癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

癌の原因は「乳酸が過剰に蓄積すること」です。

 

本記事では、「癌細胞が出来るメカニズム」についてと、「癌になりやすい体質」について、分かりやすく説明していきます。

 

以下の続編になるので、まだお読みでない方は、先にこちらを読んでいただいた方がわかりやすいと思います。

 

抗癌剤治療や手術をする前に知っておいて欲しい、癌が発生するシンプルな理由

 

 

「癌細胞」には、「正常な細胞」にはない特徴がみられます。それが以下です。

 

 

●正常な細胞と比べて、何倍ものブドウ糖が必要

●ミトコンドリアが機能不全になっている

嫌気的解糖系

●解糖系なので、ガン細胞の中では乳酸が溢れている

●癌の周辺は酸性である

ビタミンCが弱点

 

 

癌細胞の構造を知るためのポイントになるので、順を追って説明していきます。

 

 

 

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何故、癌はブドウ糖が好きなのか

 

聞いた事があるかもしれませんが、

 

 

糖質は癌の恋人

 

 

・・・と言われるくらい「ガン細胞」はブドウ糖(英語:グルコース)が大好物なのです。

 

 

 

これは冗談ではなく、実際に、「ガン細胞」は「正常な細胞」と比べて、何倍ものブドウ糖を必要としています。その理由は、

 

 

正常な細胞は、「ブドウ糖」だけじゃなく、「脂肪酸」、「ケトン体」をエネルギーとして利用できるのですが、

 

癌細胞は、ちょっと事情が違って、「ブドウ糖」に依存して生きているからです。

 

 

このような理由から、癌細胞は、正常細胞よりも、多くのブドウ糖を取り込みます。

 

 

では、何故そうなってしまったのか…。

 

 

それは、細胞にある「ミトコンドリア」が、癌細胞の場合、機能不全になっているからです。

 

 

「ミトコンドリア」が使えない細胞には、エネルギーは「ブドウ糖」しか使えない・・・という特徴があります。

 

そして、ミトコンドリアが使えない細胞は、「ガン細胞」と「赤血球」です。それ以外の細胞は、「ブドウ糖」以外にも「脂肪酸」や「ケトン体」といったエネルギーを使って生きていけます。

 

 

※「えっ、脳は?」と思われた方もいると思いますので、それについても説明しておきます。

 

「脳はブドウ糖しか使えない」という話はデマです。脳は「ブドウ糖」も使えますが、「脂肪酸」が分解する過程で生じる「ケトン体」も使えます。しかも、脳は「ケトン体」の方が好きなのです。

 

 

 

次は、癌がブドウ糖に依存する理由である、「ミトコンドリア」の機能不全についてお話します。

 

 

 

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ミトコンドリア機能不全

 

まずは「ミトコンドリア」がどんなものか説明します。

 

生命は、生きていく為に「ATP えーてぃーぴー」という名前のエネルギー物質を作り出しています。

 

 

そのエネルギー物質「ATP」を使って、呼吸をしたり、頭を使ったり、体を動かしたりして、生きているというわけです。「ATP」が減ると病気に、「ATP」が無くなると死にます。詳しくは以下。

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

従って、「ATP」を作り出すのは重要なことなのです。ちなみに「ATP」の材料は、「糖質」、「脂質」、「タンパク質」になりますが、タンパク質は燃料としては当てになりません。

 

 

そして、「ミトコンドリア」というのは、細胞の中にある発電所です。ここを使うと、効率よく「ATP」を産生することができます。

 

 

(細胞)

 

 

 

しかし、「ガン細胞」はこの発電所がぶっ壊れていて(機能不全)、「赤血球」は最初から発電所がありません。

 

 

発電所を使わずに、どうやってエネルギーを得ているんだ?と思われるかもしれませんが、心配無用です。

 

 

ミトコンドリアを使わない発電方法もあるからです。

 

 

それが、細胞の液体部分で行なわれる「解糖系」という発電です。ミトコンドリアでのエネルギー産生に比べると効率が悪く、作れる「ATP」が少ないという特徴があります。

 

 

ちなみに、ミトコンドリアで行なわれる発電は、「クエン酸回路」→「電子伝達系」と言います。こちらは、より多くのエネルギーを作ることができます。

 

