お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:歴史
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サプリメントは、知識をもって慎重に使えば、体質改善や、慢性疾患の治療に役立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、結果が出ているにも関わらず、バッシングも多いです。

 

 

前回は、その批判内容が的外れである事を説明しました。

 

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

 

本記事はその続編で、何故有益な情報が批判されるのかについて話していきます。

 

 

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低い栄養価の食べ物と有害物質のダブルパンチ

 

 

 

まず、サプリメントを摂取した方が良い理由についてお話します。

 

 

 

 

「明らかに足りない栄養素をサプリメントで一時的に補うのは良いけど、長期間の摂取は良くないと考えている」

 

 

 

・・・と言われる方がセットとして決まって言われるのが「栄養は食事から摂取した方が良い」というセリフです。

 

 

 

その人が満足ならそれでいいのですが、この発想が広がる程、「食品に含まれる栄養が少ない事実」が見逃され、結果的に栄養不足を放置する人が増えます。

 

 

 

なので、栄養を食品頼りにする危険性について述べておきます。

 

 

 

現代の食品の栄養が欠乏している事は、20年前からすでに言われていました。

 

 

 

私は10代の時からそれを知っているのですが、何故かいまだに食品に充分栄養があると思い込んでいる人達がいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄養が少ないだけならまだマシです。

 

 

 

農薬や食品添加物といった有害物質は、栄養を浪費させます。以下はその一例です。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年6月13日』より引用

 

 

食品添加物の中にはZnをキレートして体外に排泄させるものもある。

 

食品添加物の中にはB6吸収を阻害するものもある(コーラの色素、など)。

 

 

 

  • Zn(亜鉛)・・・ミネラル

 

  • B6・・・・・・・ビタミンB群

 

 

 

ちなみに、日本人が日常的に摂取している食品添加物の量は、1日10gと言われています。

 

 

小さじ2杯です。年間だと3~4kgです。

 

 

 

そのうちわけは、以下のようになっています。

 

 

 

 

  • コンビニ好きの独身男性・・・・・3食合計で90種類以上

 

  • 手作りの家庭料理を食べる人・・・1日あたり50種類程

 

 

 

 

家庭料理を食べている人でこれです。

 

 

 

普通に食べていたら「質的な栄養失調」になりますよ。ならない方が不思議です。

 

 

 

で、その結果どうなるかは、以下の記事に書いています。

 

草食系男子が増える原因は、価値観の変化でも女性の強さでもなく、生殖能力に影響を与える環境である

 

 

 

 

私が「社会環境が劣悪だから栄養が欠乏している」と知ったのは20年以上前ですが、現代社会は、当時よりもさらに健康を害する社会になってしまいました。

 

 

 

 

あの時とくらべて、遺伝子組み換え食品の蔓延、通信機器による電磁波、LEDによるブルーライト...体を傷つける物質が増えています。PM2.5もありますね。

 

 

 

パソコンや携帯画面のLEDバックライトを長時間見続ける事が多いですが、LEDに多く含まれるブルーライトは問題が多いです。

 

 

 

『雲の上はいつも青空 LED電球に』より引用

 

 

「私はLEDを、トロイの木馬と呼んでいます。

 

 

私たちにとって実用的で、多くの利点を持っているように見え、省エネで、長持ちするというので、家に招き入れました。

 

 

しかし、生物学上、精神的健康を、網膜の健康を、ホルモンや内分泌の健康を、こっそりと蝕む、多くの性質を持っています 。 」

 

 

 

 

ブルーライトは殺虫効果もあるので、個体の大きい人間も何らかのダメージを毎日受けているはずです。

 

 

 

肌の対策まで必要?ブルーライトの生体への影響は深刻だった

 

 

 

LED証明と従来の証明を果物に当てて観察した実験を見ると考えさせられます。

 

 

<LEDの影響> オレンジの観察』より引用

 

 

 

 

 

切ってみたところ。右の蛍光灯のオレンジはまだみずみずしく、食べてみると、購入時と変わらず、甘くておいしい。

 

 

左のLEDのオレンジは、水分が抜け、スカスカになっている。

 

 

味見をしてみると、刺激のある苦みが、いつまでも口に残る。(5/17)

 

 

1週間、蛍光灯とLEDの光にそれぞれ当てたオレンジは、2日後ぐらいから、明らかな違いが出て、1週間後、まだおいしく食べられるものと、とても食べようとは思えないものとに、はっきりと分かれました。

 

 

LEDのオレンジのほうは、味も、明らかに変わってしまっていて、身体への影響を思うと、やはりLED照明のスーパーで販売されているものを食べるのは、避けたいなと思います。

 

 

毎日、どんどんしわしわになっていく、オレンジの皮を見ていたら、LED照明を浴び続けると、人間の皮膚もこうなってしまうのではと、怖くなりました。(5/17)

 

 

 

PM2.5は有害だと認識していますが、LEDは安全という建前で蔓延しています。しかも白熱球が淘汰される流れになっています。

 

 

 

電磁波はどうなのか分からないですが、海外では問題視されています。

 

 

 

これらの有害物質にさらされると、体は回復の為に、せっかく摂取した栄養素を消費します。

 

 

 

例えば、目を酷使すると、修復の為にアミノ酸の一種の「システイン」が消費されます。システインは毛髪生成の材料なので、これが不足すると薄毛の原因になります。

 

 

 

特にブルーライトは目にダメージを与えますから、当然システインも減ることになります。

 

 

 

 

ディスプレイを眺める時間が少なく、システインの減り具合も少なかった昔の感覚と同じでいいのか?ということです。

 

 

 

 

有害物質に囲まれているので、それらがなかった昔に比べて、解毒、回復をし続けなければならない。

 

 

 

そしてそれをする為の栄養素は大量に必要になってくるでしょう。

 

 

 

 

食べ物自体に栄養素が含まれていない事も問題ですが、例え栄養を摂っていても、有害物質によるダメージの回復で浪費する事も問題です。

 

 

 

 

時々サプリメントを摂り始めた方が、メールやコメントで、「効果があるのは分かるけど、人間はこんなにサプリメントを飲まなければいけないのか?と考えてしまう」と語られる事があります。

 

 

 

それは、「サプリを摂らないといけない程、普段食べているものが低栄養な事」と、「有害物質の蔓延による体へのダメージの大きさ」に気付いていないだけです。

 

 

 

栄養は食品から...というのは、言い換えると

 

 

 

「栄養スカスカの食品から栄養を摂った気になって下さい、有害物質で体にダメージがある事は考慮しないで下さい」

 

 

 

・・・と言っているに等しいです。

 

 

 

食品で栄養を摂った気になっているので、栄養不足になっていても気が付きません。

 

 

 

世の中にはオーガニックの食品を買い求め、デトックスグッズをコレクターし、必死になって有害物質を避けている人もいると思いますが、完全に避けるのは不可能です。

 

 

 

「手作りの家庭料理を食べている人」でさえ、食品添加物を1日50種類程も摂取してしまっているのですから...。

 

 

 

また、避けられるものもありますが、電磁波やLEDのように避けられないものがあります。避けようとすれば、社会生活が困難になるので、受け入れざるを得ないのです。

 

 

 

そして、拘りの食品は高いです。その為、ある程度お金に余裕がないと継続が難しいです。

 

 

糖質制限をする前、自然農法の野菜をよく買っていましたが、普通の野菜より高くて、サイズも小さめです。

 

 

確かに普通の野菜に比べて栄養価が高く安全なのかもしれませんが、これを家族がお腹いっぱい、毎日食べるとしたら家計に負担がかかります。

 

 

 

私の母は栄養には関心がある方なので、父が退職するまでは、食品に拘っていましたが、年金暮らしになった途端、それを維持するのが難しくなりました。

 

 

 

 

品質の良い食材を買い続ける事は大変だと思います。

 

 

 

それに、自然...と言っても、品種改良されていますから、どういう育て方をしても不自然なのです。

 

 

 

そして、「サプリメントは不自然で、食品は自然」という発想も変な話です。

 

 

 

こだわりの食品ばかり食べている人はともかく、多くの人は「化学肥料で育てられた野菜」も日常的に食べていると思います。

 

 

 

 

 

  • 化学肥料などで人工的に栄養を与えそれを吸収してできた野菜

 

 

 

  • 人工的に栄養をカプセルや錠剤に加工したサプリメント

 

 

 

 

・・・表面は違いますが、元は人工的に手が加えられている・・・という点は共通しています。

 

 

それなのに、前者が自然で、後者が自然じゃない...というのは、どういう判断基準なのでしょうか。

 

 

 

これは肉、魚、卵もそうです。安いもの程、人工の薬とか栄養が加わっているはずです。

 

 

 

本当に自然の食べ物は、山菜とか、ジビエとか、限られた物だけではないでしょうか。

 

 

 

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薬とサプリメントはどちらが良いか

 

 

社会や食品がこの状態ですから、「栄養が欠乏することによって起こる疾患」にかかると改善は困難です。

 

 

 

食品の場合、カロリーが足りて、とりあえずお腹はいっぱいになるでしょうが、栄養が足りないので、食っても食っても追いつかないわけです。

 

 

 

足りなければ改善しません。

 

 

 

そこで、サプリメントに頼れば良いですが、サプリメントが嫌な人もいます。

 

 

 

そんな人が次に頼るのは...でしょうか。

 

 

 

例えば、「うつ」や「パニック障害」を栄養療法を使わずに治そうとした場合、どうなるのか、ちょっと調べてみました。

 

 

 

治らないだけならマシで、薬漬けになっているケースが目立ちます。

 

 

 

以下は海外の話です。たくさんある中の一部、「精神医学の標的となる子供たち」を紹介します。

 

 

 

 

 

「抗癌剤」や「スタチン」について調べた時も酷かったので、もう驚きませんが、「精神薬」の実態について調べてみるとこちらも相当酷いです。

 

 

 

何が酷いのかというと、薬の質...もですが、それを取り巻く社会環境です。

 

 

 

そして、動画は海外の学校の話ですが、日本も全く無関係ではありません。

 

 

 

『クローズアップ現代“薬漬け”になりたくない ~向精神薬をのむ子ども~』より引用

 

 

学校で問題を抱えた子どもが病院を受診し、薬をのむケースは最近、増えているといいます。

 

 

フリースクールの理事長奥地圭子さん。

 

 

ここ数年、子どもたちがすぐに、医療につなげられる傾向に疑問を感じてきました。
奥地さんは、全国の親の会に呼びかけて、子どもと医療の実態についてのアンケートを実施しました。

 

 

その結果、学校に通えない子どもの7割が精神科を受診。

 

 

さらに、その7割が向精神薬をのんでいました。

 

 

「学校から医療へのハードルが低くなり過ぎ、危険だと感じる。」

 

 

「これでは薬漬けになってしまうと、恐怖を感じている。」

 

 

「今は大変、薬が多剤、多量投与になっちゃってて、どうしてこんだけの薬がいるんだろうっていうくらいに出ます。果たして子どもにとっていいんだろうかっていう非常に大きい問題をつきつけられていることがわかる。」

 

 

 

このような実態を放置していたら廃人が増えます。

 

 

 

以前から、精神科系の病気は他の疾患に比べて生活が困難になるような気がしていました。

 

