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- 健康食品・サプリメント - 見解
ビタミンやミネラルをしっかり摂ろうと思ったら、サプリメントや食品から摂ることになります。
食品の場合、ビタミンやミネラルが豊富なのは、やはり野菜や果物ですね。
野菜も果物も、世間一般では「健康的」なイメージです。
しかし、それは半分正解で、半分間違いです。
何故なら、野菜や果物には、健康に必要な「ビタミン」や「ミネラル」が豊富に含まれていますが、体に害を与える「糖質」も多く含まれているからです。
これらを摂る時には、メリットだけでなくデメリットも摂っていることを忘れてはいけません。
その事に気が付かず、「ビタミン」や「ミネラル」の欠乏を恐れるあまり、健康目的で野菜や果物を摂ると、逆に糖質を過剰摂取してしまう可能性があるので注意して下さい。
私は、健康に気をつけたいなら、ビタミンやミネラルの欠乏を何とかしようとするより、先に糖質の過剰摂取の方を治した方がいいと思います。
糖質の過剰摂取を治さない状態では、何をしても効果が半減するからです。
それは、例えるなら、穴の開いたバケツを塞がずして、水を注ぐようなものです。
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気付かない害
世の中には、「白砂糖は悪だが、黒砂糖や蜂蜜はOK」とか、「砂糖は体に悪いが、植物性の食品は体に良い」という話があります。
一見、どこにでもありそうな健康の話ですが、
実はこれ、矛盾しています。
白砂糖も、黒砂糖も、蜂蜜も、野菜も、果物も、全て同じだからです。
何が同じかというと「糖質」が含まれていることがです。これらは、形も味も違いますし、含まれているビタミンやミネラルも違います。
しかし、「糖質」を多く含んでいることだけはどれも共通しています。
「砂糖の糖質」で起こる事は、「他の植物性の食品の糖質」によっても起こります。だから、「砂糖(糖質)を摂るのが悪い」のなら、同じように「他の植物性の食品(糖質多い)も悪い」ことになります。
しかし、「白砂糖を否定しながら、一方で、他の植物性食品を肯定する人」は結構おられます。
白砂糖には厳しいのに、多くの植物性食品に含まれる糖質は、何故か無視なのです。
その理由に「白砂糖は精製されていてミネラル・ビタミンがないから悪い」を挙げられます。
違うだろ
・・・と、言ってやりたいです。
砂糖が悪い一番の理由は「糖質」だからです。
ビタミンやミネラルがただないだけでは、何も起こりません。プラスにもなりませんがマイナスにもなりません。
しかし、「白砂糖は精製されてミネラル・ビタミンがないから悪い」という理屈を聞いたら、知らない人は「ビタミンやミネラルがある甘味料なら安全」な気がしてくるでしょう。
というよりも、ビタミンやミネラルが強調されると、「糖質は体にダメージを与える」という本質が忘れられます。
こうして、いつの間にか、問題がミネラル・ビタミンの話にすり替わっていきます。
ビタミンやミネラルの必要性を強調するのはいいのですが、私からすると、このような話の展開は「糖質の害」の話を煙に撒かれた気分になります。
チャラにはならない
質のいい土壌で育った植物性の食品は、ビタミンやミネラルが豊富でしょう。
ですが、「ビタミン・ミネラルがあるから、糖質の害はチャラ」というわけにはいきません。
穀物でも野菜でも果物でも、「1つの固体」の中に様々な栄養が一緒に含まれているので、メリットのある栄養も、デメリットな栄養も、同時に取ることになります。
財産だけでなく負債も相続するようなものです。
実は、野菜や果物というのは、負債の方が大きいのです。
サプリメントの場合は、狙った栄養素を単体で摂ることも可能ですが、食品はそのようなことは出来ません。野菜や果物を食べれば、メリットとデメリットの両方を同時に取り込むことになります。
メリットが輝いて見えても、デメリットが消えるわけではありません。
ですが、「野菜や果物はヘルシー」と、メリットばかりのように宣伝されているので、多くの人は「その影に隠れる糖質のデメリット」を、無かった事のように感じていることでしょう。
植物性の食品に、いくらビタミンやミネラルが豊富に含まれていても、抱き合わせで「その量をはるかに上回る毒物」を摂取すれば、体には負担がかかります。
しかし、その情報を教えずに、メリットばかりを強調すれば、みんな「健康の為に」とこれらをバクバク食べます。害はないと信じているので、とんでもない量の糖質をとっている事にも気付かないのです。
過去の私も例外ではありません。野菜や果物に含まれている糖質に油断していました。
私は健康にいいと信じて、緑黄色野菜のポタージュスープを毎日飲んでいました。
スープメーカーで作っていたので、生クリームとか余計なものを入れなくても、野菜だけで美味しく仕上がります。偏らないように、人参、かぼちゃ、トマト、さつまいも、カリフラワー、ほうれん草など、緑黄色野菜をメインに、その時々で色んなものを混ぜていました。
上手いんですよ、これが。
ビタミンやミネラルが豊富に摂れると思っていたのでガブガブ飲みました。
その糖質量...
