お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:パーツ別

筋肉が萎縮し、運動機能が失われる病気を総称して「筋萎縮症 きんいしゅくしょう」と言います。

 

 

 

筋肉自体が徐々に小さくなる難病で、根本的な治療法は発見されていません。

 

 

何故、そんな疾患について書くかというと、私の身内の友人がこの疾患にかかっているからです。

 

 

その人は30代の男性で、私より歳下です。彼が最初に病院に行った時、私の身内も付き添いで行ったので、その時から気になっていました。

 

 

 

まさか難病とは...。

 

 

 

私の友人ではないので、私が口をはさむ問題ではないのですが、無視はできません。

 

 

 

 

情報を世の中に向けて発信する形で助けられないかな・・・と考えています。

 

 

 

以前から「筋萎縮症」を改善する方法や、完治したという情報はないかとアンテナを張っているのですが、決定的な情報はまだ掴んでいません。

 

 

 

 

ただ、以下の記事にも書きましたが、原因不明だと言われている慢性疾患は「質的な栄養失調」を改善させることによって完治するという事例がでてきました。

 

 

神経難病である多発性硬化症(MS)が半年でほぼ完治した治療法

 

 

 

なので、「筋萎縮症」も治る可能性があると期待しています。物事の道理からして、原因がないはずはないからです。

 

 

 

なので、断片的ではありますが、改善のヒントになりそうな情報をまとめておきます。

 

 

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筋萎縮症の種類

 

 

 

 

実は、「筋肉が萎縮する病気」・・・というのだけは覚えているのですが、正式な病名を聞いた記憶がないので、その人がどの萎縮のタイプなのかは分かりません。

 

 

 

確か「筋萎縮性側索硬化症」だったと思うのですが、筋力が低下していく疾患はいくつもあるので、何だったかな・・・と。

 

 

 

 

「筋萎縮症」は、大きく種類に分けられます。

 

 

 

  • 神経に問題がある・・・神経原性筋萎縮(neuropathy ニューロパチー)

 

 

  • 筋肉自体に問題がある・・・筋原性筋萎縮(myopathy ミオパチー)

 

 

 

 

ちなみに、病気などで筋肉を長い間使わない状態が続いて機能が低下する事は「不働性筋萎縮(廃用性萎縮)」と言います。

 

 

 

違いを説明します。

 

 

 

 

神経系は「中枢神経系 ちゅうすうしんけいけい」と、「末梢神経系 まっしょうしんけいけい」に分けられます。

 

 

 

筋肉は「末梢神経系」の「運動神経」に支配されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

手足を動かす時、脳からの命令が「運動神経」を伝わって手足の筋肉へと伝わります。

 

 

 

 

 

 

運動神経

 

 

筋肉

 

 

 

 

神経と筋肉が接している部分を「神経筋接合部 しんけいきんせつごうぶ」と呼びます。

 

 

 

このようなメカニズムなので、筋肉の病気は、「筋肉自体がダメージを受ける」ことで起こることもあれば、「神経がダメージを受ける事によって、二次的に筋肉に影響がでる」こともあるのです。

 

 

 

筋肉だけが正常でもダメ、神経だけが正常でもダメなのです。

 

 

従って、原因別に以下のように分けられます。

 

 

 

神経に問題がある(神経原性筋萎縮)

 

 

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、球脊髄性筋萎縮症...等

 

 

 

 

筋肉自体に問題がある(筋原性筋萎縮)

 

 

 

筋ジストロフィー、多発筋炎、遠位型ミオパチー、皮膚筋炎...等

 

 

 

 

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筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは

 

 

たぶん、この病気だった...と思うので、ここからは、神経難病の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の話をします。

 

 

 

「筋萎縮性側索硬化症 きんいしゅくせい そくさく こうかしょう」。

 

 

 

  • 側索・・・脊髄の側面のことで、脳から末梢へと続く運動神経の通り道。

 

 

  • 硬化・・・壊れたあとが硬くなる状態。

 

 

 

英語で、Amyotrophic Lateral Sclerosis(アミオトロフィック・ラテラル・スクレローシス)といいます。

 

 

 

この「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の別名は、「運動ニューロン病」です。

 

 

 

 

筋肉に指令を送る運動神経細胞(運動ニューロン)が変性し、結果的に筋肉に障害が起こります。

 

 

 

 

自分の思い通りに体を動かす筋肉を「随意筋 ずいいきん」と言います。そして、「随意筋」を支配する神経が「運動神経細胞(運動ニューロン)」です。

 

 

 

心臓や胃や腸などは、自分の意志で動かしているわけではないので「随意筋」ではありません。「自律神経」が支配している「不随意筋」です。

 

 

 

「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」は、「運動ニューロン」は破壊されるのですが、「自律神経系」は破壊されません。

 

 

 

そして、「体性神経系」の「感覚(知覚)神経」も破壊されません。

 

 

 

つまり、こういうことです。

 

 

 

 

  • 運動神経(発信)・・・障害

 

  • 感覚神経(受信)・・・問題ない

 

 

 

 

殴られた時に「痛い」と感じるのが、受信である「感覚(知覚)神経」の働きです。

 

 

それに対して、殴られた時に防御するのは、発信である「運動神経」の働きです。

 

 

 

「筋萎縮性側索硬化症」になると、殴られた時、痛みを感じることはできますが、体を動かして防御する事ができなくなります。

 

 

 

なので最終的に、思考や感覚はそのままで、全身の筋肉が麻痺し寝たきりなります。

 

 

 

2~5年後に呼吸筋が麻痺して人工呼吸器を使うことになります。

 

 

 

 

心臓や消化器官と違って、呼吸は、無意識に動かす自律的な運動と、意識的に動かす随意的な運動の2つで成り立っています。

 

 

 

 

 

運動ニューロン(運動神経細胞)の疾患

 

 

 

 

「運動神経細胞(ニューロン)」は、2つに分けられます。

 

 

 

  • 上位運動ニューロン

 

  • 下位運動ニューロン

 

 

 

そして、どのニューロンがダメージを受けるかによって病名が違います。

 

 

 

  • 上位だけ・・・原発性側索硬化症

 

  • 下位だけ・・・脊髄性筋萎縮性等

 

  • 上位と下位両方・・・筋萎縮性側索硬化症

 

 

 

 

筋萎縮性側索硬化症のような、神経が死んでいく疾患を「神経変性疾患 しんけいへんせいしっかん」と言います。

 

 

 

では何故神経が死ぬのか・・・その理由を栄養の視点から考えてみたいと思います。

 

 

 

栄養に問題があって病気になる場合、「必要な栄養」が極端に不足してたり、「不要な栄養」が過剰だったりします。

 

 

 

何が不足していて、何が過剰なのか見つけるのは大変ですが、以下の2つが考えられます。

 

 

 

  • 極端にミネラルが少ない

 

  • 糖質が多い

 

 

 

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牟婁病の原因は水に含まれているミネラル

 

 

 

日本の紀伊半島に「筋萎縮性側索硬化症」の多発地域の一つがあります。

 

 

 

昔から「牟婁病(むろびょう)」と呼ばれていました。最古の記録は1689年だそうです。

 

 

他の地域に比べて発生率が50~150倍だそうです。

 

 

 

 

『難病情報センター 神経系疾患分野 牟婁病:筋萎縮性側索硬化症 ( むろびょう:きんいしゅくせいそくさくこうかしょう ) /パーキンソン認知症複合(ALS/PDC)(平成22年度)』より引用

 

 

 

1. 概要

 

紀伊半島南部とグアム島は、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の世界的な多発地域として知られている。

 

 

これらの地域には、パーキンソニズムと認知症を主症状とする特異な神経変性疾患であるパーキンソン認知症複合 (parkinsonism-dementia complex、PDC) が多発している。

 

 

ALSとPDCは、密接な関連があり、同一疾患の異なる表現型と考えられ、両者はまとめて牟婁病 (ALS/PDC) と呼称される。

 

 

 

2. 疫学

 

数十人~100人程度。

 

 

 

3. 原因

 

これまでに、遺伝説、環境因説 (微量ミネラル/重金属説、ソテツに含まれる神経毒)、ウイルス説などが提唱されたが、確立したものはない。

 

 

牟婁病の中枢神経系には、異常にリン酸化され たタウ蛋白が多量に蓄積しており、神経細胞死との関連が推察されている。

 

 

また、近年、前頭側頭型脳葉変性症と筋萎縮性側索硬化症で同定されたTDP-43 とパーキンソン病に出現するα-synuclein の蓄積も認めら、複合蛋白質蓄積病のひとつと考えられる。

 

 

家族内発症が多いことから、環境要因と遺伝要因の複合作用によって発症するものと考えられる。

 

 

 

牟婁病の特徴で気になったのは、以下の2点です。

 

 

 

  • 「筋萎縮性側索硬化症 (ALS)」 と「パーキンソン認知症複合 (parkinsonism-dementia complex)」は密接な関連があり、同一疾患の異なる表現型と考えられる

 

 

  • 牟婁病の中枢神経系には、異常にリン酸化された「タウ蛋白」が多量に蓄積している

 

 

 

「筋萎縮性側索硬化症」の治療法は少ないですが、「認知症」や「パーキンソン病」の治療法は比較的よく見つかります。

 

 

 

同一疾患の異なる表現型なら、「認知症」や「パーキンソン病」の治療法が応用できる可能性があります。

 

 

 

『現代ビジネス 「認知症多発の村」の衝撃!〜江戸時代から解明されていない奇病の秘密と謎』より引用

 

 

「『何でなんや』とは思うけど、私たち素人にはどうしようもない。前兆もないんです。『もしかしたら、自分も(病気になるのではないか)』という気持ちはあります。患者が出るたびに、『次は自分かな』と」(前出の男性)

 

 

(中略)

 

 

この地域にみられる特殊な病気は、正しくは「紀伊ALS/PDC」と呼ばれる。

 

 

「ALS」とは「筋萎縮性側索硬化症」、そして「PDC」とは「パーキンソン・認知症複合」の意味。

 

 

つまり、紀伊半島の一部でしかみられない、ALSとパーキンソン病・認知症が合わさった、不可解な病気ということである。

 

 

 

ALSの発症率は10万人に1人、パーキンソン病の発症率は1000人に1人だそうです。

 

 

小さな村で患者が多発するのは普通ではありません。

 

 

 

そして、多発する原因にが考えられます。

 

 

 

酸性土のため、カルシウムやマグネシウム等のミネラルがほとんど含まれていない水で、アルミニウムやマンガンが多く含まれているそうです。

 

 

 

『Wikipedia 風土病』より引用

 

 

