- 投稿 2016/09/24
- 食事
私は糖質制限に失敗しました。
その後「バランスの良い食事」に戻したのですが、その食事でも私の体質は改善しませんでした。それが前回までのお話です。
糖質制限に挫折して否定派になっていた私が、再び糖質制限を始めた理由(前編)
やっぱり、体が弱いのは何かと不自由ですから、いつもなんとかしたいと思っていました。
しかし、食事の方は、すでに気をつけています。
何年も試行錯誤しましたが、解決索は見つかりませんでした。
1日1食をしようが、断食をしようが、健康食品を試そうが、本質的に変わらないのです。
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間食を変えてみた
そこで目をつけたのは間食です。
これを変えたら、何か変わるかもしれないと思いました。
私は小さい時からお菓子が大好きで、そんなに量は食べませんが、一日一回はお菓子を食べる習慣がありました。
そのお菓子が原因かもしれないと疑った私は、健康の為に、お菓子を止めて、替わりにリンゴを食べることにしたのです。
何故リンゴかというと、お菓子を食べる習慣を取り上げたら、私の嗜好品がなくなるからです。その状態はあまりにさみしいし、さすがに我慢できないと思いました。
健康的な果物なら、例え食べても体に害を与えることなく楽しめるし、ビタミン・ミネラルといった栄養素も摂取できるという思惑もありました。
果糖の危険性に気が付いていなかった私は、リンゴの健康神話を信じて、元々好きでもなかったリンゴを、お菓子の代わりに一日半分食べることにしたのです。栄養面で、チョコレートやアイスクリーム等のお菓子を食べるより、はるかに体にいいはずでした。
なので、お菓子をやめる為に、嫌いなリンゴを、がんばって口に入れました。
1ヶ月半後、最初は嫌いだったリンゴの食感にも慣れて、ようやく美味しく食べられるようになりました。それに、リンゴの効果なのか、なんだかお菓子を食べていた時よりも肌が透き通るような感じがしました。
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健康的だと信じていたリンゴが原因で...
ところがです、
半年後、ある日鏡を見て、急に小さいシワが顔に増えたことに気が付きました。くっきりしたシワではなく、全体的に表面に力が入っていないような、小さいシワです。
徹夜をした時、一時的に肌がそれに近い状態になる事はありましたが、その時はそれ以上でした。その時は徹夜をしたわけでもないので、急な変化にビックリしました。
「疲れだろう」、と思ってしばらく様子をみたのですが、何日経っても変わりません。30過ぎているので、「年のせい」と言われるかもしれませんが、急に変わったので、「年ではない何か別の原因」があるとしか考えられませんでした。
それまで、そのような状態になったことはなかったので、とりあえず、生活習慣を振り返ってみました。
すると、この状態になる前、最後に変えた習慣が、「毎日お菓子 → 毎日リンゴ半分」でした。なので、当然リンゴを疑ったのですが、考えているうちに、リンゴというより、そもそも果物自体が私には合わないのかもと思いました。
昔から果物が嫌いだったので、果物を食べる習慣がありませんでした。食べたとしても、外食で添え物として出てきたものを食べるくらいです。なので、私が食生活の中に果物を取り入れたのは、画期的なことでした。
色々考えてみても、リンゴの他には特に変わった事はしていません。断食はたまにしていましたが、胃の調子が悪い時に休める程度でしたので、修行僧の様にやったわけではありません。
そもそも断食も、一日一食も、この時既に、初めて2年は経過していたので、急に症状がでたことを考えると、これが原因ではないと思いました。
なので、やはり果物が原因かもしれないという仮説をたてることにしました。
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植物性食品と肌の劣化
果物をたくさん食べる人は、本当に健康になるのかどうかを調べていたら、フルータリアンは歯がボロボロになるという記事が見つかりました。
まあ、フルータリアンはフルーツばかり過剰に摂取するので、酸や糖で歯がボロボロになるというのは、わからないでもないです・・・。
最初はフルーツの害を調べていたのですが、いつのまにかベジタリアンの健康に関する記事に辿り着いていました。
私はベジタリアンではありませんが、当時は、なるべくたくさんの種類の野菜を食べようと、多くの野菜を食べていたので、ベジタリアンの健康状態には大変興味がありました。
調べていくと、ベジタリアンの肌が、意外にも綺麗ではないという驚愕の事実がわかりました。
