虚弱体質 慢性疾患 糖質制限 質的な栄養失調 改善 体験

試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

記事一覧

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

疾患は「その人の遺伝的に弱い部分」に表れます。

 

 

私の場合は同じ消化器官でも、胃は弱かったのに、何故か腸は弱くありません。

 

 

これまでの人生を振り返っても、食生活がどうであろうが、腸の問題は抱えたことがないのです。

 

 

他のところは弱いのですが、丈夫なところもあるようです。

 

 

 

困った事がないので、これまで、腸に関する記事は書いた事がなかったのですが、腸内環境についてや、糖質制限で便秘をする・・・といったご相談はよくいただきます。

 

 

なので、本記事では、このようなケースの原因と解決法についてお話します。

 

 

 

スポンサーリンク

 

脂質不足が原因で便秘になる

 

 

世間には、腸の健康には〇〇菌・・・というセリフが五万と転がっています。

 

 

ですが、話を「菌」という小さくて複雑な部分にフォーカスし過ぎることで、本質が見えなくなっているように思えます。

 

 

 

 

まず、一般的な便秘の対策について考えさせられる記事をご紹介します。

 

 

『スロトレ実践報告ブログ 糖質制限開始から7ヶ月で便秘とサヨナラできました』より引用

 

 

定番の便秘の予防法や解消法はあまり役に立たない

 

 

一般的な便秘の予防法や解消法は、食物繊維や乳酸菌をたくさん摂取するとか、体操などでお腹周りを刺激して、腸の働きを活発にすることとされています。

 

 

でも、私の経験からは、これらは便秘の解消にはほとんど役に立っていなかったと言えます。

 

 

まず食物繊維ですが、私は、糖質制限を開始する前よりも開始後の方が、摂取量が多くなっていたのに便が固くなりました。

 

 

米やパンを食べない代わりに納豆や豆腐をよく食べるようになったので、間違いなく食物繊維の摂取量は増えています。

 

 

食物繊維が豊富なブロッコリーも毎日のように食べていますが、これらが、便通に変化を与えたということはありませんね。

 

 

乳酸菌についても食物繊維と同様です。

 

 

糖質制限前は、ヨーグルトを半年ほど食べていなかったのですが、糖質制限開始から毎日のように食べています。しかし、便通に変化なし。

 

 

このような自分の体験から、定番とされている便秘の解消法なんていい加減だということがわかりましたね。

 

 

 

私は常々、定説はあてにならないと述べていますが、腸も例外ではないようです。

 

 

ちなみに、私は1日の糖質量が10g以下になるようにしています。野菜ほぼの糖質制限なので、食物繊維の量が増えて便秘になることはありません。

 

 

 

この方の解決策は、「脂質の摂取量を増やす」でした。続きをご覧下さい。

 

 

乾燥した便なら脂質不足を疑ってみる

 

 

このブログでは、以前にも紹介していますが、便秘は、脂質不足が原因ということも考えられます。むしろ、便秘の大部分が脂質不足だと思います。

 

 

私は、便秘気味ではあったものの、毎日排便があったことから、とにかく自分の便を観察することにしました。

 

 

小さく丸く固い便は明らかに水気がありません。汚い話ですが、おそらく便を触っても手につくことはなかったと思いますね。お尻を拭いたトイレットペーパーを見ても、まったく便が付いていませんでした。はっきり言って、排便後にお尻を拭く必要なんてない状態でしたね。

 

 

こういう便の状態から、水分と脂が不足しているのではないかと思い、さっそく水をたくさん飲むようにしました。でも、体にとって余分な水はすぐに尿として出てしまうんですよね。だから、どんなにたくさんの水を飲んでも腸内に潤いを与えることができません。

 

 

そこで、次は、脂質を多く摂取することにしました。

 

 

これがどうやら功を奏したようで、スーパーで肉を買った時にもらった消しゴムほどの大きさの牛脂を食べた翌日には、柔らかい便が出ました。その効果は3日ほど続きました。便の色も黒かったのが、自分の肌の色くらいまで白くなりました。

 

 

それからは、サラダを食べる時には必ずマヨネーズをかけるようにしました。ハムや豆腐にもかけて食べたりしましたね。

 

 

このようにマヨネーズの摂取量を増やしたところ、糖質制限開始から5ヶ月ほど、マヨネーズをよく食べるようになってから2ヶ月ほど経ったときには、以前のように柔らかい便に戻っていました。

 

 

小さく丸く硬い便が出ることはほとんどありません。さらに糖質制限開始から6ヶ月以上経ったときには、マヨネーズを食べなくても、翌日の便が固いということは無くなっていました。

 

 

 

紹介した話では、便秘になる原因として、「脂質不足」と「食物繊維の量が増えた」事を上げられていました。

 

 

このうち問題が大きいのは後者です。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

腸内環境が悪化する原因

 

 

糖質制限に限らず、食物繊維を多く摂られている方で便秘ぎみの方は、まず食物繊維に対する認識を改めるべきだと思います。

 

 

というのも、人間の胃や腸には、食物繊維を消化する酵素はないからです。

 

 

 

体の構造から考えると、「食物繊維を食べる」という選択自体が、そもそも間違いなのです。食べて便秘にならなかったらラッキー・・・ぐらいの感覚でちょうどいいです。

 

 

 

そんな人間は、悪玉細菌によって腐敗・発酵させる事で野菜等を便にします。

 

 

 

腐敗・発酵なので、体にとっては有害です。

 

 

 

毒素が腸を傷つけ血管内部に侵入し、それによって以下のような疾患の原因になります。

 

 

 

  • 過敏性大腸炎

 

  • リウマチ

 

  • 喘息

 

  • クローン病

 

 

 

すると体は、腸内の水分を減らす事で、腐敗・発酵を防ごうとします。

 

 

これが便が硬くなる原因です。

 

 

 

植物食性(草食)動物と食物繊維

 

 

食物繊維を食べても大丈夫な植物食性動物は、体内に特殊な発酵タンクを持っていたりします。

 

 

 

例えば、ゴリラの場合は、食物繊維を発酵させて生じる「短鎖脂肪酸 たんさしぼうさん」を栄養源にしています。

 

 

 

「短鎖脂肪酸」は、大腸で腸内フローラ(腸内細菌叢)によって作られ、腸内環境をよくする・・・として、最近よく紹介されています。

 

 

 

「短鎖脂肪酸」が健康に良いかのように言われていますが、鵜呑みにせず、以下のような事実も知っておいた方がよいでしょう。

 

 

 

 

  • 短鎖脂肪酸をエネルギー源としている馬や日本猿の寿命は25年~30年。ゴリラは35年~40年。

 

 

  • 人間よりも何十倍もの短鎖脂肪酸を摂り入れているゴリラの死因の多くは「腸炎」。他に多いのが「ウイルス感染」、「肺炎」。

 

 

 

寿命は種類によってある程度決まっているので、短くても仕方がないとも思いますが、

 

 

炎症や感染症などの疾患が多い・・・というのは問題ですね。これはどう考えても不具合です。

 

 

以前も紹介したことがありますが、重要なのでもう一度載せておきます。

 

 

『宇野コラム Uno column (追記あり)あなたはゴリラ?発酵食と高繊維食はゴリラでOK』より引用

 

 

つまり、人間の大腸は草食動物と肉食動物の中間であり、人間の大腸は解剖学的に、草食動物のような過発酵には適さないのです。

 

 

食物繊維を沢山摂取して、なおかつ、高フォドマップのような発酵食品を沢山食べると、人間の大腸は、それに耐えられず、過敏性腸症候群や大腸憩室を来すことになります。

 

 

しかし、大丈夫だという人もいます。

 

 

そういう人は、ゴリラや猿に似た丈夫な大腸の持ち主かもしれません。

 

 

しかし、生まれつきゴリラではないので、慢性的な高圧力によって、だんだんと腸管が拡張してきて、腸管が薄くなり、腸が横に伸びて、収縮力が低下し、巨大結腸症の方向へ向かってゆきます。

 

 

 

 

人間の大腸はわずかな発酵にしか耐えられない構造だそうです。

 

 

なので、植物食性動物の真似は慎重になった方がいいでしょう。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

肉を食べると腸で腐って発癌性物質が発生するという説について

 

 

食物繊維は腸内で腐敗・発酵して便にします。

 

 

ここまでの流れから、野菜や食物繊維との付き合いを考えた方がいい・・・というのは理解できたと思います。

 

 

じゃあ、肉はどうなんだ?と思う方がいるので、これについて考えていきます。

 

 

「肉を食べると腸で腐って発癌性物質が発生する」という説があります。

 

 

私も断食や1日1食をしていた時に、この手の説をみました。

 

 

その当時は「野菜=ヘルシー」だと思っていたので、なんとなく、そんな気がしていたのですが、何事もイメージで物事を判断してはいけません。

 

 

肉だけが腸内で腐る・・・という現象が本当に起こるのかどうか考えてみます。

 

 

肉が腸内で腐る為には、肉のまま腸内に移動しなければなりません。

 

 

まず、以下の記事をお読み下さい。

 

 

 

『新しい創傷治療 消毒とガーゼの撲滅を目指して 2014/08/06』より引用

 

 

40代男性、昼に寿司を食べた後4時間後に急に立てなくなるほどの腹痛が出現し救急車にて搬送された患者さんです。当院外来医が胃アニサキス症を疑い、私が緊急内視鏡検査をしました。

 

 

食べてから5時間後の内視鏡画像ですが、寿司ネタは見事に消化され、魚の面影はまるでありませんが、シャリだけは見事に残っています。これを見てもご飯が如何に消化が悪いかが分かります

 

 

 

これは胃の中の話ですが、消化器官なので、腸と全く無関係ではありません。胃の中での消化は以下ようになります。

 

 

 

  • ごはん・・・5時間後原形あり

 

  • ・・・・5時間後消える

 

 

 

魚は動物性食品ですので、肉と同じカテゴリーに属します。

 

 

 

ちなみに、肉だけ食べた場合も食後30分で胃から消えます。

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

あたりまえですが、動物性食品は、胃から腸にそのままの形でワープするわけではありません。

 

 

ある程度分解されて腸に到達します。

 

 

つまり、この時点で元肉であって、肉ではありません。

 

 

で、最終的に小腸で「ぺプチターゼ」によってアミノ酸にまで分解されます。

 

 

 

一方、炭水化物は、胃カメラの画像もそうですが、唾液でちょっと分解した状態で何時間も胃に留まって、十二指腸を通って小腸に行きます。

 

 

留まるのは「糖反射 とうはんしゃ」が考えられますが、とにかく消化が悪いです。

 

 

 

糖反射については、以下の記事で説明しています。

 

どこも異常がないのに消化が遅くて胃が重いのは「糖反射」が原因かもしれません

 

 

 

消化の悪い「炭水化物」が小腸に未消化で届いて腐る・・・というなら分かりますが、胃の中からさっさと消えるような消化の良い「肉」が腐るという事はありえません。

 

 

 

一応、食べ物を消化する酵素は「タンパク質」でできていますから、

 

 

例えば「タンパク質」不足の人は、消化酵素が不足して、「タンパク質」が消化しにくくなる・・・ということはあります。

 

 

なので、それによって肉が未消化のまま小腸にいって腐る・・・ということならあるかもしれません。

 

 

でもそれは、肉が悪いのではなく、「タンパク質」不足で肉を消化できない体に問題があると言えます。

 

 

人間は動物食性動物ですから、健康体であれば肉はさっさと消化します。

 

 

 

その本来の機能がおかしくなる程「タンパク質」が不足するような食生活をおくってきた事が問題なのです。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

肉と発ガン性物質の関係

 

 

また、仮に肉が未消化で、それが腐って有害物質になったとしましょう。

 

 

でもだからといって癌の心配をするのは筋が違います。

 

 

というのも、癌は何もしなくても生きているだけで毎日発生しているからです。

 

 

『朝日新聞 DIGITAL がん細胞は一日にいくつ発生している?』より引用

 

 

原典を引用しているサイトがないか、インターネットで検索してみたところ、興味深いことが明らかになりました。

 

