糖質制限のデメリット。食費がかかって困るというのは本当か?

このお金の問題、結構気になっている人は多いと思います。これまでも、色んな人からこの質問をされました。

 

糖質制限をすると、肉や魚や卵を腹一杯食べることになるので、確かにお金はかかります。最初のうちは私もそう思っていました。日常的な買い物など「目に見える出費」というのは、お金を使いすぎているという実感が湧くものです。

 

 

だけど、しばらく続けていて思ったことがあります。生活に必要なお金って食費だけじゃありません。「糖質制限がどれだけ金銭的に負担がかかるのか」は、もっと広い視野で判断するべきだと思います。
冷静に考えると、糖質制限をする前の「バランスの良い食事」も、それなりにお金がかかっていました。何故、「バランスの良い食事」をして、コストが高くなるのか、その理屈を説明したいと思います。
体が丈夫で、食も健康も一切気を使わないという人は、「バランスの良い食事」と「糖質制限食」だったら、前者の方が圧倒的に安くつくと思います。しかし、体が弱くて、食や健康に気を使う人は、前者でも相当食費が高くなります。場合によっては、「糖質制限実践者」以上のコストがかかるのではないかと思います。

 

私がそうでした。

 

以前体が弱かった時、その原因は「バランスの良い食生活」による糖質過剰摂取にありました。「バランスの良い食性活」によって、糖化による症状があちこちに出ているのにも関わらず、原因である「バランスの良い食性活」は一向に止めませんでした。だから治るはずがないのです。

 

治らないから、原因を探すわけです。「食品添加物がいけないんじゃないか」とか、「遺伝子組み換え食品がいけないんじゃないか」とか。そうすると、行き着くのが「食品添加物を使用してない食材」だとか、「自然農法の野菜」だとか、とにかく質の高い食材です。

 

質が高いということは、当然金額も高くなります。

 

丈夫な人は「そんなことに拘って何になる?」と思うかもしれません。ですが、体が丈夫じゃないと、少しでも体力をつけたいと必死になるものです。

 

添加物とか農薬とか、バランスの悪さとか、「害になりそうなもの」を排除しようとします。良いものを食べる事も大切ですが、私の場合「害になるものを食べる事で体調を損ねている」という考えもあったので、より安全なものを求めて彷徨っていたわけです。

 

今の世の中、そういう食品を買おうと思ったら高くつきます。都会ならまだしも、地方は品揃えが悪いですから、手に入らないものはネットで取り寄せていました。安全な物だけではなく、健康に良さそうな食品は取り入れようとしますから、やはり高くつきます。

 

今でこそ、どんなスーパーにもココナッツオイルが置いてありますが、4年前にはどこにも置いてありませんでした。ココナッツオイル自体流行っていなかったので、仕方なくネットで送料を払って頼んでいました。今は植物性の油はあまり使わないので、近所のスーパーにココナッツオイルが置いてあっても買いませんが、こんな感じで、昔は油一つに対しても、すごく細かいことを気にして買っていました。

 

それで成果が出ればいいのですが、目立った効果はありませんでした。食品添加物や遺伝子組み換え食品に気をつけることは無意味だとは思いません。しかし、体質を改善させる程の効果はありませんでした。
原因を履き違えているので、関係のないところを気をつけても効果があまりないのは当たり前だと思いますが、当時は体質を変えたくて、そういうこともかなり気を配っていました。
これが「バランスの良い食生活」の方が糖質制限食よりお金がかかった理由です。

 

私の場合、糖質制限では、調理も品数もシンプルにしています。調理工程が増えること、品数が増えることは、調味料を多く使う原因になるからです。基本的に一日10g以下の糖質量に設定しているので、それを越えない為にかなり面白みのない料理になります。最近ではネギや生姜、にんにくなどの薬味もほとんど使わなくなりました。

 

「バランスの良い食事」をしていた時は、雑穀米に、汁物に、メインディッシュに、サラダに…と品数が多かったので、それに伴って食材も種類をそろえなければいけません。一つ一つの野菜は肉や魚より安かったとしても、様々な栄養を摂る為に、種類をたくさん買う事で、値段も高くなります。

 

さらに小さな事を言えば、キッチンに立つ時間が減りましたし、品数が減った事で洗い物も減りました。野菜の下処理に結構時間がかかっていましたが、肉や魚は切るだけ、あるいは切って加熱するだけです。電気、ガス、水道代は確実に節約されていると思います。浮いた時間は自分の時間です。

 

そして体が弱かった時に一番お金がかかっていたのは、体のメンテナンス代です。
・胃が弱い、胃下垂
・骨や歯、爪が弱い
・髪が痛んでいる
・菌やウイルスへの抵抗力が弱い
・怪我が治りにくい
・関節が鳴りやすい
・肌の劣化、
・痩せていても締りがない
・セルライト
・筋肉がつかない
・アレルギー

 

こういった症状は糖化からくるものだと、これまで何度も説明してきましたが、これらの原因を糖化じゃなく、別々の原因だと履き違えていた時は、それぞれに別々のアプローチをしていました。

 

「薬よりも健康食品がいいだろう」と考えるので、お金がかかります。健康食品も質の良い物だと、1ヶ月1万円の物は珍しくありません。それぞれを改善しようとすると、胃には酵素、関節にはコラーゲン、老化防止の為に水素水・・・と目的別に金がかかります。

 

糖化という一つの原因から複数の症状が起こるとお話しましたが、本当に糖化を改善したら、これらの症状がなくなったわけです。今は、体の材料になるタンパク質を補う為にプロテインを飲んでいるだけです。金額にして月3000円です。糖質制限の効果を調べたいので、他の健康食品は一切止めています。

 

プロテインももっと質が良くて高いものもありますが、今のところこれで十分です。これだけのコストで、どこまで体の調子がよくなるか実験しているので、当分はこれでいきます。長年、慢性的にタンパク質不足だった為、補わないといけないので、これからもプロテインを止めることはありません。

 

糖質制限をする為に食費にお金がかかったとしても、それによって糖化が防げ、さまざまな疾患が消えたことで、メンテナンス代がかからなくなりました。色んな種類の食材を買わなくて良くなった事、光熱費が節約できる事など、節約できる事も多いのです。

 

疾患がなくなるというのは、人生が豊かになります。弱かったら、みんなで楽しい旅行の最中に体調を崩して楽しめなかったり、体を壊して仕事を辞めて回復の為に休むことになったり、目に見えない金銭以外の損害があります。そういう損害をあなどってはいけません。

 

糖質制限で食費がかさみ、お金が減ったとしても、その減り具合は日常的に、チャリン、チャリンと、小銭が減っていく感じでしょうか。

 

これに対し、従来の食事で不健康だった時代は、時々まとまってパサッ、パサッと、札が減ってく感じでした。

 

チャリン、チャリンがいいか、パサッ、パサッがいいかは、好みの分かれるところですが、私は今の方がコストがかからないと思います。

 

ただしこれは、冒頭でもいいましたように、体が弱くてメンテナンスに金をかける人間のお話です。体が丈夫で不摂生にも耐えられる方は、「メンテナンス代はかからない」という前提になるので、その場合、「バランスの良い健康食」の方が安く済みます。

 

 

 
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