- 投稿 2017/01/08
- パーツ別 - 歯
歯の根の治療を始めてから数日が経ちました。
痛み、腫れ、しびれが酷くなってきましたが、祝日の為、歯科にて適切な検査や処置を行なってもらうことは出来ませんでした。仕方なく大きい病院の救命救急に行きましたが、薬をもらっただけで終わりました。
翌日は土曜日でしたが、幸いT病院の歯科・口腔外科が12:30まで診療していたので、ここに行ってみようと思っていました。そして、12:00にロキソニンを飲んで眠りにつきました。
これが前回までのお話です。
痛み止めを飲んで寝たので、予定だと6:00まで効くだろうと思っていましたが、4:00に痛みで目が覚めました。
さらに薬の効き目が弱くなっていました。
間隔を開けないで、またロキソニンを飲むのは良くないし、病院に行けばなんとかなるから、我慢できるところまで我慢しようと思いました。二度寝はできないので、気を紛らわす為に、起きてネットを見て時間をつぶす事にしました。
病院の受付開始が8:30です。それまで、待っていましたが、とても長く感じました。
でもラッキーな事にロキソニンを飲まずに我慢していたら、少し痛みが治まりました。波があるので治まったときは楽なのです。
ですがこの日、腫れとしびれは最も酷くなっていました。前日は腫れていてもマスクなしで外を歩きましたが、この日はマスクをしなければならないほど腫れていました。
受付開始時間が来てすぐに、T病院の歯科・口腔外科に電話をしました。別の歯科で見てもらっている事、痛みが治まらない事、しびれがでてきた事、骨髄炎の心配をしている事、受付の方に説明しました。
すると、「ちょっと待ってください」と言われ、保留に。
予約が一杯かなと思ったのですが、しばらくして受付の方に「診察できるようなので、来て下さい」と言われました。診察を待っていたので安堵しました。
9:30に予約が取れたので、タクシーで急いでT病院に行きました。
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口腔外科で門前払いされた
病院について待っていると、女性がやってきて歯科・口腔外科に案内されました。その方が歯科衛生士か、歯科助士なのかはわかりませんが、待合室で詳しい症状を聞かれたので、説明し、問診表にも記入していました。
すると突然、別の女性が急いでやって来て、こう言いました。
「すみません。〇〇さんの場合は、歯科の範囲になるので、うちでは見られないそうです。一度、今の先生のところに相談に行って、それで、その先生が「うちではダメだから口腔外科の方で」と言われた場合、紹介状を持って来て下さい」
その声としゃべり方から、電話で話した女性だと思いました。
ですが、何を言っているのかわかりませんでした。
その辺の事情は、電話を入れた1時間前に全く同じ人物に話したはずですが、その時と言っていることが違うのです。私は症状や状況を全て話した上で、「来てください」と言われたからT病院に行ったのです。その時そう言ってくれれば、最初から行きません。
一度来た以上は、私も引き下がるわけにはいきませんから、
「私がかかっていたA歯科は、いつも予約が取りずらいので、そんなことをしていたら、こちらの12:30までの診察には間に合いません。例えば、A歯科で11:00の予約をとって、診察し紹介状を書いてもらって、またこちらの予約を本日中にとるのは難しいです。この日を逃すと、明日は日曜日です。本当だったらA病院に相談してこちらに来たいですが、そんなに待てませんから、今日見てもらいたいから、直でこっちに来たのです。なんとか見てもらえないですか」
電話で話した内容を、またここで繰り返したわけです。それでも、
「歯科の範囲になるので、うちではちょっと・・・。」
と、今の先生に相談しろの一点張りです。そもそも、それなら何故その事を電話で伝えなかったのか。その説明が全くありません。
それに「歯科・口腔外科」と看板を上げて、HPにも虫歯の治療が堂々とアピールしてあるのに、「歯科の範囲は診察できない」とはどういう事なのか。