 

 

他の慢性疾患は、働きながら闘病したり、一時的に入院したり、困難ではあっても普通の生活ができる事もあります。

 

 

 

知り合いの70歳の保険外交員のおばちゃんは、抗癌剤治療をしながら仕事をしていました。癌でも仕事はできるわけです。しんどいとは思いますが。

 

 

 

 

それに比べて、うつやパニック障害は、聞く話だと、何年も闘病して仕事もできないし改善しない...というイメージが強いです。

 

 

 

 

私の知り合いでこのような疾患になったのは、学生時代の友人3人です。

 

 

 

このうち2人は若いのに何年も働けない状態です。1人は合う事ができたので栄養療法の事を話ましたが、他の2人は現在接点がないのでどうしているのか分かりません。

 

 

 

その様子を聞いて、何故精神科系の病気は治らないんだろう、何年もかかるのか?という疑問が常にありました。

 

 

 

働き盛りの若い人が何年も仕事ができないというのは、ただ事ではありません。

 

 

 

友人がそうなってから、飲んでいる薬が悪いのではないかとは前々から思っていましたし、私以外の友人も「あんなものを飲むからおかしくなる」と言っていました。

 

 

 

その後、藤川医師の記事から、うつやパニックに栄養状態がかなり影響していて、サプリメントを使う事で改善しやすくなる事を知ったわけですが、そういう方法があるなら拡散するべきだと思いました。

 

 

 

その時に一番に考えたのは友人の事です。

 

 

 

このような障害が栄養療法で改善できる事が一般的になっていて、彼らがもし、早いうちから栄養療法を行なっていれば、もっと違った結果になったのではと思うわけです。

 

 

 

薬漬けになる事を考えたら、サプリメントを使う事はメリットが大きいと思います。

 

 

 

 

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私がサプリメントの使用を肯定している理由

 

 

私が何故サプリメントを使った方が良いと考えているのかについてお話します。

 

 

 

スーパー糖質制限だけでも体質が変化し、健康で若々しくなります。しかし、それだけでは不十分です。「質的な栄養失調」の半分を解決したに過ぎないからです。

 

 

 

「タンパク質」や「脂肪酸」は非常に大事ですが、「ビタミン」や「ミネラル」を不足させない事も大事です。

 

 

 

でも私は、ビタミンやミネラルを野菜や果物ではなく、サプリメントから摂る事を勧めています。

 

 

 

野菜や果物は糖質が多いからです。

 

 

 

健康の為に頑張って食べようとすると、必ず量が増えて糖質量が増します。

 

 

 

糖質の危険性を訴えながら、ビタミンやミネラルは野菜や果物で摂りましょう...等と言えば、結局それは糖質に誘導している事になります。

 

 

 

つまり、糖質制限の効果を落とす事になるのです。

 

 

野菜や果物は健康的というイメージの盲点。ビタミン・ミネラルに注目しすぎる事で気付かれない糖質の害

 

 

 

 

そして、回復のスピードの速さも、サプリメントの使用を肯定する大きな理由です。

 

 

 

私は虚弱体質で30年以上過ごしたので、損をしたと思います。

 

 

 

もっと健康であれば選択肢も増え、具合が悪くなる事で人に迷惑をかけることなく、楽に楽しく過ごせたはず...と、体が丈夫になった今は思います。

 

 

早く健康になった方が質の良い人生をおくれます。

 

 

 

精神科系の疾患に限った話ではないですが、サプリメントを利用すべき場面ではさっさと利用して改善させた方が、泥沼にはまらなくて済みます。

 

 

 

しかし、「栄養価の低い食品」を食べ続けている現代人がサプリメントを拒否すると、以下のルートに進む可能性が高くなります。

 

 

 

 

様々な社会毒の蔓延

 

 

病人が続出

 

 

食品で治す事を勧める

 

 

栄養が少ないので治りが悪い

 

 

症状が治まらないので即効性を求めて薬に頼る

 

 

薬漬け

 

 

 

 

 

 

薬漬けにさせる為に、社会毒を蔓延させ、サプリを「危険だ」と言って飲ませないようにしているようにも見えます。

 

 

 

と同時に、社会毒が蔓延している事に目を向けさせないように、有害な物を安全であるかのように語るわけです。

 

 

 

 

 

 

糖質制限をしたり、サプリメントを飲む事で慢性疾患が改善します。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この有益な情報が、何故か無視されたり、バッシングされるのは、こういった理由があるからです。

 

 

 

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有益な情報・治療法ほど叩かれる

 

 

有益な情報・治療法は叩かれる

 

 

 

・・・等と言うと、「ありえない」と拒絶反応する人が大半です。

 

 

 

しかし、残念ながら人々にとって有益な治療法は葬られてきた歴史があります。「ありえない」と思う人は知らないだけです。

 

 

 

なので、読者の方に教えて頂いた、「ロイヤル・レイモンド・ライフ博士」の例を紹介します。

 

 

 

ライフ博士は、60000万倍の倍率の顕微鏡で、世界で初めて生きたままウイルスを観察した人です。

 

 

そして、光を使って、正常細胞に影響することなく、ターゲットのウイルスを破壊する治療法を開発しました。

 

 

 

『THINKER がんは光で簡単に殺すことができた!』より引用

 

 

ライフ博士は、 すべての物質と同様に、目には見えないレベルでウイルスもそれ独自の振動数で、振動していることに着目しました。

 

 

そして、そのウイルスと共振する周波数の光を照射して、ウイルスをさらに振動させました。 微生物がその構造的な形を維持するのに耐えきれなくなるまで照射レベルをさらに上げてやると、ウイルスの形は歪み、崩壊してしまうのです。

 

 

ライフ博士は、この周波数を「致死反応振動数(MOR)」とよびました。

 

 

そして、 この「致死反応振動数(MOR)」の光は、ウイルス以外の周りの正常な細胞には、いっさい害を与えないのです。

 

 

また、 電気を使用した治療法なので、実質的にわずかな電気代しかかからないため、治療費もたいへん安いものでした。

 

 

脱毛などの副作用に苦しんだりすることもなく、患者は、すみやかに治療されて、無事に家族の元にもどれるのです。

 

 

抗がん剤を用いた化学療法や放射線療法や外科手術のように命を危険にさらす必要もありません。

 

 

 

で、その効果か以下になります。

 

 

 

1934 年、南カリフォルニア大学は、特別医療研究委員会を設立して、ミルバンク・ジョンソン博士のパサデナ郡立病院の末期がん患者を対象にライフ博士の研究所でがん治療実験を実施しました。

 

 

その研究チームには医者や病理学者が加わり、患者の診察を行いました。

 

 

3 カ月の診療の後、委員会は 86.5 %の末期がん患者が完全に治癒したと報告したのです。

 

 

さらに治療は継続され、残りの 13.5 %の患者も 4 週間後にはこの治療によって完治してしまいました。ライフ博士の技術による治癒率は何と 100 %だったのです。

 

 

現代の最先端治療でさえ、がんの平均治癒率は、 15 ~ 30 %と言われていますから、この数値が、どれほど驚くべきものかおわかりになるでしょう。

 

 

 

お金がかからず、安全な治療法を開発したライフ博士がどうなったかについて紹介します。

 

 

悲劇の兆候は、まずライフ博士を買収することから始まりました。

 

 

1934 年 には、米国医師会の株式をすべて所有していたモーリス・フィッシュベイン氏が、弁護士をよこして、ライフ博士の治療法の独占権を渡すよう要求しました。しかし、ライフ博士は、それを断ったのです。

 

 

(中略)

 

 

まず、ライフ博士の研究所からフィルムや写真や研究書類の多くが盗まれました。しかし、容疑者が逮捕されることはありませんでした。

 

 

そして、ライフ博士の研究を立証するため、何億円もかけて設立されたニュージャージー州のバーネット研究所が放火されたのです。

 

これによって 、ライフ博士も窮地に立たされました。というのは、コンピューターがなかった時代にこれらのデータを復元することは大変なことだからです。

 

 

さらに、ライフ博士の貴重な顕微鏡は何者かによって、破壊され、 5682 もの部品が盗まれました。

 

 

そして、最後にとどめを刺したのは、警察による令状なしの捜索と違法な没収です。これにより、 50 年に渡るライフ博士の研究の残骸もすべて処分されてしまったのです。

 

 

 

ライフ博士は、最後は精神安定剤とアルコールの過剰摂取で亡くなっています。

 

 

実に気の毒です。

 

 

 

ですが、このような話は氷山の一角です。

 

 

 

 

これは強引に叩いた例ですが、手口はこれだけではありません。よく行なわれるのはイメージ工作です。

 

 

 

サプリメントを正しく使えば問題ないのに、「不適切な使い方をして失敗した例」だけをピックアップし、それが「サプリメントを飲む事自体」が危険であるかのように言ったり、

 

 

 

糖質を中途半端に減らしてタンパク質や脂質をしっかり摂る「なんちゃって糖質制限」で体調を崩した例を根拠にして、慢性疾患が改善する「スーパー糖質制限」が危険であるかのように語ったり、

 

 

「鉄不足の人は食事では追いつかないから、足りるまでサプリメントで補うと効果が早く、足りている人は飲む必要がない」と主張しているにも関わらず、「だれでも鉄をサプリメントで補う」ように主張しているかのようにすり替えてバッシングしたり、

 

 

 

このような方法で信憑性を落としていくわけです。

 

 

 

否定する事が目的ですから、根拠など適当です。ちなみに、ライフ博士の研究に対してもこのような事がありました。

 

 

 

また、当時ライフ博士の顕微鏡でウイルスが様々に形を変化する様子を目撃した科学 者とそれを見たことのない科学者との間では、激しい論争が起きていました。

 

 

当時、影響力のあったトーマス・リバーズ博士などは、何の調査をすることもなく、ウイルスの形態変化を否定します。

 

 

リバーズ博士の顕微鏡では、これらのウイルスの形態変化は観察できなかったため、彼は、「このウイルスの形態変化説というものには論理的根拠がない」と論破したのです。

 

 

 

歴史は繰り返すです。

 

 

 

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海外のサプリメントと国産のサプリメント

 

 

サプリメントを肯定する人達には、「海外のサプリも積極的に使う派」と「国産のサプリにこだわる派」がいます。

 

 

 

 

 

私は中身重視なので、海外のサプリでも使う派です。ブログで現在iHerbでサプリを購入している話もしています。

 

 

 

 

「国産のサプリにこだわる派」の人達が、時々海外のサプリを批判しているのですが、それを読んだ読者の方が不安がるので、その件についても述べておきます。

 

 

 

 

私は数社の様々な健康食品を子供の頃から飲んできたわけですが、そのどれも全て高価で高品質でした。

 

 

 

もちろん全て国産です。

 

 

多くの日本人は「メイドインジャパンは品質が良い」と認識していると思いますが、健康に関しては当てはまらないことも多いです。

 

 

 

以下の記事でもお話しましたが、日本は健康に対する認識が甘く、有害物質に対する規制も緩いからです。

 

 

安心・安全が大好きな日本!でも何故か「健康を損ねる物質」への規制だけは甘い

 

 

 

