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虚弱体質や慢性疾患を改善させる為に必要な情報や心得について、体験記を交えながらお話します。

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糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた
糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

いきなりですが、糖化反応が起きた結果、体に起こる症状をいくつか挙げておきます。

 

 

どんな人でも、どれか一つぐらい当てはまるのではないでしょうか。

 

 

 

  • 糖質は食べられるが肉や脂質が受け付けず、消化が悪い

 

  • 骨や歯、爪が弱い

 

  • 髪が痛んでいる

 

  • 菌やウイルスへの抵抗力が弱い

 

  • 怪我が治りにくい

 

  • 関節が鳴りやすい

 

  • 肌の劣化

 

  • 痩せていても締りがない

 

  • セルライトがある

 

 

  • アレルギー

 

  • 歯槽膿漏

 

  • 胃下垂

 

 

 

ここに書いたのは、糖化によって起こる症状のほんの一部です。

 

 

 

わかりにくいでしょうが、害を受けてなさそうに見えて、害を受けているのです。

 

 

今回ピックアップしたのは、どれも重篤な症状でないものばかりです。でも、あえてこれらを紹介したのは理由があります。

 

 

爪が弱くても、肌が劣化しても明日死ぬわけではありません。怪我が治りにくくても、アレルギーがあっても、ちょっとしんどいだけで、なんとか頑張れます。

 

 

むしろ、これらは病気のうちに入らないのではないでしょうか。

 

 

ですが、ハッキリ言ってこれらは「糖化」であり、「老化」です。

 

 

糖化すると、細胞が変性するので劣化します。

 

 

 

上に記したものは、症状も、起こる場所も全て違うものです。しかし、これら一つ一つを俯瞰で見ると、細胞レベルで体が弱っていることが感じ取れませんか。

 

 

細胞の劣化ですから、正常な時に比べて、水分が抜けてカスカスしたり、売れた果物のようにブヨブヨしたり、締りが無く垂れ下がったり・・・といった特徴があります。

 

 

私も、上に書いた症状のいくつかがありました。

 

 

自身の体験から、「体が弱いと、大病をしなくても、満遍なくあっちもこっちも弱い」という事を何度も書いてきました。

 

 

細胞レベルで弱るのですから当然です。どこにガタがきてもおかしくありません。

 

 

糖質制限をダイエットだと勘違いしている人達が知らない糖質の健康被害

 

 

今回はこの「糖化反応」のメカニズムについてお話します。

 

 

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糖化反応とは細胞の変化

 

 

人間の体を構成している成分で一番多いのはですね。その次に多いのがタンパク質です。

 

 

タンパク質は、細胞の主成分です。

 

 

筋肉、皮膚、髪の毛、内臓、骨の一部も、タンパク質でできています。

 

 

糖化とは、これら体のタンパク質と、「余った糖」が結びついて変性することです。

 

 

つまり、細胞の劣化です。

 

 

当然、余った糖が多ければ多い程、糖化は酷くなります。そして、一見自然な「老化」に見えるので、糖質が原因であることに気付く人は少ないです。

 

 

 

『老けたくなければファーストフードを食べるな 老化物質AGEの正体 著者:山岸昌一』より引用

 

 

人の体が老化するのには必ず原因があります。

 

年をとったら、皮膚がたるんだり、血管がボロボロになったり、視力が衰えたりするのですが、それは自然にそうなるのではなく、体の中で組織が何らかの変化を起こしたからです。

 

(16p)

 

 

 

一見老化にもみえる「糖化反応」ですが、食品化学の分野では、「メイラード反応」と呼ばれています。

 

 

発見はこちらの方が先です。

 

 

 

糖化反応 = メイラード反応

 

 

 

 

「メイラード反応」を知ることで、糖化した状態のイメージを具体的に掴むことができます。

 

 

 

メイラード反応とは

 

 

糖質とタンパク質の反応は、最初は「食品に起こる反応」として発見されました。

 

 

 

一九一二年、フランスの化学者ルイ・カミーユ・メイラードという人が、糖とタンパク質を加熱すると、褐色あるいは黄色い物質ができることを発見しました。

 

 

こうした「褐色反応」は発見者の名前をとって「メイラード反応」と呼ばれるようになりました。

 

 

(中略)

 

 

