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草食系男子が増える原因は、価値観の変化でも女性の強さでもなく、生殖能力に影響を与える環境である

youtubeのトップページに、「最近の若者が草食化している」という趣旨の番組があがっていたので見てみました。

 

 

最近の10代、20代の傾向なのでしょう。

 

 

ネットでも「草食系が増えている理由」について書かれている記事は多いので、いくつか読んでみました。

 

 

しかし、どの記事を読んでも、草食化したのは、まるで、ファッションや時代の流れであるかのような分析がなされています。

 

 

あと、女性が強くなった、とかですね。

 

NAVER まとめ【解析】草食系男子|草食系男子が増加している原因を探ってみた!

 

 

 

読んでいて失笑ですよ。本当にそんな理由で納得できますか。

 

 

 

 

「ファッション」や、「考え方の多様化」で変わるのは、せいぜい「文化」や「価値観」や「生活スタイル」です。

 

 

 

「動物が生きていく為に必要な機能」は、普通その程度のことで一々変わりません。簡単に変わったら大変です。

 

 

 

もし「動物が生きていく為に必要な機能」が歪められているとしたら、何らかの大きな力が加わったと考えるのが自然ではないでしょうか。

 

 

 

これは脳や身体の異変です。

 

 

 

草食化というのは、動物の普遍性に反する現象です。

 

 

 

文化的な視点で分析するのは無理があります。

 

 

 

じゃあ、その「動物が生きていく為に必要な機能」を歪める大きな力とは何なのか、それについてお話しようと思います。

 

 

 

ちなみに、男性が「草食化」する現象は、日本だけではありません。アメリカにも同じ傾向があるそうです。

 

 

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有害物質の影響

 

 

多くの人は「草食化」に対して、「疾患」という発想がありません。

 

 

しかし、「草食化」が一部だけでなく、社会全体に蔓延しているということは、「疾患」の可能性を視野に入れて考える必要があります。

 

 

 

 

まず、以下をご覧下さい。

 

 

 

『ひだまり 今は古事記に夢中!「調味料 (アミノ酸等)」の裏に化学調味料(合成化合物)あり! 大量摂取した世代が今「草食系」と呼ばれているのはなぜ?』より引用

 

 

日本がアメリカからの添加物の輸入を大幅に緩和してから、それから生まれて育ったちょうど適齢期の若者が「草食系」と呼ばれるようになった・・・と。

 

 

 

このように、食品添加物が、「草食化」に影響している可能性があるわけです。

 

 

でも、その子が「草食系」かどうかなんて、思春期を過ぎないと分かりませんから、まさか、子供の時から食べていた食品が影響しているなどとは夢にも思いません。

 

 

 

そして、これは「食品添加物を食べている全ての国の人達」に言えることです。だから「草食化」は日本だけの傾向ではないのですね。

 

 

 

 

しかし、食品添加物の危険性は昔から指摘されていますが、状況は変わっていません。そこが問題なのです。

 

 

 

危機感が0です。

 

 

 

一応、危険性について訴えている人はいますが、それを打ち消す意見も存在し、情報を受け取る側は、どちらを信じたらいいのか分からなくなります。

 

 

それに、気をつけようと思っても、種類が多すぎて全てを避けるのは困難です。忙しいのに、そこまで細かい事を気にしていられないのです。

 

 

だからみんな諦めて、

 

 

 

 

ちょっとしか食べていないし、

 

みんな食べているし、

 

何も起きていないし、

 

自分の周りの人は大丈夫だし、

 

 

 

 

・・・そう軽く考えるようになります。「少ししか食べていないから問題ない」と思っている人が一番危険です。

 

 

ダメージが蓄積することを考えていないからです。

 

 

なので、ほんとうに少しなのかどうかよく考えた方が良いです。

 

 

 

 

ただし、上の引用元だけでは、本当に「食品添加物」が原因なのかはわかりません。他にも危険な物質はあるからです。

 

 

 

生殖能力に悪い影響を与える物質は、例えば「糖質」や「遺伝子組み換え食品」です。

 

「糖質」については、以前、「女性の卵子が糖化する」という記事を書きました。

 

 

卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる

 

 

また、有害物質は食品だけとは限りません。

 

 

安心・安全が大好きな日本!でも何故か「健康を損ねる物質」への規制だけは甘い

 

 

 

 

私達は、これらをまとめて毎日浴びているわけですから、どんな問題が起きても不思議ではありませんし、問題が起きても何が原因だったかを特定するのは難しいです。

 

 

 

 

なので、せめて、何がどんな悪影響を与えるかぐらいは一通り頭に入れておいて下さい。

 

 

 

ここからは、「食品添加物」と「遺伝子組み換え食品」が生殖能力に与える影響についてお話します。

 

 

 

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食品添加物が生殖能力に与える影響

 

 

 

一説によると、日本人の添加物摂取量は一日10gだそうです。小さじ2杯です。

 

 

年間3kg~4kgです。砂糖3~4袋ですね。

 

 

 

もちろん個人差はあります。「コンビニ弁当ばかり食べる人」と「手料理を食べる人」の摂取量は違います。

 

 

 

 

しかし、残念ながら、

 

 

 

「手作りの家庭料理を食べる人」でも、一日あたり50種類程の食品添加物を摂っているそうです。

 

 

 

「コンビニ好きの独身男性」の場合だと、3食合計で、最低90種類以上の食品添加物を摂っているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「食品添加物」を食べている量を確認したところで、次はお待ちかね、「これらを食べるとどうなるか」についてです。

 

 

 

愛詩tel shig 【マジ!?】20代男子60人中58人が奇形精子保有者!その原因とは?』より引用

 

 

あなたは「奇形精子」という言葉を聞いた事がありますか?

 

 

 

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(中略)

 

 

 

実はごく普通に生活している大多数の若者が、この奇形精子保有者なのです。

 

 

(中略)

 

 

精神科医・銀谷翠先生によると、不妊学会発表のデーターで

 

『大阪府在住、平均年齢21歳の男子大学生60人中、正常精子保有者が2名、

 

残りの58人の精子が、双頭精子、尾が折れ曲がった精子、巨大精子set..

 

などの「奇形精子」だった』と発表されています。

 

 

 

このように、はっきり形に表れると衝撃的ではないでしょうか。

 

 

でも、健康に関心があって、常に危機感を抱いている人であれば、「まあ、そうでしょうね」といった反応だと思います。

 

 

 

原因調査をしたところ、奇形精子保有者58名中48名がカップ麺やハンバーガーを常食としていたという「食生活の偏り」に行き着いたそうです。

 

 

 

ここでは、カップ麺やハンバーガー等、「いかにも」食品添加物が含まれていそうな食品を食べている事が悪いかのように書かれています。

 

 

ですが、58名中、カップ麺やハンバーガーを常食していたのが48名と言うことは、残りの10名は手料理を食べていたかもしれないのです。

 

 

それにも関わらず奇形精子なら、怖い事です。

 

 

つまり、先ほど紹介した記事にもあったように、「手作りの家庭料理」を食べていても、調味料や漬物などに添加物は入っていますから、その量でもアウトということになります。

 

 

ジャンクフードばかり叩いている場合ではありません。

 

 

もう一度まとめますと、

 

 

 

 

  • 「家庭料理を食べる主婦」でも一日約50種類の食品添加物を摂取

 

 

  • 「コンビニ弁当大好き独身男性」では一日約90種類の食品添加物を摂取

 

 

 

50歩100歩の世界を地でいくような話となっています。

 

 

 

また、商品によっては、パッケージでは無添加を謳っていながら、食品添加物が入っていることがあるので、気付かずに買ってしまう事もあります。

 

 

「手作りの家庭料理」を食べているのにも関わらず、これだけの食品添加物をとってしまう社会環境は問題でしょう。

 

 

気をつけても避けられないなら、面倒くさいことはしたくない。50も100も同じだと諦めてしまう主婦も多いと思います。

 

 

「コンビニ弁当」より、「手作りの料理」が良いですし、避けないより、避けた方が良いですが、所詮、多いか少ないかの差で、どちらにせよ私達は、添加物を避けることは難しいのです。

 

 

続いて、添加物の現状についてです。

 

 

様々な国が認定している添加物の数を見てみましょう。

 

 

アメリカ:133品

 

ドイツ : 64品

 

フランス: 32品

 

イギリス: 21品

 

 

そして日本はなんと1000品前後、まさにザル状態!なのです。

 

 

これは有名な話ですね。もう何年も前から問題になっていますが、全く変わっていません。

 

 

変えるつもりが無いとしか思えません。

 

 

 

そして、体に悪いのは「食品添加物」だけではありません。「遺伝子組み換え食品」も負けてはいません。

 

 

