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甘い物をいくら食べても太らないから良いね
・・・そう、羨ましがられていた私が、「実は全然羨ましくない、糖質を食べても太らない体質の真相」についてお話します。
流れは以下の順です。
- 糖質で太るメカニズム(脂質では太らない)
- 脂質に糖質を組み合わせると太る理屈
- 糖質を食べても太らない体質の謎
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人が太るメカニズム
まず、何故太るのか、という基本的な話から入ります。
よく思われている、脂肪を食べたから、体の脂肪が増える・・・これはただのイメージです。
太る原因、つまり「体についた脂肪」は、食品の「脂肪」から出来ているわけではありません。
「体についた脂肪」の原因は、糖質です。
「糖質を食べても太らない体質の人」も存在しますが、基本は、糖質で太ります。
何故、糖質を食べると体の中で「脂肪」に変わるのかというと、余った糖が「中性脂肪」に変えられているからです。
× 脂肪 → 中性脂肪
〇 糖 →( 変換 )→ 中性脂肪
次に以下の2つを比較してみます。
- 食事で「脂肪」を食べた場合
- 食事で「糖質」を食べた場合
脂肪を食べても太らない理屈
食事から「脂肪」を食べた場合は、以下のようになります。
①食事によって、単体で中性脂肪を摂取すると、小腸で吸収されて「カイロミクロン」となり、血液の中に入る。
②「カイロミクロン」が増えて、ある一定の濃度に達すると、小腸での脂肪の吸収は抑えられる。そのお陰で太らない。
細かく解説していきます。
「カイロミクロン」とは、「リポタンパク」の一種です。
「リポタンパク」とは、コレステロールの事です。
私たちが「コレステロール」と言っているのは、コレステロール分子単体のことを指しているわけではありません。
こちらが「コレステロール」の構造になります。
血液は水で、コレステロールは脂です。
「疎水性の物質」を、「親水性の物質」でくるむことによって、血液の中を流れることができます。
このセットが「リポタンパク」です。
リポタンパクは5種類あって、その中で一番でかいのが「カイロミクロン」です。
有名な「悪玉コレステロール」や「善玉コレステロール」は小さいです。
「カイロミクロン」の働きは、食事から取り入れた「中性脂肪」や「コレステロール」などを肝臓や筋肉等の組織に運ぶ事です。
ちなみに、「カイロミクロン」が作られる場所は小腸です。そこからリンパ管→血管を軽油して、肝臓に行きます。
この「カイロミクロン」の濃度が一定以上増えると、脂肪の吸収が抑えられる・・・というわけです。
『日本人よコレステロールを恐れるな / 著者:長谷川元治』より引用
人間の場合、小腸で吸収されるコレステロールは一定量以下。
食生活とコレステロールについて考えるとき、重要かつ興味深い問題があります。それは、食べ物を通じて口からとったコレステロールと血液中のコレステロールはイコールなのかという問題です。
言いかえると、コレステロールを多く摂取すると血中コレステロール値も高くなるのか、ということです。
世間では「コレステロールの多い食品を食べると、コレステロール値が上がる」ということは疑いのない事実のように考えられており、高脂血症の人はもちろん、そうでなくても中高年になったら肉や卵などコレステロールの多い食品は控えるようにと言われていますが、これは医学的にほんとうに正しいことなのでしょうか。
結論から言うと、こうした“常識”に反して、実はほどんどの人の場合、食事でコレステロールをたくさん摂取したからといって、すぐに血中コレステロール値が上昇するということはありません。
あるいは、上昇したとしても生体として必要な値までにとどまり、それ以上、無制限に上昇することはないのです。
これは、動物学的に見て、人間が基本的に「肉食動物」であるということと大きく関係しています。
ご存じのように、哺乳動物は「草食動物」と「肉食動物」に大別されます。その違いを簡単にいえば、一方は草を常食とし、他方は肉を常食としているということになるでしょう。
セルロースなどの食物繊維を消化する酵素を持っているのが草食動物、持っていないのが肉食動物という分け方もあります。
草食動物はウサギ、ヒツジ、ウシ、ゾウなどで、肉食動物はライオン、トラ、ヒョウ、イヌなどであるということはみなさんも知っているでしょう。
