お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

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糖質制限をすると、「肉」や「魚」や「卵」を腹一杯食べることになるのでお金がかかる・・・

 

 

このように、糖質制限にかかるお金について、気になっている方は多いと思います。私もこれまで色んな人からこの質問をされました。

 

 

肉や魚は食材の中でも金額が高い部類なので、それを多く買う糖質制限はお金がかかると思われても仕方ないと思います。

 

 

しかし、この「糖質制限はお金がかかる」という意見は、半分正解で、半分間違いです。

 

 

ある部分だけをフォーカスして見ると「お金がかかっている」と言えますが、生活費全体で見ると、糖質制限は実は「コストがかからない食事」なのです。

 

 

私も最初は「お金がかかっている」という気がしたのですが、しばらく続けてみてそうでもない事に気が付きました。

 

 

何故なら、糖質制限以外の「バランスの良い食事」、「野菜多めの食事」もお金がかかっていましたから。

 

 

なので、糖質制限が特別高いとは思いません。そこで、

 

 

何故、「糖質制限以外の食事」もコストが高くつくのか、

 

何故、「糖質制限」はお金がかかると一概には言えないのか、

 

 

その理由を説明したいと思います。

 

 

ちなみに、私が試した食事法の中で、1番お金がかからなかったのは「1日1食」です。これは確かに安上がりでした。

 

 

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体が弱かったり、食にこだわると、どんな食事でもお金がかかる

 

 

体が丈夫で、食にも健康にも一切気を使わない人は、「糖質制限以外の食事」と、「糖質制限食」だったら、前者の方が圧倒的に安くつくと思います。

 

このような人達は、食事の質に拘らないし、種類も乏しいので、単純に「肉や魚を多く買うか買わないか」が全体の出費に大きく影響します。

 

アメリカの肥満の人のドキュメンタリーでよくあるような、買い物カゴの中に、

 

シリアル、シリアル、シリアル、缶詰、缶詰、缶詰、缶詰、ジュース、ジュース、冷凍食品、冷凍食品、冷凍食品、パスタ...と、放り込むような人にとっては、「肉や魚ばかり」という買い物は高いでしょう。

 

しかし、体が弱くて、食や健康に気を使う人は、「糖質制限以外の食事」でも相当食費がかさみます。

 

まず、行き着けのスーパーが違います。食財の質にこだわるので、高い物を選ぶ傾向にあり、野菜や果物の量によっては、「糖質制限実践者」のコストを上回ります。

 

私がそうでした。

 

冷静に考えると、糖質制限をする前にしていた「バランスの良い食事」も、「野菜多めの食事」も、それなりにお金がかかっていました。

 

これらの食事をしていた頃は、肉や魚といった「動物性の食品」にかけるお金は少なかったですが、替わりに、「他の食品」にお金がかかっていました。

 

 

 

ちっとも安くないこだわりの食材

 

 

以前は体が弱くて、「なんとか丈夫にしたい」と思っていたので、食事にはこだわっていました。

 

丈夫な人は「そんな事にこだわって何になるの?」と思うかもしれません。ですが、体が丈夫じゃないと、「少しでも体力をつけたい」と必死になります。そして、原因や解決法を探すわけです。

 

そして、良いものを食べる事も大切ですが、「害になるものを食べる事で体調を損ねている」という考えもあったので、「より安全なもの」を求めました。食品添加物とか農薬とか、バランスの悪さとか、「害になりそうなもの」を排除しようとしました。

 

「食品添加物がいけないんじゃないか」とか、「遺伝子組み換え食品がいけないんじゃないか」とか・・・

 

そうすると、行き着くのが「食品添加物を使用してない食材」だとか、「自然農法の野菜」だとか、とにかく質の高い食材です。

 

質が高いということは、当然金額も高くなります。

 

今の世の中、自然に近い安全な食品は高くつくのです。

 

そして、都会ならまだしも、地方は品揃えが悪いですから、手に入らない物はネットで取り寄せていました。

 

例えば、今でこそ、どんなスーパーにもココナッツオイルが置いてありますが、4年前にはどこにも置いてありませんでした。ココナッツオイル自体流行っていなかったので、仕方なくネットで送料を払って頼んでいました。こんな感じで、昔は油一つに対しても、すごく細かいことを気にして買っていました。

 

ちなみに、今は植物性の油はあまり使わないので、近所のスーパーにココナッツオイルが置いてあっても買いません。

 

 

 

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料理の品数が増えると高くつく

 

ここまで、「質」の話をしてきたので、次は「量」の話をしようと思います。

 

昔、「1日30種類の食材を食べると良い」・・・と言われたものです。30の根拠が何なのかわかりませんが、おそらく「バランス至上主義」から生まれた発想でしょう。

 

これだけたくさんの種類を食べておけば、「特定の栄養素だけしか摂れない状態」を避けることができますから。

 

こうして、「バランス」を意識すると、多くの食材を買うようになります。

 

「バランスの良い食事」をしていた時は、主食(雑穀米)に、汁物に、メインディッシュに、サラダに、デザートに...と、品数が多かったので、それに伴って食材も種類をそろえていました。

 

単純に

 

 

野菜一袋の値段 VS 肉1パックの値段

 

 

・・・と比較すれば、確かに肉は高いです。

 

 

しかし、野菜1個の値段は肉や魚より安かったとしても、様々な栄養を摂る為に、種類をたくさん買う事で、総合的な値段は野菜の方が高くなります。

 

質の良い野菜を買った場合は特にです。

 

 

