お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

タグ:鉄不足
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これまで、「生理のある女性のフェリチン」について書くことはありましたが、男性のケースには触れてきませんでした。

 

 

男性は生理がないので、鉄不足になることは稀だからです。

 

 

しかし、男性でも鉄不足が気になる人が多いようなので、記事にすることにしました。

 

 

 

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生理がないと鉄はなかなか減らない

 

 

生理がない男性は、「何らかの理由で出血がある」場合や、「糖質ばかり食べて、動物性の食品を食べない」場合等で、鉄不足になるそうです。

 

 

しかし、後者はよっぽどのケースだと思います。

 

 

 

それは、閉経した女性にも言えることです。

 

 

私の母と祖母は2人とも糖質過多で動物性食品の摂取量が少ないです(ちなみに、祖母は寝る前にプロテインを30g飲んでいます)。

 

 

なので、測る前は「鉄不足だろう」と思っていたのですが、それでも私が最初にフェリチンを測った時の数値49を遥かに上回る150前後でした。

 

 

鉄を多く含む食品をたくさん食べている私より、約3倍多いのです。

 

 

これには我が目を疑いました。

 

 

私は糖質制限をする前は、バランスの良い食事を心がけていて、ベジタリアンの食事やローフードも参考にしていました。肉よりも魚介類・甲殻類が好きでした。

 

 

なので、糖質過多で動物性食品の摂取が少なかったです。それによって体が弱っていた事は過去にも記事にしました。

 

 

母と祖母は、栄養的にその時の私と同じ方向性の料理を食べているわけですから、糖質過多で動物性食品の摂取は少ないです。

 

 

どんなに手をかけても、食材の質にこだわっても、日本人の「ご飯を中心におかずを食べる」というスタイルでは、糖質過多、タンパク質不足、脂肪酸不足になります。

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

それでもフェリチンが150あるということは、

 

 

生理がなかったら、鉄は簡単には減らないのかもしれません。

 

 

 

生理がないのに鉄が減る・・・ということは、よっぽど酷い食生活を送っているということです。

 

 

例えば、ラーメンばっかり、パンばっかり、パスタばっかり、お菓子がごはん...等。

 

 

要注意なのは1人暮らしの人です。

 

 

 

 

男性で鉄サプリを飲む前にした方がいい事

 

 

男性で「体が弱いから、あるいは、体温が低いから鉄を飲んだ方がいいかもしれない」・・・と心配されている方がいますが、

 

 

出血や、食生活が酷くない場合は、まずはフェリチンを測ることが先ではないかと思うのです。

 

 

 

そこで本当に鉄不足であれば、「鉄サプリを飲む」という選択が意味をもってきます。

 

 

測ってみないと分からないですし、もしかしたら原因が鉄不足以外かもしれません。

 

 

 

私はどんな結果が出ようと、検査には意味があると思っています。やはり、現状を把握しないで、憶測で行動するより、確認しながら次の行動をしていく方が安全です。

 

 

鉄が不足していた場合は、次の行動に繋げられますし、

 

 

鉄が不足していなかった場合も、「原因が鉄ではない」という事実が分かるので一歩前進です。

 

 

ハッキリ言って、原因が分からない状態で闇雲にやるのは鉄に限らず効率が悪いです。

 

 

例えば、機械が壊れて自分で修理する場合、

 

 

 

①壊れている場所、症状を予測する

 

 

②実際に中を確認する

 

 

③何処がどう壊れていて、何が原因なのかを特定する

 

 

 

 

③が分かって始めて、その場所を直す為に必要な部品を用意しますし、その機械に合った部品を探します。

 

 

間違っても「今これが流行っているから」と、型番も合わない部品をはめようとはしませんよね。

 

 

機械では当たり前の事ですが、生体となると、何故か②と③をすっとばして、憶測で部品を揃えようとする人が多いです。

 

 

自分が原因だと思っていることと、実際の原因が一致するか確認することも大事です。

 

 

 

私自身が、効能ばかりに気を取られ、「それが自分にとって必要なのか」を確認せず、優先順位を考えずに健康食品を飲み続けて、効果がほとんどなかった・・・という経験をしているので、そういう効率の悪い事はハッキリと指摘します。

 

 

 

 

