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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

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【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

癌についてネットで調べると、「癌と闘う」あるいは、「癌と闘わない」という言葉が溢れています。

 

 

この2つは、全く正反対の考え方ですが、「闘う」という言葉にしろ、「闘わない」という言葉にしろ、前提は同じです。

 

 

 

共に「癌は敵である」という絶対的な概念があります。その上で、闘うか、闘わないか…という考え方の違いなのです。

 

 

 

このような発想をする人は、癌の仕組みを理解していません。

 

 

 

 

なので、私はこの概念自体を壊そうと思います。

 

 

 

何故なら、闘うも闘わないも、そもそも癌というは存在しないからです。

 

 

 

前提が間違っていたら、その上に成り立つあらゆる理論は全て空論になります。

 

 

 

 

 

前回と、前々回にわたって、「癌が発生する理由」についてお話しました。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

癌について知れば知るほど、癌は体に対して、決して悪意を持って生まれているわけではない、と思うようになってきました。

 

 

 

 

また、癌は敵という概念の元、間違った対処法が行なわれています。

 

 

 

 

具体的には「発癌性物質ばかり問題視する」、「癌になった時の食事療法」、「抗癌剤治療」です。

 

 

 

 

これらの問題点と、癌という病気の本質について解説します。

 

 

 

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何故、正常細胞が癌細胞になるのか

 

 

前回までの記事をお読みいただいた方にとっては、くどいかもしれませんが、癌の発生する過程を簡単に説明します。

 

 

 

癌は「蓄積した乳酸」による血液の酸性化により発生します。

 

 

 

最近、「乳酸」を賞賛する話が目立ちますが、たまり過ぎると体が酸性に傾くので危険なのです。

 

 

 

人間の血液のph値は、7.35~7.45に保たれているのが正常です。

 

 

 

数値が小さくなれば酸性が強く、数値が大きくなればアルカリ性が強くなります。

 

 

pH7.3以下になるとミトコンドリアの機能低下をおこし、pH7.1以下になると死の危険があります。

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある「発電所」のようなもので、ここで大量のエネルギーを生み出すことができます。

 

 

 

 

pH 7.35 ~ pH 7.45 ・・・正常

 

pH 7.3 以下 ・・・機能低下

 

pH 7.1 以下 ・・・死の危険

 

 

 

 

『ナースプレス アシドーシス・アルカローシス』より引用

 

 

 

「乳酸」は、pH 程度の酸性物質なので、溜まると酸性に傾きます。

 

 

 

正常細胞が癌化する大まかな流れは、

 

 

 

 

糖質の摂取

 

 

ブドウ糖に分解される

 

 

(ある条件により)乳酸発生

 

 

糖質の大量摂取により乳酸が蓄積

 

 

血液の酸性化

 

 

細胞のミトコンドリアが機能不全になる

 

 

細胞が癌化

 

 

 

 

・・・となります。

 

 

 

癌細胞の特徴は、ミトコンドリアが機能停止しているので、ミトコンドリアの外の細胞質基質だけでエネルギーを作ることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミトコンドリアが「発電所」なら、細胞質基質での発電は「焚き木」程度のエネルギーです。

 

 

 

 

後者の発電を「解糖系 かいとうけい」といいます。解・糖…と言う名前の通り

「糖」の代謝経路です。

 

 

 

 

また「解糖系」は、酸素を必要としないので、「嫌気的解糖 けんきてきかいとう」とも言います。

 

 

 

 

ミトコンドリアが使えない癌細胞は、解糖系に依存するので、エネルギー源となるブドウ糖を大量に取り込む必要があります。

 

 

 

 

詳しい説明は以下の記事で書いています。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ここで再び振り返りますが、体を酸性化させる「乳酸」が発生するのは、「ブドウ糖」が原因です。

 

 

 

ブドウ糖・・・糖質ですね。

 

 

 

このブログでは、糖質がどれほど体にダメージを与えるかについて、過去に様々な記事を書いてきました。例えば、

 

 

 

体のタンパク質と結びついて、細胞を劣化させる「糖化反応」の原因も「糖質」

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

炎症の原因も「糖質」

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

高血圧のうち、90%の原因も「糖質」

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

 

動脈硬化の原因は血管を傷つける「糖質」

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

動脈硬化を改善・予防する方法を分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

「全ての原因が糖質だ」・・・とまでは言いませんが、事実、多くの慢性疾患に糖質が関わっています。ほとんどの人が意識していないだけで、「ブドウ糖」、つまり、糖質には毒性があるのです。

 

 

 

で、癌の原因も、ご多分に漏れず糖質です。

 

 

高額なPET検診の仕組み

 

 

「ブドウ糖」の動きを目で確認することができる「癌の画像診断」があります。

 

 

これを「PET検診」と言います。

 

 

 

Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)…日本語では「陽電子放射断層撮影」と言います。

 

 

 

 

これでどうやって癌を見つけるかというと、癌細胞が、正常な細胞よりたくさんのブドウ糖を摂取する特徴を利用して、癌を発見するのです。

 

 

 

 

流れは以下になります。

 

 

 

 

ブドウ糖に近い成分である「FDG」という薬剤を作る

 

 

②「FDG」を注射して、全身に行き渡らせる

 

 

③体内に入った「FDG」は癌細胞にワラワラと集まってくる

 

 

④「FDG」から放出されるガンマ線をPETカメラで撮影すると、癌細胞が光って映る

 

 

 

 

「癌細胞は正常細胞の何倍ものブドウ糖を好む」…というガンの性質を分かっているからこそ、病院でこのような検査が行なわれているのです。

 

 

 

にも関わらず、癌治療において、「病気の原因になるから糖質を減らしなさい」と指導する医療関係者は極めて少ないです。

 

 

 

それどころか、一般的な病院で行なわれる栄養指導は、決まって「バランスの良い食事をしよう」です。厚生労働省と農林水産省が発表している「食事バランスガイド」は全体の60%が糖質ですから、間違いなく糖質過多です。

 

 

 

癌を育てる食事を指導している事になります。

 

 

 

この時点でおかしいのです。

 

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癌の仕組みはすでに分かっていた

 

 

「PET検診」が行なわれているということは、医学は、「癌はブドウ糖を好む」という、癌の核心部分を知っています。

 

 

 

 

それでも、「ブドウ糖が害である」という部分には触れないわけです。

 

 

 

 

知っているのに、知らないフリです。

 

 

 

ここでは、それはいつからなのか?という話をしたいと思います。

 

 

 

実は癌の原因、核心部分は何十年も前にすでに分かっていました。

 

 

以下は癌の正体を発見した「オットー・ワールブルグ」です。

 

 

『Wikipedia オットー・ハインリッヒ・ワールブルク』より引用

 

 

(オットー・ハインリッヒ・ワールブルク)

 

 

ベルリンにて1921年-1927年までベルリン大学助教授を経て、1931年-1953年までカイザー・ヴェルヘルム生物学研究所(現在のマックス・プランク生物学研究所)の局長として、細胞生理学の研究を行う。

 

 

彼は腫瘍の代謝、及び細胞(特に癌細胞)の呼吸の研究を行った。

 

 

(ワールブルクの)黄色酵素の性質と製造法の発見により、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

 

 

彼は1931年にThe Metabolism of Tumoursを編集し、1962年には、New Methods of Cell Physiologyを執筆した。

 

 

彼は細胞内で低酸素濃度下において腫瘍が発達することを最初に実証した。

 

 

さらに、1966年6月30日にドイツ、コンスタンス湖のリンダウにて行われたノーベル賞受賞者の会合にて腫瘍の根本的原因と予防について発表した。このスピーチにて、彼は癌細胞の発生の根本的な原因は嫌気的な物であるという証拠を発表した。

 

 

 

 

このような事実が何十年も前から分かっていながら、

 

 

 

原因を表に出さない状態で、ブドウ糖を賞賛し、糖質を食べさせた上で行なわれているのが、これまでの標準の癌治療です。

 

 

 

原因を言わない・・・悪質ですね。

 

 

 

「抗がん剤」や「手術」が悪いという話もありますが、それ以前に、これが一番酷いです。原因を賞賛するのは論外です。

 

 

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癌細胞の存在意義

 

 

では、「乳酸が蓄積すると、何故、癌細胞が生まれるのか」、「癌は何の為に存在するのか」について考えてみます。

 

 

元々備わっている体の機能に無駄はないと思うからです。

 

 

 

参考に、以下の記事を読んでみて下さい。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

 

血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。

 

 

pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。

 

 

 

pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。

 

 

それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。

 

 

 

人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。

 

 

 

溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。

 

 

 

骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。

 

 

 

無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。

 

 

 

pHが下がり過ぎないように、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させる…その結果が「骨粗鬆症」や「動脈硬化」や「痛風」だとしたら、

 

 

 

 

悪いのは、「結果的に生じる疾患」ではなくて、その前段階の「pHが下がる環境」ということになります。つまり、悪いのは、その原因になっている乳酸、ブドウ糖です。

 

 

 

 

骨のカルシウムが溶ける事や、尿酸を悪者にするのは間違っていると思うのです。

 

 

 

 

…ということは、同じようにpHが下がる環境で生じる「癌細胞」も、一方的に悪いと決め付けるのは間違っていることになります。

 

 

 

 

癌細胞は、正常な細胞に比べて「ブドウ糖」を何倍も取り込む性質があります。私はこれが、ガンの大きな存在理由だと考えました。

 

 

 

 

人間の体には「ブドウ糖」は必要です。

 

 

 

しかし、その必要量は、一説によると5g(小さじ1)です。しかも、それを自分の体で作り出すことができます。

 

 

 

その仕組みについては以下の記事をお読み下さい。

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

糖質は必要以上に摂ることで、体に何らかのダメージを与えます。例えば、

 

 

 

 

  • 糖質はタンパク質を「糖化」させるので、細胞が変性する

 

 

  • 糖質が分解されてできる「乳酸」は、血液を酸性化する

 

 

 

…このような性質があるので、あらゆる慢性疾患の元になります。

 

 

 

にも関わらず、現代人は毎食、大量の糖質を食べています。

 

 

 

すると、体は常に、緊急事態です。

 

 

 

 

糖質の過剰摂取を止めず、乳酸の蓄積を放っておいたら、行き着く先は「乳酸アシドーシス」です。

 

 

 

 

「乳酸アシドーシス」とは、乳酸が蓄積して、血液の酸性度が高くなり過ぎた状態の事です。全身が「乳酸アシドーシス」になれば即死だそうです。

 

 

 

酸性に傾くのは「生命の危機」です。

 

 

 

 

癌細胞は、乳酸の元となる危険な「ブドウ糖」を好んで食べる、つまりブドウ糖を処理してくれる…と考えたら

 

 

 

 

癌細胞が悪者とは言い切れません。

 

 

 

 

癌が大きくなれば、死にいたりますが、体としては、例え細胞が癌化しても、より危険度の高い「乳酸アシドーシス」を解消させる方が大事なのです。

 

 

 

つまり、本当の悪者は「乳酸」を発生させる「ブドウ糖」です。敵と味方が逆になっています。

 

 

 

 

癌は、乳酸によって血液が酸性化したせいで、ミトコンドリア機能不全になって、細胞が癌化してブドウ糖しか使えなくなった細胞…ともとれますが、このように、緊急時にブドウ糖、乳酸を処理する為に存在している…とも考えられます。

 

 

 

 

ただし、この考えには問題もあります。

 

 

 

癌細胞は「嫌気的解糖」に依存しています。ブドウ糖をエネルギー源にして、燃えカスの乳酸を出す「乳酸製造細胞」です。

 

 

 

 

「ブドウ糖」をたくさん処理するけど、そのぶん「乳酸」も出してしまいます。

 

 

 

これでは、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させるケースのように、体を守っているようで、守っていない事になります。

 

 

 

 

じゃあ、細胞が癌化する理由は何なのか…別の視点から考えてみます。

 

 

 

 

正常細胞が癌細胞になったのは、乳酸による「血液の酸性化」が原因でした。

 

 

 

 

酸性化した血液も「血液の汚れ」と捕らえることができますが、一方でこんな意見もあります。

 

 

 

 

『千島学説研究会 よくある質問』より引用

 

 

千島学説では、血液が汚れ、体が病的状態のとき、悪化した赤血球が集まり溶け合ってガン細胞に変わっていったととらえます。

 

 

全身の血液が汚れ、それを一箇所に集めたものがガン腫です。

 

 

汚れた血液を一箇所に集め、そこから排泄しようとする、いわば血液の浄化装置というものです。

 

 

ガンも生体の治癒現象です。分かりやすくいえば、少々治りの遅いオデキに過ぎないのです。

 

 

 

「千島学説」では、「癌は血液の浄化装置」ということになっています。

 

 

 

ただ、この説の「汚れた血液」とは、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」の事で、「乳酸による酸性化」とはまた違うようです。

 

 

 

癌の研究報告では、癌患者の血液は、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」で汚れているそうです。それが原因で免疫力も低下しているという見方です。

 

 

 

 

「血液の酸性化によってミトコンドリア機能不全になって癌化する」…という発想とはまた少し違いますが、「癌は汚れを一箇所に集めて血液を浄化するシステム」という考えは一理あります。

 

 

 

つまり大局を救う為に、局所を捨てるわけです。

 

 

 

癌は転移する前は、人によってできる場所が違います。血液が酸性化するのに、何故特定の一箇所に表れるのかは、現段階では謎です。

 

 

 

この浄化説には、そのヒントがあるような気がします。

 

 

 

 

ただし…です。

 

 

この説はここまでは納得できるのですが、実は納得のいかない部分もあります。

 

 

…というのも、この「血液浄化」説には続きがあって、以下のような流れになっています。

 

 

 

 

①血液が汚れるのは腸が汚れているから

 

 

②腸が汚れているのは、食品添加物や動物性食品に問題がある

 

 

③粗食や菜食をすすめる

 

 

 

 

糖質の害について詳しい方はご存じだと思いますが、腸が汚れる原因は、(植物食性動物の消化器官をもっていない人間の場合)糖質であり、動物性食品ではありません。

 

 

 

 

詳しい説明は以下の記事でしています。

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

で、カビやウイルスや細菌で血液が汚れるのは、「高血糖」が大きく関係しています。

 

 

 

 

つまり、血液が汚れるのは、「血糖値が直接上がらない動物性食品」が原因なのではなくて、「血糖値を直接上げる糖質」が原因なのです。

 

 

 

 

カビやウイルスや細菌と戦う免疫機能を担当している「白血球」も糖質には弱いです。

 

 

インフルエンザ等の感染症の予防は食事が重要です。免疫力を弱らせる食品とは

 

 

白血球と免疫の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

血液や腸の汚れが悪い・・・なら、糖質を絶つべきで、動物性食品を絶って糖質を多く含む食品で改善させようとしてはいけないのです。

 

 

 

実は私は糖質制限を始める前、「1日1食」を2年、「断食」はその合間で行なっていました。

 

 

 

そのキッカケになったのは、この「千島学説」を支持している人でした。

 

 

 

「肉を食べると腸で腐って発癌性物質になる」とか、「人間の歯の形から考えると人間は植物食性動物だ」と主張されていたので、それに影響を受けて、食べ物はなるべく植物性のものにしていました。

 

 

 

そして、かつては、この「癌は血液を浄化する」という説や、以下の記事で紹介した「腸造血説」に納得していました。

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②

 

 

 

 

でも、「1日1食」や「断食」をしたことで、健康になるどころか体質が劣化しました。

 

 

 

それを回復させたのは、ほぼ野菜0で、動物性食品を食べまくるスーパー糖質制限なので、この説とは間逆です。

 

 

 

その経験から、今では「1日1食」や「断食」、「粗食」を勧めた人が評価している「千島学説」に対して懐疑的なのです。

 

 

 

ただ、完全には否定できない…とも思っています。

 

 

 

 

手足両足がない人が貧血になっていなかった…という事からも、「骨髄造血説」より「腸造血説」の方が信憑性があるとも思えますし、

 

 

 

癌が最初のうち一箇所に固まるのは、毒(カビ、ウイルス、細菌、あるいは乳酸)を広げない為ともとれます。

 

 

 

 

このような視点を抜きにして、一方的に癌を悪者に仕立てるのは間違っていると思うのです。

 

 

 

 

 

「PET検診 ブドウ糖」を画像検索すると、「正常細胞」と「癌細胞」を比較した画像がヒットします。そこに描かれている癌細胞の絵の特徴は以下のようなものです。

 

 

 

ブドウ糖を取り込む恐い癌細胞のイラスト

 

 

 

まるで、ドラクエの「爆弾岩」を彷彿とさせるような悪者として描かれています。これでは誰が見ても癌は敵に見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちがうだろ。

 

 

と言いたいです。

 

 

 

体にダメージを与える大量の「ブドウ糖」を食べてくれて、体の酸性化を防いでくれる、あるいは血液を浄化してゴミを一箇所にまとめてくれている…と考える私ならこう描きます。

 

 

 

ブドウ糖を処理する癌細胞のイラスト

 

 

 

ちょっとしたことですが、このようなことでもイメージは作られているわけです。

 

 

 

 

 

危険であるはずの糖質、ブドウ糖、乳酸を味方だと思っている限り、「癌細胞は悪くない。味方だ」と言われても意味が分からないでしょう。

 

 

 

また、ブドウ糖が毒物になる事を隠すだけで、癌細胞を悪者に仕立て上げる事が可能になります。

 

 

 

いいや、糖質は悪くない、本当にその情報が正しいのなら、すでに一般的になっているはずだ。そんな大事な情報を隠すわけない。表に出ないということは、その情報は間違っている。

 

 

 

・・・と思ったとしたら、頭の中に花が咲いています。このような思考は「性善説」に基づいて展開されています。

 

 

 

私は以下の記事で、学問は、存在しているものを無い事にしたり、存在していないものをある事にする事ができるとお話しました。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

癌も同じです、

 

 

 

 

敵であるはずの糖質、つまり、ブドウ糖は、人間に必要だから摂りましょう…と味方のように宣伝し、その結果生じた癌細胞を敵として扱っています。

 

 

 

それだけでなく、近年は、「乳酸は悪くなかった」として、乳酸を礼賛するイメージ工作も始まっています。

 

 

 

このように、

 

 

 

白いものを黒と言ったり、黒いものを白と言ったり、

 

 

敵を味方にしたり、味方を敵にしたり

 

 

害のあるものを有難がるように感じさせたり、安全なものを危険であるかのように感じさせたり

 

 

価値のない物を価値があるように見せかけたり、価値のある物を価値がないように見せかけたり

 

 

 

 

 

・・・することを、洗脳と言います。

 

 

 

オウム真理教や北朝鮮を見て、私達は「洗脳とは、宗教や独裁国家で行なわれる特殊なものである」と思うようになりました。そして、「そこに属さなければ洗脳される事はない。我々とは無縁である」と無意識に考えてしまいます。

 

 

しかし、そうではありません。洗脳とはもっと身近で日常的に行なわれているものです。

 

 

 

 

 

ここまでは、癌に対する概念を覆しましたが、次は以下の問題について語っていきます。

 

 

 

  • 発癌性物質の存在

 

  • 現在行なわれている、癌の治療法の間違い

 

  • 抗癌剤治療の実態

 

 

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種類が多すぎる発がん性物質はどこまで癌に影響するのか

 

 

ここまで読んで、疑問に思われた方もいると思います。

 

 

 

 

癌の原因が「ブドウ糖、乳酸」なら、世の中で騒がれている「発ガン性物質」はどうなのか?

