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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

カテゴリー:見解
遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

「どんな栄養を摂れば健康になるか」を知る為には、「人体の構造」を正しく理解する事が重要です。

 

 

構造が分かれば、どんな燃料を使うのが相応しいのかも見えてくるからです。よく分からないマシンに、よく分からない燃料を入れれば、故障の原因になります。

 

 

だから、健康に関心のある人は、「人間の食性」を追求していくわけです。

 

 

ただ、それ自体は良いのですが、以下のような発想には注意が必要です。

 

 

 

 

  • 昔の人類は〇〇だったが、進化して〇〇という能力を獲得して、〇〇を食べる様になった。だから、〇〇を食べるのが正解だ

 

  • 人類の親戚であるチンパンジーやゴリラは、〇〇を食べて健康なのだから、人間もそれを見習ったら健康になれる

 

 

 

栄養に関心のある人なら、一度は触れたことのある話の展開ではないでしょうか。どちらの意見も、一見、論理的な気がしますが、そうでもありません。

 

 

このような意見は、「生物は進化するものである」、「人間とチンパンジーの祖先は共通している」という前提に基づいています。

 

 

しかし、「進化論」は仮説です。

 

 

 

「進化」を証明する「中間種」の化石も見つかっていませんし、現実に生物が進化したという話も聞きません。

 

 

 

 

信憑性が低い以上、人間とチンパンジーが親戚であるかのように語るのは慎重さに欠けると言わざるを得ません。

 

 

 

 

 

以前書いたこちらの記事では、歴史的な視点で「生物の進化が疑わしいので、親戚かどうかもわからないチンパンジーの真似をしない方が良い」事をお話しました。

 

 

なので、今回は、体の構造という視点から、「人間と消化器官の構造が違うので、チンパンジーの真似をしない方が良い」理由をお話します。

 

 

 

「人間とチンパンジーはなんとなく似ているだろう」という考えを覆します。

 

 

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類人猿

 

 

一般的に、「チンパンジー」や「ゴリラ」は、ある時期までは祖先が「人間」と同じだ・・・ということになっています。

 

 

分かりやすくするとこんな感じです。

 

 

 

 

進化を信じていて、この図が頭の中にある人にとっては、「チンパンジー」や「ゴリラ」等の類人猿は、遠い昔に枝分かれした親戚になるのです。

 

 

だから、彼らの食生活によって、彼らが健康を保っている様子を見て、「彼らの真似をしよう」という発想が生まれるのだろうと思います。

 

 

 

「人間は類人猿と同じような食事をするべきだ」という意見に対して、私がどう考えているかと言うと、「NO」です。

 

 

 

先ほども言いましたが、改めてその理由を書き出してみます。

 

 

 

① 見た目が人間と近くても、消化器官の構造が違う

 

② 人間とチンパンジーやゴリラは本当に親戚なのか疑わしい

 

③ ②の土台となる「進化論」そのものが疑わしい

 

 

 

②と③がなかったとしても、①があるだけでアウトです。

 

 

 

ここで、「類人猿」について簡単に説明しておきます。

 

「霊長類の中の一部」を「類人猿」と呼びます。「人に類似した猿」という意味です。

 

 

『一般社団法人 アースメイト・チンパンジーNEXT 2014.9月 —– vol.3~チンパンジーは類人猿(るいじんえん)~』より引用

 

 

先月のコーナーで、「チンパンジーにはしっぽがないよ」というお話をしました。実は、しっぽがないのはチンパンジーだけではありません。

 

チンパンジーのほかにも、霊長類(れいちょうるい=いわゆるサルの仲間)の中で、テナガザル、オランウータン、ゴリラ、ボノボも同じようにしっぽがありません。

 

これらの、しっぽがない霊長類(テナガザル・オランウータン・ゴリラ・ボノボ・チンパンジー)は“類人猿(るいじんえん)”と呼ばれています。なかでもテナガザル以外の体の大きな類人猿は“大型類人猿”と呼ばれています。

 

類人猿は霊長類の中でもっともヒトに近いグループです。他のサルたちに比べると、ヒトと同じような特徴がよりたくさんあるということです。「しっぽがない」こともそのひとつです。

 

さて、この“類人猿”という言葉、英語では“ape”。類人猿以外のサルは“monkey”なので、明らかに区別されています。

 

 

(中略)

 

 

 「ヒトと同じような特徴がよりたくさんある」ということです。

 

 

しかし、だからといって「人が彼らを真似ても大丈夫か」は、また別の問題です。何故なら、見た目が人間と近くても、消化器官が違うからです。

 

 

というわけで、私が人間は類人猿と同じような食事をするべきではないと思う、1つ目の理由についてお話します。

 

 

 

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姿は似ていても中身が同じとは限らない

 

 

「類人猿」の食性の特徴ですが、基本的には「果実食」だそうです。それプラス、その他の「葉」や「昆虫」や「動物の肉」等も食べるそうです。

 

 

「健康を保てるから人間も真似した方が良い」と言われるのは、だいたい「ゴリラ」と「チンパンジー」の事ですが、実はこの2つの食性も少し違います。

 

 

「チンパンジー」は肉も食べるので「雑食で、人間の食性に近い」とも言われていますが、「ゴリラ」は葉を好んで食べる「植物食性(草食)動物」です。

 

 

従って人間に近いのが「チンパンジー」で、遠いのが「ゴリラ」と言えます。それに伴って、消化器官の構造も、人間に近いのが「チンパンジー」で、「ゴリラ」の方が遠いといえます。

 

 

というわけなので、まず、人間とは消化器官の構造がかなり違う「ゴリラの食事の真似」は避けた方が良いと言えます。

 

 

では、具体的にどう違うのか確認していきます。

 

 

ゴリラの消化器官

 

 

以下は「人間とゴリラの大腸」の説明をした記事です。

 

 

『宇野コラム Uno column (追記あり)あなたはゴリラ?発酵食と高繊維食はゴリラでOK』より引用

 

 

ゴリラは、人間に姿が似た草食動物です。

 

ゴリラは食物繊維の発酵によって生じる短鎖脂肪酸を栄養源としています。つまり、ゴリラの腸の中では非常に高いレベルの発酵を生じています。

 

(英文略)

 

では、なぜ、ゴリラはそのような過発酵に耐えられるのでしょうか?

 

ゴリラの大腸は広い管腔幅と発達したハウストラがあります。(大腸のボコボコした隆起をハウストラといいます。)この形態は馬のような草食動物に共通しています。

https://mbwildlifeblog.wordpress.com/digestive-anatomy/

 

 

馬の大腸では発酵に対応するための非常に広い管腔があります。ハウストラも非常に発達もしています。

https://kppusa.com/tips-and-topics/colonic-ulcers-horses/

 

 

 

これに比べ、人間の大腸は貧弱なハウストラと狭い管腔を持ちます。

https://mbwildlifeblog.wordpress.com/digestive-anatomy/

 

 

また、肉食動物のライオンの大腸にはハウストラはなく、腸内発酵に適していません。

 

 

つまり、人間の大腸は草食動物と肉食動物の中間であり、人間の大腸は解剖学的に、草食動物のような過発酵には適さないのです。食物繊維を沢山摂取して、なおかつ、高フォドマップのような発酵食品を沢山食べると、人間の大腸は、それに耐えられず、過敏性腸症候群や大腸憩室を来すことになります。

 

しかし、大丈夫だという人もいます。

 

そういう人は、ゴリラや猿に似た丈夫な大腸の持ち主かもしれません。しかし、生まれつきゴリラではないので、慢性的な高圧力によって、だんだんと腸管が拡張してきて、腸管が薄くなり、腸が横に伸びて、収縮力が低下し、巨大結腸症の方向へ向かってゆきます。

 

また、発酵による短鎖脂肪酸が健康にいいという理論ですが、短鎖脂肪酸をエネルギー源としている馬や日本猿の寿命は25-30年、ゴリラは35-40年です。

 

ゴリラは人間よりも何十倍もの短鎖脂肪酸を体内に取り入れています。しかし、その死因の多くは腸炎によるとされています。またウイルス感染や肺炎で死にます。

 

(英文略)

 

マイコプラズマにも感染しやすい。これらのことは、短鎖脂肪酸が腸環境を改善するとか、免疫力を高めるという仮説と矛盾しています。

 

 

腸炎・・・つまり炎症ですね。

 

 

炎症については以下の記事をお読み下さい。

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

このように、見た目の共通点ばかりに注目してはいけないのです。中がどうなっているか知る事は重要です。

 

 

「ゴリラ」はその消化器官の構造から「植物食性(草食)動物」です。

 

 

 

そして、「ゴリラ」のように「植物食性動物の消化器官」を持っていても、植物性の食品を食べ続けていれば、このような病気になるということです。ならば、それを持っていない人間が真似をするのは、もっとリスクが高いと思います。

 

 

 

「人間」と「ゴリラ」の消化器官の違いはわかったと思いますので、ここからは、人間に近いとされる「チンパンジー」にも触れていきます。

 

 

 

 

チンパンジーの消化器官

 

 

 

「チンパンジー」も、人間とかなり違います。

 

 

『食と文化の謎 / 著者:マーヴィン・ハリス / 訳:板橋作美』より引用

 

実際、人間の生理学的特徴の一つは、消化管が少量の線維質しか処理できないことである。

 

多繊維質食物から必要な栄養とエネルギーをとりだすには、長くて大きい腸をもつか、牛や羊がもっているような特別の発酵タンク(これについてはあともっと詳しく説明する)を必要とする。

 

繊維質食物を食べて生きていくには、1日の大半を食べることについやさなければならない。

 

