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全て~が原因だったは信じるな!病気の原因を特定する為の5つの視点

全て~が原因だったは信じるな!病気の原因を特定する為の5つの視点

 

 

「全ての病気は〇〇が原因」

 

 

 

・・・といったようなフレーズは多いです。

 

 

 

本を売り出す為のキャッチコピーだけならまだしも、読んでみると、中身も「全ての病気は〇〇が原因」と大真面目に主張される方がおられます。

 

 

 

 

 

・・・なわけないでしょう。

 

 

 

 

どうしてそうなっちゃうのでしょうか。

 

 

 

どんな説、どんなやり方にも一長一短あります。向き不向きもあります。

 

 

 

なのに、「このやり方は万能だ!」みたいに書かいてあるわけです。

 

 

 

こんな事を書くから、本の全部がチャランポランなのかと思うのですが、読んでみると、一方で的を得た分析をしていたりもします。

 

 

 

そこはかなり評価できるので余計に残念です。

 

 

 

そして、このような情報に惑わされる人もいます。

 

 

 

 

特に病気を抱えている人は、万能にみえる方法にコロッとやられてしまう可能性があります。

 

 

 

それはよくないので、冷静に判断する方法をお話します。

 

 

 

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仮説を立てる事と決め付ける事は違う

 

 

 

例をあげます。

 

 

 

  • 全ての病気の原因は〇〇を食べる事だ。

 

  • 全ての病気の原因は〇〇が歪んでいるからだ。

 

 

 

 

本屋に行けば、この手の本はいっぱいあります。

 

 

 

確かに、ある病気は、〇〇を食べる事で発生するかもしれません。ですが、ありとあらゆる病気が食事が原因で起こるわけではありません。

 

 

 

確かに、ある病気は、体の不自然な歪みによって発生するかもしれません。ですが、ありとあらゆる病気が体の歪みが原因で起こるわけではありません。

 

 

 

どんな優れた解決方法も、問題と一致していなければ効果がありません。

 

 

 

ゲームで例えると、「火の属性」の攻撃は、「水の属性」の敵には効果的ですが、「火の属性の敵」には効きません。

 

 

 

「火の属性」の敵に「火の攻撃」をしたら、パワーを与えてしまうこともあります。

 

 

 

「この方法は使える」、「この理屈は凄い」・・・例えそうであったとしても、「全ての事柄に当てはまるんだ」と考えるのは稚拙です。

 

 

 

問題を解決(とくに病気の治療)する為には、原因を追究する事が大切です。

 

 

 

原因がわからなければ、それに対する処置もトンチンカンなものになってしまいます。属性が分からない状態で攻撃をしても効果はあるかもしれませんが、分かった上で対処した方が効率がいいです。

 

 

 

 

原因を正確に探し出すことは必須なのです。

 

 

 

 

「全ての病気は〇〇が原因だ」と、先に原因を決め付けるところからスタートするのは、本当に原因に向き合う姿勢とは言えません。

 

 

 

「過去にこの原因でこの問題が起こったのだから、このケースも同じではないのか」という仮説を立てることは大事です。

 

 

 

ですが、その仮説が真実と一致しているかどうかを考える事はもっと大切です。もし違った場合は、別の原因を探る柔軟性が必要です。

 

 

 

解決に結びつかない意味のないこだわり

 

 

 

原因は決め付けるものではなく、調べるものだと思います。

 

 

 

私はこの様に考えているので、途中までの内容が良くても、「全ての病気は〇〇が原因だ」というフレーズがあると、稚拙に感じます。

 

 

 

ですが、一部が怪しいからといって、その人の語る全てがダメになるわけではありません。

 

 

理にかなっているところは理にかなっています。

 

 

しかし、一部では優れた発見をする人が、一方で「それが万能である」と稚拙な考えをしてしまうところが、もったいない感じがします。

 

 

 

自分の発見したアイデアや技術を広めたいと思っている人は、その偉大さを強調したいのかもしれません。だから、「この方法こそが万能なんだ」と考えてしまうのでしょう。

 

 

しかし、そこにこだわると、病気を治したい人にとっては不親切な情報になります。

 

 

私はこのブログで糖質制限についての記事を多く書いていますし、糖質の害について、ある程度は把握しています。

 

 

 

ですが、「糖質を控えれば全ての病気が治る」等とは微塵も思っていません。

 

 

私は、糖質が体の細胞を弱らせる事を知っていて、「ほとんどの人は糖質を摂りすぎている為に、糖化による症状があっても不思議ではない」とは思っています。

 

 

 

その糖質の摂取量が半端ではないので、病気の原因の可能性として一番考えられるから、糖質の害を先に指摘する事が多くなるだけです。

 

 

 

糖質制限が万能だと思っているのではなく、多くの疾患が糖質が原因であるから、それを解決するには糖質制限が合う・・・と思っているに過ぎません。

 

 

 

ですから、明らかに原因が糖質ではなさそうな場合は、その症状に最も該当しそうな原因を指摘します。

 

 

 

例えば、もし誰かに「味覚障害になった」と言われたら、まず亜鉛不足を疑います。

 

 

 

また、仕事で腰を痛めた人に、「食事が原因でそうなった」とか、DVを受けて精神が病んでいる人に、「食事を変えれば治る」などとは言いません。

 

 

 

明らかに原因がそこじゃないからです。

 

 

 

私の目的は1つの方法に拘ることではありません。

 

 

当てはまらないものまで、無理矢理当てはめて考えようとするよりも、足りないところは、別の方法をあてにしたっていいわけです。

 

 

原因が違えば対処が違って当たり前です。

 

 

 

「全ての病気は〇〇が原因」というフレーズで一番問題なのは、単純な人が真に受けて、「それさえやれば病気がなくなる」と誤解してしまう事です。

 

 

 

次は「全ての病気の原因は〇〇が原因」を真に受けないように、それはありえないという事と、原因を探すうえで一番シンプルなポイントをお伝えします。

 

 

 

もちろんこれも万能ではありませんが、問題の的をズラさない考え方なのでお役に立つと思います。

 

 

 

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シンプルな見分け方

 

 

 

もし、あなたが何か不快な症状に悩まされていると過程します。

 

 

「これは何科に行けばいいんだろうか」

 

「食事法はたくさん種類があるけど何がいいんだろうか」

 

「サプリメントはどれにしようか」

 

「西洋医学と東洋医学、どっちにしようか」

 

 

 

・・・もし、そういう迷い方をしたのであれば、一旦考えを止めて、まず、その症状の原因が以下のうちどれに当てはまるのか考えてみてください。

 

 

 

 

1、化学的な問題(栄養)

 

 

2、物理的な問題(骨、筋肉、外傷)

 

 

3、精神的な問題

 

 

4、電気的な問題(電磁波など)

 

 

5、外敵の問題(ウイルス)

 

 

 

いきなり「運動で治そう」とか、いきなり「食事で治そう」とか、考えるのでなく、まず病気の原因の性質が何であるかを考えるのです。

 

 

 

それが分かったら、その原因に合う方法で、最も良いものを選択できるので、無駄がないと思います。

 

 

足を怪我するのは、物理的な影響ですよね。普通は怪我した足を「精神をポジティブにして治そう」とは考えません。

 

 

ペースメーカーをしている人が電磁波の影響で動悸がするのは、電気的な影響です。この場合普通は「食事で治そう」とは考えません。

 

 

 

当たり前だろ

 

 

・・・と思うかもしれません。その通りです。これくらいの事であれば誰でもわかります。しかし、以下のような事もあります。

 

 

背骨(頚椎、胸椎、骨盤)がズレているのは物理的な問題です。

 

 

そういう事実があるにもかかわらず「原因は全て食事だ」と化学的な事象であるかのように言う人がいます。

 

 

不摂生によって糖化したのは化学的な問題です。

 

 

そういう事実があるにもかかわらず「原因は全て体の歪みだ」と物理的な事象であるかのように言う人もいます。

 

 

間違いそうにない事ですが、現実にこのように考えてしまう人がいるのです。

 

 

だから私はまず、症状がどれに当てはまるかを考えた方が良いと思ったのです。

 

 

ここを押さえていれば、「何でも〇〇が原因」という考えには至りません。

 

 

 

 

病気は長く患ってくると、気が付いたら、最初の病が引き金になって、あっちもこっちも悪くなります。

 

 

 

そんな時もその重なったいくつもの病が、どういうタイプのものになるのか分析できれば、治療法が見つけやすくなります。

 

 

 

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優先順位を勘違いしない

 

 

症状が重なれば、どこから治していけばいいかわからなくなります。

 

 

 

病気ごとに原因のジャンルが違うこともあるので混乱します。

 

 

 

その場合は、まず、複数の病気のうちどちらが先なのかを考えて下さい。

 

 

 

「ニワトリが先か、卵が先か」で揉める事はありますが、病気はほとんど「卵」が先です。

 

 

 

「卵」と「ニワトリ」の関係をハッキリさせた上で、同時進行でそれぞれのジャンルに合った治療をするのが理想です。

 

 

 

ある病気が原因で別の病気に発展した場合、「卵」と「ニワトリ」の関係をゴッチャにしない方が良いです。

 

 

 

わかりにくいので例をあげます。

 

 

 

 

  • 最初に質の悪い食生活が原因で体調を崩し、その体調不良がストレスとなり、最終的に精神的な問題を抱えるようになったケース。

 

 

  • 最初にストレスが続いて精神が病んだことで暴飲暴食をし、最終的に化学的な疾患を抱えるようになったケース。

 

 

 

 

前者は、化学的な病気 → 精神的な病に発展。

 

 

後者は、精神的な病気 → 化学的な病に発展。

 

 

 

 

最初の病が「卵」で、それによって生じる病が「ニワトリ」だと思って下さい。

 

 

 

どちらの病気が元の「卵」になるかは、人によって様々です。「必ず化学的な病気が先」とか、「必ず精神的な病気が先」とか決まっていません。

 

