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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

タグ:神経
神経難病である多発性硬化症(MS)が半年でほぼ完治した治療法

 

「多発性硬化症 たはつせいこうかしょう」という疾患をご存じでしょうか。

 

 

 

神経系に起こる病気で、国の指定難病の一つです。

 

 

 

でも最近、この疾患が治ったという報告がありました。治療法は後で説明しますが、「オーソモレキュラー」という栄養療法です。

 

 

 

日本ではあまり知られていない疾患なので、普通の人はピンとこないと思いますが、結構凄い事らしいです。

 

 

 

私も名前は聞いたことがあるのですが、周囲にこの病気の人がいないので、具体的にどんな病気なのかは知りませんでした。

 

 

 

興味を持って調べたら、難病と言われるだけあって、かなり厄介な病気でした。

 

 

 

 

この疾患にかかっている人には早く知っていただきたいので、この情報を広げたいと考えています。

 

 

 

2016年末に、水も飲めない末期癌患者が歩いて帰った・・・という治療法が公開されて1年以上経ちましたが、いまだに多くの人はこの話を知りません。

 

 

 

積極的に情報を集める人だけが知っている・・・という状態です。

 

 

 

従って、この治療法もおそらく表にはでないでしょう。

 

 

 

放っておいたら、この多発性硬化症を根本的に解決する方法も、数年先も「原因は分かっていません」・・・等と、白を切り続ける可能性なので、ここで宣伝しておきます。

 

 

 

この疾患にかかっていない人にとっても、このような難病が治るような方法は、病気の予防をする上で参考になります。

 

 

 

まず、ほぼ完治した・・・という実話を読んで下さい。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 1月24日』より引用

 

 

症例:30代男性

 

 

H26.7、脱力で歩けなくなった。手も脱力あり。足が攣る。

 

公立病院神経内科でMSと診断される。

 

治療は、インターフェロンβ筋注。

 

H29.5、FB記事を見て当院を受診。

 

元々糖質過多の食生活だったが、H29.3より高タンパク/低糖質食を始めた。(発病前の糖質過剰摂取は凄かったと、奥様より)

 

172cm、元々95kg合ったのが77kgになった。

 

食事を変えて、体調が良くなった。

 

フェリチン78。

 

ナイアシン、B50、C、E、のメガビタミンを開始。

 

D、Fe、Znなども追加。

 

薬は処方していないので、3ヶ月毎に通院し、フェリチン、ケトン体を測定。

 

H30.1、体調はすこぶる良好で、脱力症状は全くなく、足も攣らなくなった。

 

75kg。

 

BUN26.5、フェリチン127。

 

ケトン体0.3

 

食事とサプリメント;

 

タンパク質、プロテインスコアで150g(体重*2)、

 

プロテイン30g*3、卵3個、肉300g、

 

糖質は1食5g程度。

 

B50*3、

 

ナイアシン500mg*4、

 

C1000、3*3、

 

E、2000IU、

 

D、10000IU、

 

Fe、27mg*2、

 

Zn、30mg、

 

Mg、400mg、

 

Se、200mcg、

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

難病で治療法がないとされているMSが約半年でほぼ完治。

 

1950年代にこの治療でMSが完治したことがカナダの新聞に掲載されたとオーソモレキュラー本に書いてあった。

 

日本で完治したのは初めてだと思う。

 

 

MSに限らず他の神経難病、膠原病、他の慢性疾患もこの治療を行えば改善に向かうはず。

 

本患者はとても勉強されており、こちらが驚くほど知識が凄い。

 

”MSに限らず全ての慢性疾患はこの治療で治る”と自信を持って言われる。

 

自分で勉強して自分で治してしまった。

 

まさに、「健康自主管理」、「doctor yourself」、だね。

 

(Aも追加した方が良いと思う。)

 

 

男性なのに初診時のフェリチン78は長期間の最重度のタンパク不足。

 

これだけやってもケトン体がなかなか増えないのは謎。

 

可能性として、

 

1)鉄がまだ足りていなく電子伝達系の機能低下、

 

2)B群の確率的親和力が低くてまだ足りておらず、クエン酸回路の機能低下、

 

3)Cによるカルニチン合成能力への確率的親和力が低く、脂肪酸利用効率が悪い。

 

さらなるフェリチン上昇、B50の増量、アセチル-L-カルニチン追加が良いかもしれない。

 

若くしてMSを発症したのは上記のような、体質的弱点があるのかもしれない。

 

しかし、体質的弱点はメガビタミンで克服可能だと確信している。

 

 

これだけ読むと、簡単に治ってしまったような話なので、よく知らない人が読むと難病という気がしないかもしれません。

 

 

ですが、標準治療のように、「栄養状態」を無視して治療しようとすると迷走するようです。

 

 

 

改めて「多発性硬化症」がどんな疾患なのかお話します。

 

 

 

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多発性硬化症(MS)とは

 

 

 

 

神経は、2種類に分けられます。

 

 

 

  • 中枢(ちゅうすう)神経系・・・脳と脊髄からなる神経

 

  • 末梢(まっしょう)神経系・・・脳と脊髄以外の神経

 

 

 

『ACTIVATE 中枢神経と末梢神経の違い』より引用

 

 

 

 

 

 

「中枢神経」は、全神経のコントロールセンターで、指令を出す役割があります。

 

 

「末梢神経」は、脳や脊髄と体をつなぐ神経で、指令や情報を伝える役割があります。

 

 

 