 

1日に発生するがん細胞の数がサイトによって異なるのです。

 

 

冒頭で紹介した「1日に5000個」が一番ポピュラーでしたが、その他に、「数百から数千個」「毎日1000~2000個」「毎日1000~5000個」「毎日2000~4000個」「毎日3000個」「毎日3000~5000個」「毎日3000~6000個」「毎日4000~6000個」「毎日5000~6000個」「毎日1万個以上」「数万個から数十万個ほど」などという記述が見つかります。

 

 

見つけた中で一番数字が大きいのは「毎日100万個」というのがありました。小さい方は「毎日数個」。幅が広すぎでしょう。

 

 

引用元を明示しているサイトはほとんどなく、明示していても論文ではなく一般書でした。

 

 

おそらく、それぞれのサイトで伝言ゲームのように引用し合ううちに、数字を盛ったり、書き間違えたりしたのではないかと考えられます。

 

 

英語圏まで広げて検索してみましたが、一次文献までさかのぼることはできませんでした。

 

いろんな情報を総合すると、フランク・マクファーレン・バーネットというオーストラリアの医学者が、突然変異の起こる確率、がん細胞の発生に必要な突然変異の数、一日に分裂する細胞の数などから推測したようです。

 

 

このような話は医学や栄養学にはたくさんあるので、とくに珍しい話ではありません。

 

 

で、癌の1番の問題は、発生することではなく、増殖、転移することです。例え発生しても、増殖しなければ怖くありません。

 

 

この世に五万とある癌が発生する原因にビクビクするより、例え癌が発生しても増殖させない体作りをすれば良いのです。

 

 

1番大切なのは、癌の餌である糖質を与えない事。突き詰めて言えば、糖質を多く含む植物性食品を控える事です。

 

 

 

というわけで、癌を防ぎたいなら、植物性食品を減らし、動物性食品を選ぶべきです。

 

 

・・・といっても、糖質制限で便秘になる人もいるので、次はその問題を解決したいと思います。

 

 

 

 

糖質制限で便秘になる原因

 

 

糖質制限を始めると、こむら返りが起きたり、便秘になって続かないという人がいます。

 

 

私はならなかったのですが、かなりおられるようです。

 

 

その原因は「マグネシウム不足」です。

 

 

 

糖質制限で「マグネシウム」が不足しやすい原因をまとめます。

 

 

 

  • 肉や消費量が増えると、「マグネシウム」の消費量が増える。

 

 

  • 脂質中心の食事だと「マグネシウム」が排泄される量が多い。

 

 

  • チーズは、マグネシウムよりカルシウムが多いので、たくさん食べると、マグネシウムが少なくなる。「マグネシウム」と「カルシウム」は拮抗関係にあるので、1:1で摂るように心がける。

 

 

何故このような事が起きるのかというと、「丸ごと」食べないからです。

 

 

人間は動物食性動物ですが、現在の私たちがその生活をしようとすると、色々と制約があります。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

骨に多く含まれているマグネシウム

 

 

実は「マグネシウム」は骨に多く含まれています。

 

 

人間の歯は「すりつぶつす」に適した歯の形をしていて、人類は大昔、骨やその骨髄を食べていたようですが、現代人はそれを食べません。

 

 

ミネラル不足を補う為に骨を食べる習慣の地域もあるそうです。

 

 

 

『吉冨信長氏 facebook 2016年7月27日』より引用

 

 

土壌や土地そのものにミネラル分が少なかった地域は、昔からあらゆる手段で摂取を試みました。

 

 

例えば北極圏に近いトナカイ遊牧民は住んでいる土地が岩塩の露出が少ないため、一般に捨てるはずのトナカイの蹄(ひづめ)は食べるし、骨も砕いて食べます(骨からは同時に脂も取ります)。

 

 

現代人は飽食の慣れにより麻痺しているのか、慢性的なミネラル不足となり、キレる、イライラする、うつになる、精神障害をおこすなどが後を絶ちません。

 

 

糖質制限をしている私でも、さすがに骨は食べられません。

 

 

 

また、肉食以外でもマグネシウムが減る事があるので注意が必要です。

 

 

 

『吉冨信長氏 facebook 2016年8月7日』より引用

 

 

マグネシウムは多くの植物性食品から摂取できますが、農薬や化学肥料の使い過ぎで土壌のマグネシウムは作物まであまり届かず、現在の野菜の栄養価低下をもたらしています。

 

 

さらに、海藻離れ、小魚離れ、大豆離れ、加工食品の増加などが決定的となっています。

 

 

また、食品添加物の多くがマグネシウムを損失させます。

 

 

外食の多い人や加工度の高い食品に依存している人は、慢性的なマグネシウム欠乏に陥り、体内のすべてにおいて影響があるため、マグネシウム摂取を開始しても改善するのに時間がかかります。

 

 

有名なのは加工肉で使用されるリン酸塩です。これはマグネシウムと結合力が非常に高いものです。

 

 

過剰な糖分からも多くのマグネシウムが取られてしまいます。

 

 

ある説では、グルコースの1分子を代謝するためには、少なくともマグネシウムの8~20分子を必要とするそうです。

 

 

過剰な精製糖質の摂取は避けるべきです。他にも多くの医薬品はマグネシウムと結合します。

 

 

重金属曝露によるマグネシウム欠乏もあります。

 

 

水銀、銀、カドミウム、銅、鉛などが体内に多く蓄積されていると、マグネシウムの吸収が低下します。

 

 

まずはこれらをデトックスすることも大事です。

 

 

特に日本人には水銀やカドミウムの曝露が多いのが現状です。

 

 

逆にマグネシウムをしっかり保持している人はこれら重金属を解毒する酵素がきちんと働きます。

 

 

よってまずは重金属をデトックスし、その後マグネシウム保持が安定するようになれば、重金属曝露からも比較的逃れられるかもしれません。

 

 

 

「マグネシウム」が不足している事で起こる場合の便秘は、マグネシウムを補う事で改善します。

 

 

 

私は便秘にならないので試していないですが、糖質制限で便秘になった方がこの方法で改善するケースが多いとのことです。

 

 

 

1番いいのはサプリメントで補うことです。理由は、毎日続ける場合、価格が安いのと、糖質などの余分なものが含まれていないからです。

 

 

でも、中にはサプリは嫌だという方もいます。

 

 

その場合、私なら、めかぶ、ココア、くるみ等、糖質量を考えながら摂取します。あと、大豆やゴマにも多く含まれています。マグネシウムが多く含まれている「ぬちまーす」という塩を使うのもいいでしょう。

 

 

余談ですが、めかぶは昔から好きで、糖質がほぼ0なので、スーパーで「味付けがしていないメカブ」と、「マグロのブロック」が安く手に入った時は、きざんでご飯なしの丼にして食べます。

 

 

ただ、以前から述べているように、食品に含まれている栄養の量はしれているので、不調の改善をすることが目的なら、量がしっかり摂れるサプリメントが効率がいいです。

 

 

 

マグネシウムのサプリは、種類によって吸収率が違います。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年12月14日』より引用

 

 

マグネシウムは多くの形で購入することができます。最も広く入手可能な形態は酸化マグネシウムであり、それは約5%しか吸収されないのでそれほど効果的ではない[11]。

 

 

マグネシウム酸化物サプリメントは、丸薬がより小さくて – 一般的にはマグネシウムを多く含みますが、ほとんどの人には役立たないのですが人気があります。

 

 

より良い形態のマグネシウムは、クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウムであり、最もよく吸収されるものは塩化マグネシウムである。

 

(中略)

 

11. Dean, C. (2007) The Magnesium Miracle. Ballantine Books, ISBN-13: 9780345494580

 

 

ここまで、「マグネシウム不足」の便秘についてお話してきましたが、便秘になる原因には、「ビタミンC不足」もあります。

 

 

 

ビタミンCは糖質制限で不足しやすい栄養素なので注意が必要です。

 

 

 

ビタミンC不足による便秘

 

 

ビタミンCにはお腹を緩める効果があります。

 

 

私は現在、ビタミンC1000mgを、朝昼晩3回飲んでいますが、この飲み方だと下剤としては効果はありません。

 

 

便秘解消に使う場合、どのぐらいの量で効果があるのかというと、状態によって変わるようです。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年7月6日』より引用

 

 

ビタミンCは、健常時には10~20g程度しか吸収できないが、 重篤な病気では体内のC濃度が低下するため、腸耐性用量(bowel tolerance doses)が増える。

 

 

つまり、健康なときは1日10~20g程度で軟便になるが、重篤な病気の時は100gでも軟便にならない。

 

 

(中略)

 

 

Cは便秘に悩んでいる人には特効薬だと思う。

 

 

これほど安全で安価なものは他にはないはず。

 

 

毎時間2gを3~4回で多くの人で解決するのではないかと思う。

 

 

三石先生風に言うと、「便秘がCで治るからと言っても、Cが便秘の特効薬だと考えてはいけません。C不足があったので便秘をしたと考えるべきです。」

 

 

 

(追記)ビタミンCについて、読者のUさんから以下の記事のコメット欄で、体験を頂きました。こちらも参考にして下さい。

 

 

重度の花粉症の人も糖質制限や栄養療法で改善できる

 

 

>あと私も糖質制限を始めて便秘になりましたが、nowのビタミンC1000の錠剤は一気に10錠飲んでもダメでしたが、粉状のCにしてからは1時間おきにティースプーン半分2回でほぼ解消できました。錠剤の方はタイムリリース?徐々に吸収されるらしくて便秘には効果が薄いようです。

 

 

 

 

鉄サプリを飲んでいる人で便秘になる方も、ビタミンCが効果的です。

 

 

 

ただし、ビタミンCを摂りすぎると酸化するので、その還元の為にビタミンEが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、「腸内環境が悪化する原因」と、原因別に「便秘の改善」についてまとめました。

 

 

同じ症状でも、原因によって対処法は代わってくるので、よく観察して、原因を見極める事が大切です。

 

 

 

スポンサーリンク

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

これまで、「生理のある女性のフェリチン」について書くことはありましたが、男性のケースには触れてきませんでした。

 

 

男性は生理がないので、鉄不足になることは稀だからです。

 

 

しかし、男性でも鉄不足が気になる人が多いようなので、記事にすることにしました。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

生理がないと鉄はなかなか減らない

 

 

生理がない男性は、「何らかの理由で出血がある」場合や、「糖質ばかり食べて、動物性の食品を食べない」場合等で、鉄不足になるそうです。

 

 

しかし、後者はよっぽどのケースだと思います。

 

 

 

それは、閉経した女性にも言えることです。

 

 

私の母と祖母は2人とも糖質過多で動物性食品の摂取量が少ないです(ちなみに、祖母は寝る前にプロテインを30g飲んでいます)。

 

 

なので、測る前は「鉄不足だろう」と思っていたのですが、それでも私が最初にフェリチンを測った時の数値49を遥かに上回る150前後でした。

 

 

鉄を多く含む食品をたくさん食べている私より、約3倍多いのです。

 

 

これには我が目を疑いました。

 

 

私は糖質制限をする前は、バランスの良い食事を心がけていて、ベジタリアンの食事やローフードも参考にしていました。肉よりも魚介類・甲殻類が好きでした。

 

 

なので、糖質過多で動物性食品の摂取が少なかったです。それによって体が弱っていた事は過去にも記事にしました。

 

 

母と祖母は、栄養的にその時の私と同じ方向性の料理を食べているわけですから、糖質過多で動物性食品の摂取は少ないです。

 

 

どんなに手をかけても、食材の質にこだわっても、日本人の「ご飯を中心におかずを食べる」というスタイルでは、糖質過多、タンパク質不足、脂肪酸不足になります。

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

それでもフェリチンが150あるということは、

 

 

生理がなかったら、鉄は簡単には減らないのかもしれません。

 

 

 

生理がないのに鉄が減る・・・ということは、よっぽど酷い食生活を送っているということです。

 

 

例えば、ラーメンばっかり、パンばっかり、パスタばっかり、お菓子がごはん…等。

 