 

 

そして、最終的に生じる疾患をこねくりまわすのは対処療法です。

 

 

 

そこを治してもある程度は楽になります。しかし、「卵」が解決されていないので、「卵」を放置する限り再発します。

 

 

 

分かりやすく言うと、

 

 

 

 

  • 最初に質の悪い食生活が原因で体調を崩し、その体調不良がストレスとなり、最終的に精神的な問題を抱えるようになった人が、一時的に人生相談を受けてポジティブになって元気になったとします。しかし、元である食生活を正さなければ、再び体調を崩すことでストレスに合い、やがて精神も安定しなくなります。

 

 

 

  • 最初にストレスが続いて精神が病んだことがキッカケで暴飲暴食をし、最終的に化学的な疾患を抱えるようになった人が、暴飲暴食を止めて化学的な疾患を治したとします。しかし、ストレスの原因となった人間関係を改善させなければ、再びストレスから暴飲暴食に走る可能性があります。

 

 

 

このように「ニワトリ」だけを解決しても、「卵」を解決しないと意味がないのです。

 

 

その為には、「卵」が何であるかわからないとダメです。

 

 

 

しかし、「卵」が何であるかわからなくする情報がこの世には溢れています。元になった「卵」が何であるかを突き止め、改善させなければなりません。

 

 

 

同じように「病気のジャンル」が何であるかわからなくする情報もこの世には溢れています。

 

 

 

物理的な問題を化学的な問題だといったり、精神的な問題を物理的な問題といったり。

 

 

 

・・・複雑になればなるほど分からなくなります。

 

 

 

 

機械の修理に万能法はない

 

 

治療法を探すポイントは、いたってシンプルです。

 

 

まず、「元々あった病気が原因で、別の病気に発展した場合」は、両方の因果関係をハッキリさせます。

 

 

表に出ている派手な症状ばかりに気を取られて、その原因となった病気から目を背けてはいけません。

 

 

そして、病気が一つだろうが、複数重なっていようが、「それぞれの病気のジャンルを見極めること」が大切です。

 

 

 

間違っても、原因を分析しないうちから、「食事が原因だ」、「骨格の歪みが原因だ」、「ストレスが原因だ」と、決め付けないことです。予測を立てるのは大事ですがあくまで仮説で留めましょう。

 

 

 

 

  • 化学的に問題があるのか

 

 

 

  • 物理的に問題があるのか

 

 

 

  • 精神的に問題があるのか

 

 

 

  • 電気的に問題があるのか

 

 

 

  • 外敵が問題なのか

 

 

 

 

原因がどれかを判断してから、「どんな食事法にしようか」「どこのセラピストにかかろうか」について考える方が順番として良いと思います 。

 

 

 

今回の話をパソコンに例えてみます。

 

 

 

 

  • 中の部品が壊れる

 

 

  • パソコンはまともなのに使用者の使い方が雑

 

 

  • 通信環境が悪い

 

 

  • ウイルス

 

 

 

 

パソコンは「これさえやっておけば全て調子がよくなる」なんてことはありません。

 

 

 

本屋のパソコンコーナーに「全ての不具合はウイルスから」、「全ての不具合は〇〇が壊れるから」という本はありません。

 

 

 

原因が違えば、解決の方法も違うからです。

 

 

 

機械であれば分かる単純な事が、人間の体になると分からなくなる人がでてきます。

 

 

 

原因を発見し、それに相応しい解決策を選ばなければなりません。

 

 

 

「全ての病気の原因は〇〇」は、売れるからそういうタイトルにするのかなとも思います。

 

 

 

そして、そんなタイトルが売れるのは、「楽」だからなのかもしれません。

 

 

 

読者だって、正直あれもこれも気をつけるのは面倒です。

 

 

 

目の前に「これさえやれば完璧」という方法を提示されれば、頼ってしまいます。それ一つだけするのは「楽」です。

 

 

 

しかし、そんな都合の良い方法はなかなかないものです。

 

 

 

状況を分析して、的確な判断をし、戦略的に修正する・・・私はこの方法をオススメします。

 

 

 

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目と脳は密接に関係している。慢性的な頭痛の原因と、それが改善した理由とは

 

私は数年前までは頻繁に頭痛が起こっていました。

 

 

しかし、ある時から次第に回数が減っていき、今では数ヶ月~半年に1度になりました。

 

 

全くなくなったわけではありませんが、それでも以前のように「慢性的」ではなくなったので、かなり生活は楽になりました。

 

 

前回は私に起こっていた頭痛の詳細についてお伝えしました。

 

薬が手放せない程の頭痛持ちだった過去を振り返ってみた

 

 

今回は、「頭痛を起こしていた原因」と、「頭痛が起きる回数が減っていった理由」について順にお話します。

 

 

なお、これから紹介する話は、「慢性的な頭痛」のことです。すぐに病院に行かないといけないようなタイプの頭痛ではありません。

 

 

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頭痛を起こしていた原因

 

 

私が頻繁に頭痛を起こしていた主な原因は以下の2つでした。

 

 

 

  • 頭痛薬

 

  • 眼精疲労

 

 

 

この2つの原因を取り除いたことで、頭痛が起きにくくなりました。

 

 

では何故、頭痛専門医でもない私が「この2つが頭痛の原因だった」と言い切れるのか、詳しく説明していきます。

 

 

 

頭痛薬が頭痛の原因

 

 

頭痛薬は確かに効果があります。

 

 

ですが、飲みすぎることで効かなくなることもあります。

 

 

また、飲みすぎが原因で頭痛が起きやすくなることもあります。

 

 

この薬の飲みすぎが原因で起こる頭痛の事を「薬物乱用頭痛」と言います。

 

 

私の頭痛も、頭痛薬の飲みすぎが関係していました。

 

 

以下の説明をご覧下さい。

 

 

『スッきりんと学ぶ スッきりんのバイバイ頭痛講座』より引用

 

 

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)とは

 

 

もともと片頭痛や緊張型頭痛などの頭痛持ちの人が、頭痛薬の飲み過ぎにより、かえって毎日頭痛が起こるようになった状態を「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」といいます。

 

市販鎮痛薬の飲み過ぎによるものが多いですが、医師から処方された薬によっても起こります。

 

 

次のような症状が当てはまる人は、「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」の可能性があります。

 

 

・月に15日以上頭痛がある。

 

・頭痛薬を月に10日以上飲んでいる。

 

・朝起きたときから頭痛がする。

 

・以前はよく効いていた頭痛薬が効かなくなってきた。

 

・薬をいくら飲んでも頭痛が以前よりひどくなってきた。

 

・頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある。

 

・以前は月に数回、片頭痛が起こっていた。

 

 

 

「薬物乱用頭痛」は、頭痛持ちの人ほど気になると思います。

 

 

しかし、それを知っていても、頭痛が起こったら止める術がないので、薬に頼ってしまいます。

 

 

私もそうでした。

 

 

 

飲まないと頭痛が治まりません。

 

 

ただ、薬が効かなくなるとか、薬物乱用頭痛になるのは嫌だったので、「成人は2錠」のところを1錠にするとか、基本は一ヶ月に1回しか飲まないと決めるとか、飲み方を工夫していました。

 

 

 

自分では飲む量を控えめにしていたつもりでしたし、この量なら、「たいした量じゃない」と思っていました。

 

 

しかし、私にもしっかり「薬物乱用頭痛」が起こっていたのです。

 

 

 

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薬物乱用頭痛は頭痛薬を頻繁に飲まなくてもなる可能性がある

 

 

自分は頭痛薬をたくさん飲んでいないから「薬物乱用頭痛」にはならないだろう

 

 

・・・そう思っている人もいると思いますが、必ずしもそうとは言い切れません。

 

 

少ない量、回数でも定期的に飲むことで、「薬物乱用頭痛」になることもあります。

 

 

私も注意を払っていたのですがなりました。

 

 

もっとも、私の場合は体が弱かったので、薬の副作用が強くでたのかもしれません。

 

 

先ほど紹介した引用元に、薬剤の使用過多によっておこる「薬物乱用頭痛」の特徴がありましたが、その中で当時の私に当てはまっていたのは、以下の3つでした。

 

 

 

 

  • 「以前は月に数回、片頭痛が起こっていた」

 

  • 「朝起きたときから頭痛がする」

 

  • 「頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある」

 

 

 

 

 

この程度です。

 

 

頭痛持ちではありましたが、「月に15回以上頭痛」とか、「頭痛薬を月に10日以上飲んでいる」とか、さすがにそこまでではありません。

 

 

これに比べると、私の症状は大した事ないですし、当時の私が飲んでいた薬の量も、基本1ヶ月に一錠だけ、それも成人の飲む量の半分に留めていました。

 

 

原因となる「頭痛薬」はたくさん飲んでいなかったのですが、このわずかな薬の量でも、定期的に服用することで、しっかり慢性頭痛の原因になっていました。

 

 

薬が頭痛の原因だったと言い切れるのは、

 

 

実際に、「頭痛薬」を飲まなくなたら、本当に頭痛の起きる間隔が減っていったからです。

 

 

薬物乱用頭痛は、「薬をたくさん飲む人の病気」だと思っていたので、自分の頭痛が、頭痛薬が原因であると気付きませんでした。

 

 

最終的に、半年間一度も頭痛薬を飲んでいない事に気付いた時に、「薬を止めたらこんなに違うんだ」と実感したのです。

 

 

 

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頭痛薬を飲まなくなった理由

 

 

 

頭痛薬を止めたら頭痛が減る

 

 

・・・単純な理屈ですが、実行するのは大変です。頭痛が起きた時に何もせずに耐えるのは、とてもしんどいことだからです。

 

 

でも、私はそれができたからこそ、薬を手放し、それにより、頭痛自体が減っていったわけです。

 

 