ちなみに、末梢神経のうち、「自分の意思とは無関係に体の機能を調節する神経」を「自律神経 じりつしんけい」と言います。

 

 

 

 

 

本記事のテーマである、「多発性硬化症 Multiple Sclerosis(マルチプル スクレローシス)」は、中枢神経系の病気です。

 

 

 

 

 

『Wikipedia 多発性硬化症』より引用

 

 

多発性硬化症(たはつせいこうかしょう、英: multiple sclerosis; MS)とは中枢性脱髄疾患の一つで、神経のミエリン鞘が破壊され脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多様な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患で、日本では特定疾患に認定されている指定難病である。

 

 

病名は、神経を包む組織(ミエリン鞘)が破壊されて生じる硬化が多数の領域で発生することに由来している。

 

 

 

以下のような聞きなれない言葉がでてきたので、順に説明していきます。

 

 

 

  • ミエリン鞘

 

 

  • 中枢性脱髄疾患

 

 

 

 

ミエリン鞘(髄鞘)とは

 

 

 

「ミエリン鞘 みえりんしょう(髄鞘 ずいしょう)」は、神経細胞(ニューロン)の軸索の周りを囲んでいる絶縁体の事です。

 

 

 

 

絶縁体とは、電気を伝えない物体のことです。

 

 

 

以下が神経細胞(ニューロン)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

この「軸索 じくさく」部分に、「ミエリン鞘(髄鞘)」が巻きついているというわけです。

 

 

 

 

中枢神経系では、「オリゴデンドロサイト」が髄鞘を形成し、

 

 

 

 

 

 

 

末梢神経系では、「シュワン細胞」が髄鞘を形成しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどの神経に髄鞘が巻きついています。このような神経を「有髄神経 ゆうずいしんけい」と言い、髄鞘に覆われていない神経を「無髄神経 むずいしんけい」と言います。

 

  • 髄鞘あり・・・有髄神経(伝導速度が早い)

 

  • 髄鞘なし・・・無髄神経(伝導速度が遅い)

 

 

 

髄鞘は、電気を通しにくい脂質の層です。

 

 

従って、この構造はよく「電線」と「電線のカバー」に例えられます。

 

 

 

電線と違い、軸索の全体を覆っているのではなく、一定の間隔を明けて軸索がむき出しになっています。

 

 

この部分を「ランビエ絞輪 らんびえこうりん」と言います。

 

 

 

 

神経を流れる電気信号は、髄鞘を飛び越えて「ランビエ絞輪」をジャンプするように伝わっていきます。これを、「跳躍伝道 ちょうやくでんどう」と言います。

 

 

 

 

 

 

これによって早いスピードで電気信号を送れるのです。

 

 

 

神経細胞(ニューロン)に巻きついている「オリゴデンドロサイト」と「シュワン細胞」はグリア細胞の一種です。

 

詳しくは以下の記事に書いています。

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

 

 

 

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脱髄疾患とは

 

 

 

「中枢性脱髄疾患」の「脱髄 だつずい」とは、髄鞘が破壊されることです。

 

 

溶けるように損傷するようです。

 

 

 

『脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング / 著者:工藤千秋』より引用

 

 

姿勢が悪いために神経が圧迫され、その結果信号が流れずに神経がさびついたり、また神経に必要不可欠な酸素が足りなくなったりすると、このミエリンが溶けてしまいます。

 

 

すると電気信号の流れが遅くなり、場合によっては電気が途切れてしまう、なんてことに・・・・・・。

 

 

これが、すなわち「神経の老化」です。

 

 

ミエリンを失った神経は、脳からの指令を素早く送ることができません。

 

 

そればかりか、ミエリンが傷つくと電気信号の「漏れ」や「つまり」まで招き、だんだん神経の機能は低下して、さまざまな不調が起きてしまうのです。

 

 

ミエリンが溶けきってしまうと、体が硬まってこわばる「多発性硬化症」という難病になるおそれも。

 

 

(51~52p)

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、中枢神経の髄鞘が(オリゴデンドロサイト)が破壊される疾患は「多発性硬化症」ですが、末梢神経の髄鞘(シュワン細胞)が破壊される疾患を「ギラン・バレー症候群」と言います。

 

 

 

ここからは、「多発性硬化症」について説明します。

 

 

 

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多発性硬化症の症状

 

 

 

絶縁体の部分である「ミエリン鞘(髄鞘)」は、再生できるので、病状が安定すればよく治るそうです。

 

 

 

しかし、根本的に治らなけば解決ではありません。

 

 

 

多発性硬化症は「再発」「寛解」をくり返します。

 

 

 

そして、徐々に症状が悪化していきます。

 

 

 

「寛解 かんかい」とは、症状が見かけ上治まった状態の事を言い、薬を使わなくても症状が完全に無くなった状態を「完治」と言います。

 

 

 

多発性硬化症の患者を解剖して脳や脊髄を調べると、硬く感じられる病変があちこちに見つかるそうです。

 

 

 

『難病情報センター 多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)』より引用

 

 

1. 「多発性硬化症」とはどのような病気ですか

 

 

多発性硬化症は中枢神経系の脱髄疾患の一つです。

 

 

 

私達の神経活動は神経細胞から出る細い電線のような神経の線を伝わる電気活動によってすべて行われています。

 

 

家庭の電線がショートしないようにビニールのカバーからなる絶縁体によって被われているように、神経の線も髄鞘というもので被われています。

 

 

この髄鞘が壊れて中の電線がむき出しになる病気が脱髄疾患です。

 

 

 