 

●解糖系(かいとうけい)・・・細胞質基質

 

●クエン酸回路(くえんさんかいろ)・・・ミトコンドリアのマトリックス
●電子伝達系(でんしでんたつけい)・・・ミトコンドリアの内膜

 

 

 (それぞれの発電場所)

 

 

「赤血球」のように、最初からミトコンドリアがないものは、「解糖系」だけに頼っても、その状態が正常なのですから別に問題ありません。

 

 

※「赤血球」は体中に酸素を運ぶのが仕事です。そして、ミトコンドリアは酸素を要求します。

なので、もし酸素を届ける「赤血球」がミトコンドリアを持っていたら、酸素を届ける前に届け用の酸素を使ってしまうかもしれません。商品に手をつけるようなもんです。そう考えると、「赤血球」にミトコンドリアがないのは、理に適っていると言えます。)

 

 

問題はミトコンドリアが機能不全になってしまった「ガン細胞」の方です。こちらは異常です。

 

 

その為、ガン細胞はミトコンドリアではなく、ミトコンドリアの外で行なわれる「解糖系 かいとうけい」というシステムに頼ってエネルギーを得ています。

 

 

 

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ガン細胞が依存する解糖系とは

 

 

 

正常細胞にも「解糖系 かいとうけい」は備わっています。どんなシステムなのか、簡単に説明します。

 

 

「解糖系」というのは、「ブドウ糖(グルコース)を「ピルビン酸」という物質にまで分解する反応ルート」のことです。

 

 

 

グルコース

(何段階か代謝)

ピルビン酸

 

 

この過程で、1分子のブドウ糖からエネルギー物質である「ATP」は2分子作られます。

 

 

 

この反応の特徴は、酸素が必要ない事です。

 

 

ここからが分かれ道です。

 

 

「ピルビン酸」に変化した後、酸素があればミトコンドリアに入ります。そして「クエン酸回路」、「電子伝達系」といった反応を行なうことで、さらに多くの「ATP」を作ることができます。

 

しかし、酸素がなければ、ミトコンドリアには入れませんので、「ピルビン酸」は乳酸になります。

 

前回、癌の原因は「乳酸」だと言いましたが、ようやくでてきました。

 

 

 

 

右のルートなら健康的ですが、左のルートは不健康です。

 

何故なら、「ミトコンドリアでエネルギーが生産できない」ということは、作り出せる「ATP」が少ないだけでなく、乳酸まで作り出してしまうからです。

 

 

ただし、全くダメなシステムというわけでもありません。

 

 

このルートは、無酸素でエネルギーが作れるので、「激しい運動をして、酸素の供給が少なくなった時」には必要で、無くてはならないものです。だから、完全に悪いとも言えません。

 

 

必要な機能です。

 

 

しかし、あくまで緊急時のエネルギー産生方法なので、健康を考えると、やはり、「ピルビン酸」からはミトコンドリアのルートを通った方が良いです。その方が「乳酸」も出さないし、作られる「ATP」も多いからです。

 

 

同じ1分子のブドウ糖からでも、ミトコンドリアのルート(解糖系→クエン酸回路→電子伝達系)を行けば、合計で38分子のATPを得ることができます。詳しくは以下の記事で述べています。

 

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

でも、「ガン細胞」は、ミトコンドリアが機能不全なので、酸素があっても、乳酸が発生するルートしかないという事になります。「解糖系」だけだと、「ATP」はたった2分子です。

 

少ないですね。

 

「解糖系」のエネルギーシステムに依存すると、エネルギー(ATP)不足になるので、低体温になります。そういえば、癌患者の体温は35度代だそうです。

 

 

癌細胞は、解糖系(グルコース→→ピルビン酸)で発生する少ない「ATP」を頼って生きているわけです。だから、癌細胞が十分なエネルギーを確保するには、材料であるブドウ糖(糖質)が大量に必要になってきます。

 

 

癌細胞が正常細胞の何倍ものブドウ糖を取り込むのはこのような理由からです。

 

 

ですから、ブドウ糖(糖質)を断てばガンが弱るし、

ブドウ糖(糖質)を摂ればガンが元気になります。そして乳酸も増えます。

 

