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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

タグ:糖質
糖質の吸収を抑える薬やサプリメントを信用することで生じるリスク

 

 

私は3年以上糖質制限をしていますが、「糖質の吸収を抑える為の薬やサプリメント」は一度も使った事がありません。

 

 

 

サプリメントはいくつも飲んでいますが、目的が違います。

 

 

 

 

私は、「何らかの健康法によって解毒をしているからといって、完全にチャラにはできない、不摂生を止めないのは良くない」と何度も主張しているのですが、

 

 

 

 

読者さんから、糖分の摂取が悪いのではなく、摂取後に小腸から吸収されなければ大丈夫なのではないか?、そして、その働きをする薬についてどう思うか…という質問をいただきました。

 

 

 

 

 

糖質を食べながら、糖質の吸収を抑える薬やサプリメントを飲む

 

 

 

・・・これは我慢が必要ないので、ウケはいいと思います。

 

 

そういう商品を紹介する人はメリットばかり話します。

 

 

 

ですが、構造がマッチポンプなので疑ってかかるべきです。

 

 

みんな都合の悪い事は言わないので、この楽な方法の問題点について調べた事をお話します。

 

 

 

 

 

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質問

 

 

読者さんから頂いた質問がこちらです。

 

 

はじめまして。

 

 

貴サイトの中でもこの記事のコメント欄なら意見を聞けるのではないかと思いコメントしました。

 

 

先に私の状況を説明すると、健康上の問題は何も抱えておらず、アンチエイジングのための情報を探して実践してく中で、抗酸化と抗糖化に目をつけ、このサイトを見つけました。

 

 

全記事読ませていただいて思ったのが、

 

 

「糖分の摂取が悪いのではなく、摂取後に小腸から吸収されなければ大丈夫なのではないか?」という考えです。

 

 

ブドウ糖であれば舌下吸収されてしまいますが、アカルボースに代表される、
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アカルボース

 

 

グルコシダーゼ阻害薬について、コメントか記事でアリヤ様の意見を伺いたく思います。

 

 

ワガママかもしれませんが、糖化は嫌ですがラーメンもイタリアンも諦めたくないのです。

 

 

 

 

 

まず、質問内容を要約します。

 

 

 

 

  • 現時点で健康上の問題はない

 

 

 

  • 老化を防ぐ方法を探している

 

 

 

  • 糖質が悪いのではなく、小腸から吸収されなければよいのだと考えている

 

 

 

  • 「糖の吸収を抑える薬」についてどう思うか

 

 

 

  • 糖化は嫌だが糖質は止めたくない

 

 

 

 

健康に問題がなく、アンチエイジングにも関心があるようなので、そこまでは良いと思います。

 

 

 

 

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吸収率が下がる事は良い事なのか

 

 

 

>「糖分の摂取が悪いのではなく、摂取後に小腸から吸収されなければ大丈夫なのではないか?」

 

 

 

糖分の摂取は悪いです。

 

 

・・・が、少量であれば比較的安全にさばききれます。私でも1日10gは摂取しています。

 

 

 

体が元から「摂取後に小腸から吸収されるシステム」になっている以上、体の中に入った糖質はその流れに沿って進むのが健全…という事になります。

 

 

 

そのルートを悪者にして、強引に変えてしまう事が、体にとって本当にいい事なのか考えなくてはいけません。

 

 

 

体に有害な糖質の吸収を阻害する…と言えば聞こえはいいですが、本来のシステムを阻害することによって目的を達成するわけですから、簡単に考えるべきではないと思います。

 

 

 

 

 

以下が、紹介していただいた「アカルボース」の基本的な情報です。

 

 

 

『Wikipedia アカルボース』より引用

 

 

アカルボース(Acarbose)は、2型糖尿病を治療するための経口血糖降下薬で、四糖の一つである。

 

 

前糖尿病の治療薬として承認している国もある。

 

 

バイエル社によって、1973年放線菌Actinoplanes属のアミノ糖産生菌の培養液中から分離され、1990年ドイツにおいて医薬品として承認された。

 

 

ヨーロッパではGlucobay、日本ではグルコバイ、北アメリカではPrecose、カナダではPrandaseというブランド名で販売されている。

 

 

多糖からグルコースを切りだすα-グルコシダーゼの阻害剤として働く。

 

 

作用機序

 

アカルボースは、炭水化物の消化に必要な消化酵素、特に小腸から分泌されるα-グルコシダーゼや膵臓から分泌されるα-アミラーゼを阻害する。

 

 

α-アミラーゼは小腸内腔でデンプンをオリゴ糖にまで分解し、さらに小腸の刷子縁細胞に結合するα-グルコシダーゼがオリゴ糖、三糖、二糖をグルコース等の単糖に分解する。

 

 

これらの機構を阻害すると、炭水化物の消化率が落ち、グルコースの体内への吸収量が減る。

 

 

糖尿病患者に対して、この薬物治療法は短期間で血糖を下げることができ、さらに長期的にもグリコヘモグロビン値(HbA1c)を低下させる効果がある。

 

 

投薬

 

 

アカルボースは、炭水化物の消化を阻害するものであるため、食事の最初に摂取する必要がある。

 

 

食事に含まれる炭水化物の量によるが、大人の場合、1日あたり、50mgあるいは100mgを3度摂取するのが一般的である。

 

 

副作用

 

アカルボースは、炭水化物のグルコースへの分解を阻害するため、炭水化物がそのまま小腸に残留する。結腸では細菌が炭水化物を分解するため、屁(患者の78%)や下痢(14%)等の副作用がある。

 

 

これらの副作用は投薬の量に比例するため、一般的に、始めは少ない量で薬を服用し始め、希望する効果が表れるまで徐々に量を増やすようにという指導が行われる。

 

 

アカルボースを使うことによって逆に低血糖に苦むようになれば、フルーツジュースやグルコースタブレットのような単糖を含むものを食べればよい。

 

 

アカルボースは多糖の消化を阻害するため、アカルボースを服用している患者がデンプン質のものを食べても、低血糖の改善にはつながらない。

 

 

アカルボースの服用が心血管事故を抑制する可能性があり、この原因として高血糖の抑制に加えて、呼気中に水素ガスの増加が認められ、この増加した水素の抗酸化作用で心血管事故を抑制するメカニズムが想定されている。

 

 

 

 

 

グルコースの体内への吸収率が下がる…との事なので、良さそうには見えます。

 

 

 

では、本当にこれを使うことが良い事なのか考えてみます。

 

 

 

私は、事情があってどうしても糖質が制限できない人、例えば、ベジタリアンの方、付き合いが多い方、お供え物をする方…等に対して、糖質の害を最小限に抑える方法を紹介しています。

 

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

 

この方法では、プロテインやビタミン等サプリメントを使います。

 

 

 

何かを飲んで糖質の害を最小限に食い止める…ので、一見同じように見えますが、薬を使う方法とは根本的に異なります。その違いを簡単に言うとこうです。

 

 

 

 

  • ビタミン・・・代謝をより活発にする(体の機能を阻害しない)

 

  • ・・・・・・吸収させない(体の機能を阻害する)

 

 

 

 

前者は健康的ですが、後者は体に負担をかけています。

 

 

 

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栄養療法と薬の違い

 

 

栄養療法と薬の違いが分かりやすく書かれた記事を紹介します。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年12月18日』より引用

 

 

代謝が良いと生命力が向上して寿命が延長するが、薬は・・・

 

 

 

代謝が良い、代謝が悪い、と言う言葉がある。

 

 

エネルギー代謝から見れば、代謝が良いとは好気性解糖でATPが多く産生され高体温(36.5~37℃)、代謝が悪いとは嫌気性解糖でATPが少なく低体温(35℃)。

 

 

もっと端的に言うと、代謝が良いとは「代謝酵素反応がスムーズに行われる」ということに他ならない。

 

 

主酵素はタンパク質、補酵素はビタミン(もしくは補因子としてのミネラル)。

 

 

つまり、タンパク不足、ビタミン不足、ミネラル不足があれば代謝酵素反応が滞って代謝が悪くなる。

 

(中略)

 

 

一方、ほとんどの薬は代謝酵素阻害作用を持つ。

 

 

薬とは、代謝酵素を阻害して、体内の特定の物質を増やしたり減らしたりするもの。

 

 

代謝酵素阻害作用は、拮抗薬、阻害剤(インヒビター)、ブロッカー、アンタゴニストなどと表現される。

 

 

胃潰瘍治療薬:

 

PPI(プロトンポンプインヒビター)、

 

H2ブロッカー、

 

 

降圧薬:

 

βブロッカー、

 

Ca拮抗剤、

 

ACE阻害薬、

 

 

抗精神病薬:

 

SDA(セロトニンドーパミン・アンタゴニスト)、

 

 

抗うつ薬:

 

SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)。

 

 

つまり、薬は症状を軽減する作用はあるが、寿命短縮作用があると言うことになる。

 

 

すべての薬を否定するわけではなく必要な人もおられるのは事実だが、できるだけ少量で済むことが望ましいことは間違いない、

 

 

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年7月17日』より引用

 

 

(超基礎編-19)、ほとんどの医者はメガドーズのビタミンが薬として作用することを知らない、そして日本でもビタミンへの攻撃が行われている

 

 

 

薬の多くは自然界には存在しない合成物質であり、代謝阻害薬である。

 

 

つまり、特殊な合成物質のため特許で守られている。

 

 

代謝阻害作用により、血圧を下げたり、血糖値を下げたりする作用がある。

 

 

代謝阻害薬なので、治療域と中毒域の幅が極めて狭いのが特徴である。

 

 

例えば、抗精神病薬ジプレキサでは2.5mg~20mg、抗うつ薬ジェイゾロフトでは25mg~100mg。

 

 

薬をメガドーズで投与すれば体に害があることは誰でも知っている。

 

 

アメリカ政府FDAが規定したRDA(推奨食事摂取量)でのビタミン量は馬鹿げたほど低い値が設定されている。

 

 

さらに、Tolerable(or Safe) Upper Limit(安全上限量)というものまで記されている。

 

 

これは、RDAを設定した医者がビタミンを薬と同じ感覚で理解し、治療域、中毒域という枠にはめているということになる。

 

 

RDA,Tolerable(or Safe) Upper Limitには科学的根拠はない。

 

 

しかし実際は、B、Cの水溶性ビタミンは高用量投与しても過剰症はない。

 

 

ビタミンは低用量ならビタミンとして働き、メガドーズのビタミンは薬として働く。

 

 

しかし、医学部ではこのことは全く教えない。逆に、権威筋からは、”メガドーズのビタミンが効くなんてインチキだ”、”メガドーズのビタミンは危ない”などと言われている。

 

 

そういう理由で、ほとんどの医者はメガドーズのビタミンが薬として作用することを知らない。

 

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 2年前は新薬と発がん性についての話題』より引用

 

 

2年前の記事

 

 

99%の新薬はミトコンドリア阻害薬であり発癌作用がある

 

 

特許の取れる新薬=自然界にない物質=生体内では異物として認識される

 

 

大多数の薬は代謝阻害作用を持つ

 

 

代謝阻害→ミトコンドリアの好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)を抑制→嫌気性解糖が亢進→乳酸が蓄積して細胞内が酸性化→慢性疾患や癌を生じやすくなる

 

 

生体内異物は小胞体でのチトクロームP450で異化される→大量の活性酸素を生じる→慢性疾患や癌を生じやすくなる

 

 

ヒトでは発癌物質に暴露後、可視的な癌を生じるまで10-15年要する

 

 

新薬の臨床治験、長期試験は最長1年→発癌性の確認を行うのは不可能

 

 

古くからある薬で抗癌作用が確認されているのはメトホルミンのみ

 

 

 

このように、薬というのは、生体にとって異物であり、発癌作用の心配があります。

 

 

 

しかし、「糖質を食べながら、糖質の吸収を抑える薬を使う」場合、糖質を食べ続ける限り飲み続ける事になります。

 

 

 

もし、その薬によってエネルギー代謝が「嫌気性解糖 けんきせいかいとう」に傾けば、癌に限らず慢性疾患のリスクが上がります。

 

 

 

 

 

 

糖化を防ぐ為に行なった策によって、別の病気になったら意味がありません。

 

