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試してみたらこうなった

虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

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マクロビオティックについて(後編)食材を陰と陽に分ける根拠
マクロビオティックについて(後編)食材を陰と陽に分ける根拠

前編と後編に分けて、「マクロビオティック」について思っている事を書いています。

 

 

前編は「玄米食」について、

 

 

そして後編は、根拠がわからなくて、長い間私の頭を悩ませてきた「マクロビオティックの陰陽論」についてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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栄養学とマクロビオティックの違い

 

 

「マクロビオティック」を知らない人が読んだら「?」となりますので、まず、食材の陰陽について説明します。

 

 

一般の栄養学では、一つの食材を分析する時に、カロリー、たんぱく質、脂質・・・といった情報を数値で客観的に表します。

 

 

 

例えば大根だと、

 

 

『旬の食材百科 大根(だいこん):栄養価と効能』より引用

 

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このように、測って、その数値で特徴を分析するわけです。

 

 

 

こういった、基本情報に加えて、補足として、ジアスターゼ、アミラーゼ、フラボノイド等の成分が含まれていて・・・

 

 

というウンチクが加わります。これが一般的な栄養学における大根の情報です。

 

 

 

これに対して、マクロビオティックは、食品を「陰性」「中庸」「陽性」に分類します。

 

 

ここで、問題です。大根は、陰性、中庸、陽性のうち、どれに属すと思いますか?

 

 

 

正解は・・・

 

 

 

大根は「陰性」です。

 

 

 

しかし、「陰陽表」によって微妙に言う事がバラバラです。

 

 

 

例えば、以下のサイトにある表では、大根は「陰性」ではなく「中庸」となっています。

 

『IN YOU 陰陽調和|体を暖める食べ物と冷やす食べ物を知ろう』より

 

 

 

これを最初見た時「ええ~っ?」っと、思いました。曖昧すぎるからです。

 

 

「マクロビオティック」をされてる方のサイトに、「陰陽が受け入れられないのは、西洋の思想にはまっているからだ」とか、「学校で習わなかったからだ」と書かれてありましたが、そうではありません。

 

 

 

受け入れられないのは、根拠がなくて理路整然としないからです。

 

 

 

 

陰陽の基準

 

 

陰陽に分ける時の基準を紹介します。

 

 

 

陰性 → カリウムが多い、煮えやすい、柔らかい、暑い土地で取れる、広がる

 

 

陽性 → ナトリウムが多い、煮えにくい、硬い、寒い土地で取れるもの、縮まる

 

 

 

食材を陰陽で分けるところまではなんとか理解できます。しかし、

 

 

 

「例えば「陰性の食材」を食べたら、体の中でどのような化学反応を経て体を冷やすのか」

 

・・・という部分を答えてくれないと納得できません。でないと「本当にそれが体を冷やしているかどうか」なんてわからないわけです。

 

 

それだけではありません。

 

 

この曖昧さだけでも混乱するのに、同じ食材でも場所によって陰陽が変わるそうです。例えば、大根なら葉の部分が陰、根の部分が陽だそうです。

 

 

「あぁ、そうか」とすんなり受け入れられる人は凄いと思います。

 

 

食べ物が体に入ると化学反応が起きます。これは避けられません。

 

 

その化学反応がどうなるかを知るためには、食品にどんな成分がどれくらい含まれているのか正確に分析する必要があります。

 

 

分析が「西洋的」とか「東洋的」とか、そんな事はどうでもいいのです。大切なのは「正確さ」です。

 

 

なので、「何が陰」で「何が陽」なのか、決まっているようで決まっていない曖昧な基準で捕らえることに疑問を感じました。

 

 

私が「曖昧」だと思ったのは、判断する人の感性によって「広がる⇔縮まる」、「柔らかい⇔硬い」、「暑い⇔寒い」の感じ方は違うからです。

 

 

ある場所を、寒いと感じるも人もいれば、暖かいと感じる人もいます。人はそれまでの経験と照らし合わせて、相対的に物事の位置づけをします。暑いか寒いかは、その人の経験が反映されます。

 

 

例えば北海道は、我々日本人からすれば寒いところですが、シベリアの人からすると暖かいところでしょう。人の感性なのです。

 

 

「食材の分析」を人のイメージや思いつきで決めていいんだろうか・・・と思ったわけです。

 

 

「マクロビオティック」だけで終わっている話なら無視できますが、「マクロビオティック」以外にこの考えが広まっているのです。

 

 

「マクロビオティック」の思想は、色んなところに影響を与えており、「マクロビオティック」をしていない人でも、「体を温める〇〇を食べましょう」とか「陰陽のバランスをとって」という言葉を使います。

 

 

健康雑誌や、治療家の書かれた本の食事の項目に、さりげなくこの陰陽論が出てきます。あなたも見た事があるかもしれません。

 

 

皆さん、大真面目に語っているので、そのたびに私は頭を抱えていたわけです。

 

 

以下のサイトに、

 

『マクロビオティック羅針盤 マクロビオティックとは? その2 「陰陽の考え方-無双原理・陰陽の特徴」』

 

 

どんなものが陰で、どんなものが陽か、なんとなく湧いたイメージが正しい。

 

 

 

色であればは冷たく、暗く、湿っているから陰、は明るく、活発で、乾いているから陽。

 

 

等と書いてありますが、私なら紫は陰と判断しません。何故なら紫は赤と青を混ぜた色だからです。

 

 

従って紫は誰が何と言おうと「中庸」です。

 

 

このように「なんとなく湧いたイメージ」を頼りにすると、人によって答えが変わります。

 

 

そもそも、陰陽という考えになんでも当てはめるというのが無理なわけです。

 

 

この世には、陰陽に当てはめられるものと、当てはめられないものがあります。

 

 

男が陽性で女が陰性というのは納得できます。子供の反対が大人とかも・・・このように、元々2パターンしかないものであれば分けるのも可能です。

 

 

でも、それ以外のもの、例えば、「犬」が陽性で、「猫」が陰性とか言われたら「え?」って思いませんか?

