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糖質制限をすると、「肉」や「魚」や「卵」を腹一杯食べることになるのでお金がかかる・・・
このように、糖質制限にかかるお金について、気になっている方は多いと思います。私もこれまで色んな人からこの質問をされました。
肉や魚は食材の中でも金額が高い部類なので、それを多く買う糖質制限はお金がかかると思われても仕方ないと思います。
しかし、この「糖質制限はお金がかかる」という意見は、半分正解で、半分間違いです。
ある部分だけをフォーカスして見ると「お金がかかっている」と言えますが、生活費全体で見ると、糖質制限は実は「コストがかからない食事」なのです。
私も最初は「お金がかかっている」という気がしたのですが、しばらく続けてみてそうでもない事に気が付きました。
何故なら、糖質制限以外の「バランスの良い食事」、「野菜多めの食事」もお金がかかっていましたから。
なので、糖質制限が特別高いとは思いません。そこで、
何故、「糖質制限以外の食事」もコストが高くつくのか、
何故、「糖質制限」はお金がかかると一概には言えないのか、
その理由を説明したいと思います。
ちなみに、私が試した食事法の中で、1番お金がかからなかったのは「1日1食」です。これは確かに安上がりでした。
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体が弱かったり、食にこだわると、どんな食事でもお金がかかる
体が丈夫で、食にも健康にも一切気を使わない人は、「糖質制限以外の食事」と、「糖質制限食」だったら、前者の方が圧倒的に安くつくと思います。
このような人達は、食事の質に拘らないし、種類も乏しいので、単純に「肉や魚を多く買うか買わないか」が全体の出費に大きく影響します。
アメリカの肥満の人のドキュメンタリーでよくあるような、買い物カゴの中に、
シリアル、シリアル、シリアル、缶詰、缶詰、缶詰、缶詰、ジュース、ジュース、冷凍食品、冷凍食品、冷凍食品、パスタ...と、放り込むような人にとっては、「肉や魚ばかり」という買い物は高いでしょう。
しかし、体が弱くて、食や健康に気を使う人は、「糖質制限以外の食事」でも相当食費がかさみます。
まず、行き着けのスーパーが違います。食財の質にこだわるので、高い物を選ぶ傾向にあり、野菜や果物の量によっては、「糖質制限実践者」のコストを上回ります。
私がそうでした。
冷静に考えると、糖質制限をする前にしていた「バランスの良い食事」も、「野菜多めの食事」も、それなりにお金がかかっていました。
これらの食事をしていた頃は、肉や魚といった「動物性の食品」にかけるお金は少なかったですが、替わりに、「他の食品」にお金がかかっていました。
ちっとも安くないこだわりの食材
以前は体が弱くて、「なんとか丈夫にしたい」と思っていたので、食事にはこだわっていました。
丈夫な人は「そんな事にこだわって何になるの?」と思うかもしれません。ですが、体が丈夫じゃないと、「少しでも体力をつけたい」と必死になります。そして、原因や解決法を探すわけです。
そして、良いものを食べる事も大切ですが、「害になるものを食べる事で体調を損ねている」という考えもあったので、「より安全なもの」を求めました。食品添加物とか農薬とか、バランスの悪さとか、「害になりそうなもの」を排除しようとしました。
「食品添加物がいけないんじゃないか」とか、「遺伝子組み換え食品がいけないんじゃないか」とか・・・
そうすると、行き着くのが「食品添加物を使用してない食材」だとか、「自然農法の野菜」だとか、とにかく質の高い食材です。
質が高いということは、当然金額も高くなります。
今の世の中、自然に近い安全な食品は高くつくのです。
そして、都会ならまだしも、地方は品揃えが悪いですから、手に入らない物はネットで取り寄せていました。
例えば、今でこそ、どんなスーパーにもココナッツオイルが置いてありますが、4年前にはどこにも置いてありませんでした。ココナッツオイル自体流行っていなかったので、仕方なくネットで送料を払って頼んでいました。こんな感じで、昔は油一つに対しても、すごく細かいことを気にして買っていました。
ちなみに、今は植物性の油はあまり使わないので、近所のスーパーにココナッツオイルが置いてあっても買いません。
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料理の品数が増えると高くつく