和歌山県の紀南地方では、かつて水が原因で発生するとされる風土病(筋萎縮性側索硬化症(ALSまたはアミトロ)、現地では地名から「牟婁病」(むろびょう)とも称する)が発生していた。

 

 

多雨で強い酸性土壌、この地域を流れる水(古座川など)のミネラル成分(カルシウムやマグネシウム)が極端に少ない上アルミニウムやマンガンなどの成分が多く、これを常飲するばかりでなく、交通網に乏しく陸の孤島であった同地域においてはこれらの水から育てた作物のみを食料にしていたことが原因と考えられる。

 

 

 

ここを調べた和歌山県立医科大学のグループは、古座川の水が水晶のように澄んでいたことに驚いたそうです。

 

 

 

魚の姿も見られなかったそうです。

 

 

 

それは極端にミネラルが少ない蒸留水、純水に近い水ということになります。

 

 

 

純水・・・と聞くと良いような気がしますが、実は体には悪いです。

 

 

 

『水博士 小羽田健雄の水で健康をつくるブログ 浄水器と水』より引用

 

 

H2Oだけの生成装置”があります。

 

 

大学教授、医師、研究機関、理科系の人を含め、多くの人が“問題のない良い水で、私も飲みます”と言い、危険性を否定しています。

 

 

純水は、原発の冷却材、素粒子検出液、注射用の液、遺伝子の細胞培養、精密機械・液晶・半導体の洗浄には欠かせません。

 

 

かといって、人が飲んでも即座に何かが反応するわけではありません。ましてや量が少ないと何の反応も出ません。だから、様々な人が純水をお薦めするのでしょう。

 

 

食事で様々なものを補給しているので全く体に影響はないといわれ、学者もお医者さんもきれいな水としてお勧めです。

 

 

「赤ちゃんの水」

 

 

ここまでくると、黙っていられません。

 

 

長い時代をかけて、純水は人に悪い影響を与えることが分かっています。賛成派の人たちは長い歴史を無視し、今の自分が中心です。

 

 

長期間航海する船や宇宙船では、純水に必ずミネラル成分を添加して飲用します。

 

 

純水を飲み水で利用して良いなら、海の上です。海水が蒸発してミネラル成分を含まない水が空からたっぷり降り注ぎます。ほとんど純水。

 

 

ところが、この水を飲んで多くの船乗りが体に異変を生じ、長い経験の後に雨水を飲む危険性を言い伝え、寄港する港でわざわざ綺麗でない陸の水を積み込んだのです。

 

 

現代社会で純水を勧める人は、自分のわずかな体験で皆さんを指導しています。

 

 

和歌山県の牟婁地区で発生した牟婁病も、小さい頃は飲み続けても何も起きなかったのですが、成人前後になって病気が発生。

 

 

飲んでいた人全員ではないのでその人数を切り捨てればいいのでしょうが、赤ちゃんに飲ませ続けて成人近くなった時病気が発生したら、あまりにも悲しい出来事です。

 

 

誰が何といおうと、純水は飲み水ではない!

 

 

 

 

昔は、地元の水を飲み、地元の水で育った食物を食べていたので、その水がミネラル不足だった場合、摂取した人がミネラル不足になります。

 

 

これは病気の原因です。

 

 

しかし、これを否定する説もあります。

 

 

食生活が変わったことで、80年代に入ってから患者が減ったのですが、90年代以降に再び患者が増えたからです。

 

 

その為、「水」や「水で育った食物」が原因ではないとも言われています。

 

 

 

また、以下のような理由から、遺伝病ではないかという説があります。

 

 

 

  • この地域に生まれた人が別の地域に引っ越して何年も経った後に発病する

 

  • 8割の患者の家族にも患者がいる

 

 

 

しかし、こちらも否定する説があります。

 

 

『現代ビジネス 「認知症多発の村」の衝撃!〜江戸時代から解明されていない奇病の秘密と謎』より引用

 

 

「普通は、ある地域で病気が多発する場合、必ず多くの患者に共通の原因遺伝子が見つかるものですが、『紀伊ALS/PDC』ではいまだに見つかっていません。つまり、患者全員が同じ原因遺伝子を持っている、というわけではないのです。また、『他の地域で生まれた人が、この地域に移住してきて発病する』というケースも、数は少ないですが存在します。こうした例は、遺伝だけでは説明がつきません」

 

 

環境でもなく、遺伝でもない。しかし、そこでは確かに認知症が「多発」する。この医学史上まれに見るミステリーは、今も人々を悩ませている。前出の男性住民が言う。

 

 

「村には、この病気にかからず100歳近くまで長生きする人もいます。でも、その人のお子さんは病気になったりする。やっぱり、われわれ住民には『解決してほしい』という思いがあります。私の家族や親戚にも、病気になって、あっという間に死んでいったのがようけおりますから」

 

 

 

家族に同じ疾患を抱えた人が出ると「遺伝病」という発想になりますが、

 

 

 

単純に体質的に弱点が同じだから、特定の条件の元では同じ病気になりやすいとも考えられます。

 

 

 

「同じダメージに弱い」だけで、そのダメージがなければ影響を受けにくいです。

 

 

 

 

例えば、癌家系の人は、ある酵素の形が先天的に悪いです。

 

 

 

その為、糖質の過剰摂取をすると、代謝しきれず「乳酸」を蓄積させてしまいます。それが血液を酸性にし、ミトコンドリア機能不全を招き、最終的に細胞が癌化する・・・というプロセスをたどります。

 

 

ですが、先天的に酵素の形が良い人は、同じように糖質を過剰摂取しても、代謝しきることができるので乳酸が蓄積しません。

 

 

癌家系の人は、糖質を過剰摂取しない環境を作ったり、酵素をサポートするビタミンを大量に摂る事でダメージを受けにくくすることが可能です。

 

 

 

癌については以下の記事で説明しています。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

弱点は人によって違います。弱点の違いが、症状の違いとなって表れます。

 

 

 

私は、他の地域から引っ越してきた人が「筋萎縮性側索硬化症」を発症するあたり、環境が大きいと考えています。環境とは以下です。

 

 

 

  • カルシウムやマグネシウムが欠乏する

 

  • アルミニウムやマンガンが多い

 

 

 

・・・このダメージに弱い人が、この地域の水で生活すると発病するだけなのかもしれません。

 

 

 

「マンガン」はともかく「アルミニウム」が多いのはいただけません。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年5月25日』より引用

 

 

23、脳の老化(その2)

 

Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For Everyone、より

 

 

アルツハイマーと重金属蓄積

 

 

カール・ファイファーは、アルツハイマーには重金属毒が蓄積していると言った。

 

つまり、アルミニウム、銅、鉛、水銀、カドミウム、銀。

 

アルミニウムは神経毒であり、アルツハイマー、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を引き起こす。

 

 

銅に暴露される職業の人は、通常の3~4倍アルツハイマーになりやすい。

 

 

CaとMgはアルミニウム吸収を抑制する。

 

 

 

「アルミニウム」が多くて、その吸収を抑制する「カルシウム」と「マグネシウム」が少ない水・・・

 

 

 

長期間この影響を受けると、皮膚の状態が変化したり、中枢神経にあるはずのないものが沈着したりするそうです。

 

 

 

『LIVE TODAY TOMORROW 低含有のカルシウム、マグネシウム、高含有のアルミニウムの食事を慢性的に摂取したマウスでは筋萎縮性側索硬化症(ALS)と同様の皮膚の病変が認められる』より引用

 

 

ALS患者の臨床特徴として末期に至るまで褥瘡が起こらないこと、皮膚をつまんで離しても元の位置に戻るまで時間のかかる現象(皮膚のつまみ現象)が知られている。

 

 

これまでのALS患者の皮膚の形態学的研究は膠原線維の小径化、無定形物質の沈着などを明らかにしており、これらの変化はALSに特異的と考えられている。

 

 

1945年と1960年におこなわれた調査では紀伊半島とGuam島ではALSの有病率は他地域に比較して50-150倍も高いことが明らかになった。

 

 

紀伊半島古座川地区およびGuam島の疫学的研究はこれらの地域の土壌および飲料水には低濃度のCa, Mg、高濃度のAl, Mnが含まれていることを示している。

 

 

これまでの研究よりALS患者の脳および脊髄ではCa, Mgの沈着が明らかになっている。

 

 

AlはGuam島、紀伊半島のALS患者の脳で認められるneurofibrillary tangle(NFTs)に存在することが知られている。

 

 

これらの所見より、低濃度のCa, Mg、高濃度のAlを含む食事を慢性的に摂取すると、中枢神経にAl, Caの沈着を引き起こし、このことは紀伊半島、Guam島のALSの神経変性に重要な役割を果たしていることが推測される。

 

 

これまでの研究において長期間低含有のCa, Mg、高含有のAlの食事を与えられた実験動物では、脊髄前角細胞と大脳皮質の神経細胞減少および大脳皮質におけるタウ陽性ニューロンの出現が報告されている。

 

 

 

 

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神経変性疾患の特徴と原因

 

 

 

牟婁病、つまり、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、認知症・・・

 

 

 

 

これらはどれも神経細胞が死んでいく「神経変性疾患」ですが、「パーキンソン病」や「認知症」に比べると、「筋萎縮性側索硬化症」の情報はあまり見つかりません。数が少ないからでしょう。

 

 

 

なので、たくさん情報が得られる「パーキンソン病」や「認知症」から、「神経変性疾患」の原因を考えてみます。

 

 

 

 

「別の病気だろ」と突っ込まれるかもしれませんが、癌の時もそうでした。「乳酸」という1つの原因で、癌、糖尿病、脚気・・・と様々な病気になります。

 

 

 

表れる症状は違っても、本質は同じだったりするのです。

 

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

 

 

 

だから、「神経変性疾患」も本質をみたいと思います。

 

 

 

ちなみに、認知症は「神経変性疾患」の他に、脳の血管の病気である「脳血管性認知症」、「その他原因」があります。

 

 

そして、「神経変性疾患」が原因の認知症は3タイプです。

 

 

  • アルツハイマー型

 

 

 

  • レビー小体型

 

 

 

  • 前頭側頭型

 

 

 

 

 

 

 

 

筋萎縮性側索硬化症やアルツハイマー病等の神経変性疾患に栄養療法が効果的な理由へ続く

 

 

 

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疾患は「その人の遺伝的に弱い部分」に表れます。

 

 

私の場合は同じ消化器官でも、胃は弱かったのに、何故か腸は弱くありません。

 

 

これまでの人生を振り返っても、食生活がどうであろうが、腸の問題は抱えたことがないのです。

 

 

他のところは弱いのですが、丈夫なところもあるようです。

 

 

 

困った事がないので、これまで、腸に関する記事は書いた事がなかったのですが、腸内環境についてや、糖質制限で便秘をする・・・といったご相談はよくいただきます。

 