 

 

「鳥」とか「ハムスター」とか「熱帯魚」はどうなんだ?と思いませんか?

 

 

「人参」が陽性で、「サツマイモ」が陰性というのもそれに匹敵します。

 

 

 

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カリウムとナトリウム

 

 

食品を陰陽に分ける基準の中で、一番説得力があるのが「ナトリウム」と「カリウム」での区別方法です。

 

 

 

陰性 → カリウムが多い

 

 

陽性 → ナトリウムが多い

 

 

 

ウィキペディアにも次のように書かれています。

 

 

『wikipedia マクロビオティック』

 

 

桜沢は左玄の陰陽論をヒントに、食品を「陰性」「中庸」「陽性」に分類することを追求した。

 

 

産地の寒暖や形而上の特徴から牛乳・ミカン類・トマト・ナス・ほうれん草・熱帯産果実・カリウムの多いものなどを「陰性」とした。

 

 

玄米・本葛粉(他のデンプンを混合した物は、「中庸」ではない)は「中庸」、塩や味噌・醤油・肉などナトリウムの多いものは「陽性」とした。

 

 

桜沢は当時の科学にも結び付けたと主張している。これは現在の栄養学的、科学的な分類とは異なる。

 

 

「ああ、なるほど」と思う人もいると思いますが、私からすれば、そもそも何故「カリウム」と「ナトリウム」を基準に理論を展開するのかわかりません。

 

 

 

ミネラルの種類はたくさんありますが、その中でも人間の体に必要な「必須ミネラル」は16種類あります。

 

 

 

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この中の「カリウム」と「ナトリウム」だけに注目するのは、バランスを欠いています。

 

 

「カリウム」や「ナトリウム」を気にするのが無意味だと言っているのではありません。他のミネラルを無視するべきではないといっているのです。

 

 

というのも、ミネラルというのはチームワークで働いているので全体を満遍なく摂る必要があります。「カリウム」と「ナトリウム」だけを特別扱いするべきではないのです。

 

 

「バランスを重要視するマクロビオティックが、なんで偏った分析をするようになったのかなー」と思って調べてみると、やはり、当時は分析する力がなかったからでした。

 

 

『とらねこ日記 マクロビと呪術』より引用

 

 

マクロビ(食養)では、食品を陰性のもの陽性のものに分類し、そのバランスが大切である、と説いています。

 

 

その食の陰、陽の分類は、石塚左玄が提唱した食べ物に含まれる代表的(?)なミネラルであるカリウムを陰、ナトリウムを陽として食品中の成分比を元にして行われたものを基本にしています。

 

 

マクロビでは何でもかんでも玄米で病気が良くなると主張するのは、石塚左玄が陰陽の調和が優れている食品を探した結果、玄米が最も優れている事を発見したからなのです。

 

 

左玄は根拠としてナトリウムとカリウムの比が色々な食品の中で中位に位置する5:1の割合で含まれる食品であるため玄米は優れていると結論づけました。

 

 

ところが、当時の分析技術の限界もあって当時のデータは実は不正確で、実際に玄米に含まれるナトリウムとカリウムの比率は左玄が適正と考えた比率では無い事が明らかになっております。

 

 

寧ろ、左玄が適切な比と考えた5:1の比に近い食品に位置するのは実は『食肉』だったりするのです。

 

 

石塚左玄は食の陰陽という考えを科学的に理解しようと、ミネラルバランスに着目しました。しかし当時の技術には限界があって、実際のミネラルバランスではありませんでした。

 

 

主張の根拠となる配分に誤りがありながら、提唱者の主張には誤りがないと考える・・・この構造はホメオパシーに似ているように感じます。

 

 

ここに書かれているように、当時(年)はミネラルの事がよくわかっていなかったんでしょうね。

 

 

少なくとも、「ナトリウム」と「カリウム」の存在は認知していたから、これになんでもかんでも当てはめて理論を組み立てたということではないでしょうか。

 

 

 

わからない事はしょうがないです。

 

 

問題は、「ごめん、間違っちゃった」とならないことです。しかも、訂正されないどころか、あらゆる健康情報に影響を与えています。

 

 

現代の栄養学にも言える事ですが、理論が間違っていた時は速やかに訂正して欲しいものです。

 

 

ここで、先ほど登場した人物について詳しく見ていきましょう。

 

 

 

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マクロビオティックを作った人達

 

 

始めに「マクロビオティック」の起源を遡ってみます。

 

 

『wikipedia マクロビオティック』より引用

 

 

マクロビオティックの運動のはじまりとしては、1928年に桜沢如一が行った講習会であると桜沢の夫人が述べている。

 

 

現在ではさまざまな分派が存在するが、桜沢如一に端を発した食に関する哲学や独自の宇宙感に関してほぼ同じ考えを保っており、また各集団も連携している

 

 

(中略)

 

 

起源

 

思想的な基盤は、食育で著名な明治時代の薬剤監であり医者であった石塚左玄の食物に関する陰陽論である。

 

 

桜沢は左玄の結成した食養会で活躍することを通して食事療法(食養)を学び、独自に研究した。

 

 