 

 

 

「糖化」だけ防ぎたいのではなく、健康になる事が目的なのですから。

 

 

 

ここまで、薬が代謝を阻害する事についてみてきました。

 

 

 

この事を頭に入れたうえで、次は「αグルコシダーゼ阻害薬」に焦点を当てます。

 

 

 

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αグルコシダーゼ阻害薬の効果と副作用

 

 

 

 

「αグルコシダーゼ阻害薬」については、カルピンチョ医師がいくつか記事にされていますので、その一部を紹介します。

 

 

 

『低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告 糖尿病の治療薬を見れば低糖質食が優れた糖尿病食とわかります。』より引用

 

 

2009年から日本でも認められた境界型糖尿病の進行予防薬に、実は糖質の吸収を抑制する薬剤があります。(ずっと以前から糖尿病治療薬としては使われていたものです。)

 

 

αグルコシダーゼ阻害剤というものです。

 

 

低糖質食とか糖質制限食のことを激しく批判する糖尿病専門医の方々はいまだに数多くいらっしゃいますが、そういう先生方に訊きたいです。

 

 

糖尿病治療薬の一つであるαグルコシダーゼ阻害剤の作用はどんなものかもう一度思い出してみてください。

 

 

あるいは、豆鼓やグァバ茶などの血糖を下げる効果があるとされる「トクホ」の食品の効果も見てみてください。

 

ここでαグルコシダーゼ阻害薬についてWikipediaの説明を引用しましょう。

 

 

*****

 

 

アルファ・グルコシダーゼ阻害薬 (αGI薬) は食物性糖質の1000倍も親和性の強い糖質類似物質(アナログ)である。

 

 

糖質が吸収されるためには澱粉のような多糖類から消化酵素の作用を得て二糖類(麦芽糖や蔗糖)、単糖類(ブドウ糖や果糖)に分解される必要がある。

 

 

その酵素、α-グルコシダーゼを阻害し、消化吸収を緩徐にすることで、血糖の上昇をおさえるので、食後過血糖改善薬ともいわれる。

 

 

*****

 

 

このように、この薬は食事から糖質が吸収されるのを阻害する薬です。

 

 

そしてこのαグルコシダーゼ阻害剤は糖尿病の治療薬、あるいは境界型糖尿病の予防薬として認められて(ベイスン)いますよね。

 

 

「低糖質食否定派」の先生方も使ったことがあるはずです。

 

これらの薬剤やトクホ食品の作用はでんぷんを分解して単糖化するαグルコシダーゼの機能を阻害して、その結果、血糖値の上昇を遅らせるものです。

 

 

そうすることが糖尿病の治療薬として、あるいは境界型糖尿病の進行予防薬として認められているわけです。

 

 

豆鼓やグァバ茶をずっと摂取し続けることで血糖を下げる効果があると認められていることについても、薬理作用的には糖質の吸収を遅らせるということが重要だとわかっています。

 

 

 

 

以下は副作用について詳しく書かれています。

 

 

 

『低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告 αグルコシダーゼ阻害薬の副作用を回避するには?』より引用

 

 

 

前の記事で糖尿病の治療薬であり、かつ、境界型糖尿病の進行防止薬でもあるαグルコシダーゼ阻害薬(認められているのはその作用が最も強力なベイスン)のことについて触れました。

 

 

この薬、糖尿病の治療薬でしょ?

 

 

と、書いたのですが、それは間違いないのですが、こういう反論もあります。

 

「αグルコシダーゼ阻害薬αグルコシダーゼ阻害薬は糖尿病治療薬として第一選択ではない、他のが効かなければ使う最後の補助的手段だ。そもそもあの薬は腹部膨満感や肝機能障害などの副作用が重要な問題であり、私はできるだけ使うべきではないと思っている。」

 

 

そうですか、わかりました。

 

 

そうおっしゃるのであれば副作用を回避する手段をお教えしましょう。

 

αグルコシダーゼ阻害薬を服用して腹部膨満感が生じるのはなぜだかお分かりでしょうか?

 

 

αグルコシダーゼの作用が阻害されて、小腸ででんぷんが単糖類までに分解されずに吸収されなかった結果、大腸に下りて行って、そこで腸内細菌による発行が進んで大量のガスが発生することが原因です。

 

 

それならば、そのでんぷんを減らせばその腹部膨満感は解消します。

 

 

そう、低糖質食を食べればいいだけのことです。

 

 

肝機能障害はどうするのだと?

 

 

αグルコシダーゼ阻害薬による肝機能障害の原因は便中に排出されるべき薬が腸に長時間滞在して吸収されることが問題です。

 

 

一番良い方法は、腸管粘膜の膜酵素であるαグルコシダーゼに薬剤が結合することなくスムーズに流れていくこと。

 

 

それなら、αグルコシダーゼ阻害薬を飲まないでも糖質吸収量が減るように、低糖質食にすればいいのです。

 

 

高糖質食を食べさせておいて、糖質吸収を妨げるαグルコシダーゼ阻害薬を飲むこと自体がマッチポンプでおかしいのです。

 

αグルコシダーゼ阻害薬をの副作用を防ぐベストの選択は、低糖質食にすることです。

単純明快です。

 

 

 

 

 

答えはでたようなものですね。

 

 

それでは、ここまでの話をまとめます。

 

 

 

  • 薬は元々生体にとって異物で、代謝酵素阻害作用がある

 

 

  • 「αグルコシダーゼ阻害薬」は、酵素である「α-グルコシダーゼ」を阻害する

 

 

  • 「αグルコシダーゼ阻害薬」の副作用は、「腹部膨満感」や「肝機能障害」

 

 

 

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薬を飲むメリット

 

 

 

代謝を阻害して、副作用があったとしても、それでも糖質の吸収が防げるなら良い

 

 

 

…と思う方もいるかもしれません。

 

 

 

ですが、最初に引用した「作用機序」のところを見て下さい。

 

 

 

>これらの機構を阻害すると、炭水化物の消化率が落ち、グルコースの体内への吸収量が減る

 

 

 

どのくらい「消化率」が落ち、「吸収量」が減るのか具体性がありません。

 

 

 

落ちる…ということは、「完全に消化されなくなる」わけではなく、

 

 

減る…という事は、「完全に吸収されなくなる」わけではないという事です。

 

 

 

 

「これを飲んでいるから安心だ」と糖質を沢山食べて薬を飲んでも、いくらかは消化吸収されるわけです。

 

 

 

摂取量が多ければ、当然吸収される量も増えるでしょう。

 

 

 

 

また、「糖の吸収を穏やかにする」というのも曲者です。借金を分割で払っても、借金自体が減るわけではありません。糖質もそれと同じです。

 

 

 

また、薬は飲み続けていると効かなくなる事もあります。

 

 

 

健康な人が、発癌リスクや副作用のデメリットを背負ってまで飲むメリットがあるのでしょうか。

 

 

 

 

 

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糖質との付き合い方

 

 

>糖化は嫌ですがラーメンもイタリアンも諦めたくないのです。

 

 

化学反応なのでこれはもう諦めて下さい。条件が揃ったら反応は起こります。

 

 

 

薬を飲んで糖化を防げたとしても、その薬によって別の疾患になる可能性が高いです。

 

 

 

そして薬の種類が変わっても、代謝酵素阻害作用があれば、やはり、体には悪いです。

 

 

 

 

「ラーメン、イタリアン」のところを「麻薬」に置き換えて考えてみると良いかもしれません。

 

 

 

糖質制限をしていても糖質を一生食べられないわけではありません、危険性を知った上で

 

 

 

一生食べないのか、

 

1年に1回は食べるのか、

 

1ヶ月に1回は食べるのか、

 

人との付き合いの時だけ食べるのか、

 

 

 

 

・・・制限のパターンを決めれば、たまには食べる事ができます。私もそうしています。

 

旅行中は糖質制限を一時的に止めて、サプリメントだけにしました

 

 

 

 

 

サプリメントも薬も適切に使えば効果があります。

 

 

 

しかし、適当に使ったり、それを使っているからと安心して、問題を改善しなければ、体調を崩します。

 

 

 

 

そして、一番良くないのは、危険性があるにも関わらず、それを過小評価する事です。

 

 

 

「これを飲めば大丈夫」とか、「悪いのは糖質じゃない」…とダメージを無かった事のように錯覚すると、ダメージに気が付かなくなります。

 

 

 

 

体に悪い物を食べる時は、それが悪いものだとしっかり認識した上で、覚悟を持って摂取する事が重要です。

 

 

 

 

 

 

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人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

私はこれまで集めた情報や経験から、「糖質の摂取は控えた方が健康的だ」と思っています。

 

 

なので、これまでは「糖質がどのように体にダメージを与えるのか」・・・その具体例をお話してきました。

 

 

ただ、考えてみたら、具体的に「どのくらいだとセーフで、どのくらいから過剰になるのか」について詳しく書いた事はありませんでした。

 

 

従って、糖質をどのくらい控えた方が良いのか気になられている方は多いと思います。

 

 

一応、糖質制限にはいくつかパターンがあります。

 

 

 

 

  • 山田悟医師の緩い糖質制限

 

 ・1食糖質20~40g

 

 

 

  • 江部康二医師の糖質制限

 

 ・プチ糖質制限(1日糖質120~170g)
 

 ・スタンダード糖質制限(1日80~120g)
 

 ・スーパー糖質制限(1日30~60g)

 

 

  • 釜池豊秋医師の糖質ゼロ食

 

 ・1日1食、糖質5g以下

 

 

 

 

どれを選ぶかは、その人その人によります。

 

 

私がしているのは、糖質量1日10g以下の糖質制限なので、この中だと「スーパー糖質制限」に近いかなと思っています。

 

 

何故私が一日10g以下にしようと思ったかというと、2008年に一度、主食を抜いただけの緩い糖質制限に失敗したからです。失敗の原因が糖質の減らし具合を緩めにした事にあったので、2回目は厳しくしようと思いました。

 

 

 

緩い糖質制限に相当する「中途半端に糖質を減らして、高タンパク、高脂質」で病気になる人が増える・・・という話も無視できません。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

癌や難病の治療の場合は、徹底的に糖質を制限することを要求されるように、より効果を出したいのであれば、糖質量は少ない方が良いです。

 

 

ですが、何も疾患がなくて、そこそこ健康を維持したいのであれば、緩い糖質制限でも問題ないかもしれません。

 

 

また、前回私が紹介した以下の方法と組み合わせれば効果が上がるでしょう。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

また、体質的に、いきなり厳しい糖質制限ができない人もいるので、その場合、緩い糖質制限から始めて、少しずつ糖質量を減らして体を慣らしていく・・・という方法もあります。

 

 

 

・・・このように、様々なケースを知った上で、「自分に合った糖質の減らし具合(摂り具合)」を決めるといいのですが、この言い方だと曖昧ですね。

 

 

なので、もっと判断基準になるように、具体的に、人間の体にはどのくらいの糖質が必要で、どのぐらいの量から害になるのか・・・についてお話します。

 

 

 

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糖質が少しは必要な理由とは

 

 

過去に何度も言っているので、ご存じの方にはくどくて申し訳ないのですが、

 

糖質は過剰に摂ると害になりますが、「全く必要はない」わけではありません。

 

 

糖質は少しは必要です。

 

 

ただし、ここでいう「必要」というのは、世の中にいる「糖質は必要だ」と言って、糖質を食べるように勧めているマジョリティの人達とは意味合いが違います。

 

 

私の場合は、必要の量が極めて少ないですし、その上「必要だからあえて摂らなくて良い、それ以上摂ったら過剰摂取になる」という間逆の意見です。

 

 

このように、マジョリティの人達が考える「必要な糖質量」と、私のような糖質制限をしているマイノリティの考える「必要な糖質量」は違います。

 

 

基準が違うのだから、「少し」の感じ方も違うことになります。

 

 

なので、糖質制限をしている私の視点から、「必要な糖質量」と、「少し」の概念と根拠をハッキリさせておきます。

 

 

まず「人体に糖質が必要な理由」から説明します。

 

 

『低糖質ダイエットは危険なのか?中年おやじドクターの実践検証結果報告 糖質は大事な栄養素だからこそ、食べる必要はないのです。』より引用

 

 