植物の葉や木質という多繊維質で栄養的に低濃度の食事に適応した動物の特徴を、大型類人猿の数種にみることができる。ゴリラは、たえ間なく食べつづけ、ゆっくり消化し、巨大な結腸(「大腸」)で発酵させて、セルロースを分解する。

 

実験によると、ゴリラやチンパンジーがなにかを食べてから、それが排泄物としてはじめて出てくるまでに、約三五時間かかる。

 

人類は、ゴリラやチンパンジーとおなじく長い小腸をもっているが、結腸ははるかに小さい。人間の結腸は、栄養物の吸収もある程度はおこなうが、おもなはたらきは(排泄のほかに)体液の再吸収である。

 

人間の消化管内通過時間はきわめて短い。被験者に小さなプラスティックの標識を食事といっしょにのみこませると、便といっしょに出てくるまでに、約二五時間しかかからない。

 

この実験結果からわかることは、われわれ人間の消化器官は繊維質の食物に適応していないということ、むしろ人間は「量のわりに高栄養で消化の早い、高品質な食物」に適応しているらしい、ということである。動物性食物は、そのような条件にぴったりあてはまる。

 

(39p~40p)

 

 

 

「人類は、ゴリラやチンパンジーとおなじく長い小腸をもっているが、結腸ははるかに小さい。」という記述がありますね。

 

 

ということは、チンパンジーの結腸は人間より大きいということです。でも、これだけでは不十分なので、別の記事も紹介します。

 

 

『糖質オフと栄養の科学 / 著者: 斎藤糧三、大柳珠美』より引用

 

 

加えて傍証となるのは、他の霊長類とヒトの消化管の違いです。

 

霊長類のなかでもヒトにもっとも近いとされるのはチンパンジー。

 

ヒトとチンパンジーは生物の設計図であるゲノム(生物が持つ遺伝子の総体)の98%までは一致していますが、その消化管には大きな違いがあります。

 

チンパンジーは消化管全体のおよそ半分が大腸で占められているのに、ヒトの大腸は消化管全体の20%ほどでしかないのです。

 

大腸はこれまで単に便をつくるところだと誤解されてきましたが、実際には多くの腸内細菌が共生しており、胃腸で消化できない食物繊維を腸内細菌が酢酸などに分解してエネルギーを取り出しています。

 

森をすみかとするチンパンジーの主食は果実や葉などの植物で、植物の食物繊維を分解するために長い腸が必要でした。

 

対するヒトは森を出てサバンナに広がり、狩猟で野生動物の肉食を始めた結果、相対的に植物の摂取が減り、短い大腸で生きるようになったと考えられます。このように消化管の構造からも糖質はヒトの食生活に合っていないのです。

 

 

このように人間は、似ていると言われる「チンパンジー」とも消化器官の構造が異なっています。

 

 

従って、「チンパンジー」の食事の真似をするのも止めた方が良いと思います。

 

 

 

 

 

人間が「チンパンジー」や「ゴリラ」の真似をして植物性の食品を食べれば、不具合が生じる可能性が高くなるのは、人間の持つ消化器官が植物性向けではないからです。

 

 

しかし、植物性の消化に適した体を持つ、「チンパンジー」や「ゴリラ」は、「肉」や「昆虫」といった動物性の食品も食べるそうです。

 

 

それは大丈夫なのか・・・そう思われた方の為に、その理由についてお話します。

 

 

 

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植物食性動物は食性に柔軟性がある?

 

 

以下は、ここまでの流れのポイントです。

 

 

  • 動物食性の動物が、植物性の食品を消化・吸収するのは困難

 

  • 人間は動物食性動物

 

 

これらをふまえた上で話を続けます。

 

 

「ゴリラ」や「チンパンジー」は、植物食性の消化器官を持つわけですが、かといって動物性食品を全く食べないわけではありません。

 

 

まず、「ゴリラ」や「チンパンジー」が、動物性食品を食べている様子を紹介します。

 

 

 

『食と文化の謎 / 著者:マーヴィン・ハリス / 訳:板橋作美』より引用

 

つい最近まで、猿類や類人猿は完全な菜食主義者だと人類学者は信じていた。しかし今日では、野生動物の綿密、細心な観察の結果、霊長類の大部分はわれわれとおなじく雑食であることがわかっている。

 

そのうえ、猿や類人猿の多くは、雑食性であるだけでなく、肉にありついたときに大騒ぎするという点でも、人間によく似ているのだ。

 

猿類は、動物としてやや小型であるため、鳥獣類というより、主として昆虫類を獲物にする。しかも、これまで信じられていたよりはるかに多くの時間を、昆虫の捕食についやしている。

 

これは、猿類が野生状態でどのような食事をしているのか、という長年の謎を解くものであった。

 

 

猿類の多くは、森のなかをすすむあいだ、噛みかけの葉や果物をたえずまき散らしていく。かれらが食べたものと捨てたものをさらによくしらべてみると、かれらはだらしがないのではなく、贅沢にえりごのみしているらしいことがわかる。

 

猿は、ほしい果物をつみとるまえに、何度もにおいをかぎ、触れ、ためしに少しかじってみたり、吐きだしたりする。しかしそれは、完璧な、よく熟した、けがれのない、エデンの園のリンゴをさがしているのではない。そうではなく、なかに虫がいるものをみつけようとしているのだ。

 

事実、アマゾンの猿には、果物自体より昆虫の幼虫のほうに関心をもつのがいる。かれらは、コクゾウムシが食いあらしているイチジクの実をひらいて、なかのコクゾウムシだけを食べ、イチジクのほうは捨ててしまう。

 

 

なかには果物と虫の両方とも食べる猿もいるが、そのばあい、虫に食われていない部分は吐きだしてしまう。形がくずれているなどの、昆虫が巣くっている兆候がなにもない果物には、まったく目もくれないものすらいる。

 

昆虫の入った果物をさがしだすことによって、猿は、「蛋白質節約」効果のためのカロリーの豊かな炭水化物と肉を組あわせて食べる人間の食習慣の先駆者となっている。人間が肉とバナナを交互に食べることを、猿は、ただ、なかにたくさん昆虫の入っているバナナを選びだすという方法で、おなじ効果をえているのだ。

 

 

現在では、数種の猿は、単に昆虫を食べるだけでなく、小動物の獲物を積極的にとることもわかっている。

 

ヒヒはとりわけ熱心な狩人だ。ロバート・ハーディングは、ケニアでの一年間の観察のあいだに、子どものガゼルやアンテロープをふくむ四七頭の小型脊椎動物をヒヒが殺し、食べるのを目撃した。

 

野生のヒヒは、ふつう、一日の大半を植物性植物を食べてくらす。しかし、仕方なく「菜食主義者」となっている多くの人間の場合と同様、ヒヒがほんのわずかしか肉を食べないのは、そうしようとしているからではなく、そうせざるをえないからだ。手ごろな獲物をみつけたり、つかまえたりするのが難しいためだ。

 

 

ウィリアム・ハミルトンが主張するところによれば、かれがナミビアとボツアナで観察したヒヒは、どちらでも選べるばあいには、かならず動物性植物のほうをまず食べる。根、草の実、果物は二番目、木の葉は三番目である。昆虫が豊富な時期には、ハミルトンによると、ヒヒは、七二パーセントもの時間を昆虫を食べるのについやすという。

 

 

人間以外の霊長類の肉食についてのもっとも驚くべき発見は、動物界においてわれわれ人間にいちばん近い親類であるチンパンジーが、熱心な、またかなり上手な狩人であることだ。(人間は唯一の「殺し屋」猿である、という流布した説など、所詮こんなものだ)。

 

 

ゲザ・テレキは、タンザニアのごんべ国立公園での十数年の観察にもとづいて、チンパンジーは時間の約10パーセントを小動物―おもに若いヒヒ、他の猿類、「ヤブイノシシ」―狩につかっている、と推定している。

 

 

おなじゴンベ国立公園で、R・W・ランガムは、チンパンジーがコロブス・モンキー、ヤブイノシシ、ブッシュバック、レッドティル・モンキー、ブルー・モンキー、ヒヒ、(この順に回数は少なくなる)をつかまえ、食べるのを観察した。

 

テレキの計算によると、雄の成獣は、昆虫以外の肉類を、二週間に約一オンス食べる。

 

チンパンジーの狩人は、しばしば共同で猟をする。おもに雄の、9頭ほどのチンパンジーが、位置をさだめて布陣し、たがいの動きを調整し、ときには一時間にもわたって、獲物が逃げないようにたくみに包囲する。獲物をとらえると、チンパンジーは、たいてい数時間かけて、その死体をひきさき、食べる。多数のチンパンジーが分け前にあずかる。

 

あるものは、リーダーの雄の顎の下に手のひらをあげて、少しくれと「ねだる」。また、たがいにひったくりあうものもいれば、落ちた小片をとろうととびまわるものもいる ―― このような行動は、植物性の食物を食べるときにはめったにおきない。

 

 

いずれにせよ、なんらかの方法で、一五頭ほどのチンパンジー ――おもに雄―― が一頭の獲物を分けあって食べる。

 

われわれのイトコにあたる霊長類のあいだだけでなく、これほど多くの人間社会のあいだでも動物性の食物が特別な行動をおびおこすというのは、たまたまそうであるにすぎないのか、それともなにか共通するものがあるのか、わたしにはなんとも言えない。

 

しかし、そうだからといって、ライオンやタカやそのほかの本当の肉食動物が肉食にかりたてられるのとおなじに、人間も遺伝的なプログラムによって動物性食物をさがしだし、食べるよう仕組まれているのだ、とわたしが考えているわけではない。

 

 

食慣習における植物性食物と動物性食持ちの比率は文化によってあまりに大きくちがっており、それゆえ、人間は動物性食物をかならず食べなければいけないものと本能的に認識している、などという考えを支持することはできない。

