄 約200㎎

 

 

 

☆尿酸の体内プール 約1200㎎

 

・ 健康な人の体内には、つねに1200㎎程度の尿酸がプールされています。

 

 

 

尿酸は、このように毎日、生産と排泄を繰り返しながら、一定量を保っています。しかし、尿酸の排泄がうまくいかなくなったり、尿酸が体内で作られすぎると、尿酸値が上がります。

 

 

 

 

 

「プリン体」について補足です。江部医師の記事で、

 

 

 

>『尿酸は3分の2が腎臓から、3分の1が腸から排出される』

 

 

 

...という話がありましたが、食事から摂取したプリン体は、「尿酸」に変わらずに排泄される...という説があります。

 

 

 

 

『熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜 尿酸値と血糖値』より引用

 

 

食べ物から吸収されたプリン体の多くは、肝臓で処理され尿酸に変わると思われていましたが、研究が進み、食べ物由来のプリン体は、腸で分解されて尿酸に変わることなくそのまま排出されることがわかってきました。

 

 

 

 

 

 

 

さらに、尿酸値が高くなる原因を紹介します。

 

 

 

それはインスリンです。

 

 

 

「インスリン」は血糖値を下げる働きがあります。

 

 

 

血糖値が上がった時に大活躍するホルモンなのですが、実は、インスリンには「尿酸」の排泄を抑制する働きもあるのです。

 

 

 

 

 

血糖値の上昇

 

 

インスリンの分泌

 

 

尿酸の排泄を抑制

 

 

尿酸値が上昇

 

 

 

 

 

『熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜 尿酸値の高い方にも糖質制限はオススメです。』より引用

 

 

インスリンは、尿酸の排泄を抑制する働きがあります。つまり、糖質制限してインスリンの分泌を抑えたら、尿酸の排泄がスムーズになるということです。

 

 

忘年会といえばアルコールとおいしい食事!ですが、糖質制限を心がけていれば、尿酸はいつもより溜まりません。

 

 

 

 

 

血糖値が上がらなければ、インスリンの追加分泌は起きません。

 

 

 

血糖値を直接上昇させるのは「糖質」、間接的に上昇させるのは「タンパク質(糖新生)」です。

 

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

 

気をつけなければならないのは前者です。

 

 

 

そして、3の「飲酒」で生じた「乳酸」も、尿酸の排泄を抑制する働きがありましたが、「糖質」も代謝しきれなければ「乳酸」を発生させます。

 

 

 

糖質の摂取は、尿酸の排泄を抑制する「インスリン」と「乳酸」の発生のリスクがあるわけです。

 

 

 

 

肉食は尿酸値が上がる条件が揃っていましたが、それ以外の食事でも尿酸値が上がる条件が揃っているようです。肉ばかりを叩いている場合ではありません。

 

 

 

タンパク質でも「糖新生」によって血糖値が上がれば同じ事なのですが、糖質の摂取による血糖値の上昇の方が酷いケースが多いので、先にこちらを注意した方が良いです。

 

 

 

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プリン体と糖質の組み合わせ

 

 

ところで、「タンパク質&脂質」に「糖質」を組み合わせる「緩い糖質制限」は慢性疾患の原因になります。

 

 

 

しかし、「糖質」を組み合わせない「厳しい糖質制限」は健康的になります。

 

 

 

この2つは全く違う結果になるにも関わらず、「タンパク質&脂質」に「糖質」を組み合わせる「緩い糖質制限」の結果を理由に、「厳しい糖質制限」まで危険であるようにイメージ工作がされています。

 

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

「組み合わせ」が悪いのに「単体」を悪いかのように言う...「プリン体」もその流れと似ているので、胡散臭いです。

 

 

 

 

『熱血ナースMrs.GAGAのダイエット支援ブログ!!〜低糖質に愛をこめて〜 尿酸値の高い方にも糖質制限はオススメです。』より引用

 

 

以前もお伝えしましたが、尿酸はコレステロールと同じで、食事性のものより身体で作られる方が多いのです。

 

 

 

プリン体の多い食品をことさらに避けることは、余り意味はありません。

 

 

 

プリン体の多い食品は栄養価も高いこともお伝えしました。むしろ、食べすぎない程度に食べることをオススメします。

 

 

 

プリン体の多い食品と、糖質の多い食品の組み合わせが最悪なのです。ついでに悪い油(劣化したサラダ油や加工食品に多く含まれるトランス脂肪酸)を使った揚げ物などと組み合わせたら、

 

 

 

「糖化→酸化→炎症」と痛風への道まっしぐらです。

 

 

 

 

 

「プリン体」を分解してできた「尿酸」は、単体だけの問題ではなく、「炎症」が関係しているみたいです。

 

 

 

『医師水野のブログ 尿酸値と糖質制限』より引用

 

 

また実際に尿酸値が12でも発作が起きない方もいれば、尿酸値7をきった6.8でも発作が起きる人もいます。

 

 

この違いは何でしょうか?

