- 投稿 2016/12/05
- 食事
野菜や果物は、今も世間一般では健康的なイメージですよね。私も昨年の始めくらいまで本気でそう思っていました。
しかし、今は「糖化」について学んだので、野菜や果物は健康的だとは思いません。
考えが変わったのは、糖質制限を始めたことによる「理論」や、「実体験」もありますが、その前に、「ローフードの実践者や、ベジタリアンの健康状態を知ってしまった事」が大きかったです。
健康を語る上で大事なのが見た目です。
見た目は数値を凌駕します。
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ローフーディストとベジタリアンの見た目
「ローフード」ってご存じですか?
ご存じない方の為に、まず、ローフード(row生 food食べ物)について簡単に説明します。
「ローフード」というのは、食材を加熱せずに生で食べる食事法です。
生で食べる理由ですが、
食物には酵素という栄養素が含まれています。
そして、人間も体内に「酵素」を持っています。「酵素」は消化や代謝を行なう生命維持に欠かせない栄養素で、寿命にも関係しているといわれています。つまり、酵素が尽きると寿命が終わるというわけです。
体内の酵素の量は決まっているそうなので、持っている酵素を無駄使いしないようにすることが寿命を延ばすポイント、健康・美容を保つポイントということになります。
そして、浪費の原因の一つが食事です。酵素は食べたものを消化する時にも使われます。
腹八分目が良いと言われるのはこのためです。
ですが、食べ方によって酵素を節約できます。
それが「生食」です。
「生の食材」を食べると、使う酵素が少なくなりますし、消化が楽になるのです。
何故かと言うと、生の食材には「酵素」が含まれているので、それを食べることによって、元々食材に含まれている酵素が、ある程度自己消化してくれるからです。
その分、体内の酵素を使わなくて済むので節約できます。
しかし、「酵素」は熱に弱く、加熱すると壊れてしまう性質があります。
もし、「加熱した食材」を食べると、それを消化する為に、自分の「酵素」ばかりを使ってしまいます。減る量が増えるのでもったいないですね。
だから、あえて食材を加熱せずに生で食べます。
ざっくり言えば「ローフード」には、体内の酵素を無駄使いしないことで、寿命や若さを保つ狙いがあります。
だから、この理屈からすると、「ローフード」を実践している人は、酵素を無駄遣いしないのだから、若いはずですよね。
ですが、現実は残酷でした。
私は胃が弱かったので、若いころから食後にサプリメントの酵素を飲んでいました。
「ローフード」を知ったのはその後です。酵素を飲んでいたので、ローフードの酵素を節約するという考え方は凄くいいなと思いました。取り入れたのは言うまでもありません。
元々、加熱した食べ物が好きではなく、生食が好きだったので、「ローフード」は私の嗜好に合う食事スタイルでした。
積極的に取り入れましたが、全部は真似していません。その辺で手に入らない食材を使う事も多いので、金がかってしょうがないので、再現しやすい部分だけを参考にしていました。
そして、海外の「ベジタリアン」や「ローフーディスト」の動画をよく見ていました。調理過程を見るのが楽しみで、ハマっていました。
そんなある時、野菜を麺に加工する菜麺器という調理器具があるのですが、ズッキーニで作った麺による「パスタの作り方」の動画を目にしました。
若くて元気ハツラツなおねーさんの「ローパスタのHow To」動画です。
作るところまではよかったんです。しかし、そのパスタを口に入れた瞬間、
口の周りにシワが。
びっくりしました。
おばあちゃんの口にできるようなシワに、我が目を疑いました。
論より証拠...
百聞は一見にしかず...
