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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

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危険なブームに警告!豆乳飲料を健康目的で飲むべきではない理由と大豆製品のデメリット

 

最近、スーパーで豆乳飲料が目立つようになりました。

 

 

 

 

抹茶、ココア、いちご、ココナッツ、チョコミント…と、色々な味付けがされているので、それまで豆乳が苦手だった人でも美味しく飲めそうです。

 

 

 

 

嗜好品としてなら良いと思います。

 

 

 

 

ですが、この豆乳飲料を『健康的』というイメージで紹介されているのを何度か目にしました。

 

 

 

 

ネットではよく見かけますし、少し前には情報番組でも放送されていました。

 

 

 

 

私は普段テレビを見ないのですが、その時はたまたま実家にいて、父がそれを見ていました。

 

 

 

私は食事を作っていて、後ろから聞こえてくるその音を聞きながら、「あぁ、あれか…」と思っていました。

 

 

 

番組の内容は、ヘルシーを強調していて、デメリットを一切言わなかったので悪質でしたが、このような報道はいつもの事なので、その時は気にもとめませんでした。

 

 

 

 

しかし、後で父が食事中に、その番組を見ていなかった母に対して、

 

 

 

 

 

「豆乳は体に良いから、今度買ってこい」

 

 

 

 

 

…と言ったのです。全く疑っていなかったので、完全に誘導されている様子でした。

 

 

 

 

さすがに聞き捨てなりません。

 

 

 

 

その時は一連の流れを私が見ていたので、すぐに「豆乳は体に悪いから買うな」と母に釘をさすことができました。

 

 

 

 

ですが、もしあの場に私がいなかったら、母も何も考えずに豆乳を健康目的で買う可能性は大いにありました。

 

 

 

 

既に分かりきったデメリットを一切言わず、メリットばかりを強調するのは許せません。

 

 

 

 

これでは、ほとんどの人が間違った選択をしてしまいます。

 

 

 

 

スーパー糖質制限をしている私が運営する当ブログでは、高タンパク質な食事を推奨しています。

 

 

 

 

一応、人間は動物食性動物なので、タンパク質も動物性の食品が良い事も何度も強調していますが、それでも植物性の豆製品を完全否定しているわけではありません。

 

 

 

ベジタリアンなど、動物性の食品が食べられない方もいらっしゃるからです。

 

 

 

また、肉や魚だけだとお金がかかるので、補助の範囲であれば、安価な豆製品を使用する事もありだと思っています。

 

 

 

例えば、私は1食あたり肉だと250~300gは食べるのですが、スーパーに行く時間が遅すぎて、g数が微妙な肉しか手に入らないことがあります。

 

 

 

1パック190gとかです。

 

 

 

こういう場合は足りないので、植物性のタンパク質である「豆腐」等の大豆製品や、「ひよこ豆」を足すこともあります。

 

 

 

ただしメインではありません。あくまで主役は動物性です。

 

 

 

そして、私はこれがあまり良くない事である事も分かったうえでやっています。

 

 

 

 

しかし、人によっては、「豆製品は高タンパク質だから健康的だ」…と考えて、豆製品を中心にタンパク質を摂取しようとする人がおられます。

 

 

 

 

糖質制限をしている方の中でも、豆製品に対して油断する人は少なくないのです。

 

 

 

 

高タンパク質をする事は良いのですが、この発想は思わぬ弊害を生む可能性があります。

 

 

 

 

そして、豆製品の中でも、特に問題なのが大豆からできた豆乳です。

 

 

 

 

栄養価を調べてみると、意外にタンパク質量が少なく、糖質もあるので、糖質制限をしている人はあまり飲まないだろうから心配いらない…と思っていましたが、

 

 

 

最近は飲みやすく販売されているので、高タンパク質食をする人が継続的に摂取してしまう可能性もあるので注意をしておきます。

 

 

本記事では、以下のような人に向けて、豆乳が健康的ではない理由についてお話します。

 

 

 

  • プロテインを豆乳で溶かして飲む人

 

 

 

  • 豆乳を健康の為に飲もうかどうか迷っている人

 

 

 

 

(補足として)

 

  • 肉と豆製品を一緒に食べる回数が多い人

 

 

 

もう一度言って起きますが、嗜好品として楽しむぶんには別にいいと思います。

 

 

 

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健康的なイメージの大豆製品は副作用が多い

 

 

 

「豆乳」について語るためには、先に元となる「大豆」の実態について語らなければいけません。

 

 

 

 

大豆等の豆科の植物には、反栄養素(アンチニュートリエント)が含まれています。

 

 

 

「反栄養素」とはあまり一般的ではない単語ですが、簡単に言うと「身体によくないもの」の総称の事で、ファイトケミカルの一種です。

 

 

 

ファイトケミカルについては以下の記事をご覧下さい。 

 

ファイトケミカルの効能について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

そして、代表的な「反栄養素」が以下になります。

 

 

 

  • フィチン酸塩

 

 

 

  • 酵素阻害物質

 

 

 

  • ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)

 

 

 

 

「ゴイトロゲン」とは、ヨウ素の取り込みを阻害したり、甲状腺腫を引き起こすものの総称の事です。

 

 

薬剤や化学物質だけでなく、大豆に含まれている「イソフラボン」や、アブラナ属の野菜等に含まれている「チオシアネート」もゴイトロゲンの性質を持っています。

 

 

 

 

これら3つのうち、「フィチン酸塩」に関しては、「有害ではない」という説もあり、調べてみるとそれなりに信憑性がありました。これだけで情報が大量になってしまうので、本記事では「フィチン酸塩」が危険かどうかについての追求はしません。

 

 

 

 

 

従って、現時点で私的に「確実にこれは問題だろう」と考えているのは、「酵素阻害物質」と「ゴイトロゲン」の2つになります。

 

 

 

 

 

…で、豆乳の元となる大豆には、この「反栄養素」がたっぷりと含まれています。

 

 

 

 

次はこのうちの「酵素阻害物質 こうそ そがい ぶっしつ」について説明します。

 

 

 

 

酵素阻害物質とは

 

 

 

代謝をよくする為には、酵素反応がスムーズでなければいけません。

 

 

 

 

その為には、必要な栄養素が揃っている必要があります。

 

 

 

 

主酵素が「タンパク質」で、そのサポートをするのが補酵素「ビタミン」と補因子「ミネラル」です。

 

 

 

 

これらが足りていれば代謝はスムーズに、不足すれば反応が滞るので代謝が悪くなります。

 

 

 

そうなると不健康です。

 

 

 

 

従って、酵素の働きを阻害する行為は、意図的に反応を滞らせ、不健康になる事を意味します。

 

 

 

 

例えば、薬にはその作用があります。

 

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年12月18日』より引用

 

 

一方、ほとんどの薬は代謝酵素阻害作用を持つ。

 

 

薬とは、代謝酵素を阻害して、体内の特定の物質を増やしたり減らしたりするもの。

 

 

代謝酵素阻害作用は、拮抗薬、阻害剤(インヒビター)、ブロッカー、アンタゴニストなどと表現される。

 

 

 

胃潰瘍治療薬:

 

PPIプロトンポンプインヒビター)、
H2ブロッカー、

 

 

降圧薬:

 

βブロッカー、
Ca拮抗剤、
ACE阻害薬、

 

 

抗精神病薬:

 

SDA(セロトニンドーパミン・アンタゴニスト)、

 

 

抗うつ薬:

 

SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)。

 

 

 

つまり、薬は症状を軽減する作用はあるが、寿命短縮作用があると言うことになる。

 

 

すべての薬を否定するわけではなく必要な人もおられるのは事実だが、できるだけ少量で済むことが望ましいことは間違いない

 

 

 

 

 

重要なところです。

 

 

 

 

酵素の阻害 = 寿命短縮

 

 

 

 

 

そして、自然界に存在する種子類にも、酵素を阻害する作用があります。

 

 

 

 

何故かと言うと、「発芽に適切な条件」が揃わない環境下では、「種子が芽を出す為の酵素」が働かないようにする為です。

 

 

 

 

種子にとっては、この作用は有益です。

 

 

 

 

しかし、この酵素阻害作用は、種子に対してだけでなく、それを食べる側にもバッチリと影響します。

 

 

 

 

そして、大豆の場合は、以下のような大きな問題があります。

 

 

 

 

  • 酵素阻害作用が強い

 

 

  • 「発酵」以外の方法では酵素阻害作用を取り除くことが困難

 

 

 

 

 

種子類とえば、大豆、ナッツ、玄米…と、色々ありますが、この中でも大豆は、特に酵素阻害作用が強い種子です。

 

 

 

 

 

 

基本的に、種子類に含まれている酵素阻害作用等のアンチニュートリエントは、水に浸けると、水に移ります。

 

 

 

そして、完全にはなくなりませんが、時間をかけて調理すれば、ある程度は破壊もできます。

 

 

 

 

…このように多くの種子は、水に浸したり、加熱によって、ある程度酵素阻害作用を取り除くことができるのですが、

 

 

 

 

他の種子に比べると、大豆はこれらの方法では酵素阻害作用を取り除くことができないと言われています。

 

 

 

 

それを解決するには、「発酵」させるしかありません。

 

 

 

 

 

…ということはつまり、発酵していない大豆製品は、「酵素阻害作用が強い食品」なのです。

 

 

 

 

もう一度言いますが、酵素の阻害 = 寿命短縮です。体にとって健康どころか、マイナスの方が大きいですね。

 

 

 

 

その食品とは…例えばこちらです。

 

 

 

 

  • 豆腐

 

 

  • おから

 

 

  • 豆乳

 

 

 

 

ちなみに、これらの製造方法は線上に繋がっているので、兄弟のようなもんです。

 

 

 

 

 

①粉砕した大豆をお湯に入れて加熱する

 

 

 

 

 

 

②ふきんで漉して絞る

 

 

 

 

 

 

③漉してできた液体は「豆乳」、ふきんにのこったのが「おから」

 

 

 

 

 

 

④豆乳ににがりを入れて固めて「豆腐」が完成

 

 

 

 

 

 

豆乳、おから、豆腐の酵素阻害3兄弟の中でも、特に危険なのが豆乳です。

 

 

 

 

先ほど、種子類に含まれているアンチニュートリエントは、水に浸けると水に移る…と説明しましたが、豆乳とはその水分にあたる部分です。

 

 

 

 

大豆は水に浸したくらいでは酵素阻害作用を取り除くことが困難な為、そんなに水に移っているとは思えませんが、それでも「おから」や「豆腐」に比べるとこれらの成分が豊富である可能性は十分高いです。

 

 

 

 

従って、豆乳はアンチニュートリエントドリンクと言っても過言ではありません。

 

 

 

もちろん、酵素もしっかり阻害してくれることでしょう。

 

 

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タンパク質の消化が悪くなる

 

 

ここで、「酵素の阻害」…の分かりやすい具体例を挙げておきます。

 

 

 

食事をすると、消化酵素が分泌され、食べた物が分解されます。これによって、身体に吸収できるようになります。

 

 

 

従って、この消化酵素の働きを阻害すると、食べた物は当然未消化になります。

 

 

 

肉を食べると未消化になって発癌性物質が発生する…という説があります。

 

 

 

肉が未消化になる原因は色々ありますが、「タンパク質や脂質を分解する酵素を阻害する物質」と一緒に摂取すれば、そうなる可能性は高いです。

 

 

 

 

『アスリートのための最新栄養学(上)~三大栄養素編 / 著者:山本義徳』より引用

 

 

 

他にも大豆には問題があります。それは「トリプシンインヒビター」です。

 

 

 

トリプシンはタンパク消化酵素、インヒビターというのは邪魔するという意味で、大豆にはタンパク消化酵素を邪魔する物質が含まれているのです。

 

 

 

余談ですが、植物にはこのように「動物に食べられてしまわないように」代謝を阻害する物質が含まれていて、ジャガイモの芽にあるソラニンやホウレン草に含まれるシュウ酸などが代表的なものです。

 

 

 

人参に含まれるアスコルビナーゼはビタミンCを壊し、ワラビやゼンマイなどの山菜類にはビタミンB1を壊すアイノリナーゼが含まれます。

 

 

 

大豆のトリプシンインヒビターもその1つで、多くの動物は生の大豆を食べると下痢してしまいます。

 

 

 

ただしこれは加熱で壊されます。

 

 

 

大豆プロテインを製造するときには加熱されますので大丈夫です。

 

 

 

なお大豆製品のトリプシンインヒビター残存率は、木綿豆腐で2.5%、絹ごし豆腐で4.3%、豆乳で13%、納豆で0.7%だそうです。(※45)

 

 

 

豆乳でプロテインを割る人もいますが、これは避けたほうが良いかもしれません。

 

 

 

また「きな粉」はタンパク含有量が多いということでプロテインの代わりにきな粉を、と考える人がたまにいますが、これも避けたほうがいいでしょう。

 

 

(116p)

 

 

 

加熱されるので大丈夫…とありますが、大豆はそう簡単にはいかないという説があるので過信はできません。

 

 

 

大豆製品のトリプシンインヒビター残存率をまとめます。

 

 

 

  • 木綿豆腐・・・・2.5%

 

 

  • 絹ごし豆腐・・・4.3%

 

 

  • 豆乳・・・・・・13%

 

 

  • 納豆・・・・・・0.7%

 

 

 

豆乳が1番多いです。

 

 

 

飲んでも消化吸収が悪くなるなら、高いプロテインを豆乳で割るのはもったいないです。

 

 

 

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大豆製品の歴史

 

 

豆乳が飲まれるようになってどれくらい経ったのか…も重要なポイントです。

 

 

 

実は日本の豆乳飲料の歴史は、他の大豆製品に比べると非常に浅くて、一般的に飲まれるようになったのは、昭和50年前後だそうです。

 

 

 

 

『日本豆乳協会 豆乳について』より引用

 

 

大豆豆乳液ににがりを入れて固めると豆腐になりますが、その豆腐は約2000年前に中国で誕生したと言われており、その頃から豆乳もあったと言えます。

 

 

日本に中国(唐)から豆腐が伝わったのは奈良時代と言われていますが、豆乳の原型と言われる豆腐羹が禅宗の僧侶たちの食膳に出たのは、鎌倉時代と言われています。

 

 

 

これが、日本における豆乳の誕生と見られます。

 

 

 

一般の人たちに飲料商品として豆乳が出回るようになったのは戦後昭和50年前後以降でした。

 

 

 

「豆乳」と製造工程が近い「豆腐」と「おから」は、豆乳よりも食べられてきた期間が長いです。

 

 

 

 

「豆腐」の歴史は、以下を読んでも最も諸説紛々としていて、どれが本当かは不明です。

 

 

 

『Wikipedia 豆腐』

 

 

 

 

一方「おから」は、長い間「廃棄物」として扱われていたようで、食品としての地位を得たのは「豆腐」や「味噌」や「納豆」に比べてかなり後ですが、それでも江戸時代には食べられていたようです。

 

 

 

 

そして、発酵させた大豆製品である「味噌」や「納豆」の歴史も、比較の為に紹介しておきます。

 

 

 

歴史が長いのは、平安時代に記録が残っている「味噌」です。

 

 

 

 

『Wikipedia 味噌』より引用

 

 

 

起源

 

 

味噌の起源には二つの説がある。

 

 

 

中国伝来説

 

古代中国の醤を根源とし、遣唐使により中国を経て伝来したとされる説。

 

 

 

日本独自説

 

 

日本の味噌の原型は歴史が古く、弥生時代からとする説。日本においては縄文時代から製塩が行われ、醤などの塩蔵食品が作られていたと見られる。縄文時代後期から弥生時代にかけて遺跡から穀物を塩蔵していた形跡が見つかっている。古墳時代からは麹発酵の技術を加えたものとなった。

 

 

 

 

お次は「納豆」です。こちらも11世紀半ばから記録があるので古いです。

 

 

 

『Wikipedia 納豆』より引用

 

 

自然発酵法で行われた。

 

 

 

「納豆」という語句が確認できる最古の書物は、11世紀半ば頃に藤原明衡によって書かれた『新猿楽記』である。

 

 

 

同作中に「腐水葱香疾大根舂塩辛納豆」という記述があり、平安時代には納豆という言葉が既に存在していたことが確認できる。

 

 

 

 

比較すると、大豆製品の中でも豆乳は一般的な人が摂取してきた歴史は浅いです。

 

 

 

 

そして、歴史が浅いということは、その結果どうなったか…という実例が少ないということです。

 

 

 

 

健康に気を使う人が1番知りたいのはこれだと思いますので、次は豆乳と健康被害についてみていきます。

 

 

 

 

豆乳の健康被害

 

 

 

まずは、健康被害の一例です。

 

 

 

 

『Yahoo!知恵袋 大豆の摂取と生理について』より引用

 

 

大豆の摂取と生理について。

 

 

今月に入ってから、毎日コップ1杯分の豆乳、毎日納豆か豆腐半丁どちらかを食べていました。

 

 

今まで生理不順などになったことないのですが、先日生理予定日前 に少し出血があり(いつも予定日前に来ることはない)、5日目の今も今までの生理の量とは比べものにならないくらい、少ししか出血してません。

 

 

着床出血かと思い検査薬もやったけれど、陰性だし‥

 

 

これって、いきなり大豆製品をとるようになったことと、関係ありますか?