これは「食品添加物」よりたちが悪くて、表示義務のないものなどがあり、入っている事に気づかずに買う人が多いのです。

 

 

 

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遺伝子組み換え食品が生殖器に与える影響

 

 

「ブドウ糖果糖液糖」など、様々な形で私達の体に入ってくる「遺伝子組み換え食品」ですが、こちらも生殖機能に影響があります。

 

 

 

『フレンズ歯科クリニック キシリトールは遺伝子組み換え食品』より引用

 

 

遺伝子組み換え食品と生殖の問題そして仔体の死

 

 

遺伝子組み換えの大豆で餌付けされた母ラットから生まれた子供の半数は3週間以内に死亡します。遺伝子組み換えの大豆で餌付けされた齧歯動物の卵巣、子宮、睾丸、そして若い精子の細胞までもが変化します。

 

 

親マウスが遺伝子組み換え大豆で餌付けされていると、マウスの胚はいままでとは全く違うように機能していきます。

 

 

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遺伝子組み換えトウモロコシで餌付けされると、生殖機能に問題が起き、仔マウスは通常より小さくなります。

 

 

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遺伝子組み換え大豆で餌付けされたハムスターは3世代先になると、ほとんど子供を産むことが出来なくなり、産んでも死産に苦しんだり、その子供の口腔内には毛が生えてきたりします。

 

 

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遺伝子組み換え大豆で餌付けされたメスのラットから生まれた子供の半数以上は死亡するが、非遺伝子組み換えの大豆を餌付けされたコントロール群では死亡率は10%です。

 

 

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遺伝子組み換え大豆で育てられたラットの睾丸は、非遺伝子組み換え大豆で育てられたラットのものと比べより赤黒く形状が大きく異なった細胞となっている。

 

 

 

一応、動物の体に起こった現象ですが、無視できない問題です。

 

 

 

私達が普段「少しだ」、「大したことない」と思っているものが、実は、健康に大きな影響を与えていたのです。

 

 

そして、不妊になるのは、マウスだけではありません。

 

 

こちらは実験室ではなく現場の話なので信憑性が高いと言えます。

 

 

BT作物は不妊や疾患や死亡に関連している

 

 

インドでは、何千頭ものバッファロー、羊、ヤギが収穫を終えたBTトウモロコシ畑の牧草を食べて死亡しました。(それらは、病気になったり、生殖の問題を抱えていました)

 

 

ヨーロッパやアジアの生産者は水牛や牛、ニワトリなどがBTコーン種群を食べて死亡したと言っています。

 

 

20件以上のアメリカの生産者がBTコーン種群による不妊が豚や牛に広がっていると報告しています。

 

 

フィリピンでは少なくとも5つの村で、BTコーン種群の受粉がなされ健康被害が出ています。

 

 

 

この手の話はたくさんありますが、一般的にあまり認知されていません。

 

 

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有害物質が多すぎて原因が分かりにくくなっている

 

 

糖質、食品添加物、遺伝子組み換え食品・・・他にも色々ありますが、私達は、好むと好まざるとに関わらず、多くの有害物質を浴びています。

 

 

ここが一番問題です。

 

 

長い時間をかけて、少しずつ様々なものを浴びているので、症状が出た時、何が原因か分かりにくくになっています。

 

 

特定が難しいので、どれも悪者にできないというわけです。

 

 

 

確かなのは、以下の事実です。

 

 

 

  • 複数の有害物質を浴びている

 

  • 「草食系」の人達が各国で現れている

 

  • 「草食系」の人達が現代に増えている

 

 

 

これは世界規模の異変です。

 

 

「食品添加物」や「遺伝子組み換え食品」や「糖質」が生殖機能に悪影響を与えるというのは分かっているのに、そこは改善されません。

 

 

男か女かわからない中世的な人がカッコイイとか、草食系が流行っているとか、生き方の多様性だとか、真相を誤魔化すような追究が多いのです。

 

 

特に酷いのは、女性が強くなったから「草食系」が増えたという発想です。

 

 

 

 

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男性の草食化と女性の性格は関係ない

 

 

 

  • 女性が強いから、男性に女性的な特徴が表れる

 

 

  • 男性が弱いから、女性に男性的な特徴が表れる

 

 

 

 

どちらか片方の性別の性格が“らしく”なかったら、バランスを取って、もう一方の性別の性格や身体が逆転する・・・

 

 

 

そんなシーソーみたいな事は起こりません。

 

 

 

一応、魚の世界には「性転換魚」というのがいますが、あれは「最初からそういう生物」です。人間とは体の構造が違うのです。

 

 

しかも、本当に性別がキチンと逆転して、繁殖もできます。そこまでできて初めて「逆転」できると言えます。

 

 

 

女性が強いから、男性が女性的になる・・・一見、納得してしまいそうですが、性転換の仕組みを持ち合わせていない人間において、魚のような現象が起きるとは考えにくいです。

 

 

 

それよりも、男性も女性も同じ悪い環境の中に晒された事によって、本来特徴がハッキリするはずのものが、正常に機能しなくなったと考えた方が筋が通ります。

 

 

 

そもそも、「現代女性が強くて、昔の女が弱い」という概念自体が間違いです。

 

 

ハッキリ言って、昔の女性の方が強いです(健康かどうかは別として)。

 

 

 

昔の女性は米俵を担いだり、家事と農業を両方こなすなど、重労働はもちろんですが、山道を1人で歩いたり、グロい虫を素手でつかんだりと、何かにつけてパワフルです。戦争中も耐え忍んでいますしね。

 

 

 

人間関係も過酷です。

 

 

昔の姑の嫁イジメの話を聞くと、人権なんてあったもんじゃありません。イジメる方もイジメる方ですが、我慢する方も我慢する方です。現代女性ならうつやストレスで精神科に通っているレベルです。

 

 

 

昔の日本女性に変な幻想を抱いている人は多いですが、現実は違います。

 

 

私が祖母世代の若い頃の話を聞いた限りでは、明治~昭和10年代生まれの女性はキツいですよ。「人権」という概念がある現代女性の方が優しいです。

 

 

 

なんというか、昔の女性は、神経の図太さが違います。

 

 

 

現代女性は、自己主張はしますが繊細です。

 

 

男女平等が一般的なので、女性は昔より自己主張していますが、それは、女性本人の強さではなく、女性を取り巻く環境が強くなっただけです。

 

 

平和な日本だと実感がないかもしれませんが、社会環境が悪くなれば、女性の人権は簡単に吹き飛びます。特に治安の悪いところでは、暴力の犠牲になるのです。

 

 

現代女性は、言葉遣いが汚かったり、自由を謳歌しているので、一見、強くなっているかのように見えます。が、それはあくまで表面上だけです。

 

 

昔の女性は強かったわけですが、それでも男性は草食ではありませんでした。

 

 

というわけで、女性の性格は、男性の草食化に一切関係ありません。

 

 

 

 

まとめ

 

 

男性の草食化は、女性の性格に問題がある、文化に問題がある・・・で思考を止めてはいけません。

 

 

「草食化」が、一部の人に時々起こっているのではなく、社会全体で増えているというのは、多くの人が「生理機能の低下する同じ理由」を抱えているという事です。それが何なのか、体の疾患であることを視野に入れて検証するべきです。

 

 

 

そして、「生殖機能に問題があるということは、体の他の部位にも影響がある」という事も強調しておきます。

 

 

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つなぎ不要!食べ応えのある食感のハンバーグは低糖質でヘルシー

 

つなぎを使わない肉だけのハンバーグは、ヘルシーで消化にも良いです。

 

 

 

牛乳やパンを使わない事で、牛乳に含まれている乳糖、パンに含まれているブドウ糖といった、「余計な糖質」を摂らなくてすみます。

 

 

 

 

 

 

それだけでなく、牛乳やパン(パン粉)を使う必要がないので、作業工程も少ないです。

 

 

 

メリットが多いので、私も、だけで成形したハンバーグをよくつくります。

 

 

 

つなぎには、「牛乳」、「パン(パン粉)」、「卵」があります。このうちの「卵」は、糖質ではないので、買ってきた肉のが少ない時は、栄養価を足すつもりで加えます。

 

 

しかし、基本は塩だけです。

 

 

 

世間一般で食べられているハンバーグより硬いので、この食感が苦手な人は多いと思いますが、慣れると悪くないです。

 

 

肉肉しいハンバーグの方が食べ応えがあり、ご飯がなくてもいけます。

 

 

 

本記事では、「つなぎ無しで作るハンバーグの作り方」と、「つなぎがない方がヘルシーな理由」についてお話します。

 

 

 

・・・と言っても、前にも言いましたが、私は料理が得意ではないので、レシピではなく「ハンバーグを作る為の理論」の方を紹介します。

 

 

 

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肉が結着する仕組み

 

 

 

つなぎがなくてもつくれるの?