 

なので、本記事では、このようなケースの原因と解決法についてお話します。

 

 

 

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脂質不足が原因で便秘になる

 

 

世間には、腸の健康には〇〇菌・・・というセリフが五万と転がっています。

 

 

ですが、話を「菌」という小さくて複雑な部分にフォーカスし過ぎることで、本質が見えなくなっているように思えます。

 

 

 

 

まず、一般的な便秘の対策について考えさせられる記事をご紹介します。

 

 

『スロトレ実践報告ブログ 糖質制限開始から7ヶ月で便秘とサヨナラできました』より引用

 

 

定番の便秘の予防法や解消法はあまり役に立たない

 

 

一般的な便秘の予防法や解消法は、食物繊維や乳酸菌をたくさん摂取するとか、体操などでお腹周りを刺激して、腸の働きを活発にすることとされています。

 

 

でも、私の経験からは、これらは便秘の解消にはほとんど役に立っていなかったと言えます。

 

 

まず食物繊維ですが、私は、糖質制限を開始する前よりも開始後の方が、摂取量が多くなっていたのに便が固くなりました。

 

 

米やパンを食べない代わりに納豆や豆腐をよく食べるようになったので、間違いなく食物繊維の摂取量は増えています。

 

 

食物繊維が豊富なブロッコリーも毎日のように食べていますが、これらが、便通に変化を与えたということはありませんね。

 

 

乳酸菌についても食物繊維と同様です。

 

 

糖質制限前は、ヨーグルトを半年ほど食べていなかったのですが、糖質制限開始から毎日のように食べています。しかし、便通に変化なし。

 

 

このような自分の体験から、定番とされている便秘の解消法なんていい加減だということがわかりましたね。

 

 

 

私は常々、定説はあてにならないと述べていますが、腸も例外ではないようです。

 

 

ちなみに、私は1日の糖質量が10g以下になるようにしています。野菜ほぼの糖質制限なので、食物繊維の量が増えて便秘になることはありません。

 

 

 

この方の解決策は、「脂質の摂取量を増やす」でした。続きをご覧下さい。

 

 

乾燥した便なら脂質不足を疑ってみる

 

 

このブログでは、以前にも紹介していますが、便秘は、脂質不足が原因ということも考えられます。むしろ、便秘の大部分が脂質不足だと思います。

 

 

私は、便秘気味ではあったものの、毎日排便があったことから、とにかく自分の便を観察することにしました。

 

 

小さく丸く固い便は明らかに水気がありません。汚い話ですが、おそらく便を触っても手につくことはなかったと思いますね。お尻を拭いたトイレットペーパーを見ても、まったく便が付いていませんでした。はっきり言って、排便後にお尻を拭く必要なんてない状態でしたね。

 

 

こういう便の状態から、水分と脂が不足しているのではないかと思い、さっそく水をたくさん飲むようにしました。でも、体にとって余分な水はすぐに尿として出てしまうんですよね。だから、どんなにたくさんの水を飲んでも腸内に潤いを与えることができません。

 

 

そこで、次は、脂質を多く摂取することにしました。

 

 

これがどうやら功を奏したようで、スーパーで肉を買った時にもらった消しゴムほどの大きさの牛脂を食べた翌日には、柔らかい便が出ました。その効果は3日ほど続きました。便の色も黒かったのが、自分の肌の色くらいまで白くなりました。

 

 

それからは、サラダを食べる時には必ずマヨネーズをかけるようにしました。ハムや豆腐にもかけて食べたりしましたね。

 

 

このようにマヨネーズの摂取量を増やしたところ、糖質制限開始から5ヶ月ほど、マヨネーズをよく食べるようになってから2ヶ月ほど経ったときには、以前のように柔らかい便に戻っていました。

 

 

小さく丸く硬い便が出ることはほとんどありません。さらに糖質制限開始から6ヶ月以上経ったときには、マヨネーズを食べなくても、翌日の便が固いということは無くなっていました。

 

 

 

紹介した話では、便秘になる原因として、「脂質不足」と「食物繊維の量が増えた」事を上げられていました。

 

 

このうち問題が大きいのは後者です。

 

 

 

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腸内環境が悪化する原因

 

 

糖質制限に限らず、食物繊維を多く摂られている方で便秘ぎみの方は、まず食物繊維に対する認識を改めるべきだと思います。

 

 

というのも、人間の胃や腸には、食物繊維を消化する酵素はないからです。

 

 

 

体の構造から考えると、「食物繊維を食べる」という選択自体が、そもそも間違いなのです。食べて便秘にならなかったらラッキー・・・ぐらいの感覚でちょうどいいです。

 

 

 

そんな人間は、悪玉細菌によって腐敗・発酵させる事で野菜等を便にします。

 

 

 

腐敗・発酵なので、体にとっては有害です。

 

 

 

毒素が腸を傷つけ血管内部に侵入し、それによって以下のような疾患の原因になります。

 

 

 

  • 過敏性大腸炎

 

  • リウマチ

 

  • 喘息

 

  • クローン病

 

 

 

すると体は、腸内の水分を減らす事で、腐敗・発酵を防ごうとします。

 

 

これが便が硬くなる原因です。

 

 

 

植物食性(草食)動物と食物繊維

 

 

食物繊維を食べても大丈夫な植物食性動物は、体内に特殊な発酵タンクを持っていたりします。

 

 

 

例えば、ゴリラの場合は、食物繊維を発酵させて生じる「短鎖脂肪酸 たんさしぼうさん」を栄養源にしています。

 

 

 

「短鎖脂肪酸」は、大腸で腸内フローラ(腸内細菌叢)によって作られ、腸内環境をよくする・・・として、最近よく紹介されています。

 

 

 

「短鎖脂肪酸」が健康に良いかのように言われていますが、鵜呑みにせず、以下のような事実も知っておいた方がよいでしょう。

 

 

 

 

  • 短鎖脂肪酸をエネルギー源としている馬や日本猿の寿命は25年~30年。ゴリラは35年~40年。

 

 

  • 人間よりも何十倍もの短鎖脂肪酸を摂り入れているゴリラの死因の多くは「腸炎」。他に多いのが「ウイルス感染」、「肺炎」。

 

 

 

寿命は種類によってある程度決まっているので、短くても仕方がないとも思いますが、

 

 

炎症や感染症などの疾患が多い・・・というのは問題ですね。これはどう考えても不具合です。

 

 

以前も紹介したことがありますが、重要なのでもう一度載せておきます。

 

 

『宇野コラム Uno column (追記あり)あなたはゴリラ?発酵食と高繊維食はゴリラでOK』より引用

 

 

つまり、人間の大腸は草食動物と肉食動物の中間であり、人間の大腸は解剖学的に、草食動物のような過発酵には適さないのです。

 

 

食物繊維を沢山摂取して、なおかつ、高フォドマップのような発酵食品を沢山食べると、人間の大腸は、それに耐えられず、過敏性腸症候群や大腸憩室を来すことになります。

 

 

しかし、大丈夫だという人もいます。

 

 

そういう人は、ゴリラや猿に似た丈夫な大腸の持ち主かもしれません。

 

 

しかし、生まれつきゴリラではないので、慢性的な高圧力によって、だんだんと腸管が拡張してきて、腸管が薄くなり、腸が横に伸びて、収縮力が低下し、巨大結腸症の方向へ向かってゆきます。

 

 

 

 

人間の大腸はわずかな発酵にしか耐えられない構造だそうです。

 

 

なので、植物食性動物の真似は慎重になった方がいいでしょう。

 

 

 

 

 

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肉を食べると腸で腐って発癌性物質が発生するという説について

 

 

食物繊維は腸内で腐敗・発酵して便にします。

 

 

ここまでの流れから、野菜や食物繊維との付き合いを考えた方がいい・・・というのは理解できたと思います。

 

 

じゃあ、肉はどうなんだ?と思う方がいるので、これについて考えていきます。

 

 

「肉を食べると腸で腐って発癌性物質が発生する」という説があります。

 

 

私も断食や1日1食をしていた時に、この手の説をみました。

 

 

その当時は「野菜=ヘルシー」だと思っていたので、なんとなく、そんな気がしていたのですが、何事もイメージで物事を判断してはいけません。

 

 

肉だけが腸内で腐る・・・という現象が本当に起こるのかどうか考えてみます。

 

 

肉が腸内で腐る為には、肉のまま腸内に移動しなければなりません。

 

 

まず、以下の記事をお読み下さい。

 

 

 

『新しい創傷治療 消毒とガーゼの撲滅を目指して 2014/08/06』より引用

 

 

40代男性、昼に寿司を食べた後4時間後に急に立てなくなるほどの腹痛が出現し救急車にて搬送された患者さんです。当院外来医が胃アニサキス症を疑い、私が緊急内視鏡検査をしました。

 

 

食べてから5時間後の内視鏡画像ですが、寿司ネタは見事に消化され、魚の面影はまるでありませんが、シャリだけは見事に残っています。これを見てもご飯が如何に消化が悪いかが分かります

 

 

 

これは胃の中の話ですが、消化器官なので、腸と全く無関係ではありません。胃の中での消化は以下ようになります。

 

 

 

  • ごはん・・・5時間後原形あり

 

  • ・・・・5時間後消える

 

 

 

魚は動物性食品ですので、肉と同じカテゴリーに属します。

 

 

 

ちなみに、肉だけ食べた場合も食後30分で胃から消えます。

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

あたりまえですが、動物性食品は、胃から腸にそのままの形でワープするわけではありません。

 

 

ある程度分解されて腸に到達します。

 

 

つまり、この時点で元肉であって、肉ではありません。

 

 

で、最終的に小腸で「ぺプチターゼ」によってアミノ酸にまで分解されます。

 

 

 

一方、炭水化物は、胃カメラの画像もそうですが、唾液でちょっと分解した状態で何時間も胃に留まって、十二指腸を通って小腸に行きます。

 

 

留まるのは「糖反射 とうはんしゃ」が考えられますが、とにかく消化が悪いです。

 

 

 

糖反射については、以下の記事で説明しています。

 

どこも異常がないのに消化が遅くて胃が重いのは「糖反射」が原因かもしれません

 

 

 

消化の悪い「炭水化物」が小腸に未消化で届いて腐る・・・というなら分かりますが、胃の中からさっさと消えるような消化の良い「肉」が腐るという事はありえません。

 

 

 

一応、食べ物を消化する酵素は「タンパク質」でできていますから、

 

 

例えば「タンパク質」不足の人は、消化酵素が不足して、「タンパク質」が消化しにくくなる・・・ということはあります。

 

 