 

 

 

 

大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)に似た働きをします。

 

 

エストロゲンは生理が終わってから、排卵が始まるまで多く分泌され、排卵後は子宮の内膜を厚くするために、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。

 

 

 

このプロゲステロンが多く分泌されるべき時期に、エストロゲンに似たイソフラボンを摂ると、さらにそれを上回るプロゲステロンを分泌してしまい、月経前緊張症(PMS)の症状が酷くなったり、それまで順調だった生理のサイクルが乱れてしまうことがあります。

 

 

http://lbr-japan.com/2013/02/18/5179/

 

 

わたしは牛乳と半々で調整豆乳を飲んでいた時期があったり、プロティンシェイク(大豆たんぱく)のダイエットをした経験がありますが、大豆製品をよく摂ると、頭痛や動悸、吐き気、めまい、発熱、不眠など、生理前の不調がとても酷くなってしまい、最初は食物アレルギーかと思い、病院でアレルギーテストをしましたが、大豆は陰性でした。

 

 

それでも症状は出るため、試しに大豆製品をなるべく摂らないようにして様子をみたら、とても楽になりました。

 

 

 

醤油やお味噌といった調味料は普通に摂りますが、豆乳やきな粉などは意識して摂らないようにしています。

 

 

 

お豆腐も本当は好きなのですが、生理前には1/6丁くらいしか食べません。

 

 

 

大豆製品には身体に良い成分がたくさん含まれていますが、生理周期に影響が出てしまうようでしたら、摂る量や時期を調整してみてください。

 

 

 

ここで、イソフラボンがでてきたので、これについて解説します。

 

 

 

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イソフラボンの問題点

 

 

大豆に多く含まれているイソフラボンは、ポリフェノールの一種です。

 

 

 

分子構造が女性ホルモンである「エストロゲン」にとてもよく似ていて、そのような働きをします。

 

 

 

その為、イソフラボンは、「植物性エストロゲン」と呼ばれています。

 

 

 

そして、先ほども説明したとおり、「ゴイトロゲン」の性質を持っています。

 

 

 

 

ちなみに、大豆に含まれているイソフラボンは、全体量の約0.2~0.4%です。

 

 

 

 

イソフラボンは大きくつに分類されていて、以下のような特徴があります。

 

 

 

 

  • グリコシド型イソフラボン・・・糖と結びついていて、分子が大きい

 

 

  • アグリコン型イソフラボン・・・グリコシド型イソフラボンから糖を取り除くことで生成されたもので、分子が小さい

 

 

 

 

前者は、大腸で腸内細菌の酵素で糖を分解して消化吸収されるので、取り込むのに時間がかかります。

 

 

 

 

一方、後者はその必要がないので、吸収スピードは「グリコシド型イソフラボン」より3倍速いです。

 

 

 

 

 

そして、後者の「アグリコン型イソフラボン」は、以下のつに分けられています。

 

 

 

 

  • ダイゼイン・・・・エストロゲン様作用が穏やか

 

  • ゲニステイン・・・エストロゲン様作用が強い

 

  • グリシテイン・・・エストロゲン作用がほとんどない

 

 

 

 

 

 

 

イソフラボンの効能について、分かりやすくまとめてある記事を紹介します。

 

 

 

『妊娠・出産するための予習・復習ノート 食べてはいけない イソフラボン サプリメント 大豆製品 女性にも男性にも悪影響』より引用

 

 

「食品中の植物エストロゲンに関する調査研究」厚生科学研究(1998年)によると、100gあたりの大豆イソフラボンアグリコン含有量は、次の通りです。

 

 

大豆 140mg
きな粉 266
豆腐 20
おから 11
油揚げ 39
納豆 74
味噌 50
醤油 1
豆乳 25

 

 

 

日本人の日常摂取量は、16~22mg/日になります。。

 

 

 

「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」厚生労働省食品安全委員会(2006年)では、大豆イソフラボンの生体への影響は、主に次の3つ。

 

 

1 エストロゲンレセプター (ER)を介する作用(低濃度で作用する)

 

 

ERα:子宮、膣、卵巣、乳腺、視床下部、血管内皮細胞、血管平滑筋

 

 

ERβ:前立腺、卵巣、肺、脳、血管、骨

 

 

 

2 トポイソメラーゼ阻害作用(高濃度で作用する):抗癌剤である、VP16、ドキソルビシンと類似の作用で、胎児期の暴露は小児白血病に関連する可能性も懸念されます。

 

 

 

3 甲状腺機能ペルオキシダーゼ阻害作用:甲状腺機能亢進症になります。この作用を抑えるため、海外ではヨウ素の添加が必要ですが、日本では海藻によるヨウ素摂取が通常は十分あるため、基本的に問題ないと考えられています。

 

 

 

 

 

ゴイトロゲンの性質があるイソフラボンは、甲状腺機能を阻害する作用がある…と言いましたが、ヨウ素を摂取している限りはとりあえず心配がない…という意見です。

 

 

ただし、甲状腺に問題がある人は注意が必要です。

 

 

 

 

 

大豆イソフラボン長期摂取による閉経後の女性への影響として、、、

 

 

1 子宮内膜増殖症(子宮体癌の前癌病変)の増加:これは、ERα作用によるものであり、大豆イソフラボン150mg/日でリスクが高くなります。閉経後でも生理様の不正出血が起こり、子宮癌との鑑別が必要になります。

 

 

 

大豆イソフラボン上乗せ摂取(通常の食事以外の摂取)による閉経前女性への影響として、、、

 

 

 

2 生理不順(月経周期の延長):これは、大豆イソフラボン57mg/日でリスクが高くなります。

 

 

 

つまり、女性ホルモン補充は、

 

 

1 女性ホルモン低下の場合(更年期以降)、適度な補充はよいが、過剰な補充は悪影響

 

 

 

2 女性ホルモン正常の場合、補充は不要(悪影響)となります。

 

 

 

厚生労働省、食品安全委員会では、大豆イソフラボンアグリコン換算として1日上限摂取目安量を70~75mg/日とし、通常の食事に上乗せする上限を30mg/日としています。

 

 

設定根拠は、健康被害(子宮内膜増殖症)が起きる150mg/日の半量と、健康被害(生理不順)が起きる57mg/日の半量です。

 

 

 

ちなみに骨のカルシウム維持に役立つ量は25mg/日です。

 

 

 

この記述では、妊婦と小児は対象外としています。

 

 

 

実際の食品に換算してみると、大豆イソフラボンアグリコンとして、

 

 

 

豆腐1/2丁 35mg
納豆1食 33mg
豆乳200mL 50mg

 

 

 

ですから、簡単に健康被害を起こす摂取量に達してしまうのがおわかりいただけると思います。

 

 

その他、大豆イソフラボン摂取による

 

 

 

1 男性への影響:女性化乳房になることがあります。

 

 

2 妊婦への影響:母体から胎児に移行するのは明らかですが、データが不十分のため、判断できません。ただし、トポイソメラーゼの作用は無視できないと考えられています。

 

 

3 小児への影響:乳児用大豆調整乳は適切に管理されていますので、心配ありません。エストロゲン製剤により、骨端の閉鎖(身長の伸びが停止)と性的な早熟(初経発来、乳房発育)が起こり得ます。これも、データ不足のため、安全量の判断ができません。

 

 

女性ホルモンにより増悪する可能性のある疾患(エストロゲン依存性疾患)として、

 

 

1 子宮筋腫
2 子宮内膜症
3 子宮体癌
4 卵巣癌
5 乳癌

 

 

があります。しかし、病気の発症に直接関連しているというデータはありません。

 

 

 

こうしてみると、イソフラボンは生殖機能にダメージを与える傾向がありますね。

 

 

 

 

 

ですが、探してみると、「イソフラボンには副作用がない」という意見もありました。

 

 

 

その理由が以下です。

 

 

 

  • イソフラボンの働きは、エストロゲンの1000分の1から10000分の1しかない

 

 

  • イソフラボンは「エストロゲン」が不足している時だけエストロゲン様の作用をする

 

 

 

 

 

大豆やイソフラボンについて調べていくと、メリットばかり強調した話か、デメリットばかり強調した話のどちらかに偏っていると感じます。

 

 

 

 

この時点で胡散臭いのですが、こういう時は、実際に摂取し続けてどうなったかを確認するのが1番手っ取り早いです。

 

 

 

 

以下のサイトに、豆乳の消費量が載っています。

 

 

参考:『主な国別「豆乳」消費量とその変化』

 

 

 

2012年の年間一人当たりの消費量(ℓ)が紹介されているのですが、日本は2.0です。

 

 

 

この中で注目して欲しいのが1位のタイ10.2です。

 

 

 

2位の韓国でも5.2ですから、かなり多いことが分かります。

 

 

 

 

調べてみると、タイでは豆乳が人気のようです。

 

 

『バンコクガォ 豆乳屋台はタイではメジャーなドリンクスタンド』より引用

 

 

みなさんは豆乳ってどれくらい飲みますか?

 

 

 

ちなみにボクは日本にいる時、ほぼ飲むことなかったんですけれど(飲むなら牛乳だった)タイに来てからはそれなりの頻度で飲むようになりました。

 

 

その要因がこちら。豆乳(ナームタウフー)の屋台です。

 

 

 

屋台で沸かしている、あったかーい豆乳に好きなトッピングをして飲みます。トッピングの数にもよりますが、大体1袋で5〜10バーツ程度ですね。この屋台は10Bです。

 

 

 

朝ごはん代わりに飲む(食べる)人も多いです。後はダイエット目的の人もいますねー。

 

 

 

コンビニやスーパーにも牛乳に比べてかなりの種類の豆乳が並んでいます。

 

 

 

恐らく牛乳の流通が拡大するよりも前に豆乳が存在していたからじゃないかと思っているのですが正確な所は分かりません。

 

 

 

便宜上、豆乳屋台と書いていますが、実際は本当の豆乳よりもさらっとしています。正にナームタウフー(豆腐水)。

 

 

 

対してコンビニなどで売ってる奴は、もう少し濃い目でドロッとしてます。こっちはノムタウフーと呼ばれていて、日本でいうところの豆乳です。

 

 

 

 

ここで思い出していただきたいのは、イソフラボンは生殖機能にダメージを与えるという事です。

 

 

 

 

タイは手術によって性別を変える人が多い国ですが、何故そういう人達が多いのか?という点についてはあまり触れられません。

 

 

 

 

他の国にはない理由があるはずです。

 

 

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大豆製品を選ぶ時の注意

 

 

 

大豆製品には多くのリスクがある事を説明してきました。

 

 

 

それを分かった上で、摂取する場合はどうすればいいのかについて考えてみます。

 

 

 

アンチニュートリエントを避けるには、以下の条件が必要です。

 

 

 

  • 水に浸ける

 

  • 時間をかける

 

  • 発酵させる

 

 

 

大豆の場合は、発酵した製品なら比較的安心です。

 

 

 

 

当てはまるのは「味噌」や「納豆」ですが、注意があります。

 

 

 

 

実は、最近の昔ながらの製法ではない多くの「味噌」や「納豆」は、化学薬品や過度の熱を加える事によって、発酵の時間を短縮しています。

 

 

 

 

従って、発酵している商品ではあるけれども、物によっては十分ではない可能性を考慮した方がよいでしょう。

 

 

 

 

値段が他のより高いものなら大丈夫かもしれませんが、スーパーで売られている3パック100円前後の納豆…

 

 

 

 

私も買いますが、健康の為に常食するのは控えた方がよさそうです。

 

 

 

 

そして、身近にある加工食品にも注意が必要です。何故なら、「大豆タンパク」や「大豆油」が多く含まれているからです。

 

 

 

 

当然、アンチニュートリエントが含まれています。

 

 

 

 

…ということは、一つ一つは少量だったとしても、加工食品A、加工食品B…と、複数の食品を摂れば、トータルでとんでもない量になるかもしれません。

 

 

 

 

で、豆乳ですが、基本的に飲まない方が良いと思います。

 

 

 

 

たまに豆乳鍋をするとか、ドリンクを嗜好品目的で飲むくらいにして、継続的に摂取するのは止めておいた方が良いです。

 

 

 

特に、牛乳が飲めない子供に豆乳を飲ませている人や、プロテインを豆乳で割っている人はよく考えて下さい。

 

 

 

発酵した豆乳ヨーグルトなら大丈夫かな…と考えましたが、まだ普及して年数も経っていないので食べた人が今後どうなるかは分かりません。

 

 

 

 

リスクを知った上で、それぞれの事情に合わせて摂取するのが賢いです。

 

 

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糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみた

糖質制限中に「低T3症候群」になった場合の主な対策がこちらです。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

 

  • 筋肉量を増やす

 

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

 

この方法で、改善するケースがほとんどですが、本記事では補足として、「低T3症候群」になる原因や対策を、前回とは違った角度から考えていきます。

 

 

 

 

前回の記事を読まれていない方は、先に以下の記事を読まれた方が分かりやすいと思います。

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

 

 

 

「低T3症候群」を語るには「甲状腺ホルモン」の知識は避けて通れないので、まずはそちらから簡単に説明して、その後、本題に入ります。

 

 

 

既にご存じの方は飛ばして下さい。

 

 

 

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甲状腺と甲状腺ホルモン

 

 

 

「甲状腺 こうじょうせん」は、喉仏のすぐ下の位置にあります。

 

 

 

 

 

これは「内分泌器官 ないぶんぴつきかん」の1つで、「甲状腺ホルモン」を作っています。

 

 

 

 

「甲状腺ホルモン」には、代謝を活発にする働きがあります。

 

 

 

 

その為、このホルモンの分泌が過剰になると、代謝が過剰になるような症状が表れます。以下は一例です。

 

 

 

 

  • イライラする

 

 

  • 暑がりになる

 

 

  • 脈が速くなる

 

 

  • 動悸が続く

 

 

  • 手が震える

 

 

 

このような状態を「甲状腺機能亢進症 こうじょうせん きのう こうしんしょう」と言います。内分泌疾患です。

 

 

 

反対に、このホルモンの分泌が少ないと、代謝が低下するような症状が表れます。以下は一例です。

 

 

 

  • 体温の低下

 

 

  • だるい

 

 

  • 汗をかかない

 

 

