お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

タグ:栄養
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栄養が激減した野菜や果物、日本食品標準成分表の昔と現代の数値を比較してみた

 

 

健康の為に、メディアや医療従事者の情報を鵜呑みにして、せっせと野菜や果物を食べている人は多いです。

 

 

 

私は過去に何度も、これらのビタミンやミネラルが当てにならない事や、糖質が多い事を理由に、不足した栄養素はサプリメントで摂取する方が良いと主張してきました。

 

 

 

例えば、こちらです。

 

 

 

ウコンが原因と見られる肝臓の障害は、本当に鉄が問題なのか考えてみた

 

サプリメントを過剰摂取しても問題ないケースと、その結果について

 

良い栄養状態の判断基準

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

サプリメントが批判される理由を社会背景から考えてみた

 

 

 

 

私はこれらの記事で、「栄養はサプリメントからではなく、食品から摂取した方が良い」...という一般的な考えに対して、

 

 

「現代の食物は、昔と比べて栄養素が不足しているので、サプリを使わないと足りない」と説明しました。

 

 

 

 

「現代の食物は栄養素が不足している」という説は、医療、栄養、農業...と、様々なところで言われているので、あえて具体的な資料は提示していませんでした。

 

 

 

しかし、その詳細が知りたいとコメントを頂きました。

 

 

 

僕の投稿に対して詳細にご回答くださって、ありがとうございます。アリヤさんのご指摘に納得する箇所が多く、自分の考えの手抜かりを反省します。

 

 

最後に、一点だけ教えてほしいことがあります。

 

 

「自然の食物にミネラルやビタミンがわずかしかないのは、人間が環境を作り替えてしまったからです」に関することです。

 

 

今の食べ物が昔に比べて低栄養であることは、僕もどこかで読んで知っています。

 

 

ですが、どれくらいの変化があったのか具体的な数値はあるんでしょうか?ご存知でしたら、教えていただけると助かります。

 

 

 

 

具体的な根拠があった方が、いまだに「食品に含まれている栄養素」を過信している人もその危険性に気付いてくれるのではないか...とも思ったので、本記事でその根拠を紹介しておきます。

 

 

 

 

また「栄養はサプリからではなく食品から」...等と言う医療従事者や栄養士の方々にも、その言葉がどんな結果をもたらすのかよく考えていただきたいと思います。

 

 

 

一応言っておくと、私がこれらの職業についていたら恐ろしくて言えないですね。

 

 

 

その理由がこちらです。

 

 

『Yoshinori Yamamoto(山本義徳)氏 ツイッター』より引用※元は『ヒロちゃんファーム』から転載されたもの、さらにその元は『科学技術庁』です。

 

 

 

 

 

昭和26年・昭和57年・平成14年の食品に含まれている栄養の変化だそうです。

 

 

 

昔の人と同じようにビタミン・ミネラルを摂取しようとしたら、何倍も食べなければなりません。食費がかかってしょうがないです。

 

 

 

また、それだけの量を食べたら、当然そこに含まれている糖質も大量に摂取してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで地に落ちている食品を「栄養たっぷり」、「ヘルシー」...等と言って食べさせようとするわけです。

 

 

 

 

それを真に受けた消費者が「中身がスカスカな物」を「良い物である」と勘違いして買う...

 

 

 

 

ブラックボックスの「食品」だから許されているようなものですが、これが「車」とか「パソコン」とか「宝石」...といった他の物だったら詐欺ですね。

 

 

 

 

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野菜や果物の栄養が減っているという説に対する反対意見

 

 

何でもそうですが、ある事象の問題点を指摘すると、決まって「それは危険ではない」と反対意見を唱える人が現われます。

 

 

 

 

例えば、「糖質は身体にダメージを与えるから制限した方が良い」と指摘すると、「糖質は身体にとって必要だから摂取しなければいけない、糖質制限は危険だ」...等と主張する人が現われます。

 

 

 

また、「遺伝子組み換え食品」を食べて腫瘍だらけになったマウスの実験結果があると思えば、反対に「遺伝子組み換え食品は安全である」とする実験結果も存在します。

 

 

 

 

・・・このように、「危険だ」と注意勧告すると、それを火消しする者が現われるわけです。

 

 

 

 

で、「野菜や果物の栄養が減っている」という説も、ご多聞に漏れず反対意見が存在します。

 

 

 

 

「成分表を根拠に野菜の栄養が減っているという話は誤解だから、栄養補給はサプリメントに頼るのではなく、野菜を食べよう」...という意見を紹介します。

 

 

 

『kk-information 『<食と健康>「現代野菜の栄養価は低い」は本当か?』に対する私なりの考察。』より引用

 

 

<食と健康>「現代野菜の栄養価は低い」は本当か?

 

 

「昔の野菜と比べて現代の野菜の栄養価は低い」といううわさが根強く流通しています。

 

 

文部科学省発行「日本食品標準成分表」の古い版より新しい版の方が、同じ野菜でも栄養価分析値が低い、という情報が根拠になっています。

 

 

しかし成分表をよく読むと、どうも話が違うようです。管理栄養士の成田崇信さんのリポートです。【毎日新聞医療プレミア】

 

 

 

私がこのうわさを初めて聞いたのは20年以上も前でした。

 

 

 

「栄養価が低く、ただ野菜の形をしているだけなので食べても意味がない」という極端な話までありました。

 

 

 

栄養価が低くなった原因として、次の3点がセットで挙げられることが多いようです。

 

 

(1)化学肥料の使い過ぎで土地が痩せ、野菜がしっかり育たない

 

 

(2)味や見た目を重視し、栄養価の低い品種が多く栽培されるようになった

 

 

(3)旬を外れた栄養価の低い野菜が通年流通するようになった--。

 

 

そして、これらの説を裏付ける資料に「日本食品標準成分表」が使われているのです。

 

 

 

◇ニンジンの栄養価分析値を比べてみると

 

 

日本食品標準成分表は1950年に初版が発行され、これまでに7回改訂されています。最新版は2015年版(7訂)です。

 

 

 

50年の初版と2015年版で、ニンジンの栄養価を比べてみると、確かに数値が違います。

 

 

 

ニンジンに含まれる鉄分は初版が2mgで、最新版は0.2mg。

 

 

 

またビタミンAも1万3500I.U(International Unit)から720μg(マイクログラム)になっています。

 

 

 

数字は減っていますが、同時に単位も変わっています。

 

 

 

こうした数値の違いを読み解くカギは、最新版に書かれていました。

 

 

 

「食品成分表の策定に当たっては、初版から改訂までのそれぞれの時点で最適な分析方法を用いており、技術の進歩により分析方法に違いがある。このため食品名が同一でも、各版の成分値の比較は適当ではないことがある」。

 

 

 

ビタミンA減少という誤解については、栄養価を表す単位の変化が関係しています。

 

 

 

初版では、ビタミンAは国際単位=I.Uで表されています。

 

 

 

物質が体にもたらす効力でその量を表す国際単位です。初版から4訂まではこのI.U表示でした。

 

 

 

ところが5訂以降は、ビタミンAの主成分レチノール0.3μgを1単位とする「レチノール活性当量」表示に変わりました。

 

 

 

この単位の変遷を考慮せず、単純に数字を比べても意味はありません。

 

 

 

「ニンジンのビタミンAは、1万3500から720に激減した」と比べるのは間違いなのです。

 

 

 

一般の人にとってなじみのない単位に変わったため、このような誤解が生まれたのでしょう。

 

 

分析技術の向上だけでなく、単位の変化や体内での利用効率の見直しなどで、数値は変化してきたのです。

 

 

 

◇「おいしく食べること」は栄養価と同じぐらい大切

 

 

 

成分表のデータだけで、野菜の栄養価を評価できないことがおわかりいただけたと思います。それぞれの説についても、私の専門である栄養学の側面から見てみましょう。

 

 

<化学肥料の使い過ぎ説>=有機栽培した野菜の方が栄養価が高いという印象を持ちがちですが、過去50年間に発表された論文を系統的にレビューした結果、有機農法と通常栽培の野菜の栄養価に明確な差はなかった、という報告があります。

 

 

 

<味や見た目を重視し、栄養成分を犠牲にした品種が増えている説>=栄養価の高い在来種のホウレンソウが出回らなくなり、西洋種やえぐみの少ない品種が増えたため、栄養価が下がったケースがあるかもしれませんが、すべての野菜には当てはまりません。

 

 

 

例えば西洋カボチャの多くは、ビタミンAやビタミンCが日本の在来カボチャよりも豊富です。

 

 

 

また、甘みが強くて味が濃厚なフルーツトマトやミニトマトも、大玉の桃太郎トマトより栄養価が高いと評価されています。栄養価が向上した野菜もたくさんあります。

 

 

 

<旬の時期を外れた栄養不足の野菜が出回るようになった説>=望ましい時期に育った野菜の栄養価はもちろん高いのですが、栄養価が低くても季節を問わず好きな野菜を食べることができる幸せもあります。栄養摂取の側面も大切ですが、食べる喜びも栄養の一つ、と私は考えています。

 

 

 

成分表を根拠に野菜の栄養価が下がっているという話は、単なる誤解でした。

 

 

 

ですから、栄養補給をサプリメントに頼らず、おいしい野菜をどんどん食べてほしいと思います。

 

 

 

参照元:yahoo!ニュース

 

 

 

この記事では、作物の栄養が減った説である「化学肥料の使い過ぎ」「栄養を犠牲にした品種が増えている」「旬の時期を外れた栄養不足の野菜が出回るようになった」...に対して反論されています。

 

 

 

しかし、やはり1番気になるのは、成分表のデータだけでは野菜の栄養価を評価できないという、「数値が減っている事」に対する反論ではないでしょうか。

 

 

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人参のビタミンAの数値が減ったのは、単位がI.Uからμgに変わったからなのか

 

 

 

数値が減っているのは本当にただの勘違いなのか、「人参のビタミンA」を例に検証します。

 

 

 

1番古いものと、1番新しいものです。

 

 

 

  • 初版(1950年/昭和25年)・・・13500I.U(International Unit)

 

  • 最新版(2015年/平成27年)・・・720μg(マイクログラム)

 

 

 

 

数字が減ったのは、単位が変わったから...