パンチの効いた映像に目が釘付けで、料理の事なんて頭に入って来ませんでした。
おそらく、私とそんなに歳は違わないと思います。
30を過ぎると、同世代の人にシワが目立つようになります。真顔だとそうでもないけど、目の周囲など、笑うとシワがでます。ですが、口の周りにシワが出来る人を、同世代の人で見た事がありません。
ショックを受けたのは言うまでもありません。だって健康的な食生活を送っているはずなのに、老けているのですから。
その動画は「ローパスタのHow to動画」でしたが、他の動画を見てみると、この女性は「ベジタリアン」のようでした。
従って、「ローフーディスト」も「ベジタリアン」も大丈夫か?と思いました。
「ベジタリアン」はともかく、酵素を浪費しない「ローフード」は、若さを保てる食事じゃなかったのか・・・と疑問を持ちました。
それ以降、他の「ローフード」実践者や、「ベジタリアン」の見た目に注目するようになりました。
ネットは古い動画が見れるのでいいですね。私はそれを利用して、「ローフーディスト」や、「ベジタリアン」の現在と過去の動画を見比べました。やはり、共通してみられるのが、「肌のハリのなさ」と、「老け具合」です。
中には、わずか3~5年で雰囲気が変わっている人もいました。「ローフード」の有名な先生でしたが、一瞬「誰?」って思いました。
実践者があまりに若いと変化はわかりにくいです。しかし、中年以降の人は顔のシワはもちろんですが、手首や首などが、やつれています。老化のスピードが早い気がします。
怖くなりました。
だって、彼らが食べている、紹介しているような料理を、自分も真似て作っていたわけですから。
でも、まだこの時は、それ程深刻に捕らえていませんでした。
外国人の動画ばかりだったので、人種の違いで老けて見えるだけだと思っていました。
それに、「野菜や果物は健康的」という情報がたくさんありますから。
ですが、それから間もなく「楽観的な考え」を覆す出来事が自分の身に起こりました。
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リンゴを食べて異変が起きた
当時、健康の為に、毎日食べていたお菓子を止めて、変わりに毎日半分のリンゴを食べていたのですが、先ほどの動画を見た少し後に異変が起きたのです。その習慣を始めた半年後の事です。
鏡をみたら、シワが増えていたのです。深いシワではなく、浅い細かいシワです。肌全体のきめが粗くなったような感じです。寝不足でも肌の質が悪くなることはありましたが、一過性のもので2~3日したら綺麗になっていました。それが、この時は異常で、2日たっても一週間たっても治りません。
急にきたので、歳ではなく、「何か大きな問題が潜伏しているに違いない」と思いました。
そうなるまでは普通だったのに、ある時から突然不調になったからです。
自分の生活を振り返ってみると、原因は、半年前に始めた「リンゴ一日半分」だと思いました。
それまでは、普通に毎日お菓子を食べていたのに、そういう症状は起きませんでした。肌の劣化といえば吹き出物くらいです。おまけに、元々果物があまり好きではなかったので、その習慣を始めるまでは、全くと言って良い程、果物は食べていませんでした。
なので、「食生活の大幅な変化」というのは、リンゴ以外に考えられなかったのです。
ですが、私がリンゴを食べ始めたのは、お菓子より健康に良いだろうと思ったからです。抗酸化作用も期待できます。それなのに、お菓子を食べていた時も起きなかったような肌質の低下が起きている・・・
世間で言われているリンゴのイメージと間逆の結果が起きているのです。「本当にリンゴのせいなのか?」とも思いました。だって、探しても探しても、「リンゴを褒め称える記事」ばかりだったのです。
しかたがないので、私は「リンゴ」ではなく、「果物」というキーワードに切り替えて、「果物の食べすぎによる健康への影響」を調べました。
また、「ベジタリアン」の健康状態も調べました。
フルータリアン
まず、果物を食べ過ぎるとどうなるか、極端な例をご紹介します。
『福山雅治に学ぶメンズ美容 果物(果糖)の摂りすぎは老化を促進する!?膵臓ガンの原因にも』より引用
iPhoneやMacで有名なアップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズさん。2011年10月に、56歳という若さですい臓がんで亡くなったというのはショッキングなニュースでしたね。
実は、スティーブ・ジョブズさんは、食事に強いこだわりを持っていて、絶対菜食主義を貫いていたそうです。しかも、フルータリアンと呼ばれる果実食主義者だったため、長い間、一日の食事は果物やナッツしか食べなかったそうです。ちなみに、リンゴが大好きだったそうですよ。(肉、魚、卵、乳製品、はちみつは摂らなかったようです)
この食事方法は、アメリカでヘルシーなダイエット方法と呼ばれて、俳優のアシュトン・カッチャーも実践していたそうです。
ですが…
