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私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:胃
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どこも異常がないのに消化が遅くて胃が重いのは「糖反射」が原因かもしれません

どこかが特別悪いわけでもないのに、食事をすると胃がもたれる。

 

食べた後、食べ物がずっと胃の中に残っているような気がする。

 

小食で、あっさりしたものばかり食べているはずなのに消化が悪い。

 

食事をすると胃が重くて気持ち悪くなるから、食べるのが遅い。

 

病院で診てもらっても「異常なし」と言われる。

 

 

・・・このような症状があって、もし、日常的に穀物や野菜を食べているなら、「糖質」を疑って下さい。

 

 

具体的に言うと、糖質による「糖化反応」によって胃が弱っているか、糖質を食べる事によって胃の蠕動運動が止まる「糖反射」が原因の確率が高いです。

 

 

 

 

  • 糖質 → 胃の糖化

 

  • 糖質 → 糖反射が起こる

 

 

 

前者の「糖化」については他の記事でも取り上げているので、本記事では後者の「糖反射」についてお話します。

 

 

 

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糖反射とは

 

 

「糖反射 とうはんしゃ」とは、名前の通り、を食べた時に胃の中で起こる現象です。

 

 

どうなるかというと、胃の中に糖質が入った時に胃の動きがピタッと止まるのです。

 

 

Wikipediaにはこのように書かれています。

 

 

『糖 wikipedia』より引用

 

ヒトの胃は1分間に約3回ほどのペースで動いているが、胃内に糖が入ると胃の動きが止まることが東京大学での実証試験で判明している。

 

被験者に砂糖水を飲ませると数十秒間胃腸の動きが完全に静止し、逆に塩水を飲ませると胃腸の動きが急に活性化した。さらにはチューブで直接十二指腸へ糖分を流し込んだ実験でも胃の運動が停止した。

 

量的には角砂糖の1/4-1/5個くらいで起こる。糖分は唾液、胃液、腸液などで5.4%等張液になり消化吸収されるため大量の糖分の摂取により1時間以上という長時間の停滞が起こるとされる。

 

糖を飲ませると細胞の動きが緩慢になる反応を東京大学では糖反射と名付けたが、このメカニズムは未だ解明されていない。

 

多すぎる糖の摂取は細胞にはいわば絶縁物質として作用し、神経信号の伝達を阻害するのではないかと考えられている。また、糖分はカリウムの働きも加味され静脈の弛緩をもたらすとともに血液粘度を上げる。そのため血流の遅滞が起こり、組織や静脈に老廃物が蓄積することで様々な病気が発症することがある。

 

 

ここでは「砂糖」ということになっていますが、砂糖に限らず、これを「糖質」を含む食品全般に置き換えて考えてもよいでしょう。

 

ほとんど多くの人は、かなりの量の糖質を摂っています。

 

しかし、その糖質で、「糖反射」という現象が起こる事を知っている人は少ないと思います。

 

ここで、wikipediaに書いてあった特徴を書き出してみます。

 

 

  • 胃の動きが完全に停止する

 

  • 止まる量は、角砂糖の1/4~1/5くらい

 

  • 大量の糖分の摂取により一時間以上の停滞

 

  • 胃だけでなく、入れた先が十二指腸でも胃の動きが停止する

 

  • メカニズムは解明されていない

 

  • 糖の摂取が細胞に絶縁物質として作用し、神経信号の伝達を阻害している可能性がある

 

 

 

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何故、糖質で胃の動きが止まるのか

 

 

Wikipediaを読む限り、「糖反射」のメカニズムは分かっていないことになっています。

 

しかし、理由はよく分からないけど、糖質は胃の動きを止めるらしい、しかも、十二指腸に入れても胃の動きが停止する

 

・・・というのは普通じゃない事態です。

 

 

異物混入があって、工場の流れが止まったみたいにもとれます。

 

一流大学の知識などなくても、その答えはだいたい予測がつきます。物事を普通に考えてみて下さい。

 

 

例えば、パソコンは無理な作業をしなければサクサク動きます。しかし、そのパソコンの能力を越えるような作業を一度にしたり、重いソフトを入れたりして負担をかけると動きが滞ります。

 

例えば、DVDプレーヤーに規格違いのディスクを入れると、「ローディング」が続いて先の画面に進みません。

 

規格が違うものを無理矢理入れるのは良くないという知識があれば、「このディスクは合わないのかな?」と考えることができます。

 

ところが、そのような考えが全くなく、「いや、読みこまないはずはない。どんなディスクも読み込むはずだ」と思っていたら、その現象に悩むはめになります。

 

 

・・・このように、ある事象が滞る場合は、なんらかの負担がかかっていると考えられるわけです。

 

糖質を入れて、胃の動きが止まるのは、それが胃にとって負担だからです。

 

角砂糖1個にも満たない量で、一時間以上止まるという意味のない停滞なので、そう考えるのが自然です。

 

 

では、「何故、胃にとって負担なのか」というと、人間は「動物食性(肉食)動物」だからです。

 

 

 

 

 

これは大事です。ここを押えているかどうかで、見解がガラッと変わります。

 

よく「うどんやお粥、など植物性の食品は消化に良くて、動物性の食品は消化に悪い」と言われます。

 

 

しかし、実際に吐いて検証してみると、動物性の食品は30分程度で消え、植物性の食品はいつまでも胃の中に残っているのです。

 

にも関わらず定説では、

 

 

 

植物性の食品=消化に良い

 

動物性の食品=消化に悪い

 

 

 

・・・ということになっています。

 

このような前提で考えるから、糖質が胃で止まっているのを見て「何故だろう?」・・・となるのです。

 

 

 

しかし、以下のような人間の体の構造を知った上で、

 

 

 

植物性の食品=消化に悪い

 

動物性の食品=消化に良い

 

 

糖質が胃の動きを止める現象がある事を知れば、「そりゃそうでしょうね」で終わりです。

 

 

1秒で分かります。

 

 

「糖反射」が起こると、中身がそのままで動きが止まるわけですから、胃は重くなるし、しんどくなります。

 

 

糖質は胃に負担をかけているのです。

 

 

 

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糖質は胃に負担をかけるのか

 

 

ここでちょっと私の話をします。

 

今は1日10g以下のスーパー糖質制限をしているので、毎日、肉、卵、バター、プロテイン、時々魚介類をたくさん食べていますが、ほんの2年前までは、食後30分は立てない、油っこいものを食べると胃が気持ち悪くなるという状態で、サプリメントの「酵素」が手放せませんでした。

 