ウサギに1日1gのコレステロールを与えると、血中コレステロール値が正常の50mg/㎗から急上昇して、500~1500mg/㎗もの超高脂血症になります。
ところが、ふつうのイヌ、ネズミなどにいくらコレステロールを与えても高脂血症は発生しません。同様にライオン、トラ、ヒョウにも発生しないでしょう。
コレステロールを与えて高脂血症を発生する動物と発生しない動物とはどこがどう違うのでしょうか。
そのキーポイントは小腸にあります。
ウサギにコレステロールを含んだエサを与えると、そのまま小腸に到達し、小腸の粘膜から無差別に吸収されてしまうのです。
与えられたコレステロール分だけほぼ100%吸収され、そのまま血液中に放出されて、血液濃度が正常の10倍、20倍、30倍になって超高脂血症が起きてくるわけです。
一方、ライオンなど肉食動物はいくらコレステロールを大量に与えても、1回の食餌、1日の食餌量から小腸が吸収するコレステロール量は決まっています。
必要な分だけ吸収して、それ以外は便から体外に排出されるので、血中のコレステロールも上昇しません。
つまり、肉食動物の場合、小腸におけるコレステロール(脂肪)に対する“バリア”の機能が高いのに対し、草食動物の場合はその機能が低い、もしくはほとんどないのです。
私は究極的には、この小腸の取捨選択機能こそが草食動物と肉食動物とを最も重要なポイントだと考えています。
人間は肉も魚も野菜も穀類もなんでも食べるため、俗に「雑食動物」などと言われます。
しかし、動物学的にいうと、小腸の機能から見て、基本的に肉食動物なのです。
個人差はありますが、人間の場合、小腸で吸収されるコレステロールは一定量以下で、100%吸収されるなどということはありません
実際、人体実験でバターを毎日1/4ポンド(約113g)、コレステロール量にして毎日20gを与えても高脂血症は発生しなかったという報告もあります。
つまり人間の場合もライオンと同様に小腸におけるコレステロールに対する“バリア”の機能が高く、コレステロールを必要な分だけ吸収して、それ以外は便から体外に排出してしまうわけです。
また、人間を含む肉食動物では、小腸でコレステロールを多少多めに吸収しても、不要な分は肝臓で分解されてしまうことがわかっています。
このことからも、食事でコレステロールをたくさん摂取したからといって、即、血中コレステロール値が上昇するとは考えられません。
余談になりますが、以前、私が10ヶ月間つまり約300日の間に脂肪の多いリブロース・ステーキを200回食べたという経験があります。
そんなことをしたのは、ステーキが大好物だということもありますが、自分の体を使って、実験してみたかったというのが理由です。
その結果、やはり血中コレステロール値が上昇することはありませんでした。
(84p~88p)
このように、人間には「脂肪の吸収が抑えられる仕組み」があります。
人間は動物食性(肉食)動物なので、「動物性の食品を安全に食べるために必要な機能」が備わっていても不思議ではありません。
次は動物食性動物の人間が糖質を食べたらどうなるか・・・という話をします。
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糖質を食べたら太る理屈
糖質を食べた場合どうなるかを大雑把に言うと、以下のようになります。
①糖質を含む食品を食べると、体内で分解されてブドウ糖になる。
②糖質を摂取したことで、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上がる。すると、膵臓のβ細胞から「インスリン」というホルモンが分泌される。
③この「インスリン」の働きで、「余ったブドウ糖」が「中性脂肪」へ変換されて、体内の脂肪細胞の中に取り込まれる。
・・・このように、糖質は「インスリン」によって中性脂肪に変えられてしまうのです。
ここで、「余ったブドウ糖」について、もう少し詳しく説明します。
①糖質から分解されてブドウ糖になると、まず、細胞に取り込まれて「細胞のエネルギー源」として使えるようになる。
②そこで余ったブドウ糖は、「グリコーゲン」に変換されて、肝臓や筋肉に貯蔵される。
③ここまででブドウ糖を使い切れば問題ないが、もし余った場合は、「中性脂肪」に変換される。
つまり、余らなければ、中性脂肪に変えられる心配はないということです。
しかし、余ることがほとんどです。
