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虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

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糖質制限は本当にお金がかかるのか。他の食事法と比較してみた
糖質制限は本当にお金がかかるのか。他の食事法と比較してみた

 

糖質制限をすると、「肉」や「魚」や「卵」を腹一杯食べることになるのでお金がかかる・・・

 

 

このように、糖質制限にかかるお金について、気になっている方は多いと思います。私もこれまで色んな人からこの質問をされました。

 

 

肉や魚は食材の中でも金額が高い部類なので、それを多く買う糖質制限はお金がかかると思われても仕方ないと思います。

 

 

しかし、この「糖質制限はお金がかかる」という意見は、半分正解で、半分間違いです。

 

 

ある部分だけをフォーカスして見ると「お金がかかっている」と言えますが、生活費全体で見ると、糖質制限は実は「コストがかからない食事」なのです。

 

 

私も最初は「お金がかかっている」という気がしたのですが、しばらく続けてみてそうでもない事に気が付きました。

 

 

何故なら、糖質制限以外の「バランスの良い食事」、「野菜多めの食事」もお金がかかっていましたから。

 

 

なので、糖質制限が特別高いとは思いません。そこで、

 

 

何故、「糖質制限以外の食事」もコストが高くつくのか、

 

何故、「糖質制限」はお金がかかると一概には言えないのか、

 

 

その理由を説明したいと思います。

 

 

ちなみに、私が試した食事法の中で、1番お金がかからなかったのは「1日1食」です。これは確かに安上がりでした。

 

 

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体が弱かったり、食にこだわると、どんな食事でもお金がかかる

 

 

体が丈夫で、食にも健康にも一切気を使わない人は、「糖質制限以外の食事」と、「糖質制限食」だったら、前者の方が圧倒的に安くつくと思います。

 

このような人達は、食事の質に拘らないし、種類も乏しいので、単純に「肉や魚を多く買うか買わないか」が全体の出費に大きく影響します。

 

アメリカの肥満の人のドキュメンタリーでよくあるような、買い物カゴの中に、

 

シリアル、シリアル、シリアル、缶詰、缶詰、缶詰、缶詰、ジュース、ジュース、冷凍食品、冷凍食品、冷凍食品、パスタ…と、放り込むような人にとっては、「肉や魚ばかり」という買い物は高いでしょう。

 

しかし、体が弱くて、食や健康に気を使う人は、「糖質制限以外の食事」でも相当食費がかさみます。

 

まず、行き着けのスーパーが違います。食財の質にこだわるので、高い物を選ぶ傾向にあり、野菜や果物の量によっては、「糖質制限実践者」のコストを上回ります。

 

私がそうでした。

 

冷静に考えると、糖質制限をする前にしていた「バランスの良い食事」も、「野菜多めの食事」も、それなりにお金がかかっていました。

 

これらの食事をしていた頃は、肉や魚といった「動物性の食品」にかけるお金は少なかったですが、替わりに、「他の食品」にお金がかかっていました。

 

 

 

ちっとも安くないこだわりの食材

 

 

以前は体が弱くて、「なんとか丈夫にしたい」と思っていたので、食事にはこだわっていました。

 

丈夫な人は「そんな事にこだわって何になるの?」と思うかもしれません。ですが、体が丈夫じゃないと、「少しでも体力をつけたい」と必死になります。そして、原因や解決法を探すわけです。

 

そして、良いものを食べる事も大切ですが、「害になるものを食べる事で体調を損ねている」という考えもあったので、「より安全なもの」を求めました。食品添加物とか農薬とか、バランスの悪さとか、「害になりそうなもの」を排除しようとしました。

 

「食品添加物がいけないんじゃないか」とか、「遺伝子組み換え食品がいけないんじゃないか」とか・・・

 

そうすると、行き着くのが「食品添加物を使用してない食材」だとか、「自然農法の野菜」だとか、とにかく質の高い食材です。

 

質が高いということは、当然金額も高くなります。

 

今の世の中、自然に近い安全な食品は高くつくのです。

 

そして、都会ならまだしも、地方は品揃えが悪いですから、手に入らない物はネットで取り寄せていました。

 

例えば、今でこそ、どんなスーパーにもココナッツオイルが置いてありますが、4年前にはどこにも置いてありませんでした。ココナッツオイル自体流行っていなかったので、仕方なくネットで送料を払って頼んでいました。こんな感じで、昔は油一つに対しても、すごく細かいことを気にして買っていました。

 

ちなみに、今は植物性の油はあまり使わないので、近所のスーパーにココナッツオイルが置いてあっても買いません。

 

 

 

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料理の品数が増えると高くつく

 

ここまで、「質」の話をしてきたので、次は「量」の話をしようと思います。

 

昔、「1日30種類の食材を食べると良い」・・・と言われたものです。30の根拠が何なのかわかりませんが、おそらく「バランス至上主義」から生まれた発想でしょう。

 

これだけたくさんの種類を食べておけば、「特定の栄養素だけしか摂れない状態」を避けることができますから。

 

こうして、「バランス」を意識すると、多くの食材を買うようになります。

 

「バランスの良い食事」をしていた時は、主食(雑穀米)に、汁物に、メインディッシュに、サラダに、デザートに…と、品数が多かったので、それに伴って食材も種類をそろえていました。

 

単純に

 

 

野菜一袋の値段 VS 肉1パックの値段

 

 

・・・と比較すれば、確かに肉は高いです。

 

 

しかし、野菜1個の値段は肉や魚より安かったとしても、様々な栄養を摂る為に、種類をたくさん買う事で、総合的な値段は野菜の方が高くなります。

 

質の良い野菜を買った場合は特にです。

 

 

糖質制限をすると、「肉」、「魚」、「卵」、「バター」・・・と、買う商品の種類が少なくなります。調味料の使用も減ります。無駄な物を買わないので、結果的にお金をあまり使わないのです。

 

 

冒頭でも言いましたが、

 

ある部分(一品の値段)にだけフォーカスして、「糖質制限」と「その他の食事」を比較すると、確かに前者は高い。しかし、もっと広い範囲を含めて比較すると、糖質制限はコストがかからない・・・というのはそういう事です。

 

 

 

以上が、「糖質制限の食事」よりも、その他の「バランスの良い食生活」や、「野菜多めの食事」の方がお金がかかった理由です。

 

 

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食材に拘らない糖質制限の健康への効果

 

 

「肉」や「魚」の1つの価格は高いです。糖質制限のように、たくさん食べれば当然金額も高くなります。

 

しかし、私はこれらを量は買っても、質には拘っていません

 

 

それに、糖質制限の場合は、食べる種類が少ないので、「1日30種類~」のように種類を揃える必要もありません。

 

 

これだとお金はあまりかかりません。

 

 

質には拘らないし、バランスも悪い・・・世間一般の感覚ではいかにも体に悪そうですが、現実はイメージとは逆です。

 

 

動物性食品は人間の体に合っているので、私はこの食事で体質が変わって丈夫になりました。

 

だから、質にこだわって、高いものを追い求める必要もなくなりました。

 

 

近所のスーパーで生鮮食品を買うだけです。

 

高給な肉とか、天然の魚とか、産みたての卵・・・みたいなのは選びません、普通の値段のものを選びます。昔だったら、

 

 

安い肉はが良くないから心配、

魚は水銀が心配、

 

 

・・・等、気にしていましたが、今は普通に買っています。肉や魚の質にこだわりだすと、さすがにお金が持ちませんから。

 

「質の良い物を選べばさらに良い」とは思いますが、とりあえず、そこまで拘らなくても十分に結果が出ています。

 

一方、以前の食事は、お金はかかるわ、効果はないわで、散々でした。

 

「食品添加物や、遺伝子組み換え食品に気をつけることは無意味だ」とは言いません。「食材の質にこだわる必要はない」とも言いません。しかし、これらに気をつけても、体質を改善させる程の効果はなかったのです。

 

 

この経験から言えることは、「質は良いけど、体に合わない食品」を食べるより、「質は大したことないけど、体に合う食品」を食べる方が健康になれる・・・という事です。

 