 

 

 

…と。

 

 

 

「癌の原因」は本当に様々です。

 

 

 

子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス」、肺がんは「アスベスト」に「タバコ」、胃癌は「ピロリ菌」、皮膚ガンは「紫外線」

 

 

 

これら「発ガン性物質」の存在は何なんだ、「乳酸」じゃないのか?と思われるでしょう。

 

 

 

 

私はこれら「発ガン性物質」は、「乳酸」の罪をなすりつける為に存在しているのではないかと思っています。

 

 

 

原因がシンプルなので、バレないようにするには、理論を複雑にする必要があります。原因を複数にしておけば、それだけ、意識が散るので、本当の原因が分かりにくくなります。

 

 

 

癌の原因は複数あって複雑なものである、癌は治らないものである、癌を治すのは難しいのである、難しいから治療費が高くなるのは仕方が無い・・・と人々は感じるようになります。

 

 

 

だから、非常にシンプルな癌の発生する過程を説明しても、「難しいはずだ」「簡単であるはずがない」と、長年思い込まされている人は、受け入れられないかもしれません。

 

 

まぁ、「発ガン性物質が全く無害だ」とまで言うつもりはありません。これはこれで「不健康な物質」だからです。健康被害はあるでしょう。

 

 

 

ただ、「癌の原因だ」と言われると無理があります。

 

 

 

増殖したり、「発がん性物質」の属性と全然関係ない臓器に転移するのですから、他に理由があるのは明白なわけです。

 

 

 

 

少なくとも、「発がん性物質」の存在を騒げば騒ぐほど、「乳酸の蓄積による体の酸性化の害」が霞むので、「発がん性物質」が「乳酸」の隠れ蓑になっていることは間違いありません。

 

 

 

動脈硬化の原因は、糖質による血管の糖化でしたが、「コレステロールが悪い」ということになっています。

 

 

血管狭窄による高血圧の原因は、糖質による炎症で傷ついた血管を、「白血球」「血小板」「コレステロール」が治す為に集まるからなのですが、「コレステロールが悪い」ことになっています。

 

 

 

「コレステロール」さえ騒いでおけば、本当の原因は分からなくなります。

 

 

癌は、「コレステロール」の部分が「発がん性物質」に変わっただけです。

 

 

 

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癌患者におすすめできない治療法

 

 

さて、ここからは、一般的に行なわれている癌治療の問題点を説明します。

 

 

 

「ブドウ糖が悪い」、「乳酸が悪い」という認識がなければ、これらが癌の原因であるにも関わらず、避けようとしません。

 

 

 

それどころか、これらを治療になると勘違いして、積極的に摂ってしまうこともありえます。

 

 

 

例えば、「ブドウ糖点滴」、「和食や菜食」、「断食」、「1日1食」…等です。

 

 

 

その理由をご説明します。

 

 

 

ブドウ糖点滴

 

 

点滴には「ブドウ糖」が入っています。手に付くとネチャネチャするそうです。この点滴は、当然、癌を育てることになります。

 

 

 

しかし、「ブドウ糖」じゃない点滴も存在します。

 

 

 

「イントラリポス」と言うのですが、以前紹介した末期癌患者が治った方法では、こちらのブドウ糖0点滴を使用するそうです。

 

 

 

『パラダイムシフト好きの外科医のblog 奇跡が起きました。』より引用

 

 

奇跡が起きました。

 

 

大腸癌術後2年、腹膜播種により腹水が大量にたまっていた方にビタミンC20gの点滴を3日連続で行ってみました。

 

 

しかも、血中の総ケトン体が6000μM/Lを超えた状態です。

 

 

入院時は、水も飲めない、胃液も吐いてしまう。胃の中にチューブを挿入すると、1000mlも胃液がたまっている状態でした。

 

 

腹膜播種により十二指腸が閉塞しかけ、胃腸の蠕動運動もほとんどない。

これまでの常識であれば、腹水を抜いて利尿剤を使うくらい。

その他に出来ることと言えば、モルヒネを使って症状緩和するだけ。

はっきり言って、指をくわえて亡くなるのを待つだけ。

もって、1~2週間。

 

 

これまで様々な先生方のfacebookやブログからアイデアを頂いてきました。

高ケトン+高濃度ビタミンC療法、この人に行わずに誰に行うのか。

そんな想いで患者さんにも説明し、この治療にかけてみることにしました。

 

 

入院してから、完全な断食・断糖。飲水は口を潤す程度。

イントラリポス250ml、毎日点滴。

ビタミンB製剤も、連日多めに点滴。

ビタミンCは1日4g。

 

 

腹水が増えないよう、輸液量は1日合計500mlにとどめました。

胃液の逆流による食道炎に対して、対症療法として制酸剤の点滴を行いました。

この治療で入院時に500μM/Lだった総ケトン体が、4日間で6600μM/Lまで急上昇。

徐々に水を飲めるようになり、明らかに元気になってきました。

 

 

その段階で、ビタミンC20gを3日間。

腹水が全くたまらなくなりました。

 

 

飲める水も少しずつ増え、入院一週間目には500mlのペットボトルの水を1日に1本は飲めるようになりました。

 

 

何とか一旦退院できる状態にまでいけそうです。

面会者と話もしっかりできる。

暇過ぎて、本を4冊も読んでしまったそうです。

腫瘍マーカーや腫瘍の大きさなどでの、客観的な効果判定はまだしていません。

 

 

しかし腹水を抜かず利尿剤も使わず、ジャブジャブだった腹水がたまらなくなった。

胃液すら流れない状態でしたが、水をしっかり飲めるようになった。

 

 

これを奇跡と言わず、何と呼ぶのか。

 

 

 

癌を治す為に和食や菜食にはしる

 

和食は、主食を中心にする食文化です。穀物だけでも相当な糖質量です。おまけに、主食に合うような甘辛いおかずが好まれます。

 

 

 

食材および調味料が糖質まみれなので、癌治療ではNGです。

 

 

 

また、動物性食品の摂取量が少ないので、体の修復に必要なタンパク質が少なくなるのも問題です。

 

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

菜食も糖質の摂取量が増えます。そして、タンパク質も大豆等、植物性のものに偏るのでタンパク質不足になります。

 

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

今流行の断食や1日1食について

 

 

「断食が万病に効く」と言われています。本屋の健康コーナーに行けば、その手の書籍が並べられています。

 

 

私も糖質制限を始める前、その手の本を読み、影響を受けました。1日1食は2年くらい行なっていました。断食もその時に取り入れ、定期的に行なっていました。

 

 

 

しかし、私の経験上、人に勧める気にはなれません。

 

 

確かに、1日1食や、断食で一時的に健康になる人はおられます。私も最初は調子が良くなったものです。

 

 

 

何故よくなるのかというと、食を細くしたから消化の負担が減った・・・というよりも、

 

 

 

突き詰めて考えると、食を少なくする事で糖質摂取量が減り、糖質から受けるダメージが減るからです。

 

 

 

例えば、1日3食食べていた人が、1日1食にすると、2食分の主食(糖質)をカットすることが出来ます。

 

 

断食も、糖質がカットできますから不調が減るのは当たり前です。特に糖質を多く食べていた人が1日1食や断食をすると体が軽くなったような錯覚に陥ります。

 

 

ただし、それも一時は効果を感じますが、長く続けると、タンパク質不足、エネルギー不足につながるので問題が起きてきます。

 

 

私の場合は、1日1食や断食によって、体温が35度代になりました。痩せているのにも関わらず、太ももにセルライトがつきました。

 

 

食の内容が植物性のものが多かったので糖化が進んだとも考えられますが、代謝が悪かったせいだと思います。

 

 

エネルギーが不足しても、お腹がすくのは慣れます。フラフラするのも慣れて、しばらくすると平気になります。

 

 

ですが、タンパク質は体の材料なので、十分な量が必要です。1日1食、断食ではタンパク質不足になります。

 

 

生体は「アミノ酸」からタンパク質を合成します。作っては壊し、作っては壊し…を繰り返しています。

 

 

その為、古くなると「アミノ酸」は、原子団やミネラルが結合して変形してしまいます。こうして規格外となった「アミノ酸」は、通常は捨てられるのですが、タンパク質が不足していた場合、捨てられることなく使い回されます。

 

 

「使いまわせるんなら、わざわざタンパク質を多く摂らなくてもいいだろう」

 

 

・・・と思うかもしれませんが、痛んだ材料を使いまわすツケはあります。

 

 

 

変形した「アミノ酸」でできたタンパク質には問題があるので、免疫がそれを「非自己」と認識して、攻撃することがあります。これが「自己免疫疾患」に繋がります。

 

 

 

病気を治すコンディションとして、「エネルギー不足」や、「タンパク質不足」の状態が優れているとは思えません。

 

 

癌の場合、1日1食や断食をするより、癌の原因である「ブドウ糖」を断つ、断糖が理に適っていると思います。

 

 

 

今、糖質制限を始めて2年が過ぎました、1日1食や断食も2年くらいやりました。

 

 

 

両方実践したから分かりますが、1日1食や断食よりも、糖質制限の方が簡単に健康になれます。次元が違います。

 

 

 

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副作用だらけの抗癌剤治療は看護師にとっても危険だった

 

 

ここまで読んで、今まで行なわれてきた治療はなんだったのか・・・と思われた人もいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

でも、こんなのは序の口です。

 

 

 

次は「抗がん剤治療」の危険性を紹介します。

 

 

 

ここ数年、書店に行くと、「抗がん剤治療」や、「手術」に対して否定的な、かなり過激なタイトルの本が並んでいるので、目にする人も多いのではないかと思います。本だけではなくネットでも多いです。

 

 

これらの情報には、癌の標準治療がいかに体にとって悪いか・・・ということが書かれています。危険、危険のオンパレードで、敵は標準治療にありと言わんばかりです。

 

 

 

私でも引くぐらいなので、始めて読む人は強烈かもしれません。

 

 

 

ここで、抗癌剤の実態について紹介します。このような事を知った上で、抗癌剤治療をするかどうか決めるべきです。

 

 

 

『田中佳先生のブログ ◆ 抗癌剤の取り扱い(看護師用)』より引用

 

 

患者さんへ抗癌剤を投与する指示を医者が行います。

その指示が適切であるかどうかを薬剤師が確認します。

適正範囲内であれば薬剤師が準備します。

抗癌剤投与の準備を看護師が行います。

その際に看護師のためのマニュアルがあります。

 

 

(中略)

 

 

毎度申しますが、「ふつう」にものごとを捉えましょう。

「なぜこのようなマニュアルが存在するのか?」です。

簡単ですね

 

 

危険だからです

 

 

(私見を挟みます)

 

 

今日の癌治療には抗癌剤は欠かせない存在となっている(医学島だけの世界観です)。

 

 

その多くは発癌性、催奇形性、他の発生毒性、生殖毒性がある薬<Hazadous Drugs:HD>(これは薬といえるのか?)であることが知られています(医学界では周知の事実だということです)。

 

 

~中略~

 

 

看護師が癌薬物療法に携わる機会も増えている。

 

 

質の高い看護を提供するには、看護師自身が健康的に働くことができる労働環境の整備が不可欠であり、HDへの曝露対策に取り組むことが急務と言える(看護師さんの健康を確保するためには抗癌剤の曝露を極力減らさなければならない!と言ってますね)。

 

 

岩見沢市立総合病院のマニュアルにある如く、ここまでの装備をしなければならないわけです。

 

 

 

 

キャップは経皮毒性の観点と髪の毛に付いた後で手で触れてしまったり舐めてしまわないためでしょうねえ。

 

 

失明を防ぐ為にはゴーグルを装着して目に入らないようにしないとですよねえ。

 

 

誤って口に入ってはならないのでマスクは必須ですよねえ。経皮毒性の観点からは、二重の手袋が重要となるのは当然ですかねえ。

 

 

まあ、そんな感じな訳ですよね。。。

 

 

 

凄くないですか?

 

 

これを患者さんへ点滴で入れるわけです

 

実際の経験者さんのお話なのですが、病棟で抗癌剤の投与を受ける際、看護師が抗癌剤の点滴を既存の点滴へ接合しようとしたとき、誤って抗癌剤の雫が手袋がカバーしていない手首に跳ね飛んでしまったそうです。

 

その看護師は「ぎゃーーーーーっ、手が腐るーーーーーー」と全てを放棄して走って手を洗いに行ったそうです。

 

それだけ恐ろしい薬液なのだという教育を受けているわけですね

 

 

やっぱり、凄くないですか?

 

 

(15秒で分かる抗癌剤)

 

 

Q 抗癌剤の目的は?
A 癌細胞の分裂阻止です。

 

 

Q 分裂阻止は癌細胞だけですか?
A いいえ、正常細胞もです。

 

 

Q ということは全身の細胞分裂の阻止?
A 左様にございます。

 

 

Q ということは生きることを阻止?
A 左様にございます。

 

 

 

さて。

 

 

何の目的で抗癌剤をお使いになりますか?
よ~く、考えてみましょう。

 

 

 

・・・少し、過激ですね。さすがに信じられないと思います。

 

 

でも、本当みたいです。

 

 

 

 

『Yahoo!知恵袋 抗がん剤治療に携わる看護師です。』より引用

 

 

抗がん剤治療に携わる看護師です。抗がん剤が皮膚に付着してしまったかもしれません。

 

 

薬剤名はイホマイドという抗がん剤です。大丈夫でしょうか?

 

 

ちょうど1週間前、イホマイドの点滴を接続時、もしかしたら自分の皮膚に少量付着してしまった可能性があります。

 

 

すぐに流水で、接触した可能性のある部位は洗ったつもりです。しかし、その後すぐ前腕を見た際、なんとなく一部発赤?色素沈着?っぽくなっているのが、ずっと気になって仕方ありません。

 

 

恥ずかしい話ですが、それが抗がん剤付着前からあったものなのか、明らかに抗がん剤が付着した後のものなのかが、自分でもはっきりしないのです。

 

 

今は1週間経過していますが、特に変化はなく、ただ色素沈着っぽくなっているだけで、痛みも最初からないですし、皮がめくれたり、ピリピリしたりもないです。

 

 

ただ、薬剤が薬剤なだけに、もし付着していたとしたら、今すぐどうこうなくても、将来的にその部分が癌化したりとかしないか不安になってきて・・・。

 

 

 

また、他にも

 

 

『Yahoo!知恵袋 看護師をしています。』より引用

 

 

看護師をしています。

 

 

5FUという抗ガン剤の点滴を、交換する際に、薬液が手についてしまいました。

 

今、すごく不安です。

 

詳しい方、身体に影響があるのかご存知でしょうか?

よろしくお願いします。

 

 

 

これに対し、回答は

 

 

薬液が手に付いた際、すぐに流水・石鹸で洗い流しましたか?皮膚に糜爛などの症状が出ていなければ、それほど心配する必要は無いと思います。

 

ただ、やはり気になるのでしたら医師に相談してみることをお勧めします。

 

 

5FUを素手で扱っている事に驚きです。どんな低レベルな施設なのですか?