ここまで、「質」の話をしてきたので、次は「量」の話をしようと思います。
昔、「1日30種類の食材を食べると良い」・・・と言われたものです。30の根拠が何なのかわかりませんが、おそらく「バランス至上主義」から生まれた発想でしょう。
これだけたくさんの種類を食べておけば、「特定の栄養素だけしか摂れない状態」を避けることができますから。
こうして、「バランス」を意識すると、多くの食材を買うようになります。
「バランスの良い食事」をしていた時は、主食(雑穀米)に、汁物に、メインディッシュに、サラダに、デザートに...と、品数が多かったので、それに伴って食材も種類をそろえていました。
単純に
野菜一袋の値段 VS 肉1パックの値段
・・・と比較すれば、確かに肉は高いです。
しかし、野菜1個の値段は肉や魚より安かったとしても、様々な栄養を摂る為に、種類をたくさん買う事で、総合的な値段は野菜の方が高くなります。
質の良い野菜を買った場合は特にです。
糖質制限をすると、「肉」、「魚」、「卵」、「バター」・・・と、買う商品の種類が少なくなります。調味料の使用も減ります。無駄な物を買わないので、結果的にお金をあまり使わないのです。
冒頭でも言いましたが、
ある部分(一品の値段)にだけフォーカスして、「糖質制限」と「その他の食事」を比較すると、確かに前者は高い。しかし、もっと広い範囲を含めて比較すると、糖質制限はコストがかからない・・・というのはそういう事です。
以上が、「糖質制限の食事」よりも、その他の「バランスの良い食生活」や、「野菜多めの食事」の方がお金がかかった理由です。
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食材に拘らない糖質制限の健康への効果
「肉」や「魚」の1つの価格は高いです。糖質制限のように、たくさん食べれば当然金額も高くなります。
しかし、私はこれらを量は買っても、質には拘っていません。
それに、糖質制限の場合は、食べる種類が少ないので、「1日30種類~」のように種類を揃える必要もありません。
これだとお金はあまりかかりません。
質には拘らないし、バランスも悪い・・・世間一般の感覚ではいかにも体に悪そうですが、現実はイメージとは逆です。
動物性食品は人間の体に合っているので、私はこの食事で体質が変わって丈夫になりました。
だから、質にこだわって、高いものを追い求める必要もなくなりました。
近所のスーパーで生鮮食品を買うだけです。
高給な肉とか、天然の魚とか、産みたての卵・・・みたいなのは選びません、普通の値段のものを選びます。昔だったら、
安い肉は餌が良くないから心配、
魚は水銀が心配、
・・・等、気にしていましたが、今は普通に買っています。肉や魚の質にこだわりだすと、さすがにお金が持ちませんから。
「質の良い物を選べばさらに良い」とは思いますが、とりあえず、そこまで拘らなくても十分に結果が出ています。
一方、以前の食事は、お金はかかるわ、効果はないわで、散々でした。
「食品添加物や、遺伝子組み換え食品に気をつけることは無意味だ」とは言いません。「食材の質にこだわる必要はない」とも言いません。しかし、これらに気をつけても、体質を改善させる程の効果はなかったのです。
この経験から言えることは、「質は良いけど、体に合わない食品」を食べるより、「質は大したことないけど、体に合う食品」を食べる方が健康になれる・・・という事です。
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糖質制限には節約効果がある
糖質制限には、他の食事よりお金の面で優れている事があります。
私は糖質量1日10g以下のスーパー糖質制限をしているので、調理工程も品数もシンプルにしています。
調理工程が増えること、品数が増えることは、調味料を多く使う原因になるからです。最近ではネギや生姜、にんにくなどの薬味もほとんど使わなくなりました。
かなり面白みのない料理になりますが、調理工程、買う食材の種類は圧倒的に少ないです。
これが節約につながります。
調理工程が減るということは、キッチンに立つ時間が減るということです。
私は料理がトロいので、野菜の下処理に結構時間がかかっていましたが、肉や魚は切るだけ、あるいは切って加熱するだけなので早いです。
それだけでなく、品数が減った事で洗い物も減りました。
あと生ゴミが圧倒的に少ないです。魚の骨とか、卵の殻くらいです。