なので、それによって肉が未消化のまま小腸にいって腐る・・・ということならあるかもしれません。

 

 

でもそれは、肉が悪いのではなく、「タンパク質」不足で肉を消化できない体に問題があると言えます。

 

 

人間は動物食性動物ですから、健康体であれば肉はさっさと消化します。

 

 

 

その本来の機能がおかしくなる程「タンパク質」が不足するような食生活をおくってきた事が問題なのです。

 

 

 

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肉と発ガン性物質の関係

 

 

また、仮に肉が未消化で、それが腐って有害物質になったとしましょう。

 

 

でもだからといって癌の心配をするのは筋が違います。

 

 

というのも、癌は何もしなくても生きているだけで毎日発生しているからです。

 

 

『朝日新聞 DIGITAL がん細胞は一日にいくつ発生している?』より引用

 

 

原典を引用しているサイトがないか、インターネットで検索してみたところ、興味深いことが明らかになりました。

 

 

1日に発生するがん細胞の数がサイトによって異なるのです。

 

 

冒頭で紹介した「1日に5000個」が一番ポピュラーでしたが、その他に、「数百から数千個」「毎日1000~2000個」「毎日1000~5000個」「毎日2000~4000個」「毎日3000個」「毎日3000~5000個」「毎日3000~6000個」「毎日4000~6000個」「毎日5000~6000個」「毎日1万個以上」「数万個から数十万個ほど」などという記述が見つかります。

 

 

見つけた中で一番数字が大きいのは「毎日100万個」というのがありました。小さい方は「毎日数個」。幅が広すぎでしょう。

 

 

引用元を明示しているサイトはほとんどなく、明示していても論文ではなく一般書でした。

 

 

おそらく、それぞれのサイトで伝言ゲームのように引用し合ううちに、数字を盛ったり、書き間違えたりしたのではないかと考えられます。

 

 

英語圏まで広げて検索してみましたが、一次文献までさかのぼることはできませんでした。

 

いろんな情報を総合すると、フランク・マクファーレン・バーネットというオーストラリアの医学者が、突然変異の起こる確率、がん細胞の発生に必要な突然変異の数、一日に分裂する細胞の数などから推測したようです。

 

 

このような話は医学や栄養学にはたくさんあるので、とくに珍しい話ではありません。

 

 

で、癌の1番の問題は、発生することではなく、増殖、転移することです。例え発生しても、増殖しなければ怖くありません。

 

 

この世に五万とある癌が発生する原因にビクビクするより、例え癌が発生しても増殖させない体作りをすれば良いのです。

 

 

1番大切なのは、癌の餌である糖質を与えない事。突き詰めて言えば、糖質を多く含む植物性食品を控える事です。

 

 

 

というわけで、癌を防ぎたいなら、植物性食品を減らし、動物性食品を選ぶべきです。

 

 

・・・といっても、糖質制限で便秘になる人もいるので、次はその問題を解決したいと思います。

 

 

 

 

糖質制限で便秘になる原因

 

 

糖質制限を始めると、こむら返りが起きたり、便秘になって続かないという人がいます。

 

 

私はならなかったのですが、かなりおられるようです。

 

 

その原因は「マグネシウム不足」です。

 

 

 

糖質制限で「マグネシウム」が不足しやすい原因をまとめます。

 

 

 

  • 肉や消費量が増えると、「マグネシウム」の消費量が増える。

 

 

  • 脂質中心の食事だと「マグネシウム」が排泄される量が多い。

 

 

  • チーズは、マグネシウムよりカルシウムが多いので、たくさん食べると、マグネシウムが少なくなる。「マグネシウム」と「カルシウム」は拮抗関係にあるので、1:1で摂るように心がける。

 

 

何故このような事が起きるのかというと、「丸ごと」食べないからです。

 

 

人間は動物食性動物ですが、現在の私たちがその生活をしようとすると、色々と制約があります。

 

 

 

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骨に多く含まれているマグネシウム

 

 

実は「マグネシウム」は骨に多く含まれています。

 

 

人間の歯は「すりつぶつす」に適した歯の形をしていて、人類は大昔、骨やその骨髄を食べていたようですが、現代人はそれを食べません。

 

 

ミネラル不足を補う為に骨を食べる習慣の地域もあるそうです。

 

 

 

『吉冨信長氏 facebook 2016年7月27日』より引用

 

 

土壌や土地そのものにミネラル分が少なかった地域は、昔からあらゆる手段で摂取を試みました。

 

 

例えば北極圏に近いトナカイ遊牧民は住んでいる土地が岩塩の露出が少ないため、一般に捨てるはずのトナカイの蹄(ひづめ)は食べるし、骨も砕いて食べます(骨からは同時に脂も取ります)。

 

 

現代人は飽食の慣れにより麻痺しているのか、慢性的なミネラル不足となり、キレる、イライラする、うつになる、精神障害をおこすなどが後を絶ちません。

 

 

糖質制限をしている私でも、さすがに骨は食べられません。

 

 

 

また、肉食以外でもマグネシウムが減る事があるので注意が必要です。

 

 

 

『吉冨信長氏 facebook 2016年8月7日』より引用

 

 

マグネシウムは多くの植物性食品から摂取できますが、農薬や化学肥料の使い過ぎで土壌のマグネシウムは作物まであまり届かず、現在の野菜の栄養価低下をもたらしています。

 

 

さらに、海藻離れ、小魚離れ、大豆離れ、加工食品の増加などが決定的となっています。

 

 

また、食品添加物の多くがマグネシウムを損失させます。

 

 

外食の多い人や加工度の高い食品に依存している人は、慢性的なマグネシウム欠乏に陥り、体内のすべてにおいて影響があるため、マグネシウム摂取を開始しても改善するのに時間がかかります。

 

 

有名なのは加工肉で使用されるリン酸塩です。これはマグネシウムと結合力が非常に高いものです。

 

 

過剰な糖分からも多くのマグネシウムが取られてしまいます。

 

 

ある説では、グルコースの1分子を代謝するためには、少なくともマグネシウムの8~20分子を必要とするそうです。

 

 

過剰な精製糖質の摂取は避けるべきです。他にも多くの医薬品はマグネシウムと結合します。

 

 

重金属曝露によるマグネシウム欠乏もあります。

 

 

水銀、銀、カドミウム、銅、鉛などが体内に多く蓄積されていると、マグネシウムの吸収が低下します。

 

 

まずはこれらをデトックスすることも大事です。

 

 

特に日本人には水銀やカドミウムの曝露が多いのが現状です。

 

 

逆にマグネシウムをしっかり保持している人はこれら重金属を解毒する酵素がきちんと働きます。

 

 

よってまずは重金属をデトックスし、その後マグネシウム保持が安定するようになれば、重金属曝露からも比較的逃れられるかもしれません。

 

 

 

「マグネシウム」が不足している事で起こる場合の便秘は、マグネシウムを補う事で改善します。

 

 

 

私は便秘にならないので試していないですが、糖質制限で便秘になった方がこの方法で改善するケースが多いとのことです。

 

 

 

1番いいのはサプリメントで補うことです。理由は、毎日続ける場合、価格が安いのと、糖質などの余分なものが含まれていないからです。

 

 

でも、中にはサプリは嫌だという方もいます。

 

 

その場合、私なら、めかぶ、ココア、くるみ等、糖質量を考えながら摂取します。あと、大豆やゴマにも多く含まれています。マグネシウムが多く含まれている「ぬちまーす」という塩を使うのもいいでしょう。

 

 

余談ですが、めかぶは昔から好きで、糖質がほぼ0なので、スーパーで「味付けがしていないメカブ」と、「マグロのブロック」が安く手に入った時は、きざんでご飯なしの丼にして食べます。

 

 

ただ、以前から述べているように、食品に含まれている栄養の量はしれているので、不調の改善をすることが目的なら、量がしっかり摂れるサプリメントが効率がいいです。

 

 

 

マグネシウムのサプリは、種類によって吸収率が違います。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年12月14日』より引用

 

 

マグネシウムは多くの形で購入することができます。最も広く入手可能な形態は酸化マグネシウムであり、それは約5%しか吸収されないのでそれほど効果的ではない[11]。

 

 

マグネシウム酸化物サプリメントは、丸薬がより小さくて - 一般的にはマグネシウムを多く含みますが、ほとんどの人には役立たないのですが人気があります。

 

 

より良い形態のマグネシウムは、クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウムであり、最もよく吸収されるものは塩化マグネシウムである。

 

(中略)

 

11. Dean, C. (2007) The Magnesium Miracle. Ballantine Books, ISBN-13: 9780345494580

 

 

ここまで、「マグネシウム不足」の便秘についてお話してきましたが、便秘になる原因には、「ビタミンC不足」もあります。

 

 

 

ビタミンCは糖質制限で不足しやすい栄養素なので注意が必要です。

 

 

 

ビタミンC不足による便秘

 

 

ビタミンCにはお腹を緩める効果があります。

 

 

私は現在、ビタミンC1000mgを、朝昼晩3回飲んでいますが、この飲み方だと下剤としては効果はありません。

 

 

便秘解消に使う場合、どのぐらいの量で効果があるのかというと、状態によって変わるようです。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年7月6日』より引用

 

 

ビタミンCは、健常時には10~20g程度しか吸収できないが、 重篤な病気では体内のC濃度が低下するため、腸耐性用量(bowel tolerance doses)が増える。

 

 

つまり、健康なときは1日10~20g程度で軟便になるが、重篤な病気の時は100gでも軟便にならない。

 

 

(中略)

 

 

Cは便秘に悩んでいる人には特効薬だと思う。

 

 

これほど安全で安価なものは他にはないはず。

 

 

毎時間2gを3~4回で多くの人で解決するのではないかと思う。

 

 

三石先生風に言うと、「便秘がCで治るからと言っても、Cが便秘の特効薬だと考えてはいけません。C不足があったので便秘をしたと考えるべきです。」

 

 

 

(追記)ビタミンCについて、読者のUさんから以下の記事のコメット欄で、体験を頂きました。こちらも参考にして下さい。

 

 

重度の花粉症の人も糖質制限や栄養療法で改善できる

 

 

>あと私も糖質制限を始めて便秘になりましたが、nowのビタミンC1000の錠剤は一気に10錠飲んでもダメでしたが、粉状のCにしてからは1時間おきにティースプーン半分2回でほぼ解消できました。錠剤の方はタイムリリース?徐々に吸収されるらしくて便秘には効果が薄いようです。

 

 

 

 

鉄サプリを飲んでいる人で便秘になる方も、ビタミンCが効果的です。

 

 

 

ただし、ビタミンCを摂りすぎると酸化するので、その還元の為にビタミンEが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、「腸内環境が悪化する原因」と、原因別に「便秘の改善」についてまとめました。