その為か、高品質(つまり、愛用している人の体調が明らかに改善する)な商品を扱っているこれらの会社は、ほぼ、自社商品の品質が海外(アメリカ)で認められた事を強調していました。

 

 

アメリカで認められる事は大変なんだ、それをクリアしたのだから品質には自信を持っている...ということをアピールするわけです。

 

 

セミナーであればスクリーンに、パンフレットであれば1ページを使って、それを証明するような写真や文章を掲載していました。

 

 

そういうのを見て、子供ながらに「あぁ、日本は規制が緩いんだな、海外で認められるような品質の方が良いんだな」という事を感じました。なので、

 

 

 

 

サプリメントは国産が良い、海外(アメリカ)の製品は良くない

 

 

 

 

・・・等という話を読むと笑ってしまいます。

 

 

 

 

高品質な国産サプリメントを長年売っている会社程、「海外の厳しい条件で認められた事」を誇りにしているわけです。その規制の厳しい海外で流通しているサプリメントが良くない...というのは酷い矛盾だからです。

 

 

 

だいたいピンからキリまであるのに、一概に「国産であれば良くて、海外であれば悪い」とひとくくりにしてしまうのも無理があります。

 

 

 

“国産”、“海外”という肩書きだけを見て中身を見て判断していないのです。

 

 

 

その程度の判断基準、分析能力しか持ち合わせていない人が、観察力が必要な栄養療法指導がまともに務まるのか疑問です。

 

 

 

 

私は「国産だろうが、海外だろうが、品質の良いものは良い、悪いものは悪い」と考えています。結果が出ればOK、安ければなお良しというスタンスです。

 

 

 

 

 

今は安いのでiHerbで海外のサプリばかりを頼んでいますが、結果的に安全で健康になるならどちらを使っても構わないと思っています。

 

 

 

ただ、高品質で低価格なので、圧倒的に海外の製品が使いやすいし、人にも紹介しやすいのは事実です。

 

 

 

 

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サプリメントの今後

 

 

緩い糖質制限をして体調不良になったり亡くなった方がいると、それを契機にして、糖質制限全体が悪いかのようにイメージ工作してバッシングされました。

 

 

 

それと同じで、今後、「いい加減にサプリメントを摂取して体調を崩した人」、あるいは、「鉄の安全な量を無視して飲んで具合が悪くなった人」が表れた場合は要注意です。

 

 

 

それを契機にして、「サプリメントの摂取自体」や「鉄をサプリメントで摂る事自体」を大々的に批判する可能性があるので、ここで釘をさしておきます。

 

 

 

 

このような事態になれば、結果的にそれで割を食うのは、栄養不足による疾患を抱えて生活に影響がでている人達です。

 

 

 

 

無理に食事だけで解決しようとした場合、必要な栄養が足りなくて、長年不快な症状と共に過ごさなくてはなりません。

 

 

 

例えば、糖質制限も鉄が足りないと、頑張っても上手くいきません。

 

 

 

栄養の不足によって、時には命に関わる事もあります。

 

 

 

それがいかにしんどい事かは、体験した人でないとわかりません。

 

 

 

サプリメントは、このような状態を次々に改善させています。100%万能ではありませんが、使い方次第でパーセンテージを上げる事は可能です。

 

 

 

しかし、快く思わない人もいます。

 

 

「サプリ=危険」という刷り込みをされれば、本当は改善する手段があるのに、無視する選択をとるでしょう。

 

 

 

確認せず流される人が多いからです。

 

 

 

専門家でさえ、批判する相手の情報の内容をきちんと読まないのですから、一般の人はもっと確認しないでしょう。

 

 

 

「サプリ=危険」という概念が、「不健康で困っている人が健康になるチャンス」を奪っているのです。

 

 

サプリメントを効果的に使うには知識、観察力が必要なのは事実です。適当に使えば失敗もするでしょう。

 

 

でもそれは、サプリメントに限りません。説明書を読まずに雑に扱えば、どんな事であっても失敗しやすくなります。

 

 

 

 

サプリメントは状況を見ながら慎重に扱えば確かに効果があります。

 

 

 

その情報が歪められて、必要な人に届かないような社会にしてはいけないのです。

 

 

 

ライフ博士のような人が叩かれて、損をするのは一般の人です。

 

 

 

 

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健康の為に、「昔の日本人のようになりたい」と考える人がいます。

 

 

昔の日本人(特に江戸時代)を理想の姿として設定し、彼らの食事を真似、「日本人は昔の日本人が食べていた様に、米を食うべきだ」と主張する人すらいます。

 

 

でも、本当に「昔の日本人」は、理想的な食事をしていて、健康的で、パワフルだったのでしょうか?

 

 

前回は昔の人のパワフルさに焦点を当てて話たので、今回は、当時の人々の健康状態も見ていきたいと思います。

 

 

昔の日本人は、質素な食事なのに現代人より体力があった事は事実です

 

 

 

 

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「昔」という定義

 

 

「昔」といっても、時代によってかなり違いますから、どの時代の栄養状態に焦点を当てるかによって話の展開も変わってきます。

 

 

江戸時代か、明治か、大正か。

 

 

特に昭和は、戦前、戦中、戦後でかなり違います。戦中は食糧自体が不足していて、「習慣」が安定していないので問題外です。

 

 

食が「欧米化」する前と後で、日本人の食生活は大きく変わっていますが、

 

食が欧米化してからの、「初期の食事」と、「現代の食事」も変わっています。

 

以下に特徴をまとめました。

 

 

欧米化前

 

  • 戦中以前の食 → 動物性食品雀の涙、糖質過多、有害物質たぶんほぼなし

 

 

 

 

欧米化後

 

 

  • 戦後すぐの食 → 動物性食品少なめ、糖質過多、有害物質少なめ

 

  • 現代の食   → 動物性食品普通、糖質超過多、有害物質過多

 

 

 

 

どのぐらいを「昔」とするか悩みましたが、ここでは特に体力が凄かった「江戸~明治の人」と、「現代人」の栄養状態を比較してみたいと思います。

 

 

 

趣旨は違いますが、「戦後初期の人」と「現代人」の栄養状態を比較した記事は以下になります。

 

何故、現代人の顔は細いのか?子供の骨格が正常に成長する為に必要な条件とは

 

 

 

 

江戸時代の人達の健康

 

 

まずは、多くの人が理想とする江戸時代の人達の健康状態からです。

 

「骨は嘘つかないだろう」と思ったので、以下を紹介します。

 

 

『【人類】日本史上最も小柄だった江戸を語る人骨1万体 鉄分不足・長屋の密集生活ストレス・伝染病―科博新宿分館、つくば市に移転準備中』より引用

 

 

江戸を語る人骨1万体 小柄な体・栄養失調・伝染病

 

 

写真:国立科学博物館が収集している人骨。刀傷が残る骨もある=東京都新宿区百人町、 渡辺延志撮影拡大国立科学博物館が収集している人骨。刀傷が残る骨もある=東京都 新宿区百人町、渡辺延志撮影

 

 

東京都内の開発で掘り出された人骨を、国立科学博物館(科博)が大量に保管している。 ざっと1万人分。江戸時代の骨がほとんどで、今よりも小柄で栄養状態も悪かった。時代劇のイメージとは違う江戸の人々の厳しい暮らしぶりが、浮かび上がってくる。

 

 

「この頭の骨は左の側面に鋭い刃物の傷が2本。日本刀で斬り殺されたのでしょうね」「青黒い シミがついたこちらの骨は、梅毒の痕跡ですよ」

 

 

新宿区百人町の科博新宿分館。人骨がびっしり並ぶ人類研究部の収蔵庫で、人類史研究グループ長の篠田謙一さんが説明する。

 

 

研究用に科博は20年ほど前から、開発業者などが持ち込む江戸時代の人骨を受け入れてきた。分館は来春までに茨城県つくば市に移転する予定で、荷造りを前に人骨の分類やクリーニングが続く。

 

 

骨は江戸の人々の暮らしぶりを伝えている。栄養状態が悪く、特に鉄分が不足していた。 現代なら死亡率の低い若い世代の骨が多いのも特徴で、伝染病がたびたび流行し、人が簡単に死んだことを物語るという。

 

 

江戸時代の成人の平均身長は男性が150センチ台半ばで、女性はそれよりも10センチほど低い。日本のすべての時代の中で最も小柄だった。栄養状態が悪いうえに狭い長屋などに密集して生活したストレスの影響と考えられるという。

 

 

「生活は厳しかった。スラムといった方がいい江戸の影の部分が骨には記録されています」と篠田さん。

 

朝日新聞 2011年12月17日23時5分
http://www.asahi.com/national/update/1217/TKY201112170155.html

 

 

一応、これは「江戸」に限った話なので、これを日本全国にあてはめて考えるわけにはいきませんが、参考にはなります。

 

 

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明治時代の人達の健康状態

 

 

明治時代、外国人の日本人のイメージは、「つり目」「出っ歯」「小柄」だったらしいです。そういう絵が多く残されているのですが、別に、悪気があってそう描いたわけではありません。本当にそういう日本人が多かったみたいです。

 

 

何故か?

 

 

子供の頃に飢餓を体験すると、つり目になり、出っ歯になり、小柄になるそうです。

 

明治、大正の日本人は、つり目で、出っ歯の人が多かったらしいので、日本人=つり目で出っ歯になったのだそうです。

 

 

つまり、その頃の日本人は、慢性的な栄養不足で、健康体ではなかったと考えられます。

 

 

『wikipedia ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー』より引用

 

 

欧米における日本人描写のステレオタイプとなった「つり目で出っ歯」という姿はビゴーの風刺画にも登場するが、その点について清水勲は「当時の日本人は現在に比べて国民全体の栄養状態が悪く、小柄で出っ歯の人が多かった。

 

 

そうした日本人の姿が1867年のパリ万博で直に欧米人の目に触れたことと、ワーグマン、ビゴーなどの来日外国人の絵や当時の写真などの影響とによって広まり、欧米人の日本人観の一要因となったのではないか」といった意見を述べている

 

 

しかし、「栄養失調が、つり目で出っ歯になる」という根拠を探したのですが、見つからないので、決定的ではありません。

 

 

(追記)「出っ歯」というのは「不正咬合」の一種です。

 

骨格的な不正咬合の原因は、妊娠中の母親の「鉄不足」にあります。

 

 

母親に鉄が足りないと、子供は「鉄不足」で生まれてきてしまいます。すると、頭蓋骨の真ん中に「上顎骨 じょうがくこつ」という骨があるのですが、ここが上手く成長しません。

 

(矢印が上顎骨。口と鼻腔にかけての骨)

 

それにより、歯が並ぶスペースが足りなくて歯並びが悪くなる、鼻の通りが悪い等の問題が起きてきます。

 

母親に、「鉄」、そして、鉄の吸収に必要な「タンパク質」が足りていないと、このようなリスクが高くなります。ちなみに、江戸時代も鉄が不足していたと書かれていましたね。

 

子供の歯並びが悪くなる真の原因。骨格的な不正咬合の予防は母親にかかっている

 

骨格が原因の鼻詰まりは子供の時の成長で決まる。口呼吸が招く脳への悪影響

 

 

 

