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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

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お知らせ

しばらくの間、記事の更新をお休みします。

 

 

 

記事を書くために、調べたり、考えたりする時間が取れない事が多いので、余裕ができてから元のようにします。

 

 

 

 

実験、情報収集は継続していくので、現状報告等、短時間で書ける内容であれば例外的に更新すると思います。

 

 

 

 

コメントやメールの返信は出来る限りするつもりですが、いつもより遅れるかもしれません。

 

 

 

ただし、調べたり、見解を述べなくてはならない返信については、時間がかかるので記事同様にお休みします。

 

 

アリヤ

危険なブームに警告!豆乳飲料を健康目的で飲むべきではない理由と大豆製品のデメリット

 

最近、スーパーで豆乳飲料が目立つようになりました。

 

 

 

 

抹茶、ココア、いちご、ココナッツ、チョコミント…と、色々な味付けがされているので、それまで豆乳が苦手だった人でも美味しく飲めそうです。

 

 

 

 

嗜好品としてなら良いと思います。

 

 

 

 

ですが、この豆乳飲料を『健康的』というイメージで紹介されているのを何度か目にしました。

 

 

 

 

ネットではよく見かけますし、少し前には情報番組でも放送されていました。

 

 

 

 

私は普段テレビを見ないのですが、その時はたまたま実家にいて、父がそれを見ていました。

 

 

 

私は食事を作っていて、後ろから聞こえてくるその音を聞きながら、「あぁ、あれか…」と思っていました。

 

 

 

番組の内容は、ヘルシーを強調していて、デメリットを一切言わなかったので悪質でしたが、このような報道はいつもの事なので、その時は気にもとめませんでした。

 

 

 

 

しかし、後で父が食事中に、その番組を見ていなかった母に対して、

 

 

 

 

 

「豆乳は体に良いから、今度買ってこい」

 

 

 

 

 

…と言ったのです。全く疑っていなかったので、完全に誘導されている様子でした。

 

 

 

 

さすがに聞き捨てなりません。

 

 

 

 

その時は一連の流れを私が見ていたので、すぐに「豆乳は体に悪いから買うな」と母に釘をさすことができました。

 

 

 

 

ですが、もしあの場に私がいなかったら、母も何も考えずに豆乳を健康目的で買う可能性は大いにありました。

 

 

 

 

既に分かりきったデメリットを一切言わず、メリットばかりを強調するのは許せません。

 

 

 

 

これでは、ほとんどの人が間違った選択をしてしまいます。

 

 

 

 

スーパー糖質制限をしている私が運営する当ブログでは、高タンパク質な食事を推奨しています。

 

 

 

 

一応、人間は動物食性動物なので、タンパク質も動物性の食品が良い事も何度も強調していますが、それでも植物性の豆製品を完全否定しているわけではありません。

 

 

 

ベジタリアンなど、動物性の食品が食べられない方もいらっしゃるからです。

 

 

 

また、肉や魚だけだとお金がかかるので、補助の範囲であれば、安価な豆製品を使用する事もありだと思っています。

 

 

 

例えば、私は1食あたり肉だと250~300gは食べるのですが、スーパーに行く時間が遅すぎて、g数が微妙な肉しか手に入らないことがあります。

 

 

 

1パック190gとかです。

 

 

 

こういう場合は足りないので、植物性のタンパク質である「豆腐」等の大豆製品や、「ひよこ豆」を足すこともあります。

 

 

 

ただしメインではありません。あくまで主役は動物性です。

 

 

 

そして、私はこれがあまり良くない事である事も分かったうえでやっています。

 

 

 

 

しかし、人によっては、「豆製品は高タンパク質だから健康的だ」…と考えて、豆製品を中心にタンパク質を摂取しようとする人がおられます。

 

 

 

 

糖質制限をしている方の中でも、豆製品に対して油断する人は少なくないのです。

 

 

 

 

高タンパク質をする事は良いのですが、この発想は思わぬ弊害を生む可能性があります。

 

 

 

 

そして、豆製品の中でも、特に問題なのが大豆からできた豆乳です。

 

 

 

 

栄養価を調べてみると、意外にタンパク質量が少なく、糖質もあるので、糖質制限をしている人はあまり飲まないだろうから心配いらない…と思っていましたが、

 

 

 

最近は飲みやすく販売されているので、高タンパク質食をする人が継続的に摂取してしまう可能性もあるので注意をしておきます。

 

 

本記事では、以下のような人に向けて、豆乳が健康的ではない理由についてお話します。

 

 

 

  • プロテインを豆乳で溶かして飲む人

 

 

 

  • 豆乳を健康の為に飲もうかどうか迷っている人

 

 

 

 

(補足として)

 

  • 肉と豆製品を一緒に食べる回数が多い人

 

 

 

もう一度言って起きますが、嗜好品として楽しむぶんには別にいいと思います。

 

 

 

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健康的なイメージの大豆製品は副作用が多い

 

 

 

「豆乳」について語るためには、先に元となる「大豆」の実態について語らなければいけません。

 

 

 

 

大豆等の豆科の植物には、反栄養素(アンチニュートリエント)が含まれています。

 

 

 

「反栄養素」とはあまり一般的ではない単語ですが、簡単に言うと「身体によくないもの」の総称の事で、ファイトケミカルの一種です。

 

 

 

ファイトケミカルについては以下の記事をご覧下さい。 

 

ファイトケミカルの効能について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

そして、代表的な「反栄養素」が以下になります。

 

 

 

  • フィチン酸塩

 

 

 

  • 酵素阻害物質

 

 

 

  • ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)

 

 

 

 

「ゴイトロゲン」とは、ヨウ素の取り込みを阻害したり、甲状腺腫を引き起こすものの総称の事です。

 

 

薬剤や化学物質だけでなく、大豆に含まれている「イソフラボン」や、アブラナ属の野菜等に含まれている「チオシアネート」もゴイトロゲンの性質を持っています。

 

 

 

 

これら3つのうち、「フィチン酸塩」に関しては、「有害ではない」という説もあり、調べてみるとそれなりに信憑性がありました。これだけで情報が大量になってしまうので、本記事では「フィチン酸塩」が危険かどうかについての追求はしません。

 

 

 

 

 

従って、現時点で私的に「確実にこれは問題だろう」と考えているのは、「酵素阻害物質」と「ゴイトロゲン」の2つになります。

 

 

 

 

 

…で、豆乳の元となる大豆には、この「反栄養素」がたっぷりと含まれています。

 

 

 

 

次はこのうちの「酵素阻害物質 こうそ そがい ぶっしつ」について説明します。

 

 

 

 

酵素阻害物質とは

 

 

 

代謝をよくする為には、酵素反応がスムーズでなければいけません。

 

 

 

 

その為には、必要な栄養素が揃っている必要があります。

 

 

 

 

主酵素が「タンパク質」で、そのサポートをするのが補酵素「ビタミン」と補因子「ミネラル」です。

 

 

 

 

これらが足りていれば代謝はスムーズに、不足すれば反応が滞るので代謝が悪くなります。

 

 

 

そうなると不健康です。

 

 

 

 

従って、酵素の働きを阻害する行為は、意図的に反応を滞らせ、不健康になる事を意味します。

 

 

 

 

例えば、薬にはその作用があります。

 

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年12月18日』より引用

 

 

一方、ほとんどの薬は代謝酵素阻害作用を持つ。

 

 

薬とは、代謝酵素を阻害して、体内の特定の物質を増やしたり減らしたりするもの。

 

 

代謝酵素阻害作用は、拮抗薬、阻害剤(インヒビター)、ブロッカー、アンタゴニストなどと表現される。

 

 

 

胃潰瘍治療薬:

 

PPIプロトンポンプインヒビター)、
H2ブロッカー、

 

 

降圧薬:

 

βブロッカー、
Ca拮抗剤、
ACE阻害薬、

 

 

抗精神病薬:

 

SDA(セロトニンドーパミン・アンタゴニスト)、

 

 

抗うつ薬:

 

SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)。

 

 

 

つまり、薬は症状を軽減する作用はあるが、寿命短縮作用があると言うことになる。

 

 

すべての薬を否定するわけではなく必要な人もおられるのは事実だが、できるだけ少量で済むことが望ましいことは間違いない

 

 

 

 

 

重要なところです。

 

 

 

 

酵素の阻害 = 寿命短縮

 

 

 

 

 

そして、自然界に存在する種子類にも、酵素を阻害する作用があります。

 

 

 

 

何故かと言うと、「発芽に適切な条件」が揃わない環境下では、「種子が芽を出す為の酵素」が働かないようにする為です。

 

 

 

 

種子にとっては、この作用は有益です。

 

 

 

 

しかし、この酵素阻害作用は、種子に対してだけでなく、それを食べる側にもバッチリと影響します。

 

 

 

 

そして、大豆の場合は、以下のような大きな問題があります。

 

 

 

 

  • 酵素阻害作用が強い

 

 

  • 「発酵」以外の方法では酵素阻害作用を取り除くことが困難

 

 

 

 

 

種子類とえば、大豆、ナッツ、玄米…と、色々ありますが、この中でも大豆は、特に酵素阻害作用が強い種子です。

 

 

 

 

 

 

基本的に、種子類に含まれている酵素阻害作用等のアンチニュートリエントは、水に浸けると、水に移ります。

 

 

 

そして、完全にはなくなりませんが、時間をかけて調理すれば、ある程度は破壊もできます。

 

 

 

 

…このように多くの種子は、水に浸したり、加熱によって、ある程度酵素阻害作用を取り除くことができるのですが、

 

 

 

 

他の種子に比べると、大豆はこれらの方法では酵素阻害作用を取り除くことができないと言われています。

 

 

 

 

それを解決するには、「発酵」させるしかありません。

 

 

 

 

 

…ということはつまり、発酵していない大豆製品は、「酵素阻害作用が強い食品」なのです。

 

 

 

 

もう一度言いますが、酵素の阻害 = 寿命短縮です。体にとって健康どころか、マイナスの方が大きいですね。

 

 

 

 

その食品とは…例えばこちらです。

 

 

 

 

  • 豆腐

 

 

  • おから

 

 

  • 豆乳

 

 

 

 

ちなみに、これらの製造方法は線上に繋がっているので、兄弟のようなもんです。

 

 

 

 

 

①粉砕した大豆をお湯に入れて加熱する

 

 

 

 

 

 

②ふきんで漉して絞る

 

 

 

 

 

 

③漉してできた液体は「豆乳」、ふきんにのこったのが「おから」

 

 

 

 

 

 

④豆乳ににがりを入れて固めて「豆腐」が完成

 

 

 

 

 

 

豆乳、おから、豆腐の酵素阻害3兄弟の中でも、特に危険なのが豆乳です。

 

 

 

 

先ほど、種子類に含まれているアンチニュートリエントは、水に浸けると水に移る…と説明しましたが、豆乳とはその水分にあたる部分です。

 

 

 

 

大豆は水に浸したくらいでは酵素阻害作用を取り除くことが困難な為、そんなに水に移っているとは思えませんが、それでも「おから」や「豆腐」に比べるとこれらの成分が豊富である可能性は十分高いです。

 

 

 

 

従って、豆乳はアンチニュートリエントドリンクと言っても過言ではありません。

 

 

 

もちろん、酵素もしっかり阻害してくれることでしょう。

 

 

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タンパク質の消化が悪くなる

 

 

ここで、「酵素の阻害」…の分かりやすい具体例を挙げておきます。

 

 

 

食事をすると、消化酵素が分泌され、食べた物が分解されます。これによって、身体に吸収できるようになります。

 

 

 

従って、この消化酵素の働きを阻害すると、食べた物は当然未消化になります。

 

 

 

肉を食べると未消化になって発癌性物質が発生する…という説があります。

 

 

 

肉が未消化になる原因は色々ありますが、「タンパク質や脂質を分解する酵素を阻害する物質」と一緒に摂取すれば、そうなる可能性は高いです。

 

 

 

 

『アスリートのための最新栄養学(上)~三大栄養素編 / 著者:山本義徳』より引用

 

 

 

他にも大豆には問題があります。それは「トリプシンインヒビター」です。

 

 

 

トリプシンはタンパク消化酵素、インヒビターというのは邪魔するという意味で、大豆にはタンパク消化酵素を邪魔する物質が含まれているのです。

 

 

 

余談ですが、植物にはこのように「動物に食べられてしまわないように」代謝を阻害する物質が含まれていて、ジャガイモの芽にあるソラニンやホウレン草に含まれるシュウ酸などが代表的なものです。

 

 

 

人参に含まれるアスコルビナーゼはビタミンCを壊し、ワラビやゼンマイなどの山菜類にはビタミンB1を壊すアイノリナーゼが含まれます。

 

 

 

大豆のトリプシンインヒビターもその1つで、多くの動物は生の大豆を食べると下痢してしまいます。

 

 

 

ただしこれは加熱で壊されます。

 

 

 

大豆プロテインを製造するときには加熱されますので大丈夫です。

 

 

 

なお大豆製品のトリプシンインヒビター残存率は、木綿豆腐で2.5%、絹ごし豆腐で4.3%、豆乳で13%、納豆で0.7%だそうです。(※45)

 

 

 

豆乳でプロテインを割る人もいますが、これは避けたほうが良いかもしれません。

 

 

 

また「きな粉」はタンパク含有量が多いということでプロテインの代わりにきな粉を、と考える人がたまにいますが、これも避けたほうがいいでしょう。

 

 

(116p)

 

 

 

加熱されるので大丈夫…とありますが、大豆はそう簡単にはいかないという説があるので過信はできません。

 

 

 

大豆製品のトリプシンインヒビター残存率をまとめます。

 

 

 

  • 木綿豆腐・・・・2.5%

 

 

  • 絹ごし豆腐・・・4.3%

 

 

  • 豆乳・・・・・・13%

 

 

  • 納豆・・・・・・0.7%

 

 

 

豆乳が1番多いです。

 

 

 

飲んでも消化吸収が悪くなるなら、高いプロテインを豆乳で割るのはもったいないです。

 

 

 

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大豆製品の歴史

 

 

豆乳が飲まれるようになってどれくらい経ったのか…も重要なポイントです。

 

 

 

実は日本の豆乳飲料の歴史は、他の大豆製品に比べると非常に浅くて、一般的に飲まれるようになったのは、昭和50年前後だそうです。

 

 

 

 

『日本豆乳協会 豆乳について』より引用

 

 

大豆豆乳液ににがりを入れて固めると豆腐になりますが、その豆腐は約2000年前に中国で誕生したと言われており、その頃から豆乳もあったと言えます。

 

 

日本に中国(唐)から豆腐が伝わったのは奈良時代と言われていますが、豆乳の原型と言われる豆腐羹が禅宗の僧侶たちの食膳に出たのは、鎌倉時代と言われています。

 

 

 

これが、日本における豆乳の誕生と見られます。

 

 

 

一般の人たちに飲料商品として豆乳が出回るようになったのは戦後昭和50年前後以降でした。

 

 

 

「豆乳」と製造工程が近い「豆腐」と「おから」は、豆乳よりも食べられてきた期間が長いです。

 

 

 

 

「豆腐」の歴史は、以下を読んでも最も諸説紛々としていて、どれが本当かは不明です。

 

 

 

『Wikipedia 豆腐』

 

 

 

 

一方「おから」は、長い間「廃棄物」として扱われていたようで、食品としての地位を得たのは「豆腐」や「味噌」や「納豆」に比べてかなり後ですが、それでも江戸時代には食べられていたようです。

 

 

 

 

そして、発酵させた大豆製品である「味噌」や「納豆」の歴史も、比較の為に紹介しておきます。

 

 

 

歴史が長いのは、平安時代に記録が残っている「味噌」です。

 

 

 

 

『Wikipedia 味噌』より引用

 

 

 

起源

 

 

味噌の起源には二つの説がある。

 

 

 

中国伝来説

 

古代中国の醤を根源とし、遣唐使により中国を経て伝来したとされる説。

 

 

 

日本独自説

 

 

日本の味噌の原型は歴史が古く、弥生時代からとする説。日本においては縄文時代から製塩が行われ、醤などの塩蔵食品が作られていたと見られる。縄文時代後期から弥生時代にかけて遺跡から穀物を塩蔵していた形跡が見つかっている。古墳時代からは麹発酵の技術を加えたものとなった。

 

 

 

 

お次は「納豆」です。こちらも11世紀半ばから記録があるので古いです。

 

 

 

『Wikipedia 納豆』より引用

 

 

自然発酵法で行われた。

 

 

 

「納豆」という語句が確認できる最古の書物は、11世紀半ば頃に藤原明衡によって書かれた『新猿楽記』である。

 

 

 

同作中に「腐水葱香疾大根舂塩辛納豆」という記述があり、平安時代には納豆という言葉が既に存在していたことが確認できる。

 

 

 

 

比較すると、大豆製品の中でも豆乳は一般的な人が摂取してきた歴史は浅いです。

 

 

 

 

そして、歴史が浅いということは、その結果どうなったか…という実例が少ないということです。

 

 

 

 

健康に気を使う人が1番知りたいのはこれだと思いますので、次は豆乳と健康被害についてみていきます。

 

 

 

 

豆乳の健康被害

 

 

 

まずは、健康被害の一例です。

 

 

 

 

『Yahoo!知恵袋 大豆の摂取と生理について』より引用

 

 

大豆の摂取と生理について。

 

 

今月に入ってから、毎日コップ1杯分の豆乳、毎日納豆か豆腐半丁どちらかを食べていました。

 

 

今まで生理不順などになったことないのですが、先日生理予定日前 に少し出血があり(いつも予定日前に来ることはない)、5日目の今も今までの生理の量とは比べものにならないくらい、少ししか出血してません。

 

 

着床出血かと思い検査薬もやったけれど、陰性だし‥

 

 

これって、いきなり大豆製品をとるようになったことと、関係ありますか?