 

 

化学療法を行う病院では取り扱う医療者にも徹底した暴露対策をしているのが当たり前です。

 

 

しかも薬剤が皮膚に付着した対策を知恵袋で聞くとか?

 

薬剤は皮膚から吸収、そして外に漏れた薬剤は揮発して呼吸器を通して吸収します。

 

そのため、暴露予防として2重の手袋、シールドつきのマスク、3000mg以上の5FUを取り扱う場合はガウンを装着するのがマニュアル化されています。

 

 

きちんとマニュアルを守っているか 、自分の身を守るためにも大切ですよ。

 

もう吸収されて、腎臓から排出されているとおもいますが

 

 

抗がん剤の種類によっても違うみたいですが、体にとって負担がかかるものであることが伺えます。

 

 

『健康サロン ひのき 現役の看護師さんの投稿をコピー 抗がん剤療法について』より引用

 

 

フェイスブックで、現役の看護師さんの投稿をコピーいたしました。
実名は控えさせていただいております。
以下の内容です。

 

最近なぜか抗がん剤を投与することが多いのですが、以前までは仕事と割り切って投与していました。

 

最近の私のfb投稿の傾向からもわかるかと思いますが、最近は葛藤があります。
明らかに疑問を持ちながらも仕事と割り切って医者の支持通り投与しています。

 

 

必死でガンを治したいという医者や研究者もいないわけではなく、でも、やはり抗がん剤は毒以外の何者でもないわけで。

 

 

それが当たり前の様に投与されている現実。

 

 

医療従事者もいつか労災として申請できるようになるかもしれないと思うほど被曝しています。

 

 

抗がん剤投与の際に指導されること。

 

 

「必ず手袋とマスクを装着する」

 

「できればゴーグルも装着する」

 

「内服であっても被曝するので、素手で触らないこと。」

 

「投与後の空ボトルを廃棄する時はなるべく触れずに廃棄すること」

 

 

その他にも色々あります。
これらは比較的に最近言われ始めたことではないでしょうか。
しかもこれらは、医療従事者に何かあってもこれだけ指導しているのだから、責任はない、ということかもしれません。

 

 

以前、不注意で、抗がん剤が手に付いてしまいました。
あっと言う間に皮膚は火傷しました。
火傷というか壊死したというか。
まあ当たり前と言えば当たり前の事なのですが…。

 

 

患者だけでなく、医療従事者にも害を及ぼす抗がん剤。

 

 

調剤する薬剤師さんなんてものすごい防備して作っています。

 

 

それが、ガンの治療だと信じて治療を受ける患者。
知っていてか知らないのか投与する医者。

 

 

どうしてこのような毒を投与するのだろう。

 

 

 

これが本当なら、なんでこんな恐ろしいものが使われているのか、それ以前になんで許可されているのか・・・真面目に生きてきた方ほど理解に苦しむと思います。

 

 

 

そこで、もう一歩踏み込んでお話したいと思います。

 

 

 

実は、「抗がん剤」は第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が起源です。

 

 

 

『Wikipedia マスタードガス』より引用

 

 

マスタードガスは遅効性であり、曝露後すぐには被曝したことには気付かないとされる。

 

 

皮膚以外にも消化管や、造血器に障害を起こすことが知られていた。

 

 

この造血器に対する作用を応用し、マスタードガスの誘導体であるナイトロジェンマスタードは抗癌剤(悪性リンパ腫に対して)として使用される。

 

 

ナイトロジェンマスタードの抗癌剤としての研究は第二次世界大戦中に米国で行われていた。

 

 

しかし、化学兵器の研究自体が軍事機密であったことから戦争終結後の1946年まで公表されなかった。

 

 

一説には、この研究は試作品のナイトロジェンマスタードを用いた人体実験の際、白血病改善の著効があったためという。

 

 

 

ナイトロゲンマスタードは以下になります。

 

 

 

『Wikipedia ナイトロジェンマスタード』より引用

 

 

ナイトロジェンマスタード(Nitrogen mustard、窒素マスタードとも呼ぶ) は化学兵器の糜爛剤の一つ。

 

 

化合物としてはアミン類であり、第一次世界大戦で使われたマスタードガスの硫黄原子を窒素に置き換えた分子構造である。

 

 

また、細胞毒性に着目して使用された最初の抗がん剤であり、白血病や悪性リンパ腫の治療薬として使われていた。

 

 

クロロエチル基がDNAをアルキル化することによって核酸の合成を妨げ抗腫瘍効果を現す。

 

 

 

これは結構有名な話です。

 

 

 

ただし、マスタードガスは「最初の抗がん剤」の話なので、「現在の抗がん剤」と成分的にどう違うのかは私にはわかりません。抗がん剤も種類があるみたいですし、もしかしたらマシになっているかもしれません。

 

 

 

どちらにせよ、副作用がキツいので、体にとって劇薬であることは間違いありません。

 

 

 

でも、問題はそこではありません。

 

 

 

 

戦争に使う兵器を、病気の治療に使う・・・という発想をする人達がこの世に存在しているという事が問題なのです。

 

 

 

私が度々「性善説で物事を考えるな」というのはこのような理由からです。

 

 

 

 

性善説を信じている多くの普通の人は、「マスタードガス」と聞くと、鼻で笑うと思います。

 

 

 

普通の人は、危険なものを別の形に加工して気付かないように使わせる・・・事を信じられないのです。

 

 

 

そんな危険なものが使われていて、しかもバレているのに、何故今も使われているんだ?と考えると思います。

 

 

 

ありえない話なので、思考停止して、「使われているということは安全だからだ、マスタードガスなんて嘘だろう」と考えます。その話が本当だったら怖いので、否定する方が楽なのです。平和な方を信じる方が良いのです。

 

 

 

真に受けて「なんてことだ!」と怒る人は少ないかもしれません。

 

 

 

では、私はどうだったかというと、別に驚きませんでした。

 

 

 

 

何故なら、これと同じ事が、別の分野でも堂々とやられているのを知っていたからです。

 

 

 

第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が、「抗がん剤」になったように、

ベトナム戦争で使われた「枯葉剤」の在庫が、「除草剤」として流通し使われているからです。

 

 

 

私はこのことを「遺伝子組み換え食品」について調べていた時に知りました。

 

 

 

この時はあまりの悪質ぶりに驚きましたが、それを知っていたから、「抗がん剤」が同じような事情でも「ありえる」と思ったのです。

 

 

 

また、人工甘味料の「アスパルテーム」も、「生物化学兵器の候補だった」…という説もあります。

 

 

 

『薬を使わず心と体のストレスを解消する薬剤師のブログ アスパルテームの毒性|人工甘味料の危険性』より引用

 

 

アスパルテームはサール薬品の研究者が「胃潰瘍の薬」を開発中に偶然強力な甘みを持っている化学物質を発見したことから始まったと言われていますが、それとは全く別の報告があるのです。

 

 

それは、過去にこの物質がアメリカ国防省内で生物化学兵器用物質の候補として使われようとしていたことです。

 

 

これが真実なのかは分かりませんが、発見したサール薬品は戦時中に軍のために化学薬品などを供給していた会社です。

 

 

 

真相は分かりませんが、あっても不思議ではないと思います。

 

 

戦争に使われる兵器は、人を傷つける道具です。それがラベルを貼り変えて一般に出回っている・・・という話が、医療、農業、食品・・・と様々な分野で見られるわけです。

 

 

 

一般人にはとてもじゃないけど思いつかない、かなり悪質な発想です。

 

 

 

それが、分野をまたいで、あっちでもこっちでも同じような事が行なわれています。これを偶然だ・・・と思うなら、思考が停止しています。

 

 

 

偶然は何度もおきるものではありません。

 

 

 

このような状態だから俯瞰で見ないといけないのです。

 

 

 

 

抗癌剤治療や手術をする前に知っておきたい事

 

 

標準治療では、「抗がん剤」を使って癌を攻撃するわけですが、何度も言うように、癌は敵ではありません。

 

 

敵ではないものを攻撃するために、体に負担をかける・・・本当の原因が分かっていれば、このような無駄なことをしなくて済みます。

 

 

敵は癌ではありません。

 

 

もっと言えば、「ブドウ糖」でも、「乳酸」でもありません。「ブドウ糖」は寝ているときに口の中に勝手に入ってきたりはしないからです。

 

 

悪いのは、私達が間違うように、害のあるものを良いように見せかけて、体を守ってくれる機能を悪いように錯覚させる社会構造です。

 

 

 

原因を隠して治療をすれば、原因はそのままですので、回復の足を引っ張るのは当然です。

 

 

 

これは西洋医学だけではありません、その他の代替医療も同じ事が言えます。

 

 

 

現在、様々な癌の治療法がありますが、どんな治療法でも「原因を隠したうえで、何かの治療を薦める」というのは、人としてどうかと思います。

 

 

 

導き方がおかしいのです。

 

 

 

もし、浪費による借金が多くて、生活が楽にならないと嘆く人がいたら、その人に対して「借金を上回るくらい、もっと稼げば生活が楽になるよ」等とアドバイスをするでしょうか?

 

 

「別の仕事(別の治療)なら稼げるよ」と導くでしょうか?

 

 

 

ありえませんよね。

 

 

 

そんな人にアドバイスする時は、普通、真っ先に、何が原因で今の状態に陥ったのか、何を改めなければいけないのかを悟らせます。

 

 

 

この場合、原因である浪費、借金を止めるように忠告します。稼ぎをどうするか…はその次の段階です。

 

 

 

お金を垂れ流した状態で、もっと稼いで生活を楽にしようという考えは、穴のあいたバケツに水を入れるようなものです。

 

 

浪費を続けても、稼ぎが上回れば大丈夫かもしれませんが、誰にでもできることではありません。

 

 

病気も一緒です。原因を止めないで治療をしても、やらないよりは成果が出るかもしれませんが、効率は悪いです。

 

 

 

「癌はブドウ糖、乳酸の蓄積による酸性化が原因である」という本質に気付かないまま治療すると、どんな治療も効率は落ちるでしょう。

 

 

 

本記事では「癌を悪化させる治療法」を紹介しました。反対に、「癌を改善させる治療法」は、以下の記事で紹介しています。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

「癌にはなっていないけど予防をしたい」…と考えていて、糖質を摂取している方は、以下の記事をお読み下さい。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

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ロコモティブシンドロームの原因と対策は、不安を煽ったメタボリックシンドロームの教訓に学べ

「ロコモティブ・シンドローム」について色々調べたけど、どの情報も歯切れが悪くて、いまいち納得できない。

 

 

 

もしかしたら、「ロコモティブ・シンドローム」予備軍かも・・・。

 

 

 

そんな不安を抱えている人達の為に、「今何故ロコモティブ・シンドロームが増えているのか」ということと、「ロコモティブ・シンドロームの対策」についてお話します。

 

 

 

その謎を解く鍵は、「メタボリック・シンドローム」にあります。

 

 

 

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原因が曖昧

 

 

 

「ロコモ」と「メタボ」に何の関係があるんだ?

 

 

と思われたかもしれませんが、「ロコモ」だけを調べていったら行き詰まります。だから別の角度から見る必要があるのです。

 

 

 

それを説明する前に、まず「ロコモティブ・シンドローム」とは何なのか、基本的な事をおさえておきましょう。

 

 

 

私がこの記事を書く数日前に、以下のようなニュースが流れました。

 

 

 

『若い女性に「ロコモ症候群」が急増 2つのテストで「ロコモ度」診断』より引用

 

 

「ロコモ」とは、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)の略で、関節や筋肉が弱くなり、「座る」「立つ」「歩く」などの日常的に必要な動作ができなくなってしまう状態だ。これが今、若い女性に急増している。

 

 

(中略)

 

 

ロコモの主な症状は、「歩くとすぐに疲れる」「階段が登りにくい」「つまずきやすい、転びやすい」「椅子から立ち上がりにくい」「重いものを持つとすぐに疲れる」といったものがある。この原因としては、「筋力の低下」「バランス能力の低下」「骨、関節、筋肉の病気」「使わないことによる身体機能の衰え」などが挙げられる。

 

 

ロコモアドバイスドクターで東京大学医学部付属病院整形外科・脊椎外科の山田恵子医師によると「もともとロコモというのが、日本語で運動器症候群といって、骨や関節、筋肉、神経などの体を動かす部分、こういったものの障害が原因で、立ったり座ったり、階段を上ったり、簡単な日常生活に必要な移動ができなくなる、もしくは低下している状態」だという。

 

 

丸の内で働く20代・30代女性352人にテストを実施した結果、30%の女性に移動機能障害がすでに始まっている傾向が見られ、さらに4%に「障害が進行中」という調査結果が出た。

 

 

ロコモの大きな原因は、慢性的な運動不足と言われている。

 

 

現代社会では、車による「ドア to ドア」の移動が増えていたり、エレベーターやエスカレーターを使ったりなど、日常的に体を動かす機会が減ってきていることが理由の1つだ。

 

 

また、社会人になると運動する機会は極端に減り、男性に比べて女性は筋肉量が少ないため、「ロコモティブ症候群」になりやすいという。さらに、偏った食生活で筋肉や骨、軟骨が適正に作られない、神経細胞の機能が落ちるといったことも大きな要因であると言われている。

 

 

 

原因が曖昧でハッキリしないので、こんなものを読めば、不安になる人もいるでしょう。

 

 

この記事で気になった部分は以下です。

 

 

 

>骨や関節、筋肉、神経などの体を動かす部分、こういったものの障害が原因で、立ったり座ったり、階段を上ったり、簡単な日常生活に必要な移動ができなくなる、もしくは低下している状態

 

 

↑「骨や関節、筋肉、神経などの体を動かす部分に何故問題が起きるのか」ということが説明されていません。

 

 

 

その辺のことがもう少し知りたいと思ったので、さらに調べてみました。

 

 

 

『wikipedia ロコモティブ症候群』より引用

 

 

ロコモティブ症候群(ロコモティブしょうこうぐん、locomotive syndrome)とは、運動器の障害や、衰え(関節可動域の制限やサルコペニア等の筋力低下など加齢や生活習慣が原因といわれる)によって、歩行困難など要介護になるリスクが高まる状態のこと。

 

 

一言で言えば、運動器機能不全のことである。

 

 

日本整形外科学会が2007年に提唱した呼称(和製英語とされる)で、予防啓発を行っている。ロコモと略されたり、ロコモティブシンドローム、ロコモーティブシンドローム、ロコモーティブ症候群、運動器症候群などと呼ばれることもある。

 

 

やはり、ウィキペディアでも

 

 

>運動器の障害や、衰え(関節可動域の制限やサルコペニア等の筋力低下など加齢や生活習慣が原因といわれる)

 

 

・・・とありますが、いまいちハッキリしません。

 

 

 

「運動器が何故おとろえるのか」、「どんな生活習慣をした場合ロコモになるのか」といった、一番知りたいことが全く説明されていないのです。それが分からなければ、気をつけようがありません。

 

 

さらに言わせてもらえば、若い女性に増えている原因もこれでは説明できません。

 

 

 

なったらやっかいだし、原因は分からないし、増えているし、・・・では、心配になります。

 

 

しかし、このように「ロコモティブ・シンドローム」についていくら調べても、根本的な原因はでてこないのです。

 

 

一応、「症候群(シンドローム)」というのは、「原因がわからない症状」に対してつけられる用語だから、その名前がついている「ロコモ」の根本的な原因が分からないのは仕方のない事なのかもしれません。

 

 

これ以上は普通に探しても見つからないので、別の視点から原因を探そうと思いました。

 

 

そこで、私が着目したのは「メタボリック・シンドローム」との共通点です。

 

 

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「ロコモティブ・シンドローム」と「メタボリック・シンドローム」の共通点

 

 

「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)」とは、「内臓脂肪型の肥満」に加えて、「高血糖」、「高血圧」、「脂質異常症」のうち2つ以上の症状がでている状態のことをいいます。

 

 

なので、運動器機能不全の「ロコモティブシンドローム」とは全く違う症状ですね。

 

 

 

確かに「症状」というくくりで捕らえれば、2つは別の症状です。

 

 

しかし、「社会的な背景」を比べると、この2つはとても良く似ているのです。

 

 

 

「ロコモティブ・シンドローム」に限らず、医療の問題というのは、「医学」「栄養学」の視点だけで見ていたのでは、真相は見えてきません。

 

 

なので、「メタボ」と「ロコモ」の概念が登場した背景を考えます。

 

 

 

「ロコモ」は、2007年に「日本整形外科学会」が言い出したものです。

 

 

それに対し「メタボ」は、2004年に以下が合同で公表しました。

 

 

 

  • 日本肥満学会

 

  • 日本動脈硬化学会

 

  • 日本糖尿病学会

 

  • 日本高血圧学会

 

  • 日本血栓止血学会

 

  • 日本循環器学会

 

  • 日本内科学会

 

  • 日本腎臓学会

 

 

「メタボ」は病院、テレビ、サプリメーカー、雑誌・・・等、いたるところで大々的に宣伝されたおかげで、もはや知らない人はいない程常識化しました。「メタボ」にならないように、生活習慣に気をつけている人も多いと思います。

 

 

一見、国民の健康の為を思っているかのようにスタートした呼びかけでしたが、蓋を開けてみるととんでもないインチキでした。

 