 

 

 

ガイドライン的には尿酸値で判断します。

 

 

この違いが説明できません。

 

 

 

そして、起こっている事から逆に考えれば、尿酸は高いだけでは発作は起きない、という考えが導き出されます。

 

 

 

では、尿酸値12で発作が起きない人はどんな状況でしょうか。

 

 

 

これは「炎症」が鍵になると考えます。炎症についてはコチラ。

 

 

 

「炎症」が尿酸を結晶化させ、痛風発作を起こす引き金である可能性があります。

 

 

 

あくまで可能性ですが、信憑性はあります。

 

 

 

酸性食品を食べようが、糖質の多いアルカリ性食品を食べようが、尿酸値が上がる可能性があるわけですから、問題は「尿酸値が高い事」よりも、「炎症」や「結晶化」にある気がします。

 

 

 

で、「炎症」といえば糖質です。

 

 

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

尿酸値が上がる原因は1つではないので、状況を観察して、原因に合った対処をするべきですね。

 

 

 

尿酸が結晶化する事で生じる「痛風」も、本当の原因を改善する必要があります。

 

 

 

 

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痛風の本当の原因

 

 

あまり知られていない「痛風」の原因を紹介します。

 

 

『医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック 痛風の本当の原因』より引用

 

 

尿酸はプリン体から合成されることから、プリン体を多く含む食事を控えるよう、医師から指導されることがあります。

 

 

プリン体とは核酸の成分であるアデニンやグアニン、電子伝達系で補酵素として働くNAD(ナイアシン)、FAD(ビタミンB2の誘導体)など、生体にとって必須の栄養素が含まれます。ですからプリン体を制限することは、様々な栄養欠乏をもまた引き起こすことになるのです。

 

 

 

そもそも、痛風の原因がプリン体の過剰摂取というのは迷信です。プリン体の摂取を控えることで痛風を予防することはできませんし、痛風の人がプリン体を控えても、症状が改善することはありません。

 

 

 

(中略)

 

 

 

尿酸は腎臓で尿に排泄されます。痛風のほとんどは、腎臓での尿酸の排泄障害によって起こります。

 

 

 

腎臓はなぜ尿酸をうまく排泄できなくなるのでしょう?

 

 

 

それは、腎臓が糖化することによって機能障害が起こるからです。

 

 

 

腎臓の糖化に特に関係していると考えられているのが、果糖です。果糖はブドウ糖のおよそ7~10倍も糖化能力が高く、強力に細胞を傷害します。

 

 

 

また果糖の大量摂取は、肝臓で無機リン酸の欠乏を引き起こし、ATPの枯渇と高尿酸血症を引き起こします。

 

 

 

さらに果糖は血液のpHを酸性(アシドーシス)にすることによって、尿酸の結晶化を促進します。果糖が痛風の原因となるのなら、糖尿病患者に痛風が多いことも理解できます。

 

 

 

痛風の本当の原因はプリン体では無くて果糖であり、果糖を多く含む物(砂糖や異性化糖)の過剰摂取が痛風を引き起こすのです。

 

 

甘い物はむし歯だけでなく、さまざまに体を蝕むのですから、一切摂らないようにすべきなのです。

 

 

 

 

痛風の本当の原因は、「果糖」による腎臓の糖化...。

 

 

 

先ほど、腸からの尿酸の排泄機能が低下する...という話がありましたが、糖化によって「腎臓の尿酸の排泄障害」が起こるなら、腸も同じように、糖化の影響で尿酸の排泄障害になる可能性はあります。

 

 

 

 

尿酸値が高くても、必ず痛風になるわけではないのは、別の要素があるからなんですね。

 

 

 

ちなみに、痛風について色々なネットの記事や本を読みましたが、「腎臓の糖化」について触れられているものは、ほとんどありませんでした。

 

 

 

他の疾患と同じで、やはり「糖化による害」は触れられないようです。

 

 

 

「糖化による害」を誤魔化す為に、別の食品や栄養を悪者にする例は、いろんな疾患で見られるのですが、「プリン体」もその1つでしょうか...。

 

 

 

 

「プリン体の多い食品」を控えることで重要な栄養が欠乏するなら、制限はしない方が良いです。

 

 

 

また、「食品由来のプリン体」は腸で分解されて「尿酸」にならずに排泄される...という説が本当なら、安心して摂取する事ができます。

 

 

 

 

ここまでを振り返ります。

 

 

 

  • 尿酸値が上がる原因は様々

 

 

  • 尿酸値が高くても痛風発作が起きるとは限らない

 

 

  • 痛風の原因はプリン体ではなく腎臓を糖化させる果糖

 

 

 

 

尿酸値が上がる原因も色々考えられますし、尿酸値が高くても痛風発作が起きるとは限らず、さらに痛風の原因である腎臓の糖化はあまり知られていない...

 

 

 

 

患者数も多く、完治しずらい...となっているあたり、「尿酸」と「それにまつわる疾患」は胡散臭いと感じます。

 

 

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動物性食品の摂取による尿酸値の結果はバラバラ

 

 

 

ここで、「動物性食品の摂取」と「尿酸値」は関係ないのでは?...と思われるような話を紹介します。

 

 

 

まず、以下は「肉を多く食べても尿酸値が上がらないケース」です。

 

 

『痛風情報局 尿酸値とは?尿酸値を下げる方法』より引用

 

 

イヌイットの人たちには痛風がいないそうです。

 

 

彼らは食事の中の肉食の割合が非常に高いですがそれでも痛風にならない(尿酸値が上がらない)のは、彼らの環境に適応するための体質の進化もあることながら、動物性たんぱく質が尿酸値を上げることは無いということを示しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

一方で、「動物性食品」を殆ど摂取していなかった明治以前の日本には、痛風患者はほとんどいなかったそうです。

 

 

 

ポルトガル人宣教師のルイス・フロイスや、ドイツ人医師のベルツによってその記録が残されています。

 

 

 

 

動物性食品をたくさん食べても痛風にならない「イヌイット」、動物性食品をほぼ食べなくて痛風にならない「明治以前の日本人」の例を紹介しました。

 

 

 