電気、ガス、水道代、時間は確実に節約されていると思います。
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病気になるような食事は、メンテナンス代が発生する可能性を視野に入れる
「バランスの良い食事」や、「野菜が多めの食事」は、食材にこだわったり、種類を増やしたりしなければ、安く抑える事も可能です。野菜を貰う機会が多い人は、お金をあまり使わないかもしれません。
目先の事を考えれば安いと思います。
しかし、このような食事は質は関係なく、そもそも人間の体の構造には合わない食事なので、体に負担をかける為、劣化が早くなります。
なので、そのような食事を続けていると、将来コストがかかる体(病気になりやすい体)になる可能性があります。
これはバカになりません。
私も体が弱かった時は、体のメンテナンス代にお金がかかっていました。
弱っていた原因は、「バランスの良い食事」や、「野菜が多めの食事」による糖質の過剰摂取でした。
これによって、糖質制限をする前の私は、体が満遍なく弱く、あちこちが「糖化」していました。「糖化」とは、余った糖が、体のタンパク質と化学反応を起こし、変性することです。
症状は目立ちませんが、細胞の劣化なので、以下のように細胞レベルで体が弱っていきます。
- 胃が弱い、胃下垂
- 骨や歯、爪が弱い
- 髪が痛んでいる
- 菌やウイルスへの抵抗力が弱い
- 怪我が治りにくい
- 関節が鳴りやすい
- 肌の劣化
- 痩せていても締りがない
- セルライト
- 筋肉がつかない
- アレルギー
これは糖化の症状の一例です。
糖質は安いかもしれませんが、このような代償があります。
そして「お金がかかる」と言われる糖質制限は、この糖化を限りなく防ぐ事ができる食事です。メンテナンス代が発生しにくい食事なのです。
生活費は食費だけではありません。
広い範囲、長い目でみると、糖質制限はお金がかからない食事です。
バカにならない健康食品代
糖質の怖いところは、原因は1つなのに、複数の病気に関わっている事です。
糖質というたった1つの原因で、人によって様々な病気になります(その人の弱いところに症状が表れます)。その為、「病気の原因が糖質であること」に気付きにくいのです。
糖質が原因なのに、「別の物質が悪い」という事になっている病気が多いのです。例えば、「本態性高血圧」の原因は塩ということになっていますが、糖質が原因です。
血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療
体が弱かった原因は糖化だった・・・と、今でこそ分かりますが、最初は分かりませんでした。
原因が分からないとどうなるかというと、解決策を求めて彷徨うことになります。
食事法や健康食品等、いろんなものを試しました。
健康食品も質の良い物だと、1ヶ月分1万円の物は珍しくありません。お金がかかります。
症状が様々だったので、原因は全く別だと思っていましたから、それぞれを別の方法で改善しようとしました。例えば、
胃には「酵素」、
関節には「コラーゲン」、
老化防止の為に「水素水」、
・・・と、用途に合わせて健康食品を飲むため、部位別、症状別にお金がかかります。
当然、弱ったところが多かったら、飲む種類も多くなります。
糖質制限を始めた時、これらの健康食品は止めたのですが、それまで抱えていた多くの不快な症状がどんどん治っていきました。
糖質制限の健康効果はそれだけ凄いのです。肉や魚といった単品が高かったとしても、それ以上の価値があります。
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糖質制限にかかるお金
糖質制限で肉、魚、卵を買う量は増えました。しかし、その他の調味料や食材はほとんど買う事がなくなりました。
さらに光熱費が節約されました。
高額な健康食品を飲まなくても元気になれました。
今は、体の材料になるタンパク質を補う為に「プロテイン」を飲んでいるだけです。かかっているお金は、金額にして月3000円です。
「プロテイン」ももっと質が良くて高いものもありますが、今のところこれで十分です。これだけのコストで、どこまで体の調子がよくなるか実験しているので、当分はこれでいきます。長年、慢性的にタンパク質不足だった為、補わないといけないので、これからも「プロテイン」を止めることはありません。