糖質って、脳のエネルギーとしてとても重要な栄養成分です。それはまちがいありません。

 

ケトン体がいくら代替してくれるといっても、ケトン体が脳をサポートできるのは目いっぱい頑張って30%程度だと言われます。

 

 

geturinさんにご指摘いただきましたが、30%程度というのは3日程度の絶食時の話で、40日間の絶食時には(つまり筋肉を使い尽くして筋肉を用いた糖新生ができなくなった状態では)70%近くまでケトン体が利用されるという計算になるようです。この話で言いたかったこととは関係のない話なのですが、正確ではない記載をしてご迷惑をおかけしました。

 

 

残りはやはり、血中のブドウ糖が必要なのです。

 

 

ブドウ糖が一定濃度存在しないと、脳はうまく機能しませんし、ミトコンドリアを失った赤血球などは全く機能しません。血糖値が一定以上ないと、脳細胞も働かないし、赤血球も死んでしまいます。

 

 

さて、そんなに大事な糖質ですから「毎食50~60%の糖質を食べないと脳が働かなくなってしまいます、命にかかわります!」と、京都大学の某先生なんかは筋肉を誇示しながら世界一受けたい授業で熱弁しておられましたね。

 

 

んじゃあ、農耕文明が起こる以前の人類は果実の実る秋以外は脳が働かなくてぼーっとしてたでありますかあ?笑っちゃいますよねえ。

 

 

逆なんですよ。脳や赤血球にとってとても大事な栄養成分だからこそ、われわれは食べ続けなくても大丈夫なんです。食事から糖質を摂取しなくても、ほかに食べたたんぱく質や脂肪を使って糖質を生み出せるように、我々の体は設定されています。

 

 

大事な栄養素は、そのほとんどを我々が自分自身の体の中で作る仕組みになっているのです。糖質は、肝臓や腎臓での糖新生というプロセスで作るのです。

 

 

「ケトン体」とは、「脂肪酸」を分解してできた物質で、エネルギー源になります。

 

 

 

ポイントはここです。

 

 

>ブドウ糖が一定濃度存在しないと、脳はうまく機能しませんし、ミトコンドリアを失った赤血球などは全く機能しません。血糖値が一定以上ないと、脳細胞も働かないし、赤血球も死んでしまいます。

 

 

このように、「一定以上の血糖値」が必要なので、糖質が必要というわけです。

 

 

では、その「一定」について掘り下げて考えてみたいので、少し、血糖値の話にお付き合い下さい。

 

 

 

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血糖値とは

 

 

食事で「糖質」を摂ると、消化酵素の働きによって、「ブドウ糖」にまで分解されます。

 

 

糖質

 

 

ブドウ糖

 

 

「ブドウ糖」は小腸で吸収されることで血液の中に取り込まれます。

 

 

すると、血液の中にブドウ糖が入るのですが、その「ブドウ糖の濃度」の事を「血糖 けっとう」と言います。

 

 

「血糖値」は、それを数値化したもので、「100cc(1dl)の血液の中に、どのくらいブドウ糖が含まれているか」を表しています。

 

 

 

ただし、冒頭でもお話したように、体は血糖値を「一定の濃度」に保っているので、食事をしなくても(糖質を食べなくても)、常に血中にブドウ糖は存在しています。

 

 

 

その必要なブドウ糖は、「糖新生」というシステムで作ることができます。

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

 

次は、血糖値の基準についてお話します。

 

 

 

 

 

 

血糖値の基準はバラバラ

 

 

「血液中にブドウ糖がどのくらい含まれているのか」、血糖値の基準についてお話します。

 

 

私は糖質制限をしていますが、糖尿病患者ではないので、血糖値についてはかなりアバウトに覚えていました。

 

 

しかし、今回記事を書くにあたり正確な数値を書かないといけないので、改めて調べてみると、(大した差ではありませんが)人によって言う事がバラバラなのです。

 

 

 

その原因は、学会ごとに基準が違うからでした。

 

 

『血糖値ナビ 血糖値の正常値の一覧表|血糖値異常の体への影響』より引用

 

血糖値の判断基準は学会ごとに違う

 

血糖値の判断基準は機関によって違いますので、血糖値に関する主要な2つの機関(日本糖尿病学会、日本人間ドック学会)が定める基準をご紹介します。要注意ラインの区分には違いがありますが、空腹時血糖値が126mg/dLを越えると異常(糖尿病)と判断される点では共通しています。

 

人間ドック学会の方が少し厳格な数値となっていますがこれは「異常を発見するための検査」で使う基準値である事も関係していると思われます。

 

 

こちらの記事を参考に、数値を確かめてみました。

 

 

単位は、㎎/dL(ミリグラム・パー・デシリットル)です。「1dl(100cc)中に、何gのブドウ糖が含まれているか」という意味です。

 

 

 

まず、よく使われる「日本糖尿病学会」の基準です。

 

 

日本糖尿病学会の場合

 

 

参考:一般社団法人 日本糖尿病学会 糖尿病治療ガイド2016-2017(抜粋)

 

 

 

  • 正常値・・・・空腹時(100未満)、食後(140未満)

 

  • 正常高値・・・空腹時(110未満)、食後(140未満)

 

  • 境界型・・・・空腹時(110~126未満)、食後(140~200未満)

 

  • 糖尿病・・・・空腹時(126以上)、食後200以上

 

 

 

「境界型」というのは、正常にも、糖尿病にも属さない「糖尿病予備軍」の事です。

 

 

 

続いて、「日本人間ドッグ学会」です。こちらの方がシンプルです。

 

 

 

日本人間ドック学会の場合

 

 

参考:公益社団法人 日本人間ドッグ学会 血液検査

 

 

 

  • 基準範囲・・・(99以下)

 

  • 要注意・・・(100~125)

 

  • 異常・・・(126以上)

 

 

 

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基準が違う理由

 

 

基準値が異なる理由ですが、以下のように説明されていました。

 

 

 

『血糖値ナビ 血糖値の正常値の一覧表|血糖値異常の体への影響』より引用

 

糖尿病学会と人間ドック学会の基準値は違う?

 

糖尿病学会というのは、糖尿病の研究のために創設された団体であり「研究結果を臨床に還元」する事が目的となっています。こちらで出している数値は治療研究の中から設置された数値と言えます。

 

一方、人間ドック学会が出した報告は過去に人間ドックを受診した人のデータを元に肥満度や生活習慣や検診結果の数値から「健康と思われる人」のデータを抽出し、そのグループの数値の「分布範囲」から基準値を割り出しています。つまり「健康と思われる人の数値があるのはこの範囲である」事を示していますが「この範囲であれば健康である」と保障するものではありません。

 

健康診断で用いられる基準値と、実際の診断で用いられる基準は完全に同一ではありませんので検査の数字が問題無くても体調がおかしいと感じる事があれば医師に相談し、必要があれば追加の検査を受ける事も必要です。

 

 

また、血糖値の基準について探してみると、こんな意見もありました。

 

 

『All About 血糖値の正常値って、どの位のこと?』より引用

 

血糖値の「正常値」って?

 

初めて自己血糖測定をすると、あまりの変動の大きさに驚きます。

 

そこで血糖測定器の取扱説明書で正常値を調べてみると、なんとどこにも書いてありません。

 

なぜ低過ぎる、正常、高過ぎるを教えてくれないの?

 

耐糖能障害のない健康な人では、食後45~60分に血糖がピークになりますが、140mg/dlを超えることはあまりありません。そして、2~3時間後に食前値に戻ります。

 

日本糖尿病学会の血糖コントロール指標では、合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満にすると食前血糖値を140mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満をおおよその目安にしてます。

 

一般の病院の血液検査では食前(空腹時)のみに正常値(基準値)を70~110mg/dl未満に設定しているようですが、検査施設によって数値は変わることもあります。

 

以前は日本糖尿病学会の空腹時血糖値は80~110mg/dl未満が「優」の評価、100~130mg/dl未満を「良」と評していました。血糖管理目標は患者によって異なるのでこの区分けがなくなりましたが参考になると思います。

 

70mg/dl未満は低血糖のゾーンになります。

 

以上のことから、空腹時血糖値80~110mg/dl未満、食後2時間血糖値80~140mg/dl未満が正常値と考えられますね。食事療法と運動療法だけの人はこのベストスコアが目標値です。

 

 

基準が違うので、どれを参考にしていいか迷うところですが、

 

これらの情報を元に、「人間の血液に含まれるブドウ糖の量」について考えていきたいと思います。

 

 

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血液中に必要な糖質量は5g

 

 

「〇〇mg/dl」・・・等という数値を言われても、ピンと来ない方も大勢いると思います。血糖値を測る習慣がない人にとっては、あまり意識しない数字や単位だからです。

 

 

そこで、「血液中のブドウ糖濃度」がどのくらいだと好ましいのか、「血糖値以外の表現」で語られている記事を2つ紹介します。

 

 

『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか / 著者:宗田哲男』より引用

 

 

全血液中の糖質はティースプーン1杯

 

アメリカのデューク大学生活習慣医学クリニックの患者教育で教えられていることをご紹介しましょう。

 

ここでは、「スプーン1杯の砂糖」で教育です。

 

カロリーなんでどこにも出てきません。カロリー神話の国=日本の糖尿病教育では考えられないことです。

 

糖質制限は、今ではアメリカもイギリスも認め、スウェーデンでは国を挙げて取り組み始めています。

 

デューク大学のウェストマン准教授のクリニックの壁には、ティースプーン1杯の砂糖の写真が飾られており、その横には以下の文言が書かれています。

 

 

〇正常な全血液中の血糖値はスプーン1杯未満

 

〇健康な空腹時血糖値の上限は100mg/dl

 

〇ヒトの全血量はおよそ5ℓ

 

〇ティースプーン1杯で砂糖5g

 

 

さあ、計算しましょう・・・・・・

 

 

〇100mg/dl=1000mg/L → 5ℓの血中には5000mgの砂糖=ティースプーン1杯の砂糖

 

 

ウェストマン准教授は、たとえ1日20gに糖質を制限しても、なお体内血液中の4倍量に相当することを、つね日ごろから患者に教えているといいます。

 

「これは自分の血糖値と体内の全血量を知っていれば簡単に計算できますが、意外と認識されていない人体の科学です。通常のコカ・コーラ1本には、ティースプーン7杯分の砂糖が含まれています。毎日コカ・コーラを2ℓ飲んでインスリンを使用している患者がこれを知り、糖質を制限したところ、インスリンを打つ必要がなくなったという経験がありました。思慮深い患者にとってはこうした知識が最高の教育になる可能性があります」

 

同准教授は毎月患者が自由参加できるサポート会を開催し、糖質制限による食事療法の継続に尽力しています。我々も見習いたいものですね!

 

1日に糖質が170g必要と言っている日本糖尿病学会幹部がいますが、だいぶ違いますね。(メディカルトリビューン紙より)

 

(266p)

 

 

血糖値が一定以上ないと、脳細胞も働かず、赤血球も死ぬとのことでしたが、これを読むと、その量はごく僅かだという事が分かります。

 

ティースプーン1杯程度あれば十分なのです。

 

 

『ウェブ一丁目図書館 ブドウ糖は脳の唯一の栄養ではない!ケトン体こそ脳の主要エネルギーだ。』より引用

 

 

糖質過剰は血管にダメージを与える

 

ところで人間の血液中にはブドウ糖が含まれていますが、その量はどの程度かご存知でしょうか?