「出っ歯」が多かったということは、昔の母親の栄養状態は良くなかったと言えます。

 

 

明治時代の人が、貧困で栄養失調だった事は事実だそうです。

 

 

 

『食と健康の総合サイト e840.net 栄養状態の推移(栄養の歴史)』より引用

 

 

明治時代における栄養摂取状況

 

 

武家中心の社会から、明治時代にかわり、食生活も大きく変化をした。今まで鳥獣肉類は積極的に食べていなかったが、肉食は文明開化のシンボルとしてもてはやされてきました。

 

しかし、これは一部の富裕層であり、大半を占める農民には、非常に困窮した生活であった。しかし、徐々にすすんだ社会構造の近代化は、国民の健康管理の実施や食生活の改善を要求された。

 

明治時代以前では、コメよりムギや雑穀を主食としてきたが一般庶民がコメを常食とするようになり、動物性食品の摂取量が徐々に増えてきた。当時の食生活は、動物性タンパク質が少なく体格も非常に小さいものであった事がわかっています。

 

さらに、ビタミン類が欠乏しており、ビタミンの欠乏症や伝染性疾患に弱く結核による死亡がおおかった。また、慢性的なビタミン不足にコメ食の普及により脚気が流行していたのも特徴であります。

 

 

文明開化によって、動物性食品が食べられるようになったとはいえ、一般家庭では満足な量ではありませんね。これを読む限りでは、抵抗力も弱そうです。

 

 

以上の記述から、昔の日本人(江戸~明治)は、小柄で栄養失調、病弱です。とても健康体とは言えないです。

 

 

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「欧米化した和食」を食べる現代人の栄養状態

 

 

戦後、昔ながらの和食オンリーから、動物性食品も習慣的に食べるように変わっていきました。そのおかげで感染症は減り、寿命も伸びていきました。

 

 

それ以前の「伝統的な和食」では、動物性食品が足りないので、栄養失調になります。人間は「動物食性(肉食)動物」なので、植物性の食品では健康になれません。本来の体の構造とは合わないからです。

 

 

人間が「動物食性(肉食)動物である事に納得のいかない方は、以下の記事をお読み下さい。

 

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

 

しかし、「食の欧米化」に全く問題がないわけではありません。

 

 

先ほどもいった通り、人間は動物食性(肉食)動物なので、動物性の食品が「人間の消化器官の構造」には適しているのですが、困ったことに、そこに糖質を加えてしまうと、病気になったり、死亡率が上がったりします。

 

 

つまり、欧米化した和食(中タンパク質+中脂質+高糖質)ですね。

 

 

そのせいで、「動物性食品」は悪者にされていますが、犯人は「糖質」です。「動物性食品」単独だと問題になりません。

 

 

 

詳しいメカニズムについては以下の記事をお読み下さい。

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

ただし、食が欧米化したことで、日本人が長寿になったのは事実です。感染症も減りました。そう考えると多少問題はあっても、「食が欧米化するまでの日本の食事」よりはマシといえます。

 

 

そして、冒頭でも言いましたが、同じ「欧米化」した食事でも、「戦後初期」と、「現代」の食事は違います。

 

 

 

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戦後初期と現代の食の違い

 

 

同じ欧米化した食事でも、戦後すぐの人たちと、現代の私達の食事は違うと言いましたが、もちろん栄養状態も、健康状態も違います。

 

 

欧米化した初期の頃は、まだ肉が高価だったので、庶民は頻繁に肉が買えませんでした(鯨の肉は食べていたそうですが...)。

 

 

それに、やはり、お菓子も今のように豊富ではないので、バクバク食べません。「甘いもの」といえば、芋や果物だったそうですが、現代のように甘く品種改良されていないので、糖度も少ないでしょう。また、土地の汚染は今よりマシだったので、野菜や果物にもミネラルやビタミンが豊富に含まれていたはずです。

 

 

「農薬」はあったでしょうか、「食品添加物」、「遺伝子組み換え食品」といった、体にダメージを与えるような物質も今ほど溢れていません。

 

 

 

 

 

 

現代は、裕福なので、動物性食品が安く手に入ります。タンパク質、脂質は昔より充実しています。

 

 

しかし、好きな時に好きなだけ間食ができる便利な環境、ブランド志向から糖度を高く品種改良された野菜や果物、それによる糖質過多、土壌が悪くビタミン、ミネラルの欠乏・・・と、品質に問題があります。

 

 

そして、1970年代以降、テレビの料理番組によって、食材の栄養素を捨て去る調理法が家庭に普及したそうです。それによって、さらにビタミン・ミネラルが欠乏した料理を食べるようになりました。

 

 

調理法については、以下の記事の、後半に詳しく書いています。

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

現代は、体にダメージを与える物質のオンパレードで、手料理を食べていても、50種類の食品添加物を摂ってしまう環境です。

 

 

コンビニ弁当を食べる人程ではないですが、家庭料理でも有害物質を摂ってしまう仕組みになっています。

 

草食系男子が増える原因は、価値観の変化でも女性の強さでもなく、生殖能力に影響を与える環境である

 

 

 

比べてみると、「戦後初期」も、「現代」もどちらも一長一短あります。

 

 

ですが、動物性食品の量は少なくても、有害物質が少ない分、欧米化して間もないころ(戦後初期)の食事の方がマシだったかもしれません。

 

 

 

 

栄養について、結論を言うと、

 

 

欧米化する前の食事を食べていた「江戸~明治の人達」と、欧米化した後の食事を食べている「現代人(戦後~現代)」を比べた場合、

 

 

栄養、健康面では現代人(欧米化後)の圧勝ではないでしょうか。

 

 

ただ、体力となると話は別です。

 

 

次にそれぞれの体力をみていきましょう。

 

 

 

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昔の人の体力

 

 

体力については、前回記事を書きましたので、ここにもう一度書きます。

 

 

  • トップクラスの飛脚は一日で160~200kmほども走る。

 

  • 飛脚の食べ物は、おむすび2つ、漬物数枚だった。ところが肉を食べさせたところ胃もたれして早く走れなかった。それを見た小泉八雲は「日本人の食事は完成されている」と悟った。

 

  • お年寄りの女性でも、300キロの荷物を背負って山道を歩き、自分一人で荷物を背負って降ろすことができた。

 

  • 江戸後期、弥助という有名な飛脚が、高崎・江戸間(往復二百余キロメートル)を一昼夜で往復できた。またある時、東京の江戸城~大阪を6日間で往復。

 

  • 忍者や軍使は、3日間飲まず食わずで走り続けることができた。

 

  • 日露戦争の日本陸軍のある師団か連隊は、まる3日間、飲まず食わずで闘った。

 

  • 明治時代の日本、馬車が二十数日間、夜明けから暗くなるまで各地を走った。休憩は食事とトイレだけ。日本人の馬丁は、馬と同じ速度で並走し、トイレと粗末な食事を食べている以外の時間は馬の世話をしていた。

 

  • 昔は咀嚼回数により顎が非常に発達していて歯並びがよく、その噛み合わせのおかげで力が出せた。

 

  • 江戸時代までの日本人は、西洋式スポーツとは違う身のこなし方をしていた。「なんば歩き」という体に負担をかけない動き方をしていた。

 

 

 

これを読んで怯んだ方もおられるかもしれませんが、現代人もアスリートなら負けておりません。

 

 

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現代アスリートの体力

 

 

飛脚ぐらいなら、現代人でも体力自慢なら、太刀打ちできるのではないでしょうか。

 

 

現代には、以下のような超過酷なレースがあります。

 

 

『TJAR TJARとは?』より引用

 

トランスジャパンアルプスレースとは?

 

息を飲むような雄大な眺め、漆黒の闇に浮かぶ仲間の灯、

 

烈風に晒され追いつめられる自分、悲鳴をあげる身体、

 

絶望的な距離感、何度も折れそうになる自分の心、

 

目指すのはあの雲の彼方。

 

日本海/富山湾から太平洋/駿河湾までその距離およそ415Km。

 

北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを、

 

自身の足のみで8日間以内に踏破する

 

Trans Japan Alps Race

 

日本の大きさを感じ、アルプスの高さを感じ、自分の可能性を感じよう。

 

 

 

さらに、世界にはもっとキツいレースがあります。

 

以下の記事より、凄そうなものをピックアップしてみました。

 

 

『GoPro 最もタフなウルトラマラソン ベスト8』より引用

 

 

野生のウルトラマラソン

 

Jungle Marathon

 

距離:254km

 

登坂:なし

 

場所:ブラジル

 

注意:沼・蛇・蚊・ヒル・ワニ・泥など

 

タフネス指数:9

 

フルマラソンを1回こなすだけでも大変だが、このマラソンはジャングルの中でフルマラソン6回分を走る。ランナーたちはアナコンダやワニ、ピラニアなどが潜む川や沼など、厳しいジャングルの中を6ステージ、254kmを走ることになる。出場ランナーのひとりは、「それが魅力なんだ」とコメントしている。

 

ランナーたちはジャガーに追われ、猿の叫び声に起こされ、アリやハチに噛まれることになる。また、言い忘れたが、クモや蚊、サソリも潜んでいる。それでも挑戦したいという人は、今年10月に開催されるので、是非登録してもらいたい。

 

www.junglemarathon.com

 

 

飛脚も、おそらく山道を走っていたでしょうから、野生動物と隣り合わせだったはずです。

 

しかし、現代人だって、鍛えればこのぐらいいけるということです。

 

 

「最高にハイ」なウルトラマラソン

 

La Ultra – The High

 

距離:333km

 

登坂:5000m x 3セクション

 

場所:ヒマラヤ(インド)

 

注意:高山病・酸欠・高山・暑さ・寒さ

 

タフネス指数:8

 

「標高」でヒマラヤに敵う場所はない。このワンステージ制のレースは「The High」の愛称で親しまれている。ランナーたちは333kmを72時間以内で走らなければならず、高山病にかかる可能性も高い(最悪の場合死に至る場合もある)。また、途中には5000mの登坂が3セクション待ち構えている(レースには222kmと111kmのショートコースも用意されている)。エクストリームなレースであるため、オーガナイザーは他のランナーとの競争は推奨していない。レース中に見られる絶景は汗を流し苦しむだけの価値がある(はず)。

 

www.thehigh.in

 

 

 

移動能力に関して言えば、現代人も飛脚も負けていないですね。

 

 

ですが、これはあくまで毎日鍛えているアスリートの話です。昔の人が凄いのは、普通の人でも体力が半端なかった事です。

 

 

女性が300kgの米を背負って歩くのだけは、どう頑張っても真似出来そうにありません。

 

 

なんせ、これですからね。

 

 

『気ままに☆旅の雑記帳 山形・山居倉庫』より引用

 

 

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女丁持と呼ばれる米俵を背中に担ぐ女性。
すごい方だと5俵(300kg)を背負う女性もいたそうです。

 

 

同じ人間とは思えません。

 

 

 

仮に、人に手伝ってもらって背負えたとしても、私ならこの状態から一歩も歩けない自信があります。

 

 

私は、車の運転はしないので、自転車か徒歩で生活しています。大きめのリュックサックもよく使います。昔の人程ではないにせよ、何かを背負って歩き回るのは慣れています。運動不足の人間ではありません。

 

 

そんな私ですが、300kgの米を背負うなど、想像がつきません。

 

 

糖質制限を始める前は、「米食い」でしたので、農家から30kgの米を買うこともありました。今よりも筋力が弱かったのもありますが、それを運ぶのは大変でした。階段などは特にです。

 

でも、100年、200年前まで、その10倍の重さの米を、普通の女性が背負って歩いていたわけです。

 

 

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両者の比較と矛盾

 

 

両者の特徴を簡潔にまとめます。

 

 

  • 昔の人・・・現代人より不健康で病弱だけど 抜群の身体能力

 

  • 現代人・・・昔の人より健康で長生きだけど しょぼい身体能力

 

 

 

です。以上のことから、

 

 

 

身体能力で勝っているのは昔の人

 

 

健康状態で勝っているのは現代人

 

 

 

と言えそうです。

 

 

 

これを聞いてえ?、と思いませんでした?