(追記)この記事は2016年10月に書いたものです。その後、2017年1月から糖質制限に加え「鉄のサプリメント」を飲むようになりました。その理由は以下の記事に書いています。飲む目的や価格などは、以前とは違います。効果のある、お金もかからない飲み方をしています。
糖質制限をする為に食費にお金がかかっても、さまざまな疾患が防げることで、健康食品等のメンテナンス代がかからなくなりました。
そして得られたものはお金だけではありません。
疲れにくくなったので、たくさんの用事がこなせます。体調を崩して寝込む事も減りました。
体が弱かったら、みんなで楽しい旅行の最中に体調を崩して楽しめなかったり、体を壊して仕事を辞めて回復の為に休むことになったり、迷惑をかけたり・・・目に見えない金銭以外の損害が多々あります。そういう損害をあなどってはいけません。
トータルで考えると、糖質制限は得る物が大きいので、肉や魚の金額は高くても小さく感じます。
糖質制限で食費がかさみ、お金が減ったとしても、その減り具合は日常的に、チャリン、チャリンと、小銭が減っていく感じでしょうか。
これに対し、従来の食事で不健康だった時代は、時々まとまってパサッ、パサッと、札が減ってく感じでした。
チャリン、チャリンがいいか、パサッ、パサッがいいかは、好みの分かれるところですが、私は今の方がコストがかからないと思います。
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1日30品目が提唱された理由は、
偏らない食事をしていたら、
発ガン性を多く含む食品に偏る確率が低くくなる。
という、医学も、栄養学も良く知らない、
いち公務員の思い付きが始まりです。
糖質を控える事で癌が抑えられるなら、
全く意味ないですね。
あと
食べておられる食事のレシピなど、
記事にしていただけたら嬉しいです。
どの様に調理すれば良いのか?
イメージがイマイチ湧きません。
野菜は摂られないとの事ですが、
白菜など、糖質をあまり含まない?
イメージのある野菜も摂らない方がよろしいのでしょうか?
又その理由も知りたいです。
>食べておられる食事のレシピなど、記事にしていただけたら嬉しいです。
どの様に調理すれば良いのか?イメージがイマイチ湧きません。
ほんとうにこれはかんべんして欲しいです。人に見せるほど料理が得意ではないのです。
シンプルに焼く、煮る、蒸す、味付けは基本塩です。
一言で言うと、野生的な料理で誰でも出来ます。見た目も、野菜を使わないので華がありません。
香りづけに使用しているのは、クミン、コリアンダー、マスタード、花椒、ブラックペッパー、オレガノ、ローズマリー、八角、バジル、シナモン、カルダモンです。
野菜だとにんにく、しょうがです。
これらを使い分けます。
>野菜は摂られないとの事ですが、白菜など、糖質をあまり含まない?イメージのある野菜も摂らない方がよろしいのでしょうか?
糖質制限をする場合、何を目的にするのか、どのぐらい糖質を制限するのかで、答えは変わってきます。
10g以下にするのと、50g以下にするのでは、選択できる野菜も違います。
これはよく言うのですが、「イメージ」ではなく、「そこに含まれている糖質量がどのくらいか」を数値で判断した方がいいです。
「これは少ないイメージ」「なんとなくこれは健康だと言われているから」・・・このようにしてチョイスしていると、気付かず糖質をたくさん摂ってしまうことになりかねません。
私も野菜を摂るときは、糖質量を気にします。
レシピ
僕の知りたいのは、素材と量です。
一度の食事で、何肉なら何グラムとか
栄養成分表で、必要、適正はタンパク質と脂質を体重比で計算する方法とか
こちらのブログ以外に、そう言う事を教えてくれる、信用出来るサイトとか
紹介して頂けたらと思います。
言わば理論編では無く、実践編が欲しいです。
ネットには嘘の情報が溢れていますから、こうして理論立てて、しかも分かりやすく解説して頂けます事は、大変ありがたいです。
>僕の知りたいのは、素材と量です。一度の食事で、何肉なら何グラムとか
栄養成分表は検索すれば様々なサイトがでてきます。
正確に知りたい場合は、本などを参考にするのもよいでしょう。
健康な人の場合、タンパク質量は体重50kgあたり、60g必要です。
私の場合だと1食、卵なら3~4個、肉や魚だと250g~300gは食べます。
足りない場合はプロテインで補います。
卵は大きさにもよりますが、3つで約20gのタンパク質が含まれています。
肉や魚は種類や部位によって違います。