 

 

同じ症状でも、原因によって対処法は代わってくるので、よく観察して、原因を見極める事が大切です。

 

 

 

 

腸内環境は、歯の金属の材質によっても悪化します。

 

【小中学生でも実験できる】測定器を使わずに電磁波の影響を調べる方法(スマホ)

 

 

 

 

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「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

脳の細胞は大きくわけるとつのタイプがあります。「ニューロン」と「グリア細胞」です。

 

 

この2つは、特徴やエネルギー代謝が異なります。

 

 

「ニューロン(別名:神経細胞)」とは、思考する細胞です。

 

一方「グリア細胞(別名:神経膠細胞)」は、「ニューロン」の補助役で、思考しない細胞です。

 

 

 

  • ニューロン・・・思考する

 

  • グリア細胞・・・思考しない、ニューロンの補助

 

 

 

この2つの細胞は数でいったら、「グリア細胞」が圧倒的に多いです。その数、「ニューロン」の十倍~数十倍です。

 

 

10倍という説があったり、50倍という説があります。

 

 

 

というわけで、この2つの細胞がどのようにしてエネルギー代謝を行なっているのか、また、脳にはブドウ糖がどのくらい必要なのか詳しく解説していきます。

 

 

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エネルギー源が違う「ニューロン」と「グリア細胞」

 

 

いきなりですが、結論です。

 

 

思考を司る「ニューロン」のエネルギー源は、「ケトン体」と、グリア細胞のエネルギー代謝で生じた「乳酸」です。

 

 

一方、思考を司らない「グリア細胞」のエネルギー源は、「ブドウ糖」になります。

 

 

  • 「ニューロン」・・・ケトン体、乳酸

 

  • 「グリア細胞」・・・ブドウ糖

 

 

この事実だけを見たら、「脳細胞の大多数を占めるグリア細胞のエネルギー源がブドウ糖だから、脳のエネルギー源はブドウ糖と言えるな」・・・と考えられなくもないです。

 

 

しかし、「思考する細胞」と「思考しない細胞」では、どちらが脳と言えるのか・・・と考えたら、やはり思考する方です。

 

 

例えば、アシスタントの助けがないと作業が完了できなかったとしても、アシスタントの数が多かったとしても、漫画の作者(作品の脳)は、アシスタントではなく「漫画家」です。

 

 

アシスタントは漫画の作者、漫画の顔ではありません。

 

 

同じように、「グリア細胞」の助けが必要であっても、脳の主役は、やはり思考する「ニューロン」だと言えます。

 

 

そのように考えると、思考する「ニューロン」のエネルギー源はブドウ糖ではないのですから、やはり「脳のエネルギー源はブドウ糖だ」というのは、誤解を与える意見であると言わざるを得ません。

 

 

 

ここから、「ニューロン」と「グリア細胞」の違いについて説明します。

 

 

ニューロンの特徴

 

 

まずは「ニューロン(神経細胞)」の簡単な紹介をします。

 

 

 

ニューロン

 

 

放射線状に広がった突起を「樹状突起 じゅじょうとっき」といって、情報の入力部分になります。

 

 

そして、長く伸びた軸の先端が出力部分になります。

 

 

この細胞がいくつも連続して情報のバケツリレーをしているというわけです。

 

 

このような感じで。

 

 

 

ニューロン

 

 

情報の流れは、

 

 

「樹状突起」→「軸索」→「軸索の末端」 → 「隣のニューロン」 ・・・の連続です。

 

 

そして、「ニューロン」と「ニューロン」の連結部分を「シナプス」と言います。

 

 

 

シナプス

 

 

 

「シナプス」は繋がっていません。

 

 

電気信号が先端までくると、そこから「神経伝達物質」という化学物質が分泌されて、次の「ニューロン」に伝わる仕組みになっています。

 

 

 

シナプスと神経伝達物質

 

 

 

特徴を把握したので、次は「ニューロン」のエネルギー代謝に焦点を当てます。

 

 

 

ニューロンのエネルギー代謝

 

 

「ニューロン」は、ミトコンドリアの多い細胞です。

 

 

ニューロン

 

 

ミトコンドリアとは細胞内にある発電所のようなものです。

 

 

ミトコンドリアでは「クエン酸回路」、そして「電子伝達系」という反応によってエネルギー物質「ATP」を作ります。

 

 

ATP、解糖系、クエン酸回路、電子伝達系については以下の記事で説明しています。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

 

エネルギーの材料は、脂肪酸から生成された「ケトン体」や、「グリア細胞で発生した乳酸」になります。

 

 

「ニューロン」には、「ブドウ糖」を材料とするエネルギー代謝である「解糖系」はほぼないそうです。

 

 

 

ミトコンドリアのエネルギー代謝

 

 

 

ミトコンドリアでの代謝に依存しているので、ニューロンのエネルギー代謝は「高エネルギー」ということになります。

 

 

「ニューロン」のように、ミトコンドリア主体の細胞は、生涯にわたって細胞分裂をしないのが特徴です。

 

 

 

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グリア細胞の特徴(中枢神経系)

 

 

神経には「中枢神経系(脳と脊髄からなる神経)」と、「末梢神経系(脳と脊髄以外の神経)」があります。

 

で、中枢神経に存在する「グリア細胞」は種類あるのですが、それぞれ、どんな細胞なのか簡単に紹介します。

 

 

上衣細胞

 

 

まずは「上衣細胞 じょういさいぼう」です。

 

 

上衣細胞

 

 

この細胞は、脳室の壁を構成しています。

 

 

「脳室」は、嗅脳室、側脳室、第三脳室、中脳水道、第四脳室、脊髄中心管です。

 

 

 

アストロサイト

 

 

次は「アストロサイト」です。

 

 

 

アストロサイト

 

 

 

この「アストロサイト」の機能は複数あります。近年、研究が進んで新たな機能が発見されているようですが、メインの機能がこちらです。

 

 

 

  • 構造面でニューロンのネットワークを支える

 

  • 物質輸送を介し、アストロサイト周辺の条件を調節する

 

  • 毛細血管の周囲を取り囲んで「血液脳関門 」を形成する

 

 

このうちの、「血液脳関門 けつえきのうかんもん」について説明します。

 

 

通常の毛細血管の「内皮細胞 ないひさいぼう」には隙間があるので、様々な物質が血管の内外を自由に出入りできます。

 

しかし、脳の毛細血管の「内皮細胞」はちょっと違っていて、有害物質が入らないように関所のような機能があります。それが「血液脳関門」で、英語名は響きがよく「lood-rain arrier ブラッド-ブレインバリア」と言います。

 

「アストロサイト」の足の突起は、BBBの外側を構成しています。こんな感じで。

 

 

 

アストロサイトと血液脳関門

 

 

この関門を通過できるのは「酸素」、「ブドウ糖」、「ケトン体」、「一部のアミノ酸やビタミン」、「アルコール」等、「分子量が小さい物質」や、「脂溶性で細胞膜を通過できる物質」です。

 

 

 

以前、「水素水を飲んだら頭痛が消えた」という話をしたことがあります。「水素」は物質の中で一番小さい分子なので、「血液脳関門」を通過することができるので、それで効果があったのでしょう。

 

目と脳は密接に関係している。慢性的な頭痛の原因と、それが改善した理由とは

 

 

 

 

ミクログリア

 

 

次は「ミクログリア」です。

 

 

ミクログリア

 

 

「ミクログリア」は小型の細胞で、ニューロン、アストロサイト、血管内皮細胞などに接しています。

 

中枢系の免疫が担当です。また、神経細胞が死んだ時に死骸を食べて処理する機能もあります。

 

 

 

オリゴデンドロサイト

 

 

次は「オリゴデンドロサイト」です。

 

 

オリゴデンドロサイト

 

 

「オリゴデンドロサイト」は、「ニューロン」の軸索に巻きついていて、電気信号を効率よく伝える為の「絶縁体(※電気を伝えない物体)」の役割を果たしています。

 

 

 

グリア細胞の特徴(末梢神経系)

 

 

ここまで、中枢神経系の4種類の「グリア細胞」を紹介しましたが、補足で、末梢神経系の「グリア細胞」も紹介しておきます。

 

 

 

シュワン細胞

 

 

「シュワン細胞」は、軸索に巻きついています。

 

 

シュワン細胞

 

 

 

衛星細胞

 

 

「衛星細胞」というのもあります。

 

 

 

衛星細胞

 

 

 

 

では、ここからは「グリア細胞」のエネルギー代謝の説明に入っていきます。

 

 

 

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グリア細胞のエネルギー代謝

 

 

思考をしない「グリア細胞」は、エネルギー産生の99%を「解糖系」に依存しています(※つまり、エネルギー源をブドウ糖に依存しているということです)。ミトコンドリアに依存している「ニューロン」と逆ですね。

 

 

 

解糖系のエネルギー代謝

 

 

 

「グリア細胞」に必要なブドウ糖は、毎時3~4gです。

 

 

「ニューロン」と「グリア細胞」の違いをまとめます。

 

 

 

  • 「ニューロン」・・・ケトン体、乳酸(ミトコンドリア)

 

  • 「グリア細胞」・・・ブドウ糖(解糖系)

 

 

 

ここで注目していただきたいのが、ブドウ糖(グルコース)をエネルギー源とする解糖系に依存する「グリア細胞」は、乳酸が発生するということです。

 

 

 

 

グリア細胞の解糖系で生じた乳酸

 

 

「ニューロン」のエネルギー源は、「ケトン体」と「解糖系で発生した乳酸」でした。ケトン体が足りなくなった時に、乳酸をエネルギー源として利用するのです。

 

 

「グリア細胞」で発生した乳酸は、「乳酸トランスポーター」によって「ニューロン」に運ばれます。そして、乳酸はピルビン酸に変換され、酸素と共にミトコンドリアに取り込まれてエネルギーを産生します。

 

 

 

グリア細胞で発生した乳酸

 

 

乳酸トランスポーターがニューロンに運ぶ

 

 

乳酸はピルビン酸に変換される

 

 

ピルビン酸はミトコンドリアに取り込まれる

 

 

エネルギー産生

 

 

 

「ブドウ糖(グルコース)の代謝によって生じた乳酸をエネルギー源にしているのだから、「ニューロン」もブドウ糖が必要じゃないか」・・・と、思われた人もいるかもしれません。

 

 

しかし、これだけで「糖質の摂取は必要なんだ」と結論付けるのは早いです。

 

 

「グリア細胞」のブドウ糖も、「糖新生(肝臓や腎臓で、糖質以外の材料から糖質を作るシステム)」でまかなうことができるからです。

 

 

 

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グリア細胞に必要な糖質量

 