この脱髄が斑状にあちこちにでき(これを脱髄斑といいます)、病気が再発を繰り返すのが多発性硬化症(MS)です。

 

 

MSというのは英語のmultiple sclerosisの頭文字をとったものです。

 

 

病変が多発し、古くなると少し硬く感じられるのでこの名があります。

 

 

 

一方、抗アクアポリン4(AQP4)抗体という自己抗体の発見により、これまで視神経脊髄型MSと言われた中に視神経脊髄炎(NMO)が含まれることがわかってきました。

 

 

さらに、抗AQP4抗体陽性の方の中には、視神経と脊髄だけでなく脳にも病変を呈する方や、脊髄もしくは視神経だけに病変をもつ方などいろいろなパターンがあることがわかってきました。

 

 

 

表れる症状は、大脳、小脳、脳幹、視神経、脊髄・・・どこに脱髄が起こるかによって様々です。人それぞれで、例えば、以下のようになります。

 

 

 

  • 視覚障害

 

  • 疲労

 

  • 痛み

 

  • 平衡機能障害・ふるえ

 

  • 認知機能・感情障害

 

  • 排尿障害

 

  • 性機能障害

 

 

 

 

悪化するとどうなるか具体例を紹介します。

 

 

6. この病気ではどのような症状がおきますか

 

 

MSの症状はどこに病変ができるかによって千差万別です。

 

 

視神経が障害されると視力が低下したり、視野が欠けたりします。視神経のみが侵されるときは球後視神経炎といって、多くの患者さんは眼科にかかります。

 

 

その一部の人が後にMSとなります。

 

 

球後視神経炎のときは目を動かすと目の奥に痛みを感じることがあります。

 

 

脳幹部が障害されると目を動かす神経が麻痺してものが二重に見えたり(複視)、目が揺れたり(眼振)、顔の感覚や運動が麻痺したり、ものが飲み込みにくくなったり、しゃべりにくくなったりします。

 

 

小脳が障害されるとまっすぐ歩けなくなり、ちょうどお酒に酔った様な歩き方になったり、手がふるえたりします。

 

 

大脳の病変では手足の感覚障害や運動障害の他、認知機能にも影響を与えることがあります.ただし,脊髄や視神経に比べると大きいので、病変があっても何も症状を呈さないこともあります。

 

 

脊髄が障害されると胸や腹の帯状のしびれ、ぴりぴりした痛み、手足のしびれや運動麻痺、尿失禁、排尿・排便障害などが起こります。

 

 

脊髄障害の回復期に手や足が急にジーンとして突っ張ることがあります。これは有痛性強直性痙攣といい、てんかんとは違います。

 

 

熱い風呂に入ったりして体温が上がると一過性にMSの症状が悪くなることがあります。これはウートフ徴候といいます。

 

 

 

けっこう大変な症状ですが、平均発症年齢が30代で、男性より女性に多いそうです。

 

 

 

場合によっては、後遺症を残したり、車椅子になったり、寝たきりになるみたいです。

 

 

 

原因を知りたいと思いませんか?

 

 

 

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脱髄、多発性硬化症の原因

 

 

脱髄(「ミエリン鞘(髄鞘)」が傷つく)の原因がこちらです。

 

 

  • 姿勢が悪くて神経を圧迫する

 

  • 神経に必要な酸素が不足する

 

 

 

 

そして、脱髄疾患の一つである「多発性硬化症」の原因を調べてみると、遺伝、自己免疫、ウイルスが挙げられていました。

 

 

 

中でも、現在、自己免疫説が有力だそうです。

 

 

 

『NIKKEI STYLE 最近よく聞く「多発性硬化症」ってどんな病気? 「見えにくい」「感覚が鈍くなる」など症状は多岐』より引用

 

 

「多発性硬化症(Multiple Sclerosis=MS)は脳や脊髄、視神経などの中枢神経に炎症が起こり、多様な神経症状(視覚障害、感覚低下など)を繰り返しながら進行していく病気です。様々な研究が進んでいますが、現在のところ根治する方法はなく、国の指定難病の一つになっています」

 

 

「発症の原因もまだ解明されていませんが、免疫の働きが関係していると考えられています。何らかのウイルスが体内に侵入してきたとき、通常は外敵から体を守るために免疫の仕組みが働いて、血液中のリンパ球が、ウイルスに攻撃をしかけます。ところが、ウイルスではなく、自分自身の組織を攻撃してしまうことがあります。これを『自己免疫疾患』と呼び、多発性硬化症も自己免疫疾患とされています」

 

 

「多発性硬化症は、脳や脊髄の神経を覆っている髄鞘(ずいしょう、ミエリンとも呼ぶ)が免疫に攻撃されることで、炎症を起こして脱髄(だつずい)という状態になり、様々な神経症状が現れます。これは電線にたとえてみると、分かりやすいかもしれません」

 

 

 

 

原因が不明、炎症、自己免疫疾患・・・

 

 

 

過去の記事で扱ってきた症状とかぶります。

 

 

人によって「遺伝的な弱点」が違うので、表れる結果が違うだけで、原因は似たり寄ったりなのかもしれません。

 

 

 

炎症や自己免疫疾患については、以下の記事でお話しています。

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

 

しかし、この手の慢性疾患の原因の候補には何故かいつも「栄養」は入っていません。

 

 

 

だからダメなのです。

 

 

 

というわけで、ここからは栄養の視点から考えてみます。

 

 

 

 

多発性硬化症と栄養

 

 