  • 脈が遅くなる

 

 

 

このような状態を、「甲状腺機能低下症 こうじょうせん きのう ていかしょう」と言います。内分泌疾患です。

 

 

 

で、これに似ているとされるのが「低T3症候群」です。こちらはエネルギーが入ってこない時の生体反応と言われているので疾患ではありません。

 

 

 

甲状腺ホルモンの種類と働き

 

 

 

「甲状腺ホルモン」の主原料は、ミネラルの一種「ヨード(ヨウ素)」で、このようになっています。

 

 

 

 

サイログロブリン + ヨード → 甲状腺ホルモン

 

 

 

 

「サイログロブリン」とは、甲状腺濾胞細胞(こうじょうせん・ろほう・さいぼう)のみでつくられる糖蛋白の事です。

 

「濾胞」とは、動物の組織にある、多数の細胞からなる「完全に閉じた袋状の構造物」の事で、中に分泌物が溜まります。

 

 

 

 

甲状腺ホルモンには種類があります。

 

 

 

 

  • hyroxine(サイロキシン)・・・T4

 

  • riiodothyronine(トリヨードサイロニン)・・・T3

 

 

 

この2つは、ヨードの数が違います。ちなみに、ヨードの元素記号は、I(iodine / アイアダイン)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に「T4」と「T3」の特徴を説明します。

 

 

 

 

(T4)

 

  • 量が多い。活性が弱いが、安定している。

 

 

  • 「T4」は、甲状腺でのみで作られる

 

 

  • トリヨードサイロニン(T3)の前駆体

 

 

  • 代謝量の制御や、成長に影響を与える

 

 

 

(T3)

 

  • 量は少ないが、活性があり、T4の10倍強力。【T3>T4】

 

  • 体温、成長、心拍数等に関与している。

 

  • 「T3」は、血液中の約20%が甲状腺から分泌され、残りは標的臓器で「T4」→「T3」へ変換される。

 

 

 

 

 

甲状腺ホルモンをコントロールする甲状腺刺激ホルモン

 

 

 

先に説明した「T4」や「T3」は、「甲状腺刺激ホルモン」によってコントロールされています。

 

 

 

「甲状腺刺激ホルモン」は、脳下垂体(のうかすいたい)から分泌されています。

 

 

 

 

 

「甲状腺刺激ホルモン」は、英語で「Thyroid Stimulating Hormone サイロイド スティミュレイティング ホルモン」、略して(TSH)です。

 

 

 

「甲状腺ホルモン」は、以下のような流れでコントロールされています。

 

 

 

 

 

「脳下垂体」から甲状腺刺激ホルモンが分泌される

 

 

「甲状腺」が刺激されて、甲状腺ホルモンが分泌される

 

 

 

 

 

で、以下のように増えたり減ったりする仕組みになっています。

 

 

 

 

  • 血液中の「甲状腺ホルモン」の量が増えると、脳下垂体からの「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の分泌が抑えられる

 

 

 

  • 血液中に「甲状腺ホルモン」の量が減少すると、脳下垂体からの「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」の分泌が増える

 

 

 

で、症状が似ている「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、血液検査では以下のような違いがあります。

 

 

 

 

  • FT3が低い・FT4が低い・TSHが高い…甲状腺機能低下症

 

 

  • FT3が低い・FT4は正常・TSHが正常…低T3症候群

 

 

 

「F」というのは、「Free(遊離している)」という意味です。「T4」と「T3」は、検査では遊離しているものを調べます。詳しくは以下の記事で述べています。

 

 

甲状腺ホルモンの働きと、甲状腺機能低下症とLowT3症候群の違いについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

「FT3」と「FT4」は、通常は一緒に変動するようなのですが、「FT3」だけが低い状態が「低T3症候群」です。

 

 

 

何故そうなるのかについては、後ほど説明します。

 

 

 

 

省略した部分もありますが、簡単に「T4」、「T3」、「TSH」の説明をしたので、ここからは本題である「低T3症候群」の対策について考えていきます。

 

 

 

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低T3症候群と甲状腺機能低下症

 

 

「低T3症候群」について調べていると、生体反応なので疾患ではない…という意見もありますが、一方で「低T3症候群」を放っておくと、本当に「甲状腺機能低下症」になるので気をつけた方が良いという意見もありました。

 

 

 

 

確かに「甲状腺機能低下症」と共通しているところがあるので、関連はありそうです。

 

 

 

 

なので、本屋や図書館でその理由を探しているのですが、「低T3症候群」の情報はほとんどありません。甲状腺に関係する病気が書かれている本にもです。

 

 

 

例えば、以下は300ページ近くある生化学の本ですが、「甲状腺ホルモン」に関する記述はこのようになっています。

 

 

 

 

『基礎から学ぶ生化学 改訂第2版 編集:奥恒行・山田和彦』より引用

 

 

C.甲状腺

 

 

1)甲状腺ホルモン

 

 

甲状腺はトリヨードチロニン(T3)とチロキシン(T4)の2つのホルモンの混合物を分泌する(図4C-6).

 

 

これらのホルモンは甲状腺で合成されたタンパク質であるチログロブリンのチロシン残基がヨウ素化された後、加水分解を受けて遊離し、T3やT4となり血中に分泌される.

 

 

分泌されたT3やT4はチロシン結合グロブリンやアルブミンなどと結合することにより標的組織に輸送される.

 

 

甲状腺ホルモンは酸素消費を増し、核における遺伝情報発現の調節、脂肪分解や糖新生の促進、代謝亢進、交感神経賦活作用などの生理作用を有する.

 

 

 

2)カルシトニン

 

 

カルシトニン(CT)は甲状腺のC濾胞傍細胞から分泌される血清カルシウム低下作用をもつペプチドである.

 

 

このホルモンは骨吸収を抑制し、骨からのカルシウムとリンの溶失を減少させることにより血清カルシウムイオンを低下させる.

 

 

機能的にはパラトルモン(PTH)に拮抗する.

 

 

(161~162p)

 

 

 

「rT3」の事など、全く書かれていません。

 

 

 

 

生理学の本には、「T4」や「T3」の他に「rT3」がある…というところまでは書かれているものの(それすらもないものがほとんど)、それ以降の話、例えば、「T4」から「rT3」に変換されてしまう理由等は書かれていないのです。

 

 

 

 

もっと分厚い本になら書いてあるのかもしれませんが、そういう本でないと見つけられないというのはおかしな話です。

 

 

 

 

この「低T3症候群」という状態は、飢餓状態やダイエットでもなるので比較的身近な現象です。

 

 

 

それなのに、あまりに情報がなさすぎます。

 

 

 

また、「rT3」は検査もお粗末で、医師も気付かない事があるそうです。

 

 

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 隠れ甲状腺機能低下症』より引用

 

 

 

こういった、現代に蔓延する、不定愁訴的な症状は、甲状腺の機能低下に由来することが多々あります。 医者はいちおう甲状腺機能低下も疑い、その検査をします。

 

 

しかし、たいがいは正常とでてくるのです。

 

 

ところが、この正常というのがくせもので、正常範囲下限ぎりぎりの正常から、上限ぎりぎりの正常まであります。

 

 

そして、ふつうの甲状腺の血液検査ではかるのはTSH(甲状腺刺激ホルモン)、T3(トリヨードサイロニン)、T4(テトラヨードサイロニン)くらいです。

 

 

 

「 rT3(リバースT3)」は測定しません。

 

 

 

甲状腺のホルモンは「T4」、「T3」、それと「rT3」の3種類があります。

 

 

 

その中で、活性の強いのが「T3」です。

 

 

 

「rT3」は、「T3」の鏡像の異性体です。rはreverse (裏返す)のrです。 その活性は「T3」と比べるとほとんどありません。

 

 

 

従って、「T3」が甲状腺ホルモンとしての主な働きをしているといえます。

 

 

 

ところが、通常の検査では、「rT3」は「T3」と同じにみなされ、「T3」として検査結果がでてきます。

 

 

 

すると、いくら活性のない「rT3」が多く、活性の強い「T3」が少なくても、検査としては異常なしということがときどきおこりえるのです。

 

 

 

しかも、「TSH」も正常とでてくることがあるのです。

 

 

 

ただ、残念ながら日本では、このrT3の検査は普通のクリニックや病院では行われません。

 

 

(中略)

 

 

 

おそらく、うつ病、あるいは慢性疲労症候群、あるいは更年期障害と診断されている人たちの中には「ReverseT3」が多い状態の人がけっこういると推測されます。

 

 

 

肝臓の弱い人、腎臓に問題がある人、糖尿病が進行している人、神経性食欲不振症の人なども、「ReverseT3」が多くなる可能性が高いので、注意が必要です。

 

 

 

ダイエットや飢餓は誰でもなる可能性があるのに、一般的な書籍にも載っておらず、検査されず、原因が分からなくて身体の不具合に悩まされる

 

 

 

…この環境は「鉄不足(フェリチンの不足)」とよく似ています。

 

 

 

 

鉄不足は、生理のある女性では誰でもなる可能性があるのに、一般的な書籍ではあまり扱われず、一般の病院では貯蔵鉄を調べる「フェリチン」の検査はされません。

 

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

その結果、多くの女性が、鉄不足に起因する身体の不調に悩まされているわけです。

 

 

 

このような状況は病人を増やします。ちょっと伝えれば済むことなのに、それをしないのですから悪質です。

 

 

 

「低T3症候群」は、このような環境です。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症と低T3症候群は似ている

 

 

  • 低T3症候群の情報がない

 

 

  • 検査も充実していない

 

 

 

 

 

で、問題は「甲状腺機能低下症と低T3症候群は似ている」というところです。

 

 

 

以下の記事では、両者の違いを書いたのですが、

 

 

甲状腺ホルモンの働きと、甲状腺機能低下症とLowT3症候群の違いについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

調べていると、「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、「疾患」と「生体反応」という違いはありますが、関連しているところもあると感じます。

 

 

 

 

なので、情報がまとまりにくいです。

 

 

 

 

また、痩せ型の女性で、30年以上糖質中心の食生活をおくってきた私は、「低T3症候群」になりやすい条件を揃えているのですが、いきなり糖質10g以下の糖質制限の実践でも「低T3症候群」にならなかったので、これを解決した経験がありません。

 

 

 

…この状態で記事にするのは難しいと考えたのですが、断片的ではあっても、今現在「低T3症候群」で困っている人にはヒントになると思うので、分かっている対策を紹介します。

 

 

 

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T4がreverseT3に変換される

 

 

 

2種類の「甲状腺ホルモン」を紹介しました。

 

 

  • T4

 

  • T3

 

 

 

ここでは、先ほどの引用記事にでてきた「reverse(リバース)T3」について説明しておきます。

 

 

 

前回の記事でも紹介しましたが、「rT3」は、ダイエット、飢餓、冬眠前などの栄養不足の時に、体の代謝を下げてエネルギーロスの少ない状態に変えようとするホルモンでした。

 

 

 

 

 

で「低T3症候群」は、「T4」が「T3」ではなく、省エネホルモンである「rT3」に変換されてしまった状態です。

 

 

 

 

  • T3・・・活性型

 

  • rT3・・・非活性型 

 

 

 

 

では、「T3」と「rT3」はどう違うのかというと、構造はそんなに違いません。

 

 

 

 

元になった「T4」は、ヨードが4つついています。これが「脱ヨード酵素」の働きによって、ヨードの1つが外れて「T3」に変換されます。

 

 

 

 

で、その外れる位置が違うと「rT3」になる…というわけです。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、この変換は、肝臓や腎臓等、標的臓器で行なわれます。

 

 

 

 

甲状腺から「T4」が分泌される

 

 

 

 

血液にのって運ばれる

 

 

 

 

標的臓器に到着して「T3」に変換される

 

 

 

 

「低T3症候群」は、この標的臓器での変換がおかしい状態で、元になった「T4」は分泌されています。

 

 

 

一方、「甲状腺機能低下症」は、「T4」も、そこから変換される「T3」も低下します。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症・・・T3とT4の分泌量が減る

 

  • 低T3症候群・・・(T4 → T3)への変換が抑えられている

 

 

 

 

なので、「低T3症候群」にならないようにするには、「rT3」に変換されるようなことをしない事、また、「T4」から「T3」に上手く変換できるようにすればいいわけです。

 

 

 

 

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T4からT3へ変換されるようにするには

 

 

「低T3症候群」は、甲状腺ホルモンの問題が大きいです。

 

 

 

で、「T4 → T3」に正常に変換されない条件をシンプルに考えるとこうなります。

 

 

 

  • 材料不足

 

  • 標的臓器の変換ミス(変換されない、間違った変換)

 

  • 標的臓器自体の不具合

 

 

 

 

これらが正常に戻るようにすれば改善するはずです。

 

 

 

 

糖質制限によって、ここに挙げた問題が起きるのだとしたら、やはり、解決は栄養療法になります。

 

 

 

糖質制限は慢性疾患を改善させる為に非常に効果がありますが、完璧ではありません。

 

 

 

糖質制限の最大のメリットは、「糖質」の害を抑えられる事と、身体の構成成分の大部分を占める「タンパク質」と「脂質」を十分得られることです。

 

 

 

 

また「脂質」は身体の構成成分にもなりますが、エネルギー物質「ATP」を多く作る事もできます。

 

 

 

 

しかし、現代の食料をとりまく環境には問題があるので、糖質制限の実践によって、一部のビタミン、ミネラルが不足してしまう事も事実です。

 

 

 

糖質制限をしていても、ビタミン・ミネラルが不足すれば代謝に問題が生じます。

 

 

 

なので、その不足している栄養素が何かを見極めて、補うことが重要です。

 

 

 

「何が不足しているのか」を見つけるのが大変なので、そのヒントになりそうな話をいくつか紹介します。

 

 

 

なお、本記事で説明する対策は、「甲状腺機能低下症」、「低T3症候群」の両方に関係している場合もありますが、そもそも「甲状腺ホルモン」の問題なので、共通している事があっても不思議ではありません。

 

 

 

主原料のヨウ素(ヨード)不足

 

 

「低T3症候群」は「T3」が低い状態です。「T4」から「T3」への変換が上手くいかないので、「T4」は足りていると考えられます。

 

 

 

なので、「低T3症候群」の話をする時は、「T4」は足りている…という前提で語っていくつもりですが、一応、これがなかったらどうなるのかもお話しておきます。

 

 

もし、変換の前の状態である「T4」が不足していれば、「T3」を作ることもできません。つまり、どちらも生成できない事になります。

 

 

 

両方減るのは、「甲状腺機能低下症」です。

 

 

 

で、「甲状腺ホルモン」の主原料はヨウ素(ヨード)です。

 

 

 

糖質制限を実践している人で、肉食がメインの人は、ヨウ素不足になる可能性があります。

 

 

 

ヨウ素が多く含まれている海産物を食べなければ、半年ほどでヨウ素不足になるそうです。

 

 

 

材料がなければ、「T4」も「T3」も不足する事になるので注意が必要です。

 

 

 

これに該当する場合は、ヨウ素(ヨード)を補う必要があります。

 

 

 

ただし、摂取のし過ぎも注意です。それによって甲状腺の機能に不具合が生じることもあります。

 

 

 

単体のミネラルの過剰摂取は慎重にするべきです。

 

 

 

 

酵素の材料はタンパク質

 

 

「T4」→「T3」へ変えるには、4つのヨードから1つのヨードを外して変換させる「脱ヨード酵素」が必要です。

 

 

 

この「脱ヨード酵素」は種類があります。

 

 

 

  • 1型(D1)

 

  • 2型(D2)

 

  • 3型(D3)

 

 

 

…ということは、ここでも酵素の材料である「タンパク質」が重要になってきます。

 

 

『藤川徳美医師 fecebook 2018年2月24日』より引用

 

 

タンパク質が十分あれば、タンパク質の同化と異化(動的平衡)が活性化する。

 

 

酵素反応が活性化する。

 

 

主酵素はタンパク質、補酵素はビタミンとミネラル。

 

 

つまり、タンパク質が十分量あると、ビタミンとミネラルの効果が出る。

 

 

 

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ミネラル不足

 

 

主酵素である「タンパク質」が足りていても安泰ではありません。

 

 

補因子である「ミネラル」、補酵素である「ビタミン」が不足すれば反応は滞ります。

 

 

 

『歯科医師の考える健康生活 ライナス・ポーリング氏「すべての不快感や疾患、病気の根本を探るとミネラル欠乏にたどり着く」』より引用

 

 

 

 

2月10日の投稿がきっかけ

 

 

https://www.facebook.com/junichi.takahashi.372

 

 

糖質制限で失敗する方はカロリー不足もあるが、ミネラル欠乏が主体ではないか?