「メイラード反応」はこうして発見されてから七〇年間は、ずっと食べ物との関わりで研究され議論されてきたのです。

 

 

(17p~19p)

 

 

揚げ物とか、こんがり焼いたお肉とか、食欲をそそるあの色です。

 

 

 

食品を販売したり、調理をする人も、料理の演出の為にそのような色を加えようとします。

 

 

 

 

例えば、以下のようなものです。

 

 

 

『Wikipedia メイラード反応』より引用

 

 

メイラード反応が関与するものには次のような現象が挙げられる。

 

 

・肉を焼くと褐変

 

・玉ねぎを炒めると褐変

 

・デミグラスソース(ブラウンソース)の褐変

 

・コーヒー豆の焙煎

 

・黒ビールやチョコレートの色素形成

 

・味噌、醤油の色素形成

 

・熟成に伴う酒粕の色素形成

 

・パン(トースト)やご飯の「お焦げ」の形成

 

 

「美味しさの条件」と言っても過言ではないです。

 

 

このように「舌の為」には絶賛される「メイラード反応」ですが、体の中で起こるとなると話は別です。

 

 

 

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体内で起こるメイラード反応(糖化反応)

 

 

ここからは「糖化反応」をより具体的に分かってもらうため、血液の「ヘモグロビン」を例に、糖化の流れを説明していきます。

 

 

 

食品で起こる「メイラード反応」が発見されたのは、1912年です。

 

 

その後、血液を専門にしている医師によって、「人間の体の中でも同じ事が起こっているのでは」という推測がされました。それが、1969年のことです。

 

 

その医師の名は「サムエル・ラーバー」といって、「ヘモグロビン」の研究をしていました。

 

 

 

ここで、分からない方の為に、「ヘモグロビン」について説明します。

 

 

血液は、液体部分の「血しょう」と、血球である「白血球」「血小板」「赤血球」に分けられます。

 

 

 

 

 

 

「ヘモグロビン」は、酸素を運ぶ役割がある「赤血球」の中にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サムエル・ラーバー」は、ヘモグロビンの研究をしていて以下のような発見をしました。

 

 

ところが一九六九年になって、「メイラード反応」は食品だけでなく、人間の体の中でも起きているのではないか、という画期的な推測がされるようになりました。

 

 

そのきっかけになったのは、サムエル・ラーバーというイランからニューヨークにあるアルバート・アインシュタイン医科大学に留学してきたお医者さんの発見でした。

 

 

ラーバー先生は血液を専門としていて、ヘモグロビンの研究をされていました。

 

 

ヘモグロビンとは赤血球の中にあるタンパク質の一種です。

 

 

ご存じの方も多いと思いますが、ヘモグロビンは酸素とくっつきやすく、肺から体の各組織に酸素を運搬する働きをしています。ヘモグロビンが足りないと、脳に酸素が十分届かなくなって、貧血状態を起こします。

 

 

ラーバー先生はヘモグロビンの形や構造の違いによって、酸素の運搬機能に差が生まれるのではないかと考えました。

 

 

そして来る日も来る日もヘモグロビンの性質と機能を追いかけていたのですが、あるとき、糖尿病の患者さんのヘモグロビンを調べていたら、とても変な性質をもつヘモグロビンを発見したのです。

 

 

実はこの奇妙なヘモグロビンは、老化物質AGEに変化する一歩手前の「ヘモグロビンA1c」(HbA1c/ヘモグロビン・エーワンシーという表記もある)という中間物質でした。でも、当時のラーバー先生はそんなことは知るよしもありませんでした。

 

 

ただ、糖尿病の患者さんの血液には奇妙な性質のヘモグロビンがたくさんあって、ふつうの人の血液にもあることはあるが、糖尿病の患者さんではこれが二~三倍と多く存在することがわかった。

 

 

きっと、このへんてこりんな性質のヘモグロビンが糖尿病の患者さんに悪さをして、何か病気を起こしているに違いない、あるいは、このタイプのヘモグロビンが想起に糖尿病を診断する手がかりとなるかもしれない、という論文を一九六九年に発表したわけです。

 

 

(20p~21p)

 

 

ここで、「ヘモグロビンA1c」と、「AGE」という言葉がでてきたので整理します。

 

 

 

ヘモグロビンA1c

 

 

「ヘモグロビンA1c」は、通常の「ヘモグロビン」とは性質が違います。

 