 

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糖質制限には節約効果がある

 

糖質制限には、他の食事よりお金の面で優れている事があります。

 

私は糖質量1日10g以下のスーパー糖質制限をしているので、調理工程品数もシンプルにしています。

 

調理工程が増えること、品数が増えることは、調味料を多く使う原因になるからです。最近ではネギや生姜、にんにくなどの薬味もほとんど使わなくなりました。

 

かなり面白みのない料理になりますが、調理工程、買う食材の種類は圧倒的に少ないです。

 

これが節約につながります。

 

調理工程が減るということは、キッチンに立つ時間が減るということです。

 

 

私は料理がトロいので、野菜の下処理に結構時間がかかっていましたが、肉や魚は切るだけ、あるいは切って加熱するだけなので早いです。

 

それだけでなく、品数が減った事で洗い物も減りました。

 

あと生ゴミが圧倒的に少ないです。魚の骨とか、卵の殻くらいです。

 

電気、ガス、水道代、時間は確実に節約されていると思います。

 

 

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病気になるような食事は、メンテナンス代が発生する可能性を視野に入れる

 

 

「バランスの良い食事」や、「野菜が多めの食事」は、食材にこだわったり、種類を増やしたりしなければ、安く抑える事も可能です。野菜を貰う機会が多い人は、お金をあまり使わないかもしれません。

 

目先の事を考えれば安いと思います。

 

 

しかし、このような食事は質は関係なく、そもそも人間の体の構造には合わない食事なので、体に負担をかける為、劣化が早くなります。

 

 

 

 

 

 

なので、そのような食事を続けていると、将来コストがかかる体(病気になりやすい体)になる可能性があります。

 

 

これはバカになりません。

 

 

私も体が弱かった時は、体のメンテナンス代にお金がかかっていました。

 

弱っていた原因は、「バランスの良い食事」や、「野菜が多めの食事」による糖質の過剰摂取でした。

 

これによって、糖質制限をする前の私は、体が満遍なく弱く、あちこちが「糖化」していました。「糖化」とは、余った糖が、体のタンパク質と化学反応を起こし、変性することです。

 

症状は目立ちませんが、細胞の劣化なので、以下のように細胞レベルで体が弱っていきます。

 

 

 

  • 胃が弱い、胃下垂

 

  • 骨や歯、爪が弱い

 

  • 髪が痛んでいる

 

  • 菌やウイルスへの抵抗力が弱い

 

  • 怪我が治りにくい

 

  • 関節が鳴りやすい

 

  • 肌の劣化

 

  • 痩せていても締りがない

 

  • セルライト

 

  • 筋肉がつかない

 

  • アレルギー

 

 

 

これは糖化の症状の一例です。

 

 

糖質は安いかもしれませんが、このような代償があります。

 

 

そして「お金がかかる」と言われる糖質制限は、この糖化を限りなく防ぐ事ができる食事です。メンテナンス代が発生しにくい食事なのです。

 

 

生活費は食費だけではありません。

 

 

広い範囲、長い目でみると、糖質制限はお金がかからない食事です。

 

 

 

バカにならない健康食品代

 

 

糖質の怖いところは、原因は1つなのに、複数の病気に関わっている事です。

 

糖質というたった1つの原因で、人によって様々な病気になります(その人の弱いところに症状が表れます)。その為、「病気の原因が糖質であること」に気付きにくいのです。

 

 

糖質が原因なのに、「別の物質が悪い」という事になっている病気が多いのです。例えば、「本態性高血圧」の原因は塩ということになっていますが、糖質が原因です。 

 

血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療

 

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

体が弱かった原因は糖化だった・・・と、今でこそ分かりますが、最初は分かりませんでした。

 

原因が分からないとどうなるかというと、解決策を求めて彷徨うことになります。

 

食事法や健康食品等、いろんなものを試しました。

 

健康食品も質の良い物だと、1ヶ月分1万円の物は珍しくありません。お金がかかります。

 

 

症状が様々だったので、原因は全く別だと思っていましたから、それぞれを別の方法で改善しようとしました。例えば、

 

 

胃には「酵素」、

 

関節には「コラーゲン」、

 

老化防止の為に「水素水」、

 

 

・・・と、用途に合わせて健康食品を飲むため、部位別、症状別にお金がかかります。

 

当然、弱ったところが多かったら、飲む種類も多くなります。

 

 

糖質制限を始めた時、これらの健康食品は止めたのですが、それまで抱えていた多くの不快な症状がどんどん治っていきました。

 

 

中でも花粉症が消えたのは嬉しかったです。

 

糖質制限で一時的に体調が悪化。その後ブタクサのアレルギーが治った

 

 

 

糖質制限の健康効果はそれだけ凄いのです。肉や魚といった単品が高かったとしても、それ以上の価値があります。

 

 

 

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糖質制限にかかるお金

 

 

糖質制限で肉、魚、卵を買う量は増えました。しかし、その他の調味料や食材はほとんど買う事がなくなりました。

 

 

さらに光熱費が節約されました。

 

 

高額な健康食品を飲まなくても元気になれました。

 

 

今は、体の材料になるタンパク質を補う為に「プロテイン」を飲んでいるだけです。かかっているお金は、金額にして月3000円です。

 

 

「プロテイン」ももっと質が良くて高いものもありますが、今のところこれで十分です。これだけのコストで、どこまで体の調子がよくなるか実験しているので、当分はこれでいきます。長年、慢性的にタンパク質不足だった為、補わないといけないので、これからも「プロテイン」を止めることはありません。

 

 

(追記)この記事は2016年10月に書いたものです。その後、2017年1月から糖質制限に加え「鉄のサプリメント」を飲むようになりました。その理由は以下の記事に書いています。飲む目的や価格などは、以前とは違います。効果のある、お金もかからない飲み方をしています。

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

糖質制限をする為に食費にお金がかかっても、さまざまな疾患が防げることで、健康食品等のメンテナンス代がかからなくなりました。

 

 

そして得られたものはお金だけではありません。

 

 

疲れにくくなったので、たくさんの用事がこなせます。体調を崩して寝込む事も減りました。

 

 

体が弱かったら、みんなで楽しい旅行の最中に体調を崩して楽しめなかったり、体を壊して仕事を辞めて回復の為に休むことになったり、迷惑をかけたり・・・目に見えない金銭以外の損害が多々あります。そういう損害をあなどってはいけません。

 

 

トータルで考えると、糖質制限は得る物が大きいので、肉や魚の金額は高くても小さく感じます。

 

 

糖質制限で食費がかさみ、お金が減ったとしても、その減り具合は日常的に、チャリン、チャリンと、小銭が減っていく感じでしょうか。

 

 

これに対し、従来の食事で不健康だった時代は、時々まとまってパサッ、パサッと、札が減ってく感じでした。

 

 

チャリン、チャリンがいいか、パサッ、パサッがいいかは、好みの分かれるところですが、私は今の方がコストがかからないと思います。

 

 

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糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する
糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

糖質を食べると、体のタンパク質に余った糖が結びつく「糖化反応」が起きます。

 

 

この反応によって細胞が劣化するので、体が弱っていきますが、いきなりではありません。

 

 

体が人よりも弱い人は、わりと早く影響が表れますが、丈夫な普通の人は、後で影響がでるので、遡って「あの時の糖質が原因だった」とは思いません。

 

 

まぁ、気付かないのが普通です。

 

 

その為、糖質の過剰摂取をしてもなんとも思いませんし危機感もありません。

 

 

 

昔、私は体が弱かったので、なんとかして体を元気にしたいと思ってアレコレと試しましたが、何を試してもほぼ効果がなく、体が丈夫にはなりませんでした。

 

 

 

その原因は、糖質が悪いと思っていなかったので、「糖質」以外を気をつけていたことにありました。

 

 

 

糖質には警戒心がなかったので、無防備に食べ続けていたのです。

 

 

 

しかし、その後、糖質制限を始めて、糖質を徹底的に排除しました。

 

