お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:歯

 

電磁波の影響は個人差があるので、ハッキリと「影響を受けている」と分かる人もいれば、「問題ない」と思っている人もいます。

 

 

 

しかし、「電磁波の影響を全く受けていない」と思っている人でも、自覚がないだけで実は影響を受けていた...というケースもあるので、2回に渡って、その調べ方を紹介します。

 

 

 

 

やり方は、二人一組になって、次の2つを比較します。

 

 

 

  • 1人が本等を持ち、もう一人が後ろから押す

 

 

  • 1人が電源を入れたスマホを持ち、もう一人が後ろから押す

 

 

 

これだけです。

 

 

 

前者は動かなかったのに、後者は押されてしまった場合は、スマホの電磁波によって、平衡感覚になんらかの影響が出ていると考えられます。

 

 

 

方法は、以下の動画で紹介されたものです。

 

 

 

 

電磁波過敏症を考える

 

 

 

動画を見てもらったら早いのですが、最近、有益な動画が消される事が多いので(特に医療系)、重要な部分は文字お越ししておきます。

 

 

 

なお、電磁波の影響を受けている人の為に、対処法も紹介します。

 

 

 

電磁波の影響を調べる方法(スマートフォン)

 

 

 

動画の文字お越し(2:40~12:8)

 

 

 

兵庫県神戸市元町駅前、藤井が院長を務める新神戸歯科がある。

 

 

ここには、歯の悩みはもちろんの事、歯科とは関係のないように見える様々な症状を相談に来る患者も多い。

 

 

 

この患者も、数年前首の痛みに悩み、藤井の元を訪れた。

 

 

今回、治療の続きを行う前に、ちょっとした実験を見せてくれた。

 

 

患者に本を持たせる藤井。

 

 

患者の背中に手を沿える。

 

 

 

藤井氏:「はい、行きます。力入れて、1、2、3」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「これが...十分力耐えるわけですね。

 

 

で、本人がお持ちの、ちょっとスイッチ入れていただけますか。これちょっと見といて下さいね。」

 

 

で、同じように押します。1、2、3」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「いとも簡単にこけるわけです。

 

 

だから、あの、ここのスマートフォンから出てる電磁波ですけど、これがどっかで受信してですね。

 

 

これで、脳のある種の機能を阻害しているんだろうということになるんですが...」

 

 

 

後ろから押されて、本を持っていた時は微動だにしなかったものが、スマートフォンになるとよろけてしまった。

 

 

藤井は、体のある部分が電磁波を強く受信し、このような影響を与えていることを突き止めた。そして次に、その部位を特定する。

 

 

 

 

藤井氏:「これをかぶせていただきますと、口腔とか頭蓋骨ですね、このへんから入ってくる電磁波が散るわけですね。

 

 

で、もしここ(スマートフォン)から出てる電磁波を、この部分(かぶせた部分)でもし吸収しているのであれば、今の現象は消えるはずなんですけど。

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「はい、力入れます。1、2、3。

 

 

するとこれが動かなくなるわけです。わかりますね。」

 

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「で、次に限局させるんで、脳、頭蓋骨、ここで受信している可能性があるのであれば

 

 

これをこうする(かぶせる)ことによって、これは消えるはずなんですけど...」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「はい行きます。1、2、3。

 

 

これ消えないですね。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「消えない...ということは、この部分(口腔周囲)で受信してる可能性が高いんで、歯の可能性が高くなるわけです。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「ですから今度は、このアルミホイルを口の周りに巻くわけですね。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「じゃ、もう1回いきますね。これついてますよ(スマホの電源)。

 

 

はい、いきますよ、力抜いて下さい。1、2、3.

 

 

これで耐えれますね。」

 

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「もちろんこれなしにすると、耐えられなくなります。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「ですから、口、たぶんその歯に入っている何かが、こっから電磁波を受信している可能性があるので、それを今から探すわけです。」

 

 

患者の口腔内のレントゲン写真。虫歯の治療の為、いくつか金属が埋められている歯の存在が分かった。藤井はこのうちの1本が、電磁波を大きく受信していると判断した。

 

 

 

藤井氏:「この歯にですね、今日取る歯に(アルミホイルを)かぶせます。こうやってですね。

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「閉じて下さい。これで起こします。

 

 

これで今のこの現象が、これで消えているかどうかを見るわけですね。

 

 

はいこっち来て下さい。先ほどと一緒に押します。はい、力抜いて下さい。1、2、3。

 

 

そうするとこれが、コケなくなりますね。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「これを外してしまうと、簡単にこけます。わかりますね。」

 

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「だから、あの歯に間違いないだろうということになります。」

 

 

 

藤井氏:「上に入ったアマルガムという金属なんですけど、水銀が入ってる。水銀が50%入っている。」

 

 

 

アマルガムは、毒物にも指定される合金。除去作業の際には、海外でも厳重なプロテクトが推奨されている。

 

 

 

 

藤井氏:「削ったりすると、蒸気になって出るんですけど、水銀って体に毒なので、
それを吸ったりすると、かえって体が悪くなる人がいるわけです。

 

 

今ここでもし飛び散っても口に入らない。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「で、ガスは、まあ水銀ガスを吸わないし、これでまた後でこういう大型の掃除機みたいなのでですね、これでちょっとやりますけど、こうやってガスを吸いながらやるわけです。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「当然術者も、これは防護せなあかんもんで、水銀マスクをします。

 

 

水銀は熱で蒸発しますので、なるべく削る時に摩擦熱を起こしたくないわけです。ですから、なるべく細いバーを使う。」

 

 

 

 

 

 

電磁波の受信元である歯に埋められた金属。

 

 

元々、虫歯を治療する為に用いられたものが、後になって、体に害を及ぼしているというのだ。

 

 

金属を取り除く作業は、5分もかからずに終わった。

 

 

 

患者:「なにも考えられない感じですね。頭の中真っ白で。」

 

 

藤井氏:「それで、さっきの現象が消えているかどうかですね。」

 

 

 

患者:「首の筋肉の使い方が全然違う。すごいことになりそうだな。動けば動くほど分かるんですよね。こういうのね。生き返ったみたい。」

 

 

 

藤井氏:「今取ったんですけど、どんな感じで変化しましたかね?」

 

 

患者:「あの、何年か前から、この頭の付け根のコリが酷かったんですけど、藤井先生のところに通ってだいぶ取れたんですが、このアマルガムをとってほとんどなくなった感じが今しています。」

 

 

 

レポーター:「すぐ実感されてるってことですね」

 

 

患者:「はい。イスから立ち上がってここ来るまでの間でもドンドンとれているし、たぶんこの後が楽しみ。今日の夜までがすごく楽しみだし、どんどん緩んでるのが分かりますね。」

 

 

 

藤井氏:「まあ、ですから、本人は電磁波過敏だなんてもちろん思っていないし、だけどどっか不調あるな...と。

 

 

一般的に、自分は全然電磁波の影響なんか受けてないよと思っててもですね、実はそういう、こういうところ(首)に出て、まあこの患者さんとか、首が痛いとか、いう形にですね電磁波の影響が出てたということが考えられるわけですね。」

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「で、これが、さっきのあれが取れてるかどうか、もう一度調べてみましょう。

 

 

いいですか。はい行きます。1、2、3。

 

 

 

これも、全然。」

 

 

 

患者:「押されてないくらいの感じですね。」

 

 

 

 

 

 

 

藤井氏:「全然動かないですね。」

 

 

レポーター:「全然違いますか?」

 

 

患者:「全然違いますね。もっと来て下さいって感じです。」

 

 

 

平行感覚を狂わせる電磁波。藤井はこの現象が、ある身近な事故を引き起こしていると推測する。それは、駅のホームで起こる人身事故。

 

 

毎年、全国で1000件を越える事故が発生している。

 

 

歩きながらのスマートフォン使用を禁止にする動きが広がっているが、混雑しているホームの中で、電磁波が影響しているとしたら。

 

 

 

 

歯科医師:「今問題になっている、電車の駅のホームからの転落事故。

 

 

形上はその、酔っ払いがよけ落ちてると言うんですけど、酔っ払いは昔から落ちてるんで、いるわけで、最近になって増えているわけじゃないですよね。酔っ払いはね。

 

 

昔、いわゆる国電と言われた時代なんかは、もっとたくさんの人がホームに溢れてたけど、そんなにたくさん落ちたわけじゃないんですけど。

 

 

今はもう毎日のようにホームから転落して、柵作ったりしてます。

 

 