 

 

そう言われたら、「減ったのは勘違いで、実は減っていなかったんだ」...と思ってしまいます。

 

 

 

 

しかし、私は納得できなかったので考えました。ポイントは以下の部分です。

 

 

 

  • 初版(昭和25年)から4訂まではI.U表示

 

 

 

  • 5訂以降は「レチノール活性当量」表示

 

 

Wikipediaの日本食品標準成分表の改訂の歴史を調べたところ、4訂は昭和57年からでした。

 

 

平成12年が5訂ですから、4訂が使われていた平成11年までがIU表示でしょう。

 

 

 

Wikipedia 日本食品標準成分表

 

 

 

で、もう一度最初の表の「人参のビタミンA」を見てみます。

 

 

 

ちなみに、この表は「科学技術庁 食品成分分析調査 mg/100g」とあります。

 

「科学技術庁」とは、1956年~2001年までに存在した日本の中央省庁の1つで、現在は廃止されて業務は「文部科学省」に継承されました。だからこの表は文部科学省発行の「日本食品標準成分表」とイコールです。

 

 

 

 

 

 

昭和26年と、昭和57年を見て下さい。

 

 

 

昭和26年もIU表示、昭和57年もIU表示...ということになりますが、やはり、13500から4100に減っています。

 

 

 

昭和26年(13500I.U )→  昭和57年(4100I.U)

 

 

 

 

 

次は平成14年を見て下さい。

 

 

 

 

この表にある平成14年は、5訂なのでIU表示ではありません。なので、人参のビタミンAの単位はμgです。これが1400μgになります。

 

 

 

 

そして、この表には書かれていませんが、最新版の2015年版(7訂)の人参が720μgなら、同じ単位でありながら、やはり減っていることになりませんか。

 

 

 

 

平成14年(1400μg)→ 平成27年(720μg)

 

 

 

 

 

「初版」と「最新版」を比較すれば、確かに単位は変わっています。それは間違いではないです。

 

 

 

 

しかし、同じ単位が使われていた年代同士を比較しても数値が減っているのも事実です。

 

 

 

 

従って、「単位が変わったから減った」では説明がつかないので、「勘違い」で片づけるべきではありません。

 

 

 

 

 

ちなみに、脂溶性のビタミンは「I.U」が使われていますが、それ以外のビタミンやミネラルは「mg」が普通に使われています。

 

 

 

 

鉄は「mg」ですから、単位は変わっていないはずです。

 

 

 

 

で、人参の鉄分の量はというと、

 

 

 

 

 

 

2 (昭和26年)

0.8(昭和57年)

0.2(平成14年)

 

 

 

 

 

...減っています。

 

 

 

こちらも単位の変化による勘違い等ではありません。

 

 

 

 

勘違いだったから、栄養はサプリメントではなく食材から...というのは無理があります。

 

 

 

 

 

次は、「化学肥料の使い過ぎ」「栄養を犠牲にした品種が増えている」「旬の時期を外れた栄養不足の野菜が出回るようになった」...といった話が本当なのか別の視点から考えてみます。

 

 

 

ビタミンやミネラルが不足した野菜や果物は味や調理にも影響していたへ続く

 

 

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読者さんから、鉄の過剰摂取についてコメントをいただいたので、私の考えをお話しています。

 

 

 

 

本記事はその3回目で、以下の続編なので、まだの方は、先にこちらからお読み下さい。

 

 

ウコンが原因と見られる肝臓の障害は、本当に鉄が問題なのか考えてみた

 

 

サプリメントを過剰摂取しても問題ないケースと、その結果について

 

 

 

 

というわけで、前回の続きです。

 

 

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鉄の摂取と発ガンのリスク

 

 

(2)鉄の長期間摂取は発ガンのリスクを高める。

 

 

肝臓とは直接に関係ないですが、例えば清水泰行医師は「(鉄)1日18㎎という量でも有意にがんのリスクが上がる」と言っています(上の記事)。

 

 

 

つまり鉄は、それほどの過剰摂取でなくても、長期間摂取することで弊害があるのです。

 

 

これは、人体が長期間の鉄分摂取を想定した構成になっていないことの証拠と言えるでしょう。

 

 

この研究と藤川医師の経験談のどちらを信用するかと言えば、研究ですよね。

 

 

また、過剰な鉄が他にも色々な病気をもたらす(しかも、発症するまで症状がない)のは、アリヤさんがご存じのとおりです。

 

 

 

この「鉄の長期間の摂取が癌になる」...という見解ですが、どこまで本当なのか疑っています。

 

 

 

 

「鉄の過剰摂取」が癌の原因になるという説がある一方で、「鉄不足」によって癌になると考えられる説もあるからです。

 

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ がんのビタミンC点滴療法、カタラーゼと鉄不足について』より引用

 

 

”パラダイムシフト好きの外科医”さんによると、がん患者では低フェリチンの人、異常な高フェリチンの人が多いそうです

 

 

異常な高フェリチンは鉄が過剰なわけではなく、がんによって細胞が壊されている状態、つまりミトコンドリア膜から鉄が血中に漏出していると判断されます

 

 

 

 

精神科医こてつ名誉院長のブログ 鉄が欠乏するとミトコンドリアの数が減る』より引用

 

 

もし、電子伝達系に鉄が欠乏していると、人体は食物からエネルギーを作り出すことができません

 

 

すると細胞はその中にあるミトコンドリアの数を徐々に減らしてしまいます(鉄が足りないので減ってゆきます)

 

 

ミトコンドリアの減少は「エネルギー産生の減少」を引き起こしますから

 

 

*肥満/糖尿病/高脂血症など:脂肪や糖をエネルギーに変換できない

 

*倦怠感:エネルギー不足

 

*免疫低下:免疫細胞のエネルギー不足

 

*各臓器障害:各臓器の細胞のエネルギー不足

 

 

などが発生してゆきます

 

 

 

この記事は「エネルギー代謝」の流れを理解していないと分かりにくいと思います。

 

 

簡単に言うと、ミトコンドリアが減少する事で「嫌気性解糖 けんきせいかいとう」に傾くから良くないわけです。

 

 

 

で、嫌気性解糖に傾くと以下の様になります。

 

 

 

 

鉄不足

 

 

ミトコンドリアの減少

 

 

嫌気性解糖主導

 

 

乳酸の蓄積による血液の酸性化

 

 

細胞の癌化

 

 

 

 

 

以下の記事で、エネルギー代謝の流れと、癌について書いています。

 

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

重要なところを太字にしました。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2016年2月18日 鉄不足があるとガンになりやすい』

 

 

鉄不足があるとガンになりやすい

 

 

鉄不足→好気性解糖の機能低下→嫌気性解糖主導になる

 

 

乳酸蓄積、酸性化、低体温化

 

 

これってすなわちガンになりやすいということですよね

 

 

世紀の大発見か!、と思い「ガン 鉄不足」で検索したら、溝口先生がもう指摘されていました

 

 

ガン治療に関して鉄不足対策は非常に重要と書かれていました

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

http://healcancer.jugem.jp/?eid=100

 

http://healcancer.jugem.jp/?eid=101

 

http://healcancer.jugem.jp/?eid=103
がんへの栄養アプローチでは、鉄が不足している患者さんへは、積極的にヘム鉄の補充を行い鉄欠乏の補正をしています。
体内に存在する鉄のうち、鉄イオンが過剰な状態になることは、体内での活性酸素の発現を増し、さらにフェントン反応というフリーラジカル発生の悪循環のきっかけになるため、当然としてがんだけでなく多くの疾患の原因となることを示します。

 

 

つまりここでは鉄の過剰ではなく、鉄イオンの過剰状態は危険であるというように明確に表現を区別しなくてはなりません。それは、その他の存在形式で存在している鉄は、なんの問題を生じることが無いからです。

 

 

 

私達の身体は、鉄が非常に重要でありそして上述のように危険をともなう分子であるため、厳重な調節機構(ホメオスターシス)を持っています。

 

 

つまり通常であれば鉄を食材やサプリメントで摂取しても、体内の危険な鉄イオンが増えないように、何重にもセーフティー機構が準備されています。
万一の鉄の過剰時には、小腸の粘膜をねこそぎ剥いで貯蔵鉄を便中に排泄するほど厳重なのです。
鉄イオン以外のその他の存在形式で存在している鉄は、なんの問題を生じることが無いのです。
鉄を飲んでもらう代わりに点滴をすることになるのですが、それは鉄イオンを体内で急激に増す可能性がある危険な治療法となるわけです。

 

 

鉄の不足によるこれらの環境はガン細胞にとってとても過ごしやすいものになってしまいます。

 

 

鉄イオンの過剰は、避けなくてはならない状態ですが、鉄の不足はガン細胞にとってすごしやすい環境を作ってしまいます。
鉄は充分にある状態にしながら鉄イオンの発生を抑制することががんの治療には重要なのです。

 

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細胞を使った実験で、「鉄が過剰となると毒性がある」と報告されているのは、全て鉄イオンのこと

 

 

蛋白と結合していない鉄であるフェジンを頻回静注するは寿命を縮める医療行為

 

 

生体内で存在する鉄は常に蛋白と結合しており、鉄イオンではない

 