 

 

 

 

大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)に似た働きをします。

 

 

エストロゲンは生理が終わってから、排卵が始まるまで多く分泌され、排卵後は子宮の内膜を厚くするために、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。

 

 

 

このプロゲステロンが多く分泌されるべき時期に、エストロゲンに似たイソフラボンを摂ると、さらにそれを上回るプロゲステロンを分泌してしまい、月経前緊張症(PMS)の症状が酷くなったり、それまで順調だった生理のサイクルが乱れてしまうことがあります。

 

 

http://lbr-japan.com/2013/02/18/5179/

 

 

わたしは牛乳と半々で調整豆乳を飲んでいた時期があったり、プロティンシェイク(大豆たんぱく)のダイエットをした経験がありますが、大豆製品をよく摂ると、頭痛や動悸、吐き気、めまい、発熱、不眠など、生理前の不調がとても酷くなってしまい、最初は食物アレルギーかと思い、病院でアレルギーテストをしましたが、大豆は陰性でした。

 

 

それでも症状は出るため、試しに大豆製品をなるべく摂らないようにして様子をみたら、とても楽になりました。

 

 

 

醤油やお味噌といった調味料は普通に摂りますが、豆乳やきな粉などは意識して摂らないようにしています。

 

 

 

お豆腐も本当は好きなのですが、生理前には1/6丁くらいしか食べません。

 

 

 

大豆製品には身体に良い成分がたくさん含まれていますが、生理周期に影響が出てしまうようでしたら、摂る量や時期を調整してみてください。

 

 

 

ここで、イソフラボンがでてきたので、これについて解説します。

 

 

 

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イソフラボンの問題点

 

 

大豆に多く含まれているイソフラボンは、ポリフェノールの一種です。

 

 

 

分子構造が女性ホルモンである「エストロゲン」にとてもよく似ていて、そのような働きをします。

 

 

 

その為、イソフラボンは、「植物性エストロゲン」と呼ばれています。

 

 

 

そして、先ほども説明したとおり、「ゴイトロゲン」の性質を持っています。

 

 

 

 

ちなみに、大豆に含まれているイソフラボンは、全体量の約0.2~0.4%です。

 

 

 

 

イソフラボンは大きくつに分類されていて、以下のような特徴があります。

 

 

 

 

  • グリコシド型イソフラボン・・・糖と結びついていて、分子が大きい

 

 

  • アグリコン型イソフラボン・・・グリコシド型イソフラボンから糖を取り除くことで生成されたもので、分子が小さい

 

 

 

 

前者は、大腸で腸内細菌の酵素で糖を分解して消化吸収されるので、取り込むのに時間がかかります。

 

 

 

 

一方、後者はその必要がないので、吸収スピードは「グリコシド型イソフラボン」より3倍速いです。

 

 

 

 

 

そして、後者の「アグリコン型イソフラボン」は、以下のつに分けられています。

 

 

 

 

  • ダイゼイン・・・・エストロゲン様作用が穏やか

 

  • ゲニステイン・・・エストロゲン様作用が強い

 

  • グリシテイン・・・エストロゲン作用がほとんどない

 

 

 

 

 

 

 

イソフラボンの効能について、分かりやすくまとめてある記事を紹介します。

 

 

 

『妊娠・出産するための予習・復習ノート 食べてはいけない イソフラボン サプリメント 大豆製品 女性にも男性にも悪影響』より引用

 

 

「食品中の植物エストロゲンに関する調査研究」厚生科学研究(1998年)によると、100gあたりの大豆イソフラボンアグリコン含有量は、次の通りです。

 

 

大豆 140mg
きな粉 266
豆腐 20
おから 11
油揚げ 39
納豆 74
味噌 50
醤油 1
豆乳 25

 

 

 

日本人の日常摂取量は、16~22mg/日になります。。

 

 

 

「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」厚生労働省食品安全委員会(2006年)では、大豆イソフラボンの生体への影響は、主に次の3つ。

 

 

1 エストロゲンレセプター (ER)を介する作用(低濃度で作用する)

 

 

ERα:子宮、膣、卵巣、乳腺、視床下部、血管内皮細胞、血管平滑筋

 

 

ERβ:前立腺、卵巣、肺、脳、血管、骨

 

 

 

2 トポイソメラーゼ阻害作用(高濃度で作用する):抗癌剤である、VP16、ドキソルビシンと類似の作用で、胎児期の暴露は小児白血病に関連する可能性も懸念されます。

 

 

 

3 甲状腺機能ペルオキシダーゼ阻害作用:甲状腺機能亢進症になります。この作用を抑えるため、海外ではヨウ素の添加が必要ですが、日本では海藻によるヨウ素摂取が通常は十分あるため、基本的に問題ないと考えられています。

 

 

 

 

 

ゴイトロゲンの性質があるイソフラボンは、甲状腺機能を阻害する作用がある…と言いましたが、ヨウ素を摂取している限りはとりあえず心配がない…という意見です。

 

 

ただし、甲状腺に問題がある人は注意が必要です。

 

 

 

 

 

大豆イソフラボン長期摂取による閉経後の女性への影響として、、、

 

 

1 子宮内膜増殖症(子宮体癌の前癌病変)の増加:これは、ERα作用によるものであり、大豆イソフラボン150mg/日でリスクが高くなります。閉経後でも生理様の不正出血が起こり、子宮癌との鑑別が必要になります。

 

 

 

大豆イソフラボン上乗せ摂取(通常の食事以外の摂取)による閉経前女性への影響として、、、

 

 

 

2 生理不順(月経周期の延長):これは、大豆イソフラボン57mg/日でリスクが高くなります。

 

 

 

つまり、女性ホルモン補充は、

 

 

1 女性ホルモン低下の場合(更年期以降)、適度な補充はよいが、過剰な補充は悪影響

 

 

 

2 女性ホルモン正常の場合、補充は不要(悪影響)となります。

 

 

 

厚生労働省、食品安全委員会では、大豆イソフラボンアグリコン換算として1日上限摂取目安量を70~75mg/日とし、通常の食事に上乗せする上限を30mg/日としています。

 

 

設定根拠は、健康被害(子宮内膜増殖症)が起きる150mg/日の半量と、健康被害(生理不順)が起きる57mg/日の半量です。

 

 

 

ちなみに骨のカルシウム維持に役立つ量は25mg/日です。

 

 

 

この記述では、妊婦と小児は対象外としています。

 

 

 

実際の食品に換算してみると、大豆イソフラボンアグリコンとして、

 

 

 

豆腐1/2丁 35mg
納豆1食 33mg
豆乳200mL 50mg

 

 

 

ですから、簡単に健康被害を起こす摂取量に達してしまうのがおわかりいただけると思います。

 

 

その他、大豆イソフラボン摂取による

 

 

 

1 男性への影響:女性化乳房になることがあります。

 

 

2 妊婦への影響:母体から胎児に移行するのは明らかですが、データが不十分のため、判断できません。ただし、トポイソメラーゼの作用は無視できないと考えられています。

 

 

3 小児への影響:乳児用大豆調整乳は適切に管理されていますので、心配ありません。エストロゲン製剤により、骨端の閉鎖(身長の伸びが停止)と性的な早熟(初経発来、乳房発育)が起こり得ます。これも、データ不足のため、安全量の判断ができません。

 

 

女性ホルモンにより増悪する可能性のある疾患(エストロゲン依存性疾患)として、

 

 

1 子宮筋腫
2 子宮内膜症
3 子宮体癌
4 卵巣癌
5 乳癌

 

 

があります。しかし、病気の発症に直接関連しているというデータはありません。

 

 

 

こうしてみると、イソフラボンは生殖機能にダメージを与える傾向がありますね。

 

 

 

 

 

ですが、探してみると、「イソフラボンには副作用がない」という意見もありました。

 

 

 

その理由が以下です。

 

 

 

  • イソフラボンの働きは、エストロゲンの1000分の1から10000分の1しかない

 

 

  • イソフラボンは「エストロゲン」が不足している時だけエストロゲン様の作用をする

 

 

 

 

 

大豆やイソフラボンについて調べていくと、メリットばかり強調した話か、デメリットばかり強調した話のどちらかに偏っていると感じます。

 

 

 

 

この時点で胡散臭いのですが、こういう時は、実際に摂取し続けてどうなったかを確認するのが1番手っ取り早いです。

 

 

 

 

以下のサイトに、豆乳の消費量が載っています。

 

 

参考:『主な国別「豆乳」消費量とその変化』

 

 

 

2012年の年間一人当たりの消費量(ℓ)が紹介されているのですが、日本は2.0です。

 

 

 

この中で注目して欲しいのが1位のタイ10.2です。

 

 

 

2位の韓国でも5.2ですから、かなり多いことが分かります。

 

 

 

 

調べてみると、タイでは豆乳が人気のようです。

 

 

『バンコクガォ 豆乳屋台はタイではメジャーなドリンクスタンド』より引用

 

 

みなさんは豆乳ってどれくらい飲みますか?

 

 

 

ちなみにボクは日本にいる時、ほぼ飲むことなかったんですけれど(飲むなら牛乳だった)タイに来てからはそれなりの頻度で飲むようになりました。

 

 

その要因がこちら。豆乳(ナームタウフー)の屋台です。

 

 

 

屋台で沸かしている、あったかーい豆乳に好きなトッピングをして飲みます。トッピングの数にもよりますが、大体1袋で5〜10バーツ程度ですね。この屋台は10Bです。

 

 

 

朝ごはん代わりに飲む(食べる)人も多いです。後はダイエット目的の人もいますねー。

 

 

 

コンビニやスーパーにも牛乳に比べてかなりの種類の豆乳が並んでいます。

 

 

 

恐らく牛乳の流通が拡大するよりも前に豆乳が存在していたからじゃないかと思っているのですが正確な所は分かりません。

 

 

 

便宜上、豆乳屋台と書いていますが、実際は本当の豆乳よりもさらっとしています。正にナームタウフー(豆腐水)。

 

 

 

対してコンビニなどで売ってる奴は、もう少し濃い目でドロッとしてます。こっちはノムタウフーと呼ばれていて、日本でいうところの豆乳です。

 

 

 

 

ここで思い出していただきたいのは、イソフラボンは生殖機能にダメージを与えるという事です。

 

 

 

 

タイは手術によって性別を変える人が多い国ですが、何故そういう人達が多いのか?という点についてはあまり触れられません。

 

 

 

 

他の国にはない理由があるはずです。

 

 

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大豆製品を選ぶ時の注意

 

 

 

大豆製品には多くのリスクがある事を説明してきました。

 

 

 

それを分かった上で、摂取する場合はどうすればいいのかについて考えてみます。

 

 

 

アンチニュートリエントを避けるには、以下の条件が必要です。

 

 

 

  • 水に浸ける

 

  • 時間をかける

 

  • 発酵させる

 

 

 

大豆の場合は、発酵した製品なら比較的安心です。

 

 

 

 

当てはまるのは「味噌」や「納豆」ですが、注意があります。

 

 

 

 

実は、最近の昔ながらの製法ではない多くの「味噌」や「納豆」は、化学薬品や過度の熱を加える事によって、発酵の時間を短縮しています。

 

 

 

 

従って、発酵している商品ではあるけれども、物によっては十分ではない可能性を考慮した方がよいでしょう。

 

 

 

 

値段が他のより高いものなら大丈夫かもしれませんが、スーパーで売られている3パック100円前後の納豆…

 

 

 

 

私も買いますが、健康の為に常食するのは控えた方がよさそうです。

 

 

 

 

そして、身近にある加工食品にも注意が必要です。何故なら、「大豆タンパク」や「大豆油」が多く含まれているからです。

 

 

 

 

当然、アンチニュートリエントが含まれています。

 

 

 

 

…ということは、一つ一つは少量だったとしても、加工食品A、加工食品B…と、複数の食品を摂れば、トータルでとんでもない量になるかもしれません。

 

 

 

 

で、豆乳ですが、基本的に飲まない方が良いと思います。

 

 

 

 

たまに豆乳鍋をするとか、ドリンクを嗜好品目的で飲むくらいにして、継続的に摂取するのは止めておいた方が良いです。

 

 

 

特に、牛乳が飲めない子供に豆乳を飲ませている人や、プロテインを豆乳で割っている人はよく考えて下さい。

 

 

 

発酵した豆乳ヨーグルトなら大丈夫かな…と考えましたが、まだ普及して年数も経っていないので食べた人が今後どうなるかは分かりません。

 

 

 

 

リスクを知った上で、それぞれの事情に合わせて摂取するのが賢いです。

 

 

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ファイトケミカルの効能について分かりやすく説明してみた

ファイトケミカルは、第の栄養素として注目を集めています。

 

 

 

 

抗酸化作用、癌予防…といった様々な効能が紹介されていたり、

 

 

 

 

ファイトケミカルを摂取する為のレシピや、サプリメントもよくみかけます。

 

 

 

 

このような環境だと、病気予防や体質改善に積極的に取り入れようとしてしまいます。

 

 

 

 

しかし、本当にファイトケミカルは、言われているように病気予防や体質改善に効果があるのでしょうか?

 

 

 

 

メリットばかり強調されることが多いので、鵜呑みにする人は多いと思います。

 

 

 

しかし、なんとなくイメージがよさそうだから、とりあえず摂っておこう…というのは要注意です。

 

 

 

 

ファイトケミカルが体にどれほどの変化を与えるのか、私なりの見解をお話します。

 

 

 

まずは、ファイトケミカルの定義について説明します。

 

 

 

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ファイトケミカル(フィトケミカル)とは

 

 

 

ファイトケミカル(phytochemical)とは、植物性の化学物質という意味です。

 

 

 

「phyto」は、ギリシャ語で「植物」、ファイト、あるいはフィトと呼ばれます。

 

 

 

「chemical」は、英語で「化学物質」です。

 

 

 

 

「植物性の化学物質」とは、例えば、

 

 

 

 

 

野菜、果物、豆類、イモ類、ハーブ…といった、植物の色素、香り、アク、辛味、粘々、苦味…等に関与する成分です。

 

 

 

そのためか、独特の風味があったり、色が鮮やかだったり、癖の強い植物に含まれている場合が多いです。

 

 

 

バラエティに富んでいるので、人間の目線から見ると「色んな用途に使える便利な成分」です。

 

 

 

しかし、これらの成分は、植物にとっては武器に相当します。

 

 

 

 

動けない植物が外的から身を守る為に作り出している物質である…ということを忘れてはいけません。

 

 

 

 

 

ファイトケミカルは、薬の成分になったり、毒物や幻覚剤として利用されてきた歴史があります。

 

 

 

なので、体に良いものばかりではないのです。

 

 

 

次は、このファイトケミカルの、栄養素としての位置づけについてお話します。

 

 

 

ファイトケミカルは第7の栄養素

 

 

第7の栄養素であるファイトケミカルにスポットを当てる前に、まずは、栄養の種類や特徴について説明します。

 

 

 

以下がお馴染み、大栄養素です

 

 

 

  • 炭水化物(糖質+食物繊維)

 

  • タンパク質

 

  • 脂質

 

  • ビタミン

 

  • ミネラル

 

 

 

この5大栄養素は、代謝に関わっているので、生命維持に必要な栄養素です。

 

 

 

 

ただし、以下の点は注意して下さい。

 

 

 

 

「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」は、自ら合成することができないので、食事から摂取する必要があります。

 

 

 

 

これを「必須栄養素」と言います。

 

 

 

 

 

そして、「炭水化物」は、「糖質+食物繊維」のセットの事です。

 

 

 

 

「糖質」は、生命維持に必要ですが、その量はわずかで、過剰になると毒になります。また、「糖質」は「糖新生 とうしんせい」というシステムによって、合成することができるので「必須栄養素」ではありません。その為、食事から摂取する必要もありません。

