お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:注意
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インフルエンザの流行は毎年の事ですから、多くの人がこの時期、予防接種を受けようかどうしようか悩むと思います。

 

前回は「予防接種に頼りたくない人」の為に、「体を弱らせない為のアドバイス」をしました。

 

 

インフルエンザ等の感染症の予防は食事が重要です。免疫力を弱らせる食品とは

 

ですが、「予防接種を受けようかどうか迷っている人」もたくさんいると思います。

 

この人達の存在も無視できませんので、今回は、今「予防接種を受けようかどうか迷っている人」の為に、必要な情報をピックアップしてみました。

 

 

何故なら、ネットで調べると、「予防接種をしない方が良い」という意見と、「したほうが良い」という、全く別の意見が見つかるからです。

 

 

これでは、どちらが良いか迷います。

 

 

とくに、抵抗力のない子供やお年寄りは不安になります。

 

 

否定派と肯定派の理屈と体験談を比較して、どちらが信憑性があるか見ていきましょう。

 

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両者の理屈を比較する

 

 

 

まずは「ワクチンを打たない方が良い」派の意見です。

 

検索したらトップページにあがってきたので、あなたも一度や二度読んだ事がある記事かもしれません。

 

『NAVER インフルエンザワクチンは打たないで!【常識は嘘だらけ】』

 

 

情報量が多いので、引用はしませんが、以下のような事が書かれていました。

 

 

  • インフルエンザワクチンが効かない事は、ウイルス学者達の常識である

 

  • ワクチンには、水銀やアルミニウムなど体に害を与える物質が含まれている

 

 

・・・知らない人にとってみれば、ビックリするような内容となっています。

 

次にこの意見に反論する「ワクチンを打った方がいい」派の意見も読んでみましょう。

 

 

『お薬Q&A ~Fizz Drug Infomation ~【反論】「インフルエンザワクチンは打たないで」というデマが広まっていることについて』より引用

 

 

こちらも長いので引用はしません。

 

 

「ワクチン否定派の意見」は、全て30年以上前の統計・副作用などに基づいている為、科学的な根拠に乏しい。従って、専門家の意見を参考にするのが良い等と、真っ向から反論されています。

 

 

取り上げたサイトの「データ」という部分だけに注目すると、理屈では「打った方が良い」派に軍配が上がります。

 

理屈で納得する男性は、ここで終了・・・となりそうですが、重要なのは、そのエビデンスが本当に正しいのかどうか、です。

 

 

以前にも書いた事がありますが、私は理論を大事にしますが、医療の場合は、「エビデンス」よりも「体験談」の方を重要視しています。このように「意見が真っ二つに割れる事象」はとくにです。ワクチンに関しても例外ではありません。

 

定説が正しいとは限らない。真実から遠ざからない為に気をつけたい事

 

 

 

しかも、最近、「ありとあらゆる予防接種を受けさせた長男は病弱になっていったので、下の子には途中から受けさせないようにしたら元気に育った」という話を聞きました。

 

「ワクチン肯定派の理論」が崩れる話です。従って、「ワクチンを受けさせない方が良い」という意見も無視することは出来ません。

 

 

次は、「実際にインフルエンザの予防接種を受けた人達」の体験談に注目してみます。

 

こちらも意見が正反対です。

 

 

 

両者の体験談を比較する

 

 

以下のサイトは、「否定派」と「肯定派」の体験談をまとめられています。数が多いので、ここでは、注目に値する体験談を一部引用しますが、是非、引用元もご覧下さい。

 

『広域情報騎士 インフル予防接種の子供(幼児)への効果について体験談を抜粋してまとめてみた』より引用

 

インフル予防接種の効果あり派の体験談

 

うちの家族に関して言えば、効果を実感しています。子供たちはもう中学生、高校生ですが1歳の頃からインフルエンザのワクチンを毎年接種しています。まったくインフルエンザにかからない年もありますしかかっても熱が38度まで上がらない、高熱が出ても次の日には下がるというときもあります。やはり熱が出ている時間が短いので体力が消耗しないのか、回復が早いです。

 

子供だけ予防接種をうち、母親はしていなかった昨年、子供が保育園でインフルエンザをもらってきました。本人は37度台の発熱ですみましたが、2日後に母親(私)がかかり、40度の熱が出て動けなくなりました。子供が高熱で苦しむのを見ずに済んだという点でも予防接種は我が家では必須と認識しています。

 

我が家は1歳児が保育園に通っています。今年は家族全員接種です。共働き家庭では、家族の誰が感染しても、困ってしまうという親の都合です。日頃から健康的な生活を送っていて、感染してしまっても、ゆっくり養生できる環境であれば(親も子も)、あえて接種する必要はないかなあ、とは思います。お子さんがもう3歳なら、重症化するリスクも少ないでしょうし。でも、保育園に行ってらっしゃるということは、もしお子さんが感染してしまった場合に、お仕事を休めますか?また、ご両親がお子さんからもらってしまう可能性もありますが、休めますか?本来、風邪のような一過性の病気は、体が休息を要求するシグナルだと思います。でも、忙しい生活を送る現代人はなかなかその要求にこたえることができないため、ある程度医療の力を借りて、予防するのもいたし方ないかなあ、と。

 

インフル予防接種の効果なし派の体験談
高校生の子供がいますが今までインフルエンザワクチンは1回も接種していません。インフルエンザにかかったのは過去に1度だけ。同時にAB両方でしたが軽かったです。気になるのは今まで私の周りで、ワクチンなんて必要ないと言っている人は親子共々普段から風邪をひかず、インフルエンザにもかかりません。逆に毎回接種している所は親子ともインフルエンザにかかったり、普段から風邪をひきやすい人が多い。ワクチン打たない派の人でその話題になると「打った人ばかりがインフルエンザになるのは何でかしら?」と言います。

 

現在10才と5才の息子がいます。長男は幼稚園入園してからインフル予防接種を2回受けて毎年かかり、結局1週間~10日間休んでいました。3年生の時に毎年2回受けてかかるので1回にしたらその年はかからず、学級閉鎖になっても息子はかからず元気でした。去年は、受けなかったのですがかかりませんでした。次男も1回しか受けませんでしたが、かからなかったです。

 

子供が小さい時から毎年この時期になると予防接種の話になります。周りと話していての実感ですが・・・予防接種を受けている人の方がインフルエンザになっているなぁと思います。重症化しないというのもどうなのかなぁ・・・という感じです。「予防接種打ったのにインフルエンザに罹ったし、症状もひどかったから今年は打たない」ってなる人も多いです。なにより、予約をとるのが大変なんですよね。朝早くから病院に並んだり、電話かけまくったり・・・そこまでして受けなければいけないものなの?というのが実感なので、うちは誰も受けてません。予防接種より、うがい、手洗い、バランスの良い食事、十分な睡眠が一番予防に効果的なのかな・・・と思ってます。

 

 

 

体験談から見るインフルエンザワクチンの効果は、

 

 

  • 「ワクチンを受けた人」は、発症しない事もあるけど、発症する事もある。発症した場合は症状が軽い

 

  • 「ワクチンを受けない人」は、発症しない事もあるけど、発症する事もある。発症した場合は症状が重い

 

 

 

私は「予防接種はしてないけど、インフルエンザにかからないタイプ」です。(普通の風邪は2年前までは引いていましたが。)

 

 

私は体が弱い方ですが、薬は基本的に嫌いなので、大人になってからは予防接種はしておりません。子供の時は学校の行事で時々注射がありましたが、子供だったので、その注射が何の種類だったのかまでは覚えていません。

 

インフルエンザには、10年前に一度かかっただけです。5日間寝込みましたが、その時以来、一回もかかっていません。

 

 

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熱が低い方が良いという考え方

 

 

ここで、私が一つ気になるのは「予防接種を受けていたから、熱がこの程度で良かった」という話です。

 

薬は人間の体温を下げると言われています。

 

ということは、「熱が上がらなかったのは、ワクチンを打って体温が下がったからだ」とも考えられるわけです。

 

「熱が出なければ良い」「熱が高くなければ良い」というのは、「熱は上げない方が良い」という前提があるから出てくる意見です。

 

これは症状が無ければ良いという、「根本治療」ではなく「対処療法」に重きを置く現代医療の視点です。「寝込んだり、休むことは不便な事である」、「すぐ楽になる事が重要」と考える人は、「熱が大して上がらなくて、めでたし、めでたし」という発想になります。

 

しかし、熱が出た時に、自らの免疫でウイルスと闘うのが「本来の健康な体」なのです。私はそう思うので、「必要な時に熱が上がらない」のは良いことだとは思えません。

 

 

炎症は人間の体にとって必要な機能なのです。

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

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ワクチンと健康の関係

 

 

そして気になるのは、「インフルエンザワクチンを打った人だけが感染する」という部分です。以前読んだ「エボラはエボラのワクチンを打った人だけが感染する」という話を思い出します。

 

「ワクチンを打った人が感染する」という話は、果たして本当なのか調べてみます。

 

 

『世界の裏側ニュース ワクチンを受けない方が健康的 衝撃的な研究結果』より引用

 

「研究を行ったワクチン未接種の子供は、ワクチンを接種した子供に比べ、より、健康で耐久力があり、丈夫であることがわかりました。アレルギーやぜんそく、顔色の悪さ、問題行動や注意力の散漫などは、ワクチン接種済みの若い子供の間でより高い確率で見られることは明白です。

 

一方、ワクチン未接種の子供は、ワクチン接種済みの子供と比較して、感染症への羅漢率が高いわけでもなく、重症になることもありませんでした。

 

全体的に、未接種児の免疫システムは感染症というチャレンジに対してとてもよく、対応できていたのです」

 

また、ワクチン未接種の子供はワクチン接種済みの子供と比較すると、ぜんそくになった率は5分の1、皮膚の慢性的疾患にかかった率は5分の2、過活動(多動児)であった確率は8分の1であったことが他の研究結果から判明している。

 