 

 

 

そう思った方、正常です。そうです、おかしいですよね。だって、これは

 

 

 

「粗悪な素材」で建てた建物が強度が強くて、

 

「質の良い素材」で立てた建物が強度が弱い。

 

 

 

・・・と言われているようなものです。普通に考えたら、

 

 

 

身体能力が抜群であれば、健康で長生きになるはずで、しょぼい身体能力だと、不健康で病弱なはずです。

 

 

身体能力で勝っているのは昔の人健康状態で勝っているのは現代人

 

 

というのはおかしな話です。

 

 

 

小柄で栄養失調だったら、体力があるはずがありません。どうしてこういう事になるのでしょうか。

 

 

それは、昔の人のパワーの秘密が「食事」ではないからでしょう。

 

 

「食事」が凄かったからパワーがあったのではなく、不健康でも超人になれるような、「現代にはない別の環境」があったと思います。

 

 

確かに健康でないと、運動はできませんから、健康=運動能力と考えるのも分かります。

 

ですが、昔の人の体力のレベルは、あまりにも常識とかけ離れています。

 

従って、この件に関しては、私は、パワー(能力)と、健康は別々に考えています。

 

 

しかし、多くの人は、運動能力=健康と考えているからなのか、「超人なら健康に間違いない」と考えてしまうようです。ですが実際には、昔の人は、体力はあっても不健康でした。不健康になる食事をしていたからです。

 

 

「健康になりたい」と思った現代人が、「昔の人の食事が良い」と思って真似をすれば、例え体力がついたとしても、必ず不健康になります。

 

 

骨が示す通り、昔の人は体力があっても、体は不健康だっだのですから。

 

 

それに、例え現代の人が、「昔の人の食事」を真似しても、不健康になるだけで、あの体力は再現出来ないと思います。

 

 

 

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身体能力の秘密

 

 

これについては前回も書きました。

 

昔の日本人は、質素な食事なのに現代人より体力があった事は事実です

 

 

 

昔の人の異常な体力は、一般的に言われているように「食事」が原因ではないと言いました。

 

 

昔の人の体力が、もう少し現実的な凄さなら、食事が原因という可能性はありますが、

 

力の差がこの次元になってくると、

 

 

食べているものが米だろうが、肉だろうが、「それは関係ない」と判断せざるを得ません。食事どころか、現代人がドーピングをしても真似できないでしょう。

 

 

そもそも、「あの力の源」を、食にあると考える方がどうかしています。

 

 

「米を口にした事がない昔の外国人」が、「米スゲーッ!!」と、勘違いするならわかりますが、我々日本人は、常に米と共に生きてきたわけです。

 

 

米が魔法の食べ物ではない事は、我々が一番よく知っているはずです。

 

 

もし米が力の源なら、現代人も米を食べているのに、昔の人と力の差がこれほど開いているのは何故か・・・その理由を説明しなければなりません。理由を「米」にすると、辻褄が合わないのです。

 

 

食が欧米化しようが、どうなろうが、現代の日本人のほとんどは、米を食べているわけです。

 

 

「米」というと、「今は白米だけど、昔は雑穀だったから、栄養価が違うんだ。」等と思われるかもしれませんが、

 

 

ハッキリ言って、穀物は穀物です。

 

 

現代は土壌が劣化しています。しかし、多少質が違ったにせよ、それだけで、これほど違いが出ると考えるのは非科学的です。

 

 

今の時代でも、肉や脂があまり好きではない人で、「ご飯と、ご飯の共だけ食べている人」や、「体に気を使って雑穀米を食べている人」は、五万といます。

 

 

「ジャンクフードばかり好んで食べている人」もいるかもしれませんが、「食に拘っている人」も多いのです。

 

 

私は糖質制限歴は1年半ですが、米歴は30年以上です。米や野菜を食べ続けてきたからこそ、その食事では体力がつかない事を知っているわけです。

 

 

さらに言わしてもらうと、米を好む文化は日本だけではありません。

 

 

インド人も米が大好きです。しかもベジタリアンが多いです。

 

 

聞いた話では、韓国も日本に負けず劣らず米信仰の国だそうです。

 

 

米が異常な体力の源なら、アジア圏の人達はみんなスーパーマンです。

 

 

従って、私は「昔の人が現代人より体力があったのは、食事ではなく、当時の人の体の使い方、あるいは、当時の地球の環境、日本列島の環境が関係しているのではないか」と思いました。

 

 

世の中には、健康の為に昔の人の食事を真似する人がいますが、それによって、昔の人の体力まで再現したという話は聞いた事がありません。

 

 

せいぜい「健康になりました」止まりです。

 

 

食事で昔の人の身体能力を再現できないのは、昔の人の力の原因が、食事ではないからです。

 

で、もし地球の環境に原因があるなら、再現する事は、ほぼ不可能です。

 

前回、昔と今では「酸素濃度」が違う。それが原因ではないかと言いました。単にそれしか思いつかなかっただけなので、(地球規模の)環境の違いは、まだまだあると思います。

 

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飛脚の胃もたれ

 

 

以上のような理由から、今のところ私は「昔の人の異常な体力」は、「食事」とは関係ないと思っています。

 

 

良い食事をしていたからパワフルだったんじゃなくて、今よりも昔の地球の環境が良かったからだと思っています。だから粗末な食事で体がボロボロになっても、力だけは発揮できたんだと思います。

 

 

何故、「昔の人が粗末な食事で体がボロボロになっていた」と言えるのかと言うと、

 

 

「米を食べていた飛脚に、肉を与えたところ、胃もたれして早く走れなかった」

 

 

...という話がでてきたからです。

 

 

これは粗末な食事(つまり糖質)が原因で起こる胃の糖化です。具体的に言うと、人間が糖質を食べれば、体のタンパク質と余った糖が反応し、細胞が劣化します。

 

 

体が丈夫だから起きない・・・と思うかもしれませんが、これは化学反応なので起きます。当然、飛脚でもです。

 

 

胃もたれは肉のせいではありません。

 

 

糖質のせい。それに加えてタンパク質不足のせいです。

 

 

 

 

 

飛脚は身体能力があるので一見健康的に見えます。なので、

 

 

 

飛脚が走れるのは糖質のお陰

 

 

糖質は素晴らしい

 

 

糖質は日本人には毒ではない

 

 

 

と、結論づけてしまいたくなります。「身体能力」と「健康状態」を同じ物として捕らえていると、そういう発想になります。

 

 

しかし、「身体能力」と「健康状態」は関係ないのです。飛脚が身体能力に優れていたからといって、健康状態も優れているとは限らないのです。

 

 

いくら昔の人が身体能力に優れていたとしても、食べてはいけないものを食べれば体は劣化します。

 

 

また、糖化は胃だけに起こるのではありません。セルライト、痔、関節の音が鳴る、胃下垂・・・等、一見ただの老化に見えますが、実は「糖化」です。セルライトがいい例ですね。あれはただの脂肪ではありません。細胞が変性した脂肪です。

 

 

 

 

 

胃が糖化すると、飛脚のように「糖化の原因である糖質をいくら食べても胃もたれしないが、肉や脂を食べると気持ち悪くなる」という症状になります。酷くなると胃下垂です。

 

 

私は30年以上、胃の糖化で、ほとんど肉や脂が食べれなかったのですが、徹底した断糖肉食で、わずか数ヶ月で完治しました。

 

 

パワフルな昔の人も、「人間の体に合わない糖質」を食べる事で、現代人と同じように、糖の害を受けるのです。昔の人でもです。「日本人だから糖質が合う」という事はありません。日本人でも動物食性(肉食)動物ですから、植物性の食品を食べると問題が起こるのです。

 

 

糖質は「糖化」だけでなく、癌の原因にもなります。ブドウ糖が分解された時に発生する「乳酸」の蓄積が癌を発生させます。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!
 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

昔の人vs現代人

 

 

まとめます。

 

 

  • 彼らの「現代人にはない体の能力」は、「食事」ではなく、当時の地球の環境に起因している可能性がある。

 

  • 極端に言ってしまえば、当時の地球に行けば、誰でも異常な力になれるのではないか。

 

  • 能力と健康は別なので、彼らとて、糖質を食べる事で、現代人と同じように弱っていく。体格が悪い、病気や感染症が多いのもこれで説明がつく。

 

  • 能力が凄いから健康だとは限らないし、健康だからといって能力が凄いとは限らない。

 

 

いくら昔の人の能力が凄いからといって、当時の人を真似る必要はありません。彼らは身体能力に優れていても、健康で長生きではないのですから。

 

 

 

江戸や明治の人より、身体能力では劣っていても、健康面では現代人が優れています。

 

 

 

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昔の人の「体力」と「健康状態」についてお話します。

 

 

前回は、食が欧米化するまでの子供達は、感染症にかかりやすく、実は「現代でイメージされているような健康体ではない」というお話をしました。

 

 

健康には昔ながらの和食が良い?実は栄養状態が悪かった昭和の子供達

 

 

食が「欧米化」する前までの日本は、子供達だけでなく、大人も短命でした。

 

そうなるのは、和食の栄養に問題があります。和食は動物性食品が少ないです。

 

 

人間の体は「動物食性(肉食)」なので、「タンパク質」や「脂質」が不足すれば、当然体は弱ります。和食に多い「糖質」も体にダメージを与えます。

 

 

 

 

 

 

 

昔の日本人は、「脂質」や「タンパク質」が不足していたので不健康だったのです。

 

しかし、ここで一つ大きな疑問が生じます。

 

不健康だったのにも関わらず、昔の人の体力は、異常過ぎるのです。

 

 

 

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昔の人の体力

 

 

ではまず、不健康な食生活をおくっていた昔の日本人の「体力」が、どのくらいのものだったのか見ていきます。

 

 

『Yahoo!知恵袋 江戸時代以前の剣豪や忍者の身体能力 現代のトップアスリートと比べて優れているのか? 劣っているのか?』より引用

 

 

優れている部分もあれば、という感じでしょう。とりあえず、スタミナと筋力に関しては昔の人々は異常です。

 

 

当時の飛脚たちの中で、さらに走るのが達者な人たちを「早道」と言っていましたが、宮本武蔵が書いた五輪書の中で「早道は1日で40~50里(160~200km)ほども走る」と書かれています。

 

 

同じく、日本に来た小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が、その飛脚たちの体力に驚愕。「どんな食い物を食ってるんだ」と見せてもらったら、握り飯が2つと漬物が数枚程度だと知りさらに驚愕。

 

 

そこで「よし、力を出すには肉だろ」と思い、その飛脚に試しに肉を食わせて走らせたら、胃もたれして全く走れなかった。小泉八雲は「日本人の食事は完成されている」と悟った…。

 

 

といった記録がありますので、おそらく事実です。

 

 

大体、現代人とは比較することが馬鹿らしいほど昔の人々は身体をよく使いました。
メールや電話もないし、車もチャリンコもないし、普通に生活すること自体がトレーニングでした。

 

 

 

『Yahoo!知恵袋 現代人は昔の人に比べて体力がない?』より引用

 

昔の人は非常に力もスタミナもありました。

 

 

お年寄りの女性でも、米を5俵(300キロ!)背負って山道を歩くことなんて当たり前でした。しかも自分一人で背負って降ろすことをしていました。300キロですよ!