多発性硬化症は原因が分かっていないので、ネットで検索すると、小難しい理屈がいくつも見つかります。

 

 

 

ですが、他の難病と同じように、本質はシンプルなものかもしれません。

 

 

 

多発性硬化症も深刻なビタミン不足が原因と考えられるからです。

 

 

しかもそれは、随分前に分かっていたことです。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年9月13日』より引用

 

 

7.Frederick Robert Klenner(1907-1984)の功績-2、多発性硬化症に対するビタミンB治療

 

Helen Saul Case:Orthomolecular Nutrition for Everyone: Megavitamins and Your Best Health Ever、より

 

クレナーは高用量のビタミンB投与により。多発性硬化症(MS)を改善させた。

 

1930年代、MS患者に髄腔内B1投与を行った。

 

麻痺のためストレッチャーで手術室に入ってきたMS患者にB1を30mg髄腔内投与を行った。

 

効果はすぐ現れ、歩いて手術室から退出できた。

 

しかしその効果は一時的なものだった。

 

クレナーは、MSは深刻なビタミン不足により生じているものと確信した。

 

1940年代、一種類のビタミンで改善するなら、二種類のビタミンを使えばより改善するのではないかと考え、60mgのB1と100mgのナイアシン(B3)静注を行い効果を上げた。

 

「多くの栄養素の不足による神経変性」がMSの原因であるとクレナーは考え、幅広い栄養学的アプローチを行った。

 

その内容は下記の通り、

 

B1、300~500mgを1日4回。必要があればさらに400mgの静注、筋注。

 

B2、25mgを1日4回。40~80mg注射。

 

B3、100~3000mgを1日4回。

 

B5、200mgを1日4回。

 

B6、100~200mgを1日4回。

 

B12、1000mcg、週3回注射。

 

C、10~20g。

 

コリン、600~1400mgを1日4回。

 

レシチン、1200mgを1日3回。

 

Mg、100mgを1日3回。

 

グリシン、スプーン1杯を1日3回。

 

Zn、10mgを1日3回。

 

E、800~1600IU。

 

D、Caのサプリメント。

 

高タンパク食、精製糖質と果物は禁止。

 

この治療により、MSによるミエリン変性の進行は完全に食い止められた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

MSだけではなく、重症筋無力症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、レビー小体病、アルツハイマー病、など神経変性疾患は全て、糖質過多による神経細胞の質的な栄養失調。

 

B1とナイアシン重視の補給。

 

B1の量がすごいですね。

 

B50を6錠+ベンフォチアミン150mgを毎日の量に相当。

 

E(d-α)は2000IU目標。

 

Dは当然10000IU。

 

 

 

 

年代に注目して下さい、1930代に1940年代です。

 

 

癌の原因も昔にすでに分かっていましたが、いまだに「発がん性物質」ばかりに注目して、真相は無視です。

 

 

それと同じパターンです。

 

 

 

癌細胞の発生の根本的な原因は嫌気的なものであると、1966年に発表されていました。

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択します

 

 

 

もうちょっと詳しい説明が以下になります。

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年6月14日』より引用

 

 

 

27、多発性硬化症(MS)、重症筋無力症

 

 

Abram Hoffer:Orthomolecular Medicine For Everyone、より

 

 

MS、重症筋無力症などの神経疾患は、神経細胞の栄養不足による飢餓により生じる。

 

(栄養=必須アミノ酸+必須脂肪酸+ビタミン+ミネラル)

 

 

まず、砂糖などの精製糖質を止める。

 

脳アレルギーの原因となる、小麦、牛乳を止める。

 

B3は神経細胞の脱髄によるミエリン変性を防ぐ。

 

B1、B3、他のB群、C、E、Mg、Ca、Zn。

 

そして高用量のDが有効。

 

低緯度地域より高緯度地域の方がMSは圧倒的に多い。

 

つまり、D不足との関連が強い。

 

著者(Andrew W Saul)は、2000~3000IUのDサプリを飲み(RDAの5倍)、日光浴も積極的に行っていたが、25-ヒドロキシD濃度は、25ng/mLと異常低値だった。

 

(40以下はD不足。自分は2年間10000IU飲んで88)

 

(高タンパク/低糖質食は大前提)

 

ナイアシン500~1000mg、

 

C3000mg、

 

D5000~10000IU、

 

Bコンプレックス100mg、

 

E1200~2000IU、

 

ω3脂肪酸3000mg、

 

クエン酸亜鉛50mg。

 

 

 

回復に必要な栄養をバランスではなく、必要な量だけ補っていきます。

 

 

 

 

糖質過多・タンパク質不足・脂質不足・ビタミン不足・ミネラル不足

 

 

・・・この状態を、質的な栄養失調と言います。

 

 

 

糖質(ブドウ糖)は自分の体で合成できます。必要な量はごくわずかで、それを越えるとになるので「栄養」とはみなしません。

 

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

糖質を摂りながら治療すると、効果が落ちます。

 

 

 

そして、私が気になったのは、30代の女性に発症する・・・という点です。

 

 

この年代の女性に共通する栄養状態は、「鉄不足」です。

 

 

 

 

『脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング / 著者:工藤千秋』より引用

 

 

神経老化の犯人が年齢以外にもあることを端的に示す例として、女性にみられる「貧血」もあります。

 

 

貧血は「貧しい血」と書きますが、血液の量が少ないわけではありません。

 

 

血中の赤血球や酸素を運ぶヘモグロビンや鉄分が少ないために、体が酸素不足になっているのです。

 