 

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

「食物繊維」は、動物食性動物である人間の体に必要な栄養素ではありません。植物食性の消化器官ではない為、負担がかかるのです。しかし、腸内環境を重視する人達の間では、第6の栄養素…等と言われています。

 

 

 

 

ちなみに、第6の栄養素…と言われているものはいくつかあります。核酸、食物繊維…と人によって意見がバラバラです。

 

 

 

 

これらに続いて第7が「ファイトケミカル」…というわけです。

 

 

 

第6の時点で胡散臭いので、第7も同じように感じますが、とりあえず話しを先へ進めます。

 

 

 

第7の栄養素は、他の栄養素とは何が違うの?…と疑問を持たれたかもしれません。

 

 

 

決定的な違いについてお話します。

 

 

 

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ファイトケミカルの特徴

 

 

糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカル…

 

 

 

栄養素は数が多いのですが、大きく二つに分けて考えることをお勧めします。

 

 

 

  • 代謝に関係する栄養素

 

  • 代謝に関係しない栄養素

 

 

 

 

体にとって重要なのは前者です。これを上手く調節する事が、栄養療法の本質と言えます。

 

 

 

5第栄養素はこれに該当します。

 

 

 

しかし、「ファイトケミカル」は後者になります。

 

 

 

 

 

『Wikipedia ファイトケミカル』より引用

 

 

ファイトケミカルまたはフィトケミカル(英: phytochemical)は、植物中に存在する化合物であるとされる。

 

 

 

直訳すると植物性化学物質となり、化学的には毒物などすべてを含む植物中の化学物質全般を指すが。

 

 

 

一般的には「通常の身体機能維持には必要とされないが、健康によい影響を与えるかもしれない植物由来の化合物」を意味する用語として使用されている。

 

 

 

このため、植物栄養素(しょくぶつえいようそ、英: phytonutrient)とも呼ばれる。

 

 

 

「ファイトケミカル」は、必須栄養素ではありません。

 

 

 

通常の身体機能維持には必要とされない

 

 

 

 

…とあるように、通常の代謝には不要なので、摂取しなくても問題なく、当然欠乏症もありません。

 

 

 

 

 

 

 

あったらいいけど、なくてもいい…

 

 

 

「ファイトケミカル」は、名前の響きから、なんだか凄いパワーがありそうですが、代謝に関係ない時点で、栄養素としての重要度は低いです。

 

 

 

 

ここがポイントです。

 

 

 

 

5大栄養素が本質なら、

 

 

 

「ファイトケミカル」は、それ以外の枝葉の栄養素です。もちろん、第6の栄養素と言われる「食物繊維」も同等です。

 

 

 

 

ファイトケミカルが重要ではない理由

 

 

 

健康を語る上で重要なのは、枝葉ではなく、本質である「代謝に関係する5大栄養素」です。

 

 

 

そして、5大栄養素が以下のような状態だと体に問題が起きます。

 

 

 

  • 糖質 過多

 

  • タンパク質 不足

 

  • 脂質 不足

 

  • ビタミン 不足

 

  • ミネラル 不足

 

 

 

 

例えカロリーが足りていても、このように栄養の質が悪い状態の事を「質的な栄養失調」と言います。

 

 

 

その結果、体の材料不足、エネルギー不足、代謝の悪化に繋がるので、慢性疾患になったり、そこまではいかなくても虚弱体質になったりします。

 

 

 

ちなみに、「バランスの良い食事」は、人間の体の構造を無視した栄養モデルなので、これを食べていると「質的な栄養失調」になります。

 

 

 

もちろん、「バランスの良い食事」をしている限り改善しません。

 

 

 

 

「質的な栄養失調」は、以下のようにして改善させます。食事だけに頼るのではなく、プロテインやサプリメントを使うと効果が速いです。

 

 

 

 

糖質過多 → 糖質を制限する

 

 

タンパク質不足 → タンパク質を補う

 

 

脂質不足 → 脂質を補う

 

 

ビタミン不足 → ビタミンを補う

 

 

ミネラル不足 → ミネラルを補う

 

 

 

 

 

一方、「ファイトケミカル」は、必須栄養素ではないので重要ではありませんし、摂らなくても「質的な栄養失調」には該当しません。

 

 

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ビタミン様物質との違い

 

 

 

わざわざ摂取する必要はないけど、なんだか重要な働きをしてくれそうな栄養素が「ファイトケミカル」です。

 

 

 

 

同じように、わざわざ摂取する必要はないけど、重要な働きをしている栄養素があります。

 

 

 

 

「ファイトケミカル」とごっちゃになってはいけないので、その栄養素の事も説明しておきましょう。

 

 

 

以下の物質を見て下さい。

 

 

 

  • α-リポ酸

 

  • カルニチン

 

  • ユビキノン

 

  • イノシット

 

  • コリン

 

 

 

 

健康食品の中に配合されていたりするので聞いた事があると思いますが、これらは「ファイトケミカル」ではなく、「ビタミン様物質」です。

 

 

 

 

「ビタミン様物質(ビタミン関連化合物)」とは、代謝に重要な影響を与えるけど、体内で合成することができる有機化合物の事です。

 

 

 

 

わざわざ摂る必要がない栄養素…という部分では「ファイトケミカル」と同じですが、代謝に深く関わっている点が決定的に違います。

 

 

 

要約します。

 

 

 

 

  • ファイトケミカル・・・代謝に不要・摂取する必要はない

 

 

  • ビタミン様物質・・・・代謝に必要・摂取する必要はない

 

 

 

 

「ビタミン様物質」は、「ビタミン」に似た生理作用を持ちます。両者は代謝に必要で、違いは合成できるか、できないかです。

 

 

 

こちらも要約します。

 

 

 

 

  • ビタミン・・・・・・代謝に必要、合成できないので摂取する必要がある

 

  • ビタミン様物質・・・代謝に必要、合成できるので摂取する必要はない

 

 

 

 

 

ビタミン様物質は合成できる…とはいっても、仮に、「合成が行なわれる臓器」が壊れていたり、「合成に必要な材料」が不足したら、不足します。

 

 

 

また、年齢と共に合成能力が衰える事も考慮します。

 

 

 

 

その場合は、代謝に必要な物質が不足するとマズいので、サプリ等で必要量を補うと効果的です。

 

 

 

ただし、値段的には ビタミン < ビタミン様物質 な感じがします。

 

 

 

 

以上のような理由から、「ビタミン様物質」は、不足に注意した方がいいと考えています。

 

 

 

 

一方、「ファイトケミカル」は、代謝にも関係なく、摂取の必要もないので、「不足している」と思い込んでうろたえる必要はないと考えています。

 

 

 

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ファイトケミカルを摂る場合の注意点

 

 

私は健康管理の為にサプリの使用を推奨しています。

 

 

 

プロテイン、ビタミン、ミネラル、そして、先ほど紹介したビタミン様物質です。

 

 

 

 

その為か、時々、「〇〇のサプリは飲んだ方がいいでしょうか」

 

 

 

 

…と聞いた事がないような成分が入った国産サプリについて質問してくる方がおられます。

 

 

 

 

その成分のほとんどは、「ファイトケミカル」に該当するものです。

 

 

 

 

 

ここでちょっと考えて欲しいのですが、

 

 

 

 

栄養状態が問題で体の調子が悪くなる場合、原因は、「代謝に関係している栄養素」の欠乏か、

 

 

 

 

「代謝に悪影響を与える糖質」を過剰に摂りすぎているから…と言い切っても過言ではありません。

 

 

 

 

つまり、「質的な栄養失調」の状態です。

 

 

 

 

決して、代謝に関係ない「ファイトケミカル」が不足することで、体に不具合が起きているわけではありません。

 

 

 

 

「聞いた事がないような成分」に依存して生きているわけではないからです。

 

 

 

 

ここを間違えないようにして下さい。

 

 

 

 

当ブログで紹介している「メガビタミン」や「メガプロテイン」は、栄養が不足しているから、足りるまで増量していきます。

 

 

 

不足しているからこそ、補うと効果を発揮するのです。

 

 

 

 

「ファイトケミカル」は夢の成分のようなイメージで宣伝されていますが、

 

 

 

本来必要でもない、不足してもいない、欠乏症が存在しない栄養素を無理して補うことが、そんなに重要な事なのか…よく考えて下さい。

 

 

 

 

効果が全くない…とは言いませんが、優先順位はかなり下の方です。

 

 

 

 

それを取り入れるより先にやるべき事があるでしょう…と言いたいです。

 

 

 

 

「代謝に関係する基礎的な栄養素」を整えずに、いきなり「ファイトケミカル」を選択しようとするのは、賢い判断ではありません。

 

 

 

 

むしろ、「ファイトケミカル」を摂取することで安心して、必須栄養素の欠乏や、糖質の過剰摂取をそのまま放置する方が問題です。

 

 

 

 

それに、代謝に関係する栄養素の改善を無視して、先に「ファイトケミカル」を補ったところで、効果はしれているでしょう。

 

 

 

…というのも、栄養の摂り方には、効果が上がる優先順位があるからです。

 

 

 

 

例えば、タンパク質不足のまま、ビタミン、ミネラルをたくさん摂取しても効果が半減します。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ「質的な栄養失調」を「鉄タンパク不足」と呼ぶ理由』より引用

 

 

「質的な栄養失調」を「鉄タンパク不足」と呼ぶ理由

 

 

「質的な栄養失調」=糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足

 

 

「質的な栄養失調」と言っても一般の人には意味不明だと思うので、「鉄タンパク不足」と呼んでいます

 

 

これなら一般の人でもイメージが出来やすいはずです

 

 

 

なぜ、鉄タンパク不足と言うのか?

 

 

その理由について解説します

 

 

 

1.鉄、タンパク質は生体の構造そのものである

 

 

 

生体はタンパク質を作っては壊しを繰り返しており、動的平衡状態にある

 

 

 

この事が生きていることと同義

 

 

 

タンパク不足=タンパク質代謝の低下=生命力の低下

 

 

 

タンパク不足では脂肪酸の吸収能力も低下し、燃料不足になります

 

 

 

鉄はミトコンドリア膜にあり、電子伝達系には必須です

 

 

 

鉄不足→電子伝達系機能低下→クエン酸回路機能低下→ATP不足、嫌気性解糖主導

 

 

つまり、鉄不足では脂肪酸を燃料として使用できなくなります

 

 

鉄不足=ATP不足=生命力の低下

 

 

 

2.生体膜成分、燃料としての脂肪酸

 

 

細胞膜、ミトコンドリア膜、核膜などの生体膜は、不飽和脂肪酸ーリン脂質ー飽和脂肪酸の二重膜構造

 

 

不飽和脂肪酸のω6を減らしてω3を増やすと体内の慢性炎症を軽減します

 

 

脂肪酸は好気性解糖(ミトコンドリアにおけるクエン酸回路+電子伝達系)の燃料となります

 

 

ちなみにグルコースは燃料として使用されるがグリコーゲン(燃料の貯蔵)以外は体の成分にはなりません

 

 

グルコースが不完全燃焼するとピルビン酸が乳酸に変わる嫌気性解糖主導となります

 

 

 

 

3.エネルギー代謝の補酵素としてのビタミン、ミネラル

 

 

 

B群、Mg、Znはエネルギー代謝の補酵素です

 

 

 

グルコースが好気性解糖に入るためにはピルビン酸をアセチルCoAに変換する必要があります

 

 

ピルビン酸→アセチルCoAの補酵素は、B1、B2、ナイアシン、B5、αリポ酸

 

 

 

クエン酸回路の補酵素は、B群、Mg、Zn

 

 

 

上記に加え、CoQ10、αリポ酸、Lアセチルカルニチンなども有用なはず

 

 

 

つまり、1→2→3の順番で栄養を改善させれば最も効率的に改善できるはず

 

 

 

手順前後があると効果が乏しくて非効率的なはず

 

 

すなわち、1、2を改善せずにCoQ10を飲んでも全く無意味

 

 

 

 

「ビタミン様物質」でさえ、優先順位は下の方なのです。

 

 

 

「ファイトケミカル」がそれより重要だと考えるのは、判断基準に問題があると言えます。

 

 

 

代謝に関係する栄養を十分摂取して、それでも思ったような効果が出ない場合、+アルファとして「ファイトケミカル」を取り入れる…順番としてはこれが1番無駄がなく、効果的です。

 

 

 

この事を頭に入れた上で、「ファイトケミカル」の効能をみていきます。

 

 

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有益なファイトケミカル一例

 

 

 

代謝に関係ないのに、何故こんなに「ファイトケミカル」がもてはやされているかというと、例えば、以下のようなメリットがあるからです。

 

 

 

  • 抗菌作用

 

  • がん予防

 

  • 免疫力強化

 

  • 肥満予防

 

 

 

このように、病気の予防や身体機能を整える働きが期待されているわけです。

 

 

 

その種類はとても多く、だいたい1500種類見つかっているそうです。10000種類以上ある…との見解もあります。

 

 

 

良い成分もありますが、毒に利用されるくらいなので、ダメージを与えるような成分もあります。

 

 

 

ここでは、良い成分を紹介します。

 

 

 

 

唐辛子に含まれているカプサイシン

 

 

  • 肥満予防

 

  • 血行を良くする

 

  • 殺菌作用

 

 

 

生姜に含まれているジンゲロール

 

 

  • 血行を促進

 

  • 殺菌作用

 

  • 抗酸化作用

 

 

 

トマトに含まれているリコピン

 

 

  • 抗酸化作用が強い(ビタミンEの100倍以上)

 

  • 血糖値を下げる

 

  • 動脈硬化の予防

 

 

 

 

お茶に含まれているポリフェノール

 

 

  • 抗酸化作用

 

  • 血圧を下げる

 

  • 癌予防

 

 

 

 

ニンニクや玉ねぎに含まれているアリシン

 

 

  • 疲労回復

 

  • 殺菌作用

 

  • コレステロール値を抑制

 

  • 血流を正常化

 

  • 血糖値を抑制

 

 

 

唐辛子、生姜、ニンニク、玉ねぎ、トマト、お茶…ここで紹介した食品は、私の大好きなものです。糖質制限をする前は、ほぼ毎日のように摂取していました。

 

 

しかし、言われているような効果を感じた事はありませんでした。

 

 

生姜を生でかじると異常発汗し、真冬に薄着で外に出ても暑くなりますが、それは一時的な反応です。

 

 

サケやイクラに含まれる赤い色素であるアスタキサンチンも、ファイトケミカルです。 

 

これは「藻」や「プランクトン」が作るアスタキサンチンを食べて体に取り込んでいるので、魚が合成しているわけではありません。アスタキサンチンは、ビタミンEの1000倍の抗酸化力があります。

 

 

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スパイス(香辛料)の効能

 

 

 

スパイスには、ビタミンミネラルの他に、ファイトケミカルも含まれています。

 

 

 

効能も多く、国によっては、家庭で香辛料を薬代わりに使用します。

 

 

 

 

すごく良さそうなので、20代前半から私も真似していました。

 

 

 

 

 

しかし、私は普通の日本人より、多くスパイスを食べていましたが、普通の人より体が弱かったです。

 

 

 

 

「質的な栄養失調」の状態では、第7の栄養素を摂ってもあまり意味がありません。

 

 

 

 

そして、ビタミン・ミネラルが豊富でも、糖質過多、タンパク質不足の状態では、効果が半減します。

 

 

 

 

なので、実際に使用し続けた感想としては、大したことはありません。

 

 

 

 

効能を感じたのは、歯が痛い時にクローブを噛んでいたら痛みがかなり楽になったり、包丁で指を切った時にターメリックで止血できたことでしょうか…。

 

 

 

 

あと、寒い日にグリーンチリをかじると、一時的に汗がでるほど暑くなるので、暖め効果があるのは間違いありません。

 

 

 

 

確かに効能はあるのですが、どちらかというとこれらの反応は薬的な要素が強く、対処療法のような気がします。

 

 

 

 

その為か、慢性的な症状であった、寒がりも、花粉症も、胃もたれも全く改善しませんでした。

 

 

 

 

スパイスには、「ファイトケミカル」だけでなく、ビタミンやミネラルも含まれていますが、サプリを使った栄養療法のような効果は期待できません。

 

 

 

 

だから今では、スパイスは、香りを楽しむ嗜好品として摂取しています。

 

 

 

 

以下は私がよく使っていたスパイスなのですが、効能の一部を紹介します。

 

 

 

 

 

クミン

 

 

  • 食欲増進

 

  • 消化促進

 

  • 癌予防

 

  • 貧血予防

 

 

 

コリアンダー(パクチー、香菜の種子)

 

 

  • 抗菌作用

 

  • デトックス効果

 

  • 美肌効果

 