今考えたらゾッとします。
このように、ビタミンやミネラルばかりにこだわると、「気にしなければならない糖質」の存在を忘れてしまいます。
そしてメリットばかり強調するのは悪質だということがお分かりいただけると思います。両方伝えて、その上で選択させればいいのに、そうしないから選択を誤るわけです。
給料が今月から10万円上がっても、今月からギャンブルで20万円浪費したら意味がありません。それよりは「給料は今のままだけど、浪費なしで真面目に過ごす」方が、安全な生活が送れます。
また、「給料は多いけど、暴力を振るう旦那」より、「給料は少なくても、暴力を振るわない旦那」の方が、幸せになる確率は高いでしょう。
メリットに飛びつく前に、「抱き合わせで付いてくるデメリット」が、どんなものなのかまで考える必要があります。
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糖質の害を避けることは重要
糖質の害は軽く見られているので気にする方は少ないかもしれません。
しかし、糖質は「糖化」、「癌」、「感染症に弱くなる」・・・等、慢性疾患の原因になります。
(追記)ここで、「糖質が体に与える影響」について一部を紹介します。
- 多くの人がなる本態性高血圧の原因は「塩」ではなく「糖質」です。
血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療
- 癌の原因は、糖質が分解されてできる「ブドウ糖」を代謝する時に発生する「乳酸」の蓄積です。
余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!
- 糖化は全身を細胞レベルで弱らせます。
ビタミンやミネラルが欠乏する事によって起こる病気もたくさんあるので、「ビタミンやミネラルを全く気にするな」とは言いません。
ですが、現代人にとって一番の問題は、ミネラル・ビタミンが足りない事よりも、糖質という(人間にとっての)毒物に絶えず晒されている事だと思います。
「借金を抱えている人」が一番にしなければならないのは、無駄な出費をカットする事です。
同じように、健康も「体にダメージを与えるもの」をまず止める。その方が効率よく改善できます。
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ビタミンやミネラルが欠乏する原因
私が、ビタミンやミネラルの欠乏を心配するよりも、先に体が糖質の害を受けているかどうかに注目した方がいいと思う理由は他にもあります。
まず、ビタミンやミネラルが欠乏する2つの理由を見てください。
- ビタミン・ミネラルの摂取量が少ない
- 摂取量は足りているが、糖質の過剰摂取で、せっかく摂ったビタミン・ミネラルが消費される
糖質には後者のようなデメリットもあります。
私は、「現代人のビタミンやミネラルの欠乏」の主な原因は、「糖質の過剰摂取」にあるのではないかと疑っています。
ビタミンが不足して壊血病になった「昔の船乗り」と違い、現代は十分過ぎるほどの食料があります。例え土壌の質が低下して、1つの食材の栄養の量が昔より減っていたとしても、それを補うほどの量は食べているはずだからです。
それなのに不足するのは、どこかから摂取した栄養が漏れ出している可能性があります。
それか、食べただけで、最初から栄養が吸収されていないということも考えられます。
そもそも、植物性食品は人間の消化器官には適していないのですから、そのような現象が起こっていたとしても何の不思議もありません。
意味のない栄養の摂り方
糖質は栄養泥棒・・・という言葉があります。
上手いこと言うなぁ・・・と思いました。
「糖質」は体内で分解されて、エネルギーとして使われる時に、ビタミンやミネラルを消費します。
野菜や果物を摂ると、ビタミンやミネラルと、同時に糖質も摂ってしまうと言いました。
しかし、それだけではなく、せっかく「健康の為に」と思って摂ったビタミンやミネラルが、「糖質」にとられてしまうのです。
正に泥棒です。栄養だけでなく、食費やサプリメントのお金ももったいないです。
糖質を過剰に摂りながらだと、ビタミンやミネラルを摂っても取っても意味がありません。
貧乏なのは給料が少ないからとは限りません。例え給料を沢山貰っていたとしても、それを上回る浪費をしていたら、例え毎月100万稼いでも貧乏なのです。
ビタミンやミネラルの消費を上回る量をサプリで補えばいいのかもしれませんが、かなりお金がかかります。