 

要注意なのは1人暮らしの人です。

 

 

 

 

男性で鉄サプリを飲む前にした方がいい事

 

 

男性で「体が弱いから、あるいは、体温が低いから鉄を飲んだ方がいいかもしれない」・・・と心配されている方がいますが、

 

 

出血や、食生活が酷くない場合は、まずはフェリチンを測ることが先ではないかと思うのです。

 

 

 

そこで本当に鉄不足であれば、「鉄サプリを飲む」という選択が意味をもってきます。

 

 

測ってみないと分からないですし、もしかしたら原因が鉄不足以外かもしれません。

 

 

 

私はどんな結果が出ようと、検査には意味があると思っています。やはり、現状を把握しないで、憶測で行動するより、確認しながら次の行動をしていく方が安全です。

 

 

鉄が不足していた場合は、次の行動に繋げられますし、

 

 

鉄が不足していなかった場合も、「原因が鉄ではない」という事実が分かるので一歩前進です。

 

 

ハッキリ言って、原因が分からない状態で闇雲にやるのは鉄に限らず効率が悪いです。

 

 

例えば、機械が壊れて自分で修理する場合、

 

 

 

①壊れている場所、症状を予測する

 

 

②実際に中を確認する

 

 

③何処がどう壊れていて、何が原因なのかを特定する

 

 

 

 

③が分かって始めて、その場所を直す為に必要な部品を用意しますし、その機械に合った部品を探します。

 

 

間違っても「今これが流行っているから」と、型番も合わない部品をはめようとはしませんよね。

 

 

機械では当たり前の事ですが、生体となると、何故か②と③をすっとばして、憶測で部品を揃えようとする人が多いです。

 

 

自分が原因だと思っていることと、実際の原因が一致するか確認することも大事です。

 

 

 

私自身が、効能ばかりに気を取られ、「それが自分にとって必要なのか」を確認せず、優先順位を考えずに健康食品を飲み続けて、効果がほとんどなかった・・・という経験をしているので、そういう効率の悪い事はハッキリと指摘します。

 

 

 

 

「口から過剰に摂った鉄」は吸収されない仕組みになっているので、余分な分は排泄されますが、それはもったいないですよね。

 

 

 

時間手間は有効的に使いましょう。

 

 

 

ある栄養素がすでに足りているなら、さらにそこを強化するのではなく、まだ充分でない別の栄養素を補うようにした方が賢いと思います。

 

 

その為には現状がどうなのか確認が必要です。

 

 

スポンサーリンク

 

 

男性のフェリチン値

 

 

ここで、男性のフェリチンの基準について、参考になる話を紹介します。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年6月15日』より引用

 

 

鉄過剰症の診断はフェリチン500以上。

 

普通に糖質を食べている男性のフェリチンは100~300。

 

数年間糖質制限(高タンパク/低糖質食)を継続している男性のフェリチンは300~400前後。

 

自分の場合、糖質制限を始めた5年前はフェリチン180、現在は408。(もちろん鉄剤は飲んでいない)

 

まわりの糖質制限をしている男性も300~400前後の人が多い。

 

しかし、これ以上は増えることはないはず。

 

生体には、鉄の貯蔵量に応じて「鉄の吸収を調整する機能」があるので、鉄が十分にあれば吸収しなくなる。鉄剤の経口投与を続けても、フェリチン500以上にはならず、簡単には鉄過剰症にはならない。

 

溝口先生のブログにも同じ事が書いてあった。

 

以前はフェリチン70と男性にしては低値だったのでヘム鉄服用を開始した。フェリチンが十分増えると、便が真っ黒になり、鉄を吸収しなくなったそうだ。

 

経口からの摂取は、必要な量だけタンパク質と結合して吸収されるので安全。

 

一方、フェジン静注はタンパク質と結合していない鉄イオンなので、非常に毒性が高い。

 

鉄イオンがフェントン反応を生じて、猛毒のヒドロキシラジカルを発生させる。頻回のフェジン静注は寿命を縮める行為。

 

 

 

まとめます。

 

 

  • 男性(普通の食事)・・・100~300

 

  • 男性(糖質制限)・・・300~400前後

 

 

 

このように、男性は女性より基準値が高めです。女性より丈夫なはずです。

 

 

しかし、それ故に男性のフェリチンが不足すると女性より悲惨な事になります。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

男性の鉄不足

 

 

女性は生理で出血し、出産では胎児に鉄を持っていかれるので、鉄不足になり体調を崩しやすいです。しかし、最初から「鉄が減る」という前提で体ができている・・・ということでもあります。

 

 

一方、男性は「鉄が減る」前提ではない体です。

 

 

生涯を通じて、フェリチンは100~300だそうです。

 

 

しかし、生理や出血で鉄が減る事がない・・・という意味では女性よりも強いですが、体に予期せぬ「鉄不足」が訪れた場合、体の仕様がそのようになっていないので、女性よりダメージが大きいと考えられます。

 

 

 

想定外の危機に対しては脆いものです。

 

 

 

女性・・・鉄不足になりやすい / 鉄不足は想定内

 

男性・・・鉄不足になりにくい / 鉄不足は想定外

 

 

 

従って、「男性のフェリチン50以下」は、「女性のフェリチン10以下」に相当するそうです。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 自閉症スペクトラムはなぜ男の子に多いのか?』より引用

 

 

男性の鉄不足、100人に1人以下と稀であるが当院にも数人おられます

 

 

痔出血での失血、ベジタリアン、など

 

 

フェリチンが30-50に下がると全員酷い症状を示す

 

 

頭が働かなくなって動けなくなる人

 

 

レストレスレッグス症候群となりじっとしていられなくなったりする人

 

 

20歳前後で発症した男性の統合失調症患者でもフェリチン値が微妙に低い

 

 

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/notes

 

 

女性であれば30-50あれば代謝低下はあるが、殆どの人は無症状

 

 

柏崎良子先生によると、鉄不足の診断基準は、男性でフェリチン120以下、女性で80以下と男女差あり

 

 

男性のフェリチン50以下は、女性のフェリチン10以下に相当すると判断している

 

 

男性のフェリチン100以下は、女性のフェリチン30以下に相当すると判断している

 

 

 

 

(男性)フェリチン50以下 = (女性)フェリチン10以下

 

 

(男性)フェリチン100以下 = (女性)フェリチン30以下

 

 

 

 

どのような状態になるのか、具体例も紹介しておきます。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 一人暮らしを始めて1年経過した男性警察官も鉄不足でうつ状態』より引用

 

 

症例:20代前半、男性、警察官

 

 

主訴:頭が回らずミスが多い、不眠、希死念慮

 

 

H27.4、大学卒業後警察官となり一人暮らしを始めた

 

 

H28.2頃から仕事のミスが目立つようになった

 

 

H28.4、仕事のミスが続き落ち込む、色々悩み不眠を生じ、早朝覚醒あり

 

 

H28.5、希死念慮が出現、上司に相談後、実家で休養を取ることになった

 

 

H28.6、当院受診

 

 

不眠、抑うつ気分、思考制止、希死念慮を認める

 

 

一人暮らしの時は糖質ばかり食べていたと言う

 

 

ジェイゾロフトなどいつものセットを処方

 

 

一ヶ月の休養の診断書を書いた

 

 

高タンパク/低糖質食を指導

 

 

BUN11.7、RBC544、Hgb16.1、MCV84.7↓、フェリチン38↓

 

 

 

 

フェリチン38・・・とありますが、生理のある女性のほとんどはこれ以下です。

 

 

しかし、症状はここまでではありません。

 

 

私が2017年の1月に測った時は49だったので、38はそんなに違いません。

 

 

それで症状がこんなに酷いのですから、「男性は鉄不足に対して耐性が低い」というのはうなずけます。

 

 

 

ただ、耐性は低いですが、鉄剤を投与すると女性よりも早く回復します。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

不調の原因が鉄不足ではない可能性も視野に入れる

 

 

私の同級生に、体温の低い男性がいます。

 

 

平熱が低いので、風邪を引くと「36度でもしんどい」と言っています。

 

 

 

低体温が女性だった場合、鉄不足を指摘しますが、男性なので別の原因を考えました。

 

 

 

というのも、友人は低体温以外はいたって元気で、うつのような症状もありません。

 

 

 

実家暮らしなので、食事も酷くはないはずです。

 

 

おまけに調理の学校を出ているので、食に無頓着な人間でもありません。

 

 

20代の時からこの調子なので、もし鉄不足が原因なら、先ほど紹介したような症状になりそうなのですが、そうはなっていません。

 

 

 

なので、別の原因で体温が低いのではないかと思いました。

 

 

 

低体温の原因で考えられるのは、エネルギー物質「ATP」の不足です。

 

 

 

ATPの主な材料は、「糖質」と「脂質」です。

 

 

 

ATPをたくさん作れるのは脂質で、高エネルギーです。脂肪酸から129個のATPが得られます。しかし、脂質は糖質を摂っていると燃えないという特徴があります。

 

 

 

一方糖質(ブドウ糖)は、「嫌気性解糖」だと低エネルギー、「好気性解糖」だと中エネルギーです。

 

 

 

  • 嫌気性解糖・・・細胞質基質でATPを作る

 

 

グルコース

 

 

ピルビン酸

 

 

乳酸、ATP

 

 

 

 

  • 好気性解糖・・・ミトコンドリアでATPを作る

 

 

 

グルコース

 

 

ピルビン酸

 

 

アセチルCoA

 

 

ミトコンドリア(クエン酸回路→電子伝達系)

 

 

ATP38

 

 

 

 

 

右の「好気性解糖」の方がATPがたくさん作られるわけですが、以下の栄養素が不足すると、代謝が上手くいきません。

 

 

 

 

 

 

鉄以外にも、ATPを作る為に関わっているビタミンやミネラルがあります。

 

 

これらの不足によって、クエン酸回路→電子伝達系で代謝ができず、嫌気性解糖に傾き、ATPが不足し、低体温ということもあります。

 

 

 

なので、友人は何が原因で低体温なのか考えると、可能性は鉄不足だけではないのです。

 

 

特に、米を多く食べる日本人はビタミンB1不足になりやすいので注意が必要です。

 

 

なので、鉄不足が心配なら、何が不足して症状が起きているのかを把握する為にも、いきなりサプリメントではなく、確認作業をした方が良いです。

 

 

 

確認しなければ、どれぐらい飲んだらいいかの目安も分かりません。

 

 

 

私も自分のフェリチン値を見て「少ない」と確認してから、サプリメントを3錠飲む事に決めました。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

 

サプリメントは容量を多く取れるので影響力が大きいです。

 

 

 

その為、やみくもに摂取するのはおすすめしません。反対に、戦略的に慎重に摂取すれば、普通に食事だけで栄養を摂取するよりも早く効果が表れます。

 

 

 

 

「鉄をサプリメントで飲む事」に対する批判は多いです。それを読んで心配になって、私のところへメールやコメントで相談される方が何人もおられました。

 

不安な方は、以下の記事をお読み下さい。

 

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

 

 

スポンサーリンク

 

私が2017年に飲み始めたサプリメントと、変化した健康状態

私が2017年に飲み始めたサプリメントと、変化した健康状態

 

私が「1日10g以下の糖質制限」を始めたのが2015年の春、

 

 

そして、「糖質制限」に加えて、「鉄」のサプリメントを飲み始めたのが2017年の1月です。

 

 

6月以降は、他のサプリも飲むようになりました。

 

 

昨年は、糖質制限とサプリメントを組み合わせた事で、あらゆる面で体の機能が向上しました。

 

 

その事は色んな記事でちょくちょく書いていたのですが、「鉄」以外は詳しい記事を書いていなかったので、最近「どんなサプリを飲んでいるのか教えて欲しい」というメールを頂くことが増えました。

 

 

なので今回は、現在飲んでいるサプリや、昨年の健康管理によって改善した事を総合的にまとめてお話したいと思います。

 

 

まずは「鉄」と「フェリチン」の数値についてです。

 

 

スポンサーリンク

 

 

フェリチン

 