左玄の著書に『化学的食養長寿論』というものがあり「化学的」と冠しているが、左玄は当時の科学に敬意を持ち当時の栄養学では重要視されなかった栄養素のナトリウムとカリウムを陰陽のバランスと見て重要視し独自の理論を提唱した。

 

 

もとが中医学ではないため、この分類は中医学の陰陽論に基づく分類とはかなり異なる。

 

 

左玄は「白い米は粕である」として玄米には栄養が豊富に含まれていると主張してきた。

 

 

当初、桜沢は左玄の考え方に従い、鳥・魚・卵を少しなら食べてもよいとしていたが、晩年にそれらも食べない菜食が正しいという見解に到っている

 

 

陰陽でも、「中医学の陰陽論ではない」というところが面白いですね。

 

 

陰陽の考え方がどこからきたか知りたいので、ここに登場した「桜沢如一」と「石塚左玄」という人物にも迫ってみたいと思います。

 

 

『wikipedia 桜沢如一』より引用

 

 

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櫻澤 如一(さくらざわ ゆきかず、生来はにょいち。1893年10月18日 – 1966年4月24日)は、思想家・食文化研究家。マクロビオティックの提唱者として有名で、海外ではジョージ・オーサワ(George Osawa)の名で知られている。

 

経歴

 

和歌山県新宮市(当時の東牟婁郡)の貧しい武士の家系に生まれる。

 

流布される京都生まれは間違いである。14歳で祖父三四郎、父孫太郎等一家で京都に転居するも貧窮の中で職を転々とする中で病気に苦しみ、二十歳の頃、食養家・後藤勝次郎を通して石塚左玄の「食養生」に触れ、健康を回復する。

 

 

その後貿易商として活動する傍らで、石塚の主宰していた大日本食養会に参加。1924年には同会会長となり、石塚の死後伸び悩んでいた同会の復興・指導に専念する。

 

 

1939年、大日本食養会本部付属・瑞穂病院の閉鎖を機に同会を脱退、翌1940年、無双原理講究所を滋賀県大津市に開設する。

 

 

その傍ら執筆活動を続け、石塚の唱えた「夫婦アルカリ説」「ナトリウム・カリウムのバランス論」を易経の陰陽に当てはめた無双原理を提唱。

 

 

ここに出てきた「無双原理」という言葉ですが、

 

 

「無双」とは、「比べるものがない程優れている」という意味で、「無二」とか、「無類」のことです。だから、「無双原理」とは、「比べるものがない程優れた原理」という事です。

 

 

これは、ちょっと学問じゃないですね。

 

 

以前、「どんな方法にも一長一短あるから、一つのやり方を万能だと思い込むのは良くない」という記事を書いた事があります。

 

 

全て~が原因だった」は信じるな!病気の原因を特定する為の5つの視点

 

 

 

「これが原因じゃないだろうか」、「これなら治るかもしれない」と仮説を立てるのと、「これが原因だ」とか「これで治る」とか「この理論は何でも当てはまる」と決め付けるのは違います。

 

 

前者は「分析」「研究」で、後者は「信仰」です。

 

 

健康について考える時、「信仰」で物事を見ると、真の原因を見誤ります。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

そして、「無双原理」を提唱した「桜沢如一」に影響を与えたのが、「石塚左玄」です。

 

 

 

『wikipedia 石塚 左玄』より引用

 

 

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石塚 左玄(いしづか さげん、嘉永4年2月4日(1851年3月6日) – 明治42年(1909年)10月17日)は、明治時代の日本の医師・薬剤師、であり陸軍で薬剤監、軍医を勤めた。 玄米・食養の元祖で、食養会をつくり普及活動を行った。

 

 

玄米・食養の元祖とありますので、「マクロビオティック」に影響を与えているのは間違いないありません。

 

 

医者でありながら食に携るところが、現代の医師とは違いますね。

 

 

では、この人のつくった「食養会」とは何か見てみましょう。

 

 

『wikipedia 食養会』より引用

 

 

食養会(しょくようかい)とは、石塚左玄が提唱した“玄米菜食を基本とした食養”を普及・実践する団体である。

 

 

左玄の食養を実践する団体としては「帝国食育会」という団体が先にあったが、食養会は会長に石塚左玄を迎えて創設された。

 

 

設立は、内務省の意向でもあった。食事療法や書籍の刊行、会の趣旨に適う健康食品の販売などを通じて、食事で健康を養うための独自の理論を展開した。

 

 

概要

 

1907年(明治40年)に設立。左玄が陸軍の要人であったことから、発起人には陸軍関係者や財政会の面々が名を連ねた。

 

 

1937年(昭和12年)、桜沢如一が会長となる。月刊誌は購読者1万人であった。

 

 

1940年(昭和15年)ごろ、会長の桜沢如一は何冊もの著書を出版し、華族にも近づいており、食養会は興隆していた。しかし、理事たちから反発を買った桜沢は、食養会を逐われる。

 

 

1942年頃、厚生省の意向で食養会と「家庭国民食中央会」が統合され、社団法人の「国民食協会」となったが、食養の実践にはつながらなかった。

 

 

団体は、第二次世界大戦(1945年終結)後にはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって公職追放された。

 

 

格式の高い団体です。

 

 

玄米・菜食は庶民から発生したものではなかったんですね。

 

 

続いて、この食事法を実際に試した人の話を紹介します。

 

 

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マクロビオティックの体験

 

 

「僕が菜食をやめた理由」という貴重な体験記から、「マクロビオティック」について語られている部分を紹介します。

 

 

『しあわせごはんとあやつneem 僕が菜食をやめた理由 ⑧』より引用

 

 