主たる原因は、電車のホームでみんなが使ってですね、ホームで携帯電話やスマートフォンを使ってですね、それでまあ、電磁波がホーム上で、かなり人の平衡感覚を狂わせてですね、なんかちょっとポンと当たったはずみにですね、バーンとこう落ちてしまうと、いうようなことが起こっていると、いうのが実態じゃないでしょうかね。

 

 

ですから、まあ、そういうホームでのですね、携帯電話の使用、これ自分だけじゃなくてですね、周りにいる人までなっちゃうんで、そういうとこもですね、考えて欲しいなと思います。」

 

 

 

 

 

何故、複数ある「歯の金属」のうちの、たった一つを治療しただけで改善するのか、他にも金属の歯が残っているのに、何故それは影響しないのか...その部分は謎です。

 

 

 

金属の質やサイズによって、電磁波の引き付け具合が違うのか、

 

 

 

金属の数の減少に比例して改善するのか...その辺が良く分かりません。

 

 

 

そこで、歯に使われている金属について調べてみました。

 

 

 

保険適用の治療で使われる歯の金属

 

 

アマルガムは、現在ほとんど使われなくなったようですが、1980年代までは、もっとも一般的に使われていました。

 

 

 

従って、保険適用の治療をした人の口の中には、たいてい以下の金属が入っています。

 

 

  • 歯科用水銀アマルガム

 

  • 金銀パラジウム合金

 

 

 

 

成分はこのようになっています。

 

 

 

アマルガムの成分

 

 

 

  • 水銀・・・50%

 

  • 銀・・・35%

 

  • スズ・・・9%

 

  • 銅・・・6%

 

  • 亜鉛・・・少量

 

 

 

 

 

金銀パラジウム合金(保険で使われる銀歯の事)

 

 

 

  • 銀・・・・・・・48%

 

  • パラジウム・・・20%

 

  • 銅・・・・・・・17%

 

  • 金・・・・・・・12%

 

  • その他(亜鉛、イリジウム、スズ)・・・3%

 

 

 

 

「金銀パラジウム合金」と「アマルガム」の見分け方です。

 

 

 

  • 金銀パラジウム合金・・・光沢のある銀色

 

 

  • アマルガム・・・治療直後は銀色だけど、時間が経つと黒っぽく変性する

 

 

 

 

これらの金属は、普通にしていても溶け出すようなので、健康的ではありません。

 

 

『ワクワク楽しいヨリタ歯科クリニック メタルフリーの特徴』より引用

 

 

歯の治療金属が原因のアレルギーを防ぐことができます

 

 

口腔内に金属が存在することは常に金属アレルギーになるリスク要因となります。

 

 

金属は常に唾液や浸出液(体液)という液体に接触しており、特にイオン化しやすい金属では金属イオンとしてたんぱく質と結合して、生体から「異種たんぱく=異物」と見なされることがあります。

 

 

また、口腔は摂食器官として様々な性質の食べ物が入ってくるため、金属にとって過酷な環境であることが歯科金属アレルギーの大きな要因となっています。

 

 

現在金属アレルギーを発症していない方でも、口腔内に金属がある限り金属イオンの溶出は進み、生体内に蓄積していきます。

 

 

 

 

 

歯のアマルガムからは、1日およそ4~19マイクログラムの水銀が蒸散放出されているようです。

 

 

そしてアマルガムは、電磁波と組み合わせると、もっと良くないことが起きます。

 

 

 

『グローバルリスクコミュニケーション TrendsWatcher 携帯電話で水銀中毒になるリスクが増大』より引用

 

 

水銀の化合物は単体の水銀よりはるかに高い毒性を持ち例えばジメチル水銀は容易に体内に取り込まれ1/1000ミリリットルで死に至る猛毒となる。

 

 

その水銀は虫歯の修復材料として一般に広く使われている。

 

 

このほど携帯電話の電磁波が水銀の遊離を引き起こして水銀中毒となるリスクが報告された。

 

 

Science.NaturalNewsに掲載された論文によれば、MRIによって携帯電話を使用したあとのアマルガムから遊離した水銀が検出された。

 

 

同様の結果は他の論文にも発表されているが、最初の報告は2008年にパキスタン研究チームによる論文である。

 

 

アマルガムの危険性

 

 

アマルガムからの水銀の遊離について警告する論文はあったが、今回の結果は携帯電話の電磁波で遊離が促進されるというものである。

 

 

使用時に顎に押し付けられる携帯電話の微弱な電磁波によりアマルガムが加熱されることによって水銀の有利が促進される。

 

 

体内に吸収された水銀は血液で運ばれ脳と肝臓が損傷を受ける。

 

 

 

以下の動画で、素手で触ってはいけないものが口の中に入っている...と言われているのが印象的でした。

 

 

 

術者が厳重な防護を必要とする物を、治療で患者の体内に入れる...

 

 

 

なんか「抗がん剤」と被るなぁ。

 

 

 

 

 

 

2014年の動画です。

 

 

概要に次のような説明があります。

 

 

 

安易なアマルガム除去は様々な体調不良の原因になりえます。

 

 

ひとつは水銀ガスがヘモグロビンに張り付いて酸素運搬能力を下げる事。

 

 

その水銀が様々の臓器に置き土産として置いていかれる事。これによって各臓器の機能低下が考えられます。

 

 

さらに唾液と混じって飲み込んだ場合、更に胃液と結合して腸の機能を低下させます。

 

 

 

なんでこんな物が使われたのかというコメントに対して、以下のように述べられています。

 

 

 

水俣条約で水銀には厳しくなりましたが医療での使用はいまだにオッケーです。

 

 

 

保険診療からは外されましたが慈悲ではまだオッケーです。

 

 

 

大学教育でも水俣病は有機水銀で悪影響、歯科のは無機水銀で安定していて安全と教わります。

 

 

でも実際は動画の通り水銀ガスが発生します。

 

 

 

この方のブログを読んでみると、軽く考えない方がいいということが分かります。

 

 

 

『あおい歯科のブログ 水銀とセロトニン現象』より引用

 

 

水銀のせいで腸内環境が悪化してセロトニンが作られない

 

 

 

腸内細菌の役割は、栄養吸収や免疫物質、酵素の産生、老廃物などの排泄、解毒などがあります。

 

 

腸内にカンジタ菌が増殖する蠕動運動が妨げられ毒素までも吸収してしまいます。

 

 

 

最近では腸内細菌の働きで90%以上のセロトニンは腸内で作られると言われています。

 

 

腸内細菌を減らすのはカンジダ菌です。

 

 

じゃあ、なぜカンジダ菌が増えるのか?

 

 

カンジダ菌は砂糖だったり、小麦粉だったり、抗生剤だったり、酵母だったりがカンジタ菌の餌になって増殖します。

 

 

逆に善玉菌が少なくなるために相対的にカンジタ菌が増えることもあります。

 

 

以前にも書きましたが口の中の水銀化合物であるアマルガムから水銀ガスが発生して唾液と混じり胃に入り、次に胃液と混じり塩化水銀になります。

 

 

この塩化水銀が腸内の善玉菌を攻撃してカンジダと寄生虫を増やすのです。

 

 

その結果セロトニンが作りにくい体質になってしまいます。

 

 

 

水銀が脳に蓄積してセロトニンが分泌されない

 

 

有機水銀はシステインという物質と結合しやすく血液脳関門を簡単に通り抜け脳に蓄積します。

 

 

有機水銀は神経と親和性が強いので当然、健忘症、うつ、認知症、など神経系を狂わせます。

 

 

また有機水銀は脂溶性の物質のため脂分に取り付きやすいです。

 

 

脳は脂肪でできていますから当然水銀が蓄積しやすくなります。

 

 

また脳以外の全身の脂肪に付きやすくなります。

 

 

ちなみに・・・太っている人は脂肪を落とすダイエットで水銀の蓄積がだいぶ減っていきます。

 

 

但し、脂肪を分解する酵素のリパーゼの働きを阻害するために痩せにくい体質にもなっています。

 

 

それによって肥満、高血圧、糖尿病、中性脂肪高値などになりやすい体質になっています。

 

 

また、マグロなどの大型の魚は有機水銀の蓄積率が多くなります。マグロを食べすぎると有機水銀が脳へ蓄積する可能性が高くなりますのでご注意を。

 

 

厚労省でも勧告していますが妊婦はマグロなど摂取量の制限を勧告しています。

 

 

有機水銀は胎盤も通過して胎児に影響を与えます。

 

 

発達障害(自閉症)の原因はセロトニン不足と言われていますが、原因のひとつとして胎盤を通して蓄積した水銀のせいだとも言えるでしょう。

 