 

http://w1.avis.ne.jp/~take8n/k-toh-8-1.htm

 

 

私の曾祖母も、60歳ぐらいのときでも、200キロぐらいは平気で背負って急な山道を歩いたそうです。

 

 

 

ちなみに、現代人では、若い男性でも1俵が背負えない人が多く、まして1俵とはいえ山道を歩ける人はそうはいないそうです。

 

 

さらにちなみに、山では、今でもボッカ(歩苛)といわれる荷物を背負って山小屋に物品を運搬する職業の人がいますが、尾瀬ヶ原のような比較的、緩やか、かつ平坦、かつ歩きやすい木道の登山道でさえ、120キロぐらいを限界として背負うそうです。

 

 

本格的な山の場合(急な坂道がある登山道の山)、80キロぐらいを限界として設定しているそうです。数十年前は、200キロぐらいを背負うボッカさんはいたようですが、今では健康面を考慮しているのかもしれませんが、その程度だそうです。

 

 

以前、NHKテレビで昔の山形県の農家の女性の米担ぎをやっていましたが、重い荷物を背負うのはコツのようなものがあるそうです。

 

 

でもかといって、300キロは現代人では鍛え抜かれた男でも無理じゃあないですかね?

 

 

 

江戸後期、上州(現在の群馬県)高崎の飛脚で弥助という脚力で有名な男がいましたが、彼はなんと高崎・江戸間(往復二百余キロメートル)を一昼夜で往復でき、そのため藩の御用を勤めるなど繁盛していたそうです。

 

 

 

また、あるとき、高崎藩で大坂に急用ができ、弥助はたったの3日で東海道を走破して大坂に行き、帰路も3日で帰って来たそうです。

 

 

現代では、舗装された緩やかな道路もトンネルも夜間の照明もありますが、それでも高崎~東京の江戸城近辺を24時間で往復でき、東京の江戸城~大阪を6日間で往復できる人なんて絶対にいないでしょう。マラソンの世界記録保持者でも無理ですね。

 

 

 

昔は、忍者はもとより軍使などでも急を要す場合は、まる3日間飲まず食わずで走り続けた例も多々あるようです。これは虚偽ではなく、距離や所要時間を計算した結果でも証明できるようです。

 

 

日露戦争の日本陸軍のある師団か連隊かは、戦争中、補給がうまくいかず、まる3日間食べ物どころか一適の水も飲まずに全員がかなりの激戦を戦いました。2日間程度でしたら、こういった例はけっこうあったようです。

 

 

明治時代、外国人が日本に来て馬車を雇い、二十数日間夜明けから暗くなるまで各地を走り回りました。その間、休憩時間といったら食事とトイレだけだったそうです。

 

 

その外国人が驚愕したのは、常に日本人の馬丁が馬と同じ速度で並走し、トイレと粗末な食事を食べている以外の時間は馬の世話をしていたことでした。世界中を旅行してきたその外国人は、日本人の異常なまでの体力に驚愕したそうです。

 

 

これらは私が知っている知識の中のいくつかの例であって、昔の人のレベルでは取り立てて特別なことでもなかったようです。現代人よりもよほど質素な食事で、スポーツ学もなかった時代、毎日のようにそんなハードな体力を使っていたのですから、まったく昔の人は驚異的です。

 

 

うーん、ただ、戦国時代は「人生50年」でしたよね。だから、三十歳時点では戦国時代の三十歳のほうが持久力も筋力もあるかもしれないけど、50歳だと現代人のほうが上だったりしないのかなあ。

 

 

要するに、筋力も持久力も強いけどその分老化も早い、みたいな。

 

 

今も、スポーツ選手や肉体労働を中心とした仕事をしている人は、そうでない人に比べて寿命がやや短い気がします。「どちらがいいのか」と言われたら微妙ですわね。

 

 

昔は咀嚼回数により顎が非常に発達していて歯並びがよかったらしい
今の人は噛まないので噛み合わせが悪くて力が弱いだの聞いた事がある

 

 

現代のプロスポーツ選手の中には改善のためマウスピース使う選手も居るらしいし
そういう面から考えると肉体的な平均ポテンシャルは高いのかも知れませんね

 

 

『Yahoo!知恵袋 江戸時代の日本人は、現代の日本人よりも身体能力や体力が高かったのですか?』より引用

 

>江戸時代の人は、足で山を平気で越えていたのですよね。

あ、それと江戸時代までの日本人は西洋式スポーツとは違う身のこなし方をしていた。これを「なんば歩き」と言って、非常に体に負担をかけない動き方でした。

 

 

これを現代に再現して、体の故障を予防したり、リハビリに応用したりしています。これも「なんば歩き」でググってみて。

 

 

今はみんな西洋式になってしまって、スポーツにはケガのリスクが付き物になってるね。

 

 

 

以上、気になる話をいくつかピックアップしてみました。

 

 

冗談みたいな話ですが、おそらくこれは嘘ではないでしょう。本当に昔の人は、とんでもない体力を持っていたようです。ここで、紹介した内容を簡単に書き出してみます。

 

 

 

  • トップクラスの飛脚は、一日で160~200kmほども走る。

 

 

  • 飛脚の食べ物は、おむすび2つ、漬物数枚だった。ところが肉を食べさせたところ胃もたれして早く走れなかった。それを見た小泉八雲は「日本人の食事は完成されている」と悟った。

 

  • お年寄りの女性でも、300キロの荷物を背負って山道を歩き、自分一人で荷物を背負って降ろすことができた。

 

  • 江戸後期、弥助という有名な飛脚が、高崎・江戸間(往復二百余キロメートル)を一昼夜で往復できた。またある時、東京の江戸城~大阪を6日間で往復した。

 

  • 忍者や軍使は、3日間飲まず食わずで走り続けることができた。

 

  • 日露戦争の日本陸軍のある師団か連隊は、まる3日間、飲まず食わずで闘った。

 

  • 明治時代の日本、馬車が二十数日間、夜明けから暗くなるまで各地を走った。休憩は食事とトイレだけ。日本人の馬丁は、馬と同じ速度で並走し、トイレと粗末な食事を食べている以外の時間は、馬の世話をしていた。

 

  • 昔は咀嚼回数により顎が非常に発達していて歯並びがよく、その噛み合わせのおかげで力が出せた。

 

  • 江戸時代までの日本人は、西洋式スポーツとは違う身のこなし方をしていた。「なんば歩き」という体に負担をかけない動き方をしていた。

 

 

 

改めて見てみると、凄い体力です。どうして彼らはこのような体力があったのでしょうか。

 

 

「外国人が驚いた」ということですから、特に昔の日本人の体力が凄かったという事ですね。(外国人の体力はわかりませんが)。

 

 

 

この力の源は何なのでしょう?

 

 

 

よく言われるのが「食べ物」です。

 

 

 

「おむすびと漬物の話」にもあるように、外国人がこれを見たら、「日本人のこの体力は、食べ物のおかげだ」と思いたくなるんだと思います。

 

 

いや、外国人だけでなく、現代人でも「昔の人の体力は、食べ物のおかげじゃないか」と思ってしまいます。

 

 

 

しかし、私は食べ物は関係ないと思いました。

 

 

 

老婆が300kgの荷物を背負う時点で、食べ物とか、もはや関係ありません。おそらく全く別のところに理由があるとしか考えられません。

 

 

 

なんでもかんでも食事や栄養に結び付けて考えようとすると、説明がつきませんし、ハッキリ言って、例えどんな食事をしていても、私は300kgの荷物を担いで山道を歩く自信がありません。ご飯だろうが、肉だろうがです。

 

 

 

ご飯と漬物でこの体力が出せるなら、現代の偏食の人でも、この体力が出せるはずです。

 

 

 

というわけで、食事以外で、昔の人の体力の秘密を考えてみました。思いついたのは2つです。「アドレナリン」と、「酸素濃度」です。

 

 

 

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仮説1:常にフルパワー

 

 

これらの異常な体力を読んで「火事場の馬鹿力」が重なりました。常にフルパワーを出せていたのでは?と思ったのです。

 

 

『医教コミュニティ つぼみクラブ 人体のフシギ | 第41回 火事場の馬鹿力は本当に出るのか?』より引用

 

 

★「火事場の馬鹿力」は本当に出るの?

 

 

私たちの身体には、たくさんの筋肉や骨が存在しますが、これらのパワーを100%発揮した状態で身体を動かし続けると、筋肉や骨にかなりの負担がかかったり、莫大なエネルギー量を消費したりするため、身体はボロボロになってしまいます(身体がいくらあっても足りない!)。

 

 

そのため、筋肉や骨の損傷を防ぐために、人間の脳にはあらかじめ安全装置(リミッターともいいます)がかけられており、意識的に発揮できるパワーに制限が設けられているんだとか。

 

 

つまり普段は、自分の意識の中で「これ以上はムリでしょ」と感じるところまでしかパワーが発揮できないようになっているのです(最大でも70~80%程度)。

 

 

ところが、緊急事態の場面に遭遇すると、脳の安全装置が解除され、アドレナリンがドドドーンと大放出!「これ以上はムリでしょ」と感じる限界を超えて、本来備えられている潜在的なパワーが発揮されるようになるんです。

 

 

ちなみに、アドレナリンとは、副腎髄質から分泌されるホルモン(神経伝達物質)。興奮した時に血液中に大放出され、身体のエネルギー代謝や運動能力を高めるんだよね。

 

 

★火事場の馬鹿力を出すと人体はどうなる?