 

・・・と思っている方の為に、まずは作り方から説明します。

 

 

参考にした本は、『家で「肉食」を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル / 著者:松浦達也』で、肉料理を美味しく食べる事にひたすらこだわった本です。

 

 

糖質制限の本ではありません。なので、ここに紹介されているハンバーグのレシピには、玉ねぎや、食パン、牛乳が出てきます。

 

 

私は一日の糖質量は10g以下を目標にしているので、糖質の多い材料は基本的に使いません。使うとしたら玉ねぎです。パンや牛乳は使うことはありません。

 

 

私は、この本に書かれてあるレシピから、糖質の多い材料を省いて、肉、塩、胡椒、ナツメグ、(時々玉ねぎ)で作っています。

 

 

 

つなぎなしのハンバーグの作り方は至ってシンプルです。

 

 

肉に1%の塩を加えて、低温の状態で、木ベラを使ってひたすら練る

 

 

これだけです。

 

 

これをしっかりやれば「つなぎ」は必要なく、綺麗にハンバーグの形にすることが出来ます。

 

 

もし、玉ねぎを加える場合は、玉ねぎを炒めた後できっちり冷やして加えるようにします。低温がポイントです。紹介した方法で練ると、「つなぎ」がなくても崩れないハンバーグができます。

 

 

では、どうして冷やさないといけないのか・・・その理屈が以下になります。

 

 

 

『家で「肉食」を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル 著者 / 松浦達也』より引用

 

肉は低温で塩を加えて、しっかりこねるとタンパク質の組成が変わる。組織が強く結びつき(結着)、弾力ある食感が生まれる。

 

大切なのは「新鮮な肉」、「塩分」、「低温」という3つの条件。

 

特に「低温」は肉だけでなく、道具や自分の手など肉が触れるすべてを冷やす必要がある。

 

しかしこうした条件を知らなければ、手の体温を伝えながら温かい場所でこねてしまい、溶けた脂肪が赤身と混じった状態で「粘りが出た」と勘違いしてしまう(数年前まで僕もそうだった)。

 

当然結着していないから焼くと崩れる。

 

そこで肉の結着力不足を卵のたんぱく質で補おうと、卵を入れるという工夫が生まれたと考えられる。さらにパン粉や牛乳も加わり、日本のハンバーグは「ごはんに合う」やわらかさを獲得した。しかし本来なら「卵入り」は結着の仕組みさえわかればしなくてもいい工夫だし、卵を入れると生の状態では柔らかすぎて肉種が扱いにくくなる。

 

(中略)

 

そしてこね始め。しっかり冷やしながら、できれば赤身肉+塩のみからスタートしたい。こねる際に脂身などが混じっていると結着力が落ちるのと、塩分が高めのほうがたんぱく質の結着性が高くなるからだ。

 

他の素材を入れるのは、最初の赤身肉がしっかりと結着してから。冷やしながらこねると、どんどん赤身肉が重くなっていって、科学の実験のような面白さすら味わえる。

 

(76p~77p)

 

 

このように、結着の仕組みを理解していれば、「つなぎがなくても崩れないハンバーグ」ができるわけです。

 

 

 

ここからは、「つなぎ」がなくても作れるはずなのに、何故ハンバーグにわざわざ「つなぎ」を入れるのかについて考えてみます。

 

 

 

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ハンバーグのつなぎの起源

 

 

 

「つなぎ」は、本場のレシピではなく、日本人が改良したものだそうです。

 

 

『PRESIDENT Online ハンバーグのつなぎは塩だけでもOKです』より引用

 

以前、和牛ひき肉に卵を入れたハンバーグを食べたフランス人の子供は言いました。

 

「これ、腐ってるよ」。

 

彼らにとって軟らかい肉はなじみがなくて、肉は脂身が少なく硬いのが当たり前なんです。歯でかみ切って、味わう食文化なんです。

 

食べた瞬間の「じゅわ~」はなじみがないんですね。

 

フランスのテリーヌなどには、つなぎで卵を使いますが、これらはハンバーグステーキとは違うカテゴリーなんですね。

 

 

このように、日本のハンバーグは、不自然に柔らかいようです。

 

 

ハンバーグの起源は、13世紀頃にヨーロッパまで攻め込んだ「タタール人」というモンゴロイド系(つまり日本人と同じ)の人達が食べていた「生肉料理」だそうです。

 

 

彼らが食べていた肉は硬くて筋張っていたので、生肉を細かく切って玉ねぎや香辛料で味付けしたのだそうです。

 

 

つまり、ハンバーグというのは、「硬くて食べにくい肉」を、切って食べやすく加工した料理です。

 

 

しかし、日本人はそれよりもさらに柔らかくしたのです。

 

 

特に昔の日本人は硬いものが大好きですから、歯が弱いわけではありません。魚の骨を平気で食べる人もいました。

 

 

その事からも、「肉が硬くて食べずらいから、ハンバーグを柔らかく改良した」わけではありません。

 

 

 

日本のハンバーグも最初はつなぎが無かった

 

 

昔は「本場のレシピ」にも、日本のレシピにも「つなぎ」の記載は無かったそうです。『家で「肉食」を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル』によると、

 

 

1867年にニューヨークの医師、ジェイムズ・H・ソールズベリーが、切った牛肉を成形して焼いて食べるようにすすめたそうですが、その当時のレシピが、

 

 

 

  • 厚さ1.5~2.5cmのパティの形に整え、直火で炎や煙が当たらないようにじっくりと焼いて火を通す。

 

 

  • 皿に盛った後に、バター、塩、胡椒、ウスターソース、マスタード、レモン汁などで調理する。

 

 

 

・・・だそうです。玉ねぎも入っていませんね。

 

 

続いて、昔の日本の西洋料理を紹介したレシピ本でも、「つなぎ」は記されていないそうです。『欧米料理法全書』(1904年/明治37年)に乗っている「ハムボーグ・ステーキ」というメニューのレシピを要約すると、

 

 

 

  • 生の牛肉を細かく切り、塩、胡椒、玉ねぎの汁に、エシャロットのみじん切りを加えて調理する。

 

 

 

・・・ですし、さらに『西洋料理の典型研究記録』(昭和14年)の「ハンバーグ・ステーキ」のレシピの材料は、

 

 

 

  • 牛もも肉のひき肉に加えて、みじん切りの玉ねぎ、塩、胡椒、ナツメグ、オールスパイス等。

 

 

 

・・・です。この時代も、やはり、「つなぎになりそうな材料」は記されていないそうです。

 

 

じゃあいつから「牛乳」、「パン(パン粉)」、「卵」といった「つなぎ」が入れられるようになったのか・・・というと、その歴史は浅く、戦後だそうです。

 

 

 

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つなぎを入れた本音

 

 

何故、日本のハンバーグには「つなぎ」が入るようになったのか、それを考えながら、以下の文を読んでみて下さい。

 

 

『PRESIDENT Online ハンバーグのつなぎは塩だけでもOKです』より引用

 

先生 実はつなぎに卵を入れるのは日本独特の方法なんです。欧米では入れないのが普通です。

 

――日本に特殊な事情があるのですか?

 

先生 卵は完全食品といわれるほど栄養価が高い。卵黄・卵白に含まれるタンパク質は必須アミノ酸がバランスよく含まれています。ハンバーグが食卓に並び始めた昭和の時代、100%牛肉のひき肉はぜいたくなので、牛肉よりも安価で栄養価の高い卵を入れたのです。

 

 

一見、もっともらしい理由に聞こえますね。「つなぎ」が卵だけなら、栄養価、価格の面からみても、理に適っていると思います。

 

 

しかし、ハンバーグにはこれだけでなく、パン(パン粉)や牛乳が加えられるのです。

 

 

ということは、「つなぎ」を入れる理由は、これ以外にもあるということです。

 

 

そのヒントが松浦氏の著書の中にあります。

 

 

 

『家で「肉食」を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル 著者 / 松浦達也』より引用

 

ごはんに会うように改良された日本のハンバーグ

 

日本のハンバーグを外国人に食べさせると微妙な顔をする。種がやわらかく、肉肉しい噛みごたえに欠ける日本のハンバーグはよく言えばジャパンオリジナル。悪く言うと“ガラハン”――ガラパゴスハンバーグだ。

 

というのも、日本のハンバーグは日本人の手でごはんに合うように変わってきたものだからだ。

 

(中略)

 

現在主流となっている「卵、パン粉、牛乳入り」はジューシーな食味が大好きで、しかもつい最近ようやく肉と表立って付き合うようになった日本人ならではの工夫なのだ。

 

(75p~76p)

 

 

ハンバーグが柔らかくなったのは、日本人の好みが大きいと言えます。

 