 

毎年、定期健診を受けている方なら血糖値の基準値を見たことがあるはずです。でも、その基準値が一体何を意味しているのかなんて、ほとんどの人が意識していないでしょう。おそらく多くの人が、単に基準値の範囲内だったから問題なしと、さらっと読み流し、その意味を考えていないと思います。

 

血糖値は、80~100mg/dlの範囲内に保たれているのが正常です。

 

この基準値は、血液1デシリットル(dl)当たり血糖(ブドウ糖)が80~100ミリグラム(mg)に維持されていなければならないということです。

 

1dlを100グラムとした場合、血液100グラムに対して血糖は0.08~0.10グラムが正常値となります。

 

つまり、血液の0.08%~0.10%しか糖質が含まれていないのです。

 

人間の血液の総量は4~5リットル程度です。

 

仮に5リットルとした場合、一人の人間の血液の中にはわずか5グラム程度しか糖質は含まれていないのです。

 

高血糖は体全体の細胞のダメージとなるため、これだけ低いレベルで維持されなければならないんですね。

 

茶碗一杯のご飯には55グラムの糖質が含まれています。実に血糖の10倍程度の量です。これを10分や20で食べ終わったら、多量の糖質が血管内に流れ込み危険な状況になることは容易に想像できるでしょう。

 

そのため、大量の糖質が血管内に入ってきたとき、すい臓からインスリンが追加分泌されて、血糖を血管の外に出します。そして、血管の外に出た血糖は、一部は筋肉にグリコーゲンとして貯蔵されますが、多くは脂肪細胞に取り込まれ中性脂肪に変わってしまいます。

 

糖質をたくさん摂取すると太ると言われているのは、こういうことなのです。

 

 

最初に言ったように、「少し」は人によって感じ方が違います。

 

 

「少ししか食べていない」

 

 

・・・と言いながら、茶碗にしっかりご飯をついでいる人は多いのですが、これを読むと、「少し」だと思っていた量が、実は全然少しじゃなかった事が分かると思います。

 

 

 

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血糖値120以上で免疫力が下がる

 

さて、ここで再び「血糖値」の話に戻します。

 

 

血糖値は下がりすぎたらダメですが、上がりすぎてもダメです。

 

 

高血糖は血管を傷つけますし、上がりすぎた血糖値を下げる為に、「インスリン」というホルモンが大量に分泌されるのですが、それによって「低血糖」になる場合があるからです。

 

 

しかも、それだけでなく、免疫力を下げてしまうのです。

 

 

血液は液体の部分の「血しょう」と、固形の「血球」に分けられます。

 

で、「血球」には、「白血球 はっけっきゅう」、「赤血球 せっけっきゅう」、「血小板 けっしょうばん」があります。

 

 

血球

 

 

免疫機能は「白血球」のお仕事になります。

 

 

白血球の種類

 

 

 

そして、ビタミンCで有名な「ライナス・ポーリング」博士が言うには、

 

 

血糖値が120を超えると、白血球の免疫力の75%が失われ、それが100%に戻るまでに5~7時間かかる。

 

 

・・・のだそうです。

 

残念ながら和訳にはなっていないそうですが、英語で検索すると沢山ヒットするそうなので英語の得意な方は調べてみて下さい。

 

 

一応、他の方が日本語で説明された記事を調べてみると、

 

白血球等の免疫系はブドウ糖に弱く、高血糖の環境だと活力を失ってしまうのだそうです。

 

それが120という数値なのです。

 

 

『横ちゃんのきまま日記 血糖値の上昇が免疫力の低下を招く』より引用

 

 

【糖は免疫システムを下げる】

 

これは何十年も前から知られて来たことです。 1970年代にはもう、研究者の間で、白血球が病原菌や細菌を貪食するためにビタミンCを必要としていることが分かりました。

 

白血球は、その周りと比べて50倍ものビタミンCを必要とするので、それを溜め込まなくてはならないのです。

 

「食細胞指数」と呼ばれるものがありますが、それは、特定のマクロファージ(大食細胞)やリンパ球がどのぐらい早く病原菌や細菌、ウイルス、がん細胞を食べてしまうか、ということを表す指標です。

 

1970年代に、白血球が大量のビタミンCを必要とすること、それは一般的な風邪と闘うために必要だということをライナス・ポーリング博士が発見しました。

 

グルコースとビタミンCが、似たような生化学的構造を持っていることは知っていますが、では糖レベルが上がるとどうなるでしょうか? それらは、お互いに細胞に入ろうと拮抗するのです。(競合阻害的)

 

ということは、血中に糖がたくさんあると、それだけ細胞に入れるビタミンCも少なくなるということです。

 

血糖値が120では、食細胞指数が75%も下がってしまいます。

 

ですから、砂糖と食べると、免疫システムがどれだけ下がるかを考えてみてください。

 

ここで我々は病気というものの根幹に少しだけ迫ることが出来ます。 どんな病気についてかは関係ないのです、普通の風邪であろうが、心血管疾患、ガン、骨粗鬆症であろうが、病気の始まりというのは、いつも細胞レベル、分子レベルで起こってくるということ、その場合、インスリンが病気の直接の原因になっているか、それに近いものである。

 

 

さらにこのようなことも書かれていました。

 

『横ちゃんのきまま日記 血糖値の上昇が免疫力の低下を招く』より引用

 

萩原 敦さんのFBより転載

 

~血糖値の上昇が免疫力の低下を招く~
 (血糖値の数値から客観的な免疫力評価の数値を探る)

 

 

英語圏の文献で、我々の免疫力の客観的な評価をする場合に、lymphocytic index(リンパ球指数)とかphagocytic index(食細胞指数)なる指標を用い、血糖値の上昇値と関連付けて、記述されていることをよく見かける。

 

この「食細胞指数」や「リンパ球指数」という言葉自体、我が国ではあまり一般的ではないようです。

 

 

(中略)

 

 

たとえば、

 

「血糖値が120を超えると食細胞指数的な免疫力の評価をすると、約75%の免疫力がダウンする。」

 

この説は、ライナス・ポーリング博士が、はじめて世に知らしめた説だそうです。

 

ポーリング博士も研究に値する人物です。後日、改めて、彼についての言及もします。

 

つい先ごろ、比嘉さんという方のFBで、高血糖の赤血球を映像にして投稿されていましたが、その内容は、ひじょうに素晴らしいもので、血糖値が上昇すると、赤血球同士がくっついて、「連携を組み」、血管の中で、あろうことか、「血流をせき止め」、「血流を立ち往生」させることを示していました。

 

 

となると、免疫力の要である「白血球(食細胞やリンパ球他)」も「赤血球の通せん坊」にあい、免疫力を発揮できなくなる云々と述べていました。

 

 

この血糖値120と言う数値が、血流を悪化させる「赤血球通せん坊」作戦が、効果を発揮し、顕著になる数値(ボーダーライン)なんだろうと思います。

 

 

血糖値を120以上に上げたくないですが、ここでちょっと、血糖値の基準値を思い出して下さい。

 

 

 

「日本糖尿病学会」の正常値は、空腹時(100未満)、食後(140未満)

 

「日本人間ドック学会」の基準範囲は、(99以下)

 

 

 

「日本糖尿病学会」では、「糖尿病」という視点で考えられているので、食後血糖値が140未満までは正常とのことですが、「免疫機能」の面から考えるとアウトです。

 

 

このブログでは、「ご飯を中心におかずを食べる」日本人の食事スタイルは、糖質過多になると何度もお話してきましたが、おそらく日本人の多くは食事の度に血糖値が120を越えていると考えられます。

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

血糖値が120を超えると、白血球の免疫力の75%が失われ、それが100%に戻るまでに、5~7時間かかるのだとしたら、毎食ご飯を食べる人は、1日のほとんどの時間を、本来の免疫力の25%で乗り切っている・・・ということになります。

 

 

そのような食生活では、当然、感染症にも弱くなります。

 

インフルエンザ等の感染症の予防は食事が重要です。免疫力を弱らせる食品とは

 

 

そうならない為にも、血糖値を上げないように気をつけた方が良いのです。

 

というわけで、次は血糖値が上がる原因について簡単にお話します。

 

 

 

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血糖値が上がる原因

 

血糖値が上がる大きな原因は、ご存じの通り食事です。

 

ですが、それだけではありません。ネットで「血糖値が上がる原因」を調べるとこれだけ出てきます。

 

 

  • ストレス

 

 

  • 睡眠不足

 

  • 運動不足

 

  • 肥満

 

  • アルコール

 

  • 飲酒

 

  • 感染症にかかる

 

  • 遺伝

 

  • 加齢

 

  • 炎症

 

  • 疲労

 

 

「癌の原因」を彷彿とさせるぐらい、見ての通りなんでもありです。探したら原因がまだまだ出てきそうです。

 

ここまで多岐にわたると、「どうせ、何をしていても血糖値は上がるんだから食事なんて気をつけても意味ないでしょ」・・・と諦める人がでてきそうですね。

 

しかし、血糖値が上がる原因として、「食事から摂る糖質」の影響が大きい事には変わりありません。

 

食事に気をつける事に意味はあるのです。

 

 

 

糖質はどのくらい血糖値を上げるのか

 

 

血糖値が上がる原因は複数ありましたが、その中でも特に注意したいのが食事、それも「糖質を多く含む食材」です。

 

 

では、具体的にどのぐらいの糖質で血糖値が上がるのか・・・というと、それは、その人の健康状態によって違います。

 

 

 

 

□ 健康な人・・・・・・糖質1g で血糖値は1mg/dl 上昇する

 

□ 1型糖尿病患者・・・糖質1g で血糖値は 5mg/dl 上昇する

 

□ 2型糖尿病患者・・・糖質1g で血糖値は 3mg/dl 上昇する

 

 

 

このように、同じ「糖質1g」でも、上がる血糖値は、糖尿病の有る無しによって変わってきます。

 

例えば、ご飯茶碗一杯は約150gです。このうち糖質が55.3g含まれています。

 

 

これを計算すると、ご飯1杯食べると

 

 

 

 

  • 健康な人・・55.3mg上昇する

 

 

  • 1型糖尿病患者・・・276.5mg上昇する

 

 

  • 2型糖尿病患者・・・165.9mg上昇する

 

 

 

 

・・・ということになります。

 

 

 

血糖値が上がると何が悪いのかというと、先ほどお話した「免疫機能の低下」の他に、「追加インスリン」の影響があります。

 

 

 

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β細胞から分泌されるインスリンの働き

 

 

「インスリン」は、上がった血糖値を下げる唯一のホルモンです。

 

作られる場所は、膵臓の「ランゲルハンス島」にある「β(ベータ)細胞」です。

 

 

「膵臓 すいぞう」は、胃の後ろにあります。

 

 

膵臓のランゲルハンス島

 

 

「ランゲルハンス島」は、膵臓の中に島状に存在しています。

 

この島は小さな細胞が集まっているのですが、拡大するとこんな感じです。

 

 

ランゲルハンス島のα細胞とβ細胞

 

 

 

ランゲルハンス島の、「α(アルファ)細胞」、「β(ベータ)細胞」、「δ(デルタ)細胞」は、以下のような働きがあります。 ここでは太字にした「インスリン」に注目します。

 

 

 

 

  • α細胞でグルカゴンを分泌・・・血糖値を上げる働き

 

 

 

  • β細胞でインスリンを分泌・・・血糖値を下げる働き

 

 

 

  • δ細胞でソフトスタチン・・・「インスリン」や「グルカゴン」の分泌を抑える働きがある

 

 

 

 

「インスリン」は多機能で、「糖質」の代謝だけでなく、「脂質」や「タンパク質」の代謝にも関わっています。

 

 

そのうち、ここで押えておきたい働きはこちらです。

 

 

 

 

  • 血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませる → エネルギーとして活用される

 

 

  • 一部のブドウ糖は、グリコーゲン(貯蔵用で容量は少ない)に変換されて肝臓や筋肉にストックする

 

  • 余分なブドウ糖を脂肪組織に取り込ませる(つまり太る

 

 

 

要するに、血液中の糖を細胞内に取り込ませる事によって血糖値を下げている・・・というわけです。

 

 

なので、「インスリン」がないと、糖は血液中に余ることになります。その結果、高血糖になります。

 

 

 

 

 

 

インスリンの分泌量と糖尿病について

 

「インスリン」は、基本的に少しずつ一定量が一日中出ています。これを「基礎分泌(ベーサル)」と言います。

 

この「基礎分泌」によって、血液中のブドウ糖の量が常に一定に保たれている・・・というわけです。

 

 

「インスリン」は生きていく為に必要なホルモンです。

 

 

従って、「基礎分泌」がないと死にます。

 

 

そして、「インスリン」は、食事をして血糖値が上がった時には、大量に分泌されます。これを「追加分泌(ボーラス)」と言います。

 

このように、「インスリン」は、常に出ている「基礎分泌」と、食後に出る「追加分泌」とに分けられます。

 

 

インスリンの基礎分泌と追加分泌

 

 

 

