太陽の光は健康に良いが、サンゲージングはオススメできない理由

今回は太陽の光についてお話します。

 

過去3回にわたって、LEDに含まれている「ブルーライト」の危険性について語ってきました。

 

 

ブルーライトとLEDについて分かりやすく説明してみた

 

LEDの安全性は疑わしい。ブルーライトで目の奥や頭が痛くなる理由

 

肌の対策まで必要?ブルーライトの生体への影響は深刻だった

 

 

ブルーライトは、太陽光にも含まれています。なので、自然界にもある光です。そして、青空の青色もブルーライトです。

 

LEDが良くないのは、光の中でもブルーライトだけが突出して多いからでした。以前紹介した表をもう一度引用します。一番上が「太陽光」、一番下が「白色LED」です。

 

『石原藤樹のブログ(元六号通り診療所所長のブログ)ブルーライトは本当に危険なのか? [医療のトピック]』より引用(慶應大学眼科教授の坪田一男先生の書かれたエッセイからだそうです)

 

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ブルーライトだけが強烈な「白色LED」に比べて、「太陽光」は、「波長の長い光」も「波長の短い光」もバランスが良いといえますね。

 

太陽の光は色々とメリットがあります。というか、なくてはならないものです。

 

太陽の光を浴びることで、ビタミンDが生成されます。ビタミンDは骨を丈夫にしてくれる効果があります。サウジアラビアなど、ベールで全身を覆う女性達は太陽の光を浴びる機会が少ない為、骨粗鬆症になりやすいと聞いた事があります。

 

そして、起きた時に太陽の光を浴びたら、「メラトニンという睡眠ホルモン」の分泌がストップされるので、体を活動状態にする事ができます。

 

等々・・・色々あるのですが、こんな普通の話をしても面白くないので、今回は太陽の光と健康について、普通とは違う角度で話をしていきたいと思います。

 

ご存知の方もいると思いますが、太陽を見つめて光を食べる「サンゲージング(Sun Gazing)」という健康法があります。

 

『ROCKET NEWS24 【謎現象】香港で「太陽見るだけダイエット」が流行中!? 太陽エネルギー求め浜辺に集まる女性たち』より引用

 

・太陽を見つめるだけのダイエット?

 

現在、海外メディアが “香港にて流行している” と報じる『太陽見るだけダイエット』。その名の通り、太陽をジーッと見るだけのダイエット方法である。なんでも、太陽を見つめ、太陽エネルギーを吸収することで、食べ物からカロリーを摂取しなくてもイイというのだ。

 

・香港の鯉魚門に集まる女性たち

 

眉唾もののような気もするが、このダイエット方法を実践する女性たちは存在しているようだ。香港の鯉魚門(レイユームン)にある三家村のビーチには、“太陽ダイエッターたち” が集まっていると目撃情報も寄せられている。

 

目撃者によると、午前と夕方の1日2回女性たちが集まり、裸足 & サングラス姿になると、携帯電話でタイマーをセットし、ずらっと並んで太陽を見つめ始めるのだとか。

 

まあ、この程度なら問題なさそうです。サングラスもかけていますし。どちらかというとダイエットという軽いノリです。

 

しかし、この上をいく人達がいるのです。

 

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太陽光で生きていける?

 

サンゲージングをしている人に言わせると、食事をしなくても生きていけるのだそうです。そして不食に走ります。

 

 

普通の人が聞いたら眉唾ですが、不食で生きている人が存在するのは事実です。

 

 

不食の人のことをブリザリアンと言うそうです。「ベジタリアン」や「フルータリアン」とちがって馴染みがないと思いますので、詳しく書かれている記事を引用します。

 

『In Deep (旧)宇宙の粒子や空気を食べて生きていると主張するウクライナの「ブリザリアン(不食)」モデルの話から「松果体とエネルギー」にまで考えが飛躍してしまいました』より引用

 

不食 – ブリザリアン( Breatharian )- イネディア( Inedia )

 

実はブリザリアンに関しては、日本語での Wikipedia が存在しません。スビリチュアル系のサイトでの記述は多いのですが、そもそも私は客観的な視点がわからないですので、英語の Wikipedia を見てみました。

 

英語版では膨大な記述がありまして、また、「イネディア」という言葉と同義としての項目となっています。ブリザリアンの歴史なども長く書かれていて、興味深いのですが、冒頭の説明を記しておきます。
Inedia – Wikipedia