ちなみに、イヌイットは人種的には日本人と同じモンゴロイドです。

 

 

 

このような事実から、「尿酸」と食品はあまり関係ないような気もしてきます。

 

 

 

 

 

一応、2015年の春から「1日10g以下のスーパー糖質制限」をしている私の尿酸値も紹介しておきます。

 

 

 

血液検査を始めたのは、2017年の1月からです。それ以前は検査をしていないので分かりません。そして、検査をした時に前回の結果を聞いています。

 

 

 

 

だいたい3ヶ月に1回、「フェリチン」目的で検査をしています。「尿酸」を気にした事は一度もなく、今回改めて見たところ、かなりバラつきがあります。

 

 

 

食事内容はほとんど変わっておらず、違いと言えば3ヶ月ごとにサプリの種類を増やしている事くらいです。なので規則性は感じません。

 

 

 

では、新しい順からです。

 

 

 

2018年の3月が6.9。この日から「マグネシウム(ビタミンD、亜鉛、カルシウム入り)」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の12月が4.7。この日から「ビタミンB50コンプレックス」と「ベンフォチアミン」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の9月が5.1。この日から「ビタミンC」と「ビタミンE」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の5月が4.3。この少し後から「ナイアシン」を開始。

 

 

 

 

 

2017年の1月が5.0。この日から「鉄」を開始。

 

 

 

 

 

 

私の食事は、肉、卵、魚...と、動物性食品のオンパレードです。糖質10g以下なので、野菜はほとんど使えません。

 

 

 

 

でも、「高尿酸血症」は7.0 mg/dl以上なので、いまのところ問題ありません。

 

 

 

 

閉経前の女性の場合、尿酸の排泄を促す「エストロゲン(女性ホルモン)」のお陰で、尿酸値は低くなりやすいようなので、男性だったらもう少し高いかもしれません。

 

 

 

 

次回は、何故人間には「尿酸を分解するウリカーゼ」がないのか?について考えます。

 

 

動物性食品の摂取で尿酸値が上がる理由と、尿酸のメリットについて考えてみたへ続く

 

 

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「植物性の食品」に対して健康的なイメージを持たれている方は多いです。

 

 

 

しかし、穀物や野菜や果物には、体にダメージを与える糖質が多く含まれています。

 

 

 

その上、人体を構成しているタンパク質の質や量も、動物性食品に比べて劣ります。

 

 

 

従って、このブログでは「植物性の食品を控えて、動物性の食品を摂取する方が健康的だ」...と、主張してきました。

 

 

 

 

これは常識に反する意見なので、「動物性食品は血液を酸性化させる」とか、「肉は血液をドロドロにするのではないか」といった心配をされる方がでてきます。

 

 

 

よく、肉食は血液を酸性化させるとか、血液がドロドロになるとネットでは書かれています。これに関してはどうお考えでしょうか。

 

 

血液が酸性化するのは、乳酸が蓄積するからで、でもそれは糖を取るほうが乳酸が蓄積して酸性化しやすいと思うし、血液がドロドロになるのは血中コレステロールが多くなるからで、でも摂取したコレステロールは血中コレステロール値とは関係ないって聞きますし・・・

 

 

 

こう考えると肉食は問題ないと感じるのですが、肉は酸性食品とも言われますよね。

 

 

ここら辺はどう解釈しておられるのでしょうか。よろしくお願いします。

 

 

 

コレステロールに関しては、以下の記事を参考にして下さい。

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

 

 

このての質問はかなり多いです。

 

 

 

 

私も糖質制限をするまでは「バランスの良い食事」をしていましたし、食べる割合としては野菜の量が非常に多かったです。「肉を食べたら、野菜は倍食べた方が良い」...と大真面目に思っていました。

 

 

 

 

それは、「肉は酸性食品で、野菜のほとんどはアルカリ性食品だ」という考えが影響していたからでもあります。

 

 

 

なので、同じ心配をする人の気持ちはよく分かります。

 

 

 

本記事では、「食品」と「体のpH」の関係について細かくみていきます。

 

 

 

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食品と体のpHは定義が違う

 

 

 

「食品の性質」が、そのまま「体の性質」に影響を与えるのかどうか

 

 

 

 

...という話をする前に、先に理解しておくべき事があります。

 

 

 

健康や栄養の話題では、「酸性」、「アルカリ性」...といった単語が頻繁に登場します。

 

 

 

しかし、「の酸性、アルカリ性」という定義と、「食品の酸性・アルカリ性」という定義は違います。

 

 

 

 

この2つは、以下の様に判断基準が違うので間違えないようにして下さい。

 

 

 

 

体・・・・酸性・アルカリ性(pHで判断する)

 

食品・・・酸性・アルカリ性(pHで判断しない)

 

 

 

 

前者は「pH」で判断しますが、後者は「食品そのもののpH」で判断しているわけではありません(これについては後で説明します)。

 

 

 

で、このうちよく聞くのが「体が酸性化する」という言葉です。

 

 

 

まずは、分かりやすいこちらの説明からします。

 

 

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体のpHは均一ではない

 

 

 

体が酸性かアルカリ性か...の判断は、単純に「pH」で判断します。

 

 

 

この点に関してはシンプルなのですが、注意も必要です。

 

 

 

「〇〇によって体が酸性化する~」...という話はいたるところでされています。しかし、この主張は2通りあります。

 

 

 

 

  • 酸性食品を食べると血液が酸性化する

 

 

 

  • 酸性食品を食べると尿が酸性化する

 

 

 

 