 

前述のとおり脂肪と水銀は結びつきやすいですからトロは焼いて食べた方が水銀が抜けてよいかもしれません。

 

 

歯の詰め物の水銀も通常は無機水銀ですが水銀ガスが腸内の細菌と結びついて有機水銀を作るので脳神経系や胎児への影響の可能性が出てきます。

 

 

以上の事よりセロトニン不足と水銀は密接な関係があります。

 

 

鬱、統合失調症、パニック障害などでパキシルを出されている方も多いと思いますがセロトニンが不足している原因が水銀である以上効果は限定的、または逆効果になっていくでしょう。

 

 

栄養療法ではビタミンB6を積極的に摂る方法がありますがやはり、水銀が邪魔をしている以上、効果は限定的と言わざろうえません。

 

 

セロトニンが減っていっている原因を追究してその阻害要因を取り除くのが栄養療法で最初に行うものだと思っております。

 

 

 

 

 

ちょと整理します。

 

 

 

歯の金属は溶け出す

 

 

金属に水銀が使われている場合は特に悪い

 

 

水銀は電磁波の影響で溶け出しやすい

 

 

水銀のせいで腸内環境が悪化する

 

 

免疫の80%は腸内細菌が作る

 

 

 

 

腸内環境が悪化すると免疫力が下がるので、感染症に不利という事になります。

 

 

 

「水銀ガスがヘモグロビンに張り付いて酸素運搬能力を下げる」ですが、次のような理屈だそうです。

 

 

『M&D おざわクリニック アマルガムの脅威と為害作用』より引用

 

 

疲労感が最多症状

 

 

水銀中毒で一番多い症状は慢性疲労です。なぜ多いのでしょうか?

 

 

理由の一つとして、ヘモグロビン分子の4つの結合部位に水銀が付着すると酸素運搬能力が低下するからです。

 

 

体に必要な酸素を運んでいるのは赤血球内のヘモグロビンですが、水銀が結合することで酸素が運べなくなるからです。

 

 

酸素運搬能力が低下しても、ヘモグロビンの量自体が減るわけではないので、通常の血液検査では異常値が出ない。

 

 

 

 

 

酸欠だと、ミトコンドリアが上手く機能しないので「解糖系」に傾きます。

 

 

 

乳酸も蓄積しますし、ATP不足になります。

 

 

 

 

酸素の運搬に問題が生じる...何かに似ています。

 

 

 

 

 

5Gです。

 

 

 

40から60GHzの周波数帯は酸素分子に作用する

 

 

酸素分子に吸収され、電子がスピンし、ヘモグロビンが鉄とくっつかなくなる

 

 

...という話を、以下の記事で紹介しました。

 

【原因不明】免疫力が低下したかもしれないと思った時に参考になるサイト

 

 

 

5Gの周波数は、鉄とヘモグロビンを結合させなくなるので、呼吸困難になるといわれています。

 

 

 

「電磁波」と「化学物質」の違いはありますが、酸素の邪魔をするという結果は共通しています。

 

 

 

  • 5Gの周波数・・・鉄とヘモグロビンの結合を邪魔する(呼吸困難)

 

 

  • 水銀・・・・・・ヘモグロビンに水銀が付着して酸素の運搬の邪魔をする(疲労)

 

 

 

以下の記事では、5Gは「大気」と「体内」両方の酸素を欠乏させるとあります。

 

 

で、ヘモグロビンにも影響があることが書かれています。

 

 

『shanti phula メキシコ便り(58):アラスカ州最高裁判官アナさん:「コロナウイルス感染は、5Gによる大気中と体内の酸素欠乏状態に、血液を薄くする解熱剤、深刻な大気汚染の要因が合わさっている。」』より引用

 

 

韓国は、酸素療法でコロナウイルスを退治した。

 

 

電磁波は色素酵素であるポルフィリンに悪影響する。

 

 

ポルフィリンは光に敏感なので電磁波に影響される。そして、それはヘモグロビンを作る「ヘメ」の生産能力を低下させる。

 

 

 

よく、電磁波のダメージを否定する説明に

 

 

 

電離放射線に比べると周波数が低い

 

 

 

熱作用以外は特に問題ない

 

 

 

...という理屈を目にしますが、酸欠は問題でしょう。どう考えても。

 

 

 

 

5Gの電磁波によって、新型コロナウイルスの症状が悪化する...という見解があります。

 

 

 

どちらも酸素の運搬に問題が生じるので、片方だけの問題なのか、相乗効果なのか、気になるところです。

 

 

 

5Gの開始時期と、新型コロナウイルスの流行の時期はほぼ一致します。同時期に似たような症状が現れているので、原因をハッキリ解明して欲しいです。

 

 

 

この2つは対処法が違いますから。

 

 

 

 

ついでなので言っておくと、水銀は胎児にも影響を与えます。

 

 

 

 

ここで、新型コロナの特効薬アビガンと比較してみます。

 

 

 

 

アビガンは、動物実験で催奇形性があったので妊婦には使えません。

 

 

 

しかし、それ以外の人にとっては、極めて安全な薬なのですが、やたらと「催奇形性」「催奇形性」と言って、危険な薬であるかのように宣伝されます。

 

 

 

アビガンの成分は、一週間程度で尿とともに対外に排出されます。

 

 

 

一方で、重金属の水銀は体内に蓄積されやすいです。

 

 

 

「アマルガムで治療した歯を持つ妊婦」が携帯電話を使う方がよっぽど危険だということになります。

 

 

 

5Gになると、周波数が高くなるだけでなく、基地局の数が増えるので、電磁波汚染が悪化します。

 

 

 

 

ちなみに、周波数です。

 

 

 

 

補足です。

 

 

※5Gは、28GHzだと思ったら、それ以上の60GHzもあるようです。

 

 

※無線LANも60GHzがあるので、これも警戒する必要がありそうです。

 

 

※「ミリ波」は、30GHz~300GHz帯を指しますが、厳密な区分けではないので、5Gの28GHz帯も「ミリ波」と呼ぶそうです。

 

 

※sub-6は、4G周波数の延長として利用できる。

 

 

※5G、4Gの「G」は、ジェネレーションと言う意味。

 

 

 

アマルガムを除去する場合

 

 

 

アマルガムの除去を行ってもらう場合ですが、以下の動画を見ると、換気設備や集塵設備のある歯科医院を選ぶ方が良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

「ラバーダム」というシートを使用してもらえるかどうかは重要です。

 

 

設備を重視すると、たぶん、保険外診療になると思います。

 

保険診療と保険外診療の根管治療の違いは設備だけではない

 

 

 

 

保険外診療は高いし、今すぐできない...という場合は、とりあえず栄養療法が有効かと思います。

 

 

重金属のデトックスには、以下の栄養素が必要です。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉医院長のブログ 有害重金属と主な排泄栄養素 (有害重金属のデトックス)』より引用

 

 

水銀(Hg)ーーーZn、Se、Ca、Fe、A、C、E

 

 

鉛(Pb)ーーーZn、Ca、Fe、C、E

 

 

アルミニウム(Al)ーーーZn、Mg、Fe、Ca、B6

 

 

カドミウム(Cd)ーーーZn、Se、Fe、、C、E

 

 

銅(Cu)ーーーZn

 

 

ヒ素(As)ーーーーSe

 

 

 

Mgの拮抗元素Caは過剰になりがちなのであえて追加摂取の必要はないと思われる
つまり、デトックスには

 

 

ミネラル処方(Fe、Zn、Mg)+セレニウム(Se)+C

 

 

 

調べたら、どの金属が電磁波を引き付けるかは、人によって違うようです。

 

 

「アマルガム」や「パラジウム合金」だけでなく、「歯科用合成樹脂」に反応する人もいるからです。

 

 

また、「体内に蓄積した物質」も問題だということが分かりました。

 

 

 

『新潟県十日市市ホープ歯科クリニック 体調を変える5つの要因 電流・電磁波』より引用

 

 

金属以外にも電磁波を集める物質があります

 

 

体内(特に脳)への重金属の停滞。本人に、まったく金属による治療がされていなくても食品や母親からの移行が考えられます。特に水銀が問題です。

 

 

●体外からの重金属(水銀)の移行経路①

 

…マグロなどの大型魚類からの水銀の移行

 

 

●体外からの重金属(水銀)の移行経路②

 

…胎児の時期の母親の水銀を含む金属からの移行

 

 

 

歯の金属を取り除けない人もいる

 

 

電磁波を引き付けやすい金属ですが、中には簡単に取り除けない人もいます。

 

