アビガンの副作用を過剰に心配している人がいますが、そういう人は、「副作用の知識」も、「効果の知識」も両方不足しています。

 

 

 

この2つを正確に把握していなければ、イメージで語る人の話に、簡単に流されてしまいます。

 

 

 

以下の記事では、副作用について説明しました。

 

アビガンの副作用が肺炎?心配な人の為にどう危険なのか考えてみた

 

 

 

 

 

なので今回は、アビガンを使った人がどうなったのか日本での結果にフォーカスします。

 

 

 

実際に使われて、どの程度効果があるのか、いくつか情報をまとめておきます。

 

 

 

 

アビガンに興味がない人も、「新型コロナウイルスに感染した時の症状」が具体的に分かるので、参考程度に読んでおくといいかもしれません。

 

 

 

一応、分からない人の為に言っておくと、「ファビピラビル」とはアビガンの事です。

 

 

例1:船橋中央病院、80代後半女性のケース

 

 

まずは80代後半の女性の話です。画像等は省略しているので、詳しくは以下のリンク先を読んで下さい。

 

 

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200402_1.pdf

 

 

 

ファビピラビルを早期投与し軽快した 80 代後半の COVID-19 肺炎の 1 例

 

独立行政法人 地域医療機能推進機構 船橋中央病院

 

石川 哲 中山 静 小島 彰

 

 

症 例

 

症例:80 歳代後半女性。

 

主訴:発熱、呼吸苦、咳嗽、食欲低下

 

既往歴:2 年 3 ヶ月前に横行結腸癌にて右結腸切除、

 

13 ヶ月前に誤嚥性肺炎、11 ヶ月前に胆石にて胆囊摘出術。他に高血圧、高脂血症、骨粗鬆症あり。

 

 

生活歴:喫煙歴、飲酒歴ともになし。海外渡航歴なし。

 

 

現病歴:認知機能も ADL も年齢相応であり通常生活が可能であったが、介護施設でリハビリテーションを行っていた。

 

 

 

X-10 日夕から咳軟と微熱が出現した。

 

 

X-6 日に 38 度台まで発熱し、食欲が低下、労作時呼吸困難と倦怠感、歩行時の SpO2 低下が観察された。

 

 

X-5 日に近医で投薬を受けるも症状軽快せず。

 

 

利用していた介護施設のリハビリ担当者が COVID-19 感染者と判明し、X-1 日に A 病院で COVID-19 PCR 検査を受けた。

 

 

X 日に COVID-19 PCR 陽性と判明、治療目的に当科入院となった。

 

 

入院時所見:意識清明。身長 156cm、体重 51kg。体温 38.0°C、脈拍 113 回/分、 血圧 131/67mmHg、呼吸数 20 回/分、SpO2 97 %(鼻カヌラ 1L/分)。

 

 

入院時検査成績(Table1):白血球数は正常であったが、リンパ球数減少、異型リンパ球が観察された。

 

 

入院時画像所見:胸部 X 線写真 (Fig.1A)にて左下肺野外側に陰影、CT(Fig.1B)にて、左下葉外側に crazypaving パターンを伴うスリガラス陰影を認めた。

 

 

入院後経過(Table 2):入院当日(X 日)、ファビピラビルの適応外使用となる投与について、ご本人、ご家人に説明し、インフォームド・コンセントを受けた。X+1 日夕刻よりファビピラビル投与開始。

 

 

X+3 日朝から労作時呼吸困難、食欲低下が消失。

 

 

X+4 日朝からは安静時昼間の酸素吸入が不要となり、37.5℃未満へ解熱した。画像の悪化は遷延し、夜間仰臥位でのSpO2 低下が見られたが、双方とも緩徐に改善した。

 

 

X+16 日より PCR が連続で陰性化し、X+18 日退院となった。

 

 

ファビピラビルによる有害事象として、報告されている AST や ALT の増加や下痢症状はなく、好中球数減少は X+4 日 に 3,600/μL であった。

 