俳優のアシュトン・カッチャーもジョブズの食事法を忠実に守って実践していたところ、体調が悪化。病院に搬送され、詳しく検査をすると膵臓(すいぞう)が完全に壊れるくらいにまでダメージを受けていたことがわかったのです。
ハワイ大学ガン研究所は、「特に太りすぎ、肥満の人々にこの影響は大きく、果糖の摂取が多い人は、膵臓ガンの発症リスクが46%増加する」と発表しています。
(引用元:老けない人はやめている)
なんと、果糖の摂りすぎは、膵臓に悪影響があるというわけなんです。
果物は、体によい酵素や栄養素が取れます。また、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富で、美容や健康にも最適です。ですが、体に良いからといって、摂りすぎは要注意ということなんです。
ジョブズの食生活について、ウィキペディアにこう書かれてありました。
病気との闘い
2003年、膵臓癌と診断されたが、幸いにも治療可能な症例(進行が穏やかである神経内分泌腫瘍と明かしている)であった。
家族を始め、周囲はジョブズにすぐに手術をうけるように忠告したが、東洋文化を尊重していたジョブズは、西洋的な医術を頑なに拒否し絶対菜食、ハリ治療、ハーブ療法、光療法などを、インターネットで探し、民間療法などを用いて完治を図ろうとしていたといわれる。
医学的治療は遅れ、そのことから9か月後の検査で癌が大きくなっていることがわかり(この判断を当人は後に相当後悔したという)、ついに観念してごく親しい人以外には秘密にして、同年の8月に摘出手術を受け療養後復帰した。
(中略)
ベジタリアン
食生活には強いこだわりを持ち(大学時代からベジタリアニズムを貫いており、魚介類以外の動物性の食品は一切摂らなかった)、日本食、とりわけ蕎麦や寿司を好んだことが知られている。アップル本社の食堂Cafe Macsには、ジョブズが考案したという「刺身ソバ」なるメニューがある。
Cafe Macsで働く日本人スタッフの女性は、ジョブズのために築地で本格的な蕎麦打ちの修行をしたという。アップルに復帰後、社員食堂を自社運営に切り替えて、ジョブズ自身がスカウトした料理人が腕を振るっている。
膵臓癌になる前に、他に異変はなかったのでしょうか。
しかし、以下の記事では、映画「スティーブ・ジョブズ」のジョブズ役を演じる為にこの食事法を真似した、俳優「アシュトン・カッチャー」が当時の様子を語っています。
『マイナビニュース アシュトン・カッチャー、スティーブ・ジョブズのダイエット実践で搬送される』より引用
現在35歳のアシュトンは、本作での役作りのため自身がジョブズが実行していた1922年刊行のアーノルド・エレット著作『ミューカスレス・ダイエット・ヒーリング・システム』にのっとった果物を中心としたダイエットを実行したところ、激しい膵臓の痛みに襲われ病院に搬送。アシュトンはそこで初めて2011年10月に膵臓がんのため他界したジョブズが間違った方法を実践していたことに気づいたという。
アシュトンは記者たちに次のように話している。
「(あの本は)ブドウ糖の価値について書かれていて、それが恐らく人間の体内に得られる唯一の純粋な糖分だろうとされていたんだ。たぶんあの本を書いた人はかなり間違った情報を伝えられていたと思うよ。僕のインスリン濃度はめちゃくちゃになって、膵臓が何だかおかしくなってしまった。そのレベルは半端じゃなくて、痛みも伴ったんだ。何が悪いのか分からなかったね」
ここで、注目して欲しいのは、同じ食事法をしても、その人の持つ生命力によりダメージが違うという点です。
「アシュトン」は役作りの間だけの実践で搬送されました。それに対して、「ジョブズ」が食に拘ったのは大学時代からです。「全く同じ食事」ではなかったにしても「同じような方向性の食事」をして、この違いは凄いです。
これを読む限りでは、「ジョブズ」は相当丈夫な体の持ち主だったのでしょう。何十年も実践していたわけですから。
だから、先ほど「ジョブズは膵臓癌になる前に他に異変はなかったのか」と書いたのです。続けられたということは、おそらく大した異変はなかったのかもしれません。
以前、以下の記事で、「同じ害を受けても、ダメージに対して強い固体と、弱い固体がいる」というお話をしましたが、「ジョブズ」と「アシュトン」の違いもそういうことです。
糖質を食べると病気になる人と、健康で長生きする人の違いについて考えてみた
(追記)
>(あの本は)ブドウ糖の価値について書かれていて、それが恐らく人間の体内に得られる唯一の純粋な糖分だろうとされていたんだ。たぶんあの本を書いた人はかなり間違った情報を伝えられていたと思うよ。
とありますが、癌の原因はブドウ糖を分解した時に発生する「乳酸」の蓄積です。
また、癌はブドウ糖が好物なので、菜食のようにブドウ糖を多く摂る食事は癌を育てます。以下の記事でその詳細と、糖質を食べても癌になる人とならない人の違いを説明しています。
余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!