 

 

より納得しやすい説明をするなら、われわれに固有の生理作用および消化作用が、われわれに動物性食物のほうを好むよう学習させる、ということだ。

 

 

そして、われわれも、われわれのイトコにあたる霊長類も、動物性食物に特別な注意をはらうが、それは、それらの食物にはいくつかの特性があり、そのためにきわめて栄養豊かだからなのだ。

 

 

(26p~30p)

 

 

類人猿は、思った以上に、動物性食品である「昆虫」を食べているようです。

 

 

また、人間が肉を「美味しい」と感じるように、植物食性の類人猿にとっても、肉は「特別な食べ物」である様子が伺えます。

 

 

で、問題は「植物食性である類人猿が、動物性食品を食べて大丈夫なのか」ということでしたね。

 

 

「動物食性の動物には植物性の食品が向いていない」のだから、「植物食性の動物が、動物性の食品を食べるのも困難」だろうと考えがちですが、意外にもそれはハードルが低いそうです。

 

 

『NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 ゴリラがサルを食べる、証拠発見か?2010.03.08』より引用

 

 

研究チームの一員で同じくマックス・プランク進化人類学研究所の遺伝学者ミヒャエル・ホフライター氏は、「たいていの場合、草食動物は肉の消化に困ることはない。逆だとそうはいかないが」とコメントした。

 

 

つまり、動物食性の動物は植物性の食品の消化には困るが、植物食性の動物が動物性の食品を食べる事は、消化上は問題ないということです。できれば、何故そうなのか根拠が欲しいところですが…。

 

 

ところで、「ゴリラ」や「チンパンジー」は雑食で、「人間」も同じように両方食べるから雑食だ、似ていると言われたりします。

 

 

類人猿も人間も、表面上は「両方食べている」ことには変わりないので、結果論として、同じ「雑食」になってしまっています。ですが、その意味合いは全く違います。

 

 

「ゴリラ」や「チンパンジー」が、植物性の食品の消化に適した体を持ち合わせていながらも、動物性の食品も食べても平気なのは、ミヒャエル・ホフライター氏の語ったような事情があるからなのかもしれません。

 

 

従って、そのような事情を無視して、「類人猿が雑食だから」といって、「人間も雑食で大丈夫だろう」と考えるのは軽率です。

 

 

何故なら、植物食性動物の類人猿と違って、人間は植物性食品の消化が困難な動物食性動物だからです。

 

 

人間がバランス良く食べて不健康になる理由がわかるような気がします。

 

 

ここまでをまとめます。

 

 

 

  • 人間 → 動物食性動物でありながら、植物性の食品に手を出す → 負担がかかる

 

  • ゴリラやチンパンジー → 植物食性動物でありながら、動物性の食品に手を出す → さほど負担ではない

 

 

 

というわけで、ここからは、私が人間は類人猿と同じような食事をするべきではないと思う、2つ目と、3つ目の理由についてお話します。

 

 

 

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「人間とチンパンジーの遺伝子は99%が同じ」は本当かのか

 

 

そもそも「人間は類人猿の真似をすると健康になれる」という発想は、親戚だからという発想があって成り立つものです。

 

 

一般的に、「人間」と「類人猿」は親戚で、「チンパンジー」にいたっては、人間と遺伝子が99%同じだとまで言われています。

 

 

これだけ聞いたら、違いは僅かだから、本当に親戚のような気もしますし、真似をした方がいいのかなと思いたくなります。

 

 

ですが、99%も同じなら、見た目もさることながら、消化のシステムだってそんなに違わないはずです。でも、現実には違っているのです。

 

 

こう考えると、「99%」の真相を確かめたくなります。

 

 

 

というわけで調べてみたところ、真相はこうでした。

 

 

『Gigazin 人間とチンパンジーのDNAは99%一致するというのは本当なのか?』より引用

 

 

よく言われるのは人間とバナナの遺伝子(DNA)は50%が一致するということ。同様に、人間と犬では80%が、チンパンジーにいたっては99%のDNAが共通だと言われます。

 

この場合、体内の細胞を取り出してみると、染色体に代表されるDNAの遺伝子情報のごく一部のみが異なるように受け取れます。

 

 

しかし、実際には人間とチンパンジーでは、DNAの遺伝子情報はかなり違っています。

 

 

人間とチンパンジーが別の種に別れたのは600万年前から800万年前。別の種になってからも、ともに進化を続けて遺伝子情報がそれぞれ変化してきました。人間の染色体は23対なのに対してチンパンジーは24対と、それぞれ独自の進化を遂げてきました。

 

 

遺伝子情報を文字に書き起こして比べてみます。

 

 

人間にあるけれど、チンパンジーにはない遺伝子情報やその逆もあり。それ以外の部分は、塩基配列はごく一部が違うだけでほとんど同じ。これらの違いを科学者がどう捉えるのかが、99%一致説の鍵を握ります。

 

 

塩基配列のわずかな違いは一つずつ数え上げることは可能。では、まったく違う部分はどう扱えばよいのでしょうか?

 

 

例えば、人間とチンパンジーとで記述自体は共通しているけれど、人間では2回繰り返す場合はどうでしょう。

 

 

これらをすべて1文字ずつ違うものとして数え上げるべきか……それともパラグラフ全体を「1つ」の違いとして数えるべきか。同じパラグラフでも異なる場所に現れている場合はどう考えるべきか?文字列の順序が反対の場合は?文を区切れば一致する場合はどうか?……など判断が難しい場合がたくさんあります。

 

 

この難問に対する科学者の回答は……なんと、「大きく異なる部分は切り捨てる」という大胆な方法。その数、なんと13億文字。

 

 

一方、残った24億文字だけを考えて……比較した結果が「98.77%の一致」というわけです。

 

 

つまり、人間の25%のゲノムとチンパンジーの18%のゲノムを無視して、残りの部分だけを比較して出されたのが「人間とチンパンジーはDNAが99%一致している」という99%一致説なのです。

 

 

さらに、根本的な問題としてDNA情報の異なる「程度」は単純な文字列の違いでは計れないというものがあります。わずかなDNA情報の違いで、姿かたちがまったく異なることがあったり……他方でDNA情報がかなり違うのに、ほとんど同じ形の場合もあったりします。

 

 

つまりは、DNAの情報がほとんど同じであることをもって、生物学的に「近い」とは言えないということ。

 

 

しかし、DNA情報を調べることに意味がないかと言えばそうでもありません。DNA情報はその動物が進化してきた「歴史」を記録している情報として非常に大きな意味を持っています。

 

 

進化する度に異なる枝に分かれてきたそれぞれの進化の過程を示すのがDNA情報。その進化の過程を考えれば比較的近い段階で分かれた人間とチンパンジーが非常に近い種であるのは確実だと分かります。もちろんバナナと大きく異なるのも確実と言えるのです。

 

 

 

元の動画は以下です。

 

 

 

 

 

異なる部分を切り捨てて、残った同じ部分を比較して、「99%が一致する」ということになっているのですから、随分といい加減な話です。

 

 

 

 

改めて考えてみると、「チンパンジー」でさえこの有様なのですから、「ゴリラ」と「人間」はもっと違うでしょうね。

 

 

同じだと思って食を真似しない方が良いです。

 

 

 

人間と類人猿は親戚だと思わない方が良い

 

 

蓋を開けてみればこの適当ぶりですが、ほとんどの人はそれを大前提として理論展開しています。

 

 

物事は、一時が万事じゃないですけど、私などは他にも適当言ってんじゃねーかと思ってしまいます。

 

 

そしてこれは、「進化論」についても当てはまることかもしれません。

 

 

紹介した動画では、「進化論」を前提に語られていますが、冒頭で言ったとおり、私は「進化論」というものに対して懐疑的です。

 

 

「サルが人間になる」とか、「魚が陸に上がる」という話も、本当の話に思えないのです。

 

 

「サルやチンパンジーが進化して人になった」という話を前提にした上で語られる「だから人間もこれらの動物を参考にしよう」という理論展開は、「進化論」を信じている人にとっては、「なるほど」と思えるのかもしれません。

 

 

 

しかし、「進化という現象はなく、人間は最初から人間として存在している」という考えに落ち着いている私は、

 

 

「進化論が仮説である以上、類人猿と人間は、最初から全く違う生物として存在している可能性があるのだから、わざわざ違う体の構造を持つ生物の真似をする必要はない」と考えています。

 

 

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糖質を食べると病気になる人と、健康で長生きする人の違いについて考えてみた
糖質を食べると病気になる人と、健康で長生きする人の違いについて考えてみた

 

気付いていない方は多いのですが、糖質の過剰摂取は、糖尿病、癌、膠原病、動脈硬化、高血圧…等、あらゆる慢性疾患の原因になります。

 

 

糖質制限は「ダイエット効果」ばかり強調されますが、一番のメリットは、これらの疾患を予防できる事です。

 

 

この事を多くの方に知ってもらいたいと思って、私は常に「糖質の害」と、「糖質を制限する事のメリット」を伝えているわけですが、

 

 

「糖質は必要だ」とか、「糖質には害はない」と言われる事が多いです。

 

 

でも、そう思われるのも無理はありません。

 

 

世の中には糖質ばかりを食べているのに元気なお年寄りがいるからです。

 

 

 

そして、糖質の害を訴えると、必ずこの部分を指摘してくる人がいます。糖質が悪いなら、これは一体どういう事なのか・・・と。

 

 

 

私も長寿の人に密着したテレビ番組を見た事があります。

 

 

 

長生きの秘訣は何かを追っていくと、食生活は様々でした。肉や卵を食べられる人もいましたが、和食中心の人も多かったです。

 

 

 

また、「昔ながらの和食」で健康を保っている人が書いた本も、これまで何冊も出版されてきました。

 

 

糖質制限を始める前の私は、そのような本を参考にして、「バランスの良い」、「野菜多め」のスタイルを真似していましたが、一向に健康になりませんでした。

 

 

私はそのような食事を止めて、糖質制限に切り替えたことで健康になったわけですが、

 

 

「私の体験」と、「昔ながらの和食のような糖質の多い食事で健康になっている人の体験」は、理論上かみ合いませんね。

 

 

なんとなく「糖質は悪いかもしれない・・・」と思っている人も、この矛盾点が引っ掛かって「糖質の害」を信じ切れないのではないでしょうか。

 

 

 

糖質は本当に毒なのか?