経済的な視点からみても、そのような無駄な事をするより、糖質の摂取量を見直した方が良いと考えます。
昔の私は「糖質の処理にビタミン・ミネラルが使われている」という知識が無かったので、他のことには気をつけても、糖質の過剰摂取だけはそのままでした。その結果、せっかく摂ったビタミンやミネラルがパクられまくっていました。
- ビタミンやミネラルを摂る為に野菜や果物を食べるが、そこに含まれている糖質を消費するために、ビタミンやミネラルを浪費する
- 高いお金を払って健康食品を買うが、糖質を大量に食べるので、健康食品から摂ったビタミンやミネラルが使われる
ビタミン・ミネラルはただでさえ不足しがちな栄養素です。それを「糖質の代謝」という作業で浪費してしまってはもったいないと思いませんか。
給料をもらったら、何かを買ったり、家を直したり、出来るだけ建設的に、自由に使いたいですよね。栄養素だって、せっかくいい栄養素が体の中に入ってきたら、体を修復したり等、建設的な事に使いたいものです。
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枝葉ではなく本質を見る
「メリット」よりも「デメリット」の方が大きい場合、注意が必要です。
何度も言いますが、ビタミン・ミネラルに注目するのはいいですが、本質を「糖質」から逸らすべきではありません。
糖質から話の本質がズレるから、ビタミン・ミネラルのあるなしで、揉めるようになります。例えば、
白砂糖はダメ、でも黒砂糖はいい、てんさい糖はいい、蜂蜜は・・・等と。
また、「砂糖」と、「他の糖質を含む植物性の食品」を別の物として区別すると、混乱と誤解を招きます。
これらにどんな栄養素が含まれているのかをみていくと、「ビタミンやミネラルがついているか、ついていないか」という違いはありますが、どれも姿が違うだけで「糖質」と「糖質」です。
片方は何も被っていない剥き出しの状態、もう片方は野菜や果物という皮を被っている状態・・・違いはそれだけです。
「狼」と「おばあさんに化けた狼」は同じなのです。
「糖質をとっても、そこにビタミンやミネラルが含まれていればOKだろう」「植物ならセーフ」と思いたい人達が、問題の本質を「糖質」からそらす為に、ミネラルやビタミンを過剰に強調していますが、「問題視しなければならないところ」を間違えてはいけません。
ただ、「少しなら大丈夫な事にしよう」、「糖質は食べても大丈夫という理屈が存在すればいいな」・・・という気持ちは理解できます。
お菓子も、野菜も、炭水化物も、果物も美味しいですから。
甘いものが大好きな私も、かつては、人生から甘いものを切り離したくなくて、糖質の害にあえて注目せずに、甘味料の種類にこだわりました。
砂糖じゃなくて、オリゴ糖、甜菜糖、ココナッツシュガー・・・
安心して甘い物を食べる為に、なんとかして、よりマシな甘味料を探しましたが、どんぐりの背比べでした。糖質は糖質です。
どこで金を借りても、借金は借金です。こっちの方が利子が少し安いとか、多少の違いはあるでしょう。しかし、借金自体を止めないと、基本的にどこで借りても生活は苦しくなります。よりマシな甘味料を探すのはそれと同じ理屈です。
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糖質制限を始めてから、ビタミンやミネラルを意識しなくなった
私はかつて、ミネラル、ビタミン、酵素の健康食品を摂っていました。これらの栄養素が必要だと思っていたからです。
食事にも気を配っていました。お酒もタバコもなしです。
それなのに、体がガラクタのように弱かったです。とても健康に気をつけていたので不思議でした。
しかし、今思えば、糖質を大量に摂っていた為、ビタミンやミネラルが糖質の消費に使われて、それによって、健康食品の効果が感じられなかったのだと思います。
糖質制限を始めた昨年から、効果を調べるために、これらの健康食品は摂っていません。代わりに「バター」と「プロテイン」を摂取しています。
私が実践しているのは「1日10g以下のスーパー糖質制限」ですから、野菜はほとんど食べません。ネギ、ニンニク、しょうが、スパイス・・・食べてもこの程度です。冷蔵庫の野菜室がさみしいことになっています。
嗜好品をあげるとすれば、ブラックコーヒー1~2杯です。
外食をする回数もそんなにありませんから、植物性食品はほとんど摂っていません。
食品だけでなく、健康食品からのビタミン・ミネラルも、ほぼなしです。
かといって肉食動物のように、内臓も含めて丸ごと食べるという事はしていませんので、生の内臓からビタミンやミネラルを摂取していません。