私は、インドの医師の「ベジタリアンが心疾患や脳梗塞などを発症するリスクは、ベジタリアンじゃない人の約4倍」という調査結果を、ニュース記事で読んで知っていましたが、ベジタリアンは肌がシワシワになるという事実は、この時まで知りませんでした。
私は、肌がボロボロになる人が健康体だとは思えません。
そして、当時は私も野菜を食べる割合が多かったので、その話は人事とは思えませんでした。
それに、健康の為によかれと思って、食べ始めたリンゴが、予想に反して、肌に悪影響を与えている可能性も否定できなかったわけです。
世の中には、野菜や果物について、たくさんの研究結果や体験談があるけど、野菜や果物が健康的だというのは、本当に正しいのか・・・、常識になっているけど、現実が伴わない・・・。
この状況で、疑うなと言う方が無理があります。
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バランスの良い食事に対する疑い
私は、健康といわれている野菜や果物が、どうして肌にダメージを与えるのか、純粋に興味がありました。
一応、「ベジタリアン」や「フルータリアン」は、それだけを専門に食べる、極端に偏った食生活です。なので「野菜」や「果物」が悪いのではなく、「バランスの悪さ」が悪いという可能性もあります。別の食品も、同時にバランスよく食べていたら、例え野菜や果物をたくさん食べても、こうはならなかったかもしれません。
しかし、私は「バランスのいい食事」をしていたにも関わらず、不健康だったのです。
そのことからも「ベジタリアンの食事」も、「フルータリアンの食事」も「バランスのいい食事」も疑わしく思えてきました。
バランスのとれた食事に、間食としてリンゴを一日半分、それをたった半年間続けただけで、肌の調子が急に悪くなるものなのか。
もはや、「野菜や果物はヘルシー」とか、「バランスのいい食事が健康になる」という論調のどちらも納得がいきませんでした。
野菜や果物が人間の体に害を与える理由を探した結果、
その答えは、野菜や果物に含まれている「糖」でした。
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気をつけても健康にならなかった理由は「糖化」
私は過去に一度糖質制限をした事があるので、「糖化」については知っていましたが、その時は「糖化」については、あまり大げさに考えていませんでした。知識が無かったからです。
私が最初に読んで売ってしまった本は、糖尿病患者に向けて書かれた本だったので、血糖値に関する記述は多くあったものの、「糖化」に関する記述は多くありませんでした。
前回、私が糖質制限を始めたのは「将来、糖尿病になりたくない」という気持ちからであり、「糖化を防ごう」という概念はありませんでした。
しかし、自分の体に異変が起きて、改めて「糖質」の害を勉強したら、本当に怖くなりました。
自分の体の弱い部分の、アレもコレも、糖化で説明がついたからです。
健康になる為にしていた「バランスの良い食生活」によって、しっかり蝕まれていたのです。どうりで、どんなに健康に気をつけても、気をつけても、健康にならないわけです。
その事実を知ったわけですが、解決する為には大きな問題がありました。
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再び糖質制限をしようと思ったキッカケ
それ以上の「糖化」を避ける為には、過去に挫折した糖質制限を再びするしかありません。
しかし、糖質制限は副作用が恐ろしいという事も知っています。
副作用も糖化も避けたい・・・。
そこで、改めて糖質制限について調べてみると、昔と状況が一変していました。
なんと、今回は、糖質制限の副作用とその原因が、ネットでたくさんみつかったのです。ラッキーなことに、私が糖質制限を失敗した原因も判明しました。
さらに、糖質制限をする時に注意しなければならない事も、調べればケース別でたくさん見つかります。
これなら大丈夫かもしれないと思いました。
こうして、前回の失敗を反省し、今度は先人の体験記を参考に、調べながら、慎重に糖質制限を始めました。
その結果、人生で一番の健康体になりました。情報を制するものはなんとやらです。
私はこれまで、ネット上にある糖質制限に対する様々な意見を傍観していました。中には感情的な意見もありますが、多くは、肯定派も否定派も、論証つきで正当性を主張されています。いろんな情報の中に、糖質制限を改善させる為のヒントが埋もれています。
お陰で私も元気になることができました。
なので、私のやってきたことも、もしかしたら、誰かの参考になるかもしれません。というわけで、私なりに糖質制限について語っていこうと思います。
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