私程胃が弱い人は周囲にはいませんでした。どれぐらい酷かったかというと、食が細い年配者以上です。

 

胃に大きな疾患を抱えているわけではありません。特に普通の人のように肉が食べられないのです。ポテトチップスを一度に一袋食べられない程油も苦手でした。

 

胃が弱いので、動物性のものは魚が多めで、ほとんど、穀物や野菜が多めの食事をしていました。酵素を取り入れようとローフードの食事を参考に作っていたので、消化に良い食事でした。

 

しかし、どんなに工夫をしても改善されません。胃下垂で、食後立てなくなる程しんどかったので、これは体質だから、一生付き合わなければならないと思っていました。

 

 

それが、糖質制限を始めて2ヶ月しないうちに、肉、卵、バター・・・等の動物性食品を摂っても平気になりました。食後立てないということはありません。

 

それまで、植物性の食品をどんなに捏ね繰り回しても、消化がスムーズになることは無かったのですが、動物性食品に変えただけであっさり変わったのです。

 

実は、食べると気持ち悪くなる、胃が重い、胃下垂・・・という現象は、糖質による「胃の糖化」です。

 

 

以下の記事に詳しく書いたのですが、胃が糖化していると「胃を傷つけた糖質はいくらでも食べられるのに、肉や脂は気持ち悪くなる」という現象が起きます。

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

 

ちなみに、「胃下垂」は重度の糖化です。

 

 

だから、糖質をそこそこ食べながら・・・だと、気持ちが悪くて肉や脂が食べられません。胃が弱いと、糖質制限ができないので、まずは糖化の悪化を食い止める為に、徹底的に糖質を減らしました。

 

その結果、肉や脂を食べても気持ち悪くなる事もなくなりました。

 

 

「糖化」が改善したおかげで、今は胃もたれや、食後苦しくなるということも全くありません。ただし「胃下垂」はまだ治っていません。

 

 

 

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糖質制限をしていても、糖質を食べると...

 

 

ところがです。

 

 

以前のような、「糖質を食べても気持ち悪くならないが、肉や脂を食べた時は気持ち悪くなる」糖化の症状はありませんが、時々、食事中に一気に食欲がなくなる、食べた後苦しい・・・といった現象が起こります。

 

 

それが、「外食をして糖質を食べた時」です。

 

 

お正月やお盆等、親戚が集まる席でも普通にみんなと同じ物を食べるのですが、この時も苦しくなります。

 

 

消化の具合がいつもと違うとハッキリ分かります。

 

これは、「糖化」が起こったのではなく「糖反射」が起こっていると思われます。

 

 

 

食欲が落ちる組み合わせ

 

 

すでに糖質制限で(胃下垂以外は)胃が完全に治っているので、家で食べる自分で作った料理の場合は、以前のように、食後に苦しくなることも、胃がダメージを受けて気持ち悪いという事もありません。

 

 

ですが、外食をすると、少ししか食べていないのに、急に食欲が落ちたり、その次の食事を食べたくなくなるパターンがあることに気が付きましたで、その食事内容が以下になります。

 

 

  • 多めの糖質

 

  • 多めの糖質+タンパク質・脂質

 

 

これらを食べると、今でも決まって消化が悪くなるのです。

 

「もう食べたくない」が早くきます。塩コショウで食べる焼肉はたくさん食べてもなんともないけど、甘いタレが染み込んだ肉はあまり食べられません。付け合せにある根菜を一緒に食べてもそうなります。

 

一年以上、たまに人と食事をする際、いろんな食べ物で確認しました。何度試しても、糖質を食べた時、あるいはタンパク質や脂質を食べても、同時に糖質を取ると、元気になった今でも調子が狂うのです。

 

小さい発見ですが、何度も「自分で作った食事」と「外食」の反応の違いを確認しているので、そういう事なのだと思います。これによって、糖質は負担になるとハッキリと認識しました。

 

 

 

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消化不良になるメニュー

 

 

私が観察した外食の食事内容は、ざっくりと以下の3つのパターンにわけられます。

 

 

 

①糖質ばかりを摂る・・・野菜中心のメニュー、アイスクリーム等

 

②糖質にタンパク質・脂質を組み合わせる・・・ハンバーガー、ラーメン、寿司等

 

③糖質を徹底的に絶った状態で、タンパク質や脂質を取る・・・焼肉、等

 

 

 

①は、途中で食欲がストップする事はありませんが、食後いつまでも食べた物が胃に残っている感じがします。重たいのです。私の場合、ランチでこのメニューを食べると、夕食は食べる気がなくなります。

 

②は、途中で食欲がピタッと止まってその後食べられなくなります。やはりランチでこのメニューを食べると、夕食は食べる気がしません。

 

③は、たくさん食べられるうえに、いっぱい食べてもすぐお腹が軽くなるので夕食は普通に食事がしたくなります。

 

 

他人の体では試していませんが、少なくとも自分の体で試す限り、決まってこのパターンになります。

 

自分の体験だけでも、糖が消化に悪影響を与えているとしか思えないのです。胃が元気になった今でも糖質を食べるとこの調子ですから、以前はもっと酷いことになっていたと想像できます。

 

胃が弱っていた時は、それが「糖化」なのか「糖反射」なのかも分かりませんでした。

 

しかし、普段糖質をほとんど食べず、胃が丈夫になった今は、「糖反射」という現象をハッキリと感じることができるのです。

 

 

 

 

糖反射と人間の食性

 

 

胃が「糖化」してなくても、「糖反射」があるので油断できません。

 

もし人間に糖質が必要で、消化を得意だったらサクサクと処理をするはずです。

 

しかし、胃が弱かろうが、丈夫だろうが、人間の胃の中に糖分が一定量入ると、胃の動きがピタリと止まるのです。残念ながらそういう仕組みなのです。

 

このことも、人間が動物食性動物である裏づけになります。

 

角砂糖だと5分の1、キャラメルだと4分の1個程度の量でそうなるので、大した量じゃありません。

 

多くの人は、食事も間食も、甘味料の入った水分補給も、この量を下回ることはほとんどありません。ということは、毎回胃の動きが止まっているという事です。

 

 

消化が悪いな、重たいなと思った時は「糖反射」を疑ってみて下さい。

 

 

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肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

長年、穀物や野菜等、植物性の食品ばかりを食べてきた人は、「肉を食べると気持ちが悪くなってダメです」と言います。

 

 

 

また、若い頃は暴飲暴食をしてきた人も、歳をとると「最近コッテリした物が食べられなくなった。歳をとってくると和食がいいね」と言ったりします。

 

 

 