  • 消化器官の不調の改善

 

 

 

 

マスタード

 

 

  • 抗炎症作用

 

  • 筋肉痛の緩和

 

  • 癌予防

 

  • 糖尿病予防

 

  • コレステロール値を下げる

 

 

ターメリック

 

 

  • 美肌効果

 

  • 止血効果

 

  • 防腐効果

 

  • 抗炎症作用

 

 

カルダモン

 

 

  • 抗炎症作用

 

  • 花粉症の改善

 

  • 疲労回復

 

  • 体を暖める

 

 

 

 

 

シナモン

 

  • 抗糖化作用

 

  • 抗酸化作用

 

  • 血糖値の安定

 

  • 殺菌作用

 

 

クローブ

 

  • 殺菌・防腐作用

 

  • 抗酸化作用

 

  • 消化促進

 

  • 歯痛がマシになる

 

 

 

ブラックペッパー

 

 

  • 血行促進

 

  • 消化機能を整える

 

  • 殺菌・防腐作用

 

  • 栄養の吸収率を上げる

 

  • 抗酸化作用

 

 

 

 

 

 

次は「ファイトケミカル」の悪い面についてお話します。

 

 

 

ファイトケミカルの危険性

 

 

実は「ファイトケミカル」の危険性についての情報は少ないです。

 

 

では、安全なのかというと、私はそうは思いません。

 

 

 

何故なら、ファイトケミカルは、成分によっては、毒になるわけですから。

 

 

 

それなのに、良いことばっかりが強調されているので胡散臭く感じます。

 

 

 

 

 

『THE ROUND TABLE 騙されるな。有機野菜が「美味しくて、健康的」とは限らない。』より引用

 

フィトケミカルが、人間の体に良いとは言えない(虫や動物に悪い成分=人間にも悪影響がある場合が当然ある。

 

 

むしろ、植物が作り出す天然化学成分の方が、残留化学農薬よりもはるかに危険である場合も指摘されている。)

 

 

 

 

 

『日刊ゲンダイ ヘルスケア 免疫力アップと注目だが 「ファイトケミカル」の落とし穴』より引用

 

 

女子栄養大学副学長で、分子栄養学の専門家である香川靖雄栄養学部教授に聞いた。

 

 

■遺伝子によっては健康被害も

 

 

 

生物に欠かせない糖質、脂質、タンパク質、ビタミンなどの栄養素は、それをつくったり、利用したり、分解する酵素や遺伝子はほぼ共通で数も限られている。

 

 

 

そのため個別に代謝酵素が用意されており、人種差や個体差は比較的小さい。

 

 

 

しかし、ファイトケミカルはそうではない、という。

 

 

 

「ファイトケミカルは薬、お酒、たばこと同じで生体にとってゼノバイオティクス(異物)です。

 

 

 

その種類が極度に多いので個別の代謝酵素でなく、第1相解毒、第2相解毒というゼノバイオティクス共通の2つの装置によって代謝されます。

 

 

 

そのため、人種や個体により吸収・分解の能力に大きな差があります。

 

 

 

その結果、期待したようなメリットが表れず、健康被害となる恐れもあるのです」

 

 

 

もし「ファイトケミカル」に抗酸化作用や抗癌作用があるなら、この世で1番癌になりにくいのは、ベジタリアンということになります。

 

 

 

 

しかし、ベジタリアンはシワが多いですし、普通に癌で亡くなられます。

 

 

 

 

癌と言えば、

 

 

 

「ファイトケミカル」を推奨する人達は、抗癌作用をやたらと強調するくせに、癌の本質である

 

 

 

 

 

 

糖質の過剰摂取(つまり質的な栄養失調)

 

 

 

 

 

乳酸の蓄積

 

 

 

 

 

…については、一切触れません。

 

 

 

 

解決すべき順番が間違っている事は先に述べた通りです。

 

 

 

もう少し詳しく説明します。

 

 

 

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ファイトケミカルのメリットに隠れるデメリット

 

 

ファイトケミカルについての情報を探すと、やたらと強調されている事があります。

 

 

 

 

要約するとこうです。

 

 

 

 

  • ファイトケミカルは抗酸化力があるので、たくさん野菜を摂取しましょう。

 

 

 

 

  • 特定のファイトケミカルだけを多量に摂取するのではなく、多くの種類を摂る方が良い。サプリメントもいいが、バランスの良い食事を摂りましょう。

 

 

 

 

 

 

…お気づきでしょうか。

 

 

 

 

慢性疾患の最も大きな原因である「糖質」を食べさせようとする手口が、ここでも使用されています。

 

 

 

 

「ファイトケミカル」を薦めているように見えますが、「糖質」を薦めているのです。

 

 

 

 

私はこれまでも、野菜や果物、食物繊維のメリットばかりを強調して、そこに含まれている「糖質」をたっぷり食べさせようとする論調に注意した方がいいと主張してきました。

 

 

 

野菜や果物は健康的というイメージの盲点。ビタミン・ミネラルに注目しすぎる事で気付かれない糖質の害

 

 

 

以下のような話の展開になったら注意が必要です。

 

 

 

  • 糖質を多く含む食べ物の抗酸化成分だけを強調する

 

 

  • 「バランスの良い食事」が良い物であるかのように見せかけて、糖質中心の食事を食べさせようとする

 

 

 

 

 

この結果、実践した人に待っているのは、糖化と、乳酸の蓄積です。

 

 

 

 

話の流れはこうです。

 

 

 

 

野菜や果物はビタミン・ミネラルが豊富に含まれているからしっかり食べましょう…と宣伝する(実は品種改良のやりすぎでビタミン・ミネラルはわずかで、糖質が高い状態なのを隠している)。

 

 

 

 

 

それを食べた人は糖質の害を受けるので健康被害に合う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腸内環境を整える為に食物繊維をとりましょう…と宣伝する(実は人間の腸の構造は食物繊維が負担である事を隠す)。

 

 

 

 

食物繊維は糖質とセットになっているので、結局、食物繊維を食べる為に糖質も過剰摂取してしまう。

 

 

 

 

それを食べた人は糖質の害を受けるので健康被害に。

 

 

 

 

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

 

 

 

この構図が繰り返されているにすぎません。

 

 

 

 

動物食性動物である人間に、「ファイトケミカル」を口実にして、植物性の食品、つまり糖質を食べる理由づけを行なっているのです。

 

 

 

 

そんなことを意図的にするか?…と思われるかもしれませんが、根拠はあります。

 

 

 

「抗酸化」ばかりを強調しているからです。

 

 

 

植物性の食品を美化する人は、「糖化」や「乳酸の蓄積」に触れないか、触れたとしても弱小に扱います。

 

 

 

まず、この状況をおかしいと感じるべきです。

 

 

 

何故なら、「酸化」と「糖化」は、密接に関係しているからです。

 

 

 

 

『医療法人社団医献会 辻クリニック facebook 2012年11月19日』より引用

 

 

人の3大劣化は『酸化』『糖化』『炎症』であり、こがれらはすべてリンクする化学反応である。

 

 

*糖化→AGEs(糖化最終産物)→活性酸素発生、炎症発生

 

*活性酸素→酸化、炎症反応発動

 

 

(中略)

 

 

この『タンパク質劣化』が

 

 

*皮膚で起これば?

 

*血管で起これば?

 

*神経細胞で起これば?

 

*筋肉で起これば?

 

*骨/関節軟骨で起これば?

 

*肝臓で起これば?

 

*腎臓で起これば?

 

 

 

と考えれば、『老化と疾患』が理解できる。

 

カラダの中で細胞レベルで発生する『酸化・糖化・炎症』を止めない限り、いくら外から治療(内科的・外科的含め)を施したところで、最終的には「モグラ叩き」と同じように対処きしれないことは明らかである。

 

 

 

『予防医療/抗老化医療』というものは

 

 

1:酸化・糖化・炎症の素を減らす努力(生活改善)

 

2:抗酸化・抗糖化・抗炎症

 

 

 

が同時に行われることによってその効果を最大限にすることができる。

 

 

そして、医療が提供できるのは『2』であり、『1』は本人の自覚のもとに行われなくてはならない。このことをしっかりと伝えることも、医療の役割のひとつであろうと考えている。

 

 

 

「糖化」が活性酸素を発生させて、それが「酸化」の原因になるのですから、

 

 

 

「酸化」ばかり叩いて、「糖化」に触れない…というのは酷い矛盾です。

 

 

 

 

本当に不健康なものを避けて欲しいなら、「酸化」と「糖化」のリスクを両方扱うのがフェアです。

 

 

 

また、糖質の摂取は「糖化」だけでなく、「乳酸」が蓄積しやすいという問題もあります。

 

 

この乳酸もまた酸化の原因です。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 乳酸はpH5の酸化剤で電子を奪う物質』より引用

 

 

乳酸は、相手を酸化させる酸化剤です。

 

 

乳酸=酸化剤→相手を酸化させる物質→相手から電子(e-)を奪う物質だと連鎖的に分からないといけません。

 

 

 

糖質の摂取 → 糖化 → 酸化

 

 

糖質の摂取 → 不完全燃焼だと乳酸が発生 → 酸化

 

 

 

 

「酸化」を問題視するのであれば、野菜や果物等からの糖質の摂取を問題視するべきです。

 

 

 

また、酸化の原因になる「乳酸」ですが、これが癌の根本的な原因です。

 

 

 

大量に摂取した糖質の代謝のせいで、ビタミンB群が不足するので、代謝が不完全燃焼になります。

 

 

 

そうなると、「乳酸」が発生し、蓄積していきます。

 

 

 

行き着くのは「癌」をはじめとした慢性疾患です。

 

 

 

 

 

癌予防の為に抗酸化作用の重要性を訴えながら、糖質中心の「バランスの良い食事」を薦めてはいけないのはこういう理由です。

 

 

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ファイトケミカルのスープやジュースを癌予防に飲んではいけない

 

 

 

「ファイトケミカル」を目的に、野菜や果物をたくさん摂ったら糖質過多になり、確実に糖質の害を受けます。

 

 

 

 

例えば、「糖化」は細胞の劣化で、「老化」とイコールなので、アンチエイジングどころではありません。

 

 

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

ファイトケミカルの効能と同時に、糖質の害も受けている…と認識するべきです。

 

 

 

私の経験上、

 

 

 

ファイトケミカルの効能 < 糖質の害

 

 

 

…ですね。

 

 

 

ファイトケミカルのスープや、ファイトケミカルのジュースは、高糖質ドリンクです。

 

 

 

これを健康や美容の為に飲まれる方は多いですが、体にダメージを与えます。

 

 

 

最悪なのは、癌予防と称して野菜や果物のスープや、ジュースを飲む事です。

 

 

 

これらを飲む事で摂取してしまうブドウ糖は、癌細胞の大好物なので癌を育ててしまいます。

 

 

 

抗癌作用があるから…という理由で、野菜から「ファイトケミカル」を積極的に摂取するよう薦める傾向があります。

 

 

 

 

これはとんでもない話です。

 

 

 

 

例えば、「抗癌作用があるから、お茶をたくさん飲みましょう」…というなら分かります。

 

 

また、「抗癌作用があるから、サプリメントから摂取しましょう」…というのも分かります。

 

 

 

これらは、糖質がほぼないからです。

 

 

 

これなら、糖質の害を抑えて、「ファイトケミカル」の効能だけを上手く摂取できるでしょう。

 

 

 

しかし、「抗癌作用があるから、野菜や果物から摂取しましょう」…というのはおかしな理論です。

 

 

 

「野菜」や「果物」には、糖質がタップリ含まれているので、「ファイトケミカル」は摂れるかもしれませんが、それより多い糖質の害を受けてしまいます。

 

 

 

糖質の摂取を控えないと、癌は改善しませんし、予防にもなりません。

 

 

 

栄養療法で癌を改善させる方法は、以下の記事で紹介しています。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

また、免疫力がアップする…等というキャッチコピーも曲者です。

 

 

 

何故なら血糖値が120以上になると、免疫力は75%も低下するからです。

 

 

 

 

で、血糖値を120以上にする食べ物と言えば、野菜、果物、穀物…といった植物性の食品です。

 

 

 

 

糖化によって酸化し、癌細胞を増殖させ、免疫力を下げる…

 

 

 

 

これと引き換えに、植物性の食品からファイトケミカルの効能を手に入れたいでしょうか?

 

 

 

冷静に考えたら割に合いません。

 

 

 

 

ファイトケミカルを摂るという建前で、糖質をはじめ毒を多く含む植物を摂らせたり、

 

 

 

ファイトケミカルという枝葉に注目させることで、栄養の本質を疎かにさせたり…

 

 

 

 

ファイトケミカルに走れば走るほど健康からは遠ざかります。

 

 

 

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ファイトケミカルが注目されるもう1つの理由

 

 

 

ファイトケミカルは凄く種類が多いです。

 

 

 

その中には、限られた植物からしか得られない成分もあるでしょう。

 

 

 

それが、流行る理由の1つだと考えています。

 

 

 

消費者側の視点ではなく、それを売る側の視点で見て下さい。

 

 

 

例えば、ビタミンやミネラルのサプリだと、アメリカのiHerbで買えばかなり安いです。

 

 

 

ビタミンやミネラル等の代謝に関係する有名な栄養素の場合は、すでに安くて良い商品があるので、後発組がそれより高い商品を出せば、値段を吊り上げていると思われます。

 

 

 

なので、ライバル社と同じ種類の商品の値段を下げられない企業の場合、「うちの商品は質が良いから値段が高い、安いサプリは質が悪い」…等と言うしかありません。

 

 

 

国産サプリメーカーを扱う人が、海外製品をバカにする時によく言われます。

 

 

 

 

大企業と闘う力がない企業にとっては、代謝に関係するビタミンやミネラルのサプリは、高く売りづらいので、おいしくないわけです。

 

 

 

 

一方、メジャーではないファイトケミカルの場合、ライバルが商品化していない成分だと、高く売りやすくなります。

 

 

 

 

 

〇〇という山奥の、

 

 

 

〇〇という長寿民族が伝統的に使ってきた、

 

 

 

〇〇という植物から、わずか〇%しかとれない希少な成分

 

 

 

 

 

 

…等と言っておけば、高いサプリを作っても、買う側を納得させやすくなります。

 

 

 

 

すでに安いものが出回っているビタミンやミネラルでは、この方法は通用しません。

 

 

 

 

またファイトケミカルは、新しい成分がいくらでも見つかる可能性があります。

 

 

 

ということは、例え他社に真似されて飽和しても、また別の植物から新しい成分が見つかった事にして乗り換えれば、それでまた売ることができます。

 

 

 

 

…そういう事を考えると、ファイトケミカルが代謝に関係する栄養素を差し置いて注目されるのは、売り手都合のような気がします。

 

 

 

 

薬として利用できることもあるのでファイトケミカルが全くダメだとは言いません。

 

 

 

しかし、代謝に関係する栄養素以上に重要視する流れになったら要注意です。

 

 

 

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痩せ形で筋肉の少ない男性が糖質制限でフラフラになるケース

 

 

糖質制限中にフラフラになる人は多いです。

 

 

 

私も糖質制限でフラフラになったことがありますが、それはただのカロリー不足、タンパク質不足でした。

 

 

 

その失敗と原因を学んだ上で、次に実践した糖質制限は、問題が起きる事なく上手くいきました。

 

 

 

 

その解決策は、色んな記事でチョコチョコ書いてきました。ですが、私があまり苦労していないものですから、簡単に書きすぎてしまったようです。

 

 

 

 

この手の相談を受けるにつれ、原因や状況が少しずつ違うので、もう少し情報量を増やした方がいいと感じました。

 

 

 

そこで書いたのが以下の記事です。

 

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

 

糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみた

 

 

 

 

理屈はアレコレと書いたのですが、やはり実体験がないと説得力がありません。

 

 

 

 

そこで、コメント欄を読まれている方はご存じだと思いますが、補足として、少し前にこのテーマで、読者の「橋下さん」と「筋肉破無星さん」と私との3人でやり取りした内容をそのまま記事にする事にします。

 

 

 

同じような状況になっている方の参考になると思います。

 

 

 

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重要な部分は太字にします。

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、こんばんわ。糖質制限のやり方について少しご相談があります。

 

 

基本的に糖質制限を続けていて特に問題なのですが、たまにたちくらみやめまいがしてフラフラになるときがあります。

 

 

糖質はアリヤさんと同じように1日10g以下で、脂肪もグラスフェッドバターを毎日50g~100gを摂っていて、サプリメントも毎日ビタミンC4錠、ビタミンE2錠、ビタミンB50コンプレックス2錠をを摂っています。

 

 

 

全部Now社のものです。

 

 

 

そこで、タンパク質ですがプロテインや肉、卵を摂ってはいるのですがタンパク質だけは毎日多かったり少なかったりして適当なんです。

 

 

多分タンパク質が少ないせいかなと思うのですが、アリヤさんの見解を教えていただけないでしょうか?