内臓を含めて全部食べるのは子魚くらいです。でも、これも回数は多くありません。
食べるのは、肉や卵がほとんどです。
タンパク質や脂質ばかり食べているので、ビタミンやミネラルは不足しているはずですが、「ビタミン・ミネラル・糖質」を摂取していた時に比べて、今の方が圧倒的に元気です。
ビタミンやミネラルの欠乏に注意を払うのも大事ですが、糖質の害にも関心をもって頂ければ幸いです。
(追記)野菜に含まれているミネラル・ビタミンには期待はできない
現代は土壌が悪いので、野菜にミネラル・ビタミンがほとんど含まれていないと言われています。
そして、品種改良がされているので、本来の野菜には少なかった糖質が増えています。
本来含まれていた栄養素が減っている可能性もあります。
「食べ物だけで健康を保つ」と、「食事法と栄養補助食品を組み合わせる」ではどちらが優れているか
それだけでなく、1970年代からテレビの料理番組によって、栄養を捨てる調理法が普及しました。
和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ
現代人は「ビタミンやミネラルが欠乏した野菜」を食べているということになります
ビタミンやミネラルを摂りたいなら、野菜や果物ではなくサプリメントから摂った方が効果的です。
(追記)ビタミンやミネラルをサプリメントから摂る
この記事を書いたのは2016年の10月です。
それから勉強して、2017年1月からミネラルである「鉄」、6月からビタミンである「ナイアシン」を飲み始めました。
目的、結果とも、過去に健康食品を摂っていた時と違います。
鉄サプリの効果については、以下の記事をお読み下さい。
鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事
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フルータリアンについて調べていて、こちらのHPにたどり着きました。
まだ数ページしか読み進めていませんが、すばらしいの一言に尽きます。
ご自身の身体を使った実験に基づいた考察、誰もがなんとなく信じている”常識”にずばずばメスを入れられる論調はもちろん、ですが、日本語が美しい!!理路整然としていて、よどみなく読み勧められます。アリヤさんは、お仕事で何かの研究でもなさっていらっしゃるんですか?
私は動物への愛情から一度ベジタリアンになりかけました。多少の肉類は食べつつも、ほぼベジ・ビーガン食を3、4年続けました。
結果、メリットは便通が改善したくらいで、異常に疲れやすく、怪我が一向に治らなくなりました。蚊に刺された跡がずっと残るのです。肌もたるみました。30台ですので、年齢のせいかと思っていましたが、年齢のせいではありませんでした。その後量は少なめですが肉・乳製品も普通にとる食生活に戻したところ、怪我がたちまち治るようになったからです。
やっぱり菜食はあわない・・・と思った出来事です。ベジ・ビーガンの知り合いにも、健康そうに見える人はあまりいませんでした。残念ながら。
それでも極力生き物を食べずにすむ食生活がないかと、色々調べてました。ですが、アリヤさんの記事を読んで、果実中心の食生活にしたところで、同じ結末になりそうだと思いました。
久々にいいサイトを見つけたので、嬉しくて長々と書いてしまいました。
自分の身体で実験しつつ、最適の食生活を見つけたいと思います。
有益な情報をありがとうございます。
CHIBIさん、コメントありがとうございます。
私はこのブログで、「人間の体に合わない食事」について繰り返し述べてきました。自分が健康を損ねたので、他の人に同じようになって欲しくないからです。
しかし、その中でも唯一「伝えにくいなー」と思っていた人達がいます。それが、動物愛護や宗教的な理由でベジタリアンになった人達です。
理由は、「健康」ではなく「生き方」の問題なので、私の扱うテーマではないと思っていたからです。
志を持ってベジタリアンになっている人に、健康視点で語っても意味がないので、私はこれまでこのテーマは避けてきました。
>結果、メリットは便通が改善したくらいで、異常に疲れやすく、怪我が一向に治らなくなりました。蚊に刺された跡がずっと残るのです。肌もたるみました。30台ですので、年齢のせいかと思っていましたが、年齢のせいではありませんでした。
リアルな実体験をありがとうございました。
●異常に疲れやすい→糖質過多→ATP不足
ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた
エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた
●怪我が一向に治らない→タンパク質不足
動物愛護の精神から、ほぼビーガンになり、体調を崩し、原因がビーガンにあると気付いたのにも関わらず、それでもなお生き物を食べずにすむ方法を探す・・・
自分の身を犠牲にするか、動物を犠牲にするか、その葛藤は計り知れません。CHIBIさんのコメントは、同じような考えで動物性の食事を食べられない方の参考になるのではないかと思います。
生き方の問題なので、どこまで意見していいのか分かりませんが、私としては、ここまで思いやりのある人には健康で長生きして欲しいと思います。不健康になって欲しくない。
現代は、人が捕ったものや加工したものが簡単に手に入るので「命を貰っている」という感覚が薄れていると思います。食べ物を平気で捨てたり、キャラ弁等食べ物で面白おかしく飾ったりできるのも、「命」という意識が薄いからでしょう。
そんな世の中なので「極力生き物を食べずに...」という思いがあるだけで十分だと思います。
私も動物は好きなので、動物への愛情から肉が食べられない人の気持ちが全くわからないわけではありません。遊牧民が飼っている家畜を晩御飯にするシーンをテレビで見たりすると、私だったら捌けないなと思います。
でも、必要な栄養が足りないと、人間は朽ちていきます。
動物への愛情がある場合は気持ちの切り替えが難しいかもしれませんが、どんな生き物を食べても感謝の気持ちを忘れなければ、自分の体への愛情も考えて動物を食べてもいいのではないか・・・と思うのです。
特に、女性の場合だと、ベジタリアン生活は生まれてくる子供にも影響します。穀物、野菜、果物に多く含まれている糖質は、卵子も糖化させるので...。
卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる
人生はまだ長いです。健康を損ねた状態で生きるのは自分がしんどいですから、必要な栄養はしっかり摂って欲しいです。
>それでも極力生き物を食べずにすむ食生活がないかと、色々調べてました。ですが、アリヤさんの記事を読んで、果実中心の食生活にしたところで、同じ結末になりそうだと思いました。
植物は脳はありません。「動かないから、意識もないだろう」と考えてしまいがちですが、植物なりの感覚があるそうです。構造が違うだけで、植物も立派な生き物です。
また、植物だけを食べているつもりでも、実は植物には目にみえない小さな虫が付着しているので、それらを食べてしまいます。ビーガンであっても動物性の物を完全に避けることは不可能です。
「自分も健康を維持しながら、動物を食べない」という条件をクリアするには、食事ではなく、プロテイン、バター、サプリメントで栄養を満たして生きていくしかないのかなと...。
あと、果糖はブドウ糖の10倍糖化するので、果物中心は野菜中心よりもっとキツイ結果になると思います。果物中心の食生活をされなくて良かったです。
>アリヤさんは、お仕事で何かの研究でもなさっていらっしゃるんですか?
いいえ。研究者でも、医療関係者でもありません。私がやっている実験はかなり単純で、誰でもできることです。小学生の「朝顔の観察」と大差ありません。
>自分の身体で実験しつつ、最適の食生活を見つけたいと思います。有益な情報をありがとうございます。
こちらこそ貴重な体験をありがとうございます。
こんばんは
たまげたなあ…。アリヤさんの記事を半分ほど拝見しましたが、本当にたまげたの一言です。
私はいわゆる緩い糖質制限食を継続していまして、アリヤさんにとっては全く意味のない食事方法なのかもしれませんが、糖質の過剰摂取によってビタミンB群の消耗を特に避けたいという理由で始めました。
しかし、アリヤさんの食事内容は、確かほぼ肉だけでしたっけ?
穀物で育った肉はセーフという認識で大丈夫なんでしょうか?
その辺がまず気になりました。
よろしくお願いいたします。
BBさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>アリヤさんの食事内容は、確かほぼ肉だけでしたっけ?
私は糖質量1日10g以下の糖質制限なので、「糖質が1日10gを越えないようにしている」というかなりシンプルなものです。
動物性食品は幅広く摂っています。
肉は牛、豚、鶏、ラム。
魚介類、甲殻類、卵、乳製品です。
>穀物で育った肉はセーフという認識で大丈夫なんでしょうか?