 

 

シンプルなハンバーグがヘルシーな理由

 

 

「動物性食品は食べ過ぎると体に悪い」・・・と考えている人は多いです。

 

そんな人は、何故、肉だけのハンバーグがヘルシーなのか理解できないと思います。

 

なので、ここからは、つなぎを入れない事が、何故ヘルシーなのかについてお話します。

 

 

ハンバーグに「つなぎ」を加えた本当の目的はでした。

 

 

栄養価が・・・、価格が・・・と、格好の良い事を言っていますが、本音はこれなのです。むしろ私は、栄養価や価格の理由こそ「跡付けの理由」ではないかと思っています。

 

 

いかに米を美味く食うか。1に米、2に米、3に米なわけです。

 

 

この改良の動機は、日本人の食の嗜好を如実に物語っています。

 

 

ハッキリ言うと、「つなぎの一切ないハンバーグ」は、硬くてご飯には合わないと思います。

 

 

「肉を食べる事」を目的にするのであれば、噛みごたえがあるので私は好きですが、もし米を食べていた2年前の私が、「ご飯のお供」に食べたらそうは思わないでしょう。

 

 

ご飯を意識するかしないかで、美味しいか美味しくないかの意見は分かれると思いますが、大多数の日本人は、米が中心と考えているので、硬いハンバーグを「美味しくない」と感じるでしょう。

 

 

レストランのハンバーグで「硬さ」をアピールしたものは見た事ありません。全てと言っていいほど、ふっくら、柔らか、ジューシーです。

 

 

肉文化の人達と、日本人では、肉に求めるものが明らかに違います。

 

 

おそらく肉文化の人達は肉を味わう時、肉そのものを味わうのに対し、

 

日本人は肉を食べる時でさえ肉はご飯の引き立て役なのです。

 

 

「肉食」と言いながら、中身はしっかり「和食」です。全ての人が、とはいいませんが、これに当てはまる人は多いです。

 

 

だから、ハンバーグのレシピが伝わった時に、すでに柔らかい肉料理を、ご飯の為にさらに柔らかく改良する必要があったのです。

 

 

ハンバーグに限らず、どこのどんな料理を輸入しても、ご飯に合うように改良。そして、それをおかずにご飯を〇杯食べる。そういう流れになります。

 

 

「餃子をおかずにご飯を食べる」という珍セットを考案するのも、ご飯を中心に考えるからです。

 

 

で、これが病気の原因です。

 

 

日本人に病気が増えたというと、いつも「食の欧米化」が槍玉にあげられ、肉や脂が悪者になります。

 

 

しかし、慢性疾患のほとんどは糖質の過剰摂取が原因です。悪いのは肉や脂ではありません。

 

糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

 

 

冷静にみてみると、食が欧米化したからではなく、「海外の肉料理を日本人に合うように、ご飯を多く食べれるように改良した」から病気が増えたのです。

 

 

 

日本料理だけでなく、あらゆる国の料理に言えることですが、「糖質」と、「タンパク質」「脂質」の組み合わせは病気のリスクが高くなります。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

「ご飯」のところを「パン」や「パスタ」に変えても不健康な組み合わせとなります。

 

外国の人でも、特に太っている人の食事内容を観察してみると、肉や脂と、大量の糖質を摂っています。

 

 

 

 

そして、ご飯に合うように改良されたおかずは、ご飯がなくては物足りないおかずになり、もっとご飯を食べたくなります。

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

日本人が不健康になるのは、「ご飯に合うおかず」を意識して料理をするからです。そしてその事に気が付いていない日本人が多すぎます。

 

 

 

 

ご飯は「ブドウ糖」に分解されます、そこからさらに代謝されエネルギーを作るのですが、体質によってこの代謝が上手くいかない人がいます。すると、乳酸の蓄積を招き、体が酸性化し、癌が発生しやすくなります。

 

癌の原因は「ブドウ糖」、そこから分解されて発生する「乳酸」の蓄積です。ご飯の食べすぎには十分注意して下さい。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

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米至上主義

 

 

ご飯が美味しく食べられないと、日本人は不機嫌になります。

 

若い人はご存じないかもしれませんが、私が子供の頃に米が不足した年がありまして、その時は多くの日本人が、輸入されたタイ米を食べる事になりました。

 

そのタイ米の扱いが酷い事、酷い事。「パサパサしている」だの、「もっちり感がない」だの、文句のオンパレード。

 

 

「日本にはもったいないの精神がある」とか言いますが、醜い部分を見させてもらいました。

 

食べられるだけでもありがたいのに、「米はこうでなければならない」という固定観念があって、それに少しでも外れると、文句を言う大人達。

 

 

信じられないのは、戦時中の食料不足を経験した人でさえも、タイ米に対して不平不満を言っていた事です。「日本の米がいい」、「日本の米がいい」、と言っていたのを思い出します。

 

 

あの事件で、日本人とは米に対して異常にこだわる人種であるという事が露呈しました。

 

 

付け加えるなら、米に関しては、女性よりも男性の方がうるさい。

 

 

私の周りだけがそうなのか、ある程度年をとった日本人男性で、銘柄、米の炊き方にまで細かくイチャモンをつける人が多いです。

 

 

とにかく日本人は、米に対してうるさすぎます。それを考慮すると、ご飯に合わない硬いハンバーグは、改良せざるを得なかったのでしょう。

 

 

 

まとめ

 

 

健康の為には糖質を控える事が重要ですが、1番の壁が米です。

 

 

ご飯を止める為には、「ご飯がないと食べられないような味付けのおかず」を止めるしかありません。

 

 

ハンバーグだと、ジューシーで柔らかいを、つなぎを無くして肉だけのシンプルなものにします。

 

 

こうすると、ハンバーグ自体の糖質も控えられますし、ご飯がなくても食べられるのでヘルシーです。

 

 

 

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歯が透明になる酸蝕歯に注意!果物等、酸味の強い食品で歯が溶けます。

歯が「食品に含まれる酸」によって溶ける疾患についてお話します。

 

 

酸蝕歯(さんしょくし)と言うのですが、怖いですよ。

 

 

 

進行すると虫歯じゃなくても歯に穴が開きます

 

 

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気のせいではない

 

 

先日、別の理由で歯について調べていたところ、「酸で歯が溶けて、歯が薄くなって透ける」事を知りました。

 

 

以下の記事が詳しいので、「歯が透けているな」と思った方は是非一読下さい。タイトルにある通り怖すぎます。

 

どくらぼ 健康ドリンクがアナタの歯をボロボロにする。虫歯だけじゃない、アナタの歯を溶かす怖すぎる病気

 

 

これを読むまで、そういう病気があるなんて知りませんでした。

 

 

実は私は、上の前歯4本のうち3本が差し歯です。で、2年くらい前から、「自分の歯と差し歯の透明度が違うなー」と思っていたんです。

 

 

差し歯は人工物ですから、質感はプラスチックみたいです(学生の時、保険で治療しました)。

 

 

しかし、自分の歯は透き通った陶器のような質感です。

 

 

何故、そこで気がつかなかったかというと、

 

 

歯が透ける疾患があるなんて知らなかったので、透けていても、自分の目の方を疑うわけです。「目の錯覚だろう」と思っていました。痛くも痒くもありませんし。

 

 

また、全部が同じように溶けているわけではないので、透けて見えるのは、「差し歯が古くなったから、自分の歯と色や質感が合わなくなったせいだろう」と思ったのです。

 

でも、変化したのは差し歯ではなく自分の歯の方でした。改めて見ると、明らかに自分の歯が透けています。下の歯も確認したところやっぱり透けかかっています。

 

 

透けているのは気のせいではありませんでした。

 

 

 

酸蝕歯の原因

 

 

元々、果物はそんなに好きではなかったのですが、すっぱい食べ物は好きなので、果物以外の酸味の強いものを摂取していました。

 

 

例えば、料理に酸味を出す為に、酢やトマト、ポッカレモンは頻繁に利用していました。

 

 

歯が溶けるような食べ物をよく食べていたので、少しずつ時間をかけて、表面のエナメル質が溶けていったんだと思います。

 

 

気づかなかったのは、痛みがなかったからです。

 

 

ネットで調べると、知覚過敏みたいな症状もあるそうなのですが、私には全くありません。冷たいものや熱いものを飲食して歯がしみるという事はなかったのです。だから油断しました。

 

 

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酸味の強い飲食物はダラダラ食べない方がいい

 

 

以前フルータリアンについて調べていた時に、フルータリアンは果物の酸で歯がボロボロになると知りました。

 

 

甘いから歯がボロボロになるわけではないのです。

 

 

みかん等、果物を食べ過ぎる人で、歯が透けている感じがある人は注意です。

 

 

 