 

 

毒だとしたら、何故、食べても平気な人がいるのか?

 

 

・・・について考えてみたいと思います。

 

 

 

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糖質をたくさん食べても健康で長生きな人の謎

 

 

和食の醍醐味である穀物や野菜には、たくさんの糖質が含まれています。

 

 

醤油、みりん、砂糖、酒、酢・・・と、調味料にもこれまたたくさんの糖質が含まれています。

 

 

日本の料理はご飯に合う「甘辛い」ものが多いです。

 

 

このように、和食中心の食生活は、糖質過多ですから、糖質制限の理屈で考えると「体を傷つける食事」になります。

 

 

しかし、糖質をしっかり食べているにも関わらず、元気で長生きをする人がいるのは確かです。その様子を見て、

 

 

「糖質をたくさん食べても病気にならない人がいるから、糖質は大したダメージではない。だから、糖質を食べても問題はないんだ」

 

 

・・・と、解釈する人が出てきます。

 

 

では本当に、食べても平気な人がいるから、糖質は毒ではないのでしょうか・・・

 

 

糖質制限否定派も、肯定派も疑問に思うこの部分を、素人の私の現時点での考えを書いておきます。

 

 

まず、化学的な理由ですが、ハッキリ言います。

 

 

私にも分かりません。

 

 

糖質を食べて健康に生きられる人の体の中でどんな化学反応が起きているのかは分かりません。

 

 

 

糖質の処理が出来るように体の構造が変化した人なのではないか、

 

 

という説もありますが、それを確認する為には、そういう人の体を徹底的に調べてみないと正確にはわかりませんし、私は医者でも研究者でもないので調べる事はできません。

 

 

 

でも、私的には、糖質の処理が得意な構造に人体が変化したわけではないと思っています。

 

 

 

何故「変化はしない」と考えているのかというと、

 

 

「糖質を食べ続けていたら、体が糖質に適した体になる」というのは、「生物が進化する」という前提があって成り立つ展開だからです。

 

 

 

「進化論」を信じている人はその話に乗っかるでしょうが、私は「進化論」は仮説に過ぎないと思っています。

 

 

 

信憑性について疑っていますので、今のところ「進化」をベースに理論を展開しません。従って、「糖質の処理が得意な構造に変化(進化)することはない」と考えています。

 

 

 

「進化論」についての私の考えは以下の記事で述べています。

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

 

もし、生き物が本当に「状況に応じて進化する」のであれば、地球上のほとんどの人間は、もう長い間、糖質を食べているわけですから、もっと大勢の人に「糖質に適した体になる」現象が起こらないと不自然です。

 

 

糖質に対応できる体に変化できるなら、「糖質が原因の病気」はこれほど蔓延してないでしょう。

 

 

「糖質が原因の慢性疾患が多い」という事は、「糖質に適応するように進化していないと見受けられる人」の方が圧倒的に多いという事です。

 

 

多くの人は何も変化していないわけですから、「糖質を食べても平気な体になった」という進化論的な発想はできません。

 

 

糖質を食べても大丈夫な一部の人は、体の構造が変化したのではなく、別の理由があると考えています。

 

 

もし、「糖質を食べても食べても、健康で長生きな人」がいたとしたら、それは、糖質が安全だからでもなく、体の構造が進化したからでもなく、ただの特異体質だと思います。

 

 

つまり、「ダメージに強い」特殊な例です。

 

 

 

単純に、私は「その人の体が、たまたま丈夫だった」という風にみています。

 

 

 

生き物には「丈夫な個体」と、「弱い個体」がいます。

 

 

たくさんの個体を扱うとわかるのですが、数多くの生き物を、同じ環境で飼育すると、「全く同じ種類でも個体差がある」事に気付きます。

 

 

 

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生物は、同じ種類でも均一ではない

 

 

随分前に、メダカとグッピーを3~4年飼っていました。

 

 

メダカは屋外のカメにほぼ放置・・・でも元気でした。コケがついても気にならないので、カメの中を水槽のようにゴシゴシ洗った事はありません。時々水を替えるくらいです。

 

一方、グッピーは熱帯魚ですので、屋内の水槽にヒーターを入れて飼っていました。

 

 

カメと違って、水槽は水質の悪化が目立ちます。そこですぐ対処すればいいのですが、後回しにしてました。

 

 

すると、病気になる個体が多くて、とくに「松かさ病」という鱗が逆立つ病気はよくなっていました。

 

 

でも、同じ環境でも、病気になる個体と、ならない個体がいます。

 

 

同じ親から生まれて、同じ餌を食べて、同じ汚い水の中です。

 

 

同じ条件なのに結果に差があるわけです。

 

 

この差を説明しようとすると、「水の質(害)」や、「体の質(構造)」は関係ないと思いませんか。私には生命力の違いしか思いつきません。

 

 

 

これは体のシステムの違いではなく、単純な体の強弱の違いです。

 

 

 

 

 

害がないのではなく丈夫なだけ

 

 

基本的に汚い水は、どの個体にとっても良くありません。

 

 

 

普通は、ダメージを受けて弱っていきます。

 

 

しかし、そんな環境でも耐えられる個体がいるのは事実です。

 

 

でも、だからといって「汚い水は害ではない」事にはなりません。

 

 

例えば、ブラック企業の過酷な環境に耐えて働ける労働者がいたとしても、それは、「耐えられる人がいるんだから、ブラック企業は問題ないだろ」ということにはなりませんよね。

 

 

「悪い環境に耐えられる固体が一定数いること」と、「その環境は害があるのかどうか」は、全く別の問題なのです。

 

 

「水」や「ブラック企業」を、「糖質」に置き換えて考えてみます。

 

 

糖質は人間の体には合わないので、摂取すればするほど、普通はダメージを受けて弱っていきます。しかし、それでも耐えられる人がいるのは事実です。

 

 

でも、だからといって「糖質は害ではない」事にはなりません。

 

 

 

 

病気になる人とならない人

 

 

糖質は人の体にダメージを与える物質ですが、それに「耐えられる人」もいます。

 

 

しかし、「耐えられる人」がいるからといって、そのダメージはダメージではない、問題のない物質になる・・・かというとそれは違う。

 

 

この↑「糖質」のところを、「酒」や「タバコ」など、他の害になりそうなものに置き換えて考えるとわかりやすいと思います。

 

 

例えば、同じ年齢で、同じ性別で、同じ戦場に出向いても、PTSDになる人とならない人がいます。

 

 

wikipediaより引用

 

 

心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい、Post Traumatic Stress Disorder、PTSD)は、命の安全が脅かされるような出来事、戦争、天災、事故、犯罪、虐待などによって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である

 

 

この障害になる兵士が増えていると、テレビで放送しているのを何度か見た事があります。

 

 

でも、私は年配者から、戦時中の話を聞く機会が多かったのですが、このPTSDになったという話は、身近では一度も聞いた事がありません。

 

 

戦争中の事を聞いても、わりと普通の昔話のように語ってくれます。

 

 

最初は、「最近の若者は弱くて、昔の人は根性がすわっていたからPTSDにならなかったのだろう」と思っていました。でも、調べてみると、昔の人でもPTSDになっている人はいるみたいです。

 

この病気も、時代は関係なく、なる人とならない人がいるわけです。

 

 

ここで、さっきの話に当てはめると、同じ状況でもPTSDにならない人がいるんだから、PTSDなんて障害は存在しない・・・という理屈にはなりません。

 

このケースでも、「害」は確かに存在します。

 

「ダメージを受けにくい個体」がいるからといって、その害が無害ではないはずです。

 

また、その個体が「人と違った進化」をしているようにもみえません。

 

 

 

問題点を履き違えない

 

 

汚い水、ブラック企業、糖質、PTSD・・・は、ダメージを生じます。

 

それでも耐えられる人がいるのは、単純に害の攻撃力より、防御力が勝っていただけの話ではないかと思うのです。

 

 

 

同じ環境でも、病気になる人とならない人がいるのはその為でしょう。

 

もう一度言いますが、「丈夫か、丈夫でないか」の問題であって、「ダメージの種類が悪いとか良いの問題」ではありません。

 

 

 

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単純な理屈

 

「症状」や「毒性」といった化学的な事のみに気を取られると、「個体の強弱」という単純な事が見えなくなります。

 

 

生命力 < 害

 

生命力 > 害

 

 

前者はダメージが表れやすいけど、後者はたくましく生き延びる・・・

単純に「生命力の値が勝る」か、「ダメージの値が勝る」かです。

 

髪の毛も、

 

 

抜け毛が100本でも、新しい髪が150本生えてくれば、ハゲません。

 

抜け毛がたった10本でも、新しい髪が5本しか生えてこないのなら、いずれハゲます。

 

 

 

お金も、

 

 

毎月の出費が50万でも、給料が100万なら黒字です。

 

毎月の出費がたった10万でも、給料が5万なら赤字です。

 

 

 

このように、「ダメージ」と「回復力」を天秤にかけて、どちらが勝っているかです。

 