 

糖質制限の効果を確かめたかったので、摂取していた健康食品は止め、食品添加物や遺伝子組み換え食品等、それまで気を付けていたものは余り気にしなくなりました。

 

 

 

それまでと間逆ですが、体が驚くほど元気になりました。

 

 

その結果分かったのは、それだけ糖質の毒性が強いということです。

 

 

私も昔はその知識がなかったので、ずいぶん体を壊しました。その経験から言える事は、

 

 

糖質を食べ続ける生活をおくっているにも関わらず、現段階で不調を何も感じられなかったとしても、本人が気付いていないだけで影響を受けている可能性は十分にあるということです。

 

 

そして、そういう場合は、後でジワジワと症状が表れます。

 

 

「糖質をたくさん食べているけど別に何も起きない」という考えの方は、私の様に体を痛めるまでに気付いて、食べるならせめて、糖質に対して「体に合わないものを食べているんだ」という自覚を持って欲しいと思います。

 

 

 

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体に合わないものを食べる

 

 

 

「食べられる事」と「食べたものが本来の食性に合っているかどうか」は別の問題です。

 

 

 

当たり前ですが、一応、「食べたら体に悪いもの」でも、口の中に入れれば「食べる事」は可能です。

 

 

 

また、多くの人が主張される様に、「合わない物」を食べても、場合によっては症状が出ず、元気で過ごせる場合もあります。

 

 

 

しかし、何も起きなかったからといって、イコール「その食品がその動物の体に合う事」にはならないと私は思います。

 

 

 

例えば、牛は本来は「草」を食べる動物ですが、「トウモロコシ」も食べることができます。

 

 

 

アーロン・ウールフ監督の「キング・コーン 世界を作る魔法の一粒」というドキュメンタリー映画があるのですが、

 

 

 

「体に合わないコーン」を食べさせられている牛は、やはり、体を壊してしまうそうです。

 

 

 

ですが、そうならないように大量の抗生物質が使われます。

 

 

 

 

牛に穀物を与える場合、120日以内の牛であれば問題ないそうですが、それ以上の牛に与えると胃潰瘍ができたりするそうです。

 

 

 

このように、例え食べる事はできても、「本来食べるべきでないもの」を食べると弊害が起きるのです。

 

 

 

そして、「コーン」よりもヤバイのが一時期問題になった「肉骨粉」です。

 

 

 

あれなど「植物食性の牛」に動物性食材を与える行為です。

 

 

 

 

そして、「合わない食べ物」があるのは牛だけではありません。

 

 

 

私は昔、大型犬を飼っていたのですが、私の食べるお菓子を時々与えていました。

 

 

 

しかし、ずいぶん後に、ネットで犬について調べていたところ、「犬にチョコレートを与えてはいけない」と書いてありました。

 

 

 

 

 

ネギ科の植物と、骨付きの鶏肉(骨が縦に裂けて危険だから)はダメだというのは知っていましたが、食べさせてはいけない物は、まだまだたくさんあり、他にも知らずに食べさせていたものがいくつかありました。知らなかったとはいえ、恐ろしい事をしていました。

 

 

 

また、犬を通じて仲良くなった人も、同じように人間の食べ物を日常的に与えておられました。「人間用のケーキ」を犬に食べさせたと聞いたときにはさすがにビックリしました。

 

 

 

さらに言うと、ペットフードが一般的ではなかった時代、ほとんどの飼い主が人間の食べ残しを与えていました。ですから、結果的に多くの人が、犬に「食べさせてはいけない物」を食べさせていたと思います。ご飯に味噌汁をかける等は定番です。

 

 

 

そんなものでも、犬は「食べる事」は出来ますし、いきなり病気になったりしません。

 

 

 

犬も牛も人間も、動物には「食べない方がいい食材、栄養素」があります。「それぞれの動物に合った食性」というものがあるからでしょう。

 

 

 

では何故、なんでもバランス良く食べないのでしょうか。

 

 

それどころか、食べるものが絞られていて、わざとバランスが悪いように設計されているといえます。

 

 

 

次はこの「バランス」について考えてみます。

 

 

 

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バランスという不自然

 

 

同じ物ばかり食べる様子は、「人間の価値観」で見ると偏っているように見えます。

 

 

それを「極端だ!」と表現する人もいます。そして、バランスの大切さを主張されます。

 

 

ですが、基本的に生物は自らの食性に合った極端な食性をもっています。

 

 

そもそも「食べる物が限られている」というのは、バランスが悪い事なのでしょうか。理にかなっていない事なのでしょうか。

 

 

 

私はそうは思いません。

 

 

 

自然が創り上げるものは、上手くできているものです。

 

 

 

もし、「バランスが悪い、偏った食事」をするように元から体が設計されているとしたら、それは自然が創りだしたものです。

 

 

その状態がその生体にとって正常なのです。

 

 

 

それにこうも考えられます。

 

 

 

もし全ての動物が同じ物を食べていたら、そればかりがなくなります。奪い合えば、当然弱い者は食にありつくことができません。

 

 

 

「競争相手が存在しない事」、「食性がみんな少しずつ違う事」は、地球規模で考えると、メリットです。そうでないと逆に不都合が生じると思います。

 

 

 

全体的な事を考えると、動物によって食べるものがバラバラで、偏っているのはとても自然な事です。

 

 

 

 

  • 植物食性動物は植物性ばかり

 

  • 動物食性動物は動物性ばかり

 

 

※「両方に対応できる内臓」を持ち合わせている生き物は、両方いける

 

 

 

 

 

 

昆虫のように、成長過程で食性が変化する生き物もいますが、それはその生物の設計図の範囲内での変化です。

 

 

幼虫からさなぎになると、外見だけでなく内臓も変化するそうです。幼虫と成虫の食べるものが違うのはその為らしいです。

 

 

 

これは私達が考えるような「雑食」ではありません。

 

 

表面的にみれば「違う性質のもの」を食べているので、「雑食」と言えなくもないかもしれませんが、前提として内臓の構造が変化しているので、他の動物とは明らかに違います。

 

 

普通は内臓の構造は変わりませんから。

 

 

このように、性質の違うものを食べるには、虫のように途中で変化するなど、特殊な内臓の構造が必要です。

 

 

 

内臓が追いつかない状態で不自然に雑食をすると、問題が起きても不思議ではありません。

 

 

 

内臓と食べ物の関係については以下をご覧下さい。

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

 

人間もそうですが、人間に飼われている犬などのペットにも当てはまります。犬も、偏っていると言われている糖質制限食で元気になったという話が増えています。

 

 

 

虫のように変わった内臓をもちあわせていない動物は、本来の食性に合った、「偏った食事」をする方が自然です。人間も動物ですから、そういう極端な性質があって当たり前です。

 

 

他の動物がそうであるように、人間もバランスは関係なく、自らの設計図に合った食事をする方が理にかなっていると思います。

 

 

 

内臓や食性を無視して、「バランスが良ければいい」と考える事は、むしろ不自然で偏った考えなのです。

 

 

 

設計を無視し、人間の考えたバランスに従って、本来必要ない栄養素を摂ると、いきなりは壊れないかもしれませんが、不具合が起きる可能性が高くなります。

 

 

 

まず、構造や仕組みを理解し、「それには何が必要で、何が必要じゃないのか」を見極めた上で、相応しい栄養素を摂るのが正解でしょう。

 

 

 

対象を何も見ず、ただ「バランス」と言うのは、稚拙としか言えません。

 

 

 

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合わないものを大量に摂るとどうなるか

 

 

 

人間にとって不必要な栄養素といえば、ダントツで糖質です。

 

 

私も過去に「食品添加物」を避けたり、「遺伝子組み換え食品」を避けたり、害となるあらゆるものを避けていました。それらも摂りたくないものです。

 

 

ですが、それらと比較しても糖質の害だけは突出しています。

 

 

とにかく、摂取する量が尋常ではありません。

 

 