 

 

100%全開でパワーを発揮すると、筋肉や骨にはかなりの負担がかかります。また、緊急事態の場面ではケガを負うことも十分ありえますよね。

 

 

火傷をしたり、骨折をしたり......、あぁ~想像するだけで痛そう(泣)。

 

 

ところが不思議なことに、火事場の馬鹿力が発揮されている間は、痛みを感じないことが多いらしいのです。

 

 

 

これなら、小柄な人でも力が発揮できるのではないでしょうか。

 

 

 

ただ、この「火事場の馬鹿力」ですが、一応定説では、緊急時に出せる事になっています。

 

 

しかし、これに近い事がもし、自分の意思でいつでも出せたらどうでしょうか。

 

 

出来ないという大前提にはなっていますが。

 

 

ドラゴンボールで例えるなら、キレてスーパーサイヤ人になるのではなく、「コントロールして常にスーパーサイヤ人でいる状態」です。

 

 

先程紹介した記事の中にも「昔の人は筋力も持久力も強いけど老化も早い。現代でも肉体労働をした人は寿命が短い」といった記述がありましたが、これも「火事場の馬鹿力」と共通しています。

 

 

 

さらに、「噛み合わせ、身のこなし等、体の使い方が違う」ともありました。その辺にも何か秘密があるのかもしれません。

 

 

 

それと、脳の安全装置の解除には、「アドレナリン」が大量に必要だそうです。

 

 

 

緊急事態に放出されるそうですが、昔の人って、緊張感の連続だったと思います。山道なんて獣が出るわけですから、常に緊急事態です。

 

 

 

平和ボケしている現代人と違って、「アドレナリン」の分泌量は半端なかったと考えられます。

 

 

 

仮説2:環境が違う

 

 

突拍子もない話ですみませんが、あくまで「仮説」として読んで下さい。

 

 

 

特別な訓練を受けていない普通の一般庶民が普通に凄かったわけです。

 

 

 

ということは、「全員、均等に力が湧く環境」が、当時の地球や、日本列島そのものにあったのかもしれません。

 

 

 

300kgの荷物を自分が背負う事を想像した時に、「どうやったらその荷物が楽に背負えるだろう」と考えました。最初は「重力が軽かったら楽だな」とか思っていたのですが、現実味が0です。

 

 

 

で、「酸素濃度が今と違っていたらどうだろう」と考えたのです。すると「酸素濃度」は本当に変わってきているようです。

 

 

 

『Slownet 第2期 第51回 人間を活かす源・酸素の濃度が下がってきた ~呼吸と酸素の健康法(1)~』より引用

 

 

江戸時代は酸素濃度が29%くらいあったと考えられています。

 

 

また、昭和30年代でも26%はあったと考えられています。

 

 

また私が理科で習った酸素濃度も22%でした。

 

 

いまは都内では20.6%位です(最近代謝の装置を使うので実測していますが、こんなものです)。江戸時代と比べると、いまの都会は低酸素状態と言えるほどです。

 

 

 

これは凄い違いです。「江戸時代にどうやって酸素濃度を測ったんだ」と突っ込みたくなりますが、仮にこれが本当だったら、人間はどう変わるのでしょうか。

 

 

 

『yahoo!知恵袋 酸素と運動について』より引用

 

酸素濃度が高い空間では、酸素を使ってのATPという細胞のエネルギー源が活発に作られますので、身体能力、とくに心肺機能を必要とする運動が向上することが考えられます。

 

 

通常大気に含まれる酸素は20%なので、1、2%上がると効果が見られるでしょうね。

 

 

しかし、25%程度の酸素濃度の空間に長い時間いると「酸素酔い」という現象が起こることがあります。これは血液に溶けた酸素濃度があまりに上がってしまうと身体がその変化についていけず、脳が混乱して恒常性を保てなることが原因です。

 

 

25%を越えるような酸素濃度ではその症状はより強くなり、100%濃度だと一呼吸で意識を失うくらいだそうです。

 

 

酸素は人間にとって欠かせない必要なものですが、同時に毒にもなりうるというわけですね。

 

 

エネルギー物質「ATP」については以下をお読み下さい。

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

高すぎても低すぎても良くないけど、酸素濃度によって人間の身体機能が変わるというのは、信憑性がありそうです。

 

 

 

 

また、酸素濃度が高い昔は、疲労が蓄積しにくい環境だったと言えます。

 

 

 

現代でも酸素カプセルを使えば、同じ環境を再現できます。

 

 

 

 

『抗酸化環境回復サロンAir 酸素カプセルの効果《詳細版》疲労回復・怪我の早期回復』より引用

 

疲労は筋肉に乳酸という疲労物質が蓄積されて感じるようになっています。

 

 

 

酸素カプセルに入ると血中乳酸値が76%軽減されるそうです!

 

 

 

カプセル内で取り込んだ溶解型酸素が、乳酸などの疲労物質を分解し体外へ除去してくれる働きを持っているのです。

 

 

 

「外国人が日本人の体力に驚いた」という話も、森林が多い日本列島が他の地域に比べて酸素濃度が高かったと考えれば説明がつきます。

 

 

 

ただし、これについては、調べが足りないので、まだなんとも言えません。あくまで仮説です。

 

 

 

ちなみに、最近では、乳酸は疲労物質ではないから悪い物質ではない...という意見をよく見かけるようになりました。しかし、そういう人は乳酸のデメリットを語らないので注意が必要です。詳しくは以下の記事をお読み下さい。

 

 

乳酸のエネルギー源としての働きと、疲労との関係について分かりやすく説明してみた

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

 

 

そして最後に、おむすび(糖質)のエネルギーについてお話します。

 

 

 

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糖質のエネルギー

 

 

「おむすび(糖質)を食べたら超人になれるかどうか」は、ひとまず置いておいて、ここでは、糖質の性質について話しておきます。

 

 

 

糖質は、すぐにエネルギーとして利用できるという特徴があります。

 

 

 

  • 飛脚の食べ物は、おむすび2つ、漬物数枚だった。ところが肉を食べさせたところ胃もたれして早く走れなかった。それを見た小泉八雲は「日本人の食事は完成されている」と悟った

 

 

 

何故、このような事が起きるのかは、以下が参考になります。

 

 

 

『低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告 どうして糖質の味を人は好むのか?』より引用

 

 

人間に限らず、我々動物にとって、三大栄養素というのは糖質、タンパク質と脂質です。

 

 

でも、この中で最も効率の良い、すぐにエネルギーとして利用できる栄養素は糖質なのです。後の二つの栄養素は糖質ほど効率よくすぐに栄養として活用できないのです。

 

 

ずっと以前に、第二次大戦前に日本人がマラソンで好成績を残した時に、日本人はレース前におにぎりを食べて、欧米人はステーキを食べて、スタミナは日本人の方が長く続いたという話がありました。

 

 

それ以来、欧米人も長距離走の前の栄養補給は炭水化物にするようになったという話、本当かどうかわかりませんが子供のころに母から聞かされたことがあります。

 

 

その時は、それほどお米というのは優れた食べ物なんだよ、残さないでしっかり食べなさいと言われたわけでしたが。

 

 

 

食べてすぐにエネルギーになる。

 

 

 

この即効性が糖質の特徴です。

 

 

 

飛脚のように、「さあ、食べて動くぞ!!」という人達には、すぐにエネルギーになる糖質が使えるのです。

 

 

 

だから、スポーツを生業とする人達が、「すぐにエネルギーになる糖質を排除する糖質制限」を批判するのです。

 

 

 

彼らはあくまで「スポーツに勝つこと」が第一目的であり、健康は二の次です。(もちろん健康も考えていると思いますが、スポーツに負けてまで、健康に執着していません。だから「糖化」を無視するのです。)

 

 

 

『AERA dot.「生理がなくて一人前」!? 女性アスリートへの誤解、産婦人科スポーツ医が警鐘』より引用

 

 

女子選手を支える産婦人科医の重要性が高まっている。

 

 

というのも、生理がこないのを無視したまま、トレーニングや競技生活を続けることによって、深刻な故障や体調不良を引き起こすケースが相次いでいるからだ。

 

 

特に注目されているのが、「利用可能エネルギー不足」「無月経」「骨粗鬆症」。

 

 

いわゆる「女性アスリートの三主徴」と称される健康上の問題だ。

 

 

 

これは女性アスリートの話ですが、健康を犠牲にして記録を取っていることがよく分かります。

 

 

 

 

生理がこないのを無視したまま・・・とありますが、「生理がなくて一人前」という考えをする指導者も少なくないそうなので、アスリートもそうなってしまうのです。

 

 

 

スポーツの指導者は、勝たせる事が仕事です。

 

 

 

勝つために必要なら、将来体を糖化(細胞を劣化)させる糖質も推奨します。

 

 

 

そこを分かっていない人が真に受けて、「やっぱり、健康の為に糖質も必要なんだ」と、流されるのですが、注意して下さい。

 

 

「体を損ねてまで勝ち負けに拘らない人」、「健康目的の人」が、参考にする必要はありません。

 

 

 

赤血球やグリア細胞など、ブドウ糖に依存している細胞があるので、糖質も少しは必要です。しかし、食事から摂らなくても「糖新生」という機能によって合成することができます。

 

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

 

また、彼らスポーツを生業にしている人は、常に激しい運動を前提としているので、糖質を食べても「いち早く、上がった血糖値を下げる環境」があります。

 

 

 

普通の人はそこまで運動しませんから、運動量が少ないぶん、彼らより高血糖が長く続くということです。普通の人が、スポーツ選手より、高血糖の害を受けやすいのは間違いありません。

 

 

 

運動量が半端ない飛脚もスポーツ選手と同じです。血糖値もすぐ下がるでしょうから、現代人のように大きな害を受ける事はないでしょう。

 

 

 

しかし、高血糖を押さえられても、「糖化」は避けられません。スポーツ選手も、飛脚もです。

 

 

 

いずれは「糖化」します。昔の人が、体力はあっても老化が早いのは、そういう理由もあります。

 

 

「すぐにエネルギーになる」というのは、燃料としての効能であって、健康的な効能ではありません。

 

 

しかし、目の前でバリバリ働かれたら、健康的に見えますから、とても優れた栄養素に見えます。

 

 

 

でも、実際は違います。

 

 

 

「肉を食べると胃もたれして調子を崩す」...というのは、糖質の食べすぎによる胃の糖化です。過去に私にも起こった症状です。でも、ほとんどの人は、これが糖質のせいでなる事を知りません。

 

 

 

だから、エネルギーのメリットばかりに注目するのですが、そのツケは大きいです。

 

 

 

「飛脚は、血糖値が上がっても、運動量が半端ないから、現代人よりは高血糖の害が少ない」と言いました。しかし、糖質を食べる事によって確実に体が糖化していたのです。

 

 

 

本記事では「昔の人の体力」についてお話しましたが、以下の続編では、「昔の人の健康状態」「飛脚の胃の糖化」について詳しくお話しています。必ずしも「体力=健康」ではないことがお分かりいただけると思います。

 

 

 

昔の人vs現代人、健康で体力的に強いのはどっちか比較してみたへ続く

 

 

 

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人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【後編】

人間の食性が何であるかを考える時、多くの人は、人類の歴史を語り、人間が進化して現在の食性になったことを説明します。

 

 

ですが、前回はあえて、そもそも進化はあるのか?という視点で、チンパンジーが猛獣で人間とかけ離れている事、生物は生きるために必要な能力を最初から備えている事についてお話しました。

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

この記事を読んで、少しでも「進化論」に興味を持っていただければと思います。

 

 

 

ここで、「進化論」について基本的な事を。

 

『wikipedia 進化論』より引用

 

進化論(しんかろん、英: evolution theory)とは、生物が進化したものだとする提唱、あるいは進化に関する様々な研究や議論のことである。

 

生物は不変のものではなく長期間かけて次第に変化してきた、という仮説(学説)に基づいて、現在見られる様々な生物は全てその過程のなかで生まれてきたとする説明や理論群である。