誰でも、こんなセリフを聞いた事はあるでしょう。

 

 

 

あっさりした食品を食べる人には重いし、歳をとって弱った体には負担がかかる

 

 

 

・・・これを聞くと、まるで肉や脂が体に悪いみたいですよね。

 

 

 

 

 

でもこれ、間違いです。

 

 

 

悪いのは肉ではなく、糖質です。

 

 

 

胃はタンパク質で出来ているので、糖質による「糖化反応 とうかはんのう」によって劣化していきます。

 

 

 

糖化とは、余った糖質と、体のタンパク質と、体温が反応し、細胞が劣化する事です。

 

 

 

 

その為、消化不良を良くしようと、糖質の多い野菜や果物等の植物性の食品に逃げれば逃げる程悪化します。

 

 

 

 

また、体がタンパク質で出来ている...ということは、弱くなった胃を修復させるには「タンパク質」が必要です。

 

 

 

 

肉は、体にダメージを与える糖質が少なく、材料であるタンパク質が多いので、胃にとって良い食材なのです。

 

 

 

 

...簡単な理屈なのですが、この事を語る人は少ないです。

 

 

 

 

その為、多くの人が消化不良で苦しみ、それをトンチンカンな方法で改善させようとしています。

 

 

 

 

そこで、子供の時から肉や脂を食べると気持ち悪くなっていた過去の私の体験を元に、

 

 

 

 

「肉を食べると気持ち悪くなる理由」と、「私がそれを約2ヶ月で改善させた方法」についてお話します。

 

 

 

 

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肉や脂がムカムカして食べられない2つの原因とは

 

 

冒頭でも言いましたが、菜食中心の食生活を送っている人が、「たまに肉を食べるとしんどい」と言ったりします。

 

 

そのセリフを、

 

 

 

  • 野菜 = ヘルシー

 

  • 野菜から出来た体 = 健康的

 

 

 

・・・という認識の人が聞くと、「この人は、野菜に適した健康的な体になっているんだなぁ」と感じるかもしれません。

 

 

 

「肉を受け付けない体は健康の証。植物性の食品が良い」・・・と、肉が食べられない事を、つい良い方に解釈してしまいそうですが、実はこれ、良い事ではありません。

 

 

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなる原因は、2つ考えられます。

 

 

 

 

1つは、「胃の糖化」。

 

 

 

もう1つは、「タンパク質不足」です。

 

 

 

 

糖化とは、余った糖質と、体のタンパク質と、体温が反応し、細胞が劣化する事です。

 

 

 

 

 

髪、爪、筋肉、骨、内臓・・・体はタンパク質でできているので、これらのどこが劣化してもおかしくはないですが、胃の場合は、

 

 

 

 

タンパク質や脂質を受け付けない、でも原因になった糖質はいくらでも食べられるという現象が起こります。

 

 

 

 

これが「胃の糖化」の特徴です。

 

 

 

 

「胃の病気」になっているわけでもないのに、この症状が見られたら「糖化」を疑って下さい。

 

 

 

過去の私は、物心ついた時からこの状態でした。だいぶ後からですが、「胃下垂」にもなりました。

 

 

 

 

「胃下垂」は重度の糖化です。

 

 

 

 

ちなみに、現在、胃がもたれる事は全くなくなりましたが、「胃下垂」は完治していません。

 

 

 

そして、胃」はタンパク質でできているので、材料であるタンパク質をあまり摂取しない食生活をおくっていると、弱った胃は回復しません。

 

 

 

 

また、消化に使われる「酵素」もタンパク質でできています。

 

 

 

 

タンパク質が不足すると、肉や脂を消化する酵素が足りなくなるので、これらを消化する機能が低下します。

 

 

 

多くの人は気付いていませんが、「糖化」と「タンパク質不足」によって、肉や脂が食べられなくなるのです。

 

 

 

純粋な「胃の病気」よりも、これらが原因で胃がもたれるケースの方が多いと思います。

 

 

 

何故なら、この世では「消化に良いのはお粥やうどん、煮た野菜等の植物性食品で、消化に悪いのは肉や脂などの動物性食品である」と真実とはの事が説かれているからです。

 

 

 

 

 

 

また、意外かもしれませんが、和食は糖質が多い食事です。その事に気が付かないと、糖質過多になってしまいます。

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

この状態では、根本的な原因を理解できないので、多くの人は知らず知らずのうちに「胃に悪い事」ばかりやってしまいます。

 

 

 

それだけでなく、原因を全く見当違いのところに求めてしまいます。

 

 

 

過去の私がそうでした。

 

 

 

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不調の原因を間違える

 

 

過去に胃が糖化していた時は、胃に問題があるにも関わらず、食材に問題があると思っていました。

 

 

 

決まって肉や脂が原因でしんどくなるので、「肉は悪い」という見方をしてしまい、その上、

 

 

 

「自分の体は「体に悪い肉」を受け付けないようになった、それはいい事だ」と思っていたのです。

 

 

 

主食や野菜のおかずでは、いくら食べても気持ち悪くならないので、これらに含まれる糖質に原因があるなんて夢にも思いませんでした。

 

 

 

とにかく「糖化」という概念が無い状態だと、このような勘違いをしてしまうのです。

 

 

 

私のように胃が丈夫ではない場合、「コッテリした肉は食べれない、あっさりした日本食が最高!」と、若くして年配者のようなセリフを吐きます。

 

 

 

同じ現象が、若い時に丈夫だった人が老化した時に起こるようになります。

 

 

 

「年をとったら肉や脂が食べられなくなった、昔ながらの日本食が美味しく感じるようになった」という人は多いですが、これも、年に原因があるのではありません。

 

 

 

 

長年、糖質を摂りすぎて胃が糖化した結果、年齢が上がって体が弱った時に、胃が悲鳴をあげて、日本食のような高糖質の食事しか対応できなくなった状態だと思います。

 

 

 

 

 

子供の時からだろうが、年をとってからだろうが、「糖質をいくら食べても平気なのに、何故かタンパク質や脂質を食べた時だけ胃がもたれる」という症状があるならば、一度、胃が糖化している可能性を疑った方がいいです。

 

 

 

糖化は一見、ただの老化にみえますが、老化と糖化は、ほぼイコールだと思って下さい。

 

 

 

 

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糖化が原因とみられる胃の不調の治療方法と改善までの期間

 

 

私の経験上、「胃下垂」はなかなか治りませんが、胃の糖化で「タンパク質や脂質を受け付けない症状」は、やり方次第ではかなり改善できると思います。

 

 

 

私の場合は100%治りました。

 