 

体は肝臓や腎臓で、糖質以外の材料からブドウ糖(グルコース)を合成することができます。

 

 

肝臓と腎臓

 

 

その合成経路については以下の記事で説明しました

 

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

どのぐらいの量が合成できるのかというと、毎時g~10g(小さじ1~2)です。

 

 

『Cafe すてきに活ききる 旬(ときめき)亭 糖新生、低血糖 萩原敦』より引用

 

 

飢餓時だけに「糖新生」が、特別に起きるわけではない。

 

 

わかりやすく言えば、糖質を食って血糖値が上昇している時は、糖新生は抑制されるが、それ以外の空腹時や睡眠時は、肝臓と腎臓でグルコースを毎時6~10g程度、血液中に24時間供給している。

 

 

もし、あなたがしっかりとした糖質制限をしているなら、食事中も食後も糖新生は継続しているのである。

 

 

脳のグリア細胞の解糖系では、過酷な頭脳労働時は毎時4gぼーっとしている時は、2~3g、睡眠中は2g程度のグルコースの消費がある。

 

 

赤血球は、安静時(事務仕事程度)では、毎時2g程度消費されている。

 

 

血糖値の標準値を100とすると、体重50キロのヒトで、血中に4gのグルコース量で飽和していることになる。

 

 

この初期血糖値の4gと糖新生による追加グルコース6~10g(中間値8をとる)を加算すると、4+8=12 12-(4+2)=6gということで、単純計算でも、血糖値が相当、上昇することになる。

 

 

これを抑制するのが、持続的に分泌されている「インスリン基礎分泌」である。

 

 

はっきり言って、「糖新生」のグルコース合成の量と「インスリン基礎分泌」の量の均衡が、空腹時血糖値や睡眠時の血糖値を、定めているのである。

 

 

したがって、生涯に渡って、糖質ゼロで、食生活を営んでも、糖新生とインスリン基礎分泌の均衡が保たれれば、低血糖にも高血糖にもならないのであり、血糖値の恒常性を完全に維持できるのである。

 

 

グリア細胞や赤血球には(ブドウ糖)グルコースが必要ですが、食事から摂らなくても十分足りることがお分かりいただけると思います。

 

 

  • 基礎血糖(血液4~5リットルに対し、4~5g)

 

  • 絶食時、糖質制限時、糖新生で合成されるグルコース(毎時6~8g)

 

  • 脳のグリア細胞のグルコース消費量(毎時2~4g)

 

  • 赤血球のグルコース消費量(毎時2g程度)

 

 

 

消費の量よりも、糖新生で作られる量の方が多いのです。

 

 

以前、糖新生まできちんと説明せず、「グリア細胞はケトン体が利用できないから砂糖を摂った方が良い」・・・という意見を見たので油断なりません。

 

 

一応、糖質を過剰に摂る事で、脳にどんな影響があるのか紹介しておきます。

 

 

 

脳腫瘍の原因

 

 

糖新生で必要な糖質量がまかなえるということは既に説明しました。では、「脳にはブドウ糖が必要である」を真に受けて糖質を食べるとどうなるか、リスクについてお話します。

 

注意すべきなのは、「乳酸の蓄積」「糖化」です。

 

乳酸を処理するシステムは体に備わっていますが、過剰になれば、やはり、どの細胞も同じ末路を辿ります。

 

 

詳しくは以下の癌の記事で説明したのですが、

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

 

 

人間の血液は、pH7.35~7.45に保たれているのが正常です。

 

 

数値が小さくなると酸性になるのですが、pH7.3以下になると機能低下になり、pH7.1以下になると死の危険があります。

 

 

で、問題の「乳酸」ですが、酸とつくように pH 程度の酸性物質です。これが蓄積すると、血液のpHが酸性に傾いていきます。それによってミトコンドリアが機能不全になり、場合によっては細胞が癌化します。

 

 

癌細胞は正常細胞の何倍もブドウ糖を取り込む細胞です。従って、癌は酸性に傾いた体を救うために過剰な糖(乳酸)を処理していると考えられます。

 

 

それは脳の細胞も同じことです。

 

 

糖質の過剰供給で乳酸が発生し、「グリア細胞」が癌化したのが脳腫瘍です。

 

 

解糖系がほぼなく乳酸が発生しない「ニューロン」は癌化しません。

 

 

また、「ニューロン」はほとんど細胞分裂しませんが、「グリア細胞」には分裂、増殖能力があります。

 

 

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アルツハイマーと認知症

 

 

「乳酸」の蓄積も体に不具合をもたらしますが、「糖化」の症状もあなどれません。

 

 

「糖化反応」とは、「余った糖」と「体のタンパク質」が結びついて体温で暖められ、タンパク質が変性する現象のことです。それによって生じた物質が「AGE/AGEs」です。

 

 

「健常な老人」と「アルツハイマー病の患者」の前頭葉を比べると、アルツハイマー病の患者には3倍以上のAGEsが蓄積しているそうです。

 

 

参考:抗糖化コラム アルツハイマー病とAGEs

 

 

このAGEsは、周囲の細胞を攻撃する性質があります。従って、蓄積量が3倍というのはキツイです。

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

ちなみに、アルツハイマー病は、「3型の糖尿病」と言われています。

 

 

 

また、「脳血管性認知症」の原因も糖化が関係しています。

 

 

ニューロンの軸索は、「絶縁体」の役目をするカバーで覆われています。「オリゴデンドロサイト」や「シュワン細胞」です。これらを「髄鞘 ずいしょう」、「ミエリン鞘」と言うのですが、認知症の患者さんはこれが薄くなっているそうです。

 

 

『Wikipedia 髄鞘』より引用

 

 

神経科学において髄鞘 (ずいしょう、myelin sheath) は、脊椎動物の多くのニューロンの軸索の周りに存在する絶縁性のリン脂質の層を指す。 ミエリン鞘とも言う。

 

 

コレステロールの豊富な絶縁性の髄鞘で軸索が覆われることにより神経パルスの電導を高速にする機能がある。

 

 

髄鞘はグリア細胞の一種であるシュワン細胞とオリゴデンドロサイト (乏突起または稀突起グリア細胞、en:oligodendrocyte) からなっている。 シュワン細胞は末梢神経系の神経に髄鞘を形成し、一方オリゴデンドロサイトは中枢神経系の神経での髄鞘を形成している。

 

 

髄鞘が薄くなる原因は、「動脈硬化による血流不足で、酸素と栄養が十分に届かないこと」、「ミエリン鞘の糖化」が考えられています。

 

 

 

ちなみに、糖質は動脈硬化の原因にもなります。

 

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

 

 

 

脳とブドウ糖

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖」・・・というお決まりのセリフは、情報を小出しにしていて肝心なところが抜け落ちているので、フェアではありません。

 

 

正しくは「脳の「思考をしないグリア細胞」は、エネルギー源をブドウ糖に依存しているが、そのブドウ糖は糖新生で供給できる」です。

 

 

糖質の過剰摂取はリスクがあるので、忘れないようにして下さい。

 

 

 

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特に変わった動きをしたわけでもないのに、関節から音が鳴る・・・ということはありませんか。

 

 

筋肉隆々の人が自分の力を誇示する為に鳴らすのとは違います。

 

 

普通に動かしただけでパキッと音が鳴るかどうか・・・です。

 

 

そうなる正確な原因を知っている人が意外にも少ないようなので、その理由を話そうと思います。

 

 

ここで対象にするのは、「何もしていないのに、理由もなく関節が鳴る」そして、「どれか特定の関節が鳴るのではなく、どこの関節でも鳴る」といったケースです。

 

つまり、心当たりはないけど、意味不明な音が様々な関節から鳴る場合に限ってのお話です。

 

 

怪我や病気などが原因で「特定の関節」だけが鳴る場合は該当しません。その場合は、病院に行って下さい。

 

 

ですが、ここでお話する知識は、どんな病気にも応用が効くのでお役に立てると思います。

 

 

ちなみに、この関節の不具合は、米が好きな日本人は誰がなってもおかしくないので、現在、関節に問題を抱えていない方も「自分には関係ない」と思わずに最後まで読んでいただければと思います。

 

 

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体験

 

 

私は17歳くらいから、些細な動きで関節から音が頻繁に鳴るようになりました。

 

 

異変に気付いても最初はなんとも思いませんでした。

 

 

しかし、体育の時間、準備運動で2人一組になってストレッチをした時に、相手が私の関節の音にビックリするわけです。

 

 

なんかマズいことをしたんじゃないかというような顔で

 

 

えっ!?ごめん...」

 

 

 

と言うので、私はその度に「あ~、大丈夫、大丈夫、なんでもないよ!」と言っていました。

 

 

不思議な事に、同じストレッチをしても、私と身長が同じくらいの相手の関節はウンともスンとも言わないのです。

 

 

その違いを見て、「これは普通じゃないんだ」と思いました。

 

 

 

最初は軽く考えていましたが、こういう事が何度もあって、だんだんその原因不明の音が怖くなりました。

 

 

ただし、痛くないので、整形外科に行くとかはしていません。放置です。

 

 

それが30代前半まで続きました。

 

 

 

それが、2年前から徐々に改善して、今ではほとんど音がしなくなりました。完全ではありませんが、前のようなことはありません。

 

 

私は2015年から糖質量1日10g以下の糖質制限を始めました。

 

 

改善したのは、関節を劣化させる原因を断ったからです。

 

 

 

関節が鳴ったり、痛くなる原因は、色々あると思います。

 

 

しかし、特別なにも疾患がないのに、意味不明に音が鳴る場合は、私達が当たり前に食べている糖質が原因です。

 

 

おそらく、関節が糖化しています。

 

 

私自身この事実を知るまでに、相当な時間がかかりましたし、知らなかったせいで、逆に体を弱らせる事をしてしまいました。

 

 

ですが、あれから2年経っても、世間一般ではこの情報が浸透していないようです。

 

何故、そう言い切れるかというと、今私の祖母と母は、整形外科に通っています。それぞれ違う病院です。

 

 

ですが、どちらの整形外科の先生も、糖質が関節を劣化させることを教えないそうなのです。

 

 

関節、骨を守るうえで非常に大切な事で、真相を伝えるだけで悪化をふせげるのに、それをしないから、いつまでも関節が弱いままなのです。

 

 

 

これでは、物理的な対策も効果が半減します。

 

 

 

 

世間一般で言われている関節の音が鳴る理由

 

 

「何故原因が糖化だと言い切れるのか」、そして、「糖化が原因で関節が痛んでいる場合の見分け方」などをお伝えする前に、一般論の「関節から音が鳴るメカニズム」を紹介します。

 

 

 