それは、「人間に1日に必要な糖質量」より、多くの糖質を摂っているからです。
当然、糖質を食べれば食べるほど、余るブドウ糖も増え、変換される中性脂肪の量も増えていくことになります。
流れを整理します。
糖質を食べる
↓
分解されてブドウ糖になる
↓
血液中のブドウ糖の濃度が上がる
↓
ブドウ糖を使う
↓
使い切れないブドウ糖が余る
↓
残りを中性脂肪に変換
これが糖質で太るメカニズムです。
ですが、注意があります。
脂質も「ある食べ方」をすると太ります。
前回、20歳で「バターをたっぷり塗ったパン」を食べていて太ったのに、30代の今、その時よりはるかに多いバターや動物の脂を食べても全く太らない
・・・というお話をしました。
その理屈を説明します。
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組み合わせてはいけない
以下の記事で、脂質とタンパク質だけを食べた場合は健康的だが、これに糖質を組み合わせると、病気や死亡のリスクが上がるとお話しました。
【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由
その理屈がここでも当てはまります。
脂質に、糖質を組み合わせると太ってしまうのです。
その代表的なメニューは、「焼肉とご飯」とか、「肉をパンにはさむ」とかですが、悪いのは肉ではありません。ご飯やパンなのです。
しかし、これで太ると、みんなご飯やパンではなく、「脂質が悪い」と考えてしまうのです。
脂質が気の毒です。
以下が、脂質で太ってしまうメカニズムです。
『100歳まで長生きできるコレステロール革命 著者/大櫛陽一』より引用
脂肪の多い食事をたくさん摂った後、最後に炭水化物を摂取すると、とたんに「太るメカニズム」が作動してしまうのです。
ごく簡単に説明すると、脂肪の多い食事をたくさん摂って、血液中に脂質の多い状態のときに、最後に炭水化物を摂ると、インスリンが分泌されて、「血液中の脂肪を脂肪細胞に追いやるルート」が開通してしまうのです。
このルートが開いてしまうと、摂取した脂質が細胞へ取り込まれるため、結果的に「脂肪の多い食事を摂って太った」のと同じことになってしまいます。
つまり、焼肉であれば、最初から最後まで肉だけを食べ続けているのであれば、別に問題はないのです。
それならば、脂肪細胞へのルートは閉ざされたままで太る心配はありません。
しかし、焼肉を食べた後にごはんやラーメンなど「仕上げの炭水化物」を摂ると、この厄介なルートが開いて血液中の脂質を一気に細胞へ取り込んでいきます。
それによって、「どっと太る」ということになってしまうのです。
「太る本当の原因」をまとめます。
- 糖質をたくさん食べれば太る
- 脂質だけだと太らないが、脂質に糖質を組み合わせると太る
基本を理解していただいたので、
次は「太る本当の原因である糖質を食べても、一切太らない人」の謎についてお話します。
糖質を食べても一切太らない体質
ここまでの「太るメカニズム」の話と矛盾するようですが、冒頭でお話した通り、私は、アイスクリームやチョコレートをいくら食べても太らない体質です。
つまり、糖質を食べても太らないのです。
この体質を羨ましがられた事は一度や二度ではありません。
人が太る理由は「糖質を摂りすぎて、使い道の無い体内で余ったブドウ糖が、中性脂肪に変えられるから」でした。
しかし、私の場合、とんでもない量の糖質を口にしていなから、糖質だけだと全く太らないのです。
食べ過ぎて余った「ブドウ糖」は、中性脂肪にならないから、めでたし、めでたし・・・
ではありません。
この理由が、実に不健康でした。
ダイエットをする人は、「糖質を食べても太らない体質が良い」と思っているかもしれません。
また、実際に糖質を食べても太らない人は、それをいい事に、甘いものを無尽蔵にバクバク食べているかもしれません。
しかし、「太らないから良いや」は、とんだ勘違いです。
これが体にとって全く良い事ではない理由をお話します。
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糖質が中性脂肪にならない原因
糖質を食べても太らない理由は、上がった血糖値を下げる為に分泌される「インスリン」にあると考えられます。
「インスリン」とは、膵臓のランゲルハンス島にある「β細胞 ベータ細胞」から分泌されるホルモンです。