 

 

乳酸の危険性

 

 

前回の記事で、世間では乳酸が悪者ではなかったという新説が浸透し始めているとお話しました。その説を唱えている人達は専門家なので、その理屈はもっともらしいものです。

 

ですが、彼らは「乳酸は疲労物質ではないから警戒するな」的なことを言っている一方で、「乳酸の危険性」には何故か触れません。

 

なので、彼らが絶対に言わない、「乳酸が溜まる危険性」について書いている記事を紹介しておきます。

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

酸素濃度と同じくらいに重要なのが、血液のpH値です。

 

人間の血液のpHは、7.35~7.45という7.4前後が正常だと言われています。

 

糖質制限の第一人者である江部医師のブログを見ると、pH7.45がベストだと思います。

 

pH7.3以下では病気になり、7.1以下は生命の危険があります。

pH7.5以上でも危険ですが、現代人はやはりpH7.3以下で病気になっているようです。

pH7.3以下では、ミトコンドリアが順調にATPを作れなくなるようです。

 

ATPが不足すると、人間は脳も心臓も各臓器も筋肉も神経も麻痺してきます。ATPというエネルギーが不足すれば、すべてに不具合が生じるのです。

 

酸素濃度が低かったり、血液のpHが7.3以下になると、頭痛やめまいや吐き気や筋肉に力が入らない、ダルいといった症状が出てきます。ギランバレー症候群の様な症状が出てくるのです。

 

血液のpHが7.3以下になる最大の原因は、大量の乳酸が血管に流れ込むからです。

 

乳酸はpH5程度の酸性物質なので、慢性的に溜まってくると7.4という正常値を、7.3以下に下げてしまいます。

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

酸素濃度が21%は正常で、18%以下で病気になり、10%以下で死ぬ。
血液のpHは7.4前後が正常で、7.3以下で病気になり、7.0以下で死にます。

 

ミトコンドリアがATPを作るためには、絶対的に酸素と電子が必要になります。

 

酸素と電子が不足すれば、ミトコンドリアは満足にATPが作れなくなり、人は病気になり、最悪の場合は死んでしまうのです。ミトコンドリアは酸素と水素(電子)を利用する燃料電池なのです。

 

白米や白砂糖などを大量に摂取するようになってから、日本に病気が蔓延するようになりました。

 

ビタミンやミネラルを削ぎ落とした白米や白砂糖は、その多くが乳酸に変わり、血液を慢性的にpH7.3以下に下げてしまう可能性が高いのです。日本に住む現代人は、慢性的な乳酸アシドーシスになっている人が多いのです。

 

軽度な人もいれば、重度な人もいて、重度な人はガンや糖尿病になっています。

 

他の食品やサプリなどでビタミンやミネラルやクエン酸などを摂取している人はまだマシですが、炭水化物や砂糖菓子や糖質飲料ばかり飲食している人は悲惨です。

 

血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。
pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。

 

pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。

 

人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。

 

溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。

 

骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。

 

無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。

 

しかしそれも限界があります。結果的に違う病気を誘発してしまうのですから・・・。

 

 

「pH7.3以下では、ミトコンドリアが順調にATPを作れなくなるようです。」がポイントですね。

 

 

そして、「乳酸アシドーシス」とは、乳酸が蓄積して血液の酸性度が高くなりすぎた状態のことです。

 

『クシロ薬局 Facebook 2016年5月2日』より引用

 

癌は「酸性の環境(低 pH)」で成長し、酸が癌が転移する(拡大する)のを助けます。

 

(この『癌は「酸性の環境」で成長し、酸が癌の転移(癌の拡大)を助ける』というところは、凄く重要な「癌の特徴」です!