 

 

 

 

★ ★ ★  管理人のコメント  ★ ★ ★

 

 

橋下さん、こんばんは。

 

 

1日10g以下でバターが50~100gなら、糖質量と脂質量は、私が糖質制限を始めた時と同じくらいですね。バターは毒出しの時に100g摂っていましたが、あとは一貫して50gです。

 

 

当時はサプリは一切摂っていませんでした。

 

 

 

でも、私はタンパク質は毎日ほぼ同じように摂っていました。

 

 

 

なので橋下さんの体調不良はタンパク質の摂取の仕方に問題があるのかもしれません。

 

 

たちくらみが起こる時と、タンパク質の摂取が少ない時が同じかどうか観察してみて下さい。

 

 

一致していれば原因はタンパク質の可能性が高いですし、違っていれば、また別の原因を考えます。

 

 

もし、原因がタンパク質不足なら「低T3症候群」という可能性があります。

 

 

https://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12186282624.html

 

 

あとは、「激しい運動」や「長時間の重労働」で速筋を使いまくっている人の場合は、多少の糖質を摂取しないとフラフラになったり筋力が落ちます。

 

 

 

そういう不自然でキツイ運動はされていませんか?

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、お返事ありがとうございます。有用な記事ありがとうございます。

 

 

もしかしたら低T3症候群かもしれません。

 

 

以前、久しぶりに一人で焼き肉を食いに行ったとき、肉とサンチュを大量に食べた翌日はなぜかかなり元気になったので、もしかしたらと思いました。

 

 

それと、僕は基本的に朝食べず、昼にコンビニの焼き鳥3本程食べて夜に肉、卵、プロテインなどのたんぱく質をがっつり食べるという食習慣なのでそれも原因だったりするかもしれません。

 

 

昼は少ししか食べてないので、昼と夜を少し多めに食べてみて経過観察しようと思います。

 

 

また、激しい運動や長時間労働は一切してないですね。

 

 

激しい運動と言えば、たまにジムに行ってランニングするくらいです。それか毎日腕立て伏せとスクワットを40回ほどしてますが、それは全然関係ないと思います。

 

 

低T3症候群の記事を読んだからか分かりませんが、心なしか体の筋肉が減ったような気がしてきました。

 

 

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

★ ★ ★  管理人のコメント  ★ ★ ★

 

 

運動が原因じゃないとすると、「低T3症候群」かもしれませんね。

 

 

>僕は基本的に朝食べず、昼にコンビニの焼き鳥3本程食べて夜に肉、卵、プロテインなどのたんぱく質をがっつり食べるという食習慣

 

 

タンパク質の効果的な摂取量は1度に20~30gです。1度にたくさん摂っても、血中アミノ酸濃度は4時間で減ります。

 

 

夜に集中的に食べられているようですが、もったいないので、分散した方がいいかもしれません。

 

 

あと、過剰な糖新生を防ぐために、私は1度に30g以下に抑えています。

 

 

焼き鳥は、3本でどれぐらいのタンパク質が摂取できるのか計算して、足りなければ補った方がいいでしょう。

 

 

皮だと脂質は多いですが、タンパク質は少ないかもしれません。朝食べないのなら、タンパク質は不足した状態です。

 

 

コンビニだとプロテインバーやザバスのプロテインがあります。あとゆで卵を作って持参するのもありです(卵は1個、タンパク質6g)。

 

 

 

 

糖新生については、以下の記事で説明しています。

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、お返事ありがとうございます。

 

 

血中アミノ酸濃度が減少しているから立ち眩みなどの症状が出てきたのですね・・・。

 

 

今まで、朝・昼はバターコーヒーのみで、夜にがっつりたんぱく質を摂っていたので、それでコンディションにばらつきが出ていたのですね。

 

 

ちょうどAmazonでささみのプロテインバーとKALKLANDのプロテインバーが糖質が少なく、タンパク質も多いのでこれで試してみようと思います。

 

 

これからはたんぱく質の間食を増やしみようと思います。

 

 

また、間食で思い出しのですが、
「20年来の辛さがほぼ消えた件について」

 

 

https://anond.hatelabo.jp/20090401200113

 

 

このブログは糖質制限と適度な低GI食品orタンパク質の間食で人生を変えた人の体験記です。

 

 

今の僕にはこのブログの方と同じような食生活が合っているのかもしれません。面白いので、ぜひ読んでみてください。

 

 

アリヤさんにご質問があります。

 

 

僕のように低T3症候群のような人は脂肪をエネルギー源にした代謝回路を作るまでは主にたんぱく質をこまめに間食しなければならないと思うのですが、アリヤさんのようなすでに脂肪を代謝することが出来る体質の人はバターなどの脂肪をこまめに摂ったほうが良いのではないのでしょうか?

 

 

脂肪の方がATPも多く生産できますし、何よりタンパク質を多く摂ることによる糖新生の血糖値上昇の心配もないですし。

 

 

また、バター1日50gと決めている理由は何なのでしょうか?もっと多い方がATPを生産できると思うのですが。

 

 

ご返事いただければ幸いです。

 

 

★ ★ ★  管理人のコメント  ★ ★ ★

 

 

ココナッツオイルのようにエネルギーが短時間で切れる脂質に頼っていると小まめに摂取した方がいいかもしれませんが、私は長時間持つバター派なので1度食べると、とくにエネルギー不足になる事はありません。

 

 

この3年間でフラフラになった事は一度もありません。

 

 

従って、こまめに食べる必要がありません。

 

 

私が糖質制限を始めた頃は、どちらかというと高脂肪、中タンパクを試される方が多かったのですが、今は中脂肪、高タンパクの方向になっていっています。

 

 

この3年間で、常に効率良く健康になる方法に軌道修正された為です。

 

 

 

試した人の数とその結果どうなったかを常に見て、よさそうだと思ったら実践します。

 

 

ATPが足りていないなら問題ですが、ATPが十分に足りているなら、不足している体の材料を補う事に力を注ぐのは理に適っていると思います。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ バターよりプロテインの方が良い』より引用

 

 


 

光文社の本にも書いたけど、バターは良いエネルギー源となります。

 

 

しかし、長年のタンパク不足の人は、バターで胃がムカムカする、お腹が下り調子が悪くなる、と言います。

 

 

今は何と言ってもプロテインが一押しで、それでも足りなければバターを追加、と言うスタンス。

 

 

自分は昼はプロテイン60g(180cc)。

 

 

これで十分満腹なのだけど、その後バタースープを飲むと、ATPが急に合成されるのか体が急に熱くなり異常発汗。

 

 

自分の場合は、そこまでする必要なないと判断しています。

 

 


 

 

多くの患者さんのデータを元に語られているというのがポイントです。このような情報を見て実験します。

 

 

50gと決めているのは、それ以下だと生理の日がズレるからです。ほぼ同じ日にくるかどうかを観察しています。

 

 

 

それと、味が好きなので嗜好品の意味もあります。

 

 

あと、バターは1個400円なので、50gだと4日もちます。

 

 

でも、マイプロテインが安いので、いずれバターを中止してプロテインを増やすかもしれません。

 

 

 

卵や肉にも脂質は含まれています。牛脂も使います。これで足りなければ、バターを足せばいいし、足りるのであればそれ以上摂る必要性は感じません。

 

 

シンプルに考えます。

 

 

タンパク質を多く摂って糖新生が過剰になる心配は、1度に大量に摂った場合の話です。小食頻回であれば問題ありません。

 

 

 

 

★ ★ ★ 筋肉破無星さんのコメント ★ ★ ★

 

 

横から失礼致します。

 

 

自分もケト初期は同じような症状で、ヘム鉄を足すだけで治りました。

 

 

男性だと鉄不足は考えにくいですが、フェリチン測った方が良いかもしれません。

 

 

もしくはまだケト適応出来てなければカルニチンでしょうか。

 

 

一日糖質5~15gぐらいのケト2年目ですが、ロードバイク昼前から深夜まで乗りっぱなしの水分のみで全然平気でした。脂肪の少ない男性サイクリストはやってみたけど無理だったという話も聞きました。

 

 

自分はタンパク質でも小食でも太れる体質なので割と楽なのですが、栄養吸収率の低い痩せ形の人だと色々難しいみたいですね。

 

 

ご参考までに、失礼致しました。

 

 

 

「フェリチン」が何かわからない方は以下の記事をご覧下さい。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

 

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、おはようございます。筋肉破無星さん、初めまして。

 

 

家に食生活に関する本がいっぱいあるので自分なりにも調べてた結果、やはりアリヤさんの言う通り低T3症候群のようでした。

 

 

糖質制限した数週間は結構調子が良かったんですが、今頃になって常に眠かったり、目が激しいドライアイに見舞われたりして、普段コンタクトレンズなんですが、仕方なくここ数日は目薬をしたり眼鏡にしたりしてました。

 

 

デイブ・アスプリーの本にも炭水化物を長期間制限しすぎると甲状腺機能が低下して、初期症状に激しいドライアイに見舞われるとかいてありましたので、やはり僕はアリヤさんのおっっしゃるとおり低T3症候群なのだと確信しました。

 

 

試しに、久しぶりに昨日たまごかけごはんを食べてのですが、今朝コンタクトレンズをつけてもずれないですし、何より少し体が元気になりました。

 

 

いつも有用な記事の引用と御指南ありがとうございます。

 

 

バターは朝1度摂るとその日はずっと取らなくても大丈夫みたいなんですね。実はこまめに飲んでました(汗)

 

 

筋肉破無星さん、有用なご体験ありがとうございます。

 

 

いつもバターコーヒーを朝飲んでいるのですが、実際にはバターコーヒーではなく、ただバター約50gとピュアココア20gとイヌリン10gを混ぜたものを飲んでいるだけなのでコーヒーではないのですが、ココアに鉄分やマグネシウムなど含まれているので、鉄分の心配はしておりませんでした。

 

 

また、僕は結構やせ型のタイプの男性ですので、もしかしたら腸から栄養を吸収が苦手なタイプなのかもしれません。

 

 

 

昔からやせ型体質なので太れる人がとてもうらやましいです。

 

 

 

鉄とL-カルチニンを摂取して経過観察してみようと思います。筋肉破無星さん、とても参考になりました。

 

 

アリヤさんはATP合成のプロのような方で凄いなと感じてます。

 

 

また、メールの件丁寧にご返信ありがとうございました。コメントが反映されないので、システムエラーかなと心配してました(笑)

 

 

 

 

以下は筋肉破無星さんの私へのコメントです。

 

 

★ ★ ★ 筋肉破無星さんのコメント ★ ★ ★

 

 

ずっと拝見させて頂いています(ストーカー)。

 

 

コメント欄が賑わってきていて喜ばしいとともに相談やアンチが増えて大変だな、と思いながら暖かく見守っております。

 

 

ロードバイクを始めたのはケト後からなので、人体実験マニアとしてはハンガーノック味わえないのは残念ですが糖質は取りたくないです。

 

 

 

どうやら糖質回路で動いていたら1時間ごとに糖質補給しないと動けなくなるらしいです。狩猟動物としては致命的ですね。

 

 

 

疲れや空腹を感じても脂肪がある限りエネルギー切れはあり得ないので、疲れてもばたんきゅーはしないですね。

 

 

 

キツイ運動後でもだらだらネットとかゲームとか仕事とかしてます。

 

 

 

自分の実験結果が役立つ時があったら邪魔にならない程度にコメントさせて頂きたいと思います。

 

 

 

以下は筋肉破無星さんの橋下さんへのコメントです。

 

 

★ ★ ★ 筋肉破無星さんのコメント ★ ★ ★

 

 

痩せ形でケトまで行き着くのは素晴らしいですね(糖質依存度が高くて肉が消化できない上に筋肉も脂肪も少ないため本能的に糖質が抜けない)。

 

 

もうちょっと勉強すればケトでいけると思います。ここで断念は勿体ないです。

 

 

 

焼き肉爆食いで調子良いならただのエネルギー不足の可能性が高いです。

 

 

低T3症候群に似た症状はただのエネルギー不足です。

 

 

もしくはエネルギーが足りていればヨード不足の可能性を疑い海藻などを追加。

 

 

自分も減量時は抜け毛が増えて髪の毛のつやもなくなります。

 

 

そこまでいけたのならもっとちゃんと栄養計算すればわざわざ糖質でダメージ受けながらエネルギー畜産する必要は無いかと思われます。

 

 

以下自分の一日の食事(減量日用)ですのでご参考までに。

 

 

 

【朝食】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
ヨード卵光 50 67 0.4 6.15 4.55
エメンタール 10 39.5 0 2.9 3.05
豚こまハーフ 50 100 0.1 9.75 6.35
ゴーダチーズ 15 57 0.21 3.87 4.35
ピュア抹茶ハーフ 5 19.5 0.45 3.9 0.35
小岩井水切100g 100 65 2.3 3.2 3.8
230 348 3.46 29.77 22.45

 

インスリン負荷 20.1312

 

 

【昼】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
ピュアチョコレート 10 39.6 0.97 7.8 0.67
ピュアチョコレート 10 39.6 0.97 7.8 0.67
ココアハーフ 2 5 0.37 0.37 0.43
雷神(ホエイ)一杯 10 36.6 0.05 9.3 0
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
ヨード卵光 50 67 0.4 6.15 4.55
112 320.1 3.6 31.93 20.42

 

インスリン負荷 21.4808

 

 

【夜】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
ヨード卵光 50 67 0.4 6.15 4.55
鶏ササミ1本 43 45 0 9.9 0.3
鶏ササミ1本 43 45 0 9.9 0.3
豚肩肉ハーフ 50 108 0.1 9.25 7.3
めかぶ 50 6 0 0.5 0.3
エメンタール 10 39.5 0 2.9 3.05
ゴーダチーズ 15 57 0.21 3.87 4.35
チョコレート効果86% 5.2 32 1.1 0.7 2.4
266.2 399.5 1.81 43.17 22.55

 

インスリン負荷 25.9852

 

 

【就寝前】

 

品名 g 糖質 蛋白質 脂質
雷神(ホエイ) 20 73.2 0.1 18.6 0
ピュアチョコレート 10 39.6 0.97 7.8 0.67
ココアハーフ 2 5 0.37 0.37 0.43
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
タカナシ純生クリーム47大1 15 66.15 0.42 0.255 7.05
62 250.1 2.28 27.28 15.2

 

 

インスリン負荷 17.5568

 

 

1日計算用

 

糖質 蛋白質 脂質
348 3.46 29.77 22.45
間食① 0 0 0 0
387.1 3.6 31.93 20.42
間食② 0 0 0 0
399.5 1.81 43.17 22.55
間食③ 0 0 0 0
間食④ 250.1 2.28 27.28 15.2
1384.7 11.15 132.15 80.62

 

追加 食物繊維 果糖

 

インスリン負荷計 85.154

 

 

 

【サプリ】

 

【朝】

 

ビタミンB 50 1
ビタミンC 1000 1
鉄36 2
ビタミンA 25000 1
ビオチン10000 1
HMB 0
coQ10 100 1
ビタミンD 5000 1
カルニチン 1000 1

 

 

【昼】

 

ビタミンB 100 0
ビタミンC 1000 1
ビタミンD 5000 1
ビタミンB6 1000 1

 

 

【夜】

 

ビタミンB 100 1
ビタミンC 1000 1
ビタミンD 5000 1
亜鉛 50 1
レシチン 1200 1
脂溶性C 500 1
ビタミンE 400 2
オメガ3  3500/250 1
セレン 100 1
ビタミンD 5000 1

 

 

【就寝前】

 

マグネシウム 800 1
カルシウム 400 2
ナイアシン 100 3
グリシン 適当

 

 

 

+水分(主にハーブティ)にビタミンC+クエン酸。運動時はBCAA+。

 

 

2年以上毎日Excelにてg単位で管理しています。体調や体重の増減も前日の栄養摂取比率で常に確認します。

 

 

これはあくまで【太りやすい(栄養吸収率の良い)成人女性の減量用メニュー】(エネルギーが足りなくて痩せていく)になりますので、これに昼のメニュー(プロテイン+卵+生クリーム)か鯖缶などを間食に二回プラスすれば男性用に2000㎉ぐらいとれると思います。筋トレ日はそんな感じです。

 

 

サプリは実験中なので基本真似しないでください。

 

 

痩せ形で筋肉の少ない男性はプロテインガン飲み(できればガチ筋トレ)してマッチョになるしかないかな、と思います。男性はマッチョになれるので羨ましいです。

 

 

 

カーボローディングしても内臓脂肪とダメージにしかならないので、筋トレ前後(二回)にプロテインを必ず摂取するようにするといいと思います。

 