料理に含まれる食品添加物を取り出して測ったとしても、おそらく一日に食べる量は100gも満たないと思います。ですが、糖質は100g程度なら余裕で越えます。

 

 

 

その量の糖質を毎日毎日摂っていたら、体に以下のような影響を与えます。遅効性で、どこに害がでるか分からない特徴があります。

 

 

『老けたくなければファーストフードを食べるな 老化物質AGEの正体 著者:山岸昌一』より引用

 

 

 

AGEの正体は何かといいますと、糖化物質です。体内にあるタンパク質が糖化した結果、本来のタンパク質とは似ても似つかないものになった。

 

 

AGEはちょうどお菓子のように、表面にベタベタと糖がくついたような姿を想像されたらいいと思います。元はきれいなタンパク質だったのに、砂糖でまぶしたようにベトベトになって、本来の働きがまったくできなくなった。

 

 

糖尿病が進行するとそれらが体中のいたるところに広がり増えていきます。唾液にも、爪にも、皮膚にも、髪の毛にも、いろいろな臓器にも…..。でも唾液を構成するタンパク質と、皮膚を構成するタンパク質では種類が違います。ですから、できあがったものはそれぞれ違う。一つの名称では呼べません。

 

 

そこでタンパク質が糖化したことを「AGE化」したと呼び、AGE化した糖化物質をひとまとめにして「AGE」と名付けたのです。

 

 

AGEには、元のタンパク質によってさまざまな種類があります。糖のたんこぶがタンパク質のどの部分に、どんなふうにつくかによっても性質が変わってきます。もちろん、くっつく 糖の種類によっても違います。

 

 

一説によると、AGEは何十種類もあるのではないかと言われています。

 

 

皮膚のように一ヶ月で入れ替わるもの、ヘモグロビンを含む赤血球のように四ヶ月で入れ替わるもの、骨のコラーゲンのように二~一〇年で入れ替わるもの、それぞれAGEから受ける影響も変わってきます。

 

 

目の水晶体を構成するクリスタリンというタンパク質は一生変わりません。つまり、生まれたときからのAGEの蓄積をそのまま受けつづけます。

 

 

神経細胞も心筋細胞も一生変わりません。そういう場所のAGEはずっとたまったまま、組織に影響を与えつづけています。

 

 

また、AGE化は体中で進行していますが、患者さんによっては腎臓だけが悪くなって、目はまだ大丈夫な人もいます。個人差もあります。

 

 

もし白内障の原因が100%AGEだとすると、どんな人でもAGEがたまりつづければ、必ず白内障が起きるはずです。

 

 

しかし現実にはそうはなりません。

 

 

なぜなら同じ量のAGEがあっても、パンクしてしまう臓器とまだ耐えられる臓器がある。低い量のAGEしかなくても、別の因子が加わったために、障害が出てしまう臓器もあるからです。

 

 

つまりAGEがそれぞれの臓器に与える障害の度合いは、他の因子によって薄められたり、濃くなったりするのです。AGE化は体中で起きていますが、症状のあらわれ方は臓器それぞれ、人それぞれだということです。

 

 

(38p~39p)

 

 

 

原因は同じ糖質によって引き起こされますが、「症状のあらわれ方は臓器それぞれ、人それぞれ」という部分がポイントです。

 

 

これは、私にも言えることです。

 

 

私は胃が弱かったですが、腸は普通です。お腹を壊すこともほとんどありませんし、便秘になることもありません。山岸氏が指摘されるように、それぞれの臓器の強弱によって、影響を受けやすいところと、受けにくいところがあるのだと思います。

 

 

弱いところから痛むと思った方がいいです。

 

 

私の場合、他の臓器に比べて胃が格段に弱かったから、内臓では胃にばかり目立った症状がでました。

 

 

 

 

 

 

ですが、糖質中心の食事を続けていたら、近い将来、他の臓器もイカれていたと思います。

 

 

このことから分かるように、「この症状にならないから、俺は糖質食ってもセーフなんだ」というのは錯覚です。

 

 

 

勘違いしない為にも、部位別、症状だけを見るのではなく、体のどこかに「糖化特有の症状」が出ていないかに注目することが重要です。

 

 

 

 

「糖化特有の症状」については、詳しくは以下で述べています。どれか1つは当てはまるものがあると思います。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ここで一つ注意してほしいのですが、「私の胃が弱かったのは糖化が原因だった」といいましたが、だからと言って、胃が悪かったら全て糖化が原因とは限りません。

 

 

当たり前ですね。例えば胃に穴が開いていたらそれは違う病気なわけです。

 

 

仮に原因がストレスなら、食事ではなく、置かれているストレスの元を解決しないと胃は元気にならないと思います。 

 

 

症状に注目して、原因を正確に突き止めて、それに見合った対処をする事が大切です。

 

 

 

引用した内容を読んでお分かりいただけたかと思いますが、糖化は人によって、どこにどんな症状ででてくるかわかりません。だから原因が糖質だと気付きにくいのです。

 

 

 

ですが、「糖化した場合はどんな症状になるのか」をあらかじめ知っておく事で、糖化に気付きやすくなります。今は前例が多くあるので、それと照らし合わせれば、糖化なのか糖化じゃないのか、ある程度予測することが可能です。

 

 

 

一番はお医者さんが、病院で普通に「これは、糖化が原因ですね。」と診断してくれれば良いのですが、そこまで世の中が変わるには時間がかかるので、当分は個人が自分で分析するしかありません。

 

 

 

その為、分析ができる人とそうじゃない人で、健康状態に差が出てくると思います。

 

 

 

心配なのは体の弱い人より、体の丈夫な人です。

 

 

「糖質を食べても自分は何も起きないから大丈夫」と主張する人は、体が丈夫な人です。

 

 

丈夫なのはいいのですが、目立った症状がないのをいいことにバクバクと糖質を食べ続けます。本当は大丈夫じゃないのですけどね。

 

 

 

なんとか危険を伝えたいのですが分かってもらえないので苦労します。

 

 

「症状がでないから大丈夫」と調子に乗るのは最も危険なのです。

 

 

 

私も昔そうだったので、特に思います。

 

 

 

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甘いものは私の体に合っているという勘違い

 

 

私は糖質大好きなので、糖質制限を始める前は、かなりの糖質を食べていました。

 

 

 

しかし、私は糖質を食べても全然太らない体質です。

 

 

 

ご飯をおかわりしようが、甘いものをいくら食べようが肥満とは無縁でした。学生の時、周囲のほとんどの女の子は、私のこの体質を羨ましがっていました。

 

 

私もこの体質をいいことに

 

 

「私は普通の人が太る炭水化物や甘いものを食べても太らない」と調子に乗り、中学生の頃から毎日カップのアイスクリームを2つ食べていました。安売りの時は3つとか、箱入りのを一日で食べるとかしていました。

 

 

全く太りませんでしたから、「甘いものは私の体に合っている」などと思っていました。

 

 

当時は「糖化」とか「酸化」という言葉もありませんし、世間一般で目の敵にされていたのは、「脂質」や「塩分」です。

 

 

糖質で言われていたのは、「甘いものを摂りすぎると虫歯になる」、「骨が溶ける」くらいでしょうか。

 

 

しかし、どんなに甘いものの恐さを訴えられても、私は甘いものによって悪い影響を受けているとは思えませんでした。太らなかったわけですから。

 

 

現実の伴わない常識には聞く耳を持たないものです(今から考えると、しっかり悪い影響がでていたのですが、当時は情報がなく認識できていませんでした)。

 

 

太ると言われても太らない様に、「骨も溶けないだろう」、「特に何も問題はないだろう」と考えていたのです。

 

 

しかし、それは影響がなかったのではなく、

 

 

たまたま「太る」という方向に症状が出なかっただけです。

 

 

 

そして、私がそれに気が付いていなかっただけです。

 

 

 

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症状は1つではない

 

 

先程紹介した本にあったように、「糖質」という1つの原因で、様々な慢性疾患になります。

 

 

従って、起きる症状は人それぞれです。

 

 