 

癌は『乳酸アシドーシス』の「酸毒」を成長因子にして成長していきます。癌は「酸性の環境」であれば成長できますが、「アルカリ性の環境」では、癌の成長は阻害されます。

 

癌は『乳酸アシドーシス』の「酸毒」という成長因子が定着した組織に癌細胞が遊離して結合していく、という転移を行ないます。癌が成長・転移できるのも「酸があればこそ」なのです。

 

 

これを読んだら、乳酸を溜めることがいかに体にとって良くないかが分かると思います。

 

 

 

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乳酸を増やすのは糖質

 

 

エネルギーとして主に使えるのは、「糖質」と「脂質」です(タンパク質は燃料としては当てになりませんから)。

 

このうち、クリーンなのは「脂質」の方です。

 

脂質は、「グリセロール」と「脂肪酸 しぼうさん」に分けられます。

 

グリセロールは「解糖系」の途中に合流します。

脂肪酸は「解糖系」は通らず、別の流れでミトコンドリアの中に入り、クエン酸回路→電子伝達系へと進みます。

 

 

 

中性脂肪から「ATP」を作る場合は、「グリセロールの代謝経路」と、「脂肪酸の代謝経路」とを合わせたものになります。

 

 

それに対し、糖質はグルコース(ブドウ糖)に分解された後は、必ず「解糖系」を経由しピルビン酸になります(ここまでが解糖系)。その後のルートは先に説明した通りです。

 

 

「脂肪酸」は乳酸にはならないのでクリーンです。

 

「ブドウ糖」もミトコンドリアルートに行けば乳酸がでないのでクリーンです。しかし、ミトコンドリアに入れなければ乳酸になります。これはクリーンではありません。

 

 

 

ちなみに、「脂肪酸」はクリーンなだけじゃなく、高エネルギーです。例えば、パルミチン酸(脂肪酸)1分子から得られるATPは129分子です。

 

 

 

脂肪酸をエネルギー源として使うということ

 

 

乳酸も発生しないし、高エネルギーなので、「脂肪酸」からエネルギーを得た方が健康的です。

 

 

しかし、1つ問題があります。糖質を摂っている場合、脂肪酸は燃えないのです。

 

ですから、脂肪酸のエネルギーを利用するには、糖質を制限する必要があります。

 

 

糖質を抑えて、脂質を摂る・・・これがポイントです。

 

よく、糖質制限で失敗するパターンに、「糖質は抑えて、タンパク質は摂るけど脂質を摂らない」というのがあります。先程も言いましたが、タンパク質は燃料としては当てにはなりません。タンパク質の主な役割は体の主成分になることだからです。

 

従って、糖質を控えて、タンパク質は摂ったけど、脂質を摂らない・・・これでは「ATP」不足になります。

 

「ATP」が少なくなれば「不健康」に、「ATP」が無くなれば「死」ですから、危険です。

 

この事実に気付かず、エネルギー不足の糖質制限をすると、失敗して体調を崩し「糖質制限は悪い!」と思い込んでしまいます。私も過去に一度糖質制限に失敗してそう思っていました。

 

 

問題は、「脂質を摂ると癌になる、動脈硬化になる」と言って脅す連中がいることです。これでは、恐ろしくて脂質など食べられません。

 

しかし、動脈硬化の原因は糖化。癌の原因はブドウ糖、乳酸です。恐がる物を間違えています。

 

さらに言えば、「動物性食品を食べて病気になる原因」は、糖質と食べ合わせるからです。

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

動物性食品単独では害はありません。むしろ、健康になります。いつまでもダラダラと胃の中に留まる植物性食品と違い、消化もあっという間です。

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

何故なら、人間は「動物食性動物」だからです。

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

 

それなのに、必要な脂質を摂らせないようにしたり、必要でもない糖質を摂らせるようにしたりするのですから、要注意です。

 

 

とにかく、糖質を減らしたら、タンパク質だけでなく、脂質も摂る。これは鉄則です。

 

 

糖質を減らすと、「糖化」や「慢性的な炎症」や「乳酸の発生」を抑えるだけでなく、高エネルギーな脂肪酸が燃やせるというメリットがあります。

 

 

人間の体に「ブドウ糖」は必要です。「赤血球」のようにブドウ糖しか使えない細胞もあるからです。しかし、人間に必要なブドウ糖の1日の量はごくわずかで、一説によるとたったの5g(小さじ1)です。

 

しかも、そのブドウ糖は、肝臓で合成することができます。これを「糖新生 とうしんせい」というのですが、必要だからこのような機能が備わっているのです。「赤血球」が使うブドウ糖はこの「糖新生」で十分賄えます。

 

わざわざ食事から大量の糖質を摂らせようとする意図に敏感になって下さい。

 