次は、フルーツが体に悪い理由を説明します。
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フルーツに含まれている果糖
まずは「果物を食べるのを止めたら体調が良くなった」という話を紹介します。こちらもやや極端な例ではありますが、私もリンゴを毎日食べて異常が起きたので、この体験記は参考になります。
『Traffic Jam バナナたっぷりのグリーンスムージーでシミとシワができる』より引用
7月末ほどからグリーンスムージーを飲み続けていました。
レシピは、バナナ1.5本+小松菜2房ほどです。
朝はミキサーにこれらを入れて混ぜるだけだったのでとても楽でした。それだけ飲んで出社という生活です。夜も帰ってきたらまずはグリーンスムージーを飲んで、そこから食事をしていました。これによってお通じは良くなりましたw 体重の方は大きく変わらずです(食生活も変えてはいませんでしたので)
けど飲み始めてから、どうにも肌の調子がよくないのです。この時は転職などのいざこざが重なってストレスなどがあるかと思ったのですがその後もどうにも宜しくない。よろしくない、と気づくほどよろしくなかったのです(^-^;
10月の後半辺りから、グリーンスムージーを飲むのを控えました。理由は単純で、引越し先のご近所のスーパーのバナナが高かった(200円でした!)からですw
それからなのですが、なんとなく肌の調子が戻ってきているような気がしていました。頬なんかが特にですw
なんでも食べ過ぎはよくないですが果物なら大丈夫……と思ったのですがそうでもないようです。
この方も肌の劣化について言われています。
果物や野菜は、ビタミン、ミネラルが豊富に摂れます。抗酸化作用だってあります。でも、肌の質が低下するわけです。
で、何故そうなるか簡潔にまとめられていますので続きをどうぞ。
果糖から有害なAGEsが生まれる
果物に含まれる果糖は血糖値を上げませんので、健康に良いものというイメージです。ですがこの果糖はブドウ糖の10倍のAGEs(エイジス)という物質を作り出します。
このAGEsが曲者。
皮膚に溜まるとシミやシワの原因になります。老化につながる物質と言っても過言ではありません。
特にTOXIC AGEs(毒性AGEs)からは大量の活性酸素が生まれます。活性酸素は皆さんも耳にしたことがあるかと思います。活性酸素は体をサビさせる物質です(不安定の分子のため、電子を奪って酸化させるのです)
つまり、アンチエイジングの敵というわけです。特に甘みの強いバナナ、マンゴーは果糖なども多いとのこと!
このブログではお馴染みの「AGEs(最終糖化産物)」です。
「AGE」とは、糖化物質のなれの果てです。
「糖化」とは、余った糖が、体のタンパク質と化学反応を起こして細胞を劣化させる現象です。
「AGE」は糖化の最終形態で、「異常な物体」です。なかなか代謝されずに長期間体に留まるだけでなく、細胞を攻撃したり、組織を劣化させたりします。
こんな危険な物質は、少ない方がいいわけです。
しかし、果物に含まれている果糖は、この「AGE」を作りやすいのです。
ブドウ糖の10倍です。
当然リンゴにも果糖が多く含まれています。私はこれによってシワが増えました。
ご飯やお菓子を食べてもシワにならなかったのに、リンゴをたった半年食べただけでシワが増えたのはこういう理由からです。
お菓子でも吹き出物程度はでますが、吹き出物とシワどっちがいいかといったら、吹き出物でしょう。シワは回復するのに時間がかかります。
果物の恐ろしいのところは、ビタミン・ミネラルといった良い成分が含まれているので、最初は体が軽くなったり、肌が綺麗になったりすることです、しかし、摂った糖質はチャラになりません。そして、忘れたころに一気にツケがまわってくる。
これは美容に関心のない男性も人事ではありません。見た目の美しさは、健康に直結しているからです。数値をみて健康を測るのも大事ですが、見た目が劣化するということは、体の中も劣化していると思って下さい。
随分前に聞いた話で、まだ裏を取っていないのですが、顔の表面に老人性のシミがある人は、脳にも同じようなシミが多いそうです。表面と中は同じと考えた方がよさそうです。
肌の美しさは健康のバロメーターなのです。
抗酸化作用というメリットだけに注目してはいけない
果物の「抗酸化作用」に惑わされる人は多いですが、
果糖はブドウ糖の10倍糖化しますので、それが多く含まれる果物はリスクが大きいです。
リンゴにはビタミン。ミネラルが豊富に含まれていて、生で食べるので酵素も摂取できます。そのメリットを否定するつもりはありません。ですが、果糖という害を受ける事を思うと、