 

どう違うかというと、「ヘモグロビン」にブドウ糖が結びついています。

ヘモグロビン + ブドウ糖 = ヘモグロビンA1c

 

 

 

 

AGE / AGEs

 

 

 

「AGE」は、老化物質です。

 

 

 

 

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ヘモグロビンA1cとは

 

 

糖尿病の人が検査の時に気にするのが「血糖値」と、「ヘモグロビンA1c」です。

 

 

まず、「血糖」と、「ヘモグロビンA1c」の意味を整理します。

 

 

 

  • 「血糖 けっとう」とは、血液の中のブドウ糖の濃度のことです。

 

 

 

 

 

  • 「ヘモグロビンA1c エーワンシー」とは、「血液中のヘモグロビンに、ブドウ糖が結びついた物質」です。糖化蛋白質で「糖化ヘモグロビン」と呼ばれたりもします。

 

 

 

 

ヘモグロビンはタンパク質ですから、血液の中に余分のブドウ糖があると、どんどん結合していきます。

 

 

当然、高血糖の状態が長く続くと、「ヘモグロビンA1c」は増えていきます。

 

 

 

 

 

血糖値とヘモグロビンA1cの値の違い

 

 

続いて、血液検査で分かる、「血糖値」と「ヘモグロビンA1c値」の違いについてお話します。

 

 

 

 

 

  • 「血糖値」を計ると「血液検査をした時」の血液中のブドウ糖の値がわかります。

 

 

 

 

  • 「ヘモグロビンA1c値」は、「ヘモグロビンのどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値」です。この値で、過去1ヶ月~2ヶ月の血糖の状態がわかります。

 

 

 

要するに、「血糖値」よりも、正確な血糖状態を知ることができるのが「ヘモグロビンA1c値」なのです。

 

 

 

ふだん不摂生をしあげて、検査の前だけ血糖値が上がらないように食事制限をするという小賢しい真似をする人がいますが、無駄なあがきです。

 

 

 

一時的に血糖値を良くしても、「ヘモグロビンA1c」を見れば食の習慣は筒抜けです。

 

 

 

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ブドウ糖は必要だけど多すぎるとダメ

 

 

血糖値は上がりすぎてもダメですが、低すぎてもダメです。

 

 

生命を維持するには、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が一定以上必要です。

 

 

 

糖尿病の人はふつうの人より血液中にたくさんのブドウ糖(血糖)をもっています。そのためブドウ糖とヘモグロビンが結びついて変質した「ヘモグロビンA1c」が多く見られます。

 

 

しかし、ふつうの人の血液中にも「ヘモグロビンA1c」がゼロではありません。

 

 

なぜなら人間はだれでも血液中にブドウ糖(グルコース)をもち、一〇〇ミリグラム/デシリットル前後の血糖値が存在するからです。

 

 

血液中のブドウ糖は、グルコースとして、とりわけ脳と、各種臓器や筋肉に運ばれ、エネルギー源として使われます。

 

 

脳は臓器としては、全体重の約二%(一・二~一・五キロ)しかありませんが、安静時でのグルコース消費量は一八%、とおそろしく「食いしん坊」なのです。

 

 

頭の活動には、このエネルギー源が必須で、グルコースが不足すると脳は活動を停止してしまいます。だから人は何をさしおいても脳にグルコースを送ろうとします。

 

 

またグルコースは、心臓で11%、肝臓で20%、筋肉では安静時でも20%を消費します。

 

 

言ってみればグルコースはエネルギーのコインのようなものですから、「糖化は人間が生きていく上で避けることのできない現象」だと言えます。

 

 

ただし、「ヘモグロビンA1c」の割合は、ふつうの人では糖尿病の人に比べると少なく、四・五~五・五%程度です。

 

 

(26p~27p)

 

 

これを読んで、

 

 

「グルコース(ブドウ糖)が不足すると脳は活動を停止する? やっぱり糖質は食べた方がいいんじゃないか」

 

 

と思われた方もいると思うので、少し説明をします。

 

 

確かに一定のブドウ糖は必要ですが、わざわざ食事から摂る必要はありません。その理由はいくつかあります。

 

 

まず、世間一般で信じられているように、脳はグルコース(ブドウ糖)だけをエネルギーとしているわけではありません。

 

 