なにも、みかんに限った話ではありませんが、みかんは他の果物と違い、お手軽で皮を剥きやすく、手もさほど汚れない事から、普段果物を食べない人でも、冬場は食べてしまうものです。

 

 

さっと食べて、水を飲んで流せばいいかもしれませんが、このようにダラダラ食べるものは、歯が長時間酸にさらされるので注意した方がいいでしょう。

 

 

私も糖質制限を始める前、半年間ほど、健康の為に毎日リンゴを食べていました。それも、嫌いなものを食べていたので、かなりゆっくりだったと思います。

 

 

こういうのがよくない。

 

 

現在私は糖質制限をしているので、果物を食べる事はありません。

 

 

ですが、ポッカレモンや酢は、料理の味付けに使うことがあるので、酸味の強い料理を食べた後は飲み物を飲むなどして、気をつけようと思います。

 

 

酸蝕歯を防ぐには

 

 

 

酸性の食品をチビチビ飲食するのは、とくに止めた方がいいです。

 

 

そして、すぐに歯磨きするのはよくないそうです。

 

 

酸で歯の表面が柔らかくなっている時に磨くと歯が傷つきます。

しばらく時間がたって、口の中が中性になってから歯磨きをした方がよいそうです。

 

 

酸味の強い食べ物が好きな人は、歯の健康に気をつけて下さい。

 

 

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健康サイト閉鎖で、ネットの健康情報にデタラメのレッテルを貼れます

健康サイト閉鎖で、ネットの健康情報にデタラメのレッテルを貼れます

ここ最近、健康記事の非公開が増えていますね。

 

私は常日ごろから「デタラメな健康情報」に警鐘を鳴らしてきましたので、このニュースが流れた時、最初は純粋に「デタラメな記事を一掃する流れになったんだな」と思いました。

 

 

ですが、以下の記事を読んで、考えが変わりました。まずこちらをご覧ください。

 

『IT media ニュース DeNA南場会長「ネットの医療情報は役に立たない」「WELQの『がん』記事にがく然」』より引用

 

「ネットの医療情報は役に立たないと、2011年時点で思っていた」――ディー・エヌ・エー(DeNA)の会長の南場智子氏は12月7日、ヘルスケアサイト「WELQ」など同社のサイト運営の問題について謝罪する記者会見でこう話した。

 

WELQが医療情報を扱っていると今回の問題が報道されて初めて知り、「『がん』で検索してがく然とした」という。

 

 

南場氏は2011年、「家族の看病を優先するため」と社長を退任。夫の紺屋勝成氏ががんの告知を受けていたという。南場氏は2年間、夫の看病に専念し、13年に現場復帰していたが、紺屋氏は今年12月5日に53歳で死去した。今回の記者会見は、夫の死後2日というタイミングで開かれ、当日になって南場会長も出席すると発表された。

 

 

南場氏は「家族の闘病が始まった時(2011年)からネット情報を徹底的に調べたが、『がんに効くきのこ』などが出てきて、ネット上の情報はそれほど役に立たない、信頼できないと11年時点で思っていた」と話す。同じ病気の患者のブログは毎日チェックしていたが、情報収集の手段は主に「論文と専門家からのレクチャー」だったという。

 

一番最後の部分は聞き捨てならないですね。

 

「一部のいい加減なライターが書いた健康情報」ではなく「ネットの健康情報」について言っているわけです。

 

今や多くの人が、既存の健康情報を信用できず、自分でネットで答えを見つける時代です。正しい情報を得れば、健康になれます。それだけでなく、例えば癌についても、何故治らないのか、何故癌になるのか・・・調べていくと、現代医療には任せられないような情報がでてきます。

 

患者側には良い環境ですが、医療や栄養の裏側を暴くネットという存在を「煙たい」と思っている人がいるのです。

 

その一例である「画期的な話」を最後に紹介しますが、ここ最近のネットの健康情報は質が高いです。これが普及したら、大勢の人が幸せになるでしょう。それ故に邪魔が入らないかと心配していました。

 

そこで、今回のニュースです。

 

「ネットの医療情報をインチキに見せかけ、論文や専門家が信頼できる」というイメージ工作に、今回の事件が一役かっていることがおわかりでしょうか。さりげなく、論文や専門家を押していますが、これが言いたかったのでしょう。

 

「ネットの健康情報を収集しているやつは頭がおかしい」という流れにもっていきたいのでしょう。

 

「ネットで健康情報を発信している奴はいい加減」というイメージを作りたかったのでしょう。

 

「自分で調べる事は危険だ、難しい事は専門家に任せればいい」という他力本願が得であるかのように説いています。

このニュースを見た人は「やっぱり、ネットの情報は信用できないんだ」と思ってしまいます。で、自分で調べる事を止め、専門家と論文に回帰です。

ここにきて一斉に閉鎖が始まったのも不自然です。私からすれば今まで野放しにしていたくせに、何をいまさらと思うわけです。ネットにはインチキな情報は確かにありますが、それを言うなら、専門家や、論文のデタラメさも人のことは言えません。詳しくは以下で述べました。

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が勃発する本当の理由。

 

ネットの医療情報は「健康を害する情報」もありますが、「従来の医療や栄養の常識を覆すような良質な情報」も転がっています。糖質制限もそうです。

 

「ネットの医療情報は役に立たないと、2011年時点で思っていた」

 

公の場で社会的立場のある人がこんなことを言えば、「ネット上で人の役に立つ健康情報を発信している人」の足を引っ張る事になります。こんな言い方をすれば、まるで全てのネットの健康情報がデタラメだと思う人がでてきます。
ネットの健康情報の信頼性を落とす事が目的だと思われても仕方ありません。

 

「がんに効くきのこ」がでてきたら、どうして他の健康情報までが役に立たないことになるのでしょうか。「ネットの情報が役に立たないこと」の説明になっていません。

 

ハッキリ言って、ネットの健康情報から情報を得て、健康になっている人は大勢いるのです。私もその一人です。ネットがなかったら、世間一般に良しとされているバランスの良い食事をして、病気なっていたでしょう。

 

 

そして最後に、予告どおり「癌の画期的な治療法」をご紹介します。今や末期ガン患者が歩いて退院できる時代です。

 

『facebook 藤川徳美 医師 12月1日』より引用

 

ガンと診断された方へ、一年前とは世界が変わっていることに気付いて直ちに行動すべき

 

断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴でガンは治る時代になった。

 

これが発見されたのが一ヶ月前。飲水も出来なくなっていた末期ガン患者が歩いて退院できた。凄い時代になった。

 

最大のポイントは断糖食(ケトン食)でケトン体を上げることに尽きる。これは患者自身の自己学習が最も大切。

 

ガンと診断された方、宗田哲男先生、新井圭輔先生、西脇俊二先生、古川健司先生の本は必読です。荒木裕先生、福田一典先生の本も読むべきです。理解できなければ繰り返し読み、頭の中に叩き込むこと。

 

パラダイムシフト好きの外科医先生のブログも全て読むこと。
http://blog.livedoor.jp/skado1981/

 

水野先生のブログも全て読むこと。
http://ameblo.jp/naikaimizuno/

 

ビタミン・ケトン療法グループに参加すること。
https://www.facebook.com/groups/vktherapy/

 

自分のノート、生化学的に正しいがん治療~断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴、がんは脚気+壊血病、も全て読むこと。

 

そして直ぐに行動することが必要。

 

手探りでも良いから断糖食を始める。

 

この段階まで来て初めて「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」のスタート台に立てる。

 

このような治療は一年前には存在していなかったし、一年前にはこのようなことができるようになるとは想像さえしていなかった。ネットで優秀な医師達と情報交換しているうちに急激に進歩した。

 

一年前とは世界が変わってしまったことに気付いて直ちに行動すべきだ。行動を起こしたもののみ救われる。

 

当院でも、ケトン食を行っているガン患者のビタミン・ケトン療法を受け付けています。

 

ケトン体簡易測定器、B50、ベンフォチアミン、フソーC2g、すでに準備済み。

 

ただし、ケトン体が500に届かない人はやっても意味がないので行いません。

 

ガンは他人に治してもらう病気ではなく自分で治す病気。

 

ケトン体1000~2000に上げて、高濃度B+高濃度Cで治る。

 

注意)未だに、どの医者が良いのですか、どの病院が良いのですか、などと的外れのことを言う人はどうしようもない情報弱者、どこまで他力本願なのか。

 

最後にハッキリと言います。ネットには素晴らしい健康情報があります。

 

癌になった人は行動を、癌になっていない人はこれらの情報がなくならないように目を光らせて下さい。

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由。

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由。

世の中を見渡してみると、「危険な食品」を紹介した書籍や、ランキングが氾濫しています。

 

 

 