ちなみに、「糖尿病」はインスリンに問題が起きて高血糖になる病気です。タイプは以下のように分けられます。

 

 

 

1型の糖尿病(患者の10%)

 

何らかの原因によって、膵臓のβ細胞が壊れてしまうことで、ほぼインスリンが分泌されなくなってしまった状態です

 

元が壊れているので「基礎分泌」も「追加分泌」もどちらも不足しています。

 

その為、体の外から「インスリン」を補給することが必須です。

 

 

 

2型の糖尿病(患者の90%)

 

2型糖尿病は、最初は「追加分泌」に問題が生じますが、病気が進行すると「基礎分泌」も障害を受けます。

 

 

「インスリンの分泌が少なくなる」、あるいは「体がインスリンにあまり反応しなくなる」状態です。

 

 

 

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インスリンのメリットとデメリット

 

 

「インスリン」は、適正量が出て作用されないと体にとって大問題なのですが、実は副作用もあります。多すぎると有害なのです。

 

インスリンは「肥満ホルモン」と揶揄されたりします。

 

インスリンには余分なブドウ糖を脂肪組織に取り込ませる働きがあるので、血糖値が上がって「追加インスリン」が出る程太ります。

 

 

ただし、私のように糖質をいくら食べても全く太らないタイプの人間もいます。

 

糖質を過剰摂取していた時代に検査をしなかったので断定はできませんが、太らなかった原因はインスリンに問題があった可能性大です。

 

 

本当は怖いいくら甘い物を食べても太らない体質と、後で払う肥満以上の大きな代償

 

 

 

しかし、こんなのは序の口です。こちらをご覧下さい。

 

『ドクター江部の糖尿病徒然日記 インスリンの功罪。』より引用

 

 

 

1)
基礎分泌インスリンは、ヒトの生命維持に必要不可欠です。

 

2)
スーパー糖質制限食でも、基礎分泌の2~3倍レベルのインスリンは分泌されますし、 追加分泌インスリンも必要不可欠です。

 

3)
インスリン注射で、1型糖尿病患者の命が助かるようになり、近年、寿命が延びてきました。

 

4)
過剰なインスリンは、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病などのリスクとなります。

 

 

こんばんは。今回はインスリンの功罪について考察してみます。

 

インスリンには、24時間継続して少量出続けている基礎分泌と、糖質を摂取して血糖値が上昇したときに出る追加分泌の2種類があります。

 

タンパク質摂取でも少量のインスリンが追加分泌されますが、脂質摂取では、インスリンは追加分泌されません。

 

これでまず解るのは、食物を摂取していないときでも、人体の代謝には、少量のインスリンが必須ということですね。このインスリンの基礎分泌がなくなったら、人体の代謝全体が崩壊していきます。つまり、基礎分泌のインスリンがないと、全身の高度な代謝失調が生じ、生命の危険があります。

 

例えば「運動をしたらインスリン非依存的に血糖値がさがる」といっても、インスリン基礎分泌が確保されているのが前提のお話です。

 

もし、基礎インスリンが不足している状態で運動すれば、運動で血糖値はかえって上昇します。

 

また、肝臓で行っている糖新生も、基礎インスリンが分泌されていなければ制御不能となり、空腹時血糖値が300mg/dl~400mg/dl、或いはこれ以上にもなります。

 

また、糖質を食べて血糖値が上昇したとき、追加分泌のインスリンがでなければ、高血糖が持続します。高血糖の持続は糖毒といわれ、膵臓のβ細胞を傷害し、インスリン抵抗性を悪化させます。

 

(中略)

 

このようにインスリンは、生命の維持に必須の重要なホルモンであることが確認できました。

 

また近年、1型糖尿病患者の寿命は延びています。

 

以下、糖尿病ネットワークから一部抜粋。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/024725.php

 

1975年に米国で行われた調査では1型糖尿病患者の寿命は、健康人に比べて27年短いとされていました。

 

スコットランドのダンディー大学が2万4,691人の1型糖尿病患者を対象に行った調査では、20代前半の糖尿病患者の予想される平均余命は、健康な人に比べ男性で11.1年、女性で12.9年短いという結果になりました(2015年1月報告)。

 

このようにインスリンの使用法や種類が改善されたことで、1型糖尿病患者の寿命はかなり改善されてきています。インスリン注射が、おおいに役に立っているわけです。

 

一方で過剰なインスリンの害にはエビデンスがあります。

 

たとえ基準値内でも、インスリンの血中濃度が高いほど、アルツハイマー病、がん、肥満、高血圧などのリスクとなります。

 

また、高インスリン血症は、酸化ストレスを増加させます。酸化ストレスは、老化・癌・動脈硬化・その他多くの疾患の元凶とされていて、パーキンソン病、狭心症、心筋梗塞、アルツハイマー病などにも酸化ストレスの関与の可能性があります。

 

ロッテルダム研究によれば、インスリン使用中の糖尿人ではアルツハイマー病の相対危険度は4.3倍です。

 

Rotterdam研究(Neurology1999:53:1937-1942)
「高齢者糖尿病における、脳血管性痴呆(VD)の相対危険度は2.0倍。
アルツハイマー型痴呆(AD)の相対危険度は1.9倍。
インスリン使用者の相対危険度は4.3倍」

 

インスリン注射をしている糖尿人は、メトグルコで治療している糖尿人に比べてガンのリスクが1.9倍というカナダの研究もあります。

 

2005年の第65回米国糖尿病学会、
カナダのSamantha博士等が、10309名の糖尿病患者の研究成果を報告、
その後論文化。コホート研究。
 「メトフォルミン(インスリン分泌を促進させない薬)を使用しているグループに比べて、インスリンを注射しているグループは、癌死亡率が1.9倍高まる。SU剤(インスリン分泌促進剤)を内服しているグループは癌死亡率が1.3倍高まる。」 
Diabetes Care February 2006 vol. 29 no. 2 254-258

 

このようにインスリンの弊害を見てみると、インスリンは血糖コントロールができている限り少なければ少ないほど、身体には好ましいことがわかります。

 

別の言い方をすれば、農耕開始後、精製炭水化物開始後、特に第二次大戦後に世界の食糧事情が良くなってからの糖質の頻回・過剰摂取が、インスリンの頻回・過剰分泌を招き、様々な生活習慣病の元凶となった構造が見えてきます。

 

 

 

こちらの記事は、インスリンの良い面も悪い面も伝えていてフェアかなと思います。

 

 

 

>たとえ基準値内でも、インスリンの血中濃度が高いほど、アルツハイマー病、がん、肥満、高血圧などのリスクとなります。

 

 

・・・の「癌」について補足です。

 

記事の冒頭で糖質制限のパターンをいくつか紹介しました。

 

 

どの糖質量を選択するのかは、その人の体質や何を目標にするかによって様々ですが、もし癌の治療をする場合は、追加インスリンを出さない糖質量がポイントになります。

 

それがどのくらいの量なのかというと、5g以下だそうです。

 

 

『facebook 藤川徳美医師 2015年1月10日』より引用

 

釜池先生によると、10gの糖質負荷にて追加インスリンは出るが、5gの糖質負荷では追加インスリンは出ない、すなわち追加インスリンを出さない5g以下が本来のヒトの食事だそうです

 

 

インスリンは血糖コントロールができている限り、少ないほど健康には良いのです。

 

 

 

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人間の体に必要な糖質量を分かりやすく説明

 

ここまでを整理します。

 

人間に糖質は必要ですが、その量は僅かです。

 

人間の血液は4~5ℓ。

 

その全血液に含まれている糖質量は、小さじ1杯程度(5g)です。

 

血糖値を上げるのは主に食事、糖質です。血糖値を測定するのが面倒な人は以下を参考にして下さい。

 

 

 

  • 健康な人・・・・・・・糖質1g で 1mg/dl 上昇

 

 

 

  • 1型糖尿病患者・・・糖質1g で5mg/dl 上昇

 

 

 

  • 2型糖尿病患者・・・糖質1g で3mg/dl 上昇

 

 

 

ちなみに、ご飯茶碗一杯は約150gで、糖質は55.3g含まれてているので、ご飯を1杯食べるとこうなります。

 

 

 

  • 健康な人・・・・・・55.3mg上昇

 

  • 1型糖尿病患者・・・276.5mg上昇

 

  • 2型糖尿病患者・・・165.9mg上昇

 

 

 

免疫系はブドウ糖に弱いので、血糖値が120mg/dl以上になると、免疫力の75%が低下します。

 

そして、高血糖になると、それを下げる為に「インスリン」が追加されるのですが、その量が多ければ多い程、慢性疾患になるリスクが増えます。

 

「追加インスリン」を出さない糖質量はg以下です。

 

 

以上のような、体の中で起こる現象を元に、食べている糖質が多いか少ないかを判断すると良いのではないでしょうか。

 

 

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間食が止められない人向け②糖質が少なくてタンパク質が多い食品を探してみた
間食が止められない人向け②糖質が少なくてタンパク質が多い食品を探してみた

 

間食をただ我慢するのはしんどいものです。

 

 

なので、どうしても止められないという人は、お菓子ではなく、「栄養的にマシなもの」に置き換えて食べる等、工夫をすればいいと思います。

 

 

では、どんなものに置き換えるのがいいのか・・・

 

 

 

無添加の食品にこだわる事も大切ですが、添加物がどうこう以前に、もっと重要な事があります。

 

 

それは、食品に含まれている「糖質量」と「タンパク質量」です。

 

 

私は「糖質が多くて、タンパク質が少ない食べ物」を食べているなら、それを「糖質が少なくてタンパク質が多い食べ物」に変えるのが良いと考えています。

 

 

 

 

糖質過多・低タンパク質

 

 

低糖質・高タンパク質

 

 

 

 

糖質が多くてタンパク質が少ないのが良くない理由については、以下の記事に書きました

 

間食が止められない人向け①タンパク質不足を補う為にプロテインバーを買ってみた

 

 

 

こちらの記事にも書きましたが、実際に、間食が止められない父に、低糖質、高タンパクの「プロテインバー」等を、間食の替わりに食べてもらいました。本記事は、その続編になります。

 

 

 

目的は以下の2つです。

 

 

 

  • 間食の栄養をマシにする事

 

 

 

  • 糖質による糖化と、タンパク質不足で胃が弱ってしまい、気持ち悪くて食事から動物性食品をほとんど食べられない状態を改善させる事

 

 

 

具体的に何をしたかというと、上の写真のように「プロテイン」を買い置きして、お腹がすいた時はそこから食べるように言っておいたのです。これなら、普通のお菓子より糖質も少なくて、タンパク質も摂れて一石二鳥です。

 

 

最初は味も気に入ってくれていたので、他の物は食べない・・・と思っていました。

 

 

 

 

しかし、数日後に部屋に入ってみると、他のものを食べた形跡がありました。

 

 

 

 

メーカーの批判をしたいわけではありませんが、「こんなもん買ってました」と報告する為に袋から出してみました。

 

 

 

これとか(メーカーは伏せます)、

 

 

 

 

 

これとか(メーカーは伏せます)、

 

 

 

 

 

 

 

・・・が置いてありました。

 

 

 

 

 

袋に書かれている成分を見てみると(メーカーを伏せるため、少しオブラートに包みます)、

 

 

 

前者の「さきいか」は、100gあたり、エネルギー約290kcal、タンパク質が約44g、脂質が約3g、炭水化物が約23gです。

 

 

原材料は、いか、砂糖、食塩…と続きます。

 

 

 

 

後者の「イカフライ」は、100gあたり、エネルギーが約490kcal、タンパク質が約15g、脂質が約22g、炭水化物が約58gです。

 

 

原材料は、小麦粉、植物油、いか、でん粉、パン粉、食塩、砂糖…と続きます。

 

 

 

 

一度にどのくらい食べるのかわかりませんが、やはり、タンパク質の量と、炭水化物(食物繊維と糖質)の量が気になります。

 

 

 

もし、「プロテインバー」を置いていなかったら、これらばかり食べるわけです。他にもクッキー、チョコレート、ガムの時もあります。

 

 

 

置いているにも関わらず、他のものを食べるということは、「プロテインバー」の味に飽きていることが考えられました。

 

 

 

種類が少ないのが問題です。

 