 

困ったことに神経は酸素不足に対してとても弱いので、酸素が十分ないと神経はすぐに老化してしまいます。

 

 

さらに神経を覆うミエリンは、酸素が足りないとはがれたり、巻きなおすのに時間がかかったりする性質があります。

 

 

新しいカバーをどんどん巻きなおさなければいけないのに、酸素が足りないと、ミエリンを巻きなおすスピードがどんどん遅くなってしまう。

 

 

そうなれば、ボロボロのミエリンがどんどん増えてしまう・・・・・・。

 

 

これはまさに、神経の老化が加速していることにほかなりません。

 

 

(59p)

 

 

 

 

日本人の30代女性は、生理や出産で鉄不足になっています。

 

 

 

その根拠は以下に書いています。

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

鉄不足が招く酸素不足。

 

 

これも原因の一つではないでしょうか。

 

 

 

 

 

どちらを信じるかは自由ですが、昔から分かっていたことを、いつまでも分からない分からないと言っている人達に付き合っていたら健康を損ねてしまいます。

 

 

社会は、栄養という視点を欠いた状態で疾患を治そうとすることの愚かさに気付くべきです。

 

 

 

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根管治療を完璧に行なうのはほぼ不可能。神経を抜いた歯の再治療の成功率が落ちる理由とは

前回は、根管治療をしていて「医者選びって重要だな」と感じた事について書きました。

 

歯医者を変えたい、今の先生は信頼できない、と思っている人に言いたいこと

 

ですが、仮に「これだ!!」と思う医師を見つけても、それで万事OKではありません。

 

根管治療の成功率の問題です。

 

私は最初に行ったA歯科で「成功率は2分の1」と聞かされましたが、何故2分の1になるのかの説明はありませんでした。

 

歯の構造がわからなかったので、なんでそうなるのかピンと来ませんでした。

 

ですが、構造がわかったことで、その理由は実にシンプルで、誰がどう考えても難しい治療だと思うようになりました。私はどんな優秀な医者にかかっても、この根管治療を完璧にするのは不可能だと思っています。

 

 

そこで、今回は、「根管治療が難しい理由」についてお話しようと思います。

 

 

 

まず、「歯の根の治療をする」と聞くと、一般の人は以下のようなイメージをすると思います。

 

 

 

  • 歯に開いた穴に細い器具を入れる治療

 

  • 単純な作業だけど、何回も何回も通わなければならない

 

 

 

細長い器具を歯の深いところへ入れる繰り返しなので「何やってるんだろう?」と以前から私も思っていました。しかも、毎回毎回その作業で、何回も通わなきゃいけないので、めんどくさいイメージがありました。

 

何をやっているのか、その意味がわかっていないと、こんなもんです。

 

でも、「歯の根の構造」を理解したら、あの地味な作業の意味が理解できます。

 

私は「歯の神経」は一本だと思っていました。

 

で、「神経を取る治療」と聞くと、ちくわの中にあるキュウリを抜き取るように、引っ張ってスーッと取れる・・・くらいに思っていました。

 

超適当なイメージです。

 

こんなだから「簡単に取れるだろう」とか「何回も、何回も、何やってんだ」と思うんですよね。

 

 

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歯の根の構造

 

 

では、実際の歯の神経はどうなっているかというと、以下をご覧下さい。

 

『ドクター・天野の歯科診療室 歯の根と神経の管の構造(根管の構造)より』引用

 

 

歯の根と神経の管の断面図(根管断面図)

 

通常のレントゲンでは、右の写真のように、歯の根の神経が通っている管は、単純な1本の管に見えます。

 

 

しかし、上の写真のように、歯を輪切りにして電子顕微鏡で見てみると、歯の根にはレントゲンで見えていた大きな神経の管以外にも、細かい神経の管が無数に張り巡らされている事がわかります。

 

この細かい神経の管が存在するため、神経治療は一般的に難易度が高く、神経を抜いて消毒し、詰め物をする根管治療をしても、ばい菌が残って膿を作ってしまう事が多々あるのです。

 

 

私がイメージしたように、歯の根が一本だけなら、比較的取るのも簡単だと思うのですが、実際には断面図のように一本ではなく複雑に枝分かれしています。(※引用元では、レントゲン写真は右に位置していましたが、全く同じ配置にする事が出来なかったので、こちらでは写真を下に配置しました)

 

 

これだけではわかりにくいので、さらに別の角度から。

 

『歯科イーエムデンタルクリニック CT活用の精密な根管治療』より引用

 

 

一見簡単な処置のように思えますが、「根管を綺麗に清掃する作業」は非常に困難を極めます。なぜなら、根管は非常に複雑に入り組んでおり、完璧に清掃を行わなければ、「痛み」「腫れ」などの原因となり、「根尖病巣」という病気にもなるためです。下の黒い部分が神経の入っている管であり、このすべてを綺麗に清掃する必要があります。

 

 

従来までは、「肉眼」でこの治療をしていました。

 

少し考えればわかると思いますが、「肉眼」ではこの細かい部分をすべて確認しながら完璧に作業することは不可能です。つまり、従来法の根管治療とは「勘」や「経験」に頼った治療で、時には再治療そして「抜歯」の選択を迫られることも多々ありました。

 

 

 

私はこれを見た瞬間、「これを清掃するのは人間には不可能だな」と思いました。

 

 

上から下に向かっている穴ならともかく、縦の神経と縦の神経を繋ぐ横の神経をどうやって掃除するんですか?って話です。構造を確認する事すらも出来ません。蟻の巣を上から見ても、中の構造が掴めないのと一緒です。

 

 

そして、さらに詳しい説明が以下になります。

 

『根管治療(歯の神経治療)専門 吉本歯科医院 歯の神経を取ったのに痛みを感じる理由』より引用

 

 

そもそも歯の神経ってどんな形をしていると思われますか?