しかし、お約束のように、「危険だ」という説が出たら、その後「危険じゃない」という説が出てきます。

 

 

 

 

 

「知識のない素人」は、どちらが正しいのか分からなくなり、たいていの人はめんどくさくなって、危険だろうが、危険じゃなかろうがどうでもよくなります。

 

 

 

多くの人は、今までのライフスタイルを損ねない方を優先するので、結局、危険だと言われた食品でも買い続けます。楽な方を信じるわけです。

 

 

 

一方、一部の真面目な人は、どちらが正しいのかを考えると思いますが、袋小路に入り込む事も少なくありません。

 

 

 

真面目であるが故に分からなくなるのです。

 

 

 

私も昔は、栄養や医療の話で意見が割れているのを見て、どちらが正しいのか分からなくなって、混乱していました。

 

 

 

どちらの言い分も、一応、説得力があるからです。

 

 

 

惑わされずに分析できるようになった今だから言えることですが、

 

 

 

特に「学問だけにフォーカスして考える人」ほど、真実が見えなくなります。

 

 

 

そこで、意見が真っ二つに割れている場合、どちらが真実かを見分けるためのポイントについてお話します。

 

 

 

まず、私が不毛な争いに左右されず、どちらが本当の事を言っているのか分析できるようになったキッカケについてお話します。

 

 

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遺伝子組み換え食品の存在

 

 

今から4年前の事です。

 

 

私は「食品添加物」や「残留農薬」については知っていましたが、「遺伝子組み換え食品」には全く関心がありませんでした。

 

 

わざわざそんな物を買わない(買ったつもりがない)ので、「自分には関係ない話」だと思っていました。

 

 

しかし、調べてみると、食べていない(買ったことがない)と思っていた「遺伝子組み換え食品」が、実は普段買う食品(調味料やお菓子)の中に入っていたのです。

 

 

しかも、その危険ぶりは「食品添加物」以上でした。

 

 

強烈だったのが、「遺伝子組み換え食品」を食べて腫瘍ができたマウスの写真です。

 

 

「食べなければ良い」と思われるかもしれませんが、そんな単純な問題ではありません。「遺伝子組み換え食品」は、ある条件では表示の義務がありません。

 

 

 

その為、危険なのにも関わらず、多くの人が気付かず購入し、「遺伝子組み換え食品」が混じったものを食べているのです。

 

 

腹が立ちました。

 

 

危険だと教えてくれたり、入っていると分かるように書いてくれれば気をつける事もできますが、表示されていないのなら、避けることもできません。

 

 

また、「遺伝子組み換えコーン」からできている「ブドウ糖果糖液糖」のように、名前から正体が「遺伝子組み換え食品」だと分からない物は、知識がない人は避けません。

 

 

 

食の質に関心のない人は世の中に大勢いるわけで、そういう人達が知らずに口にしてしまうのは目に見えています。それを分かって食べさせるように仕向けるのは悪質ですし、そもそも、こんなものを混ぜる意味が分かりません。

 

 

 

不審に思って調べる事にしました。

 

 

 

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害のある物質が出回る理由

 

 

「遺伝子組み換え」とは、遺伝子を操作する事によって、本来その生物が備えていなかった特徴を持たせる事ができます。

 

 

「ある生物」に、「別の生物」のDNAを挿入することで、普通の品種改良では不可能な「種の壁」を越えることが可能です。

 

 

そうして誕生した未知の生命を食品にするわけですから、「気味が悪い」と思うのは当然です(と言っても既に食べていますが)。

 

 

これを「健康的だ」と思う人が何人いるでしょうか。

 

 

自然界にない物なので、生理的な嫌悪感というか、毒々しさを感じる人もいると思います。(ちなみに、「青い花」や、「青い着色料を使った食品」も、私は同じような理由で好きになれません。)

 

 

そして、「遺伝子組み換え食品」は、危険だと世界中で抗議されています。

 

 

 

健康被害も起きています。

 

 

 

 

 

何故こんな危険な物が流通しているのか、最初は本当にわかりませんでした。

 

 

 

「先進国でそんな非人道的な事がまかり通るはずがない」と思っていたからです。

 

 

 

そして、「危険なものが流通している」・・・というのも驚きでしたが、それ以上に驚いたのは、

 

 

 

危険であることを証明する根拠がいくつもあるにも関わらず、何故か「安全だ」とする説が存在している事です。

 

 

 

 

「ある物質」を取り込んだ場合の「人間の身体の中で起こる反応」についての話なのですから、結果がそんなに食い違うはずはありません。

 

 

 

それなのに、正反対の意見が存在しているのは納得できませんでした。

 

 

 

しかし、その後「何故、全く逆の意見が存在しているのか」、その理由が分かりました。

 

 

 

 

 

安全だと言われる理由

 

 

 

この世の専門家、研究者、企業は「善」だと思っていた私は、以下の本を読んで愕然としました。

 

 

『「モンスター食品」が世界を食いつくす! 著者・船瀬俊介』より引用

 

 

米国民の病気が二倍、アレルギーも急増

 

 

「遺伝子組み換え食品がアメリカ国民に押しつけられてから、たった一〇年で、国民の多重慢性疾患の患者は二倍近くに急増した」(『ハフィントン・ポスト』紙)

 

 

アメリカ国民の健康悪化は、それだけではない。アレルギー患者の救急外来も、一九九七年から二〇〇二年にかけて、わずか五年間で二倍増の勢い。食品アレルギーが急増しているのだ。

 

 

健康異常は、とりわけ子どもたちを襲っている。ぜんそく、自閉症、肥満、糖尿病、消化器障害、小児ガンも急増している。これが、アメリカ中に遺伝子組み換え食品が蔓延した冷酷な結果である。

 

 

因果関係は、もはや疑う余地もないだろう。疑念を抱く向きは、本書の冒頭に掲げたマウスの巨大腫瘍の写真を、ふたたび凝視することをおすすめする。

 

 

いったいなぜ、このような有毒食品がアメリカ中に蔓延したのか?

 

 

その理由は、アメリカ政府が認可したからだ。

 

 

では、なぜ政治家や行政官は、そのような愚策に決定を下したのか?そこには、恐るべき官民の癒着があった。

 

 

遺伝子組み換え食品によって健康被害が出ているのに、それが野放しになっているのです。

 

 

何故、それが可能なのか、続きをどうぞ。

 

 

 

“回転ドア人事”で政府も骨抜きに

 

 

モンサント社は、“元従業員”を政府機関に送り込んでいたのだ。いわば秘密工作員、つまりスパイである。

 

 

彼らの多くは、アメリカ政府の主要ポストに収まる。その任務が、モンサント社など、バイオ化学業界を監督することとは!

 

 

わかりやすく日本でたとえるなら、暴力団の幹部が、警察の「暴力団対策本部」を牛耳るようなものだ。

 

 

それと同時に、モンサント社はアメリカ政府の省庁出身者を超高給で雇い入れている。これが、悪名高い“回転ドア人事”である。官から民へ、民から官へ―支配エリートたちは、自由に行き来できる。こうなると、官民の癒着などという生やさしいものではない。

 

 

アイク氏もこう指摘する。

 

 

「ビッグ・バイオテックが法律をつくり、みずからの企業活動を管理・規制する動きを牽制している」

 

 

決して憶測でものを言っているわけではない。

 

 

事実遺伝子組み換え食品の安全性をチェックし、規制を行なわなくてはいけない部会に、モンサント者の“工作員”たちが多数忍び込んでいるのだ。

 

 

たとえば、リンダ・J・フィッシャーという人物は、モンサント社の政府・広報担当副社長だ。この重役が堂々と、モンサント社を規制するはずの政府機関のイスに収まっている。しかも彼女は、かつてEPA(米国環境保護丁)の職員でもあった。“回転ドア”を行ったり来たりして、出世している!