酷い対応に一言二言、文句を言ってやりたいところでしたが、とにかく時間がありませんでした。無駄な時間を過ごしているうちにどんどん症状は悪化していくわけです。おまけに舌がしびれているので、話すのがかなりしんどいのです。
「わかりました。A歯科に相談してみます」
そう言ってT病院を出ました。
怒りはありましたが、焦りとパニックが上回っていました。仕方なくA歯科に相談して、別の大きな病院の紹介状を書いてもらおうと思いました。それがダメなら、前日に行った救急科に、もう一度行こうと思いました。
急いでA歯科の予約を取らなければなりません。携帯を見ると、電池残量が風前の灯でした。いつ切れてもおかしくない状態です。
ヤバイ、これでは予約の電話ができない。こんな時に限って。
食事が出来ない、薬の為にわずかな水を飲む、ほとんど寝られない、痛い・・・この状態なので、フラフラです。頭も当然働きません。やる事なす事、全てがどんくさいわけです。
ふと周囲に目をやると、運よく電話BOXがありました。大きな道路を挟んで向かい側です。上には歩道橋があります。今の時代、電話BOXってなかなか見つかりませんからよかったです。
フラフラになりながら歩道橋を上がります。
焦っていたので、階段を降りながらA歯科の電話番号を見ようと、カバンの中の診察券を探っていたら、足を踏み外し、下から3~4段目くらいから派手に落ちました。年寄りなら間違いなく骨折です。
もう一度言いますが、やる事なす事、全てがどんくさいのです。一応言っておきますが、普段ならこんな事でこけたりしません。
顔が腫れていてマスクをしていたので、そんなに恥ずかしくありません。颯爽と立ち上がりました。
体裁に構っている余裕は無く「なんとかしなきゃ」という思いに突き動かされていました。
電話BOXに入り、A歯科に電話を掛けました。・・・話中です。
一旦切って、また掛けました。・・・話中です。
一旦切って、一分待ち、もう一度掛けました。繋がりました。
症状を訴えると、患者で一杯なのか午後の時間を言われたので、「もっと早くお願いできませんか」と言ったところ、昼前になんとか予約が取れました。
予約が取れた事でひとまず安心です。ですが、まだ時間があるので、街中で時間を潰すことにしました。
しばらく歩いてふと足に目をやると、墜ちながらこけた為、両膝、左すねを擦り剥いたらしく血がついていました。ズボンの右膝も破れていました。オシャレなズボンだったらみっともないですが、穿いていたのがジーンズだったので、破けていても様になります。
ここで、派手なこけ方をしたんだなと思いました。不思議な事に、傷に気が付かないほど、この時は全く痛みがありませんでした。
今思うと、この日の朝はロキソニンを飲まずに我慢していたので、波の様にやってくる顎と耳の奥、頭が痛すぎて、体の痛みを感じなかったのです。それに加えて、焦ったり、混乱していたことも、痛みを感じない理由でしょう。
実は小指の付け根も擦り剥いていたのですが、この時はそれには気が付きませんでした。後でたまたまジャケットに血がついていたのを発見して、手からも血が出ていたことに気が付いたのです。
A歯科の予約時間までは、本屋で時間を潰す事にしました。
こんな状態ですので、歯医者に関する本をいくつか立ち読みしました。県内の歯科のガイドブックみたいな本がありましたので、読んでみました。すると、先程のT病院の歯科・口腔外科の先生が載っています。やはり、ここでも「歯科」と堂々と書いてあります。「歯科の範囲は見れない」と断ったくせに、なんなんだここは。
読んでいてムカついてきたので、別の本を読むことにしました。
何冊か軽く立ち読みしていたら、突然、高齢の男性客が店員を叱りつけました。本屋は静かなので声が響き渡ります。
男性の怒りは収まらないらしく、女性店員が引っ込んで、上司とおぼしき男性がやってきました。抗議は続きます。うるさいので本の内容が頭に入ってきません。クソ迷惑だなと思っていると、