「血液」か「尿」かの違いです。この2つは違いますし、同じように扱うと混乱するので気をつけて下さい。

 

 

 

 

体のpHは全て同じではありません。以下の図を見て下さい。数字が低いと「酸性」、高いと「アルカリ性」です。

 

 

 

『水素と電子の生命 / 著者:生体物理医学者 山野井昇(138p)』より引用

 

 

 

 

 

 

体液の働きによって、「正常なpH」が違います。

 

 

 

 

過去に癌についての記事中で、「乳酸」によって酸性化するとヤバイ...と書いたのですが、それは血液のpHの事です。

 

 

 

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

 

 

 

 

そして、以下が「血液のpH」と「健康状態」です。ちなみに、本の図に記載されている「血液のpH」は、7.36~7.44になっていました。

 

 

 

 

  • pH 7.35 ~ pH 7.45 ・・・正常

 

  • pH 7.3 以下 ・・・ミトコンドリアの機能低下

 

  • pH 7.1 以下 ・・・死の危険

 

 

 

『ナースプレス アシドーシス・アルカローシス』より引用

 

 

 

 

このように、人間が生きていく為には「血液のpH」を、狭い範囲の中で維持する必要があります。

 

 

 

ですが、血液と、尿のpHは別です。

 

 

 

今後、「酸性に傾く」というセリフが出た時は、どこの体液について話しているのかに注目するようにして下さい。

 

 

 

よく「体を酸性に傾ける」と表現されていますが、部位によってpHが違うのに「体のどの部分か」がハッキリ書かれていない文章は多いからです。

 

 

 

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「血液が酸性化する」と「尿が酸性化する」の違い

 

 

 

では次に、よくある「酸性食品によって血液が酸性化する」という意見と、「酸性食品によって尿が酸性化する」という意見の特徴を書いておきます。

 

 

 

 

肉(酸性食品)を食べると血液が酸性化すると主張しているケース

 

 

 

 

  • 断食、ヨガ、玄米菜食、陰陽論を支持している

 

  • 玄米菜食で生じるであろう大量の乳酸による血液の酸性化には触れない

 

 

 

 

ちなみに、彼らは「肉食によって血液がドロドロになる」と語る事が多いです。これは質問をされた読者さんも気にされていたので、ちょっとここで回答しておきます。

 

 

 

「血液ドロドロ」の主な原因は高血糖です。

 

 

 

糖質の多い穀物、野菜、果物の摂取によって起こります。肉は直接は血糖値を上げません。

 

 

 

『横ちゃんのきまま日記 血糖値の上昇が免疫力の低下を招く』より引用

 

萩原 敦さんのFBより転載

 

~血糖値の上昇が免疫力の低下を招く~
(血糖値の数値から客観的な免疫力評価の数値を探る)

 

 

英語圏の文献で、我々の免疫力の客観的な評価をする場合に、lymphocytic index(リンパ球指数)とかphagocytic index(食細胞指数)なる指標を用い、血糖値の上昇値と関連付けて、記述されていることをよく見かける。

 

 

この「食細胞指数」や「リンパ球指数」という言葉自体、我が国ではあまり一般的ではないようです。

 

 

(中略)

 

 

たとえば、

 

 

「血糖値が120を超えると食細胞指数的な免疫力の評価をすると、約75%の免疫力がダウンする。」

 

 

この説は、ライナス・ポーリング博士が、はじめて世に知らしめた説だそうです。

 

 

ポーリング博士も研究に値する人物です。後日、改めて、彼についての言及もします。

 

 

つい先ごろ、比嘉さんという方のFBで、高血糖の赤血球を映像にして投稿されていましたが、その内容は、ひじょうに素晴らしいもので、血糖値が上昇すると、赤血球同士がくっついて、「連携を組み」、血管の中で、あろうことか、「血流をせき止め」、「血流を立ち往生」させることを示していました。

 

 

 

となると、免疫力の要である「白血球(食細胞やリンパ球他)」も「赤血球の通せん坊」にあい、免疫力を発揮できなくなる云々と述べていました。

 

 

 

この血糖値120と言う数値が、血流を悪化させる「赤血球通せん坊」作戦が、効果を発揮し、顕著になる数値(ボーダーライン)なんだろうと思います。

 

 

 

 

そして、「血液がドロドロになる」という定義がこちらに分かりやすく書かれています。

 

 

 

 

『テラヘルツ健康有効波が見つかった!! / 共著:久保田享、荒木賢治』より引用

 

 

 

まず、「サラサラ」や「ドロドロ」とは血液の状態を表している言葉であり、血液をイメージしやすいように作られた表現です。

 

 

テレビや雑誌などのメディアによって、分かりやすい印象を与える言葉として使われたのが始まりです。

 

 

血液が「サラサラ」とは、赤血球の変形能力が高い状態、すなわち正常な赤血球の状態のときのことを指します。

 

 

血液が毛細血管の中に、状態を変形させながら血管の中をスルスルと流れることを意味しています。

 

 

また、血液が「ドロドロ」とは、赤血球の変形能力の低下やその他の原因などにより、毛細血管に血液がスムーズに流れない状態(ルロー状態)を意味します。

 

 

血液がドロドロになると血流が悪くなり、細胞内に酸素不足や栄養不足などが生じて、次のようなさまざまな症状が起きてきます。

 

 

 

・疲れやすい、疲れがとれない

 

・足のむくみがとれない

 

・肩こり、腰痛がひどい

 

・手足の冷えが酷い

 

・寝付きが悪く、よく眠れない

 

・生理痛がひどい

 

・肌あれが続いている

 

・抜け毛が多い

 