私は糖質制限を始める前に、原因を知りたくて調べました。

 

 

 

しかし、糖化の情報を得る事ができず、一般論を真に受けていました。

 

 

以下は、その当時調べたものと同じ趣旨の説明です。

 

 

Wikipedia クラッキング(関節) 何故音がするのか』より引用

 

物理的なメカニズムは未だ証明されていないが、以下のようにいくつかの理論が提唱されている。

 

1.関節内のキャビテーション — 関節に物理的な力が加わったとき、内部では滑液の流れの中で真空に近い部位が出来る。そして小さな気泡が多数生じ、それらがはじけて大きな音が出る。この説明ではクラッキングはどの関節でも行うことが出来るといえる。例えば脊椎の徒手整復術(マニピュレーション)など。

 

2.靱帯の急速な伸張に伴うもの

 

3.関節内に出来た癒着の剥がれることによるもの

 

4.関節腔内の空気が弾けたり移動したりすることによるもの(気泡緩衝材をつぶすのと同じ原理)

 

これらの理論の内最も支持を得ているのが1.キャビテーション(Cavitation)である。本稿においてもキャビテーション理論に基づいて話を進める。

 

関節は骨と骨が関節包という袋のような物に覆われていて、関節腔という僅かな隙間があり、そこには滑液という一種の潤滑油で満たされている。

 

関節を曲げたり伸ばしたりすると、関節腔の容積が増し、その分負圧が生じ、結果滑液が気化し空洞(キャビティ)が発生する。そして下がった圧力を戻す働きが作用し、反対側から滑液が一気に流入して空洞が消滅すると同時にクラッキング音が発生する。気化したガスの成分は二酸化炭素或いは窒素であるといわれている。

 

一度鳴らすと同じ部位を再び鳴らすことができるまで約40分かかる。この間を不応期という。

 

 

 

これだけでは分かりにくいので、あるテレビ番組で説明されていたことを要約します。

 

 

 

指の関節の中には「関節液」という液体がある。液体は密閉された状態で圧力が急に下がると、中から気体が発生するという性質がある。

 

 

指の関節を曲げたり引っ張ったりすると、圧力が下がった状態になり、関節にある「関節液」の中から気体が発生し、さらにそのまま関節を引っ張るとその気体が弾けて「ポキッ」と音が鳴る。

 

 

なお、弾けた気体が再び「関節液」に溶け込むのに20~30分かかるため、一度指を鳴らすとしばらく鳴らなくなる。

 

 

 

・・・と、一見、説得力があります。

 

 

 

ただ、これらは「音が鳴るメカニズム」の説明をしてくれてはいますが、「音が鳴る原因」については追求されていません。

 

 

というのも、これでは「鳴る人」と「鳴らない人」の違いが分かりませんし、

 

 

また同じ人でも、ある時を境に急に鳴るようになる理由もわかりません。

 

 

私の場合も、高校一年の時は、同じような準備運動をしても鳴りませんでした。

 

 

そして、指を引っ張るような強引な動作で「急に圧力が下がる」というなら話はわかりますが、なんでもない普通の緩い動作でも鳴るのは何故か・・・

 

 

これらの説明では不十分で納得ができなかったのですが、他に答えも見つからないので、そこでストップです。

 

 

「そういうもんだ」と思って生活していました。

 

 

 

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関節の音が鳴る原因は糖化

 

 

関節の音が鳴ることに対して、気にしない生活を送っていました。

 

その後、私は1日の糖質量10g以下の「スーパー糖質制限」を始めました。

 

実践する前に、「糖化」について学んだのですが、その時、ようやく関節の音が鳴る原因が分かりました。

 

 

「糖化」とは、余った糖が体のタンパク質と化学反応を起こして、細胞を劣化させることをいいます。

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

そして、「糖化」の症状には以下のようなものがあります。

 

 

 

  • 胃下垂

 

  • セルライト

 

 

  • 歯槽膿漏

 

  • 動脈硬化

 

 

 

・・・一見するとこれらは、それぞれ全く関係ない症状ですが共通点があります。

 

 

人間の体はタンパク質で出来ています。

 

 

これらの症状があるところも全て「タンパク質」です。

 

 

従って、糖質を食べている限り、どこが糖化しても不思議ではないのです。

 

 

爪、肌、髪、神経、内臓もタンパク質ですので、糖化で劣化していきます。

 

 

もちろん、骨、関節もです。

 

 

関節が糖化すると、音が鳴るようになります。

 

 

次は、そのメカニズムについてお話します。

 

 

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関節が糖化するメカニズム

 

人間の体を構成しているのは60~70%が水分...というのはご存知だと思いますが、

 

その次に多いのがタンパク質で、約20%です。

 

 

そのタンパク質が、糖質と反応することで、変性し、劣化してしまうのです。

 

 

関節が糖化した場合、具体的にどうなるのか、参考になる記事を紹介したいと思います。ちょうど2年前に私が読んだものです。

 

 

『Yahoo 知恵袋 股関節がとても痛みます。あぐらがかけなくなりました。』より引用

 

股関節がとても痛みます。あぐらがかけなくなりました。

 

柔軟体操の足の裏を着けて膝をおすやつも、すると痛いです。

 

さらに膝を曲げて胸につける動作をすると足の付け根がとても痛みます。

 

階段を上がっている時もたまに股関節がコキッと音を立てます。

 

気になって病院に行きレントゲンも撮ってもらいましたが、写真では異常なところが見当たりません。

 

この症状ってなんなんでしょうか?知っておられる方がおられましたら、回答お願いします。とても困っています。

 

 

この質問に対する回答が以下です。原因についての記述を引用します。

 

 

たぶん、関節部の糖化が原因と思われます。

 

最近、この手の質問者が多いですね。

 

ようするに、糖質を過剰に摂取しすぎているんです。

 

 

関節部は、たんぱく質等でできていますが、

 

糖質を過剰に摂取すると、

 

関節部に糖がやってきて、

 

関節部を糖化します。

 

とどうなるか?

 

関節部が硬化する

 

関節部の水分が奪われる

 

関節部の可動域がせまくなる

 

関節部が固くなり柔軟性がなくなる

 

硬質化した関節部が周囲の神経を刺激して

 

痛みを誘発します

 

硬質化した関節部は怪我をしやすくなります

 

関節を動かすと音がする様になる

 

少し強引な例ですが、

 

自転車の回転部に油をささないと、

 

ギオシギシ音がしてきて

 

回転が渋くなります

 

糖を過剰に摂取するということは、

 

関節部の油を奪うようなイメージになります。

 

 

私は当時これを読んで、ヤバイと思いました。心当たりがあったからです。

 

 

この話は空論ではありません。

 

 

実際に糖質制限を始めて、数ヶ月で音が少なくなり、今はほとんど鳴らなくなりました。本当に糖質が悪さをしていたのです。

 

 

もし「関節の糖化」という概念を知らず、「気体が弾ける音」と片づけて何も対処しなかったら・・・と思うと恐ろしいです。

 

 

 

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日本人は糖化に注意

 

 

糖質が原因なのです。

 

 

普段食べている「米」、「麺」、「パン」、「野菜」、「果物」、「お菓子」が原因で、細胞が劣化する・・・

 

 

怖くなりませんか?

 

 

私は怖くなりました。

 

 

 

当時は頻繁に音が鳴っていたので、その話がとてもリアルに感じました。自分の体がどんどんガラクタ化している...と。30代でこれなら、歳をとった時どうなるんだ?と思いました。

 

 

当時、1日260g前後の糖質を摂っていました(ほとんど穀物と野菜です)。

 

 

その結果、関節だけではなく、爪、髪、胃・・・等、体のあらゆるところが弱っていました。

 

 

でも、「糖化」についての知識がなく、「バランスの良い食事は健康に良い」、「野菜は健康に良い」と信じて、糖化の原因である「植物性の食品」をたくさん食べ続けていたのです。

 

 

一方、体の材料になるのはタンパク質ですが、これらを多く含む食品であるは、生活習慣病が恐ろしくて、なるべく量を少なめにしていました。それも体を弱らせる原因でした。

 

 

今考えたら、健康になる方法のをやっていたわけです。

 

 

よく、「健康に気をつける人ほど不健康」と揶揄されたりしますが、その言葉はあながち間違いではありません。

 

 

「健康に良い」とされる定説が間違っているのですから、「真面目に健康に気をつける人」ほど体が弱っていくのは当然のことです。

 

 

世間一般で体に良いとされている定説を守っていたら、こうなります。

 

 

日本人の大好きな「バランスの良い食事」、「昔ながらの和食」等を食べれば、糖質まみれになります。

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

つまり、関節に限らず糖化のリスクが増えるということです。

 

 

これは、本来みんなが知らなくてはいけないことなのですが、多くの人は「糖化」に関心がありません。

 

 

医療の現場で働く人が指導しないからです。

 

 

 

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整形外科では関節の糖化は指摘されない

 

 

ほとんどの人が「糖化」を怖いと思わないのは、やはり、医療に携る人の多くが「糖化」について詳しくなく、「糖化」の注意を促さないからです。

 

 

もし医療機関が「糖化と病気」の関係に注目して、治療に摂り入れてくれれば、多くの症状が改善します。

 

 

例えば、歯医者さんが患者に対し、糖化を防ぐように指導すれば、歯槽膿漏は減るはずです。

 

 

 

糖化を防ぐことは。そんなに意味のある事なのか?