糖質制限をすると、「肉」、「魚」、「卵」、「バター」・・・と、買う商品の種類が少なくなります。調味料の使用も減ります。無駄な物を買わないので、結果的にお金をあまり使わないのです。

 

 

冒頭でも言いましたが、

 

ある部分(一品の値段)にだけフォーカスして、「糖質制限」と「その他の食事」を比較すると、確かに前者は高い。しかし、もっと広い範囲を含めて比較すると、糖質制限はコストがかからない・・・というのはそういう事です。

 

 

 

以上が、「糖質制限の食事」よりも、その他の「バランスの良い食生活」や、「野菜多めの食事」の方がお金がかかった理由です。

 

 

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食材に拘らない糖質制限の健康への効果

 

 

「肉」や「魚」の1つの価格は高いです。糖質制限のように、たくさん食べれば当然金額も高くなります。

 

しかし、私はこれらを量は買っても、質には拘っていません

 

 

それに、糖質制限の場合は、食べる種類が少ないので、「1日30種類~」のように種類を揃える必要もありません。

 

 

これだとお金はあまりかかりません。

 

 

質には拘らないし、バランスも悪い・・・世間一般の感覚ではいかにも体に悪そうですが、現実はイメージとは逆です。

 

 

動物性食品は人間の体に合っているので、私はこの食事で体質が変わって丈夫になりました。

 

だから、質にこだわって、高いものを追い求める必要もなくなりました。

 

 

近所のスーパーで生鮮食品を買うだけです。

 

高給な肉とか、天然の魚とか、産みたての卵・・・みたいなのは選びません、普通の値段のものを選びます。昔だったら、

 

 

安い肉はが良くないから心配、

魚は水銀が心配、

 

 

・・・等、気にしていましたが、今は普通に買っています。肉や魚の質にこだわりだすと、さすがにお金が持ちませんから。

 

「質の良い物を選べばさらに良い」とは思いますが、とりあえず、そこまで拘らなくても十分に結果が出ています。

 

一方、以前の食事は、お金はかかるわ、効果はないわで、散々でした。

 

「食品添加物や、遺伝子組み換え食品に気をつけることは無意味だ」とは言いません。「食材の質にこだわる必要はない」とも言いません。しかし、これらに気をつけても、体質を改善させる程の効果はなかったのです。

 

 

この経験から言えることは、「質は良いけど、体に合わない食品」を食べるより、「質は大したことないけど、体に合う食品」を食べる方が健康になれる・・・という事です。

 

 

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糖質制限には節約効果がある

 

糖質制限には、他の食事よりお金の面で優れている事があります。

 

私は糖質量1日10g以下のスーパー糖質制限をしているので、調理工程品数もシンプルにしています。

 

調理工程が増えること、品数が増えることは、調味料を多く使う原因になるからです。最近ではネギや生姜、にんにくなどの薬味もほとんど使わなくなりました。

 

かなり面白みのない料理になりますが、調理工程、買う食材の種類は圧倒的に少ないです。

 

これが節約につながります。

 

調理工程が減るということは、キッチンに立つ時間が減るということです。

 

 

私は料理がトロいので、野菜の下処理に結構時間がかかっていましたが、肉や魚は切るだけ、あるいは切って加熱するだけなので早いです。

 

それだけでなく、品数が減った事で洗い物も減りました。

 

あと生ゴミが圧倒的に少ないです。魚の骨とか、卵の殻くらいです。

 

電気、ガス、水道代、時間は確実に節約されていると思います。

 

 

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病気になるような食事は、メンテナンス代が発生する可能性を視野に入れる

 

 

「バランスの良い食事」や、「野菜が多めの食事」は、食材にこだわったり、種類を増やしたりしなければ、安く抑える事も可能です。野菜を貰う機会が多い人は、お金をあまり使わないかもしれません。

 

目先の事を考えれば安いと思います。

 

 

しかし、このような食事は質は関係なく、そもそも人間の体の構造には合わない食事なので、体に負担をかける為、劣化が早くなります。

 

 

 

 

 

 

なので、そのような食事を続けていると、将来コストがかかる体(病気になりやすい体)になる可能性があります。

 

 

これはバカになりません。

 

 

私も体が弱かった時は、体のメンテナンス代にお金がかかっていました。

 

弱っていた原因は、「バランスの良い食事」や、「野菜が多めの食事」による糖質の過剰摂取でした。

 

これによって、糖質制限をする前の私は、体が満遍なく弱く、あちこちが「糖化」していました。「糖化」とは、余った糖が、体のタンパク質と化学反応を起こし、変性することです。

 

症状は目立ちませんが、細胞の劣化なので、以下のように細胞レベルで体が弱っていきます。

 

 

 

  • 胃が弱い、胃下垂

 

  • 骨や歯、爪が弱い

 

  • 髪が痛んでいる

 

  • 菌やウイルスへの抵抗力が弱い

 

  • 怪我が治りにくい

 

  • 関節が鳴りやすい

 

  • 肌の劣化

 

  • 痩せていても締りがない

 

  • セルライト

 

  • 筋肉がつかない

 

  • アレルギー

 

 

 

これは糖化の症状の一例です。

 

 

糖質は安いかもしれませんが、このような代償があります。

 

 

そして「お金がかかる」と言われる糖質制限は、この糖化を限りなく防ぐ事ができる食事です。メンテナンス代が発生しにくい食事なのです。

 

 

生活費は食費だけではありません。

 

 

広い範囲、長い目でみると、糖質制限はお金がかからない食事です。

 

 

 

バカにならない健康食品代

 

 

糖質の怖いところは、原因は1つなのに、複数の病気に関わっている事です。

 