これ、糖質制限をやっている人の間で話題になるんですよ。私の考えを述べさせていただきます。
同じ生き物を、食性を無視した環境と、食性に合わせた環境で育てるのでは、当然前者が不健康で、後者は健康ということになります。
牛であれば、「コーンを食べて育った牛」と、「草を食べて育った牛」では、食材として良いのは後者です。前者は質は悪いですよね。
可能な限り後者を選びたいところですが、お金もかかるので、私は普通にスーパーで手に入るもの、毎日買っても負担にならない食材を買います。
穀物で育った肉に糖質がタップリ含まれていたら買いませんが、そうではないので全然ありです。質は悪くても肉は肉です。
目的は糖質の過剰摂取をしない事、体に必要なタンパク質、脂質を摂る事ですから。
穀物で育った肉は質が悪いから食べない方が良いんじゃないか...と不安になる方もいらっしゃいます。
不自然な餌で育っているから肉は食べない方が良い・・・と言われる方もおられます。
しかし、だからといって肉を避けていたら必要な栄養素が得られにくくなります。
おそらく、人間に飼われている、動物、魚は、不自然な物を食べさせられているはずです。
理想は天然ですが、流通しているものの中から負担にならない金額で食材を買おうと思ったら、これらの購入は避けられません。
動物性食品で天然でないものは餌が不自然ですが、植物性食品は品種改良で原種の原形を留めていないので不自然です。
その中で何を優先させると健康になるか・・・を突き詰めると、食性に反する食事をしない事、その次に、質の悪い食材を避ける事だと思っています。
(狂牛病の牛とか極端に劣化した物は論外です)
質の悪い食材を避ける為に、食性に反する食事をすると、経験上不健康になります。
車に例えると、ガソリンで走るように設計されている車に、「質の悪いガソリン」と、「質の良い灯油」があったら、どちらを入れるのがマシかです。
実際に試してみないとわかりませんが、おそらく、灯油の方が車には悪いと思います。質が良くても、規格が違うので故障の原因になります。
まだ、質は悪くてもガソリンの方が長持ちしそうです。
食事はというと、穀物で育った肉や、養殖の魚を食べても、質の良い食材を使ってバランスの良い食生活をしていた時とは比べ物にならないぐらい元気です。
元々私は体が弱いので、変な物に遭遇するとすぐ体調を崩すのですが、そういう事も起きていません。
穀物で育った肉、養殖の魚、遺伝子組み換え食品、食品添加物、人工甘味料は、歴史が浅いので正確な事は何年も経たないと分からないです。
その中で、よりマシなものを手さぐりで見つけていくしかありません。
>私はいわゆる緩い糖質制限食を継続していまして、アリヤさんにとっては全く意味のない食事方法なのかもしれませんが、糖質の過剰摂取によってビタミンB群の消耗を特に避けたいという理由で始めました
全く意味のないなんて、そんなことないですよ。
「ビタミンB群の消耗を特に避ける為」という動機が達観しています。
大事なのは、害のある物を避けようという姿勢です。
たしかに緩い糖質制限をすることで、リスクは生まれます。それによって私も失敗したので、その問題は度々警告しています。
同時に、徹底的にやった方がより健康になることも経験上知っています。
癌や難病を治す場合は、徹底した糖質制限が要求されます。それはその方が効果があるからです。
しかし、今のこの社会の中で無理をせずに食事制限を続けようと思ったら、緩くなってしまう人がいるのも仕方がないと思います。
最近では、大病をしなければ、緩い糖質制限でも、サプリメントを補うことで、かなり健康になる事も分かってきました。
糖質制限を徹底した方が効果があることは、警告として発信していきますが、これからは、その方法も発信していくつもりです。
アリヤさん。こんばんは。
この記事では、私がかつて教育入院してた頃の先生のお話を記載したいと思います。
是非アリヤさんの探求を伺ってみたいです。
まず、ビタミンについては植物を例にお話頂きました。
内容はおぼろげな部分もあります。(伺ったのは5年程前でした)
植物を例にとると、土に存在するミネラル分を根から吸い取り、細菌と、光合成の力も借りて
ビタミンを自身で作り、酵素と相まって植物の組織を作る。
これは、生物全般に言える事で、動物や人間もビタミンは自身で作ると考える方が自然だ。
ミネラルについては、植物同様、吸収(摂取)する必要はある。
人体内部では、タンパク質や脂肪を体の栄養にする為に、ミネラルと細菌(主に腸内)、光や運動、でビタミンを作り、酵素と相まって体の組織を作る
非常にぼやけた表現で申し訳ないですが
・ミネラルは必須栄養素同様に摂取が必要
・ビタミンは基本体内で生成する。
・酵素は必要なものは、自身が分泌する(作り出す)もの。
そもそも外から酵素を摂取しても胃の酵素で主に消化される。
と理解したつもりでした。
ビタミン、ミネラル、酵素とサプリメントがありますが、
実質効果があるのはミネラル分の多いサプリなのでは?と思いました。
先生も否定的だったのは酵素のサプリメントだったと思います。
そもそも胃の消化酵素で消化を逃れるのか?と言われてたような。
ビタミンについては、必要に応じてという部分もあるかもしれません。
ただ自身で作るビタミンは主に脂溶性で、水溶性ビタミンの必要性はどこまで・・・
欠乏症などよっぽど不都合生じればとればよい、だったと思います。
ビタミンCについて抗酸化と騒ぐのであれば、体内で抗酸化する物質は他に強力なものがもっとあるそうです。
ビタミンCが体内で作る事ができない事は必要ないとは言わないがそこまで重要でないと言ってます。
確かに私も意識してビタミンCをとってはいませんが、今のところ不都合はない感じしてます。
あとは体内で働く酵素についてはは何千種類もあるが、最も寄与できるミネラルはマグネシウムだそうで
何千種類中、千種類程の酵素を活動させる事ができるようです。
サプリメントで補充したいと思ったらマグネシウムがお勧めのようです。
わたしは豆腐のにがり程度なので吸収効率は悪そうなんですが・・・そこまで不都合は、わかりません。
たまに朝階段上る時の疲労度が変わる・・・・のかな。
アリヤさんはどのような見解をお持ちでしょうか?