 

昨年から、だいたい3ヶ月おきにフェリチンを計るようにしました。1月、5月、9月、12月に測りました(4月は忙しかったので5月にズレました)。

 

 

検査結果は、電話で聞いた事もありますが、次に行った時に「前回の結果」を聞くことが多いです。

 

 

今のところ9月までの結果が分かっています(※12月の結果は次に行った時に聞きます)。

 

 

 

で、9月のフェリチンは199でした。

 

 

 

どうせなら200代にいってみたかったですが、フェリチンの理想は100なので、とりあえず今の数値には満足しています。

 

 

 

基準値を超えたフェリチンは危険なのか

 

 

時々、フェリチンが200以上あってビビる人がいるので、その事について少しお話しておきます。

 

 

 

私がフェリチンを初回で測った時は49でした。

 

 

しかし、母と祖母のフェリチンはどちらも150前後ありました。

 

 

この2人は和食中心の食事をしており、野菜や穀物が多め、動物性食品の摂取量が少ないです。

 

 

見る限り、食事からは、吸収率の悪い「非ヘム鉄」は摂れても、吸収率の良い「ヘム鉄」はほとんど摂っていません。

 

 

ヘム鉄と非ヘム鉄について分かりやすく説明してみた

 

 

つまり、鉄補給の為に何もしていないわけです。「生理がある女性」だったら、確実に鉄不足になるメニューです。

 

 

 

何が言いたいかというと、

 

 

 

「閉経している女性」が何もしていなくても150前後あるのに、どうして「生理がある女性」が200を超えたぐらいでビビるのでしょうか。

 

 

 

私も以前は「鉄過剰の情報」を真に受けていたので気持ちはわかりますが、実際に試してみると危険どころか、元気になります。

 

 

 

ちなみに、その時に書いた記事がこちらです。

 

 

鉄の過剰摂取について分かりやすく説明してみた

 

 

 

しかし、こちらを見てもらったら分かりますが、基準値は 5~152 となっています。

 

 

 

 

 

 

これでは、「基準を超えた!!」と驚くのも無理はありません。

 

 

 

ですが、「血圧の基準」、「コレステロールの基準」、「血糖値の基準」、「食事バランスガイド」、「メタボリックシンドロームの概念」、「ロコモティブシンドロームの概念」は、調べたら、どれも健康とは程遠い設定で、真面目に守る事でかえって体を壊す基準となっています。

 

 

 

血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療

 

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

一般的な「鉄の基準」も、私から言わせれば「ご他聞に漏れず…」といった感じです。

 

 

社会がそのようになっているので、私は、「現実に起きている事」を元に、逆算してシンプルに物事を考えるようにしています。

 

 

現実はどうなんだ?という視点が大切なのです。

 

 

女性はフェリチン50以下だと鉄不足で、50を超えると元気になり、100あれば理想的です。なので、私も目標を最低100に設定しました。

 

 

 

結果は、本当にその通りになります。100以上あると本当に楽で、下げたくはありません。

 

 

鉄はタンパク質と一緒になって必要なだけ吸収されるので、鉄のサプリメントだけではなく、タンパク質も不足させないようにした事も上手くいったポイントです。

 

 

 

理想は100。「それ以上はどうなのか」を考える為に、

 

 

目安として「生理がない女性」の世代別フェリチン値を書いておきます。

 

 

  • 新生児・・・200~300

 

  • 12歳まで・・・100~300で推移

 

  • 閉経後・・・数年かけて100以上になり、100以上をキープ

 

 

 

参考:藤川徳美医師 facebook 2015年4月27日

 

 

 

新生児のフェリチンはすごく多いです。

 

 

母親が出産でフェリチン50を失う(子供に渡す)と知っていたので、それを上回る量に驚いています。

 

 

 

これを見ると、200を超える事が問題とは思えません。

 

 

 

糖質制限をしている男性のフェリチンは300~400前後なので、糖質制限をしている女性が200~300あっても不思議ではありません。

 

 

男性のフェリチンについては以下の記事で説明しています。

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

生理で失われる鉄は多い

 

 

9月に病院に行って、5月のフェリチン136という結果を確認しました。

 

 

目標だった100以上を超えたと分かってからは、鉄サプリをそれまでの「毎日3錠」から、「1日おきに1錠」に減らしました。

 

 

 

私は「毎日」だと忘れないのですが、「1日おき」にすると、うっかり忘れる事があります。

 

 

それで、面白いことに気が付きました。

 

 

うっかり忘れて、鉄をしばらく飲んでない日が続いた事がありました。

 

 

何も変化がなかったので、最初は気にも留めていなかったのですが、ある日、ほんのちょっとですが、朝から普段より体が重く感じた日がありました。

 

 

昨年は本当に元気で、不調になることがなかったので、そのちょっとした違いに「おかしいな」と感じたのです。

 

 

で、考えたら「数日間鉄を飲み忘れていた事」と、「生理」が重なって、鉄が減ったままの状態でした。

 

 

それで体がだるかったのです。

 

 

変化自体は大したことがなくて、例えるなら、自転車のギアが一段階変わったような感じです。

 

 

なので、おそらくフェリチンの数値がメチャクチャ下がったわけではないと思いますが、いつもが元気なので、ちょっとの不調でも敏感に感じるのです。

 

 

そのことからも言えるのですが、やはり、生理はかなり鉄を失うと思います。

 

 

フェリチンが理想値に達すると、飲み忘れて、鉄サプリを数日飲まなくても全く平気になります。それが、たった数日の生理で変化を感じるのですから、生理の「鉄不足」への影響は大きいです。

 

 

私は体が楽に動かせる方がいいので、それからは、鉄サプリを忘れないようにしています。

 

 

そして、「生理がある女性は、油断すると鉄がゴッソリ落ちる」と、身をもって分かったので、フェリチンの検査は定期的に続けることにします。

 

 

私はブログを書いているので、自己管理の為に3ヶ月に1回にしていますが、普通は半年に1回測るのがいいそうです。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

鉄タンパクが充実した後で飲み始めたサプリメント

 

 

私はこれまで、「鉄とタンパク質が不足した状態や、糖質の過剰摂取をしている状態では他の健康法の効果が半減する」と何度も言ってきました。

 

 

タンパク質は体の主成分です。臓器だけでなく、「酵素」、「ホルモン」、「神経伝達物質」などの材料でもあります。

 

 

優秀な大工さんが揃っても、材料がなければ何も作れないように、他の栄養素がいくら充実していても、タンパク質が不足していては話になりません。

 

 

もちろん、その逆もあります。材料だけがあっても大工さんがいなければ、材料を100年放置していても、何もできません。

 

 

先ほど、鉄の重要性を述べましたが、鉄でさえタンパク質と一緒になって吸収されるのです。

 

 

そういう事が、理論だけではなく、過去の体験から分かっていたので、その他のサプリ選択は、「鉄とタンパク質が足りてから」と思っていました。

 

 

以前は、効果のない健康食品の飲み方をしてしましました。原因は体の構造を理解できていなかった事(本質を理解していない)、順番を間違えた事です。

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

なので5月までは鉄だけ、6月から違うサプリを飲む事にしました。

 

 

5月の結果は9月に分かったのですが、すでにこの時、体感から鉄が足りていると思っていました。

 

 

私は、何が、何処に、どのように効いているのかを観察するために、基本的に「3ヶ月おきに一種類ずつ増やす」事にしています。

 

 

しかし、ビタミンとミネラルは数が多いです。

 

 

そこで、「自分の体にとって、何から取るのが1番効果的か」を考えました。

 

 

「エネルギー代謝を円滑に行なう為に必要な栄養素で、自分に不足しているもの」を優先的に摂る事を優先しました。

 

 

そこで候補として上がったのが以下です。

 

 

 

  • ビタミンB50コンプレックス(ビタミンB群)

 

  • ビタミンC

 

  • ビタミンE

 

  • マグネシウム

 

  • 亜鉛

 

  • ナイアシン

 

 

 

どれも良いのですが、特に興味を持ったのが「ナイアシン」です。

 

 

ナイアシン

 

 

ナイアシンは別名「ビタミンB3」です。

 

 

以下がナイアシンの特徴になります。

 

 

『藤川徳美医師  facebook 2017年4月3日』より引用

 

 

ナイアシンはたった14個の原子でできている非常に小さい物質である。

 

砂糖よりもシンプルな構造である。

 

体内の500以上の代謝酵素の補酵素である。

 

多くの病気はナイアシン不足により生じているため、高用量のナイアシンで改善する。

 

 

働きはたくさんあるので、ここで全てを紹介するのは難しいです。

 

 

なので、一部を紹介します。

 

 

 

NADの合成に必要

 

 

生体が生きていく為には「ATP エーティーピー」というエネルギー物質が必要です。これがないと死に、不足すると慢性疾患になります。

 

 

エネルギー代謝によって「ATP」を作り出すときに「NAD エヌエーディー」という物質が必要です。

 

 

 

 

正式名は「ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド」です。

 

 

「NAD」は、水素(の持つ電子)を預かって運ぶ働きがあります。このような化合物の事を「電子伝達体 でんしでんたつたい」と言います。

 

 

 

これが、エネルギー代謝の「解糖系」、「クエン酸回路」、「電子伝達系」の反応に欠かせません。

 

 

で、この「NAD」の合成にナイアシンが必要なのです。

 

 

 

なので「NAD」が不足すると、「ATP」が不足します。

 

 

 

「電子伝達体」と「電子伝達系」は、名前が似ているので混同しないようにして下さい。

 

 

 

  • 電子伝達体・・・水素の(持つ電子)を預かって運ぶ化合物の事

 

 

 

 

  • 電子伝達系・・・ミトコンドリアの内膜で起こる反応経路の事

 

 

 

ちなみに、NAD(ナイアシン)は、「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変えるための補酵素の1つです。

 

 

 

 

 

このように、ATPの合成に関わっている補酵素なので、飲んでみたいと思いました。

 

 

 

 

ナイアシンフラッシュ

 

 

ナイアシンには、「ナイアシンフラッシュ」という反応があります。

 

 

フラッシュが起きる場合、飲んで1時間くらいすると、体が赤くなったり、チクチクしたり、熱くなったりします。

 

 

個人差はありますが、30~2時間続きます。

 

 

 

ナイアシン初回服用時には激しいフラッシュが出ます。

 

 

フラッシュは、細胞内に溜まったヒスタミンを急激に放出させるために起こります。

 

 

通常は1時間程度で治まりますが、数日間持続する人もあるようです。

 

 

このフラッシュの起こり方は、非常に個体差が大きい

 

つまり、ヒスタミンを溜め込んでいない人は、フラッシュは軽度。

 

逆に、ヒスタミンを溜め込んでいる人は、フラッシュは重度。

 

フラッシュが酷くて、ナイアシンを継続できない人は、ナイアシンが悪いのではなく、ヒスタミンを溜め込んだあなたに問題があると言えます。

 

100mgで開始し、暫く継続すると細胞内のヒスタミンが枯渇して、フラッシュを生じにくくなります。

 

そうするとナイアシンを増量することが可能になります。

 

ホッファーは長年4.5g服用。

 

自分もナイアシン歴は4年。

 

当初は500mg、1ヶ月前からは3~4.5g。

 

ナイアシンの唯一の副作用は、「寿命延長」なので飲んだ方が良いでしょう。

 

ナイアシンは、脂質代謝異常、動脈硬化、冠動脈疾患、脳卒中、糖尿病合併症、神経変性疾患、などを予防します。

 

まずは、高用量のナイアシンを飲める体になる、ことが必要です。

 

 

これを「不快だ」と捕らえる人もいますが、私はフラッシュを体感してみたいと思いました。

 

 

「面白そう」・・・というのもありますが、「体に悪いものが溜まっているなら排毒したい」というのが大きいですね。

 

 

 

人生で1番調子が良いのは事実ですが、「30年以上糖質漬けで弱った体」が完全に良くなったとは思っていません。

 

 

おまけに、タンパク質不足、脂肪酸不足だったので、今の体のほとんどは、タンパク質不足時代に、「古いアミノ酸」を使いまわして作られたと考えられます。

 