 

X+7 日8.4mg/dL と尿酸値増加があり、X+8 日よりフェブキソスタット 10mg を内服開始し尿酸値は徐々に減少した。

 

 

いずれもファビピラビル投与継続に大きな支障とはならなかった。

 

 

例2:ソラ豆琴美さんのケース

 

 

次は若い女性です。

 

 

アビガンには、(動物実験で)妊婦に催奇形性があるので、この年代の女性は気になると思います。

 

 

『Yahoo!japanニュース sponichi annex』より引用

 

 

コロナ陽性のアイドルが症状告白 アビガン治療も開始「劇的な変化ではないけど…」

 

 

グラビアアイドルでタレントのソラ豆琴美(27)が14日、自身のツイッターで新型コロナウイルスへの感染を公表。病状や治療についてなどを詳細に報告し、反響を呼んでいる。

 

 

(中略)

 

 

話題となっているアビガン治療を始めたことも告白。

 

 

 

「入院初日に適応外治療をするか聞かれましたが断りました。症状は軽いしすぐ治って出られるだろうと思っていたし、いくらかかるかも怖かったので…」と回顧。

 

 

 

「(その後)症状が悪化してしまい、いよいよ死ぬかも!?と思いアビガン治療を決意しました」と報告。

 

 

 

それでも「アビガンの副作用は奇形児が産まれる可能性があるとのことで、女性には特にとても安全とは言えません」とも。

 

 

 

それでも、治療を開始し、「昨晩から飲み始めて早速効果があるように感じました。高熱が微熱になって、全くわからなかった味がほんの少し、味の雰囲気がわかるようになり、匂いも全くなかったのがほんのりわかりかけた気がします。

 

 

 

咳の量も減って、痰(たん)もかなり減りました。まだ1日目なので劇的な変化ではないけど明らかにいい感じ!」と早くも改善していることを明かした。

 

 

 

そして、「もし、今苦しんでいる方がいたら知ってほしい。可能性を実感してもらえたら、と思いました。

 

 

 

私の場合ですが、体調不良の過程をa→b→c→dって悪くなっていったとすると、アビガンを飲んでからd→c→b→aと順を追って通ってきた症状をもう一度体験しながら治って行ってるのを実感します。

 

 

 

とはいっても完治したわけではないですが…今『これはしょっぱいかも?』とわかるとこまで戻ってきました」と記した。

 

 

 

アビガンに対しては、医師も誤解している人が多いので、女性が飲むと副作用が永久に続くという錯覚を与えるような表現をしたのではないかと考えられます。

 

 

その為、彼女は一度断ったのでしょう。

 

 

長期にわたって催奇形性の子供を産む可能性があると思い込んでいる人は多いですが、そのようなデータはありません。

 

 

 

アビガンは最近ポッと出てきた薬ではなく、エボラが流行った頃から効果が確認されている薬なので、そんな副作用があればデータになります。

 

 

開発者の白木教授も、動物実験で妊婦に催奇形性があると、最初から述べられています。

 

 

 

例3:東京品川病院、30代男性のケース

 

 

画像などは省略しているので、詳しくは元記事を読んで下さい。

 

 

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200409_1.pdf

 

 

ファビピラビル(アビガン®)投与により速やかな症状改善とPCR 陰転化を認めた COVID-19 肺炎

 

 

1)東京品川病院 呼吸器内科 2)東京品川病院 外科

 

篠田 雅宏 1) 廣内 尚智 1) 西村 匡司 1) 品田佳那子 1)

 

太田真一郎 1) 森川 美羽 1) 蒲池 健一 2) 新海 正晴 1)

 

 

症 例

 

 

【症例】39 歳 男性 日本人

 

 

【主訴】発熱、倦怠感

 

 

【既往歴】なし

 

 

【現病歴】

 

 

20XX 年 3 月 11 日から発熱、倦怠感が出現した。近医で対症療法を行われるも改善なく、保健所に相談し当院受診を勧められ、3 月 19 日に当院初診となった。