・目の充血、クマができやすい

 

 

 

(89~91p)

 

 

 

ここで、「肉食が血液をドロドロにする」可能性についてもお話しておきます。

 

 

 

赤血球の変形機能が正常だと「サラサラ」、機能が低下すると「ドロドロ」です。

 

 

 

この赤血球の変形機能が低下する原因に「マグネシウム不足」があります。

 

 

 

肉を食べると、その代謝にマグネシウムが必要です。

 

 

 

その為、肉を過剰摂取するとマグネシウムが不足します。糖質制限をしている人で、こむらがえりが起きたり、便秘になる事があるのはこの為です。

 

 

 

 

マグネシウムが不足する事によって、赤血球の変形能が低下して、血液がドロドロになる事ならあると思います。

 

 

 

また、赤血球には集まる傾向があります。

 

 

 

マグネシウムが不足すると、この傾向が高まって、より集まりやすくなるのです。こうなると血小板が血栓を作りやすくなります。

 

 

 

 

  • 赤血球の変形能の低下

 

  • 赤血球の凝集能の亢進

 

 

 

 

で、マグネシウムは骨に多く含まれています。

 

 

 

骨を食べずに肉だけを食べれば、マグネシウム不足で血液がドロドロになる...というなら間違いではありません。

 

 

 

しかし、本来であれば動物性食品だけでも摂取できるので、「肉が悪い、動物性食品が悪い」というのは適切ではありません。骨を食べる習慣がない事が問題なので、「動物性食品の全体を食べない事によるマグネシウム不足が悪い」と言うべきです。

 

 

 

 

一応言っておくと、マグネシウムは、「過剰な糖分の摂取」、「食品添加物の摂取」、「重金属曝露」によっても不足します。

 

 

 

つまり、肉を制限していなくても誰がなってもおかしくありません。

 

 

 

 

酸性食品で酸性化するのは尿のpHと主張しているケース

 

 

  • 高尿酸血症、痛風等の対策

 

 

 

 

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酸性食品とアルカリ性食品の定義と歴史

 

 

 

ここまでは、「のpH」についてと、「pHは同じではないので、どこの場所の性質について述べているのか把握するべき」だと説明してきました。

 

 

 

ここからは「食品の酸性・アルカリ性」の定義について説明します。

 

 

 

冒頭でも言いましたが、「体の酸性・アルカリ性」と「食品の酸性・アルカリ性」は判断基準が違うので気をつけて下さい。

 

 

 

食品の性質が、酸性かアルカリ性かは、「食品そのもののpH」ではなくて「含まれているミネラル」で判断しています。

 

 

 

『痛風治療ガイド アルカリ性食品って一体何?積極的に摂るべき理由とは?』より引用

 

 

 

アルカリ性や酸性と聞くと、学校で習ったpH(ペーハー)を連想します。

 

 

 

しかし、アルカリ性食品か酸性食品かの判定は食品そのもののpHではなく、食品に含まれる「ミネラル」が酸性かアルカリ性かで判断します。

 

 

 

つまり、リンや硫黄を含む食品は「酸性」、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムを含む食品は「アルカリ性」となります。

 

 

 

よく「酸性食品の摂り過ぎで血液が酸性になるからよくない」などと聞きますが、それは間違った情報です。

 

 

 

酸性食品やアルカリ性食品を食べたからといって血液のpHがどちらかに傾く事はありません。

 

 

 

しかし、尿は食べる食事内容によってpHが変化します。

 

 

 

尿が酸性に傾くほど尿酸が排泄しにくくなりますので、高尿酸血症の人はアルカリ性食品を積極的に摂る必要があります。

 

 

 

 

「酸性食品」がpHを酸性に傾けるのは、血液ではなく尿だと書かれています。

 

 

 

× 酸性食品は血液のpHを酸性に傾ける

 

〇 酸性食品は尿のpHを酸性に傾ける

 

 

 

 

その「酸性食品」の判断はこうです。

 

 

例えば、梅干を「リトマス試験紙」で調べると赤くなるので、科学的には「酸性」です。

 

 

 

しかし、梅干を燃焼させると、残ったミネラルはアルカリ性を示すので、栄養的には「アルカリ性」になってしまいます。

 

 

 

 

判断基準が違うのなら呼び方をなんとかしろと言いたくなります。実に紛らわしいです。

 

 

 

あえて混乱するような名称や定義のままにしたり、曖昧にしてイメージで語られる事が多いので、インチキ臭いです。

 

 

 

そして、以下が「体内に入ると酸性を示すミネラル」と「体内に入るとアルカリ性を示すミネラル」です。

 

 

 

 

酸性・・・塩素・リン・硫黄

 

 

 

アルカリ性・・・カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム

 

 

 

 

ちなみに、測定方法はこうです。

 

 

 

 

『Wikipedia 酸性食品とアルカリ性食品』より引用

 

測定は、食品を燃やした灰を水中に入れて溶出成分を含む水溶液を調製し、その水溶液のpHを計測する。

 

 

 

「食品そのもののpH」ではなく、「燃やした灰を溶かした水溶液のpH」を測るのです。

 

 

 

この方法で食品を測定するとこうなります。

 

 

 

アルカリ性食品

 

 

野菜(ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン、里芋、キュウリなど)、果物(メロンなど)、海藻(ひじき、ワカメ、昆布等)、キノコ、大豆製品、梅干し、牛乳などナトリウム・カルシウム・カリウム・マグネシウムを含む食品

 

 

 

酸性食品

 

 