 

 

スーパー糖質制限によって、開始から2ヶ月でほぼ楽勝で肉を食べられるようになったのです。

 

 

 

最近、同級生が、「昔のように量がたくさん食べられなくなった」と言うようになりました。

 

 

 

しかし私は逆で、今の方がたくさん食べられます。それも、昔全然食べられなかったコッテリ系をです。

 

 

 

昔は若かったですが、年寄りのようでした。

 

 

 

要するに、私は若くして老化の症状が出ていたのです。

 

 

 

胃だけではありません。「糖化」は胃だけに表れるわけではないので、同時に体の他の部分も弱っていました。

 

 

 

「胃が弱い」の他に、「疲れやすい」とか、「傷がいつまで経っても治らない」とか、「ちょっと動かしただけで関節から音が鳴る」・・・等です。まさに老化の症状ですが、これが「糖化の症状」なのです。

 

 

 

でも、スーパー糖質制限によって「糖化」しないように気をつけたことで、これらの多くは改善されました。

 

 

 

若いのに年をとっているような症状がで出る・・・

 

 

 

糖化はとても怖いと思いませんか?

 

 

 

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糖質はいくらでも食べられた

 

 

糖化の恐ろしさは、原因が糖である事に気付きにくい事です。私も30年以上、全く気付きませんでした。

 

 

 

私は、タンパク質や脂質は少ししか食べられませんでしたが、何故か糖質はいくら食べても平気でした。

 

 

 

例えば、「トロロご飯」は脂は使いませんよね。

 

 

 

これば糖質の多い炭水化物の上に、糖質の多い芋を組み合わせるので、相当糖質量が高いです。私はこれが大好きで、昔は大量に食べていました。

 

 

 

しかし、肉を食べた時のように気持ち悪くはなりませんでした。消化不良のように重くはなりますが、食べる途中で気持ち悪くなって・・・ということはありません。

 

 

他にも、根菜類だけで作ったポタージュを毎日飲んでいました。根菜類ですから、ビタミンは豊富ですが、やはり糖質は高いです。こちらも野菜しか使わないので脂質はありません。

 

 

スープメーカーで楽に作れるのをいいことに、ガブガブ飲んでいました。しかし、飲んだ後、胃が重くなって動けなくても、気持ち悪くはなりません。

 

 

 

 

肉や脂を食べた時と、穀物や野菜を食べた時の違い

 

 

当時は、基本的に何を食べても、食後は立っていられないほど苦しかったです。

 

 

肉や脂だけでなく、穀物や野菜でもこうなっていました。

 

 

そして、肉や脂を食べた時というのは、食後苦しい症状に加えて、

 

 

「食べている途中から気持ちが悪くなる」、「胃が痛くなる」、「場合によっては翌日まで食事ができなくなる」・・・という症状が加わります。穀物や野菜はこうはなりません。

 

 

どちらがキツイかと言うと、もちろん肉や脂です。

 

 

  • 植物性の食品・・・食後重苦しい、食べる時はもたれない

 

  • 肉や脂(特に加熱したもの)・・・食後重苦しい、食べる時ももたれる

 

 

 

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以前は肉や脂をたくさん食べると消化不良を起こしていた

 

 

何年か前に、身内が集まって創作料理のお店でコース料理を食べました。

 

 

 

肉やフォアグラ...といった動物的な食材が野菜以上に出てきたのですが、これを食べた後、そうとうなダメージを受けてしまいました。

 

 

 

私はその後3日間何も食べられませんでした。

 

 

 

 

時間が経っても経っても、ずっと胃の中に何かあるような重~い感じが続きました。

 

 

 

食中毒ではありません。そして、家族の中でも私だけがそうなりました。

 

 

 

 

このように、動物性のものを食べてくたばった事は、一度や二度ではありません。

 

 

 

以前は何度もそんな目に合っていたので、タンパク質や脂質を食べることが恐くなり、最終的に肉は出来るだけ避けるようになっていきました。

 

 

 

それでもベジタリアンにならなかったのは、肉の味自体は好きだったからです。ただ、食べたくても食べられなかったのです。

 

 

 

あと、「バランスが大事」だと思っていたので、さすがに、肉を0にするのには抵抗がありました。

 

 

 

でも、次第に、「体調を崩す原因になる肉は、悪いものだろう」と思うようになりました。それを裏づけるかのように「肉が害である」という論証はこの世に多く出回っています。

 

 

そんな理由から、ベジタリアンにはならなかったけど、肉を食べる量は徐々に減っていきました。

 

 

 

ただし、肉は減っても、魚介類や甲殻類、豆類などは、多く食べていました。これらの食材は比較的食べやすかったですし、悪い評判を聞かなかったので、安心して食べられました。

 

 

 

ですが、「食べる割合は 動物性<植物性 が正しいだろう」...という考えがあったので、タンパク質や脂質の摂取量は、全体の割合からすると少なかったです。

 

 

 

 

やはり多いのは野菜でした。

 

 

 

 

このように、タンパク質や脂質の摂取量が減った分、代わりに野菜などで量を補いますから、肉類を避ければ避けるほど、結果的に糖質量が増え、益々糖化していく・・・という悪循環におちいっていました。

 

 

 

それが、2回目の糖質制限を始める前の私の状態です。

 

 

 

このような体質になっていたので、「タンパク質や脂質ばかりの糖質制限」に切り替えるのは、筋トレやマラソンをするよりハードなことでした。

 

 

 

 

 

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胃もたれによって肉や脂が食べられず、糖質制限を断念

 

 

私は2015年から糖質制限を始めていますが、その前の2008年にも1度、糖質制限をしたことがあります。

 

 

最初に糖質制限をやった時は、糖化のカラクリを理解していなかった(というか知らなかった)ので、かなり「緩めの糖質制限」をしてしまいました。

 

 

そして、失敗しました。

 

 

「緩めの糖質制限」は、普通の食事に比べると糖質は少ないですが、「糖質量1日10g以下の糖質制限」をしている今の私からしたら糖質制限じゃありません。

 

 

 

しっかり糖質を食べていました。

 

 

 

それが1回目の糖質制限に失敗した原因の1つです。

 

 

 

糖質をそこそこ食べながら・・・だと、胃の糖化が治りません。胃が糖化した状態では、「タンパク質や脂質中心の糖質制限の食事」に胃が耐えられませんでした。

 

 

 

糖質制限は、糖質を減らすだけでなく、肉や脂をしっかり摂らないといけないのですが、胃が弱りきっていた私は、肉を中心に食べると気持ちが悪くなって、その必要な量が食べられなかったのです。