 

 

初診時の体温は 37.7℃で、呼吸促迫はなく、SpO2 は大気下で 96%であった。検査所見では、CRP の軽度上昇(3.30 mg/dL)、LDH の軽度上昇(249 IU/L)、フィブリノゲンの上昇(635 mg/dL)を認めた。

 

 

白血球数、白血球分画は正常であった。インフルエンザ迅速検査は陰性であった。画像所見から COVID-19 肺炎を疑い、PCR 検査を提出した。全身状態は保たれており検査結果が判明するまで自宅待機とした。

 

 

インフルエンザ肺炎の可能性も否定できないためにオセルタミビル(75mg ×2 回/日)、非定型肺炎の可能性を考慮しまた免疫調整作用を期待しクラリスロマイシン(200mg×2 回/日)、好酸球気道炎症の可能性を考慮し症状緩和と COVID-19 への吸入ステロイドの効果も期待し、シクレソニドは使用できないためシムビコート®を開始した。

 

 

3 月 21 日に PCR 陽性を確認し COVID-19 感染症と診断し、加療目的のため同日当科入院となった。

 

 

【接触歴】なし

 

 

【渡航歴】なし

 

 

【生活歴】

 

喫煙歴:なし、飲酒歴:毎日、職業歴:コンサルタント業

 

 

【入院時現症】

 

 

意識清明、体温 38.2℃、血圧 111/92mmHg、脈拍99/分、SpO2 90%(大気下)

 

 

 

(中略)

 

 

 

外来初診時 SpO2 (大気下)は 96%であったが、入院時 SpO2 (大気下)が 90%と急速な低下を認め、著明に呼吸状態が悪化していた。

 

 

 

支持療法のみでは重症化してきており、本人同意のもと、コンパッショネート使用としてファビピラビル(アビガン®)(3 月21 日夕、22 日朝に 1,800mg 内服、22 日夕より800mg×2 回/日)を開始した。重症肺炎に対するステロイド補助療法や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)診療ガイドライン 2016 に準じてメチルプレドニゾロン
80mg点滴静注、抗ウイルス薬としてペラミビル併用(初日 600mg 点滴静注、2 日目以降 300mg)、免疫調整作用も期待しアジスロマイシン 500 ㎎点滴静注を開始した。

 

 

ファビピラビル(アビガン®)初回投与後の第 2 病日には解熱し倦怠感も消失した。

 

 

 

その後も発熱は認めなかった。

 

 

 

第 4 病日と第 5 病日に PCR を測定し 2 回陰性を確認。

 

 

 

第 6 病日までファビピラビルを投与し(計 6 日間)、第 7 病日に自宅退院となった。

 

 

 

退院直前の CT では subpleural curvilinear shadow は目立つがすりガラス影は軽快傾向であった(Figure 4)。

 

 

 

現在、外来で経過観察中である。

 

 

 

例4:日本赤十字社伊勢赤十字病院、30代男性のケース

 

 

こちらも、同じく30代男性ですが、人によって症状が違うようです。

 

 

http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200415_6.pdf

 

 

発症 8 日目にファビピラビルを投与し、翌日から急速に改善した COVID-19 肺炎の 1 例

 

 

日本赤十字社伊勢赤十字病院 感染症内科

 

坂部 茂俊 田中 宏幸 中西 雄紀 豊嶋 弘一

 

 

症 例

 

 

【症例】30 歳代男性

 

 

【主訴】発熱

 

 

【既往歴】なし

 

 

【嗜好歴】過去に喫煙あり。機会飲酒あり。

 

 

【現病歴】

 

 

2020 年 3 月某日から発熱があり、その後右耳奥の違和感と右頸部の痛みを自覚した。

 

 

新型コロナウイルス感染症患者との明らかな接触歴はなかったが、発熱 4日目に受診した医療機関で RT-PCR 法による遺伝子検査を受けたところ SARS-CoV-2 陽性であったため新型コロナウイルス感染症と診断され、翌日(第 5 病日)当院に入院となった。