 

 

 

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プロテインの代用品

 

 

似たような商品に「カロリーメイト」や「ソイジョイ」があります。

 

 

ですがこれらは、「プロテインバー」に比べるとタンパク質が少なく、糖質が多いです。

 

 

こちらは種類がたくさんありますし、コンビニだろうが、スーパーだろうが、ドラッグストアだろうが、どこにでも置いてあります。

 

 

 

しかし、「プロテインバー」は種類もないですし、どこのお店にも置いてあるわけではありません(地方だからかもしれません)。

 

 

 

一応、ネットで海外の「プロテインバー」や「プロテインチップス」を買うことも可能ですが、「手軽に」「身近で」「お金を掛けずに」という条件がなければ続かないので、なるべく、いつも買い物しているところで手に入る物にこだわっています。

 

 

今はまだ食べてくれていますが、「飽きた」と言われるのは時間の問題です。

 

 

 

そうなったら、「プロテインバー」にも手をつけてくれなくなる可能性があるので、早めに手を打っておかなければなりません。なので、「どうしようかな~」と考えていました。

 

 

 

すると、「プロテインバー」のパッケージの後ろに、以下のように書かれていました。

 

 

 

「おいしく・手軽に・たんぱく質10gを摂ろう!」

 

 

 

これを読んで、ふと、

 

 

 

「タンパク質が10g近くあって、糖質の少ない食べ物であれば、別にプロテイン商品に拘らなくてもいいんじゃないか」と思ったのです。

 

 

 

そこで、「タンパク質がたくさん摂れて、糖質も類似品に比べると少ない食べ物」を探してみました。

 

 

 

添加物は気になりますが、目をつぶります。

 

 

 

 

水切りヨーグルトは高タンパク

 

 

 

最近スーパーでよく見かける、濃厚な「水切りヨーグルト」は、栄養が濃縮されているので高タンパクです。

 

 

 

トップバリュのギリシャヨーグルト

 

 

「水切りヨーグルト」は種類が色々ありますが、タンパク質が約10g摂れるのは「トップバリュ」の「ギリシャヨーグルト」です。値段は148円でした。

 

 

味は「プレーン」、「バニラ」、「アロエ」、「オレンジ」、「はちみつ」の5種類ありました。

 

 

糖質の少ない「プレーン」が理想ですが、「プレーン」をそのまま食べると、どのメーカーでも「不味い」と言われるので、味付きの物を買うしかありません。

 

 

そこで、「バニラ」と「アロエ」を買うことにしました。どの味も栄養的にそんなに大差ないのですが、「オレンジ」と「はちみつ」は果糖が気になるので避けました。

 

 

以下は「アロエ」です。こちらは父が食べました。

 

 

 

 

 

 

「アロエ」のタンパク質は9.8gで、糖質は10.5gです。

 

 

 

ちなみに、「プロテインバー」で一番糖質の少ない「ベイクドチョコ」は、タンパク質は10.0gで、炭水化物(糖質と食物繊維)が12.2gです。

 

 

 

 

 

比較すると、「ギリシャヨーグルト」は、「プロテインバー」と大差なく、数値的に良いと言えます。

 

 

 

「ギリシャヨーグルト」を食べた父の感想は、

 

 

「ネチっとしているから、「ヨーグルトだ」と思って食べると気持ち悪いけど、「クリームだ」と思って食べたら美味しい」そうです。

 

 

私や母は「これはどんな味がするんだろう?」と、変わった味に対して興味を持って食べられるのですが、父は「食」に関心がないので、味の許容範囲が狭いです。

 

 

なので、味やメニューに対して「これはこういう味がするもんだ!!」という決め付けが強く、そこから少しでも脱線しようものなら、「美味しい」、「美味しくない」に関わらず受け入れられないタイプです。

 

 

「味の冒険」が出来ないので、「ギリシャヨーグルト」のヨーグルトらしからぬ食感に、微妙な反応をしました。

 

 

一方、私と母はそのような決め付けはありません。

 

 

母は「バニラ」を食べたのですが、濃厚で美味しいと言っていました。乳製品が好きなので、受けが良かったです。

 

 

私も一口貰いましたが、「バニラ」の香りがあるので、アイスクリームを彷彿とさせます。

 

 

 

「バニラ」の方は、写真を撮るのを忘れたので、改めて栄養成分を調べてみました。

 

 

 

 

1個(110g)当たり、 エネルギー90kcal、 たんぱく質10.0g、 脂質0.2g、 糖質11.9g 、食物繊維0.2g 、ナトリウム47mg 、カルシウム117mg 、食塩相当量0.1g

 

 

 

 

・・・だそうです。こちらも、タンパク質が多くて、糖質が少ないので良いですね。

 

 

 

ただ、「トップバリュ」製品は、イオン系のスーパーにしか置いていないのでそこが問題です。

 

 

私が住んでいる所には、いくつかイオンがありますが、実家周辺には一箇所しかなく、何故かそこのスーパーには「バニラ」と「オレンジ」は置いていないのです。おまけにそのスーパーは、あまり行くスーパーではありません。

 

 

気に入っても、買うチャンスがないなら話になりません。

 

 

そこで、もう1つ、水切りヨーグルトで糖質の少ない商品を探しました。

 

 

 

パルテノ

 

 

ギリシャヨーグルトの「パルテノ」を買ってみました。値段は128円でした。

 

 

こちらはほとんどのスーパーに置いているので手に入りやすいです。

 

 

期間限定の「ティラミス」を除いて、「プレーン」以外はフルーツ系です。「アロエ」とか「バニラ」はありません。仕方がないので、「ブルーベリー」を買ってみました。

 

 

「トップバリュのギリシャヨーグルト」は1個110gでしたが、「パルテノ」は、1個が80gです。g数が少ない分、タンパク質も少ないですが、炭水化物(糖質と食物繊維)も少ないです。

 

 

「ブルーベリー」の場合、たんぱく質6.8g、炭水化物6.1gです。

 

 

 

 

 

「ギリシャヨーグルト」よりもボリュームが少ない分、1回で摂る糖質量も減るので、血糖値を気にする方は、こちらの方が良いかもしれません(そのぶんタンパク質も減りますが)。

 

 

希望としては、「フルーツ以外の味」が充実して欲しいです。

 

 

前にも言いましたが、健康を考えるのであれば、極力、「ブドウ糖の10倍糖化する果糖」が多い果物を避けるほうが良いからです。

 

 

 

私は以前、果物に含まれる果糖によって相当ダメージを受けたので、「果物をアピールした商品」には警戒しています。

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

ヨーグルトに入っているフルーツの量はしれていますが、問題は食べる頻度です。

 

 

たまーに、ご褒美として食べるならともかく、ヨーグルトというのは健康の為に毎日食べる事が多いので、そこにフルーツが入っていれば、その度に果糖のダメージを受ける事になります。

 

 

果糖を食べる事を習慣化させる・・・というのが良くないのです。

 

 

 

フルーツ系じゃない味に、期間限定で160円の「ティラミス」もあったのですが、こちらはソースを含めると、タンパク質より糖質がわずかに上回ってしまうので、NGにしました。でも、今調べたところ、普通のヨーグルトより、随分マシな気がしてきました。

 

 

 

「ティラミス」のヨーグルトの方は、エネルギー79kcal、たんぱく質7.9g、脂質3.8g、炭水化物3.4g、ナトリウム26㎎、その他:カルシウム80mg。

 

添付品のティラミスソースは、砂糖、果糖、コーヒー、水あめ、ココア、洋酒、寒天、香料が入っています。エネルギー33kcal、たんぱく質0g、脂質0g、炭水化物8.2g、ナトリウム0mg、カルシウム0mg(アルコール分0.5%未満)

 

 

 

「ティラミス」は、ヨーグルトとソース合わせると、タンパク質7.9g、炭水化物11.6gです。
ティラミスも、ソースという形で果糖が入っていました。

 

 

 

 

 

「水切りヨーグルト」は、いろんなメーカーが出していますが、今のところ、タンパク質が10g摂れて、フルーツが入っていない「トップバリュのギリシャヨーグルト」の「バニラ」、「アロエ」がお勧めです。

 

 

 

ただし、食べられるのであれば、「プレーン」が一番良いです。

 

 

 

母が好きな普段食べているヨーグルトは、1カップ(180g)が、炭水化物が約22g たんぱく質が約8gです。しかも、フルーツ入りです。

 

 

 

これを食べるより、「水切りヨーグルト」を食べた方が健康的だと思います。

 

 

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おつまみ系の中には高タンパクのものも…

 

 

「タンパク質が多い」ということに焦点をあてるなら、「水切りヨーグルト」よりもお勧めなのが、おつまみ系の商品です。

 

 

くどいですが、動物性の加工食品の場合、酸化も気になりますし、食品添加物も心配ですが、「タンパク質を摂る事」を目的にしているので、今回は目をつぶります。

 

 

おつまみ系の商品は、糖質まみれのものも多いのですが、探せば、高タンパク質でありながら、「水切りヨーグルト」や「プロテインバー」より低糖質のものがあります。

 

 

「ミルクプロテイン」、「プロテインバー」、「水切りヨーグルト」には微妙な反応を示した父も、おつまみ系は「また買ってきてくれ」と高評価でした。いつも食べる商品は、甘味料が加えてあるものばかりなので、「甘味料が少ないのはダメかな…」と思ったのですが、いけました。

 

 

食べてみると、おつまみ系は甘さがなくても美味しいです。いや、むしろ甘くない方が美味しいかもしれません。

 

 

 

ししゃも

 

 

以下は、「おいしい減塩焼きししゃも」です。値段は298円でした。

 

 

 

 

 

 

私は干物は好きではないのですが、これは、ししゃもがしっとりしていて美味しかったです。

 

 

特に卵のところが好きですね。

 

 

そして、以下が100gあたりの成分と、原材料名になります。

 

タンパク質量に対して、この炭水化物の量は相当魅力的です。ちなみに、一袋は45gです。

 

 

 

 

世の中に溢れる類似品は、大抵、原材料の2番目に砂糖がくるのですが、これはそうはなっていません。

 

 

甘くしなくても「やればできるじゃないか」と思いました。

 

 

このメーカーの、ししゃも以外のシリーズもあったのですが、それは炭水化物が多かったです。

 

 

 

するめ

 

 

 

もう1つは、「辛口するめ」です。これは100円でした。

 

 

 

 

 

 

100gあたりの成分を見て下さい。こちらも高タンパク質、低糖質であることがわかります。

 

 

 

 

 

 

で、するめ1枚は、個体差もありますが大体10gでした。

 

 

 

 

 

 

1枚、タンパク質6.21g、炭水化物0.39gということになります。

 

 

2枚入っているので、一袋食べたらタンパク質10g以上摂れますね。

 

 

こちらも甘くないですが、素材の味だけでも美味しいです。

 

 

 

コンビーフ

 

 

おつまみではないですが、高タンパク質、低糖質の食べ物に「コンビーフ」があります。

 

 

最近はこのようなカップになっているようです。

 

 

 

 

 

 

肉を大量に食べる私も、加工肉は添加物が入っているのであまり食べたくありません。

 

ですが、タンパク質が多かったので今回は買ってみました。以下が成分です。

 

 

 

 

 

「プロテインバー」より、高タンパクで低糖質です。

 

 

 

 

まだ少ないですが、探せば他にも「高タンパク、低糖質の食べ物」があると思います。

 

 

ここまで「タンパク質を増やして、糖質を(断糖ではなく)少し減らすこと」に拘ってきましたが、これには注意点もあるので、次はその事について話しておきます。

 

 

 

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緩い糖質制限の危険性

 

 

今回紹介したような、「間食に低糖質、高タンパクの食品を食べる」という方法には、注意点があります。

 

 

タンパク質を多く摂ることは良いのですが、問題は糖質です。

 

 

「糖質を減らした」・・・といっても、それは部分的なもので、減らし具合は大したことありません。

 

 

 

何故なら、例えば「プロテインバー」だけでも10gちょっとの糖質が含まれているからです。

 

 

 

お菓子等を食べるよりは糖質が少ない・・・というだけです。

 

 

 

食事から糖質を取っている人の場合は、「食事からの糖質+間食の糖質」が1日の糖質量になるので、全体を通してみると、やはり糖質を多く摂っている事になります。

 