 

イネディア(ラテン語で”断食”の意味)、またはブリザリアニズム(断食主義)は、食べ物がなくとも生きることができる機能を主張するニューエイジの概念だ。

 

ブリザリアンは、食べ物も、そして、おそらくは水も人体の維持には必要ではないことを主張し、アーユルヴェーダでは、人間は太陽光のエネルギーとプラーナ(ヒンドゥー教の重要な生命力)によって生きることができるとされているという。ブリザリアンは食事ではなく、プラーナの発生源とされる日光を浴びる。

 

ブリザリアニズムは科学者や医療専門家の間では、死に至る可能性のある疑似科学と考えられており、これらの実践者たちには飢餓で死亡した人々もいる。

 

面白いから紹介しているのですが、私は「サンゲージング」や「不食」はオススメしません。これは強調しておきます。

 

「出来る人」と「出来ない人」がいるからです。もちろん「出来ない人」の方が圧倒的です。

 

誰にでも出来る事ではないので、健康法・・・というよりは、オカルトに近い感じがします。

 

奇人・変人の世界です。

 

私は「普通の人が誰でも簡単に真似できる方法」でない場合は、「健康法」ではなく「特殊能力」として捕らえています。「誰でも出来ない方法」は、あまり参考にはなりませんから。

 

「出来る人」はやったらいいですが、それを出来る能力が備わってない人が挑戦するには、ハードルが高すぎるし、体に合わないことをするので、場合によっては体を壊してしまう可能性さえあります。

 

しかし、そこのところが理解できず、憧れてやってしまう人がいます。

 

『Buzzap! 不食を実践し、太陽光のみで生きようとしたスイス人女性が餓死』より引用

 

亡くなったのはスイス人のアンナ・ガットさん。50代初頭に「In the Beginning There was Light」という、ドキュメンタリー映画を見て太陽光のみで生きるという考え方を知りました。その映画では62歳の人智学者ミッシェル・ワーナー氏と83歳のインド人ヨガ行者プララッド・ジャニ氏を主に紹介。彼らはブレスアリアニズム(人間には食物や水は必要ではなく、プラーナや日光のみで生きられる)という考え方からスピリチュアルな実践を重ね、食物の代わりに太陽光から栄養を得て生きていると主張していました。

 

また、アンナさんはオーストラリア人の女性、エレン・グレーブ氏の出版したブレスアリアニズムの書籍を読んでおり、その本に書かれているとおりに実践を開始。最初の一週間は食べ物も飲み物も完全に絶ち、唾さえも吐き出していたとのこと。そして次の二週間は飲み物は摂取しましたが固形の食べ物は一切口にしませんでした。

 

この時点で彼女が目に見えて衰弱したため、アンナさんの子供たちが心配して止めようとしましたが、アンナさんは体調が著しく悪化したら実践を中止すると約束。ですが、2011年の冬のある日、彼女は電話に出なくなり、駆けつけたところ既に死亡。検死の結果は明らかに餓死だったといいます。

 

 

なお、このエレン・グレーブ氏に関しては、彼女の主催する長期の断食セミナーで死者も出るなどして2005年の時点で既に問題になっています。

 

この「エレン・グレーブ」という女性は、「ジャスムヒーン」と名乗っています。

 

先に登場した「プララッド・ジャニ」氏は、医療チーム30名が15日間監視したところ、飲食はなし、排泄もなしだったそうです。

 

ですが、ジャスムヒーンと名乗っている「エレン・クレープ」氏は、不食の本の著者でありながら、公開実験で不食に失敗しているそうです。

 

『Skeptic’s Wiki ブリザリアン(不食の人)』より引用

 

不食に失敗

 

ジャスムヒーン自身は、テレビの公開実験で不食に失敗しているという話もある。

 

Fresh-air dietician fails TV show’s challenge」 Yahoo News, October 25, 1999, Cult Help and Information

 

オーストラリアのテレビ番組「60 Minutes」が、1週間空気だけで健康に生きることができるか、ジャスムヒーンに実証実験を申し込んだ。

 

ジャスムヒーンはこの実験に合意し、当初はブリスベンのホテルの一室に閉じ込められた。しかし、わずか48時間後には、ストレス、高血圧、脱水の症状が現れる。ジャスムヒーンは、これを汚染された空気のせいだと主張し、「60 Minutes」は3日目に実験地を都市から15マイル離れた山腹に移すこととなる。