僕はアメリカでマクロビオティックを確立させ日本へ逆輸入した立役者、久司道夫の書いた辞典のような分厚い本「ザ・マクロビオティック」を隅から隅まで目を通しました。

 

 

各病状に対するマクロビオティックの対処法が書かれていますが、何の役にも立ちません。ほぼ全てを「動物性食品、焼きしめた小麦粉、砂糖入りのお菓子、熱帯産果物やジュース」が原因であるとひたすら書き記しており、本当に効くのか分からない家庭療法が書き連ねてあるだけです。(例え家庭療法が効いたとしてもマクロビオティック自体に病気になる原因があるので、一生抜けられない無限ループに嵌ります)

 

 

マクロビオティックをやりながらも低血糖症である自覚があったので、現在生きている中で最も影響力が強い講師の1人、奥津典子氏の書いた「本当に怖い低血糖症」に救いを求めました。もちろん何の解決策にもなりません。

 

 

「脳の唯一のエネルギーはブドウ糖」

 

「低血糖症を治すには、ご飯をしっかり食べる事」

 

「動物性食品を摂らないこと」

 

 

など、治すどころか低血糖症を悪化させる生理学的に大嘘な事ばかり書き連ねてあります。

 

 

意図的にしているかと思うほどのデタラメな記述ですが、おそらく素でやっています。僕も同じだったので、悪意は無いことは分かります。(悪意を持っているのはもっと上にいる人達です)

 

 

そして、そこがまた問題なのです。悪意が無いから一生懸命伝えます。知識がない人や素直な人は、まさか嘘を言っていると思わず信じ込みます。この無限ループが続いていきます。

 

 

そもそもマクロビオティックに何の根拠も研究もありません。石塚左玄の食養理論は間違った部分こそあったものの栄養学に基づいた今のオーソモレキュラーの先駆けとも言えるものだったそうで、この時代にカリウムとナトリウムのバランスを発見したのは画期的でした。

 

 

桜沢如一は、もともと栄養学的であった石塚左玄の「夫婦アルカリ論」に独自に易学の陰陽理論、仏教の世界観をプラスし、食から宇宙真理に繋がるという哲学「無双原理 (マクロビオティックの根幹となる陰陽論です) 」を創り上げました。

 

 

この無双原理になんの根拠もなく、桜沢のただの思い付きによって考案された宗教的なものです。桜沢の一生を追った書籍「桜沢如一。100年の夢」によれば、

 

 

「食養は幸福の密教である。」

 

「指導原理はたったひとつの世界観、宇宙観でなくてはならない。」

 

「世界新秩序を建設する」

 

 

など桜沢如一自身が発言しており、宗教的感覚に思いっきりハマっている事が伺えます。

 

 

と、いうよりも、もはや最初から宗教・・・

 

 

僕自身も、目が覚めた後に、石塚左玄と桜沢如一の理論はまったく別物である事を長尾周格先生から教えていただきました。

 

 

栄養学ではなく、宗教とのこと。実践した人の話だから説得力があります。

 

 

で、以下のような記述もあります。

 

 

『wikipedia マクロビオティック』より引用

 

 

思想としての側面

 

マクロビオティックはむしろ「思想」に近いものであり、病状などに即して栄養学的にメニューを調整するといった食事療法とは根本的に異なり、生活そのものを改善するような平和運動を伴った思想が根底にあるとされる。

 

 

さらに、陰陽思想を食のみならず、生活のあらゆる場面で基礎とすべく、万物を陰と陽に分類する無双原理という哲学を提唱した。そして、この独自の哲学を含む食生活運動へと発展させた。

 

 

思想ですと。

 

どうりで勉強しようとすると、頭に入ってこないわけです。

 

 

辻褄の合わないこと、理路整然としない事はどんな説であっても納得できません。まぁ、これは栄養学にも言えることですが。

 

 

「マクロビオティック」に限らず、何か食事法を熱心にやると、傍から見たら宗教にハマったように写ることがあります。

 

 

宗教・・・と、イメージで判断するのは良くありませんが、創始者が「指導原理はたったひとつの世界観、宇宙観でなくてはならない。」等と述べているなら、その中身は学術的ではなく、宗教的と判断せざるを得ないでしょう。

 

 

私もこの事がわからなかったから、長年「食材の陰陽説」に出会うたび、頭が混乱していました。思想を学問のように捕らえれば、そうなるのは当然です。

 

 

考えて混乱するだけならまだいいですが、実践するとなると厄介です。真面目に勉強して実践していた内容が、実は思想でしたというオチになるわけですから。

 

 

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陰陽に疑問を持つ人はいる

 

 

最後にパティシエの弓田亨氏の著書より、マクロビオティックの陰陽論について記述された部分がありましたので紹介します。

 

 

『失われし食と日本人の尊厳 荒廃した日本の食と闘う鬼才パティシエが追い求めた「真実のおいしさ」/ 著書 弓田亨』より引用

 

 

《陰陽の考え方》

 

 

そしてなによりも理解に苦しむのは、陰陽の概念です。

 

なにも論理的な根拠は説明されていません。どうして野菜や食材に陰陽があるのでしょう。食材を長く煮ると陽の傾向が出て、短いと逆の傾向が出るのでしょう。

 

 

「陰陽」というのは易から出ているのでしょうが、どうしてそれが今の日本の食に当てはまるのでしょう。

 

 

この陰陽の思想が生まれた中国においてさえも、当時と現在では風土と産物、社会事情は大きく異なるはずですし、当時は有用であった考え方でも今の中国には会わないかもしれません。

 

それがどうして唐突に現在の日本に当てはめることができるのだろうか、というのが素朴な疑問です。

 