ワクチン接種済みの子供がぜんそくに罹る確率は、ワクチン未接種児と比較すると14倍に上るという結果を出した他の研究もある。

 

自分の子供に受けさせる、毒が支配するワクチンの副作用に関する知識を得た親が増えた結果、子供のワクチン接種を意図的に避けるケースが増加している。ということは、次世代の子供に最も健康的な人間が増えることを意味している。

 

 

引用元も研究結果ですから、信憑性がないわけではありません。

 

 

しかし、これが本当だとしたら「ワクチン肯定派」のエビデンスとはかみ合いません。

 

 

このような状況の時、何を基準に判断すべきかをお話します。

 

 

 

エビデンスと体験談が食い違う原因

 

「データ」と「体験談」、どちらも賛否両論で、何を信用したら良いかわかりません。そこで、迷わない為に押さえておきたいポイントをお話します。

 

 

「医療」や「栄養」の世界では、度々「1つの事象に対して、意見が割れる」という現象が起きます。例えば

 

 

  • ある栄養に対して、「危険だから摂らない方が良い」という説と、「摂ったほうが良い」という説

 

 

  • ある疾患に対して、「Aという物質が原因だから、Aを避けよう」という説と、「この疾患の原因はAじゃない」という説

 

 

  • ある治療に対して、「効果がないから受けないほうが良い」という説と、「受けないといけない」という説

 

 

 

ワクチンを「打ったほうが良い」説と、「打たない方が良い」説に割れている現象も、所詮この中の一つに過ぎません。

 

 

 

「それぞれが意見を主張することで、どんなメリットがあるか」ということを見てください。

 

 

誰が得をするのかという視点です。

 

 

  • ワクチンを否定する人は、否定する事でどんな得があるのか?

 

  • ワクチンを肯定する人は、肯定する事でどんな得があるのか?

 

 

 

以下の記事をお読み下さい。

 

『マイナビニュース 製薬会社の闇 医師にカネ渡す営業で販売促進を図る慣習あり』より引用

 

製薬会社から金銭的支援を受ける代わりに、大学の医学部教授らが臨床試験のデータを操作し、製薬会社に有利な論文を執筆するなど、不正論文が同大医学部内で横行している実態を生々しい証言で暴いたのである。

 

(中略)

 

「製薬会社とあまり接点のない私のような病理専門医から見ると、大学医学部と製薬会社の関係は異常に映ります。まだ医学生の時から、製薬会社の営業マンは目星を付けた医者の卵にボールペンやメモ帳を提供したり、お弁当を差し入れしたりといったアプローチで関係を深めていく。

 

研修医になる頃には、論文を探してきてあげたり、タクシーチケットを配ったりと、さらに密接な関係を作る。その長年の馴れ合いの延長線上に、一部とはいえ、患者の健康や存在を無視したまま医薬品が販売・宣伝される現状があります。これは何としても是正されねばなりません」

 

こちらは週刊ポスト2014年3月14日号(NEWSポストセブン)の内容なので、現在どうかはわかりません。

 

 

大人は、社会で人間の汚い部分をたくさん見てきているはずですが、何故かお医者さんだけは良い人と考えています。

 

しかし、世の中にはこういう事があるという視点をもたないと、何も見えてきません。

 

 

「専門家の意見」「エビデンス」だからといって信じるのは早合点です。

 

 

「白いものを黒だ」と言いたい派と、「白いものは白だろ」と言う派の争いは考えている以上に多いです。

 

予防接種に限らず、根拠を捏造されたら、もう素人にはわかりません。

 

だから体験談が重要なのです。

 

「医療」だけ、「栄養」だけを見て考えていたのでは、永久に答えは見つかりません。袋小路に迷い込むだけです。

 

 

 

エビデンスと体験談を比較する理由

 

 

「エビデンスは絶対である、体験談など取るに足らない」と考える人は多いですが、前者はでっち上げが可能です。

 

だからこそ体験談と比較して矛盾がないか分析するのです。

 

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

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なるべく予防接種を受けたくないという人の為に、「予防接種に頼らない予防方法」をお伝えします。

 

 

すでに、うがいや手洗い、マスクなど徹底的に予防しているかもしれません。

 

 

しかし、ウイルスや細菌が体の中で活躍できる環境を改善しない人は意外と多いです。

 

 

その理由があまり知られていないので、あなたが普段している行動が、ウイルスや細菌の助けになっている可能性もあります。

 

 

うがいや手洗いは、しないよりした方がマシですが、無菌室ではありませんので限界があります。近くの人が咳をしたら終わりです。

 

 

外敵に立ち向かう力が必要なのです。

 

 

従って、細胞レベルで体を強くする必要があります。

 

 

細胞を弱らせて、体を感染症に弱くしているのは、多くの人が食べている糖質です。細胞を丈夫にするには、その反対をすれは良いのです。

 

 

本記事では、糖質によって免疫機能が低下し、体が感染症にかかりやすくなる仕組みを簡単にご説明します。

 

 

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免疫力は劣化する

 

 

余った糖とタンパク質が結びつく糖化反応によって、体のタンパク質が弱くなります(以下に詳しく書いています)。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

糖化によって、血管、肌、骨、筋肉、内臓、爪・・・と細胞が劣化していきますが、免疫機能も同じようになります。

 

 

体を酸化から守る抗酸化酵素の糖化

 

 

 

「抗酸化酵素」もタンパク質なので、これも糖化します。その結果、免疫力が低下します。

 

 

 

 

免疫細胞の糖化

 

 

 

タンパク質は、免疫細胞を構成する成分の一つです。

 

 

「T細胞」、「マクロファージ」、「NK細胞」等の細胞免疫も糖化します。その結果、体を守ってくれる免疫が衰え、菌・ウイルスに負けます。

 

 

 

白血球と免疫の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

高血糖による問題

 

 

糖質を食べると、血糖値が上がりますが、これも体にダメージを与えます。

 

 

 

高血糖が原因で白血球が減少する

 

 

高血糖になると、体の中のおまわりさんである「白血球」が減少するので、感染症に弱くなります。

 

 

 

 

その結果、色々な感染症にかかります。

 

糖質を殆ど摂取しない野生の肉食動物は、白血球の減少が見られません。高血糖の動物もいないので感染症に強いです。

 

 

 

ちなみに、ビタミンCで有名な「ライナス・ポーリング」によると、血糖値が120以上になると、免疫力の75%が低下するそうです。

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

高血糖で細い血管の血流が悪くなる

 

 

高血糖では、糖分によって血液はドロドロになります。

 

流れが悪いので、酸素や栄養が十分に行き渡らず、細胞の働きが低下したり、「白血球」が感染部位に到達しにくくなって、感染しやすくなります。

 

 

 

高血糖で血管が傷つく

 

 

ブドウ糖が細胞を傷つけ、炎症を引き起こします。

 

血糖値が200mg/dlを越えると血管内皮に障害が起こり、220mg/dl以上になると血管内皮の障害が増加するといわれています。

 

血管が傷つき、修復も遅くなります。その結果、細菌やウイルスに感染しやすくなります。

 

 

炎症のメカニズムについては、以下に詳しく書きました。

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

血管が傷つくと動脈硬化の原因になります。

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

動脈硬化を改善・予防する方法を分かりやすく説明してみた

 

 

 

高血糖で細菌元気

 

高血糖だと、余分な糖分を栄養として細菌がさらに活動を強めてしまいます。

 

 

 

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糖質と細菌の関係

 

 

以前、おせち料理に含まれている糖質量を調べました。

 

正月に太る原因は糖質です。おせち料理に使用される砂糖は約1kg

 

「おせち料理に大量の砂糖を加えるのは、腐らないようにする為だ」という説が目につきました。

 

 

このように、砂糖は「防腐作用」や、「細菌の発育を抑える働き」もあるはずですが、どうして人間の血液に糖が余ると、細菌に感染しやすくなるのでしょうか。

 

砂糖に細菌を抑える働きがあるのなら、体内に入った糖分も細菌を抑えるように働いてくれてもいいはずです。

 

 

その違いを知りたかったので、調べてみたのですが、いまいち納得できるものが見つかりませんでした。

 

 

一応、「砂糖を食品に使う場合の、砂糖の防腐効果」について説明されているものならありました。

 

 

『独立行政法人 農畜産業振興機構 おせち料理と砂糖』より引用

 

(4) 防腐性

 

濃度40%以下の砂糖溶液は、微生物の栄養源となり繁殖を促しますが、濃度40%以上の砂糖溶液では浸透圧が高く、防腐性を有します。

 

砂糖溶液の濃度40~60%では細菌類、濃度60~70%では糸状菌や酵母の発育を阻止します。

 

ブドウ糖は砂糖より低濃度で防腐性の効果を示します。果糖はさらに低濃度で微生物の繁殖を阻止することができます。

 

この防腐性を利用したのが、ジャム、マーマレード、砂糖漬けです。おせち料理に砂糖を多く用いるのも冷蔵庫がなかった時代に、7日間~10日間日持ちさせなければならなかっのですから防腐のための工夫と考えられます。

 

表3 糖類の微生物に対する最少発育阻止濃度

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要するに、「メチャクチャ高濃度」だと細菌は繁殖しないけど、「濃度が中途半端」だと細菌が繁殖する・・・ということでしょうか。

 

これが人間の体にもいえることなのか私には判断ができませんが、糖の濃度が上がれば上がるほど糖化の影響がありますし、反対に、濃度が中途半端だったら繁殖する・・・どちらも体にとってはよくありませんね。

 

 

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糖質を減らした事で感染症に強くなった

 

 

私が最後に風邪を引いたのは、ちょうど2年前です。

 

結婚式に参加していた日だったので、よく覚えています。料理の味が感じられないくらい喉が痛くて、帰った後で熱が出ました。

 

振り返ってみると、それから一度も風邪を引いていません。

 

わたしが糖質制限をはじめたのは一年半前です。おそらく、これのおかげだと思います。

 

 