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癌の条件

 

乳酸は肝臓に運ばれてピルビン酸に変換され、最終的に再びブドウ糖に戻されます。乳酸にも代謝経路があるので溜まりっぱなしではありません。エネルギーにもなるので、使い道もあります。

 

 

ですが、代謝される量より、増える量が上回れば話は別です。「乳酸」が体を酸性化させる以上、蓄積は避けなければいけません。

 

 

何故、「乳酸」が溜まるのか。

 

原因の1つは、材料である「糖質」の食べすぎですね。でも、それだけじゃありません。

 

糖質を食べても、「解糖系」の後にミトコンドリアのルートを進めば、乳酸は発生しないわけですから。

 

 

つまり、「乳酸が溜まる人」というのは、

「 糖質の過食」に加え、「乳酸のルートばかり」 という条件が合わさっているということです。

 

 

乳酸が溜まりすぎたせいで、酸性化し、ミトコンドリアが機能不全になり、細胞がガン化するのだとしたら、

 

癌になる人は、癌になる前から、乳酸のルートばかりに傾いていたということになります。

 

 

(何故か、いつも乳酸が出来るルートに傾く人)

 

 

赤いルートばかりに傾く人は、乳酸がたまりやすく「癌家系」というわけです。糖質をたくさん食べていても、癌になる人と、ならない人がいるのはこのような違いです。

 

 

何故、糖質をたくさん食べる人でも、乳酸のルートに行く人と、行かない人がいるのか・・・次は、その違いについてお話します。

 

 

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アセチルCoAに変われるかどうか

 

「解糖系」の後、乳酸へのルートにばかり傾く理由についてお話します。

 

ブドウ糖がピルビン酸に分解された(解糖系)後、酸素が無い場合はミトコンドリアに入れない・・・と言いましたが、実は、他にも理由があるのです。

 

ミトコンドリアに入れない理由

 

 

・・・それは、栄養不足です。

 

 

そして、その栄養素を体に取り入れるのが体質的に「得意な人」と、「得意じゃない人」がいます。同じように糖質を食べても、癌にならない人(ミトコンドリア行き)と、癌になる人(乳酸行き)がいるのはこの為です。

 

 

もう少し詳しく説明します。

 

グルコースがピルビン酸まで分解されて、ミトコンドリアの「クエン酸回路」に進む為には、まず、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」に変換される必要があります。(※アセチルコエーと読みます)

 

しかし、その変換にはある条件が必要なのです。

 

条件とは、「基質 きしつ」と「酵素 こうそ」と「補酵素 ほこうそ」がピッタリ合わさることです。

 

 

それが揃わないと、「アセチルCoA」になれないので、このルートには入れません。乳酸のルート行きです。

 

(基質と酵素と補酵素がピッタリ合わさることで、アセチルCoAになる)

 

 

ここで、「基質」と「酵素」と「補酵素」について説明します。

 

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酵素とは

 

生体内では、様々な化学反応が起こります。それを調節しているのが「酵素 こうそ」です。

 

 

「酵素」の仕事は、例えば、この反応は早く、その反応はゆっくり、あの反応はストップ・・・といった反応速度の調節です。化学反応は、この酵素の仲立ちがあって成立するので、酵素なしでは生命活動ができません。

 

非常に重要です。

 

そして、「解糖系」「クエン酸回路」「電子伝達系」も化学反応です。なので、当然「酵素」が関わっています。

 

酵素の材料はタンパク質(成分はアミノ酸)で、設計図であるDNAに基づいて作られます。

 

体内で生成される酵素は2種類ありますが、

 

●消化酵素・・・食べたものを消化する酵素

●代謝酵素・・・全ての生命活動を司る酵素

 

※ちなみに食べ物から摂る酵素は「食物酵素」と言います。

 

 

ここで取り上げるのは、「代謝酵素」です。

そして、「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変換させる代謝酵素の名前を、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」と言います。

 

 

●アセチルCoAに変換させるのに必要な代謝酵素:ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体

 

 

次は「基質」についての説明になります。

 

 

基質とは

 

化学反応では、「元(基)の物質」から、何かの反応が起こって、「新しい物質」がつくられます。
この「元の物質」の事を「基質 きしつ」と呼びます。

 