 

脳は、ブドウ糖が不足してくると、脂肪酸を分解してできたケトン体という物質をエネルギー源として使います。しかも、脳は「ケトン体」の方が好きなのです。

 

 

 

ちなみに、胎児や新生児は「ケトン体」を利用してエネルギーを生み出しています。

 

 

 

エネルギー源を「ブドウ糖」に依存しているのは「赤血球」と「グリア細胞」です。

 

 

 

だから人間の体には、グルコース(ブドウ糖)は必要なのですが、食事から摂る必要はありません。

 

 

 

人間は、自分の体の中でグルコース(ブドウ糖)を作り出すことができるからです。

 

 

これを「糖新生 とうしんせい」と呼びます。

 

 

必要な糖質量は「糖新生」の働きで十分まかなえます。

 

 

 

「必要だけど、食べる必要がない」とはそういう意味です。自分で作れば事足りるのに、それ以上の量を余分に食べようとしているのが現代人です。

 

 

 

それに気付かず「糖質は必要だから」と食べ続けたら、糖が有り余って、体内のタンパク質がどんどん糖と反応して、劣化していきます。

 

 

 

 

人間に必要な糖質量については以下の記事をお読み下さい。

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

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ヘモグロビンA1cは何故増えるのか

 

 

「ヘモグロビンにブドウ糖が結びついたものがヘモグロビンA1c」なので、糖質の摂取が増えると、糖化したヘモグロビンが増えることになります。

 

 

そして、それには、も関係しています。

 

 

ラーバー先生自身も研究しているうちに、「ヘモグロビンA1c」は正常なヘモグロビンに糖がたんこぶのようにくっついて変質した「糖化物質」だということがわかってきました。

 

 

ここで疑問が生まれました。

 

 

なぜ「ヘモグロビンA1c」ができたのか?なぜヘモグロビンに糖がくっつき、へんてこりんなものに変化したのか?

 

 

ここからが医学と化学のブレークスルーでした。

 

 

長く食品化学の領域で糖とタンパク質の化学反応として研究されてきたあの「メイラード反応」と、人間の体の中で起こっている生化学反応とが初めて結びついたのです。

 

 

「メイラード反応」とは、食品を構成する糖とタンパク質が加熱によって変質する化学反応のことでした。

 

 

人間の体の中にも、ブドウ糖という糖と体内組織を主につくっているタンパク質が多数存在しています。

 

 

すなわち、それらが三七度の体温で常時、長い時間をかけて温められているわけです。糖とタンパク質が温められるとどうなるか?

 

 

あたかもフライパンの上でじっくり調理されているかのように、人間の体内の組織に焼き目や焦げ目のような反応があらわれてもおかしくないではありませんか。

 

 

(22p~23p)

 

 

 

体内の組織が糖漬けになれば「タンパク質+糖+熱」で糖化クッキングの完成です。

 

 

 

 

 

 

ここでは「ヘモグロビン」を例にしていますが、もちろん、「それ以外の組織」でも同じことが起きます。

 

 

最初にお話した通り、筋肉、皮膚、髪の毛、内臓、骨の一部も、タンパク質でできていることを忘れてはいけません。

 

 

タンパク質は、細胞の主成分ですから、「加熱で糖がタンパク質とくっついて性質が変わるメイラード反応」は、体のどこで起こってもおかしくはないと肝に銘じるべきです。

 

 

糖質を多く食べる人は、この反応で、皮膚が弱り、髪が弱り、内臓が弱り、劣化していきます。

 

 

ちなみに、「三七度の体温で常時、長い時間をかけて温められる」とありますが、この理屈だと「低体温の人」はメイラード反応が鈍いことになります。

 

 

低体温の人が肌が白いのはこの為かもしれません。

 

 

逆にヨーロッパ系の人が肌の劣化が早いのは、日焼けをするからとか色々言われていますが、彼らの体温が日本人に比べると1度くらい高いので、その分メイラード反応が活発になるのかもしれませんね。

 

 

 

まあ、これは私の勝手な憶測ですが。

 

 

 

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糖尿病が怖いわけ

 

 

実は「ヘモグロビンA1c」はさらに反応が進むと、「AGE」と言う老化物質に変身します。

 

 

 

ヘモグロビンA1c

 

 

悪化

 

 

AGE

 

 

 