 

 

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体力のある人の真似をするという事

 

 

丈夫な人は防御力だけでなく、回復力も違うので、ダメージを受けてもヘッチャラです。その様子を見て、その回復力を持たない人が「真似をしてみよう」と考えるのは軽率です。

 

分かりやすいので、お金に置き換えて話てみます。

 

 

年収1億円の人にとっての「借金1000万」は、ダメージは少ないです。

 

平均的な収入の人にとっては、「借金1000万」は、かなりのダメージです。

 

 

例えば、年収1億の人が「1000万ぐらいすぐに返せますよ」と言っているのを聞いて、「自分でもすぐに返せる」と真に受ける普通の人はいないでしょう。

 

すぐに返せるというのは、「1000万に耐えられる資金力がある」という前提があっての話だからです。従って、資金力のない万人の参考にはなりません。平均的な収入の人が、金持ちのように浪費をしたら破産します。

 

 

健康も同じです。普通の体の人が、丈夫な人の真似をしたら体を壊します。

 

前も言いましたが、人間は「動物食性動物」です。消化器官もそのようになっています。

 

 

(追記)食性と体の構造については以下の記事を参考にして下さい。

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

その構造に背けば、いきなりは壊れなくても、なんらかの不具合が生じてきます。「体が弱い人」は症状が早く表れますが、「丈夫な人」はかなり耐えられるでしょう。

 

そこで、丈夫な人が「私はこの食事でも健康だから、植物性食品だけを食べる生活をしても問題がありません」・・・と言っても、それは万人の参考にはなりません。これもやはり、「元々生命力が強い」という前提があって実現出来る事だからです。

 

(追記)人間は動物食性動物なので「植物性の食品」は合いません。しかし世の中には、青汁一杯で生きている人、ベジタリアンで生きている人もいます。しかし、人間の体の構造に合わないので、真似をすると以下のようなリスクもあります。

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

人は「他人の体の感覚」は分かりません。

 

体が丈夫な人は、体が弱い人の感覚は分かりませんし、体が弱い人は、体が丈夫な人の感覚は分かりません。

 

 

丈夫な人は、糖質は何の問題もない(と感じている)ので、「誰でも出来る事だ」と思って、「糖質を摂りながら健康になる方法」を勧めているのかもしれませんが、

 

 

「糖質を食べながら元気で長生きになる」は、世界中で糖質過多による生活習慣病が蔓延している事からみても、万人には向いていません。この食事で健康を維持するのは、体の構造に背いている為、ハードルが高いのです。

 

 

 

一方、「糖質を制限して脂質タンパク質中心」は、基本的に人間本来の食性に合っているので、(やり方に注意すれば)ほとんどの人は誰でも健康になれます。

 

 

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例外の存在について

 

 

人間の食性を無視した、「糖質たっぷりのメニューを食べながらの健康維持」は、ハードルが高いです。しかし、それで健康を維持できている人が存在しているので、「特殊な人の為の、特殊な方法」が存在したって、それはそれでいいでしょう。

 

しかし、そのやり方を「それを真似ることのできない万人」に、簡単な事のように薦めるべきではないと思います。

 

「少数や例外を無視しろ」と言っているわけではありません。しかし、数少ない例外に捕らわれる事で、本質が見えなくなっては意味がありません。

 

健康になる方法を、「真似が難しい特異体質の(丈夫な)人達」を基準に開発したら、脱落者が多いでしょう。「一部の人しかできないような、再現性の低い解決策」よりも、「誰でも再現できるような方法」の方が使えるわけです。

 

 

特異体質や生命力の強い人の真似をする時は、真似出来る事か、そうじゃないかをよく考えて挑戦した方がよいです。

 

 

そして、丈夫であれば糖質を控える必要がないか・・・というと、そうでもありません。ハッキリ言って、糖質という害を制限したらもっと健康になれます。

 

ドラゴンボールでは体に付けている重りを外したら戦闘力がアップしますよね。あれと同じです。

 

 

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実は健康そうに見えるだけで劣化している可能性も…

 

これまで「丈夫な人」について述べてきましたが、ここでは、「その人が本当に丈夫なのか」について考えてみたいと思います。

 

丈夫に見えているだけの可能性もあるからです。

 

体が特定の害でダメージを受けていないように見える理由は、以下のように考えられます。

 

 

●ダメージはあるけど、高い防御力のお陰で酷く傷つかない(ダメージの減りが遅い)。でもダメージはダメージなので、小さい傷はある。しかし、周囲の人と比べると元気なので傷がないように見える。

 

●傷ついても、回復力が上回っているので、傷ついていないように見える

 

 

そして、「ダメージがどんなものか知らない」というのも、丈夫に見える原因になります。

 

 

「糖質を食べても何も問題がない」と言う人は多いですが、本人が気付いていないだけで、実はしっかり不健康の症状が表れていたりします。何故、気が付かないのかというと、それだけ「糖質」の正しい知識が広まっていないからです。無知故に「何もない」と勘違いしているのです。

 

 

あまり知られていませんが、例えは、以下の症状は糖質によるものです。

 

 

・糖質は食べられるが肉や脂質が受け付けず、消化が悪い

・骨や歯、爪が弱い

・髪が痛んでいる

・菌やウイルスへの抵抗力が弱い

・怪我が治りにくい

・関節が鳴りやすい

・肌の劣化

・痩せていても締りがない

・セルライトがある

・痔

・アレルギー

・歯槽膿漏

・胃下垂

 

 

 

ここに紹介した症状は、体のタンパク質が、摂りすぎて余った糖とくっついて変性した「糖化」です。

 

歳をとったから~ではなく、糖質とタンパク質と熱の化学反応によって、細胞が劣化した症状です。

 

 

劣化ですから、健康ではありません。

 

「私は糖質を食べているけど健康だ!」と豪語している人も、ここに述べた症状の一つくらい当てはまるのではないでしょうか?

 

糖化については以下の記事をご覧下さい。

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

「丈夫だ」「平気だ」と思っている人も、本当にそうなのか冷静に観察した方がいいです。

 

 

 

確率的親和力とは

 

 

(追記)この記事は、2016年の11月に書いたものです。

 

この時私は、体質の違いに「生命力」とか、「個体の丈夫さ」という表現を使いました。

 

しかし、その後調べていくと、このような「体質の違い」は、「確率的親和力の違い」である事が分かりました。

 

同じような食事をしても、「病気になりやすい人」と「病気になりにくい人」がいるのは何故か・・・その体質の違いを、以下の記事で「癌になりやすい人」を例にお話しています。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

「確率的親和力 かくりつてき しんわりょく」は後半に書いています。

 

癌はブドウ糖(糖質)を分解した時に発生する乳酸の蓄積が原因です。癌家系の人で、糖質をたくさん食べている人は是非読んでみて下さい。

 

 

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寒がりは何枚着ても寒い。低体温の原因と、冬でも暖かく過ごせる体質に改善する方法
寒がりは何枚着ても寒い。低体温の原因と、冬でも暖かく過ごせる体質に改善する方法

 

「着ても着ても寒いんです。」

 

 

寒がりだったので、昔はよく、このように言っていました。

 

 

たいていの人は「暑い時は脱げば涼しいが、寒い時は着れば暖かいから問題ない」と考えます。

 

 

しかし、これは寒がりには理解できない理屈です。

 

 

何枚着ても寒いから、何枚も何枚も重ねて着てみるのですが、やはり寒いわけです。

 

 

しかし、寒さに弱かった私が、少しずつ寒さに強くなってきているので、その経験から、寒がりの原因と、その改善方法をお教えします。

 

 

 

(追記)この方法で、読者の方から「体が暖かくなった」と報告がありました。

 

 

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寒いのは発熱能力がないから

 

 

 

私の勝手な基準ですが、「ユニクロのヒートテック」で効果を感じるか、感じないかで、本物の寒がりかどうかを見わけています。

 

 

 

  • 寒がりじゃない人は「あったかい、これ一枚あればいい」と言う

 

 

  • 寒がりは「そんなに変わらない」と言う

 

 

 

同じ商品なのに(今はバリエーションが増えていますが)、この違いです。

 

 

また、寒がりの人は、他の防寒着でも同じように「着ても変わらない」と言います。

 

 

この違いは、私は「本人自身が発熱しているかどうか」だと思っています。

 

 

 

「熱いお茶」を魔法瓶に入れると、お茶は熱いままです。保温力は抜群です。しかし、いくら保温力が高くても、入れるお茶が最初からぬるければ、当然そのお茶はぬるいままです。

 

 

保温力があるからといって、ぬるいお茶が暖かくなる事はありません。

 

自身が発熱していなければどうしようもないのです。

 

これが、魔法瓶や、防寒着の限界だと思っています。

 

だから、発熱能力が乏しい人は、ホッカイロや、コタツや、ストーブなどで、熱を加えてやらないと寒いのです。

 

私もまったくこのタイプでした。

 

私が子供の頃は、冬は今より寒かったです。

 

 

学生の頃は、制服のブレザーの下に5~6枚とか、バカみたいな着方をしていましたが、痩せていたので着膨れはしませんでした。

 

でも、それだけ着ても寒かったです。

 

体育の授業は最悪で、とにかく着替えるのが遅かったです。

 

私より細い子も、私に引けをとらないくらい重ねていて、「いつも最後だね」と言っては、一緒に運動場に出て行ったものです。

 

 

その時は「寒いのは、痩せているからだろう」くらいに思っていましたし、周りからも「ご飯をちゃんと食べないから(もちろん食べていました)寒いんだ」とか言われていたので、「痩せている事」自体が寒い原因だと思っていました。

 

 

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痩せているのに暑がりな人達

 

 

