私が健康に関心を持ったのは「健康食品」がキッカケです。

 

 

最初の頃は、健康を維持する手段は「食事法」よりも「健康食品」を重視していました。

 

 

しかし、ある時から以下のような理由で、健康食品ではなく、他の方法で健康を維持する方法はないか模索するようになりました。

 

 

 

 

 

  • 健康食品では健康になれなかった

 

 

  • お金がかかるので、所得によって健康を維持できなくなる可能性がある

 

 

 

 

 

ですが、私が「健康食品」から一定の距離を置くようになった理由は他にもあります。なので、今回はその話をしようと思います。

 

 

 

 

私が健康に興味をもって調べたり、実験したりする目的はいくつかあります。

 

 

 

 

  • 自分の弱い体を改善させたい

 

  • 自分の周囲の人が病気になった時に解決に必要な情報をあげたい

 

 

  • 真実が知りたい

 

 

 

前者2つを行なう為には、3つ目が不可欠です。正しい情報を元に実践しないと体を壊すからです。

 

 

ですが、真実を追究するのは簡単ではありません。

 

 

時にを捨てることも必要だからです。

 

 

前回、飲んでいる健康食品の会社の方から「〇〇ちゃんも、健康に関心があるんだからビジネスとしてやったらいいのに」と勧められたけど、私はビジネスにはしなかった・・・という話をしました。

 

 

ネットワークビジネスを通じて学んだ健康食品の体験談の信憑性とお金の話

 

 

 

 

その理由は、

 

 

 

前回言ったように「知り合いに紹介する」というシステムが私の性格に合わない事もありますが、ビジネスにすることで“しがらみ”がうまれて、「真実が知りたい」という目的を邪魔されるのが嫌だったからです。

 

 

 

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仕事を取るか、純粋な知識を取るか

 

 

 

「色んな会社の商品」をあれもこれも扱っている人に対する「周囲の評価」を見てきて思う事なのですが、同ジャンルで「A社のアレがいいです」「B社のコレもいいです」と勧めている人は、人から信頼されません。

 

 

どんなに商品が良かったとしても、周りから見ると、何でもかんでも売るように思われるからです。

 

 

大型のお店に、同ジャンルの様々なメーカーの商品が並べられていても何とも思いません。

 

 

しかし、個人対個人の場合はちょっと違って、取り扱う商品や会社をコロコロ変えると、不信に感じる人が多いようです。

 

 

もし、それまで売っていたものより、もっと良い商品を紹介したとしても、「じゃあ、今まで売っていたのは何だったの?」という見方をされます。

 

 

 

 

一社だけに拘るのがいい・・・みたいな風潮があるのです。

 

 

 

商売や仕事としては「1つにこだわる事」はいいのかもしれません。

 

 

 

しかし、私は「健康」に関しては、この姿勢はNGだと思います。商品だけでなく、知識も、一社だけの情報を鵜呑みにするのは止めたほうがいいと考えています。

 

 

 

何故なら、「健康」は、突き詰めていくと「医学」や「栄養学」に首を突っ込むことになるからです。

 

 

 

これらは「学問」です。

 

 

 

私は学問において、「決め付け」や「信仰」はNGと考えています。常に「今の知識が間違っているかもしれない」・・・という考えが必要です。

 

 

 

 

学問には、嘘、デタラメが多いので、そのくらい慎重でちょうどいいと思っています。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

 

このような考えなので、仕事をしていく中で、もし「これおかしいんじゃないか」とか、「こっちの方が正しいんじゃないか」という疑問が湧いてきた時、私にはそれを封印する事ができません。

 

 

 

 

「1つの会社の情報だけが正しい」みたいな言い方はできません。

 

 

 

 

 

 

1つに拘れない理由

 

 

体に必要な栄養素はたくさんあります。

 

 

必要な栄養素が十分満たされていれば健康ですが、不足すれば慢性疾患の原因になります。

 

 

従って、健康の為には、人体に必要なあらゆる栄養素を満たす必要があるのですが、一社の商品や情報に拘ると困ったことになります。

 

 

 

何故なら、会社によって得意な分野、商品があるからです。例えば、

 