糖質というたった1つの原因で、人によって様々な病気になります(その人の弱いところに症状が表れます)。その為、「病気の原因が糖質であること」に気付きにくいのです。

 

 

糖質が原因なのに、「別の物質が悪い」という事になっている病気が多いのです。例えば、「本態性高血圧」の原因は塩ということになっていますが、糖質が原因です。 

 

血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療

 

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

体が弱かった原因は糖化だった・・・と、今でこそ分かりますが、最初は分かりませんでした。

 

原因が分からないとどうなるかというと、解決策を求めて彷徨うことになります。

 

食事法や健康食品等、いろんなものを試しました。

 

健康食品も質の良い物だと、1ヶ月分1万円の物は珍しくありません。お金がかかります。

 

 

症状が様々だったので、原因は全く別だと思っていましたから、それぞれを別の方法で改善しようとしました。例えば、

 

 

胃には「酵素」、

 

関節には「コラーゲン」、

 

老化防止の為に「水素水」、

 

 

・・・と、用途に合わせて健康食品を飲むため、部位別、症状別にお金がかかります。

 

当然、弱ったところが多かったら、飲む種類も多くなります。

 

 

糖質制限を始めた時、これらの健康食品は止めたのですが、それまで抱えていた多くの不快な症状がどんどん治っていきました。

 

 

中でも花粉症が消えたのは嬉しかったです。

 

糖質制限で一時的に体調が悪化。その後ブタクサのアレルギーが治った

 

 

 

糖質制限の健康効果はそれだけ凄いのです。肉や魚といった単品が高かったとしても、それ以上の価値があります。

 

 

 

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糖質制限にかかるお金

 

 

糖質制限で肉、魚、卵を買う量は増えました。しかし、その他の調味料や食材はほとんど買う事がなくなりました。

 

 

さらに光熱費が節約されました。

 

 

高額な健康食品を飲まなくても元気になれました。

 

 

今は、体の材料になるタンパク質を補う為に「プロテイン」を飲んでいるだけです。かかっているお金は、金額にして月3000円です。

 

 

「プロテイン」ももっと質が良くて高いものもありますが、今のところこれで十分です。これだけのコストで、どこまで体の調子がよくなるか実験しているので、当分はこれでいきます。長年、慢性的にタンパク質不足だった為、補わないといけないので、これからも「プロテイン」を止めることはありません。

 

 

(追記)この記事は2016年10月に書いたものです。その後、2017年1月から糖質制限に加え「鉄のサプリメント」を飲むようになりました。その理由は以下の記事に書いています。飲む目的や価格などは、以前とは違います。効果のある、お金もかからない飲み方をしています。

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

糖質制限をする為に食費にお金がかかっても、さまざまな疾患が防げることで、健康食品等のメンテナンス代がかからなくなりました。

 

 

そして得られたものはお金だけではありません。

 

 

疲れにくくなったので、たくさんの用事がこなせます。体調を崩して寝込む事も減りました。

 

 

体が弱かったら、みんなで楽しい旅行の最中に体調を崩して楽しめなかったり、体を壊して仕事を辞めて回復の為に休むことになったり、迷惑をかけたり・・・目に見えない金銭以外の損害が多々あります。そういう損害をあなどってはいけません。

 

 

トータルで考えると、糖質制限は得る物が大きいので、肉や魚の金額は高くても小さく感じます。

 

 

糖質制限で食費がかさみ、お金が減ったとしても、その減り具合は日常的に、チャリン、チャリンと、小銭が減っていく感じでしょうか。

 

 

これに対し、従来の食事で不健康だった時代は、時々まとまってパサッ、パサッと、札が減ってく感じでした。

 

 

チャリン、チャリンがいいか、パサッ、パサッがいいかは、好みの分かれるところですが、私は今の方がコストがかからないと思います。

 

 

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人間の体にはブドウ糖が必要ですが、その量はごくわずかです。

 

 

そして、その必要なブドウ糖は、自分の体で作り出すことができます。これを「糖新生 とうしんせい」と言います。

 

 

しかし、多くの人は、そのシステムがあるにも関わらず、毎日大量の糖質を摂っています。

 

 

その糖はエネルギー源として使われますが、量がとんでもないので、余って、脂肪になったり、糖化反応を起こしたりします。

 

怖いのは「糖化反応」です。

 

「糖化反応」とは、余った糖と体のタンパク質がくっついて、変性することです。

 

 

 

細胞が変性するので、糖化は起こって欲しくない反応です。これによって、細胞レベルで体が弱ります。

 

 

 

「糖化反応」と、糖化反応によって作られる毒性の強い物質「AGE」については以下をお読み下さい。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

最近では、糖化を食い止めるために、「このサプリメントが良い」、「この食品が良い」・・・と、様々な物や方法が紹介されています。

 

 

このように、糖化を防ぐ事を「抗糖化 こうとうか」と言います。

 

 

「抗酸化」が酸化を防ぐという意味で、「抗糖化」は糖化を防ぐという意味ですね。

 

 

私は糖質制限をしているので、人よりも、糖化しないように気をつけています。

 

しかし、抗糖化食品やサプリメントを使って糖化を防ごうとはさらさら思っていません。糖質を制限できた上で、「抗糖化」商品に頼るなら良いですが、それをせずに、「糖質を我慢するのが嫌だからこれらを利用しよう」という考えでは糖化は防げないからです。

 

 

本記事では、糖質制限をしている私が「抗糖化」の商品を快く思っていない理由と、「抗糖化」対策の罠についてお話します。

 

 

 

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抗糖化対策の罠

 

 