 

 

ケトジェニックで失敗する方も、脂質の代謝にミネラルが必須なのにミネラル不足で結局、ケトン体を悪者にしてしまう。

 

 

折角、ケトンの臨床応用を考える風潮が出始めているのに残念。江部先生・宗田先生のご功績を無駄にしてはいけない。

 

 

ケトジェニックダイエットがヒトの健康に及ぼす影響について

 

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/9/54_650/_pdf

 

 

●糖尿病と微量元素はとても密接

 

 

鶏が先か卵が先かだが、原因と結果の混在が多過ぎる。

 

 

鉄が過剰だから糖尿病? 糖尿病だから鉄が過剰?

 

 

恐いのは、糖尿病でインスリンの過剰分泌や多尿で亜鉛の枯渇が起こり、亜鉛欠乏症の泥縄状態になること。

 

 

亜鉛、クロム、マンガン、セレン、バナジウム、カルマグ と糖尿病の関連が分かってないと、糖尿病は理解できない。

 

 

SGLT2阻害薬で糖を排出するだけでなく、多尿継続で微量元素はダダ漏れしてないか?

 

 

ファスティングで、ミネラル不足に陥っていないか?

 

 

酵素ドリンクダイエットだけでは、立派な亜鉛欠乏症の出来上がり。

 

 

そして、最も恐いのは間違った糖質制限やダイエット、菜食による微量元素の欠乏。

 

 

例えば、亜鉛欠乏になると、甲状腺機能低下にまっしぐら。ヨウ素欠乏だけでない。

 

 

微量元素欠乏(特に亜鉛欠乏)と低T3症候群は症状は類似病態。

 

 

肉食が嫌なら せめて亜鉛入りプロテインや亜鉛補給の元、糖質制限を。

 

 

魚食、オメガ3頼り、脂質代謝依存の方もせめて亜鉛だけでも 適量を弁えたメガで。

 

 

 

 

「微量元素欠乏(亜鉛欠乏)」と「低T3症候群」の症状が似ているとは…。

 

 

 

ということは「甲状腺機能低下症」とも症状が似ているという事です。

 

 

 

そういえば、子供は亜鉛が欠乏すると成長障害が起きるようですが、成長を促す「甲状腺ホルモン」が不足しても成長に悪影響がでます。

 

 

 

微量元素欠乏(亜鉛欠乏)、低T3症候群、甲状腺機能低下症…表面的には別物ですが、共通している事が多いですね。

 

 

 

まぁ、考え出すときりがないので、ミネラルに話を戻します。

 

 

 

 

ミネラルと言えば、私は10代の時から糖質制限を始める前まで、健康食品をいくつか摂取していました。

 

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

その中にミネラルもあったのですが、糖質制限を始めた時に、糖質制限の効果を確かめる為に全て止めました。

 

 

 

 

でも、長年飲んでいたので、止めてもミネラルは急には涸渇しなかったのだと思います(※毎月生理があるので、「鉄」は減っていましたが…)。

 

 

 

私がいきなり厳しい糖質制限をして上手くいったのは、それまで飲んでいた健康食品のおかげだと思っていましたが、やはり信憑性がありそうです。

 

 

 

 

一応、「T3」に関係のあるミネラルを挙げておきます。これらが不足している場合は補った方が良いでしょう。

 

 

 

T4からT3の変換に必要なミネラル

 

 

 

  • セレン

 

  • 亜鉛

 

  • マンガン

 

 

この中で、マンガンが気になりました。

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 甲状腺(こうじょうせん)の病気』より引用

 

カルシウムを大量に摂取するとマンガンの吸収が阻害されます。

 

 

何かの理由でカルシウムのサプリメントをとっている人は、気をつけたほうがいいでしょう。 (私は、骨粗鬆症に対してさえ、カルシウムのサプリメントは推奨しておりません)。

 

 

マンガンはセレンとビタミンB2とともに、甲状腺ホルモンのうち、T3という活性の強いほうのホルモンが生成されるのに必要です。 日に3mgほど必要です。

 

 

 

糖質制限でチーズを大量に摂取する人がいます。この場合、チーズに含まれているカルシウムを多く摂取する事になります。

 

 

これもマンガンの吸収を阻害することになります。

 

 

マンガンはスパイスに多く含まれています。私はスパイスが大好きなので、肉料理にもよく使っているのですが、これも「低T3症候群」にならなかった理由かもしれません。

 

 

 

 

T3を細胞に運んで細胞が利用できるようにするミネラル

 

 

 

 

 

いつも言っていますが、生理がある女性は不足しやすいです。

 

 

足りているかどうかは「フェリチン(貯蔵鉄)」を測ります。

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

食品に含まれている物質が甲状腺に与える影響

 

 

食品に含まれている成分が、甲状腺の機能に良い影響を与える場合と、悪い影響を与える場合があります。

 

 

例えば、ココナッツオイルは、甲状腺の機能を適切に保つ効果があると言われています(※ただし、そう書かれているサイトを見るのですが、そのメカニズムに触れているものが見つかりませんでした)

 

 

 

問題は悪い影響を与える物質です。

 

 

 

 

たまに、「食品に含まれる有害物質に対してどう考えているのか」というメールやコメントをいただくのですが、現在は基本的に、糖質のように1つの毒を大量に摂るわけではないので意識して避けていません。

 

 

 

 

私は糖質制限をする前は、「人工甘味料」や「遺伝子組み換え食品」や「食品添加物」をできるだけ避ける生活をおくってきました。

 

 

 

しかし、糖質制限を始めてからは、ほとんど避けなくなりました。その理由は以下です。

 

 

 

  • 糖質を食べないので、加工品を食べる機会が減ったので避けるまでもない

 

 

  • 有害物質を避けまくっても糖質を摂取していては健康にはならなかった

 

 

  • 有害物質を避ける事を優先することで必要な栄養が摂取できなくなる

 

 

 

 

これは「有害物質は避けなくても大丈夫、安全だ」と言っているのではありません。

 

 

 

避けた方がいいのは分かっていますが、種類が多すぎる上、色んなものに分からないように入っているので、避けるのが事実上無理だから頑張らなくなったのです。

 

 

 

 

しかし、現実にこれらを摂取して、不具合があるなら積極的に避けた方がいいです。

 

 

 

 

糖質を制限するあまり、人によって摂取量が増える可能性のある物質が「人工甘味料」です。

 

 

 

私の様に糖質制限の開始とともに、全ての甘味料を諦める選択をする人もいますが、中には、甘味を捨てきれず、人口甘味料を多く摂取する人もいます。

 

 

 

そのような人は、糖質を摂取している人よりも、人工甘味料を多く摂取するかもしれません。

 

 

 

で、人工甘味料の中でも、甲状腺やホルモンに影響があると思われるものがこちらです(まだあるかもしれませんが…)。

 

 

 

アセスルファムK

 

 

動物実験で甲状腺異常、肝機能障害が起きています。

 

 

 

スクラロース

 

 

スクラロースは、分解されにくい化学物質で、摂取すると全身に回って、ホルモンや免疫システムを乱す可能性があります。

 

 

なんでも、この添加物は、新しい農薬を開発中に偶然発見されたそうです。

 

 

 

以下は継続して摂取することで懸念されている症状の一例です。

 

 

 

  • 甲状腺の働きの衰え

 

  • 肝臓・脳の肥大

 

  • 肝臓細胞異常

 

  • 卵巣収縮

 

  • 脳腫瘍の増加

 

  • 成長の遅れ

 

  • 赤血球の減少

 

  • マグネシウムとリンの欠乏

 

 

 

 

…このような話があるので、心当たりのある方は量を調節した方がいいです。

 

 

 

 

人工甘味料が悪影響を与える…というのは、だいたい想像がつくと思います。農薬を開発中に何故か偶然できた…とか、そんなのばっかりですから。

 

 

 

しかし、一見、健康に良さそうな自然の食品も、甲状腺に悪影響を与える物もあるので注意が必要です。

 

 

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大豆製品の摂取量に注意

 

 

 

「低T3症候群」は、「女性」や「痩せた男性」に多い症状です。その理由を食事の視点から考えてみます。

 

 

 

糖質制限をするとタンパク質をたくさん食べる必要がありますが、大豆製品からタンパク質を稼ごうとする人がいます。

 

 

 

大豆はオシャレでヘルシーなイメージが強く、「畑の肉」と言われているからでしょうか。

 

 

 

しかし、大豆製品は曲者です。

 

 

 

大豆は「アンチニュートリエント」を含んでいます。

 

 

 

「アンチニュートリエント」は、「反栄養素」という意味で以下のような働きがあります。

 

 

 

  • タンパク質の消化能力の邪魔をする

 

 

  • カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛…等のミネラルの吸収の邪魔をする

 

 

 

 

先にタンパク質やミネラルの重要性の話をしているので、これがいかに悪い事かよく分かると思います。

 

 

 

タンパク質の消化吸収能力を邪魔するということは、大豆製品と肉を一緒に食べれば、肉が未消化で腸で発酵して…というあのフレーズを実現化することになります。

 

 

 

 

また、大豆には甲状腺機能を狂わせる効果があります。

 

 

 

大豆には「イソフラボン」が含まれています。これが甲状腺ホルモンの生産を妨げます。

 

 

 

 

糖質制限によって、大豆のタンパク質をたくさん摂取すると、どの食事法よりも大豆製品を大量摂取してしまいます。

 

 

 

だってタンパク質をたくさん食べなければいけないですから。

 

 

 

その場合、糖質制限が原因で、甲状腺機能に異常がでる可能性もあります。

 

 

 

動物性の方が植物性よりも良い…と言っているのですが、それでも大豆製品は人気があります。

 

 

 

この傾向は男性よりも女性に多いと感じるのは私だけでしょうか。大豆製品について相談してこられたのはみな女性でした。

 

 

 

ドラッグストアで女性受けするオシャレなパッケージのプロテインが置いてありますが、ソイプロテインの事が多いです。

 

 

 

プロテインバーもソイが多いです。

 

 

糖質制限の良さは、動物食性動物である人間の食性に合っているので、身体への負担が少ない事です。

 

 

 

せっかく糖質制限をしているのに動物性ではなく、納豆や豆腐をたっぷり食べ、豆乳を飲み、ソイプロテインを飲む…これでは植物食性動物です。

 

 

 

痩せた男性も人事ではありません。

 

 

 

男性でも胃腸が弱ければ、肉食はキツイです。痩せた人や、ある程度年齢がいった人は、最初のうちはタンパク質を、あっさりした大豆製品から多く摂るかもしれません。

 

 

 

このような男性は、大豆の大量摂取による甲状腺機能の問題が起きやすいと考えられます。

 

 

また、そのような男性の体形は、「胃腸が弱い→食が細い→痩せて非筋肉質」の可能性が高いです。ということは、前回説明した筋肉量が少ない事で「低T3症候群」になる可能性もあります。

 

 

 

 

最近は高たんぱくブームで、スーパーには色んな味の豆乳がならんでいます。豆乳は「健康」という単語と結び付けられていますが、鵜呑みにして大量摂取しないように気をつけましょう。

 

 

 

 

大豆製品からタンパク質の摂取を続けると、思わぬ不具合が出る可能性があることを知っておいて下さい。

 

 

 

ハッキリ言って、「動物性食品中心の糖質制限」と、「大豆製品中心の糖質制限」は別物です。大豆製品はタンパク質が多くても、おまけ程度に考えた方がよいです。

 

 

 

中にはガゼインアレルギーで、プロテインがダメという方もおられます。

 

 

そのような方には、ホエイプロテインでもガゼインのほとんどないWPIが良いと伝えます。

 

 

しかし、それがダメなら、ソイをオススメした事もあるのですが、やはり、これは良くないかもしれません。

 

 

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コルチゾールの分泌量に問題がある

 

 

「T4→T3」の変換には適度な量のコルチゾールが必要です。

 

 

 

 

コルチゾールとは、「副腎」から分泌される「副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン」の一種です。

 

 

 

 

「副腎」は腎臓の上にあります。

 

 

 

 

 

 

「コルチゾール」は、ストレスから体を守ったり、糖質、脂質、タンパク質代謝に関与しています。

 

 

しかし分泌が過剰になると「T3」の産生が妨げられ、反対に、少なすぎると「rT3」に変換されます。

 

 

 

 

  • コルチゾールが過剰 = T3の産生が妨げられる

 

  • コルチゾールが減少 = rT3に変換される

 

 

 

簡単にその流れをまとめます。

 

 

 

コルチゾールが多すぎる場合

 

 

副腎機能が保たれているが、ストレスに反応してコルチゾールが多く出る

 

 

 

 

「T4→T3」への変換が妨げられて、「T3」が減る

 

 

 

 

甲状腺機能が低下する

 

 

 

 

 

コルチゾールの分泌が低下して、ストレスに対抗できなくなった状態を、「副腎疲労症候群 ふくじんひろうしょうこうぐん」と言います。

 

 

 

 

 

コルチゾールが少なすぎる場合

 

 

 

 

副腎疲労が進行する

 

 

 

 

コルチゾールが低下する

 

 

 

 

「T4」は「リバースT3」に変換される

 

 

 

 

省エネモードになる

 

 

 

 

参考サイト:慢性疾患本当の原因 副腎疲労度と甲状腺機能の関係

 

 

 

 

甲状腺機能は副腎の影響を受けます。

 

 

従って、原因が副腎、コルチゾールにある場合は、こちらも改善させる必要があります。

 

 

 

というわけなので、コルチゾールの分泌量が増える原因について考えてみます。

 

 

 

 

コルチゾールの分泌量が増える例

 

 

 

「コルチゾール」は、ストレスや睡眠不足によって分泌量が増加します。

 

 

 

ストレスが多いと、「コルチゾール」が過剰になり、「糖新生 とうしんせい」が亢進し、血糖値が上がります。

 

 

 

すると、糖質制限をしていても高血糖になります。

 

 

 

このような人は、コルチゾールによって「T3」の合成が妨げられます。

 

 

 

「糖新生」とは、腎臓や肝臓で「糖質以外の物質」から糖質を作り出すシステムの事です。

 

以下の記事では、糖質制限をしている人で、「糖新生」が過剰になるケースについてお話しました。

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

 

一応言っておきますが、「糖新生」自体が悪いのではなく、過剰になるのが悪いのです。

 

 

 

 

糖質制限は低T3症候群になりやすい…と言われています。

 

 

 

その理由の1つに、食品からの糖質摂取が少ないので、その分糖新生が多く働くからというのがあります。

 

 

 

つまり糖質制限では、糖新生の需要が増すから、「コルチゾール」の必要量が増す…という理屈です。

 

 

 

 

糖質を制限するので糖質が入って来ない

 

 

糖質しか利用できない細胞があるので、糖新生で糖質を合成(コルチゾールが必要)

 

 

過剰なコルチゾールによって「T3」の合成が抑えられる

 