 

つまり「ヘモグロビンA1c」は、老化物質の一歩手前です。

 

 

これがたくさんあったら体にいいわけない、というのはお分かりいただけるかと思います。

 

 

 

しかし、糖尿病の患者さんの血液の中には、この「ヘモグロビンA1c」が普通の人より多くあるわけですから、「AGE」になるリスク、つまり、病気のリスクが高くなります。

 

 

糖尿病の患者さんに共通する特徴的な症状とは何かというと、まさしく「老化」なのです。

 

 

糖尿病の患者さんはふつうの人より皮膚がもろく、しみやしわになりやすい。

 

 

骨がボロボロになったり、歯周病や白内障や認知症になるのも格段に早いし、血管ももろいので、心筋梗塞や脳梗塞になるリスクが三倍も高くなります。

 

 

(24p)

 

 

糖尿病について詳しく知らない人も、「糖尿病は合併症が恐い」という事は知っているのではないでしょうか。

 

 

誰でも一度ぐらい、糖尿病の人が足を切ったとか、目が見えなくなったとか、恐ろしい話を聞いた事があると思います。

 

 

何故、糖尿病が合併症を引き起こしやすいのか、昔、私はイメージが掴めなかったのですが、この糖化の概念を知ることで、よく理解することができました。

 

 

 

 

AGEとは

 

 

「ヘモグロビンA1c」は、「老化物質に変身する一歩手前の物質」でした。

 

 

 

それが酷くなると、「AGE」という老化物質に変化するわけですが、これは非常に毒性が強いのです。

 

 

 

次はこの「AGE」がどんなものかについてお話します。

 

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみたへ続く

 

 

 

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定説が正しいとは限らない。真実から遠ざからない為に気をつけたい事。

 

「ネットの健康情報はデタラメだ」

 

 

 

・・・と思われていますが、実は、定説の医療・栄養情報の方がデタラメが多いです。

 

 

 

真面目に調べる人は、その嘘・デタラメに感づくのですが、ほとんど多くの人は、定説や常識に疑いをもたないので調べません。

 

 

 

 

大嘘であっても、みんなが信じているので「騙されている」という実感はありません。

 

 

 

「間違いない!」と思っています。

 

 

 

 

ここで注意していただきたいのは、騙されているのは特別アホな人ではなく「普通の人」だということです。

 

 

誰でも騙される可能性はありますが、どちらかというと特に頭が良いと言われている人ほど、騙される傾向にあります。

 

 

 

そういう人が多いので、「何故、人は嘘を信じこんでしまうのか」という事と、「そうならない為の対処法」についてお話したいと思います。

 

 

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単純な間違いでも気が付かない例

 

 

 

現代は、科学が発達していますし、みんなが教育を受けられる環境にあるので、「教育を受けられなかった昔の人」と比べて、頭も良いはずです。調べる方法だってたくさんあります。

 

 

 

しかし、騙されてしまうのです。

 

 

 

その一例を紹介します。

 

 

 

私は以下の記事で、「消化の嘘」についてとりあげました。

 

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

 

この記事でも書きましたが、世間一般では、「消化に良いのは植物性の食品で、動物性の食品は消化に悪い」ということになっています。

 

 

 

ですが真実は180℃違いました。

 

 

 

実際に食べたものを30分後に吐いて消化状態を確認するという実験では、すぐに消化されて胃から消えて吐けないのが「タンパク質」で、いつまでも消化されずほぼ原形で胃の中に残っているのが「炭水化物」だったのです。

 

 

 

また、寿司を食べた5時間後に救急車で搬送された人の胃の画像では、タンパク質である「魚」が消えていて、炭水化物である「ご飯」が残っていたのです。

 

 

 

「植物性の食品は消化に良くて、動物性の食品は消化に悪い」という定説が、全くの嘘であったということです。

 

 

酷いのはそれだけではありません。

 

 

私がネットでこの話を見つけてから、ずいぶん時間が経っているにも関わらず、世間ではいまだに「胃の調子が悪い時は、消化に良いお粥を食べましょう」等と言ったりするわけです。

 

 

 

 

ある食材が消化されやすいかどうか・・・なんて、吐けばわかることです。

 

 

 

研究室でしか見つけられないような内容ではありません。

 

 

 