 

 

私は虫歯が多かったので、金属を使っている歯が多いです。

 

 

 

 

神経を抜いてないなら問題ありませんが、神経を抜いている場合、いつ中にばい菌が入って、歯の下にある顎の骨を溶かすか分かりません。

 

 

 

 

炎症を起こすと、激烈痛いです。

 

 

 

根管治療体験①突然、顎の骨が痛くなったので歯医者へ行った

 

 

 

 

そうなった場合は「根管治療 こんかんちりょう」という治療をするのですが、完璧に治すことは難しいのです。

 

 

 

保険診療の歯科医院で治療した場合、成功確率は2分の1です。

 

 

保険外診療専門の歯科医院で行うと、90%くらいになります。

 

 

 

「保険診療の歯科医院で受ける保険外診療」と、「保険外診療専門の歯科医院で受ける保険外診療」は、治療の質が全く別物です。その違いは以下の記事に書いています。

 

 

保険診療の歯科医院で行われる保険外診療について知っておきたいこと

 

 

「保険外診療専門の歯科医院」は高いし、そもそも数が少ないので、ほとんどの人は、「保険診療の歯科医院」で治療することになります。

 

 

 

私は「保険診療の歯科医院」で根幹治療をしましたが、上手くいって3年経った今も痛みはでていません。しかし、それでもかかりつけの先生から、成功率が50%なので、いつ再発してもおかしくないと言われています。

 

 

根管治療を完璧に行なうのはほぼ不可能。神経を抜いた歯の再治療の成功率が落ちる理由とは

 

 

 

で、そうなった時は、根幹治療の為に歯を壊すので、高価な材質ではなく、安価な金属の方が良いと言われたので、金属のかぶせ物にしました。

 

 

 

ちなみに、金属を用いない「メタルフリー」という治療で使われる材質には、次のようなものがあります。

 

 

 

  • セラミック(陶材)

 

  • ハイブリッド(強化プラスチック)

 

  • ジルコニア(鉱石)

 

 

 

 

 

健康の為には金属以外の歯にしたいですが、

 

 

 

いつ再発するかわからない、神経を抜いた歯には常にそのリスクがある、治療のたびに歯を壊す....

 

 

 

しかも神経を抜いた歯が複数ある。

 

 

 

この状態なので、金銭的に保険でなんとかなる金属を選ばざるをえません。

 

 

 

そういうケースもあるということです。

 

 

 

あと、人工関節等を使っている方も金属が入っています。

 

 

 

まとめ

 

 

 

金属製の歯は電磁波を受信するアンテナになりやすい。

 

 

金属がアマルガムの場合は水銀が含まれている。

 

 

電磁波を浴びることで、水銀が溶け出しやすくなる。

 

 

水銀によって腸内環境が悪化する(免疫力低下)

 

 

金属は取り除ける人と、そうでない人がいる。

 

 

金属を取り除けない人は、電磁波を避けるしかない。デトックスも併用する。

 

 

 

【小中学生でも実験できる】測定器を使わずに電磁波の影響を調べる方法(スマートメーター)へ続く

 

【深刻な事態】5Gの開始だけでなく、4月1日から水道水の水質基準が変わります。

 

本日4月1日から、水道水の水質基準が変わるようです。

 

 

 

電磁波の問題を調べている最中だったので、この件まで手が回らないのですが、知らない方もいると思いますので、一応報告いたします。

 

 

 

水ジャーナリスト、橋本淳司氏の記事です。

 

水道水の水質基準が変わる「水質管理目標」に発がん性が指摘される有機フッ素化合物

 

 

 

私は調べていないので、現時点では、これが問題あるのか、そうじゃないかは、なんとも言えませんが、もし、体にダメージを与えるようなら、非常に良くないです。

 

 

 

それだけは言えます。

 

 

 

今は感染症が流行っているので、免疫力を高める必要があるからです。

 

 

 

それなのに、5G開始による電磁波汚染、そして水質まで悪化したら、体はどうなるのか。

 

 

この2つは、以下の点が共通しています。

 

 

 

 

  • 代替がないので逃げられない

 

  • 害がある事に気が付きにくい

 

  • 毎日継続(空間にいる、水を使う事は止められない)

 

 

 

 

 

空間が汚染されては、逃げ場はないですし、ましてや、自宅待機で一か所に留まるように指示がでている時です。

 

 

 

買い物にも行きにくい、収入が減って出費を控えたい時に、料理に使う水までミネラルウォーターにしますか?

 

 

 

ここまで感染者が増えれば、いくら、人込みを避け、手洗いをし、除菌をしても、滅菌室ではないのですから、避ける事は難しいです。

 

 

 

今必要な対策は、仮にウイルスと接しても、打ち勝てるような強靭な肉体を手に入れることではないですか。

 

 

 

免疫力を下げるようなことを絶対にしてはいけないのです。

 

 

 

個人が体の為に、お酒やタバコを控えても、電磁波や水質が悪化したら、全ての努力は水の泡です。

 

 

 

体の抵抗力を下げるような事を続けていては、ウイルスに対して弱い体になるでしょう。回復力も弱くなります。

 

 

 

電磁波が体にダメージを与えるという話は、以下の記事でしました。

 

 

 

体調不良が電磁波によって悪化。気づいて対策するまでの過程。

 

 

5Gの空間では、生体は健康的な生活を送ることはできません。

 

 

 

しかし、水道に関しては、まだ調べていないので、参考になりそうな動画や記事を貼っておきます。

 

 

 

これが確実に悪いかどうかは分かりませんが、もし免疫力を下げるものだったら危ないと思ったので、お知らせだけさせていただきました。

 

 

 

 

『purete(純粋)のお菓子で幸せなひと時』より引用

 

 

フッ素の恐ろしい歴史

 

 

アメリカでは全人口の70%の公用水道水にすでにフッ素化合物が添加されています。

 

 

そのため、住民のフッ素に対する関心も高いのです。

 

 

1950年代、アメリカで水道水へのフッ素化合物添加の是非をめぐる一大論争が科学者の間で起きました。

 

 

そのとき低濃度(1ppm=100万分の1)のフッ素の安全性を訴えたフッ素支持派の筆頭者はハロルド・ホッジ博士でした。

 

 

 

恐ろしいことに、ホッジ博士とは、広島に投下した原子爆弾を開発した 「マンハッタン・プロジェクト」の中心的人物であり、その他にも数々の非人道的な実験を行っていたことでも有名ですが、詳細は後述します。

 

 

 

またフッ素を人類史上、初めて水道水に導入したのはナチスです。

 

 

 

強制収容所からユダヤ人が脱走しないようにフッ素入りの水を飲ませ、その意思をくじいてしまうことが目的でした。

 

 

 

またフッ素は殺鼠剤の主原料としてよく用いられています。

 

 

 

日本におけるフッ素支持派の歯科医師や学者の多くは、これらの事実を知っているのでしょうか。

 

 

 

 

 

ある空間から逃げないように...

 

 

 

フッ素の推進者は人に毒を強要する犯罪者です

 

 

これだけは覚えておいてください。

 

 

 

あなたの市の政治家が水道水のフッ素の濃度を自然に存在するフッ素のレベルに合わせていると言っている事を。

 

 

 

彼は貴方に嘘を言っています。その本当の意味は彼は水道水に殺虫剤の化学物質を捨ててあなた方全てに毒を飲ませているのです。

 

 

 

この言葉を拡散しよう:フッ化ナトリウムは毒物です!その一つの理由はそれは殺虫剤として有効に働く事です。

 

 

官僚たちはそれを市の供給水に捨てています。

 

 

ポートランドの市長のサム・アダムスの様に(http://www.naturalnews.com/036965_Portland_water_fluoridation_toxic_c...)