「口から過剰に摂った鉄」は吸収されない仕組みになっているので、余分な分は排泄されますが、それはもったいないですよね。

 

 

 

時間手間は有効的に使いましょう。

 

 

 

ある栄養素がすでに足りているなら、さらにそこを強化するのではなく、まだ充分でない別の栄養素を補うようにした方が賢いと思います。

 

 

その為には現状がどうなのか確認が必要です。

 

 

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男性のフェリチン値

 

 

ここで、男性のフェリチンの基準について、参考になる話を紹介します。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年6月15日』より引用

 

 

鉄過剰症の診断はフェリチン500以上。

 

普通に糖質を食べている男性のフェリチンは100~300。

 

数年間糖質制限(高タンパク/低糖質食)を継続している男性のフェリチンは300~400前後。

 

自分の場合、糖質制限を始めた5年前はフェリチン180、現在は408。(もちろん鉄剤は飲んでいない)

 

まわりの糖質制限をしている男性も300~400前後の人が多い。

 

しかし、これ以上は増えることはないはず。

 

生体には、鉄の貯蔵量に応じて「鉄の吸収を調整する機能」があるので、鉄が十分にあれば吸収しなくなる。鉄剤の経口投与を続けても、フェリチン500以上にはならず、簡単には鉄過剰症にはならない。

 

溝口先生のブログにも同じ事が書いてあった。

 

以前はフェリチン70と男性にしては低値だったのでヘム鉄服用を開始した。フェリチンが十分増えると、便が真っ黒になり、鉄を吸収しなくなったそうだ。

 

経口からの摂取は、必要な量だけタンパク質と結合して吸収されるので安全。

 

一方、フェジン静注はタンパク質と結合していない鉄イオンなので、非常に毒性が高い。

 

鉄イオンがフェントン反応を生じて、猛毒のヒドロキシラジカルを発生させる。頻回のフェジン静注は寿命を縮める行為。

 

 

 

まとめます。

 

 

  • 男性(普通の食事)・・・100~300

 

  • 男性(糖質制限)・・・300~400前後

 

 

 

このように、男性は女性より基準値が高めです。女性より丈夫なはずです。

 

 

しかし、それ故に男性のフェリチンが不足すると女性より悲惨な事になります。

 

 

 

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男性の鉄不足

 

 

女性は生理で出血し、出産では胎児に鉄を持っていかれるので、鉄不足になり体調を崩しやすいです。しかし、最初から「鉄が減る」という前提で体ができている・・・ということでもあります。

 

 

一方、男性は「鉄が減る」前提ではない体です。

 

 

生涯を通じて、フェリチンは100~300だそうです。

 

 

しかし、生理や出血で鉄が減る事がない・・・という意味では女性よりも強いですが、体に予期せぬ「鉄不足」が訪れた場合、体の仕様がそのようになっていないので、女性よりダメージが大きいと考えられます。

 

 

 

想定外の危機に対しては脆いものです。

 

 

 

女性・・・鉄不足になりやすい / 鉄不足は想定内

 

男性・・・鉄不足になりにくい / 鉄不足は想定外

 

 

 

従って、「男性のフェリチン50以下」は、「女性のフェリチン10以下」に相当するそうです。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 自閉症スペクトラムはなぜ男の子に多いのか?』より引用

 

 

男性の鉄不足、100人に1人以下と稀であるが当院にも数人おられます

 

 

痔出血での失血、ベジタリアン、など

 

 

フェリチンが30-50に下がると全員酷い症状を示す

 

 

頭が働かなくなって動けなくなる人

 

 

レストレスレッグス症候群となりじっとしていられなくなったりする人

 

 

20歳前後で発症した男性の統合失調症患者でもフェリチン値が微妙に低い

 

 

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/notes

 

 

女性であれば30-50あれば代謝低下はあるが、殆どの人は無症状

 

 

柏崎良子先生によると、鉄不足の診断基準は、男性でフェリチン120以下、女性で80以下と男女差あり

 

 

男性のフェリチン50以下は、女性のフェリチン10以下に相当すると判断している

 

 

男性のフェリチン100以下は、女性のフェリチン30以下に相当すると判断している

 

 

 

 

(男性)フェリチン50以下 = (女性)フェリチン10以下

 

 

(男性)フェリチン100以下 = (女性)フェリチン30以下

 