私は、糖化を防ぐ基本は、「糖質を食べない事」だと思っています。「何かの商品に頼って糖化を防ぐ」というのはオススメしません。その理由はいくつかありますが、1つは、「抗糖化」対策には胡散臭いものがあるからです。

 

 

この世には、「抗糖化」と謳っていながら、糖化を防ぐどころか、糖化を促進させるような対策があります。

 

例えば、「糖化を防ぐ為に、抗糖化食品を積極的に摂取しましょう!」・・・という情報がありますが、私がこれまで見てきた「抗糖化食品」のほとんどが植物性です。

 

植物性ということは、「抗糖化食品」であっても、その中には糖質が含まれているということです。その指示に従うと、糖化を防ぐ為に、糖質を食べる事になります。

 

 

以前、祖母が見せてくれた健康雑誌の糖質制限特集に、「抗糖化レシピ」と称して、玉ねぎを使ったピクルスが紹介されていました。

 

表向きは「抗糖化」という名前が付けられていますが、中身は、材料は糖質の高い玉ねぎ、味付けも甘酢・・・。

 

正直言って、糖化を防ぎたいのなら、これを食べない方がいい・・・と思いました。

 

お金を貯める特集で、貯金が減るような情報を載せているようなものです。

 

 

 

「玉ねぎの糖分を余計に取る事」と、「そこに含まれる抗糖化のパワー」と、どっちが勝るかは検証しようがありませんが、少なくともその玉ねぎに含まれる糖分はだいたい想像がつきます。

 

抗糖化の為に、甘酢味の玉ねぎの糖分を摂る・・・糖化したいのか、糖化したくないのか、どっちなのかよくわからない特集でした。

 

これを読んで、私はそう思ったわけですが、人によっては「抗糖化の効果がある」という情報に目を奪われて信じるかもしれません。

 

結果的に、以下のようになります。

 

 

●「糖化を防いでくれる」と思っていたものが、実際には糖化を防いでくれるどころか、促進させるものだった。

 

●防いでくれると思っていたから、油断して糖質はガッツリ食べていた。

 

 

 

・・・これでは話になりません。

 

 

 

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楽をする代償

 

 

「糖質制限の特集」で、糖質の害を指摘しながらも、「糖質の多い抗糖化食品を食え」という構図はなんだか変です。糖質を否定したいけど、否定しきれない葛藤が伺えます。

 

 

しかし、「糖質を摂っても、チャラにして欲しい」と期待している人は、その矛盾に気付きません。

 

 

いや、本当は気付いているのかもしれませんが、「楽な方」を信じる為に、見てみぬフリをしているのかもしれません。

 

「糖質を止める」という覚悟ではなく、「あくまで糖質は止めない。その上で健康になりたい」という甘い考えがそこにはあります。

 

そして、「糖質を止めなくてもいい」という夢を与えてくれるのが「抗糖化」商品です。

 

ほとんどの人は、糖質を止めたくありません。だけど健康を損ねるのは嫌なわけです。

 

しかし、それは「浮気はしたいけど、離婚はしたくない」と言っているのと同じです。そんな都合のいい話はありません。みんなわかっている事です。

 

ですが、糖質の話になると、そういう都合のいい話があることを期待してしまうのです。

 

 

 

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危険視されていない糖質

 

 

ちょっと厳しい事を言いましたが、糖質は依存性があるので、お酒やタバコを止める時のように、最初は覚悟が必要です。

 

半額のキットカットが売られているのを、見なかった事にして通り過ぎなければいけません。楽じゃないのが普通です。

 

その代わり、糖質は本来人間が食べなくても良い物なので、ある時期を過ぎれば無くても全く平気になります。

 

しかし、その少しの期間も我慢できないのは、甘い事を言われるからです。

 

 

●糖質はそんなに体に悪くない

 

●ダメージがあっても、後で気をつければチャラになる

 

 

・・・こんな事を言われれば誰も気をつけません。

 

こういう「免罪符」のような話は、糖質以外ではどうでしょう。

 

「酒を飲んでもこれを食べたらチャラ」とか、「タバコ吸ってもこれを飲んだらチャラ」とかあまり聞きませんね。

 

むしろ「禁酒」、「禁煙」という言葉があるように、これらの害を防ぐには「禁欲」が一番の対策だと多くの人は認識しています。対策商品もあるにはありますが、どちらかというと補助的な対策です。メインではありません。

 

 

酒やタバコには、「抗酸化」「抗糖化」のように「抗〇〇」という専門用語もありません。

 

 

「禁」という言葉からは、「止めた方がいいんだ」という考えが伝わってきます。そこに「甘さ」はありません。

 

 

反対に、糖質には、「抗糖化」という言葉はありますが、「禁糖」という言葉はありません。

 

 

緩いですね。

 

 

体は「酸化」と、「糖化」によってダメージを受けます。

 

しかし、「酸化」の原因となる酸素は生きていく上で必要なので、「禁酸」は無理です。

 

ですが、「糖質」は食品から摂る必要はないですし、摂りすぎることで害になる物質です。酒やタバコのように我慢する事が出来る物質なので「禁糖」という言葉があってもいいはずです。

 

なのに何故、こちらは「禁欲」が一番じゃないのでしょうか。

 

 

「我慢しなくてもチャラに出来る裏技」を作ることで「禁欲」の意欲は薄まります。

 

 

「抗糖化」という対策自体はいいのです。問題なのは「こうすれば食った糖質がチャラになるから、少しぐらい糖質を食べても大丈夫ですよ、糖質は必要なんですよ」と安心させて、糖質の害に対する危機感を薄めてしまうことです。こんな「楽な道」を用意されたら、誰も危機感なんて抱きません。