ちなみに、「新しくできた物質」は「生成物 せいせいぶつ」と呼びます。

 

元の物質(基質)  反応  新しい物質(生成物)

 

今の話に当てはめると、ピルビン酸が「基質」で、アセチルCoAが「生成物」です。

 

 

●基質:ピルビン酸

 

体内の化学反応は、「酵素」と「基質」が結合すれば起こります。

 

 

 

 

しかし、中には単独では力を発揮できない「酵素」があります。

 

 

 

 

 

そんな酵素を助けるのが「補酵素」です。

 

 

 

補酵素とは

 

「単独では活躍できない酵素の働きをサポートする物質」の名を「補酵素 ほこうそ」と言います。

 

先程、「酵素はタンパク質でできている」と言いました。一方の補酵素はビタミンです。

 

(※「補酵素はビタミン・ミネラル」という説があったり、「ビタミンは補酵素で、ミネラルは補因子」という説があったり、どっちかわからないので、とりあえずここでは補酵素はビタミンとします)

 

 

●補酵素:ビタミン

 

 

単独では力を発揮できなかった酵素も、「補酵素」の力を借りることで仕事ができるようになります。当然ですが、「補酵素」とセットで働く酵素の場合、「補酵素」が足りないと上手く反応できません。

 

 

 

 

 

 

そして、「ピルビン酸」から「アセチルCoA」に変換するには、条件がありましたね。この反応は補酵素が必要なタイプなので、「基質」と「酵素」と「補酵素」がぴったり合う必要があります。

 

この3者が上手くくっつけば、「アセチルCoA」に代謝されます。すると、ミトコンドリアでの反応ができるので、癌の元である乳酸を溜めなくてすみます。

 

ちなみに、ここでの3者は、以下になります。

 

基質は「ピルビン酸」、代謝酵素は「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」、そして、補酵素は「ビタミンB1」です。

 

 

 

 

 

 

この流れを頭に入れた上で、次は「癌家系」についてお話します。

 

癌になりやすいかどうかは、「代謝酵素の形」と、「補酵素が足りているかどうか」で決まります。

 

 

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先天的に癌になりやすい人

 

 

「酵素」と「補酵素」がピッタリと合うことによって、「基質」が結合する土台ができます。この土台があってこそ「基質」も結合でき、目的の姿へ変換することが可能になります。

 

ここで重要なのが「酵素の」です。

 

「酵素」はタンパク質で、設計図であるDNAに基づいて作られている・・・と言いました。遺伝子が違うと姿形が違いますが、あれと同じで、酵素の形も個体差があります。

 

代謝酵素である「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」もタンパク質で出来ていますから、人によって形が違い、「形の良い人」と「形の悪い人」がいます。

 

それが癌にどう影響するのかというと…

 

もし、酵素(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体)の形が良ければ、補酵素である「ビタミンB1」がピッタリ合います。すると、「ピルビン酸」は「アセチルCoA」に変換されます。

 

 

しかし、形が悪ければ「ビタミンB1」が合う確立が低くなります。すると、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」になれないので、ミトコンドリアに入れず、乳酸の道へ進みます。

 

 

 

形が良い方がいいに決まっているのですが、形は先天的に決まっています。

 

 

そして、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、アセチルCoAへの代謝が上手くいかないという弱点を抱えているので、乳酸が溜まりやすく「癌になりやすい人」なのです。

 

 

 

結合する確率

 

ただし、酵素の形が悪いといっても、全く合わないということはありません。

 

形といっても、酵素はプラスチックではないので、カッチリとはしていません。イメージはコンニャクです。

 

で、生体分子は、熱運動によって微妙にぷるぷると震えているようなので(見たことはないですが…)、例え、形が悪くても、たまにはハマるチャンスはあります。※あるいはその逆で、振動のせいでハマらないという説もありました。

 

(イメージです)

 

 

だから、形が悪くても、「10回出合って1回」とか、「100回出合って1回」・・・ぐらいは合えます。その頻度は人によって異なります。

 

酵素と補酵素が出会って上手く結合する力のことを「確率的親和力 かくりつてき・しんわりょく」と言います。

 

確率的親和力がければ「体が丈夫」ですが、確率的親和力がければ「体質的な弱点を抱えている」ことになります。

 

