youtubeのトップページに、「最近の若者が草食化している」という趣旨の番組があがっていたので見てみました。

 

 

最近の10代、20代の傾向なのでしょう。

 

 

ネットでも「草食系が増えている理由」について書かれている記事は多いので、いくつか読んでみました。

 

 

しかし、どの記事を読んでも、草食化したのは、まるで、ファッションや時代の流れであるかのような分析がなされています。

 

 

あと、女性が強くなった、とかですね。

 

NAVER まとめ【解析】草食系男子|草食系男子が増加している原因を探ってみた!

 

 

 

読んでいて失笑ですよ。本当にそんな理由で納得できますか。

 

 

 

 

「ファッション」や、「考え方の多様化」で変わるのは、せいぜい「文化」や「価値観」や「生活スタイル」です。

 

 

 

「動物が生きていく為に必要な機能」は、普通その程度のことで一々変わりません。簡単に変わったら大変です。

 

 

 

もし「動物が生きていく為に必要な機能」が歪められているとしたら、何らかの大きな力が加わったと考えるのが自然ではないでしょうか。

 

 

 

これは脳や身体の異変です。

 

 

 

草食化というのは、動物の普遍性に反する現象です。

 

 

 

文化的な視点で分析するのは無理があります。

 

 

 

じゃあ、その「動物が生きていく為に必要な機能」を歪める大きな力とは何なのか、それについてお話しようと思います。

 

 

 

ちなみに、男性が「草食化」する現象は、日本だけではありません。アメリカにも同じ傾向があるそうです。

 

 

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有害物質の影響

 

 

多くの人は「草食化」に対して、「疾患」という発想がありません。

 

 

しかし、「草食化」が一部だけでなく、社会全体に蔓延しているということは、「疾患」の可能性を視野に入れて考える必要があります。

 

 

 

 

まず、以下をご覧下さい。

 

 

 

『ひだまり 今は古事記に夢中!「調味料 (アミノ酸等)」の裏に化学調味料(合成化合物)あり! 大量摂取した世代が今「草食系」と呼ばれているのはなぜ?』より引用

 

 

日本がアメリカからの添加物の輸入を大幅に緩和してから、それから生まれて育ったちょうど適齢期の若者が「草食系」と呼ばれるようになった・・・と。

 

 

 

このように、食品添加物が、「草食化」に影響している可能性があるわけです。

 

 

でも、その子が「草食系」かどうかなんて、思春期を過ぎないと分かりませんから、まさか、子供の時から食べていた食品が影響しているなどとは夢にも思いません。

 

 

 

そして、これは「食品添加物を食べている全ての国の人達」に言えることです。だから「草食化」は日本だけの傾向ではないのですね。

 

 

 

 

しかし、食品添加物の危険性は昔から指摘されていますが、状況は変わっていません。そこが問題なのです。

 

 

 

危機感が0です。

 

 

 

一応、危険性について訴えている人はいますが、それを打ち消す意見も存在し、情報を受け取る側は、どちらを信じたらいいのか分からなくなります。

 

 

それに、気をつけようと思っても、種類が多すぎて全てを避けるのは困難です。忙しいのに、そこまで細かい事を気にしていられないのです。

 

 

だからみんな諦めて、

 

 

 

 

ちょっとしか食べていないし、

 

みんな食べているし、

 

何も起きていないし、

 

自分の周りの人は大丈夫だし、

 

 

 

 

・・・そう軽く考えるようになります。「少ししか食べていないから問題ない」と思っている人が一番危険です。

 

 

ダメージが蓄積することを考えていないからです。

 

 

なので、ほんとうに少しなのかどうかよく考えた方が良いです。

 

 

 

 

ただし、上の引用元だけでは、本当に「食品添加物」が原因なのかはわかりません。他にも危険な物質はあるからです。

 

 

 

生殖能力に悪い影響を与える物質は、例えば「糖質」や「遺伝子組み換え食品」です。

 

「糖質」については、以前、「女性の卵子が糖化する」という記事を書きました。

 

 