調べるのに高額な資金がかかるわけでも、高性能な機械が必要なわけでも、肉眼で確認できないような小さな対象でもありません。

 

 

 

これは現代人が見抜けないような難しい事象ではないはずです。その気になれば、誰でも検証できます。それなのに、みんなそれをせず、ただ、言われた事を信じて、騙されていたのです。

 

 

それだけ定説は強力なのです。

 

 

 

私自身、「植物性の食品が消化に良い、動物性の食品は消化に悪い」を信じて、そういう食事をして、胃がずっと悪かったです。

 

 

 

健康について調べたり、色々実践してきたのですが、こんな単純なことに30年以上も騙され続けてきました。

 

 

 

「消化の現実が常識と反対だった」という事よりも、

 

 

 

こんな、素人が実験してわかるようなことを、頭のいい人達が間違えているという事に私はビックリしました。

 

 

 

そこで私はこう思ったのです。

 

 

 

「こんな単純な事象」の間違いでさえみんなが見抜けないのなら、「他の定説」もデタラメなんじゃないか

 

 

 

・・と。そして、それは大きく外れてはいませんでした。

 

 

 

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優秀な人ほど騙される

 

 

先ほども言いましたが、私が「実は、肉のほうが消化が良かった」という事を知って1年以上経っていますが、常識ではいまだに「肉は消化に悪い」という事になっています。

 

 

 

この、嘘だと分かっても、いまだに訂正されないという事について考えてみたいと思います。

 

 

 

訂正されていないのは、情報の源流にいる人達が認めないからです。彼らが訂正してくれれば済むことなのですが、それをしません。

 

 

 

私のような素人は、定説と事実が違っていても柔軟に対応できます。定説に執着がないからです。

 

 

 

しかし、専門家ほど、定説に執着が強く、また「定説を共有するお仲間」の顔色も伺わなければなりません。

 

 

従って、立場が悪くなるからなのか、それを覆すような事実を頑なに認めようとしません。都合の悪い事実と遭遇した時の白の切り方は見事です。

 

 

 

間違ったことを受け入れる人は少ないように思います。

 

 

 

ただ、彼らも全ての「新説」に反対するわけではありません。

 

 

 

「定説を覆さない範囲以内」の新説であれば、真面目に考えるのです。

 

 

 

しかし、「定説という枠から少しでも外れた考え」は、最初から相手にしません。

 

 

 

 

「もしかしたら、エビデンスが間違いかもしれない」という発想もありません。

 

 

 

 

  • 定説を崩さない新説・・・・認める

 

  • 定説を崩す新説・・・・・・認めない

 

 

 

このような姿勢は、医療や栄養に限らず、あらゆる学問で見受けられます。

 

 

 

確かめる気すら起こさないのですから、話になりません。確かめないのですから、例え間違っていたとしても、真実に気付くことはありません。

 

 

 

すると、彼らのような「専門家」を信じる人も騙されるわけです。

 

 

 

「専門家」というだけで無条件で相手を信じるような人もまた「定説・常識」が大好きだからです。

 

 

こうして定説を信じる人」「常識を疑わない人」「エビデンスは絶対だと考えている人」ほど、簡単な嘘にひっかかってしまいます。

 

 

 

↑こういう人は優等生タイプに多いですね。

 

 

 

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定説は間違っていても叩かれないが、異端は正しくても叩かれる

 

 

専門家の立場に胡坐をかいて、デタラメを垂れ流す方にも問題がありますが、それを受け入れる側にも責任があります。全く考えていないのです。

 

 

 

ですが、そんな「定説・常識」を信じる人に限って、どこの誰が言ったか分からないような「ネットの健康情報」には目くじらをたてます。

 

 

この矛盾は何なのでしょう。

 

 

 

 

こっちの情報は、知らない人が唱えているし、支持している人も少ないから、間違いだろう・・・

 

 

こっちの情報は、有名な人が唱えていて、みんなも信じているから、信憑性があるだろう・・・

 

 

 

・・・というのは、なんの根拠もなくただの信仰です。こういう考えでいたら騙されます。

 

 

 

医学も栄養学も「学問」なのですから、「定説・常識」であっても、辻褄の合わないことは、横着をせず調べるべきです。

 

 

それをしないと、間違った定説はどんどんコピーされ、世の中に珍説が溢れかえってしまいます。現実にそうなっています。

 