 

 

 

糖質も減らすけど、タンパク質や脂質も非常に少ない・・・これでは調子が悪くなります。

 

 

そして、調子が悪くなると、「やっぱり肉は悪いんじゃないか」と思うので、食べる勢いも衰えます。

 

 

 

それに当時は、脂質の摂取量を増やすことは今ほど肯定されていませんでした。私も「コレステロールは悪い」という考えが抜け切れておらず、脂質を積極的に摂りませんでした。

 

 

 

そのような事情があり、糖質を緩く制限して、タンパク質はそこそこ摂るけど、脂質は控える「なんちゃって糖質制限」にアレンジしてしまったのです。

 

 

 

「糖化」が改善されないのも問題ですが、「エネルギー不足」になってフラフラでした。

 

 

 

(追記)今思えば、糖質と脂質の両方を控えたことで、エネルギー物質「ATP」が不足した状態でした。これは非常に危険なのでやってはいけません。

 

 

疲れてフラフラになる...糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

糖質制限の理屈を理解せず、こういうアレンジをすると失敗します。

 

 

 

無知は怖ろしい...。

 

 

 

一方、2回目の糖質制限では、「胃の糖化」を理解していたので、糖質を10g以下にして、胃が糖化しないように注意し、タンパク質、脂質をガッツリ食べました。

 

 

 

すると、1回目の時と結果は違いました。

 

 

 

最初はしんどかったですが、段々食べられるようになっていき、タンパク質、脂質をしっかり食べたことで、おもしろいぐらい体が丈夫になっていきました。

 

 

 

理屈を理解し、成功した今はそれがわかりますが、

 

 

 

失敗した後数年間は「食べられない原因は、肉や脂のせいだ」「こんな食事は私には合わない、かえって不健康になる」と思っていました。

 

 

 

原因は「なんちゃって糖質制限」をしたことにあるにも関わらず...。

 

 

 

糖化を止めることを最優先にした

 

 

 

糖化の症状は人それぞれですが、私の場合はたまたま胃でした。

 

 

 

「緩めの糖質制限」は、ハッキリ言って、そこそこ糖質を摂ることになります。

 

 

 

ですが、糖質を摂れば、量に比例して体が糖化します。例えタンパク質や脂質を摂っても、同時に糖質を摂れば、糖化は止むことはありません。

 

 

 

「糖化が止まらない」という事は、胃も常に糖化した状態なので、当然、そこに肉や脂を入れると胃がもたれます。

 

 

糖質制限は、糖質を減らすのですから、肉や脂が食べられなければ話になりません。食べるものが無くなります。タンパク質や脂質を食べる必要があるのです。

 

 

 

その為に、私は、胃の糖化の進行をどうしても止める必要がありました。

 

 

 

糖質を摂り続けていれば、肉をまともに食べることも出来ない、これを改善しない限り、1回目と同じようになるので、糖質制限は出来ないと思いました。

 

 

 

私が糖質を10g以下にしたのはそういう理由です。

 

 

 

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糖質を10g以下にした効果

 

 

とにかく、限りなく糖質量を押さえる必要がありました。穀物も、野菜も、甘い嗜好品も排除。調味料をわずかに使うくらい・・・と、とにかく削れる糖質は徹底的に削りました。

 

 

「肉や脂を食べれるようになりたかった」・・・というのもありますが、そこまで拘ったのは、もう1つ理由がありました。

 

 

 

そこまで徹底して糖質を排除しないと、本当に糖質が胃を傷つける原因だったのかどうか分からないからです。

 

 

 

一種の実験です。

 

 

 

知識としては知っていても、それが本当かどうかを確認する事は大切なのです。

 

 

こうして、一回目失敗した時と比較しながら、糖質制限2度目の挑戦を始めました。

 

 

 

予想した通り、最初は食事の時間が苦痛になるほどきつかったです。ですが、様々な体験記を参考にしながら続けていきました。

 

 

 

すると、3週間目くらいから、次第に肉を食べるのが苦痛にならなくなり、食べた後も胃がそれまでより楽に感じるようになりました。

 

 

 

糖質を中途半端に減らしていた一回目の時とは明らかに違いました。

 

 

 

「緩い糖質制限」をしていた時は、最初のうちはタンパク質を食べたぶんだけ、体力がつきました。しかし、胃の方は食べれば食べるほど、苦しくなる一方で、2回目の時のような胃の改善は一切ありませんでした。

 

 

 

そして、改善されたのは、「食事の途中で気持ち悪くなる事」だけではありません。「食後の状態」も変わりました。

 

 

 

それまでは食後30~1時間は、立つのもしんどかったので、食器を片づけるのはいつも胃が落ち着いてからでした。

 

 

 

それがこの頃には、たくさん食べて「お腹一杯だ」と思っても、10分もすれば胃が軽くなるのです。気のせいでもなく、食後すぐの後片付けなんて楽勝なのです。食後にさっと動ける事に感動しました。

 

 

 

私の場合、胃の症状が完全に治ったと言い切れるまでにかかった時間は、開始から一ヶ月半~2ヶ月です。気が付いたら食べられるようになっていたのです。

 

 

 

「胃下垂」は治っていませんが、この食事を続けている限り、食事中、食後の不快な症状は一切ありません。

 

 

従来の食事をしていた時は、酵素を飲んで胃を楽にしていましたが、その時と比べても比較になりません。

 

 

 

従って、糖質制限を始めてからは酵素は飲んでいません。

 

 

 

というか飲む必要がありません。動物性食品だけ食べると、消えるように消化が早いのです。

 

 

 

そして、不思議なことに、お腹はすきません。満足感も続くのです。

 

 

 

体験を通して分かった事

 

 

 

体験によって、それまで知識としてあった、

 

 

 

  • 糖質はいくらでも食べられるが、肉はが気持ち悪くて食べられないのは「胃の糖化」

 

  • 「動物性の食品は消化が良くで、植物性の食品は消化に悪い」

 

 

 

・・・という説は信憑性があると思いました。

 

 

 

あまりにも簡単な事で消化が楽になったので驚きました。

 

 

 

それまで、「酵素を無駄遣いしないようにしよう」、「消化器官を休める為に、一日一食にしよう、断食を時々しよう」と実践してきたアレはなんだったのか...と思うレベルです。

 

 

 

胃カメラで見たわけではありませんが、胃の糖化だと思われる症状は、「胃下垂」以外は、まるで無かったかのように綺麗サッパリなくなりまし た。

 

 

 

 