実は網目状になっています。

 

 

歯の神経を取ったのに痛い 歯の神経を抜いたのに痛い

根管治療歯の神経治療1本の糸がヒューっとあるのではなく、その先は網目状になっているのです。

 

イメージ的には蜘蛛の巣をイメージしてみてください。

張り巡らされているから、いろんな所が、それを痛いと感じます。

 

(中略)

 

つまり神経は、1本ではなく張り巡らされているのです。

 

では歯の中の神経はどうなっているのでしょうか。

 

いろんな画像や模式図では神経は1本、歯の中にドンとトンネルのように通っているかのごとく表わされていることが多いです。

しかし現実はそんなに単純ではないのです。

確かに大きい神経というのは何本かしかありませんが、小さい神経は何本もあるのです。

 

根っこの先を電子顕微鏡で調べた先生がいらっしゃいます。

1本の根っこに神経の入り口はなんと500箇所あったそうです。

 

(中略)

 

500箇所もの神経の処置を人間の手で出来ると思われますか?

はっきり申し上げて不可能です。

 

しかもそれは1mm四方の狭い場所に500本もの神経があるのです。

 

ですので針のようなもので「神経取りますよ」と言いますが、大雑把に大きい神経を取りますという意味合いであって、キチンとすべての神経を取るというのは不可能です。

 

最近ではマイクロスコープや顕微鏡で神経の治療をされている先生が増えてきました。

私もルーペを使って治療を行う場合があります。

 

しかしながらそれが見えるのは、あくまで神経の入り口なのです。

トンネルの入り口なのです。

歯の神経は1本ではなく小さい神経が何本もあるのです。歯の神経を取る治療(根管治療)を受けたのに歯が痛い理由です

トンネルの入り口を見たとして、トンネルの奥がどうなっているか分かりませんよね。

 

ただ、この「入り口を見つける」ということ。

 

 

実はここがすごく難しいのです。

 

 

その入り口すら見つけられないということが現実に多いためです。

 

 

ですから、ルーペやマイクロスコープを使うことによって、その入り口をより多く見つけることが出来るということです。

 

 

例えば上の奥歯の第一大臼歯という歯があります。

 

 

いわゆる6番目の歯ですね。

 

 

 

 

これは保険の算定では神経は3本しか算定はできません。

 

しかしながら現実的には4本目5本目の神経の入り口が確認されることが多々あるのです。

 

元々大きい神経が4本5本あるのに3本しか治療していない訳ですから当然痛みますよね。

 

 

わざと取らない訳ではないのです。

 

見つけられないのです、見つからないのです。

 

 

ですから神経を取ると言えばあたかもきれいに取れるようなイメージをされるかもしれませんが、大雑把に取っているということです。

 

 

しかも口の中からしか処置をする器具を入れることができません。

 

 

 

歯の神経治療(根管治療)歯の神経を取る治療

 

 

いわゆる針のようなものですね。

 

まっすぐな根っこであれば、まっすぐな針を使うことによって先端まで持って行くことができます。

 

(中略)

 

しかしながら曲がった根っこの場合には、曲がった器具でしか入れることができないのです。

 

しかし実際の器具はまっすぐなのです。

 

 

無理して頑張って開けようすると、実は根っこの途中に穴が開いてしまうということがあるのです。

 

 

根っこの途中に穴が開いてしまうとそこからバイ菌や薬が根の外へ流出したり血液やいろんな物が入ってきますから、結局歯を残すための根っこの治療であったはずなのに歯そのものを抜かなければならないという結果になってしまうことがあるのです。

 

 

ですから必ずしも神経がキチンと取れなくても一旦それで様子を見る。

 

これ以上取ると悪化してしまう可能性があるのでそれ以上はやらずにそこで止めておく、ということは日常診療において多々あることなのです。

 

ですからまず一点目としては、神経は完全には取り切れない。

 

しかもそれだけ多くの本数をしかも網目状になっている神経をキチンときれいに取る、これを短時間で1回で取れるというのはなかなか難しいことなのです。

 

通常根っこの治療(歯の神経の治療、根管治療ともいいます)というのは何回も何回も治療を受けることが多いのです。

 

しかも初めて1回目の治療というのはバイ菌があまり入っていないことが多いですから、比較的簡単に治療できることが多いです。

 

しかしながら2回目の治療、以前に治療したことがある歯をもう一度治療を行う場合には

 

その時にはバイ菌がいろんな所に潜んでおりますから何回も何回も治療が必要になることがあります。

 

 

私は、この話を永久歯が生える前に知りたかったです。

 

この話を読むと、完全に治療するのが困難だというのは頷けます。

 

 

 

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根の掃除について

 

 

複雑な根を治療する為に使われる器具がこれです。

 

『歯チャンネル88 歯科大辞典 リーマー、ファイル』より引用

 

 

 

 

リーマーとファイルは見た目はほとんど同じで、目的も細菌に感染した歯質を削り取るということで一緒ですが、先端部の刃の形状に少し違いがあり、リーマーは回転させながら、ファイルは掻き出すようにして使用します。

 

リーマーやファイルには様々なサイズがあり、持つ部分の色でサイズが分かるようになっています。

 