 

診断基準が厳しすぎて、ほとんどの人が「メタボリック・シンドローム」に該当してしまうのです。これによって、本来健康な人まで「メタボ」というレッテルを貼られてしまうようになったのです。

 

 

厳しくした理由は、そうすることで、病人(見込み客)を増やせるからです。健康な人からするとたまったもんじゃありません。

 

 

2008年の読売新聞で、「メタボリック・シンドローム」の基準を作成した医師達が、製薬会社から寄付金を受け取っていたことが報じられているので、ピンとくる方もいらっしゃると思います。

 

 

子飼いの専門家を使って、基準値を厳しくすることのメリットは、たくさんあります。

 

 

『メタボリックシンドローム対策市場規模は1兆6000億円 – 富士経済調べ』より引用

 

 

富士経済の調査によると、メタボリックシンドローム対策市場の2007年における規模は対前年比14.1%増の1兆4,000億円であり、2008年には同18.7%増の1兆6,613億円に拡大する見込みだ。

 

なお、同市場には食品や外食・中食商品、一般用医薬品に加え、衣類/機器類/ソフト/ネットサービス/フィットネスクラブなどの商品・サービスを含む。

 

 

基準値を捏造する専門家、そしてそれをコントロールする製薬会社が叩かれますが、彼らだけが儲かっているわけではないのです。

 

 

「寄付金を貰っていた」というニュースを読んで、

 

 

「寄付金を受け取っていた医師は悪い奴だ」

 

 

「製薬会社はとんでもない」

 

 

・・・と思った人は多いはずです。

 

 

 

でも、彼らを否定しても、もし、自分の勤める会社が「メタボ」を利用して商売をしていた場合は、改善しないわけでしょう。

 

 

健康関連とは全く関係ない職業についている人達も、ここで一旦「インチキだった」と納得しても、実際に「メタボ」を指摘されたら不安になるわけでしょう。

 

 

 

お金のやり取りをして、不正な基準値を作った張本人も悪いですが、問題は、このような嘘がバレたのにも関わらず、一向に社会が変わらないことです。

 

 

医療問題でバッシングを受けるのはいつも決まって、製薬会社と子飼いの専門家です。彼らを叩けば膿が出るかというとそうではありません。

 

 

「メタボリック・シンドローム」のシステムの発明に関わった人達が叩かれても、システム自体が存続しているということは、叩かれた人達は、所詮に過ぎないということです。

 

 

彼らを隠れ蓑にして、このシステムを維持したい人達がいるということです。

 

 

一度ついた嘘は頑ななまでにつき通す

 

 

 

・・・そして、それが繰り返され、常識化してしまえば、ほとんどの人は「これが本当なんだろう」と思ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

私は、「メタボリック・シンドローム」の実態を知っていたので、「なんちゃらシンドローム」と名がつくものは、基本、疑ってかかるようにしています。

 

 

そこで、引っ掛かったのが、「ロコモティブ・シンドローム」なのです。

 

 

 

私はロコモが若い女性に増えているというニュースを読むまでは「ロコモ」のことは知りませんでしたが、記事を読むにつれ、健康な人を病人に仕立て上げた「メタボ」と同じ流れになるのではと感じました。

 

 

その理由を説明します。

 

 

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これでもかと煽ってくる「ロコモティブ・シンドローム」

 

 

「メタボ」はこれまで相当煽られてきたので、私があえて説明するまでもありません。

 

 

ここで注目してほしいのは、同じように「ロコモ」も危険性を煽っていることです。

 

 

『公益社団法人 日本整形外科学会 もっと知ろう!「ロコモティブ・シンドローム」』より引用

 

 

実は、全体の約2割は運動器の障害が原因であることがわかっています。

 

 

さらに男女別に見ると、男性は脳卒中が4割を超えて圧倒的に多いのですが、一方、全要介護者の約7割を占める女性の場合は3割近くが運動器疾患によるものです。

 

 

脳卒中を予防するために重要なことは、高血圧、高コレステロール血症に気をつけること、すなわちメタボリックシンドローム予防ということになります。 一方、女性にとってはロコモ予防が重要ということになります。

 

 

介護予防のためには、「男性はメタボに気をつけて、女性はロコモに気をつけよう」というわけです。

 

 

ところで、現在ロコモの人口は予備軍も含めて4700万人と言われています。これは、東京大学22世紀医療センターの吉村典子准教授よる和歌山県における調査結果*9によるもので、2000人のレントゲン検査、骨密度検査からの推計値です。

 

 

(中略)

 

 

ずっと「自分の足で歩ける!」ことが、ロコモ予防の目標です。
特に女性の方、「女性はロコモに気をつけよう!」ですよ。

 

 

 

男性はメタボ、女性はロコモに気をつけろと言っています。男性も女性も、どちらも取りこぼさない念の入れようです。女性に対しては2回も注意を促してくれています。

 

 

それにしても、4700万人とはおいしい市場ですね。

 

 

これだけではありません。もっと、もっと、煽っています。

 

 

 

『6割が「ロコモ」該当 大磯町が2年間の健診まとめ』より引用

 

 

歩行能力などを診断する「ロコモ健診」を足掛かりに健康寿命の延伸を目指す大磯町で、2年間にわたる先駆的な取り組みの結果がまとまった。

 

 

受診者約800人のうち、6割ほどが骨や関節などが衰える「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)に該当。

 

 

体操の継続で改善することも判明し、町などは介護予防に向けた運動機能向上の必要性を訴えている。

 

 

(中略)

 

 

介護予防の観点からロコモに着目した町は15年、東海大や医療機器メーカー「アルケア」と協力し、特定健康診査(集団健診)に歩行能力や下肢筋力などを測定するロコモ健診を導入。ロコモ判明者には体操教室への参加も促し、改善を図ってきた。

 

 

町によると、集団健診の受診者は2年間で2695人(重複あり)。ロコモ健診を初めて受けたのは798人(平均年齢65・8歳、重複なし)で、このうち約6割がロコモに該当した。メタボリック症候群の2割を大幅に上回る値だった。

 

 

ご他聞に漏れず大学や医療機器メーカーがからんでいます。

 

 

しかも、「ロコモ」の該当者は「メタボ」より多いとのことです。

 

 

で、調べてみると、あれこれと理由をつけて、様々な世代に向けて危険を煽っています。

 

 

 

例えば、以下は30代に向けてです。

 

 

『PRESIDENT Online 健康寿命考 30代女性、約50%が不安を感じるロコモとは?』より引用

 

昨年実施された20代から70代以上の男女計5019名を対象にした意識調査(ロコモチャレンジ!推進協議会実施/2014年度ロコモティブシンドローム生活者意識全国調査)で、全体の約半数がロコモに「該当する」および「不安をかなり/やや感じる」と回答。

 

 

男性よりも女性のほうが不安度が高く、30代女性ですでに約半数の47.1%、40代、50代の女性は2人に1人が不安を強く感じているという結果が出ています。

 

 

 

続いて40代に向けてです。

 

『日経トレンディネット メタボより怖いのは「ロコモ」!? 40代からの対策で“大きな差”』より引用

 

 

40代男女の5人に4人が“ロコモ予備群”!?

 

 

「要介護」「要支援」という言葉を聞いても、働き盛り世代にはまだまだ遠い先の話に思え、ピンと来ないかもしれない。

 

 

しかし文科省による新体力テスト調査の結果(平成21年度)では、男女ともに40代後半から体力が低下することが判明。“ロコモ予防”は40代からの対策が必要であることが明らかになった。

 

 

現在、ロコモは予備群を含めると約4700万人といわれるが、40歳以上の男女の5人に4人が“ロコモ及び予備群”と推定されているのだ。

 

 

続いて50代です。

 

 

『SBS イブニングeye 1月16日放送「50代の7割がロコモ及び予備軍 新・国民病 ロコモとは?」』より引用

 

 

『ロコモ』 耳慣れない言葉ですが、可愛らしいネーミングとは裏腹に、恐ろしい国民病のことを言います。

 

 

運動器、つまり骨や筋肉、関節が衰えて、これをほおっておくと寝たきりになってしまう、またはそのリスクが高い状態のことを言います。

 

 

50歳以上のおよそ7割がこのロコモ予備軍と言われているほど…他人事ではありません!!!

 

 

 

 

さらに、大人だけでなく子供も該当するそうです。

 

『子供に増える「ロコモ症候群」の症状 原因となる運動不足に注意を』より引用

 

 

 

子どもの「ロコモ症候群」増加。対策は?

 

ロコモ症候群は、高齢者だけの症状ではない

 

 

突然ですが、あなたの子どもはちゃんとしゃがめますか?また、フラつかずに片足立ちができますか?「そんなこと、気にしたことがない」という場合は、子どもができるかどうか試してみてください。

 

 

実は今、子どもたちの体に「異変」が起きているのです。

 

 

特に基本動作である「(1)片脚立ち左右5秒間ずつ」「(2)肩を180度挙上」「(3)しゃがみ込み」「(4)体前屈」についてチェックしてみましょう。

 

 

(1)ではバランス、(2)~(4)では身体のかたさを調べることがでいます。

 

 

このうち1つでもできないと、何らかの運動器機能不全を有していることになり、運動器機能調整力不足の状態にあるといえます。

 

 

こうした状態を放置したまま成長すると、高齢者に多い「ロコモティブシンドローム(ロコモ症候群/運動器症候群)」になるリスクが高くなると専門家も危機感を募らせているのです。

 

 

 

子供の「ロコモ」については、ウィキペディアにも以下のような事が書かれています。

 

 

『wikipedia ロコモティブ症候群』より引用

 

 

若年者のロコモティブ症候群

 

 

埼玉県医師会(文部科学省からの委託)による検診調査では、幼稚園児から中学生にも、すでに運動器にロコモティブ症候群の兆候が見られる例があったという。

 

 

この少年少女のロコモティブ症候群の原因の傾向について、「運動量・運動経験が少ない子」もしくは「運動量は多いが、単一運動・1種目しか運動していない子」の2パターン、

 

 

さらに食事による栄養摂取面を要因とする指摘がある(2016年)。

 

 

ここまでくると、笑ってしまいます。

 

 

該当する世代を書き出してみます。

 

 

 

  • 運動量・運動経験が少ない子

 

  • 運動量は多いが、単一運動・1種目しか運動していない子

 

  • 若い女性

 

  • 30代

 

  • 40代

 

  • 50代

 

 

 

なんだかんだ理由をつけて、結局、全ての人が該当するようになっています。

 

あからさまに「全員が当てはまります」と言えば胡散臭いですが、こうして個別にターゲットを絞って発信することで、「全員、ロコモじゃん!!」と突っ込まれにくくなりますし、情報を受け取った側も「俺(私)のことかも」と思いやすくなります。

 

 

 

俯瞰で見たら全員が該当するようになっているのですが…。

 

 

 

ロコモティブシンドロームのチェック項目

 

 

日本整形外科学会が公表している、ロコモティブシンドロームの「自己チェック項目」というのが全部でつあります。

 

 

このうち1つでも当てはまると「ロコモティブシンドロームの可能性がある」と言われています。

 

 

試しに当てはまるかどうか確認してみて下さい。

 

 

『ロコモチャレンジ! 日本整形外科学会公認 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト ロコチェック』より引用

 

 

1、片脚立ちで靴下がはけない

 

2、家の中でつまずいたり、滑ったりする

 

3、階段を上るのに手すりが必要である

 

4、家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)

 

5、2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳2本程度)

 

6、15分くらい続けて歩くことができない

 

7、横断歩道を青信号で渡り切れない

 

 

 

どうですか?

 

 

該当しない、あぁ良かった・・・と思われた人、

 

 

 

それでも、こんな意見があるので油断なりません。

 

 

 

『日経トレンディネット メタボより怖いのは「ロコモ」!? 40代からの対策で“大きな差”』より引用

 

 

この自己チェック項目にあてはまらなかったとしても、安心はできない。

 

 

このチェック項目は「今現在すでに運動器がかなり衰えている人」がターゲット。

 

 

これは、これまでのロコモ対策は「要介護の一歩手前の人が寝たきりにならずに自立していくために何をするべきか」が狙いだったためだ。

 

 

しかしこれからはその前の世代、今まさに働き盛りの人にロコモ予備軍にならないことが重要という考えが広がっている。

 

 

そのために日本整形外科学会では、健康な人が「ロコモ予備軍かどうか」をチェックできるガイドラインを作成しようとしているとのことだ。

 

 

こうやって、どんどん基準を厳しくしていって、「本来は該当しなかった人」まで病人にしてしまうのです。

 

 

私が「メタボと同じだ」と言った意味が分かっていただけたかと思います。あまりにバカらしくて、心配する気も失せますね。

 

 

ただ、実際に若者の運動機能が低下しているのは事実です。

 

 

だから、安心はできません。

 

 

次は現代人の運動機能低下の原因について考えてみます。

 

 

若者や子供がロコモティブシンドロームになる原因は、ただの運動不足ではない

 

 

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卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる
卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる

 

「卵子には寿命があるので老化する」・・・と言われていますが、世の中には、同じ年齢でも、老化が早い人と、遅い人がいます。

 

 

 

老化のスピードを加速させている原因は色々と考えられますが、かなりのダメージを与えているものがあります。

 

 

それは、「糖質」です。

 

 

卵子の「老化」とは、「卵子の糖化」でもあるのです。

 

 

しかし、その事があまり伝えられていないように思います。

 

 

糖質で卵子が劣化する事を知らない若い女性は、糖質の過食を止めません。致命傷を避けないから、どんどん糖化(細胞の劣化)していきます。

 

 

 

というわけなので、糖質が卵子に与える影響についてお話していきたいと思います。もちろん不妊症とも関係あります。

 

 

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卵子の老化(糖化)とは

 

 

人間の体は常に代謝されているので、細胞も常に入れ替っています。

 

 

 

しかし、入れ替らない細胞もあります。

 

 

 

 

 

それは、「目」と「脳」の細胞、そして、「卵子」です。

 

 

 

 

「卵子」は、女性が胎児の時に創られます。そして、それ以降は新たに創られることはありません。つまり、生まれ持った数が全てというわけです。

 

 

なので、生まれてからは、どんどん減り続けます。また、肌にシミやシワが増えていくように老化していきます。

 

 

 

そして、それに「糖質」が追い討ちをかけます。

 

 

 

なぜ糖質が「卵子」にダメージを与えるのかというと、「卵子」はタンパク質だからです。

 

 

 

そのメカニズムはこうです。

 

 

 

糖質は甘い物だけでなく、穀物や野菜や果物にも含まれています。

 

 

 

どのくらいかと言うと、例えば、ご飯茶碗一杯(150g)で、糖質は55gです。

 

 

 

その為、普通に食事をすると、必要以上の糖を摂ってしまう為、使い切れなかった糖質が体に余ります。

 

 

すると、その余った糖は、体のタンパク質と化学反応を起こして、細胞を劣化させます。これを「糖化」と言います。

 

 

卵子もタンパク質だから「糖化」します。

 

 

そして、これが「老化」です。

 

 

 

『健康+生活卵子の老化から不妊の原因に?卵子の糖化を予防するには』より引用

 

 

卵子の老化をすすめる原因のひとつに「糖化」が関係あることが分かってきました。糖化した卵子は褐色に変色し、体外受精の際に採取した卵子が褐色だった場合には受精しにくいことも知られていました。

 

 

 

一応言っておくと、糖化は「卵子」だけに起こるのではありません。

 

 

人間の体はタンパク質でできているので、卵子以外、骨も、筋肉も、血液も、内臓も、当然「糖化」します。

 

 

どこに影響が表れるかは、その人の遺伝的な弱点によって変わります。ダメージを受けやすい弱いところから症状が表れると思って下さい。

 

 

これは化学反応なので、糖質を摂る限り避けられません。

 

 

卵子は見えないので、「自分は糖化していない」と思う方もいるかもしれませんが、糖質を日常的に食べている人は体のどこかが糖化しているはずです。

 

 

例えば、セルライトがあったり、痔になったり、関節の音が鳴りやすかったり、胃もたれがあったりする人は糖化しています。

 

 

 

さらに、以下の記事を読むと、女性が糖質を過剰摂取すると、「卵子」だけでなく、「胎児」にも影響を与えるようです。

 

 

『D!CULT 自然食品ヘルスケア事業部 AGEは、生まれる前から悪影響。』より引用

 

 

老化を促進する物質が、AGEs(エイジス)という総称で呼ばれます。実は、このAGEは、生まれる前から、たまっている場合が多くなっています。

 

 

妊娠しているお母さんのAGEもへその緒を通して、胎児にAGEが移行することがわかっております。つまり、お母さんの食生活などの乱れで、AGEを溜め込んでいると、その赤ちゃんにも影響が及びます。胎児の時から、健康に障害を与える可能性があります。

 

 

妊娠中は、高血糖になりやすいので、AGEが溜まりやすくなるのが原因です。AGEを母親から多く摂取した場合、生まれて1年ぐらい経過すると検査値に異常を示すことが多いことが知られていますが、赤ちゃんが離乳食を食べるようになると、さらにAGE化が進むようになります。

 

 

現代食の環境は、糖を多く摂取する機会がどうしても多くなっています。赤ちゃんの味覚は、妊娠中の母親が食べていたものに影響されることから、AGEを多く含む食事の場合、赤ちゃんも同じような食事を好むようになります。

 

 

 

「AGEs」というのは、タンパク質の糖化反応によって作られた物質のことで、毒性が強いです。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

「女性の喫煙は子供に影響する」・・・と、昔から言われてきましたが、ハッキリ言って糖質はそれ以上です。

 

 

とくに細胞が入れ替らない卵子の「糖化」は深刻です。重要なところなので、念を押しておきます。

 

 

 

『ひなたぼっこ 漢方の吉村 卵子の糖化について』より引用

 

ただし、体の中で生まれ変わらない細胞があります。

 

心筋とか、脳、そして卵子です。

 

こういった細胞のタンパク質に糖がくっついてしまうとなかなか厄介です。

 

卵子の場合でも一旦糖化してしまうと、それを戻すのは難しいでしょう。

 

卵子の糖化がどの段階で起こるのかはまだ解っていません。

 

ただ、インスリン抵抗性が卵子の質を劣化させ、インスリン抵抗性を改善すると卵子の質も良くなる事から、比較的排卵が近づいて来てから起こる糖化もあると考えられます。日頃から血糖値に注意して、特に夜に澱粉、甘いものなどをとらないようにしていく事が大切と思います。

 

中医学では、糖のようなベタベタしたものを「痰湿」と呼んでいます。痰湿は体の至る所にたまり、色々な病気を引き起こすと言われています。

 

 

一度、「糖化」してしまうと、入れ替る細胞であっても、なかなか治ってくれません。

 

 

先ほど、セルライトも糖化だと言いましたが、あれなど、本当に落ちませんよね。普通の脂肪ではなく「糖化」した脂肪だから落ちにくいのです。

 

 

入れ替る細胞であっても苦労するのですから、入れ替らない細胞が「糖化」するのは、どれほどヤバイことか…

 

 

また、不妊とも関係しています。

 

 

『島田薬局 「甘いものの食べ過ぎで卵子の質が悪くなる」の根拠』より引用

 

 

肌だけでなく、このAGEsは、女性の卵巣からも発見されており、特に、不妊のなかでも最近多い要因となっているPCOSの方の原因がAGEsであるということを、ウィメンズクリニックの神野正雄先生が、2011年の抗加齢学会で、発表されています。

検索してみると、AGEsが進んだばあい、卵子の色が茶色になるとか、、(これほんと!?)