 

細胞には「入れ替りが早い細胞」と、「入れ替りが遅い細胞」と、「一生入れ替らない細胞」があります。

 

 

「入れ替りが早い細胞」はかなり回復したと思いますが、「入れ替りが遅い細胞」は回復したとは思いません。

 

 

30年かけて痛め続けたので、過去に受けたダメージが気になっています。

 

 

 

修復もしたいですし、毒があるなら出したいです。

 

 

それに、自分はどういった反応が出るのかも気になっていました。

 

 

 

他にも理由はありますが、色々と調べて考えた結果、6月から、「ナイアシン」を飲む事にしました。

 

 

 

上にも書いてあるように、徐々に増量していきます。

 

 

ナイアシンフラッシュ自体は、「溜まっているヒスタミンを放出しているだけ」、「血管を拡張しているだけ」なので、体に害はないのですが、知らないと「救急車を呼んでくれ」レベルになるそうです。

 

 

スポンサーリンク

 

 

ナイアシンを飲んで変わった事

 

 

いきなり500mgは、「ナイアシンフラッシュ」が起きた場合はキツイので、私は1日100mgからスタートしました。

 

 

 

 

 

1年かけて1000mg飲めるようにするのがよいそうです。

 

 

で、「ナイアシンフラッシュ」ですが、私の場合、最初の100mgでは起きる日と、起きない日があり、起きない日の方が多かったです。

 

 

8月から200、9月から300、10月から400、11月から500、12月から600・・・と、増やしていきました。

 

 

増量すると、フラッシュが起きる日の割合が多くなりました。

 

 

 

12月に入ってからは、実験で500mgを朝晩に分けて2回とかにしています。

 

 

 

効能かどうかは分からないのですが、ナイアシンを飲み始めて変わったと感じた事が2つあります。

 

 

「糖質を食べた後の変化」と、「肌の変化」です。

 

 

 

 

糖質を食べた後の変化

 

 

以前に何度も書きましたが、私は「糖質を食べると、その後で目が痒くなる」という症状がありました。

 

 

糖質制限を始めてからはなくなったのですが、たまにつきあいで糖質を食べるとこの症状が出ていました。

 

 

私は家では糖質10g以下を徹底していますが、外食は普通に食べるようにしています。回数が少ないからです。

 

しかし、今年の夏ごろは付き合いで外食をする事が多かったので、「ヤバイな」と思っていました。

 

このような場合、今までであれば、目が痒くなっていたのですが、不思議なことにそのような症状が全くないのです。

 

また糖質を食べた翌日は吹き出物ができたりもしていましたが、それもほぼ無くなりました。

 

それが「ナイアシン」を飲み始めた時期と重なるのです。

 

 

最近も夏以上に、クリスマス、正月と糖質を食べる機会が多かったのですが、やはり、以前のような不快な症状がでません。

 

 

糖質の代謝を良くしてくれているのかもしれません。

 

 

12月に飲み始めたビタミンB群の影響も大きいと思います。

 

 

 

肌の変化

 

 

そして、もう1つ変わった事は「肌」です。

 

 

「ビタミンC」も肌が綺麗になるのですが、どちらかというとCは肌が白く透き通るような変化がでます。

 

 

それに対し、「ナイアシン」は肌の水分量が増えた気がします。水々しくなるという表現がピッタリです。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

ビタミンCとビタミンE

 

 

 

3ヵ月後の9月から、「ビタミンC」と「ビタミンE」を飲む事にしました。

 

 

 

ビタミンC

 

 

「ビタミンC」を選択した理由は、糖質制限をしていると不足しやすいからです。

 

 

糖質制限は動物性食品を中心に食べる食事です。

 

 

それ自体は人間の体の構造にあっているので正解なのですが、問題は選ぶ動物の種類の少なさと、調理法にあります。

 

 

魚は種類が豊富ですが、肉は牛、鶏、豚、羊くらいです。

 

 

私の場合、安い鶏肉と豚肉が食卓に上がる割合が多いです。あと、卵も活躍しています。

 

海外のように、色んな動物や昆虫などが市場に出回れば面白いのですが、日本は魚以外の動物性食品が充実していないのでつまらないです。

 

 

限られた条件の中で動物性食品を食べているので、当然、取りこぼす栄養素がでてきます。

 

魚は一匹買っても、捨てる部位が多いので、量と種類を食べようと思ったらお金がかかります。

 

 

また、種類だけでなく、部位も限られています。

 

 

「ビタミンC」は肝臓と腎臓に多く含まれています。

 

私は内臓料理を食べる習慣がないので、内蔵を買うことはほとんどありません。買うのは鶏のレバーぐらいです。

 

 

衛生的に食べる為には加熱が必要ですが、それだとビタミンCが壊れてしまいます。

 

 

 

エスキモーは動物を生で食べる事でビタミンCを得ているようですが、さすがにマネをする気にはなれません。

 

 

内臓をあまり食べない、加熱する・・・このような習慣だと「ビタミンC」の摂取は難しいです。

 

 

一般的に、「ビタミンC」と言えば、果物や野菜を摂ればいいと考えますが、それだとブドウ糖や果糖を一緒にとってしまうので糖化のリスクがあります。

 

 

しかも、果物や野菜は品種改良によって甘く改良されているのでダメージが大きいです。

 

 

ビタミンの為、抗酸化の為・・・といって野菜や果物をたくさん摂ると、エラい目にあいます。

 

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

野菜や果物は健康的というイメージの盲点。ビタミン・ミネラルに注目しすぎる事で気付かれない糖質の害

 

 

 

そういう失敗は過去にしてきたので、現在の私にその選択肢はありません。

 

 

その点、サプリメントには余分な糖質が含まれていないので利用しない手はありません。

 

 

そういうわけで、現代の肉食では得る事が難しい「ビタミンC」を選びました。

 

 

 

ビタミンCは、1000mg(1g)を朝、昼、晩飲んでいます。1日3gです。

 

 

 

 

ビタミンE

 

 

私は、普段は「ビタミンC」は3g止まりで、大量に摂ることはないのですが、

 

 

 

「ビタミンC」を10g以上摂る場合は、「ビタミンE」も摂るべき

・・・という注意点があります。

 

 

「ビタミンC」を沢山摂取すると酸化します。なので、その還元に「ビタミンE」が必要です。

 

 

で、「ビタミンE」が酸化した場合は、「ビタミンC」が還元します。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年2月9日』より引用

 

 

水溶性のビタミンCは水に富む組織で活性酸素を除去し、脂溶性のビタミンE1は生体膜内などの油の多い組織で活性酸素を除去する。

 

ビタミンE1は酸化されたビタミンCを還元する。

 

ビタミンCも酸化されたビタミンE1を還元する。

 

ビタミンE1は脂溶性なので体内に長く止まる。

 

ビタミンCは水溶性なので比較的早く体内から排泄される。

 

ビタミンCの体内半減期は確か16日だったと思う。

 

毎日しっかりビタミンCを補給すると、体内で酸化されたビタミンEを還元できる。

 

 

 

なので、「ビタミンC」を摂取する時は、「ビタミンE」も一緒に・・・と考えていました。

 

 

だから、通常は3ヶ月に一種類のサプリを増やすところ、この時はCとEの2種類を飲む事にしました。

 

 

Eは、400IUを朝2錠飲んでいます。

 

 

 

 

「ビタミンE」は鉄の吸収を妨げます。

 

 

それまでは、「鉄」を好きな時に飲んでいたのですが、「ビタミンE」を飲み始めてからは、この2つは8時間離して飲む事にしました。

 

 

朝「ビタミンE」を2錠飲み、鉄は夜飲みます

 

 

この習慣の変化も鉄を飲み忘れる原因になりました。

 

 

 

ビタミンCとビタミンEを飲んで変わった事

 

 

効果ですが、飲んですぐ実感したのは肌ですね。

 

 

11月に、喉の調子がおかしかった時があったのですが、その時に1時間おきに1g飲みました。

 

 

酷くなってはいけない・・・と思って増量したのですが、たくさん飲んだおかげで、翌日はそれまで以上に肌が綺麗でした。

 

 

喉も回復しました。

 

 

 

先ほども言いましたが、「ビタミンC」と「ビタミンE」を飲んだ場合、肌が白く透き通るように変わります。

 

 

ただし、すでにできてしまったシミには効果がないようで、シミがある場合、周囲が白くなった分目立ちます。

 

 

すでにできてしまったシミを消す為に必要な栄養素は、今後も探していこうと思います。

 

 

糖質制限、鉄、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンEを続けていて思ったのですが、冬になっても体が冷えません。

 

 

寒いと無意識に体に力が入りますが、そういう事がありません。

 

 

防寒着だけでなく、寝具も変わりました。

 

 

布団と毛布があると暑いです。一応両方かけますが、朝起きると毛布は蹴って布団だけになっています。

 

 

周囲の人が「今日は寒いね」と言っているのに、「そうかな」と思うことが増えました。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

ビタミンB群

 

 

 

12月から、「ビタミンB群」を飲む事にしました。

 

 

何故これを選んだかというと、やはり、「エネルギー代謝」で重要な働きをするからです。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

糖質を摂っている人は、ビタミンB1が不足しやすいので、真っ先に摂った方が良いサプリメントです。

 

 

ビタミンB1の不足が細胞の癌化につながるからです。

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

私は糖質制限をしているので、「普通の人よりかはビタミンB1は不足しないだろう」と思ったので、他のものを優先させました。

 

 

糖質制限を始めてからは、ビタミンB2不足でなる「口内炎」が一切できなくなりました。それまでは頻繁にできていましたが、2年半できていません。なので体感的に、「ビタミンB群を補わなければいけない」という気にはなりませんでした。

 

 

 

しかし、人間は体内で糖質を作る機能が備わっています。「糖新生 とうしんせい」と言うのですが、これが睡眠不足やストレスで過剰になることがあります。

 

 

つまり、糖質を摂っていなくても、「自分で作り出した糖質」が増えることがあるわけです。

 

 

その状態になってしまうと、糖質制限をしていても、糖質を摂っているのと変わらない事になります。

 

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

なので、「糖質を摂取していないから大丈夫」と、油断するのではなく、糖新生が過剰になってしまった時の為にも、糖質の代謝に必要な「ビタミンB群」は摂っておこうと思いました。

 

 

体には、「ブドウ糖しかエネルギーに出来ない細胞」があるので、血糖値を一定に保つ必要があります。従って、「糖新生」は誰の体でも普通に起こっている現象です。「糖新生」自体は悪い事ではなく、過剰になることが悪いのです。

 

 

というわけで、「ビタミンB50コンプレックス」と、「ベンフォチアミン」を飲む事にしたわけです。

 

 

「ビタミンB50コンプレックス」は水溶性のB群、「ベンフォチアミン」は脂溶性のB1です。

 

 

癌予防なら、この2つを組み合わせた方がいいです。

 

 

健康な人の場合、前者だけでもいいのですが、より完璧を目指す為に、「ベンフォチアミン」も組み合わせることにしました。

 

 

 

 

 

左2つが「ビタミンB50コンプレックス」、右が「ベンフォチアミン」です。

 

 

身内には「SOURCE NATURALS」社のを飲ませていたのですが、今回私が飲み始めたのは、「NOW」社のです。

 

 

私は飲み込むのが苦手なので、カプセルの方が楽です。

 

 

飲む量は、「ビタミンB50コンプレックス」を朝、晩1錠ずつ、「ベンフォチアミン」は1週間に1錠です。

 

 

水溶性は体内に蓄積できません。一方、脂溶性は蓄積できます。

 

「排出されやすい前者」は、少量を数回に分けて摂取し、「排出されにくい後者」は摂取の回数を少なくします。

 

 

 

 

ビタミンB群を飲んで変わった事

 

 

疲れない、元気になった、暖かい・・・は既になっているので、そちらの変化は感じませんが、肌のキメが細かくなりました。

 

 