 

 

 

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癌になりやすい人の対策

 

「癌の原因」は過剰な乳酸なのですから、癌になりたくない人は、代謝を「乳酸のルート」に傾けない事でした。

 

でも、先天的に「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、「アセチルCoA」への代謝が上手くいかないという弱点を抱えているので、乳酸が溜まりやすい…

 

 

でも、解決方法はあります。

 

結合する確率が低いなら上げれば良いのです。

 

1人と出会ってパートナーになれなくても、10人、100人と出会えばパートナーになる確率は増えます。同じように、多くの「補酵素」と出会えば良いのです。

 

方法はビタミンを何倍も摂るです

 

ここでは、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の補酵素である「ビタミンB1」の量を増やします。そうすることで3者がくっつく確率を上げます。ビタミンの量ですが、その人の確率的親和力に合わせます。

 

しかし、食事だけで大量のビタミンを確保するのは大変なので、ビタミンB群のサプリを飲むのが効率が良いと言えます。

 

 

『かのえ鍼灸整骨院 筋 鍼灸治療研究所 確率的親和力について。。簡単に。。。』より引用

 

「うちは癌家系で」
「うちは早死にの家系で~」

 

など中年になると会話にこんな言葉を耳にすることがないでしょうか?
同じような環境で、同じような物を食べているのに病気になるなど個体差が出るのはなぜだろう?

 

「確率的親和力」という言葉がある。

 

人間には酵素という大切なたんぱく質がある。
酵素はそれ単体では働かず、ビタミン、ミネラルなどの補酵素の必要なのです。

 

その酵素タンパクと補酵素の関係はカギと鍵穴の関係でかみ合わないと、スイッチが入らないで、決まった仕事をすることができません。この事を酵素とミネラル、、ビタミンの親和性というようです。

 

しかし同じ種類の酵素、ビタミンミネラルも個性があり、構造的にカギと鍵穴が合わないことがあり、また熱運動学的に振動している(ゆらぎというらしい)ので、うまく結合できないようです。この結合のしやすさを確率的親和力といいます。

 

この確率的親和力、人によって個性がありビタミンに関しては100倍、ミネラルでは10倍の個体差があるようです。

 

すなわち、ビタミンC を200mg一日摂取すればいい人もいれば10g摂取しなければ同じような反応を起こさない人もいるということです。ビタミンやミネラル、たんぱく質はできるだけたくさんとりたいですね!!

 

 

そして、糖質の摂取を控えることも重要です。

 

糖質の代謝にビタミンB群が消費されます。増やさなければならないビタミンが減ってしまうのです。

 

癌家系の人、そして、糖質を過剰に取る飲食業の方は乳酸のルートに傾く危険性が高いので、この辺の事を意識してみて下さい。

 

 

 

ビタミンCの点滴

 

前回お話した、「末期癌の患者を治した治療」は以下です。

 

断糖食(ケトン食) + 高濃度B + C点滴

 

「断糖食(ケトン食) + 高濃度B」はお分かりいただけたと思います。なので、最後の「ビタミンC点滴」についてお話します。

 

「ビタミンC」は副作用が少ない抗癌剤のようなものです。

 

この「ビタミンC」は、構造が、癌の大好きな「ブドウ糖」と良く似ています。

 

その為、癌がブドウ糖と勘違いして、ビタミンCに食いつくのですが、ビタミンCは癌細胞の中で、活性酸素である「過酸化水素」を発生させて、癌を破壊してしまうのです。

 

正常細胞の場合は、細胞の中に「カタラーゼ」という酵素を持っているので、「過酸化水素」が発生しても無害にできるのでヘッチャラです。

 

「カタラーゼ」酵素がほとんどない癌細胞だけがお陀仏になるという仕組みです。

 

 

 

まとめ

 

断糖食をして乳酸を溜めないことで、癌を疲弊させ、さらに弱ったところに癌細胞ホイホイ(高濃度ビタミンC)で罠にかける

 

これが、「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」の治療です。十分、理に適った手法ですが、今後、もっと進化すると思います。

 

 

癌と闘うという発想の間違い。そもそも癌細胞は敵ではないへ続く

 

 

 
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