 

 

 

ちなみに、卵子や卵巣の老化の原因は、糖化を含め6つだそうです。

 

 

『老化がやってきた☆必死の抵抗日記 卵子・卵巣の老化を引き起こす原因』より引用

 

 

 卵子・卵巣の老化を引き起こす原因は、

 

1.成長ホルモンの減少

 

2.エストロゲンの減少

 

3.細胞の酸化

 

4.メラトニンの減少

 

5.DHEAの減少

 

6.終末糖化産物(AGE)の増加

 

 

 

この中で気をつけられるのは、「3.細胞の酸化」と、「6.終末糖化産物(AGE)の増加」です。

 

 

つまり「酸化」「糖化」ですね。

 

 

人間を老化させることで悪名高い「酸化」と「糖化」について触れておきます。

 

 

 

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「酸化」と「糖化」

 

 

「酸化」と「糖化」は、人間の体にダメージを与えます。

 

 

もちろん、両方防ぐにこしたことはありませんが、特にダメージが大きいのは、私の経験上「糖化」です。

 

 

 

私は糖質制限をする前は、抗酸化に力を入れていて(「糖化」を深刻に捕らえていなかった為)、抗酸化食品を積極的に摂るのはもちろんですが、水素水も飲んでいました。(2年以上)

 

 

以下の記事にも書きましたが、水素水(抗酸化)で、頭痛が治るキッカケになったりと、いい面もありましたが、糖化による体のダメージだけは消せませんでした。

 

目と脳は密接に関係している。慢性的な頭痛の原因と、それが改善した理由とは

 

 

 

まさか、不調の原因が「糖化」だなんて思っていなかったですから、「こんなに気をつけているのに、なんで体が弱いんだろう?」と、ずっと思っていたのです。

 

 

 

その当時は、「バランスの良い食事」や、ベジタリアンやローフードの食事を取り入れたりしていたので、野菜や穀物がメインです。タンパク質や脂質は0ではありませんが、量が少なく、ほぼ糖質ばかりでした。

 

 

 

糖化の症状があちこちにでていたのですが、リンゴによってダメージが大きくなりました。後で知ったのですが、果糖はブドウ糖の10倍糖化するそうです。

 

 

 

半年間、毎日抗酸化食品のリンゴを食べるようにした事で、ある時、糖化の症状、シワが一気にでたのです。お菓子を食べていてもならなかったのに、健康的な果物でなったのでショックでした。

 

 

 

リンゴは抗酸化物質ですが、そのリンゴの果糖で一気に老化したのです。

 

 

抗酸化が虚しくなるぐらいです。

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

その後、「1日10g以下のスーパー糖質制限」に転向した後は、植物性の食品はほぼ摂っていません。水素水も止めました。なので特に「抗酸化」には力を入れていません。

 

 

それにもかかわらず、「糖化」に気をつけただけで、「抗酸化」だけに気をつけていた時よりも体調が改善しました。

 

 

(※もちろん両方気をつけたら良いと思いますが、)「糖化」には特に気をつけた方がいいです。

 

 

 

それに、考えてみて下さい。

 

 

同じダメージを与える物質でも、「酸素」というのは、少なくとも人間の体に必要な物質です。なければ死ぬわけです。必要だけど、害もある・・・そんな物質です。必要なものである以上、ある程度、「酸素の害に対する抵抗力」も機能として備わっているはずです。

 

 

 

しかし、「糖質」はそうではありません。

 

 

 

「糖質」というのは、人間にとって必要ありません。

 

 

 

厳密に言うと必要なのですが、その量は、一説によると5gというレベルです。しかも、人間はその糖を「糖新生」という仕組みによって作り出す事ができるので、それ以上摂ってしまうと毒になります。

 

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

糖質は「人間の体に入ってくる予定のないもの」です。そんな物質に対しては無防備で、より害を受けると考えられます。

 

 

 

過去に何度も言っていますが、人間は、動物食性(肉食)動物だからです。

 

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

 

 

従って、本来必要のない糖質を、大量に摂ってしまったら、今はなんともなくても、将来ツケがきます。それに、一見糖質が原因じゃないと思われるような症状が、実は「糖化」だったりします。「糖化」の殺傷能力は高いのです。

 

 

 

糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

 

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不妊と食事

 

 

 

糖質の害は、ここまで話してきた通りです。

 

 

しかし、「子供を生む予定のある女性」が栄養面で気をつけるべき事はこれだけではありません。

 

 

 

食事は、低糖質を心がけるのはもちろんですが、高タンパク質である必要があります。

 

 

 

パートナーより肉を食べるか、それが無理なら、プロテインを摂るなどして、タンパク質が不足しないよう注意が必要です。

 

 

 

そして、女性だけでなく、夫婦そろって、高たんぱく質、低糖質食が基本です。

 

 

 

「お菓子を食べながら不妊治療」は論外です。音楽プレーヤーで音楽を聴きながら、授業を聞くようなものです。

 

 

 

 

妊娠・出産に特に必要な栄養素は「鉄」と「タンパク質」

 

 

 

そして、もう1つ忘れてはいけないのが「鉄」の存在です。生まれてくる子供の体に影響するからです。

 

 

人間の体にある鉄は、「機能鉄」と「貯蔵鉄」とにザックリ分けられます。

 

鉄の働きについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

このうち注目して欲しいのが「貯蔵鉄 ちょぞうてつ」です。

 

 

 

「貯蔵鉄」とは読んで字のごとく、「機能鉄が足りなくなった時の為のストック」です。「貯蔵された鉄が足りているかどうか」が重要です。

 

 

 

この「貯蔵鉄」のことを「フェリチン」と言うのですが、通常の血液検査では測りません(※フェリチンを測って下さいと言う必要があります)

 

 

これが足りていないと、普通の血液検査で貧血と診断されなくても立派な「鉄不足」です。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

で、話を妊娠・出産に戻しますが、

 

 

 

女性は1回の妊娠出産で「フェリチン」を50失うので、「フェリチン」は、最低50は必要です。

 

 

 

理想は100です。

 

 

 

しかし、女性は生理があるので、鉄を失います。簡単には「フェリチン」は上がりません。

 

 

15歳~50歳の女性の80%は、「フェリチン」30以下だそうです。

 

 

 

ほとんどの女性は、深刻な鉄不足です(※閉経したら回復します)

 

 

 

だから妊娠前に「フェリチン」を最低50にしておく必要があります。

 

 

 

30以下だと不妊になりますし、

 

 

 

もし、それで妊娠・出産できた場合でも、子供が「鉄不足」のまま生まれてしまいます。母親の鉄が足りないと、十分もらえないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、出産によって、フェリチンをゴッソリもっていかれ、鉄が枯渇すると、母親も健康ではいられません。

 

 

 

 

産後うつは、鉄不足が原因です。

 

 

 

 

そうならない為にも、女性は、鉄をしっかり摂っておく必要があります。

 

 

 

そして、鉄の吸収には「タンパク質」がかかせないということも忘れてはいけません。

 

 

 

糖質の過食が招く、卵子や卵巣の老化リスクや、妊娠・出産には鉄タンパクが必要ということについてお話しましたが、これらは、子供を生む女性だけに限った話ではありません。

 

 

 

糖質を控える事、タンパク質や鉄を不足させない事は、全ての人の健康の基本だと言っても過言ではありません。

 

 

 

あらゆる健康法も、糖質を摂っている事で足を引っ張ってしまいますし、また、「鉄タンパク不足」だと、あらゆる健康法も効果が薄れます。

 

 

 

(追記)私が試したところ、鉄の補給は食事よりサプリメントの方が効果的でした。

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

(追記)子供の健康について考えている方は、以下の記事も参考にして下さい。

 

草食系男子が増える原因は、価値観の変化でも女性の強さでもなく、生殖能力に影響を与える環境である

 

 

 

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動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

動脈硬化が話題になる時、ほとんどの場合、注目されるのは「悪玉コレステロール」です。

 

 

しかし、よく調べてみると、「コレステロール元凶説」はどれも信憑性に欠けていました。

 

 

絶対に悪い結果になるような不自然な条件で実験を行なったり、都合のいいデータだけを根拠に論文をまとめたり・・・と、真面目に真実を追究する姿勢ではありませんでした。

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

そういう歴史があるので、私は「コレステロールを悪く言う」説に対しては常に疑いを持っています。どんな新説であろうとです。

 

 

そもそも、動脈硬化は血管の疾患なので、血管そのものにもっと目を向けるべきではないでしょうか。

 

 

なので、本記事では、「動脈硬化の原因に、本当にコレステロールが関係しているのかどうか」と、「血管はどうやって劣化していくのか」に焦点を当ててお話します。

 

 

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動脈硬化について

 

本題に入る前に、動脈硬化がどういうものなのか、簡単に説明しておきます。

 

動脈硬化には3タイプあります。

 

 

 

  • アテローム性動脈硬化(粥状動脈硬化)

 

  • 細動脈硬化

 

  • 中膜石灰化硬化(メンケベルグ硬化)

 

 

一般的に言う「動脈硬化」とは、「アテローム性動脈硬化」の事を指している場合が多いです。「脳梗塞」や「心筋梗塞」の原因になります。

 

 

なので、ここからは「アテローム性動脈硬化」に焦点を当てます。

 

 

 

アテローム性動脈硬化とは

 

「アテローム性動脈硬化」は、一言で言うと、血管の中に「お粥状の塊」ができた状態です。

 

その塊の事を、「アテローム性のプラーク(粥状の隆起)」とか、「粥腫(じゅくしゅ)」と呼びます。

 

 

『動脈硬化症 Wikipedia』より引用

 

アテローム性動脈硬化

 

アテローム性動脈硬化とは、動脈の内側に粥状(アテローム性)の隆起(プラーク)が発生する状態。

 

 

「お粥状」・・・といっても、内訳は脂質やカルシウム等です。

 

『アテローム Wikipedia』より引用

 

 

病理学においてアテロームとは、脂質(コレステロールや中性脂肪)、カルシウムや様々な線維性結合組織を含んだ細胞(ほとんどマクロファージ)や細胞の死骸から構成された動脈血管内での蓄積物であり固まりである。

 

心臓や動脈で問題になるアテロームは、通常、粥腫である。

 

アテロームは、不健康な状態であるが、ほとんどの人で見つかっている。

 

 

 

 

アテローム性動脈硬化の成り立ち

 

 

意味を理解したところで、次は「アテローム性動脈硬化」がどのようにしてできるのか説明していきます。

 

以下は、動脈の大まかな構造になります。血管の壁に注目して下さい。

 

 

 

 

動脈硬化に関係があるのは、「内膜」と「中膜の内半分」です。膜はさらに複雑になっていますが、後で詳しく説明しますので、ここではシンプルに考えて下さい。

 

 

そして、以下が一般的に言われている「アテローム性動脈硬化」の成り立ちになります(※つまり、「アテローム性のプラーク」の出来方です)。

 

 

 

①「血管」は血圧が高かったり、喫煙することで内膜の「内皮細胞」が傷つけられる

 

 

②傷ついた「内皮細胞」の隙間から、LDL(悪玉)コレステロールが内膜の内側に入り込んでいく

 

 

③内皮細胞の内側に入り込んだLDLは、活性酸素によって酸化される

 

 

④不要な酸化LDLを排除する為に、単球(白血球の一種)も内膜の内側へ入っていく

 

 

⑤「内皮細胞」の間から内膜へと入り込んだ単球は、「マクロファージ」の姿に変身して掃除を行なう

 

 

 

 

⑥マクロファージは、次々と酸化LDLを食べていくので大きくなる(泡沫細胞という)

 

 

 

 

⑦泡沫細胞が蓄積すると、アテロームになる

 

 

⑧アテロームができると、血管壁が厚くなって、血管内部は狭くなる

 

 

 

泡沫細胞(ほうまつさいぼう)とは、マクロファージが「酸化LDLコレステロール」を溜め込んで「泡状」になった細胞です。これが集まったものが「粥状」のアテロームです。)

 

 

 

あなたは、この過程を読んでどう思われましたか?

 

 

私は①の「内膜の傷が悪い」と思うのですが、

 

②以降の「LDL(悪玉)コレステロールが悪い」と考える人も多いのではないでしょうか。「コレステロール元凶説」は根強いですからね。

 

 

なので、先に「LDLコレステロール」について話をします。

 

 

 

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コレステロールとは

 

テレビ等で「LDLコレステロール」が紹介される時、その絵は悪者のように描かれています。あのせいで、「LDLコレステロール」に対しておかしな先入観を持っている人は少なくないと思います。

 

なので、コレステロールがどういうものなのかを説明します。

 

 

コレステロールは、血液の中に単体で存在しているのではありません。コレステロールは、中性脂肪やタンパク質(アポタンパクと言う)とセットになって存在しています。

 

このセットを「リポタンパク」と呼びます。

 

このような姿で血液の中に存在しているのは理由があります。

 

血液は水分で、コレステロールは脂です。水と脂は馴染みません。

 

 

だから、水と馴染みにくい「エステル型コレステロール」と「中性脂肪」は、比較的水と馴染みやすい「遊離型コレステロール」「リン脂質」「アポたんぱく」にくるまれることによって、血液の中に存在しているというわけです。

 

 

 

 

 

日常的に使われている「善玉コレステロール」とか、「悪玉コレステロール」といった言葉は、この加工された「リポタンパク」のことを指していて、「コレステロール分子」自体を指しているわけではありません。

 

 

リポタンパクの種類

 

 

このリポタンパク(一般的に言うコレステロール)は、善玉と悪玉の他にもいくつかあります。

 

 

  • (カイロミクロン(キロミクロン)/ 英語:chylomicron)

 

  • (超低比重リポタンパク / 英語:Very-Low-Density Lipoprotein cholesterol)

 

  • (中間比重リポタンパク / 英語:Iintermediate Density Lipoprotein cholesterol)

 

  • (低比重・リポタンパク /英語:Low-Density Lipoprotein cholesterol)→ 悪玉コレステロール

 

  • (高比重リポタンパク / 英語:High Density Lipoprotein cholesterol)→ 善玉コレステロール

 

 

 

 

脂質の比率密度合成される場所によって、このように分けられています。

 

様々なサイトを参考に、それぞれのサイズを図にしておきました。一番小さいのが善玉と呼ばれる「HDLコレステロール」です。

 

 

 

 

で、本題は悪玉と呼ばれる「LDLコレステロール」・・・でしたね。

 

なので、次は先ほど書いた、アテローム性動脈硬化の成り立ちのこの部分を詳しくみていきます。

 

 

②傷ついた「内皮細胞」の隙間から、LDL(悪玉)コレステロールが内膜の内側に入り込んでいく

 

 

 

有益なLDLコレステロールが悪いと言われる理由

 

ここからはリポタンパクの中で2番目に小さい「LDLコレステロール(ロウ・デンシティ・リポプロテイン・コレステロール)」が本当に悪いのか検証していきます。

 

