動物食性の起源はいつからか、人類の歴史から考える糖質制限(前編)

私はこれまで、「バランスの良い食事」よりも、偏っているように見えても、「人間本来の食性に合った食事」の方が理にかなっている事、そしてその方が健康を維持できる事を繰り返し述べてきました。ですが、こうして「食性」について語るからには、どうしても避けて通れないテーマがあります。

 

それは、人類の歴史です。

 

今回はこの事について、現段階の私の考えをお話します。

 

私はこの一年半、色んな方から、糖質制限についての知識をいただきました。ネット上でのやりとり、書籍、糖質制限を取り入れておられるお医者様・・・等、過去に糖質制限を失敗しした時は、いくら調べても、今程情報がなかったので納得できる回答が見つかりませんでしたが、今や探せば大抵の事は答えが見つかります。有難い事です。

 

糖質制限に失敗する原因、何故糖質を食事から摂らなくても大丈夫なのか、脂質やタンパク質が原因だと思われていた病気が実は糖質が原因だった事・・・糖質制限に対するほとんどの疑問は、お陰様で今や氷解しました。

 

この方々に比べれば、私など、まだまだ知識不足です。

 

糖質制限肯定派と否定派の人達の意見を比べた時に、肯定派の人達の説の方が辻褄が合っていた事と、実践によってその説が再現できた事で、こちらが真実だろうと思うようになりました。

 

しかし、肯定派の人達の説の中で、納得できない事もあります。それが、今回のテーマである「人類の歴史」です。

 

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歴史の大前提に疑問を持つ

 

糖質制限肯定派と否定派の人達が、意見を対立させる時、この「人類の歴史」を1つの根拠にされます。

 

肯定派・・・700年前、人類はチンパンジーと同じ仲間で、主に果物や新芽を食べていた。その後、進化をして450万年程前には二足歩行になった。果物や新芽を食べていては競争相手が多いので、人類は草原に進出した。その後、肉食獣の食べ残しの、骨にこびりついた肉や、骨髄を食べるようになった。そしてこれらの食材から得た栄養によって脳が発達した。

 

否定派は、「バランスの良い食事を良しと考える人」、「ローフードなど、菜食中心の食事法を実践される人」の、それぞれの 立場によって、やや見解は事なります。

 

前者は「日本人は農耕民族だから~江戸時代は米を~」と言うのが多いです。それに対し後者は「人類はチンパンジーと遺伝子配列が変わらないから、チンパンジーの食事を手本にするのが良い」という説や、「歯の形が肉食動物ではないから草食向けだ」といった説です。

 

「日本人は農耕民族で、江戸時代には米を~」という説は、「日本人の歴史」を、理由もなく江戸時代を中心に語っている時点であまり説得力がありません。

 

「歯の形が草食動物のようにすりつぶす形状だから、人間は植物食性だった」という説については以前記事を書きました。

 

「人間が肉食なのか草食なのかは、歯を見れば分かる」という説

 

 

「チンパンジーの仲間から、進化して肉食向けの体になったから肉食が良い」という肯定派の説と、

 
「チンパンジーと変わらないんだから、人間もチンパンジーの真似をするのが良い」という、ローフード等の説

 

これまでは両者の意見を照らし合わせて、「どちらがより整合性があるか」を考えてきましたが、これに関しては、申し訳ないですが、両方とも信憑性を感じません。

 

どちらも、「チンパンジー」を軸にしているからです。「人類はチンパンジーから進化した」という大前提で語られているからです。

 

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もうずいぶん前に「進化論はウソだ」という話をチラッと読んだ事があります。特に興味もなかったし、そんな事はどっちでもいいので、深く追求する事はしませんでした。調べていないので、その理由は知らなかったのですが、「進化論はウソ」という言葉だけが頭の中に残りました。

 

ですが食について調べていくと、どんな食事法も、人類の歴史には触れられています。その中で「チンパンジー」が登場するたびに、思い出すのです。「進化論はウソ」という言葉が。

 

一応、その説は読みます。ですが、読みながら「これ、進化論が本当に嘘だったら崩壊するな」と思っていました。なので、これを機に、何故「進化論が嘘」と言われているのかを調べてみました。

 

無視できない「進化論は嘘」という説

 

改めて「進化論が嘘」という根拠を調べた結果、この説はとても説得力がありました。少なくとも私には・・・。

 

始めは、ただのイチャモンかと思っていましたが、言われてみれば、どうやったらチンパンジーが人間に変身するのか、首をかしげたくなります。それはチンパンジーと人間だけではありません。

 

魚が進化して、手や足が生えてきたという話も、全く現実味がありません。子供の時から、進化の過程の絵やCGを見せられてきたので、なんとなく「そんな事もあるのかな」と思っていました。

 

「他の動物が人間に近づいてくる」というのであれば想像が出来ます。何故か「そういう変化が本当にあっても不思議ではない」と思ってしまいます。ですが、本当に生物は自然にそういう変化をするのでしょうか。逆に考えてみます。もし地球の海面がどんどん上昇してきた時、「陸の動物が、海の中で生活できるように変化する」というイメージを。

 

・・・ちょっと厳しいでしょう。

 

何万年たっても、エラ呼吸出来るようになるとは思えません。溺れるのが先です。代々水泳選手というような家系でも難しいと思います。
世界には、厳しい身分制度のせいで、何世代にもわたって、同じ仕事を強いられる人達がいます。そういう人達が、「何世代も同じ環境に晒された事で、その仕事に適したように体の形が進化した」という話は聞いた事がありません。過酷な労働で短命になるという共通点があるくらいです。

 

こんな感じで、疑わしい面もある進化論ですが、反面、信憑性がある部分もあります。

 

「進化」とか「退化」が本当にあると思ってしまう理由の一つに、まれに、産まれつき小さい尻尾のようなものが生えている人がテレビで紹介されたりします。そこで「人間がサルだった時の名残だ」とか、「人間は尻尾が退化した」と言われると、妙に納得してしまいます。

 

それは生ではお目にかかれないレアなケースですが、「退化」を感じさせる現象は身近にもあります。

 

退化があるから進化がある?

 

例えば「最近の若い人は硬いものを噛まなくなった事で顎が細くなった」というのも、「退化」に信憑性をもたせる話の一つです。実際、昔の日本人の映像を見ると、顎まわりがガッチリしています。とくに最近の役者が時代劇の格好をすると、顎が細すぎて少し違和感を感じます。

 

「最近の日本人の足が長くなった」という説ですが、これについては私は、食や退化というより、「お行儀をしなくても良くなった事」が大きいと思います。あれは相当体を圧迫する行為なので、開放されたら、足も成長しやすくなるのではないかと思います。

 

後は足の小指ですね。日本人は小指の関節が一つ足りない人が多いそうですが、これも「退化」を連想させる身近な例です。

 

「退化」した部分を見ると、我々動物は変化していくものだという気になります。また「退化」があるのなら「進化」だってあるだろうとも思います。

 

進化論は嘘のような気もするし、本当のような気もしてきます。もしかしたら、半分が嘘で半分が本当なのかもしれません。

 

(後編へ続く)

 

 
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