これは生体にとって必須であり決して危険なものではない

 

これを取り違えて”鉄が増えると危ない”という医者が多い

 

本当に医学部ではウソばかり教えている

 

 

鉄(Fe)について、基礎的な知識、治療の実際、臨床症状

 

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/711407125642281

 

 

 

 

 

そして、鉄不足とタンパク質不足はセットです。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ ガンと鉄タンパク質』より引用

 

 

FBのガン患者のグループの生化学データを拝見すると、アルブミン(Alb)2.0ととんでもないタンパク不足となっている人もおられ、当然ですが精神科患者とは比較にならないくらい栄養が悪い人が多い。

 

 

ガン患者ではフェリチンが低い人も多いようです。

 

 

古川健司先生の本でも、Alb3.5以下は生命予後不良と書かれていました。

 

 

東口高志先生の本では、ガン患者はガンで死ぬのではなく、栄養障害による感染症で亡くなる、と書かれていました。

 

 

 

鉄タンパク不足では、ミトコンドリア量の減少、ミトコンドリア機能の不活性化が起こっているはずです。

 

 

 

片方が「鉄の過剰摂取で癌になる」と訴え、片方は「鉄不足が原因で癌になる」と主張しているわけです。

 

 

 

中間がベストということになりますが、このように意見が食い違っている状況では、普通の人は混乱するでしょう。

 

 

 

 

「鉄過剰で癌になる」と主張している人は、「鉄不足で癌になる」という説を把握した上で述べているのか、

 

 

 

「鉄不足で癌になる」と主張している人は、「鉄過剰で癌になる」という説を把握した上で述べているのか...

 

 

 

 

このような点も見るべきです。

 

 

 

 

 

どちらも癌のリスクがあるなら、1日18mgで癌のリスクが上がる...という話を鵜呑みにするのは要注意です。

 

 

 

例えば、私のように「フェリチンが約200ある女性」なら18mgも必要ないでしょう。

 

 

 

 

 

すでに足りていますから。

 

 

 

しかし、「鉄サプリを飲んでもフェリチンがなかなか上がらない女性」であれば、1日18mgは少ないです。そういう人は、その18mg摂らなかった事で、低フェリチンが続き、癌のリスクが上がる事も充分あるわけです。

 

 

 

 

 

低フェリチンが癌や慢性疾患の原因にならないなら、18mgでやめておけばいいかもしれません。

 

 

 

しかし、そうではありません。

 

 

 

また「長期間摂取」と言われていますが、これもまた実に曖昧です。

 

 

 

状態が改善した時点がゴールなのであって、そこに到達するまでの時間は関係ないと思いませんか?

 

 

 

何故なら、人によって体質改善にかかる時間が違うからです。

 

 

 

どんなに時間をかけても基準値に達せず改善しないのなら、「長期間だから」という理由で打ち切ることは適切ではありません。

 

 

 

例えば、私はフェリチン49から、1年近くかけてフェリチン約200になりました。私は、フェリチンが順調に上がっていった方だと思います。

 

 

 

1年で改善したなら、同じ療法を2年、3年と続けるのは、確かに“長期間摂取”に該当するでしょう。

 

 

 

しかし、中には同じように鉄を摂取してもなかなかフェリチンが上がらない人もいるようです。

 

 

 

そんな人が、改善もしていないのに、「長期間で危険だから止めた方が良い」と言われて、途中でスパッと断ったら鉄不足は改善されないわけです。

 

 

 

これは「鉄不足」に限らず「タンパク質不足」にも言えることです。長年タンパク質不足だった人は取り返すのに時間がかかるそうですから。

 

 

 

だから時間で区切る事に意味はないと思っています。

 

 

 

「量が多いか少ないか」や、「治療時間」は、実際の体調や数値を見て判断するのが適切だと思います。長期だ、短期だという見方をしていては本質を見失います。

 

 

 

ちなみに、前回お話した、私が飲んでいたミネラルの商品にも、鉄はしっかり含まれているので、飲む30分前後はタンニンを含む飲み物を飲まないように注意します。

 

 

 

現実を見ると、それを長期大量摂取している人は、やはり、健康になっています。

 

 

 

濃縮したミネラルを飲んでいても、鉄をしっかり含んでいても、癌にはならないのです。

 

 

 

むしろ癌が治ります。

 

 

これも「鉄の長期過剰摂取が癌になる」という説と矛盾します。

 

 

 

私は論文よりも現実に起こる事が重要だと考えています。

 

 

 

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論文を当てにするということ

 

 

 

鉄を長期間飲む事で癌のリスクが上がる...という主張ですが、その根拠は、実体験ではなく、論文でした。

 

 

 

この論文というのが曲者なのです。

 

 

 

論文や大学は、真実を隠蔽する為に働いています。それを後押しするのがメディアです。

 

 

 

 

 

 

世の中のほとんどの人は「論文は正しいだろう」「〇〇の研究だから大丈夫だろう」と考えていますが、それ自体がインチキであるという発想が全くありません。

 

 

 

論文があるから正しいだろう...という考えは、社会問題について考察されていない人の発想です。

 

 

 

社会問題を含めて医療を見ている人は逆に、論文がある説だから怪しい...と考えます。

 

 

 

 

また、「研究」と「藤川医師の体験談」では研究の方を信用すべき・・・というのも、「研究の方が正しいだろう」という願望にすぎません。

 

 

 

中身を見て判断する気がないのです。

 

 

 

それは宗教の信仰となんら変わりません。

 

 

 

 

私は誰の研究だからとか、誰の体験談だから...といった信仰ではなく、主張している内容が信実と一致しているかという点だけを見ています。

 

 

 

 

鉄の話でいえば、鉄を1日18㎎飲む事で癌のリスクが上がるなら、実際にそういう人が表れているかどうかに注目します。

 

 

 

もしその説が本当なら、鉄を適切に治療に使っている藤川医師の現場でも癌になる人が次々に現れているはずです。

 

 

 

私の体験でも同じです。

 

 

 

鉄で癌になるなら、ミネラル(鉄を含んだ)を大量に飲んでいる人の中に、それを起因とした癌になる人が何人も表れているはずです。

 

 

 

私はミネラルの商品を扱っている会社を20年以上みてきましたが、そういう人が実際に表れた話を聞いた事がありません。

 

 

 

癌が治ったという話は聞きますが。

 

 

 

研究の世界の中で癌になる人がいる、いる...と言っているだけで、現実世界で普通に表れないのなら、その研究は本当なのか疑うべきです。

 

 

 

「進化論」も進化がある、ある...と言っているだけで、実際に今この瞬間、種の壁を越えて進化する現象は起きていないわけです。化石も見つかっていません。それなのに進化がまるで現実に起きているかのように語られています。

 

 

 

誰が言っているか...ではなく、現実に起きることが大事です。

 

 

 

そういう点では、藤川医師の発信されている情報は、きちんと読んで実践すれば、だいたいその通りになっています。

 

 

 

どこから資金を得て研究されたかわからない論文より、再現性という点では、藤川医師や三石巌氏のノウハウは優れています。糖質制限もです。

 

 

 

一個人の体験よりも研究を信じなければいけない...という洗脳にかかっていては、でっちあげられた学問に簡単に騙されてしまいます。

 

 

 

私がそう主張するのは、人類の役に立つ研究は潰されてきたことを知っているからです。調べたら、こんな話はあらゆる分野で山ほどでてきます。

 

 

 

つまり、やたらと攻撃をされるような説ほど、人類にとって本当に役に立つ説である可能性が高いのです。

 

 

 

逆に攻撃をされない、安泰で、脚光を浴びるような説は人類にとって悪いものの可能性が高いです。

 

 

 

私達は洗脳によって良い物を有害だと思い込むように、有害なものをありがたがるように誘導されていることを忘れてはいけません。

 

 

 

論文や専門家の意見は、話半分で聞いておくぐらいに留めた方が良いです。中にはまともなものもあるでしょうが、それを検証するのは困難です。

 

 

 

資金も設備もありませんから。

 

 

 

論文や専門家の言った事でも、それを誰でも再現、確認できるなら信用してもいいでしょう。そのかわり再現できる事に限られますが...。

 

 

 

そして、一般の人にとって、誰が言ったかなんてハッキリ言って関係ないわけです。

 

 

 

一番重要なのは、それを実践して、自分にも効果があるのか、何人が試して安全だったのか...ということです。

 

 

 

私は医療従事者ではありませんし、自分が発見したような事は何もありません。ただ、先人が実践して成功したことを、忠実に再現して、その体験や、上手くいかなかった点を分かりやすくまとめているだけです。

 

 

 

その素人の私の書いた記事をわざわざ時間を使って読んだり、参考にしたりする人達がいる...ということは、誰が言ったのかよりも、内容が重要なのです。

 

 

 

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細菌の餌になる鉄は人体の免疫力も上げる

 

 

鉄は細菌の餌になるから過剰に摂取すると感染症になりやすい...と言われます。

 

 

 

しかし、鉄不足だと免疫機能が低下するわけですから、それはそれで感染症にかかりやすくなることになります。

 

 

 

これも、癌の時と同じで、両方語らないとフェアではありません。

 

 

 

鉄を摂る事で、敵の戦闘力だけが上がるならヤバイですが、同時にこちらの戦闘力も上がるならパワーバランスは同じです。

 

 

 

むしろ敵の戦闘力が上がるからと言って、鉄不足を放置する事の方が弊害が大きいと思います。

 

 

 

一応言っておきますと、高濃度のミネラルを飲んでいる人で、それが原因で感染症にかかったという話は聞いた事がありません。

 

 

 

もちろん私の身内もなっていません。

 

 

 