 

 

凶悪な犯罪者として逮捕されるのにふさわしいです。

 

 

彼はアメリカの市民に対して大量破壊兵器を解き放っているのですから。

 

 

 

フッ素は化学兵器です。それを摂取すると現実以上の戦時中のコントロール下での副作用を引き起こすことになります。

 

 

 

 

次回誰かがあなたにフッ素という化学物質が人の健康に悪いという科学的な証拠が何もないと、説得しようとしたら、単に彼らに国立環境学衛生研究所発刊の環境健康展望誌それは現在25刊目ですが、そこに掲載された最近の新しい研究は、「フッ素は脳の発育に障害を与え、著しく人のIQを低下させる」である事を指摘すると良いでしょう。

 

 

ハーバード大学の公衆衛生大学と上海の中国医科大学の研究者たちの共同研究は、27の異なったフッ素の研究の評価による「子供たちに対するフッ素の影響」です。

 

 

 

そのレビューには、共同チームはフッ素に被爆する事は特に成長期の子供では適正な認知の発達や脳の形成に非常に問題が起こるという「強い影響」を発見しました。

 

 

 

この図によれば、水道水に人工的にフッ素が添加されている地域の子供達は全体的にIQのレベルがフッ素が添加されていない地域に住む子供たちよりも低い事が分かりました。

 

 

 

そして他の外部からの認知の健康や発達に影響するであろう因子を考慮した後に、フッ素の被ばくとIQのダメージの関係は否定できない事を結論付けました。

 

 

 

 

 

 

フッ素については4:15あたりから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(追記) 「水道水にフッ素が入る」話は、デマだったようなので、根拠と共に訂正します。

 

近況報告とお知らせ(訂正あり)

 

 

 

上顎骨の成長不良が、不正咬合や、鼻詰まりの原因になる...というお話のつづきです。

 

 

子供の歯並びが悪くなる真の原因。骨格的な不正咬合の予防は母親にかかっている

 

骨格が原因の鼻詰まりは子供の時の成長で決まる。口呼吸が招く脳への悪影響。

 

 

これらの記事では「上顎骨が成長不良になることで起きる問題」について述べてきたので、ここでは、そうならない為に、「子供の上顎がまともに成長する為にはどんな栄養が必要なのか」についてお話しします。

 

 

 

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顔の幅が細い現代人

 

昔と現代の人では、明らかに顔が変わっています。以下は有名な写真です。

 

 

『未来の日本人の顔』より引用

 

戦後の高校生からの予測

 

大阪のある高校の50年前と最近の卒業アルバムを使い、CGで50年前の平均顔と最近の平均顔を作って比較すると、高校生の顔は50年間で細長く変化していることがわかる。その変化傾向を延長すると、100年後の未来顔2号ができる(図3)。ただし、50年前と最近の高校生では髪型が違うので、未来顔では極端に髪の毛が多くなっていることに注意。

 

 

 

図3 変わる高校生の平均顔(画像提供・東京大学工学部原島研究室)

 

 

50年前の高校生と最近の高校生の平均顔の違いから、未来の高校生の顔を予測した(未来顔2号)。

 

 

未来顔の教訓

 

 

いずれにせよ、顔かたちの変化では、未来顔1号と未来顔2号はたいへんよく似ている。そのことは、縄文時代や弥生時代から2,000年以上かかった変化と戦後50年間の変化がほとんど同じであることを意味している。変化が加速してきているのだ。

 

 

このまま進めば、未来人は、アイスクリームコーン(これが顔)に、丸いアイスクリーム(これが頭)をたっぷり載せたようになってしまう。

 

 

未来顔は、若者にとっては、ある意味では格好いいのかもしれない。しかし、顎が細くなりすぎると、歯の生えるスペースが確保できなくなる。その結果、第3大臼歯(親不知)が生えられなくなったり、乱杭歯になったりして、歯の健康のためには危険である。また、顎の関節が未発達だと、少しのストレスで顎関節症を起こすことになる。

 

 

この図は、昔から存在しています。

 

 

「50年後の高校生」や、「100年後の高校生」の顔は想像図ですが、「50年前の高校生」と「最近の高校生」の顔は、その時の平均の顔です。

 

 

確かに細くなってます。

 

 

私がこのCG写真を始めて見たのは随分前ですが、その時すでに、「最近の若者の顎は、昔の若者の顎に比べて細い」と言われていました。そんな実感はありませんでしたが、この画像を見た時、やっぱりそうなんだと思ったものです。

 

 

でも、気になるのが、何故顎が細くなっているのかですよね。

 

 

一般的によく言われている理由は、だいたい「最近は柔らかい食べ物が増えたので、硬いものを噛む習慣がない。だから顎が発達しない」というものです。というか、他の理由は聞いた事がありません。

 

 

簡単に言うと、鍛えてねーから、弱いんだ・・・という理屈です。

 

 

柔らかい食べ物ばかり食べているのは、その通りなので、その説は説得力がありました。

従って、その時は、言われるがまま、信じていましたし、顎の細さばかりに目がいっていました。

 

 

しかしですね、

 

 

写真をよく見ると、「最近の高校生」は、下顎だけでなく、上顎から細くなっているのが分かります。

 

全体的に頭蓋骨の下半分に、横の広がりがありません。

 

 

ということは下顎以前の問題で、「何を噛んでいるか」はあまり関係がないように思えます。

 

 

鍛えるかどうかは関係ないと思うのですが、「硬いものを噛まないから顎が細いんだ」と大合唱されれば、なんとなく「そうかな」と思ってしまいます。

 

ですが、それでは上顎骨の幅がない事への説明にはなっていません。

 

 

 

 

上顎骨の幅が広がらないのは、妊娠中の母親の栄養不足(鉄不足)が影響しています。

 

ということは、

 

 

 

  • 「50年前の高校生」→母親に妊娠出産に必要な栄養が足りていた

 

  • 「現代の高校生」→母親に妊娠出産に必要な栄養が足りていなかった

 

 

・・・と考えられるわけです。

 

 

 

 

引用元の記事では、一応、昔の高校生は「50年前」ということになっています。ということは、彼らが生まれたのは、彼らの年齢15~18歳を引けば、65~68年前ということになります。

 

今は2017年ですから、1949年~1952年あたりに生まれた人達の平均になります。

 

 

 

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母親と鉄

 

 

前回、「鼻中隔軟骨(びちゅうかく・なんこつ)」という軟骨についてお話しました。真ん中に位置し、鼻の土台の役割を果たす重要な軟骨です。

 

 

『VERITE CLINIC 鼻中隔延長術~第2章 : 鼻の構造を理解しましょう』より引用

 

 

 

この軟骨が正常に成長すれば良いのですが、そうではない事の方が多いのです。曲がっている人は多いそうです。

 

子どもの「鼻中隔軟骨」の成長が上手くいかないのは、妊娠前、妊娠中の母親の栄養不足に原因があります。

 

とくに大事なのはです。

 

 

『歯医者の99%は手抜きをする ダメな歯医者の見抜き方 いい歯医者の見分け方 / 著者:歯学博士 長尾周格』より引用

 

軟骨は主にコラーゲン(Ⅱ型コラーゲン)とプロテオグリカンという糖タンパク質からできていて、特にコラーゲンの合成においては20種類のアミノ酸のほかに、ビタミンCや鉄を必要とします。

 

鼻中隔軟骨が形成される時期に必要な栄養素が不足すると、軟骨の形成不全が起こり、正常な鼻中隔軟骨の大きさに成長できなくなります。

 

このように栄養欠乏と鼻中隔軟骨の成長不良とは密接な関係があるのです。

 

 

妊娠中の鉄分欠乏と軟骨の成長

 

鼻中隔軟骨の成長において鉄分は特に重要な栄養素です。しかし鉄分は人間にとって吸収が難しく、消化器官が完成している大人でも、食べ物に含まれている鉄分のうち体内に取り込むことができるのは30%未満といわれています。そのため、消化管が未発達である6歳までの子どもが、食事から十分な量の鉄分を取り込むことは困難です。

 

しかし一方で、6歳までに脳は大きさにおいて成長をほぼ完了し、上顎の骨の横幅の成長も9割がた終了します。

 

鼻中隔軟骨は、主に妊娠中に母体からもらってきた鉄分によって作られます。ところがこの時期に十分な鉄分が無いと、鼻中隔軟骨の成長不良が起こり、上あごの横幅が成長不良を起こしてしまいます。

 

そのため胎児は母親のおなかの中にいる間に、母体からありったけの鉄分をもらって生まれてきます。しかし妊娠時の母体に十分な鉄分が無かった場合には、子どもが鉄分欠乏の状態で生まれてきてしまいます。

 

(159p~160p)

 

 

上顎骨の横幅の成長具合は、鼻中隔軟骨の成長にかかっていて、その鼻中隔軟骨はを始めとした様々な栄養素が必要です。

 

 

 

以前、母親の鉄不足が、子どもの脳に与える影響についてを記事にしましたが、脳だけでなく、骨や軟骨にも影響するというわけです。

 

鬱や睡眠障害や発達障害の原因を栄養の視点から考える。鉄不足が脳に与える影響は深刻だった

 

 

発達障害を遺伝として片づけない。母親の鉄不足が子供の脳に与える影響とは

 

 

 

母親の責任は大きいと言えます。彼女達に正しい知識を教えなければいけないのですが、その環境が整っていない。

 