何故、出来たのかというと、根性じゃありません。

 

 

 

頭痛持ちの私が、頭痛が起きても薬なしで乗り切れたのは、「頭痛薬」の代わりに「水素水」を飲んでいたからです。

 

 

 

 

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水素水と頭痛

 

 

ある時から「水素水」を定期購飲するようになったのですが、私は頭が痛い時、「水素水」を飲むようにしていました。

 

 

頭痛がする時に「水素水」を飲むと頭痛がいつの間にか消えるのです。

 

 

 

私がその事に気付いたのは何年も前です。

 

 

スパで働いていたのですが、そのお店ではお客さんへのサービスで、「水素水」を提供していました。

 

 

スタッフは「水素水」を飲み放題だったので、私も喉が渇いた時によく飲んでいました。

 

 

まだ「水素水」がメディアにも取り上げられていない時です。

 

 

活性酸素の害については知っていたので、それを打ち消してくれる水素水は良い・・・と理屈では分かっていました。

 

 

しかし、体の酸化や還元を意識する事は難しいので、「水素水」を飲んでいても、最素はこれといった変化を感じませんでした。

 

 

 

ある日、朝から頭痛が酷くて、いつものように我慢して働いていました。

 

 

 

耐えられなくなったので、薬を取りに行こうとしたのですが、忙しくなってお客さんの対応に追われてしまい、タイミングを逃したのです。

 

 

 

 

仕方がないので、水分補給のつもりで「水素水」を飲みました。

 

 

 

それから30分以上たった後で気付いたのですが、薬を飲まないと耐えられない程の頭痛が、まるでなかったかのように消えていたのです。

 

 

 

信じられませんでした。

 

 

 

それまでは、一度頭痛が起きると、薬を飲むか、寝るかしないと絶対に止まらなかった頭痛が、動き回っているうちに消えたのですから。

 

 

感激して、他のスタッフにも頭痛が消えた事を話したのですが、そういう体験がないとピンと来ないのか、みんなあっさりした反応でした。

 

 

「へ~そうなんだ。」程度です。

 

 

残念ながら、誰もその効果を実感していない様子でした。

 

 

 

その「水素水」を作る機械をネットで探したところ、全く同じ機械を見つけました。

 

 

しかし、その価格は当時50万円相当。

 

 

難病だったら買ったかもしれませんが、正直、頭痛でこの金額を出す気にはなれませんでした。

 

 

その時は、世間で「水素水」はほとんど認知されていませんでした。

 

 

今の様にパウチに詰められた「水素水」を定期購飲というのもありませんでした。

 

 

でも、諦めて数年たった頃、「水素水」がテレビや雑誌で取り上げられるようになったのです。

 

 

それに気が付いたのが、5年くらい前だったと思います。

 

 

改めてネットで調べてみると、ようやくお手ごろな値段で手に入るようになり、定期購飲のサービスもありました。

 

 

あまり高いと続かないので、手ごろな値段の「水素水」を探して、毎月頼むことにしました。

 

 

2年半くらい続けて飲みました。

 

 

毎日一本に加え、頭痛が発生した時も飲むようにしていました。

 

 

他の健康食品と違い、頭痛にはよく効いてくれました。

 

 

一応言っておくと、過去、他の健康食品も色々飲んでいましたが、何故か私にはあまり効果がありませんでした。もちろん頭痛も治りませんでした。

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

「水素水」を飲むと、頭痛薬を飲まなくていいので、頭痛薬から開放されたのです。

 

 

そういう事を繰り返していたら、うれしい事に、頭痛の起きる回数が徐々に減っていきました。

 

 

 

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頭痛を治したのは水素水なのか

 

 

頭痛を消してくれたのは「水素水」だという確信があったのですが、じゃあ、頭痛自体が少なくなったのも「水素水」のお陰か?・・・

 

 

というと、たぶんちょっと違います。

 

 

確かに、1度痛くなった頭痛を止めてくれたのは「水素水」ですが、頭痛自体が少なくなったのは、薬を飲まなくなった事が理由だと思います。

 

 

何故なら、もし「水素水」が頭痛が起きない様に止めてくれていたのであれば、「水素水」を飲むのを止めた時点で、再び頭痛は以前のように頻繁に起きていたはずだからです。

 

 

しかし、「水素水」を止めても頭痛が増えないところをみると、「頭痛が少なくなった理由」は別にあると考えられます。

 

 

そこで、以下のように仮説を立てました。

 

 

 

  • 水素水を飲む事で薬を飲まなくなり、それがキッカケで「薬を飲む事が原因で起こっていた頭痛」も起こらなくなった

 

  • 私の頭痛の原因の1つは「頭痛薬」だった

 

 

 

・・・こう考えると辻褄が合います。

 

 

時々、「水素水は効かない」と言って叩かれていますが、私はそんな事はないと思います。

 

 

普通のサプリの場合は、置いておくだけでいきなり効果がなくなるという事はありませんが、水素水の場合、扱いを間違えば、水素が抜けてただの水になってしまうリスクがあります。

 

 

たまたまその時に飲んだ人が「効かない」と言って文句を言っている可能性もあります。

 

 

しかし、水素が入っていれば、確かに効果があります。

 

 

 

「抗酸化作用」を期待したいのであれば、他のサプリや食品よりも「水素水」がオススメです。

 

 

今はスーパーやドラッグストアで簡単に手に入るので、清涼飲料水を飲むのであれば、代わりに「水素水」を試しに飲んでみてはいかがでしょうか?

 

 

「水素水」は酸素に触れると、ただの水になってしまうので、開けたら早く飲みきる。また、ペットボトルや缶ではなく、パウチに入れられている水素水を選ぶ方が良いです。

 

 

 

話を頭痛に戻します。

 

 

「水素水」をキッカケに「薬物乱用頭痛」が解消し、それによって頭痛の回数が徐々に減っていたわけですが、まだ問題は残っていました。

 

 

 

相変わらず、「眼精疲労が原因で起きる頭痛」は起こっていました。

 

 

 

何故か目が疲れやすいのです。

 

 

 

ですが、この頭痛もあることがキッカケでほとんど起きなくなりました。

 

 

 

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眼精疲労が頭痛の原因

 

 

前回、私に起こっていた「眼精疲労が原因の頭痛」3パターンを紹介しました。

 

 

 

①視界の中の一部が極端に目立つことで、気になって疲れる

 

 

②理由もなく片方の目だけが疲れる

 

 

③パソコンが原因

 

 

 

この頭痛は頭だけでなく目も痛くなるので、起こらないように気を使っていました。

 

 

3つのうち、対処できるのは①と③です。

 

 

 

①の対処は、気になる物の配置に気をつけたり、自分が場所を移動して、目に入る景色に偏りがないようにする。

 

 

③の対処は、休憩をはさんで、使いすぎないようにする。

 

 

 

これらは、なんとか事前に防ぐことが可能なのですが、②だけは別でした。

 

 

②は「右目と左目のどちらか一方が、理由もなくやたらと疲れて起こる頭痛」で原因不明でした。

 

 

どうして片目が疲れるのか理由がわからなかったので、対処法が思いつかなかったので、お手上げだったのです。

 

 

しかし、後にその原因が分かったことで、対処できるようになりました。

 

 

 

片目が疲れやすかったのは、「緑内障」が原因でした。

 

 

 

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緑内障が眼精疲労の原因だった

 

 

「緑内障」は視野が欠ける病気です。

 

 

私の場合、左目の視野の一部が欠損しています。

 

 

自分がいつから「緑内障」になったのかは分かりません。

 

 

ある時、目が凄く痒くなって眼科に行った事で判明しました。

 

 

「アレルギーでしょう」と言われ、目薬をもらう事になったのですが、 その時に先生から「緑内障」の可能性を指摘されました。

 

 

 

後日、改めて検査を受けて「正常眼圧緑内障 せいじょうがんあつ・りょくないしょう」と診断されました。

 

 

 

長い間ずっと、目がおかしい、目がおかしい、と思っていたので、この診断を受けて「なんだ、そういうことか」と思いました。

 

 

左目の視野が、いつの間にか一部欠けていたので、そのせいで、見る時に無意識に目に変なが加わっていたのです。

 

 

視野が欠けている事で、片方の目が疲れ、頭痛に発展する・・・そう考えると全て府に落ちます。

 

 

「緑内障」じゃない人にこの話をしても理解されないわけです。

 

 

当然、「頭痛は緑内障が原因です」と医者が言ったわけではありません。

 

 

眼科の先生に一度、頭痛と緑内障の関係について聞いたことがありますが、聞いた事がないと笑っていました。まぁ、そんなもんです。

 

 

ただ、私は確信しています。

 

 

見えにくいものを見よう、見ようとすれば、目は疲弊します。

 

 

しかも眼科で言われるまで、視野が欠けている事に、私自身全く気付いていませんでしたから、「見えて当たり前」の感覚で見ていたわけです。

 

 

 

片目だけが疲れるのは2パターンあります。

 

 

 

 

  • 視野が欠けている自覚がなければ、普通に見ようとして、「緑内障になっている目」を酷使する。そうすれば、その目が疲れる。

 

  • 視野が欠けていて見えないので、反対のよく見える「緑内障になっていない目」で頑張って見ようとする。そうすれば、その目が疲れる。

 

 

 

どちらのパターンも、無意識で目に力を入れてしまうので、気が付いたら、どちらか片方の目が疲れているということになります。

 

 

このタイプの頭痛は、片方の目が痛くなるのですぐわかります。

 

 

 

 

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緑内障だと分かったことが頭痛改善のキッカケになった

 

 

「片方の視野が欠けているから見えにくい」

 

 

その事実を知った事は大きな収穫でした。

 

 

眼精疲労の原因がハッキリしたこと、自分の目の癖を知ったことで、目が疲れるような事は避けるようにしました。

 

 