また、リーマーやファイルは通常指で持って使用しますが、形状記憶合金であるニッケルチタンで出来たファイルなど、歯科用エンジンに取り付けて使用するタイプのものもあります。

 

また、根管治療中にリーマー(ファイル)が破折して、歯の中に残ってしまうというトラブルがまれにあります。

 

 

口腔外科で、根を掃除する道具が高いと聞いたのですが、おそらくこれのことだと思います。

 

これだけではイメージが湧きませんので補足します。

 

 

以下の本は、「2013年10月25日 第一版発行」になっていますが、冒頭で、昭和58年、『歯は一日で治る』を一部追加改訂して発行したもので、時代背景が現代とは異なるという前置きがしてあります。時代は古いですが、読んでいて根管治療のことがよくイメージできたので紹介します。

 

 

『歯は一日で治る 自分の歯を守る驚異の根管治療法 / 著者・谷口清』より引用

 

 

根管治療の実態

 

リーマーだこが歯医者の誇り

 

歯の根の中を治療するには、その根をさぐり、拡大して薬を送り込んでやる小器具を用いる。その名をリーマーという。リーマー、リームするもの、リームとは掘削である。

 

針金の先にネジを切ったもの。歯の根の太さに応じ、リーマーの直径もいろんな種類がある。

 

歯の根は、通常ひらべったい穴、楕円形をしている。そのいちばん広い径まであげてやらないと、神経や血管の組織が腐敗して残り、そのガスが周囲の骨やシャーピー線維をおかしていく。痛くて夜も眠れなくなる。

 

リーマーは、その太さにより、何番と呼ばれるが、その番号の国際規格は、直径が百分の何ミリかで呼ぶことになっている。

 

リーマーの20番といえば、百分の二十ミリの直径をもっているリーマーということだ。いちばん細いもので8番、つまり百分の八ミリからはじまって、8番、10番、15番と、数字が60番まで5番きざみになっている。百分の五十ミリまでは、リーマーは、百分の五ミリずつ太くなる。60番からは10番ずつ太くなり、100番といえば、直径一ミリである。

 

リーマーは、この太さのほかに、歯の位置により長さも使用上で使い分ける。これが二十一ミリ、二十五ミリ、三十一ミリの三種。

 

リーマーを使ったあとの、根の中を平滑にするために、ヤスリ状のファイルという、リーマーに似た小器具も併用する。ファイルにも太さと長さの別があり、さらにその形態から二つに分かれている。

 

これでリーマーとファイルで三種、長さ三種で計九種、直径が8番から120番までとして、ざっと十七種、全部でなんと百五十以上のタイプの異なる小器具をそろえていなくては仕事にならないことになるのだ

 

(中略)

 

リーマーは力を入れて回してはいけないと教えられたが、それはせいぜい40番までで、根の径が太くなり、楕円のそれを正円に整形しようとすると、指先にかなりの力が入ってくる。力任せに治療をすればリーマーが折れこんでしまうし、力を入れないと削れない。これが根管治療のコツである。

 

リーマーを上手に使いこなしている歯科医は、その利き腕の人差し指の先に、リーマーだこがかならずできている。

 

(144p~146p)

 

 

 

続いて同じ著者ですが、2007年9月に発行された本です。巻末に以下のように記載されているので、昔のものだと思います。

 

 

本書は『私は「初診料10万円」の歯医者です』『歯科・インプラントは白衣の悪魔』『歯医者がバラした歯医者の本』『A歯科タニグチ会・不定期刊「ASHIKA」』(いずれも谷口清・著)から抜粋し、また著者の友人たちの寄稿と協力によって構成されています。

 

 

『「ダメな歯医者」の見分け方 「歯医者えらび」も寿命のうち / 著者・谷口清 監修・谷口悦子』より引用

 

 

その細いリーマーで、歯の根をさぐっていくのが根管治療の始まりである。

 

最初から私が治療をする歯であれば、リーマーはすんなりと根管に入ってくれる。だが、前医による綿やら何やらのオマジナイがつめこまれている歯では、この始まりが、かなり手間取るのだ。

 

ヘタはヘタなりに、何もせずにいておいてくれればいいのにと、下手くそ歯医者を怨み、憎み、呪うのがほとんどである。

 

長年にわたり、ヘタな歯医者がいじった歯の後始末は大変だ。自己防衛のために身体ががんばり、根管の中にはカルシウムなどが沈着している。これを開けていくことこそ根管治療の基本なのである。

 

根の先から、手前約一ミリのところまで、リーマーでさぐっていく。

 

この一ミリは、カンと手先と、患者さんの反応や、微弱な電流を手掛かりにして計る。この際、X線写真も重要な情報を与えてくれる。

 

(142p)

 

 

再治療が難しいのが分かる気がします。

 

 

前医による綿やら何やらのオマジナイってなんですか?って思いませんか。昔の話だと思いたい・・・。

 

 

「リーマー」を使えない歯医者が歯を抜きたがる

 

10番のリーマーから、一〇〇分の五ミリずつ、根管を広げていく。

 

リーマーについた歯粉やゴミを、滅菌済みのリーマーで拭き取る。歯粉やゴミのついたリーマーは、アシスタントの衛生士が、拭いたところで取れやしないので使い捨てる。

 

ここで少しでも、歯を構成している意外の“何か”が付着していたら、まだ拡大がすんでいないのだ。

 