 

 

 

【入院時現症】

 

意識清明。倦怠感、右頸部痛、味覚障害、嗅覚障害あり。呼吸器症状なし、呼吸音清明、心雑音なし。消化器症状なし。中肉中背、BMI 約 24。体温 38.2℃、血圧 132/80mmHg、脈拍数 90 回/分、呼吸回数 15 回/分、SpO2 97%(室内気)。

 

 

【入院時血液所見(Table1)】

 

 

白血球数は正常でリンパ球数は 1,273/μL だった。CRP 値、LDH 値の軽度上昇があった。

 

 

【入院後経過】

 

 

基礎疾患のない若年者で現在喫煙習慣なく全身状態が良好であったため、軽症と判断し血液検査のみ実施した。

 

 

 

ファビピラビルの適応外使用に関する院内手続きを進め患者に治験の説明をしたが、積極的に使用を勧める状況ではないと判断し、前医から処方されたアセトアミノフェン 400mg/回・頓用を継続し他の薬剤は追加しなかった。

 

 

 

入院翌日以降 38℃台の高体温が続き徐々に倦怠感が強くなった。

 

 

 

第 6 病日から乾性咳嗽が出現し呼吸回数が 17 回/分まで増加し、SpO2 95%(室内気)に低下した。第 8 病日には労作時呼吸困難感の訴えがあった。

 

 

 

このため第 7 病日以降検査を追加した。

 

 

 

第 7 病日の胸部単純X線写真では右下肺野に淡い網状陰影が出現し(Fig.1)、第 8 病日の胸部 CT では両側全肺野に多発性に斑状陰影が確認された(Fig.2)。

 

 

 

また第 8 病日の血液検査では入院時と比べ血小板数の低下、CRP 値、LDH 値、AST 値、ALT 値の上昇が認められた(Table 2)。

 

 

 

症状、検査データともに増悪し、さらに急激な悪化のリスクがあるものと考えられた。この内容を患者に説明したところファビピラビルの使用を希望した。

 

 

 

あらためてインフォームドコンセントをおこない、効果に期待をもつものの現状でエビデンスが不足した治療であることを強調して投与を開始した。

 

 

 

投与方法、投与量は 1 日 2 回内服で初期の 2 回は 0.9g/回、後は0.4g/回とし第 8 病日夜から開始した。

 

 

 

投与初日は夜間に SpO2 90%台前半となり酸素投与を考慮したが第 9 病日は体温 36℃台で推移し午後には室内気でSpO2 97%まで回復した。

 

 

 

3 回の下痢があったが第 10病日には軽快した。

 

 

 

第 10 病日に呼吸困難感や倦怠感が軽快し味覚が回復した。

 

 

 

血液検査では CRP,LDH 値が低下し AST,ALT 値は正常値になり、尿酸値が上昇した(Table 2)。

 

 

第 11 病日には平熱が続き嗅覚が回復したが、鼻咽頭ぬぐい液の遺伝子検査結果は陽性だった。

 

 

 

第 12 病日には夜までに乾性咳嗽が消失した。遺伝子検査は実施しなかった。

 

 

 

第 13 病日に実施した血液検査血では血小板数が著増、LDH 値が正常値になり CRP 値はさらに低下した。回復を示す内容であると判断した(Table 2)。

 

 

 

第 13 病日、14 病日に連続して遺伝子検査結果が陰性で退院基準を満たしたためファビピラビルを 15 病日夜で投与終了とした。

 

 

第15 病日の胸部 CT では肺野の斑状陰影は一部に残存するものの改善を認めた(Fig.3)。16 病日に全ての症状が消失し退院した。

 

 

 

例5:山梨大付属病院、20代男性のケース

 

 

『Yahoo!japanニュース 産経新聞』より引用

 

 

新型コロナ髄膜炎の男性退院へ 山梨大病院、アビガン投与

 

 

 