 

ハッキリ言って、これは、中学校の保健体育の授業で教えるべき事です

 

 

子どもの鉄は、妊娠中に母体から貰ってきた鉄に委ねられるので、妊娠前に栄養(特に鉄)をしっかり蓄えておく必要があります。

 

 

女性は、一回の妊娠出産で「フェリチン(貯蔵鉄)」を50失います。

 

 

失うというのは、子どもに持っていかれるということです。当然、母親の「フェリチン」が50以下であれば、子どもが十分な鉄を貰えないだけでなく、母親も自身のフェリチンが枯渇するので健康ではいられません。

 

「産後のうつ」は、妊娠出産による「鉄欠乏」が原因です。

 

 

 

フェリチン(貯蔵鉄)が何なのかよくわからない方は、以下の記事をご覧下さい。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

フェリチンは普通、測りません。

 

しかし、妊娠予定のある人は妊娠前に自身の体に鉄がどれだけあるのか、フェリチンを測っておくことをお勧めします。何故なら、女性は生理で鉄不足になるので、鉄を体に蓄えるのは、食事だろうが、サプリだろうが、時間がかかるからです。

 

 

『ロバスト・ヘルス 飽食先進国で若い女性の貧血が深刻』より引用

 

「じゃあ、妊娠したら鉄剤を飲まないと」と思われたかもしれません。しかしそれでは遅いのです。ヘモグロビンの値が正常化するには6-8週かかります'。

 

英国国民保険サービスによれば、鉄剤は通常、2-4週間ごとに担当医が反応を確認しながら内服を続け、ヘモグロビンが正常値になった後さらに3カ月の継続が推奨されます。

 

貯蔵鉄を満たすためです。妊娠に気づいてからの対応では、胎児の臓器・器官が急速に発達する妊娠初期〜中期に、胎児に「薄い血」を供給することになる可能性があります。

 

 

日本人の生理がある女性の多くは30以下です。

 

 

ちなみに、海外では妊娠するにあたって鉄がこのくらいないといけないという基準があり、中には、フェリチン40以下では妊娠は許可されない国もあるそうです。

 

 

 

妊娠前に「フェリチン」を測る事、鉄を摂取する事の重要性を分かっていただけたのではないかと思います。鉄が足りていないと、子供の成長に影響がでますから。

 

 

 

そして、忘れてはいけないのが、鉄の吸収には「タンパク質」が必要であるということです。

 

この2つがセットで足りている事が基本となります。

 

 

 

鉄製品の効果について

 

「50年前の高校生」は、上顎骨の幅があるので、彼らを産んだ母親は、妊娠時に鉄もタンパク質も足りていたということになります。

 

 

その時代の「鉄」や「タンパク質」事情について考えてみます。

 

 

まずは「鉄」からです。

 

 

「50年前の高校生」が生まれたのは65~68年前ですので、母親は1949年~1952年あたりに出産したと考えられます。

 

 

昭和20年代です(昭和24年~27年)。

 

 

彼女達と、それ以降の世代の母親では、「鉄」の摂取量が違います。

 

 

1949年~1952年に子どもを生んだ女性が食べていた料理は、ほぼ鉄製の調理器具で調理されていたと思います。鉄の羽釜、鉄の包丁、鉄瓶、鉄鍋を使っていたはずです。それに比べると、現代の調理器具は鉄製の物は少ないですよね。

 

 

昭和20年代の女性は、鉄製の調理器具のお陰で、現代女性よりも多く鉄分を摂取できていたと考えられます。

 

 

鉄の調理器具で料理をすると、食材の鉄分が豊富になります。あの「ひじき」の鉄分でさえ、鉄鍋の効果によるものだそうです。

 

 

『医療法人 弘鳳会 専門医のコラム ひじきの鉄分が9分の1 ! 「ひじきは鉄分の王様」 は過去の話…。』より引用

 

 

ひじきは鉄釜で茹でていたから、鉄分が豊富だったのか !!

 

干しひじきは、原料の海藻を鉄製の釜で煮て渋みを取り、乾燥して作られます。以前はひじきを煮るとき、鉄製の釜が使われていました。しかし近年、使われる釜が鉄製からステンレス製に代わりました。それで、ひじきに含まれる鉄分が減ったというのです。

 

 

鉄釜で茹でていたから、ひじきの鉄分が多かった…。つまり、ひじき自体には鉄分は多くなかったということでしょう。

 

 

今回改訂された成分表を見ると、ステンレス釜で加工されたひじきには、100gあたりの鉄は6.2mgしか含まれていません。一方、鉄釜での加工だと58.2mgです。

 

 

鉄分という観点でひじきを利用したい場合は、原材料の表記で、ステンレス製の釜で加工したのか、鉄製の釜で加工したのかをチェックしたほうがいいでしょう。

 

 

ひじきのほかに、切り干し大根について見てみると、100gあたりの鉄分は3.1mgで、以前の9.7mgのおよそ3分の1となっています。これも、以前は鉄製の包丁で加工していましたが、ステンレス製の包丁にとってかわったため、鉄分が減ったと考えられています。

 

 

1949年~1952年に子どもを生んだ女性達は、子供の成長に必要な鉄を日常的に摂っていたのです。

 

 

それとこの世代は、戦後から少しずつ豊かになっていって、動物性食品も容易に手に入るようになった為、鉄だけでなく「タンパク質」の摂取量も増えています。

 

 

『公益財団法人 日本食肉消費総合センター 食生活の変化と寿命の延びの関係は?』より引用

 

 

今から約80年前、大正7年の家庭では、漬け物やみそ汁をおかずに米を4人で毎食5合食べたという記録があります。

 

 

油脂はほぼゼロ、動物性食品は20gの塩蔵魚を週5回ほど食べていますが、平均的総摂取熱量は2,100kcalと現在(平成10年1,979kcal)より多く、タンパク質も平均53g摂取(平成10年は約80g)。

 

 

こうした穀類中心の粗食が、結核などの感染症や脳卒中を招いたといわれています。

 

 

戦後、動物性食品が食卓に上りだすと日本人の寿命も次第に延び始めます。

 

 

まず感染症の代表・結核が昭和20年代から30年代に激減、死亡率のトップは脳卒中に変わります。

 

昭和40年代以降は脳卒中も減り、昭和50年代に死亡率第一位はガンに変わりました。

 

 

(中略)

 

 

昭和25年(1950年)頃のタンパク質摂取量は1日68gで、

 

昭和35年(1960年)69.7g、

 

昭和55年(1980年)78.7g、

 

平成10年(1998年)79.7gとなっています。

 

 

脂肪摂取量は昭和25年には1日18gが昭和55年に55.6g、平成10年には57.9gと50年前の3倍近くに増えました。

 

 

タンパク質と脂肪の摂取増は寿命の延びと比例し、それは動物性食品の増加とも比例します。

 

 

昭和35年の肉類摂取量は1日18.5gですが平成10年は77.5gと約4倍に、同じく卵類は2倍強、牛乳・乳製品は約4倍に増えました。

 

 

魚介類は約1.3倍の伸びにとどまっています。

 

戦後はまだ肉が高価だったので、今程たくさんの肉を食べる事はありませんでした。しかし、それ以前の日本の食事と比較すると、明らかにタンパク質の摂取量が増えました。だからこそ、

 

>感染症の代表・結核が昭和20年代から30年代に激減

 

ということに繋がったのです。

 

この世代は「タンパク質」単体で見れば、現代人より少ないです。しかし 鉄+タンパク質 の両方が摂れる環境だったと言えます。

 

これで、「現代の高校生」の上顎が貧弱で、「50年前の高校生」の上顎がガッチリしているのか、腑に落ちます。

 

 

今の世代は、タンパク質・脂質は足りても、調理器具がステンレスやテフロンとか鉄以外の製品になったため鉄が不足しています。

 

 

作物はビタミン・ミネラルが少なく、おまけに糖質超過多なので、それらを代謝するのに、ビタミン・ミネラルを消費してしまいます。

 

 

従って、上顎が丈夫に成長しないわけです。

 

50年よりもっと前の世代は、鉄製品から鉄の摂取はできても、欧米化していない純粋な日本食だったので、脂質・タンパク質不足だった為、鉄を摂っても吸収が悪かったと考えられます。出っ歯が多かったのは、鉄を摂れてもタンパク質が不十分だったからではないでしょうか。

 

 

 

何故、「栄養の乏しい昔の和食」を食べていた人が、現代人より頑丈な子を生むのか謎でしたが、

 