 

 

 

どのような状態になるのか、具体例も紹介しておきます。

 

 

 

『精神科医こてつ名誉院長のブログ 一人暮らしを始めて1年経過した男性警察官も鉄不足でうつ状態』より引用

 

 

症例:20代前半、男性、警察官

 

 

主訴:頭が回らずミスが多い、不眠、希死念慮

 

 

H27.4、大学卒業後警察官となり一人暮らしを始めた

 

 

H28.2頃から仕事のミスが目立つようになった

 

 

H28.4、仕事のミスが続き落ち込む、色々悩み不眠を生じ、早朝覚醒あり

 

 

H28.5、希死念慮が出現、上司に相談後、実家で休養を取ることになった

 

 

H28.6、当院受診

 

 

不眠、抑うつ気分、思考制止、希死念慮を認める

 

 

一人暮らしの時は糖質ばかり食べていたと言う

 

 

ジェイゾロフトなどいつものセットを処方

 

 

一ヶ月の休養の診断書を書いた

 

 

高タンパク/低糖質食を指導

 

 

BUN11.7、RBC544、Hgb16.1、MCV84.7↓、フェリチン38↓

 

 

 

 

フェリチン38・・・とありますが、生理のある女性のほとんどはこれ以下です。

 

 

しかし、症状はここまでではありません。

 

 

私が2017年の1月に測った時は49だったので、38はそんなに違いません。

 

 

それで症状がこんなに酷いのですから、「男性は鉄不足に対して耐性が低い」というのはうなずけます。

 

 

 

ただ、耐性は低いですが、鉄剤を投与すると女性よりも早く回復します。

 

 

 

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不調の原因が鉄不足ではない可能性も視野に入れる

 

 

私の同級生に、体温の低い男性がいます。

 

 

平熱が低いので、風邪を引くと「36度でもしんどい」と言っています。

 

 

 

低体温が女性だった場合、鉄不足を指摘しますが、男性なので別の原因を考えました。

 

 

 

というのも、友人は低体温以外はいたって元気で、うつのような症状もありません。

 

 

 

実家暮らしなので、食事も酷くはないはずです。

 

 

おまけに調理の学校を出ているので、食に無頓着な人間でもありません。

 

 

20代の時からこの調子なので、もし鉄不足が原因なら、先ほど紹介したような症状になりそうなのですが、そうはなっていません。

 

 

 

なので、別の原因で体温が低いのではないかと思いました。

 

 

 

低体温の原因で考えられるのは、エネルギー物質「ATP」の不足です。

 

 

 

ATPの主な材料は、「糖質」と「脂質」です。

 

 

 

ATPをたくさん作れるのは脂質で、高エネルギーです。脂肪酸から129個のATPが得られます。しかし、脂質は糖質を摂っていると燃えないという特徴があります。

 

 

 

一方糖質(ブドウ糖)は、「嫌気性解糖」だと低エネルギー、「好気性解糖」だと中エネルギーです。

 

 

 

  • 嫌気性解糖・・・細胞質基質でATPを作る

 

 

グルコース

 

 

ピルビン酸

 

 

乳酸、ATP

 

 

 

 

  • 好気性解糖・・・ミトコンドリアでATPを作る

 

 

 

グルコース

 

 

ピルビン酸

 

 

アセチルCoA

 

 

ミトコンドリア(クエン酸回路→電子伝達系)

 

 

ATP38

 

 

 

 

 

右の「好気性解糖」の方がATPがたくさん作られるわけですが、以下の栄養素が不足すると、代謝が上手くいきません。

 

 

 

 

 

 

鉄以外にも、ATPを作る為に関わっているビタミンやミネラルがあります。

 

 

これらの不足によって、クエン酸回路→電子伝達系で代謝ができず、嫌気性解糖に傾き、ATPが不足し、低体温ということもあります。

 

 

 

なので、友人は何が原因で低体温なのか考えると、可能性は鉄不足だけではないのです。

 

 

特に、米を多く食べる日本人はビタミンB1不足になりやすいので注意が必要です。

 

 

なので、鉄不足が心配なら、何が不足して症状が起きているのかを把握する為にも、いきなりサプリメントではなく、確認作業をした方が良いです。

 

 

 