新型コロナウイルスに感染し、髄膜炎を発症して山梨大付属病院(山梨県中央市)に入院している山梨県内の会社員の20代男性が、来週にも退院してリハビリに移行することが3日、関係者への取材で分かった。

 

 

 

男性は当初、意識障害があったが、10日ほど前から意思疎通ができるようになり、日に日に回復しているという。

 

 

 

別の病院でリハビリを受ける可能性が高い。

 

 

 

山梨大病院は、新型コロナへの効果が期待されている新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を男性に投与していた。

 

 

 

回復との因果関係は不明だが、山梨大は近く掲載される国際感染症学会誌の論文で言及した。

 

 

 

論文を担当した森口武史救急部長は産経新聞の取材に「髄膜炎や脳炎の患者が新型コロナに感染している可能性を示す症例であり、世界の医療関係者に警鐘を鳴らしたい」と語った。

 

 

 

男性は2月27日に38・5度の発熱があり欠勤。2つの医療機関を受診したが新型コロナの検査は行われなかった。

 

 

 

出勤しないのを不審に思った会社から連絡を受けた家族が3月6日、警察官とともに部屋を訪れ、倒れている男性を発見。

 

 

 

救急搬送され、脳脊髄液のPCR検査で陽性と分かった。

 

 

 

新型コロナによるとみられる髄膜炎が分かったのは世界的に珍しい。

 

 

 

 

 

まだ、他にも例はあるのですが、キリがないのでリンクをはっておきます。

 

 

 

発熱・下痢症状を伴う新型コロナウイルス肺炎に対しヒドロキシクロロキン,ロピナビル/リトナビルを投与したが増悪しファビピラビルが著効した1例

 

 

 

これを知った人の反応はこちらで読めます。

 

 

『東京慈恵会医科大学葛飾医療センター「ワロタw いろんな薬を投与しても症状が悪化したコロナ重症患者(58歳男性)にアビガン投与したら1日で回復したわw」〜ネットの反応「あっという間に回復したのか」「効きすぎだろw」「効いたよね、早めのアビガン♪」』

 

 

 

 

当院における COVID-19 診療 11 例の経験-ファビピラビル投与を行った肺炎例を中心に

 

 

 

アビガンを使った治療ができる病院

 

 

これを書いている時点で、アビガンを使ってくれる病院はまだ少数です。以下は数日前の記事です。

 

 

『三木谷氏「時間はもうない」アビガン早期使用を訴え「友人も使ってもらえないと…」』より引用

 

楽天・三木谷浩史会長兼社長が12日、ツイッターを更新。新型コロナウイルスの治療薬として期待されるアビガンについて「副作用をしっかりと説明した上で、早い段階で使えるようにするべきだと思う」と訴えた。

 

 

 

日本の現状について「海外にはどんどん出しているのに日本ではまだまだ使われていない。友人もコロナ肺炎になっても使ってもらえないと。。。」と記述。

 

 

 

続けて、早期使用を希望したうえで「時間はもう無い。厚労省さん、本当に頑張って下さい。もう時間はないです」と繰り返した。

 

 

 

フォロワーから「安倍さんがこの前、希望したら全員使えるようにって言ってましたよね?」と問いかけると、「残念ながら、そのような状況には程遠いようです。官邸は頑張っているようですが、、、」とした。

 

 

 

このような状態なので、アビガンを使ってもらえる病院の情報を載せておきます。こういう事は、NHKのニュースでやってほしいものです。

 

 

 

『岡山の医療健康ガイド MEDICA アビガン、県内コロナ患者に投与 症状改善を確認 4指定医療機関』より引用

 

 

新型コロナウイルスへの治療効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について、岡山県内の全4指定医療機関が研究目的で新型コロナの患者に使用できる態勢を整えたことが14日、医療関係者への取材で分かった。

 

 

 

既に県内の患者に投与されており、その後の症状改善が確認されている。

 

 

 