前は、見えにくくても、意地で見ようとしていましたが、そういうのを止めにしました。無理しても見えないわけですから。

 

 

 

習慣で、つい目に力が入りかけた時は、「見えにくくてもいいんだ」と思って、リラックスをします。そう思う事で、目に力が入らなくなります。

 

 

これがとても効果があって、目の疲労の度合いが違います。

 

 

目が疲れなければ、頭痛に発展することもありません。

 

 

 

結果的に「緑内障」がわかったおかげで、それによる眼精疲労、頭痛から開放されたのです。

 

 

 

 

「緑内障」は40人に一人がなると言われています。40人と言えば、クラスに一人です。

 

 

私の場合は早期発見できてラッキーだったと思っています。

 

 

私は30代ですが、同じくらいの年代の方、それ以上の方で、不自然に片目が疲れる方は、一度眼科で検査をしてもらった方がいいかもしれません。

 

 

 

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現在の頭痛の頻度

 

 

 

「薬物乱用頭痛」と「眼精疲労が原因の頭痛」、これらの原因が取り除かれたことで、頭痛持ちじゃなくなりました。

 

 

現在は本当に半年に1回くらいです。頭痛薬が減りません。

 

 

昔は外出する時、バックに頭痛薬が入っていないと心配でしたが、今は頭痛薬を持ち歩くこともなくなりました。

 

 

 

痛くなるとすれば、パソコンを長時間使用した場合や、神経を使った場合です。

 

 

 

目の痛みに耐えてパソコンの使用を続けていたら、頭痛に発展します。

 

 

しかし、頭痛になる前に、目が開けていられない程痛くなります。そこでパソコンを止めてしまうので、眼は痛くなりますが、頭痛に発展することはめったにありません。

 

 

 

あと、「神経を使う、緊張することが原因で起こる頭痛」は起きることがあります。

 

 

これは気分的な問題なので、なる時はなります。

 

 

とくに小難しい文章を読むと頭が痛くなります。

 

 

何かのサービスを利用する時に読まされる同意書などが原因になります。

 

 

 

ケータイショップのパンフレットを読み込んで、混乱して頭が痛くなって寝込んだ事もありました。

 

 

 

今たまに起きる頭痛はほぼこの頭痛です。

 

 

 

まぁ、こんなのもめったにないですから、今はほとんど頭痛の心配はしていません。

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

以下に、私の頭痛が改善したポイントをまとめます。

 

 

 

 

  • 頭痛が起きたときに、薬ではなく「水素水」を飲んで治した

 

 

  • 薬を飲まなくなった事で、頭痛が起きなくなった

 

 

  • 眼精疲労からなる頭痛は「緑内障」が原因だとわかった。目を酷使しないように気を付けたことで起きなくなった

 

  • パソコンを使って目が疲れた時は、休憩を取る

 

 

 

100%頭痛が起こらなくなったわけではありませんが、ほとんど改善されました。

 

 

 

 

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薬が手放せない程の頭痛持ちだった過去を振り返ってみた

 

私は昔から薬をなるべく飲まないようにしています。

 

 

ですが、過去に唯一、定期的に飲んでいた薬がありました。

 

 

それが「頭痛薬」です。

 

 

朝は元気でも、頭痛がいつ起こるか分かりません。心配だったので、外出する時は常に持ち歩いていました。

 

 

それが、今では頭痛は数ヶ月~半年に1回程度にまで減りました。つまり、頭痛体質が改善されたのです。

 

 

 

そこで当時の「頭痛の原因」と、「頭痛が改善した理由」についてお話しようと思います。

 

 

 

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頭痛の原因は様々

 

 

私は頭痛専門の病院に受診したわけではないので、過去の頭痛の正確な病名や、原因はわかりません。

 

 

ですが、私なりに当時の頭痛を分析したところ、原因は以下の4タイプに分けられました。

 

 

 

 

1、眼精疲労が原因で頭が痛くなる

 

 

2、神経を使う、緊張することが原因で頭が痛くなる

 

 

3、睡眠不足が原因で頭が痛くなる

 

 

4、原因不明の頭痛

 

 

 

 

これらの特徴について順番に解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

1、眼精疲労が原因で頭が痛くなる

 

 

最も発生率が高かったのは、眼精疲労による頭痛です。

 

 

眼精疲労といっても、いくつかパターンがありました。それがこちらです。

 

 

 

 

①視界の中の一部が極端に目立つことで、気になって疲れる

 

 

②理由もなく片方の目だけが疲れる

 

 

③パソコンが原因

 

 

 

③以外は意味がわからないと思います。なので解説します。

 

 

 

①視界の中の一部が極端に目立つことで、気になって疲れる

 

 

これは上手く説明できないのですが、視界の片方に、「周囲の風景から浮く物」があると目が疲れます。

 

 

 

「浮く」というのは、例えば、「周囲に比べて極端にサイズが違う」、「周囲に比べて極端に光が強い」等です。

 

 

 

こういう物が視界に入ると、気になって目が疲れます。

 

 

 

それがキッカケで頭痛に発展します。

 

 

 

目立つ物が視界の中央にあるならいいのですが、右か左どちらか一方にあると目が疲れるのです。

 

 

 

 

分かりにくいので、テーブルの画像で説明します。

 

 

 

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普通食事中は、料理、人、風景全体をまんべんなく見ます。

 

 

 

でもこの画像は、ロウソクの光が周囲より目立っています。

 

 

 

全体を見たいのに、このように一点の主張が強すぎると、そこばかり気になって疲れるのです。

 

 

 

見ないようにしても、目立つので気になります。

 

 

 

気になる物が視界の中心にある場合はまだ良いのですが、中心からズレて左右のどちらかに寄っていると、物が置いてある側の目が疲れるのです。

 

 

 

※位置によって影響力が違って、ロウソクを正面に置いて、それを真っ直ぐ見るのであれは大丈夫です。

 

 

 

ロウソクが置いてある側の目が気になって、だんだん疲れ、目の奥が痛くなり、最後に頭が痛くなる・・・という過程を辿ります。

 

 

 

反対側にロウソクが置いてあったら反対側が痛くなります。

 

 

 

 

このような頭痛は厄介です。

 

 

 

 

例えば、居酒屋など、照明が暗めの飲食店がしんどいです。

 

 

 

頭が痛くなりやすい場所を避ける為に、席を替わってもらうこともありました。その度に説明をするのですが、他の人は平気みたいで、誰にも理解してもらえませんでした。

 

 

 

 

②理由もなく片方の目だけが疲れる

 

 

理由がハッキリしていた①と違い、なんの前触れも理由もなく、何故か右目と左目どちらか一方の目が、理由もなくやたらと疲れることがありました。

 

 

それが酷くなって、やがて、その疲れた目の側の頭が痛くなります。

 

 

これも人に理解されませんでした。

 

 

 

自分でもなんでそうなるのか分かりませんでした。

 

 

気が付いたら、片方の目が反対側の目に比べてやたらと疲れているのです。

 

 

片目の奥が重く冷たいような感覚や、片目だけを酷使している感じもします。

 

 

「なんで片方だけなんだ?」と思っていました。

 

 

こんな時、なんとか痛みを和らげたくて、「疲れていない反対側の目を使おう」と思うのですが、右目と左目のコントロールが上手くできません。

 

 

バランスがとれないので、疲れた方の目はどんどん疲れていきます。

 

 

両目を同じバランスで使いたいのですが、どうやったらそれができるのか感覚的にわからないのです。

 

 

同じ眼精疲労でも①の視界の中の一部が極端に目立つことで、気になって疲れる頭痛の場合は、疲労の原因や気になる原因となる「対象」に気をつけていれば防ぐこともできます。

 

 

ですが、「特に何もないのに、片目だけ異様に疲れる」という現象は、理由がわからないので防ぎようがありませんでした。

 

 

いつ起こるかもわかりません。

 

 

おまけに、この頭痛は薬を飲まないと、おかしくなった目も頭も治りません。

 

 

 

 

③パソコンが原因

 

 

これが一番人に理解してもらいやすい原因です。

 

 

パソコンをして光を浴び続けると、両目が痛くなり頭痛へと発展します。

 

 

疲労の初期の段階でパソコンを止めれば回復しますが、しばらく何の対処もしなかったら、目の奥が痛くなり、電気や太陽の光、全ての光が見れない程痛くなります。

 

 

その次に頭が痛くなるのですが、ほとんどの場合、頭が痛くなる一歩手前でパソコンを止めます。

 

 

引き際を誤らなければ頭痛には発展しないので、このタイプの目の疲れが一番楽です。

 

 

目を開けていられない程痛くなるので、頭痛に発展するまでにパソコンを止めてしまうことの方が多いです。

 

 

でも、ここまでくると、暗くして休むしかありません。目がダメージを受けているようで、パソコン以外のちょっとの光も見ることができなくなります。

 

 

少しでも光がある限り目が回復しないので、アイマスクをするか、カーテンを閉めて、布団をかぶって数時間目を休めます(電気はもちろん、窓から差し込むわずかな光や、目をつぶって目蓋から透けて見える光でも痛いので)。

 

 

 

(追記)目が痛くなるの原因は、パソコンの「LED」バックライトに多く含まれる「ブルーライト」でした。目だけでなく脳にもダメージを与えるので深刻です。

 

詳しくは以下の記事をお読み下さい。

 

 

 

LEDの安全性は疑わしい。ブルーライトで目の奥や頭が痛くなる理由

 

 

肌の対策まで必要?ブルーライトの生体への影響は深刻だった

 

 

 

「LED」や「ブルーライト」が何か分からない方は、こちらの記事からお読み下さい。

 

 

ブルーライトとLEDについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

以上が「1、眼精疲労が原因で頭が痛くなる」の3つのパターンです。

 

 

 

続いて、眼精疲労以外が原因で起こる頭痛について説明します。

 

 

 

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神経を使う事が原因で頭痛になる

 