 

「抗糖化できる」という甘えがある事によって、「糖質を我慢する覚悟」が決まらなくなります。

 

「抗糖化」という逃げ道があると、安心して「少しの糖質を摂りながら、脂質やタンパク質を食べる中途半端な糖質制限」をしてしまう人が出てきます。

 

 

 

糖質をある程度とりながらの脂質タンパク質大量摂取は危険です。私もこれで一度糖質制限に失敗しました。

 

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

逆に「それしかない」と追い詰められれば、糖質の我慢くらい出来てしまいます。確かに、糖質制限が体質的にできない人や、糖質制限に慣れるまで時間がかかる人もいますが、そういうケースでもなければ、しんどいのはせいぜい最初の数週間です。

 

 

くどいですが、糖化を防ぐ為に一番いいのは糖質を食べない事です。

 

 

 

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抗糖化食品の効果は疑わしい

 

 

 

私が「断糖」にこだわって、「抗糖化」商品を推進しない理由はもう一つあります。それは、私の経験上、「抗糖化食品」の効果が疑わしいからです。

 

 

「抗糖化食品」には、生姜、ニンニク、シナモン、クミン、黒胡椒、リンゴ、レモン、いろいろなお茶などがあります。

 

 

私はインド料理が好きなので、以前はよく作って食べていました。

 

 

オリジナルのレシピは油が多いので、かなり減らして作っていました。

 

 

当然スパイスを使うわけですが、「抗糖化食品」である、生姜、ニンニク、シナモン、クミン、黒胡椒はよく使っていました。他のスパイスや玉ねぎも使います。

 

 

生姜は抗糖化効果ダントツらしいです。そして、私は生姜、ニンニクは、ほぼ毎日のように料理に使っていました。

 

 

これら「抗糖化食品」を習慣で食べていたことになりますが、体はしっかり糖化していました。

 

 

 

レモンはあらゆる料理、例えばドレッシングに使ったり、焼き魚にかけたりして使っていました。こちらも習慣で食べていました。

 

これも「抗糖化食品」です。

 

 

そして「リンゴ半分」を半年間、健康の為にお菓子を止めて食べ続けたところ、肌が劣化してシワが増え、そのおかげで糖化の恐ろしさに気付きました。

 

 

 

 

 

 

「抗糖化食品」であり、「抗酸化食品」でもあるリンゴによって、糖化を防ぐどころか、糖化を促進させました。

 

「抗酸化作用」も「抗糖化作用」も感じられませんでした。

 

 

また、お酒もジュースも好きではないので、私は年中様々なお茶を愛飲していますが、過去の私の体の糖化ぶりを考えると、お茶の葉が糖化に効果があるとは思えません。

 

 

もしかしたら、多少の糖化防止効果はあるのかもしれませんが、これらの食生活を数年続けてきた私にはそういう実感はありませんでした。

 

過去の私はこれらを「抗糖化食品」だから食べていたのではありません。リンゴ以外は、ただ好きだから食べていただけです。偶然にも好きな物が「抗糖化食品」だったのですが、糖化で体がガラクタのように弱かったです。

 

 

ここに挙げた「抗糖化食品」を普通の人より多く摂取していたにも関わらず、相当体が糖化していたので、このような評価をせざるをえません。

 

 

(追記)健康食品も摂っていましたが、糖質の過剰摂取を止めなかったので、健康食品の効果もありませんでした。糖質を代謝する時にビタミン・ミネラルを消費してしまうので、その影響だと思います。

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

例え「抗糖化食品」を摂っていたとしても、糖質の毒性が強すぎるのです。効果を感じられない程、糖質によって体が弱ります。

 

サプリメントは、食品よりは効果があるかもしれませんが、糖質の毒性は強いので油断しない方が良いでしょう。

 

 

そして、何故「体が弱かった原因が糖化が原因だ」と言いきれるのかというと、スーパー糖質制限を始めてガラクタのようだった弱い体がどんどん丈夫になっていったからです。しかし、それでも、重度の糖化である胃下垂や、関節から音が鳴るなどの症状は治っていません。

 

 

糖化は元に戻りにくい

 

 

「後で対策をすれば、チャラになるだろう」というのは甘い考えです。

 

 

分かりやすい糖化に「セルライト」がありますが、あれはなかなか落ちません。入れ替る細胞でも糖化を治すのは大変なのです。

 

 

そして、体には、脳や目、卵子など、入れ替らない細胞があるので、こういうところが糖化(劣化)したら終わりです。

 

 

 

 

 

 

「抗糖化」食品を頼るよりも、糖質そのものを摂らない方が何倍も体に優しいです。それは実証済みです。

 

 

「抗糖化」商品は、「糖質をとってもチャラにしてくれる」という甘い夢を見させてくれます。

 

しかしながら、その効果は本当に微妙です。商品がショボイのではなく、糖質の害が強すぎるのです。体の弱い人は負けてしまいます。丈夫な人も歳を摂れば弱り負けてしまいます。

 

糖化の危険性を訴えながら「断糖」の道を示すのではなく、商品等の楽な道を最初に示されたら、一度立ち止まって考えてみてください。

 

予防法は優先順位を間違わないようにする必要があります。

 

 

 

(追記)サプリメントや健康食品は、不摂生をしながら飲むと効果が半減しますが、食事に気をつけた上で足りない栄養素を補うのであれば効果的に働いてくれます。

 

 

以下は、食事制限をしながら鉄サプリを半年間飲んだ感想です。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

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ビタミンやミネラルをしっかり摂ろうと思ったら、サプリメントや食品から摂ることになります。