ミネラルもビタミンも不足していれば、サプリメントで補った方が良いと考えます。
ミネラルは私の周囲の人で飲んでいる人が多いですが、みな健康で若いです。
ビタミンはミネラルがないと働かないと言われますが、じゃあ、サプリは必要ないかというとそうも思いません。
ビタミンも「メガビタミン実践者」が80~90代と長寿なので効果があります。
効果を出している人の存在は強烈です。
必要量は、食歴、健康状態、薬の使用、運動量...等で変わってきます。
個体差が大きいです。
ビタミンもミネラルも、サプリを摂取していない時は不足している事に気が付きません。
その状態が普通ですから。
サプリを必要量摂取すると、劇的に変化します。
そこで違いが分かります。
ああ、足りていなかったんだな...と。
>サプリメントで補充したいと思ったらマグネシウムがお勧めのようです。
どれか1つではなく、必要なものはどれも絶対量摂取する、その中でマグネシウムが必要なら摂取する・・・という視点が大事です。
状況を把握しないで、「〇〇をした方が良い」という判断は間違っています。
ただ、カルシウムだけを多目に摂る日本人は多いので、拮抗しているマグネシウムが不足しやすいのは事実です。
でも、どれか1つを優先的に摂るとしたら、ミネラル、ビタミンではなく一番はタンパク質です。
そうなんですよね。
何が不足しているかは・・・分からないし、自分の状況の把握は難しいですね。
アリヤさんの意見を伺うと私が先述したのは先生の講義なので多分、原則論なんだろなと、思いました。
私は多分理解は今もそうですが、当時は更にそこまでいきつきませんからこうすれば、こうなんだ。
としか自分には難しいかなと思ってます。
なのでとことん体が悪くならないと分からなかったので倒れた。
たまたま糖の過剰摂取が悪いとわかったので断糖を実施した、という事です。
糖質制限については原則論でも明白で、血液値については私のとって劇的な良化でした。
いずれにしてもサプリによる劇的な良化は私はまだ経験していないのでなんとも言えませんが
アリヤさんの経験を通じて、更に良化するのもいいなと思いました。
まずは一種類を1ヶ月試して変化を感じるかどうかを注視してみようかなと思います。
どのサプリにするのは・・・
私、断糖を継続している割に昼眠くなるんですね。
睡眠時間は5時間程。短いのかな?
ただ糖尿時のように継続的ではないですが、眠気が襲うと昼寝しないとつらいレベルです。
朝は起きれるようになっていると思います。
目覚ましの起きる時間はずっと同じですが、通勤で家を出る時間は40分程早くなりました。
で、サプリは何にしようかなと考えてみます。
ビタミンについては自分のからだの状況が分かるのであればにします。
もう少し、こちらのサイトでもいろいろ意見を伺うのもいいと思いました。
糖質で思い知らされたのは、
体に必要でも体自身が造れるものを直接摂りすぎればろくな事はない
と散々思いしらされたからです。
・糖質
・オレイン酸など体で造れる一部の脂肪酸
・ビタミン(主に脂溶性)
・酵素
長寿もいいかもしれませんが、私はポックリ死ねたらそれで充分です
>でも、どれか1つを優先的に摂るとしたら、ミネラル、ビタミンではなく一番はタンパク質です。
脂質についてはいかがでしょうか。
これも原則論かもしれないですが、細胞の構成成分ではコレステロールを含めた脂質の割合が一番
高いという話がありました。
食の割合としては、脂質>タンパク質なのかなって思ってました。
脂は吸収も悪いし、という話もあったと思います。
>私、断糖を継続している割に昼眠くなるんですね。睡眠時間は5時間程。短いのかな?