風邪を引いて、調子が悪い時ほど多く飲んでいます。

 

 

 

 

 

糖質とスタチンと鉄

 

 

>糖質を制限する・スタチンを飲まないという立場を取るのなら、鉄剤を飲まないという立場を取るべきです。

 

 

 

世の中には「同列に扱って良い問題」と、「同列に扱うべきではない問題」があります。

 

 

 

この3つを、「問題物質」と捕らえて、ひとくくりにされているのかもしれませんが、本質を見ると、同列に扱うべき物質でないことは明白です。

 

 

 

  • 糖質

 

  • スタチン

 

 

 

 

「スタチン」は、薬なので本来人体に必要なものではありません。薬としてメリットがあるのかもしれませんが、それ以上に「抗癌剤」同様、悪い話ばかりが目立ちます。それに利権も絡んでいるため論外です。これを警戒した方が良いのは当たり前です。

 

 

 

「糖質」は人体にとって必要です。しかし、体には糖質を造る機能も備わっていて、それが正常であれば必要な量は充分足りているので、それ以上は有害です。外部から摂るべきではないと判断します。糖質は必要ではあるけども、外から補う必要がなく、無駄に摂りすぎている物質です。

 

 

 

「鉄」は、体に必要な栄養素であり、外から補わなければならないミネラルです。それなのに不足している事で多くの人に不具合が起きています。不足問題を弱小に扱う事で、日常生活に支障がでている人がいます。

 

 

 

 

この3つは問題の本質が違うので、判断が違うのは当たり前です。

 

 

 

同列に扱うのではなく、状況を把握してから、それぞれに適した判断をした方がいいと考えています。

 

 

 

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自然の食べ物の問題点

 

 

 

>それに対して、自然の食べ物は上手くできています。代謝しやすいよう様々な栄養素がセットになっています。

 

 

また、繊維が栄養の吸収を穏やかにするので内臓に負担をかけません。

 

 

さらに、繊維は腸内細菌のエサになるので、腸を健康にします。

 

 

 

まず、現代に生きる私たちが「自然」だと思っている環境が「自然」ではないという事を忘れています。

 

 

 

現代の品種改良された食べ物は、必要なビタミン・ミネラルが少なく、糖質が多いです。

 

 

 

「代謝しやすいセット」ではなく、「ビタミンやミネラルを浪費するセット」になっています。

 

 

 

 

「線維は腸を健康にする」と信じられています。

 

 

 

しかし、食物繊維の発酵によって生じる短鎖脂肪酸を栄養源としているゴリラも、死因の多くは腸炎です。

 

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

 

食物繊維の消化に適した「発酵タンク」を持っているゴリラでもそうなるので、その消化システムを持っていない人間の身体には負担が大きいです。

 

 

 

 

 

サプリメントを摂取する場合の注意点

 

 

>ただし、ある栄養素が不足している(ことが検査で明らか)なら、薬やサプリで摂取するのは仕方ないです。

 

 

ですが、その場合さえも、ちゃんと体内量をモニターすることが前提です。

 

 

しかも、一回で大量に摂ると内臓に負担がかかるということは留意すべきです。

 

 

これは同感です。

 

 

 

すでに藤川医師がそのように慎重に情報発信されていますから、彼の情報が正確に広がれば安心ですね。

 

 

 

 

そして、現在の食事をしている人達はみな、「質的な栄養失調」に陥っているので(つまり現代の食事をする人は不足し続けるので)、常に摂り続ける必要がある事になります。

 

 

 

 

また、血液検査の基準が間違っている(体が元気になる為の基準でなない)ので、「検査で大丈夫だから」と不足を放置しないようにすることも重要です。

 

 

 

 

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食事をバランス良く食べるべきではない理由とは

 

 

 

>さらに言うと、肝臓を癒やす栄養素は他にもあるので、結局は「バランスよく食べましょう」という当たり前のスローガンに行き着きます。

 

 

 

「必要なものが複数あって、それぞれを全部必要なだけ摂取する事」は、「絶対量」という概念であり、「バランス」とは違うと思います。

 

 

 

バランスとは、単純につりあいがとれている状態を意味します。

 

 

 

ミネラルに限らず、栄養について語られる時は、この“バランス”という言葉が使われます。

 

 

 

しかし、「バランスが良い」という言葉を使う時は、前提として「バランスが良い状態がどういう状態か」を正確に分かっている必要があります。

 

 

 

1:1でバランスがいいのか、2:1でバランスがいいのか、1:10でバランスがいいのか...状況によって全く違うわけです。

 

 

 

そのバランスが良い状態を知らずして、「バランス良く」...等と言うのは空論です。

 

 

 

 

 

 

しかし、この言葉を使う人に限って、「どういう状態がバランスが良いのか」という肝心な事が分かっていないのです。

 

 

 

例えば、体の構成成分は以下のようになっています。

 

 

 

 

  • 水・・・59%

 

  • タンパク質・・・18%

 

  • 脂質・・・17%

 

  • 無機塩類・・・5%

 

  • その他(核酸・糖質)・・・1%

 

 

 

この比率で体はバランス(釣り合い)を取っていることになります。バランスを語るからには、この構成が頭に入っている必要があります。

 

 

 

しかし、「栄養はバランスが大事」という人は、この比率を無視し、というか分かっていないので、糖質を60%摂るべきだ...等と言うわけです。

 

 

 

またある人は、「バランスが大事」と言いながら、「あっちが5なら、こっちも5必要、まんべんなく5にしましょう。つりあいがとれた、めでたし、めでたし」...という感覚で、「バランス」ではなく、とりあえず「均等」になるように意識します。

 

 

 

 

  • バランス・・・釣り合いがとれていること

 

  • 均等・・・平等なこと

 

 

 

 

何故その量、比率なのか...という根拠や具体性に欠けているのです。

 

 

 

 

次は、ミネラルのバランス...ではなく、人体を健康にするミネラルの最高の比率について考えてみます。

 

 

 

ミネラルの比率

 

 

 

健康食品で効果が表れている現実を考えると、ミネラルには健康に導く、絶妙な配合というか、組み合わせ...黄金率のようなものがあるようです。

 

 

 

1つのミネラルを単体で許容量を越えて摂取すると問題が起きる事はすでに述べましたが、

 

 

 

例え複合でも、組み合わせが悪ければ効果が落ちたり不具合が起きたりすると考えて間違いないでしょう。

 

 

 

そして、組み合わせや比率で結果が変わるのは、ミネラルだけではなくビタミンも同じだと思います。

 

 

 

「完璧な比率や組み合わせ」を見つけるのは難しいです。

 

 

 

ミネラルは、どんな比率で釣り合いがとれているのか(つまり、どんな状態がバランスが良いのか)分かっていない事も多いからです。

 

 

 

1つのミネラルを偏って摂取した場合、他のミネラルを阻害する作用が働きます。

 

 

 

だからといって、拮抗関係にある栄養素同士を均等にとればいいか...というと、そうでもありません。その力が必ずしも同じわけではないからです。

 

 

 

例えば、カルシウムとマグネシウムは拮抗していますが、摂取の目安は、以前は「2:1で摂るのが望ましい」と言われていました。それが「1:1が良い」になり、現在は「マグネシウムは単独で考えるべき」という説になってきたようです。

 

 

 

分かっている事もありますが、分かっていない事もあります。

 

 

 

 

「奇跡の水」のように、飲んだ人が健康になるから調べたら、偶然ミネラルのバランスが良かった...というケースはありますが、単体でサプリを買って組み合わせるのは、深い知識や観察力、トライ&エラーが必要です。

 

 

 

その人の栄養状態も関係してきます。

 

 

 

「最高の結果を出すための配合」を突き止めるのが難しいのは事実ですが、組み合わせが良ければ素晴らしい効果を発揮するので、ここがミネラルのおもしろいところです。

 

 

 

 

このように、ミネラルは拮抗関係がありますし、ビタミンとも連携して働いているので、“バランス”という言葉を使いたくなる気持ちは分かります。

 

 

 

 

しかし、拮抗関係でもない物質をバランスよく摂る意味はなんなのでしょうか。「肉を食べたら野菜は2倍食べよう」とか...。

 

 

 

 

こういう適当なのは止めましょう。

 

 

 

 

分かっていない事もあるので、分かる範囲でではありますが、必要な栄養素をそれぞれ絶対量摂る方が効果が高いです。

 

 

 

 

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ターメリックの安全性

 

 

>とは言え、「ウコン(ターメリック)は、インド人達が大丈夫なんだから、日本人も大丈夫だ」と考えるのは、軽率だと思います。

 

 

 

インド人が大丈夫だから日本人が大丈夫だ・・・等とは考えておりません。

 

 

これですね。

 

 

ターメリックパウダーをたくさん使うと粉っぽい風味になるので、1度に沢山は入れませんが、毎食に含まれていたら結構な量になります。

 

 

日本のサプリメントのセコイ量を上回っているのではないでしょうか。彼らがそのような食生活で鉄過剰になるのか…という疑問も残ります。

 

 

さらに、ターメリックに含まれている鉄は100gあたり41、4mgです。これは他の食品と比較して最高に高いわけではありません。

 

 

ターメリックに含まれる別の栄養素との関係もありそうです。

 

 

ターメリックで鉄過剰になる人は、元から別の疾患があるのではないでしょうか。

 

 

↑この私の意図を説明します。

 

 

 

インドのような他民族国家で、大勢の人がターメリックを使っているのだから、それは長期の人体実験に等しいのではないか、

 

 

「ウコンと、そこに含まれている鉄によると考えられる病気」を問題化しておきがら、この重要な点に注目しない不自然さについて、おかしいと言っているのです。

 

 

 