 

低T3症候群の発症

 

 

(結論:糖質制限は低T3症候群を発症しやすい)

 

 

 

 

この部分だけ見ると、糖質制限がいかにもコルチゾールを浪費するように見えます。

 

 

「糖質を摂取した方が良さそう」と思ってしまいます。

 

 

 

しかし、それを言うなら、糖質を摂取をしていても、「コルチゾール」は過剰に分泌されます。

 

 

 

 

 

食品から摂取した糖質によって上がった血糖値を下げるためにインスリンが出る

 

 

血糖値が下がりすぎる

 

 

血糖値を上げる為にコルチゾールが分泌される

 

 

過剰なコルチゾールによって「T3」の合成が抑えられる

 

 

低T3症候群の発症

 

 

(結論:糖質の摂取は低T3症候群を発症しやすい)

 

 

 

 

このように、「糖新生で合成された糖質」でも、「食品からの糖質摂取」でもコルチゾールは増えるので同じことです。

 

 

 

糖質摂取で増えたコルチゾールは「T3」の合成には影響しなくて、「糖新生」で増えたコルチゾールだけが「T3」の合成を抑える…という事はないでしょう。

 

 

 

しかも、コルチゾールには抗炎症作用があります。糖質は炎症を起こすので、糖質の大量摂取によってコルチゾールの需要が増します。

 

 

 

糖質と炎症の関係についてはこちら

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

コルチゾールの必要量が増すことで「rT3」に変換され「低T3症候群」になるなら、糖新生だけではなく、糖質摂取も良くないです。

 

 

 

「rT3」に変換させないためには、副腎疲労、その元になるコルチゾールの浪費をなんとかする必要があります。

 

 

 

その対策についてお話します。

 

 

 

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副腎疲労とコルチゾールに関係する栄養素

 

 

ここでは、副腎に関連する栄養素を紹介します。

 

 

副腎も甲状腺も内分泌器官です。で、内分泌器官といえば「ビタミンE」です。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年2月21日』より引用

 

 

いずれにしても、ビタミンE1はすべての内分泌器官に蓄積されており、これが欠乏すると、精巣、卵巣、副腎などが萎縮し、あるいは変性することが知られている。

 

 

ビタミンE1が、すべてのホルモンに関係ありとする根拠は十分にある。

 

 

 

なぜなら、ホルモンはフィードバック的につくられるものときまっているからだ

 

 

 

 

そして、副腎の働きを強化し、副腎皮質ホルモンの産出を促す働きがあるのが「パントテン酸」です。

 

 

 

パントテン酸は、別名「ビタミンB5」です。

 

 

 

これはアルコールやカフェインで消耗しやすいので、これらをよく飲む人は欠乏しているかもしれません。

 

 

 

そして、副腎皮質ホルモンは、副腎皮質でコレステロールから合成されます。

 

 

 

その他に、タンパク質、ビタミンC、ビタミンEも必要です。

 

 

 

特にビタミンCが重要です。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 三石理論 基礎から学ぶビタミンC-5』より引用

 

 

ストレスでコルチゾール需要が高まると、ビタミンC需要も数倍に跳ね上がり、ビタミンC不足になる。

 

 

 

ビタミンC不足になると、ATP合成、脂肪酸燃焼、コラーゲン合成に手が回らなくなり、エネルギー障害、代謝障害を生じる。

 

 

 

ストレス過多が慢性疾患を生じる原因の一つは、ビタミンC不足にある。

 

 

よく強度の慢性ストレスでがんになったと言う話を聞くが、これもビタミンC不足を介していると言える。

 

 

 

 

甲状腺ホルモンと睡眠の関係

 

 

睡眠に問題があれば、どんな栄養療法をしていても不健康になります。

 

 

例えば、「睡眠不足」では糖新生が過剰になるので、糖質制限をしていても高血糖になります。

 

 

一方、「睡眠のタイミング」は、甲状腺ホルモンの働きに影響を与えるようです。

 

 

 

『ドクター牧瀬のサプリメント・クリニック 隠れ甲状腺機能低下症』より引用

 

 

3)就寝の理想は午後10時までですが、どんなに遅くとも11時までには床に就いください。その分、朝は早くおきてもかまいません。(朝は、寝たいだけ、寝てられてけっこうです)。

 

 

どんな病気も夜ふかしすると、非常に治りがよくないのです。それは、成長ホルモンの分泌の関係からです。特に午前0時~午前2時あたり、寝ている間に、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは若い人の背丈をのばすだけでなく、他にもさまざま重要な働きをします。

 

 

その一つに、甲状腺に関しては、抹消の組織でT4(テトラヨードサイロニン)からT3(トリヨードサイロニン)への変換を促進します。つまり、甲状腺ホルモンを働かすには、早寝が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

肝臓での変換

 

 

「T4」は、甲状腺のみで作られます。

 

 

 

一方、「T3」の作られ方は2通りあります。

 

 

 

血液中の約20%が甲状腺から分泌されていて、「T4」から変換されて生じるのが80%です。

 

 

 

 

 

 

「T4 → T3」へは、標的臓器で変換されるというのがポイントです。

 

 

 

 

車でも電化製品でも何でもいいですが、例えば、ある工場で「A」という部品を作ります。

 

 

で、その部品をトラックに乗せて道を走り、着いた工場で「A」を加工して「A’」という商品を作るとします。

 

 

 

「A → A’」になることが悪いなら、悪いのは「Aを作った工場」ではなく、「加工した工場」になります。

 

 

 

不良品の「A」をそのまま出荷したとか、運ぶ道中で何か問題が起きる事もあるでしょうが、やはり加工する工場で何か問題があると考えます。

 

 

 

これを「甲状腺ホルモン」に当てはめます。

 

 

 

「T4」が「T3」ではなく「rT3」に変換されることによってなる症状が「低T3症候群」なので、悪いのは「甲状腺」ではなく、「T4の変換の仕方」か、「標的臓器」そのものです。

 

 

 

  • T4の変換の仕方が悪い・・・材料(酵素と補酵素)に問題がある

 

  • 標的臓器の不具合・・・臓器によって事情が違う

 

 

 

ここまで述べてきた対策は、前者に関するものでした。

 

 

 

ですが、後者に問題がある場合は対策は1つではありません。何故なら、「標的臓器」とされるのは複数あるので、その臓器がどのように不具合を起こしているのかによって解決策も異なるからです。

 

 

変換される標的臓器ですが、調べたところによると、肝、腎、筋肉、中枢神経系、褐色脂肪…等です。

 

 

 

いつものごとく、人によって言う事がバラバラなので、調べたらまだ他にもあるかもしれません。今のところ、どの場所で、何割作られて…といった情報はみつけられませんでした。

 

 

 

「T4 → T3」へは、主に筋肉で変換されるとか、主に肝臓で変換される…という説が多いです。

 

 

 

 

ここでは、「肝臓」についてとりあげます。

 

 

 

 

調べていると、

 

 

甲状腺ホルモンは肝臓で「T3」から「T4」に変換される。肝臓にエネルギーが無ければ正常な変換が行なわれず、「T3」が低下し、代謝が低下する・・・だから糖質を摂取した方が良い。何故なら、肝臓の唯一のエネルギーは糖質だから。

 

 

 

 

…という情報があります。

 

 

 

私はこれを読んでびっくりしたわけです。

 

 

 

…というのも、エネルギーを糖質(ブドウ糖)だけに頼っている細胞は、以下と、筋肉の速筋だけだと思っていたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝臓はケトン体を作りますが、ケトン体を利用する事はできません。ですが、糖質だけしか利用できない…というのは聞いた事がありませんでした。

 

 

 

で、それが本当かどうか調べてみると、肝臓は「糖質」だけでなく「脂肪酸」もエネルギーに使えるようでした。

 

 

『現代ビジネス 医師が教える!健康的に痩せる糖質制限ダイエット「4つのルール」』より引用

 

 

ケトン体回路では、まず脂肪細胞の中で中性脂肪が脂肪酸とグリセロールに分解されます。どちらも血液に乗って全身を巡ります。

 

 

 

脂肪酸はそのままでもエネルギーになるので、肝臓へ向かう途中に筋肉などで使われます。70%はここで使われ、残りの脂肪酸が、肝臓に辿り着いて肝臓のエネルギーになります。

 

 

 

でも肝臓はそんなにエネルギーは必要ないので、他におすそわけしますよ〜と「ケトン体」という物質をつくります。

 

 

 

他の臓器でエネルギーとして使えるようにするわけです。もう一方のグリセロールのほうは、肝臓での糖新生によって糖質に変わります。

 

 

 

全く嘘ばっかりでうんざりしますね。

 

 

 

脳はケトン体を使えると認知されてきたのに、「脳はブドウ糖しか使えない」と頑なに言い張って糖質を食べさせようとする人がいますが、あれと同じです。

 

 

 

単純に無知で知らなかったのならともかく、知っているのに重要な情報を隠して理論を展開するわけです。

 

 

 

このように言うと、いやいやメインは糖質だから…と表現を変えてくるかもしれません。

 

 

 

でも、それならそうと、最初からそう言えばいいのです。

 

 

 

嘘がバレそうになった途端、情報を小出しにしてくるような人は信用できません。

 

 

 

 

嘘が混じっている以上、

 

 

 

 

甲状腺ホルモンは肝臓で「T3」から「T4」に変換される。肝臓にエネルギーが無ければ正常な変換が行なわれず、「T3」が低下し、代謝が低下する

 

 

 

 

…という説はデタラメの可能性が高いです。

 

 

 

 

肝臓のエネルギーについて特徴をまとめておきます。

 

 

 

  • 肝臓はそんなにエネルギーが必要ない

 

 

 

  • 肝臓はケトン体を作るが利用はできない

 

 

 

  • 肝臓は糖質も脂肪酸も利用できる

 

 

 

肝臓は、糖質がなくても、脂質をしっかり摂取して、それを上手く代謝できていれば、エネルギー不足にはなりません。

 

 

 

もし、肝臓での「T4」から「T3」への変換に何らかの問題があるとすれば、その原因は肝臓のエネルギー不足ではなく、肝臓の機能に問題があって上手く働かない…と考えた方が説明がつきます。

 

 

 

肝臓にダメージがあるとかですね。

 

 

 

でもそれは元々あった機能が壊れている事が悪いので、変換できない本質的な理由にはなりません。どんな優れたシステムも壊れていれば使えませんから。

 

 

 

 

 

低T3症候群についてのまとめ

 

 

糖質制限によって生じる「低T3症候群」の原因と対策について考えてきました。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

 

  • 筋肉量を増やす

 

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

  • 甲状腺ホルモンの材料を不足させない

 

 

  • 「T4→T3」への変換に必要な栄養素を不足させない

 

 

  • 甲状腺の機能にダメージを与えるような有害物質を摂り過ぎない

 

 

  • 副腎にダメージがないようにする

 

 

  • 質の良い睡眠を心がける

 

 

  • 標的臓器に不具合があればそれを解決する

 

 

 

「低T3症候群」の対策は他にもありますが、本記事では「糖質制限を実践していてT3症候群になる理由と対策」について絞りました。

 

 

 

何故、このような断片的な情報の記事になったのかというと、私自身、この症状の全体像がまとまっていないからです。

 

 

 

 

ここまで読んでいただければお分かりだと思いますが、「低T3症候群」の周辺を調べていると、様々な疾患がからんできます。

 

 

 

原因や対策を考えていくと「甲状腺機能低下症」と「低T3症候群」は、「疾患」と「生体反応」という違いはありますが、やはり共通している部分が多いです。バッサリ区切っていいのか悩みます。

 

 

 

また、以下の記事で紹介した「単純な脂質不足によってフラフラになる」のも、飢餓状態なので「低T3症候群」だと言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

さらに、記事中に出てきた「微量元素欠乏(亜鉛欠乏)」は、「低T3症候群」と類似病態です。

 

 

 

また、以下の状態の人は「rT3」が多くなっている可能性が高いそうですが、ということは「低T3症候群」の症状と被るという事です。

 

 

 

  • うつ病

 

  • 慢性疲労症候群

 

  • 更年期障害

 

  • 肝臓の弱い人

 

  • 腎臓に問題がある人

 

  • 糖尿病が進行している人

 

  • 神経性食欲不振症の人

 

 

 

ちなみに、「慢性疲労症候群 まんせいひろうしょうこうぐん」ですが、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ「L-カルニチン」が不足するとなる…とも言われています。

 

 

 

 

甲状腺機能低下症、低T3症候群、脂質不足(カロリー不足)、微量元素欠乏(亜鉛欠乏)、慢性疲労症候群…

 

 

 

 

このように、お互いが関係し合っていたり、境界線が曖昧で、疾患の名前は違いますが、根っこが同じような気がするのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

このような状況を見て、私は以下の記述を思い出しました。

 

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

血液のpHが7.3以下になる最大の原因は、大量の乳酸が血管に流れ込むからです。
乳酸はpH5程度の酸性物質なので、慢性的に溜まってくると7.4という正常値を、7.3以下に下げてしまいます。

 

 

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

 

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

 

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。

 

 

 

乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

 

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

 

 

このケースは「乳酸」が原因でしたが、責任の所在が曖昧になるような環境になっています。

 

 

 

 

この甲状腺関係の不具合も、医学界の都合で様々な名前が付けられているだけで、本質はもっとシンプルなのかもしれません。

 

 

 

 

今のところ真相は分かりませんが、そんな気がします。

 

 

 

 

調べれば調べる程、枝葉の情報に踊らされているようで迷います。なので、今後記事を修正、追加すると思います。

 

 

 

 

「低T3症候群」と「ただのカロリー不足」は境界線が曖昧なのですが、読者さんの体験談は参考になります。

 

 

痩せ形で筋肉の少ない男性が糖質制限でフラフラになるケースへ続く

 

 

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糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とは

 

現代社会は様々な有害物質で溢れています。しかし、その中でも糖質は毒性が強く摂取する量も半端ではありません。

 

 

 

その為、癌、膠原病、動脈硬化…等、多くの疾患に糖質が関わっています。

 

 

 

従って、糖質制限を実践する事によって、殆どの慢性疾患が改善していきます。

 

 

 

私のように虚弱体質が改善し、10代20代の頃と比べて30代の今が1番元気…という事も普通に起きます。これは特殊なケースではありません。

 

 

 

基本的に糖質制限は、「動物食性」の人間に合っているので、(糖質制限ができない疾患がある人を除いては、)身体に負担が少なく簡単に健康になる食事法なのです。これは自分の体験だけでなく、多くの方の相談を受けてきて感じることです。

 

 

 

しかし、これまでの一般的な食事とかけ離れているので、急な変化に身体がついていかず、体調不良になる人も少なくありません。これも相談を受けて感じています。

 

 

 

例えば、糖質制限を実践していて、だるい、冷える、筋力が低下する、肌が荒れる、浮腫む、食欲がない、生理不順…といった不調になる方がいます。この場合、原因は複数考えられます。

 

 

 

 

  • アスリート並に速筋を使いすぎているのに糖質を制限している

 

  • タンパク質はたくさん食べるが脂質の摂取量が少ない

 

  • 「低T3症候群」になっている

 

 

 

 

それぞれの理由を簡単に説明します。

 

 

 

アスリート並に「速筋」を使いすぎている人は、糖質を厳しく制限すると体力が低下します。

 

 

 

筋肉の「速筋」は、糖質をエネルギー源としています。

 

 

 

その為、瞬発力系の運動、つまり、筋トレや重労働をアスリート並にしている人は多少の糖質が必要です。このような人は、糖質を厳しく制限するとフラフラになったり、筋力、筋肉量の低下につながります。

 

 

 

 

 

 

次は、糖質制限で脂質を必要量摂取せずに、カロリー不足になって体調不良になるケースについてです。

 