 

 

また、マイケル・A・フリードマンという人物は、モンサント者の医薬部門であるサール社の上席副社長だ。やはり、政府機関であるFDA(米食品医薬品局)に勤務していた。

 

 

まさに“回転ドア人事”のなせる業。

 

 

こうして“かれら”は、アメリカ政府を丸ごと支配していったのである。

 

 

良識ある識者たちは、次のように嘆く。

 

 

「FDAはクローン牛に安全宣言を出し、販売を許可した。しかも、表示義務すらない」

 

 

「アメリカのスーパーマーケットで売られている食品の九〇%以上に、遺伝子組み換えコーン、遺伝子組み換え大豆が含まれている。なのに 、その表示は居だ企業に阻止された」

 

 

「この現状を批判すると、違法行為で処罰されかねない」

 

 

早く言えば、米国、英国両政府は、“回転ドア人事”によって、とっくの昔に乗っ取られている。その事実に気づかないかぎり、ことの恐るべき本質は見えてこない。

 

 

さらに巨大資本は、魔法の“回転ドア”を通じて、あらゆる国々の政府をも篭絡支配してきた。もちろん、その支配による戦慄の腐敗・堕落は、わが国も例外ではない。

 

 

(62p~65p)

 

 

こんな事が可能なら、他のどの分野で似たような事があっても不思議ではないと思いました。

 

 

これはアメリカの話ですが、「遺伝子組み換え食品」を大量に輸入している日本も同じ穴のムジナです。

 

 

これを読んでからは、権威のある期間に「安全性は保障されている」と言われても、信用できなくなりました。

 

 

 

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性善説

 

 

私も以前は、政府も企業も「消費者の健康を考えている」と思っていました。

 

 

そして、「体に悪いものが流通しないように、国がきちんと対策している、だから、その目を掻い潜って悪い事をできるはずがない。そんな企業があれば世間から袋叩きに合う」と大真面目に思っていました。

 

 

 

 

政府が管理していれば、

 

法律がきちんとしていれば、

 

世間の目が厳しければ、

 

大企業ならば、

 

専門家が大丈夫と言えば、

 

 

 

・・・全て前提が間違っていました。

 

 

 

性善説で判断していたので、「これらが機能している限り、変な商品は流通しない」と思っていたのです。

 

 

そして、中国の粗悪な食品を見て、「日本は良い」と思っていました。

 

 

 

 

 

本当に、頭の中がお花畑でした。

 

 

堂々としたインチキには気が付かないものです。

 

 

 

多くの人が「危険な食品」に対して、「危険なはずないでしょ」と肯定派を支持してしまうのは、過去の私と同じように、日本の品質を信じていて、「儲けの為に消費者の健康を疎かにするような、そこまでの悪人は企業にはいないだろう」と思っているからだろうと思います。

 

 

 

だから食品の中に体に悪い物質が入っていても、「その害は少しで、たいした害ではない」と思ってしまうのです。

 

 

 

前提が「国や起業は、国民の健康を考えてくれている」だからです。

 

 

 

だから、気付いた誰かが、散々「毒だ、害だ、」と危険性を訴えても、裏事情に一切関心のない人は、「悪い事しない」と思っているので、

 

 

 

「そんな物を売るはずがない」

 

 

「害があると言っても、そこまで大騒ぎするレベルじゃない」

 

 

「そんなものが食品に含まれているの?」

 

 

 

 

認識はこの程度です。

 

 

もうお分かりだと思いますが、このような視点、前提でいる限り、どんなに「医療」や「栄養」について学んでも、決して正しい情報に辿り着けません。どちらの説が正しいかを正確に判断する事は出来ません。

 

 

これは「遺伝子組み換え食品」だけでなく、「食品添加物」、あらゆる健康情報について考える時にも言える事です。

 

 

前提を変えなければ、社会問題に注目しなければ、本当の問題は見えてこないのです。

 

 

この部分を見ずに、専門家の意見だけを真に受けていれば、意見が対立している時、混乱します。

 

 

真面目な人ほど、否定派、肯定派の説明を真に受け、どっちが正しいのか分からなくさせられてしまいます。

 

 

 

 

学問より大切な事

 

 

「正しい健康情報」を得ようと思ったら、「医療」や「栄養」について調べるのも大切ですが、まずそれを取り巻く「人」や「社会」といった裏事情を分析するのが先です。

 

 

そして、これは「医療」や「栄養」に限らず、あらゆる学問に言える事です。

 

 

この視点がない人は騙されますし、そういう人達と議論しても、社会構造が把握できていないので話になりません。

 

 

例え話ですが・・・

 

 

 

人間が「水槽の外から見る世界」と、魚が「水槽の中から見る世界」は見えている世界が違います。同じ水槽についての認識がまるで違うのです。

 

 

 

魚は、「水槽だ」という自覚がないので、何故上から餌が降ってくるか、何故水質が悪化したり、綺麗になったりするのか把握できません。

 

 

水槽の中に住んでいる体験者としては詳しいのですが、外から中を見ないので、その水槽を取り巻く環境や、構造が理解できないのです。

 

 

しかし、水槽を管理している人間は、餌のタイミングも、水槽を洗うのも全て飼っている人間の都合で行なわれていることを知っています。さじ加減一つで、水を汚すことも、綺麗にすることもできます。

 

 

水槽の中にいる魚と、水槽の外にいる人では、同じ「水槽の水質」を語らせても、世界が全く違うのです。

 

 

魚に対して、飼っている人が、人間の都合を話しても通じないように、

 

 

「医療や栄養の世界だけで物事を考える人」に対して、「医療や栄養をはじめとした学問も、社会構造の上に成り立っている・・・と捕らえている人」が話をしても、残念ながら通じません。

 

 

 

社会構造が腐敗していれば、そこから成り立つものも影響を受けます。

 

 

その視点がないと、誰かの都合で真実が捻じ曲げられていても、「そんなことあるわけない」の一言で終わるのです。

 

 

しかし、「学問そのものの情報」、「社会構造を理解する事、どちらか一方が大事なのではなく、どちらの視点も必要です。

 

 

私はそれぞれの専門家の方々に、水槽の外から水槽を把握出来る人になってもらいたいと思っています。

 

 

 

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権威側の主張が正しいのか?

 

 

「社会構造が理解できていない人」と、「理解できている人」の視点は違う・・・というお話をしました。

 

 

ここまで読んで下さった方は後者だと思います。

 

 

一度この視点を手に入れると、「社会構造を無視した話の展開」に違和感を感じるようになります。

 

 

一例です

 

 

『Business Journal 「食品添加物は危険」ブームのまやかし 毒性を示す明確なデータなし』より引用

 

 

安全性は十分に保証されている

 

 

世界中の研究機関が何千、何万という安全評価を行い、膨大な実験の結果から認められた食品添加物には、一日摂取許容量(ADI)という生涯にわたり毎日摂取しても影響が出ないと考えられる分量が定められています。

 

 

このADIの信頼性は、国際連合食糧農業機関(FAO)および世界保健機関(WHO)が合同で設けた機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)が保証しています。

 

 

多くのエリート科学者が膨大な実験をして、さらにそれを上回るスーパーエリートが何百人も頭脳を突き合わせて検証し、メリットとデメリットを天秤にかけて最適な分量を決めているのです。もちろん、認可を受けられないものもたくさんあります。

 

 

しかし、この評価自体を否定する人がいます。世界屈指のエリートたちの実験結果と聞いただけで、うさんくさい感じがするのもわかります。しかし、「発がん性がある」「食べると危険」と言う人は、それ以上に権威がある人なのか、そうでなければ世界中の研究者を納得させられるほどの根拠を示すべきです。

 

 

また、「大企業が強大な資本力によって科学者をコントロールし、安全だという実験結果を捏造させている」と主張する人もいるでしょう。100%ないとは言い切れませんが、常識的に考えて、たった1つの食品添加物を認可してもらうために、世界中の科学者に賄賂を渡して結果を捏造させるよりも、別の毒性の低い化合物を開発するほうが安く簡単なはずです。

 

 

 

これは「食品添加物」の話ですが、「遺伝子組み換え食品」の話と分析の仕方は同じです。

 

 

「社会構造が頭に入っている人の意見か」どうかに目を向けるのです。

 

 

 

どんな分野であれ、権威が「安全だ」と主張する場合は、以下のような事を言います。

 

 

 

 

 

 

  • 危険だという人の主張は、不安を煽っているだけで、科学的根拠がないから鵜呑みにしない方がいい

 

  • 安全性を主張している側の方が、科学的な根拠があるから正しいのだ

 

 

 

 

このように言われた時、もし「栄養」や「医療」の知識しかなければ、「そうか、なるほど」と、言いくるめられてしまします。

 

 

 

私も昔は、一旦は否定派の「危険だ」という意見を信じても、再び「科学的根拠を持つ肯定派の主張」を信じ直していたのでよくわかります。

 

 

 

「正統な」「権威」・・・といった「社会的に立場が上の人」は、ちゃんとしていると思っていたからです。

 

 

まさか、堂々と適当な事は言わないだろうと思っていました。

 

 

 

このように、普通の人が権威の情報に触れると、「その道の権威が「大丈夫」と言っているんだから、そんなに危険じゃないんだな」と安心してしまいます。

 

 

安心する方がなので、こちらを信じる方を選ぶわけです。

 

 

権威が善なのか、悪なのか、そこまで踏み込んで真面目に考える人は、ほとんどいません。

 

 

 

性善説を無くした状態で、さらに細かく見ていきましょう。

 

 

>多くのエリート科学者が膨大な実験をして、さらにそれを上回るスーパーエリートが何百人も頭脳を突き合わせて検証し、メリットとデメリットを天秤にかけて最適な分量を決めているのです。