 

 

タンパク質もインスリンを半分程度出すのでタンパク質で太るイメージですね。

 

 

 

食べるのは結構めんどくさいし空腹は楽なのですが、毎日一日一食などはオススメしません。最低でも3食は分けて食べた方がいいと思います。

 

 

 

普通に学生や会社勤めしていると大変かと思いますが、プロテインを間食に(ゼラチン入れてプリンにしたり冷凍してアイスにしたり)すればある程度楽になると思います。水分摂取の感覚でプロテイン飲みましょう。

 

 

 

糖新生が恐ければ脂質の比率をタンパク質の半分以上まで上げてください。吸収がゆっくりになるので。

 

 

カルニチンはお高めですが、ケト適応出来ない人の導入には良いらしいです。きちんとカロリーとっても改善されなければ余地有りだと思います。

 

 

長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。

 

 

※人様の掲示板で長すぎるので邪魔なら消してください。

 

 

 

筋肉破無星さんは、糖質制限、スポーツ、徹底した健康管理、そして食の工夫も色々とされているのでとても参考になります。

 

 

 

コメント欄から記事に直すときに、数字を読みやすくする為に表に直したのですが、結構時間がかかりました。これを毎日続けているなんて凄すぎます。

 

 

 

コメント欄で埋もれさせるのはもったいない情報でした。

 

 

 

★ ★ ★  橋下さんのコメント  ★ ★ ★

 

 

アリヤさん、筋肉破無星さん、貴重なデータと御指南ありがとうございます。
とても参考になります。

 

 

今の生活にエネルギー不足感じてるので、ケト適応して必ずや元気になってみませす。

 

 

また、筋肉破無星さんがExcelで摂取しているものをgm単位で毎日管理しているのはとても驚きでした。かなり厳格に食事を制限されているのですね。ホントに尊敬します。

 

 

それと、余計かもしれませんが、名前に”筋肉”とあるので勝手に男性の方だと思っておりました。

 

 

ケトン体試験紙を持っているので、朝バターコーヒーを飲んだ後いろんなパターン、例えばプロテインを飲んだ後と前、焼き鳥を食べた後と前などの複数のパターンででケトン体が出てるかどうか確認しています。

 

 

一応、どのパターンでもケトン体が出てはいるのですが、しかしお腹が減るので脂肪を腸で吸収・分解できてないのかな・・・って感じですね。

 

 

 

なので、カルチニンを試して経過観察してみます。

 

 

 

筋肉破無星さん、貴重なデータをご提示していただきありがとうございました。きっと、ここに書き込むの相当時間がかかったんだろうな・・・と思い見させていただいております。感謝です。

 

 

摂取しているサプリメントの多さにはとても驚きました。

 

 

僕はいずれインスリン抵抗性0(この状態こそ健康なため)を目指しておりますが、今の僕にはまだまだ遠い道のりっぽいですね(汗)。ちなみに、僕の溺愛するデイブ・アスプリーは食事でインスリン抵抗性を0にしたてあげたみたいです。

 

 

ありがとうございます。また何かあればご質問させいただきます。

 

 

 

 

ここまでで終わりです。

 

 

 

このような状態は、「ただのエネルギー不足」にも見えますし、「低T3症候群」ともとれます。

 

 

 

体が飢餓状態の時、省エネモードになるのが「低T3症候群」なので、ただのエネルギー不足も「低T3症候群」と言えます。

 

 

 

境界線が曖昧なので判断に迷うことは多いです。

 

 

 

今回紹介したコメントは、現在悩んでいる人の参考になると思います。

 

 

 

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糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみた

糖質制限中に「低T3症候群」になった場合の主な対策がこちらです。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

 

  • 筋肉量を増やす

 

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

 

この方法で、改善するケースがほとんどですが、本記事では補足として、「低T3症候群」になる原因や対策を、前回とは違った角度から考えていきます。

 

 

 

 

前回の記事を読まれていない方は、先に以下の記事を読まれた方が分かりやすいと思います。

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

 

 

 

「低T3症候群」を語るには「甲状腺ホルモン」の知識は避けて通れないので、まずはそちらから簡単に説明して、その後、本題に入ります。

 

 

 

既にご存じの方は飛ばして下さい。

 

 

 

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甲状腺と甲状腺ホルモン

 

 

 

「甲状腺 こうじょうせん」は、喉仏のすぐ下の位置にあります。

 

 

 

 

 

これは「内分泌器官 ないぶんぴつきかん」の1つで、「甲状腺ホルモン」を作っています。

 

 

 

 

「甲状腺ホルモン」には、代謝を活発にする働きがあります。

 

 

 

 

その為、このホルモンの分泌が過剰になると、代謝が過剰になるような症状が表れます。以下は一例です。

 

 

 

 

  • イライラする

 

 

  • 暑がりになる

 

 

  • 脈が速くなる

 

 

  • 動悸が続く

 

 

  • 手が震える

 

 

 

このような状態を「甲状腺機能亢進症 こうじょうせん きのう こうしんしょう」と言います。内分泌疾患です。

 

 

 

反対に、このホルモンの分泌が少ないと、代謝が低下するような症状が表れます。以下は一例です。

 

 

 

  • 体温の低下

 

 

  • だるい

 

 

  • 汗をかかない

 

 

  • 脈が遅くなる

 

 

 

このような状態を、「甲状腺機能低下症 こうじょうせん きのう ていかしょう」と言います。内分泌疾患です。

 

 

 

で、これに似ているとされるのが「低T3症候群」です。こちらはエネルギーが入ってこない時の生体反応と言われているので疾患ではありません。

 

 

 

甲状腺ホルモンの種類と働き

 

 

 

「甲状腺ホルモン」の主原料は、ミネラルの一種「ヨード(ヨウ素)」で、このようになっています。

 

 

 

 

サイログロブリン + ヨード → 甲状腺ホルモン

 

 

 

 

「サイログロブリン」とは、甲状腺濾胞細胞(こうじょうせん・ろほう・さいぼう)のみでつくられる糖蛋白の事です。

 

「濾胞」とは、動物の組織にある、多数の細胞からなる「完全に閉じた袋状の構造物」の事で、中に分泌物が溜まります。

 

 

 

 

甲状腺ホルモンには種類があります。

 

 

 

 

  • hyroxine(サイロキシン)・・・T4

 

  • riiodothyronine(トリヨードサイロニン)・・・T3

 

 

 

この2つは、ヨードの数が違います。ちなみに、ヨードの元素記号は、I(iodine / アイアダイン)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に「T4」と「T3」の特徴を説明します。

 

 

 

 

(T4)

 

  • 量が多い。活性が弱いが、安定している。

 

 

  • 「T4」は、甲状腺でのみで作られる

 

 

  • トリヨードサイロニン(T3)の前駆体

 

 

  • 代謝量の制御や、成長に影響を与える

 

 

 

(T3)

 

  • 量は少ないが、活性があり、T4の10倍強力。【T3>T4】

 

  • 体温、成長、心拍数等に関与している。

 

  • 「T3」は、血液中の約20%が甲状腺から分泌され、残りは標的臓器で「T4」→「T3」へ変換される。

 

 

 

 

 

甲状腺ホルモンをコントロールする甲状腺刺激ホルモン

 

 

 

先に説明した「T4」や「T3」は、「甲状腺刺激ホルモン」によってコントロールされています。

 

 

 

「甲状腺刺激ホルモン」は、脳下垂体(のうかすいたい)から分泌されています。

 

 

 

 

 

「甲状腺刺激ホルモン」は、英語で「Thyroid Stimulating Hormone サイロイド スティミュレイティング ホルモン」、略して(TSH)です。

 

 

 

「甲状腺ホルモン」は、以下のような流れでコントロールされています。

 

 

 

 

 

「脳下垂体」から甲状腺刺激ホルモンが分泌される

 

 

「甲状腺」が刺激されて、甲状腺ホルモンが分泌される

 

 

 

 

 

で、以下のように増えたり減ったりする仕組みになっています。

 

 

 

 

  • 血液中の「甲状腺ホルモン」の量が増えると、脳下垂体からの「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の分泌が抑えられる

 

 

 

  • 血液中に「甲状腺ホルモン」の量が減少すると、脳下垂体からの「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の分泌が増える

 

 

 

で、症状が似ている「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、血液検査では以下のような違いがあります。

 

 

 

 

  • FT3が低い・FT4が低い・TSHが高い…甲状腺機能低下症

 

 

  • FT3が低い・FT4は正常・TSHが正常…低T3症候群

 

 

 

「F」というのは、「Free(遊離している)」という意味です。「T4」と「T3」は、検査では遊離しているものを調べます。詳しくは以下の記事で述べています。

 

 

甲状腺ホルモンの働きと、甲状腺機能低下症とLowT3症候群の違いについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

「FT3」と「FT4」は、通常は一緒に変動するようなのですが、「FT3」だけが低い状態が「低T3症候群」です。

 

 

 

何故そうなるのかについては、後ほど説明します。

 

 

 

 

省略した部分もありますが、簡単に「T4」、「T3」、「TSH」の説明をしたので、ここからは本題である「低T3症候群」の対策について考えていきます。

 

 

 

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低T3症候群と甲状腺機能低下症

 

 

「低T3症候群」について調べていると、生体反応なので疾患ではない…という意見もありますが、一方で「低T3症候群」を放っておくと、本当に「甲状腺機能低下症」になるので気をつけた方が良いという意見もありました。

 

 

 

 

確かに「甲状腺機能低下症」と共通しているところがあるので、関連はありそうです。

 

 

 

 

なので、本屋や図書館でその理由を探しているのですが、「低T3症候群」の情報はほとんどありません。甲状腺に関係する病気が書かれている本にもです。

 

 

 

例えば、以下は300ページ近くある生化学の本ですが、「甲状腺ホルモン」に関する記述はこのようになっています。

 

 

 

 

『基礎から学ぶ生化学 改訂第2版 編集:奥恒行・山田和彦』より引用

 

 

C.甲状腺

 

 

1)甲状腺ホルモン

 

 

甲状腺はトリヨードチロニン(T3)とチロキシン(T4)の2つのホルモンの混合物を分泌する(図4C-6).

 

 

これらのホルモンは甲状腺で合成されたタンパク質であるチログロブリンのチロシン残基がヨウ素化された後、加水分解を受けて遊離し、T3やT4となり血中に分泌される.

 

 

分泌されたT3やT4はチロシン結合グロブリンやアルブミンなどと結合することにより標的組織に輸送される.

 

 

甲状腺ホルモンは酸素消費を増し、核における遺伝情報発現の調節、脂肪分解や糖新生の促進、代謝亢進、交感神経賦活作用などの生理作用を有する.

 

 

 

2)カルシトニン

 

 

カルシトニン(CT)は甲状腺のC濾胞傍細胞から分泌される血清カルシウム低下作用をもつペプチドである.

 

 

このホルモンは骨吸収を抑制し、骨からのカルシウムとリンの溶失を減少させることにより血清カルシウムイオンを低下させる.

 

 

機能的にはパラトルモン(PTH)に拮抗する.

 

 

(161~162p)

 

 

 

「rT3」の事など、全く書かれていません。

 

 

 

 

生理学の本には、「T4」や「T3」の他に「rT3」がある…というところまでは書かれているものの(それすらもないものがほとんど)、それ以降の話、例えば、「T4」から「rT3」に変換されてしまう理由等は書かれていないのです。

 

 

 

 

もっと分厚い本になら書いてあるのかもしれませんが、そういう本でないと見つけられないというのはおかしな話です。

 

 

 

 

この「低T3症候群」という状態は、飢餓状態やダイエットでもなるので比較的身近な現象です。

 

 

 

それなのに、あまりに情報がなさすぎます。

 

 

 

また、「rT3」は検査もお粗末で、医師も気付かない事があるそうです。

 

 

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 隠れ甲状腺機能低下症』より引用

 

 

 

こういった、現代に蔓延する、不定愁訴的な症状は、甲状腺の機能低下に由来することが多々あります。 医者はいちおう甲状腺機能低下も疑い、その検査をします。

 

 

しかし、たいがいは正常とでてくるのです。

 

 

ところが、この正常というのがくせもので、正常範囲下限ぎりぎりの正常から、上限ぎりぎりの正常まであります。

 

 

そして、ふつうの甲状腺の血液検査ではかるのはTSH(甲状腺刺激ホルモン)、T3(トリヨードサイロニン)、T4(テトラヨードサイロニン)くらいです。

 

 

 

「 rT3(リバースT3)」は測定しません。

 

 

 

甲状腺のホルモンは「T4」、「T3」、それと「rT3」の3種類があります。

 

 

 

その中で、活性の強いのが「T3」です。

 

 

 

「rT3」は、「T3」の鏡像の異性体です。rはreverse (裏返す)のrです。 その活性は「T3」と比べるとほとんどありません。

 

 

 

従って、「T3」が甲状腺ホルモンとしての主な働きをしているといえます。

 

 

 

ところが、通常の検査では、「rT3」は「T3」と同じにみなされ、「T3」として検査結果がでてきます。

 

 

 

すると、いくら活性のない「rT3」が多く、活性の強い「T3」が少なくても、検査としては異常なしということがときどきおこりえるのです。

 

 

 

しかも、「TSH」も正常とでてくることがあるのです。

 

 

 

ただ、残念ながら日本では、このrT3の検査は普通のクリニックや病院では行われません。

 

 

(中略)

 

 

 

おそらく、うつ病、あるいは慢性疲労症候群、あるいは更年期障害と診断されている人たちの中には「ReverseT3」が多い状態の人がけっこういると推測されます。

 

 

 

肝臓の弱い人、腎臓に問題がある人、糖尿病が進行している人、神経性食欲不振症の人なども、「ReverseT3」が多くなる可能性が高いので、注意が必要です。

 

 

 

ダイエットや飢餓は誰でもなる可能性があるのに、一般的な書籍にも載っておらず、検査されず、原因が分からなくて身体の不具合に悩まされる

 

 

 

…この環境は「鉄不足(フェリチンの不足)」とよく似ています。

 

 

 

 

鉄不足は、生理のある女性では誰でもなる可能性があるのに、一般的な書籍ではあまり扱われず、一般の病院では貯蔵鉄を調べる「フェリチン」の検査はされません。

 

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

その結果、多くの女性が、鉄不足に起因する身体の不調に悩まされているわけです。

 

 

 

このような状況は病人を増やします。ちょっと伝えれば済むことなのに、それをしないのですから悪質です。

 

 

 

「低T3症候群」は、このような環境です。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症と低T3症候群は似ている

 

 

  • 低T3症候群の情報がない

 

 

  • 検査も充実していない

 

 

 

 

 

で、問題は「甲状腺機能低下症と低T3症候群は似ている」というところです。

 

 

 

以下の記事では、両者の違いを書いたのですが、

 

 

甲状腺ホルモンの働きと、甲状腺機能低下症とLowT3症候群の違いについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

調べていると、「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、「疾患」と「生体反応」という違いはありますが、関連しているところもあると感じます。

 

 

 

 

なので、情報がまとまりにくいです。

 

 

 

 

また、痩せ型の女性で、30年以上糖質中心の食生活をおくってきた私は、「低T3症候群」になりやすい条件を揃えているのですが、いきなり糖質10g以下の糖質制限の実践でも「低T3症候群」にならなかったので、これを解決した経験がありません。

 

 

 

…この状態で記事にするのは難しいと考えたのですが、断片的ではあっても、今現在「低T3症候群」で困っている人にはヒントになると思うので、分かっている対策を紹介します。

 

 

 

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T4がreverseT3に変換される

 

 

 

2種類の「甲状腺ホルモン」を紹介しました。

 

 

  • T4

 

  • T3

 

 

 

ここでは、先ほどの引用記事にでてきた「reverse(リバース)T3」について説明しておきます。

 

 

 

前回の記事でも紹介しましたが、「rT3」は、ダイエット、飢餓、冬眠前などの栄養不足の時に、体の代謝を下げてエネルギーロスの少ない状態に変えようとするホルモンでした。

 

 

 

 

 

で「低T3症候群」は、「T4」が「T3」ではなく、省エネホルモンである「rT3」に変換されてしまった状態です。

 

 

 

 

  • T3・・・活性型

 

  • rT3・・・非活性型 

 

 

 

 

では、「T3」と「rT3」はどう違うのかというと、構造はそんなに違いません。

 

 

 

 

元になった「T4」は、ヨードが4つついています。これが「脱ヨード酵素」の働きによって、ヨードの1つが外れて「T3」に変換されます。

 

 

 

 

で、その外れる位置が違うと「rT3」になる…というわけです。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、この変換は、肝臓や腎臓等、標的臓器で行なわれます。

 

 

 

 

甲状腺から「T4」が分泌される

 

 

 

 

血液にのって運ばれる

 