リーマーは、私の目の前に番号の小さいものから大きい順に、時計の針が動く方向と同じに並べさせてある。歯の表面は、エナメル質と称する、人体を構成している物質の中で、いちばん硬いものでおおわれている。

 

だからといって、根管を囲んでいる象牙質が柔らかいということはない。

 

リーマーは、根管にそって曲がり、それをリーム(回転させる)するから、リーマーの切れ味が落ち、刃先が曲がり、そして生体には不必要なものが絡みついてくる。

 

リーマーとは消耗品である。

 

こいつを力まかせに回せば折れる。折れたリーマーは二度ととり出せない。だから、ここは力とワザとカンの見せどころである。曲がったり、刃先が少しでも変化していたりしたときには、すぐに同じ番号のリーマーにとり替える。

 

リーマーは、私の目の前に、時計の針の動く方向と同じに太くなるように、衛生士に並べさせておくと書いた。このいちばん手前、すぐに手の届く所には、現在使用中と同じ番号、同じ長さのリーマーが置いてある。

 

だから、同じ長さのリーマーで、根管の汚れ具合や、曲がり具合で何回も何十回も、リーミングを繰り返すことになる。

 

歯医者はバカだから、一本七〇〇円のリーマーを惜しんで、無理にひねり、その結果、根管とは別のところにミゾをつくるヤツがいる。根管治療が健保で安いからと、リーマーをケチって、歯の中で折ってしまう。そうしておいていうことがいい。

 

「あなたの歯は、抜くしかない」

 

自分の不注意、不始末で残してしまった、折れたリーマーの証拠を隠すためなのである。

 

リーマー一本、太いものでたかだか一千円。

 

(147p~149p)

 

 

リーマー一本、たかだか一千円とありますが、消耗品なら高いです。口腔外科の先生が保険治療で質の高い根管治療をすると赤字になると言っていたのも頷けます。

 

治療費が歯科医院に行く片道の交通費より安いので、手間と材料費考えたら・・・。

 

ここまで、根の治療、特に再治療の大変さについて紹介しましたので、続いて、「再治療はいつ行なうべきなのか」についてお話したいと思います。

 

 

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再治療のタイミング

 

 

過去に根管治療をした歯の根に潜んでいたばい菌が、やがて骨を溶かしてしまうのですから、レントゲンで黒い部分が見つかった場合は、すぐに「治療をしたい」と思ってしまいます。

 

すぐに治療した方がよいのかどうかというと・・・

 

答えはNOです。

 

残念ですが、止めておいた方が良いと思いました。

 

私の場合、レントゲンで確認すると、「現在治療している歯」の隣の歯の根の下も、実は同じくらい溶けています。ただし、痛みは出ていません。

 

地雷を抱えている気分です。ですが、地雷をわざわざ踏みに行ってはいけないのです。

 

私も最初は、早めに対処したいので、今の歯の治療が終わったら、次に隣の歯も治療したいと考えました。その事を検査をしてくれた口腔外科のO先生と、今治療に当たってくれているS先生に聞いてみました。

 

結論は、レントゲンで顎の骨が溶けている事が確認された場合でも、症状が出ていないうちから、開けて治療しない方が良いそうです。

 

これは、2人とも意見が一致していました。

 

その理由を、小学生にもわかるように簡単に説明してくれました。

 

症状がない状態で下手にいじると、菌が活性化してしまい、悪化する事があるそうなのです。

 

もしそういう事になってしまうと、なんで治療したの?ということになりかねないと。

 

だから、少しでも前兆(例えば噛んだ時に少し痛む等)があった時に治療を開始する方が良いそうです。

 

ちなみに、S先生も同じようになっているけど、このような理由からいじっていないそうです。医師本人がそうしているという事は、それが最善なのだと思います。

 

 

また、以前紹介したブログでも、症状が出ていない状態で、治療を開始して酷くなった有様が書かれている事からも、この説には信憑性があると言えます。

 

 

『実花ちんの顎骨骨髄縁の体験談☆手術&治療完了までのブログ 異変をレントゲンで発見』より引用

 

 

一番最初の始まりは、いつも通っている歯医者さんからでした。

 

今ではどこを治療していたか忘れてしまったのですが、たしか右の奥歯の治療が終わりかけた時に、先生から「この間撮影したレントゲン、この左側の奥歯の根の部分にバイキンがたまっているようですので、これから治療していきましょうか」と提案していただきました。

 

その歯は、私が6年以上前に大阪住んでいるときに治療したもので、いわゆる「神経を抜いて治療したあと、銀歯をかぶせて終了」という、皆さんが歯科で受ける、ごくありふれた虫歯の治療跡です。

 

私は、その歯に痛みもありませんでしたし、すっかり治療が終わった歯ということで存在を忘れており、先生の説明を受けても、いまいちピンと来ませんでしたが、バイキンがたまってるなら、それは取った方がいいですから、「お願いします」と言いました。

 

(中略)

 

まず、帰宅するころには、痛みのなかったその歯が痛み出し、(あ~痛むなら(治療のため銀歯を)開けんかったら良かった…)と、その時は少し後悔したのですが、まあ、朝には治っているだろうとその夜は眠ったのです。

 

歯科医の意見や、酷くなった方の体験記から判断すると、「医療費の高い海外へ何年も住むから先に治療を済ませたい」等、特殊な事情でもない限り、下手にいじらない方が安全かと思います。私も今治療している隣の歯は、すぐに治療せずに、症状が出るまで様子を見る事にします。

 

 

保険診療と保険外診療の根管治療の違いは設備だけではないへ続く

 

 

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