 

 

  • アミノ酸は売っているけど、ミネラルの商品はない

 

  • ミネラルの商品はあるけど、ビタミンの商品はない

 

  • 核酸の商品だけ

 

  • 水素水は売っているけど、タンパク質、ミネラル、ビタミンの商品はない

 

 

 

・・・このような状況です。一言で言うと、完璧ではないのです。

 

 

そして、会社から入ってくる知識も、「自社製品に関するもの」が中心になります。

 

 

 

ある部分に関しては非常に深い知識が得られるので有益です。

 

 

 

しかし、「枝葉」は凄いのですが、栄養を俯瞰で捕らえているとは言えませんでした。

 

 

 

深堀りのし過ぎで、物事の「本質」や「全体」が見えなくなっては本末転倒です。

 

 

 

このように、1つの会社の情報に固執すると栄養だけでなく、知識もります。

 

 

 

私は、そうなる危険性に10代で気付きました。

 

 

しかし、大人であってもその事実に気付かない人もいるようです。

 

 

特に、一社だけの商品で、「病気が治った」・・・等、感動的な体験をした人に多いのですが、「自分の飲んでいる健康食品は素晴らしいんだ」、「この情報があれば大丈夫なんだ」と思い込んでしまうようです。

 

 

 

体験談は本当でも、それは、「その人に欠けていた栄養の属性」と、「補った健康食品の栄養の属性」が合っていたからです。属性が合わない人には当然効果が期待できません。そういう冷静な判断ができていないようにも見えます。

 

 

こうなると、他の情報が頭に入らなくなります。私はこれがなのです。

 

 

 

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知識の偏り

 

 

私は視野が限られるのが不満です。

 

 

私はたまたま、様々な会社の健康食品を知っていたので、「1つにこだわるべきではない」と気付いたのですが、一つしか知らず、扱っている商品が「すごい」と盲目的になっている人を何度か見かけたことがあります。

 

 

ネットワークビジネスの勉強会は、プレゼンテーションが非常に上手いので、言っちゃ悪いですが、下手をしたら「信者」になります。自己啓発的な要素が盛り込まれているので内容に引き込まれていくのです。

 

 

ですが、いろんな会社の勉強会に参加すると、冷静になってきて、俯瞰で物事を見れるようになります。

 

 

 

 

Aという会社は「水素水が良い」と言い、

 

Bという会社は「アミノ酸が良い」と言い、

 

Cという会社は「核酸が良い」と言う

 

 

 

 

・・・で、どれがいいの?と思うわけです。

 

 

でも調べていくとどれも良く、人間の体に必要なものばかりです。だからこそ、

 

 

 

 

何故A社はアミノ酸について言及しないのだろう?

 

 

何故B社は水素水について言わないのだろう?

 

 

 

何故どの会社も一部の成分にこだわるのだろう?

 

 

健康を追及する会社なら、もっと幅広く取り扱えばいいのに・・・

 

 

気に入っている会社が全部必要な栄養の商品を出してくれたらいいのに・・・

 

 

 

・・・と思うわけです。真実追求型ですから、どうしても気になります。

 

 

 

数年前、ある会社に「核酸は出さないのですか」と聞いたことがあります。

 

 

すると「うちは核酸はわざわざ出す必要はないという考えです」・・・的な事を言われました。

 

 

でも、核酸を売っている会社は「核酸を補うべき」という考えなのです。

 

 

 

これは「核酸」の話ですが、これが「アミノ酸」「ミネラル」「ビタミン」でもなんでもいいです。

 

 

 

会社が何を基準に「必要か、必要じゃないか」を判断しているのかにもよると思いますが、もし会社の判断が間違っていた場合、必要な情報を見逃す事になるかもしれません。

 

 

 

誰かに制限されたピースで、理論を構築する。

 

 

・・・これでは、真実から遠のきます。

 

 

私的には、「もっと良い効果が期待できるなら、他のものも研究してみよう」と思うのですが、会社はそうではないのです。

 

 

一社が全ての栄養素を万能に扱うのは無理なのかもしれません。

 

 

ただ作れば良いというものではありません。高品質が絶対条件です。

 