 

 

糖質制限でよくある間違いの1つです。

 

 

 

私も過去にやらかしたのですが、これはただのエネルギー不足です。…といっても、場合によっては命の危険があります。

 

 

 

以下の記事では、「タンパク質はたくさん食べるが脂質の摂取が少ない」…事による失敗の原因と対策を紹介しました。

 

 

疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

これは原因が単純です。エネルギー源の脂質を摂取する事で解決するので比較的簡単でした。

 

 

 

 

本記事では、糖質制限を実践して、脂質をしっかり摂っていても、体が「エネルギー不足」と勘違いして、省エネモードになるケースを取り上げます。

 

 

 

この状態を「低T3症候群」とか「LowT3症候群」と言います。

 

 

 

「T3」とは、活性型の「甲状腺ホルモン」の事です。

 

 

 

様々な不快な症状が表れますが、病気というよりは生体反応です。

 

 

 

先に説明した「糖質と脂質を制限するケース」と以下のような違いがあります。

 

 

 

 

  • 糖質と脂質の両方を制限する・・・単純にエネルギー源の摂取が足りない

 

 

 

  • 糖質制限を起因とする低T3症候群・・・エネルギー源は摂取しているが、何故か体が省エネモードになっている

 

 

 

 

糖質制限によって「低T3症候群」にならない人もいます。私もなりませんでした。

 

 

 

では何故、糖質制限の実践によって体が省エネモードになるのか、また、「低T3症候群」とはどんな状態なのか、どんな人がなるのかについて説明します。

 

 

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低T3症候群とは

 

 

「低T3症候群」をシンプルに説明すると、エネルギー不足の時に、体が省エネモードになっている状態です。

 

 

 

どんな時になるのかというと、「ダイエット」や「飢餓」…等によって栄養が不足している時です。

 

 

 

省エネモード…と言えば聞こえがいいですが、実際には、筋力がおちたり、冷えたり、だるくなったり、髪の毛が抜けたりするのでしんどいです。

 

 

 

しかもその症状は一見すると、内分泌疾患の「甲状腺機能低下症 こうじょうせんきのうていかしょう」と似ています。こちらは疾患なのでなると面倒です。

 

 

 

しかし、「低T3症候群」は、エネルギー不足という危機的状況を回避する為の体のシステムが働いているだけなので、病気ではありません。

 

 

 

何故なら、エネルギーが足りないのに、ガンガン活動していたら体に負担がかるからです。収入が減ったときに出費を抑えるのと似ています。

 

 

 

 

  • 甲状腺機能低下症・・・病気

 

 

 

  • 低T3症候群・・・・・・病気ではない

 

 

 

 

 

 

 

「低T3症候群」は、ダイエットや飢餓だけでなく、脂質やタンパク質を十分食べる糖質制限でもなる人がいます。

 

 

 

すると、糖質を食べていた時よりも体調が悪くなるので、「糖質制限は危険だ!」と勘違いされます。

 

 

 

次は、なりやすい人がどんなタイプなのかをお話します。

 

 

 

糖質制限で低T3症候群になりやすい人

 

 

糖質制限は、糖質の制限量によって体に与える影響が全く異なります。糖質は毒性が強いので、それを制限する量が多いほど、健康になります。

 

 

 

糖質の制限が緩いと効果は薄れますし、また、「摂取している糖質」の害を受けるのでリスクもあります。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

なので、糖質を極限まで抑える「厳しい糖質制限」が最も健康に良いわけですが、これをいきなり実践すると「低T3症候群」になる可能性があります。

 

 

以下がなりやすい人の特徴です。

 

 

 

  • 脂質代謝が上手く働かない人

 

 

 

  • 痩せた人、筋肉が少ない人

 

 

 

  • ストレスや睡眠不足がある

 

 

 

  • 鉄不足

 

 

 

 

私のようにいきなり1日10g以下の「厳しい糖質制限」をしてもならない人もいるので、必ずなるわけではありません。

 

 

次は何故、これらの特徴があると「低T3症候群」になりやすいのか説明します。少しエネルギーの話にお付き合い下さい。

 

 

 

低T3症候群になるメカニズム

 

 

エネルギー源は、糖質脂質タンパク質です。

 

 

 

このうちの「タンパク質」は、体の材料としての働きが主なので、燃料としてはあまり依存できません。

 

 

 

なので、基本的にエネルギーの材料は「糖質」か「脂質」になります。

 

 

 

で、バランスの良い食事のように、「糖質」を中心に食べている人は、主に「糖質」を代謝してエネルギー源にしています。

 

 

 

ラーメン、パスタ、カレー、焼肉とご飯…等、「糖質」を多く食べている人は、同時に「脂質」も食べていますが、糖質を食べている場合は脂質代謝は抑えられます。

 

 

 

これは、「糖質」によって上がった血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きによるものです。

 

 

 

一方、「厳しい糖質制限」を実践すると「糖質」をほとんど摂取しません。なので、食事由来の「糖質」のエネルギーは使えません。

 

 

 

 

そのかわり、「糖質」によって脂質代謝は抑えられないので、「脂質」を上手く使うことができます。

 

 

 

この状態で「脂質」まで抑えると、エネルギー物質の「ATP」が涸渇して生きていけないので、糖質制限実践者は「脂質」を多目に摂取してエネルギー源にするわけです。

 

 

 

 

で、糖質を摂取していた人が、いきなり「厳しい糖質制限」にするとこういうことになります。

 

 

 

 

糖質中心の食事・・・エネルギー源は糖質

 

 

 

 

厳しい糖質制限・・・エネルギー源は脂質

 

 

 

 

この切り替えによって問題が起きる人と、起きない人がいます。

 

 

 

私のようにいきなりの切り替えにも対応できる人は大丈夫なのですが、切り替えた後の脂質代謝機能が上手く働かない人は体調不良になります。

 

 

 

「糖質」を制限している状態で、摂取した「脂質」も上手く使えないので、エネルギーが絶たれた状態になるからです。

 

 

 

エネルギー源である「脂質」を摂取していているのに、何故か身体が飢餓状態になるのは、こういうメカニズムです。

 

 

 

次は「痩せた人」や「筋肉が少ない人」がこの状態になりやすい理由について説明します。

 

 

「糖質」も「脂質」も使えない場合、エネルギー源として利用できるのが筋肉…つまり「タンパク質」です。

 

 

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筋肉量があると低T3症候群になりにくい理由

 

 

「糖質」を制限して「脂質」を摂取しているのに、脂質代謝の働きが悪くてエネルギー不足の状態になる…

 

 

こんな時は、「タンパク質」が大活躍します。

 

 

 

「タンパク質」は「糖新生 とうしんせい」というシステムによって、糖質を作る事ができます。

 

 

 

 

「糖新生」とは、「糖質以外の材料」から糖質を合成するシステムの事です。

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

「糖新生」の材料は、タンパク質、乳酸、グリセロール…等ですが、主に活躍する材料はタンパク質(の糖原性アミノ酸)です。

 

 

 

 

食事から摂取したタンパク質も「糖新生」の材料になりますが、それがなければ、身体の筋肉(タンパク質)を分解して、「アミノ酸」を使います。

 

 

 

ちなみに、アミノ酸は全部で20種類。そのうち、糖に変えることができる「糖原性(とうげんせい)アミノ酸」は全部で18種類です。

 

 

 

アスパラギンアスパラギン酸

アラニン

アルギニン

イソロイシン

グリシン

グルタミン

グルタミン酸

システイン

スレオニン(トレオニン)

セリン

チロシン

トリプトファン

バリン

ヒスチジン

フェニルアラニン

プロリン

メチオニン

 

 

「リシン」、「ロイシン」を加えると全部で20種類になります。

 

 

 

筋肉量が多いと、「糖原性アミノ酸」の1つである「アラニン」の放出量が増えます。

 

 

 

「糖新生」に使えるアミノ酸はたくさんありますが、「アラニン」には以下のような特徴があります。

 

 

 

  • ほとんど全てのたんぱく質に比較的多くみられる

 

  • 血液や組織中の「遊離アミノ酸」として広く存在している

 

  • アラニンからのグルコースの合成速度は、他のすべてのアミノ酸より優れている

 

 

 

 

筋肉量が多いと「アラニン」が増えるので、これによって十分エネルギーを生産できます。

 

 

 

一方、筋肉量の少ない人は、「糖新生」の材料が少ないので、この方法では十分なエネルギーが得られません。

 

 

 

すると、エネルギー代謝は以下のような状態になります。

 

 

 

  • 糖質 → 制限

 

  • 脂質 → 上手く使えない

 

  • タンパク質 → 材料不足

 

 

 

 

・・・となり、どれからもエネルギーが得られないので飢餓状態になります。

 

 

 

その結果、省エネモードの低T3症候群になるというわけです。

 

 

 

筋肉量の少ない女性や、痩せた男性は要注意です。

 

 

 

対策ですが、筋肉量を増やす事と、その元になる「タンパク質」をしっかり摂取した方がよいでしょう。

 

 

 

また、カロリーが低いと改善が悪いそうなので、燃料の摂取は大事です。「脂質」は摂取した方が良いです。

 

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

  • 筋肉量を増やす

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

 

 

 

ただし、私の場合、痩せた女性でいきなり「厳しい糖質制限」をしましたが「低T3症候群」にはなりませんでした。なので、タンパク質と脂質を十分摂れていたのだと思います。

 

 

 

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糖質制限で低T3症候群にならにようにするには

 

 

「糖質」は制限、「脂質」は上手く使えない、筋肉量が少なくエネルギーがない…こうなると体は省エネモードです。

 

 

 

私が言うと説得力がないですが、「低T3症候群」は、今まで糖質をたくさん取っていた人がいきなりスイッチを切るように糖質を制限するとなりやすいです。

 

 

 

いきなり厳しく制限するのではなく、少しずつ減らしていくとなりにくいそうで、実際にこの方法で低T3症候群になった人が1人もいないという報告もあります。

 

 

 

『低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告 いきなりスーパー糖質制限すると全身倦怠感が・・・』より引用

 

 

Going Low-Carb too Fast May Trigger Thyroid Troubles and Hormone Imbalance

 

 

あまりにも急激な糖質制限は甲状腺トラブルとホルモンバランスの乱れを招く

 

 

Summary

 

 

要約

 

 

急激にダイエットを始めた人の中には全身倦怠感とか脱毛とか便秘とか、甲状腺機能低下症を思わせる副作用に悩まされる人がいます。

 

 

(カルピンチョ注: 甲状腺ホルモンは新陳代謝を亢進させるホルモンで、高いとエネルギー消費が活発になり、やせ気味で汗っかきで元気、低いとエネルギー消費が悪く、むくみ気味で冷え性でいつも疲れている感じになります)

 

 

この方たちでは、これらの症状は再び糖質摂取生活に戻ることで速やかに改善します。

 

 

私の患者さんからはこういう話を聞かなかったので不思議だったのですが、低糖質ダイエッターのサイトでのディスカッションを見てそういう人たちがいるのを確認しました。

 

 

このような症状が起こる理由は、こういう人では甲状腺ホルモンT4が末梢で不活性型のreverseT3に変わってしまうために、末梢レベルで甲状腺機能低下(Cellular Hypothyroidism)が引き起こされるからだと考えられます。

 

 

 

リバースT3は消耗性疾患、飢餓、冬眠前などの栄養不足の時に体の新陳代謝を下げてエネルギーロスの少ない冬眠モードに変えようとするホルモンです。

 

 

 

活性型甲状腺ホルモンであるT3の機能を阻害することで甲状腺ホルモンの作用を抑えます。

 

 

さらにこれの代謝物であるサイロナミンも末梢に溜まり、同じような作用を果たします、このために全身倦怠感でぐったりするのです。

 

 

http://edrv.endojournals.org/content/32/1/64.full.pdf

 

 

ところが、私(Dr.Cate)の患者さんには一人もそういう副作用で悩む方がいませんでした。

 

 

私は糖質制限指導をするときには一日一食、朝ご飯で糖質制限することから始めさせています。

 

 

これはシンプルにその方が取り組みやすいし、患者さんの抵抗感も少ないからという理由でしたが、これが功を奏したようです。

 

 

 

 

 

ここまでの対策をまとめます。

 

 

 

  • タンパク質をしっかり摂取する

 

  • 筋肉量を増やす

 

  • 脂質もしっかり摂取する

 

  • 糖質を一時的に摂取する(緩い糖質制限から慣らしていく)

 

 

 

低T3症候群は治るのか

 

 

 

筋肉量やカロリーの不足に気をつけ、「糖質」を段階的に減らしていけば「低T3症候群」にならない…ということなのでほぼ答えは出ているのですが、一応、ここに挙げた解決策でも上手くいかない場合、どうすればいいかを考えてみます。

 

 

 

注目したいのは、甲状腺ホルモンである「T4」、「T3」、そして「reverseT3」です。

 

 

 

引用した記事に書かれているように、省エネモードは厳密には、「T4」から「T3」ではなく、「rT3」に変換されてしまっている事が原因です。

 

 

 

  • T4 → T3  ・・・正常

 

  • T4 → rT3 ・・・低T3症候群

 

 

 

なので、「rT3」に変換されるようなことをしない事、また、「T4」から「T3」に上手く変換できるようにすればいいわけです。

 

 

 

 

その対策については次回お話します。

 

 

 

また、睡眠不足 ストレス 鉄不足が「低T3症候群」になりやすい理由についても説明します。

 

 

 

糖質制限による体調不良の原因、低T3症候群の対策について考えてみたへ続く

 

 

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疲れてフラフラになる…糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

以前に比べると、「脂質」の重要性が説かれるようになってきましたが、それでもいまだに「脂質」の摂取に抵抗を感じている人は少なくありません。

 

 

 

 

しかし、「脂質」は体の構成成分であると共に、良質なエネルギー源でもあるので、むやみに制限すると体調を崩す原因になります。

 

 

 

 

糖質をたっぷり食べている人は、脂質を食べなくても、糖質からエネルギーを確保できるので、カロリー的には問題ありません。

 

 

 

まだ、マシです。

 

 

 

その代わり、少ないエネルギーを賄うために過食になったり、糖質の害も受ける事になりますが…。

 

 

 

 

問題は、糖質制限を実践しているのに脂質まで制限する人です。

 

 

 

 

特に、糖質を10g、5g…と、限りなく減らす「厳しい糖質制限」をしているのに脂質も制限する場合は、に関わるので危険です。

 

 

 

 

一方、「緩い糖質制限」なら、多少糖質からエネルギーが得られるので、脂質を制限しても命に関わる程エネルギーが減る事はありません。フラフラになる程度です。

 

 

 

 

 

 

「糖質と脂質の両方を減らす事」が問題なのです。

 

 

 

理由は、生体が生きていく為に必要な「ATP(エーティーピー)」というエネルギー物質の材料が無くなり、作れなくなるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ATP」が減ると慢性疾患に、「ATP」が無くなると死にます。これはどの生物でも同じです。

 

 

 

 

 

 

 

私は2015年から1日10g以下の「スーパー糖質制限」を続けていますが、脂質をしっかり摂取しているので、ATP不足になることはありません。

 

 

 

 

しかしそれ以前、2008年に一度、「緩い糖質制限」を実践したことがありますが、この時は違いました。

 

 

 

 

当時は脂質の重要性が今ほど語られておらず、脂質は危険という情報ばかりでした。

 

 

 

 

その為、脂質まで制限してしまい、結果、エネルギー不足でフラフラになって糖質制限を止めました。

 

 

 

また、この時は胃の糖化が酷く、タンパク質消化酵素「ペプシン」不足もあり、タンパク質を食べると消化不良になっていたので、こちらもたくさん食べる事ができませんでした。

 

 

 