もしウコンで鉄過剰になるのなら、彼らの中からそのような人達が表れ、インドの大学で研究されているはずだ、そうでないのなら、ウコンと鉄過剰を結びつけるのは早合点ではないのか・・・という意味です。

 

 

 

少なくともウコンを問題化する時点で、彼らが鉄過剰になっていないかを調べ、その上で本当に因果関係があるのか考えるべきです。

 

 

 

そして、何故私がこの地域の人達を引き合いに出したかというと、他民族国家だからです。

 

 

 

多い順からアーリヤ系、ドラヴィダ系、そして東に行けば日本人と同じようなモンゴロイド系...と様々な民族がいます。

 

 

 

モンゴロイド系は全体からすると少数ですが、インドの人口自体が多いのでサンプルとしては充分です。

 

 

 

様々な人種による長期の生の結果がそこにはあります。

 

 

 

さまざまな人達がターメリックを始めとしたスパイスを長年使い続けていているのですから、鉄過剰が発症し、問題が起きていれば表ざたになっているはずです。

 

 

 

ベジタリアンは心臓病のリスクが多いとか、不食の人を監視カメラで何日も観察する実験とか、インドならではの実験があるように、ターメリックで鉄過剰になるかどうかの実験もしているはずです。

 

 

 

 

>インド人達はウコンの有害性を、他の栄養素や、耐性のある体質、生活習慣によって中和しているかもしれません。

 

 

 

中和しているかも...と、素人がこの点に気がついた事が重要です。もちろん私も思いました。

 

 

 

このような可能性に察しがつけば、ウコンだけが悪いと決め付けるのは早合点であることは分かります。

 

 

 

肝機能の問題をウコンのせいだと思う人なら、ウコンを食べても平気な人は何故なのか、何故日本人だけがおかしくなるのかに着目し、本当にウコンが原因なのか疑ってみるのが普通です。

 

 

 

素人でも気付くことを、何故専門家が気付いて調査しないのか?そこが不自然です。

 

 

 

 

気づいた事

 

 

 

ここまで、頂いた返信に対して、考えを述べました。

 

 

 

実は最近、サプリメントに関する似たような質問を、何件か他の方からも頂きました。

 

 

 

心配なのは分かるのですが、心配が過剰になると、「サプリ=危険」というイメージが一人歩きし、「サプリを使用した方が良い人」まで根拠なくサプリを拒絶するようになります。

 

 

 

それは、為にならないわけです。

 

 

 

私も慎重ですが、心配になった時は、その心配は真実に根ざしたものなのか、できる限り確認します。

 

 

 

「怖い」と思っているものが、本当に怖いものなのか分からない...

 

「安全だ」と思っているものが、本当に安全かどうか分からない...

 

 

 

そう思わされているだけかもしれないからです。

 

 

 

調べ、実践し、本当にヤバイなら警戒するべきですが、そうではなく、なんとなくイメージに載せられて怖がっている人も多いです。

 

 

 

「危険じゃないものに対して異様にビビッている」その状況に対して、以前から違和感を感じていました。

 

 

 

その違和感が今回記事を書いていてハッキリしたので、次回の記事ではその事についてお話します。

 

 

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみたへ続く

 

 

 

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今回は、「糖質が止められない人」や、「ベジタリアンの人」等、糖質を制限できない人が健康になる為に、最低限気をつけた方が良い事についてお話します。

 

このように言うと、

 

 

なんだお前、普段と言ってる事違うじゃん

 

 

・・・と、思う方もいるかもしれません。

 

 

何故なら、私はこのブログで常に「糖質を控える事が重要だ」と主張しているからです。

 

 

しかし、考えが変わったわけではありません。

 

 

私は今も、糖質の毒性を隠しながら、理由をつけては「糖質は摂った方が良いです、大丈夫です」・・・等と誘導する説が大嫌いです。「後でチャラになるだろう」という免罪符的な考えを生むことで、糖質の毒性をナメてしまうようになるからです。

 

 

しかし、様々な事情で糖質を止められない人が多い以上、1人でも多くの人救う為には、「糖質を止めなくても、そこそこ健康になる情報」も必要な知識であると感じたので、あえて記事にしておくことにしました。

 

 

強調しておきますが、「糖質を摂っても大丈夫」という意味ではありません。

 

 

誤解を防ぐ為に、まず、本記事を書くに至った経緯についてお話します。

 

 

 

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読者の方とのやり取り

 

 

最近、読者の方からメールを頂く事が増えたのですが、そのほとんどは、体が弱いから具体的にどうしたらいいか?という相談、私の記事を読んで実行したら体が元気になった!という体験談です。

 

 

このように、自分の元に体験談が集まってくることによって、「野菜中心」や「バランスの良い食事」をしていて体が弱い、体調を崩した方は考えている以上に多いんだな...と改めて実感しています。

 

 

真面目にバランスの良い食事をしていました、ベジタリアンをしていました、ローフーディストをしていました、マクロビオティックをしていました・・・。でも、体の調子が優れないんです

 

 

・・・といった感じです。

 

自分も通ってきた道なので、私に分かる事であれば、状況に応じて、出来る限り知っている知識を伝えるようにはしています。

 

 

元々食事にこだわっている真面目な方が多いので、みなさん行動が早いです。

 

 

私は実生活でも周囲の人から健康の相談をされる事があるのですが、相談してくるわりに、こちらがどんなに一生懸命説明しても、なかなか実行に移してくれないのが普通です。

 

 

 

 

そのような状況だったので、読者の方から「試しました!」といった体験が聞けると私も嬉しいです。

 

 

そして、理に適った事を真面目にやるからなのか、改善も早いです。変化はその人の体調や体質、実践した内容によって様々ですが、特に以下のケースはダントツに多いです。

 

 

 

  • 糖質を控えたら、少し前までお肉が食べられなかったのに食べられるようになった

 

  • 鉄不足を改善させたら体が暖かくなった

 

 

 

体験したみなさんは「こんなに簡単な事で変わるのか」と驚かれます。そして、この「簡単」、「再現性がある」・・・というのがポイントです。

 

 

世の中には様々な健康法がありますが、どんな健康法であれ、一部の人は成功していたりするものです。

 

しかし、100人中、1人2人が成功するような健康法は、私は基本的にオススメしていません。

 

 

例え1人の輝かしい成功者がいたとしても、その後ろに脱落者が99人いるなら、それはやはり「難しい方法である」と言わざるを得ません。再現性が低いので、万人受けはしないのです。

 

 

では何故、真面目に実践しているのに、ほとんどの人がいい結果を出すのが難しいのか・・・というと、やはり「その方法が理に適っていない、無理な事をするから」・・・と考えられます。だから、努力のわりに結果が出ないのです。

 

 

逆に、簡単に成果がでるという事は、「その方法が理に適っていて、無理が無いから」・・・と考えられるわけです。

 

 

「野菜中心」や「バランスの良い食事」や「マクロビオティック」に関する理論は、私がこのブログで紹介している情報より覚えることが多かったり、細かい計算を強いられたりと複雑です。

 

「長年それらを真面目に実行してきたのに結果が良くなかった人」は、それらよりシンプルな「質的な栄養失調(糖質過多・タンパク質不足・脂肪酸不足・ビタミン不足・ミネラル不足」の改善をすると、同じ努力で大きな変化が現れるので、驚かれるのだと思います。

 

 

そんな感じで、私も読者の方とやりとりをしていたわけですが、そんな中で、アドバイスが難しいタイプの方もおられます。

 

 

それは、健康が目的ではない、思想の為にベジタリアンをされている方です。

 

 

 

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ベジタリアンの健康維持は可能なのか

 

 

健康の為にベジタリアンをされているのであれば、「それは人間の体には合わないから止めた方がいいですよ」とハッキリ言えますが、このケースはそういうわけにはいきません。

 

 

私は当初、このブログは健康目的の情報を発信するブログなので、「思想の為に食事制限をされている方は興味ないだろうな」と思っていたのですが、今まで、まだ数人ですが、このような方からも、体調が優れないという趣旨のメールを頂きました。

 

 

目的が違うので、私が何か言ってもいいのかな...、と躊躇します。私の発想と噛み合わないからです。

 

 

私は基本的に、「先にマイナスの要素を排除してから、プラスに事を展開させる方が効率が良い」と考えています。

 

 

例えば、穴の開いたバケツがあった場合、「先に水を入れるのではなく、先に穴を塞いでから水を入れた方が効率がいい」と考えます。

 

 

ここで言う「穴」とは「糖質」の事です。

 

 

糖質は、体のタンパク質を変性させたり、せっかく摂ったビタミンやミネラルを消費してしまうので、体にとっては負債のようなものなのです。だから、これを排除した状態で、同時に必要な栄養素を補っていった方が良いのです。

 

 

それは理論だけでなく、自身の体験から、そういう結論になりました。

 

 

だから、「ベジタリアン(糖質過多)を止めない状態で、健康を維持する方法はないか」と相談を受けた場合、私のスタンスとは違うのでアドバイスは難しいです。

 

 

目的が違う相手に、「健康の為だから~」と語るのは悪いし、かといって、私の性格上、害になると分かっている糖質を口先で「摂っても大丈夫ですよ」とは言えないからです。

 

 

なので、私は「糖質を制限した状態より効果は劣りますが、全く方法がないわけではありません」・・・と、解決策をお伝えするようにしています。

 

 

これから先も、思想の為に食事制限をされている方から同じようなお問い合わせをいただく事があるかもしれません。従って、「糖質を摂っている人は何をしたらいいのか」を記事にしておく必要があると感じました。

 

 

世の中に「糖質を摂りながら行なう健康法」は五万とありますが、そうしたものは大抵「糖質の害」を弱小に扱っています。

 