 

 

 

標的臓器に到着して「T3」に変換される

 

 

 

 

「低T3症候群」は、この標的臓器での変換がおかしい状態で、元になった「T4」は分泌されています。

 

 

 

一方、「甲状腺機能低下症」は、「T4」も、そこから変換される「T3」も低下します。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症・・・T3とT4の分泌量が減る

 

  • 低T3症候群・・・(T4 → T3)への変換が抑えられている

 

 

 

 

なので、「低T3症候群」にならないようにするには、「rT3」に変換されるようなことをしない事、また、「T4」から「T3」に上手く変換できるようにすればいいわけです。

 

 

 

 

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T4からT3へ変換されるようにするには

 

 

「低T3症候群」は、甲状腺ホルモンの問題が大きいです。

 

 

 

で、「T4 → T3」に正常に変換されない条件をシンプルに考えるとこうなります。

 

 

 

  • 材料不足

 

  • 標的臓器の変換ミス(変換されない、間違った変換)

 

  • 標的臓器自体の不具合

 

 

 

 

これらが正常に戻るようにすれば改善するはずです。

 

 

 

 

糖質制限によって、ここに挙げた問題が起きるのだとしたら、やはり、解決は栄養療法になります。

 

 

 

糖質制限は慢性疾患を改善させる為に非常に効果がありますが、完璧ではありません。

 

 

 

糖質制限の最大のメリットは、「糖質」の害を抑えられる事と、身体の構成成分の大部分を占める「タンパク質」と「脂質」を十分得られることです。

 

 

 

 

また「脂質」は身体の構成成分にもなりますが、エネルギー物質「ATP」を多く作る事もできます。

 

 

 

 

しかし、現代の食料をとりまく環境には問題があるので、糖質制限の実践によって、一部のビタミン、ミネラルが不足してしまう事も事実です。

 

 

 

糖質制限をしていても、ビタミン・ミネラルが不足すれば代謝に問題が生じます。

 

 

 

なので、その不足している栄養素が何かを見極めて、補うことが重要です。

 

 

 

「何が不足しているのか」を見つけるのが大変なので、そのヒントになりそうな話をいくつか紹介します。

 

 

 

なお、本記事で説明する対策は、「甲状腺機能低下症」、「低T3症候群」の両方に関係している場合もありますが、そもそも「甲状腺ホルモン」の問題なので、共通している事があっても不思議ではありません。

 

 

 

主原料のヨウ素(ヨード)不足

 

 

「低T3症候群」は「T3」が低い状態です。「T4」から「T3」への変換が上手くいかないので、「T4」は足りていると考えられます。

 

 

 

なので、「低T3症候群」の話をする時は、「T4」は足りている…という前提で語っていくつもりですが、一応、これがなかったらどうなるのかもお話しておきます。

 

 

もし、変換の前の状態である「T4」が不足していれば、「T3」を作ることもできません。つまり、どちらも生成できない事になります。

 

 

 

両方減るのは、「甲状腺機能低下症」です。

 

 

 

で、「甲状腺ホルモン」の主原料はヨウ素(ヨード)です。

 

 

 

糖質制限を実践している人で、肉食がメインの人は、ヨウ素不足になる可能性があります。

 

 

 

ヨウ素が多く含まれている海産物を食べなければ、半年ほどでヨウ素不足になるそうです。

 

 

 

材料がなければ、「T4」も「T3」も不足する事になるので注意が必要です。

 

 

 

これに該当する場合は、ヨウ素(ヨード)を補う必要があります。

 

 

 

ただし、摂取のし過ぎも注意です。それによって甲状腺の機能に不具合が生じることもあります。

 

 

 

単体のミネラルの過剰摂取は慎重にするべきです。

 

 

 

 

酵素の材料はタンパク質

 

 

「T4」→「T3」へ変えるには、4つのヨードから1つのヨードを外して変換させる「脱ヨード酵素」が必要です。

 

 

 

この「脱ヨード酵素」は種類があります。

 

 

 

  • 1型(D1)

 

  • 2型(D2)

 

  • 3型(D3)

 

 

 

…ということは、ここでも酵素の材料である「タンパク質」が重要になってきます。

 

 

『藤川徳美医師 fecebook 2018年2月24日』より引用

 

 

タンパク質が十分あれば、タンパク質の同化と異化(動的平衡)が活性化する。

 

 

酵素反応が活性化する。

 

 

主酵素はタンパク質、補酵素はビタミンとミネラル。

 

 

つまり、タンパク質が十分量あると、ビタミンとミネラルの効果が出る。

 

 

 

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ミネラル不足

 

 

主酵素である「タンパク質」が足りていても安泰ではありません。

 

 

補因子である「ミネラル」、補酵素である「ビタミン」が不足すれば反応は滞ります。

 

 

 

『歯科医師の考える健康生活 ライナス・ポーリング氏「すべての不快感や疾患、病気の根本を探るとミネラル欠乏にたどり着く」』より引用

 

 

 

 

2月10日の投稿がきっかけ

 

 

https://www.facebook.com/junichi.takahashi.372

 

 

糖質制限で失敗する方はカロリー不足もあるが、ミネラル欠乏が主体ではないか?

 

 

ケトジェニックで失敗する方も、脂質の代謝にミネラルが必須なのにミネラル不足で結局、ケトン体を悪者にしてしまう。

 

 

折角、ケトンの臨床応用を考える風潮が出始めているのに残念。江部先生・宗田先生のご功績を無駄にしてはいけない。

 

 

ケトジェニックダイエットがヒトの健康に及ぼす影響について

 

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/9/54_650/_pdf

 

 

●糖尿病と微量元素はとても密接

 

 

鶏が先か卵が先かだが、原因と結果の混在が多過ぎる。

 

 

鉄が過剰だから糖尿病? 糖尿病だから鉄が過剰?

 

 

恐いのは、糖尿病でインスリンの過剰分泌や多尿で亜鉛の枯渇が起こり、亜鉛欠乏症の泥縄状態になること。

 

 

亜鉛、クロム、マンガン、セレン、バナジウム、カルマグ と糖尿病の関連が分かってないと、糖尿病は理解できない。

 

 

SGLT2阻害薬で糖を排出するだけでなく、多尿継続で微量元素はダダ漏れしてないか?

 

 

ファスティングで、ミネラル不足に陥っていないか?

 

 

酵素ドリンクダイエットだけでは、立派な亜鉛欠乏症の出来上がり。

 

 

そして、最も恐いのは間違った糖質制限やダイエット、菜食による微量元素の欠乏。

 

 

例えば、亜鉛欠乏になると、甲状腺機能低下にまっしぐら。ヨウ素欠乏だけでない。

 

 

微量元素欠乏(特に亜鉛欠乏)と低T3症候群は症状は類似病態。

 

 

肉食が嫌なら せめて亜鉛入りプロテインや亜鉛補給の元、糖質制限を。

 

 

魚食、オメガ3頼り、脂質代謝依存の方もせめて亜鉛だけでも 適量を弁えたメガで。

 

 

 

 

「微量元素欠乏(亜鉛欠乏)」と「低T3症候群」の症状が似ているとは…。

 

 

 

ということは「甲状腺機能低下症」とも症状が似ているという事です。

 

 

 

そういえば、子供は亜鉛が欠乏すると成長障害が起きるようですが、成長を促す「甲状腺ホルモン」が不足しても成長に悪影響がでます。

 

 

 

微量元素欠乏(亜鉛欠乏)、低T3症候群、甲状腺機能低下症…表面的には別物ですが、共通している事が多いですね。

 

 

 

まぁ、考え出すときりがないので、ミネラルに話を戻します。

 

 

 

 

ミネラルと言えば、私は10代の時から糖質制限を始める前まで、健康食品をいくつか摂取していました。

 

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

その中にミネラルもあったのですが、糖質制限を始めた時に、糖質制限の効果を確かめる為に全て止めました。

 

 

 

 

でも、長年飲んでいたので、止めてもミネラルは急には涸渇しなかったのだと思います(※毎月生理があるので、「鉄」は減っていましたが…)。

 

 

 

私がいきなり厳しい糖質制限をして上手くいったのは、それまで飲んでいた健康食品のおかげだと思っていましたが、やはり信憑性がありそうです。

 

 

 

 

一応、「T3」に関係のあるミネラルを挙げておきます。これらが不足している場合は補った方が良いでしょう。

 

 

 

T4からT3の変換に必要なミネラル

 

 

 

  • セレン

 

  • 亜鉛

 

  • マンガン

 

 

この中で、マンガンが気になりました。

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 甲状腺(こうじょうせん)の病気』より引用

 

カルシウムを大量に摂取するとマンガンの吸収が阻害されます。

 

 

何かの理由でカルシウムのサプリメントをとっている人は、気をつけたほうがいいでしょう。 (私は、骨粗鬆症に対してさえ、カルシウムのサプリメントは推奨しておりません)。

 

 

マンガンはセレンとビタミンB2とともに、甲状腺ホルモンのうち、T3という活性の強いほうのホルモンが生成されるのに必要です。 日に3mgほど必要です。

 

 

 

糖質制限でチーズを大量に摂取する人がいます。この場合、チーズに含まれているカルシウムを多く摂取する事になります。

 

 

これもマンガンの吸収を阻害することになります。

 

 

マンガンはスパイスに多く含まれています。私はスパイスが大好きなので、肉料理にもよく使っているのですが、これも「低T3症候群」にならなかった理由かもしれません。

 

 

 

 

T3を細胞に運んで細胞が利用できるようにするミネラル

 

 

 

 

 

いつも言っていますが、生理がある女性は不足しやすいです。

 

 

足りているかどうかは「フェリチン(貯蔵鉄)」を測ります。

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

食品に含まれている物質が甲状腺に与える影響

 

 

食品に含まれている成分が、甲状腺の機能に良い影響を与える場合と、悪い影響を与える場合があります。

 

 

例えば、ココナッツオイルは、甲状腺の機能を適切に保つ効果があると言われています(※ただし、そう書かれているサイトを見るのですが、そのメカニズムに触れているものが見つかりませんでした)

 

 

 

問題は悪い影響を与える物質です。

 

 

 

 

たまに、「食品に含まれる有害物質に対してどう考えているのか」というメールやコメントをいただくのですが、現在は基本的に、糖質のように1つの毒を大量に摂るわけではないので意識して避けていません。

 

 

 

 

私は糖質制限をする前は、「人工甘味料」や「遺伝子組み換え食品」や「食品添加物」をできるだけ避ける生活をおくってきました。

 

 

 

しかし、糖質制限を始めてからは、ほとんど避けなくなりました。その理由は以下です。

 

 

 

  • 糖質を食べないので、加工品を食べる機会が減ったので避けるまでもない

 

 

  • 有害物質を避けまくっても糖質を摂取していては健康にはならなかった

 

 

  • 有害物質を避ける事を優先することで必要な栄養が摂取できなくなる

 

 

 

 

これは「有害物質は避けなくても大丈夫、安全だ」と言っているのではありません。

 

 

 

避けた方がいいのは分かっていますが、種類が多すぎる上、色んなものに分からないように入っているので、避けるのが事実上無理だから頑張らなくなったのです。

 

 

 

 

しかし、現実にこれらを摂取して、不具合があるなら積極的に避けた方がいいです。

 

 

 

 

糖質を制限するあまり、人によって摂取量が増える可能性のある物質が「人工甘味料」です。

 

 

 

私の様に糖質制限の開始とともに、全ての甘味料を諦める選択をする人もいますが、中には、甘味を捨てきれず、人口甘味料を多く摂取する人もいます。

 

 

 

そのような人は、糖質を摂取している人よりも、人工甘味料を多く摂取するかもしれません。

 

 

 

で、人工甘味料の中でも、甲状腺やホルモンに影響があると思われるものがこちらです(まだあるかもしれませんが…)。

 

 

 

アセスルファムK

 

 

動物実験で甲状腺異常、肝機能障害が起きています。

 

 

 

スクラロース

 

 

スクラロースは、分解されにくい化学物質で、摂取すると全身に回って、ホルモンや免疫システムを乱す可能性があります。

 

 

なんでも、この添加物は、新しい農薬を開発中に偶然発見されたそうです。

 

 

 

以下は継続して摂取することで懸念されている症状の一例です。

 

 

 

  • 甲状腺の働きの衰え

 

  • 肝臓・脳の肥大

 

  • 肝臓細胞異常

 

  • 卵巣収縮

 

  • 脳腫瘍の増加

 

  • 成長の遅れ

 

  • 赤血球の減少

 

  • マグネシウムとリンの欠乏

 

 

 

 

…このような話があるので、心当たりのある方は量を調節した方がいいです。

 

 

 

 

人工甘味料が悪影響を与える…というのは、だいたい想像がつくと思います。農薬を開発中に何故か偶然できた…とか、そんなのばっかりですから。

 

 

 

しかし、一見、健康に良さそうな自然の食品も、甲状腺に悪影響を与える物もあるので注意が必要です。

 

 

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大豆製品の摂取量に注意

 

 

 

「低T3症候群」は、「女性」や「痩せた男性」に多い症状です。その理由を食事の視点から考えてみます。

 

 

 

糖質制限をするとタンパク質をたくさん食べる必要がありますが、大豆製品からタンパク質を稼ごうとする人がいます。

 

 

 

大豆はオシャレでヘルシーなイメージが強く、「畑の肉」と言われているからでしょうか。

 

 

 

しかし、大豆製品は曲者です。

 

 

 

大豆は「アンチニュートリエント」を含んでいます。

 

 

 

「アンチニュートリエント」は、「反栄養素」という意味で以下のような働きがあります。

 

 

 

  • タンパク質の消化能力の邪魔をする

 

 

  • カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛…等のミネラルの吸収の邪魔をする

 

 

 

 

先にタンパク質やミネラルの重要性の話をしているので、これがいかに悪い事かよく分かると思います。

 

 

 

タンパク質の消化吸収能力を邪魔するということは、大豆製品と肉を一緒に食べれば、肉が未消化で腸で発酵して…というあのフレーズを実現化することになります。

 

 

 

 

また、大豆には甲状腺機能を狂わせる効果があります。

 

 

 

大豆には「イソフラボン」が含まれています。これが甲状腺ホルモンの生産を妨げます。

 

 

 

 

糖質制限によって、大豆のタンパク質をたくさん摂取すると、どの食事法よりも大豆製品を大量摂取してしまいます。

 

 

 

だってタンパク質をたくさん食べなければいけないですから。

 

 

 

その場合、糖質制限が原因で、甲状腺機能に異常がでる可能性もあります。

 

 

 

動物性の方が植物性よりも良い…と言っているのですが、それでも大豆製品は人気があります。

 

 

 

この傾向は男性よりも女性に多いと感じるのは私だけでしょうか。大豆製品について相談してこられたのはみな女性でした。

 

 

 

ドラッグストアで女性受けするオシャレなパッケージのプロテインが置いてありますが、ソイプロテインの事が多いです。

 

 

 

プロテインバーもソイが多いです。

 

 

糖質制限の良さは、動物食性動物である人間の食性に合っているので、身体への負担が少ない事です。

 

 

 

せっかく糖質制限をしているのに動物性ではなく、納豆や豆腐をたっぷり食べ、豆乳を飲み、ソイプロテインを飲む…これでは植物食性動物です。

 

 

 

痩せた男性も人事ではありません。

 

 

 

男性でも胃腸が弱ければ、肉食はキツイです。痩せた人や、ある程度年齢がいった人は、最初のうちはタンパク質を、あっさりした大豆製品から多く摂るかもしれません。

 

 

 

このような男性は、大豆の大量摂取による甲状腺機能の問題が起きやすいと考えられます。

 

 

また、そのような男性の体形は、「胃腸が弱い→食が細い→痩せて非筋肉質」の可能性が高いです。ということは、前回説明した筋肉量が少ない事で「低T3症候群」になる可能性もあります。

 

 

 

 

最近は高たんぱくブームで、スーパーには色んな味の豆乳がならんでいます。豆乳は「健康」という単語と結び付けられていますが、鵜呑みにして大量摂取しないように気をつけましょう。

 

 

 

 

大豆製品からタンパク質の摂取を続けると、思わぬ不具合が出る可能性があることを知っておいて下さい。

 

 

 

ハッキリ言って、「動物性食品中心の糖質制限」と、「大豆製品中心の糖質制限」は別物です。大豆製品はタンパク質が多くても、おまけ程度に考えた方がよいです。

 

 

 

中にはガゼインアレルギーで、プロテインがダメという方もおられます。

 

 

そのような方には、ホエイプロテインでもガゼインのほとんどないWPIが良いと伝えます。

 

 

しかし、それがダメなら、ソイをオススメした事もあるのですが、やはり、これは良くないかもしれません。

 

 

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コルチゾールの分泌量に問題がある

 

