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健康関連の話をしすぎると、
「健康ばっかり気にしていてもしょうがない」
「健康がそんなに大事なのか」
「健康が全てじゃない」
と、言われることがあります。
このブログを読んで下さっている方も、そう言われた、あるいは言った経験があるかもしれません。
なので、「健康ばかりに気をつける事になんの意味があるのか」について書いてみようと思います。
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気にしすぎる事に意味はあるのか?
人は大なり小なり、みんな健康を気にしています。
若い時は元気で気にしなかった人でも、歳をとれば弱っていくので、いずれ気にする時は訪れます。
しかし、世の中には、周囲に比べて「健康の事ばかり」考えてしまう人が一定数存在します。
「大病をしている(したことがある)人」や、「大病はしてないけど体が弱い人」は、そうなる傾向が強いです。
「健康」「健康」と言っているのが、「過去に大病をした人」であるなら、みなさん納得されます。
そんな人に対して「健康ばかり気にしてもしょうがないだろ」と言う人は少ないと思います。その人の境遇を察して「大病をしたことで健康に気をつけるようになったんだな」と理解できるからです。
しかし、私の様にただ体が弱いだけで「特に大病をしたこともない人」が、やたらと「健康」、「健康」と言っていると話は違ってきます。
「そんなに気にして意味があるのか?」、「気にしすぎじゃないか?」・・・と反応は冷ややかです。
「まだ起こってもいない病気にビビッてもしかたがない。なったらなった時。なるかどうかわからない事にエネルギーを注ぐよりも、他に大事なことがあるだろう」
「健康を気にしすぎる人って「病気への恐怖」が過剰だ」
・・・おそらく、このように思われるのではないでしょうか。
確かに、健康について調べ出すとキリが無いですし、気をつけたからといって、必ず病気が防げるわけでもありません。だから「健康の気にしすぎ」を否定する人の気持ちも理解できます。
しかし、なったら困るから、先回りして気をつける必要があるのです。
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体が弱いとすぐに体調を崩す
私も健康に気を使うタイプです。
そうなった理由は、「体が弱かったから」というのが大きいです。
昔、台湾旅行に行った時に、飛行機が慣れなかったのか、現地に到着した時から頭が痛くなりました。
元々頭痛持ちでしたが、まさか旅行中になるとは思いませんでした。
ホテルで薬を飲んで少し寝たのですが、その日は現地の知り合いと食事をする約束をしていたので、夜は頑張ってレストランに行きました。
しかし、食べられないし、途中で気分が悪くなってぐったりしたのです。
すると、その場にいた人がそれぞれ「これを飲んでみろ」「これを頭につけてみろ」と色々持って来てくれて、どれが効いたのかわかりませんが、奇跡的に回復しました。
親切にしてもらって、今ではとてもいい思い出ですが、このような事があると、次からは慎重になります。
具合が悪いと、楽しい事があっても楽しく感じる事ができないし、なにより、周りに気を使わせるのが申し訳ないのです。
何度かこういう事が起こると、「またなるんじゃないか」と思うようになります。
何か体調を崩すようなハードな事をして具合が悪くなったのなら分かります。
しかし、体が弱いと大した事ないことで、「さっきまで元気だったのに、なんで急に体調を崩したんだろう」・・・みたいな事が突然起こるので油断ができません。
起こりもしない事を心配してもしょうがないのですが、体が弱いとつまらないことで調子が狂うので、人生を楽しむ為には、健康に気を配ることが必要不可欠になってきます。
私の場合は「体が弱い」だけで、「大病」をしたわけではありません。
従って、見た目は健康体なので、人からは体が弱い事はわかりません。
見た目が病人じゃないので、私が健康に気をつけていると、周囲が不思議がって「若いのになんで?」と聞いてきました。
若い人が病気を怖がったり、健康に気を配るのは、「健康ブーム」と言われる現代でも異質な存在なのだと思います。
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丈夫な人と体が弱い人の違い
過去に大病をしたり、そういう人を身近で見てきた経験があったり、体が丈夫ではない人は、病気に対する危機感があります。
反対に、体が丈夫で病気をナメている人はあまり気にしないと思います。その必要がないからです。
私も体が丈夫になって、元気な人が言っていた「そんなに気にしてもしょうがない」という理由が分かりました。
元気になると心配事が減るので、「まぁ、大丈夫だろう」という余裕が生まれますし、自然と気にならなくなります。
このことからも、「健康を気にしすぎる」かどうかは、「本人の体調」がかなり関係していると言えます。
ちなみに、心配事は病気だけではありません。
昔は体が弱かったので、常に「ここを壊したら治るのにどれくらい時間がかかるだろう」とか、「治療費はいくらくらいかかるだろう」とか考えていました。
回復力も弱いからです。