糖質の危険性を分かった上で、それでどうするのか・・・という視点で述べられた健康法は少ないかもしれません。

 

 

なんでもそうですが、同じ行動でも、「危険だ」という認識の元に行なうのと、「危険だ」という認識がない状態で行なうのは全く違います。

 

 

「糖質を摂りながら健康になる方法」を、糖質の危険性を決して過小評価しない私が書くことで、役に立つケースもあるかもしれません。

 

 

そして、一応言っておきますと、この方法は思想とか関係なく、「糖質をどうしても制限できない人」の為にも有効です。

 

 

また、自身は糖質に気をつけているけど、家族が糖質ばかり食べていて心配だという人は少なくないでしょう。この場合にも使えます。

 

 

そして、糖質制限をしている人も「長期の旅行」等、「糖質を食べる環境に置かれた場合」の対処法として知っておいて損はありません。

 

 

以上のような理由から、「特殊な疾患がない場合は、糖質を制限することが大事だ」と考えている私としては不本意ですが、例外的に、「糖質を食べながら健康を維持するのに必要な事」についてお話します。

 

 

 

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摂った糖質を使い切る

 

 

糖質を摂りながら健康になる為には、摂った糖質を使い切る、つまり完全燃焼させる必要があります。

 

 

細かい説明は後でしますので、まずはこちらをお読み下さい。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2015年4月15日』より引用

 

 

グルコースを完全燃焼させれば病気にならない

 

グルコース→ピルビン酸→アセチルCoAと完全燃焼できれば乳酸もできず病気になりません

 

乳酸はディーゼル車から出る煤と同じ燃えかすで絶対溜めてはいけません

 

きんさんぎんさんは普通に食事をしても完全燃焼できてたのでしょう

 

しかし、がん家系、糖尿病家系、など体質的な弱点を持つ人の方が多いのも事実です

 

それは、遺伝子が違うということで説明できます

 

※グルコースとは「ブドウ糖」の事です。

 

 

これはエネルギーを作り出す時の話なのですが、このように、糖質を完全に代謝しきれば健康に生きることができ、不完全だと不健康になるのです。

 

 

では、「代謝しきる」とは具体的にどういう事なのか、難しい言葉を使わずに順番に説明していきます。

 

 

ポイントは以下の3つです。

 

 

  • グルコース → ピルビン酸 → アセチルCoAと完全燃焼

 

  • 乳酸

 

  • 体質的な弱点

 

 

 

 

糖質の代謝

 

 

生体は「ATP(エーティーピー)」という名前のエネルギー物質を利用して、呼吸をしたり、運動したり、体に必要なものを作ったりしています。

 

 

「ATP」はエネルギー物質なので、不足すれば慢性疾患になり、無くなれば死にます。どの生物もです。

 

 

生きていく為には、エネルギー源である「ATP」を作り続けなければならないわけですが、その為の代謝を「エネルギー代謝」と呼びます。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

そして、材料となるのは「糖質」「脂質」「タンパク質」です。

 

 

「糖質を摂りながら健康を維持する」・・・というテーマなので、ここからは糖質からATPを作る流れについて説明します。

 

 

エネルギーの材料である「脂質」は、分解されて「脂肪酸」となりますが、これは糖質の過剰摂取をしている場合は燃えないという特徴があります。

 

 

従って、「脂肪酸」をエネルギーの材料として利用する場合は、糖質を制限することが求められます。

 

 

一方、「タンパク質」は主に体の成分になる為、エネルギーとしてはあまりあてになりません。

 

 

 

まず、糖質は、ブドウ糖(グルコース)に分解されます。

 

 

 

糖質

 

 

ブドウ糖(グルコース)

 

 

 

このブドウ糖が「ATP」の材料になります。

 

 

しかし、ブドウ糖がいきなり「ATP」に変身するわけではありません。変化する為には何段階も化学反応が起きます。

 

 

これらの反応が行なわれる場所は、細胞の中です。

 

 

 

細胞の中のミトコンドリア

 

 

 

細胞の中には、発電所の機能をもつ「ミトコンドリア」があります。

 

 

ここでも材料から「ATP」を作るわけですが、ブドウ糖(グルコース)の場合は、先にミトコンドリアの外(細胞質基質)で何段階か反応が起きます。

 

 

 

細胞質基質の解糖系

 

 

 

「細胞質基質 さいぼうしつきしつ」という場所で、「ブドウ糖」は「ピルビン酸」という物質にまで分解されます。

 

 

 

ブドウ糖

 

 

(何段階か代謝)

 

 

ピルビン酸

 

 

 

「ブドウ糖」を「ピルビン酸」にまで分解する反応ルートの事を「解糖系 かいとうけい」と呼びます。

 

 

これにより、1分子のブドウ糖から「ATP」が個作られます。

 

 

ちょっと少ないです。

 

 

さらに多くの「ATP」を得ようと思ったら、発電所である「ミトコンドリア」を利用する必要があります。

 

 

細胞質基質では「解糖系」という反応でしたが、

 

 

ミトコンドリアの中では、マトリックスで「クエン酸回路」という反応、その次に内膜で「電子伝達系 でんしでんたつけい」という反応が起きます。

 

 

 

 

解糖系とクエン酸回路と電子伝達系

 

 

 

「完全燃焼する」とは、解糖系で終わるのではなく、

 

 

 

解糖系 → クエン酸回路 → 電子伝達系

 

 

・・・と進むことです。これだと同じ1分子のブドウ糖からでも、合計38個のATPを作ることができます。

 

 

 

しかし、これには条件があります。

 

 

 

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ピルビン酸の行方

 

 

ブドウ糖から分解された「ピルビン酸」ですが、必ず「ミトコンドリア」に進めるわけではありません。以下の「左のルート」ように、「ミトコンドリア」を利用できない場合もあるのです。

 

 

細胞質基質とミトコンドリア

 

 

ミトコンドリアに入れない場合、「ピルビン酸」は乳酸となります。

 

 

そして、「ディーゼル車から出る煤と同じ燃えかす」である乳酸は、慢性疾患の元なので蓄積させてはいけないのです。

 

 

 

 

乳酸を良いと捕らえるか、悪いと捕らえるかで見解は変わってきます。

 

 

近年「乳酸は疲労物質ではなかった」とか、場合によっては、有益であるかのようにイメージ工作がされています。

 

 

しかし、乳酸は「酸性」なので、蓄積すると血液が酸性化します。酸性になると細胞のミトコンドリアの機能障害を招くので良いわけがありません。

 

 

その結果、正常細胞が癌細胞になるのです。

 

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

 

 

乳酸を良いものであるかのように語る社会的な背景については以下の記事でお話しています。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

 

ここからが、同じように糖質を食べても「病気になりやすい人」と「病気になりにくい人」の違いなので、注意して読んで下さい。

 

 

 

 

ビタミンB1

 

 

ミトコンドリアは発電所としての性能は良いですが、利用するには条件があります。

 

 

それは「ビタミンB1」です。

 

 

もしこれが不足していると、「ミトコンドリア」での代謝はできません。先ほど言った「ピルビン酸から乳酸が生じるルート」行きになってしまいます。

 

 

では、何故「ビタミンB1」が必要なのかをご説明します。

 

 

まず、先ほどの図の「ミトコンドリア」の部分を分かりやすくしてみましたので、こちらを見て下さい。

 

 

嫌気的解糖と好気的解糖

 

「アセチルCoA(コエー)」というのがありますね。

 

 

「アセチルCoA」が「好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)」の入口となっています。

 

 

ピルビン酸がミトコンドリアの「クエン酸回路」に入る為には、まずピルビン酸が「アセチルCoA」に変換されなければならないのですが、もし「ビタミンB1」が不足しているとそれが上手くいかないのです。

 

 

もっと細かい事を言うと、

 

 

元の物質「ピルビン酸」に、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」という酵素と、酵素のサポート役である「ビタミンB1」がピッタリと合わさって、生成物である「アセチルCoA」ができるのです。

 

 

 

ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体とビタミンB1

 

 

 

ここでもし、ビタミンB1が足りないと、3者がそろわないので、「アセチルCoA」にはなりません。

 

 

そして、「アセチルCoA」にならなければ、ピルビン酸は「乳酸」に代謝されます。これを「嫌気性解糖 けんきせいかいとう」と言います。

 

 

では、そうならない為に、「ビタミンB1」はどれぐらい必要なのか・・・というと、

 

 

人によって違います。

 

 

 

その理由は「酵素の形の違い」にあります。

 

 

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体質の違いは確率的親和力の違い

 

 

体質の違いを決める、酵素の形についてお話します。

 

 

元の物質である「基質 きしつ」と、「酵素 こうそ」が結合することで化学反応が起こり、新しく「生成物 せいせいぶつ」ができます。

 

 

 

基質と酵素

 

 

 

しかし、中には単独では力を発揮できない「酵素」もあり、その場合はサポート役である「補酵素 ほこうそ」が必要になります。

 

 

 

基質と酵素と補酵素

 

 

「酵素」と「補酵素」がセットになることで反応が起こる場合、「補酵素」が不足すると反応が上手くいきません。

 

 

そして、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ」は、単独ではなく、補酵素である「ビタミンB1」の力が必要な酵素です。なので、円滑に反応を進める為には「酵素と補酵素がピッタリ合うかどうか」が重要になってきます。

 

 

問題はその相性を決める酵素の形です。

 

 

 

「酵素」はタンパク質です。DNAに基づいてできている為、形は人によって異なります。

 

 

 

「酵素の形が悪い人」と「酵素の形が良い人」がいるのですが、先天的に決まっている為、変えることができません。

 

 

そして、この酵素の形の良し悪しによって、補酵素とくっつく確率に差がでます。

 