 

②の「神経を使ったり、緊張する事が原因で起こる頭痛」は、たまに起こる頭痛です。

 

 

これは「原因となる、気を使うような事象」がなければ起きないので、頻度は当然、その事象があるかないかによって左右されます。

 

 

新しい事にチャレンジした日によく起こっていました。

 

 

自分ではそんなに神経を使った実感はないのですが、知らないうちに緊張していたのかもしれません。

 

 

また、楽しい事でも、旅行など環境が変わった時によくなっていました。

 

 

 

「現在、半年に1回くらいまで頭痛の回数が減った」と言いましたが、起きるのはこのタイプの頭痛がほとんどです。

 

 

 

 

睡眠不足が原因で頭痛になる

 

 

③の「睡眠不足による頭痛」ですが、私は数年前まで、睡眠時間が7時間を下回ると、90%の確率で頭痛が起きていました。

 

 

今は体力がついたせいか、睡眠不足で頭が痛くなる事はありません。

 

 

例え睡眠不足で頭が痛くなったとしても、これも睡眠時間をコントロールすれば済む話なので防ぐことはできます。

 

 

 

原因不明の頭痛

 

 

④の「原因不明の頭痛」ですが、これは本当に原因がわからないので分析のしようがありません。

 

 

「朝起きてすでに片側が痛い」という意味不明なものがありました。

 

 

しかし、原因不明の頭痛は頻度が少ないです。

 

 

 

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解決策は頭痛薬だった

 

 

 

以前は、頭痛がいつ起きるかわからないので、心配で「頭痛薬」を常に持っていました。

 

 

 

頭痛が起こった時は、頭痛薬を飲むか、寝るかしないと、痛みが止まりません。

 

 

 

放置すると吐き気がするので、飲まないという選択肢はありませんでした。好きとか嫌いとか言っていられなかったのです。

 

 

 

ただし、薬の効きが弱くなるのが怖かったので、「頭痛薬は、基本一ヶ月に一錠まで」と、ルールを決めていました。

 

 

私の祖母も頭痛持ちなのですが、薬の飲みすぎで、薬の種類によっては効かないのです。

 

 

祖母は子供の頃から体が弱く、ひどい頭痛持ちで、学校の帰りによく吐いていたそうです。

 

 

大人になってからもそんな症状は続き、薬を常用するようになりました。その結果、頭痛薬がほとんど効かなくなったそうです。

 

 

私がよく飲んでいたバファリンは「効果がない」と言っていました。

 

 

 

私と祖母の体質はとてもよく似ていると、祖母は言っています。

 

 

ということは、同じ事をすれば、私もそうなる可能性があります。

 

 

ちなみに父親も、祖母譲りなのか、若いときは頭痛が頻繁に起きていたと言います。

 

 

私は恐くなりました。

 

 

頭痛がしんどくても、薬があるからなんとかやっていけるのです。ですが、その薬が効かなくなる事を考えると・・・

 

 

そういうわけなので、私はどんなにしんどくても、頭痛薬はなるべく飲まないようにしてしました。

 

 

飲むか飲まないかの基準は「吐き気を伴うかどうか」です。気分が悪くなるまで、いけるところまで耐えました。

 

 

薬を我慢する時は、横になれるのであれば、寝て治していました。それしか治す方法はありませんでした。

 

 

だから、薬も我慢しなきゃいけない、横にもなれない時は、本当にしんどかったです。

 

 

ですが、外出先で酷い頭痛になった場合は、例外で、2回以上薬を飲むこともありました。

 

 

飲んだらその場は楽になりますが、「いずれ効かなくなるのでは」と思うと心配でした。

 

 

だから、一ヶ月に何度も頭痛が来ないように・・・、

 

 

そんなことばかり考えていました。

 

 

頭痛がほとんど起きなくなった今から考えると、以前は本当に不自由でした。

 

 

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慢性的な頭痛が無くなった

 

 

冒頭でも言いましたが、子供の頃から頻繁に起こっていた頭痛ですが、今は数ヶ月~半年に1回くらいしか起こらなくなりました。

 

 

頭痛専門外来に行ったわけではありません。

 

 

数年前から、少しずつ頭痛の起きる回数が減っていきました。

 

 

何故そうなったかというと、糖質制限・・・ではありません。治ったのは別の理由です。

 

 

私が糖質制限を始める前に、すでに頭痛の事を忘れるくらい起きなくなっていました。

 

 

一発で治ったのではなく、2年くらいかけてジワジワと治っていった感じです。

 

 

ある時、「この前頭痛薬を飲んだのは、半年前だ」と、減っていない頭痛薬を見て思ったのです。

 

 

正直言って、治るとは思っていませんでしたし、一生付き合っていくと思っていました。

 

 

でも、頭痛の心配から開放されました。

 

 

次回は、その理由についてお話します。

 

 

 

目と脳は密接に関係している。慢性的な頭痛の原因と、それが改善した理由とはへ続く

 

 

 

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人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【後編】

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【後編】

人間の食性が何であるかを考える時、多くの人は、人類の歴史を語り、人間が進化して現在の食性になったことを説明します。

 

 

ですが、前回はあえて、そもそも進化はあるのか?という視点で、チンパンジーが猛獣で人間とかけ離れている事、生物は生きるために必要な能力を最初から備えている事についてお話しました。

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

この記事を読んで、少しでも「進化論」に興味を持っていただければと思います。

 

 

 

ここで、「進化論」について基本的な事を。

 

『wikipedia 進化論』より引用

 

進化論(しんかろん、英: evolution theory)とは、生物が進化したものだとする提唱、あるいは進化に関する様々な研究や議論のことである。

 

生物は不変のものではなく長期間かけて次第に変化してきた、という仮説(学説)に基づいて、現在見られる様々な生物は全てその過程のなかで生まれてきたとする説明や理論群である。

 

進化が起こっているということを認める判断と、進化のメカニズムを説明する理論という2つの意味がある。

 

なお、生物学における「進化」は純粋に「変化」を意味するものであって「進歩」を意味せず、価値判断について中立的である。

 

進化は実証の難しい現象であるが(現代では)生物学のあらゆる分野から進化を裏付ける証拠が提出されている (詳細は、進化の項目も参照のこと)。

 

初期の進化論は、ダーウィンの仮説に見られるように、画期的ではあったが、事実かどうか検証するのに必要な証拠が十分に無いままに主張されていた面もあった。だが、その後の議論の中で進化論は揉まれて改良されつつある。

 

現代的な進化論は単一の理論ではない。それは適応、種分化、遺伝的浮動など進化の様々な現象を説明し予測する多くの理論の総称である。現代の進化理論では、「生物の遺伝的形質が世代を経る中で変化していく現象」だと考えられている。

 

時間をかけて変化をし、その変化の中で現在の生物が生まれた・・・という理論が「進化論」です。

 

ですが、その進化の途中の変形中の化石は、残念ながら見つかっていないのです。

 

 

もし本当に進化という現象があって、例えば、[A]という生物が[C]という生物に変わったのなら、その間の[B]という生物が存在していたはずです。そして、存在していた事を証明する化石が見つかるはずです。

 

しかし、あるはずの[B]の化石が見つかってないのです。つまり、[B]は存在していなかったということです。

 

 

[A] → [B] → [C]

 

 

従って、[A]が[C]になる為には、いきなり大規模な変化をしなければなりません。

 

 

[A]という生物が、[B]という生物をすっ飛ばして、[C]という生物に突然変異したのだとしたら、[A]が[C]を出産するということになります。でも、普通に考えて、それはありえません。

 

 

同じ種の奇形を生むことはあっても、全く違う種を生むことは無理でしょう。

 

 

例えば、「普通のメダカ」が、「だるまメダカ」や「アルビノメダカ」を生むことはあるかもしれませんが、「普通のメダカ」が「グッピー」を生むことはありません。

 

 

もっと言えば、一匹だけ「だるまメダカ」がいても、「普通のメダカ」の多い水槽の中に入れれば、その特徴が安定して受け継がれる可能性は薄いでしょう。

 

 

生物が変化するという「進化論」は、ちょっと考えたら穴が見つかるのですが、ほとんどの人は「おかしい」とは考えないようです。

 

次は、その理由について、思いつくことをお話します。

 

おそらく、「進化論」を当然のものとして受け入れ、否定しないのは、宗教っぽくなるからです。

 

 

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進化論 VS 創造論

 

 

「進化論は信じない」・・・となると、もう1つの有名な説である「創造論」が浮上してきます。それを信じる気も起きません。

 

 

 

多くの人が「進化論」を否定できないのは、それをしてしまうと、「創造論」を信じているみたいに言われるので嫌なのだと思います。

 

 

だから「進化論」に対して「本当にそうなのだろうか」、「おかしいな」と思ったとしても、あえて触れないか、選ぶとしたら、消去法で残った「進化論」に落ち着くのだろうと思います。

 

「創造論」を信じる者は思考停止しているみたいですし、「進化論」の方を支持している方が論理的な感じがしますから。しかし、「創造論」が信じられないから、「進化論」が正しいと決めつけて疑わないのもまた、同じく思考停止です。

 

 

私はどちらも信じていません。だから、「創造論」か「進化論」か・・・と、どっちか1つに迫られるのが嫌です。

 

 

別に、片方が嘘っぽくて信じられないからといって、もう片方を無理矢理信じる必要はないと思います。わからないなら、わからないでいいんじゃないでしょうか。「否定するなら、代替を出せ」と思われるでしょうか、これは会議ではありません。真実を求める時に、答えを無理矢理求めるのは愚の骨頂です。

 

 

だから、私はどちらも支持していませんが、「生物は最初から今の形をしていた」、「何故かはわからないけど、人間も最初から人間だった」という考えです。何論を信じているというわけではありません。

 

 

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今のところ支持できる説はない

 

 