何故なら、糖質制限食ではなく、バランスの良い食事をしていた時は、一年に一回は風邪を引いていたからです。喉が痛くなる程度でしたら、もう少し回数はありました。

 

しかし、この2年間は喉が痛いという事もありません。感染症に強くなったと感じます。

 

 

 

糖質の摂取量を見直してみる

 

 

糖質を摂ることで、細菌やウイルスと闘うのに不利になる事がお分かりいただけたかと思います。

 

 

いきなり厳しい糖質制限に挑戦するのは難しいかもしれませんが、「飲み物に加える糖分を控える」とか、「調味料に頼らないレシピにする」など、出来るところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

また、体が糖化するとどうなるか知るのも、糖質の抑止力になります。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

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食事以外で気を付けたい事

 

 

コロナウイルスの感染者が多い地域は、5Gが開始されているところが多いようです。

 

 

5Gは強い電磁波なので、免疫力を下げます。その危険性について以下の記事でお話しています。

 

 

5Gの空間では、生体は健康的な生活を送ることはできません。

 

 

ほとんどの人が知らない、栄養療法でも薬品でもないウイルス対策

 

 

新型コロナウイルスのような「RNAウイルス」は、特効薬のアビガンがあります。

 

 

これで治る人が急増中です。80代後半の色々疾患をもっている方が肺炎になったところ、回復したそうです。

 

 

【素人でもわかる】アビガンの知識と実績

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

米に含まれる「糖質」は、あらゆる慢性疾患を引き起こします。

 

近年一般的になってきた「糖質制限」は、ダイエットのイメージが強いですが、最大のメリットは、これらの疾患を防げることにあります。

 

穀物、野菜、果物、お菓子・・・植物性食品は糖質が多く含まれているので、減らした方がいいのですが、この中で最も止めるのを嫌がれるのがです。

 

 

米が止められなくて、糖質制限が出来ない人は多いのです。最初から米を制限する気がない人もいますが、健康の為に米を止めたいという気持ちはあるけど、止められない人もいます。

 

 

何故だと思います?

 

 

「日本人だから」でしょうか? それとも、「人間の体には糖質が必要だから」でしょうか?

 

どちらも違います。このような思い込みは、洗脳によるものです。

 

 

何故なら、米が大好きなのは、アジア圏の人達も同じです。日本人だけが特別米を好きなわけではありません。

 

人間の体には確かに一定の糖質が必要ですが、体には「糖新生」という糖を作り出すシステムが備わっているので、本来、食事から糖質を摂らなくても大丈夫なのです。

 

 

実は、米が止められない本当の理由は、「米が美味しいから」です。

 

「日本人だから・・・」とか、「体に必要だから・・・」というのは、説明したとおり、何の根拠もないただの後付です。食べたいから、食べるべき理由をつけているだけです。

 

 

ここで、もう少し踏み込んで考えてみましょう。

 

 

糖質で美味しいものは、他にいくらでもありますよね。何故、米なのでしょうか?

 

 

麺類も、パンも、甘い物も、他のものは止められるけど、米だけは止められない・・・

 

 

その原因をハッキリ言います。

 

 

 

 

 

おかずのせい、

 

もっと言えば、和食の調理法のせいです。

 

 

 

元・白米好きの私が、日本人が白米が止められない原因と、白米から離れる秘訣をお話します。

 

 

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純粋にご飯が好きなわけではない

 

ご飯が好きな人でも、ご飯だけを食べる人は、そんなにいないと思います。

 

ここがポイントです。

 

いわゆる「ご飯好き」というのは、純粋にご飯が好きなのではなく、「ご飯とおかずのセット」が好きなのです。おかずを、ほんのりした甘みで中和した味が好きなのを、「ご飯が好きだ」と勘違いしているだけです。

 

 

セットが好きなのを「ご飯が好き」と勘違いしている状態ですから、米を止める為には、「おかず」の味付けを見直す必要があります。

 

日本人が米を止められないのは、おかずの味付けがすぎるからです。

 

 

和食に対する勘違い

 

 

「おかずの味が濃い」

 

こう言うと...

 

 

「え? うちは味付け薄いよ。素材の味を生かした和食が中心だしね。」

 

 

と思う人が必ず出てくると思います。

 

しかし、その和食自体が、本当に「素材の味を生かした味」なのかを考えて欲しいのです。

 

「和食は素材を生かした味付け」と散々言われているので、みんなそう信じきって、和食を作り、食べていると思いますが、

 

 

ハッキリ言って、和食の大半は、素材の味を生かした料理ではなく、素材の味を一旦消して、味を上塗りする調理法で成り立っています。

 

会席料理は味付けが薄いのかもしれませんが、日常的に日本人が食べているほとんどの和食は、素材を生かした料理とは言えません。

 

 

 

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調味料の減り方が半端ない和食

 

 

私は基本的に和食よりも、インド料理、中華料理、その他アジア料理を好みます。従って、和食を作る回数は、他の人よりも圧倒的に少ないです。

 

特にアジアの家庭料理が好きで、レシピ本や、youtubeをお手本に作ります。

 

で、私は料理があまり得意ではないので、きっちりレシピ通りに料理を作るタイプです。

 

それで気が付いたのですが、アジア料理の場合、家庭料理であれば、レシピ通りに作っても、味は濃くなりません。香りが強いとか、脂が多くてこってりすることはありますが、「味付け」は、日本の料理に比べると薄いです。

 

日本人が「外国の料理のレシピ」を作った場合はそういうことはないのですが、「外国人が作ったレシピ」は味が薄い傾向があります。なんというか、薄くてご飯に合わないのです。

 

 

そんな私ですが、一時期、ある和食料理人のレシピ本にハマって、珍しく毎日和食を作っていた時期がありました。

 

日本料理人が考えた家庭料理の本です。

 

そのレシピ通りに作ると、味は最高に美味いのですが、砂糖がメチャクチャ減ります。

 

砂糖に限らず、醤油や酒等、他の調味料もかなり減ります。こんなに使わなきゃいけないの?とは思うのですが、プロの料理人が考えたレシピですから適当ではないはずです。真似をすると美味ですが、やっぱり調味料が気になります。

 

しかし、これは彼の考えたレシピに限った話ではありません。

 

女性向け雑誌に載っていたレシピや、料理研究家の考案したレシピ、クックパッドにいたるまで、とにかく和食を作ると調味料の減りが異常に早い事に気が付きました。

 

 

私が外国料理にハマッたのは、薄味で、香辛料が多いからです。その私にとって、和食は調味料を使いすぎ、味にパンチがあると感じました。日本料理が濃いというのは薄々感じていましたが、自分で料理を作ることで確信しました。

 

 

言うまでもありませんが、調味料が減るという事は、それだけ素材に、味が添加されているという事です。

 

 

 

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和食は調味料漬け

 

 

冷静に考えると、和食は下茹でしたり、水にさらしたりするので、アクは逃げますが、それによって、素材の味も逃げていきます。そして、味の無くなったところに、大量の調味料を加える調理法です。

 

「これのどこが素材を生かした味なんだろう」と思いました。

 

そういう目で和食を見ると、実生活の知り合いの料理でも、テレビで紹介される料理でも、とにかく調味料の味が前面に出たような料理が目につきます。

 

 

「下処理をするから、大量の味付けが必要」なのか、

 

「大量の味付けをするから、全体の味をまとめる為に、下処理をして素材から余計な味を抜く必要がある」のか

 

 

・・・は、わかりませんが、素材本来の味が複雑に交わるような味は、和食からは感じません。

 

和食は、素材の味というより、「肉じゃがの味」「胡麻和えの味」「筑前煮の味」・・と、まとめた味ばかり目立って、素材の味は影に隠れている感じがします。

これは料理自慢の日本人女性の料理や、小料理屋の板前が作った料理に至るまで、あらゆる和食を食べて感じる事です。

 

素材の味は目立たない代わりに、調味料の味は目立つので、どの料理も同じ味がして、飽きてきます。

 

・・・これが、私が和食をあまり好きではない理由です。

 

(※野菜を水にさらしてアクを抜くことで、フィチン酸の害は減りますから、一概に「水にさらしたりするのが悪い」とも言えません。むしろ健康の事を考えればそうした方が良いでしょう。)

 

 

確かに和食には、「素材の味を生かした料理」もあります。焼き魚に、刺身、お吸い物、焼き牡蠣・・・これらは、余計な味を加えずに美味しくいただける素晴らしい料理です。列挙したものは私の好物でもあります。

 

しかしこれらは、毎日食べる食事のうち何%を占めているでしょうか?

 

和食中心だと多くの場合、これら以上に、味をしっかり添加された料理が食卓に並ぶのではないでしょうか。

 

和食は見た目が綺麗で「脂が少なくあっさりしている」、「素材を生かした料理だ」と言われているので気付きませんが、実は凄く味付けの濃い料理です。例えば酢の物はあっさりしていますが、そこに使われている砂糖の量に気が付いていない人は多いです。

 

子供の頃からそれに慣れていると、その感覚が標準になりますから、それだけ味が濃くても気が付かないわけです。しかも、「素材の味を生かした料理だ」と洗脳もされているので、濃い味を薄味と勘違いしています。

 

和食に限らず、和食の感覚に慣れた人が、外国の料理を日本風にアレンジすると、やはり味付けが濃くなります。

 

従って、「和食は味が濃い」というより、「日本人が味付けをすると濃くなる」といった方がいいかもしれません。

 

どこの国の料理でも、日本人が作ると「味の濃い料理」になる傾向があります。そして、これこそ「白米が止められない原因」です。

 

 

(追記)和食の感覚に慣れた人が外国料理を日本風にアレンジすると味付けが濃くなるのは、ご飯に合わせる為です。例えば、ハンバーグは柔らかくすることで「ご飯に合う仕様」になりました。

 

つなぎ不要!食べ応えのある食感のハンバーグは低糖質でヘルシー

 

 

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ご飯がないと辛くて食べられないおかず

 

 

味が濃いと、辛いので何かで中和したくなります。

 

そこで登場するのが、ご飯です。

 

 

例えば、ぶり大根、さばの味噌煮・・・

 

あれは旨いですが、お酒もご飯もなしに食べると濃いと思いませんか?なんであそこまで濃い料理を発明したのか...。私はご飯がないと、この料理はキツイです。

 

 

こうして、「ご飯がないと食べられないような濃い味付けの料理」を、作って食べ続ける限りご飯は止められません。これは当たり前です。

 

おかずの味を薄くすればいいのですが、日本人は何故かそれをする人は少ないです。

 

 

おかずの味を薄くしたら、今度はご飯があまり美味しく感じられないから物足りない。だから、おかずの濃さはそのまま・・・。

 

このように、ご飯が止められない原因はおかずにあり、おかすの味付けを薄くできないのはご飯があるからなのです。だからこの2つはセットなのです。

 

 

 

 

ご飯至上主義だった昔

 

 

今でこそ、和食の問題点について語っている私ですが、元からこうだったわけではありません。

 

元々は「ご飯と、ご飯の供さえあれば良い」というくらいご飯が好きでした。麺類だったら、ご飯が食べれなくてガッカリしていた程です。

 

梅干、明太子、納豆、カレー、山芋、刺身、ふりかけ、お茶漬け...