 

例えば、2回に1回の確率でくっつく人、10回に1回の確率でくっつく人、100回に1回の確率でくっつく人・・・。

 

 

このように「酵素」と「補酵素」が出会って結合する力、確率の事を「確率的親和力 かくりつてき・しんわりょく」と言います。

 

 

「確率的親和力」は、検査などでは調べられないそうです。

 

 

当然、少ない回数でくっつく「確率的親和力」の高い人の方が、代謝がスムーズにいくので、体質的に有利です。

 

 

一方「確率的親和力」が低く、結合の確率が悪ければ、その分反応できず代謝が上手くいかないので体質的に不利です。

 

 

このケースに当てはめると、酵素である「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、補酵素である「ビタミンB1」と結合しにくい為、「ピルビン酸をアセチルCoAに変える能力」が先天的に低い・・・ということになります。

 

 

このような人は「酵素の形が良い人」に比べて、「ミトコンドリア」が利用できないので、グルコースを完全燃焼できず、乳酸が溜まりやすく、それによって体質が酸性化しやすい人だと言えます。

 

 

つまり、体質が酸性化する事で生じる疾患にかかりやすいのです。

 

 

そして、問題は「乳酸」だけではありません。

 

 

ミトコンドリアで代謝ができない場合、「少ないATP」で生きなければならず、疲れやすく、低体温になります。

 

 

 

このように、同じようにグルコースを摂っても、「好気性解糖」であれば完全燃焼でき健康でいられますが、反対に「嫌気性解糖」に傾くと非常に不健康です。

 

 

だから、そうなりやすい「確率的親和力」の低い人は注意が必要なのです。

 

 

「嫌気性解糖」に傾けないようにするには、補酵素である「ビタミンB1」のが大切です。

 

 

 

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補酵素の量を増やす

 

 

先天的に決まっている酵素の形のせいで、同じように「ビタミンB1」を摂っていても、「確率的親和力の高いAさん」は代謝が上手くいき、「確率的親和力の低いBさん」は代謝が滞る・・・という事態が起きます。

 

 

その場合、「酵素と補酵素の結合の回数」を上げる方法は、出会いの確率を増やすことです。

 

 

「酵素」の形は変えられませんが、「補酵素 ほこうそ」はビタミンです。こちらの量を増やしてやることで、結合の確率を上げ、代謝をスムーズにすることが可能です。

 

 

その結果、「確率的親和力」の低い人でも、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」に変わりやすくなり、ミトコンドリアの「クエン酸回路」→「電子伝達系」へと進むことができる・・・つまり、完全燃焼できるというわけです。乳酸も発生しないので健康的です。

 

 

「ビタミンB1」の摂り方ですが、毎日継続することを考えたら、ビタミンB群のサプリメントが手軽です。

 

 

私は糖質制限をしていて1日の糖質量は10g以下なので、今のところ「B群」は飲んでいませんが、身内は糖質制限をしていないので、予防の為に以下のサプリメントを飲ませています。

 

 

 

ビタミンB-50コンプレックス

 

 

「ビタミンB50コンプレックス」と言います。

 

 

同じような商品は色々ありますが、私は「iHerb(アイハーブ)」という海外のサイトで 「Source Naturals社」のものを購入しています。

 

 

 

 

 

ちなみに、100錠入って約1000円です。

 

 

安いので、糖質を食べていて体の調子が悪い知人にあげた事もあります。

 

 

何故、サプリメントが良いのかというと、毎日続ける事が重要だからです。その為には安くて手軽である必要があります。「ある一つの成分を摂るために食品を一品増やす」というのは、やってみると手間でお金もかかります。

 

 

そのわりに、食品に含まれるビタミンやミネラルは少ないので、サプリメントに比べると効果が弱いです。

 

「食べ物だけで健康を保つ」と、「食事法と栄養補助食品を組み合わせる」ではどちらが優れているか

 

 

ここで思い出していただきたいのですが、「ビタミンB1」を摂る主な目的は、「酵素と補酵素が結合する確率を上げる事」でした。そして、その確率の低さの度合いによって、「ビタミンB1」の量を増やす必要がありました。

 

 

なので、食品に含まれるちょっとの量では足りないのです。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年3月26日』より引用

 

 

ビタミンの要求量は先天的に決まっている。

 

確率的親和力が低い代謝酵素を持っている場合、高用量のビタミンがないと代謝が進まない。

 

高用量のビタミンがないと代謝が進まない人=ビタミン依存症。

 

ビタミンの必要量は、加齢により増え、心理状態によって増え、ストレスにより増える。

 

長期間のビタミン不足や栄養失調により、治療においてはきわめて高用量のビタミンが必要となる。

 

つまり、ビタミン依存症が後天的に起こる。

 

ビタミン依存症では通常の100~1000倍の量のビタミンが必要となる。

 

ビタミン依存症は、先天的な部分も大きいのは確かだが、加齢、食事内容、服薬、疾病の合併によっても引き起こされる。

 

第二次大戦中捕虜収容所にて栄養失調となった兵士は、その治療のためにはきわめて高用量のナイアシン投与が必要であった。

 

慢性的なナイアシン不足(ペラグラ)はビタミンB3(ナイアシン)依存症を引き起こす。

 

ビタミン、ミネラルの最低必要量、

 

B1 25mg

 

B2 25mg

 

B3 300mg

 

B6 25mg

 

葉酸 2000mcg

 

B12 500mcg

 

C 2000mg

 

D3 1500IU

 

E 200IU

 

Zn 25mg

 

Mg 500mg

 

セレン 200mcg

 

クロム 200mcg

 

 

上記を食事だけで摂取するのは無理。
すなわち、サプリメントが必要。

 

 

はい、「ビタミンB1」は25mg必要です。

 

 

食品の中で「ビタミンB1」が多いのは「豚ヒレ肉」ですが、100gあたり0.98mgです。

 

 

ほど遠いですね。

 

 

もし「欲しい栄養素を、目的とする量」まで補おうと思ったら、食品を「フードファイター」のように大量に食べなくてはなりません。それは現実的ではないです。

 

 

飲む量を正確に測れる事、手軽な事、効果がハッキリ感じやすい事がサプリメントの良いところです。

 

 

もちろん、高くて続けられない・・・等というのは論外です。

 

 

海外のサプリメントは質がよくて安いものがあるので、そちらを利用すれば負担が少ないです。

 

 

さて、肝心の中身ですが、内容量はこちらです。

 

 

 

 

 

英語なので、

 

『iHerb』より引用

 

チアミン(ビタミンB-1)             50 mg 3,333%

 

リボフラビン(ビタミンB-2)           50 mg 2,941%

 

ナイアシンアミド                  50 mg 250%

 

ビタミンB-6(ピリドキシンHClとして)       50 mg 2,500%

 

葉酸(葉酸として)                 800 mcg 200%

 

ビタミンB-12(シアノコバラミンとして)      50 mcg 833%

 

ビオチン                      50 mcg 17%

 

パントテン酸(D-パントテン酸カルシウムとして) 100 mg 1,000%

 

コリン(コリン酒石酸塩として)          50 mg

 

イノシトール                   50 mg

 

PABA(パラアミノ安息香酸として)         30 mg

 

 

どれも量が充実しています。

 

 

ちなみに、「ビタミンB群」は全部で種類あります。

 

 

B1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、ビオチン、葉酸、B12です(色んな名前がつけられていて混乱します)

 

 

B群はこれらが連携、協力し合って働いているので、合わせて摂るのが理想的です。

 

 

サプリメントで栄養素を摂った方が良いのは、こういった理由もあります。

 

 

飲む量ですが、基本は1日1錠なので、健康維持目的である身内にはそのようにさせています。

 

 

しかし、癌の方や、精神病の方は1日6錠だそうです(その場合少しずつ増やしていくそうです)。

 

 

この量は試した事がありませんが、知識として知っておいて損はないでしょう。

 

 

 

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ビタミンの過剰摂取の心配について

 

 

サプリメントの話をすると、過剰摂取の心配をされるかもしれません。なので、ビタミンの過剰摂取について説明しておきます。

 

 

現在、「ビタミン」として正式に認められているのはこちらです。

 

 

『ビタミン Wikipedia』を参考に書きます。

 

 

水溶性ビタミン

 

 

  • ビタミンB群

 

・ビタミンB1(チアミン)

 

・ビタミンB2(リボフラビン。ビタミンGともいう。)

 

・ビタミンB3(ナイアシン。ビタミンPPともいう。)

 

・ビタミンB5( パントテン酸)

 

・ビタミンB6(ピリドキサール、ピリドキサミン、ピリドキシン)

 

・ビタミンB7(ビオチン。ビタミンBw、ビタミンHともいう。)

 

・ビタミンB9(葉酸。ビタミンBc、ビタミンMともいう。)

 

・ビタミンB12(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン)

 

 

 

  • ビタミンC(アスコルビン酸)

 

 

 

脂溶性ビタミン

 

 

  • ビタミンA(レチノールなど)

 

 

  • ビタミンD( エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール)

 

 

  • ビタミンE(トコフェロール、トコトリエノール)

 

 

  • ビタミンK(フィロキノン、メナキノンの2つのナフトキノン誘導体)

 

 

 

この名前の数を見ただけでうんざりする人もいるでしょう。なので、ポイントだけ押さえます。

 

 

ビタミンは「水溶性」と、「脂溶性」に分けられているのですが、水溶性のビタミンが9種類、脂溶性ビタミンが4種類で、合計13種類になります。

 

 

「水溶性のビタミン」は、摂りすぎても尿とともに排泄されます。従って、過剰摂取の心配はありません。ですが、こちらは調理で栄養が失われてしまうことも多く、排出されやすい為、体に蓄えることが難しいので、頻繁に補わないと不足してしまいます。