 

このような、「糖質を大幅に減らさずに、タンパク質をたくさん摂る」という食事は、「緩めの糖質制限」に近いです。

 

 

で、世の中に「糖質制限をして体調を崩した」「糖質制限は危険だ」という話は多くありますが、そのほとんどが、「中途半端な糖質制限」によるものです。

 

 

 

それに近くなる食べ方をする以上は、その仕組みとリスクについて知っておく必要があります。

 

 

 

私自身も過去に一度、中途半端に糖質を制限しながら、タンパク質や脂質をたくさん食べようとする、「緩い糖質制限」をして失敗した事があります。その時は「これは危険だ」と思って止めました。

 

 

しかし数年後、糖質を可能な限り排除した1日10g以下の「スーパー糖質制限」をしたら、上手くいって体質が改善したのです。

 

 

最初に実践した、「糖質を中途半端に減らし、タンパク質や脂質を食べる緩めの糖質制限」を行なった時は、肉や脂を食べようとしても、気持ちが悪くて食べる事が出来ませんでした。糖質はいくらでも食べられるのに、動物性食品だと「うっ」となるのです。

 

 

 

糖質を制限した状態で、タンパク質や脂質も多く食べられないので、カロリーの摂取量が落ちました。それによってフラフラになりました。

 

 

 

これは、エネルギー物質「ATP」不足なので、かなり危険です。「ATP」が不足すると慢性疾患になり、無くなると死にます。

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

しかし、ほぼ糖質を摂らない状態で、タンパク質や脂質を食べるとそうはなりません。

 

 

胃の糖化が進まないので、肉や脂を食べても気持ち悪くならないのです。最初はしんどいですが、頑張れば食べられるレベルです。

 

 

日に日に量を食べられるようになっていきましたし、糖質を減らして動物性食品が中心だと、食後も胃が楽で、10分もすれば軽くなります。

 

 

 

 

 

体の成分であるタンパク質や脂質をしっかり食べられるようになった事、体にダメージを与える糖質をほとんど摂らなくなった事で、みるみる体質が変わっていきました。

 

 

このように、同じ糖質制限でも「主食を抜いた程度の糖質制限」と、「1日10g以下の糖質制限」では、全く効果が違います。

 

 

そういう経験があるので、私は「緩めの糖質制限」、つまり、「糖質を食べながら、タンパク質や脂質をたくさん食べる食生活」は基本的にオススメしていません。

 

 

ただし、糖化(タンパク質と糖質が結びついて細胞が劣化すること)が胃にきていない方は、タンパク質や脂質が食べられると思うので、緩い糖質制限でも続けられると思います。

 

 

 

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タンパク質と脂質に、糖質を組み合わせない方が良い

 

 

すでに胃が糖化している人は、緩い糖質制限では、胃の糖化が改善されません。

 

 

そのせいで、肉や脂が気持ち悪くて食べられないので、結果的にエネルギー不足になって続けられない

 

 

 

・・・というお話をしましたが、緩い糖質制限のリスクは他にもあります。

 

 

病気のリスクを高めてしまう可能性があるのです。

 

 

 

「脂質+タンパク質」であれば慢性疾患になりませんが、これに糖質が加わると慢性疾患の原因になります。しかし、それは脂質やタンパク質が悪いのではなく、糖質が問題なのです。

 

 

 

「高糖質+高脂質・高タンパク質」の王道といえば、ジャンクフードですが、実際に、このような食生活をしていて、成人病になる人は多いです。

 

 

「糖質制限」も糖質の制限が甘いと、これに近くなるので要注意です。これなら、まだ「高糖質 + 脂質とタンパク質を限りなく減らした食事」の方がマシです。

 

 

 

以下の記事で「脂質・タンパク質 + 糖質」・・・この組み合わせが良くないのだというお話をしました。

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

まとめ

 

 

 

注意点をまとめます。

 

 

 

  • 糖質を摂ると、糖化や乳酸の蓄積のリスクがある。だから減らした方が良い。

 

 

  • タンパク質が不十分だと体の主成分が足りないので体が弱る。だからタンパク質は摂った方が良い。

 

  • 脂質は体の成分で、エネルギー源だから不足すると体が弱り、エネルギー不足になる。だから脂質は摂った方が良い。

 

  • 「脂質・タンパク質 + 糖質」は、慢性疾患のリスクがある。健康を目的とするなら、できる限り組み合わせない方が良い。

 

 

 

以上のような理由から、体質的に糖質制限が出来ない人を除けば、理想は、極端に糖質を減らして、タンパク質や脂質を摂った方が良いのです。

 

 

しかし、「体質的にいきなり厳しい糖質制限に対応できない人」がいるのも事実です。

 

 

そんな場合は、糖質制限に体を慣らす為に、徐々に糖質量を減らし、同時に徐々にタンパク質や脂質を増やしていく方がよいと思います。

 

 

失敗するリスクもありますが、それで上手くいく人もいるみたいなので、「移行期間の緩い糖質制限」として、様子を見ながら試してみる価値はあると思っています。

 

 

そうしないと、前に進みませんし、タンパク質不足の状態では、他の健康法の効果も下がってしまうからです。

 

 

 

(追記)糖質を止められない人が気をつけた方がいい事

 

 

タンパク質や脂質を摂らないとマズい。糖質は減らした方が良いけど、ご飯も間食も止められない。かといって「高糖質+高脂質・高タンパク質」はリスクがある

 

 

・・・なので、実践を難しく感じる人もいると思います。

 

 

 

私は過去、糖質によるダメージで相当体が弱かったので、「糖質を制限した方が良い」ということはあっても、「摂っても大丈夫ですよ」と言う事はありません。

 

 

しかし、糖質が止められない人は多いです。

 

 

 

なので、そういう人が少しでも健康になるにはどうしたらいいか、その方法をまとめました。

 

 

糖質を摂っている人が気をつけるべきことを書いたので読んでみて下さい。

 

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

 

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糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する
糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

糖質を食べると、体のタンパク質に余った糖が結びつく「糖化反応」が起きます。

 

 

この反応によって細胞が劣化するので、体が弱っていきますが、いきなりではありません。

 

 

体が人よりも弱い人は、わりと早く影響が表れますが、丈夫な普通の人は、後で影響がでるので、遡って「あの時の糖質が原因だった」とは思いません。

 

 

まぁ、気付かないのが普通です。

 

 

その為、糖質の過剰摂取をしてもなんとも思いませんし危機感もありません。

 

 

 

昔、私は体が弱かったので、なんとかして体を元気にしたいと思ってアレコレと試しましたが、何を試してもほぼ効果がなく、体が丈夫にはなりませんでした。

 

 

 

その原因は、糖質が悪いと思っていなかったので、「糖質」以外を気をつけていたことにありました。

 

 

 

糖質には警戒心がなかったので、無防備に食べ続けていたのです。

 

 

 

しかし、その後、糖質制限を始めて、糖質を徹底的に排除しました。

 

 

糖質制限の効果を確かめたかったので、摂取していた健康食品は止め、食品添加物や遺伝子組み換え食品等、それまで気を付けていたものは余り気にしなくなりました。

 

 

 

それまでと間逆ですが、体が驚くほど元気になりました。

 

 

その結果分かったのは、それだけ糖質の毒性が強いということです。

 

 

私も昔はその知識がなかったので、ずいぶん体を壊しました。その経験から言える事は、

 

 

糖質を食べ続ける生活をおくっているにも関わらず、現段階で不調を何も感じられなかったとしても、本人が気付いていないだけで影響を受けている可能性は十分にあるということです。

 

 

そして、そういう場合は、後でジワジワと症状が表れます。

 

 

「糖質をたくさん食べているけど別に何も起きない」という考えの方は、私の様に体を痛めるまでに気付いて、食べるならせめて、糖質に対して「体に合わないものを食べているんだ」という自覚を持って欲しいと思います。

 

 

 

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体に合わないものを食べる

 

 

 

「食べられる事」と「食べたものが本来の食性に合っているかどうか」は別の問題です。

 

 

 

当たり前ですが、一応、「食べたら体に悪いもの」でも、口の中に入れれば「食べる事」は可能です。

 

 

 

また、多くの人が主張される様に、「合わない物」を食べても、場合によっては症状が出ず、元気で過ごせる場合もあります。

 

 

 

しかし、何も起きなかったからといって、イコール「その食品がその動物の体に合う事」にはならないと私は思います。

 

 

 

例えば、牛は本来は「草」を食べる動物ですが、「トウモロコシ」も食べることができます。

 

 

 

アーロン・ウールフ監督の「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」というドキュメンタリー映画があるのですが、

 

 

 

「体に合わないコーン」を食べさせられている牛は、やはり、体を壊してしまうそうです。

 

 

 

ですが、そうならないように大量の抗生物質が使われます。

 

 

 

 

牛に穀物を与える場合、120日以内の牛であれば問題ないそうですが、それ以上の牛に与えると胃潰瘍ができたりするそうです。

 

 

 

このように、例え食べる事はできても、「本来食べるべきでないもの」を食べると弊害が起きるのです。

 

 

 

そして、「コーン」よりもヤバイのが一時期問題になった「肉骨粉」です。

 

 

 

あれなど「植物食性の牛」に動物性食材を与える行為です。

 

 

 

 

そして、「合わない食べ物」があるのは牛だけではありません。

 

 

 

私は昔、大型犬を飼っていたのですが、私の食べるお菓子を時々与えていました。

 

 

 

しかし、ずいぶん後に、ネットで犬について調べていたところ、「犬にチョコレートを与えてはいけない」と書いてありました。

 

 

 

 

 

ネギ科の植物と、骨付きの鶏肉(骨が縦に裂けて危険だから)はダメだというのは知っていましたが、食べさせてはいけない物は、まだまだたくさんあり、他にも知らずに食べさせていたものがいくつかありました。知らなかったとはいえ、恐ろしい事をしていました。

 

 

 

また、犬を通じて仲良くなった人も、同じように人間の食べ物を日常的に与えておられました。「人間用のケーキ」を犬に食べさせたと聞いたときにはさすがにビックリしました。

 

 

 

さらに言うと、ペットフードが一般的ではなかった時代、ほとんどの飼い主が人間の食べ残しを与えていました。ですから、結果的に多くの人が、犬に「食べさせてはいけない物」を食べさせていたと思います。ご飯に味噌汁をかける等は定番です。

 

 

 

そんなものでも、犬は「食べる事」は出来ますし、いきなり病気になったりしません。

 

 

 

犬も牛も人間も、動物には「食べない方がいい食材、栄養素」があります。「それぞれの動物に合った食性」というものがあるからでしょう。

 

 

 

では何故、なんでもバランス良く食べないのでしょうか。

 

 

それどころか、食べるものが絞られていて、わざとバランスが悪いように設計されているといえます。

 

 

 

次はこの「バランス」について考えてみます。

 

 

 

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バランスという不自然

 

 

同じ物ばかり食べる様子は、「人間の価値観」で見ると偏っているように見えます。

 

 

それを「極端だ!」と表現する人もいます。そして、バランスの大切さを主張されます。

 

 

ですが、基本的に生物は自らの食性に合った極端な食性をもっています。

 

 

そもそも「食べる物が限られている」というのは、バランスが悪い事なのでしょうか。理にかなっていない事なのでしょうか。

 

 

 

私はそうは思いません。

 

 

 

自然が創り上げるものは、上手くできているものです。

 

 

 

もし、「バランスが悪い、偏った食事」をするように元から体が設計されているとしたら、それは自然が創りだしたものです。

 

 

その状態がその生体にとって正常なのです。

 

 

 

それにこうも考えられます。

 

 

 

もし全ての動物が同じ物を食べていたら、そればかりがなくなります。奪い合えば、当然弱い者は食にありつくことができません。

 

 

 

「競争相手が存在しない事」、「食性がみんな少しずつ違う事」は、地球規模で考えると、メリットです。そうでないと逆に不都合が生じると思います。

 

 

 

全体的な事を考えると、動物によって食べるものがバラバラで、偏っているのはとても自然な事です。

 

 

 

 

  • 植物食性動物は植物性ばかり

 

  • 動物食性動物は動物性ばかり

 