肉類(豚肉、牛肉、鶏肉など)、魚類、卵、砂糖、穀類(米、酢、小麦等)など
硫黄やリンを多く含む食品

 

 

 

さらに以下のように記述されています。

 

 

 

2010年時の管理栄養士の国家試験を目標とした教科書である『新しい臨床栄養学』の5版では、主に動物性食品を酸性食品に、主に植物性食品をアルカリ性食品に分類している。

 

 

 

肉を悪者にしたい人達が大喜びしそうな分類ですね。

 

 

 

ですが、矛盾もあります。

 

 

 

「砂糖」は乳酸を発生させるから酸性食品の扱いになっています。

 

 

 

女子栄養大学出版部の『酸とアルカリ』では、砂糖は体内で酸性の乳酸を作るという根拠によって酸性食品に分類している。

 

 

 

「乳酸が血液を酸性に傾ける」ということを知っているからこそ、「砂糖」を酸性食品のカテゴリーに入れているのです。

 

 

 

しかし、だとしたら全体的におかしな話になります。

 

 

 

 

ブドウ糖(糖質)を分解する時に、代謝しきれずに生じた燃えカスが「乳酸」です。

 

 

 

「アルカリ性食品」に属しているサツマイモ、ニンジン、里芋も高糖質なので、代謝し切れなければ、乳酸を発生させる食品です。

 

 

 

ちなみに、それぞれの糖質量です。

 

 

 

 

  • サツマイモの糖質・・・100gあたり29.7g

 

  • ニンジンの糖質・・・100gあたり6.5g

 

  • 里芋の糖質・・・100gあたり11g

 

  • ご飯の糖質・・・茶碗一杯(約150g)あたり55g

 

 

 

ご飯ほどではないですが、根菜類は糖質が多いです。

 

 

 

 

それなのに何故、「乳酸=砂糖だけ」みたいな扱いなのでしょうか。

 

 

 

 

乳酸が発生するのは砂糖だけではありません。穀物も、野菜も、高糖質なので、同じ理由で血液を酸性化させる食品です。

 

 

 

この半端な判断基準も胡散臭いです。

 

 

 

そして、「食品の酸性・アルカリ性」の定義の出処がこちらです。

 

 

 

スイスの生理学者、グスタフ・フォン・ブンゲ(ドイツ語版)による、肉を食べると含硫アミノ酸が硫酸に変化し、体組織を酸性にするのでアルカリ性のミネラルを摂取する必要があると主張し、日本でも酸性・アルカリ性の議論が行われるようになった。

 

 

日本では、1990年代には主張を裏付ける実験を引用しないまま、分類は無意味だという主張が重んじられた。

 

 

 

高橋久仁子、左巻健男は、無意味だという説を一般書にて大衆に示してきた。

 

 

 

一方2007年に世界保健機関(WHO)は、タンパク質中の含硫アミノ酸、メチオニン、システインの酸が骨のカルシウムを流出させるため骨の健康に影響を与えるため、カリウムを含む野菜や果物のアルカリ化の効果が少ないときカルシウムを損失させるため骨密度を低下させると報告したし、2010年の日本の管理栄養士の国家試験のテキストはこの分類を掲載している。

 

 

 

医学的な研究は、骨や、高齢者の筋肉量の保存に関わり、尿路結石、痛風との関係を示してきた。

 

 

 

肉に多く含まれている「メチオニン」、「システイン」の酸について書かれています。これがあるから、肉は食品としては「酸性食品」に属することになります。

 

 

 

 

ここで語られている「酸」とは、アミノ酸を分解したの性質、つまり、「食品の栄養的」には酸性ということだと思います。

 

 

 

 

ちなみに、「持っている電荷」によってアミノ酸を分類する時は、以下の3つに分けられます。

 

 

  • 中性アミノ酸

 

  • 酸性アミノ酸

 

  • 塩基性アミノ酸

 

 

 

この分類の方法では、分解する前だからなのか、「メチオニン」や「システイン」は「中性アミノ酸」になっています。

 

 

 

ここで、肉を食べたら酸性食品になるとする根拠の部分を要約しておきます。

 

 

 

 

 

肉に多く含まれている含硫アミノ酸を摂取する

 

 

硫酸に代謝される

 

 

体組織を酸性化させる

 

 

 

次は、問題になっている「含硫アミノ酸」に焦点を当てます。

 

 

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肉に多く含まれている含硫アミノ酸とは

 

 

 

「タンパク質」はアミノ酸が繋がってできています。そのアミノ酸は20種類です。

 

 

 

 

で、「含硫(がんりゅう)アミノ酸」とは、「構造の中に硫黄原子があるアミノ酸」の事です。

 

 

 

 

だから、む・黄・アミノ酸と書きます。

 

 

 

 

例えば、メチオニン、システイン、ホモシステイン等があります。

 

 

 

 

このうち、「メチオニン、システインなどの酸」が骨のカルシウムを流出させる...という事だそうです。

 

 

 

 

『医療法人 弘鳳会 専門医のコラム 牛乳と骨粗鬆症③』より引用

 

 

牛乳は骨粗鬆症をかえって助長!