なので、「糖質は太る」という図式も、実は半分正解で、半分間違っています。太る人もいれば、私の様に痩せてしまう人もいるのです。

 

 

理解に苦しむかもしれませんが、正反対の症状のどちらも糖質の影響です。

 

 

 

ちなみに、私が食べ続けた糖質は、常識とは別のところに問題を起こしました。何故私が太らなかったか、その理由は恐ろしいものでした。

 

 

 

 

 

 

アイスクリームをバクバクと毎日欠かさず食べた私ですが、もし、太っていたら、糖質を食べ過ぎないように気をつけていたでしょう。

 

 

 

「甘いもの=太る」という図式しか頭になかった事は問題でした。

 

 

こうして症状を決め付けると、他の可能性は疑いません。

 

 

だから「この症状がでないから問題ない」という発想に繋がったのです。

 

 

その為、胃が弱かろうが、爪がペラペラだろうが、関節から音がでようが、自身の糖分の摂りすぎを問題視することはありませんでした。

 

 

で、他のことを気をつけて、糖質を食べ続けながら、「なんでこんなに不健康なんだろう」と思うわけです。

 

 

知らないとはこういうことです。

 

 

 

まとめ

 

 

私は糖化によって、体にかなりダメージを受けたので、しつこく糖化についてお話ししています。同じように体を弱らせてしまっている人に気付いてほしいからです。

 

 

糖質制限はダイエットのイメージが強いですが、私は糖質制限の一番のメリットは「糖化」を抑えられることだと思っています。

 

 

 

糖質の摂りすぎは、「糖化」だけでなく、ある条件によって癌の原因にもなります。これを防ぐ意味でも糖質制限は有効なのです。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

 

糖化は体を弱らせます。そうならない為にも、糖質の量には気をつけて下さい。

 

 

 

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抗糖化のサプリメントや食品に効果を期待するのは逆効果。糖化を防ぐ為に気をつけたい事
抗糖化のサプリメントや食品に効果を期待するのは逆効果。糖化を防ぐ為に気をつけたい事

 

人間の体にはブドウ糖が必要ですが、その量はごくわずかです。

 

 

そして、その必要なブドウ糖は、自分の体で作り出すことができます。これを「糖新生 とうしんせい」と言います。

 

 

しかし、多くの人は、そのシステムがあるにも関わらず、毎日大量の糖質を摂っています。

 

 

その糖はエネルギー源として使われますが、量がとんでもないので、余って、脂肪になったり、糖化反応を起こしたりします。

 

怖いのは「糖化反応」です。

 

「糖化反応」とは、余った糖と体のタンパク質がくっついて、変性することです。

 

 

 

細胞が変性するので、糖化は起こって欲しくない反応です。これによって、細胞レベルで体が弱ります。

 

 

 

「糖化反応」と、糖化反応によって作られる毒性の強い物質「AGE」については以下をお読み下さい。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

最近では、糖化を食い止めるために、「このサプリメントが良い」、「この食品が良い」・・・と、様々な物や方法が紹介されています。

 

 

このように、糖化を防ぐ事を「抗糖化 こうとうか」と言います。

 

 

「抗酸化」が酸化を防ぐという意味で、「抗糖化」は糖化を防ぐという意味ですね。

 

 

私は糖質制限をしているので、人よりも、糖化しないように気をつけています。

 

しかし、抗糖化食品やサプリメントを使って糖化を防ごうとはさらさら思っていません。糖質を制限できた上で、「抗糖化」商品に頼るなら良いですが、それをせずに、「糖質を我慢するのが嫌だからこれらを利用しよう」という考えでは糖化は防げないからです。

 

 

本記事では、糖質制限をしている私が「抗糖化」の商品を快く思っていない理由と、「抗糖化」対策の罠についてお話します。

 

 

 

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抗糖化対策の罠

 

 

私は、糖化を防ぐ基本は、「糖質を食べない事」だと思っています。「何かの商品に頼って糖化を防ぐ」というのはオススメしません。その理由はいくつかありますが、1つは、「抗糖化」対策には胡散臭いものがあるからです。

 

 

この世には、「抗糖化」と謳っていながら、糖化を防ぐどころか、糖化を促進させるような対策があります。

 

例えば、「糖化を防ぐ為に、抗糖化食品を積極的に摂取しましょう!」・・・という情報がありますが、私がこれまで見てきた「抗糖化食品」のほとんどが植物性です。

 

植物性ということは、「抗糖化食品」であっても、その中には糖質が含まれているということです。その指示に従うと、糖化を防ぐ為に、糖質を食べる事になります。

 

 

以前、祖母が見せてくれた健康雑誌の糖質制限特集に、「抗糖化レシピ」と称して、玉ねぎを使ったピクルスが紹介されていました。

 

表向きは「抗糖化」という名前が付けられていますが、中身は、材料は糖質の高い玉ねぎ、味付けも甘酢・・・。

 

正直言って、糖化を防ぎたいのなら、これを食べない方がいい・・・と思いました。

 

お金を貯める特集で、貯金が減るような情報を載せているようなものです。

 

 

 

「玉ねぎの糖分を余計に取る事」と、「そこに含まれる抗糖化のパワー」と、どっちが勝るかは検証しようがありませんが、少なくともその玉ねぎに含まれる糖分はだいたい想像がつきます。

 

抗糖化の為に、甘酢味の玉ねぎの糖分を摂る・・・糖化したいのか、糖化したくないのか、どっちなのかよくわからない特集でした。

 

これを読んで、私はそう思ったわけですが、人によっては「抗糖化の効果がある」という情報に目を奪われて信じるかもしれません。

 

結果的に、以下のようになります。

 

 

●「糖化を防いでくれる」と思っていたものが、実際には糖化を防いでくれるどころか、促進させるものだった。

 

●防いでくれると思っていたから、油断して糖質はガッツリ食べていた。

 

 

 

・・・これでは話になりません。

 

 

 

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楽をする代償

 

 

「糖質制限の特集」で、糖質の害を指摘しながらも、「糖質の多い抗糖化食品を食え」という構図はなんだか変です。糖質を否定したいけど、否定しきれない葛藤が伺えます。

 

 

しかし、「糖質を摂っても、チャラにして欲しい」と期待している人は、その矛盾に気付きません。

 

 

いや、本当は気付いているのかもしれませんが、「楽な方」を信じる為に、見てみぬフリをしているのかもしれません。

 

「糖質を止める」という覚悟ではなく、「あくまで糖質は止めない。その上で健康になりたい」という甘い考えがそこにはあります。

 

そして、「糖質を止めなくてもいい」という夢を与えてくれるのが「抗糖化」商品です。

 

ほとんどの人は、糖質を止めたくありません。だけど健康を損ねるのは嫌なわけです。

 

しかし、それは「浮気はしたいけど、離婚はしたくない」と言っているのと同じです。そんな都合のいい話はありません。みんなわかっている事です。

 

ですが、糖質の話になると、そういう都合のいい話があることを期待してしまうのです。

 

 

 

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危険視されていない糖質

 

 

ちょっと厳しい事を言いましたが、糖質は依存性があるので、お酒やタバコを止める時のように、最初は覚悟が必要です。

 

半額のキットカットが売られているのを、見なかった事にして通り過ぎなければいけません。楽じゃないのが普通です。

 

その代わり、糖質は本来人間が食べなくても良い物なので、ある時期を過ぎれば無くても全く平気になります。

 

しかし、その少しの期間も我慢できないのは、甘い事を言われるからです。

 

 

●糖質はそんなに体に悪くない

 

●ダメージがあっても、後で気をつければチャラになる

 

 

・・・こんな事を言われれば誰も気をつけません。

 

こういう「免罪符」のような話は、糖質以外ではどうでしょう。

 

「酒を飲んでもこれを食べたらチャラ」とか、「タバコ吸ってもこれを飲んだらチャラ」とかあまり聞きませんね。

 

むしろ「禁酒」、「禁煙」という言葉があるように、これらの害を防ぐには「禁欲」が一番の対策だと多くの人は認識しています。対策商品もあるにはありますが、どちらかというと補助的な対策です。メインではありません。