 

今思いつく限りで書きましたが、これらは20歳頃まで、私が最も好きだった食べ物です。見てもらったらわかる通り、これらは全てご飯に合うおかずです。ご飯の共にならないおかずは好きではありませんでした。

 

母親は栄養を考えて料理を作るので、おかずを食べない原因である、梅干、明太子、ふりかけ・・・等のご飯の共を、あまり出してくれませんでした。

 

そのぐらい、昔の私は、「おかず食いの人間」ではなく、「ご飯食いの人間」でした。

 

おかずが不味いのは許せても、ご飯が不味いのは許せないわけです。私はグルメではありませんから、「銘柄」とか、「炊き方」まではうるさく言いません。ですが、釜の底の固くなったところや、冷ご飯の色が変わっているところは食べたくなかったです。

 

とにかく食事は、「白いご飯を食べる事」が大事でした。なので、おかずの好き嫌いは、「ご飯に合うと思うかどうか」で決まっていました。

 

ご飯に合うと思う=美味しいおかず

ご飯に合わないと思う=美味しくないおかず

 

・・・こういう基準です。

 

 

 

人によってご飯の共は様々なので一概には言えませんが、私にとって

 

おでん、筑前煮、肉じゃが、野菜炒め、酢の物、山菜、天ぷら、

 

・・・等の具がゴロゴロした料理は「ご飯とは合わない」と思っていたので、何が美味しいのか分かりませんでした。

 

こういう「おかず単体で食べても美味しい料理」が好きじゃなかったのです。体の為、栄養の為、もったいないからという理由で食べていました。

 

飲食店に行く時も、「白いご飯」を扱っていないお店に行くのは不満でした。中華料理のお店も、ご飯系がチャーハンやお粥しかメニューにない場合は不満です。麻婆豆腐も、白いご飯と食べたいと思っていましたから。

 

このように、昔の私はご飯が中心でした。

 

和食に限らず、洋食や中華料理にいたるまで、全てこの基準で決めていましたから、「ご飯とは無縁の料理」に対する評価は、自然と低くなります。

 

パンやパスタも美味しいですが、やはり「ご飯とセット」で食べる組み合わせじゃないと、食べた気がしません。

 

昔は、「外国の料理って、ご飯に合うおかずが少ないな~」って思っていました。反対に、ご飯に合うおかずが多い日本料理は、世界で一番美味しい料理だと思っていました。

 

 

しかし、この味覚は、20歳くらいから、次第に変わっていきました。

 

キッカケは外国の料理を食べたことです。

 

 

 

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外国の料理

 

 

日本で食べる外国料理は、日本人の味覚に合わせてあります。最近は時代も変わって、本場の味を提供するお店も増えてきましたが、私が子供の頃は、洋食屋にしろ、中華料理屋にしろ、日本人向けの料理でした。

 

そんな事は知らないので、日本向けに作られた味を、「これこそが外国の味だ」と思って、美味しいと思いながら食べていました。

 

ですが、ある時、台湾人女性の作った本場の台湾料理をいただきました。

 

その方は料理上手と評判だったので、凄く期待して食べたのですが、美味しいと思えなかったのです。今食べると評価は違ったと思いますが、その当時の私には、「パンチのない、ぼけたような味」でした。味の主張がないのです。

 

 

「これが料理上手女性の作った料理なのか...と思いました。

 

その場にいたみんなは、「美味しい、美味しい」と言って持ち帰っていたので、「私の味覚が変なのかな」と思いました。

 

それが序章です。

 

 

その感覚は、後に行った台湾旅行でも体験しました。

 

 

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外国の料理に対する不満

 

 

「台湾の料理は美味しい」と聞いていたので期待していたのですが、そこでもやはり、以前台湾の家庭料理を食べた時と同じ体験をしました。

 

一週間のうち、ホテルに泊まる事もあれば、普通の家庭に泊まらせてもらう事もありました。

 

泊めてもらった家のお姑さんが、これまた料理自慢だと聞いて期待していたのですが、やはり、どこか「抜けたような味」というか、「ものたりないボケた味」に感じました。色んな味はいっぱいあるけど、まとまりのない味です。

 

 

なので、同じように「これが料理上手の人の作った味なのか...」と思いました。

 

ですが、そう思ったのは家庭料理だけじゃありませんでした。

 

ツアーではなく、現地に住んでいた事のある人と旅行したので、ガイドブックに載っていないようなお店から、高級な薬膳料理のお店、屋台と、色んな料理を食べました。

 

しかし、そのほとんどの食べ物は、私には美味しいと感じられませんでした。香菜や八角等、それまで、日本の中華料理屋で味わったことのない香りもなかなか慣れませんでした。

 

なにより、白いご飯にありつけなかったというのが最大のストレスでした。

 

食べた気がしないんですよ。

 

おかずがどうこう・・・とか、もはや関係ありません。

 

主食がなかったわけではありません。主食は主食でも、チャーハンとか、お粥とか餃子ではなく、「普通に炊いたご飯を食いたい」と旅行中ずっと思っていたのです。

 

結構良いものを食べたので、今思い返せば実にもったいない話で、もっと味わっておけば良かったと思うのですが、当時の私には、あれを美味しいと感じる味覚がありませんでした。

 

 

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味覚の変化

 

 

旅行中は「味付けのハッキリしたおかずが食べたい」、「香辛料が少ない料理が食べたい」、「白いご飯が食べたい」と思っていたのですが、何日もいると慣れるもので、

 

日本に帰る2日前ころから、異国の香辛料の香りとか、ご飯が無くても食べられる薄味のおかずに、少しずつ慣れていきました。

 

 

それまでは、「日本的な味」しか美味しいと思えませんでしたが、ここから味のキャパシティーが広がった感じです。今思えば、私の香辛料好きはここから始まりました。

 

飛行機に乗る前の最後の昼食は凄く美味しかったのを覚えています。

 

 

こうして、台湾の料理の味に慣れたころ、日本に帰国しました。

 

すると、今度は逆のカルチャーショックが起きたのです。

 

 

日本の料理に対する見方が変わった

 

 

私の周りには、海外旅行から帰国して、和食を食べて「やっぱり日本の料理が美味しい」と言う人は多いのですが、私は違いました。

 

帰って最初の夕食を食べた時の話です。

 

あれほど食べたいと思っていた、「白いご飯」と、「ご飯に合うおかず」が何故かあまり美味しく感じませんでした。香辛料がないことの物足りなさ、余計な味が多くついている気がする違和感、単調な味、食べたものは、それまでと変わらない母の作るバランスの良い食事でしたが、まるで違うもののようでした。

 

味付けが濃いと思いました。

 

受け取る側の感覚の違いでこれほど違って感じるのかというくらい、私の味覚や嗅覚が変わってしまったのです。そして、他のどの料理を食べても同じような感覚になりました。

 

台湾で食べた中華料理が気に入ったため、それまで以上に中華料理が好きになったのですが、その後どこの中華料理を食べても、現地のような香辛料の香りはなく、味付けが濃くて、ご飯に合うような味に改良されているように感じました。

 

その時、それまで食べていた中華料理の味も、実は日本人の口に合わせてある事に気付きました。

そこで、「日本人の作る料理って味付けが濃いな」と思ったのです。

 

 

 

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何故和食は味付けが濃いのか

 

 

「何故日本の料理はこんなに味が濃いのか」と考えました。

 

台湾では、おかずがガッツリあって、白いご飯が無くても、(慣れたら)不満を感じなかったのに、日本に戻ると、おかずだけでご飯がないと食べにくいのです。

 

そこで気付いたのですが、日本では、「白いご飯を美味しく食べる事」に重点を置いています。

 

その為、ご飯をより美味しくする為に、おかずの味を濃くするのだと。

 

それか、濃いおかずが先にあって、それに合わせる為にご飯が重要視された可能性もあります。

 

・・・どっちが先かはわかりませんが、「ご飯」と「おかずの味の濃さ」は無関係ではありません。持ちつ持たれつです。

 

 

 

主食とおかずという概念

 

 

私もそうでしたが、日本人は異常なまでの白米信仰です。

 

以前、料理をご馳走してくれた台湾女性に、「日本人は、ご飯のおかずに餃子を食べたり、ラーメンとご飯を一緒に食べる。炭水化物と炭水化物の組み合わせだから変だ」と言われた事がありました。

 

でも、日本人の感覚からしたら、全然変じゃありません。

 

それは何故か。

 

日本人にとって「餃子」は、ご飯に合う「おかず」なのです。「炭水化物」などという栄養的、理論的な概念はありません。

 

私は小食なので、「ラーメンとご飯」は入りませんが、「餃子をおかずにご飯を食べる」は普通にしていました。

 

 