複数のサプリを飲んでいるので、B群単独の効果なのか、全体の相乗効果なのかは分かりませんが、何かを増やすたびに肌質が綺麗になっていきます。

 

 

あと、ナイアシンのところでも述べましたが、糖質を摂った時の状態が以前と違います。だるさをあまり感じなくなります。

 

 

年末年始、糖質を食べる事が多かったのですが、肌荒れ等がありません。

 

 

ただ、これもB群単独の効果か、相乗効果かは分かりません。

 

 

サプリメントは戦略的に

 

 

2015年の春から、2017年の12月まで、糖質制限だけを行いました。

 

 

去年一年間は、糖質制限と、サプリメントを組み合わせたわけですが、効果が圧倒的に違います。

 

 

それは、質的な栄養失調が改善していくからです。

 

 

そして、「何が必要なのか」を考えながら摂取したことも上手く言った理由だと思います。

 

 

私の場合、説明した順番で飲んだわけですが、もっと効率が良いのは以下の順番です。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年3月17日』より引用

 

 

日本人では、

 

 

1)高タンパク/低糖質食+プロテイン+鉄にて、鉄タンパク不足を改善させることが最も最優先される。

 

2)次に、C、E、B1を中心としたメガビタミン(三石理論)。

 

3)その次に、ナイアシン、亜鉛、その他(ホッファーの方法)。

 

 

上記の順序で改善を図るのが最も効率が良い。
手順前後があれば改善に時間がかかる。

 

 

栄養療法も戦略が大事なのです。

 

 

まだまだ、試してみたいサプリがありますし、さらに、自分に足りない栄養素はいずれ増量することも考えています。

 

 

スポンサーリンク

 

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた②複合体Ⅲ~Ⅴ

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた②複合体Ⅲ~Ⅴ

 

電子伝達系の後半になります。前半は以下です。

 

 

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた①複合体Ⅰ~Ⅱ

 

 

前半でも少しお話しましたが、「電子伝達系」の説明は情報源によってバラバラです。

 

 

簡単な生化学の本ではだいたい同じような説明になっていますが、さらに一歩踏み込んで調べようとすると、非常に複雑で、どの情報も言っている事が微妙に違います。そんなのネットだけだろ、と思われるかもしれませんが、本もです。

 

 

今回、調べた情報をまとめて、だいたいの流れを書きましたが、元ネタがそのような状態なので、私としても半信半疑です。

 

 

調べれば調べる程、納得のいかない事がでてくるので、何回書き直したか分かりません。

 

 

もっと時間をかけて調べて、完全に分かってから記事を公開しようと思っていたのですが、気が済むまで調べ始めると何時公開できるか分かりません。従って、今後修正するという前提で、現時点でまとめた事を公開することにしたのです。

 

 

なので、本記事の説明は、あくまで現在言われている説の1つだという感じで捕らえるようにして下さい。

 

 

それでは、続きの「複合体Ⅲ」から説明します。

 

 

 

スポンサーリンク

 

③ユビキノール:シトクロムcレクターゼ複合体(複合体Ⅲ)

 

 

「複合体Ⅰ」や「複合体Ⅱ」から離れた「ユビキノール」は、「ユビキノール:シトクロムcレクターゼ複合体(複合体Ⅲ)」に到着します。

 

 

ユビキノールは複合体Ⅲへ

 

 

「複合体Ⅲ」は、「複合体Ⅰ」や「複合体Ⅱ」から生じたユビキノールの電子を「シトクロムc」に伝達する役割と、

 

 

マトリックスの「H+」を、膜間腔に放出する役割があります。

 

 

構造はこのようになっています。

 

 

ユビキノール:シトクロムcレクターゼ複合体(複合体Ⅲ)

 

 

「シトクロムc」や「Fe-S(鉄硫黄クラスター)」については、前半でお話しました。

 

 

「QH2サイト」は、ユビキノールを受け入れる所、「Qサイト」はユビキノンやセミキノンを受け入れる所です(※セミキノンは後で説明します)。

 

 

「bL」「bH」は、ヘムタンパク質で、「シトクロムb」と言います。「bL」のことを「b562」、「bH」のことを「b566」と表記しているものもあります。

 

 

中には「bL」と「bH」は繋がった構造をしていて、酵素内を貫通している・・・と説明している情報もあるのですが、そのように書いていない情報が圧倒的だったので、「bL」「bH」と別々に描きました。

 

 

それでは、話を戻します。

 

 

この「複合体Ⅲ」での電子のやり取りは、2段階です。

 

 

まずはステップ1です。

 

 

複合体ⅠやⅡから来た「ユビキノール(QH2)」は、複合体Ⅲの「QH2サイト」に結合します。

 

 

 

ユビキノール(QH2)はQH2サイトに結合

 

 

「QH2サイト」や「Qサイト」の記載がなく、「QH2はシトクロムbに結合する」と書いてある情報もあります。

 

 

 

「ユビキノール(QH2)」は、電子(e+)を2つ、水素イオン(H+)2つを運んできたわけですが、「電子」の1つを「Fe-S」に、もう1つを「bL」に渡します。

 

 

 

そして、残った「水素イオン」2つは膜間腔に放り出されます。

 

 

電子をFe-SとbLに伝達し、水素イオンを膜間腔に放出

 

 

 

「QH2(ユビキノール)」は水素を失ったので、酸化型の「Q(ユビキノン)」になります。

 

 

その後、ユビキノンは、「Qサイト」へ移動します。

 

 

そして、「bL」に移動した電子は、「bH」を経て「Qサイト」に結合した「Q(ユビキノン)」に渡されます。

 

 

電子はシトクロムcとユビキノン(Q)へ渡される

 

 

「ユビキノール」から「Fe-S」に移動した電子は、「シトクロムc1」を経て、独立したヘムタンパク質である「シトクロムc(酸化型Fe3+)」に渡されます。

 

 

シトクロムcの酸化型(Fe3+)と還元型(Fe2+)

 

 

「シトクロムc」は、電子を受け取ることで「還元型(Fe2+)」となり、複合体Ⅲを去ります。

 

 

シトクロムcは複合体Ⅲを去り、ユビキノンはH+を取り込む

 

 

電子を1つもらった「Q(ユビキノン)」は、マトリックス側から「水素イオン(H+)」を取って「・Q-(セミキノン)」となります。

 

 

「ユビキノン」に2つの水素がつくと「ユビキノール」ですが、1つの水素がつくと「セミキノン(ユビセミキノン)」です。

 

 

ユビキノンとセミキノンとユビキノール

 

 

 

ここまでが「複合体Ⅲ」の第一段階です。まだ終わりではありません。

 

 

 

ここからはステップ2です。

 

 

次に、また別の「QH2」が「QH2サイト」に結合します。

 

 

複合体Ⅲステップ2

 

 

そして、ステップ1と同じように、「QH2」は電子を「Fe-S → シトクロムc1 → シトクロムc」と渡し、シトクロムcを還元型にします。

 

 

同じく「H+」は膜間腔に放り出されます。

 

 

そして、「ユビキノール(QH2)」は、「ユビキノン(Q)」になります

 

 

この説だと、ステップ2によって、酸化された「QH2サイト」にいる「ユビキノン」はこの後どうなるか不明です。

 

 

そして、もう1つの電子は「bL → bH → ステップ1によって生じたセミキノン」に渡されます。

 

 

電子を得た「セミキノン」は、マトリックスから「H+」を取り込み、還元型の「ユビキノール(QH2)」になって、複合体Ⅲを出て行きます。

 

 

これで「複合体Ⅲ」の流れは終わりです。

 

 

しかし、もう1つ別の説も紹介します。もちろん、どちらが正しいかは分かりません。こちらもステップ1と2に分けて説明します。

 

 

 

では、別の説のステップ1です。

 

 

まず最初に、「QH2」が「QH2サイト」に結合します。そして、電子(e-)を「Fe-S」と「bL」に1つずつ渡し、残った水素イオン(H+)を膜間腔に放り出します。

 

 

ここまでは同じで、違うのはここからです。

 

 

電子と水素イオンを渡した「ユビキノール」は還元型の「ユビキノン」になるのですが、「QHサイト」から「Qサイト」へ移動しません。

 

 

電子はシトクロムcとユビキノンへ、ユビキノンはH+を取り込む

 

 

そして、「bL」が受け取った電子は、「bH」を経て、別の「ユビキノン」に渡されます。

 

 

電子を受け取った「ユビキノン」は、マトリックスから「水素イオン(H+)」を1つ取り込んで「セミキノン」になります。

 

 

一方、「Fe-S」が受け取った電子は、「シトクロムc1」を経て、「シトクロムc」に渡されます。「シトクロムc」は還元型(Fe2+)になります。

 

 

シトクロムcとユビキノンは複合体Ⅲを離れ、セミキノンはとどまる

 

 

そして、「QH2サイト」にいた「ユビキノン」と、還元型になった「シトクロムc」は複合体Ⅲを去ります。

 

 

「セミキノン」は「Qサイト」に留まります。

 

 

 

ここからステップ2です。

 

 

別の「QH2」がやってきて、電子を「Fe-S」と、「bL」に渡し、水素イオンを膜間腔に放りだします。

 

 

QH2は電子を伝達し、水素イオンを膜間腔に放り出す

 

 

「Fe-S」に渡された電子は、「シトクロムc1」を経て、「シトクロムc」へ、

 

 

「bL」に渡された電子は、「bH」を経て、ステップ1で生じた「セミキノン」へ渡されます。

 

 

電子はシトクロムcとセミキノンへ、セミキノンはH+を取り込む

 

 

「セミキノン」はマトリックスから「水素イオン(H+)」を取り込んで「ユビキノール」になります。

 

 

ユビキノン、ユビキノール、シトクロムcは複合体Ⅲから離れる

 

 

還元型になった「シトクロムc(Fe2+)」と、

 

 

「QH2サイト」にいた「ユビキノン(Q)」と、「Qサイト」の「ユビキノール(QH2)」は、複合体Ⅲを離れます。

 

 

以上が複合体Ⅲの流れになりますが、このように情報がハッキリしないので大まかな流れだけ覚えるようにした方がよさそうです。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

④シトクロムcオキシターゼ複合体(複合体Ⅳ)

 

 

複合体Ⅲを離れた還元型の「シトクロムc」は、電子伝達系の最後である「シトクロムcオキシターゼ複合体(複合体Ⅳ)」に辿り着きます。

 

 

還元型のシトクロムcは複合体Ⅳへ

 

 

この複合体Ⅳは、シトクロムCから電子を預かって酸化型のシトクロムcにし、

 

 

電子を酸素(O2)に渡して、水素イオンも取り込み、水(H2O)を生成します。

 

 

「複合体Ⅳ」は、13個のサブユニットから構成されているとのことなのですが、酵素活性の機能的な中核となるのは「サブユニットⅠ」と「サブユニットⅡ」だそうで、調べてみると以下のようにサブユニットⅠ~Ⅲまでを描いている画像が多かったです。

 

 

複合体Ⅳのサブユニット

 

 

で、機能的な中核であるⅠとⅡは、このようになっています。

 

 

シトクロムcオキシターゼ複合体(複合体Ⅳ)

 

 

「サブユニットⅠ」に2つあるのは、「CuA」です。「Cu」は胴です。

 

 

「サブユニットⅡ」には、2種類のヘム、「ヘムa」「ヘムa3」

 

 

そして、「CuB」があります。

 

 

「ヘムa」は「Cyt a」、「ヘムa3」は「Cyt a3」と表記している情報もあります。

 

 

流れはこうです。

 

 

「シトクロムc」が「複合体Ⅳ」に到着すると、電子は「CuA」に移動します。その後、電子は「CuA」、「ヘムa」、「ヘムa3」、「CuB」と移動していきます。

 

 

 

電子はCuA、CuA、ヘムa、ヘムa3、CuBと移動する

 

 

電子を伝達した「シトクロムc」は酸化型の「Fe3+」に戻り、「複合体Ⅳ」を離れます。

その後、また還元型の「Fe2+」が電子をつれてやってきます。そして、同じように電子を伝達します。

 

 