 

進化が起こっているということを認める判断と、進化のメカニズムを説明する理論という2つの意味がある。

 

なお、生物学における「進化」は純粋に「変化」を意味するものであって「進歩」を意味せず、価値判断について中立的である。

 

進化は実証の難しい現象であるが(現代では)生物学のあらゆる分野から進化を裏付ける証拠が提出されている (詳細は、進化の項目も参照のこと)。

 

初期の進化論は、ダーウィンの仮説に見られるように、画期的ではあったが、事実かどうか検証するのに必要な証拠が十分に無いままに主張されていた面もあった。だが、その後の議論の中で進化論は揉まれて改良されつつある。

 

現代的な進化論は単一の理論ではない。それは適応、種分化、遺伝的浮動など進化の様々な現象を説明し予測する多くの理論の総称である。現代の進化理論では、「生物の遺伝的形質が世代を経る中で変化していく現象」だと考えられている。

 

時間をかけて変化をし、その変化の中で現在の生物が生まれた・・・という理論が「進化論」です。

 

ですが、その進化の途中の変形中の化石は、残念ながら見つかっていないのです。

 

 

もし本当に進化という現象があって、例えば、[A]という生物が[C]という生物に変わったのなら、その間の[B]という生物が存在していたはずです。そして、存在していた事を証明する化石が見つかるはずです。

 

しかし、あるはずの[B]の化石が見つかってないのです。つまり、[B]は存在していなかったということです。

 

 

[A] → [B] → [C]

 

 

従って、[A]が[C]になる為には、いきなり大規模な変化をしなければなりません。

 

 

[A]という生物が、[B]という生物をすっ飛ばして、[C]という生物に突然変異したのだとしたら、[A]が[C]を出産するということになります。でも、普通に考えて、それはありえません。

 

 

同じ種の奇形を生むことはあっても、全く違う種を生むことは無理でしょう。

 

 

例えば、「普通のメダカ」が、「だるまメダカ」や「アルビノメダカ」を生むことはあるかもしれませんが、「普通のメダカ」が「グッピー」を生むことはありません。

 

 

もっと言えば、一匹だけ「だるまメダカ」がいても、「普通のメダカ」の多い水槽の中に入れれば、その特徴が安定して受け継がれる可能性は薄いでしょう。

 

 

生物が変化するという「進化論」は、ちょっと考えたら穴が見つかるのですが、ほとんどの人は「おかしい」とは考えないようです。

 

次は、その理由について、思いつくことをお話します。

 

おそらく、「進化論」を当然のものとして受け入れ、否定しないのは、宗教っぽくなるからです。

 

 

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進化論 VS 創造論

 

 

「進化論は信じない」・・・となると、もう1つの有名な説である「創造論」が浮上してきます。それを信じる気も起きません。

 

 

 

多くの人が「進化論」を否定できないのは、それをしてしまうと、「創造論」を信じているみたいに言われるので嫌なのだと思います。

 

 

だから「進化論」に対して「本当にそうなのだろうか」、「おかしいな」と思ったとしても、あえて触れないか、選ぶとしたら、消去法で残った「進化論」に落ち着くのだろうと思います。

 

「創造論」を信じる者は思考停止しているみたいですし、「進化論」の方を支持している方が論理的な感じがしますから。しかし、「創造論」が信じられないから、「進化論」が正しいと決めつけて疑わないのもまた、同じく思考停止です。

 

 

私はどちらも信じていません。だから、「創造論」か「進化論」か・・・と、どっちか1つに迫られるのが嫌です。

 

 

別に、片方が嘘っぽくて信じられないからといって、もう片方を無理矢理信じる必要はないと思います。わからないなら、わからないでいいんじゃないでしょうか。「否定するなら、代替を出せ」と思われるでしょうか、これは会議ではありません。真実を求める時に、答えを無理矢理求めるのは愚の骨頂です。

 

 

だから、私はどちらも支持していませんが、「生物は最初から今の形をしていた」、「何故かはわからないけど、人間も最初から人間だった」という考えです。何論を信じているというわけではありません。

 

 

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今のところ支持できる説はない

 

 

「人類の起源」について、進化以外の説が以下です。さすがに普通の日本人は、これらの説には納得しないでしょう。

 

 

■人間は創造主が造った

■人間は宇宙人が造った

 

 

「進化論」を否定すると、とたんに宗教的、SFちっくな話になってしまいます。これはこれで信憑性に欠けます。「進化論」を支持したくなる気持ちはわからなくもありません。

 

私は、「進化論」は嘘っぽいなと思いますが、かといって、人間は未知の存在が創ったとも思えません。

 

 

「人間の祖先と、チンパンジーの祖先は同じ」ということになっていますが、仮にその祖先が、人間に進化できたとします。でも、そうなった場合、人間になった時に「元々備えていた身体能力」は一体どこへ行ってしまったのでしょう。

 

「人間の祖先」が「チンパンジーの祖先」と同じなら、また、野生の中で生きていたなら、相応の身体能力があったはずですが、それが人間には残っていません。わざわざ弱小に進化したのでしょうか。現在の人間は、アスリートがそれぞれの得意分野で野生動物に挑んでも勝つのは難しいと思います。

 

ここまで弱くなったとしたら、進化ではなく退化です。わざわざ弱く変わったの?と思ってしまいます。

 

もし意図的に生物を創る場合、製作者はもっと能力の高い動物を創ると思いませんか?知能も高い、身体能力も高い、生物を創るはずです。なんでわざわざ、身体能力を弱くしたのか意味がわかりません。創れるのであれば、体力だけでなく、それこそ、肉も植物も消化できる内臓にだってできるはずです。

 

 

このような理由から、どちらも否定したら元も子もないですが、私はどちらも肯定する気にはなれません。進化したという説も、創ったという説も、信じていません。

 

 

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人間の体にある「退化した」と思われる痕跡

 

 

人間の身体能力が、何故劣っているのか、これは退化じゃないのか・・・と書いたのでついでに言わせていただきます。疑わしい面もある「進化論」ですが、反面、信憑性がある部分もあります。それが「退化」です。

 

 

「進化」や「退化」が本当にあると思ってしまう理由の一つに、まれに「退化と思われる痕跡」が体に見られることです。

 

 

以前、産まれつき、小さい尻尾のようなものが生えている人がテレビで紹介されていました。そこで、「人間がサルだった時の名残だ」とか、「人間は尻尾が退化した」と言われると、妙に納得してしまいます。

 

 

それを見て、退化してる、ということは進化もある、生き物は変わっているんだと思ってしまうのです。

 

 

尻尾は生ではお目にかかれないレアなケースです。しかし、「退化」を感じさせる現象はこれだけではありません。わりと簡単に見ることができます。

 

 

●顔が細くなっている

例えば「最近の若い人は硬いものを噛まなくなった事で顎が細くなった」というのも、「退化」に信憑性をもたせる話の一つです。実際、昔の日本人の映像を見ると、顎まわりがガッチリしています。とくに最近の役者が時代劇の格好をすると、顎が細すぎて少し違和感を感じます。

 

(追記)これについては、「退化」ではなく「栄養失調」の影響でした。妊娠中の母親が栄養不足だと、生まれてくる子供の上顎の横幅が上手く成長しないことがあります。栄養の中でも特に「鉄」が必要なのですが、現代の女性は鉄不足です。詳しくは以下をご覧下さい。

 

子供の歯並びが悪くなる真の原因。骨格的な不正咬合の予防は母親にかかっている

 

骨格が原因の鼻詰まりは子供の時の成長で決まる。口呼吸が招く脳への悪影響

 

何故、現代人の顔は細いのか?子供の骨格が正常に成長する為に必要な条件とは

 

 

●脚が長くなっている

「最近の日本人の足が長くなった」という説ですが、これについては私は、食や退化というより、「お行儀をしなくても良くなった事」が大きいと思います。あれは相当体を圧迫する行為なので、開放されたら、足も成長しやすくなるのではないかと思います。機械があるので、昔ほど重いものを持つことも減ったので、成長しやすいかもしれません。

 

 

●足の小指の関節が減る

日本人は「足の小指の関節」が一つ足りない人が多いそうですが、これも「退化」を連想させる身近な例です。

 

 

果たしてこれらを「退化」と呼べるのかはわかりませんが、この程度の変化はあるようです。でも「種の壁」を越える程の変化ではありません。

 

「退化」したと言われる部分を見ると、「我々動物は変化していくものだ」という気になります。また、「退化」があるのなら「進化」だってあるだろうとも思います。だから霊長類が人間になったと思ってしまうのです。

 

 

進化論は嘘のような気もするし、本当のような気もしてきます。もしかしたら、半分が嘘で半分が本当なのかもしれません。

 

 

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進化論を疑う最大の理由

 

 

2回にわたって、「食性」の話から、「進化論が本当かどうか」について考えてみました。

 

 

「人類の進化」を前提に「食性」や「体の構造」を語るケースがほとんどですが、

 

 

進化自体が怪しいのだから、かなり信憑性が低い・・・と考える人が増えたら、面白いのではないかと思います。

 

 

ただ、世間の常識となっている「進化論」を疑えば、「トンデモ論」扱いになるので、普通の頭の良い人は言い辛いかもしれません。

 

私がそれでも疑うのは、世間一般で信じられている歴史が、インチキではないかと思う事が度々あるからです。

 

 

古代の遺跡が発見されて、注目が集まった時に、誰が見ても人工の形跡があるにも関わらず、専門家が「これは自然に出来たものです」と言い張る事があります。

 

 

私は素人ですから、以前は、「ああ自然のものか...」と専門家の言う通り思っていました。ですが、そういう事が何度も続くと、専門家の言う事が段々胡散臭く思えてきます。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

歴史に嘘が多いという事は、進化論が嘘だったとしても不思議ではないです。従って、納得のいかない事を無理矢理納得するべきではありません。

 

 

そして、このような事は歴史だけではありません。

 

 

「動物性の食材は消化に悪くて、植物性の食材は消化に良い」という説だって、真実は間逆です。

 

 

なのに、頑なに変えようとしません。「食べたものを実際に吐いて、消化具合を確認する」という、極めて単純な実験すらせずに、「胃が悪い時は消化に良いお粥を食べましょう」等と言うわけです。

 

 

同じように進化論を語る専門家の中に、そういう人がいても不思議ではありません。

 

 

そういうわけなので、私は進化論をベースにしたお話をする事はありません。「進化論は真実である」と納得できる説に巡り合えれば話は別ですが。

 

 

チンパンジーを参考にしてはいけないと思うのは、進化がないとしたら、人間がチンパンジーと親戚じゃないこともあるからです。

 

全く違う動物を参考にしても意味がありません。

 

 

人間がどうやって誕生したかは私にもわかりません。ですが消去法で、現段階では、「人間は最初から人間で、最初から今と同じだった。動物食性だった」と考えています。

 

 

「進化論を否定するなら別の説を出せ」と言われれば、出せません。真相がわからないからです。ですが、進化論は仮説であるということだけは強調しておきます。

 

 

結論を焦る必要はありません。慎重に考えていけばいいのです。

 

 

(追記)この話の続編はこちらです。

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

 

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