当時は、「ご飯に合えば、何でもおかずに変身する」と思っていたので、それほど変な事だとは思いませんでした。今程ではないですが、当時もそれなりに栄養に気を使うタイプではありましたが、「ご飯」に対しては甘い認識だったのです。

 

 

もちろん今はそんな事はしません。外食で餃子を食べることがあったとしても、餃子だけです。

 

私も人の事は言えませんが、今でも「ご飯と餃子」の組み合わせをおかしいと思わない人は大勢いると思います。

 

料理に過剰に味をつけたり、炭水化物をおかずに炭水化物を食べるという奇妙な組み合わせを発明するのも、全てご飯を基準に考える白米信仰に根ざしたものです。

 

 

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本当の素材の味とは

 

 

後でわかったのですが、この台湾女性は薄味好みでした。

 

ある時ドレッシングなしでサラダを食べたと聞いてビックリしました。塩も使わないのです。

 

 

私は味が添加されていないサラダは食べれません。

 

 

「よくドレッシングがなくて食べれるな」と思ったのですが、本人は「時々、私、牛?って思う」と言って笑っていました。

 

 

なんというか、味付けがされてなくても、素材の味を堪能できるって、ある意味凄い事です。舌が発達しているようです。

 

 

私も試しにレタスを何も付けずに、そのままかじってみたのですが、何が美味しいのかさっぱりわかりませんでした。

 

 

ていうか、これだけ食えんし・・・。

 

 

 

ドレッシング等の味を付けないと、素材の味を美味しいと感じられない私は、鈍感だといえます。

 

先程、この台湾人女性に料理をご馳走になった時、私には美味しく感じられなかった話をしました。

 

素材の味に敏感な彼女は、薄い味付けで素材の味を生かした料理を作っていたため、素材の味に敏感な人達には美味しく、「添加された味を美味しい」と思い込んでいた私には美味しく思えなかったのです。

 

 

 

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しっかり味をつけている料理を「素材の味だ」と言い張る日本人

 

 

わが家は、母親が健康に気をつけてバランスよく料理を作っていましたが、それでも味付けが濃かったんだと思いました。

 

 

それは家だけの傾向ではなく、他の家庭も同じでした。私の周りは、料理が得意な人が多いので、よその家庭料理を味わう事は多いですが、わが家よりも味はしっかりついています。「うちより薄いな」と思った事はほとんどありません。

 

 

「和食は素材の味を生かした料理だ」と言われています。

 

 

しかし、実態は「ご飯に合うように、素材の味を消して、味をしっかり付けた料理」が和食ではないのかと思うようになりました。

 

2015年に、料理上手な女性に昼食をご馳走になったのですが、すごく美味しい肉料理だったので、何で味付けしたのか聞いたところ、

 

(何だったか覚えていませんが、4種類くらいの調味料で)しっかり漬け込んで焼いただけ、素材の味を生かした

 

と言われました。

 

 

 

・・・・・素材の味を生かした、ですと?

 

 

おかしいと思いませんか?

 

4種類の調味料の味が染み込んだ状態が、どうして素材の味になるのか私には意味がわかりません。

 

 

ご馳走になっている手前、それ素材の味じゃないし・・・等とは、言えませんが、どう考えても調味料の味です。

 

味は美味しいですよ。だから作り方を聞いたわけです。

 

 

 

 

●しっかり味付けしたものを「素材の味を生かした」と、はたして言えるのだろうか。

 

●肉に塩だけみたいなのが、本当の素材の味ではないのか。

 

●どうして料理上手な女性が、こんなおかしな認識をするのか。

 

 

 

言っちゃ悪いですが、日本人は「素材の味を生かす」という言葉の意味を勘違いして使っています。

 

 

味付けしたものが悪いと言っているのではありません。

 

しかし、味をしっかり付けたものが、どう間違えたら「素材の味」として認識されるのかです。そんな嘘はいけないでしょう。早急に正す必要があります。

 

和食は「ヘルシー」と言っている事、味付けの濃いものを薄いと嘘をついている事を「間違っている」と指摘しているのです。

 

体に悪いものを良いと言えば、それを信じて食べた人が病気になりますし、味付けが濃いものを、「素材の味を生かしている」と表現して味付けが薄いように思い込ませれば、いつまでたっても、味付けの濃い料理はそのままです。

 

 

それを食べている限り米が止められないので糖質過多になります。

 

 

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ご飯を止める方法

 

 

和食でも、塩だけふって焼いた魚とか、お吸い物とか、刺身なら、「素材の味」だと思います。

 

しかし、それ以外のほとんどは、「素材の味」とは程遠いと思います。板前が作った料理はわかりませんが、一般の日本人が普通に家庭で食べている和食は調味料たっぷりです。

 

 

その事に気付かなければ、おかずを中和する為に、ご飯が必要になるので、ご飯を止めることは難しいでしょう。

 

「慢性疾患の予防をしたい、でも、ご飯を止めたいけど止められない人」は、先におかずを見直す必要があります。「ご飯がなくても美味しい」と思える味になるまで、調味料を限界まで削ぎ落とした薄味のおかずを作るのです。

 

 

「今食べている料理は味付けが濃い」と認識出来なければ、調味料も減らしませんから、それを分かってもらう為に、「和食は本当に素材の味を生かした料理なのか」について書いてきました。

 

薄い味と思い込んでいるだけで、実際には、ご飯が進むような味付けかもしれません。

 

ちなみに、今私は一日10g以下の糖質制限をしているので、調味料はほとんど使いません。砂糖、みりんは、基本的にNGとしています。酒、醤油、酢は、大匙一杯程度使う事はあります。

 

この条件だと、調味料過多のほとんどの和食は作れません。

 

 

和食を諦める

 

 

年配者には酷かもしれませんが、いっそのこと、和食を諦めるというのも一つの手です。

 

 

私はなるべく調味料に頼らず美味しい和食を作ろうと思いましたが、この状態で、和食を作るのは非常に難しいです。

 

調味料を減らすと、和食は途端に不味くなります。

 

味が決まらないのです。

 

下処理を丁寧にやろうが、良い出汁をとろうがです。

 

これをやってみて初めて、和食がいかに調味料に依存した料理かがわかりました。

 

味付けを濃くしないと美味しく感じられないような料理は大したことがない・・・なんて言ったら怒られるかもしれませんが、食材の味を無視していることは確かでしょう。

 

従って、今私が頻繁に食べる和食といえば、調味料をあまり必要としない、魚の塩焼き、刺身、納豆、豆腐だけ味噌汁、豚汁・・・とかになります。

 

 

 

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(追記)日本料理の調理法を分析する

 

 

私は料理人ではありませんので、日本料理に対して否定的な事を言うと、「お前は料理人でもないくせに知ったような事を言うな」と言う人が出てくるかもしれません。

 

これまでも身近な人に日本料理のおかしな点について話して、それに近い事を言われた事があります。

 

というわけなので、ここで料理人の意見を参考にしてもらいたいと思います。

 

以下は、フランスのお菓子を作る方なのですが、興味深いことを言われています。

 

『失われし食と日本人の尊厳 荒廃した日本の食と闘う鬼才パティシエが追い求めた「真実のおいしさ」/著者・弓田亨』より引用

 

1 きれいな料理のため栄養素をやみくもに投げ捨てる料理法が日本人の心と身体に不幸をもたらした

 

これから述べる、料理法はまぎれもなく日本人の身体を地に貶めた、もっとも大きな原因の1つと考えています。この料理法とは、形式的な実体のないおいしさのために、食材の中の栄養素をただやみくもに捨て去る料理法です。

 

多くの方は、ここまで書いても私がどんな料理法を指しているかお分かりにならないと思います。それは多くの読者が、今日もされようとしている料理法です。

 

素材を水に着けて灰汁を取る。下茹でする、あるいは煮汁が沸騰したら執念を持って表面に浮いてくる灰汁を取り続ける。

 

そしていりこは糞くさいと言って頭や腸を取り去る。

あるいは一番出汁、二番出汁という手法により、鰹節から軽く出汁をとり、煮汁を搾り取った鰹節は捨ててしまう、いつもの慣れ親しんだ料理法です。

 

「どうしてそれがいけない料理法なの。誰もが当たり前にしていることですよ」と多くの方が不満と疑念を持たれるでしょう。

 

でもこんな七面倒くさいことは、私の子供の頃は普通の家では誰もしていませんでした。乾物などを戻すためにつけていた水で最後まで煮る、ただそれだけでした。

 

煮汁の表面に浮いてくるものを汚いからとすくい取るなんて考えたこともありませんでした。

 

ましてや煮干は一尾すべてを食べるのが大事だということを、理屈では分からなくても、誰もが先人の教えとして受け継いでいました。味噌汁のいりこを残そうとした時の母の怒りようは、何にもましてきつかったように思います。

 

「煮干、全部食わねど身体丈夫になんねぞ」、今でもあの母の声はよく記憶に残っています。

 

今、私達が「灰汁」として身体に良くないものと思い込んでいるものは、私達の身体があえぎながら渇望している栄養素なのです。

 

これなくしては身体や細胞が変調をきたし、やがて様々の疫病を引き起こしてしまいます。

 

(中略)

 

本当に徹底して下茹で、灰汁抜きをしてこられた家では身体に変調をきたしている確立は100%に近いのではないかと思います。現在、70歳代から後の世代の方で家にアトピー性皮膚炎の子供がいる家庭では確実に、下茹で、灰汁抜きのご飯を作られてきました。

 

この頃のお母さん達は、1970年代以降に土井勝氏の影響を強く受けた人達です。

 

土井氏はNHKテレビで、きれいな料理の作り方を全国の家庭に浸透させているところでした。

 

この啓蒙を受けたお母さん達は大勢おられるはずです。

 

またこの頃から日本の素材からは急激に栄養素が欠落し始めてきたと思われます。ちょうどこの2つのとても重要な変化が重なる時期なのです。

 

(28~29p)

 

「素材の味を生かした料理」というのは、誰が言い出したのでしょうか。

 

実態を確認せずに表現するのはいかがなものかと思います。

 