タンパク質が不足した事により、「糖新生(糖質以外の材料から糖質を合成するシステム)」も上手くいっていなかったと思います。

 

 

 

この状態ですね。

 

 

 

  • 糖質・・・制限

 

  • 脂質・・・避ける・たくさん食べられない

 

  • タンパク質・・・たくさん食べられない

 

 

 

当時の私がやっていたのは、脂質やタンパク質をほとんど食べず、糖質を制限する…

 

 

 

糖質制限を実践しているつもりでしたが、実際はカロリー制限になっていました。

 

 

 

今に比べて、多少は糖質を摂っていたのですが、それでもカロリーは足りていなかったようです。

 

 

 

疲れてフラフラになりましたから…

 

 

 

この状態なので「糖質制限は危険だ」と思いました。

 

 

 

今は原因も解決策も危険性も分かるので、このようなミスはしません。ですが、この情報を知らなくて、脂質の摂取が足りない事で糖質制限が上手くいかない方は今も多いです。

 

 

 

なので、脂質を制限する事の問題点、エネルギー不足の危険性、その対策についてお話します。

 

 

 

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糖質を制限して脂質も制限する

 

 

 

まずは何故、糖質制限を実践中に脂質も一緒に制限してはいけないのか、その理由をお話します。

 

 

 

それは、先ほども説明したように、「ATP」を作ることができなくなるからです。

 

 

 

「ATP」の材料は以下の3つです。

 

 

 

  • 糖質

 

  • 脂質

 

  • タンパク質

 

 

 

 

「タンパク質」は、主に体の材料になるので、実はエネルギー源としては、あまりあてになりません。後で説明しますが、燃料をこれだけに頼って生きていくのは不可能です。

 

 

燃料が無くなった時に、建物の木を崩して薪にするようなイメージに近いですね。

 

 

 

 

「脂質」は、細胞膜など身体の材料にもなりますが、それ以上に、エネルギー源として頼もしい存在です。

 

 

 

「糖質」は、体の材料にもなりますが、ほんとうに僅かなので、食事から摂取しなくても良いです。体の材料にはほぼならず、エネルギーとしての使い道しかありません。

 

 

 

 

一応、人間の構成成分を書いておきます。体の材料の割合です。

 

 

 

  • ・・・59%

 

  • タンパク質・・・18%

 

  • 脂質・・・17%

 

  • 無機塩類・・・5%

 

  • その他(核酸・糖質)・・・1%

 

 

 

で、エネルギーとしては、主に糖質か脂質を使うのですが、糖質は脂質に劣ります。

 

 

 

糖質 < 脂質

 

 

 

 

内訳はこうです。

 

 

 

(糖質の場合)

 

ブドウ糖1分子・・・(不完全燃焼 → ATP分子)

 

ブドウ糖1分子・・・(完全燃焼 → ATP38分子)

 

 

(脂質の場合)

 

パルミチン酸(飽和脂肪酸)1分子の場合・・ATP129分子

 

 

 

このように、同じ1分子を代謝した場合、「糖質」は得られるATPが少なく、「脂質」は得られる「ATP」が多いです。

 

 

 

ただし、「糖質」はエネルギーに変換するスピードが早いので、手っ取り早くエネルギーを得たい時には向いています。しかし、くどいですが、糖質の害は受ける事になります。

 

 

 

 

「食べても食べてもお腹がすく、満足しない」…そう言って、甘い物やご飯やパンを大量に食べる人がいます。

 

 

 

 

エネルギー源を「糖質」に依存しているとこうなります。これは、一度に得られるエネルギーが少ないので、回転数で「ATP」を稼ぐ作戦なのです。「ATP」を体が必要としているのです。

 

 

 

 

一方、糖質制限をして「脂質」をしっかり摂取すると、エネルギー的に充実していくるので、過食したくなくなります。

 

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2016年2月7日』より引用

 

 

どうしてお腹が空くのか-糖質摂取した3時間後に強烈な空腹感に襲われる理由-

 

 

糖質を摂取すると3時間後に“もうお腹ペコペコ、腹減ったー”という感じの強烈な空腹感に襲われます

 

 

糖質制限を継続している人はそのような絶えられない空腹感がなくなり、お腹が空かなくなります

 

 

あるとしても程良い心地よい空腹感のみです

 

 

では何故糖質摂取すると強烈な空腹感に襲われるのでしょうか?

 

 

 

胃が空っぽになるため?

 

 

夏井先生のブログに何度も登場している、肉を食べた後の胃内視鏡所見Vs.穀物を食べた後の胃内視鏡所見

 

 

肉を食べた1時間後にはすっかり消化され胃の中は空っぽになります

 

 

穀物を食べると3時間後にも胃の中に穀物が停留しています

 

 

この結果を見ると、胃が空っぽになるから空腹になるのではないですね

 

 

 

 

低血糖になるため?

 

 

糖質過剰摂取3時間後には、機能性低血糖を生じ易くなります

 

 

糖質制限継続者は機能性低血糖になりません

 

 

じゃあ血糖が下がるから空腹になるのが一見、正解のように思えます

 

 

しかし、糖尿病患者に当てはまるとこれは誤りである事がわかります

 

 

空腹時血糖120、食後200とコントロール不良の糖尿病患者では低血糖を生じません

 

 

低血糖ではないにも関わらず、”腹減った”と言いながら甘いものを間食しますよね

 

 

 

 

正解は、ATP不足になるため

 

 

糖質制限継続者は脂肪酸(ケトン体)からの好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)で持続的に十分な量のATPが産生されます

 

 

胃の中が空っぽになっても強烈な空腹感はありません

 

 

糖質摂取を繰り返している人は、嫌気性解糖主導となります

 

 

そうなると、産生されるATPが極めて少なく、かつ短時間で切れてしまう

 

 

ATP不足になると脳がSOS指令を出し、強烈な空腹感が出現します

 

 

胃の中に内容物がたっぷりあっても、低血糖ではなくても、ATP不足なら強烈な空腹感が出現する!

 

 

 

 

ATP不足になると脳がSOSを発する…とあるように不足すると危険なのです。

 

 

では、次はATPが無くなるとどうなるかという具体的な話をします。

 

 

 

ATP不足は命の危険がある

 

 

糖質を制限して、高タンパク質にして、脂質を制限するとATP不足でフラフラになります。

 

 

 

高タンパク食と言えば、ボディービルダーです。

 

 

 

彼らは食事からのタンパク質だけでなく、とんでもない量のプロテインを毎日飲むようですが、それでも「糖質」も「脂質」も無くなると餓死の危険があります。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 糖質制限 超基礎編』より引用

 

 

タンパク質について、一部は糖新生されて燃料として使用されるが、生体を維持するための十分な燃料とはなり得ない。

 

 

以前紹介した、マッスル北村氏は、高タンパク食+断糖食+無脂肪食で「餓死」した。

 

 

つまり、体脂肪ゼロで無脂肪食ではATP不足となり、生命を維持できない。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%8C%97%E6%9D%91

 

 

 

 

普通の人は、体調を崩したら「危険だ」と判断して止めるので心配はないですが、一応、ATP不足を無視して制限を継続するとどうなるのかも知っておいた方がよいです。

 

 

 

次は糖質制限中にATP不足にならない為の解決策についてお話します。

 

 

 

 

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解決策

 

 

 

解決策は簡単ですね。まずは以下をご覧下さい。

 

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 「Low T3 syndrome(低T3症候群)」と糖質制限、カロリー制限、飢餓』より引用

 

 

自己暗示研究家さんが書評の中で懸念されている「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ、生理不順、脱毛、生理が止まる、冷え、無気力、皮膚乾燥・・・」などの、甲状腺機能低下症のときに見られる症状が、糖質制限食実践中にもしあったとすれば、それは摂取エネルギー不足が原因と考えられます。

 

 

少なくとも高雄病院の糖尿病患者さんで、糖質制限食を実践中に「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ、生理不順、脱毛、生理が止まる、冷え、無気力、皮膚乾燥・・・」などの訴えがあった方々を、栄養指導したところ、全員が摂取エネルギー不足でした。

 

 

例えば、男性で1200kcal/日とか女性では1000kcal/日とかです。

 

 

当然のことですが、糖質制限食の範疇で摂取エネルギーを増やして、厚生労働省のいう標準必要エネルギーを満たして貰うと、皆さん「全身倦怠感、筋力低下、痩せ過ぎ・・・」は速やかに改善しました。

 

 

単純な理屈です。

 

 

 

私もこれで1度失敗しているので、

 

 

 

 

糖質を制限したら脂質を摂取しましょう、くれぐれもただのカロリー制限にならないように

 

 

 

…と、何度も言っているのですが、脂質の量が足りていない人はたまにいます。

 

 

 

 

脂質の摂取量が少ない理由ですが、以下が多いです。

 

 

 

  • 脂質をたくさん食べる事に抵抗がある

 

 

 

  • 脂質を食べているつもりでも、必要量が足りていない

 

 

 

  • 脂質の消化や代謝が上手くいかない

 

 

 

 

ただ摂取しろと言っても、これらの問題を解決しなければ実践できないので、解決策を提案します。

 

 

 

脂質をたくさん食べる事に抵抗がある」に該当する方は、「脂質悪」の洗脳を解くのが先なので、以下の記事をお読み下さい。

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

 

 

  • 「脂質を食べているつもりでも、必要量が足りていない」
  • …ですが、これは指摘されるまで気が付かないものです。

 

 

 

色んなパターンがありますが、一例を紹介します。

 

 

 

たまに、「肉は発癌性物質がある」という説が気になって、肉ではなく大豆製品中心の糖質制限をする人がいるのですが、この方法だと、脂質の摂取量が少なくなるので、やはりカロリー不足になる可能性が高いです。

 

 

 

「植物性の食品が安全だ」という考えが抜けきれないので、糖質制限+従来の常識 にアレンジしようとした結果です。

 

 

 

ですが、人間は動物です。

 

 

 

その為、アミノ酸組成脂肪酸組成が近い、動物性の食品の方が利用しやすいのです。

 

 

 

従って、糖質制限も植物性の大豆等を中心にするより、動物性を中心にした方が効果が圧倒的です。

 

 

 

また、植物には「動物に食べられないようにする為の毒」が含まれているので、動物性を中心にすれば、それの摂取も防げます。

 

 

 

 

脂質の補い方

 

 

タンパク質が不足している場合は、プロテインを飲むと良いです。

 

 

脂質が不足している場合は、何を選択するべきかについてお話します。

 

 

 

 

肉、魚、卵にも脂質は含まれています。これらから十分摂取できて、代謝に問題がないなら問題ありません。

 

 

 

しかし、量を食べられない人の場合は不足するので、少し工夫が必要です。

 

 

 

例えば、私の場合は、糖質制限を始めてから、3年以上、脂質不足にならないように、食事とは別に夜寝る前にバターを食べるようにしました。

 

 

 

一時、100g摂取していましたが、それ以外は基本的に50g摂取しています。

 

 

 

 

「何故50gなのですか?」とよく聞かれるのですが、何度も増やしたり減らしたりして実験した結果、私の体にはこの量が1番合っていると判断したからです。

 

 

 

 

生理の日にちの間隔が安定します。

 

 

 

食事とは別に、最低「プロテイン30g」と「バター50g」を摂取すれば、生理がほぼ同じ日にきます。どちらかが減ると日にちがズレます。

 

 

 

あと、バターは美味しいので、嗜好品としても楽しんでいます。

 

 

 

また、生クリームを飲む事もあります。これは高いのでたまにですが…。

 

 

 

一方、調理に使う油は、あまり細かい事は気にしていません。

 

 

 

動物性の牛脂やラードも使いますが、植物性の油も普通に使います。

 

 

 

理由は私は香りの良い料理が好きだからです。

 

 

 

オリーブオイル、ゴマ油、マスタードオイルを健康の為ではなく、嗜好品として使っています。

 

 

 

このように、調理の油に関しては、自己管理が甘くてあまり偉そうな事が言えないので、もし健康の為に油にも徹底的に拘りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。

 

 

藤川徳美医師 facebook 2015年11月3日 動物性脂肪、Vs、植物性脂肪

 

 

 

糖質制限をする場合、脂質の摂取は重要なのですが、たくさん摂取すると、問題が起きる事があります。

 

 

次はその点についてみていきます。

 

 

 

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脂質の摂取による消化不良

 

 

バターはオススメの脂質です。

 

 

ですが、糖質制限を始めたばかりで、胃が弱い人の場合、これを食べるのがキツイ人がいます。

 

 

具体的に言うと、バターを摂取すると、下痢をしたり調子が悪くなったりします。

 

 

 

脂質を摂取する事に抵抗がある理由に、「脂質の消化や代謝が上手くいかない」がありましたが、これはしんどいのでハードルが高いです。

 

 

 

でも解決できます。

 

 

このような人は長年のタンパク質不足により、脂質を分解する酵素「リパーゼ」が不足している可能性が高いので、脂質を上手く消化することができません。

 

 

 

 

タンパク質が不足する

 

 

タンパク質でできている酵素「リパーゼ」が減る

 

 

「脂質」が消化しずらくなる

 

 

 

 

 

また同じ理由で、タンパク質を消化する「ペプシン」という酵素が不足すれば、タンパク質を消化しずらくなります。

 

 

 

 

上の「リパーゼ」を「ペプシン」に、「脂質」を「タンパク質」に置き換えて読んでみて下さい。

 

 

 

 

「ペプシン」や「リパーゼ」が減ると、肉がムカついて食べられなくなります。

 

 

 

無理して食べると、未消化になり、「腸内環境の悪化」という別の問題も起きてきます。ただしこれは肉が悪いのではなく、消化する能力が劣るほど栄養不足であることが悪いのです。

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

解決策は、酵素の元であるタンパク質を不足させないようにすることです。なので、タンパク質不足を解消することを最優先させます。

 

 

 

 

これができなければ、タンパク質も脂質も食べられないので、スタートラインにも立てません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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脂質代謝が上手くいかない時

 

 

酵素「リパーゼ」が足りていて、脂質の消化は問題なかったとします。

 

 

 

ですが、まだ壁があります。

 

 

 

脂質は脂肪酸に分解されるのですが、これをミトコンドリアの中に運ぶのが「L-カルニチン」です。

 

 

 

ちなみに、「D-カルニチン」というのもありますが、こちらは活性がなく、脂質代謝には関係しません。

 

 

 

 

ミトコンドリアは、細胞の中にあり、この中で多くのATPを作ります。その為、「発電所」に例えられます。

 

 

 

 

 

 

 

従って、「L-カルニチン」が不足すると、燃料の「脂肪酸」がミトコンドリアに運ばれないので、代謝ができません。

 

 

 

 

「L-カルニチン」は食品からでも摂取できますし、体内で合成する事もできます。

 

 

 

 

 

食品では、肉類と乳製品に多く含まれており、穀物、果物、野菜にはほとんど含まれていません。

 

 

 

 

「L-カルニチン」は、不足しやすい栄養素の1つです。

 

 

『Fitness in Life 脂質代謝に欠かせないカルニチン』より引用

 

 

◆カルニチンは減る!?