「抗酸化」じゃ割に合いません
「酵素」じゃ割に合いません
細胞が劣化するのが糖化です。つまり細胞の老化を意味します。その糖化の威力が10倍。
抗酸化、酵素・・・これらは確かに老化を防ぐうえで大切です。しかし、これらを得るために、セットで大きなリスクを受けとるのはメリットといえるのでしょうか。
私はリンゴの果糖によって、一気にシワが増えましたが、その時にリンゴの「抗酸化」「酵素」のパワーを感じませんでした。生食もしたし、食後に酵素も飲んでいたし、水素水も飲んでいました。
でも、「糖化」の破壊力を前にして、これらは無力です。
「抗酸化」や「酵素」には十分気を配っていたから断言できます。
ちなみに、その時できたシワは、その後「スーパー糖質制限」で、綺麗に治りました。時間も、2ヶ月とかからなかったと思います。
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論より証拠
「ローフーディスト」や「ベジタリアン」の過去と現在の動画を比較したり、「フルータリアン」の病気を知る事で、野菜や果物の健康神話が徐々に崩壊しました。
で、最終的に私が「野菜中心を止めよう」、「リンゴを食べるの止めよう」と思った決定的な記事が以下になります。
『大道かほ莉 Official Web Site キレイの選択は、生きる選択なのか…』より引用
左の女性、ジリアンさんは健康になるために、有機野菜やフルーツを食すベジタリアン食を推奨していらっしゃるいわゆる「ヘルスグル(健康に関する代表的指導者みたいなニュアンス…)」と呼ばれる有名な方です。
右側の黒いドレスの女性は、いま売れっ子のカリスマ料理家のニゲラさん。肉食でデザートも普通に何でも食べる方で人気者。
この時の写真では、ジリアンさんもニゲラさんも、同じ51歳です。これに衝撃を受けたのは、ジリアンさんのファン達や健康になりたいけど、お肉も好きだし甘いものも減らせなくて悩んでいた人達。「ベジタリアンになって、こんなシワシワになるなら、好きなもの食べて美しくなりたい!」と、言い出している人が続出。
(中略)
ちょっと前に、ベジタリアンの方から相談されたことがあります。
「うちの親や上司が、私の食事内容にうるさく口を出します。肉を食べないから顔色が悪いとか、だから女らしい体つきになれないんだとか、いちいちうるさいんです」と。
そして、質問の内容は「なのでベジタリアンの方が良いという文献とか本を紹介してください。うるさい人達を納得させたいんです。」ということでした。
私のお返事は、ベジタリアンの方が優れているという科学的検証がまだ出ていないので文献はありません、というものでした。肉を少なめにして野菜を多くすると血液が綺麗になり新陳代謝も良くなるといった実験結果はありますが、ベジタリアンの『方が』良いという比較の文献は出ていません。
二人の比較写真は、一人がメイクあり、一人はノーメイク?みたいでフェアじゃない気もします。
ですが、ネット上にある別の2人の比較写真を見ても、やっぱりジリアン氏の方が肌にハリがない気がします。顔は整形すれば誤魔化しが効くので、手や首などを見ましたが、同じくハリがありません。
これは決定的でした。
数値や研究結果というのは偽ることが可能です。しかし、肌質や健康状態を偽るのは難しいです。
だから、ある生活習慣が健康的かどうかを判断する時、実践者の健康状態を見てみてください。とくに肌のハリは参考になると思います。
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(追記)肉を避け、穀物や野菜や果物を多く摂る人に表れやすい症状
肉や脂を少なくして、植物性の食品を多めに摂る人の多くは「肉を食べると気持ちが悪くなる」と言います。
これは、嗜好の問題でもなければ、体が肉を受け付けなくなった健康の証でもありません。
胃の糖化による症状で、不健康な証拠です。
胃はタンパク質でできているので、糖化によって劣化し、タンパク質によって修復されます。
糖化した胃は、原因を作った「糖質」には不快感を示さず、全く関係ない「肉」や「脂」に不快感を表します。
そこで「肉は体に悪い」と勘違いするようになります。
肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは
そうなると、さらに肉を避け、あっさりしていると言われる「糖質」に偏るようになるので、糖化、タンパク質不足に拍車がかかります。
穀物・野菜はたくさん食べるが、肉や脂は避ける
↓