 

 

「ビタミンB群」はこの「水溶性」に属します。

 

 

一方、「脂溶性のビタミン」は脂にとける為、体内に蓄積されます。排泄されにくい性質なので、過剰症や中毒の恐れがあります。

 

 

だから、注意するべきなのは、脂溶性ビタミンのD,A,K,Eです。「ビタミンだけ(DAKE)」・・・と覚えたら忘れないでしょう。

 

 

 

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補酵素と補因子

 

 

ミトコンドリア(好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)の入口に、補酵素である「ビタミンB1」が必要だ・・・という事はお分かりいただけたかと思います。

 

 

先ほどは、理論を理解してもらう為に、あえてシンプルに語りましたが、実は「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変える為に必要な補酵素は、「ビタミンB1」一つではありません。

 

 

有名な「ビタミンB1」を含めてこれだけあります。

 

 

 

  • ビタミンB1

 

  • ビタミンB2

 

  • ビタミンB3(ナイアシン)

 

  • ビタミンB5(パントテン酸)

 

  • アルファリポ酸

 

 

 

詳しくは以下の記事で説明しています。

 

クエン酸回路(TCA回路)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

見てもらったら分かりますが、ほぼ「ビタミンB群」です。だから、「ビタミンB50コンプレックス」を飲むのが効率が良いのです。

 

 

 

そして入口は、B1を始めとしたB群ですが、その後の反応にも、それぞれ「補酵素」や「補因子」が必要です。

 

 

ビタミンは「補酵素」、ミネラルは「補因子 ほいんし」と呼ぶそうです。

 

 

「クエン酸回路」の補酵素は、「ビタミンB群」。補因子は、「鉄」、「マグネシウム」です。

 

 

そして、エネルギー代謝の出口である「電子伝達系」には、補因子である「鉄」が必要です。

 

 

クエン酸回路と電子伝達系の補酵素

 

 

 

必要な「補酵素」や「補因子」がなければ上手く反応しない・・・という理屈は同じです。

 

で、特に注目すべきなのは、出口で必要な「鉄」です。

 

 

 

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電子伝達系に必要な鉄

 

 

このブログでは、度々「鉄」の重要性を訴えてきましたが、やはりここでも「鉄」が必要なのです。

 

もし、鉄不足の状態だと「電子伝達系」の機能が低下するので、「ATP」不足になります。

 

 

『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった / 著者:藤川徳美』より引用

 

 

基本的に、糖質を摂っていて血中にグルコースがある状態だと、脂肪酸は燃えにくくなります。しかし、糖質制限を始めてグルコースが減ると、脂肪酸が燃えるようになりますから、太りにくくなります。

 

 

ですから、脂肪酸を材料とした回路がうまく回ればよいのですが、クエン酸回路や電子伝達系を回すためには、やはり、鉄、ビタミンB群やマグネシウムなどが必須ですから、それらが足りないとうまく回路が回りません。

 

 

何より、ミトコンドリアにおけるエネルギー代謝の最終段階である電子伝達系においては、酸化還元反応という部分において、これを媒介する鉄の働きが欠かせないことです。

 

 

これは、グルコース(ブドウ糖)を材料とする代謝の場合も、脂肪酸由来の場合も同じです。

 

 

ここで鉄がないと、ATPができないのです。

 

 

電子伝達系では、多くのシトクロム系の鉄タンパク質が関与して、電子の授受を行います。

 

 

鉄はほぼすべての生物に必須な元素ですが、とくにミトコンドリアの働きを活性化するためには不可欠です。十分な鉄が、ミトコンドリアに運ばれなくてはならないのです。

 

 

(130p~131p)

 

 

 

 

 

これは糖質制限をしていて、脂肪酸を材料に「ATP」を作っている人にも当てはまる事です。

 

 

従って、どんな人も鉄不足では「ATP」不足になります。

 

 

そして、鉄不足になりやすいのは15~50代の女性です。原因は生理です。

 

 

 

私は糖質制限をしていて、卵や赤身の肉をたくさん食べているので「鉄は足りている」と思っていました。しかし、今年の1月に貯蔵鉄である「フェリチン」を測ってみると、49でした。

 

フェリチンは最低50ないと「鉄不足」、理想は100なので、これでは少ないです。

 

 

生理がある日本人女性の多くはフェリチン30以下です。

 

 

ちなみに、海外では妊娠するにあたってこれぐらいのフェリチンがないといけないという基準があるそうで、フェリチン40以下では妊娠が許可されない国もあるそうです。

 

 

生理がある女性は、毎月鉄を失うので、積極的に鉄を摂らないと不足します。

 

 

閉経後の女性や男性は鉄不足の人は少ないです。

 

 

フェリチンについては以下の記事に書いています。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

私は鉄をしっかり摂っていると思っていましたが、それでも食事だけでは足りませんでした。それだけ生理での鉄の損失は大きいのです。

 

 

それが、鉄のサプリメントを飲み始めたところ、一気に元気になりました。以下が私が飲んでいる鉄のサプリメントです。

 

 

 

Nowアイアン

 

 

野菜中心でバランスを心がけていた食事からスーパー糖質制限に変えた時も、様々な体調不良が改善し、全く疲れを感じないほど体力がつきましたが、鉄を飲み始めたことで、さらに体が楽に動かせるようになりました。

 

 

藤川医師は鉄不足の女性がフェリチン50を越えると別人のように元気になると述べられていますが、本当にその通りです。

 

 

食事や運動の量は変えていないので、筋肉量は変わっていませんが、同じ体格なのに鉄があるとないとではパワーがまるで違います。

 

 

このように言うと「気のせい」と言われるのですが、実際に私の記事を読まれた女性から「鉄を飲み始めて元気になった、体温が上がった」とメールを頂くことが増えています。

 

 

糖質制限をやっておられる方だけではなく、ベジタリアンの方や、バランスの良い食生活をしている方からもそのような報告があったので、どんな食事をしていても、鉄不足の人は、それを解消することで、体に変化がハッキリと表れるようです。

 

 

 

鉄はタンパク質と一緒に吸収されるので、タンパク質をしっかり摂ると、さらに効果が上がります。

 

鉄の効果について、詳しくは以下の記事で述べています。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

「元気になった」、「体温が上がった」・・・ということは、ATPがしっかりと作られているからでしょう。

 

 

つまり、「好気性解糖」ができている・・・ということです。

 

 

というわけなので、グルコースを完全燃焼する為には、ビタミンB1だけでなく、鉄不足にならないようにする事も大切です(※もちろん他の補酵素、補因子も大切です)

 

 

繰り返しますが、これは糖質制限をしている人にも言えることです。

 

 

 

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タンパク質不足の解消も必要

 

 

どうしても糖質が止められない人は、「ATP不足対策」、「乳酸の蓄積対策」を忘れないようにして下さい。

 

 

食事だけでは歯が立たないので、サプリを利用して代謝をスムーズにし、できるだけブドウ糖(グルコース)を完全燃焼させるように意識すると良いです。

 

 

そして、もう一つ大事なことがあります。それは、タンパク質を不足させない事です。

 

 

タンパク質は体の材料なので、これが不足していたら弱い体になります。当然、回復力も低下します。タンパク質不足の状態では、どんな健康法も役に立ちません。

 

 

生体はアミノ酸からタンパク質を作っています。作っては壊し・・・の繰り返しで成り立っています。その為、アミノ酸も古くなり変形します。

 

 

通常、このような痛んだアミノ酸は破棄されますが、タンパク質不足の人は材料がないので、この古いアミノ酸を使い回します。これが問題なのです。

 

 

変形したアミノ酸からできたタンパク質は、免疫機能からすると「非自己」に見えるのです。

 

 

つまり、「敵」ですから、そうなれば、自分自身を攻撃する「自己免疫疾患」の原因になります。

 

 

使い回しにはリスクがあります。なのでタンパク質は常に補充し続けることが大切です。

 

 

そして、「タンパク質が足りているかどうか」の目安ですが、血液検査の項目に「尿素窒素(BUN)」というのがあります。

 

 

BUNが10mg/dL以下の人は、タンパク質不足です。理想は15mg/dLです。

 

 

タンパク質が不足している人は、プロテインで補うのも一つの手です。

 

 

 

 

 

糖質を摂る人に覚えておいて欲しいこと

 

 

今回は糖質を止められない方に向けて、「糖質を止めないで健康を維持する方法」についてお話ししました。これを実行すれば、ダメージはある程度抑えられると思います。

 

 

しかし、もし「癌」や「膠原病 こうげんびょう」になった場合は、これだけでは通用しないと思って下さい。やはり糖質を減らした方が効果的です。

 

 

 

これらの難病を糖質制限で治療する場合は、食事から得る糖質を極限までそぎ落とします。

 

 

以下の記事でも書きましたが、癌治療にいたっては「ブドウ糖」の点滴ではなく、「イントラリポス」というブドウ糖0点滴をするそうです。

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

 

 

何故そこまでするのかというと、糖質を減らした方が効果があるからに他なりません。つまり、基本的に糖質は毒性が強いものなのです。

 

 

 

糖質制限を行なってはいけない疾患(例えば、腎臓病 クローン病、糖尿病腎症、糖原病、活動性膵炎、肝硬変、長鎖脂肪酸代謝異常症...等)を抱えていないのであれば、どんな健康法を行なうにしても「体にダメージを与える糖質」を制限した方が効率が良いのです。

 

 

 

サプリメントは効果がありますが、批判が多いです。その為、サプリメントを使いたくないと考える人もいます。

 

そんな方は1度以下の記事を読んでみて下さい。

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

 

 

 

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