 

 

ビタミンと違ってビタミン様物質のカルニチンは体内で生合成できます。

 

 

肝臓で、必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成され、血液を介して、筋肉に取り込まれます。

 

 

ただし、加齢とともにその合成力は低下します。20歳ごろからすでに減り始め、80歳では極めて低いレベルにまで落ち込むといわれています。

 

 

脂肪の燃焼に深く関わるカルニチン。中年太りの要因には、加齢によって体内のカルニチンが減っていくことも関係していると考えられています。

 

 

また、カルニチンが不足すると、慢性疲労症候群という、風邪などを契機に、激しい倦怠感や、脱力感を、半年以上、持続ないし繰り返す病気になると言われています。

 

 

 

不足すると困るので、次は対策をお話します。

 

 

 

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L-カルニチンが不足しやすい理由と対策

 

 

 

以下は糖質制限をしながら、不足しやすいカルニチンをサプリで摂取した効果です。

 

 

 

『前山美香氏 facebook 2018年3月4日』より引用

 

 

2年半前に糖質制限始めたと同時にアセチルLカルニチンを摂っている。

 

 

今は日に最低3gの摂取です。

 

 

数か月前までは1~2gでしたが、3g以上摂ってから全体的の体感と脳の機能が上っている感じです。

 

 

私はカロリー制限も菜食も長く来たので、何もかも不足、兎に角、動物性の栄養素が過不足で状況でしたので、こちらを読んで、アセチルLカルニチンが今も手放せないこと、Q10との関連性に納得しました。

 

 

脳も不全に気づいていなかった自分がオソロシイ。。いや、今も不足である。。

 

 

・食事性カルニチンの主な供給源は肉類と乳製品であり、穀類、果物、野菜にはほとんど含まれていません。

 

 

・長い脂質不足、栄養栄養不足の方は欠乏がある。

 

 

・アセチル-L-カルニチンは、血液脳関門を通過して脳内に到達しアセチルコリン量を増やします。

 

 

・アセチル-L-カルニチンはアルツハイマー病初期症状の改善に効果があることがことが報告されています。

 

 

 

 

不足する原因は、動物性食品の摂取が少ない…だけではありません。

 

 

 

「L-カルニチン」は体内で合成できると言いましたが、その材料が以下になります。1つでも不足すると「L-カルニチン」が不足します。

 

 

 

  • 必須アミノ酸(リジン、メチオニン)

 

 

 

  • ビタミン(ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6)

 

 

 

  • ミネラル(還元型鉄イオン)

 

 

 

糖質制限を実践していてタンパク質をしっかり摂取している人なら、「必須アミノ酸」の不足は心配しなくてもいいでしょう。

 

 

 

問題は「ビタミン」と「ミネラル」です。

 

 

 

 

このブログでは、サプリの使用が効果的である事を何度も述べているので、現在では、コメントやメールをくださる読者さんも、サプリを飲まれている方がほとんどになりました。

 

 

 

しかし、サプリを使わずに食事だけにこだわる糖質制限実践者もいらっしゃるので、そのような方は注意が必要です。

 

 

 

以下の栄養素は、糖質制限をしていても不足します。

 

 

 

まず、「ビタミンC」ですが、これは調理法や限られた材料の問題から、糖質制限で不足しやすい栄養素の1つです。また、身体の多くの化学反応に関わっているので消費しやすいです。特にストレス時に多く消費します。

 

 

 

 

「ビタミンB6」、これはタンパク質をアミノ酸に分解する時に必要な栄養素です。従って、糖質制限のような高タンパク質食では減りやすいビタミンと言えます。

 

 

 

 

「ナイアシン」は、乳酸をエネルギーに変える時に必要な栄養素です。糖質を制限すると乳酸が蓄積しずらいですが、それでも摂取した方が良いです。何故なら、身体にはブドウ糖しか利用できない細胞がある為、糖質制限をしていても、必要な量だけ「糖新生」によってブドウ糖が作られているからです。ブドウ糖の代謝は0にはなりません。

 

 

「解糖系」に依存している細胞があるので、乳酸が生じます。そして、それをエネルギーとして利用している細胞があるので、その時できた乳酸を適切に処理する為にもナイアシン(「乳酸脱水素酵素」の補酵素の合成に必要)は不足させないようにしたい栄養素です。どんな食事法をしていてもです。

 

 

また、ナイアシンはアルコールの代謝に必要です。お酒を飲まれる方は減りますので、注意が必要です。

 

 

 

 

「鉄」は、生理がある女性は不足しやすいです。糖質制限で食事から動物性の「ヘム鉄」を摂取していても不足していました。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

鉄は非常に重要な栄養素です。私の経験上、1度フェリチン100を超えてしまえば、生理の前後失った量をサプリメントで補い、普段から動物性食品中心にしていれば、そんなにはフェリチンは減りません。生理のない人はよほどの事がない限り不足しません。

 

 

生理のある人で女性で、フェリチンが100以下の人は、油断すると減る可能性があるので注意した方がいいですが、それ以上であればそんなに心配する必要はないでしょう。

 

 

しかし、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6は常に消費されているので、サプリを飲まずに糖質制限をされている方は不足しています。

 

 

私は1年半、サプリ無しの「スーパー糖質制限」を実践して、かなり体質が改善されました。

 

 

それだけでも十分効果があったので、その時はそれで満足していましたが、サプリを組み合わせた事で、それ以上の変化がいくつもありました。

 

 

 

私は基本的に3ヶ月ごとにサプリを1種類増やすのですが、

 

 

 

 

「糖質を食べていないからB郡はそんなに必要ではないだろう」と思っていたので、鉄 → ナイアシン → ビタミンC&ビタミンE → ビタミンB50コンプレックス…という順番にしました。

 

 

 

ビタミンB50コンプレックスをかなり後回しにしたのですが、これを飲み始めると以前よりさらに体調が良くなりました。

 

 

 

「必要ないだろう」と思っていても、足りていなかったという事は普通にあります。

 

 

 

サプリを飲む事で効果があるということは、それまで足りていなかったという事です。

 

 

 

糖質制限をしていても完璧ではありません。

 

 

 

なので、今ではサプリを止める気にはなれません。糖質制限をしている人もビタミンB50コンプレックスは摂取した方が良いと考えています。

 

 

 

 

どの栄養素でも、不足している場合はサプリで補うのが効率が良いと思います。もちろん「L-カルニチン」もです。

 

 

 

 

「L-カルニチン」を合成する為の補酵素の「確率的親和力」が低い人は、食品だけから栄養を摂取しようとすると厳しい…という一例も紹介しておきます。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2018年3月5日』より引用

 

 

高タンパク/低糖質食+プロテイン+メガビタミンでもケトン体が増えない30代男性。

 

 

ケトン体を何度測っても0.1。

 

 

カルニチン合成のための補酵素の確率的親和力が低くて、メガビタミンでもカルニチンが増えない様子。

 

 

そこで、アセチルLカルニチン500mg*2を追加したら、ケトン体0.5に上昇。

 

 

500mg*4に増量してみるよう伝えた。

 

 

 

ちにみに、「L-カルニチン」の合成は肝臓、腎臓、脳で行なわれます。カルニチンを合成できない心臓や骨格筋は、血液中のカルニチンを取り込んで利用しています。

 

 

 

ここまでは、ミトコンドリアの膜を通過する時に「L-カルニチン」が必要な「長鎖脂肪酸」の話です。

 

 

 

 

一方、「L-カルニチン」が必要ではないオイルもあります。それが「中鎖脂肪酸」です。

 

 

 

中鎖脂肪酸

 

 

バターは、長鎖、中鎖、短鎖のバランスが良いですが、主体は長鎖脂肪酸です。

 

 

 

なので、これを食べている人で、代謝に問題がある人は、「L-カルニチン」をサプリで摂取することで改善する可能性があります。

 

 

 

しかし、「L-カルニチン」のサプリって高いんですよね…。iHerbでも、1000mgが100錠入って、4500円くらいです。

 

 

 

 

一方、中鎖脂肪酸は、「L-カルニチン」と結合しなくてもミトコンドリアの膜を通過できます。

 

 

 

一部、「L-カルニチン」と結合してミトコンドリアの膜を通過する中鎖脂肪酸も存在するようです。

 

 

 

脂質代謝に慣れるまでの間、中鎖脂肪酸の摂取を増やせば、「L-カルニチン」をサプリで摂らなくてもいいかもしれません。

 

 

 

中鎖脂肪酸は、ケトン体を多く産生でき即効性があるというメリットがありますが、エネルギーの持続時間が短いというデメリットもあります。

 

 

 

次は、中鎖脂肪酸である「ココナッツオイル」や、それを精製した「MCTオイル」の違いについて説明します。

 

 

 

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ココナッツオイルとMCTオイルの違い

 

 

 

『アスリートのための最新栄養学(上)~三大栄養素編 / 著者:山本義徳』より引用

 

4.4 MCT(中鎖中性脂肪酸)

 

MCTとは中鎖中性脂肪酸のことです。

 

 

中鎖というのは炭素の数が中くらいということで、脂肪酸に含まれる炭素の数が8個のカプリル酸や10個のカプリン酸(オクタン酸)のことを、MCTと呼びます。

 

 

 

このように炭素数が少ないと消化吸収が早く、またミトコンドリアに運ばれるときにカルニチンを必要としないため、エネルギー化も早くなります。

 

 

なお炭素数が12個のラウリン酸はココナッツオイルに多く含まれ、このラウリン酸も中鎖脂肪に分類することがあります。

 

 

「カルニチン」を必要とするか否か」で言えば、ラウリン酸はカルニチンを必要としません。(※45)つまりこの意味ではココナッツオイルは中鎖脂肪に分類されるのです。

 

 

ココナッツオイルの約半分がラウリン酸で、10%程度がカプリル酸とカプリン酸、残りは長鎖脂肪酸です。

 

 

 

ココナッツオイルは味も良く、簡単に入手できますが、効果としては純粋なMCTのほうが高くなります。

 

 

MCTは長鎖脂肪酸(パルミチン酸)に比べて4倍速く酸化され、ケトン体生成量は10倍にもなります。(※46)

 

 

 

しかし、ココナッツオイルは摂取3時間後に血中ケトン体レベルが最大になるのに対し、MCTは摂取1.5時間後に最大レベルになります。(※47)

 

 

 

つまりココナッツオイルはMCTに比べ、それだけ吸収が遅いということになります。

 

 

(278~279p)

 

 

 

ココナッツオイルとMCTの違いです。

 

 

 

 

  • ココナッツオイル・・・ケトン体レベルは摂取時間後に最大になる(少し吸収が速い)

 

  • MCTオイル・・・ケトン体レベルは摂取1.5時間後に最大になる(吸収が速い)

 

 

 

 

 

また、MCTは安全性が高くて、医療や介護現場で40年以上利用されてきたオイルでもあります。例えば以下のような状態の人です。

 

 

  • 未熟児

 

  • 腎臓病患者

 

  • てんかん患者

 

  • 消化器系の手術をした患者

 

 

  • 低栄養状態の高齢者

 

 

このように、栄養失調で、エネルギー不足で、消化吸収能力が低い人に使われてきたので、普通の人も安心して利用できます。

 

 

 

ただ、吸収が速いのでお腹が緩くなることがあります。その場合は小分けにして摂取するとよいそうです。

 

 

 

 

中鎖脂肪酸は素早くエネルギーになるので、脂質代謝に慣れた後も、状況に応じて摂取するとよいです。

 

 

 

私は朝食を抜く場合は、空腹では出かけません。食事の変わりにプロテインと脂質を摂取します。

 

 

 

冷蔵庫に常にあるのはバターなので、たいていはこれをエネルギー源にしますが、ココナッツオイルがある時は、バターよりもココナッツオイルを食べます。

 

 

 

エネルギーに変わる速度が速いからです。ただ、急いでいる時に固まっているとイライラしますが…。

 

 

 

MCTは高くて量が少ないので買っていません。

 

 

 

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鉄は脂質代謝にも必要

 

 

脂質不足ではなくても、不足があると、脂質代謝が上手くいきません。

 

 

鉄はミトコンドリアの内膜で起こるエネルギー代謝「電子伝達系 でんしでんたつけい」で必要なミネラルです。

 

 

 

 

 

 

 

この「電子伝達系」の反応によって、たくさんのATPが作られます。

 

 

 

エネルギー代謝は、以下の記事で詳しく説明しています。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

エネルギー代謝の電子伝達系については、以下の記事で詳しく説明しています。

 

 

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた①複合体Ⅰ~Ⅱ

 

 

 

鉄が足りないと脂肪をエネルギーにすることができなくなるので、生理によって鉄が不足しやすい女性は要注意です。

 

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

生理がない男性は、鉄不足になる事はあまりないのですが、「長期間、糖質ばかり食べて動物食品をほとんど食べてこなかった人」や、「何かの疾患が原因で継続的に出血がある人」はなる可能性があります。

 

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

 

 

 

 

 

脂質の量を減らす実験

 

 

ここまで、糖質制限をしている時に、脂質を減らして体調を崩してしまう原因や対策についてお話してきました。

 

 

 

私は脂質の重要性を十分分かっています。

 

 

 

しかし、今あえて減らしています。

 

 

 

私は糖質制限を始めてから基本的にバターを50g食べていたのですが、実は2018年8月終わりからバターを無し~10gで実験しています。

 

 

 

 

8月にイギリスの「マイプロテイン」というメーカーの安いプロテインを両親に買った事がキッカケです。量を買ったので消費する為に、私も少しもらって+30gを飲むことにしました。

 

 

 

マイプロテインをクレジットカードではなくVプリカを使って購入してみた

 

 

 

1日に30gを2回飲む事になりました。

 

 

 

 

そのちょっと前に、以下の記事を読んでいたので、プロテインを増やした事を機にバターの量を減らしてみる事にしました。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ バターよりプロテインの方が良い』より引用

 

 

ココナッツオイルよりバターの方が断然良い…と3年前はバターを推奨していた。

 

 

光文社の本にも書いたけど、バターは良いエネルギー源となります。

 

 

しかし、長年のタンパク不足の人は、バターで胃がムカムカする、お腹が下り調子が悪くなる、と言います。

 

 

今は何と言ってもプロテインが一押しで、それでも足りなければバターを追加、と言うスタンス。

 

 

自分は昼はプロテイン60g(180cc)。

 

 

これで十分満腹なのだけど、その後バタースープを飲むと、ATPが急に合成されるのか体が急に熱くなり異常発汗。

 

 

自分の場合は、そこまでする必要なないと判断しています。

 

 

 

その根拠は、その後説明されました。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2018年9月30日』より引用

 

 

質的な栄養失調→ATP不足→精製糖質の過食(嫌気性解糖主導)。

 

 

以前、過食症には生クリーム、バターなどの動物性脂肪を推奨していた。

 

 

それも悪くないのだが、それより先にプロテインを投与した方が即効性があり効果も高い。

 

 

細胞内成分はタンパク質でできている。タンパク不足があるとミトコンドリア機能が低下している。

 

 

プロテインでミトコンドリア機能を回復させて、好気性代謝ができる状態にした後、脂肪酸燃料を投入した方が効率的。

 

 

つまり、エンジンをパワーアップ後に燃料を投入する。

 

 

当然、補酵素のB、C、電子伝達系のFeも必要。

 

 

 

 

必要な栄養は個人差がありますし、同じ人でも常に一定ではありません。

 

 

 

なので、今の私の体質で、タンパク質を増やして、バターを減らすとどうなるのか気になります。

 

 

 

 

脂質を摂取していてもフラフラになるケース

 

 

本記事で紹介したのは、糖質制限をしているつもりが、色んな理由でただのカロリー制限になってしまっていた…という単純な話でした。

 

 

 

なので解決策は、以下のように脂質の摂取の仕方を工夫する事に重点を置きました。

 

 

 

 

 

  • 脂質の消化が悪い → 消化酵素(タンパク質)不足を解消させる

 

  • 脂質の代謝が悪い → L-カルニチン、合成に必要な栄養素を摂取する

 

  • 長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸を状況によって使い分ける

 

 

 

 

しかし、本記事で紹介した理由とは別に、糖質制限をして脂質もしっかり摂取しているのに、何故かエネルギー不足でフラフラになる事もあります。

 

 

 

これを「低T3症候群」というのですが、次回はこのお話になります。

 

 

 

糖質制限の副作用?抜け毛、冷え、だるい…低T3症候群になりやすい人の特徴とはへ続く

 

 

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