 

おそらく創始者達も理解していると思われるマクロビオティックの論理的矛盾を取り繕い、神秘さを与えるために、「身土不二」「一物全体」「陰陽」という猫騙しの言葉がぺたぺたと貼り付けられたように思えます。

 

 

玄米や豆乳、全粒粉などに既存の価値観を一見うまく張り合わせ、それでも隠せない考え方の矛盾をあやふやにするために、これらの神秘性をもった言葉を持ち込んだ、それこそがこのマクロビオティックのすべてではないでしょうか。

 

 

これらのことはマクロビオティックの中枢の方々にとって、最も大事な食をあくどく利益追求するための単なる1手段としてしか考えていないことを明確に示していないでしょうか。

 

 

(中略)

 

 

マクロビオティックのこのような、狂気に染まった料理を食べ続けることは、まるで難行苦行に挑み続ける修行僧の苦しさを味わうようなものに思えます。しかもその苦しみの後には人間の心と身体の尊厳の破壊しかありません。食事には心からの「おいしさ」と「楽しさ」がなくてはなりません。

 

 

私の教室の生徒さんで、親しい友達からマクロビオティックをしきりに勧められている人がいました。彼女も関心を持っているようでした。

 

 

私は「マクロビオティックなんて始めたらとんでもないことになるよ」と止めました。そして何ヵ月後かに私は「マクロビオティックの友達はどうしてんの」と聞きました。

 

 

「先生のいう通りでした。身体を壊して今、入院しています。もうマクロビオティックは止める」と言っていたとのこと。まぁ、まったく当たり前の結果です。それにしても私に入会を止められた生徒さんはとても運が良かったと思います。

 

 

マクロビオティックの料理法は辰巳氏らのものとまったく同質のものであり、この日本の社会にさらに大きな災厄をもたらすのです。

 

 

もうマスコミも彼らの本質を理解しなければなりません、それにしても私が読んでいる朝日新聞の最近のウィークエンドのページに「マクロビオティック」が2ページに亘ってとても肯定的に取り上げられているのには驚き、呆れてしまいました。

 

 

朝日新聞も食の領域では正しい視点を持ち得ない時代の愚かさを追認するだけの存在なのでしょう。以上のことはマクロビオティックの料理を長く食べ続ければ、きわめて高い確率で重篤な病に陥ることを示しています。

 

 

(154p~156p)

 

 

「食にたずさわる仕事をする人でも、陰陽に疑問を感じている人はいるのだな」と思わせる内容です。

 

 

思想なら思想で構いません。しかし、それなら「これはフィクションです」と端の方に書いておいて貰わないと、疑問に感じたり、迷ったりする人がでてきます。

 

 

というわけですので、これから先、食材の陰陽論が出てきた時、悩まないようにして下さい。

 

 

 

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マクロビオティックについて(前編)玄米食は体調不良になるのか
マクロビオティックについて(前編)玄米食は体調不良になるのか

少し前に、ある女性が乳癌で亡くなったそうです。

 

 

 

周囲に癌であることを伏せていたらしく、亡くなってから癌だった事がわかったそうです。

 

 

その方は「マクロビオティック」を熱心に実践していたにも関わらず癌になったので、「恥ずかしい」という思いから癌であることを周囲に隠していたそうです。

 

 

 

・・・この話は、ネットからではなく人から聞いた話です。

 

 

 

 

私は過去に「断食を熱心にしていた人が亡くなったが、その事を家族が隠している」という話を、ネット上で読んだことがあるので、この話を聞いた時「そういう話が実際にあるのだな」と思いました。

 

 

 

「ベジタリアン」とか、「マクロビオティック」で体調を崩した人の体験記は、ネットで探せば転がっていますが、新聞やニュース等、騒がれません。

 

 

 

もっと言えば「普通のバランスの良い食生活」をしていて、体調を崩したり、亡くなったりする人は五万といるのに、騒がれません。

 

 

 

糖質制限で不調になったとか、人が亡くなったというと、鬼の首を取ったようにバッシングがありますが、この待遇の違いは何なのでしょうか。

 

 

 

ここで、私が「マクロビオティック」を知った時の話をします。

 

 

 

「マクロビオティック」は、10年以上前に母の友人が実践していました。

 

 

 

母が興味を持って本を買ってきたので私もそれを読みました。

 

 

 

私は「良さそうなもの」は、食材だろうが、方法だろうが、たいてい取り入れます(もちろん吟味した上でです)。

 

 

しかし、「マクロビオティック」は、納得のいかない点が多く、「これは実践する気にならない」と思いました。

 

 

 

 

私は、「マクロビオティック」に限らず、栄養学にしろ、東洋医学にしろ、「これは納得できない」と思ったら止まってしまいます。「こういうものなんだ」と思って学ぶ気にはならないのです。

 

 

 

ちなみに、私が「マクロビオティック」をやらなかった理由は、以下の2つです。

 

 

 

  • 玄米食を勧めていた事

 

  • 食材の捕らえ方が従来の栄養学とは違った「陰陽」という視点だった事

 

 

 

 

 

私は糖質制限をしているので、「糖質をすすんで食べなければならない食事法」は、今の私には不要です。

 

 

なので、糖質制限をする私が何故「マクロビオティック」のことを書くのかと疑問に思われるかもしれません。

 

 

 

ですが、指摘しておかなければいけないと思いました。

 

 

 

「マクロビオティック」のような有名な食事法は、その考え方が「様々な健康情報」に影響を与えており、「それを取り入れる人」は少なくないです。

 

 

 

その為、納得のいかない理論が色んな人によって広まっています。

 