 

 

食品の場合、ビタミンやミネラルが豊富なのは、やはり野菜や果物ですね。

 

 

 

野菜も果物も、世間一般では「健康的」なイメージです。

 

 

 

しかし、それは半分正解で、半分間違いです。

 

 

 

何故なら、野菜や果物には、健康に必要な「ビタミン」や「ミネラル」が豊富に含まれていますが、体に害を与える「糖質」も多く含まれているからです。

 

 

これらを摂る時には、メリットだけでなくデメリットも摂っていることを忘れてはいけません。

 

 

その事に気が付かず、「ビタミン」や「ミネラル」の欠乏を恐れるあまり、健康目的で野菜や果物を摂ると、逆に糖質を過剰摂取してしまう可能性があるので注意して下さい。

 

 

私は、健康に気をつけたいなら、ビタミンやミネラルの欠乏を何とかしようとするより、先に糖質の過剰摂取の方を治した方がいいと思います。

 

 

 

糖質の過剰摂取を治さない状態では、何をしても効果が半減するからです。

 

 

それは、例えるなら、穴の開いたバケツを塞がずして、水を注ぐようなものです。

 

 

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気付かない害

 

 

 

世の中には、「白砂糖は悪だが、黒砂糖や蜂蜜はOK」とか、「砂糖は体に悪いが、植物性の食品は体に良い」という話があります。

 

 

一見、どこにでもありそうな健康の話ですが、

 

実はこれ、矛盾しています。

 

 

白砂糖も、黒砂糖も、蜂蜜も、野菜も、果物も、全て同じだからです。

 

 

何が同じかというと「糖質」が含まれていることがです。これらは、形も味も違いますし、含まれているビタミンやミネラルも違います。

 

 

 

しかし、「糖質」を多く含んでいることだけはどれも共通しています。

 

 

 

「砂糖の糖質」で起こる事は、「他の植物性の食品の糖質」によっても起こります。だから、「砂糖(糖質)を摂るのが悪い」のなら、同じように「他の植物性の食品(糖質多い)も悪い」ことになります。

 

 

しかし、「白砂糖を否定しながら、一方で、他の植物性食品を肯定する人」は結構おられます。

 

 

白砂糖には厳しいのに、多くの植物性食品に含まれる糖質は、何故か無視なのです。

 

 

その理由に「白砂糖は精製されていてミネラル・ビタミンがないから悪い」を挙げられます。

 

 

 

違うだろ

 

 

・・・と、言ってやりたいです。

 

 

 

砂糖が悪い一番の理由は「糖質」だからです。

 

 

ビタミンやミネラルがただないだけでは、何も起こりません。プラスにもなりませんがマイナスにもなりません。

 

 

しかし、「白砂糖は精製されてミネラル・ビタミンがないから悪い」という理屈を聞いたら、知らない人は「ビタミンやミネラルがある甘味料なら安全」な気がしてくるでしょう。

 

 

というよりも、ビタミンやミネラルが強調されると、「糖質は体にダメージを与える」という本質が忘れられます。

 

 

 

こうして、いつの間にか、問題がミネラル・ビタミンの話にすり替わっていきます。

 

 

 

ビタミンやミネラルの必要性を強調するのはいいのですが、私からすると、このような話の展開は「糖質の害」の話を煙に撒かれた気分になります。

 

 

 

 

チャラにはならない

 

 

質のいい土壌で育った植物性の食品は、ビタミンやミネラルが豊富でしょう。

 

 

ですが、「ビタミン・ミネラルがあるから、糖質の害はチャラ」というわけにはいきません。

 

 

穀物でも野菜でも果物でも、「1つの固体」の中に様々な栄養が一緒に含まれているので、メリットのある栄養も、デメリットな栄養も、同時に取ることになります。

 

 

 

財産だけでなく負債も相続するようなものです。

 

 

 

実は、野菜や果物というのは、負債の方が大きいのです。

 

 

 

サプリメントの場合は、狙った栄養素を単体で摂ることも可能ですが、食品はそのようなことは出来ません。野菜や果物を食べれば、メリットとデメリットの両方を同時に取り込むことになります。

 

 

メリットが輝いて見えても、デメリットが消えるわけではありません。

 

 

ですが、「野菜や果物はヘルシー」と、メリットばかりのように宣伝されているので、多くの人は「その影に隠れる糖質のデメリット」を、無かった事のように感じていることでしょう。

 

 

 

植物性の食品に、いくらビタミンやミネラルが豊富に含まれていても、抱き合わせで「その量をはるかに上回る毒物」を摂取すれば、体には負担がかかります。

 

 

しかし、その情報を教えずに、メリットばかりを強調すれば、みんな「健康の為に」とこれらをバクバク食べます。害はないと信じているので、とんでもない量の糖質をとっている事にも気付かないのです。

 

 

過去の私も例外ではありません。野菜や果物に含まれている糖質に油断していました。

 

 

私は健康にいいと信じて、緑黄色野菜のポタージュスープを毎日飲んでいました。

 

 

スープメーカーで作っていたので、生クリームとか余計なものを入れなくても、野菜だけで美味しく仕上がります。偏らないように、人参、かぼちゃ、トマト、さつまいも、カリフラワー、ほうれん草など、緑黄色野菜をメインに、その時々で色んなものを混ぜていました。

 

 

上手いんですよ、これが。

 

 

ビタミンやミネラルが豊富に摂れると思っていたのでガブガブ飲みました。

 

 

 

その糖質量...