 

 

酒やタバコには、「抗酸化」「抗糖化」のように「抗〇〇」という専門用語もありません。

 

 

「禁」という言葉からは、「止めた方がいいんだ」という考えが伝わってきます。そこに「甘さ」はありません。

 

 

反対に、糖質には、「抗糖化」という言葉はありますが、「禁糖」という言葉はありません。

 

 

緩いですね。

 

 

体は「酸化」と、「糖化」によってダメージを受けます。

 

しかし、「酸化」の原因となる酸素は生きていく上で必要なので、「禁酸」は無理です。

 

ですが、「糖質」は食品から摂る必要はないですし、摂りすぎることで害になる物質です。酒やタバコのように我慢する事が出来る物質なので「禁糖」という言葉があってもいいはずです。

 

なのに何故、こちらは「禁欲」が一番じゃないのでしょうか。

 

 

「我慢しなくてもチャラに出来る裏技」を作ることで「禁欲」の意欲は薄まります。

 

 

「抗糖化」という対策自体はいいのです。問題なのは「こうすれば食った糖質がチャラになるから、少しぐらい糖質を食べても大丈夫ですよ、糖質は必要なんですよ」と安心させて、糖質の害に対する危機感を薄めてしまうことです。こんな「楽な道」を用意されたら、誰も危機感なんて抱きません。

 

「抗糖化できる」という甘えがある事によって、「糖質を我慢する覚悟」が決まらなくなります。

 

「抗糖化」という逃げ道があると、安心して「少しの糖質を摂りながら、脂質やタンパク質を食べる中途半端な糖質制限」をしてしまう人が出てきます。

 

 

 

糖質をある程度とりながらの脂質タンパク質大量摂取は危険です。私もこれで一度糖質制限に失敗しました。

 

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

 

逆に「それしかない」と追い詰められれば、糖質の我慢くらい出来てしまいます。確かに、糖質制限が体質的にできない人や、糖質制限に慣れるまで時間がかかる人もいますが、そういうケースでもなければ、しんどいのはせいぜい最初の数週間です。

 

 

くどいですが、糖化を防ぐ為に一番いいのは糖質を食べない事です。

 

 

 

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抗糖化食品の効果は疑わしい

 

 

 

私が「断糖」にこだわって、「抗糖化」商品を推進しない理由はもう一つあります。それは、私の経験上、「抗糖化食品」の効果が疑わしいからです。

 

 

「抗糖化食品」には、生姜、ニンニク、シナモン、クミン、黒胡椒、リンゴ、レモン、いろいろなお茶などがあります。

 

 

私はインド料理が好きなので、以前はよく作って食べていました。

 

 

オリジナルのレシピは油が多いので、かなり減らして作っていました。

 

 

当然スパイスを使うわけですが、「抗糖化食品」である、生姜、ニンニク、シナモン、クミン、黒胡椒はよく使っていました。他のスパイスや玉ねぎも使います。

 

 

生姜は抗糖化効果ダントツらしいです。そして、私は生姜、ニンニクは、ほぼ毎日のように料理に使っていました。

 

 

これら「抗糖化食品」を習慣で食べていたことになりますが、体はしっかり糖化していました。

 

 

 

レモンはあらゆる料理、例えばドレッシングに使ったり、焼き魚にかけたりして使っていました。こちらも習慣で食べていました。

 

これも「抗糖化食品」です。

 

 

そして「リンゴ半分」を半年間、健康の為にお菓子を止めて食べ続けたところ、肌が劣化してシワが増え、そのおかげで糖化の恐ろしさに気付きました。

 

 

 

 

 

 

「抗糖化食品」であり、「抗酸化食品」でもあるリンゴによって、糖化を防ぐどころか、糖化を促進させました。

 

「抗酸化作用」も「抗糖化作用」も感じられませんでした。

 

 

また、お酒もジュースも好きではないので、私は年中様々なお茶を愛飲していますが、過去の私の体の糖化ぶりを考えると、お茶の葉が糖化に効果があるとは思えません。

 

 

もしかしたら、多少の糖化防止効果はあるのかもしれませんが、これらの食生活を数年続けてきた私にはそういう実感はありませんでした。

 

過去の私はこれらを「抗糖化食品」だから食べていたのではありません。リンゴ以外は、ただ好きだから食べていただけです。偶然にも好きな物が「抗糖化食品」だったのですが、糖化で体がガラクタのように弱かったです。

 

 

ここに挙げた「抗糖化食品」を普通の人より多く摂取していたにも関わらず、相当体が糖化していたので、このような評価をせざるをえません。

 

 

(追記)健康食品も摂っていましたが、糖質の過剰摂取を止めなかったので、健康食品の効果もありませんでした。糖質を代謝する時にビタミン・ミネラルを消費してしまうので、その影響だと思います。

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

例え「抗糖化食品」を摂っていたとしても、糖質の毒性が強すぎるのです。効果を感じられない程、糖質によって体が弱ります。

 

サプリメントは、食品よりは効果があるかもしれませんが、糖質の毒性は強いので油断しない方が良いでしょう。

 

 

そして、何故「体が弱かった原因が糖化が原因だ」と言いきれるのかというと、スーパー糖質制限を始めてガラクタのようだった弱い体がどんどん丈夫になっていったからです。しかし、それでも、重度の糖化である胃下垂や、関節から音が鳴るなどの症状は治っていません。

 

 

糖化は元に戻りにくい

 

 

「後で対策をすれば、チャラになるだろう」というのは甘い考えです。

 

 

分かりやすい糖化に「セルライト」がありますが、あれはなかなか落ちません。入れ替る細胞でも糖化を治すのは大変なのです。

 

 

そして、体には、脳や目、卵子など、入れ替らない細胞があるので、こういうところが糖化(劣化)したら終わりです。

 

 

 

 

 

 

「抗糖化」食品を頼るよりも、糖質そのものを摂らない方が何倍も体に優しいです。それは実証済みです。

 

 

「抗糖化」商品は、「糖質をとってもチャラにしてくれる」という甘い夢を見させてくれます。

 

しかしながら、その効果は本当に微妙です。商品がショボイのではなく、糖質の害が強すぎるのです。体の弱い人は負けてしまいます。丈夫な人も歳を摂れば弱り負けてしまいます。

 

糖化の危険性を訴えながら「断糖」の道を示すのではなく、商品等の楽な道を最初に示されたら、一度立ち止まって考えてみてください。

 

予防法は優先順位を間違わないようにする必要があります。

 

 

 

(追記)サプリメントや健康食品は、不摂生をしながら飲むと効果が半減しますが、食事に気をつけた上で足りない栄養素を補うのであれば効果的に働いてくれます。

 

 

以下は、食事制限をしながら鉄サプリを半年間飲んだ感想です。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

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糖質制限中に起きた食欲不振を治す為に、例外的に甘い物を食べて分かった糖質の依存性
糖質制限中に起きた食欲不振を治す為に、例外的に甘い物を食べて分かった糖質の依存性

 

私は糖質が多く含まれている「穀物」や「野菜」が好きでしたが、それ以上に「甘い物」が大好きでした。

 

 

喫煙もしないですし、お酒も飲まないので、唯一の嗜好品である糖質にかなり依存していました。

 

 

ところが、1日10g以下のスーパー糖質制限を行なったことにより、甘いものはもちろん、お米等の穀物、野菜を欲しいと思わなくなりました。

 

 

 

「食べたいな」と思っていたのは、始めた2~3週間で、それを過ぎると糖質が無くても平気になります。

 

 

ただし、脂質が不足しているとダメです。

 

 

 

私は徹底的にやるタイプなので、糖質制限を始めてから、外食以外は厳格に糖質を減らしていました(※たまにする外食は普通に食べます)

 

 

糖質制限が成功してからは、甘い物が食べたくなることはなかったのですが、例外的に自宅で甘い物を食べた事がありました。

 

 

その期間は3ヶ月です。

 