それでも、この時点では、まだ今のように「糖質制限は良い」と断言できるほどの確信はありませんでした。ですが、肉を食べても平気な体質になれた事で、糖質制限を本格的に実践できるようになりました。

 

 

 

 

そして、さらに継続することで

 

 

 

 

  • 胃が糖化していたことが胃もたれの原因

 

  • 体を弱らせるのは糖質である

 

  • 肉の消化は早い=人間の体は肉を消化する事に長けている

 

 

 

・・・という説は、間違いの無い事実であると実感するようになりました。

 

 

 

 

胃だけでなく腸の調子も悪い人は、以下の記事を読んでみて下さい。

 

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

 

 

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特別な病気でもないのに、何をやっても胃が弱い人がいます。かつての私もそうでした。

 

 

治らないのは、「胃に優しい」と思って選択する食材を間違えているからです。

 

 

ここを勘違いしている限り、何をやっても根本的には治りません。

 

 

これを読んで下さっているあなたには、その場しのぎの表面的な対処法ではなく、胃が弱くなる本質についてお伝えしたいと思います。

 

 

ですが、それを理解する為には、人間の食性について知っておく必要があります。

 

 

 

人間は、どんな体をしていて、何を食べるのが良いか・・・ですね。

 

 

 

まず、「人間の歯の形状」は、草食動物の歯にそっくりです。肉食動物の歯には似ていません。それは間違いありません。

 

 

じゃあ、人間は草食動物か・・・というと、それは違います。

 

 

実は、人間は肉食動物(動物食性動物とも言います)です。

 

 

人間は、矛盾しているようですが、「草食動物に近い歯」をもった肉食動物なのです。何故そんなチグハグなことが可能なのかは、以下の記事で説明しました。※この記事を読んでいない方は、先にこちらの記事を読むことをオススメします。

 

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

 

「歯の形から考えると、人間は草食動物だ」という考えは、ベジタリアンに多く見られるのですが、私はそれは違うと思っています。何故なら、「何を食べるのが最も適しているか」は、歯の構造だけでなく、消化の構造も含めて分析するべきだと思っているからです。

 

そして、人間の消化器官の構造は、動物食性向けに造られています。(詳しい理由は後で述べます)

 

 

だから人間は肉食動物なのですが、世間一般では、「動物性食品は体に悪くて、植物性食品が良い」みたいなイメージになっていますね。これが、消化の話にも影響しています。

 

 

肉を消化するに適した体なのに、植物性の食品を食べると...

 

 

 

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人間の消化についての間違い

 

 

多くの人は、人間の消化器官について、知っているようで、実は何も分かっていません。

 

素人はもちろん、医師、栄養士、看護師もです。

 

何故、そんな事が言えるのかと言うと...

 

 

胃が弱っている時は、消化のよいお粥を食べると良いですよ

 

 

等と言うからです。

 

 

このような発言を、あなたも耳にしたことがあると思います。それも一度や二度ではありませんね?何度も...です。

 

 

もしかしたら、あなた自身も言った事があるのではないでしょうか?

 

 

もちろん私も言った事があります。

 

 

病院、学校、家庭、職場、テレビ、雑誌・・・様々なところで言われています。

 

 

だから誰も疑わないのですが、実はこれ、真っ赤なです。

 

 

インチキデタラメ

 

 

世紀の大嘘なのです。

 

 

 

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炭水化物は消化に悪いという証拠

 

 

定説では、「消化が良いのはお粥(炭水化物)、胃がもたれるのは動物性食品」ということになっています。

 

 

それを覆す為に、まずは論より証拠です。以下の画像をご覧下さい。

 

 

 

『新しい創傷治療 消毒とガーゼの撲滅を目指して 2014/08/06』より引用

 

40代男性、昼に寿司を食べた後4時間後に急に立てなくなるほどの腹痛が出現し救急車にて搬送された患者さんです。当院外来医が胃アニサキス症を疑い、私が緊急内視鏡検査をしました。

 

食べてから5時間後の内視鏡画像ですが、寿司ネタは見事に消化され、魚の面影はまるでありませんが、シャリだけは見事に残っています。これを見てもご飯が如何に消化が悪いかが分かります

 

 

 

このように、炭水化物(ご飯)は消化されていなくて、タンパク質(魚)は消化されています。

 

 

世間一般の考えとは間逆です。

 

 

もし、「炭水化物は消化に良くて、タンパク質が消化に悪い」が事実なのだとしたら、これと間逆のことが起きて然るべきです。炭水化物が消えて、タンパク質が残っているはずなのです。

 

 

何故そうならないのか?

 

 

現象がおかしいのでしょうか?それとも、定説がおかしいのでしょうか?

 

 

・・・答えはお分かりですね。

 

 

そう、当然、現象は嘘をつきません。おかしいのは定説の方なのです。

 

 

しかも、180℃間違っています。「炭水化物は消化に悪く、タンパク質は消化に良い」が真実です。

 

 

「みんなが嘘を信じるなんてありえない」と思ってしまいがちですが、現実に、大勢が嘘を信じ込むことはありえることなのです。

 

 

この画像だけでは、納得されない方もいると思いますので、まだまだ話を続けます。

 

 

 

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信憑性のない定説

 

 

何故、「炭水化物は消化に悪くて、タンパク質は消化に良い」のでしょうか。

 

その謎を解く鍵は「人間の食性」にあります。人間が動物食性(肉食)動物であると考えれば、そうなるのは当たり前ですよね。

 

 

しかし、定説は最強です。定説を疑わない人は理解できないと思います。「実は炭水化物は消化に悪いんだよ、タンパク質は消化に良いよ。だって人間は動物食性動物だから」・・・なんて言っても、検証することも、信じることもしないでしょうね。

 

 

でも、私は違いました。

 

 

 

心当たりがあったからです。

 

 

 

私が定説とは間逆の説に興味を示したのは、長年、健康に良いと思って「植物性の食品」を中心に食べてきたのに、胃が弱く、消化不良は日常的だったからです。

 

 

食べている時は大丈夫なのですが、食後、動けないほど胃が重くなっていました。

 

 

頭の中では、消化に良い=植物性の食品 だったのですが、現実に「その通りだ」と感じたことは一度もありませんでした。

 

 

私の胃の弱さは重傷で、物心ついた時は、人並みに食べられなかったのです。消化不良を起こすので、食事を楽しいと思えませんでした。

 

 

「消化に悪い」と言われている動物性食品はとくに苦手で、肉よりは魚をメインに食べる事が多かったです。そして、植物性の食品である野菜を積極的に摂っていました。それでも、何故か胃が人並みに丈夫になることはありませんでした。