 

できなくはないかもしれませんが、あれもこれも出していない現状を見ると、相当な資金が必要なのでしょう。

 

 

 

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目的

 

 

俯瞰で複数の会社の言い分を聞くと、どれも必要な栄養素に思えてきます。しかし、一社だけにこだわると、必要な栄養素が狭まってしまう・・・。

 

 

健康食品、それにまつわる知識は学問ですから、「このミュージシャンだけが好き」とか、「このスポーツを極める」とかとは違って、固執はまずいと思うのです。

 

 

 

でも、会社というのは、どの会社も我が社が一番なんです。

 

 

どの会社も「自社が扱っている商品の成分」が一番重要と主張します。・・・会社の数だけ一番があります。それぞれ、医学博士の後押しもあるわけです。

 

 

その結果、例えば「A社」と「B社」の意見が、事実上対立する事になります。

 

 

 

 

アミノ酸を扱う会社は「アミノ酸が一番大事だ」と言うし、

 

ミネラルを扱う会社は「ミネラルが一番大事だ」と言うし、

 

核酸を扱う会社は「核酸が一番大事だ」と言う。

 

 

 

 

商品に自信を持つことは良いことです。

 

 

 

しかし、目的は「健康」です。もっと健康になる方法があるのなら、これだけが一番と決め付けずに、何でも取り入れて欲しいです。

 

 

健康に関する会社なのに、自社製品と関係ないものの知識はイマイチ・・・

 

 

これじゃダメです。

 

 

この時点で私の目的と違います。

 

 

何度も言うように、私の目的は「健康」ですから、効果があれば会社、商品、方法には拘りません。結果が出れば良いというスタンスです。

 

 

そして、今までよりもっといいものがあったら積極的に採用します。複合的に利用するのもありです。

 

 

そして、「使えない」「間違っている」と思ったらスパッと切ります。

 

 

大事なのは効果であり、真実なので、情ははさみません。

 

 

 

 

健康食品業界のある共通点

 

 

私は複数の健康食品の会社の勉強会に参加しました。非常に勉強になりましたし、「健康」に関心を持てたのもこれのお陰です。

 

 

しかし、今振り返ると1つ気になることがあります。

 

 

どの会社にも言えることなのですが、「糖質の害」に関する情報の提供がされませんでした。

 

 

「酸化」については言っても、「糖化」については触れません。

 

 

 

私は、勉強してきて知ったつもりになっていたのですが、スーパー糖質制限を始める前まで、糖化の怖ろしさを知りませんでした。砂糖は良くないよ程度です。

 

 

勉強会でも、「糖質」が危険なものだと指摘されなかったので、気付きません。気付かないから、「糖質」を気にせず食べていました。

 

 

 

これが問題で、その状態で健康食品を摂っても効果が得られませんでした。糖質を代謝する時に、ビタミン・ミネラルを消費するからです。

 

 

私が「糖質の害」について知った時、なんで言ってくれなかったのだろう・・・と思いました。

 

 

害を避けた方が健康食品の効果は上がります。しかし、それを教えないのです。

 

 

教えないのか、知らなかったのかは分かりませんが、健康食品を売る人は、効果が半減するような情報をしっかり提供するべきだと思います。

 

 

「糖質」を摂りながら健康食品を摂るのは、穴の開いたバケツに水を入れるようなものです。

 

 

一昔前まで、糖質の害は一般的ではありませんでしたが、今は情報があるので気をつけてほしいです。

 

 

 

一般の医療でも、なにかにつけて「糖質の害」には触れません。

 

 

本態性高血圧、癌、動脈硬化、膠原病・・・等、糖質が原因なのに、別のものが悪い事になっています。

 

 

それと同じようなことはしてほしくないです。

 

 

 

 

 

 

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サプリメントや健康食品の宣伝に見られる特徴

 

 

知識が偏るのは、ネットワークビジネスの健康食品に限った話ではありません。テレビショッピングの健康食品も同じです。

 

 

知識の偏り具合は、勉強会で栄養の情報を与えるネットワークビジネスより酷いと思います。

 

 

テレビや雑誌等は、特定の「枝葉」の栄養素ばかりをPRします。

 