そこには、私の母のかつての日々の食事作りの中ではまったく目にした記憶のない料理法が次から次へと繰り広げられています。

 

執拗に灰汁抜き、下茹でが繰り返されます。

 

こんにゃく、さといもなど五種類の素材をそれぞれ1つずつ下茹でして、その煮汁を捨てて、改めて新しい水で煮ていきます。

 

中にはさらに下煮をするものもあります。

 

これだけしつこくすれば素材の味わいは著しく失われ、私にとっては間の抜けた眠りこけた味としか表現できない「上品な薄味」の素材と煮汁ができます。

 

何も味がしません。

 

これに味を持たせるためには、砂糖やみりんをたっぷり加えてごまかすしかありません。

 

人間の口に入ることなく捨て去られるだけの5つのボウルの中の煮汁を並べてみました。これらは間違いなく私達の細胞の血や肉となる栄養素なのです。

 

(138p)

 

ちょっと考えさせられる話ではないでしょうか。

 

私は灰汁はフィチン酸など、害があるから抜かなくてはならないと思っていましたが、本当にそうなのかという気になりました。

 

時々、「野菜を少しは摂った方がいいのでは?」という質問を受けるのですが、このような調理法の料理を食べるのであれば、摂っても摂らなくてもほぼ同じのような気がします。

 

 

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ご飯を減らした後の注意点

 

 

もし、ご飯に依存しなくても平気になったら、おかず中心の食生活になると思います。

 

ちょっとした糖質制限です。

 

慢性疾患の予防になる「糖質制限」ですが、「体質的に糖質制限をやってはいけない人」、「少しずつ慣らしていく方がいい人」、「やってはいけない事」・・・等、細かい注意点がたくさんあります。

 

それを学ばずに、適当に始めると失敗する可能性があるので、実践を考えている人は先に情報収集を行なって下さい。

 

糖質制限に失敗した経験を持つ私が、2回目の挑戦で成功する為に行なった事は情報収集と分析です

 

ここでは、「体質的に糖質制限をしても問題ない人」が、ご飯を減らす時の注意点の一つを紹介します。

 

それは、糖質だけを減らす糖質制限を行なうのは危険ということです。糖質を減らしたら、タンパク質、脂質を摂る必要があります。

 

和食は糖質は多いですが、タンパク質、脂質が少ない料理です。家庭料理の場合、肉ガッツリより、野菜を煮たようなものが多いです。

 

このようなメニューから「ご飯」だけを抜くと、タンパク質、脂質不足になります。「タンパク質不足」も問題ですが、深刻なのは「脂質不足」です。

 

糖質と脂質は、主なエネルギー源です。

 

 

両方制限すれば、エネルギー不足になります。そうなっては生きていけないので、糖質を制限したら必ず脂質を摂るようにして下さい。

 

 

(追記)エネルギーの重要性については、以下の記事に詳しく書いています。

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

ご飯など、穀物を減らしたら、おかずの内容を、「野菜」→「肉、魚、卵」に変えると、食事からタンパク質(体の材料)、脂質(エネルギーの材料)をしっかり摂れるようになります。

 

 

「脂質を摂りましょう」と言うと、多くの人は心配になると思います。しかし、勘違いしてはいけません。

 

 

「脂質は動脈硬化の原因になる」と思っている人は多いですが、動脈硬化の原因は「糖質」です。

 

 

動脈硬化を改善・予防する方法を分かりやすく説明してみた

 

 

「脂質は肥満の原因になる」と思っている人は多いですが、肥満の主な原因は「糖質」です。

 

 

経験上、脂質は悪くない。太った原因はただの勘違いだった

 

 

 

そして、糖質は代謝する時に、ある条件で「乳酸」を発生させます。その「乳酸」が蓄積すると「癌」の原因になります。

 

 

 

(追記)ご飯はブドウ糖に分解されます、そこからさらに代謝されエネルギーが作られるのですが、体質によってこの代謝が上手くいかない人がいます。すると、「乳酸の蓄積」を招き、癌が発生しやすくなります。ご飯の食べすぎには十分注意して下さい。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

「脂質」は高エネルギーで人体に必要な栄養素です。

 

 

 

(追記)「糖質を食べても何も問題は起きていない」と思っている方へ

 

日本人は「主食」や「おかず」から糖質を摂りすぎています。

 

しかし、「ご飯等、糖質をいくら食べても、身体にはなんの問題も起きていない」と言う人が一定数います。

 

そう思われるのは、2つ理由があります。

 

●実は糖質による害が身体に出ているが、糖質が原因だと気付いていないので、本人が「不調はない」と勘違いしているケース

 

 

例えば、以下の症状は、糖質が原因です。

 

本当は怖いいくら甘い物を食べても太らない体質と、後で払う肥満以上の大きな代償

 

卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる

 

瞼に脂肪の塊ができる「眼瞼黄色腫」の放置は要注意!意外な原因と解決方法とは

 

関節の痛みや理由もなくパキッっと音が鳴る原因は食生活に問題あり。根本的な原因を取り除いてクラッキングを改善させる方法

 

 

●身体が他の人より少し丈夫(代謝が良い等)なので、害が表れるのが遅い、問題が起きても小さいので「何も問題ない」と勘違いしているケース

 

糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

糖質を食べると病気になる人と、健康で長生きする人の違いについて考えてみた

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

糖質の害は遅効性で分かりにくいです。

 

しかし、目、脳、卵子等、一度ダメージを受けると回復しない部分もあるので、「何も問題はないから」・・・と無防備に食べると、後で身体を壊ししんどいめに合います。

 

糖質をたくさん食べる人は、このようなリスクを知っておいて下さい。

 

 

まとめ

 

ご飯を止めるには、ご飯がなくても食べられる薄味のおかずにする必要があります。

 

最初は薄味は物足りないと思いますが、本来なくてもいいものなので、時間と共に慣れていきます。

 

人間は、味付けの濃い食べ物がないと生きていけないようにも、ご飯がないと生きられないようにもプログラムされていません。

 

 

(追記)「和食は糖質が多くて不健康だ」と話をしましたが、「例え不健康の原因になっても止められない」・・・という方は多いです。

 

習慣を変えられない人はいますから、対策として、糖質を多めに食べる人に気をつけて欲しい事を書きました。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

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本当は怖いいくら甘い物を食べても太らない体質と、後で払う肥満以上の大きな代償

 

 

甘い物をいくら食べても太らないから良いね

 

 

 

・・・そう、羨ましがられていた私が、「実は全然羨ましくない、糖質を食べても太らない体質の真相」についてお話します。

 

 

 

 

流れは以下の順です。

 

 

 

 

  • 糖質で太るメカニズム(脂質では太らない)

 

  • 脂質に糖質を組み合わせると太る理屈

 

  • 糖質を食べても太らない体質の謎

 

 

 

「糖質を食べても太らない人」の体は、ある原因が考えられるので、例外として後半にお話します。

 

 

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人が太るメカニズム

 

 

まず、何故太るのか、という基本的な話から入ります。

 

 

よく思われている、脂肪を食べたから、体の脂肪が増える・・・これはただのイメージです。

 

 

太る原因、つまり「体についた脂肪」は、食品の「脂肪」から出来ているわけではありません。

 

 

 

 

「体についた脂肪」の原因は、糖質です。

 

 

 

「糖質を食べても太らない体質の人」も存在しますが、基本は、糖質で太ります。

 

 

 

何故、糖質を食べると体の中で「脂肪」に変わるのかというと、余った糖が「中性脂肪」に変えられているからです。

 

 

 

 

×   脂肪 → 中性脂肪

 

 

〇   糖 →( 変換 )→ 中性脂肪

 

 

 

 

次に以下の2つを比較してみます。

 

 

  • 食事で「脂肪」を食べた場合

 

  • 食事で「糖質」を食べた場合

 

 

 

 

 

脂肪を食べても太らない理屈

 

 

 

食事から「脂肪」を食べた場合は、以下のようになります。

 

 

 

 

①食事によって、単体で中性脂肪を摂取すると、小腸で吸収されて「カイロミクロン」となり、血液の中に入る。

 

 

②「カイロミクロン」が増えて、ある一定の濃度に達すると、小腸での脂肪の吸収は抑えられる。そのお陰で太らない。

 

 

 

細かく解説していきます。

 

 

「カイロミクロン」とは、「リポタンパク」の一種です。

 

 

「リポタンパク」とは、コレステロールの事です。

 

 

 

私たちが「コレステロール」と言っているのは、コレステロール分子単体のことを指しているわけではありません。

 

 

 

こちらが「コレステロール」の構造になります。

 

 

 

 

 

 

血液は水で、コレステロールは脂です。

 

 

「疎水性の物質」を、「親水性の物質」でくるむことによって、血液の中を流れることができます。

 

 

このセットが「リポタンパク」です。

 

 

リポタンパクは種類あって、その中で一番でかいのが「カイロミクロン」です。

 

 

有名な「悪玉コレステロール」や「善玉コレステロール」は小さいです。

 

 

 

 

 

 

「カイロミクロン」の働きは、食事から取り入れた「中性脂肪」や「コレステロール」などを肝臓や筋肉等の組織に運ぶ事です。

 

 

ちなみに、「カイロミクロン」が作られる場所は小腸です。そこからリンパ管→血管を軽油して、肝臓に行きます。

 

 

この「カイロミクロン」の濃度が一定以上増えると、脂肪の吸収が抑えられる・・・というわけです。

 

 

『日本人よコレステロールを恐れるな / 著者:長谷川元治』より引用

 

 

人間の場合、小腸で吸収されるコレステロールは一定量以下。

 

 

食生活とコレステロールについて考えるとき、重要かつ興味深い問題があります。それは、食べ物を通じて口からとったコレステロールと血液中のコレステロールはイコールなのかという問題です。

 

 

言いかえると、コレステロールを多く摂取すると血中コレステロール値も高くなるのか、ということです。

 

 