 

冒頭でもお話した通り、私はこのコレステロールの話は胡散臭いと思っているので、調べたことを解説しますが、基本信じていないので文章的に「断言」する形をとっておりません(その理由は後で述べます)。なので、「こんなことが世間で言われているんだな」・・・という感覚でお読み下さい。

 

 

LDLコレステロールは「悪玉」などと呼ばれていますが、「新鮮なコレステロールを全身に配達する」という体にとって重要な役割を担っています。

 

良い仕事をしているのです。

 

 

よくよく調べてみると、「LDLコレステロール」そのものが悪いのではなく、「変性したLDLコレステロール」が悪いのだそうです。

 

 

 

〇 正常なLDLコレステロール

 

× 変性したLDLコレステロール

 

 

そして、「変性したコレステロール」にもいくつかパターンがあるみたいですが、多くは活性酸素によって酸化したLDLコレステロールだそうです。

 

 

「正常なLDLコレステロール」は、マクロファージに相手にされませんので、先ほどお話した「泡沫細胞」を作ることはありません。

 

しかし、「酸化したLDLコレステロール」は毒性が強く、マクロファージから見ると有害物質なので、食べられます。すると、「泡沫細胞」を作って動脈硬化を進行させてしまいます。

 

 

「酸化LDLコレステロール」が危険視されているのは、以上の理由からです。

 

では、何故、LDLコレステロールは酸化してしまうのか・・・その理由が気になると思うので解説します。

 

 

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LDLコレステロールが酸化する理由

 

 

実は、「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールは、2種類あるそうです。

 

 

 

  • 通常サイズの LDLコレステロール

 

  • 小型サイズの LDLコレステロール(small dense LDL スモール・デンス・LDL)

 

 

後者を、悪玉コレステロールと呼びます。

 

そして「小型LDLコレステロール」が「超悪玉」と言われる根拠が以下になります。

 

 

『川村内科診療所 脂質代謝系 2015年5月19日 火曜日 小型LDLの重要性 平野勉教授』より引用

 

① 血液中に滞在する時間が、通常のLDLの場合は平均2日なのに比べ、5日と長いこと

 

② 血管壁のプロテオグリカンに付着しやすいこと

 

③ 小型の粒子なので血管内皮下に侵入しやすいこと

 

④ 通常のLDL粒子に比較してコレステロール含有量が少ないが、それ以外にも脂溶性の抗酸化ビタミンなどの抗酸化物質が乏しいため酸化されやすい

 

⑤ 酸化されるとマクロファージに取り込まれ、泡沫化し、動脈硬化層へと進展していく

 

 

「プロテオグリカン」とは、多糖類を含むタンパク質の一つです。細胞と細胞をつなぎ合わせたり、細胞を保護する働きがあります。

 

 

『生研 small, dense LDL はなぜ動脈硬化惹起性が強いのでしょうか?』より引用

 

small, dense LDL(sd LDL)は、LDL を異化する LDL レセプターに対する親和性が低下しており、血中滞在時間の長いことが知られています。

 

一般的に正常サイズの LDL の血中滞在時間は2日、sd LDL のそれは5日と言われています。このため、sd LDLは血管壁と接触する機会が多いと言えますが、それ自身が小型であることと相まって血管壁に侵入しやすく、酸化変性というストレスにさらされやすいという側面を有しています。

 

さらにこの酸化ストレスに対して、正常サイズの LDL はビタミン E やユビキノール10といった抗酸化物質によって保護されていますが、sd LDL は抗酸化物質に乏しく酸化変性を受けやすいという特徴も有しています。

 

以上のことから、sd LDLはアテローム性動脈硬化の主因である酸化LDLの良き原料と考えられています。

 

 

「小型LDLコレステロールの特徴」と、それによる不都合な展開を完結にまとめるとこうなります。

 

 

  • 滞在時間が長い → 血管壁と接触する機会が多い

 

  • サイズが小さい → 血管壁に侵入しやすく、侵入した先で酸化される

 

  • 抗酸化物質が乏しい → 活性酸素に対する防御力が弱いので酸化しやすい

 

 

「小型LDLコレステロール」は、このような条件がそろっているので、毒性の強い「酸化コレステロール」になりやすいというわけです。だから「超悪玉」と言われています。

 

 

「小型LDLコレステロール」は、よく「小型だから悪い」と言われていますが、厳密に言うと「内皮細胞に入ると酸化するから悪い」ということになります。

 

 

以上が「LDLコレステロールは動脈硬化の原因になる」・・・と悪く言われる所以です。

 

 

しかし、忘れてはいけません。

 

酸化コレステロールは泡沫細胞の蓄積を招くので「アテローム性動脈硬化」を進展させますが、あくまで二次的なものです。

 

コレステロールの前に注目しなければいけない過程があります。

 

それが、最初に起こる「内膜の傷」です。

 

 

 

内膜の傷

 

 

確かに、酸化コレステロールは良くない性質をもっています。

 

しかし、元になった「小型LDLコレステロール」を溜めない事が動脈硬化を防ぐ一番の方法か・・・というと、私はそうは思いません。

 

コレステロールに気をつけるよりも、①の血管そのものの健康に気をつける方が、根本的な解決に繋がると思うのです。

 

 

その根拠をお話します。ここでもう一度、「アテローム性動脈硬化」の流れを見て下さい。

 

 

 

①「血管」は血圧が高かったり、喫煙することで内膜の「内皮細胞」が傷つけられる

 

 

②傷ついた「内皮細胞」の隙間から、LDL(悪玉)コレステロールが内膜の内側に入り込んでいく

 

 

③内皮細胞の内側に入り込んだLDLは、活性酸素によって酸化される

 

 

・・・

 

 

そもそも、①が起こらなければ「内皮細胞」は傷つかないということになりますよね。

 

そして、「内皮細胞」が傷つかなければ、「小型LDLコレステロール」が隙間から入ることもありません。

 

 

そして、LDLコレステロールの酸化は「内皮細胞」に入り込んだ先で起きるので、入り込まなければ酸化LDLコレステロールは作られない・・・ということになります。

 

 

マクロファージは「酸化LDLコレステロール」にならなければ攻撃してこないそうなので、その後の「泡沫細胞」になる展開も起こりません。

 

 

結局、元をたどれば「血管にLDLが入ってしまう傷ができる事」、「内皮細胞に入ってしまう事」が悪いのであって、「小型LDLコレステロールが悪い」・・・というのはなんか違うような気がします。コレステロールに関する説はインチキが多いので、無駄に大騒ぎしすぎかなと思います。

 

しかし、既に内皮細胞に傷が多い人は、小型LDLが入り込む確率が増しますし、そうなれば酸化してマクロファージの攻撃対象ですから、どうにもなりません。その場合は小型LDLコレステロールを減らす努力をした方が良いでしょう。

 

 

 

また、「小型だから内皮細胞に入りやすい」・・・ということですが、それを言うなら「HDL(善玉)コレステロール」も小型です。何故こちらは内皮細胞に入っていかないのか・・・

 

 

謎はありますが、とりあえずコレステロールの話は置いておいて、ここからは「血管の状態」に注目します。

 

 

 

 

血管の状態に注目する

 

 

「動脈硬化」という疾患は「血管の症状」なので、そこを流れている「コレステロール」に注目するよりも、「血管の質」そのものに目を付ける方が理に適った分析だと思います。

 

 

動脈硬化を予防したい人は、コレステロールの心配をする前に、血管の質が悪くならないような生活を心がけた方が良いでしょう。

 

しかし、その為には、何故、血管の質が悪くなるのかについて知っておく必要があります。

 

 

まずは、コレステロールから頭を切り替える為に以下をお読み下さい。

 

 

『日本人よコレステロールを恐れるな / 著者:長谷川元治』より引用

 

「コレステロールが高い=動脈硬化」ではない。

 

 

みなさんが健康診断などを受けたとき、コレステロールが高いと、動脈硬化を起こしている(あるいは起こすおそれがある)と言われます。しかし、実はここに大きな落とし穴があるのです。

 

 

たとえば、高血圧かどうかを調べるときには血圧そのものを測定します。その結果、血圧の値が高かった人がすなわち高血圧ということになります。血圧が高いことを高血圧というのですから、これはあたりまえです。

 

 

ところが、動脈硬化の場合は違います。血管の病変であるにもかかわらず、血管そのものをなんらかの形で検査。測定するのではなく、血中コレステロールという“別のもの”を測って、間接的に診断を下しているにすぎません。

 

 

これば、血管そのものの状態を直接調べる簡易な検査法が少なく、行なう場合には特別な機器や技術が必要だったため、会社や地域の健康診断や人間ドックなどで実施しにくかったという事情もあるでしょう。

 

 

しかし、その結果、不幸なことに「コレステロールが高い=動脈硬化」という図式が世の中に浸透してしまいました。

 

 

本来、血中コレステロールが高いということは、血液中にコレステロールが多いという状態を示しているにすぎず、それ以上でも以下でもありません。

 

 

血管の状態そのものは調べていないのですから、動脈硬化かどうかはほんとうにはわからないはずです。にもかかわらず、わかったことにしている、つまり動脈硬化を起こしている(起こすおそれがある)とみなしているのが現在行なわれている検査・診断であるといえるでしょう。

 

 

実際には、コレステロールが高くても動脈硬化を起こさない例があり、逆にコレステロールが低くても動脈硬化を起こしている例も多いことがさまざまな研究・調査によって、また私自身の研究によっても明らかになっています。

 

 

(p37~38p)

 

 

こちらは、1998年に出版された本です。言うまでもありませんが、あの当時「動脈硬化はコレステロールが原因ではない」という説を唱えるのは凄いことです。

 

 

ですが、ここに書かれてある内容は、考えたら当たり前のことです。小学生でも分かる理屈ではないでしょうか。

 

 

しかし、みんなが「動脈硬化=コレステロール」と言うと、なんとなく「そうかな・・・」と思うようになるのです。

 

 

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動脈硬化の定義

 

動脈硬化が何かよく分かっていないと原因もわかりません。

 

 

なので、まず動脈硬化の定義をハッキリさせます。

 

 

血管の“しなやかに伸び、力強く復元する”という機能が失われる。

 

動脈硬化とは何かという問題を考えるとき、二つの側面からのアプローチがあります。

 

一つは“血管機能”の面から論じる場合、もう一つは“病理組織学”の面から検討した場合です。

 

このうち、血管機能の面から動脈硬化を論じるのは、実はそれほどむずかしいことではありません。一言で言えば、動脈が本体持っている「しなやかに伸び、力強く復元する」という機能が低下し、失われた状態を動脈硬化と呼ぶのです。

 

 

(中略)

 

 

正常な動脈、よい動脈とは何でしょうか。

 

 

医学的にいろいろな側面から表現することはできますが、要はこの“しなやかに伸び、力強く復元する”機能を維持しているということに尽きるでしょう。

 

 

動脈硬化を起こすと、血管はこのような機能を失ってしまいます。

 

 

実際、不幸にも亡くなられたかたがたの大動脈をとり出し、手で引っぱってみると、正常な血管は柔らかくて、よく伸びるのですが、動脈硬化を起こした血管はガチガチに硬く、まったく伸びません。

 

 

こうした状態では、動脈は血液を全身のすみずみまでつつがなく送り届けるという大事な役目を果たすことができなくなってしまいます。

 

 

(139p~142p)

 

 

機能的に良い動脈がどういう状態か分かったので、次は顕微鏡を使って病気の細胞と組織を検査する「病理組織学」から見た動脈硬化の定義をみていきます。

 

 

冒頭でも少し解説しましたが、動脈壁は、「内膜」、「中膜」、「外膜」の3つに分けられます。

 

 

 

 

この構造を頭に入れた上で続きをお読み下さい。

 

 

動脈硬化とは血管の組織が“病的老化”を起こした状態。

 

 

一方、病理組織学の面から見た場合はどうでしょうか。こちらは実はなかなかむずかしい問題なのですが、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。

 

 

動脈の血管壁の組織は、内膜、中膜、外膜という三つの層を重ね合わせた形でできています。

 

 

このうち、動脈硬化に関係が深いのは内膜と中膜(の内側半分)です。図23に正常な動脈の断面拡大図を示しました。

 

 

 

 

内膜は表面のタンパク膜、内皮細胞、内弾性板(エラスチン)から成り立っており、そのうちの内皮細胞は一層で構成されています。

 

 

中膜は平滑筋細胞を中心として、弾性繊維という太い線維性のタンパク質(エラスチン)、細い線維性のタンパク質(コラーゲン)、それらの間を埋めるしなやかなゼリー状、にわか状のタンパク成分(グリコサミノグリカンス、糖タンパク)によって構成されています。

 

 

動脈の「しなやかに伸び、力強く復元する」というすばらしい機能を担っているのはこれらの材料です。

 

 

エラスチンは平滑筋細胞の間に繊維状に分布しており、「しなやかに伸びる」という機能を専門に受け持っています。

 

 

一方、コラーゲンはエラスチンの要所、要所に密着して存在しており、「力強く復元する」という機能を受け持っています。細胞やゼリー状、にわか状のタンパク成分はこの二つの機能がスムーズに働くように、いわば手助けをします。

 

 

年をとるにつれて、これら動脈壁を構成する成分の形と質は徐々に劣化し、その機能もしだいに低下してきます。

 

 

したがって、結果として動脈は硬くなってきますが、そのとき“病的な成分”が発生していなければまだ「生理的老化」の段階であり、動脈硬化を起こしているとは言えません。

 

 

それに対して動脈壁に“病的な成分”が発生している場合を「病的老化」と呼び、私はこれをイコール動脈硬化と定義しています。

 

 

上の画像を参考に、「内膜」と「中膜」の構造をシンプルにしておきます。

 

まずは、「内膜」です。水色の部分は後で説明しますので、ここでは以下の名前を覚えて下さい。

 

 

 

 

 

 

次は「内膜」です。

 

 

 

 

 

 

それぞれの役割をまとめます。

 

 

  • エラスチン・・・「しなやかに伸びる」機能

 

  • コラーゲン・・・「力強く復元する」機能

 

  • 細胞・ゼリー状・にわか状のタンパク成分・・・2つの機能のサポート

 

 

 

年をとって、これらの成分、質、機能が低下したら、動脈は硬くなりますが、以下の違いがあります。

 

 

 

動脈壁に病的な成分が発生していない状態(動脈硬化を起こしていない)

 

 

動脈壁に病的な成分が発生している状態(動脈硬化と定義)

 

 

 

後者が「動脈硬化」です。

 

 

 

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動脈硬化のプロセス

 

 

定義がハッキリしたところで、次は動脈硬化になるプロセスです。

 

 

さっきの「アテローム性動脈硬化」のプロセスの説明では見られなかった話なので、楽しんで読んで下さい。

 

 

病的老化のプロセスを簡単に説明しましょう。図24―①、②をごらんになると、よりわかりやすいと思います。

 

 

 

 

まず細胞、生理的なエラスチン、コラーゲンが破壊され、形がくずれ、量的にも減少してきます。その間を埋めているゼリー状、にわか状のタンパク成分もやはり破壊され、量が減ってきます。

 

 

このとき、エラスチンは壊れるだけですが、コラーゲンはしだいに変性したものがつくられてきます。簡単にいうと、質のよいコラーゲンと悪いコラーゲンのうち、悪いコラーゲンがふえてくるのです。

 

 

それとともに病的なゼリー状、にわか状の成分も塊状にふえてきます。こうしたまったく機能をなさないさまざまな病的なタンパク質が増加するうちに、細胞は異常にふくれ上がり、のちに萎縮し、ついには消失して(死んで)しまいます。

 

 

そして、最後にこれらの現象に輪をかけるように、血管壁に大量のコレステロールやカルシウムが集まり、アテロームや石灰化が形成されるのです。

 

 

 

 

このように血管壁の組織を構成する主な成分が破壊され、減少、消失し、病的な成分が発生、増加した結果、動脈は本来持っている機能をついには失ってしまいます。

 

 

つまり、しなやかに伸びなくなり、力強く復元しなくなるのです。病理組織学の視点から論じた場合、動脈硬化はまさにこの病的老化が起きた時点をもって始まると言ってよいでしょう。

 

 

(143p~147p)

 

 

 

 

「病理組織学」の視点で見た動脈硬化のプロセスを簡単にまとめるとこうなります。

 

 

 

①エラスチン、コラーゲン、ゼリー状、にわか状のタンパク成分が破壊され形が崩れ、量が減少する

 

 

②変性したコラーゲンが増え、病的なゼリー状、にわか状の成分は塊状に増える

 

 

③病的なタンパク質の増加によって細胞が膨れ、萎縮、消失する

 

 

④血管壁に大量のコレステロールやカルシウムが集まる

 

 

⑤アテロームや石灰化が形成される

 

 

⑥動脈は本来持っている機能を失う

 

 

 

 

どうでしょう。

 

 

先に紹介した「アテローム性動脈硬化」になるプロセスとは、ちょっと違いますね。

 

 

一般的な「アテローム性動脈硬化」の説明は、動脈壁が傷つく様子を軽く触る程度で、その後の「コレステロールが~」ばかりを強調していました。

 

 

しかし、こちらの説明では、諸悪の根源である動脈壁の変性ぶりが丁寧に描写されています。私はここがミソだと思っています。

 