 

 

「スーパーエリートが善人である」という前提で話が展開されています。

 

 

 

「企業」が善か、そうじゃないか・・・その前提が違うだけで、見える景色は全く違いました。それと同じように、このスーパーエリートが善人かどうかによって、この後の話は空論になる可能性もあるのです。

 

 

勘違いしてはいけないのは、スーパーエリートというのは、「頭脳が優れている人」であって、「人格が優れている人」ではないということです。

 

 

ですが、多くの人は、「エリート」と聞いただけで思考停止になり、つい、「人格まで良いはずだ」と錯覚してしまうのです。

 

 

彼らが本気で人々のことを考え、世の為、人の為に研究をしようと考えている「善人」であれば、実験結果を信じることが出来ます。それに越したことはありません。

 

 

 

でも、「善人じゃなかったら?」そういう視点が大事なのです。

 

 

>しかし、「発がん性がある」「食べると危険」と言う人は、それ以上に権威がある人なのか、そうでなければ世界中の研究者を納得させられるほどの根拠を示すべきです。

 

 

これも同じですね。

 

 

「権威」、「世界中の研究者を納得させられるほどの根拠」とありますが、そもそも権威や、その世界中の研究者がまともな人達なのか、という視点が一切ありません。

 

 

「彼らは善である」という考えに依存した展開なのです。

 

 

 

 

>「大企業が強大な資本力によって科学者をコントロールし、安全だという実験結果を捏造させている」と主張する人もいるでしょう。100%ないとは言い切れませんが、常識的に考えて、たった1つの食品添加物を認可してもらうために、世界中の科学者に賄賂を渡して結果を捏造させるよりも、別の毒性の低い化合物を開発するほうが安く簡単なはずです。

 

 

「科学者をコントロールする」とか「実験結果を捏造させる」という買収系の話は、現実味がなく胡散臭く感じます。表現が曖昧で具体性に欠けるからです。

 

 

そんな言い方をすれば、漫画の話にしか聞こえません。

 

 

 

実際、ほとんどの人は、そんな事が起きるのは、映画や漫画の中だけだと思っています。

 

 

何故なら、そのような現場に遭遇しないからです。

 

 

 

遭遇しなくても、「理屈で物事が考えられる人」であれば、ある程度考えを膨らませる事が出来るのですが、「自分の体験だけで物事を測る人」にとっては、「自分の身の回りにない事、見えない事」は、全てありえない事なのです。

 

 

 

「漫画の世界だから」と、水槽の外には興味を持ちません。

 

 

 

人というのは、聞いた話を「自分を取り巻く環境」に変換しながら想像します。

 

 

 

だから、「自分の環境」で無理だと思った事は、「無理だろうな」「ありえない」と思うわけです。

 

 

 

これは、魚が「自分の住む水槽」の世界観だけで物事を判断するのと一緒です。一歩外に出て、水槽を取り巻く環境(人間の都合など)を知るだけで随分違うのですが。

 

 

 

で、「実際に、コントロールや捏造が出来るかどうか」についてですが、そのような根回しが可能かどうかは、「回転ドアの話」が証明しています。

 

 

 

現実に、「遺伝子組み換え食品は危険だ」という説と「危険じゃない」という説に割れています。このように、一つの事象に対して、意見が真っ二つに割れるのは、どちらかが真実を捻じ曲げようとしている可能性を考えに入れるべきです。

 

 

 

そして、コントロールの方法ですが、なにも世界中の科学者をコントロールする必要はありません。

 

 

権威のある科学者を味方につければ、その下っ端が反対意見を言っても、信憑性に欠けますし胡散臭く感じます。

 

 

議論を傍観している一般人は、「どちらが正しいか」検証をしませんし、権威を信じる人の方が多いのです。

 

 

 

(追記)その結果、どうなるかは以下をお読みください。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

さらに、トップクラスをコントロールしてしまえば、その下っ端の科学者も簡単にコントロールできます。権威に従うのは、一般人に限った話ではありません。ほとんどの科学者も同じで、大多数の意見に流されます。

 

 

人間のこの特性を利用すれば、賄賂を渡さなくても、全体の流れを意図した方向に向けさせる事が可能です。

 

 

 

何故なら、賄賂や利権は、「お金」だけではないからです。

 

 

 

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しがらみ

 

 

どんな業界でも「常識と違う事を言う」というのは、下手をするとそれまで築いてきたものを失う程危険なのです。「変わった事」を言えば、白い目で見られるわけです。

 

 

別にこれは、珍しい話ではありません。国内でも国外でも、大人でも子供でも、普通に見られる光景です。日本人だけかと思っていましたが、そうではないようです。

 

 

 

 

立場を悪くしないために世間の流れに逆らわない、その業界での地位、存在を維持する・・・

 

 

 

これも立派な利権です。

 

 

 

お金を貰わなくても、自分の立場を危うくするような事をしない人は、どの世界にもいます。

 

 

むしろ、お金よりも、この縛りの方が強いわけです。異端児はいますが、少ないでしょう。

 

 

 

例えば、医者でも研究者でも、「自分の世話になった人」の唱える説と、間逆の説を主張出来る人が何人いるでしょう。

 

 

どんな業界もそうだと思いますが、医師や歯科医師も横の繋がりが凄いそうです。横のつながりが強ければ強いほど、そのコミュニティと違うことは言いづらくなります。

 

 

 

人間ですから。

 

 

 

出る杭になる人は、よっぽどの人です。

 

 

 

波風を立たせないで、同調し、自分の立場を守ることは、ある意味利益です。

 

 

 

しかし、賄賂や利権を「お金」と決め付けると、こういう事が見えなくなります。

 

 

『ジョージ・サエキのブログ エイズは存在しない。医者にダマされている。』より引用

 

 

医者という職業は医学部を卒業するとほぼ全員が医者として病院に勤務するか研究センターで働くことになります。(稀に医師国家試験に受からない人もいますが)

 

 

他の大学の学部はというと、法学部を出ても法律に携わる職業に全員が就いていません。むしろ法律に携わった仕事をしている方が少数派なのです。経済学部とか商学部を出ると色々な職業に就いております。理系の学部も学部で勉強したこととは別の分野の職業に就くことができます。鳩山由紀夫元首相・管直人元首相が理系出身の首相として有名ですよね。

 

 

ところが、医学部を出ると医者になりこの業界で一生を過ごすわけです。なぜ医者が医者として一生を過ごすかという理由ですが、医者になれば一生生活が安泰だからなのです。

 

 

厳密に言えば医者という職業でしか食っていくことが出来ないのです。医者の世界は医者を辞めると全てを失います。

 

 

大学時代の友人からも「あいつは医者を辞めた」ということでつまはじきにされてしまいます。彼らが求人で営業職や事務職等の募集に応募しても受かることは先ず無いと思います。ですから転職が非常に難しいのであります。

 

 

だから医者は一生医者なのです。

 

 

ですから、医学部に入学して最初は人助けの為だと思って頑張ってきたとしても現実の世界が抗がん剤治療や薬漬け治療で人間の健康を逆に害していることに気がついて良心の呵責にさいなまれても医者を辞めることができないのです。医者が医療業界の闇を暴いて世間に公表することはほとんどないのです。

 

 

全てを失いますから。

 

 

自分の人生を失うか、殺人医療で他人の命を奪うかの二者選択なのであります。

 

 

そうなると自分の人生を失うわけにはいきません。自分の人生を失うわけにはいかない人達が集まった集団が今の医療業界なのです。(中には善良な医師もいます)

 

 

若い医師が院長に向かって「この治療法は間違っています。患者が死ぬだけです!」とは間違っても言えないのです。そんなことでも言ったならば病院をクビになるどころかキチガイ扱いされてどこの病院も雇って貰えなくなるのです。

 

 

その筋の世界の『絶縁状』を貰うことと同じなのです。ですから医療業界は日本医師会を本家とする日本最強の組織なのです。

 

 

 

その結果、治らない治療法が採用されています。

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

 

 

 

これは医者の例ですが、別に医者に限った話ではないと思います。

 

 

どの世界でも異端児は歓迎されないでしょう。

 

 

 

熱い人は、流れに逆らうような事でも平気でしますが、頭の切れるエリート程そういうな事はしません。

 

 

エリート程です。

 

 

 

 

「一つの事象に対して意見が真っ二つに割れる」議論でつまづいた時は、一歩下がって、「人間社会の都合」について考える事をお勧めします。

 

 

一見、学問上の争いに見えて、実は学問とは関係のない争いかもしれません。

 

 

どちらが正しいのか迷ったら、この話を思い出して下さい。きっと、それまで混乱させられていたのがバカバカしくなると思います。

 

 

 

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