ところが、世の中には、私やその子のように「痩せていて寒がりな人」と、「痩せているのにそんなに寒がりじゃない人」がいます。

 

 

その反対に、「太っていても寒がりの人」もいます。

 

 

それが不思議で、「細さ」と「寒さ」は、実はあまり関係ないんじゃないか・・・と思うようになりました。

 

 

特に、ヨーロッパ系の人達の寒さに対する強さには驚かされます。

 

 

真冬にTシャツ一枚とかいうあれです。

 

 

「海外から友人を日本に連れて来たところ、真冬にもかかわらず「日本は暖かい」といって防寒着を脱いでTシャツ1枚になったので驚いた」という話を友人に聞かされた事もあります。

 

それと、「ヨーロッパ系の血が混ざっている子供に、冬の寒い日に布団をかけてやったら、熱がって布団をよけるから、寒さに対する感覚が私達とは違うと思った」・・・という話も聞きました。

 

私はヨーロッパには行った事がないですし、直接交流がありませんので、その現場を目撃していないのですが、とにかく海外によく行く人や、外国人と交流のある人から、この手の話はよく聞きます。

 

 

私は痩せていて寒がりなので、「痩せていても寒さを感じない人」の体質には興味がありました。

 

 

 

  • 昔の日本人は寒さに強かった

 

  • 寒いからといって、過保護に暖かくしていたら、それに慣れてしまって、寒さに弱くなる

 

  • 以前テレビで、ロシアの女性が子供をわざと一時的に外に出して、「寒さに慣れさせるようにしている」と語っていた

 

  • 寒い地域で3~4ヶ月過ごせば、寒さに対して強くなる

 

 

 

・・・こんな話を見聞きすると、「寒さは根性で克服出来るだろう」とか、「極寒の地で鍛えていれば丈夫になるだろう」と思うようになります。

 

 

さらに、ヨーロッパの人は体温が1度高いという事も知りました。

 

それを知って、「寒い状態で我慢すれば、鍛えられて体温が上がって、寒がりじゃなくなるはず」・・・と思いまして、それまでの重ね着習慣を改め、3年前の冬から防寒着以外は服は2~3枚にする事にしました。

 

私も「真冬にTシャツ一枚」をやってみたいと思ったわけです。

 

 

根性です。

 

 

 

脱寒がりは簡単ではない

 

 

今の冬はそんなに寒くないからなのか、薄着に徐々に慣れていきました。

 

 

鼻水は出ますが結構耐えられるものです。

 

 

でも、我慢は出来ても、「体温」はそれだけでは上がりません。

 

 

期間が短いからなのか、寒さが足りないからなのか分かりませんが、根性で寒さに耐えても、「体が自然に変化して体温が上がる」という事はありませんでした。

 

 

 

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一日一食や断食で体温が下がった

 

 

余談ですが、薄着生活を始めた3年前は、「一日一食」と、合間で「定期的な断食」を行なっていました。

 

 

この食事は、始めた当初は体が軽くなる感じがして良かったのですが、長引くにつれ、元気がなくなっていきました。

 

 

めったに体温を測ることがないので気が付かなかったのですが、ある時体温を測ってみると、それまで36度あった体温が、35度台に下がっていました。

 

 

「癌患者の体温は35度台」という話を思い出し、ヤバイと思いました。

 

 

しかし、健康的だと言われている「一日一食」や「断食」をしたのに、どうして体温が下がったのか理由がわかりませんでした。だから、なかなか元の体温に戻すことはできませんでした。

 

 

体温だけでなく、代謝も落ちましたし、食が少なくなったのにセルライトがついたので「おかしいな」とは思っていました。

 

 

でも当時は「病の原因は食べすぎで、食べる量を減らせば、病気のリスクが減り、寿命も延びる」という情報に浸かっていたので、まさか体温や代謝の低下の原因が「一日一食」や「断食」にあるとは夢にも思いませんでした。

 

 

ほぼ同じ年齢の「食べたいだけ食べたサル」と、「腹七分のサル」の比較写真を例にした、「カロリーを減らすと老化が防げるし健康になる」という説を読んでいたので、全く疑っていませんでした。「腹七分目の若々しいサルの姿が何よりの証拠だ」と…。

 

 

今であれば、理論を実践して結果が伴わないのであれば、その説を徹底的に疑いますが、当時はそうではありませんでした。

 

 

なので、体温を上げたくて薄着生活を初めたのに体温が下がった時は、「その時期にやっていた食事」を疑わず、「寒さに根性で耐えたり、薄着をしたせいで、体温が下がったのかな」等と、バカな事を思っていました。

 

 

 

やせ我慢より、発熱能力を上げることが大事

 

 

やってみた感想ですが、薄着をする事で寒さに慣れてはきますが、それはただのやせ我慢で、ヨーロッパの人達のように「寒くないから着ていない」という無理をしていない感覚とは全然違います。

 

 

で、人間の体温は何で決まるのか、色々考えました。それに、私の下がった体温も元に戻さなければなりませんでした。

 

 

この状態から体温を上げて、寒く感じなくし、冬を快適に過ごす為にはどうしたらいか・・・

 

 

何故、ヨーロッパ系の人達は体温が高く、日本人は体温が低いのか・・・

 

 

その答えですが、糖質制限をした事によって、だいたい分かりました。

 

 

というわけで、ここからは、「寒がりの原因」と、「体温が下がってしまった原因」を、今わかる範囲でお伝えします。

 

 

 

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体を暖める食品、栄養

 

 

私が試した結果ですが、「やせ我慢」でもある程度は寒さに慣れてきます(年齢も関係すると思いますが)。

 

 

しかし、体温を上げるには脂質とタンパク質の摂取と、糖化の改善が必要です。

 

 

まず、「脂質とタンパク質の摂取」ですが、これらを食べると体が暖かくなります。

 

 

タンパク質を食べることによって、「筋肉がつくから」でしょう、体から熱が出ている感じがします。

 

 

そして、脂質は糖質に比べると高エネルギーです。

 

 

一般的に、体を暖める食材といえば、生姜を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 

 

私も「バランスのいい野菜中心の食生活」をしている時は、「体を暖める食材」といえば、生姜でした。

 

 

生姜とニンニクは、私のお気に入りの野菜で、料理に欠かすことの出来ない食材だったので、食べない日はありませんでしたが、それでも「これで体温が上がった」と感じた事はありませんでした。食べた後、反応として温かくなるという程度でしょうか。

 

 

生の生姜をかじると、一時的に汗がでるほど暑くなるので、一時期寒さ対策にも利用していました。

 

 

しかし、それはどちらかというと「生姜の刺激に反応して暖かくなる」という表現が正しいです。根本的に体が暖かくなっているわけではありません。

 

 

「体の芯からずっと発熱を促してくれる脂質やタンパク質」とは、「暖まる」のレベルも意味も違います。

 

 

同様に、私は香辛料が好きなので生姜に限らず、チリや、ペッパーを始めとするスパイスも好きでよく使っていましたが、脂質やタンパク質を食べた時程の暖め効果を感じたことはありません。

 

 

体を暖めるなら、脂質とタンパク質です。

 

ちなみに、モンゴルの人が寒さに強いのは肉が関係しているそうです。

 

 

『ドルノド偏 モンゴル通信No.4 もうマフラーしているの?』より引用

 

 

モンゴルに来る前に、敬和生から「モンゴルの 人って肉食だから、体温高いらしいよ!」と聞いたことを思い出しました。

 

毎日、肉を欠かすことのな いモンゴル人。「もっと肉を食べないとモンゴルの冬は越せないよ。」という先生たち。「私の家は冬 になる前に、ベランダに牛3頭分と馬1頭分の肉を買っておいて、それで一冬越すんだよ。」という校長先生。

 

肉食文化が体温を上げるのかは定かでありませんが、モンゴルの人が寒さに強いのは確かです。

 

 

「タンパク質や脂質が体の発熱に関係している」と確実に感じます。

 

 

ただし、注意して欲しいのですが、タンパク質や脂質をたくさん食べるなら、糖質は摂らない方が良いです。これは、タンパク質や脂質が悪いのではなく、糖質と組み合わせる事で、病気のリスクが高まるからです。

 

 

 

 

 

私は糖質制限を始めるまで、人生の大半が、脂質とタンパク質不足の状態でした。だから、「発熱に必要な栄養素」が欠落していたといえます。

 

 

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血管の崩壊で低体温に

 

 

一日一食や断食はエネルギー不足になるので寒くなります。それはだいたい想像がつくと思います。

 

しかし、寒くなる意外な理由に、血液や血管の問題があります。

 

 

まずは血液です。

 

 

私が寒がっていると、人から「血液をサラサラにすれば、血流も良くなって暖かくなるよ」というアドバイスをよくいただきました。

 

 

「血液をサラサラにするには、野菜をしっかり食べて、肉を控えて~」となるわけですが、これが間違いの元です。

 

 

昔の私の食事は、一日一食でも、そうじゃない時でも、内容は野菜中心で肉は少なめでした。タンパク質も豆類や魚から摂る事が多かったです。その上、不足しがちな「ミネラル」も健康食品から補っていたので、この理屈でいくと血液がドロドロになるわけがないのです。

 

 

しかし、野菜をしっかり食べて、肉は控えめなので、血液はサラサラ、血流も良いはずですが、何故か寒いのです。つまり、血流が悪いのです。

 

 

原因は実にシンプルでした。

 

 

まず、血液をドロドロにするのは肉ではなく、野菜や炭水化物に含まれる糖質でした。

 

 

糖質を含む食材を食べると、ブドウ糖に変換されて血液中に流れます。このブドウ糖が満ちていると、血液は粘つきます。これが血流障害の元です。

 

 

 

 

 

 