 

 

 

私は、糖質制限を始める前は「野菜中心の食生活」でした。なので、「野菜を良しとする方の書かれた本」をよく読んでいたのですが、マクロビオティックの「陰陽」の考えに影響を受けたと思われる記述を多く目にしました。

 

 

 

例えば、こういうやつです。

 

 

 

  • 冷え性の人は、体を温める色の明るい陽の野菜を食べましょう

 

  • 地面の上にできる野菜は体を冷やすので陰の食べ物です

 

 

 

 

陰陽については、一応「納得いかない」と思ってはいましたが、多くの人が真に受けているので、「陰陽を無視してはいけないのかな」と考えた事もあります。

 

 

 

でもどんなに考えても、やはり、「陰陽」の分け方は納得できないわけです。ここで悩まれる方は多いと思います。

 

 

 

「理に適った理屈」であれば、人々は健康になります。

 

 

 

ですが、そうでなかった場合は、体調を崩すことだってあるわけです。

 

 

 

冒頭で紹介した女性のように・・・。

 

 

 

健康になろうとした食事で、不健康になってほしくありません。

 

 

 

何故「マクロビオティック」で体調を崩してしまうのか、その理論に問題はないのか、気になりませんか?

 

 

 

 

これから「マクロビオティック」を始めようと思っている方、「マクロビオティック」の考えに影響された健康法を実践しようと思っている方の参考になればと思い、私が「マクロビオティック」について疑問を感じた部分を記しておこうと思います。

 

 

 

  • 玄米食を勧めていた事

 

  • 食材の捕らえ方が従来の栄養学とは違った「陰陽」という視点だった事

 

 

 

長くなるので前半と後編にわけます。

 

 

 

本記事では、私が感じた2つの疑問のうち、「玄米」について、お話しようと思います。

 

 

 

 

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玄米の毒性

 

 

「マクロビオティック」は、「玄米」を良しとしていますが、当時の私はそれが気に入りませんでした。

 

 

玄米のメリットの一つに「解毒・排泄作用」というのがあります。

 

 

 

添加物や農薬などを摂る事によって、有害な物質が体内に蓄積されていきます。

 

 

 

玄米を食べる事によって、それら有害物質を体内から排出する事が出来るのです。毒を出すから癌予防に良いというわけです。

 

 

これだけ聞いたら、凄くいいような気がします。

 

 

 

しかし、この「解毒・排泄作用」にはデメリットもあります。私が気に入らなかったのはこの部分なのです。

 

 

解毒・排泄する事によって、体内の毒素は確実に出て行きます。

 

 

そこで一旦は元気になります。

 

 

 

しかし、身体の毒素が完全に抜け切った後は、今度は「身体にとって必要なミネラル」を排泄するようになります。

 

 

ミネラルは、車に例えると「エンジンオイル」の役目を果たしています。生命維持に欠かせない栄養素です。

 

 

 

これが体から抜けていくと色々と問題が起きてきます。ミネラルが足りないと、病気になったり、短命になるのです。これが解毒作用の負の側面です。

 

 

 

玄米に「毒やミネラルを排出する作用」があるという事は、「玄米食は、最初は元気になるけど、継続して食べると体調が悪くなる」事を意味しています。

 

 

 

『玄米を語ります』より引用

 

予断ですが。。癌になった当初。。玄米菜食を推進されている方の講演を聞きに行きました。立派に語ってらっしゃいました。今も、その団体は健在です。

 

 

で・・・講演が終わって、ランチ・・・同じお店だったのです。

 

 

で、生食を勧めてらっしゃる方が!!ステーキを食べてらっしゃったのです。

 

 

玄米菜食を語って、ステーキですよぉぉぉ

 

 

「オウムの麻原や幹部達だけが、お肉も蟹も食べていた」こと・・・ニュースでも言うくらい事件でしたよね。(信者達は、玄米菜食でしたよね)

 

 

私にとっては、この玄米菜食を勧めてらっしゃる方がステーキを食べていらっしゃったコトが何よりの事件でした。

 

 

「ステーキ食べてイイんですか??」とお尋ねしたら「僕は病人じゃないからね。一線で仕事をしているからね」と、堂々とおっしゃってました。

 

 

そう言えば・・・Dr.牧瀬さんも、ベジタリアンを勧めてらっしゃるけどご自分は「実行できていない」と公言されてますよね。

 

 

・・・と、話を戻して『フィチン酸』です。

 

 

別名『イノシトール6リン酸(IP6)』

 

 

胚芽のトコロに、フィチン酸がイッパイあるのです。雀は、お米をつついても、この胚芽は食べません。多く食べると「死んでしまう」コトを知っているからです。

 

 

毒素や脂肪の多い体に、一時期的に玄米菜食をやること。。。

 

 

一時期的  ってのはイイです。だから、「アトピーが治った」とか「○○が治った」とか勘違いして、広まっているのでしょう。

 

 

でも長く続けると・・・体の中の毒素ではなく体に必要な『ミネラル』と強力に結合して排泄してしまうのです。だから、玄米の人は、「短命だ」とも言われます。確かに玄米菜食の人に、若々しく血色のイイ人は・・・私は見たことがありません。

 

 

この『フィチン酸』

 

 

強力な排泄作用を持つ物質です。

 

 

玄米自体が、白米より多くカルシウムを含んでいると言っても人が食べて、吸収されなければ意味がありません。

 

 

フィチン酸が、結合する相手は鉄・カルシウムを始めとするミネラルなのです。

 

 

(中略)

 

 

フィチン酸が、鉄・カルシウム等のミネラルと結合するとフィチン酸塩となり、水に溶けない為、腸からの吸収が阻害されるのです。

 