冷静に考えたら、50年前の高校生が生まれる前は、今ほどではないにしろ動物性食品も多少は豊かですし、鉄も摂れる・・・この世代が一番、栄養の良いとこ取りをしていたのです。

 

 

大事なのでもう一度言いますが、鉄の吸収にはタンパク質が必要なのです

 

 

現代人のように鉄が足りなくてもダメ、戦前の人のようにタンパク質が足りなくてもダメなのですタンパク質不足を治さないと、鉄は増えません。

 

戦後1949年~1952年あたりに出産した女性は、偶然が重なって「鉄タンパク」が両方摂れていたため、子供の上顎が十分成長したのでしょう。

 

 

まとめるとこんな感じですね。

 

 

  • 現代の高校生を産んだ母親 → タンパク質は足りても、鉄が足りない

 

  • 50年前の高校生を産んだ母親 →タンパク質を食べるようになり、鉄も足りている

 

  • 昔の母親 →タンパク質が足りないが、鉄は足りている

 

 

一応付け加えておきますが、昔の人の場合、タンパク質を食べれる環境にあるかどうかは人によって違います。肉は高価でしたので、家庭の経済状態によって食べられない人もいたと思います。

 

そして、「その人の生まれ育った地域の食文化」に左右される可能性も高いです。

 

場所によっては、ほとんど動物性のタンパク質を摂らない地域もあれば、魚や昆虫などからタンパク質・脂質を積極的に摂取していた地域もあります。後者の場合は、タンパク質・脂質+鉄が摂れていたと考えられます。

 

 

従って、戦前生まれの日本人には出っ歯の人もいますが、「50年前の高校生」の写真のように、顎がガッチリしていて、魚の背骨を平気で噛み砕くようなツワモノも多いのです。実際に、私の周りにそういう年配者がいます。

 

 

 

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最近の母親の栄養状態

 

 

「50年前の高校生」の栄養状態 > 「最近の高校生」の栄養状態

 

 

は、言い換えると、

 

 

「50年前の高校生を生んだ母親」の栄養状態 > 「最近の高校生を生んだ母親」の栄養状態

 

 

ということです。

 

 

ここまでの説明から、現代人に鉄が不足している事は理解していただけたかと思います。

 

 

 

しかし、調べてみると、若い女性に不足しているのは「鉄」だけじゃないようです。ダイエット等で、摂取カロリーが終戦直後より低いのだそうです。

 

 

 

ダイエットといえば、動物性食品を減らすのが王道ですから、タンパク質や脂質も不足している可能性大です。

 

『NAVER まとめ 若い女性の摂取カロリーは終戦直後より低い・・。“痩せすぎ”な人が多すぎる日本』

 

 

 

ダイエットもこのレベルになると危険です。

 

 

 

戦時中や、終戦直後の食料が無かった話は散々聞かされて育ってきましたので、それ以下って凄いと思います。

 

 

といっても、糖質制限をする前までの私は、1日1食とか、断食をしていましたので、人のことは言えません。当時は、体温は低いし、何もしなくても疲れるし、代謝は落ちるし、体重は増えないし、不健康でした。

 

 

おまけに女性は甘いものが大好きです。これらの代謝によって、ビタミン・ミネラルも浪費されます。

 

 

ほとんどが、糖質過多・タンパク質不足・脂質不足・ビタミン不足・ミネラル不足です。

 

 

この状態で、健康な子供が生まれるだろうと思うのが間違いです。

 

 

また、糖質過多だと「卵子」や「卵巣」が糖化してしまいます。「卵子」は数が決まっていて、入れ替らないので注意が必要です。

 

卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる

 

 

 

 

子供の上顎がどうしてまともに成長しないのか、についてお話してきました。

 

 

「近代食」を食べなかった先住民のような「しっかりした骨格」に成長するには、女性の努力はもちろんですが、正しい知識を得られる環境が必要です。

 

 

 

子供の成長にはどんな栄養素が必要なのかをもっと伝えていかなければなりません。

 

 

 

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子供の骨格的な歯並びの悪さは何で決まると思いますか?

 

 

遺伝ですか?

 

 

それとも、生まれてからの習慣ですか?

 

 

 

違います。

 

 

 

 

生まれてくる前、つまり、母親の妊娠中、妊娠前の栄養状態で決まると言っても過言ではありません。

 

 

 

・・・と言っても納得できないと思うので、数回に分けて、妊娠中の母親の栄養失調(特に鉄不足)が、子どもの骨や軟骨の成長に影響するという話をしたいと思います。

 

 

 

特に重要です。

 

 

 

私は、2年前から糖質を一日10g以下にし、主にタンパク質、脂質を食べて生活しているのですが、それに加えて、昨年秋からを意識して摂るようになりました。

 

 

最初は食品からだけでしたが、調子が良かったので、今年の一月から「鉄サプリ」に切り替えて摂取しています。

 

 

あまりの変化に驚いています。今年ほど暖かく過ごせた冬はありませんでしたし、とにかく疲れません。鉄の凄さを実感しています。「不足させてはいけないな」と思います。

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

鉄不足を軽く考えてしまいがちですが、やっぱり良くありません。特に「子どもを産む予定のある女性」の場合は、本人だけの問題ではありません。鉄不足は「子どもの成長」に大きな影響を与えるからです。

 

 

私のように、「寒がり」「寒がりじゃなくなる」・・・程度の変化でしたら、取り返しがつきます。私の場合30代ですが、なんとかなりました。

 

 

しかし、子どもの発育、それも「骨格が正常に発達しない」となるとどうでしょうか? 取り返しがつきませんよね。

 

 

頭蓋骨の中心にある上顎が、栄養不足で発育不全になると、不正咬合、鼻詰まり・・・等のリスクが高まります。

 

 

ここでは「不正咬合」についてお話します。

 

 

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不正咬合とは

 

 

正しい噛み合せを「正常咬合 せいじょう・こうごう」と言います。

 

反対に、歯並びや噛み合わせが正しくないことを「不正咬合 ふせい・こうごう」と言います。歯がガタガタに生えていたり、出っ歯や、受け口も「不正咬合」です。

 

「正常咬合」と「不正咬合」の違いは、以下の写真を見てください。

 

 

『Nutrition and Physical Degeneration 写真集 食生活と身体の退化 抜粋』より引用

 

 

オーストラリア先住民 ー孤立集団ー

 

 

ここの先住民が住んでいる土地の大部分は一年中日照りが続く危険にさらされているが、大自然の法則に服して生きていくための技術を心得ている。

 

素晴らしい歯列弓と歯をみてほしい。ムシ歯はほとんど見られなかった。

 

 

ー近代化集団ー

 

 

人種や皮膚の色にかかわらず、先住民が栄養欠陥食を食べ始めると、生まれてくる世代には、一般に共通した顔と歯列弓の歪みや骨の異常が見られる。

 

近代文明に接触したオーストラリア先住民の子供たちに狭い歯列弓や叢生が見られることと、彼らの顔が近代的な白人の顔立ちに似ていることに注目してほしい。

 

 

歯列弓(しれつきゅう)とは、歯列の曲線のことです。

 

 

叢生(そうせい)とは、歯の大きさや数に対して、顎が小さい為に、歯がガタガタに生えてしまう状態のことです。乱杭歯(らんぐいば)や、八重歯(やえば)も叢生にあたります。

 

 

近代文明の食生活(栄養欠乏)を始めるまでの先住民族は、模型のような美しい歯並びですね。

 

ここで紹介した写真は「オーストラリアの先住民」ですが、引用元には、他の民族の写真もあります。しかし、どの民族も以下の点が共通しています。

 

 

 

 

  • 伝統的な食事をする → 正常交合

 

  • 近代食を摂取し始める → 不正交合&虫歯

 

 

 

伝統食とは

 

 

一口に「伝統食」と言っても、その民族によって、内容は全く違います。

 

 

「植物性食品」も「動物性食品」もまんべんなく食べている民族もいれば、イヌイットのように「動物性食品」ばかり食べている民族もいます。

 

 

 

しかし、同じ伝統食でも、「昔の日本人の食事」は、動物性の食品の割合が極端に少ないので、脂質やタンパク質といった栄養が不足していました。

 

 

 

「昔の和食は素晴らしい」と思っている方も多いと思いますので、一応言っておきます。

 

 

昔の日本は、今より土壌に栄養があったと思うので、作物にはミネラル・ビタミンは豊富に含まれていたかもしれません。

 

しかし、脂質とタンパク質の摂取量が極端に少なすぎました。そして、糖質過多です。従って、和食は健康的ではなく、栄養失調になる食事です。このように、全ての伝統食が良いとは限らないのです。