酸化型のシトクロムcは去り、還元型のシトクロムcが来る

 

 

 

電子回分によって、「ヘムa3 (Fe3+)」と、「CuB (Cu2+)」が還元されます(※Feは鉄です)

 

 

ヘムa、ヘムa3、CuB

 

 

 

●(Fe3+) → 還元 → (Fe2+) 

●(Cu2+) → 還元 → (Cu+)

 

 

それによって、「酸素分子」が結合できるようになります。

 

Fe2+とCu+の間に酸素分子が結合する

 

 

 

すると、酸素はその電子を受け取ります。

 

 

酸素は電子をもらって還元される

 

「酸素分子」はさらに電子を2つ受け取り、マトリックスから水素イオンも取り込みます。

 

 

酸素分子は電子2つと水素イオン2つを受け取る

 

 

すると、結合もなくなります。ここまで「酸素分子」が手に入れたのはこれだけです。

 

 

酸素の結合が切れ、Fe-OH HO-Cuになる

 

 

そして、「水素イオン(H+)」を2つ取り込みます。

 

 

Fe-OH HO-Cuは水素イオン2つを取り込む

 

 

「O2」は、シトクロムcから「電子(e-)」つと、ミトコンドリアのマトリックスから、「水素イオン(H+)」つ受け取ったことになります。

 

 

酸素分子と電子4つと水素イオン4つ

 

 

それで、2分子のが生成されます。

 

 

水分子H2O

 

 

電子の伝達はこれで終了です。

 

 

「ミトコンドリアでの代謝には酸素が必要」と言われるのは、内膜の「電子伝達系」の最後で、電子の受け取り手である「酸素」が必要だからです。

 

 

で、この酸素が水分子になるまでの流れは、別の説もあります。一応紹介しておきます。

 

 

酸素が電子2つによって還元されるところまでは同じです。

 

 

酸素分子が電子によって還元される

 

 

3つめの電子が1つ取り込まれて、水素イオンも1つ取り込まれます。

 

 

電子1つと水素イオン1つを取り込む

 

 

そして、4つめの電子が1つ取り込まれて、水素イオンも1つ取り込まれます。その後結合が切れます。

 

 

電子1つと水素イオン1つを取り込み、結合が切れる

 

 

後は水素イオンを2つもらうので同じです。

 

 

細かい違いなので、「酸素に電子4つと、水素イオン4つが結びついて水分子になる」というところだけ覚えておくとよいでしょう。

 

 

ところで、水を生成する為に、マトリックスから「水素イオン(H+)」が4つ取り込まれたわけですが、

 

 

複合体Ⅳでは、これとは別に4つの「H+」が取り込まれ、膜間腔に放り出されます。

 

 

複合体Ⅳは水素イオンを膜間腔に放り出す

 

 

 

「電子」の伝達は終わりましたが、まだ膜間腔に放り出された「水素イオン(H+)」と、5つ目の複合体である「ATP合成酵素」が残っています。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

⑤ATP合成酵素(複合体Ⅴ)と酸化的リン酸化

 

 

「電子伝達系」の目的はATPを作ることです。

 

 

ここからは、内膜でどのようにして「ATP」が合成されるのか説明していきます。

 

 

複合体Ⅰ~Ⅳの間を電子が渡っていくエネルギーで汲み出された「水素イオン(H+)」は、やがて膜間腔の中で溢れ、マトリックス側より「H+」の濃度が濃くなります。

 

 

膜間腔の水素イオンの濃度が濃くなる

 

 

ここで思い出してほしいのが水力発電です。

 

 

水力発電は、ダムに溜めた水が流れる力でタービンを回して発電します。その仕組みと「ATP合成酵素」は良く似ていて、膜間腔に溜まった「H+」がマトリックスに流れる力を利用して、「ADP」と「リン酸」から「ATP」を作ります。

 

 

 

これを「酸化的リン酸化 さんかてきりんさんか」と言います。

 

 

ただし、基本的に内膜は「水素イオン(H+)」を通さないので、どこからでもマトリックスに戻れるわけではありません。

 

 

「H+」がマトリックスに戻る道が、5つ目の複合体「ATP合成酵素(複合体Ⅴ)」で、タービンに相当するものがついています。

 

 

従って、「世界最小のモーター」と言われています。

 

 

ATP合成酵素(複合体Ⅴ)

 

 

説明の為に、ポイントとなる部分だけデフォルメして描きましたが、厳密にはもっと入り組んでいて形も歪んでいます。

 

 

「ATP合成酵素」は、大きく「F0」と、「F1」に分けられています。

 

 

「a」の部分が「H+」をローターに導きます。

 

 

そして、「H+」が膜間腔から「F0」を通ってマトリックスへ移動すると、膜に埋まっている「ローター」と、その下の「軸」が回転します。

 

 

H+がマトリックスに移動

 

 

そして、マトリックス側にぶら下がって、「b」に固定されているのが「ATP」を合成するところです。

 

 

こちらが断面図です。正確に言うと、中心の軸は非対称になっています。

 

 

αとβの2種類のサブユニット

 

 

「α」と「β」の2種類のサブユニットが、3個ずつ交互に並んでいます。

 

 

この部分が立体構造を変えながら、「ADP」と「リン酸」から「ATP」を作ります。

 

 

ADPとリン酸からATPを作る

 

 

 

一方、マトリックスに戻った「水素イオン(H+)」は、再び膜間腔に放出されたり、水分子の生成の為に取り込まれたりします。

 

 

 

最後に

 

 

始めにお話した通り、「電子伝達系」については、私も迷いながら書いています。

 

 

説明の内容だけでなく、複合体の形まで人によって言うことが違うからです。

 

 

それに、複合体の説明ででてくる専門用語を調べている過程で、「まだ解明していない」という記述も何度か読みました。

 

 

そもそも、目に見えない世界なので、情報が食い違っていても、何が間違いで、何が正しいのか確認しようがありません。

 

 

確証がない事を書くのは嫌いなのですが、今後健康の事を語っていく上で外せない部分です。なので、迷っているところや、分からないところを含めてそのまま記事にしました。

 

 

間違っているところもあると思いますが、さすがに全て間違いということはないので、鵜呑みにせず、参考程度にとどめていただければと思います。

 

 

なお、記事全体としても気に入らないところが多いので、本記事は時々修正します。

 

 

 

スポンサーリンク

 

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた①複合体Ⅰ~Ⅱ

電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた①複合体Ⅰ~Ⅱ

 

「好気呼吸を行なう代謝」の最終段階の反応である「電子伝達系 でんしでんたつけい」の話になります。別名には、「呼吸鎖 こきゅうさ」や、今は教科書で使われなくなった「水素伝達系」があります。

 

 

「クエン酸回路」は、ミトコンドリアの「マトリックス」で反応が起きましたが、

 

 

「電子伝達系」の反応が行なわれる場所は、ミトコンドリアの「内膜」です。

 

 

「膜」は「リン脂質」という油成分でできています。

 

 

ミトコンドリアの外膜、内膜、膜間腔

 

 

「外膜」と「内膜」の間は、「膜間腔 まくかんくう」と言うのですが、ここも少し関係あります。

 

 

ちなみに、内膜のヒダ状のところは「クリステ」と言います。

 

 

では、内膜や膜間腔でどんなことが起こるのか・・・ですが、イメージとしてはこんな感じです。

 

 

 

①堤防で仕切った反対側(膜間腔)へ、ポンプで水を送る

 

 

②溜まった水が発電機のある通り道を通って元の場所(マトリックス)に向かって流れる

 

 

③発電機のタービンが回って発電する

 

 

 

②~③は「水力発電」と似ています。

 

 

そして、①では、特定の順番にそって電子が運ばれていくので、この反応のことを「電子伝達系」と呼ぶのです。

 

この「電子伝達系」では、馴染みのない物質がたくさん出てきます。なので、混乱することがないように、流れを説明する前に、物質の紹介をします。

 

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

内膜に埋め込まれている複合体

 

 

まず、ミトコンドリアの内膜の構造についてお話します。

 

 

内膜には「タンパク質」が埋め込まれているのですが、それぞれⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴと番号がつけられています。

 

 

複合体Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ

 

 

これらは「膜タンパク質」と言って、それぞれ以下のような名前がついています。

 

 

  • 複合体Ⅰ・・・NADH:ユビキノンレクターゼ複合体

 

  • 複合体Ⅱ・・・コハク酸デヒドロゲナーゼ複合体

 

  • 複合体Ⅲ・・・ユビキノール:シトクロムcレグターゼ複合体

 

  • 複合体Ⅳ・・・シトクロムcオキシターゼ複合体

 

  • 複合体Ⅴ・・・ATP合成酵素

 

 

 

複数のサブユニットからなる複雑な構造をしているので「複合体」と言われています。情報源によって「呼吸鎖複合体」とか、「酵素複合体」とか、「タンパク複合体」と表現されています。

 

 

このⅠ~Ⅳの「複合体」を、水素の持つ「電子(e-)」が移動していくわけです。

 

 

水素原子の陽子と電子

 

 

 

そして、一番最後の「複合体Ⅴ(ATP合成酵素)」は、分子サイズのモーターで、例えるなら水力発電のタービンです。ATPはこのモーターが回る時のエネルギーによって作られます。

 

そして、そのタービンを回すのが「水素イオン(H+)(陽子の事)」です。

 

 

「電子(e-)」と「水素イオン(H+)」という言葉がでてきたので、これについても簡単に説明します。

 

 

 

原子について

 

 

物質を分解していくと、「分子」になります。

 

その「分子」をさらに分解していくと、「原子」になります。

 

 

 

物質と分子と原子

 

 

水は分解していくと、「H2O」という「分子」になります。

 

水分子「H2O」を分解すると、水素(H)が2つ、酸素(O)が1つに分けられます。

 

その1つ1つが「原子」です。

 

以下が原子の構造です。「水素原子」と「ヘリウム」を例にします。

 

 

 

水素原子とヘリウム原子の構造

 

 

 

ここで、「電子(エレクトロン)」がでてきました。

 

原子の中心にあるのは、「陽子 (プロトン)」と「中性子 (ニュートロン)」です。そして、その周囲を衛星のように「電子」が回っているわけです。

 

 

ただし、「水素原子」は、「中性子」がない原子です。

 

 

「中性子」は電荷がゼロで、プラスでもマイナスでもない中性。

 

「陽子」はプラスで、「電子」がマイナスです。

 

 

日本人の感覚からすると、「陽」がプラスなら、マイナスは「陰」のはずですが、マイナスは「陰子」ではなく「電子」という名前がつけられています。先にマイナスの電子が発見されて、その後で「陽子」と「中性子」が発見されたから・・・という理由らしいですが、分かりにくいから名前を整備して欲しいですね。

 

 

ちなみに、「電子」の数と「陽子」の数は同じです。

 

 

  • 水素原子・・・電子1つ、陽子1つ

 

  • ヘリウム原子・・・電子2つ、陽子2つ

 

 

 

イオンとは

 

「原子」は電気的に中性です。

 

プラスの「陽子」と、マイナスの「電子」の数が同じだからです。

 

 

しかし、元々は電気的に中性でも、電子の数が変わって、マイナスかプラスの電荷をおびると、原子は「イオン」になります。

 

 

イオンには「陽イオン」と「陰イオン」があります。

 

 

 

陽イオン

 

 

 

陽イオン

 

 

元々は電気的に中性でも、何らかの原因で「電子(マイナス)」を失うとします。すると、「陽子(プラス)」の数が勝つので、原子は全体としてプラスの電気を帯びます。

 

これを「陽イオン」と言います。

 

 

「陽イオン」は、記号の右横に小さく「+」を書きます(※ちなみに、電子を2個失った場合は「2+」と書きます)

 

 

 

水素原子は、中性子がなく陽子(プロトン)が1つしかありません。従って、電子を失ってしまうと陽子だけになります。

 

その為「水素イオン(H+)」のことを「プロトン」と呼ぶことがあります。

 

 

 

陰イオン

 

 

「電子」は失うこともあれば、増えることもあります。

 

 

陰イオン

 