「人類の起源」について、進化以外の説が以下です。さすがに普通の日本人は、これらの説には納得しないでしょう。

 

 

■人間は創造主が造った

■人間は宇宙人が造った

 

 

「進化論」を否定すると、とたんに宗教的、SFちっくな話になってしまいます。これはこれで信憑性に欠けます。「進化論」を支持したくなる気持ちはわからなくもありません。

 

私は、「進化論」は嘘っぽいなと思いますが、かといって、人間は未知の存在が創ったとも思えません。

 

 

「人間の祖先と、チンパンジーの祖先は同じ」ということになっていますが、仮にその祖先が、人間に進化できたとします。でも、そうなった場合、人間になった時に「元々備えていた身体能力」は一体どこへ行ってしまったのでしょう。

 

「人間の祖先」が「チンパンジーの祖先」と同じなら、また、野生の中で生きていたなら、相応の身体能力があったはずですが、それが人間には残っていません。わざわざ弱小に進化したのでしょうか。現在の人間は、アスリートがそれぞれの得意分野で野生動物に挑んでも勝つのは難しいと思います。

 

ここまで弱くなったとしたら、進化ではなく退化です。わざわざ弱く変わったの?と思ってしまいます。

 

もし意図的に生物を創る場合、製作者はもっと能力の高い動物を創ると思いませんか?知能も高い、身体能力も高い、生物を創るはずです。なんでわざわざ、身体能力を弱くしたのか意味がわかりません。創れるのであれば、体力だけでなく、それこそ、肉も植物も消化できる内臓にだってできるはずです。

 

 

このような理由から、どちらも否定したら元も子もないですが、私はどちらも肯定する気にはなれません。進化したという説も、創ったという説も、信じていません。

 

 

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人間の体にある「退化した」と思われる痕跡

 

 

人間の身体能力が、何故劣っているのか、これは退化じゃないのか・・・と書いたのでついでに言わせていただきます。疑わしい面もある「進化論」ですが、反面、信憑性がある部分もあります。それが「退化」です。

 

 

「進化」や「退化」が本当にあると思ってしまう理由の一つに、まれに「退化と思われる痕跡」が体に見られることです。

 

 

以前、産まれつき、小さい尻尾のようなものが生えている人がテレビで紹介されていました。そこで、「人間がサルだった時の名残だ」とか、「人間は尻尾が退化した」と言われると、妙に納得してしまいます。

 

 

それを見て、退化してる、ということは進化もある、生き物は変わっているんだと思ってしまうのです。

 

 

尻尾は生ではお目にかかれないレアなケースです。しかし、「退化」を感じさせる現象はこれだけではありません。わりと簡単に見ることができます。

 

 

●顔が細くなっている

例えば「最近の若い人は硬いものを噛まなくなった事で顎が細くなった」というのも、「退化」に信憑性をもたせる話の一つです。実際、昔の日本人の映像を見ると、顎まわりがガッチリしています。とくに最近の役者が時代劇の格好をすると、顎が細すぎて少し違和感を感じます。

 

(追記)これについては、「退化」ではなく「栄養失調」の影響でした。妊娠中の母親が栄養不足だと、生まれてくる子供の上顎の横幅が上手く成長しないことがあります。栄養の中でも特に「鉄」が必要なのですが、現代の女性は鉄不足です。詳しくは以下をご覧下さい。

 

子供の歯並びが悪くなる真の原因。骨格的な不正咬合の予防は母親にかかっている

 

骨格が原因の鼻詰まりは子供の時の成長で決まる。口呼吸が招く脳への悪影響

 

何故、現代人の顔は細いのか?子供の骨格が正常に成長する為に必要な条件とは

 

 

●脚が長くなっている

「最近の日本人の足が長くなった」という説ですが、これについては私は、食や退化というより、「お行儀をしなくても良くなった事」が大きいと思います。あれは相当体を圧迫する行為なので、開放されたら、足も成長しやすくなるのではないかと思います。機械があるので、昔ほど重いものを持つことも減ったので、成長しやすいかもしれません。

 

 

●足の小指の関節が減る

日本人は「足の小指の関節」が一つ足りない人が多いそうですが、これも「退化」を連想させる身近な例です。

 

 

果たしてこれらを「退化」と呼べるのかはわかりませんが、この程度の変化はあるようです。でも「種の壁」を越える程の変化ではありません。

 

「退化」したと言われる部分を見ると、「我々動物は変化していくものだ」という気になります。また、「退化」があるのなら「進化」だってあるだろうとも思います。だから霊長類が人間になったと思ってしまうのです。

 

 

進化論は嘘のような気もするし、本当のような気もしてきます。もしかしたら、半分が嘘で半分が本当なのかもしれません。

 

 

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進化論を疑う最大の理由

 

 

2回にわたって、「食性」の話から、「進化論が本当かどうか」について考えてみました。

 

 

「人類の進化」を前提に「食性」や「体の構造」を語るケースがほとんどですが、

 

 

進化自体が怪しいのだから、かなり信憑性が低い・・・と考える人が増えたら、面白いのではないかと思います。

 

 

ただ、世間の常識となっている「進化論」を疑えば、「トンデモ論」扱いになるので、普通の頭の良い人は言い辛いかもしれません。

 

私がそれでも疑うのは、世間一般で信じられている歴史が、インチキではないかと思う事が度々あるからです。

 

 

古代の遺跡が発見されて、注目が集まった時に、誰が見ても人工の形跡があるにも関わらず、専門家が「これは自然に出来たものです」と言い張る事があります。

 

 

私は素人ですから、以前は、「ああ自然のものか...」と専門家の言う通り思っていました。ですが、そういう事が何度も続くと、専門家の言う事が段々胡散臭く思えてきます。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

歴史に嘘が多いという事は、進化論が嘘だったとしても不思議ではないです。従って、納得のいかない事を無理矢理納得するべきではありません。

 

 

そして、このような事は歴史だけではありません。

 

 

「動物性の食材は消化に悪くて、植物性の食材は消化に良い」という説だって、真実は間逆です。

 

 

なのに、頑なに変えようとしません。「食べたものを実際に吐いて、消化具合を確認する」という、極めて単純な実験すらせずに、「胃が悪い時は消化に良いお粥を食べましょう」等と言うわけです。

 

 

同じように進化論を語る専門家の中に、そういう人がいても不思議ではありません。

 

 

そういうわけなので、私は進化論をベースにしたお話をする事はありません。「進化論は真実である」と納得できる説に巡り合えれば話は別ですが。

 

 

チンパンジーを参考にしてはいけないと思うのは、進化がないとしたら、人間がチンパンジーと親戚じゃないこともあるからです。

 

全く違う動物を参考にしても意味がありません。

 

 

人間がどうやって誕生したかは私にもわかりません。ですが消去法で、現段階では、「人間は最初から人間で、最初から今と同じだった。動物食性だった」と考えています。

 

 

「進化論を否定するなら別の説を出せ」と言われれば、出せません。真相がわからないからです。ですが、進化論は仮説であるということだけは強調しておきます。

 

 

結論を焦る必要はありません。慎重に考えていけばいいのです。

 

 

(追記)この話の続編はこちらです。

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

 

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人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

私は、健康的な食事を求めるなら、知識として「人間の食性」を知っておくことは重要だと考えています。付け加えるなら、「バランスの良い食事」よりも、「人間本来の食性に合った食事」の方が理に適っていると思っています。

 

そう考える理由は、人間の視点から見て「偏っている」様に見えても、体の構造に沿った燃料を利用する方が、体に余計な負荷がかからず、健康を維持できるはずだからです。

 

よくわからないマシンを「これまで大丈夫だったから」等と言って、適当に使っていたら、意図せず壊してしまうでしょう。何がダメで、何が大丈夫なのか・・・普通に考えると、マシンの仕様を的確に理解して使っている人の方が、物を長持ちさせる事ができます。

 

例えばですが、私は車に乗らないので車に関する知識が0です。だから、「レギュラー」、「ハイオク」、「軽油」の違いを知りません。どの車にどんな燃料を入れたらいいのかわかりません。

 

そこで、車の構造を無視して、「バランスが大事だ」と言って、これらの燃料を満遍なく混ぜて入れたらどうでしょうか?

 

 

 

バカですね。

 

 

さらに、「天ぷら油」や、「灯油」を入れたらどうでしょうか?車は大丈夫でしょうか?

でも、偏ってないからバランスは良いですよ。

 

 

でも、車について知っている人がその現場を見たら、間違いなく止めるでしょう。

 

 

それは何故か・・・

 

 

バランスが良くても壊れるからです。車がそのように出来ていないからです。

 

 

これは例え話なので、さすがに「天ぷら油」や「灯油」は入れません。ですが、運転しない私にとって「レギュラー」、「ハイオク」、「軽油」は同じようなものです。偏って入れる意味がわかりません。

 

 

ここで、考えてみて下さい。「何事もバランスが大事」と言われていますが、そうでもないことに気が付きませんか?

 

 

偏っていてもいいんです。仕様通りであれば。逆にバランスを取っていても、それが設計者にとって想定の範囲外の扱い方であれば壊れる可能性があります。そして、壊れた時、仕組みがわかっていなければ、何で壊れたのかもわかりません。だから、何度でも同じ間違いを繰り返すことになります。

 

想定外の扱い方をしない為にも、仕組みや仕様を理解する事は大切なのです。この世に物理的に存在している以上、機械でも生物でも一緒です。

 

 

生物が食事をすると、体の中で化学反応が起きます。何を食べるかによって体に影響がでるのは当たり前です。

 

 

しかし、機械には「取り扱い説明書」がありますが、生き物には「取り扱い説明書」がついていません。従って、実際に体を動かして使う事は出来ますが、「何を体に入れたらいいのか」といった「仕組み」の100%の正解は誰にもわかりません。

 

大勢の人が長い時間をかけて調べていても、わからない事はたくさんあります。また、すでにわかっていると思われている一般的な知識ですら、正確ではないのです。その証拠に様々なテーマにおいて、専門家の意見が割れています。

 

それは、「人間の食性」についても言えることです。

 

人間は何でも食べるので、一般的に「雑食」という扱いになっていますが、人によって考え方がバラバラです。

 

 

例えば...