 

「T4→T3」の変換には適度な量のコルチゾールが必要です。

 

 

 

 

コルチゾールとは、「副腎」から分泌される「副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン」の一種です。

 

 

 

 

「副腎」は腎臓の上にあります。

 

 

 

 

 

 

「コルチゾール」は、ストレスから体を守ったり、糖質、脂質、タンパク質代謝に関与しています。

 

 

しかし分泌が過剰になると「T3」の産生が妨げられ、反対に、少なすぎると「rT3」に変換されます。

 

 

 

 

  • コルチゾールが過剰 = T3の産生が妨げられる

 

  • コルチゾールが減少 = rT3に変換される

 

 

 

簡単にその流れをまとめます。

 

 

 

コルチゾールが多すぎる場合

 

 

副腎機能が保たれているが、ストレスに反応してコルチゾールが多く出る

 

 

 

 

「T4→T3」への変換が妨げられて、「T3」が減る

 

 

 

 

甲状腺機能が低下する

 

 

 

 

 

コルチゾールの分泌が低下して、ストレスに対抗できなくなった状態を、「副腎疲労症候群 ふくじんひろうしょうこうぐん」と言います。

 

 

 

 

 

コルチゾールが少なすぎる場合

 

 

 

 

副腎疲労が進行する

 

 

 

 

コルチゾールが低下する

 

 

 

 

「T4」は「リバースT3」に変換される

 

 

 

 

省エネモードになる

 

 

 

 

参考サイト:慢性疾患本当の原因 副腎疲労度と甲状腺機能の関係

 

 

 

 

甲状腺機能は副腎の影響を受けます。

 

 

従って、原因が副腎、コルチゾールにある場合は、こちらも改善させる必要があります。

 

 

 

というわけなので、コルチゾールの分泌量が増える原因について考えてみます。

 

 

 

 

コルチゾールの分泌量が増える例

 

 

 

「コルチゾール」は、ストレスや睡眠不足によって分泌量が増加します。

 

 

 

ストレスが多いと、「コルチゾール」が過剰になり、「糖新生 とうしんせい」が亢進し、血糖値が上がります。

 

 

 

すると、糖質制限をしていても高血糖になります。

 

 

 

このような人は、コルチゾールによって「T3」の合成が妨げられます。

 

 

 

「糖新生」とは、腎臓や肝臓で「糖質以外の物質」から糖質を作り出すシステムの事です。

 

以下の記事では、糖質制限をしている人で、「糖新生」が過剰になるケースについてお話しました。

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

 

一応言っておきますが、「糖新生」自体が悪いのではなく、過剰になるのが悪いのです。

 

 

 

 

糖質制限は低T3症候群になりやすい…と言われています。

 

 

 

その理由の1つに、食品からの糖質摂取が少ないので、その分糖新生が多く働くからというのがあります。

 

 

 

つまり糖質制限では、糖新生の需要が増すから、「コルチゾール」の必要量が増す…という理屈です。

 

 

 

 

糖質を制限するので糖質が入って来ない

 

 

糖質しか利用できない細胞があるので、糖新生で糖質を合成(コルチゾールが必要)

 

 

過剰なコルチゾールによって「T3」の合成が抑えられる

 

 

低T3症候群の発症

 

 

(結論:糖質制限は低T3症候群を発症しやすい)

 

 

 

 

この部分だけ見ると、糖質制限がいかにもコルチゾールを浪費するように見えます。

 

 

「糖質を摂取した方が良さそう」と思ってしまいます。

 

 

 

しかし、それを言うなら、糖質を摂取をしていても、「コルチゾール」は過剰に分泌されます。

 

 

 

 

 

食品から摂取した糖質によって上がった血糖値を下げるためにインスリンが出る

 

 

血糖値が下がりすぎる

 

 

血糖値を上げる為にコルチゾールが分泌される

 

 

過剰なコルチゾールによって「T3」の合成が抑えられる

 

 

低T3症候群の発症

 

 

(結論:糖質の摂取は低T3症候群を発症しやすい)

 

 

 

 

このように、「糖新生で合成された糖質」でも、「食品からの糖質摂取」でもコルチゾールは増えるので同じことです。

 

 

 

糖質摂取で増えたコルチゾールは「T3」の合成には影響しなくて、「糖新生」で増えたコルチゾールだけが「T3」の合成を抑える…という事はないでしょう。

 

 

 

しかも、コルチゾールには抗炎症作用があります。糖質は炎症を起こすので、糖質の大量摂取によってコルチゾールの需要が増します。

 

 

 

糖質と炎症の関係についてはこちら

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

コルチゾールの必要量が増すことで「rT3」に変換され「低T3症候群」になるなら、糖新生だけではなく、糖質摂取も良くないです。

 

 

 

「rT3」に変換させないためには、副腎疲労、その元になるコルチゾールの浪費をなんとかする必要があります。

 

 

 

その対策についてお話します。

 

 

 

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副腎疲労とコルチゾールに関係する栄養素

 

 

ここでは、副腎に関連する栄養素を紹介します。

 

 

副腎も甲状腺も内分泌器官です。で、内分泌器官といえば「ビタミンE」です。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年2月21日』より引用

 

 

いずれにしても、ビタミンE1はすべての内分泌器官に蓄積されており、これが欠乏すると、精巣、卵巣、副腎などが萎縮し、あるいは変性することが知られている。

 

 

ビタミンE1が、すべてのホルモンに関係ありとする根拠は十分にある。

 

 

 

なぜなら、ホルモンはフィードバック的につくられるものときまっているからだ

 

 

 

 

そして、副腎の働きを強化し、副腎皮質ホルモンの産出を促す働きがあるのが「パントテン酸」です。

 

 

 

パントテン酸は、別名「ビタミンB5」です。

 

 

 

これはアルコールやカフェインで消耗しやすいので、これらをよく飲む人は欠乏しているかもしれません。

 

 

 

そして、副腎皮質ホルモンは、副腎皮質でコレステロールから合成されます。

 

 

 

その他に、タンパク質、ビタミンC、ビタミンEも必要です。

 

 

 

特にビタミンCが重要です。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 三石理論 基礎から学ぶビタミンC-5』より引用

 

 

ストレスでコルチゾール需要が高まると、ビタミンC需要も数倍に跳ね上がり、ビタミンC不足になる。

 

 

 

ビタミンC不足になると、ATP合成、脂肪酸燃焼、コラーゲン合成に手が回らなくなり、エネルギー障害、代謝障害を生じる。

 

 

 

ストレス過多が慢性疾患を生じる原因の一つは、ビタミンC不足にある。

 

 

よく強度の慢性ストレスでがんになったと言う話を聞くが、これもビタミンC不足を介していると言える。

 

 

 

 

甲状腺ホルモンと睡眠の関係

 

 

睡眠に問題があれば、どんな栄養療法をしていても不健康になります。

 

 

例えば、「睡眠不足」では糖新生が過剰になるので、糖質制限をしていても高血糖になります。

 

 

一方、「睡眠のタイミング」は、甲状腺ホルモンの働きに影響を与えるようです。

 

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 隠れ甲状腺機能低下症』より引用

 

 

3)就寝の理想は午後10時までですが、どんなに遅くとも11時までには床に就いください。その分、朝は早くおきてもかまいません。(朝は、寝たいだけ、寝てられてけっこうです)。

 

 

どんな病気も夜ふかしすると、非常に治りがよくないのです。それは、成長ホルモンの分泌の関係からです。特に午前0時~午前2時あたり、寝ている間に、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは若い人の背丈をのばすだけでなく、他にもさまざま重要な働きをします。

 

 

その一つに、甲状腺に関しては、抹消の組織でT4(テトラヨードサイロニン)からT3(トリヨードサイロニン)への変換を促進します。つまり、甲状腺ホルモンを働かすには、早寝が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

肝臓での変換

 

 

「T4」は、甲状腺のみで作られます。

 

 

 

一方、「T3」の作られ方は2通りあります。

 

 

 

血液中の約20%が甲状腺から分泌されていて、「T4」から変換されて生じるのが80%です。

 

 

 

 

 

 

「T4 → T3」へは、標的臓器で変換されるというのがポイントです。

 

 

 

 

車でも電化製品でも何でもいいですが、例えば、ある工場で「A」という部品を作ります。

 

 

で、その部品をトラックに乗せて道を走り、着いた工場で「A」を加工して「A’」という商品を作るとします。

 

 

 

「A → A’」になることが悪いなら、悪いのは「Aを作った工場」ではなく、「加工した工場」になります。

 

 

 

不良品の「A」をそのまま出荷したとか、運ぶ道中で何か問題が起きる事もあるでしょうが、やはり加工する工場で何か問題があると考えます。

 

 

 

これを「甲状腺ホルモン」に当てはめます。

 

 

 

「T4」が「T3」ではなく「rT3」に変換されることによってなる症状が「低T3症候群」なので、悪いのは「甲状腺」ではなく、「T4の変換の仕方」か、「標的臓器」そのものです。

 

 

 

  • T4の変換の仕方が悪い・・・材料(酵素と補酵素)に問題がある

 

  • 標的臓器の不具合・・・臓器によって事情が違う

 

 

 

ここまで述べてきた対策は、前者に関するものでした。

 

 

 

ですが、後者に問題がある場合は対策は1つではありません。何故なら、「標的臓器」とされるのは複数あるので、その臓器がどのように不具合を起こしているのかによって解決策も異なるからです。

 

 

変換される標的臓器ですが、調べたところによると、肝、腎、筋肉、中枢神経系、褐色脂肪…等です。

 

 

 

いつものごとく、人によって言う事がバラバラなので、調べたらまだ他にもあるかもしれません。今のところ、どの場所で、何割作られて…といった情報はみつけられませんでした。

 

 

 

「T4 → T3」へは、主に筋肉で変換されるとか、主に肝臓で変換される…という説が多いです。

 

 

 

 

ここでは、「肝臓」についてとりあげます。

 

 

 

 

調べていると、

 

 

甲状腺ホルモンは肝臓で「T3」から「T4」に変換される。肝臓にエネルギーが無ければ正常な変換が行なわれず、「T3」が低下し、代謝が低下する・・・だから糖質を摂取した方が良い。何故なら、肝臓の唯一のエネルギーは糖質だから。

 

 

 

 

…という情報があります。

 

 

 

私はこれを読んでびっくりしたわけです。

 

 

 

…というのも、エネルギーを糖質(ブドウ糖)だけに頼っている細胞は、以下と、筋肉の速筋だけだと思っていたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝臓はケトン体を作りますが、ケトン体を利用する事はできません。ですが、糖質だけしか利用できない…というのは聞いた事がありませんでした。

 

 

 

で、それが本当かどうか調べてみると、肝臓は「糖質」だけでなく「脂肪酸」もエネルギーに使えるようでした。

 

 

『現代ビジネス 医師が教える!健康的に痩せる糖質制限ダイエット「4つのルール」』より引用

 

 

ケトン体回路では、まず脂肪細胞の中で中性脂肪が脂肪酸とグリセロールに分解されます。どちらも血液に乗って全身を巡ります。

 

 

 

脂肪酸はそのままでもエネルギーになるので、肝臓へ向かう途中に筋肉などで使われます。70%はここで使われ、残りの脂肪酸が、肝臓に辿り着いて肝臓のエネルギーになります。

 

 

 

でも肝臓はそんなにエネルギーは必要ないので、他におすそわけしますよ〜と「ケトン体」という物質をつくります。

 

 

 

他の臓器でエネルギーとして使えるようにするわけです。もう一方のグリセロールのほうは、肝臓での糖新生によって糖質に変わります。

 

 

 

全く嘘ばっかりでうんざりしますね。

 

 

 

脳はケトン体を使えると認知されてきたのに、「脳はブドウ糖しか使えない」と頑なに言い張って糖質を食べさせようとする人がいますが、あれと同じです。

 

 

 

単純に無知で知らなかったのならともかく、知っているのに重要な情報を隠して理論を展開するわけです。

 

 

 

このように言うと、いやいやメインは糖質だから…と表現を変えてくるかもしれません。

 

 

 

でも、それならそうと、最初からそう言えばいいのです。

 

 

 

嘘がバレそうになった途端、情報を小出しにしてくるような人は信用できません。

 

 

 

 

嘘が混じっている以上、

 

 

 

 

甲状腺ホルモンは肝臓で「T3」から「T4」に変換される。肝臓にエネルギーが無ければ正常な変換が行なわれず、「T3」が低下し、代謝が低下する

 

 

 

 

…という説はデタラメの可能性が高いです。

 

 

 

 

肝臓のエネルギーについて特徴をまとめておきます。

 

 

 

  • 肝臓はそんなにエネルギーが必要ない

 

 

 

  • 肝臓はケトン体を作るが利用はできない

 

 

 

  • 肝臓は糖質も脂肪酸も利用できる

 

 

 

肝臓は、糖質がなくても、脂質をしっかり摂取して、それを上手く代謝できていれば、エネルギー不足にはなりません。

 

 

 

もし、肝臓での「T4」から「T3」への変換に何らかの問題があるとすれば、その原因は肝臓のエネルギー不足ではなく、肝臓の機能に問題があって上手く働かない…と考えた方が説明がつきます。

 

 

 

肝臓にダメージがあるとかですね。

 

 

 

でもそれは元々あった機能が壊れている事が悪いので、変換できない本質的な理由にはなりません。どんな優れたシステムも壊れていれば使えませんから。

 

 

 

 

 

低T3症候群についてのまとめ

 

 

糖質制限によって生じる「低T3症候群」の原因と対策について考えてきました。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

 

  • 筋肉量を増やす

 

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

  • 甲状腺ホルモンの材料を不足させない

 

 

  • 「T4→T3」への変換に必要な栄養素を不足させない

 

 

  • 甲状腺の機能にダメージを与えるような有害物質を摂り過ぎない

 

 

  • 副腎にダメージがないようにする

 

 

  • 質の良い睡眠を心がける

 

 

  • 標的臓器に不具合があればそれを解決する

 

 

 

「低T3症候群」の対策は他にもありますが、本記事では「糖質制限を実践していてT3症候群になる理由と対策」について絞りました。

 

 

 

何故、このような断片的な情報の記事になったのかというと、私自身、この症状の全体像がまとまっていないからです。

 

 

 

 

ここまで読んでいただければお分かりだと思いますが、「低T3症候群」の周辺を調べていると、様々な疾患がからんできます。

 

 

 

原因や対策を考えていくと「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、「疾患」と「生体反応」という違いはありますが、やはり共通している部分が多いです。バッサリ区切っていいのか悩みます。

 

 

 

また、以下の記事で紹介した「単純な脂質不足によってフラフラになる」のも、飢餓状態なので「低T3症候群」だと言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

さらに、記事中に出てきた「微量元素欠乏(亜鉛欠乏)」は、「低T3症候群」と類似病態です。

 

 

 

また、以下の状態の人は「rT3」が多くなっている可能性が高いそうですが、ということは「低T3症候群」の症状と被るという事です。

 

 

 

  • うつ病

 

  • 慢性疲労症候群

 

  • 更年期障害

 

  • 肝臓の弱い人

 

  • 腎臓に問題がある人

 

  • 糖尿病が進行している人

 

  • 神経性食欲不振症の人

 

 

 

ちなみに、「慢性疲労症候群 まんせいひろうしょうこうぐん」ですが、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ「L-カルニチン」が不足するとなる…とも言われています。

 

 

 

 

甲状腺機能低下症、低T3症候群、脂質不足(カロリー不足)、微量元素欠乏(亜鉛欠乏)、慢性疲労症候群…

 

 

 

 

このように、お互いが関係し合っていたり、境界線が曖昧で、疾患の名前は違いますが、根っこが同じような気がするのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

このような状況を見て、私は以下の記述を思い出しました。

 

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

血液のpHが7.3以下になる最大の原因は、大量の乳酸が血管に流れ込むからです。
乳酸はpH5程度の酸性物質なので、慢性的に溜まってくると7.4という正常値を、7.3以下に下げてしまいます。

 

 

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

 

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

 

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。

 

 

 

乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

 

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

 

 

このケースは「乳酸」が原因でしたが、責任の所在が曖昧になるような環境になっています。

 

 

 

 

この甲状腺関係の不具合も、医学界の都合で様々な名前が付けられているだけで、本質はもっとシンプルなのかもしれません。

 

 

 

 

今のところ真相は分かりませんが、そんな気がします。

 

 

 

 

調べれば調べる程、枝葉の情報に踊らされているようで迷います。なので、今後記事を修正、追加すると思います。

 

 

 

 

「低T3症候群」と「ただのカロリー不足」は境界線が曖昧なのですが、読者さんの体験談は参考になります。

 

 

痩せ形で筋肉の少ない男性が糖質制限でフラフラになるケースへ続く

 

 

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