世間では「コレステロールの多い食品を食べると、コレステロール値が上がる」ということは疑いのない事実のように考えられており、高脂血症の人はもちろん、そうでなくても中高年になったら肉や卵などコレステロールの多い食品は控えるようにと言われていますが、これは医学的にほんとうに正しいことなのでしょうか。

 

 

結論から言うと、こうした“常識”に反して、実はほどんどの人の場合、食事でコレステロールをたくさん摂取したからといって、すぐに血中コレステロール値が上昇するということはありません。

 

 

あるいは、上昇したとしても生体として必要な値までにとどまり、それ以上、無制限に上昇することはないのです。

 

 

これは、動物学的に見て、人間が基本的に「肉食動物」であるということと大きく関係しています。

 

 

ご存じのように、哺乳動物は「草食動物」と「肉食動物」に大別されます。その違いを簡単にいえば、一方は草を常食とし、他方は肉を常食としているということになるでしょう。

 

 

セルロースなどの食物繊維を消化する酵素を持っているのが草食動物、持っていないのが肉食動物という分け方もあります。

 

 

草食動物はウサギ、ヒツジ、ウシ、ゾウなどで、肉食動物はライオン、トラ、ヒョウ、イヌなどであるということはみなさんも知っているでしょう。

 

 

ウサギに1日1gのコレステロールを与えると、血中コレステロール値が正常の50mg/㎗から急上昇して、500~1500mg/㎗もの超高脂血症になります。

 

 

ところが、ふつうのイヌ、ネズミなどにいくらコレステロールを与えても高脂血症は発生しません。同様にライオン、トラ、ヒョウにも発生しないでしょう。

 

 

コレステロールを与えて高脂血症を発生する動物と発生しない動物とはどこがどう違うのでしょうか。

 

 

そのキーポイントは小腸にあります。

 

 

ウサギにコレステロールを含んだエサを与えると、そのまま小腸に到達し、小腸の粘膜から無差別に吸収されてしまうのです。

 

 

与えられたコレステロール分だけほぼ100%吸収され、そのまま血液中に放出されて、血液濃度が正常の10倍、20倍、30倍になって超高脂血症が起きてくるわけです。

 

 

一方、ライオンなど肉食動物はいくらコレステロールを大量に与えても、1回の食餌、1日の食餌量から小腸が吸収するコレステロール量は決まっています。

 

 

必要な分だけ吸収して、それ以外は便から体外に排出されるので、血中のコレステロールも上昇しません。

 

 

つまり、肉食動物の場合、小腸におけるコレステロール(脂肪)に対する“バリア”の機能が高いのに対し、草食動物の場合はその機能が低い、もしくはほとんどないのです。

 

 

私は究極的には、この小腸の取捨選択機能こそが草食動物と肉食動物とを最も重要なポイントだと考えています。

 

 

人間は肉も魚も野菜も穀類もなんでも食べるため、俗に「雑食動物」などと言われます。

 

 

しかし、動物学的にいうと、小腸の機能から見て、基本的に肉食動物なのです。

 

 

個人差はありますが、人間の場合、小腸で吸収されるコレステロールは一定量以下で、100%吸収されるなどということはありません

 

 

実際、人体実験でバターを毎日1/4ポンド(約113g)、コレステロール量にして毎日20gを与えても高脂血症は発生しなかったという報告もあります。

 

 

つまり人間の場合もライオンと同様に小腸におけるコレステロールに対する“バリア”の機能が高く、コレステロールを必要な分だけ吸収して、それ以外は便から体外に排出してしまうわけです。

 

 

また、人間を含む肉食動物では、小腸でコレステロールを多少多めに吸収しても、不要な分は肝臓で分解されてしまうことがわかっています。

 

 

このことからも、食事でコレステロールをたくさん摂取したからといって、即、血中コレステロール値が上昇するとは考えられません。

 

 

余談になりますが、以前、私が10ヶ月間つまり約300日の間に脂肪の多いリブロース・ステーキを200回食べたという経験があります。

 

 

そんなことをしたのは、ステーキが大好物だということもありますが、自分の体を使って、実験してみたかったというのが理由です。

 

 

その結果、やはり血中コレステロール値が上昇することはありませんでした。

 

 

(84p~88p)

 

 

このように、人間には「脂肪の吸収が抑えられる仕組み」があります。

 

 

人間は動物食性(肉食)動物なので、「動物性の食品を安全に食べるために必要な機能」が備わっていても不思議ではありません。

 

 

 

 

 

 

次は動物食性動物の人間が糖質を食べたらどうなるか・・・という話をします。

 

 

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糖質を食べたら太る理屈

 

 

糖質を食べた場合どうなるかを大雑把に言うと、以下のようになります。

 

 

 

①糖質を含む食品を食べると、体内で分解されてブドウ糖になる。

 

 

 

②糖質を摂取したことで、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上がる。すると、膵臓のβ細胞から「インスリン」というホルモンが分泌される。

 

 

 

この「インスリン」の働きで、「余ったブドウ糖」が「中性脂肪」へ変換されて、体内の脂肪細胞の中に取り込まれる

 

 

 

 

・・・このように、糖質は「インスリン」によって中性脂肪に変えられてしまうのです。

 

 

 

ここで、「余ったブドウ糖」について、もう少し詳しく説明します。

 

 

 

 

①糖質から分解されてブドウ糖になると、まず、細胞に取り込まれて「細胞のエネルギー源」として使えるようになる。

 

 

②そこで余ったブドウ糖は、「グリコーゲン」に変換されて、肝臓や筋肉に貯蔵される。

 

 

③ここまででブドウ糖を使い切れば問題ないが、もし余った場合は、「中性脂肪」に変換される。

 

 

 

つまり、余らなければ、中性脂肪に変えられる心配はないということです。

 

 

 

しかし、余ることがほとんどです。

 

 

 

それは、「人間に1日に必要な糖質量」より、多くの糖質を摂っているからです。

 

 

 

1日に必要な糖質量については以下の記事をご覧下さい。

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

当然、糖質を食べれば食べるほど、余るブドウ糖も増え、変換される中性脂肪の量も増えていくことになります。

 

 

 

流れを整理します。

 

 

 

糖質を食べる

 

 

分解されてブドウ糖になる

 

 

血液中のブドウ糖の濃度が上がる

 

 

ブドウ糖を使う

 

 

使い切れないブドウ糖が余る

 

 

残りを中性脂肪に変換

 

 

 

 

これが糖質で太るメカニズムです。

 

 

 

ですが、注意があります。

 

 

 

脂質も「ある食べ方」をすると太ります。

 

 

 

前回、20歳で「バターをたっぷり塗ったパン」を食べていて太ったのに、30代の今、その時よりはるかに多いバターや動物の脂を食べても全く太らない

 

 

 

・・・というお話をしました。

 

 

 

その理屈を説明します。

 

 

 

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組み合わせてはいけない

 

 

以下の記事で、脂質とタンパク質だけを食べた場合は健康的だが、これに糖質を組み合わせると、病気や死亡のリスクが上がるとお話しました。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

その理屈がここでも当てはまります。

 

 

脂質に、糖質を組み合わせると太ってしまうのです。

 

 

その代表的なメニューは、「焼肉とご飯」とか、「肉をパンにはさむ」とかですが、悪いのは肉ではありません。ご飯やパンなのです。

 

 

 

しかし、これで太ると、みんなご飯やパンではなく、「脂質が悪い」と考えてしまうのです。

 

 

脂質が気の毒です。

 

 

 

以下が、脂質で太ってしまうメカニズムです。

 

 

『100歳まで長生きできるコレステロール革命 著者/大櫛陽一』より引用

 

 

脂肪の多い食事をたくさん摂った後、最後に炭水化物を摂取すると、とたんに「太るメカニズム」が作動してしまうのです。

 

 

ごく簡単に説明すると、脂肪の多い食事をたくさん摂って、血液中に脂質の多い状態のときに、最後に炭水化物を摂ると、インスリンが分泌されて、「血液中の脂肪を脂肪細胞に追いやるルート」が開通してしまうのです。

 

 

このルートが開いてしまうと、摂取した脂質が細胞へ取り込まれるため、結果的に「脂肪の多い食事を摂って太った」のと同じことになってしまいます。

 

 

つまり、焼肉であれば、最初から最後まで肉だけを食べ続けているのであれば、別に問題はないのです。

 

 

それならば、脂肪細胞へのルートは閉ざされたままで太る心配はありません。

 

 

しかし、焼肉を食べた後にごはんやラーメンなど「仕上げの炭水化物」を摂ると、この厄介なルートが開いて血液中の脂質を一気に細胞へ取り込んでいきます。

 

 

それによって、「どっと太る」ということになってしまうのです。

 

 

 

「炭水化物」とは、「糖質 + 食物繊維」のことです。

 

 

 

 

「太る本当の原因」をまとめます。

 

 

 

 

  • 糖質をたくさん食べれば太る

 

  • 脂質だけだと太らないが、脂質に糖質を組み合わせると太る

 

 

 

 

基本を理解していただいたので、

 

 

 

次は「太る本当の原因である糖質を食べても、一切太らない人」の謎についてお話します。

 

 

 

糖質を食べても一切太らない体質

 

 

ここまでの「太るメカニズム」の話と矛盾するようですが、冒頭でお話した通り、私は、アイスクリームやチョコレートをいくら食べても太らない体質です。

 

 

つまり、糖質を食べても太らないのです。

 

 

この体質を羨ましがられた事は一度や二度ではありません。

 

 

人が太る理由は「糖質を摂りすぎて、使い道の無い体内で余ったブドウ糖が、中性脂肪に変えられるから」でした。

 

 

しかし、私の場合、とんでもない量の糖質を口にしていなから、糖質だけだと全く太らないのです。

 

 

 

食べ過ぎて余った「ブドウ糖」は、中性脂肪にならないから、めでたし、めでたし・・・

 

 

 

 

 

 

 

ではありません。

 

 

 

この理由が、実に不健康でした。

 

 

 