 

しかし、その後、ジャスムヒーンのしゃべる速度は遅くなり、瞳孔は拡張し、6キロ近くの体重を失う。4日後には、およそ10%の脱水状態に陥り、脈拍数が開始時の2倍になる。このまま実験を続けると腎不全に陥る可能性があったため、医師の判断で実験は中止された。

 

YouTubeを検索すると以下の動画が見つかった。

 

Breatharian FAIL. (Jasmuheen)」 Natasha Koldin、2010/03/27 にアップロード

 

医者にこれ以上続けるのは危険だと言われているのに、それでも飲食なしで生きらると言い張る痩せ細ったジャスムヒーンを見ることができる。

 

プララッド・ジャニ氏と、エレン・クレープ(ジャスムヒーン)氏の違いはなんなのでしょうか。私にはわかりません。

 

一つ言える事は、このような生活は「出来る人」と「出来ない人」がいるということです。出来る人の方が異常なのです。

 

「出来ない人」が無理してチャレンジをすると、餓死してしまったり、体を壊してしまったりするわけです。でも「出来る人」が存在するから、出来ると思ってしまうみたいです。そしてこれは「不食」に限らず、「太陽光」を見つめることにだって言える事です。

 

以下のお話は、別に太陽のエネルギーを得ようとして太陽光を見たわけではありません。ですが、普通の人が太陽光を見つめた結果どうなるかよくわかるお話です。

 

『Iivedoor NEWS 聖母マリアを見るために太陽を見つめ続けた50人が失明』より引用

 

「太陽を見つめ続けていると聖母マリアのイメージが見える」ということで、なんと50人もの人が次々と失明、大騒ぎになっています。

 

なぜこんな事になっているのかという詳細は以下から。

 

Dozens blinded in India looking for Virgin Mary – Telegraph

 

この失明者の異常な増加に最初に気づいたのはインドのコータヤム地区の保健機関。空を見つめ続けていれば奇跡が見えるというこのウワサを払拭するため、直射日光を見るのは危険だと警告を出しています。

 

太陽光を見続けた為に、網膜が機能しなくなったそうですが、50人もの人がそうなったということは、やはり普通の人は、太陽光をむやみやたらに凝視しない方がよいということです。

 

ですが、専門家によるとルールを守ってやれば、安全に実践できるそうです。

 

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サンゲージングの疑問

 

安全にやる為のルールが以下になります。

 

『日本や世界や宇宙の動向 NASAが確認・・・太陽を凝視することで超人になれる!』より引用

 

太陽を凝視する(太陽を食べる行為)には、太陽が放出する紫外線が最低レベルの時間(日の出と入り日)に、眼を徐々に直射日光に慣れさせることから始めます。太陽凝視の仕方を教えている専門家は、実践するに当たり複数のルールを守らなければならないと言っています。

 

まず、眼に損傷を与えないためにも、日の出から1時間以内或いは入り日の1時間前から行わなければなりません。

 

次に、足が直接地面(土、砂、埃)に接するように裸足で行います。そして、初日は10秒間だけ太陽を凝視します。

 

その後、毎日、10秒ずつ凝視時間を増やしていきます。

 

これらのルールを守ることで、安全に実践することができると専門家は言っています。

 

ルールはわかりましたが、気になるのは、「何故太陽を見ると食事が必要なくなるのか」ですよね。

 

太陽凝視で体内に何が起きているのか。

 

太陽凝視を始めてから3か月間は、太陽エネルギーは眼を貫通し、視床下部の視神経束を帯電します。視床下部の視神経束は網膜の裏にある神経経路であり脳と繋がっています。

 

その結果、太陽エネルギーは脳を活性化します。

 

すると、精神的緊張がほぐれ不安が解消されます。不安になる原因の多くが食べ物から得るエネルギーによるものなのです。

 

食べ物は太陽からエネルギーを得ているため、太陽エネルギーは結局は人間が簡単に手に入れることができる消化を必要としない食べ物なのです。

 

不十分な説明ですが、この説明によると、太陽エネルギーを食べ物のように取り込めるのだそうです。

 

しかし、私がここで疑問に思うのは、何故太陽を直接見なければダメなのかということです。

 

直接見なくても、日中屋外にいれば太陽の光は目の中に飛び込んできます。何故、その光は「エネルギーを食べたこと」にはならないのでしょうか。直接の光でエネルギーを取り込めるのなら、直接じゃなくても何割かはエネルギーになりそうですが。

 

そして、目の健康について、引用の続きです。

 

危険性はありませんか?