 

 

①「定説・常識」だから、中身を確認しなくていい

 

 

②その「定説・常識」を元に、新たな理論を作る

 

 

③さらにその理論を参考に、別の誰かが新たな理論を展開する

 

 

 

 

以下の記事で、学問に嘘が多いという話をしています。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

こうして、「真相がハッキリしない定説・常識」を元にした理論が増えていくのです。

 

 

ですが、元になった「定説・常識」がデタラメなら、それを元に展開された理論は全て空論です。例え、その理論が市民権を得ていたとしても、デタラメです。

 

 

 

これと、叩かれている「ネットの健康情報」の違いはなんでしょうか?

 

 

「ネットの健康情報」ばかり叩く人は、一般常識や専門家の意見を重要視しますが、どっちもどっちです。

 

 

むしろ、影響力のある専門家が堂々と嘘を言うのですから、「定説・常識のデタラメ」の方がはるかにたちが悪いと言えます。

 

 

 

 

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歴史を見れば人は簡単に騙されてきた事が分かる

 

 

 

ちょっと質問です。こんな考えをしていませんか。

 

 

 

  • みんなが当たり前に信じている事だから間違いないだろう

 

  • 常識を疑う奴は頭がおかしい

 

  • 専門家が嘘をつくわけない

 

 

 

 

 

もし、これらのうちのどれか1つでも思った事があるなら、以下の言葉を憶えておいて下さい。

 

 

 

 

 

 

“ 確かめない奴は、必ず騙せる ”

 

 

 

 

 

 

これは、その辺の詐欺師が語った言葉ではありません。

 

 

 

この人物の言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどの人は知らない・・・と思います。

 

 

 

 

 

この人物はヨーゼフ・ゲッベルスといって、

 

 

ナチス・ドイツの宣伝大臣だった人物です。

 

 

 

『Wikiquote パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス』より引用

 

 

パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(Paul Joseph Goebbels, 1897年 – 1945年)は、ドイツの政治家。国家社会主義ドイツ労働者党第3代宣伝全国指導者、初代国民啓蒙・宣伝大臣。

 

 

「プロパガンダの天才」「小さなドクトル」と称され、アドルフ・ヒトラーの政権掌握とナチス党政権下のドイツの体制維持に辣腕を発揮した。

 

 

 

敗戦の直前、ヒトラーの遺書によってドイツ国首相に任命されるが、直後に自殺した。

 

 

 

ただの詐欺師の考えなら関わらなければいいだけの話ですが、国を動かす立場にある人間がこういう考えだから問題なのです。

 

 

また、彼の語録にはこんなものもあります。

 

 

 

「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。

 

 

嘘によって生じる政治的、経済的、軍事的な結果から人々を保護する国家を維持している限り、あなたは嘘を使える。

 

 

よって、国家のために全ての力を反対意見の抑圧に用いることは極めて重要だ。」

 

 

 

外国の話、昔の話、政治の話・・・で片づけられる問題ではありません。

 

 

 

その気になれば、集団を洗脳するのは簡単で、そのテクニックを持っているのは、社会的地位のある人物であるという事が学べます。

 

 

 

洗脳は詐欺師だけのテクニックではありません。

 

 

 

確かめない人の数が多いほど、洗脳しやすいです。

 

 

 

大多数である「確かめる気のない人」を中心に洗脳していけば、大きな流れができるので、「正論を吐く少数派」は居心地が悪くなります。

 

 

 

このような戦略でドイツがどうなったかは、説明するまでもないでしょう。

 

 

それでも、外国の話、昔の話、政治の話だと片づけようとする人もいると思いますが、どの分野であれ、大きな嘘は私達の周りに溢れています。

 

 

 

私は医療の嘘にはウンザリしています。

 

 

 

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人間は信じたいものを信じる

 

 

ここで「何故、間違いだと分かったのに、いつまでも認めないか」について話を戻します。

 

 

一度洗脳されて嘘を信じ込んだ人は、修正が困難になります。

 

 

 

 

後でどんなに理論的に説明されても理解する事ができないクルクルパーになってしまうのです。

 

 

 

何故かと言うと、人には以下のような習性があるからです。

 

 

 

『カラパイア 不思議と謎の大冒険 人は科学的根拠に基づく事実を知ったところで、信じたくないものは信じない(米研究)』より引用

 