ダイエットをする人は、「糖質を食べても太らない体質が良い」と思っているかもしれません。

 

 

また、実際に糖質を食べても太らない人は、それをいい事に、甘いものを無尽蔵にバクバク食べているかもしれません。

 

 

しかし、「太らないから良いや」は、とんだ勘違いです。

 

 

 

これが体にとって全く良い事ではない理由をお話します。

 

 

 

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糖質が中性脂肪にならない原因

 

 

糖質を食べても太らない理由は、上がった血糖値を下げる為に分泌される「インスリン」にあると考えられます。

 

 

「インスリン」とは、膵臓のランゲルハンス島にある「β細胞 ベータ細胞」から分泌されるホルモンです。

 

 

 

 

 

 

糖質を食べたら、血液中にブドウ糖が溢れかえります(血糖値が上がります)が、

 

 

「インスリン」は、「毒である余ったブドウ糖」を中性脂肪に変えてくれる働きがあります

 

 

 

 

それによって太りはしますが、血液中のブドウ糖の量を減らしてくれるので血糖値が下がります。

 

 

 

「インスリン」がいい仕事をしてくれるおかげで、ブドウ糖を無毒化できるのです。

 

 

 

プロポーションを気にする人は、中性脂肪を増やすインスリンに対して「余計な事を...」と思うかもしれませんが、毒がとりあえず変換されるので、健康の為には良い事なのです。

 

 

 

ここで、「糖=毒」という表現に納得がいかない人の為に説明します。

 

 

人間の体には多少のブドウ糖は確かに必要です。

 

 

こう言うと、「必要だから食べなければならない」という発想になる人が多いのですが、ちょっと違います。

 

 

人間は「必要な糖」を自らの体で作り出すことが出来ます。必要だからこそ、そういうシステムが備わっているのです。

 

 

そして、人間にとって必要なブドウ糖の量はほんのわずかです。一説によると、たったの5gだそうです。

 

 

それ以上の余ったブドウ糖は、体にとってになります。過ぎたるは及ばざるが如しです。

 

 

(※ちなみにご飯100gであれば、糖質は約37gなので、あっと言う間にオーバーです。)

 

 

 

で、ほとんどの人達は糖質を食べるわけですが、もし、「インスリン」が無かったらどうでしょう?

 

 

中性脂肪に変換されないので太りませんが、血糖値が下がらない、毒がそのままなので血管が傷つきます。

 

 

そう考えると怖いですね。

 

 

しかし、「インスリン」でブドウ糖を無毒化する能力が低い人がいます(言い換えると、中性脂肪に変える能力が低いという事です。)

 

 

「糖質を食べても太らない人」は、その可能性があります。

 

 

だとしたら、とても危険です。私もこれの可能性が高かったのではと思っています。

 

 

中性脂肪に変える能力が低いので、肥満にはなりませんが、その代わり、余った毒が処理できません。毒が放置されるわけです。

 

 

よく、「少し太った人の方が痩せている人より長生きだ」と言われます。

 

 

 

「太れる」というのは、毒を中性脂肪に変換出来ている証拠です。それが出来ない人よりは、毒のダメージを受けないので、病気のリスクは少ないのかもしれません。

 

 

「糖質を食べても太れない人」は、高血糖が放置されるので病気のリスクが高いのです。

 

 

 

で、問題は、その変換出来ない余った糖の行方です。

 

 

 

もちろんチャラにはなりません。

 

 

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余った糖の行方

 

 

 

詳しいメカニズムは私にもわかりませんが、一つだけ言える事があります。

 

 

「中性脂肪に変換できないブドウ糖」は毒なので、体は早く排泄しようとします。

 

 

長い間分からなかったのですが、私の場合は、なんと「涙」という形で糖を排出していました。

 

 

 

でも、その原因が分からなくて不快な症状と長く付き合いました。

 

 

私は高校性の時から、目が365日痒いという症状がありました。

 

 

眼科に行って見てもらうと、「アレルギー」だと言われました。

 

 

 

アレルギー検査をしたわけではないので、「動物の毛が原因だ」とか、「花粉だ」とか、憶測で色々可能性を言われました。

 

 

私としては、年中痒いので、花粉症とは思えないし、動物はもう飼っていないのでそれも違うと思うわけです。

 

 

正確な原因がわからないまま、「アレルギー物質が目に入るから痒いのだろう」と、何年も、痒くなっては目を洗い、その場しのぎの対処をしてきました。

 

 

「目薬」を使わなかったのは、延々と目薬を使い続けた場合の副作用が心配だったからです。

 

 

特に、目と脳は密接に関係しています。一時的に使うのならまだしも、症状は年中なので、それを抑えるために目薬を毎日使うのは嫌だったのです。

 

 

 

目薬の成分に興味のある方は以下をご覧下さい。

 

本当は怖い目薬の真実

 

 

 

最終的に、自然のもので作られている「アーユルヴェーダの目薬」を海外から買って使っていました。これを使うと、凄く痛くて痒みがふっとびます。

 

 

一時的には良いですし、通常の目薬と違って、体にも害はなさそうなのでしばらく使いましたが、痒みが消える事はありませんでした。

 

 

つまり、「症状が消えるような根本的な解決にはならなかった」という事です。

 

 

それからしばらくすると、PM2.5が猛威をふるって、そのせいなのか春先に、我慢できないほど痒くなって眼科に行きました。それがキッカケで緑内障の発見につながったわけです。

 

 

その時、アレルギーだろうという事で、痒みを抑える薬をもらってきました。さすが、こちらは良く効きました。

 

 

成分を見ると「ステロイド」が入っていたので、なるべく使いたくなかったのですが、ないと困る時もありました。一応手元にあると安心でした。

 

 

このように、痒くなった時は、普段は目を洗ったり、アーユルヴェーダの目薬を使い、我慢できない時に眼科の薬、と使い分けていました。

 

 

それが2015年9月まで続きました。

 

 

春に糖質制限を始めて、9月に顔に湿疹が出ました。

 

 

これは糖質制限をしている人がなる「毒出し」と言われる症状です。症状は人によって違いますが、私は湿疹が出ました。

 

 

それが引いたと同時に、長年あったブタクサの花粉症は来ないし、目の痒みが一気に引きました。

 

 

 

それ以後、通常、目が痒くなる事はありませんし、目が軽い感じがします。

 

糖質制限で一時的に体調が悪化。その後ブタクサのアレルギーが治った

 

 

これには本当に驚きました。

 

 

ですが、時々痒みが復活することがあります。

 

 

どんな時に起こるのか、よく観察してパターンを見つけたのですが、ほぼ、糖質を多く食べた次の日に目が痒くなります。

 

 

ここで、ようやく「目が痒いのは糖が原因だったんだ」と分かりました。糖質を食べないと全く痒くならないのです。

 

 

 

余った糖の排泄

 

 

この現象を裏づけるように、ネットに「余った糖を、体が様々な方法で排出する」という情報がありました。

 

 

「糖尿病」は名前の通り、尿に糖が出る病気です。これも毒を体から出しているわけですが、それは尿だけではありません。

 

 

皮脂腺、唾液腺、粘液線などからも糖は排泄されるそうです。

 

 

汗や涙にも同じように糖分が出るというわけです。

 

 

そして、この糖を含んだ汗が付着する事で、皮膚に細菌やカビが繁殖しやすくなり、それが痒みの原因になったり、

 

 

皮脂腺からブドウ糖が排泄されることで、細菌が繁殖しニキビの原因にもなるそうです。

 

 

余った毒は出せるところから出してやれという事です。体の立場に立ってみれば、当然の選択です。

 

 

糖質を食べても太らない変わりに、体の中ではこのような事が起きていたのです。

 

 

 

ちなみに、私は糖質を食べた日の翌日には、目が痒くなるだけでなく、吹き出物が出来るのですが、これも納得です。

 

 

 

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太らない代償は大きい

 

 

どうして私は「中性脂肪に変える能力」が少ないのかはわかりません。

 

 

もしかして糖尿病だったのかな・・・とも思いますが、当時は検査を受けていなかったのでわかりません。理由は知りたいので、いつか検査するでしょう。

 

 

 

外食で糖質を食べた場合、一回だと微妙に痒くなります。しかし、2回続けて食べると痒みが増します。今は基本的に痒くない状態が普通ですので、たまにこうなると不快です。

 

 

しかし、この体質のお陰で、「目が痒くなるぐらいなら、糖質はいらない」と、我慢することができます。

 

 

また、血糖値を測らなくても、糖質を食べすぎているか、そうじゃないかが体感で分かります。

 

 

この事実に気付くまで、私は自分の目の痒みは「アレルギー」だと思っていました。

 

 

「アレルギー物質が目に付着するから痒くなる」と思って、目をよく洗っていましたが、洗っても、洗っても治らない事が多かったです。

 

 

自分の涙が痒みの原因だったのですから、洗っても何の意味もありません。

 

 

検査をしたわけではないので、この説が正しいと断言はできません。

 

 

 

しかし、「糖質を食べても太らなかった事」、「糖質を食べると決まって目が痒くなる事」から考えても、この説はかなり信憑性があります。

 

 

もし本当に、糖が中性脂肪に変換されず、涙から糖を排出していたとしたら恐ろしいことです。

 

 

 

きっと他にも余った糖が悪さをしているに違いありません。考えるだけでゾッとします。

 

 

 

私の場合は糖質制限で解決できました。

 

 

「余ったブドウ糖を中性脂肪に変換出来る能力」が低くても高くても、糖質を食べなければ「糖が中性脂肪に変わって太る事」もないし、「中性脂肪に変えられなくて毒が放置される事」もありません。

 

 

太らないから...と、調子に乗って糖質を食べている方は、おそらく血管の中はブドウ糖で満ち満ちていて、恐ろしい事が起こっていると思います。

 

 

 

ここで説明した症状がないか観察してみて下さい。

 

 

 

そして、余った糖は、タンパク質でできた細胞を劣化させる「糖化」という反応を引き起こすので注意が必要です。

 

 

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

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