 

コレステロールと関係なく動脈の変性は起こるのです。

 

 

 

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動脈硬化になることで失われる機能

 

 

動脈硬化になると、どんな不都合な事が起こるのかみていきましょう。

 

 

血管は「栄養呼吸」を行なっています。

 

 

しかし、病的な老化(動脈硬化)をしたものは、その機能を失ってしまうのです。以下はその実験の様子です。

 

 

私達の体を構成する組織はすべからく、栄養分や酸素をとり入れて、かわりに浪費物を排出する「栄養呼吸」を行なっています。

 

 

動脈壁のように常に動きつづけている組織の場合には、なおさらこの栄養呼吸が非常に活発に行なわれていることが予想されます。もしそうでなければ、動脈壁の組織は疲労とエネルギー不足に陥って、伸び縮みを繰り返しつづける“激務”にはとても耐えきれないはずだからです。

 

 

では、動脈壁の組織の栄養呼吸はどのような仕組みになっているのでしょうか。実は、これが動脈硬化の発生する原因を知るうえで重要なポイントになります。私たちは次のような実験を行いました。

 

 

まず人間(や動物)の動脈組織を短く切ってとり出し、それを人工心臓を中心とした特殊な装置にとりつけます。

 

 

この装置は心臓の拍動や血液を生体同様に再現する仕組みになっており、作動させると脈動流が起きて、溶液が管腔の中に送り出され、動脈の口径は体内にあるときと同様に広がったり、元に戻ったりを繰り返します。このとき、動脈の組織に必要な栄養素をとかした液体(よく見えるように着色してある)を送り出して、どうなるかを観察してみたのです。

 

 

すると、正常な動脈(や生理的老化を起こしている動脈)では、口径が広がったときに溶液が血管壁の組織に十分に吸い込まれ、元に戻るときに溶液が吐き出されることが確認できました。血管壁の断面図でいうと、中膜組織の内側半分にまで深く溶液は出入りしています。

 

 

つまり、動脈壁はその伸び縮みに連動して、実に活発に栄養呼吸を繰り返していることがわかったわけです。心臓は1日に10~11万回は拍動しますから、動脈の栄養呼吸も同じ回数だけ行なわれていることになります。

 

 

では、動脈硬化=病的老化を起こしている動脈の場合はどうだったでしょうか。同様の実験を行なってみたところ、栄養液は血管壁の組織表面の浅いところに貯留して(たまって)しまい、そこから奥には入っていきませんでした。

 

 

つまり、栄養呼吸が障害されているか、ほとんど行なえなくなっていたのです。肺呼吸になぞらえて言うと、“浅く息を吸い、浅く息を吐く”といった、まるで呼吸困難に陥った重症の肺炎のような呼吸の仕方でした。

 

 

このような状態では動脈壁の組織は栄養不足に陥ってボロボロになっていくのは当然だと言えるでしょう。

 

 

病的な老化を起こしている動脈

 

 

栄養呼吸が障害される

 

 

血管が栄養不足でボロボロ

 

 

 

・・・悪循環ですね。

 

 

ところで、もう一度言いますが、この本は1998年、今から約20年前に書かれています。

 

 

従って、所々「LDLコレステロール=悪者」という当時の概念で話を展開されていますが、「LDLコレステロールは悪くない」と事実が分かる前なので、考慮して続きを読んで下さい。

 

 

さらに、私たちは着色した「LDLコレステロール」をとかした液を使って同様の実験を行なってみました。LDLコレステロールは俗に“悪玉コレステロール”と呼ばれ、動脈壁の中に侵入してアテロームをつくる原因となり、ひいては動脈硬化を引き起こす元凶であると一般には言われているものです。

 

 

実験の結果、正常な動脈では、LDLコレステロールはまったくといってよいほど血管壁の中には侵入できませんでした。もちろん栄養呼吸は活発に行なわれているのですが、LDLコレステロールは入っていきません。

 

 

それに対して、動脈硬化を起こしている血管では、LDLコレステロールがまるで土足で人の家に踏み込むように、血管壁の組織の中に侵入していったのです。しかも、組織内に入ったLDLコレステロールはそこに居ついてしまって、外に出てくることはありませんでした。

 

 

以上の結果をまとめてみますと、正常な動脈ではスムーズに栄養呼吸が行なわれており、必要な栄養素は組織の中にとり入れられますが、LDLコレステロールは侵入できません。つまり、必要な成分は入れて、害になる成分は撃退するという一種の「取捨選択機能」(バリア)が働いているわけです。

 

 

一方、動脈硬化=病的老化を起こしている動脈では栄養呼吸はほとんど行なわれておらず、必要な栄養素を組織内にとり入れることができませんが、逆にLDLコレステロールはどんどん侵入していきます。

 

 

つまり、動脈がもともと持っているはずの取捨選択機能が壊れているわけです。

 

 

(148p~151p)

 

 

 

 

血管壁の組織の中にLDLコレステロールが入るのは良くないそうです。この点は先ほどの「アテローム性動脈硬化」の説明と同じです。

 

 

内皮細胞の中に入ると酸化されてしまいますから。

 

 

でも、ふと思いました。

 

 

「血管壁の組織の中にLDLコレステロールが入るのは良くない」・・・と言うと「入らない方がいい物質=害」と考え、「やっぱりLDLコレステロールは悪いんだ」と結論づけてしまうかもしれません。

 

 

「悪玉」という概念があると、そういう発想につながりやすいです。

 

 

しかし、「入らない方が良い」からといって、必ずしもそれが「害」だからとは限りません。

 

 

例えば、「水」は体にとって必要です。

 

 

胃の中に入れば有益ですが、肺の中に入ったら有害です。「肺に入ると悪いから、水は体に悪い」・・・ということにはなりませんよね。

 

 

それと同じように、血管壁の組織の中に「LDLコレステロール」が入らないようになっている、または、入ったら都合が悪い現象が起きるのは、

 

 

単純に、「LDLコレステロールは血管壁の組織の中に機能的に相応しくないだけ」・・・ともとれるわけです。

 

 

従って、私は小型だろうが普通サイズだろうが、以下のように捉えています。

 

 

 

×  LDLコレステロール=有害成分

 

 

〇  LDLコレステロール=正常な血管壁の組織には不要成分

 

 

 

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タンパク成分の膜の存在

 

 

血液中を流れる「LDLコレステロール」が、内膜の内皮細胞の中に入ったら良くありません。

 

 

次は、血液に面している「内膜」の構造に焦点を当てます。

 

 

動脈壁の内膜の表面には「内皮細胞」がびっしり綺麗に並んでいます。

 

 

 

 

 

 

この「内皮細胞」が血液と触れている・・・と思われるかもしれませんが、そうでもないようです。

 

 

実は、「内皮細胞」の上にが存在しています。

 

 

血液に触れているのは「タンパク成分の膜」です。

 

 

 

私たちは「走査電子顕微鏡」という何千、何万倍という倍率で、しかも組織を立体的に見ることができる高性能の顕微鏡で、動物や人間の動脈をつぶさに観察しました。

 

 

その結果、動脈壁のいちばん内側、つまり血液と接している面にゼリー状、にわか状のタンパク成分(グリコサミノグリカンス、糖タンパク)でできた「膜」を発見しました。

 

 

(中略)

 

 

私たちがこの膜を発見したのは、動物実験がきっかけでした。

 

 

麻酔をしたウサギの心臓が拍動しているうちに、ごくわずかの固定液を血液中に流します。

 

 

そして、走査電子顕微鏡で動脈の組織を観察したところ、明らかに内皮細胞群の直上に膜が一面一様に存在することを確認できたのです。内皮細胞が無数に並んでいる様子を拡大してみると、まるで“キャベツ畑”のようですが、この膜はあたかも霜などの害からキャベツを守るために張られたビニールシートのようにも見えます。

 

 

その後、固定液の用い方など、実験や観察の方法にさらに工夫を重ね、他の動物や人間のいろいろな動脈の血管壁にも同様の膜が存在することを突き止めました。

 

 

(中略)

 

 

しかも、その後の研究で、タンパク膜は動脈壁の表面だけでなく、組織内のすみずみにまで張りめぐらされていることもわかりました。

 

 

先に述べた平滑筋細胞やエラスチン、コラーゲンなどの間を埋めるしなやかなゼリー状、にわか状のタンパク成分が、こうした膜の働きをつかさどっているのです。

 

 

この膜がかなり重要な役割をするのです。

 

 

しかし、「タンパク成分の膜が存在している」とハッキリと書かれている本がある一方で、「血液に触れているのは内皮細胞である」とタンパク膜がなかったかのように書かれている情報源があります。どちらかというとこちらの方が多いです。例えば、

 

 

『一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本 著者:島田 和幸』より引用

 

 

内皮細胞の“バリア機能”と“活性化機能”

 

 

血管病のメカニズムを知ると、血圧や血糖値、LDLコレステロール値が高い人は、「このままでは危ないかも・・・」と不安な気分になってしまうかもしれません。

 

 

しかし、血管は、若返りが可能な器官です。

 

 

疲れて老化しかけた血管も、セルフケアで強くよみがえらせることができ、それによって怖い血管病も防げるのです!

 

 

その生まれ変わりのカギを握るのが、“内皮細胞”です。

 

 

血管壁の最も内側に位置する内皮細胞は、一層の細胞だけが並ぶ薄い層ですが、血管内腔(血管の内側の空洞)との境にあるので、血管内を流れる血液につねに接しています。

 

 

そのため、血液と血管壁の仲介者のような役割を持ち、血管を守り、強くするよう働いているのです。

 

 

バリア機能は「防壁機能」とも呼べるもので、血液中に存在する成分が血管壁内に侵入するのを防いでいます。

 

 

血液の循環を川の流れにたとえると、内皮細胞は、川の水があふれないように保ち、よどみない流れを促す堤防のようなものです。

 

 

一方、活性化機能は、内皮細胞自身が作る物質に関係しています。

 

 

内皮細胞は、防壁となって血管壁を守るだけでなく、血管を健康に保つための物質を自らが生み出し、活用しているのです。

 

 

そのおもな物質が“NO(一酸化窒素)”です。NOは排気ガスにも含まれていますが、人の体内で生み出されるNOはとても良い働きをします。

 

 

その驚くべき作用を発見した研究者はノーベル賞をもらったほどです。

 

 

内皮細胞から生まれたNOは血管壁に良い刺激を与え、血管壁を広げるよう働きます。すると、血圧が下がり、血管の負担が減ってきます。

 

 

また、NOが血液中に放出されると、血液がかたまりにくくなり、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になる血栓(血のかたまり)ができにくくなります。

 

 

そのため、内皮細胞がイキイキしていると、血管自体も若さと強さを保てます。

 

 

逆に、内皮細胞が疲れていると、本来の役割を果たせなくなり、血管の老化が早まって、40代や50代でも血管病に襲われてしまうのです。

 

 

つまり、内皮細胞をどうケアするかが、血管ケアの最大のカギとなるのです。

 

 

違いをまとめてみます。

 

 

 

  • 内皮細胞は血液に常に接していると書かれている

 

  • 「バリア機能」の事には触れるが「タンパク成分の膜」は触れない

 

  • 「活性化機能」について書かれている

 

 

 

気になるのは、「タンパク成分の膜」について触れられていない事です。他にもネットや本を色々探したのですが、どの情報にも書かれていません。

 

 

その後、「膜の名前が変わった」のか、「やっぱり膜はなかったことになった」のかは分かりませんが、「内皮細胞は血液に接している」というものばかりです。

 

 

 

長谷川氏の本には、私たちは発見したと、

 

 

「その後、固定液の用い方など、実験や観察の方法にさらに工夫を重ね、他の動物や人間のいろいろな動脈の血管壁にも同様の膜が存在することを突き止めました。」

 

 

・・・と、膜が存在していると具体的に書いてあるので、何故その他の情報に、「タンパク成分の膜」のことが記されていないのか不思議です。

 

 

しかも、「図23 正常な動脈壁の断面拡大図」には膜がハッキリと描かれています。

 

 

スッキリしませんが、先に進みます。

 

 

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タンパク膜の役割

 

再び長谷川氏の話に戻ります。

 

 

「タンパク成分の膜」が存在していて、どういう役割を果たしているのかをみていきます。

 

 

動脈というと堅固なゴムチューブのようなものを思い浮かべがちですが、実は拡大して見ると動脈壁の組織はスポンジのような構造になっており、無数の微小な管孔(通路)が動脈内腔(血液と接する部分)に開口しています。

 

 

栄養素などの血液成分はこの微小管孔を通って動脈壁組織の奥深くまで入っていくのですが、管孔(かんこう)の開口部も内側もすべて取捨選択機能を持ったゼリー状、にわか状のタンパク膜でおおわれており、そこでもまた、こまかな栄養呼吸が行なわれているのです。

 

 

これら動脈壁内外のタンパク膜が正常でしっかりしていれば、動脈壁の栄養呼吸はスムーズに行なわれ、必要な栄養分はとり入れられて、かわりに老廃物は排出されます。また、LDLコレステロールなどの有害な成分はシャットアウトされます。

 

 

逆に膜の質が悪くなったり、あるいは壊れたりすると動脈壁の栄養呼吸は十分に行なわれず、必要な栄養分がとり入れられなくなり、老廃物もきちんと排出できなくなります。

 

 

その結果、動脈壁の組織は栄養不足に陥ってボロボロになり、さらにはLDLコレステロールなどの有害成分も侵入してくるのです。

 

 

 

タンパク膜の役割です。

 

 

  • 栄養呼吸(栄養を取り込み、老廃物を排出)

 

  • 不要成分をシャットアウトするバリア機能

 

 

情報源によって、ところどころ食い違いますが、血管壁が「不要な成分をシャットアウトするバリア機能」を持っていることは確かです。

 

 

 

sdLDLコレステロールが酸化される場所

 

 

「バリア機能」は重要です。

 

 

100歩譲って「sd(小型)LDLコレステロール」が悪かったとしても、膜の不具合(バリア機能に問題)がなければ中に入れないので問題はないようです。

 

 

何故なら、「小型LDLコレステロール」は、血液内で酸化されるのではなく、膜に入った後で酸化されるからです。

 

 

以下の動画の0:37でも、酸化は動脈壁の内部の化学反応で起こると説明されています。その部分を文字起こししてみました。

 

 

コレステロール、脂肪、細胞はいきせい生物など、血中内を移動する物質は動脈壁の損傷領域の内部で蓄積します。

 

蓄積した物質内で起こる化学反応によりコレステロール分子は酸化されます。

 

 

 

動画がこちらです。

 

 

 

 

 

 

極端に言えば、膜がきちんと機能していて、動脈壁に入らなければ酸化されないので、血液の中に「小型LDLコレステロール」が多かろうが少なかろうが問題はありません。

 

 

少なくとも、理論上はそういう事になります。

 

 

 

(膜があると守られているので、LDLも単球も中には入れない)

 

 

 

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電気化学的な面から見た動脈硬化

 

 

余計なものが中に入らないように守ってくれている「タンパク成分の膜」ですが、どうやって不要な成分をシャットアウトしているのか、もしこれが壊れたらどうなるのかを、みていきます。

 

 

少し話がむずかしくなりますが、動脈硬化の発生・進行を電気化学的な面から説明してみましょう。

 

 

赤血球や白血球、リンパ球、血小板をはじめ、LDLコレステロールなどの有害成分も含めて、すべての血液の有形成分はマイナスの電気を帯びています。

 

 

一方、動脈壁のタンパク膜は正常な状態では電気的にはほとんどゼロ、つまりプラスもマイナスも帯びていない状態です。

 

 

したがって、血液中の成分と動脈壁のタンパク膜とは電気的にお互いに反発し合うので、くっつくことはありません。

 

 

ところが、このタンパク膜は質が悪くなったり、壊れたりすると、急速にプラスに荷電してくるのです。

 

 

そうなると、マイナス電気を帯びている血液成分とお互いに引き合うようになりますから、それらの成分がタンパク膜の表面に集まってきて、たくさんくっついてしまいます。

 

 

こうした状態がつづくと、いろいろな余計な成分が膜の上に蓄積し、さらに病的なコラーゲンなども膜の上に雑草のように生えてきて、やがて厚くて硬い層ができ上がります。

 

 

タンパク膜や内皮細胞はその下にいわば“生き埋め”になってしまうわけですから窒息状態になり、破壊され、ついには消失してしまいます。

 

 

そして、膜の消失した部分から分子量の小さいLDLコレステロールなどの有害な成分がどんどん動脈壁の中に入り込むようになるのです。

 

 

 

電気の状態を図にしてみました。

 

 

 

 

 

 

つまり、こういうことです。

 

 

 

①左の「正常な膜」だと血液中の成分はくっつかない

 

 

②膜が劣化すると、膜と血液中の成分はくっつく

 

 

③余計な成分が膜の上に蓄積する

 

 

④タンパク膜や内皮細胞は、窒息、破壊、消失する

 

 

⑤壊れたところから分子量の小さいLDLコレステロールが侵入

 

 

 

 

ただし、この電荷の話は分からないことが多いです。

 

 

「血液中の成分の電荷」と「動脈壁の電荷」について色々調べていたらこんな話もありました。

 

 