今は丈夫になったので、具合が悪くなる事も無くなりました。昔のように常に体調不良の心配をすることもありません。
心配しなくてもいいというのは楽です。
ですが、過去の状態を覚えているので「あのようにはなりたくない」と思っています。
また、病気になって、後で「あの時気をつけておけば良かった」と後悔するのは嫌なので気をつけます。
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健康に気をつける人程病気になる理由とは
私は、健康志向が無意味だとは思いません。
闇雲に怖がって、情報に振り回されているだけで終わっていたら確かに無意味です。
しかし、「どうやったら元気になれるか」を追求していった結果、私は体質を変えることに成功しました。
私は、健康に気をつけすぎる人の気持ちも理解できるし、その事によって予防の知識もつくので、無駄ではないと思います。
しかし、一方で「これは問題だな」というケースもあります。
「世の中のありとあらゆる情報」に目移りして、冷静な分析ができないのであれば、気にしすぎることは逆効果です。
何故なら、「同じテーマや条件にも関わらず、何故か専門家の意見が割れる現象」が普通に起きているからです。
とくに医療や栄養の情報はデタラメが多いです。
真実と違うことが定説になっているので、真面目に実践すると不健康になります。
例えば、厚生労働省が推奨する「食事バランスガイド」。あれを真面目に実践すると、糖質過多、タンパク質不足、脂質不足、ミネラル不足、脂質不足になります。
人間の食性に反するモデルなので、慢性疾患の原因になります。
今でこそこんな事を書いている私ですが、昔は、定説で正しいとされている「バランスの良い食事」、「野菜を多めに食べると良い」、「肉よりは魚」を真に受けて実践していたので、不健康でした。
これを改善させたのは、定説では否定される「スーパー糖質制限」です。両方真面目に試したところ、定説の言う通りにすると30年以上不健康でしたが、糖質制限をしたら2ヶ月程でガラっと体質が変わりました。
理に適っているので、変化が早かったです。
それ故に、定説のデタラメぶりに驚きました。「これは、気をつけても元気にならないはずだわー」と思いました。
このような社会で、正しい情報を掴んでいかないといけないわけですから、健康に気をつけている人が不健康になるという事は普通にあります。
例えば、
コレステロールは安全だという説と、危険だという説があります。
「血圧は上がると良くない」という説と、「歳をとったら上がるのが自然だ」という説があります。
血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療
「消化に良いのは植物性の食品だ」という説もあれば、「消化に良いのは動物性の食品だ」という説もあります。
消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!
LEDは危険ですが、近年普及しているので安全ということになっているのでしょう。
LEDの安全性は疑わしい。ブルーライトで目の奥や頭が痛くなる理由
血は骨髄で造られるという説と腸で作られるという説があります。
血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②
和食は健康的ということになっていますが、全然健康的じゃありませんでした。
和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ
ほとんどがこの調子です。この中から正確な情報を探すのは大変です。
人間の体は100年前200年前とそれほど変わっているとは思えません。なのに、何故かファッションのように健康の情報が次々と生み出されていくわけです。
健康雑誌を愛読して、今月はバナナが良い。来月は玉ねぎが良い。再来月は・・・。
もし、このように情報に振り回されているのであれば、気にしすぎたところで得るものはないでしょう。下手をすると、予防にならないどころか、良い方法を手放してしまう可能性さえあります。
必要なのは、バナナでも、玉ねぎでもありません。
情報を冷静に分析する習慣です。
これができなければ、気にしすぎる事で、いい方法を掴むことは出来なくなってしまいます。
何故なら、例え運よく「効果的な方法」に一時的にたどり着いても、その後、誰かから「別のオススメの方法」を紹介されたら、そちらに移る可能性があるからです。
また、自分は「A」がいいと思っていたけど、多くの人に「AはダメでBがいい」と言われただけで、根拠も無くコロッと変えるのも考えものです。
そしてもう一つ、「病気という恐怖」に支配されて、盲目にならないようにする必要があります。
冷静に判断することが大事だと言いましたが、この冷静さを鈍らせるものの一つが恐怖です。確かに世の中には恐ろしい病気が存在します。そういうものに対してはビビる必要はあります。
ですが「〇〇になります」と言われて恐怖に支配されると、その後に「〇〇をすれば解決します」と言われたら、安心して、つい飛びついてしまいます。
これは健康に限らずあらゆるジャンルに言える事ですが、恐怖が根底にあって、過剰に健康情報を気にしている人は、この点に気をつけてください。
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