 

 

一般的には、「人間は雑食だ」と考えられています。

ベジタリアンは、「人間は草食だ」と考えています。

糖質制限実践者は、「人間は肉食だ」と考えています。

 

 

このように、「人間の食性」についての答えが「定まっていない」のが現状なのです。

 

 

そして、この部分の考えが、「何を食べるのが良いか」に反映されます。

 

 

人間は雑食だと思う→バランスよく食べた方が良いと考える

人間は草食だと思う→植物性の食品を食べた方が良いと考える

人間は肉食だと思う→動物性の食品を食べた方が良いと考える

 

 

このように、前提である「信じる食性」が違えば、当然、その答えである「何を食べるのが良いか」もバラバラになります。

 

 

「別にバラバラでも問題ないじゃないか」と思われるかもしれませんが、「食性」を間違えば、食べるものの選択を間違うので、不健康になります。だから、軽い話ではないのです。従って、真実がわからないというのは問題です。

 

ですが、こう様々な説があると、正しい答えが知りたくても、一体どれが正しいのかわからなくなってきます。

 

 

人間の場合、体の構造がどうであろうが、口に入るもの、手に入りそうなものは、こねくり回してでも食べるので、それもまた、本来の食性をよく分からなくしている原因だと思います。

 

 

人間の食性は何なのか...真相をつきとめるのはハードルが高いと言えます。

 

 

ここからは、そのハードルを高くしている、ある原因についてお話していきます。

 

 

 

「人類の食性は何か」の意見がバラバラになる原因ですが、それは元となっている「人類の歴史」に対する認識に問題があるような気がします。

 

何故なら、「人間は何食であるか」、「人間は何を食べるのが良いか」について語る人は、必ずと言っていいほど「人類の歴史」を語ります。そして、その歴史の話があるから、その後の主張が成り立っているのですが、

 

 

私に言わせれば、それが怪しいのです。

 

 

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歴史の大前提に疑問を持つ

 

 

何を食べると良いか・・・について語られる時、「人類の歴史」を1つの根拠にされます。

 

例えば、以下のような内容です。(全員が全員ではないですが、)前者が「糖質制限実践者」が主張される意見です。そして、後者は「ローフードの実践者」が主張されていました。

 

 

●700年前、人類はチンパンジーと同じ仲間で、主に果物や新芽を食べていた。その後、進化をして450万年程前には二足歩行になった。果物や新芽を食べていては競争相手が多いので、人類は草原に進出した。その後、肉食獣の食べ残しの、骨にこびりついた肉や、骨髄を食べるようになった。そしてこれらの食材から得た栄養によって脳が発達した。人間は進化して、果実食から肉食に変わったから動物性食品を食べるのが良い

 

●人類とチンパンジーは共通の祖先から枝分かれした親戚。遺伝子配列もほとんど変わらないから、チンパンジーの食事をお手本にするのが良い。(チンパンジーの食事は、果物や野菜がほとんどで、木の実や昆虫がほんの少し。場合によっては動物も食べる。そして、そういう食生活を送っているチンパンジーは、肥満やガンなどがないといわれている。)

 

 

ざっくりと書きましたが、あなたはこの2つの説を読んだ場合、どちらに信憑性を感じるでしょうか。

 

 

私はというと、糖質制限をしていて人類は肉食だと考えているから、前者・・・

 

 

ではありません。これに関しては、申し訳ないですが両方とも信憑性を感じません。

 

 

何故なら、どちらの説も、「人類はチンパンジーと共通の祖先から進化した」という大前提で語られていて、「チンパンジー」を意識しているからです。

 

 

人間は昔、〇〇だったが、進化して〇〇という能力を獲得して、〇〇になった~

 

 

・・・誰でも目にしたことがある話だと思いますが、私はこの、「進化という現象が絶対に存在している」という前提を崩さないところに違和感を感じるのです。

 

 

「食性」を語る時に、進化を持ち出す事の何が問題なのかというと、進化論を信じている人の頭の中では、生物が「変身」するわけですから、同じ生物であっても「変身前」と「変身後」では、体の仕様が変わります。「草食→肉食」みたいにです。

 

 

すると、その過程の何時頃に話の重点を置くかによって、意見が割れるわけです。「あの時は果物を食っていたんだ」とか、「いいや、ここからは肉を食っていたんだ」...とかです。

 

 

「進化がある」という前提で物事を考えてしまった場合、人類は長い時間の中でどれも経験している事になるのですから、「全ての食性」を持っていても不思議ではありません。また、そうであるからこそ、何とでも言えるわけです。

 

 

そういう発想が全て悪いとは思いません。「人類の起源」の真相はわかっていないのですから。私が問題だと思うのは、そこに「進化はないかもしれない」という発想が全くない事です。

 

 

「食性」について調べていくと、進化論を前提に人体について語られている場面に遭遇します。本来なら、情報を発信する側も、受け取る側も、「進化論という仮説」の上に成り立っている事を忘れてはいけないのですが、多くの人は、その意識が薄いのです。文脈から、「進化を疑っている」形跡は微塵もありません。

 

 

進化が嘘か本当か・・・誰も気にならないのでしょうか。

 

 

私は気になります。「進化論」も所詮、仮説に過ぎないからです。また、医療や栄養の分野では、いい加減な説が、一般論として通っています。だから「進化論」が事実ではなくても、別に驚きません。

 

 

私は糖質制限の他の理論は、かなり整合性があると思っているのですが、進化論を前提に語られたところに関しては、糖質制限実践者だろうが、何者だろうが、納得ができません。首をかしげたくなります。

 

 

「進化論」は多くの人が信じています。そんな中で、「進化論は本当なのか?」という突っ込みを入れると、それだけで「何を言っているんだ」と思われるかもしれません。

 

避けて通りたいテーマですが、「食性」について調べる以上、必ず出てくる視点なので、「進化論」を無視するわけにはいきません。

 

「食性」を人間やチンパンジーの祖先から逆算して考える前に、そもそも「進化」があるのか、そこを追求する必要があります。

 

 

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進化論を疑ったキッカケ

 

 

なんで私が進化論に拘るのか・・・その事について、ちょっと触れておきます。

 

もうずいぶん前なのですが、「進化論はウソだ」という話をどこかでチラッと読みました。

 

 

特に興味もなかったですし、「トンデモ」だと思ったので、調べる気にもなりませんでした。嘘だと言う理由も知りません。

 

 

内容も確認しないくらいバカにしていたんですね。

 

 

しかし、「進化論はウソ」という言葉だけは頭の中に残りました。

 

 

小バカにしていた「進化論は嘘」という説でしたが、何か調べる度に、引っ掛かるようになりました。

 

私は「体を丈夫にしたい」と思っていたので、その方法を探して、食事も色々と変えてきました。なので、時期によって違いますが、「雑食だ」「草食だ」「肉食だ」・・・これら3つとも「本当だ」と思ったことがあります。

 

その都度、「その食事が正しいと思う根拠」、「他の食事が間違いだと思う根拠」を調べてきました。

 

すると、「昔の人類は〇〇だったから、〇〇を食べる方が良い」と書かれているのです。こんな感じでチラッと「進化」の話が出てくるんですね。

 

進化論を信じていた時は、そんな説を読んでも疑問に思わなかったのですが、「進化自体が嘘」という話を知った後は、どんなに力説されても、バカバカしく感じるようになったのです。

 

一度こうなると、「では何故、進化があったと思うのか」・・・そこまで説明してくれないと、納得出来ないのです。「もし「進化がない」と過程した場合、どうお考えですか」と、聞き返したくなります。

 

進化を前提として語られる歴史が、本当に正しいのなら説得力があるのですが、もし進化が嘘だった場合、言うまでもなく、その言説は崩れます。

 

ですが、今のところ、健康や食の専門家で、「進化論」まで疑っている人は見たことがありません。それだけ「進化論」は根強いと言えます。

 

誰も突っ込んでくれないので、自分で探していくしかないのかなと思っています。

 

 

というわけなので、「進化はあるのか」、「進化があるとしたら、チンパンジーの祖先と人間の祖先は、本当に同じなのか」、そして、「何故、進化論が嘘と言われているのか」について、考えてみました。

 

 

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野獣すぎるチンパンジー

 

 

まず、人間と最も近いといわれているチンパンジーが、どんな動物で、どの辺が人間と違うのか調べてみました。

 

 

「志村どうぶつ園」に出演していたパンくんを見て、チンパンジーは賢く、人間にもよくなつく可愛いイメージでしたので、「人間に近い」と言われるものわかります。

 

しかし、大人になるとどうなるかを調べると、チンパンジーは完全に猛獣でした。

 

以下を読むと、どうやったら「これらと共通の祖先」が人間に変身するのか、首をかしげたくなります。

 

 

『知ったかぶりの境界線』より引用

 

・成獣の平均握力は約300kg

・ギネス記録では怒り狂ったメスのチンパンジーが572kgの握力を記録。

・脚力 約350kg

・垂直跳び 3.5~4m

・体重45kgのチンパンジーが両手で簡単に270kgのものを持ち上げた。

・80kgの鉄板を軽々と放り投げる。

・素手で車のフロントガラスを簡単に叩き割る。

・強靭な犬歯と爪を持ち、さらに雑菌ウヨウヨ

・赤ちゃんチンパンジーを貪り食う習性があり、人間の被害も多数ある。

・大人になったチンパンジー(顔が黒い)はきわめて凶暴

人間になつくのは子供のチンパンジー(顔が肌色)まで。

 

引用元でも、「書かれていることの全てが正しいかどうか分かりませんが、」と前置きしてありますが、それにしても、人間と近いとは思えない程の猛獣ぶりです。筋力はなんと、人間の5倍だそうです。

 

頭脳ですが、「京都大学の霊長類研究所」の実験によると、子供のチンパンジーの瞬間的な記憶能力は、人間の大人よりも優れているそうです。

 

他の動物に比べると知能が発達しているので、人間に近い感じがしますが、「赤ちゃんチンパンジーを食べる」とか、「大人になると制御不能になる」様子からは、とても賢い動物にはみえません。調教次第では生涯を通して人間に忠実な犬の方が賢い気がします。

 

賢いといっても、所詮「動物にしては・・・」という範囲内での賢さです・・・。

 

 

チンパンジーは動物の中では賢くて、姿形は人間に一番似ているかもしれませんが、精神面はやっぱり野獣で、完全に別の動物です。人間の賢さとは程遠いです。これの祖先が、どうやったら人間になるのでしょうか。

 

 

何代世代交代しようと、物理的にそんな事は無理な気がします。

 

その疑問は、チンパンジーと人間に対してだけではありません。生物の進化にまつわる全てのストーリーに対しても言えることです。

 

 

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環境に適応する為に体は変わるのか?