糖質過多・タンパク質不足になる
↓
胃が糖化する・修復されない
↓
ますます肉や脂が食べられなくなる
↓
慢性的な糖質過多・タンパク質不足になる
一応、植物性食品にもタンパク質は含まれています。
しかし、動物性の物に比べると少ない上、糖質も摂ってしまうことになります。
ベジタリアンでムキムキの方が「野菜でこんなになりました」と言って筋肉を見せ付けていたりしますが、おそらく食事とは別に「プロテイン」を摂られています。
スポーツ選手、トレーナー、ボディビルダーの方は、「プロテイン」を積極的に摂っているはずので、ベジタリアンであっても「タンパク質不足」に陥らないかもしれません。
ダイエット器具のCMに出演しているムキムキのイメージキャラクターは、仕事上、その器具だけでその体を造ったわけではありません。そのオファーが来る前から日々体を鍛えているのです。
他のトレーニングもやりながら、その器具も使っている・・・に過ぎません。でも、その器具を売る時には、他のトレーニングメニューには一切触れません。
それと同じで、彼らは「ベジタリアン」と「筋肉」は強調しても、職業柄飲んでいるはずである「プロテイン」には触れません。
「プロテイン」も取っているであろうベジタリアンのボディービルダーを見て、
「ベジタリアンでもタンパク質は不足することはない。いい体になれるんだ」と思わない方がいいでしょう。
「プロテイン」を摂っていない状態で、植物性食品中心の生活をおくると間違いなくタンパク質不足になります。「畑の肉」と言われる豆類では追いつきません。
何故、そう言い切れるかというと、2年前までそのような状態だったからです。若い時から、筋トレしても筋肉がつかないし、傷の治りも遅かったです。
私はベジタリアンではないので、肉は少なかったですが、魚介類、甲殻類、豆類は豊富に摂っていました。それでも、「タンパク質不足」だったのです。
「タンパク質不足」の何がよくないかと言うと、体の修復が遅いことです。胃だけではありません。全身です。
生体は、アミノ酸を材料にタンパク質を作ります。
作っては壊し・・・の繰り返しなので、一応、再利用も可能なのですが、それを繰り返すうちに、古くなった「アミノ酸」は、原子団やミネラルが結合して変形してしまうのです。
「タンパク質不足」の人は、本来なら捨てられるはずだった「変形したアミノ酸」が使いまわされます。
しかし、変形したアミノ酸でできたタンパク質は、自分であって自分ではありません。
免疫細胞が「外敵」と判断して攻撃してしまうこともあります。こうして、「タンパク質不足」が「自己免疫疾患」の原因になります(自己免疫疾患について、詳しくは以下で説明しています)。
健康的な体を作るには、「新鮮な材料」つまり、「タンパク質」が必要ということです。
ちなみに、「野菜多めの食生活」や「ベジタリアン」だけでなく、「1日1食」や、「断食」もその食事内容から、「タンパク質不足」になりやすいです。そして、「バランスの良い食生活」もです。
植物性食品が多めだと「タンパク質不足」になります。
それによって引き起こされるリスクも頭に入れておいて下さい。
(追記)ベジタリアンやローフーディストが健康になる方法
最近、この記事を読まれた方から感想を頂くことが増えました。
野菜や果物を積極的に摂っているのに体が弱ってしまったので、原因を探っていたらこのブログに辿り付いた・・・と。
「健康の為」にベジタリアンやローフーディストをされている方は、迷わず食生活を変えられています。
しかし、「思想の為」にこの食事をされている方は、例え不調の原因が分かっても、食生活を変えられません。
「健康」と「思想」では目的が違うので、私がこのブログで紹介しているような、「植物性の食品を控え、動物性の食品を食べる方法」は使えないのです。
私は「糖質が人間の体に与えるダメージの大きさ」を分かっているので、「糖質を摂っても大丈夫ですよ」ということはありません。
しかし、「糖質が原因で体調を崩してしまい、その原因が分かったのに何もできない人」にも、なんとか健康になってもらいたいです。
そこで、メールをくださった方には、「植物性の食品を控え、動物性の食品を食べる方法」を使わなくても、そこそこ健康を維持できる方法を伝えるようにしています。
今後も問い合わせがあるかもしれないので、その内容を記事にしました。必要な方はお読み下さい。
ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは
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