糖質を食べたら、血液中にブドウ糖が溢れかえります(血糖値が上がります)が、
「インスリン」は、「毒である余ったブドウ糖」を中性脂肪に変えてくれる働きがあります。
それによって太りはしますが、血液中のブドウ糖の量を減らしてくれるので血糖値が下がります。
「インスリン」がいい仕事をしてくれるおかげで、ブドウ糖を無毒化できるのです。
プロポーションを気にする人は、中性脂肪を増やすインスリンに対して「余計な事を...」と思うかもしれませんが、毒がとりあえず変換されるので、健康の為には良い事なのです。
ここで、「糖=毒」という表現に納得がいかない人の為に説明します。
人間の体には多少のブドウ糖は確かに必要です。
こう言うと、「必要だから食べなければならない」という発想になる人が多いのですが、ちょっと違います。
人間は「必要な糖」を自らの体で作り出すことが出来ます。必要だからこそ、そういうシステムが備わっているのです。
そして、人間にとって必要なブドウ糖の量はほんのわずかです。一説によると、たったの5gだそうです。
それ以上の余ったブドウ糖は、体にとって毒になります。過ぎたるは及ばざるが如しです。
(※ちなみにご飯100gであれば、糖質は約37gなので、あっと言う間にオーバーです。)
で、ほとんどの人達は糖質を食べるわけですが、もし、「インスリン」が無かったらどうでしょう?
中性脂肪に変換されないので太りませんが、血糖値が下がらない、毒がそのままなので血管が傷つきます。
そう考えると怖いですね。
しかし、「インスリン」でブドウ糖を無毒化する能力が低い人がいます(言い換えると、中性脂肪に変える能力が低いという事です。)
「糖質を食べても太らない人」は、その可能性があります。
だとしたら、とても危険です。私もこれの可能性が高かったのではと思っています。
中性脂肪に変える能力が低いので、肥満にはなりませんが、その代わり、余った毒が処理できません。毒が放置されるわけです。
よく、「少し太った人の方が痩せている人より長生きだ」と言われます。
「太れる」というのは、毒を中性脂肪に変換出来ている証拠です。それが出来ない人よりは、毒のダメージを受けないので、病気のリスクは少ないのかもしれません。
「糖質を食べても太れない人」は、高血糖が放置されるので病気のリスクが高いのです。
で、問題は、その変換出来ない余った糖の行方です。
もちろんチャラにはなりません。
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余った糖の行方
詳しいメカニズムは私にもわかりませんが、一つだけ言える事があります。
「中性脂肪に変換できないブドウ糖」は毒なので、体は早く排泄しようとします。
長い間分からなかったのですが、私の場合は、なんと「涙」という形で糖を排出していました。
でも、その原因が分からなくて不快な症状と長く付き合いました。
私は高校性の時から、目が365日痒いという症状がありました。
眼科に行って見てもらうと、「アレルギー」だと言われました。
アレルギー検査をしたわけではないので、「動物の毛が原因だ」とか、「花粉だ」とか、憶測で色々可能性を言われました。
私としては、年中痒いので、花粉症とは思えないし、動物はもう飼っていないのでそれも違うと思うわけです。
正確な原因がわからないまま、「アレルギー物質が目に入るから痒いのだろう」と、何年も、痒くなっては目を洗い、その場しのぎの対処をしてきました。
「目薬」を使わなかったのは、延々と目薬を使い続けた場合の副作用が心配だったからです。
特に、目と脳は密接に関係しています。一時的に使うのならまだしも、症状は年中なので、それを抑えるために目薬を毎日使うのは嫌だったのです。
最終的に、自然のもので作られている「アーユルヴェーダの目薬」を海外から買って使っていました。これを使うと、凄く痛くて痒みがふっとびます。
一時的には良いですし、通常の目薬と違って、体にも害はなさそうなのでしばらく使いましたが、痒みが消える事はありませんでした。
つまり、「症状が消えるような根本的な解決にはならなかった」という事です。
それからしばらくすると、PM2.5が猛威をふるって、そのせいなのか春先に、我慢できないほど痒くなって眼科に行きました。それがキッカケで緑内障の発見につながったわけです。
その時、アレルギーだろうという事で、痒みを抑える薬をもらってきました。さすが、こちらは良く効きました。