糖新生が過剰になっているのかもしれません。
私も人の事は言えませんが、睡眠不足はダメです。
糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません
糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた
>食の割合としては、脂質>タンパク質なのかなって思ってました。
脂質=エネルギー&体の構成成分
タンパク質=体の構成成分
タンパク質はエネルギーにもなりますがあまり当てになりません。体の材料として使われます。
糖質制限をしていて、タンパク質ばかりを取って脂質を摂取しないとエネルギー物質ATP不足で死にます。
脂質をエネルギー源として確保しながら、材料であるタンパク質をしっかり摂るのがよいです。
中脂質、高タンパク質が理想です。
私の場合、おそらく糖新生起こしてるんだと思います。
断糖実施開始した頃、期待したのはケトン体エンジンで活動するわが身でした。
ですが他の文献でも一部あったのが、断糖切り替え直後1ヶ月程度とあったようで
私も変化の自覚あったのが、その位だったと思います。
入院時血糖値変化あった時はまるで低血糖に襲われたようにしんどかったですが
1週間程度で350→98に下がりました。
その後入院は続くのですが、実は頭は非常にスッキリしていたように思います。
なので先生の講義を熱心に集中して受けていた事を覚えています。
目覚まし時計が無くても朝の定時に起きれるし寝過ごしもありませんでした。
退院後は冬でしたが0度位でも寒くない感じ、家で暖房もあまりつけてなかったです。
でもそれは1シーズンで終わりました。そういうことか・・・・
今でも一般の人よりはケトン体多いでしょうが、もっとスッキリしてもいいかも。
先生の診察時、処方している薬はメトホルミンです。
私の体は確か糖を作りやすいと当時言われました。
この処方で投薬と日内の血糖値の測定をしばらく実施したところ
私の血糖値は朝の空腹時の血糖値が一番高いのです。(朝90~98夕方70~80)
この部分について医院でも注視しており夜間の糖新生によるものであるようです。
糖を作りやすいのは脳のホルモン受容体が正しく機能していない可能性で
インスリン抵抗性はよくいわれますが
他のホルモン受容も機能として鈍くなっているようです。
先生の書籍によると断糖によって血糖値を常に60程度に保てれば理想との事で、
私の体はまだまだ糖尿体質です。
『ガンを自宅の食事で治す法 荒木 裕』
ですが90台では安定してますので、血糖値に影響出ないようなタンパク質、脂質の摂取割合を
変えたりしていたのですが・・・
最近は医院の方も行けてないので、丁度こちらのサイトの情報も参考になる気がしてます。
もし、タンパク質をミネラル、ビタミンがうまく働く事によって変わらないかなと思いました。
あと、不安感や恐怖感には敏感な方で、そちらでの交感神経優位でもあるかもしれません。
鉄分も摂取してもいいかもしれないですね。
早速ミネラル、ビタミン中心のサプリメント見ますと
アマゾンでは、ディアナチュラ、DHC等手軽なところ見てみますと・・・
なぜかデキストリン、還元水飴?なんで糖が入ってるんだろう。
できれば、サプリ成分以外の添加物でも糖が含まれているのが少なめがいいのですが・・・
錠剤の方が炭水化物多そうなのでカプセル(多分カプセルはゼラチン)の方がましかな・・・
錠剤は取り扱いがしやすいので、低コストで大量生産しやすいです。
ただし、化合物が一定量入っているので、純度が低く成分が損なわれやすいです。
一方、カプセルは、純度が高く、化合物なしで取り扱いがしやすい形にできます。
気になるようでしたら、カプセルが良いでしょう。
いつも回答有難うございます。
カプセルで検討してみます。
ところで違う質問なのですが、
アリヤさんは、血糖値やケトン値測定の為に自前の測定器等をお持ちでしょうか?
又、私は血糖値測定器は持っているのですが、ケトン値の測定器はあったりするものでしょうか?
糖尿持ちだけですかね・・・
血糖値は親のを使って測ることはあります。だいぶ前に測った時は、空腹時67でした。でも自分のは持っていないです。
ケトン体は病院で測ってもらう事がありますが、毎回じゃないです。