確認しなければ、どれぐらい飲んだらいいかの目安も分かりません。

 

 

 

私も自分のフェリチン値を見て「少ない」と確認してから、サプリメントを3錠飲む事に決めました。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

 

サプリメントは容量を多く取れるので影響力が大きいです。

 

 

 

その為、やみくもに摂取するのはおすすめしません。反対に、戦略的に慎重に摂取すれば、普通に食事だけで栄養を摂取するよりも早く効果が表れます。

 

 

 

 

「鉄をサプリメントで飲む事」に対する批判は多いです。それを読んで心配になって、私のところへメールやコメントで相談される方が何人もおられました。

 

不安な方は、以下の記事をお読み下さい。

 

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

 

 

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母親の不足が原因で、生まれてくる子供が発達障害である「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」になる可能性があると知ってショックでした。

 

 

「アスペルガー症候群」に関しては、とうなのかわからないですが、どちらにせよ、栄養不足が子供の脳にダメージを与えるというのは間違いないようです。

 

 

前回は、鉄不足が脳に与える影響について説明しました。

 

鬱や睡眠障害や発達障害の原因を栄養の視点から考える。鉄不足が脳に与える影響は深刻だった

 

 

こちらの記事でも発達障害について触れましたが、本記事は続編で、母親の鉄不足がどう発達障害に繋がるのかについてお話します。

 

 

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発達障害の原因は不明

 

 

まずは一般論から。

 

 

現在、発達障害の原因は、わかっていないそうです。

 

 

『Medical Note 大人の発達障害の種類とその症状・特徴―自閉症スペクトラムとADHD、LD』より引用

 

 

発達障害に原因はあるのか?

 

 

はっきりとした原因は分かっていませんが、基本的には生まれつきのものと考えられています。

 

 

遺伝の要素は強いとされています。たとえば、一卵性双生児における発達障害の一致率が高い(双子が二人とも同じく発達障害となる)ことが知られています。

 

 

遺伝的な要因に加え、生まれる前後くらいまでの環境的な要因も影響する可能性が指摘されていますが、水銀との関連などのように否定されているものもあります。

 

 

このように、「一般的な見解」では、食や栄養に問題があるという発想がありません。

 

 

鉄のの字もありません。

 

 

他の原因として、「社会毒の摂りすぎ」、「妊娠中の感染症」、「遺伝」も否定できません。

 

 

しかし、「栄養不足が原因でなる」という可能性はありえると思います。

 

 

 

次にその根拠を紹介します。

 

 

 

 

子供の脳と栄養

 

 

子供の脳と栄養について、興味深い記事を3つ紹介します。

 

 

『公立学校共済組合 関東中央病院 赤ちゃんの脳に鉄分を』より引用

 

小児科部長 石川久美子
(緑のひろば 2011年10月号掲載)

 

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、実はまだ完成していません。

 

生まれた時に400gだった脳は、3歳で大人の脳の重量のなんと80%まで成長します。

 

また、1~2歳で神経細胞のネットワークはダイナミックに完成していき、運動面でも精神面でも赤ちゃんはどんどん発達していきます。

 

赤ちゃんの脳の発達を促すために栄養は大切ですが、脳に不足しがちな栄養素として「鉄」が注目されています。

 

「鉄」は脳の細胞と細胞の間の刺激が伝わる成分を作る上で重要です。

 

また、「鉄」が不足すると、細胞に酸素を供給しているヘモグロビンが十分に作られず貧血になります。

 

 

2歳以下のお子さんで鉄欠乏状態が3ヶ月以上続くと、認知能力、運動発達、社会性や情緒発達に影響を与える可能性があると言われています。

 

 

さらに、離乳期の鉄欠乏による貧血が続くと、発達の遅れをその後何年も引きずってしまう可能性があることがわかってきました。

 

生後6ヶ月以降は、母乳だけでは鉄は足りません。

 

赤ちゃん自身がお母さんのおなかの中でもらった鉄のストックが底をつくと同時に、母乳の鉄分は最初の頃に比べて6割程度に減ってきます。

 

赤ちゃんの脳は更に多くの鉄を必要としてくる時期なので、脳の発達にとっては深刻な事態です。

 

 

 

『Dr.靖子のblog 不妊治療で生まれた子供さんに発達障害が多い!』より引用

 

 