アビガンは、富士フイルム傘下の製薬会社「富士フイルム富山化学」(東京)が開発し、新型コロナのようなRNAウイルスの増殖を抑えるとされる。

 

 

 

中国の臨床研究で患者の症状が改善したとの報告があり、国内でも3月末から承認に向けた臨床試験が始まっている。

 

 

 

県内の指定医療機関は岡山大病院(岡山市)、岡山市立市民病院(同市)、倉敷中央病院(倉敷市)、津山中央病院(津山市)。

 

 

 

医療関係者によると、いずれも本人の希望や病院の倫理委員会の了承があれば、患者への投与が可能となる。

 

 

ただし、アビガンは動物実験で胎児に奇形が出る恐れが指摘されており、妊婦や妊娠の可能性がある女性には使用できない。

 

 

 

県内のある指定医療機関では、人工呼吸器の装着が必要な患者へ投与したところ、数日で呼吸器を取り外せる状態にまで回復した。医師らが投与と症状改善の相関関係を調べている。

 

 

 

政府によると、全国では120例を超える投与が行われ、一定の治療効果が確認できたとされる。安全性と治療効果が認められれば、7月以降にも治療薬として使用できる可能性があり、国はアビガンの備蓄量を現在の3倍、200万人分まで拡大する方針を示している。

 

 

 

あと、以下がアビガンの臨床研究をしている病院だそうです。

 

 

 

これに関しては、情報源がハッキリしないので、確証がないのですが、必要な人がいるかもしれないので、一応載せておきます。

 

 

 

気になる方は電話等で確認してみるのがいいかもしれません。

 

 

 

間違っていたら訂正します。

 

 

 

東京都保健医療公社荏原病院

 

 

奈良県立医科大学附属病院

 

 

聖マリアンナ医科大学病院

 

 

藤田医科大学ばんたね病院

 

 

市立旭川病院

 

 

神奈川県厚生農業協同組合連合会 相模原協同病院

 

 

公立大学法人 横浜市立大学附属病院

 

 

大阪急性期・総合医療センター

 

 

愛媛県立中央病院

 

 

公立陶生病院

 

 

岡崎市立愛知病院

 

 

下関市立市民病院

 

 

杏林大学医学部

 

 

国立病院機構金沢医療センター

 

 

成田赤十字病院

 

 

済生会新潟病院

 

 

鳥取県立厚生病院

 

 

伊勢原協同病院

 

 

春日井市民病院

 

 

八尾徳洲会総合病院

 

 

岡山市立市民病院

 

 

 

 

終わりに

 

 

アビガンの効果について、いくつか紹介してきました。

 

 

 

妊婦に催奇形性という(それも動物実験で)という点は注意が必要です。

 

 

 

しかし、命を救う薬であるということは本当だと思います。

 

 

 

2014年のエボラの時、日本人の医師団が予防薬として飲み感染者を出さなかった事、他国の医師団に分けて感謝された事、

 

 

 

2月からが安倍内閣要人らがひそかに飲んでいた事がそれを証明しています。

 

 

 

 

ただ、これは私の見解なので、ここまでの話を読んでも、それでも「アビガンは危険だ」と思う人は一定数いるでしょう。

 

 

 

最終的な判断は、人それぞれだと思っています。

 

 

 

でも、できれば、この情報を必要としている人に届いてほしいです。

 

 

 

今闘病している人はもちろん、元気だけど、この自粛がいつまで続くのか分からなくて暗くなっている人...

 

 

 

特効薬がないと思い込んでいるから、暗い気持ちになりますし、

 

 

 

「人にうつしてはいけない」と人との繋がりを断ったりします。

 

 

 

テレビでは、何人感染した、何人死んだばかりで、暗い音楽と共に、職を失った人の話を伝えています。

 

 

 

特効薬があると分かれば、世の中全体が明るい気持ちになるのではないかと思うのです。

 

 

 

もしよかったら拡散をお願いします。

 

 

 

アビガンの日本での治療例(続編)と、副作用が心配な人への代替治療