成分を見ると「ステロイド」が入っていたので、なるべく使いたくなかったのですが、ないと困る時もありました。一応手元にあると安心でした。
このように、痒くなった時は、普段は目を洗ったり、アーユルヴェーダの目薬を使い、我慢できない時に眼科の薬、と使い分けていました。
それが2015年9月まで続きました。
春に糖質制限を始めて、9月に顔に湿疹が出ました。
これは糖質制限をしている人がなる「毒出し」と言われる症状です。症状は人によって違いますが、私は湿疹が出ました。
それが引いたと同時に、長年あったブタクサの花粉症は来ないし、目の痒みが一気に引きました。
それ以後、通常、目が痒くなる事はありませんし、目が軽い感じがします。
糖質制限で一時的に体調が悪化。その後ブタクサのアレルギーが治った
これには本当に驚きました。
ですが、時々痒みが復活することがあります。
どんな時に起こるのか、よく観察してパターンを見つけたのですが、ほぼ、糖質を多く食べた次の日に目が痒くなります。
ここで、ようやく「目が痒いのは糖が原因だったんだ」と分かりました。糖質を食べないと全く痒くならないのです。
余った糖の排泄
この現象を裏づけるように、ネットに「余った糖を、体が様々な方法で排出する」という情報がありました。
「糖尿病」は名前の通り、尿に糖が出る病気です。これも毒を体から出しているわけですが、それは尿だけではありません。
皮脂腺、唾液腺、粘液線などからも糖は排泄されるそうです。
汗や涙にも同じように糖分が出るというわけです。
そして、この糖を含んだ汗が付着する事で、皮膚に細菌やカビが繁殖しやすくなり、それが痒みの原因になったり、
皮脂腺からブドウ糖が排泄されることで、細菌が繁殖しニキビの原因にもなるそうです。
余った毒は出せるところから出してやれという事です。体の立場に立ってみれば、当然の選択です。
糖質を食べても太らない変わりに、体の中ではこのような事が起きていたのです。
ちなみに、私は糖質を食べた日の翌日には、目が痒くなるだけでなく、吹き出物が出来るのですが、これも納得です。
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太らない代償は大きい
どうして私は「中性脂肪に変える能力」が少ないのかはわかりません。
もしかして糖尿病だったのかな・・・とも思いますが、当時は検査を受けていなかったのでわかりません。理由は知りたいので、いつか検査するでしょう。
外食で糖質を食べた場合、一回だと微妙に痒くなります。しかし、2回続けて食べると痒みが増します。今は基本的に痒くない状態が普通ですので、たまにこうなると不快です。
しかし、この体質のお陰で、「目が痒くなるぐらいなら、糖質はいらない」と、我慢することができます。
また、血糖値を測らなくても、糖質を食べすぎているか、そうじゃないかが体感で分かります。
この事実に気付くまで、私は自分の目の痒みは「アレルギー」だと思っていました。
「アレルギー物質が目に付着するから痒くなる」と思って、目をよく洗っていましたが、洗っても、洗っても治らない事が多かったです。
自分の涙が痒みの原因だったのですから、洗っても何の意味もありません。
検査をしたわけではないので、この説が正しいと断言はできません。
しかし、「糖質を食べても太らなかった事」、「糖質を食べると決まって目が痒くなる事」から考えても、この説はかなり信憑性があります。
もし本当に、糖が中性脂肪に変換されず、涙から糖を排出していたとしたら恐ろしいことです。
きっと他にも余った糖が悪さをしているに違いありません。考えるだけでゾッとします。
私の場合は糖質制限で解決できました。
「余ったブドウ糖を中性脂肪に変換出来る能力」が低くても高くても、糖質を食べなければ「糖が中性脂肪に変わって太る事」もないし、「中性脂肪に変えられなくて毒が放置される事」もありません。
太らないから...と、調子に乗って糖質を食べている方は、おそらく血管の中はブドウ糖で満ち満ちていて、恐ろしい事が起こっていると思います。
ここで説明した症状がないか観察してみて下さい。
そして、余った糖は、タンパク質でできた細胞を劣化させる「糖化」という反応を引き起こすので注意が必要です。
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怖〜い(^^;;
実は糖尿病ではと疑っていたのです。
糖質制限するまで、心臓が痛い時もあって心筋炎もあるかな?