自然妊娠で生まれた子供さんにも発達障害の子供さんもいますが不妊治療で生まれた子供さんの方が発達障害の割合が多いようです

 

母体の栄養状態が悪いと、低出生体重児や神経、精神の発達の遅れが起こりやすくなります(言葉の遅れや運動能力低い、反応が悪いなど)

 

出生後に十分な栄養補充ができれば取り戻すことができますがそのような子供さんは腸が悪いことが多く食物アレルギー、小食、偏食であったりしてなかなか難しいようです。そのため食物制限や糖質中心の食事になり、栄養状態があまりよくないことが多いです。

 

最近は初産年齢があがり、自然妊娠でもギリギリの栄養状態で出産しています。不妊治療なら、最初から母体が妊娠においては栄養不足の状態なので発達障害の子供さんの割合が高くなります。

 

 

 

『facebook  藤川徳美医師 2015年1月2日』より引用

 

母親が鉄タンパク不足ならその子供は多動児になる

 

15-50歳の女性の80%は鉄不足があります。

 

当院の患者の男女比は、25%:75%と圧倒的に女性が多い。

 

幼稚園児を連れて受診される女性も多い。

 

先日気づいたこと、それは母親が鉄タンパク不足ならその子供は多動児であること。泣いたり、愚図ったり、叫んだり、走り回ったり、飛び跳ねたりで、じっとしてません。

 

この子、小学校に入ればじっと座って授業を受けることができないだろうな、と推測されます。

 

そういう子は、ADHD、LD(学習障害)などと診断されるはずです。

 

そういう子の母親の検査データは、フェリチン<30、尿素窒素(BUN)<10、中性脂肪(TG)>150、と見事に鉄タンパク不足+糖質過多。

 

乳児の頃は、鉄タンパクの不足した母乳を飲んで成長。

 

その後も母親と同じものを食べているので、鉄タンパク不足+糖質過多で、栄養失調になっている。B群、Zn、Mgも不足しているはずです。

 

必要なのは、診断治療ではなく、食を正すことです。

 

 

これらを読む限り、妊娠中の母親の栄養状態は、子供の脳にとって極めて重要だということがわかりますね。取り返しがつきませんから。

 

 

 

では、ここででてきた「鉄」、「フェリチン」についてお話します。

 

 

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母親のフェリチン

 

 

子供は生まれてくる時に、母親からフェリチン(貯蔵鉄)をもらいます。

 

 

「フェリチン」というのは鉄の事で、「体に貯蔵されている鉄」の事です。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

この「フェリチン」は、「体に余った鉄」が溜まる仕組みになっています。

 

 

なので、体の中に余る程の鉄がない人は、「フェリチン」は溜まっていません。

 

 

しかも鉄が不足した時は、この貯蔵分から真っ先に使われますので、常に減る可能性があるわけです。

 

 

そして、女性には毎月生理がありますから、意識して鉄をとらないと、鉄不足になります。

 

 

表向き貧血の症状がでていなかったとしても、体内の「フェリチン」が密かに不足していれば、それはもう立派な鉄不足です。おまけに、フェリチンは普通の血液検査では測らない項目なので、不足しても気付かない事が多いのです。

 

 

 

 

母親は妊娠出産で「フェリチン」を50失うそうです。子供に与えるからです。

 

 

ということは、出産には「フェリチン」が最低50は必要だということになります。もし、この「フェリチン」が少ない状態で子供を産むと、母親の「フェリチン」は枯渇します。

 

 

つまり、女性は鉄を十分に蓄えた状態で妊娠しなければいけないのです。

 

 

そして、子供に鉄を与えるのは理由があります。

 

 

子供は鉄を吸収しにくいので、産まれてから鉄を補給するのは困難です。従って、胎児の時に鉄を貰って生まれてくるのです。

 

 

『つるかめ院長のブログ わかっているようで解らない鉄欠乏』より引用

 

成長期の子供は1年間に数センチも身長が伸びるので、より多くの血液が必要になり、鉄の需要が増えます。

 

 

赤ちゃんにおいては生まれてから3~4か月でほぼ2倍の大きさに成長するので、これまた多くの血液が必要になりますが、この成長における大事な点は、胎児期に母体から適切な量の鉄を得られているかです。

 

 