 

さらに、ベジタリアンや、ローフードの食事も取り入れていた時期もあったので、動物性不使用の食事をすることもありました。それでも、消化不良になっていました。

 

 

不摂生をしていて胃が悪くなるなら理解できますが、健康的な食事をしているにも関わらず、暴飲暴食をしている人より胃が弱いのですから腑に落ちません。「何故そうなるんだろう」と思っていました。

 

 

もし、本当に「植物性の食品」が消化に良いのなら、当時私がしていたような食事では消化不良にならないはずです。

 

 

「定説」と、「それを実践して、自分の体に起きていたこと」が、全くかみ合わないのです。

 

 

だから、「実は炭水化物は消化に悪い」と知った時、ピンときたのです。

 

 

 

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肉が悪者になる理由

 

 

「肉は消化に悪い」と多くの人が思っていますが、そう勘違いしてしまうのも無理はありません。

 

肉を食べるとムカムカする人は多いです。食の細い方、そしてお年を召された方などがそうですね。私も同じように感じていました。

 

 

おもしろいことに、肉はほとんど食べられないのに、穀物や野菜、お菓子はいくらでも食べられるのです。食後、消化不良になるのは「植物性の食品」「動物性の食品」も同じですが、食べている時は、前者は気持ち悪くならないのです。

 

 

以下は、当時私が「植物性の食品」と「動物性の食品」を食べた時の特徴です。

 

 

●植物性・・・食べているときはムカムカしない。食べやすい、比較的多く食べられる。でも食後、消化不良

 

●動物性・・・食べている時からムカムカする。2.3口食べたら十分。ほとんど食べられない。食後、消化不良

 

 

当時は肉を食べたら、炭水化物以上に胃がもたれていました。嫌いではないのですが、量が食べられません。例えば、焼肉屋にいったら、肉3~4枚で満足、それと野菜をおかずにしてご飯大盛り・・・という感じでした。肉が食べられないから、植物性の食品に走るんですね。

 

 

食べられないから、「動物性食品は消化に悪い」と思っていました。

 

 

「植物性の食品」でも食後に消化不良を起こしていたので、「植物性の食品」の消化の悪さに気付きそうなものですが、肉の食べにくさ、消化の悪さのインパクトが強く、かき消されていました。

 

 

だから、「肉が胃を弱らせている」と思ってしまうのも無理はありません。

 

ですが、それはただの思い込みです。

 

 

それは「肉が悪い」のではないし、「人間の消化器官が肉の消化に向いていないから」でもありません。

 

 

次は、そのカラクリについてお話します。

 

動物性の食品を食べる時にムカムカするのも、食後「動物性」だろうが「植物性」だろうが消化不良を起こすのも、その原因は糖質にありました。

 

 

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消化を悪くする原因2つ

 

 

気持ち悪くて肉が食べれない、消化不良を引き起こす原因は糖質です。理由は2つあります。

 

 

 

1つは「胃の糖化」。

 

もう1つは「糖反射」です。

 

 

 

まず「胃の糖化」について説明します。

 

「糖化」とは、体のタンパク質と、余った糖質が化学反応を起こして、細胞が変性し劣化することを言います。

 

 

糖化については、以下の記事で詳しく述べています。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

胃もタンパク質で出来ていますから、そこに余った糖が反応すれば、胃が「糖化」します。

 

胃が「糖化」すると、胃が弱くなりますし、進行すると「胃下垂」になります。これは私もなっているのですが、重度の「糖化」です。

 

 

当然、糖質を多く食べている人程、必要ない糖が体の中に余るので、「糖化」のリスクは大きくなります。私のように胃が「糖化」することもありますが、「糖化」が体のどこに表れるかは、人によって違いますので、必ず胃が「糖化」するというわけではありません。

 

 

で、私ですが、昔は植物性食品中心でしたから、当然糖質ばかり食べていました。「糖化」の悪影響は全身に表れましたが、胃が特に酷かったわけです。

 

 

で、先ほど言ったように、「糖化」した胃は、「動物性食品を食べるとムカムカする」という現象を引き起こします。ですが、何故か、胃を「糖化」させた張本人である糖質を食べた時は、そのような現象が起きないのです。

 

 

 

 

 

 

このことが、「日本人には肉は合わない、肉は体に悪い」「消化に良いのは炭水化物で、消化に悪いのは肉だ」という誤解を生む原因になっています。

 

ここまで読んできた方は分かると思いますが、このような意見を持つ方は、胃が「糖化」しているからそうなるのです。

 

そして、胃が「糖化」しているということは、その人が糖質の過食をしているという証拠です。

 

ベジタリアンの人が、付き合いで肉を食べると気持ち悪くなって「肉はダメですね」と言ったりしますが、ただ、糖質が原因で起きる現象を、肉のせいにしているだけなのです。

 

肉を食べてムカムカするのは、結果であって、原因ではありません。原因は、胃を「糖化」させている糖質です。

 

 

そう言うと、原因である糖質を排除したらどうなるか気になりませんか?

 

私の場合は糖質を1日10g以下にして2ヶ月くらいで肉をたくさん食べても平気になりました。昔は焼肉3枚でしたが、今は野菜なしご飯なしで、肉だけです。消化不良は起きません。

 

 

 

そして2つ目の「糖反射 とうはんしゃ」について説明します。

 

 

「糖反射」とは、糖質を食べた時に胃の蠕動運動がストップする現象の事を言います。

 

 

胃の動きが止まれば、内容物がそこに留まる時間が長くなるのですから、苦しくなるのは当たり前です。

 

 

では、何故「糖反射」が起きるのか?

 

 

という謎がでてきますが、これこそが、人間の体が「植物性の食品(糖質)」の消化に向いていない証拠でもあります。

 

要するに「植物性の食品」を消化するのが苦手なんですね。だから止まるわけです。

 

 

 

 

ただし、「糖反射」は、糖質だけじゃなく、肉を食べた時にも起きることがあります。

 

その原因もやっぱり糖質です。

 

当時の私も含めて、ほとんど多くの人は、肉を食べる時、必ずご飯やパンなどの糖質も食べます。「主食を食べる必要がある」という概念があるからです。これが肉を食べた時も「糖新生」が起き、消化不良が起きる原因です。

 

ほとんどの人は、これを「肉を食べたら胃がもたれる」と言います。これを「勘違い」と言います。

 

だけを食べたら「糖反射」は起こりません。

 

ちょっと多めに食べて「ふぅ~っ、食ったな~」と思っても、10分もすれば、まるで肉が溶けたかのように消化されます

 

かつて、胃がメチャクチャ弱かった私でも、体の仕組みに沿った食べ方をすると、ここまで正常になるのです。ちなみに、変わるまでに有した時間は2ヶ月くらいです。こう言うと、

 

 

本当はそんなに胃が弱くなかったんじゃないか?