「肉を減らす食事」は、野菜や穀物中心の食事になりますので、その糖質によって血液はドロドロになります。

 

 

通常は血液中の余ったブドウ糖は、「インスリン」というホルモンが中性脂肪に変換して事なきをえますが、私のようにこの能力が弱いと、ブドウ糖が血液中に余った状態のままになります。

 

 

太らないですが、高血糖が下がらないので体には悪いです。

 

 

糖質を食べても太らない体質について説明しています。

 

本当は怖いいくら甘い物を食べても太らない体質と、後で払う肥満以上の大きな代償

 

 

当時は糖質をかなりとっていたので、ドロドロだったと思います。

 

で、高血糖が、全身の血管を傷つけます。

 

 

また、余った糖質は、「毛細血管を形成するタンパク質」と反応し細胞を変性させます。つまり、毛細血管が糖で破壊されるということです。

 

 

こうなると、血液の流れるルートが破壊されるわけですから、血流以前の問題です。

 

 

流れる血管が無ければ、血液は通りようがありません。血流は悪いので、体は暖まりません。

 

 

ちなみに、毛細血管の量は年齢と共に減っていくそうです。

 

 

『Dragon Peace 60歳までに毛細血管は4割も減る ②』より引用

 

 

2008年に発表されたベルギーのリエージュ大学病院の研究によれば、65歳以上の人の毛細血管の数は、30歳以下の人よりも、なんと40%も減少していることが明らかになりました。全血管の99%を占める毛細血管が、半分近くまで減ってしまうのですから、これは大変なことです。

 

ではなぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

 

毛細血管は非常にもろく弱いため、血流が滞ったり詰まったりすればすぐに壊死(部分的に死ぬこと)してしまいます。

 

また、過度の運動や日光浴(紫外線の浴びすぎ)ストレスなどの影響で体内に活性酸素(攻撃力の強い酸素)が増えれば、毛細血管が炎症を起こし、消滅することもあるのです。

 

こうして毛細血管が減少すれば、血液循環が著しく滞り、全身の細胞が衰えて老化が急速に進んでしまいます。

 

全身の老化を食い止めるためには、毛細血管の減少を防ぎ、減った毛細血管を増やしてもとの状態に戻す必要があります。

 

 

体温を上げる為に血流が大事なら、毛細血管を減らさないようにし、減った毛細血管を復活させる必要があります。

 

 

体温の低い人は、血管の糖化を改善させ、タンパク質や脂質を食べる事で、時間はかかりますが、改善されるのではないかと思います。

 

 

私が先月測ったところ35度台だった体温が、36.2度になっていました。

 

 

 

昨年の今頃は、まだ35度台でしたので、ここまで回復させるのに結構時間がかかったと思います。

 

 

私は体温は36.2度まで回復しましたが、「寒さに対して強くなった」とはいえません。人並みに寒さに強くなるには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

 

ちなみに、糖質は毛細血管だけでなく、動脈も傷つけます。

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

 

 

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(追記:1)鉄と体温の関係

 

 

2016年の11月から、必須ミネラルの1つであるに関する記事をいくつか書きました。

 

 

鉄の働きについて分かりやすく説明してみた

 

 

鉄について調べていると、鉄が体温に関係している事が分かったので、こちらもしっかり摂るようにしました。こんな感じです。

 

 

 

糖質抜き + (脂質 + タンパク質) + 鉄

 

 

 

これはかなり効果があって、寒さをあまり感じなくなりました。

 

 

鉄分といっても、サプリメントを飲んだわけではありません。

 

 

普通に毎日の食事でレバーを食べるようにしただけです。まだ2週間くらいですが、食べ始めて5日くらいで寒さを感じにくくなりました。鉄は体温を調節する効果があるのです。

 

 

『冷え性の改善・対策なら 冷え性改善サプリメント 口コミランキング 冷え性の原因 ~鉄欠乏性貧血』より引用

 

 

鉄欠乏性の貧血も冷え性を引き起こします。鉄分は、血液中の赤血球のヘモグロビンを合成するのに必要な栄養素です。ヘモグロビンの役割は、肺から取り込んだ酸素を全身に運び、いらなくなった二酸化炭素を肺に戻すこと。

 

しかし、ヘモグロビンが足りなくなると全身の細胞に酸素が行き渡らなくなります。そうなれば、酸欠になった組織や臓器は食事からの栄養分を充分に消化吸収することができず、身体がエネルギー不足になってしまいます。

 

(中略)

 

エネルギーが不足することで身体の働きは低下し、冷えや寒さを感じることになります。鉄欠乏性貧血が原因の冷えの場合、手足だけではなく全身が冷えてしまいます。

 

 

鉄のおかげで暖かく過ごせそうです。

 

 

 

(追記:2)鉄不足の女性必見!鉄サプリメントで体が暖かくなる

 

 

レバーで暖かくなりましたが、2017年の1月から鉄のサプリメントに切り替えました。

 

私が飲んでいるのはこちらです。

 

 

鉄のサプリメント

 

 

1000円程度なので、毎日レバーを買うより安くつき、調理の手間も省け、量がしっかり摂れます。

 

 

その結果、体がより暖かくなりました。それだけでなく、鉄不足を解消した事により体まで元気になりました。

 

 

その事を以下の記事で書いたところ、鉄サプリを試された女性の方から体が暖かくなったというメールを頂くことが増えました。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

特に生理のある女性は毎月鉄を失うので、鉄を摂るとガラっと変わります。

 

 

とても再現性の高い方法なので良かったら読んでみて下さい。

 

 

 

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全て~が原因だったは信じるな!病気の原因を特定する為の5つの視点
全て~が原因だったは信じるな!病気の原因を特定する為の5つの視点

 

 

「全ての病気は〇〇が原因」

 

 

 

・・・といったようなフレーズは多いです。

 

 

 

本を売り出す為のキャッチコピーだけならまだしも、読んでみると、中身も「全ての病気は〇〇が原因」と大真面目に主張される方がおられます。

 

 

 

 

 

・・・なわけないでしょう。

 

 

 

 

どうしてそうなっちゃうのでしょうか。

 

 

 

どんな説、どんなやり方にも一長一短あります。向き不向きもあります。

 

 

 

なのに、「このやり方は万能だ!」みたいに書かいてあるわけです。

 

 

 

こんな事を書くから、本の全部がチャランポランなのかと思うのですが、読んでみると、一方で的を得た分析をしていたりもします。

 

 

 

そこはかなり評価できるので余計に残念です。

 

 

 

そして、このような情報に惑わされる人もいます。

 

 

 

 

特に病気を抱えている人は、万能にみえる方法にコロッとやられてしまう可能性があります。

 

 

 

それはよくないので、冷静に判断する方法をお話します。

 

 

 

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仮説を立てる事と決め付ける事は違う

 

 

 

例をあげます。

 

 

 

  • 全ての病気の原因は〇〇を食べる事だ。

 

  • 全ての病気の原因は〇〇が歪んでいるからだ。

 

 

 

 

本屋に行けば、この手の本はいっぱいあります。

 

 

 

確かに、ある病気は、〇〇を食べる事で発生するかもしれません。ですが、ありとあらゆる病気が食事が原因で起こるわけではありません。

 

 

 

確かに、ある病気は、体の不自然な歪みによって発生するかもしれません。ですが、ありとあらゆる病気が体の歪みが原因で起こるわけではありません。

 

 

 

どんな優れた解決方法も、問題と一致していなければ効果がありません。

 

 

 

ゲームで例えると、「火の属性」の攻撃は、「水の属性」の敵には効果的ですが、「火の属性の敵」には効きません。

 

 

 

「火の属性」の敵に「火の攻撃」をしたら、パワーを与えてしまうこともあります。

 

 

 

「この方法は使える」、「この理屈は凄い」・・・例えそうであったとしても、「全ての事柄に当てはまるんだ」と考えるのは稚拙です。

 

 

 

問題を解決(とくに病気の治療)する為には、原因を追究する事が大切です。

 

 

 

原因がわからなければ、それに対する処置もトンチンカンなものになってしまいます。属性が分からない状態で攻撃をしても効果はあるかもしれませんが、分かった上で対処した方が効率がいいです。

 

 

 

 

原因を正確に探し出すことは必須なのです。

 

 

 

 

「全ての病気は〇〇が原因だ」と、先に原因を決め付けるところからスタートするのは、本当に原因に向き合う姿勢とは言えません。

 

 

 

「過去にこの原因でこの問題が起こったのだから、このケースも同じではないのか」という仮説を立てることは大事です。

 

 

 

ですが、その仮説が真実と一致しているかどうかを考える事はもっと大切です。もし違った場合は、別の原因を探る柔軟性が必要です。

 

 

 

解決に結びつかない意味のないこだわり

 

 

 

原因は決め付けるものではなく、調べるものだと思います。

 

 

 

私はこの様に考えているので、途中までの内容が良くても、「全ての病気は〇〇が原因だ」というフレーズがあると、稚拙に感じます。

 

 

 

ですが、一部が怪しいからといって、その人の語る全てがダメになるわけではありません。

 

 

理にかなっているところは理にかなっています。

 

 

しかし、一部では優れた発見をする人が、一方で「それが万能である」と稚拙な考えをしてしまうところが、もったいない感じがします。

 

 

 

自分の発見したアイデアや技術を広めたいと思っている人は、その偉大さを強調したいのかもしれません。だから、「この方法こそが万能なんだ」と考えてしまうのでしょう。

 

 

しかし、そこにこだわると、病気を治したい人にとっては不親切な情報になります。

 

 

私はこのブログで糖質制限についての記事を多く書いていますし、糖質の害について、ある程度は把握しています。

 

 

 

ですが、「糖質を控えれば全ての病気が治る」等とは微塵も思っていません。

 