 

 

理由ですが、食欲がなかったので、あえて糖質を食べました。

 

 

体には悪かったですが、それによって学んだ事をお話します。

 

 

まず、スーパー糖質制限中に食欲が無くなった原因についてお話します。

 

 

 

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甘いものを食べた理由

 

 

 

昨年暮れに、祖母が急に無く亡くなって、それによって2~3ヶ月調子を崩しました。

 

自分では、特にふさぎこんだつもりはありません(そういう性格ではありませんし)。

 

 

ですが、訃報を聞いた時、鶏肉を食べていたのですが、その瞬間、一気に食べる気が失せてしまいました。胃が閉じてしまったような感覚です。

 

 

一応、その時食べていたものは、休憩しながら完食しましたが、その後長い間、食欲が消えました。

 

 

なんというか、「食べるのがめんどくさい、どうでもいい」と思うようになったのです。

 

 

一週間前に元気だったので、亡くなったとは信じられず、ボーっとしていました。夜も考えてしまい、寝つきも悪いし、早く目が覚めます。

 

 

「食べるのがめんどくさい」と思っても、何も食べないわけにはいきません。

 

 

でも、とにかく欲しくないのです。

 

 

過去に、断食や、一日一食もやっていましたが、その時の「食べなくても平気」という感覚と明らかに違います。「胃」がどうこう・・・とかではなく、「口」に物を入れたくないのです。

 

 

糖質制限を始めてから、半年以上続けて摂っていたプロテインやバターも、この時からしばらく止めました。これらを摂った方が明らかに調子がいいのですが、この時は食事だけで十分でした。

 

 

その為、脂質もタンパク質も摂取量が減りましたし、それに伴って筋肉も落ちました。

 

 

でも、「そのうち治るだろうから、しばらくは放っておこう」と思いました。

 

 

で、一ヶ月くらい、身内と集まっては、遺品の整理を行いました。片付けをしていた時は、部屋に生前の面影がありましたが、住まいを引き払うと、「本当に終わったんだな」という感じがしました。

 

 

眠たくなるのに、目をつぶると何故か眠れません。3日に一度ようやく本当に寝るみたいな感じでした。元々不眠症ぎみではありましたが、一日以上寝られないことはありませんでした。

 

 

さすがに寝てない、食わないはマズイと思ったので、とりあえずプロテインを飲もうとしましたが、一杯飲み干すこともできません。ただでさえマズイのに、この状態ではキツかったです。

 

 

せめて食欲だけでも戻ってくれればと思ったので、糖質制限実践者としては邪道ですが、あえて糖質を食べることにしました。

 

 

 

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食欲を戻す事を最優先にした

 

 

 

私は、糖質の毒性を知っていますし、このブログでも度々お話してきました。

 

だから、「糖質は体に良くない」と分かった上で食べました。

 

 

「好きなものだったら食べられるだろう」という理由もありますが(※嫌いで止めたわけではないので、好物であることには変わりありません)

 

 

糖質の「また食べたい」と思う依存性の強さを逆手に取ってやろうと思いました。

 

 

糖質なら食欲が戻るのではないかと考えたわけです。

 

 

それによって、一時的に体を傷つけることにはなりますが、とりあえず「超小食」を解決するのが先決です。

 

 

食事は基本的にスーパー糖質制限のままにして、一日一回、わずかなお菓子を食べることにしました。

 

 

糖質制限を始めてからも、たまに頂き物の茶菓子を断れず、食べることはありましたが、「自分の好きなものを選んで食べる」のは久しぶりでした。

 

 

夕食を済ませて、8時くらいにチョコレート味のドーナツを一個食べてみました。

 

 

甘くて美味しいので、幸せな気分になりました。

 

 

ホッとするというか、本当に、この瞬間は色んな事を忘れます。久しぶりに「美味しかった」と思いました。

 

 

嬉しい事に、この日は寝つきもよかったです。

 

 

「ゴチャゴチャ余計な事を考えないようにする為」とか、「安心感を得る為」だったら、糖質は抜群の威力を発揮します。

 

 

 

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(追記)糖質の依存性

 

 

肉や脂は美味しいですし栄養面からしても優れていますが、食べた時に幸せな気分になる事に関しては糖質には勝てません。

 

 

その理由がこちらになります。

 

 

『Daiwa ドクターからの健康アドバイス 糖質と甘味は中毒になる』より引用

 

 

脳内報酬系が活性化されると快感を感じる

 

 

 

人間を含めて動物は「気持ちがよい」とか「快感」を求めることが行動の重要な動機になります。

 

 

このような快感が生じる仕組みは脳内にあり「脳内報酬系」と呼ばれています。

 

 

脳内報酬系は、人や動物の脳において欲求が満たされたとき、あるいは満たされることが分かったときに活性化し、その個体に快感の感覚を与える神経系です。

 

 

(中略)

 

 

糖質と甘味は脳内報酬系を刺激する

 

 

糖質も甘味も薬物依存と同じ作用をすることが動物実験などで明らかになっています。

 

 

快感を求めて甘味や糖質の摂取を求め、次第に摂取量が増え、摂取しないとイライラなどの禁断症状が出てきます。

 

 

ラットの実験で、コカインよりも甘味の方がより脳内報酬系を刺激するという結果が報告されています。つまり、甘味はコカインよりも中毒(依存性)になりやすいという実験結果です。

 

 

砂糖の多い食品や飲料の過剰摂取は甘味による快感によって引き起こされ、これは薬物依存との共通性が指摘されています。そこで、甘味による依存性(甘味中毒)と薬物に対する依存性(薬物中毒)のどちらが強いかを比較する目的で実験が行われています。

 

 

この実験では、ラットを2つのレバー(ドアの取手)があるケージに入れ、一つのレバーを押すとコカインが静脈注射され、もう一つのレバーを押すとサッカリンの入った水を20秒間だけ飲めるような仕組みを作って実験しています。

 

 

するとほとんどのラットはサッカリンの入った水を飲むレバーを多く押したという結果が得られたのです。

 

 

サッカリンは砂糖の200倍以上の甘味があるカロリーゼロの人口甘味料です。

 

 

コカインは中枢神経を興奮させて強い快感を得るので薬物依存症(薬物中毒)になりやすい覚醒剤です。

 

 

サッカリンの代わりに砂糖でも同じ効果でした。

 

 

サッカリンに対する嗜好はコカインの投与量を増やしても変わらず、コカイン中毒になったラットを使ってもサッカリンの方を選ぶという結果が得られました。

 

 

つまり、この実験結果は、甘味に対する中毒はコカイン中毒よりも勝るということを示しています。

 

 

(中略)

 

 

糖質は脳内麻薬の産生を増やす

 

 

グルコースは脳神経の主なエネルギー源です。

 

 

したがって、糖質の多い食事で血糖が上がることは脳にとっては快感となり、報酬系を活性化するように糖質を求めるようになります。また、甘味自体が味覚神経系を介して報酬系を活性化します。

 

 

さらに、甘味物質や糖質は脳内麻薬と言われるβーエンドルフィンの産生を増加させることがラットを用いた実験で報告されています。

 

 

 

気休めや、逃げの為に、一時的に糖質を使用したわけですが、予想通り気分が良くなりました。

 

 

さんざん糖質を危険視していた私ですが、この時ばかりは、糖質の依存性に頼ってよかったと思います。

 

 

ただし、

 

 

 

寝つきは良かったのですが、問題が起きました。

 

 

 

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問題発生

 

 

寝られたのですが、3時間後に気分が悪くなって目が覚め、吐いてしまいました。

 

 

 

食べなれないドーナツを一個を食べたので体がビックリしたんだと思います。この時だけかと思いましたが、その後、2回同じような事が起きました。

 

 

以前、

 

 

 

「消化に良いのは動物性食品で、植物性の食品は消化に良くない」

 

 

「動物性の食品を食べた30後に吐こうとすると、既に消化が終わっていて吐けない。植物性の食品を食べた30分後に吐くと、ほぼ原形のまま出てくる」

 