「あんたらにも自分のやるべき仕事があって忙しいのはわかる。そんな中で、客の相談に答えるのは大変かもしれない。でも、私も同じように忙しい。それでもここまで来た!!時間と金を使って。」
こんな感じの話が聞こえてきました。なんか、内容を聞いていると、自分がT病院の歯科・口腔外科でされたことと被ります。思わずガン見してしまいました。
「爺さん、わかるわ~。私もそのぐらい言ってやりたかった」
・・・そう思いながら聞いていました。
「わかります、大変でしたねー」と、一言、労いの言葉をかけてあげたいところでしたが、あいにくしゃべる事が困難だったので話しかけることはしませんでした。
それを見たお陰で、胸がスッとしました。
気が付いたら、予約時間30分前でした。本屋を出てA歯科に向かいました。「これで何とかしなきゃヤバイ」と思っていました。
でも、A歯科に行ったところで、これまで見つけてもらえなかったのに、果たして正確な判断をしてもらえるのか。実はそれが一番心配でした。
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「原因を見抜く能力がある人」かどうかを見抜く
ちなみに、なかなか骨髄炎が発見されなかったという話は、以下のブログでも、書かれていました。
『実花ちんの顎骨骨髄炎の体験談☆手術&治療完了までのブログ 聖マリア病院の歯科に早朝から行く』より引用
この時点で、いつも行く歯科を3~4回受診。(すべて緊急扱いで見てもらうが、原因は、バイキンと診断)
そして、夜間休日で診てもらえる歯科医師会を1回受診。(レントゲンにも異常なしと診断)
部屋に転がる、もうとっくの前に効き目のないロキソニンの錠剤。寝転がるも、そもそも痛みで眠る事すらできない。歯の痛みで気がおかしくなるのでは?と思うほど、この時の精神状態が一番キツかったです。
それでも、あきらめず(というか、そうするしか方法がない(笑))今度は、前日にWEBで見つけた「姫路聖マリア病院」の「歯科」に行くことを決意。
「口腔外科」ではないので、どうしようかと思いましたが、そんなこと言ってられません。もうこうなったら、片っぱしから近隣の歯科・口腔外科を受診してやろうと思いました。
自分の体は、自分が一番よくわかる。といいますが、私は、確信に近い感じで(これは普通の歯痛じゃない)という感覚がありました。
なのに、これだけ診察しても原因が分からない(ナゼだ。。。
これを読んでいたので、先生に気づいてもらえない可能性があることも想定できました。
この方は、しばらく正確な診断がしてもらえず、最終的に以下のような状況で原因をつきとめてもらえたようです。
で、その時、撮影したレントゲンが出来上がったらしく、その冷たい研修生(w)が取りに戻ってくると、なにやら真剣な顔で、その奥のデスクに座っていた30代後半~40代前半のイケメン男性の先生に相談?
その雰囲気が、診察台で横になっていた私でもわかるくらい、何か異常事態があったような感じでした。冷たい研修生が、静かに慌てる感じがしたというか…(笑)
すると、イケメン先生がこちらに来て説明してくれました。その内容を要約すると、
・歯と顎の骨が溶けている。←(思わず耳を疑った(笑))
・この病院では、これ以上見ることができないので、赤十字病院に行ってください。
・おそらく、緊急手術になると思います。
・ここから赤十字病院への移動は、救急車でも可能です。どうしますか?
・お若いので今、こうして普通にしてますが、立っているのが不思議なくらいの状態です。痛いと思います。←(ここらへんで、ようやく状況が呑み込めた)
これを読んでもわかるように、同じ症状でも、医師によって見立てられる人とそうじゃない人がいるので、診断内容がおかしいと思った時は、別の人に見てもらう事は大切だと思います。
根管治療体験⑤悩んでいる時間はない!私が治療途中で歯医者を変えた理由へ続く
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