 

体に入れたフィチン酸以上の鉄・カルシウム・マグネシウム等。。ミネラルを補給しないとミネラル欠乏の体を作ってしまうのです。

 

 

で、玄米を食べながら、菜食主義・・・これが『玄米菜食』ですよね。私は、玄米を食べるならメザシは、必須!!だと思うのです。

 

 

ここで、補足しますね。

 

 

『発芽玄米』

 

 

発芽玄米は、このフィチン酸を、発芽の過程の脱リン酵素の働きによってリンとイノシトールに分解するそうです。

 

 

なので、玄米そのままを食べるほど、危険はないと思います。

 

 

昔私が読んだ記事にこの理屈が書かれていたのですが、10年以上前なので見つかりませんでした。

 

 

このように、フィチン酸がミネラルを排出してしまうという事を知っていたので、「フィチン酸が含まれている玄米」を食べる気になりませんでした。

 

 

これが、私が「マクロビオティック」をしなかった1つ目の理由です。

 

 

 

「フィチン酸」は、玄米の他、野菜や豆類にも含まれています。発芽、発酵等、下処理をする事で減らす事が出来るそうです。

 

 

「フィチン酸」についてはこれで終わりではありません、

 

 

実は玄米にはフィチン酸は含まれていないという説があるのです。

 

 

 

「これまでの前提」が覆る話で、重要な意見と判断した為、紹介しておきます。

 

 

 

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玄米のフィチン酸は誤解

 

 

玄米を食べる人にとっては、一読の価値がある記事だと思います。

 

 

 

『20代の大腸がん闘病記、幸せを考える 5年以上再発なしのガン患者が明かす!玄米食のデメリットとは?』より引用

 

 

特に、フィチン酸にミネラル吸収阻害作用があるとかいうデマが、何故あれほど騒がれているのかよく理解できません。

 

 

というか、そもそも玄米にはフィチン酸は含まれていません。含まれていないものの恐怖を煽るのは、テレビだったら放送免許取り消しレベルです。

 

 

テレビや雑誌から得られる知識を少しかじっただけの一般人が言っているのならまだしも、一部の健康食品系会社や米屋さんまでもが、玄米について完全に勘違いしているので、私は少し困惑しています。

 

 

(中略)

 

 

ただ、さきほどもチラッと書きましたが、玄米にフィチン酸は含まれていないんですよね。玄米否定派(不勉強派)の皆さんがフィチン酸と呼んでるのは「フィチン」のことです。

 

 

一般的にそのような理解ですから、私も皆さんに伝わりやすいように「フィチン」のことをフィチン酸として解説していますが、本当は違います。

 

 

ですから上の主張は全部ひっくり返るのですが、それで解説を終わらせてしまうのも少し不親切な気もするので、出来るだけ難しくならないように違いを説明します。

 

 

フィチンとフィチン酸の違い

 

 

フィチン酸(略称IP6)は、まだ他の物質と結合する力がある

 

フィチン(フィチン酸塩とも呼ばれる)は、他の物質と結合する力はない

 

 

簡単に説明すると、両者の違いは上記になります。

 

 

そして、玄米などの種子類に含まれているものは、フィチン酸ではなく、「フィチン」という形で存在しています。

 

 

つまり、様々な栄養成分(※もちろん有害成分も含みます)と結合しきって、これ以上他の物質と結合できない状態で安定して存在しているのです。

 

 

例えば、フィチン酸がミネラル4個と結合し、これ以上他の物質と結合出来ない形で「フィチン」として安定しているとしましょう。自然の状態で穀物中に含まれているのはこのような形です。

 

 

このフィチンが体内に入ります。

 

 

フィチンが体内に入ると、「フィチン酸 + 4個のミネラル」となって、4個のミネラルがフィチンから遊離した状態になります。

 

 

専門家も含め、ほとんどの方はこの状態のフィチン酸が「危ない」と言ってるわけですね。

 

 

フィチンがフィチン酸になると、他の物質と結合出来るようになりますから、体内に存在する4個のミネラルと再結合します。また、フィチンに戻ります。そうやって、フィチンはフィチン酸になったりフィチンになったりを繰り返して、体内から排出されていきます。

 

 

さて、体内に存在するミネラルの量は減ったでしょうか?

 

 

4個のミネラルと結合しているフィチンが入ってきて、フィチン酸が4個のミネラルと結合して体内から排出される・・・。

 

 

減ってませんよね?単純に算数の問題です。

 

 

こうやって論理的に考えれば、フィチン酸によってミネラル不足になることは考えられないです。

 

 

理論ではそうなるのですが、実際にはもう少し複雑な化学反応が起きていますし、理論と現実は必ずしも一致しません。

 

 

では、実際はどうなのでしょうか?フィチンを豊富に含んだ玄米などの食べ物を定期的に摂取していると、ミネラル欠乏になるのでしょうか?