 

眼科医や他の医師は、太陽を直視することは網膜を痛めると警告しています。しかし、正しい時間内に太陽を凝視するなら眼を痛めることはないのです。

 

何年も太陽を凝視している人達が眼の検査を受けたところ、何の異常もみられなかったそうです。

 

ただ、初めて太陽凝視を行う人は、数週間後に眼の検査を受けることをお勧めします。その時に眼に異常がないことが分るでしょう。

 

先ほどのルールでは、太陽が燦々と輝いていない時間に、少しずつ見る訓練をしていけば大丈夫と書かれてありました。慣らしていけば慣れるというわけですが、そもそも、網膜って鍛えられるものなのでしょうか。

 

このあたり、納得できるように説明して欲しいです。

 

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過去に試しました

 

実をいうと、私も昨年一ヶ月ぐらい太陽凝視を試しました。(過去、断食で体を弱らせた経験があるので、この時は食事は減らしませんでしたが。)

 

一ヶ月だったので、特にこれといった変化はありませんでした。「エネルギーが充電されてる感」がないんですよ。

 

そして、私はどんな健康法も最低3ヶ月は続けるのですが、これは一ヶ月で止めました。理由は、

 

シミが濃くなったからです。

 

人からはわからないかもしれませんが、確実に濃くなりました。その時、「目から入った紫外線によって、肌が日焼けしてしまう」という話を思い出したのです。

 

目に紫外線が入ると「角膜」が炎症を起こし、それが刺激となって「脳下垂体」に伝わります。すると、シミの原因である「メラニン色素」が生成されてしまうのです。「メラニン色素」は肌を守る役目がある故に、刺激があった時に生成されるのですが、シミは嫌ですよね。

 

 

『くまーじょ様 ( ̄(エ) ̄)ノ彡☆ の辛口!コスメ裁判所 目から入る紫外線でシミになるのか!?』より引用

 

紫外線を見るだけで肌が黒くなるって話、以前放送された「世界一受けたい授業」というテレビ番組でも紹介されてましたねえ。

 

事の発端は、大阪市立大学 医学博士の井上正康教授らが出した論文なんですよ。

 

マウスを使った実験なんだけど、「耳だけ」と「目だけ」に紫外線をあてて、各マウスのメラニン細胞数を比較したんだって。

 

耳だけに紫外線をあてた場合は、耳だけが日焼けしたのは当然ですよね。

 

ところがっ!、目だけに紫外線をあてた場合なんだけど・・・目じゃない別の部分でメラニンの増加(日焼け)が確認できたんだって。 それって、勝手にシミそばかすになるかもってことですよね。本当だったら、マジやばいよ~。

 

これ、本当にそんな論文があるのかどうかなあ?と思ったので、色々探してみましたよ。そしたら・・・おお、ホントに英語の論文あったよ。

 

(中略)

 

ちょっと怖い話だけど、マウスの「脳下垂体」という部位を取り去ってさっきの実験をすると、目からの紫外線が入ってもメラニン生成しなかったんだって。

 

と言うことは、目から入った刺激により「脳」がメラニン生成の指令を出しているって事ですよね。

 

おそらく、紫外線が目に入ると角膜が炎症を起こし、 その刺激が「脳下垂体」に伝わって、「メラニンを生成」を指示しちゃうってことらしい。

 

脳下垂体って、ホルモンバランスを司る所ですよね。

 

ああ確かに、生理前後や妊娠中などはやっぱりシミになり易いもんね。そういことかー。

 

目の網膜が例え無事だったとしても、シミが出来るのは嫌なわけです。だからさっさと止めました。

 

そして、太陽を凝視してもエネルギーに「出来る人」と「出来ない人」がいる、その違いをハッキリ示した記事も見つかりませんでした。その説明がない事から、なんとなく「特殊能力のある人」や、「修行をした人」しか出来ないような気がします。

 

そうでない人がやるにはリスクがあります。

 

太陽光は人間を含め、全ての動植物にとってなくてはならないもので、生命維持に必要です。それは事実です。ですが、だからといって、「太陽を見れば、誰でも食事をしなくて生きれる」とは思えません。

 
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