 

 

と思われたかもしれませんので、誤解のないように、次は、糖質を食べていた頃(30代前半まで)の私の胃がどういう状態だったのか詳しくお話したいと思います。

 

 

 

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子どもの頃から年寄り以上に胃が弱かった

 

 

私は実生活で、私より胃の弱い人に会ったことがありません。

 

「歳をとったら、コッテリしたものが食べられなくなった」という老人の方がまだ胃が丈夫なのです。

 

肌年齢、骨年齢というのはありますが、胃年齢というのはありません。ですが、胃年齢があったとしたら、昔の私は70代くらいだったと思います。

 

先ほど説明したように、子供の時、物心ついた時には胃の糖化がとにかく酷かったのです。当時は「糖化」という言葉も知りませんから、漠然と、自分は人より「量が食べられない」、「トロい」、「食べた後が苦しい、立てない」と思っていました。

 

何故そうなのか分かりません。とにかく、食事が負担なのです。

 

周囲の人間はこの様子を見て、とにかく「食べろ、食べろ」と言います。「ちゃんと食べないとダメだ」と、もう無理なのにも関わらず食べさせようとします。

 

また、胃が弱いので食べるペースも遅くなります。「早く食べろ」「まだ食べてるの?」と言われるのは日常茶飯事です。時間内に食べられるようにするには、量を減らすか、残すかしかありません。

 

 

多くの人は、食べる量が少ない人間を見ると、強引に食事を薦めてきます。これは食が細い人間にとってはキツイです。心配してくれている気持ちもわかるのですが、食べられないものは食べられないのです。

 

 

こういう事ばかり言われると、食事が嫌いになります。普通の人にとって食事は楽しい行事ですが、私にとって食事はキツイ行事で、何が楽しいのかさっぱりわかりませんでした。

 

 

最悪なのは学校の給食です。給食の料理自体には不満はありませんでしたが、それを食べるのは苦痛でした。

 

私が子供の時は、まだ先生の立場は強かったので、「食べられないのに、給食を無理矢理食わせる」という鬼のような先生が存在していました。現代の先生があんな強引な事をすれば、すぐに問題になると思いますが、私が小学生の頃はこういう先生がいました。

 

小食の人のあるあるです。

 

最終的には知恵がついてきて、当番じゃないのに、給食の配膳を積極的にすることで、自分の器に入れるおかずを少なくしたり、たくさん食べる友人(救世主)と交渉して食べてもらったりして、危機を回避していました。

 

それをしないと地獄です。

 

 

絶対に残させてくれない先生の場合、休憩時間になろうが、掃除時間になろうが、5時間目が始まろうが、食べきるまで絶対に席を立たせないのです。

 

・・・今思えば、あれは先生にとって何の意地だったのかよく分かりません。

 

 

あれで、生徒の食事が早くなることはありませんし(胃が丈夫になるわけではないので)、あれで得たものはありませんね。

 

 

中学校も給食でしたが、小学校の時と違い「先生の干渉」が少ないので楽でしたね。中学生になって嬉しかったのは、給食を無理矢理食わせられないということです。

 

なんだこの思い出。

 

大人になるにつれて、食事の時に何かを言われることは少なくなりましたが、胃が丈夫になったわけではないので、食べたら苦しいのは変わらないわけです。

 

自分一人で食べて、その後、胃が楽になるまで転がっていれば良いのですが、そういうわけにもいきません。生きている以上、人とご飯を食べる事もあるし、職場では早く食べなければなりません。

 

だから、「胃を丈夫にするにはどうしたらいいか」という課題が常にありました。食事を気をつけたり、運動してみたり、健康食品を飲んでみたり色々やったわけです。

 

「消化に良いと言われている野菜」を中心にメニューを組んだり、酵素の無駄遣いをしないように、加熱食を避けてみたり。また、酵素や消化のことを視野に入れていたからこそ、「一日一食」や、「断食」も実践しました。

 

酵素について考え出すと、大抵ここに行き着くのではないかと思います。

 

健康食品の酵素も飲みましたね。酵素は確かに消化の助けになるので良かったのですが、それは根本解決ではありません。だから酵素を飲むからめでたし、めでたしではありません。頼らなくても消化できるのが健全な胃だと思っていましたから、私はそこに甘んじませんでした。

 

体質が変わるように、試行錯誤を繰り返しました。ですが、何をしても一向に変わらないのです。

 

 

それもそのはずです。私が参考にしていた情報は、表面は違えど、「消化に良いのは植物性の食品である」という前提をもとにしていたのです。どの本も、どの専門家も、消化については同じ考えなのです。

 

つまり、これらを信じて実践している限り、胃の状態は改善されません。「糖質」が胃に与える影響を考えたら分かると思います。

 

できることはほとんど試して、それでも改善しなかったので、生まれもった体質だから仕方ないと思うようになりました。「自分の胃が正常になることはないだろう」と思っていました。

 

 

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消化の実験

 

 

そんなある時、「植物性の食材は消化に悪くて、動物性の食材は消化しやすい」という話を知りました。

 

それまでの知識が邪魔をしていたので、簡単には信じることができませんでしたが、言われてみれば心当たりがあります。

 

 

しかも、注目に値する話がそこにはありました。

 

 

それは、「拒食症の人に実際に食べたものを吐いてもらって、食材の消化状態を確認した」という話でした。

 

もし、従来の説が正しいのであれば、当然、「植物性の食品が一番早く消化され、動物性の食品はいつまでも消化されない」はずです。ですが、そこに書かれていた結果はそれと正反対でした。

 

 

●炭水化物を食べて30分後に吐くと、食材はほぼ原形のまま出てきた。

 

●タンパク質だけを食べて30分後に吐くと、吐けない。無理矢理吐こうとすると胃液しか出てこない。

 

 

これにはビックリしましたね。

 

私は植物性中心の食生活をおくってきたにも関わらず、常に消化に問題を抱えてきました。消化について、同じ方向性の食事を試しても何も変わりませんでした。

 

その変わらなかった理由はこれかもしれない、と...。

 

 

私はこれを読んで「この説は真実だろう」と悟りました。

 

 

ここで、冒頭で紹介した内視鏡の写真を見てみてください。

 

 

辻褄が合いますね。

 

 

 

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