 

 

 

今考えたらゾッとします。

 

 

このように、ビタミンやミネラルばかりにこだわると、「気にしなければならない糖質」の存在を忘れてしまいます。

 

 

そしてメリットばかり強調するのは悪質だということがお分かりいただけると思います。両方伝えて、その上で選択させればいいのに、そうしないから選択を誤るわけです。

 

 

給料が今月から10万円上がっても、今月からギャンブルで20万円浪費したら意味がありません。それよりは「給料は今のままだけど、浪費なしで真面目に過ごす」方が、安全な生活が送れます。

 

 

また、「給料は多いけど、暴力を振るう旦那」より、「給料は少なくても、暴力を振るわない旦那」の方が、幸せになる確率は高いでしょう。

 

 

メリットに飛びつく前に、「抱き合わせで付いてくるデメリット」が、どんなものなのかまで考える必要があります。

 

 

 

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糖質の害を避けることは重要

 

 

糖質の害は軽く見られているので気にする方は少ないかもしれません。

 

 

 

しかし、糖質は「糖化」、「癌」、「感染症に弱くなる」・・・等、慢性疾患の原因になります。

 

 

(追記)ここで、「糖質が体に与える影響」について一部を紹介します。

 

 

  • 多くの人がなる本態性高血圧の原因は「塩」ではなく「糖質」です。

 

 

血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療

 

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

  • 癌の原因は、糖質が分解されてできる「ブドウ糖」を代謝する時に発生する「乳酸」の蓄積です。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

  • 糖化は全身を細胞レベルで弱らせます。

 

 

糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

 

 

ビタミンやミネラルが欠乏する事によって起こる病気もたくさんあるので、「ビタミンやミネラルを全く気にするな」とは言いません。

 

 

ですが、現代人にとって一番の問題は、ミネラル・ビタミンが足りない事よりも、糖質という(人間にとっての)毒物に絶えず晒されている事だと思います。

 

 

 

「借金を抱えている人」が一番にしなければならないのは、無駄な出費をカットする事です。

 

 

同じように、健康も「体にダメージを与えるもの」をまず止める。その方が効率よく改善できます。

 

 

 

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ビタミンやミネラルが欠乏する原因

 

 

私が、ビタミンやミネラルの欠乏を心配するよりも、先に体が糖質の害を受けているかどうかに注目した方がいいと思う理由は他にもあります。

 

 

まず、ビタミンやミネラルが欠乏する2つの理由を見てください。

 

 

 

 

  • ビタミン・ミネラルの摂取量が少ない

 

 

  • 摂取量は足りているが、糖質の過剰摂取で、せっかく摂ったビタミン・ミネラルが消費される

 

 

 

糖質には後者のようなデメリットもあります。

 

 

 

私は、「現代人のビタミンやミネラルの欠乏」の主な原因は、「糖質の過剰摂取」にあるのではないかと疑っています。

 

 

ビタミンが不足して壊血病になった「昔の船乗り」と違い、現代は十分過ぎるほどの食料があります。例え土壌の質が低下して、1つの食材の栄養の量が昔より減っていたとしても、それを補うほどの量は食べているはずだからです。

 

 

それなのに不足するのは、どこかから摂取した栄養が漏れ出している可能性があります。

 

 

それか、食べただけで、最初から栄養が吸収されていないということも考えられます。

 

 

そもそも、植物性食品は人間の消化器官には適していないのですから、そのような現象が起こっていたとしても何の不思議もありません。

 

 

 

意味のない栄養の摂り方

 

 

糖質は栄養泥棒・・・という言葉があります。

 

 

上手いこと言うなぁ・・・と思いました。

 

 

「糖質」は体内で分解されて、エネルギーとして使われる時に、ビタミンやミネラルを消費します。

 

 

野菜や果物を摂ると、ビタミンやミネラルと、同時に糖質も摂ってしまうと言いました。

 

 

しかし、それだけではなく、せっかく「健康の為に」と思って摂ったビタミンやミネラルが、「糖質」にとられてしまうのです。

 

 

正に泥棒です。栄養だけでなく、食費やサプリメントのお金ももったいないです。

 

 

 

(追記)昔はどの健康食品を飲んでも効果がほとんど感じられませんでした。

 

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

糖質を過剰に摂りながらだと、ビタミンやミネラルを摂っても取っても意味がありません。

 

 

貧乏なのは給料が少ないからとは限りません。例え給料を沢山貰っていたとしても、それを上回る浪費をしていたら、例え毎月100万稼いでも貧乏なのです。

 

 

ビタミンやミネラルの消費を上回る量をサプリで補えばいいのかもしれませんが、かなりお金がかかります。

 

 

経済的な視点からみても、そのような無駄な事をするより、糖質の摂取量を見直した方が良いと考えます。

 

 

昔の私は「糖質の処理にビタミン・ミネラルが使われている」という知識が無かったので、他のことには気をつけても、糖質の過剰摂取だけはそのままでした。その結果、せっかく摂ったビタミンやミネラルがパクられまくっていました。

 

 

 

 

  • ビタミンやミネラルを摂る為に野菜や果物を食べるが、そこに含まれている糖質を消費するために、ビタミンやミネラルを浪費する

 

 

 

  • 高いお金を払って健康食品を買うが、糖質を大量に食べるので、健康食品から摂ったビタミンやミネラルが使われる

 

 

 

 

ビタミン・ミネラルはただでさえ不足しがちな栄養素です。それを「糖質の代謝」という作業で浪費してしまってはもったいないと思いませんか。

 

 

給料をもらったら、何かを買ったり、家を直したり、出来るだけ建設的に、自由に使いたいですよね。栄養素だって、せっかくいい栄養素が体の中に入ってきたら、体を修復したり等、建設的な事に使いたいものです。