ともかく糖質10%台にします。
医者不信で病院へは行きたくないのです。
>医者不信で病院へは行きたくないのです。
糖害が出やすいと、あちこち満遍なく弱りますから、色んな症状が重なります。
糖質制限をやっていると、普通の病院にかかると、コレステロールを下げろとか色々言われるので、それを真に受けていたら糖質制限ができなくなります。
基準が間違っているので、行かないのにこしたことはありませんが、血液検査のデータは自分の栄養管理をする上で参考になります。
例えば
タンパク質が足りているかどうかは「尿素窒素(BUN)」
鉄が足りているかどうかは「フェリチン(普通の血液検査では測りません)」
糖尿病なら「ヘモグロビンA1c」
これを見ることで、食事が上手くいっているのか客観的に観察することができます。
こんばんは。
昨日は、肉の酸性についての質問に返答いただきありがとうございました。記事楽しみにしています。
そして、またコメントすみません。
僕も糖質を食べても太らない体質で、大食いにも関わらず体重が減るという現象が続いていました。
で、その「摂取した糖質がどこへ行くのか?」ということについて、とても疑問を持っていたんですが、
先ほどかなり興味深い記事を見つけました。
http://hinapeepapy.hatenablog.com/entry/2017/08/08/220750
この記事によると、血液中で余ったブドウ糖は臓器の上皮細胞中にある、インスリンの作用とは無関係にブドウ糖を取り込むグルコーストランスポーター(GLUT1)によって細胞に取り込まれ、その後嫌気的解糖によって乳酸になると書かれています。
僕はこの記事を読んだとき、たくさん食べても太らず、体がだるかったり疲れやすかったりするという事実にかなり辻褄が合うのではないかと思いました。
たくさん糖を摂取してもインスリンが出ず、インスリンとは無関係に糖は細胞に取り込まれるので、脂肪として蓄積できないから太れない。そして、細胞内でも嫌気的解糖でブドウ糖は消費されてしまうので、わずかなATPしか生産できないからエネルギー不足になる。生産した乳酸も、糖新生でブドウ糖に換えられる時にATPを消費するので、逆にエネルギーがマイナスになる。
つまり、いくら食べても太らない人は、糖の無駄遣いをしているのではないかと。
もちろん、取り込んだ糖が嫌気的条件で代謝されるかどうかは栄養状態などによって変わってくると思うし、また血液中の過剰な糖はインスリンが出ない場合、アリヤさんの言う通り目のかゆみなどによって排出される場合もあると思うんですが、この記事の考えはかなり理にかなっているのではないか?と感じました。
これに関してはどうお考えになりますでしょうか。
>これに関してはどうお考えになりますでしょうか。
信憑性があると思います。
当時、かなりの糖質量を摂取していたので、そのほとんど全てが体液と一緒に排泄されたとは考えにくいです。
排出されない分も相当あるはずです。
私もだるい、疲れる、甘い物が欲しい...と常に思っていましたから、エネルギーを生産できていなかったと考えるのは妥当です。
基本的に「糖質の害」は隠されている(触れない、弱小に扱う)ので、まだまだ私達が知らない問題が発見されても不思議ではありません。
従って、多くの人の体験から、様々な仮説を立てて考察していく必要がありそうです。