 

・・・という話を読んで、私は「この説は真実だと悟った」と、お話した事があります。

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

 

ですが、話を読んだ時点では、なんとなくでした。

 

 

そして、実際に糖質制限を始めてからも、「この説の通りだ」と体感する事はありましたが、実際に目で見たわけではありません。

 

 

ですから、「この説は事実だった」と自信を持って言い切れるようになったのは、実際に吐いたこの時です。

 

 

この「途中で目が覚めて、吐いた」という現象はいまだに謎ですが、気分的なものだったのだと思います。

 

 

最初は、お菓子を食べた日に起こったので、お菓子を疑ったのですが、そうではありませんでした。

 

 

2回目は豚肉と韮とモヤシを煮た料理を食べた数時間後、3回目は鶏肉に塩コショウをつけて焼いただけの料理を食べた数時間後です。

 

 

 

だから原因は、お菓子を食べたからでも、食べ物の質でもなさそうです。症状があった日となかった日の違いはよく分かりません。

 

 

ちなみに、1回目から、3回目までは、一ヶ月程の日にちが空いています。

 

 

原因は分からなかったのですが、ドーナツは吐いてしんどかったので止めて、チョコレートなどを食べることにしました。

 

 

その理由ですが、私は糖質を一定以上の量食べると、目が痒くなったり、吹き出物がでるからです。

 

 

 

 

 

それは嫌なので、これらの症状が続かないように、お菓子の糖質量は50g以内を目安にして(チョコレートだけなら意外と少ない)、さらに、「合間でお菓子を食べない日」も設けました。

 

 

 

糖質は止めると欲しくなくなるが、摂り始めると中毒になる

 

 

糖質制限を続けていると、たまに甘いものを口にしたら、

 

 

「甘っ!!」・・・と、ビックリするぐらい甘く感じます。

 

 

 

私のような元糖質狂いでもこのレベルになります。

 

 

 

甘い味付けがなくても平気になります。

 

 

 

今、炭酸にレモンを絞って無糖で飲んでいますが、レモンも酸っぱさの中に甘みを感じます。他の人に飲ませたら「何これっ!?」と不評なので、マズイのだと思いますが、こんなのでも私には美味しく感じます。

 

 

糖質制限に慣れてくると、こんな感じで、お菓子などは甘すぎて食べる気が失せてしまうようになります。そこまで思わなくても、「別に無くてもいいかな…」ぐらいのレベルにはなります。

 

 

糖質制限が習慣化すると、一時的に付き合いで食べても、感覚が変わっている状態なので「甘すぎる」と思って終わりです。「次も食べたい」と思う事もなく、翌日には普通に糖質のない生活でも苦痛を感じません。

 

 

そこまでくれば糖質制限は結構楽なのです。糖質を我慢することが、それ程苦じゃなくなります。

 

 

というか「我慢」という概念がなくなります。

 

 

ですが、再び継続してお菓子を食べるようになったことで、糖質制限をしていた時に感じていた、「甘すぎる」という感覚は次第に薄れ、「次もお菓子を食べたい」と思うようになっていきました。

 

 

目的は、その食欲だったので、一応成功です。

 

 

食べない日を設けてはいましたが、それでも定期的にお菓子を食べるという行為によって、気が付いたら、食べない日も、「お菓子を食べたい」と思うようになりました。

 

 

徹底した糖質制限をしていた時は、付き合いで外食をしてもそこで終わりで、「次も糖質を食べたい」とは思わなかったのにです。

 

 

しかも、お菓子がないとイライラしてくるようにもなったのです。

 

 

昔はそれが普通だったのでなんとも思わなかったのですが、糖質制限の理論を理解した上でこの現象を観察すると、糖質の依存性を強く感じました。

 

 

その違いに気付いたので、ヤバイな・・・と思い始めました。

 

 

 

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消化に良い食べ物と、消化に悪い食べ物

 

 

糖質中毒になりかけましたが、おかげで、この頃には、食べることが少しずつ好きになり、安心して寝られるようになりました。なので、「もうそろそろ潮時かな」と思っていました。

 

 

そんな時に、また吐きたくなりました。

 

 

 

1回目と2回目の時は普通に吐いたので気が回らなかったのですが、3回目であることに気がつきました。

 

 

 

3回目は吐けないのです。

 

 

 

吐きそうになるけど、出るものがありません。胃液です。

 

 

明らかに1回目と2回目と違います、前の2回は全部吐き出せたのに、3回目はどう頑張っても無理でした。

 

 

ここで、前の2回は吐けたのに、何故、今回だけ吐けないのかを考えました。

 

 

 

この時に、「動物性の食品だけを食べて、30分後に吐いたら、吐けない」という話を思い出したのです。

 

 

 

振り返ってみると、1回目は糖質だけ。2回目は糖質とタンパク質と脂質の組み合わせ。3回目はタンパク質と脂質だけでした。

 

 

 

 

1回目・・・ドーナツ(吐ける)

 

 

2回目・・・豚肉・韮・モヤシ・キムチ鍋の元(吐ける)

 

 

3回目・・・鶏肉(吐けない)

 

 

 

動物性の食品(タンパク質、脂質)だけだと消化が早い」という話を思い出して、「そうだった!」と思いました。

 

 

私の場合、自然に吐いたので、実験のように「タンパク質も炭水化物もどちらも食後30分後に吐いて確認」・・・という程の正確さはありません。しかし、食べたタイミングや、吐くタイミングはそんなに違わないので、似たような条件で比較することができました。

 

 

納骨が終わった頃、食欲や睡眠も通常通りになり、夜に突然気分が悪くなって吐くという謎の症状も無くなりました。

 

 

よくわかりませんが、墓まで見届けた事で、気持ちが納得しました。

 

 

このような形で、途中で糖質制限を緩めてしまいましたが、良い経験になったと思います。

 

 

それまでは、「断糖肉食だと消化がいい」という話を学び、その説が真実かどうかは「食後数分で動き回れる」とか、「胃がもたれない」とか、どちらかというと「感覚的なもの」で実感していました。

 

 

ですが、実際に吐いて、消化具合をそれぞれ比較できた事によって、確信することができました。

 

 

 

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糖質の性質

 

 

私は糖質制限を続けて調子が相当良かったのですが、それでもショックによって中断を余儀なくされました。

 

 

おまけに、否定していた糖質の「依存性」を利用して回復させるという手段を使いました。

 

 

栄養価の高い肉や魚には、このような性質はありません。

 

 

 

脂質であるバターを食べると、エネルギーが満ち足りる「満足感」はあります。

 

 

しかし、同じく「脂と砂糖の塊」であるチョコレート(糖質)を食べた時の「満足感」はこれとは異なります。バターが「満足感」だけなら、チョコレートの場合は「満足感」と「幸福感」も感じます。

 

 

あの時の私は、「バター」では満足どころか食べることもできず、糖質の入った「チョコレート」には何故か満足・安心できました。それによって症状が楽になったのは否定しません。

 

 

糖質を食べたことで、「回数が増すほど糖質に対する欲が甦ってきた事」、「糖質は理由がなくても気持ちを落ち着けてくれる効果がある事」、「糖質が薬物に例えられる理由」がよくわかりました。

 

 

食欲の為、気分を良くする為に糖質を摂ったわけですが、やる気がなくなったり、集中力が落ちることもあります。なので基本的には、この方法は危険です。また、場合によっては、依存に負けて、再び糖質を止められなくなる可能性もあります。

 

私は、例え一時的にお菓子を摂り続けて依存しても、糖質制限に成功しているので、その後、確実に止められる自信がありました。だから、依存をキッカケにして、食欲を呼び戻す為に使ったわけですが、あくまで「キッカケ」です。

 

 

食欲は戻せても、リスクがあることをわかった上で利用しました。

 

 

「食欲不振と睡眠不足による急性的な害」と「糖質摂取による慢性的な害」を、天秤にかけて、やむを得ず後者を選択した事を強調しておきます。オススメはしません。

 

 

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