『CRCグループ リポ蛋白分画の検査法の違いを教えてください。』より引用

 

 

また、リポ蛋白はその表面に存在するアポ蛋白のアミノ酸残基を反映して陰性に荷電しています。

 

この陰性荷電はLDL、VLDL、HDLの順に増加し、CMはほとんど荷電が認められません。

 

 

 

「LDLコレステロール」は他のリポタンパクに比べてあまり陰性に荷電していない・・・ともとれます。

 

 

で、悪玉である「LDLコレステロール」より、善玉である「HDLコレステロール」の方が陰性が強いということは、善玉は正常なタンパク膜にくっつきにくい・・・ということになります。

 

 

でも膜が劣化してプラスに変わったらくっつきます。

 

 

 

そして、以下は間逆です。

 

 

『脂質異常症(高脂血症)』より引用

 

 

LDLはプラスに荷電している。

 

 

一方、平滑筋細胞や内皮細胞において産生される糖タンパクであるプロテオグリカンはかなり強くマイナスに荷電している(プロテオグリカンは細胞外基質である)。

 

 

プラスに荷電したLDLがマイナスに荷電したプロテオグリカン(糖鎖の部位)に引き付けられるように強固に結合すると、LDLの構成タンパクであるApo-Bタンパクは構造変化して血管壁から外へ出ることはない。

 

 

なんと、いきなり「LDLはプラスに荷電している」・・・ときました。

 

 

そうすると「正常なタンパク膜(ほどんどゼロ)」の時より、「劣化したタンパク膜(プラス)」の時の方が反発してよりくっつきにくくなる気がします。

 

 

しかし、ちょっと気になったのが、以下の部分です。

 

 

 

>平滑筋細胞や内皮細胞において産生される糖タンパクであるプロテオグリカンはかなり強くマイナスに荷電している(プロテオグリカンは細胞外基質である)。

 

 

 

「プロテオグリカン」・・・

 

 

内皮細胞の上にある「たんぱく成分の膜」膜は、「グリコサミノグリカンス、糖タンパクで出来た膜」と説明がありました。

 

 

一応「グルコサミノグリカンス」と「プロテオグリカン」について調べてみました。

 

 

『グリコサミノグリカン wikipedia』より引用

 

グリコサミノグリカン(glycosaminoglycan)は、長鎖の通常枝分れがみられない多糖。動物の結合組織を中心にあらゆる組織に普遍的に存在する。狭義のムコ多糖。GAGと略される。

 

 

硫酸基が付加した2糖の繰り返し構造からなる。

 

 

うち1つはアミノ糖(ガラクトサミン、グルコサミン)であり、もう1つはウロン酸(グルクロン酸、イズロン酸)またはガラクトースである。

 

 

多数の硫酸基とカルボキシル基を持つために、強く負に帯電している。

 

 

多くのグリコサミノグリカンは、プロテオグリカンとしてコアタンパク質と呼ばれる核となるタンパク質に付加した形で存在している。唯一の例外は、ヒアルロン酸であり、プロテオグリカンとしては存在していない。

 

 

「グルコサミノグリカンス」は強く負に帯電しているとのことです。

 

 

『プロテオグリカン wikipedia』より引用

 

プロテオグリカンは、動物成分の多糖類(グリコサミノグリカン:glycosaminoglycan)の研究中に見つけ出された成分である。

 

 

グリコサミノグリカンとしては、ヒアルロン酸や軟骨から分離されたコンドロイチン硫酸(1889)などが有名であるが、これらのグリコサミノグリカンの構造解析を行っている中で、1970年にグリコサミノグリカンとコアタンパク質(CoreProtein)が一定の結合様式で結合した糖タンパク質が発見され、プロテオグリカンと命名された。

 

 

イマイチ何が言いたいのかよく分からない説明ですが、

 

 

グルコサミノグリカン + タンパク質 = プロテオグリカン

 

 

・・・ということなので、「プロテオグリカン」とは、「タンパク膜」のことを指しているのでしょう。ハッキリ「膜」と言えばいいのにと思います。

 

それを踏まえた上で、以下の部分をもう一度読みます。

 

 

>平滑筋細胞や内皮細胞において産生される糖タンパクであるプロテオグリカンはかなり強くマイナスに荷電している(プロテオグリカンは細胞外基質である)。

 

 

「グルコサミノグリカン」が強く負に帯電しているので、この「プロテオグリカン」は強くマイナス・・・ということだと思うのですが、

 

 

そうすると、最初に紹介した「グルコサミノグリカンスと糖タンパクでできているタンパク膜は、電気的にほとんどゼロ」という話と食い違います。

 

 

混乱してきたので図にします。

 

 

「正常な膜」を「ほとんどゼロ」から「マイナス」に、血液中の成分の中の「LDLコレステロール」だけを「マイナス」から「プラス」に変えると、

 

 

「血液中の成分」と「タンパク成分の膜」がくっつくか、くっつかないかの話が、先ほどと違ってきます。

 

 

 

 

仮に正常な「タンパク膜」が強いマイナスと過程して、さらに、「LDLコレステロール」もプラスと仮定したら、「LDLコレステロール」と正常な「タンパク膜」はくっつきます。

 

 

でも、「タンパク膜」が劣化してプラスになれば、「LDLがコレステロール」がプラスだった場合は反発することになります。

 

 

膜が傷ついていても「LDLコレステロール」が中に入りにくいことになります。

 

 

どっちが本当なのかよく分からないですね。

 

 

検証のしようがないので、とりあえず「電荷」の件は保留にします。

 

 

 

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カルシウムによる石灰化

 

 

タンパク成分の膜が壊れると問題が起こります。

 

 

その一つが、組織の「石灰化」です。

 

 

もう一つ、ここでたいへん興味深い現象が起きることがあります。台風などで河川の堤防が決壊すると、そのときは本格的な修理をしている余裕などはありませんから、応急処置として破壊された部分に砂袋などを積み重ねます。

 

 

実はこれと似たようなことが動脈の組織で起きるのです。

 

 

タンパク膜の質が悪くなって動脈壁が栄養不足に陥ると、組織を構成している重要な成分であるエラスチンやコラーゲンの新陳代謝も低下し、作り替えが行なわれなくなって、やがては壊れて量が減ってきます。すると、組織はあわてて手近にある他の材料で代用して、このすき間を埋めようとするのです。

 

 

その代用品がカルシウムです。

 

 

血液中のカルシウムイオンが組織内にとり込まれて、リン酸カルシウムとなり、エラスチンやコラーゲンがあった場所を埋めるのに使われてしまいます。動脈硬化が進行すると、組織の石灰化(リン酸カルシウムの沈着)が見られるのは、こうした理由からなのです(146ページ・図24―②参照)。

 

 

このように、動脈硬化が起きるそもそもの原因は、動脈壁内外に存在するタンパク膜の形態や機能が悪くなることにほかなりません。

 

 

動脈硬化を引き起こす“主役”はこのタンパク膜の変性や破壊であり、コレステロールやカルシウムも関係はしていますが、あくまでも途中から加わる“脇役”にすぎないのです。

 

 

タンパク膜の変性がなぜ起きるのかについては現在研究中ですが、遺伝的素因にさまざまな要因が加わって生じるものと思われます。

 

 

したがって、血中のコレステロール濃度がどんなに高くても、膜が正常である限り動脈硬化は発生せず、LDLコレステロールが動脈壁にくっついたり侵入したりすることもありません。逆に血中のコレステロール濃度が低くても、膜の質が悪くなれば動脈硬化は発生し、LDLコレステロールも動脈壁にくっついたり侵入したりするのです。

 

 

これは、高脂血症でも動脈硬化を起こさない例がたくさんあり、逆にコレステロール値が低くても動脈硬化を起こす人が非常に多いという、これまでに多くの臨床研究で得られている結果とも一致しています。

 

 

(151~158p)

 

 

動脈硬化の原因ですが、

 

 

>動脈硬化を引き起こす“主役”はこのタンパク膜の変性や破壊であり、コレステロールやカルシウムも関係はしていますが、あくまでも途中から加わる“脇役”にすぎないのです。

 

 

とあります。

 

 

 

これが答えです。

 

 

つまり、動脈硬化を根本的に防ぐには、タンパク膜の変性や破壊を防がなければならないというわけです。カルシウム対策は二の次ということです。

 

 

しかし、

 

 

>タンパク膜の変性がなぜ起きるのかについては現在研究中ですが

 

 

・・・とあるように、「変性の具体的な原因」までは、この時点で判明していないようです。

 

 

先ほども言ったように、ネットや本で調べても、書かれているのは、文章、イラスト共に動脈壁の「内皮細胞」までで、その上の「タンパク膜」について触れられていません。

 

 

そして、動脈硬化の説明は、「膜が壊れたところ」からスタートしているので、膜が変性する具体的な理由も見つかりませんでした。

 

 

「タバコ」、「ストレス」、「老化」、「何らかの原因で…」・・・とかなり曖昧です。

 

 

なので、私が「タンパク膜」が変性してしまう理由についてお話します。

 

 

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タンパク質の変性

 

 

タンパク質はデリケートな分子です。従って、何かの「影響」によって、立体構造が変化し、性質が変わってしまうのです。

 

 

これを「タンパク質の変性」と言います。

 

 

「影響」とは、例えば、加熱、攪拌、酸、アルカリ、尿素などです。

 

 

そして、「糖質」もタンパク質を変性させます。これを「糖化反応」と言います。

 

 

変性の原因の中でも大きいのが「糖化反応による変性」です。その理由は、あらゆる有害物質の中で「糖質」が最も取り込む量が多いからです。

 

 

「糖質」は血管に炎症を起こす原因にもなりますが、体のタンパク質を変性させる原因にもなります。

 

 

で、「タンパク成分の膜」ですから、当然糖化対象でしょう。さらに言えば「エラスチン」と「コラーゲン」と「細胞」もタンパク質ですから、糖化対象です。

 

 

糖質をバクバク食べていれば、血管を構成するタンパク質は糖化します。

 

 

だから、動脈硬化ではなく「動脈糖化」です。

 

 

私は長年糖質過多だったので、糖化によって体がボロボロになりました。その為、多くの人に糖化の危険性について知ってもらいたいと思っているのですが、現代の医療関係者でも「糖化」にはほとんど触れません。

 

 

この本が出版された1998年は、「糖化」という概念は広がっていませんでした。だから、「タンパク膜」が変性する可能性として「糖化」は考え付かなかったのだと思います。

 

 

しかし、この本に「糖化」という単語はでてきませんが、それを思わせる記述がいくつも書いてありました。

 

 

「糖化によって「タンパク膜」が変性破壊された」・・・と考えれば整合性がとれます。

 

 

糖質を大量に食べている人なら、「糖化」が起きても不思議ではないのです。

 

 

「糖化反応」は血管だけに起こるわけではありません。関節、肌、内臓、卵子・・・等、全身に起こります。症状は一見「老化」に似ています。具体的にどうなるか知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

 

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

ちなみに血液検査で測る「ヘモグロビンA1c」ですが、あれは、タンパク質である「ヘモグロビン」に糖がどれぐらいくっついているかを測っているのです。糖質は、血管だけでなく、血液成分にも影響を与えるのです。

 

 

 

動脈硬化の対策

 

 

動脈硬化の一番の予防は、体のタンパク質を変性させたり、炎症の原因になる「糖質」を控えることです。

 

 

その上で、既にバリア機能のあるタンパク膜が壊れている人は、「小型LDLコレステロール」を減らす努力も必要です。

 

 

「酸化」と「糖化」を防ぐ為に…

 

 

『AGEエージーイー牧田クリニック AGEとは?』より引用

 

 

AGEは2つの仕組みで、アテロームによる動脈硬化を進行させます。

 

 

動脈硬化の最初の引き金になるのは、血液中に増えすぎた悪玉コレステロールの血管への蓄積です。

 

 

血管に蓄積した悪玉コレステロールは、AGEによる悪玉修飾を受けます。悪玉修飾を受けた悪玉コレステロールは、処理をするために出動したマクロファージに摂り込まれて「泡沫細胞」となります。この泡沫細胞がアテロームをつくったり、動脈の内側を厚くしたりするのです。これが第1の仕組みです。

 

 

もう1つ、AGEには血管に対する直接的な悪影響もあります。

 

 

血管の内側にある「血管内皮細胞」には、AGEをキャッチするアンテナ(受容体)があります。この受容体にAGEが結合すると、動脈硬化を進め炎症反応がおこります。

 

 

AGEとは「終末糖化産物」の事です。

 

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

そして、もう一つ大事なことがあります。

 

それは、タンパク質を増やす事です。その根拠が以下になります。

 

 

 

ご存じのように、生体の臓器や器官はすべてタンパク質でできていますが、このタンパク質を合成しているのは臓器や器官に存在する細胞です。

 

 

動脈壁の組織においても、細胞は栄養呼吸によってとり入れられた栄養分に養われながらタンパク質を合成し、日々新陳代謝を営んでいます。

 

 

血管の構造や機能を正常に保つためには、こうした細胞による新しいタンパク質の合成が活発に行なわれ、老化や障害を起こしたタンパク質との交換がきちんと行なわれていることが必要です。

 

 

さらに注目すべきなのは、栄養呼吸をつかさどっている動脈壁内外のタンパク膜自体も動脈壁の細胞によって合成されているという点です。

 

 

動脈硬化を防ぐためには、このタンパク膜の新陳代謝がスムーズに行なわれ、常にリフレッシュされていることがいちばん重要となります。

 

 

(179~180p)

 

 

タンパク質は体の材料なので、体の修復の為には、絶対必要です。

 

 

今回紹介した長谷川氏の本ですが、1998年の時点で、コレステロールと動脈硬化は関係ない事、糖質を減らした方が良い事を述べられています。

 

 

それだけでなく、中高年が肉を減らすのは大間違い、タンパク質+脂質の割合を50%ぐらいにはした方が良いとも言われています。

 

 

当時の私が読んだら「何言ってんの?」と思ったでしょうが、今考えると糖質制限の概念もなかったこの時代に、このような主張をするのは凄いと思います。

 

 

長谷川氏は、血管を研究する人なので、動脈硬化の「血管の状態」を詳しく述べられていてとても参考になりました。

 

 

現在、動脈硬化を研究している学者には、大きく分けて三つのグループがあります。

 

 

一つは、主に血液を研究しているグループで、簡単にいうと、血液中に含まれる成分やその作用などを明らかにすることによって、動脈硬化の原因を突き止めようとしています。

 

 

血液に含まれる成分を研究するのがいわば本職で、得意分野ですから、その成分の一つである血中コレステロールに注目しがちな傾向があります。「コレステロール元凶説」を唱える学者の多くは、このグループの人たちです。

 

 

二つ目は、血管壁の表面の細胞(内皮細胞)や組織内の細胞(平滑筋細胞)をとり出して培養し、その生態や病態を観察・研究するグループです。

ただし、この場合も主としてウサギの細胞を実験の対象としており、病態をつくり出すためにはコレステロールなどを負荷する方法が用いられます。結局は、一つ目のグループの研究と連動していることが多く、「コレステロール元凶説」を裏づけることをその研究の目的としていると言ってよいでしょう。

 

 

三つ目は、主に血管そのものを研究しているグループです。血管を構成している材料、血管の状態や働きなどを検討することによって、動脈硬化の原因をさぐっていきます。私自身はこちらのグループに入るでしょう。

 

 

問題は、現状では前の二つのグループのほうが圧倒的に人数が多いということです。

 

 

血液研究グループ+細胞培養研究グループが9・5に対して、血管研究グループは0・5ぐらいの割合でしょうか。

 

 

そのため、どうしても血液研究グループや細胞培養研究グループのほうが力も強く、声も大きくなりがちで、「コレステロール元凶説」が有力になったという背景もあるのです。

 

 

(43~44p)

 

 

20年近く経っているので、現在の状況は分かりませんが、貴重な、血管そのものを研究しているグループに属する人の意見です。

 

 

長くなるので、最初は要約しようかと思ったのですが、私が分かったような事を言うよりも、直接血管を観察している人の主張をそのまま紹介した方が説得力があるので、引用をメインにしました。

 

 

改めて動脈硬化の原因について考える

 

 

本気で動脈硬化を避けたいのであれば、血管を傷つけない事、その原因になる糖質の量に気をつけることです。

 

 

しかし、動脈硬化の原因を探していると、内皮細胞が傷つくのは、高血圧、糖尿病、喫煙、ストレス・・・とサラッと流し、コレステロールの小難しい話に突入します。判で押したようにこのパターンが多いです。

 

 

 

コレステロールが悪い

 

 

悪玉LDLが悪い

 

 

小型LDLが悪い

 

 

 

・・・と、コレステロールに関しては細かい話をするくせに、肝心なところにダメージを与えるであろう「糖質が与える影響」についてはほぼ無視です。

 

 

糖尿病、高血圧・・・ときたら、もう一歩踏み込んで「糖質」をあげないとおかしいわけです。コレステロールを追求する時の勢いと違います。

 

 

ちなみに、90%の人がなる「本態性高血圧」は糖質が原因です。

 

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

コレステロールを下げる薬を飲んでいる人は多いようですが、根本的な原因である血管を傷つける糖質をバクバク食べていたら、血管はボロボロになります。

 

 

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