 

 

〇〇から抽出した〇〇という(聞いた事もないような枝葉の)成分が~

 

 

・・・と。

 

 

「いやいや、それを摂るより、まず満たさないといけない栄養素と、削らなければいけない物があるだろう」と突っ込みどころ満載なのですが、

 

 

 

栄養の事を分かっていない人は、「新しい」とか、「〇〇で認められた」とか、「特許」といった言葉に弱いので、本質を改善していない状態で「枝葉商品」を有難がって購入するわけです。

 

 

 

 

本人が良いなら放っておけばいいと思われるかもしれません。

 

 

 

でも、こういう物に手を出すということは、健康に関心がある人、体の不調がある人です。

 

 

 

だからこそ、そういう人の事を考えると、「なんでもっと正確な情報を与えてあげないのか」と、腹が立ちます。

 

 

問題の核となるような必要な情報を隠して、そうではない情報が重要であるかのように語るのは誰の為にもなりません。

 

 

 

 

 

枝葉の成分にばかり注目させることの副作用

 

 

栄養の本質を無視した宣伝や健康番組を見せられ続ける事によって、「この栄養は何の病気に効くんだ?」とか、「この健康食品は何にいいんだ?」という短絡的な考えをする人が続出します。

 

 

 

「この栄養は〇〇に効く」はその視点、発想自体が間違っています。

 

 

 

必要な栄養が満たされなかった事、不要な栄養素が過剰になったことで、結果的に病気になるわけですが、1つの栄養素が、体の様々なシステムに関わっているので、症状の表れ方は人それぞれになります。

 

 

何故なら、「遺伝的な弱点」が人によって違うからです。その人の弱いところから先にダメになります。

 

 

また、何の栄養素が不足していて、何の栄養素が過剰なのかによって、するべき事が変わってきます。

 

 

単純な理屈です。

 

 

 

しかし、それがわからなくなるのは、サプリメントの宣伝や健康情報番組が、ある部分ばかりにスポットをあてるせいです。

 

 

枝葉にばかり注目させて、「〇〇という成分は〇〇に効く」と思わせるような構成をしていることが多いですが、これは、栄養について詳しく説明しているようにみせかけて、見る人に「栄養の本質に気付かせないような考え」を植えつけているのです。

 

 

頭に「この栄養は〇〇の病気に効く」という公式を刷り込まれた人は、この考えが邪魔をして本質に気が付きません。正直言って、この前提を覆すのはかなりキツいです。

 

 

 

本質に気付かせようとしても、すぐふりだしに戻ってしまいます。

 

 

 

 

欠けている情報、偏った知識、優先順位が間違っている方法

 

 

栄養というのは、必要な栄養素が絶対的に満たされなければ意味がないわけです。

 

 

そして、情報は「本質」と、「枝葉」に分けられます。その区別がつかなければ以下のような優先順位もわかりません。

 

 

 

  • 鉄とタンパク質が満ちた後で他の栄養療法を補うと効果が高い

 

  • 糖質の過剰摂取を止めなければ、他の健康法も効果が薄れる

 

 

 

これを知らないと非効率だし、お金を無駄にしてしまいます。

 

 

「枝葉の聞いた事もない成分」が悪いとは言いません。ですが、基本が満ちてこその枝です。

 

 

本質を無視して、いきなり枝葉を有難がるように話を持っていくのは悪質だと言っているのです。その人がもっと健康になるチャンスを奪っているわけですから。

 

 

まず、人間の体にはどんな栄養素が必要で、何が不要なのか、そして、自分の体には何が足りていないのか、不足する理由は何なのかをよく理解する事が重要です。

 

 

健康食品などに走る動機は、一般の医療では不十分だと感じているからだと思います。

 

 

 

それなのに、頼った先でもまた同じように、偏った知識に振り回されたり、真相を隠されて煙に巻かれては意味がありません。

 

 

 

やはり、何かに頼るのではなく、自分の頭で考える事が大切なのです。

 

 

 

「食べ物だけで健康を保つ」と、「食事法と栄養補助食品を組み合わせる」ではどちらが優れているかへ続く

 

 

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