 

 

 

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枝葉ではなく本質を見る

 

 

「メリット」よりも「デメリット」の方が大きい場合、注意が必要です。

 

 

何度も言いますが、ビタミン・ミネラルに注目するのはいいですが、本質を「糖質」から逸らすべきではありません。

 

 

糖質から話の本質がズレるから、ビタミン・ミネラルのあるなしで、揉めるようになります。例えば、

 

 

 

白砂糖はダメ、でも黒砂糖はいい、てんさい糖はいい、蜂蜜は・・・等と。

 

 

 

また、「砂糖」と、「他の糖質を含む植物性の食品」を別の物として区別すると、混乱と誤解を招きます。

 

 

これらにどんな栄養素が含まれているのかをみていくと、「ビタミンやミネラルがついているか、ついていないか」という違いはありますが、どれも姿が違うだけで「糖質」と「糖質」です。

 

 

片方は何も被っていない剥き出しの状態、もう片方は野菜や果物という皮を被っている状態・・・違いはそれだけです。

 

 

 

「狼」と「おばあさんに化けた狼」は同じなのです。

 

 

 

「糖質をとっても、そこにビタミンやミネラルが含まれていればOKだろう」「植物ならセーフ」と思いたい人達が、問題の本質を「糖質」からそらす為に、ミネラルやビタミンを過剰に強調していますが、「問題視しなければならないところ」を間違えてはいけません。

 

 

ただ、「少しなら大丈夫な事にしよう」、「糖質は食べても大丈夫という理屈が存在すればいいな」・・・という気持ちは理解できます。

 

 

お菓子も、野菜も、炭水化物も、果物も美味しいですから。

 

 

甘いものが大好きな私も、かつては、人生から甘いものを切り離したくなくて、糖質の害にあえて注目せずに、甘味料の種類にこだわりました。

 

 

砂糖じゃなくて、オリゴ糖、甜菜糖、ココナッツシュガー・・・

 

 

安心して甘い物を食べる為に、なんとかして、よりマシな甘味料を探しましたが、どんぐりの背比べでした。糖質は糖質です。

 

 

どこで金を借りても、借金は借金です。こっちの方が利子が少し安いとか、多少の違いはあるでしょう。しかし、借金自体を止めないと、基本的にどこで借りても生活は苦しくなります。よりマシな甘味料を探すのはそれと同じ理屈です。

 

 

 

 

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糖質制限を始めてから、ビタミンやミネラルを意識しなくなった

 

 

私はかつて、ミネラル、ビタミン、酵素の健康食品を摂っていました。これらの栄養素が必要だと思っていたからです。

 

 

食事にも気を配っていました。お酒もタバコもなしです。

 

 

それなのに、体がガラクタのように弱かったです。とても健康に気をつけていたので不思議でした。

 

 

しかし、今思えば、糖質を大量に摂っていた為、ビタミンやミネラルが糖質の消費に使われて、それによって、健康食品の効果が感じられなかったのだと思います。

 

 

糖質制限を始めた昨年から、効果を調べるために、これらの健康食品は摂っていません。代わりに「バター」と「プロテイン」を摂取しています。

 

 

私が実践しているのは「1日10g以下のスーパー糖質制限」ですから、野菜はほとんど食べません。ネギ、ニンニク、しょうが、スパイス・・・食べてもこの程度です。冷蔵庫の野菜室がさみしいことになっています。

 

 

嗜好品をあげるとすれば、ブラックコーヒー1~2杯です。

 

 

外食をする回数もそんなにありませんから、植物性食品はほとんど摂っていません。

 

 

食品だけでなく、健康食品からのビタミン・ミネラルも、ほぼなしです。

 

 

かといって肉食動物のように、内臓も含めて丸ごと食べるという事はしていませんので、生の内臓からビタミンやミネラルを摂取していません。

 

 

内臓を含めて全部食べるのは子魚くらいです。でも、これも回数は多くありません。

 

 

食べるのは、肉や卵がほとんどです。

 

 

タンパク質や脂質ばかり食べているので、ビタミンやミネラルは不足しているはずですが、「ビタミン・ミネラル・糖質」を摂取していた時に比べて、今の方が圧倒的に元気です。

 

 

 

ビタミンやミネラルの欠乏に注意を払うのも大事ですが、糖質の害にも関心をもって頂ければ幸いです。

 

 

 

(追記)野菜に含まれているミネラル・ビタミンには期待はできない

 

 

現代は土壌が悪いので、野菜にミネラル・ビタミンがほとんど含まれていないと言われています。

 

 

そして、品種改良がされているので、本来の野菜には少なかった糖質が増えています。

 

 

本来含まれていた栄養素が減っている可能性もあります。

 

 

「食べ物だけで健康を保つ」と、「食事法と栄養補助食品を組み合わせる」ではどちらが優れているか

 

 

それだけでなく、1970年代からテレビの料理番組によって、栄養を捨てる調理法が普及しました。

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

現代人は「ビタミンやミネラルが欠乏した野菜」を食べているということになります

 

 

 

ビタミンやミネラルを摂りたいなら、野菜や果物ではなくサプリメントから摂った方が効果的です。

 

 

 

(追記)ビタミンやミネラルをサプリメントから摂る

 

 

この記事を書いたのは2016年の10月です。

 

 

それから勉強して、2017年1月からミネラルである「鉄」、6月からビタミンである「ナイアシン」を飲み始めました。

 

 

目的、結果とも、過去に健康食品を摂っていた時と違います。

 

 

 

鉄サプリの効果については、以下の記事をお読み下さい。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

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