元々は電気的に中性でも、何らかの原因で「電子(マイナス)」を受け取るとします。すると、「電子(マイナス)」の数が勝つので、原子は全体としてマイナスの電気を帯びます。

 

これを「陰イオン」と言います。

 

 

「陰イオン」は、記号の右横に小さい「-」を書きます(※ちなみに、電子を2個受け取った場合は「2-」と書きます)

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

「NADH」と「FADH2」

 

 

「電子伝達系」では、「酸化 さんか」と「還元 かんげん」という言葉が繰り返しでてくるので、意味を書いておきます。

 

 

酸化・・・水素を失う事、電子を失う事

 

還元・・・水素を得る事、電子を得る事

 

 

 

「解糖系」や「クエン酸回路」で生じた「NADH」や「FADH2」は、「電子伝達体」と言って、水素原子(の持つ電子)を預かって運ぶ働きがあります。

 

 

「NADH」と「FADH2」は還元型なので、水素(の持つ電子)を得た状態です。水素を得る前は、それぞれ、酸化型の「NAD+」、「FAD」でした。

 

 

NAD+とFADの酸化型と還元型

 

 

酸化型の「NAD+」は、2つの水素原子によって、還元型の「NADH(厳密には NADH + H+ のセット)」になり(分かりにくいので図にします)、

 

 

NAD+2H→NADH+H+

 

 

酸化型の「FAD」は、2つの水素原子によって、還元型の「FADH2」になります(※こちらは単純なので図にしません)

 

 

 

こうして「NADH」と「FADH2」の預かった水素は、「電子伝達系」でATPを合成する為に使われます。

 

 

電子伝達系では、「NADH」は「複合体Ⅰ」で、「FADH2」は「複合体Ⅱ」で利用されます。

 

 

スポンサーリンク

 

 

CoQとシトクロムC

 

 

「電子伝達系」では電子が「複合体」を移動していくわけですが、それ以外にも、電子の移動の「足場」となるものが存在します。

 

それが「CoQ」と、「シトクロムc」です。

 

 

CoQとシトクロムc

 

 

※ⅠとⅢの間には「Ⅱ」がありますが、分かりやすくする為にこの図では省略しました。

 

 

 

CoQ(ユビキノン)

 

 

「Q」と記したのは、「CoQ」です。「Co」は、「コエンザイム(補酵素)」と読みます。なので、「CoQ」は、「補酵素Q」です。

 

先ほど「内膜は油成分でできている」と言いましたが、「CoQ」は疎水性なので、膜の油の中を浮遊して動いています。

 

この「CoQ」は、「複合体Ⅰ → 複合体Ⅲ」「複合体Ⅱ → 複合体Ⅲ」と行き来し、電子を伝達します。

 

 

なお、「CoQ」には別名が多く、「補酵素Q」の他に、「コエンザイムQ10(キューテン)」、「ユビデカレノン」、「ビタミンQ」、「ユビキノン(UQ)」があります。

 

酸化型を「ユビキノン」、還元型を「ユビキノール」と言います。

 

なので、本記事では、「Q」を「ユビキノン」と言う事にします。

 

 

 

シトクロムC

 

 

「C」と記したのは、「シトクロムC(シトクロームC)」です。「Cyt c」等と表示されることもあります。

 

「シトクロムc」は、単独のタンパク質です。膜の中を泳いでいた「CoQ」と違って、水っぽい性質があり、内膜の膜間腔側に存在しています。

 

「シトクロームC」は、「複合体Ⅲ」から電子を受け取って、「複合体Ⅳ」に伝達します。

 

酸化型は「フェリシトクロムc」、還元型を「フェロシトクロムc」と言います。

 

 

なお、この他にも「シトクロム」という名前がついたものがいくつか出てくるので混乱しないようにして下さい。

 

 

一通り紹介が終わったので、ここから本題の「電子伝達系」についてお話します。

 

 

 

電子伝達系の流れ

 

 

まず、全体の流れを先に説明します。

 

 

「NADH」や「FADH2」が預かった水素(電子(e-)と水素イオン(H+))は、切り離されて、それぞれ別の使われ方をします。

 

 

「電子」の方は、膜に埋め込まれた複合体Ⅰ~Ⅳに向かってリレー(伝達)され、最後は水になります。

 

 

 

 

 

一方、「陽子(H+)」の方は、リレーで生じたエネルギーによってマトリックスから膜間腔へ移動します。

 

 

 

 

 

 

 

  • 電子(e-)   → Ⅰ~Ⅳを伝達

 

  • 陽子(H+) → 伝達する時のエネルギーで膜間腔へ

 

 

 

そして、膜間腔の「陽子(H+)」が、「複合体Ⅴ」を通ってマトリックスに移動する時のエネルギーで、ATPが合成されます。

 

 

 

 

 

 

シンプルに言うとこうなのですが、一つ一つを見ていくと細かくて面倒です。

 

 

まずは複合体Ⅰから説明します。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

①NADHデヒドロゲナーゼ複合体(複合体Ⅰ)とNADH

 

 

「複合体Ⅰ(NADHデヒドロゲナーゼ複合体)」を大雑把に図にするとこんな感じです。

 

 

複合体Ⅰ(NADHデヒドロゲナーゼ複合体)

 

 

この酵素の役割は、「NADH」を「NAD+」に還元し、「Q(ユビキノン)」を「QH2」に還元することです。そして、その時のエネルギーで「水素イオン(H+)」を膜間腔にくみ上げます。

 

流れはこうです。

 

 

「NADH」は、酵素である「複合体Ⅰ(NADHデヒドロゲナーゼ)」の中に入って、「FMN」に電子(e-)2つと、「H+」を渡します。

 

 

FMNの還元

 

 

「FMN(フラビンモノヌクレオチド)」とは、電子伝達系でNADHの電子を一番最初に受け取る「電子伝達体」です。ビタミンB2から合成される為、これが不足すると「FMN」も不足し、電子伝達系が上手く働かなくなります。

 

酸化型の「FMN」は、マトリックスから「H+」を1つとりこんで、還元型の「FMNH2」になります。

 

 

ここで注意です。実はこの過程にはいくつもの説があります。

 

 

例えば、「NADH」は複合体の中に入らずに、以下のように電子(e-)だけが複合体の中に入っていき、電子を「FMN」に渡す・・・とだけ説明しているものもあります。でも、この説だと、「じゃあどうやってH+を手に入れてFMNH2になるんだ」と言いたくなります。

 

 

FMNの還元

 

 

また、「NADHとH+が、「電子」と「H+」を2つずつFMNに渡す」という意見もありました。

 

 

情報源によって説明がバラバラで、私が説明したことも1つの説に過ぎません。私もどれが正解か分からないので、とりあえず辻褄が合うものを紹介していますが、信じていません。

 

 

従って、「電子が伝わっていく」という、どの情報にも共通している大まかな流れだけ頭に入れておいて下さい。

 

 

 

では話を先ほどの説に戻します。

 

 

電子を渡した「NADH」は、酸化型の「NAD+」となって、複合体Ⅰから出ます。

 

 

 

 

鉄硫黄クラスター

 

 

そして「FMNH2」は、電子(e-)を「Fe-S」に伝達します。

 

 

 

「Fe-S(鉄硫黄クラスター)」は、鉄と硫黄からなるクラスター(集合体)です。ここでは簡略化して描きましたが、「Fe-S」は7~8個存在していて、この間を電子が飛び移っていきます。

 

 

 

そして、電子は、「ユビキノン(Q)」にバトンタッチされます。ユビキノンは、電子2つを1つずつ受け取り、

 

 

 

ユビキノンの還元

 

 

 

さらに、マトリックスにある「H+」を2つ受け取って、「QH2」になります。分かりやすくするとこうです。

 

 

 

酸化型のユビキノンと還元型のユビキノール

 

 

 

そして、「QH2」は複合体Ⅰから離れて、複合体Ⅲに進みます。

 

 

さて、複合体Ⅰの中を電子が飛び移っていったわけですが、この時のエネルギーで、マトリックスにある「H+」が膜間腔にくみ上げられます。

 

 

 

プロトンポンプ

 

 

(NADH1分子の)2つの電子が移動すると、膜間腔に4つの「H+」が移動します。

 

 

「H+(プロトン)」をくみ上げるので、これを「プロトンポンプ」と言います。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

②コハク酸デヒドロゲナーゼ複合体(複合体Ⅱ)とFADH2

 

 

 

「NADH」は、「複合体Ⅰ」で電子を渡しました。

 

 

一方、「FADH2」は、「複合体Ⅱ」で電子を渡します。

 

 

複合体Ⅱは、「コハク酸デヒドロゲナーゼ複合体」という名前です。これは「クエン酸回路」でコハク酸をフマル酸へ変える時にでてきた酵素と同じものです。

 

クエン酸回路(TCA回路)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

こちらの記事でも書きましたが、この酵素によって「コハク酸」が水素原子を2つ失って「フマル酸」になる時に、酸化型の「FAD」が、還元型の「FADH2」になりました。

 

 

今回の話は、その「FADH2」のその後です。

 

 

「複合体Ⅱ」も、人によって言う事が違うので曲者なのですが、とりあえず調べてポイントを整理した構造がこちらです。

 

 

 

複合体Ⅱ(コハク酸デヒドロゲナーゼ複合体)

 

 

このように、4つのサブユニットから構成されていて、AとBが親水性。CとDが疎水性です。「Sdh」というのは、「succinate dehydrogenase(コハク酸デヒドロゲナーゼ)」のことです。

 

 

詳しく見ると、「Sdh A」に「FAD」が結合していて、「Sdh B」には「Fe-S(鉄硫黄クラスター)」が含まれています。

 

 

CとDは小難しくてよく分からないのですが、この2つの間に「ヘム」が結合し、「Q(ユビキノン)」が還元されるようです。

 

 

しかし、4つのサブユニットに分けて説明されている情報がほとんどなく、たまに見つけても小難しい言い回しばかりで理解に苦しみます。なので、今分かる範囲で簡潔に説明します。

 

 

まず、「コハク酸 → フマル酸」の過程を思い出して下さい。

 

 

 

コハク酸とFAD

 

 

 

「コハク酸」は水素2つを失って、「フマル酸」になります。

 

 

 

フマル酸とFADH2

 

 

 

「FAD」は、水素によって「FADH2」に還元されます。

 

 

すると、すぐに「Fe-S(鉄硫黄クラスター)」に電子を渡します。と同時に「H+」をマトリックスへ戻します。

 

 

 

鉄硫黄クラスター

 

 

 

こうして「FADH2」は、「FAD」になります。

 

 

「Fe-S」は厳密には3種類あって、これらを電子が1つずつ移動します。そして、「ユビキノン(Q)」が受け取ります。

 

 

と同時に、マトリックスの「H+」を2つ取り込み、「ユビキノン(Q)」は、「ユビキノール(QH2)」になります。

 

 

 

ユビキノンの還元

 

 

「ユビキノール」は、「複合体Ⅲ」へ向かいます。

 

 

ところで、「複合体Ⅰ」は、電子が伝達するエネルギーによって「H+」を膜間腔に移動させる機能がありました。しかし、「複合体Ⅱ」にはその機能がありません。

 

 

そのため、電子伝達系の説明で「複合体Ⅱ」は省略される事が多いのです。

 

 

ちなみに、この流れを、4つのサブユニットに分けて説明している説ではこのような図になっています。

 

複合体Ⅱ(コハク酸デヒドロゲナーゼ複合体)

 

 

 

 

③ユビキノール:シトクロムcレクターゼ複合体(複合体Ⅲ)

 

 

「複合体Ⅰ」と「複合体Ⅱ」から離れた「ユビキノール」が行き着く先が「複合体Ⅲ」です。

 

 

ユビキノールと複合体Ⅲ

 

 

ただ、話が長くなるので、ここで一旦切ります。

 

 

次回、電子伝達系(呼吸鎖)について分かりやすく説明してみた②複合体Ⅲ~Ⅴで「複合体Ⅲ」以降を説明していきます。

 

 

 

スポンサーリンク