 

私は、糖質が体の細胞を弱らせる事を知っていて、「ほとんどの人は糖質を摂りすぎている為に、糖化による症状があっても不思議ではない」とは思っています。

 

 

 

その糖質の摂取量が半端ではないので、病気の原因の可能性として一番考えられるから、糖質の害を先に指摘する事が多くなるだけです。

 

 

 

糖質制限が万能だと思っているのではなく、多くの疾患が糖質が原因であるから、それを解決するには糖質制限が合う・・・と思っているに過ぎません。

 

 

 

ですから、明らかに原因が糖質ではなさそうな場合は、その症状に最も該当しそうな原因を指摘します。

 

 

 

例えば、もし誰かに「味覚障害になった」と言われたら、まず亜鉛不足を疑います。

 

 

 

また、仕事で腰を痛めた人に、「食事が原因でそうなった」とか、DVを受けて精神が病んでいる人に、「食事を変えれば治る」などとは言いません。

 

 

 

明らかに原因がそこじゃないからです。

 

 

 

私の目的は1つの方法に拘ることではありません。

 

 

当てはまらないものまで、無理矢理当てはめて考えようとするよりも、足りないところは、別の方法をあてにしたっていいわけです。

 

 

原因が違えば対処が違って当たり前です。

 

 

 

「全ての病気は〇〇が原因」というフレーズで一番問題なのは、単純な人が真に受けて、「それさえやれば病気がなくなる」と誤解してしまう事です。

 

 

 

次は「全ての病気の原因は〇〇が原因」を真に受けないように、それはありえないという事と、原因を探すうえで一番シンプルなポイントをお伝えします。

 

 

 

もちろんこれも万能ではありませんが、問題の的をズラさない考え方なのでお役に立つと思います。

 

 

 

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シンプルな見分け方

 

 

 

もし、あなたが何か不快な症状に悩まされていると過程します。

 

 

「これは何科に行けばいいんだろうか」

 

「食事法はたくさん種類があるけど何がいいんだろうか」

 

「サプリメントはどれにしようか」

 

「西洋医学と東洋医学、どっちにしようか」

 

 

 

・・・もし、そういう迷い方をしたのであれば、一旦考えを止めて、まず、その症状の原因が以下のうちどれに当てはまるのか考えてみてください。

 

 

 

 

1、化学的な問題(栄養)

 

 

2、物理的な問題(骨、筋肉、外傷)

 

 

3、精神的な問題

 

 

4、電気的な問題(電磁波など)

 

 

5、外敵の問題(ウイルス)

 

 

 

いきなり「運動で治そう」とか、いきなり「食事で治そう」とか、考えるのでなく、まず病気の原因の性質が何であるかを考えるのです。

 

 

 

それが分かったら、その原因に合う方法で、最も良いものを選択できるので、無駄がないと思います。

 

 

足を怪我するのは、物理的な影響ですよね。普通は怪我した足を「精神をポジティブにして治そう」とは考えません。

 

 

ペースメーカーをしている人が電磁波の影響で動悸がするのは、電気的な影響です。この場合普通は「食事で治そう」とは考えません。

 

 

 

当たり前だろ

 

 

・・・と思うかもしれません。その通りです。これくらいの事であれば誰でもわかります。しかし、以下のような事もあります。

 

 

背骨(頚椎、胸椎、骨盤)がズレているのは物理的な問題です。

 

 

そういう事実があるにもかかわらず「原因は全て食事だ」と化学的な事象であるかのように言う人がいます。

 

 

不摂生によって糖化したのは化学的な問題です。

 

 

そういう事実があるにもかかわらず「原因は全て体の歪みだ」と物理的な事象であるかのように言う人もいます。

 

 

間違いそうにない事ですが、現実にこのように考えてしまう人がいるのです。

 

 

だから私はまず、症状がどれに当てはまるかを考えた方が良いと思ったのです。

 

 

ここを押さえていれば、「何でも〇〇が原因」という考えには至りません。

 

 

 

 

病気は長く患ってくると、気が付いたら、最初の病が引き金になって、あっちもこっちも悪くなります。

 

 

 

そんな時もその重なったいくつもの病が、どういうタイプのものになるのか分析できれば、治療法が見つけやすくなります。

 

 

 

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優先順位を勘違いしない

 

 

症状が重なれば、どこから治していけばいいかわからなくなります。

 

 

 

病気ごとに原因のジャンルが違うこともあるので混乱します。

 

 

 

その場合は、まず、複数の病気のうちどちらが先なのかを考えて下さい。

 

 

 

「ニワトリが先か、卵が先か」で揉める事はありますが、病気はほとんど「卵」が先です。

 

 

 

「卵」と「ニワトリ」の関係をハッキリさせた上で、同時進行でそれぞれのジャンルに合った治療をするのが理想です。

 

 

 

ある病気が原因で別の病気に発展した場合、「卵」と「ニワトリ」の関係をゴッチャにしない方が良いです。

 

 

 

わかりにくいので例をあげます。

 

 

 

 

  • 最初に質の悪い食生活が原因で体調を崩し、その体調不良がストレスとなり、最終的に精神的な問題を抱えるようになったケース。

 

 

  • 最初にストレスが続いて精神が病んだことで暴飲暴食をし、最終的に化学的な疾患を抱えるようになったケース。

 

 

 

 

前者は、化学的な病気 → 精神的な病に発展。

 

 

後者は、精神的な病気 → 化学的な病に発展。

 

 

 

 

最初の病が「卵」で、それによって生じる病が「ニワトリ」だと思って下さい。

 

 

 

どちらの病気が元の「卵」になるかは、人によって様々です。「必ず化学的な病気が先」とか、「必ず精神的な病気が先」とか決まっていません。

 

 

 

そして、最終的に生じる疾患をこねくりまわすのは対処療法です。

 

 

 

そこを治してもある程度は楽になります。しかし、「卵」が解決されていないので、「卵」を放置する限り再発します。

 

 

 

分かりやすく言うと、

 

 

 

 

  • 最初に質の悪い食生活が原因で体調を崩し、その体調不良がストレスとなり、最終的に精神的な問題を抱えるようになった人が、一時的に人生相談を受けてポジティブになって元気になったとします。しかし、元である食生活を正さなければ、再び体調を崩すことでストレスに合い、やがて精神も安定しなくなります。

 

 

 

  • 最初にストレスが続いて精神が病んだことがキッカケで暴飲暴食をし、最終的に化学的な疾患を抱えるようになった人が、暴飲暴食を止めて化学的な疾患を治したとします。しかし、ストレスの原因となった人間関係を改善させなければ、再びストレスから暴飲暴食に走る可能性があります。

 

 

 

このように「ニワトリ」だけを解決しても、「卵」を解決しないと意味がないのです。

 

 

その為には、「卵」が何であるかわからないとダメです。

 

 

 

しかし、「卵」が何であるかわからなくする情報がこの世には溢れています。元になった「卵」が何であるかを突き止め、改善させなければなりません。

 

 

 

同じように「病気のジャンル」が何であるかわからなくする情報もこの世には溢れています。

 

 

 

物理的な問題を化学的な問題だといったり、精神的な問題を物理的な問題といったり。

 

 

 

・・・複雑になればなるほど分からなくなります。

 

 

 

 

機械の修理に万能法はない

 

 

治療法を探すポイントは、いたってシンプルです。

 

 

まず、「元々あった病気が原因で、別の病気に発展した場合」は、両方の因果関係をハッキリさせます。

 

 

表に出ている派手な症状ばかりに気を取られて、その原因となった病気から目を背けてはいけません。

 

 

そして、病気が一つだろうが、複数重なっていようが、「それぞれの病気のジャンルを見極めること」が大切です。

 

 

 

間違っても、原因を分析しないうちから、「食事が原因だ」、「骨格の歪みが原因だ」、「ストレスが原因だ」と、決め付けないことです。予測を立てるのは大事ですがあくまで仮説で留めましょう。

 

 

 

 

  • 化学的に問題があるのか

 

 

 

  • 物理的に問題があるのか

 

 

 

  • 精神的に問題があるのか

 

 

 

  • 電気的に問題があるのか

 

 

 

  • 外敵が問題なのか

 

 

 

 

原因がどれかを判断してから、「どんな食事法にしようか」「どこのセラピストにかかろうか」について考える方が順番として良いと思います 。

 

 

 

今回の話をパソコンに例えてみます。

 

 

 

 

  • 中の部品が壊れる

 

 

  • パソコンはまともなのに使用者の使い方が雑

 

 

  • 通信環境が悪い

 

 

  • ウイルス

 

 

 

 

パソコンは「これさえやっておけば全て調子がよくなる」なんてことはありません。

 

 

 

本屋のパソコンコーナーに「全ての不具合はウイルスから」、「全ての不具合は〇〇が壊れるから」という本はありません。

 

 

 

原因が違えば、解決の方法も違うからです。

 

 

 

機械であれば分かる単純な事が、人間の体になると分からなくなる人がでてきます。

 

 

 

原因を発見し、それに相応しい解決策を選ばなければなりません。

 

 

 

「全ての病気の原因は〇〇」は、売れるからそういうタイトルにするのかなとも思います。

 

 

 

そして、そんなタイトルが売れるのは、「楽」だからなのかもしれません。

 

 

 

読者だって、正直あれもこれも気をつけるのは面倒です。

 

 

 

目の前に「これさえやれば完璧」という方法を提示されれば、頼ってしまいます。それ一つだけするのは「楽」です。

 

 

 

しかし、そんな都合の良い方法はなかなかないものです。

 

 

 

状況を分析して、的確な判断をし、戦略的に修正する・・・私はこの方法をオススメします。

 

 

 

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