母体が鉄不足であると、早産や、未熟児、脳障害、アトピー性皮膚炎の原因になる場合もあります。

 

 

通常、成人が1日に食事から摂る鉄の量は15mg前後ですが、体内に吸収される鉄の量は約1mgです。

 

 

また汗、尿、大便で約1mgの鉄が排泄されるので、プラスマイナスゼロの状態ですが、有経の女性では生理で約60mlの出血し、鉄が約30mg失われるので、1日あたりにすると約1mgマイナスになります。

 

 

よって妊娠前であれば1日2mg、妊娠中は自身と赤ちゃんのために4mgの鉄が最低必要になります。

 

 

もしフェリチンが50以下で妊娠、出産すると、母体も胎児も鉄不足になる為、以下のような悪影響があります。

 

 

 

  • 母親の場合は、流産、切迫早産、産後鬱、パニック障害、精神疾患の原因になります。

 

  • 胎児の場合は、ADHD、歯並びが悪くなる原因になります。

 

 

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アスペルガー症候群とADHD

 

 

発達障害の原因が鉄不足なら大変なことです。

 

 

妊娠前、妊娠中のわずかな油断が、後の子供の人生を左右するということを知っていただきたいので、一例をお話します。

 

 

前回の記事でも少しお話しましたが、私には「アスペルガー症候群」と「ADHD」の特徴を合わせもつ祖母がいます。

 

 

一応、両者の違いを簡単に説明します。

 

 

 

  • 出力に障害があるのが「ADHD」で、ミスが多い、じっとしていられない等

 

 

  • 入力と出力に障害があるのが「アスペルガー症候群」で、人の気持ちを察する事ができない、変化に対応できない等

 

 

 

私が「発達障害」を知ったのは5年前です。

 

 

「世界仰天ニュース」という番組で、「アスペルガー症候群」の女性のストーリーをやっていたのですが、その特徴が祖母とまったく同じだったのがキッカケです。

 

 

すぐに、ネットで関連書籍を3冊注文しました。

 

 

当時、祖母と母が大ゲンカをしていて、母は「家を出る」と言って部屋を探していました。祖母は祖母で「老人ホームに入ろうか」と言っていました。

 

 

テレビを見た時、「ケンカになるのは、障害のせいに違いない」と思いました。

 

 

ケンカの内容はしょうもなくて、お互いの話が全く噛み合っていません。その時々で問題は違っても、根底にはコミュニケーション不足がありました。特に祖母のパターンが普通ではありませんでした。

 

 

普通の人同士のケンカでも、ある程度は「言った、言わない」、「過去どうだった、こうだった」の言い争いはあります。ですが、祖母の場合、そのスケールが違います。

 

 

起こっている問題と関係ない事ばかりにこだわるから、話し合いをしていても、話の本筋とは関係ない事を言うのです。

 

 

毎回毎回、同じ事の繰り返しです。

 

 

私がよく間に入っていたので、解決するためにも、祖母の会話の流れを軌道修正していたのですが、注意しても注意しても変わらないのです。

 

 

不思議だったのが、祖母には全く悪気がない事です。

 

 

注意されたに反抗する時、普通だっらわざとやっている意地の悪さが垣間見えるのですが、祖母には全くそれがありません。注意しても一向に直そうとしないのは、明らかにわざとやってるとしか思えないけど、そうではなく純粋にやらない、聞いていないだけ。

 

 

「へっ、テメーの言う事なんか聞くかよ」

 

 

っていう気持ちがないのです。わざととぼけているにしては、こっちをバカにしたような態度ではありません。

 

 

 

とすると、理解できないのか・・・そこまでバカか・・・いや、違う。

 

 

何故なら、祖母は自他共に認める勉強好きで、子供の時はクラスで一番だったそうです。

 

 

賢いのにこんな簡単な事もわからないのか・・・バカなのか、賢いのかよくわからないわけです。

 

 

対応しているこっちが混乱します。賢いのにバカのフリをしているようにも見えます。

 

でも本人は大真面目だったのです。真面目にわかっていなかったのです。

 

事情をわからずに「普通の人と同じ感覚」で接していたら、腹が立ちます。

 

「アスペルガー症候群」の人の特徴としてよく言われる「場をわきまえずに思った事を言う」のは、慣れます。

 