 

 

「チンパンジーと共通の祖先から、時間をかけて人間になった」というのも怪しい話ですが、同じように、「魚が進化して、手や足が生えてきた」という話も、今となっては全く現実味がありません。

 

体が出来ていない状態で、どうやって魚が陸で生活するのでしょうか。魚の状態の時に、すこしずつ筋トレしていたら、手足が生えてきた→さぁ、陸に上がろう!とでもなったのでしょうか。

 

しかも、一匹だけ奇跡的に成功しても、同じ特徴を持つ異性がいないと、そいつの代で終了です。

 

 

1人だけ特殊な血が混じっても、ハッキリした影響が出るのは次の代か、その次の代くらいです。代を重ねる事にその特徴は薄まっていきます。クォーターの人を見ると、ほぼ日本人に見えるのがいい例です。

 

大勢で陸に上がらないと意味がないわけです。

 

それでも、もしかしたら頑張ったらできる・・と思えなくもないので、今度は逆に考えてみます。

 

 

もし地球の海面がどんどん上昇したら、陸の動物が、海の中で生活できるように変化する・・・ような気がするでしょうか?

 

 

そう考えると、ちょっと厳しいと思いませんか。

 

なんというか、感覚としてありえないのです。

 

何万年たっても、エラ呼吸出来るようになるとは思えません。溺れるのが先です。代々水泳選手の家系でも難しいと思います。

 

 

魚が陸上に、サルが人間に・・・と「他の動物が人間に近づいてくる」というのであれば、想像が出来ます。何故か「そういう変化が本当にあっても不思議ではない」と思ってしまいます。

 

ですが、その逆、「人間が何か別の動物になる」と思うと、それはありえない気がしませんか?

 

 

また、世界には、厳しい身分制度のせいで、何世代にもわたって、繰り返し繰り返し同じ仕事を強いられる人達がいます。しかし、そういう人達が、「何世代も同じ環境に晒された事で、その仕事に適したように体の形が進化した」という話は聞いた事がありません。過酷な労働で短命になるという共通点があるくらいです。

 

 

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生き物は最初から完璧である

 

 

 

子供の時から進化はあるものだとして教えられると、なんとなく「体は変化していくのかな・・・」と思ってしまいます。進化の過程の絵やCGを見せられるので、説得力もあります。

 

しかし、「進化論は嘘」という視点で考えると、ファンタジーに思えてきます。考えれば考える程「進化はありえない」気がしてきます。

 

 

そして、進化がありえないと思う理由はまだあります。

 

もし、生物が必要に迫られて、生きる為に体をカスタマイズするとなると、時間がかかるはずです。パソコンと違って、操作1つですぐに拡張できるわけではないからです。

 

もし「新しい能力を獲得できないと、環境の変化に耐える事が出来ない」としたら、少なくとも、新しい体への移行期間は生き続けることが出来ません。カスタマイズの途中で途絶えてしまいます。

 

例えば、魚が陸に上がるには、最初から体に陸で呼吸できるシステムがないと生活できません。そして、あの体では、例え陸に上がったとしても外敵にやられてしまいます。

 

人間も同じです。「チンパンジーと共通の祖先」から人間になる為には、知能が発達する必要があります。しかし、知能がない人間は弱小です。

 

祖先にどれだけの身体能力があったのかは知りませんが、人間の元なら大した身体能力ではないでしょう。だとしたら、人間の祖先が弱肉強食の野生で生きるには、道具を使える知能が最初から備わっていないと、弱すぎて生き残ることは難しいと考えられます。

 

 

時間をかけてゆっくり脳を大きくして、知恵で他の動物に勝利するまでに、他の動物に駆逐されてしまいます。人間の場合、劣っている体力をカバー出来る、他の動物を出し抜く頭脳が必要になります。最初の時点でバカだったら終わりなのです。

 

 

パワーアップするまでにやられる可能性が高いことを考えると、途中からジワジワ能力を獲得するのは現実的ではありません。生物は最初から「生き残る為に必要な機能」を備えていなければ、生きることは困難だと思います。

 

 

でも、私が言っても説得力がありません...。

 

 

なので、似たような趣旨をより具体的に説明している、ファーブル昆虫記のアンリ・ファーブルの話を紹介します。

 

 

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進化論に否定的だったファーブル

 

 

昆虫学者のアンリ・ファーブルは、自身の研究から、「生き物は、生まれたときから完璧なシステムをもっている」という事を知っていました。その上で「進化論」を否定していたようです。

 

生き物と向き合うという地道な研究をしていた人の意見なので、これを読むと「進化論は嘘だという説は正しいのではないか」という思いが強くなります。

 

 

『宇宙ゴーゴー』より引用

 

つちばちの親は、自分よりも大きなハナムグリ(こがねむしの一種)の幼虫をつかまえると、その腹側の神経中枢を針で一刺しにして、生きたまま麻痺させます。

 

それから、幼虫を地中にひきずりこみ、その腹上の決まったところに卵を一つ産みつけて、飛んでいってしまいます。

 

やがて卵からかえったつちばちの幼虫は、動けないハナムグリの幼虫の大きな身体を自分がかえったその場所から食べ始め、中へともぐりこんでいきます。あわれなハナムグリの幼虫は、食べられながら身動きもできず、生きているのです。

 

結局ハナムグリの幼虫は、皮とわずかなすじを残して食べつくされる最後のときまで生きているのですが、つちばちの幼虫はその抜け殻の中でさなぎとなり、やがて親蜂になります。

 

そこでファーブルさんは、蜂にかわってハナムグリの幼虫をしばって動けなくしたり、卵の場所を変えてみたり、途中でエサをすりかえたり、いろいろやってみます。

 

そして得た結論は、ほんの少しでもやり方を変えると、ハナムグリの幼虫は死んで腐ってしまい、つちばちの幼虫もそのエサといっしょに死んでしまう、ということでした。針の刺し方、卵を産む場所、つちばちの幼虫が動けないハナムグリの幼虫を食べていく順路など、すべてが正確に行われないと、つちばちは生きていけないのです。

 

一番最初にハナムグリの幼虫をエサに使おうと思いついた親蜂が、この手順を知らなかったり、ちょっとでもまちがえたら、このつちばちは子孫を残すことはできません。

 

この一番最初の親蜂が解剖学を心得ておらず、幼虫の集中した神経中枢節の一刺しで全身麻酔をさせられなかったら、もし卵をちがうところに産んだら、もしつちばちの幼虫が少しでもちがった順番でハナムグリの幼虫を食べていったら。それらはすべてつちばちという種の保存にとって致命的であると、ファーブルさんは述べています。

 

しかし、不思議な話です。どうして最初にこの方法を思いついた親蜂が、ハナムグリの幼虫の神経中枢の場所を知っていたのでしょうか?なぜ卵を産むちょうど良い場所を知っていたのでしょうか?仮にそれらを知っていたとしても、こんな状況は初めてのはずのつちばちの幼虫が、なぜハナムグリを殺さぬよう食べていく順番を知っていたのでしょうか?

 

ファーブルさんはこう言います。

 

「まったく、(ダーウィン主義者がよくいう)獲得された習性というのは奇妙なものである。あるひとつのことが、それができないものによって成しとげられ、同じように無能なものたちによってどんどん立派にされていった、想定するのだ。・・

 

ところが、獲得された習性の起源について、そのいろんな可能性を調べてみると、私はただ”ゼロ”という答えしか得られない。もしも生き物がその職業を(初めから)根本まで究めていなければ、もしも彼に(さらなる能力の)獲得の必要があるのなら、死ぬしかない。これは避けられないことである。。

 

・・もしも彼が知らねばならぬことをみな知っているのなら、彼は栄え、子孫を残すであろう。しかしそうすると、それは先天的本能だ。覚えることもちっとも要らず、忘れることもちっともない、時を通じて不変な本能だ。」

 

つまりつちばちは、生存のための手順を、最初の世代からとことん知り抜いていないと、どうしても次の世代を残すことはできないのです。このように生物は、すべての機能をはじめから全て与えられていないと生きていけないのです。

 

このように、ファーブルは、進化論に対して批判的だったようです。

 

 

必要な機能は始めから備わっていないと生きていけない・・・これは、「つちばち」と「ハナムグリ」の話ですが、「生物の設計」に無駄がないというのは、他の動物にも当てはまることだと思います。

 

 

ちなみに、「ジャン=アンリ・カジミール・ファーブル」は、1823年~1915年(91歳)と、結構最近の人でした。

 

 

引用元の記事では、このファーブルの話だけではなく、「進化論が間違っている」という根拠が紹介されていますので、興味のある方は是非そちらも読んでみて下さい。

 

 

後編へ続く

 

 

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