 

 

タンパク質を構成するアミノ酸の中に、メチオニン・システインなどの含硫アミノ酸があり、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べてこれらの含硫アミノ酸を多く含みます。

 

 

含硫アミノ酸は分解されて最終的に硫酸イオンとなり、体液の酸・塩基平衡を酸性側に傾けるのです。

 

 

 

酸性になった体液をアルカリで中和して酸・塩基平衡を保たなければならず、中和に用いられるアルカリ源はカルシウムです。

 

 

 

体内のカルシウムの99%は骨に存在します。中和にはもっぱら骨のカルシウムが使われることになります。

 

 

 

実際、動物性であれ植物性であれ、タンパク質の摂取量が増えると尿中に排泄されるカルシウムが増えることは、1970年代に行われた代謝実験で報告されています。

 

 

 

こちらは「体液」が酸性化すると書いてあります。どの体液でしょうか。

 

 

 

一方、以下では「尿」が酸性化すると書いてあります。

 

 

 

『コンディショニングのスポーツ栄養学 著者: 樋口満』より引用

 

 

動物性たんぱく質(肉、魚など)には含硫アミノ酸(メチオニンやシステイン)が多く含まれている。

 

 

動物性たんぱく質を大量に摂取すると、アミノ酸の分解により、尿中のリン酸塩、硫酸塩が増加し、尿が酸性化する。

 

 

そのため、カルシウム再吸収が抑制され、尿中カルシウムが増加し、尿路結石や骨粗鬆症などのリスクも高まる。

 

 

 

骨のカルシウムを溶かすのは、体を血液の酸性化から守る為で、体の防衛システムの一種です。

 

 

 

最後は血液が酸性化する事について書かれています。ということは、「尿」と「血液」の両方を酸性化するのでしょうか...。

 

 

 

ハッキリしませんね。

 

 

 

 

血液が酸性化する事によるカルシウムの変化

 

 

 

酸性化するのがどちらなのか曖昧なのですが、

 

 

 

とりあえず、血液が酸性化して、それを中和する流れを説明します。

 

 

 

 

血液が酸性化する

 

 

骨からカルシウム(アルカリ性)を溶かして(脱灰)血液に送り込む

 

 

血液を中和する

 

 

カルシウムは再び骨に戻る(再石灰化)

 

 

 

 

 

「脱灰 = 再石灰化」であれば問題ありません。

 

 

 

しかし、度が過ぎると不具合が起きます。

 

 

 

ずっと酸性だと、「脱灰 > 再石灰化」状態になります。

 

 

 

すると、大量のカルシウムが血液に留まり慢性化します。そうなると、骨のカルシウムは減りますし、さらには溶けたカルシウムが血管に付着して「動脈硬化」の原因になります。

 

 

 

 

そして、それ以外にも様々な慢性疾患の原因になります。酸性化するのは良くありません。

 

 

 

 

ただし、この理屈は、あくまでpHを7.35 ~  7.45に保たなければならない「血液」が酸性化した場合の話です。

 

 

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どこを酸性化するのかが曖昧

 

 

 

「含硫アミノ酸」を分解してできた「硫酸」は、血液によって運ばれる物質の一つなのですが、それで血液が酸性化する...という部分の具体的な説明はみつかりません。

 

 

 

「硫酸」について書かれている事は、例えば以下です。

 

 

 

『よくわかる生理学の基本としくみ / 著者:札幌医科大学 医学部教授 當瀬規嗣』より引用

 

 

 

ゴミは水に溶かして

 

 

 

細胞が出す代表的な代謝産物には、酸素の消費の結果出てくる二酸化炭素のほか、タンパク質やアミノ酸を分解することで生じる尿素や硫酸など、それに、DNAやATPなどに使われる核酸を分解して生じる尿酸などがあります。

 

 

これらの物質は、細胞から血液に出されてきます。

 

 

したがって、ゴミは、血液によって体中から回収されているわけです。

 

 

血液は、なんと、ゴミ収集車の役わりをしているのです。

 

 

血液は、あくまで収集をしているだけなので、どこかに捨てなければなりません。

 

 

一つのゴミ処理場は、肺です。ここで二酸化炭素がだされることを、第3章でお話しました。しかし、他の物質は、気体にならないので、肺からは出ません。

 

 

気体にならないゴミを除去するのが、腎臓の役わりです。つまり腎臓は、血液専用の浄化装置だということです。

 

 

 

(101~102p)

 

 

 

「細胞の代謝産物」がゴミ扱いである事と、その行方が説明されています。

 

 

 

「硫酸」が血液によって回収されることは確かですが、それによって血液が酸性化する...といった記述は見当たりません。

 

 

 

 

結果的に尿として排泄するから、血液のpHが影響を受けないのかもしれません。

 

 

 

『Wikipedia 尿』より引用

 

 

尿は血液中の不要物や有害物、新陳代謝の老廃物などを体外へ捨てるために腎臓で濾過されて生産される。

 

 

 

このため、身体状態を反映して水素イオン指数 (pH) や成分が変化することが知られており、内科の診断では主要な検査対象となる。

 

 

 

血液やリンパ液、組織液、細胞液などのpHは、ホメオスタシス(恒常性維持機能)によって通常pH7.4±0.05に維持されている。

 

 

 

一方、尿は体液ではないため、pHはある程度の範囲で変動する。

 

 

 

体内からミネラルを補充したり、尿に余分なミネラルを排出することで血液や体内のpHが保たれているので、骨や尿は摂取する食品の影響を受ける。

 

 

 

尿はpH4.4~8.0の範囲で変化する。

 

 

 

尿は体液ではない...ということは、酸性化するのが「体液」と記述されている場合は、「血液」の事だと受け取るべきなのでしょうか?