 

ですが、こちらが真面目に話しをしているのに、違う話をされたり、わざととぼけてわからないフリをしたり、人の話を一切聞かなかったりするとイラっとして怒鳴ってしまいます。聞き分けのない子供を叱りつけるみたいな感じで。

 

 

母も祖母と言い合いになった時に自分の話ばかりされて、怒鳴ってしまったんですね。それに祖母が怯えたわけです。臆病なので。

 

 

この状況を「発達障害」を知らない状態で聞くと、自己主張ばかりの性格の悪い人に見えますので、怒鳴る人の気持ちも理解できます。

 

私も何度となく祖母と言い合いをしたことがあるのですが、やはり、何度か大きな声を出した事があります。でも、全く改善されず、同じことを繰り返すので、疲弊してきます。

 

祖母のそういうところを知っていたので、母が「家を出る」と言い出した時、祖母を治して上手くやるのは無理だろうなと思いました。私も解決されないから本当に困っていました。

 

祖母にも良いところがあるのに、そういう性質のせいで、良いところまで周りから全く評価されない。悪いところばっかり目立つわけです。

 

その後、「発達障害」という特性を知って、今では祖母が苦手とする言葉のやり取りはしないように気をつけています。私だけは。

 

今は行動も読めるようになりました。もし、そんな障害があると知らなかったら、今でも無駄に怒ったり、イライラしていたと思います。

 

 

知るって大事です。

 

 

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栄養療法を軽視しない方がいい

 

 

発達障害であることに気付かずに困っている人はたくさんいると思います。

 

そして、何故この障害になるのかが分からない人も大勢いると思います。一応原因はわからないことになっていますから。

 

 

原因が遺伝であるならば避けようがないですが、栄養ならなんとか気をつけることができます。

 

 

妊娠中の母親の栄養状態や、生まれてからの子供の栄養状態によって、発達障害になる可能性がある事が広く認知されればいいと思っています。

 

 

以下を読むと、医者が鉄不足を問題視していないようなので、各々が気をつけるしかありません。

 

 

『facebook 藤川徳美医師 2015年4月20日』より引用

 

15-50歳日本人女性の99%に鉄不足がある、しかし99%の医者はそのことを知らない

 

欧米の栄養療法の本には鉄不足に関する記載がほとんどありません

 

むしろ鉄過剰症への懸念が書かれています

 

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/683476941768633?pnref=story

 

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/686716171444710?pnref=story

 

やっとその理由が分かりました

 

欧米では日本人の3倍の肉を食べる

 

そして、欧米の50カ国以上では小麦粉に鉄を入れてある

 

すなわち、欧米では鉄タンパク不足が非常に稀なのです

 

栄養療法の本も鉄タンパク不足が稀であることを前提に書かれている

 

日本の医学教育においても欧米の考え方を取り入れているため、鉄過剰症の懸念を教えられ、鉄イコール危険という考え方を刷り込まれる

 

日本では欧米諸国と異なり小麦粉に鉄を入れていない

 

貴重な鉄補給源だった鯨を食べなくなった

 

15-50歳の日本人女性では、

 

99%でフェリチン100以下

 

80%でフェリチン30以下

 

40%でフェリチン10以下

 

ほとんど全員深刻な鉄不足を呈している

 

この鉄不足は日本特有の問題です

 

そして、99%の医者はこの事を知らないそのため、行政も動かない

 

当院で鉄剤投与している患者が他院を受診すると、”貧血はないのだから鉄剤を飲む必要がない”などと言われてしまう

 

鉄は、赤血球合成に必要ですが、それ以外に、

 

1)神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン作成の際の補酵素になる

 

2)活性酸素スカベンジャーであるカタラーゼには鉄が必須

 

3)ミトコンドリア膜にある電子伝達系には鉄が必須

 

99%の医者はこの事を知らない

 

 

(追記)「3)ミトコンドリア膜にある電子伝達系には鉄が必須」が分からない方は、以下を参照してください。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

 

鉄は健康の維持に不可欠です。

 

 

ですが、鉄不足が原因で不調になっても、気がつかないケースが多いのだそうです。

 

 

そうならない為にも、体調が悪くなった時、「鉄不足は様々な不調を引き起こす」という事を思い出していただければと思います。

 

 

 

 

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