 

 世の中の多くの人々は、実際には思っているより科学的根拠に基づく知識を持っている。ただしそれが自分の理念や信条、政治的・宗教的な見解とぶつかるような場合には、それを認めたくないのだ。

 

 

大量破壊兵器やワクチン問題、健康被害などについて話す時もそうだ。

 

 

科学的証拠をどんなに突きつけたところでそれが逆効果になり、頑なに自分の信じていることを曲げない人がいる。

 

 

人は、事実がどうであるかよりも、自分の立場が大切なのだ。

 

 

カーハン氏の今回の研究は、人がなぜそうなるかについての理解を深めるのに役立つかもしれない。

 

 

(中略)

 

 

一度文化的、政治的な視点ができあがってしまうと、例え事実がどうであろうと、それがどのようなメッセージに使われている場合でも、人々の信念を元の白紙状態に戻すことはとても難しいのだ。

 

 

 

大人の方が幼稚かもしれません。こうはなりたくないですね。↑こうなってしまったら、知識人としての価値は0です。

 

 

 

ですが、人が間違いを修正しない理由は、「信じたくないものは、信じない」という「個人の我が侭」だけではありません。こちらは、これらを信じている人がいなくなれば、パラダイムシフトが起きるので、間違いは時間が解決してくれます。

 

 

 

問題は、政治的な理由、社会的な理由から修正されない場合です。

 

 

こちらは第一線で活躍している人が世代交代しても、パラダイムシフトは起きません。意図的に嘘がつかれているからです。

 

 

 

政治的、社会的な理由から間違いが修正されないということは珍しい話ではありません。

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由

 

 

 

 

 

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騙されない為に気をつけたいこと

 

 

嘘が多いわけですが、そんな中で騙されないコツがあります。

 

 

肩書きとか、人数とか、定説とか、そういった上っ面で物事を判断しない。コレに尽きます。

 

 

専門家の提示した情報に依存せず、再現できるところは実験し、検証が難しいものに関しては、それが間違いである可能性を常に考えることです。

 

 

私も常に疑っています。

 

 

 

例えば「進化論を疑っている」と何度か言いました。

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

 

これも、みんなが信じているけど、冷静に考えたら納得できない部分がいっぱいあるので、無条件で信じたりはしません。

 

 

 

ですが普通は、専門家から「これが、定説です。」「これがエビデンスです。」・・・等と提示されたら、基本的には疑いません。

 

 

 

それさえ出されれば満足するので、実験して確かめることもしません。だから誰も「吐いて、どのくらい消化されているか」を確認しないのです。

 

 

 

みんな「エビデンス」が大好きです。

 

 

 

 

「エビデンス」を元に思考すれば、一見、知的に見えます。ですが「エビデンス」には落とし穴があります。

 

 

 

医療だけ、栄養だけ・・・と、限られた学問の範囲だけで考えようとすると見えないのですが、政治、経済、歴史というフィルターを持って分析すると、「エビデンス」の捏造は可能なことが分かります。

 

 

 

どうやって捏造するかは以下の記事に書いています。

 

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

 

従って、「エビデンス」自体が真実であるかどうか疑ってかかることも必要なのです。

 

 

 

ですが、時間、資金に限りがある為、実験して確かめる事が難しいのも事実です。

 

 

 

「1000人を10年間観察した結果」や、「特殊な装置を使って体を調べる」・・・等は素人に再現できるレベルではありません。

 

 

 

独自に確かめられない、けど疑わしい・・・

 

 

 

 

そんな時は放置です。

 

 

確かめられないからといって、無理矢理、疑わしいものを信じるべきではありません。

 

 

 

私は理論的な話が好きなので、本来ならば「エビデンス」や「定説」を元に理論を組み立てるのが好きなのですが、それらを過信していた為に、人間の食性、消化について間違った考えをしていました。

 

 

 

なのでその反省を生かして、今は「エビデンス」「定説・常識」に対しては慎重です。

 

 

 

「そのエビデンスを広めたい側」が見せたいように作っている可能性があるので、「エビデンスそのものが、定説・常識とされている情報が、インチキかもしれない」という疑いがいつも頭にあります。

 

 

 

無理矢理納得しない、確かめる癖をつける、それが真実に近づく為に最低限必要なことです。

 

 

 

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