 

※「両方に対応できる内臓」を持ち合わせている生き物は、両方いける

 

 

 

 

 

 

昆虫のように、成長過程で食性が変化する生き物もいますが、それはその生物の設計図の範囲内での変化です。

 

 

幼虫からさなぎになると、外見だけでなく内臓も変化するそうです。幼虫と成虫の食べるものが違うのはその為らしいです。

 

 

 

これは私達が考えるような「雑食」ではありません。

 

 

表面的にみれば「違う性質のもの」を食べているので、「雑食」と言えなくもないかもしれませんが、前提として内臓の構造が変化しているので、他の動物とは明らかに違います。

 

 

普通は内臓の構造は変わりませんから。

 

 

このように、性質の違うものを食べるには、虫のように途中で変化するなど、特殊な内臓の構造が必要です。

 

 

 

内臓が追いつかない状態で不自然に雑食をすると、問題が起きても不思議ではありません。

 

 

 

内臓と食べ物の関係については以下をご覧下さい。

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

 

人間もそうですが、人間に飼われている犬などのペットにも当てはまります。犬も、偏っていると言われている糖質制限食で元気になったという話が増えています。

 

 

 

虫のように変わった内臓をもちあわせていない動物は、本来の食性に合った、「偏った食事」をする方が自然です。人間も動物ですから、そういう極端な性質があって当たり前です。

 

 

他の動物がそうであるように、人間もバランスは関係なく、自らの設計図に合った食事をする方が理にかなっていると思います。

 

 

 

内臓や食性を無視して、「バランスが良ければいい」と考える事は、むしろ不自然で偏った考えなのです。

 

 

 

設計を無視し、人間の考えたバランスに従って、本来必要ない栄養素を摂ると、いきなりは壊れないかもしれませんが、不具合が起きる可能性が高くなります。

 

 

 

まず、構造や仕組みを理解し、「それには何が必要で、何が必要じゃないのか」を見極めた上で、相応しい栄養素を摂るのが正解でしょう。

 

 

 

対象を何も見ず、ただ「バランス」と言うのは、稚拙としか言えません。

 

 

 

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合わないものを大量に摂るとどうなるか

 

 

 

人間にとって不必要な栄養素といえば、ダントツで糖質です。

 

 

私も過去に「食品添加物」を避けたり、「遺伝子組み換え食品」を避けたり、害となるあらゆるものを避けていました。それらも摂りたくないものです。

 

 

ですが、それらと比較しても糖質の害だけは突出しています。

 

 

とにかく、摂取する量が尋常ではありません。

 

 

料理に含まれる食品添加物を取り出して測ったとしても、おそらく一日に食べる量は100gも満たないと思います。ですが、糖質は100g程度なら余裕で越えます。

 

 

 

その量の糖質を毎日毎日摂っていたら、体に以下のような影響を与えます。遅効性で、どこに害がでるか分からない特徴があります。

 

 

『老けたくなければファーストフードを食べるな 老化物質AGEの正体 著者:山岸昌一』より引用

 

 

 

AGEの正体は何かといいますと、糖化物質です。体内にあるタンパク質が糖化した結果、本来のタンパク質とは似ても似つかないものになった。

 

 

AGEはちょうどお菓子のように、表面にベタベタと糖がくついたような姿を想像されたらいいと思います。元はきれいなタンパク質だったのに、砂糖でまぶしたようにベトベトになって、本来の働きがまったくできなくなった。

 

 

糖尿病が進行するとそれらが体中のいたるところに広がり増えていきます。唾液にも、爪にも、皮膚にも、髪の毛にも、いろいろな臓器にも…..。でも唾液を構成するタンパク質と、皮膚を構成するタンパク質では種類が違います。ですから、できあがったものはそれぞれ違う。一つの名称では呼べません。

 

 

そこでタンパク質が糖化したことを「AGE化」したと呼び、AGE化した糖化物質をひとまとめにして「AGE」と名付けたのです。

 

 

AGEには、元のタンパク質によってさまざまな種類があります。糖のたんこぶがタンパク質のどの部分に、どんなふうにつくかによっても性質が変わってきます。もちろん、くっつく 糖の種類によっても違います。

 

 

一説によると、AGEは何十種類もあるのではないかと言われています。

 

 

皮膚のように一ヶ月で入れ替わるもの、ヘモグロビンを含む赤血球のように四ヶ月で入れ替わるもの、骨のコラーゲンのように二~一〇年で入れ替わるもの、それぞれAGEから受ける影響も変わってきます。

 

 

目の水晶体を構成するクリスタリンというタンパク質は一生変わりません。つまり、生まれたときからのAGEの蓄積をそのまま受けつづけます。

 

 

神経細胞も心筋細胞も一生変わりません。そういう場所のAGEはずっとたまったまま、組織に影響を与えつづけています。

 

 

また、AGE化は体中で進行していますが、患者さんによっては腎臓だけが悪くなって、目はまだ大丈夫な人もいます。個人差もあります。

 

 

もし白内障の原因が100%AGEだとすると、どんな人でもAGEがたまりつづければ、必ず白内障が起きるはずです。

 

 

しかし現実にはそうはなりません。

 

 

なぜなら同じ量のAGEがあっても、パンクしてしまう臓器とまだ耐えられる臓器がある。低い量のAGEしかなくても、別の因子が加わったために、障害が出てしまう臓器もあるからです。

 

 

つまりAGEがそれぞれの臓器に与える障害の度合いは、他の因子によって薄められたり、濃くなったりするのです。AGE化は体中で起きていますが、症状のあらわれ方は臓器それぞれ、人それぞれだということです。

 

 

(38p~39p)

 

 

 

原因は同じ糖質によって引き起こされますが、「症状のあらわれ方は臓器それぞれ、人それぞれ」という部分がポイントです。

 

 

これは、私にも言えることです。

 

 

私は胃が弱かったですが、腸は普通です。お腹を壊すこともほとんどありませんし、便秘になることもありません。山岸氏が指摘されるように、それぞれの臓器の強弱によって、影響を受けやすいところと、受けにくいところがあるのだと思います。

 

 

弱いところから痛むと思った方がいいです。

 

 

私の場合、他の臓器に比べて胃が格段に弱かったから、内臓では胃にばかり目立った症状がでました。

 

 

 

 

 

 

ですが、糖質中心の食事を続けていたら、近い将来、他の臓器もイカれていたと思います。

 

 

このことから分かるように、「この症状にならないから、俺は糖質食ってもセーフなんだ」というのは錯覚です。

 

 

 

勘違いしない為にも、部位別、症状だけを見るのではなく、体のどこかに「糖化特有の症状」が出ていないかに注目することが重要です。

 

 

 

 

「糖化特有の症状」については、詳しくは以下で述べています。どれか1つは当てはまるものがあると思います。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ここで一つ注意してほしいのですが、「私の胃が弱かったのは糖化が原因だった」といいましたが、だからと言って、胃が悪かったら全て糖化が原因とは限りません。

 

 

当たり前ですね。例えば胃に穴が開いていたらそれは違う病気なわけです。

 

 

仮に原因がストレスなら、食事ではなく、置かれているストレスの元を解決しないと胃は元気にならないと思います。 

 

 

症状に注目して、原因を正確に突き止めて、それに見合った対処をする事が大切です。

 

 

 

引用した内容を読んでお分かりいただけたかと思いますが、糖化は人によって、どこにどんな症状ででてくるかわかりません。だから原因が糖質だと気付きにくいのです。

 

 

 

ですが、「糖化した場合はどんな症状になるのか」をあらかじめ知っておく事で、糖化に気付きやすくなります。今は前例が多くあるので、それと照らし合わせれば、糖化なのか糖化じゃないのか、ある程度予測することが可能です。

 

 

 

一番はお医者さんが、病院で普通に「これは、糖化が原因ですね。」と診断してくれれば良いのですが、そこまで世の中が変わるには時間がかかるので、当分は個人が自分で分析するしかありません。

 

 

 

その為、分析ができる人とそうじゃない人で、健康状態に差が出てくると思います。

 

 

 

心配なのは体の弱い人より、体の丈夫な人です。

 

 

「糖質を食べても自分は何も起きないから大丈夫」と主張する人は、体が丈夫な人です。

 

 

丈夫なのはいいのですが、目立った症状がないのをいいことにバクバクと糖質を食べ続けます。本当は大丈夫じゃないのですけどね。

 

 

 

なんとか危険を伝えたいのですが分かってもらえないので苦労します。

 

 

「症状がでないから大丈夫」と調子に乗るのは最も危険なのです。

 

 

 

私も昔そうだったので、特に思います。

 

 

 

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甘いものは私の体に合っているという勘違い

 

 

私は糖質大好きなので、糖質制限を始める前は、かなりの糖質を食べていました。

 

 

 

しかし、私は糖質を食べても全然太らない体質です。

 

 

 

ご飯をおかわりしようが、甘いものをいくら食べようが肥満とは無縁でした。学生の時、周囲のほとんどの女の子は、私のこの体質を羨ましがっていました。

 

 

私もこの体質をいいことに

 

 

「私は普通の人が太る炭水化物や甘いものを食べても太らない」と調子に乗り、中学生の頃から毎日カップのアイスクリームを2つ食べていました。安売りの時は3つとか、箱入りのを一日で食べるとかしていました。

 

 

全く太りませんでしたから、「甘いものは私の体に合っている」などと思っていました。

 

 

当時は「糖化」とか「酸化」という言葉もありませんし、世間一般で目の敵にされていたのは、「脂質」や「塩分」です。

 

 

糖質で言われていたのは、「甘いものを摂りすぎると虫歯になる」、「骨が溶ける」くらいでしょうか。

 

 

しかし、どんなに甘いものの恐さを訴えられても、私は甘いものによって悪い影響を受けているとは思えませんでした。太らなかったわけですから。

 

 

現実の伴わない常識には聞く耳を持たないものです(今から考えると、しっかり悪い影響がでていたのですが、当時は情報がなく認識できていませんでした)。

 

 

太ると言われても太らない様に、「骨も溶けないだろう」、「特に何も問題はないだろう」と考えていたのです。

 

 

しかし、それは影響がなかったのではなく、

 

 

たまたま「太る」という方向に症状が出なかっただけです。

 

 

 

そして、私がそれに気が付いていなかっただけです。

 

 

 

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症状は1つではない

 

 

先程紹介した本にあったように、「糖質」という1つの原因で、様々な慢性疾患になります。

 

 

従って、起きる症状は人それぞれです。

 

 

なので、「糖質は太る」という図式も、実は半分正解で、半分間違っています。太る人もいれば、私の様に痩せてしまう人もいるのです。

 

 

理解に苦しむかもしれませんが、正反対の症状のどちらも糖質の影響です。

 

 

 

ちなみに、私が食べ続けた糖質は、常識とは別のところに問題を起こしました。何故私が太らなかったか、その理由は恐ろしいものでした。

 

 

 

 

 

 

アイスクリームをバクバクと毎日欠かさず食べた私ですが、もし、太っていたら、糖質を食べ過ぎないように気をつけていたでしょう。

 

 

 

「甘いもの=太る」という図式しか頭になかった事は問題でした。

 

 

こうして症状を決め付けると、他の可能性は疑いません。

 

 

だから「この症状がでないから問題ない」という発想に繋がったのです。

 

 

その為、胃が弱かろうが、爪がペラペラだろうが、関節から音がでようが、自身の糖分の摂りすぎを問題視することはありませんでした。

 

 

で、他のことを気をつけて、糖質を食べ続けながら、「なんでこんなに不健康なんだろう」と思うわけです。

 

 

知らないとはこういうことです。

 

 

 

まとめ

 

 

私は糖化によって、体にかなりダメージを受けたので、しつこく糖化についてお話ししています。同じように体を弱らせてしまっている人に気付いてほしいからです。

 

 

糖質制限はダイエットのイメージが強いですが、私は糖質制限の一番のメリットは「糖化」を抑えられることだと思っています。

 

 

 

糖質の摂りすぎは、「糖化」だけでなく、ある条件によって癌の原因にもなります。これを防ぐ意味でも糖質制限は有効なのです。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

 

糖化は体を弱らせます。そうならない為にも、糖質の量には気をつけて下さい。

 

 

 

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