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

健康には昔ながらの和食が良い?実は栄養状態が悪かった昭和の子供達

 

 

 

栄養失調になる和食を食べていた日本では、実は、昔から不正咬合が多かったのです。その証拠が「風刺画」です。

 

海外の昔の風刺画では、日本人は「出っ歯」に描かれています。幼少期に栄養失調を経験すると、そのような風貌になるそうです。

 

このことからも、「昔の日本人=出っ歯=栄養欠乏を経験した人が多い」という構図が浮かび上がってきます。「出っ歯」は不正咬合の1つでしたね。

 

「近代食」を食べている現代の日本人は、「動物性食品」の摂取が増えたので、昔ほど栄養失調ではありません。

 

 

しかし「近代食」特有の栄養失調には変わらないので、やはり不正咬合は多いです。(※「昔の栄養失調」と質が違うという意味です)

 

 

 

近代食の特徴

 

 

ここで、「昔の日本のような栄養失調」と、「近代食特有の栄養失調」の違いについて説明しておきます。

 

 

昔の日本の栄養失調は、「糖質過多、(土壌がよかったので)ビタミン・ミネラルは現代より多め、脂質とタンパク質が絶望的に少ない」という状態でした。脂質やタンパク質が少ないと、感染症にも弱く、基本短命です。

 

 

これに対し「近代食」というのは、加工食品、精製された穀物、砂糖たっぷり、それに動物性の食品を組み合わせる・・・といった、いわゆる一般的に思われている「体に悪い食事」です。

 

 

「近代食」の栄養の特徴は、超高糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル」です。

 

 

タンパク質、脂質が多めなのは良いことです。しかし、これに糖質が組み合わさると体に悪いです。

 

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

「近代食」は、メニューは違っても、栄養的には、世界どこも似たり寄ったりではないでしょうか。

 

 

そして、どの民族も「近代食」を食べることで(栄養状態が原因で)、「顔と歯列弓の歪み(狭い)」や、「骨の異常」がでてくるようです。

 

 

当たり前ですが、土台が悪いと、歯並びに影響します。

 

 

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土台である骨が健全に成長できているか

 

 

ご存知の通り、不正咬合を治療する「歯列矯正」は、保険がきかないので治療費が高額になります。

 

「伝統食を食べていた先住民」は美しい歯でしたが、彼らのように不正咬合を予防するには、「骨格的な不正咬合の真の原因を知る事」と「早い段階からの準備」が必要です。

 

 

まずは「骨格的な不正咬合」の原因についてお話します。「骨格的な不正咬合になる原因」の説明については、分かりやすかった以下の本を主に参考にさせて頂きました。

 

『歯医者の99%は手抜きをする ダメな歯医者の見抜き方 いい歯医者の見分け方 著者:歯学博士 長尾周格』

 

 

骨格的な不正咬合について、まず、押さえておくべきポイントは2つです。

 

 

  • 「(骨・軟骨)の成長に必要な栄養素」が足りているかどうか。

 

  • ほとんどの場合、生えてくる歯の「大きさ」や「形」が問題なのではなく、その土台である骨や軟骨(特に上顎の横幅)の発育不良が原因。

 

 

 

骨格的な不正咬合の主な原因は、「遺伝」や「生まれてから摂取した食べ物」ではありません。

 

 

主に、母親の妊娠前、妊娠中の栄養不足が原因です(つまり、生まれる前、胎児の時に原因があるということです)。

 

この栄養不足は深刻な問題です。冒頭で言ったように(子どもの)歯の生える骨や軟骨に影響が出るからです。

 

 

建物を建てる場合は、元になる基礎がしっかりしていないといけません。

 

 

 

不正咬合の種類

 

 

歯は「顎の骨」に生えています。歯が健全に生える為には、基礎である「顎の骨」がしっかりしたものである必要があります。

 

 

もし、この「顎の骨」に問題があるとどうなるか・・・というと、具体的には、以下のようになります。

 

 

 

歯並びがガタガタ

 

上顎の横幅の成長が不十分で、歯が並ぶスペースが足りない。その狭いところに無理矢理歯が割り込んだような状態になるので、ガタガタになります

 

 

出っ歯

 

上顎の前方成長の過大ではなく、下顎の前方の成長不良、下顎が引っ込んでいる上顎前突の状態。また出っ歯患者の多くには、上顎の横幅の成長不良も見られます。昔の日本人に多かったです。

 

 

受け口

 

上顎の前下方への成長不良です。

 

 

 

 

こうしてみると、歯の大きさとか形以前に、「土台である骨や軟骨が、正常に成長できているかどうか」がいかに重要か分かると思います。

 

 

続いて、「顎の骨の成長のメカニズム」についてお話します。

 

 

 

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顎の骨の成長のメカニズム ~ タイムリミットは6歳 ~

 

 

身体の成長と発育は、各組織均一ではなく、脳に近いところから成長していきます。

 

脳や神経は先に成長し、6~7歳までにほぼ成長を完了すると言われています。そして、筋肉や骨格などの組織は、幼年期はゆっくり、そして思春期になると急激に成長していきます。

 

脳や、それを包む頭蓋骨も6歳までに成長を完了するので、頭蓋骨の真ん中に位置する「上顎の骨」も、6歳までに90%成長を完了します。ちなみに、「下顎の骨」の方は、10歳くらいからさらに大きくなるそうです。

 

先に頭蓋骨の上半分が成長し、成長とともに下半分がしっかりしていく過程が、以下の図でわかります。

 

 

『新生児および生後の変化』より引用

 

 

 

 

 

 

脳や頭蓋骨の成長については、「6歳」、「6~7歳でほぼ完了する」、「9割がた完成する」、「80%」等、調べてみると、人によって諸説紛々としています。例えば以下。

 

 

『ホンマ矯正歯科 矯正治療の開始時期について』より引用

 

 

 

 

(中略)

 

上の図を見てください。矢印の横軸は年齢を表しています。その上に帯状に示してあるのが上あご(上顎)と下あご(下顎)の成長時期です。

 

つまり、7から8才にかけての1年間は上顎の成長期、11才半ばから13才半ばにかけての2年間は下顎の成長期であることが分かります。

 

言う人によって正確な年齢はバラバラですが、上顎の骨はだいたい6歳くらいで、ほとんど成長を終えるということは分かりました。

 

 

この「上顎の骨」がポイントです。

 

 

骨格的な不正咬合は、歯の土台である「上顎の骨」の成長・発育が正常に起こらなかった為に起きます。

 

その「上顎の骨」が、どのように作られていくかは、以下が参考になります。

 

 

『歯医者の99%は手抜きをする ダメな歯医者の見抜き方 いい歯医者の見分け方 著者:歯学博士 長尾周格』より引用

 

頭がい骨とつながっている上あごの骨は、生まれた時は左右に分かれています。

 

上あごの真ん中にある骨の継ぎ目を正中口蓋縫合(せいちゅうこうがい・ほうごう)と言います。

 

頭がい骨の成長に伴って上あごの骨は左右に離れ、正中口蓋縫合が開き、開いたところに新しい骨ができて上あごの骨は横に成長していきます。

 

上あごの骨は頭がい骨の成長の影響を受け、6歳までに特に横幅において9割がた成長を完了してしまいます。

 

(157p)

 

 

上顎の骨が左右に分かれていると言われても、ピンとこない方もいると思いますので、成人男性の模型で説明します。下顎は外しました。

 

 

 

頭蓋骨の真ん中の水色のパーツが「上顎の骨」です。

 

 

この上顎の骨を上顎骨(じょうがくこつ)と言います。見ての通り、口の真ん中が2つに分かれています。

 

 

ちょっと分かりにくいので、上を向いてもらいます。

 

 

 

裏も割れていますね。これが正中口蓋縫合(せいちゅうこうがい・ほうごう)です。

 

 

>頭がい骨の成長に伴って上あごの骨は左右に離れ、正中口蓋縫合が開き、開いたところに新しい骨ができて上あごの骨はに成長していきます。

 

 

・・・とあります。この上顎の骨の横幅の成長が不十分だと問題なのです。先程説明したように、永久歯が生えるスペースが足りないので、ガタガタの歯並びになります。

 

 

ですが、問題は歯だけではありません。

 

考えてみてください、「上顎の骨」というのは、口の骨であると同時に「鼻の骨」でもあるのです。

 

 

それの何が問題なのかは次回にお話します。

 

 

骨格が原因の鼻詰まりは子供の時の成長で決まる。口呼吸が招く脳への悪影響

 

 

 

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