 

 

過去にヒトや動物を対象にしたフィチンとミネラルの関係を研究した論文がいくつかあり、それによると、「フィチンのキレート作用(※)によるミネラル欠乏のリスクはない」ことが証明されています。(※「キレート作用」とはミネラルなどの金属元素と結合して体外から排出してしまう作用のこと)

 

 

エルンスト・グラーフ博士と彼の助手、ジョン・イートンは1984年、微量鉱物元素と結合した『フィチン』は、その結合を簡単に離し、離れたミネラルが体内に吸収されることを示しています。

 

 

さらに、フィチン酸があるほうがミネラルが吸収されやすいことを示しています。

 

 

日本の大川順正博士は1984年高カルシウム尿症の患者の追跡調査で、患者に『フィチン(IP6)』を高濃度に含有する米ぬかを連日10グラム2年間投与しました。

 

 

その結果、血清中のカルシウム、リン酸化合物、あるいはマグネシウムの濃度に有意な低下はありませんでした。

 

 

すなわち、またもやIP6の有する微量元素気レート作用が生態に及ぼすかもしれないという危惧を吹き飛ばす結果になったのです。

 

 

(出典:アブルカラム・M・シャムスデン著、坂本孝作訳『天然坑ガン物質IP6の驚異』講談社、2000.9.20発行、144頁より引用)

 

 

このように、フィチンによるミネラル欠乏は杞憂であることが分かります。ミネラル欠乏どころか、逆にミネラル吸収効率が上がった報告もあるくらいです。

 

 

さらに言えば、フィチンは玄米以外にも豆類や未精製の穀物に多く含まれています。

 

 

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もしフィチンがミネラル欠乏を起こすなら、玄米よりフィチンが多く含まれている小麦や大豆などを食べてもミネラル欠乏を起こしそうなものですが、そのような話は聞いたことがありません。

 

 

玄米に含まれているフィチンに対しては批判するのに、玄米以外の上記に示した食物に対してはなんの声も上げない理由がよく分かりません。

 

 

引用記事はかなりの情報量になりますので、興味のある方は読んでみて下さい。

 

 

私も「フィチン酸」の知識が足りなかったなと思います。

 

 

もしこの説が真実でミネラル排出の心配がないのであれば、私が「マクロビオティック」を避けた理由の一つは消滅します。

 

 

しかし、今の私は糖質制限実践者であり、糖質の毒性を理解しています。

 

 

従って、玄米だろうが、白米だろうが、高糖質食は体に悪いと断言します。

 

 

それを進んで食べるのは良いと言えません。食べるのであれば、危険なものと認識した上で気をつけて食べるべきと思っています。

 

 

 

ブドウ糖は癌の餌であり、米は癌を育てる食材です。

 

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

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フィチンの心配がない玄米は健康的か

 

 

糖質、糖化、といった概念がなければ、フィチンとかを気にするでしょうが、今の私の着眼点はそこではありません。

 

 

 

「白米」にも「玄米」にも、かなりの糖質が含まれています。

 

 

 

 

白米(100g当たり)    糖質約37g    GI値は約80

 

玄米(100g当たり)    糖質約34g    GI値は約55

 

 

 

 

この数字を見てもピンとこないかもしれませんので、糖質の低い「ズッキーニ」と比較してみます。

 

 

 

ズッキーニ(100g当たり)  糖質約2.5g  GI値は約23

 

 

 

いかに「米の糖質」が多いか分かると思います。

 

 

糖質量が白米より3g少ない玄米の方がマシですが、気休め程度です。

 

 

ちなみに角砂糖1個が糖質4gです。

 

 

そして、炭水化物が消化吸収されて体内に吸収されるスピードを表した数値のことをGI値と言います。Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略です。

 

 

この数値が小さい程いいわけです。

 

 

数値が小さいと「血糖値の上昇が遅い」ことを意味します。

 

 

 

両者のGI値を比べてみると、「玄米」は「白米」より数値が小さいので、玄米は血糖値を上げにくいです。

 

 

白米に比べて糖質が低い、白米に比べて血糖値を上げにくい・・・のですが、白米に比べてなのです。そこを忘れてはいけません。

 

 

 

闘う相手が白米だから玄米が良く見えるだけです。

 

 

 

そして、「GI値が低い」というのは、血糖値の上昇が遅いというのであって、糖質がチャラになるわけではありません。糖質を体内に入れる事には変わりありません。

 

 

 

一回で500万の借金を払うか、

 

 

500万を250万にして2回で払うかの違いです。

 

 

 

緩やかに払う方が楽ですが、払う金は500万には変わりありません。その程度の違いだと思った方がいいでしょう。

 

 

「糖質を避けないでGI値を気にする」というのは、「借金は避けない」前提で、返済方法はAがいいかBがいいか選んでいるようなものです。

 

 

借金というダメージはないか、少ない方が良いのです。

 

 

 

米に含まれているブドウ糖は癌の餌ですし、また、糖質を代謝するのにミネラル・ビタミンを大量に消費します。糖化も起きます。

 

 

 

糖質が多く含まれている食品というのは、ミネラル・ビタミン以前の問題なのです。

 

 

絶対に米を止める気がない人が、たくさんある米の中から「より健康的な米」を選択するのであれば、白米より、玄米が良いのかもしれません。

 

 

しかし、白米だろうが、雑穀や、麦を混ぜようが穀物は高糖質食であることには変わりありません。

 

 

 

「玄米が良い」というのは、「糖質の危険性の概念」がない状態での判断です。

 

 

 

お米が好きな人には申し訳ないですが、糖質という視点でみれば白米も玄米も50歩100歩です。

 

 

 

まとめ

 

 

話を「マクロビオティック」に戻します。

 

 

 

私が玄米を悪いと思っていたのは「フィチン」があると思っていたからです。

 

 

しかし、「フィチンが玄米に含まれていなくて、ミネラルが欠乏しない」という説のおかげで、この心配はなくなりました。

 

 

しかし、それでも、「玄米は健康になる」とは言えません。「糖質の存在」は無視できないからです。

 

 

これが玄米食に対する今の結論です。

 

 

 

「後編」では、マクロビオティックの陰陽論についてお話します。

 

 

マクロビオティックについて(後編)食材を陰と陽に分ける根拠へ続く

 

 

 

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