 

 

 

以下は、食べ物のpHは、血液には影響しないと書かれています。

 

 

『緑の中の小さな家 (Pure Food Pure Body) 『肉を食べたら、体が酸性になる』 のうそ』より引用

 

 

食べ物のPHは尿のPHには影響するが、血液のPHには影響しないのです。

 

 

血液のPHを一定に保っているということは、人間の体にとって非常に大切なことなのです。

 

 

もし、血中PH バランスが、正常値から外れてしまったら、あなたの細胞は動きを止めてしまい、すぐに死に向かってしまうのです。それゆえ、体はいくつものメカニズムを駆使して、体のPHバランスを制御しているのです。このことは、酸塩基恒常性と呼ばれています。

 

 

 

こういうわけで、幸運にも、私たちが食べる食べ物で、血液のPHバランスを変えるなんてことができるわけないのです。つまりは、食べ物は、血液のPHを変えることができない、以上!って感じですね。

 

 

 

でも、食べものは尿のPHを変えることができます。

 

 

 

それは、逆に、血液のPHを一定に保つために、体の制御システムが働き、尿から、余計な酸性物質を出しているからなのですね。

 

 

 

大きなステーキを食べて、数時間後には、体は、酸性物質を体のシステムないから排除するために、いつもより多くの酸性物質を尿から出しているであろうと考えられます。

 

 

 

言われていることとしては、尿のPHというものは、体全体的なPHバランスや、健康度を図るのには、ほとんど、指標にならないということです。

 

 

 

尿のPHというのは、食べ物だけではなくて、非常にたくさんの要因で変化するものなのです。

 

 

 

 

 

ここまでをまとめます。

 

 

 

  • 「食品の性質」によって酸性化するのは、「血液」ではなく「尿」

 

 

  • 「血液のpH」は、「食品の性質」によって左右されず、恒常性維持機能でコントロールされている

 

 

  • 「含硫アミノ酸」を代謝した時に発生する「硫酸」は体液を酸性化させるが、それがどこか曖昧

 

 

 

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含硫アミノ酸に関する情報は少ない

 

 

 

「肉を食べると酸性化する」...という話は、

 

 

 

「どこが酸性化するのか」という事と、「含硫アミノ酸」がポイントだと思います。

 

 

 

 

しかしながら、もっと具体的に書かれている情報が今のところ見つかりません。

 

 

 

 

ネットで検索すると、同じような事を書いている記事がいくつか見つかったのですが、「情報量」や「曖昧さ」や「話の流れ」が似ているので、元ネタが同じ可能性があります。

 

 

 

 

「どこが酸性化するのか」の説明は、紹介したように、情報源によってバラバラです。

 

 

 

また「含硫アミノ酸」と、分解して生じた酸についての情報はもっと少ないです。

 

 

 

 

Wikipediaにも、「含硫アミノ酸」についての記述はほとんどありません。なので、それを分解した成分の性質について探すのはもっと難しいです。

 

 

 

Wikipedia 含硫アミノ酸

 

 

 

 

今のところ、私が持っている生化学の本、図書館で借りた本を探してみても、「含硫アミノ酸の分解」について詳しく書かれていませんでした。

 

 

 

もっと難しい本や英語の情報なら書いてあるのかもしれませんが...。

 

 

 

 

私としては、もう少し具体的な事が知りたいです。

 

 

 

 

ただし、無駄に複雑な文章はインチキを誤魔化している可能性が高いので、「新聞が読める人であれば誰でも理解できる文章」で書いてある事が条件です。

 

 

 

 

 

「含硫アミノ酸は良くない」と主張している人達は、この状況で、一体どうやって元の情報を得たのか謎です。

 

 

 

多くの人が、軽々しく「肉は酸性食品だから食べ過ぎないようにしよう」と言っているので、もっと簡単に手に入る情報だと思っていました。

 

 

 

また、疑問もあります。

 

 

 

何故、20種類あるアミノ酸のうち、「含硫アミノ酸」を分解して生じた酸だけが強調されているのでしょうか?

 

 

 

アミノ酸は「含硫アミノ酸」だけではありません。

 

 

 

当然、肉を食べたら「含硫アミノ酸」以外のアミノ酸も食べる事になります。

 

 

 

 

「他のアミノ酸」が分解された後の性質はどうなるのかが気になります。

 

 

 

 

仮に「他のアミノ酸」が分解された時に、酸性ではなくアルカリ性だったら、「含硫アミノ酸」で生じる酸を中和できる事になります。

 

 

 

 

憶測ですが、「含硫アミノ酸」を分解して生じた酸だけが強調されるという事は、それ以外のアミノ酸を分解しても、そのような性質がないのかもしれません。

 

 

 

 

私はよく分からないものは無理に結論を出さない事にしています。

 

 

 

詳しい情報がなかなか手に入らないので、結論は先延ばしになりそうです。

 

 

 

「含硫アミノ酸」のデメリットについては、分かり次第書き加えていきます。

 

 

 

 

ただし、これで終わりではありません。

 

 

 

 

「動物性食品」の大量摂取に不安があったり、「高タンパク質」に抵抗がある人は多いので、現時点で分かる範囲で、この食生活が安全なのかどうかを、別の視点から考えてみます。

 

 

 

酸性食品の動物性タンパク質によって骨粗鬆症になる説の真相と、含硫アミノ酸のメリットへ続く

 

 

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国やメディアが様々な対策を紹介してくれていますが、残念ながら、栄養を強化したり、有害な物を避ける...といった、「免疫力を上げる方法」が抜け落ちています。

 

 

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アビガンについてはこちらの記事で。

 

アビガンの使用は6月以降 ←は? 救える命を救わないのは人災である。

 

 

 

以下は免疫力を下げないために気を付けたい事です。

 

 

5Gの空間では、生体は健康的な生活を送ることはできません。

 

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