 

 

そう疑問に思われたかもしれませんので、例を挙げます。以下は糖質を制限することによって効果が出た、整形外科のお話です。

 

 

『腰痛の病院、お茶の水整形外科』より引用

 

 

体の痛みと糖質制限

 

私が糖質制限食に注目したのは、血糖コントロールの悪い糖尿病の患者さんの肩の痛みは治りづらいという報告を見つけたためです。

 

確かに、当院でもリハビリでなかなか治らない肩の痛みを訴える糖尿病の患者さんに糖質制限食指導をおこなったところ、みるみるうちに痛みが改善しました。

 

高血糖と関節痛の間には密接な関連があるに違いないと考えた私は、痛みがなかなか消えないと嘆く難治性の腰痛や関節痛の患者さんにも適応を広げ、独自のリハビリ法とともに糖質制限食を実行してもらいました。

 

すると、手術を受けても消えなかった頑固な痛みやしびれが軽くなり、「鎮痛薬がやめられた」「杖なしで歩けるようになった」などの喜びの声が多数寄せられたのです。

 

 

 

ここから先が、関節が糖化するメカニズムになります。

 

 

 

高糖質食で関節がコゲつく

 

 

伝統的に穀物を多食してきた私たち日本人は、米や小麦、イモ類など高糖質食を好みます。しかし、この高糖質食こそ「腰痛や関節痛の重大原因」なのです。糖質のとりすぎが肥満や糖尿病を招くことは、みなさんもご存じでしょう。

 

それに加え、糖質をとりすぎていると、体の「糖化」(コゲつくこと)が進み、関節組織の柔軟性が失われて硬くなり、さまざまな関節痛を招くことがわかってきました。

 

糖化といっても聞き慣れない人が多いかもしれません。糖化とは、体内で余った糖が、体を形作るコラーゲン(硬たんぱく質線維)やエラスチン(コラーゲンを結びつける弾性線維)などのたんぱく質と結びつくことをいいます。

 

この糖化によって「AGE」(終末糖化産物)という悪玉物質が生み出されると、全身の老化が進むのです。

 

コラーゲンやエラスチンは、血管や心臓、腎臓や肌など体のあらゆるところに存在します。当然、関節を支える筋肉・靭帯(骨と骨をつなぐ丈夫な線維組織)・軟骨・骨にも多く存在し、繊細で力強く、なめらかな関節の動きを可能にしています。

 

 

ところが、高糖質食を長年続けていると、体内で糖化が進みAGEがどんどん蓄積されます。

 

そして、筋肉・靭帯・軟骨・骨を徐々にむしばみ、関節の変性(性質が変わること)や変形を速めてしまうのです。

 

お菓子のクッキーを思い浮かべてください。表面がカリッとした褐色のクッキーです。あの歯ごたえと褐色は、クッキーの材料に含まれる糖とたんぱく質が結びつき、糖化した結果です。これと同じことが、関節でも起こるのです。

 

 

骨も弱くなる

 

 

高血糖が続いてAGEが蓄積されると、筋肉・靭帯・軟骨・骨も、まるで焼けすぎたクッキーの表面のように硬くコゲついた状態になってしまうのです。

 

具体的には、筋肉や腱は柔軟性を失って硬直し、小さな断裂を起こしてきます。靭帯も硬くなり、弾力性や強靱性が失われます。また、軟骨は柔軟性を失ってもろくなり、背骨の椎間板も傷みやすくなってしまいます。

 

その結果、関節のなめらかな動きが損なわれ、可動域(動かせる範囲)が狭まり、関節の軟骨がすり減り、関節周囲の骨の変形を引き起こします。

 

さらに軟骨や骨の変形が神経を刺激すると、痛みやしびれを引き起こすことにもなるのです。

 

骨の強さというものは、骨量と骨質という2つの要素によって決まってきます。骨量は骨のカルシウムの濃度のことで、骨密度検査で測ることができます。

 

骨質というのは、骨のしなやかさのことで、骨の中にあるコラーゲンの働きによりますが、これは血液検査で調べることができます。

 

骨質が低下しても、骨がもろくなり、すぐに骨折しやすくなりますので、骨密度が保たれているのに、骨粗鬆症によるて骨折を起こしてしまう人は骨質が低下している可能性があります。

 

 

 

かなり長いので、重要な部分だけを紹介しましたが、関節が悪い人にとってかなり役に立つ記事だと思います。糖質がいかに体、関節にダメージを与えているか、これを読めばぐうの音も出ないと思います。

 

 

「糖質に注意しよう」と考えるのが正常な感覚です。

 

ですが、注目して欲しいのはこの部分です。

 

 

現在の整形外科の治療には、極めて重要なことが一つ、ポッカリと抜け落ちているように思えてなりません。それは、「食事療法」です。

 

 

これは、整形外科だけではありません。あらゆる科に言えることです。このような意識の先生の方が、レアケースです。

 

 

私の祖母は、最近近所にできた新しい整形外科に通っています。そこでも軽く「タンパク質を摂ってください」くらいは言うそうですが、「糖質」のことは一切言わないそうです。もちろん「糖化」の事もです。

 

 

これがマジョリティです。

 

 

ここで紹介した整形外科の記事も、だいぶ前に読んだので、随分と時間が経っているはずです。専門家なら、一度は耳にしたことがあるはずなのですが、それでも、多くの整形外科では患者にとって有益となるこの方法を取り入れていないようです。

 

 

「関節の治療」ですから、化学的な解決方法である「食事」だけでなく、物理的な解決方法も必要です。

 

 

「後者をおろそかにして食事だけで治せ」等と言うつもりもありません。

 

 

しかし、回復の足を引っ張る糖質を減らす事が有効なのは紛れもない事実です。

 

 

 

どこの整形外科もこの治療法を研取り入れてほしいです。

 

 

 

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個人で気をつけられる事

 

先ほど紹介したような「糖化の危険性に気付いている医師」はまだまだ少ないです。

 

 

また、真実が世の中に広がらないようになっているため、一部の頭の切れる医師が正しい情報を伝えようと頑張っても、全体に影響を与えるのは難しいと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

指導してくれる人が少ないのですから、体を弱らせたくない人は、自分で気をつけるしかありません。

 

 

 

  • 「糖質が体のタンパク質を変性させる」という事実を忘れないこと

 

  • 「日本人は糖質を食べ過ぎてしまう傾向にある」という事を忘れないこと

 

 

 

 

これは多くの病気に当てはまるので、関節に問題が無くても、この2つは押さえておいた方が良いでしょう。

 

 

 

もし、関節から音が鳴って「もしかしたら、これは糖化かもしれない」と思った時は、自分でよく観察して下さい。

 

 

見分けるポイントですが、単独では難しいので、体全体で判断します。

 

 

関節から音が鳴る人で、糖質の多い食事をしている人は、他にも「糖化した症状」があるかどうかを診ます。

 

 

例えば、胃下垂、痔、歯槽膿漏、肌に締りがない、セルライトがある...等。一見、老化現象に見えますが、これが糖化です。

 

 

糖化すると、熟れ過ぎた果物のようにブヨブヨしたり、垂れ下がったり、締りがなかったり、逆に水分が抜けて硬くなったり..

 

 

細胞が変性して劣化するので、組織の質が悪くなっている状態になります。

 

 

こういった「糖化の特徴」が体に見られれば、おそらく、その関節も糖化による可能性が高いです。

 

 

一例ですが、以下の記事では、私の体がどれほど糖質によって弱っていたかについて書いています。糖化の特徴が参考になると思います。

 

 

糖質は人間の体にとって良いのか悪いのか、見極められない人へ

 

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

 

 

そして、原因が糖化だとわかったら、自分の食生活を振り返ってみる必要があります。原因さえ分かれば、あとは本人次第です。

 

 

間違っても整形外科で「これは糖化ですよね?」なんて聞かないことです。鼻で笑われます。

 

 

「糖化」という概念を持って診察してくれる医師だったらアタリですが、多くは「糖化」について関心はないと思います。

 

 

医者は栄養学を勉強しないと聞いた事があります。

 

 

私は医者ではないので、医者が何を勉強して医者になるのか、そのカリキュラムは分かりません。

 

 

しかし、例え栄養学を勉強したところで、その学ぶ教科書に「バランスの良い食生活が良い」「糖質は60%摂るのが理想的」等と書かれていれば、当然「糖質は必要なものだ」と考えるようになるので、それと矛盾する糖質制限を受け入れることができません。

 

 

「長いものに巻かれる人」はこれ以上先には進めないのです。

 

 

これが、糖化について言及する医師がレアケースである所以です。

 

 

「長いものに巻かれる人」から、「糖化が原因だから、糖質を控えて下さい」と言われることもなければ、「正しい糖質制限の知識」を指導されることもありません。期待する方が間違っています。

 

 

ですが、大多数は彼らのような人達です。

 

 

だからこそ、世の中には様々な病気があり、解決法も多く出回っていますが、そのほとんどが「糖質の害」をまるで見なかったように除外して組み立てられているのです。

 

 

関節の話でもそうです。

 

 

真実に気付こうが気付くまいが、糖質を食べ続ける限り、関節は劣化の一途を辿ります。関節じゃなくても、徐々に体のどこかが劣化していきます。

 

 

病院で関節を物理的に治せても、糖化の化学反応は防げません。

 

 

 

音が鳴るうちはいいですが、関節の劣化が進めば、やがて、痛くて日常生活を送るのも辛い、痛み止めが効かない、外出できない...最後は手術です。

 

 

 

糖質が原因で自分の体が不調になっていると気付いた人は、本気で体を元気にしたいと考えるのであれば、自分の責任で、調べて、食生活を改善するしかありません。

 

 

 

糖質制限の注意点

 

 

私は糖質制限という方法があらゆる病気に有効的だということを何度も述べていますが、あえて、薦める事はしません。

 

 

それは私自身、過去に糖質制限に失敗したことがあるからです。

 

 

その原因は無知です。

 

 

糖質制限は、糖質をほとんど摂らないので糖化を抑えることができますが、問題なく実践する為にいくつか注意点があります。

 

 

それを勉強せずして「ダイエット」のようなお気軽なノリでやると、失敗する確立が高くなります。

 

 

ここで言う失敗とは、糖質制限を始める前よりも体調が悪化するということです。

 

 

「糖質制限をすることによって、どういうメカニズムで体質が改善するのか」・・・を勉強する気がない人は、アレンジを加えて「糖質制限」とは程遠い方法で体調を悪化させてしまったり、「体質が改善する為に必要な一時的な悪化」の意味を理解できず、それを乗り越えられない・・・といったことが起こります。

 

 

 

 

勉強すれば、間違っていても軌道修正ができますが、勉強しない人は、ここでって止めてしまいます。そして「糖質制限が悪い」と思います。

 

 

かつての私がそうでした。もっとも、あの時は今ほど情報がなかったので勉強したくても学ぶ方法がなかったのです。

 

 

そして、糖質制限をするにあたって、「体質的にやってはいけない人」、「体がなじむまでに時間がかかる人」、「他の栄養素を同時進行で補給しながら実践した方が良い人」がいるので、その辺の事前知識も必要です。

 

 

さらに、中途半端な糖質制限はリスクがあるということも付け加えておきます。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

以上のような理由から、糖質制限は効果がありますが、薦めることはしません。

 

 

その気がある人は、自分で責任を持って、実践前にこれらを調査してやるべきだと声を大にして言います。

 

 

健康になる為にやったのに、失敗して体調を崩しました・・・というのでは本末転倒ですから。

 

 

調査といっても、難しい事ではありません。糖質制限の本を1~2冊、サイトをいくつか眺めれば,すぐに知識はつきます。中でも、自分と同じような体質で糖質制限に成功している人の情報は特に参考になります。

 

 

これをするかしないかによって結果が違います。糖質制限の情報は玉石混淆ですが、きちんと勉強して、「どちらの言っている事が辻褄が合うのか」を考えられるようになれば、デマに惑わされることもなくなります。

 

 

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