卵子が老化する原因と防ぎ方。卵子の質を悪化させない食習慣は、不妊症の改善にも期待できる

 

 

また、有害物質は食品だけとは限りません。

 

 

安心・安全が大好きな日本!でも何故か「健康を損ねる物質」への規制だけは甘い

 

 

 

 

私達は、これらをまとめて毎日浴びているわけですから、どんな問題が起きても不思議ではありませんし、問題が起きても何が原因だったかを特定するのは難しいです。

 

 

 

 

なので、せめて、何がどんな悪影響を与えるかぐらいは一通り頭に入れておいて下さい。

 

 

 

ここからは、「食品添加物」と「遺伝子組み換え食品」が生殖能力に与える影響についてお話します。

 

 

 

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食品添加物が生殖能力に与える影響

 

 

 

一説によると、日本人の添加物摂取量は一日10gだそうです。小さじ2杯です。

 

 

年間3kg~4kgです。砂糖3~4袋ですね。

 

 

 

もちろん個人差はあります。「コンビニ弁当ばかり食べる人」と「手料理を食べる人」の摂取量は違います。

 

 

 

 

しかし、残念ながら、

 

 

 

「手作りの家庭料理を食べる人」でも、一日あたり50種類程の食品添加物を摂っているそうです。

 

 

 

「コンビニ好きの独身男性」の場合だと、3食合計で、最低90種類以上の食品添加物を摂っているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「食品添加物」を食べている量を確認したところで、次はお待ちかね、「これらを食べるとどうなるか」についてです。

 

 

 

愛詩tel shig 【マジ!?】20代男子60人中58人が奇形精子保有者!その原因とは?』より引用

 

 

あなたは「奇形精子」という言葉を聞いた事がありますか?

 

 

 

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(中略)

 

 

 

実はごく普通に生活している大多数の若者が、この奇形精子保有者なのです。

 

 

(中略)

 

 

精神科医・銀谷翠先生によると、不妊学会発表のデーターで

 

『大阪府在住、平均年齢21歳の男子大学生60人中、正常精子保有者が2名、

 

残りの58人の精子が、双頭精子、尾が折れ曲がった精子、巨大精子set..

 

などの「奇形精子」だった』と発表されています。

 

 

 

このように、はっきり形に表れると衝撃的ではないでしょうか。

 

 

でも、健康に関心があって、常に危機感を抱いている人であれば、「まあ、そうでしょうね」といった反応だと思います。

 

 

 

原因調査をしたところ、奇形精子保有者58名中48名がカップ麺やハンバーガーを常食としていたという「食生活の偏り」に行き着いたそうです。

 

 

 

ここでは、カップ麺やハンバーガー等、「いかにも」食品添加物が含まれていそうな食品を食べている事が悪いかのように書かれています。

 

 

ですが、58名中、カップ麺やハンバーガーを常食していたのが48名と言うことは、残りの10名は手料理を食べていたかもしれないのです。

 

 

それにも関わらず奇形精子なら、怖い事です。

 

 

つまり、先ほど紹介した記事にもあったように、「手作りの家庭料理」を食べていても、調味料や漬物などに添加物は入っていますから、その量でもアウトということになります。

 

 

ジャンクフードばかり叩いている場合ではありません。

 

 

もう一度まとめますと、

 

 

 

 

  • 「家庭料理を食べる主婦」でも一日約50種類の食品添加物を摂取

 

 

  • 「コンビニ弁当大好き独身男性」では一日約90種類の食品添加物を摂取

 

 

 

50歩100歩の世界を地でいくような話となっています。

 

 

 

また、商品によっては、パッケージでは無添加を謳っていながら、食品添加物が入っていることがあるので、気付かずに買ってしまう事もあります。

 

 

「手作りの家庭料理」を食べているのにも関わらず、これだけの食品添加物をとってしまう社会環境は問題でしょう。

 

 

気をつけても避けられないなら、面倒くさいことはしたくない。50も100も同じだと諦めてしまう主婦も多いと思います。

 

 

「コンビニ弁当」より、「手作りの料理」が良いですし、避けないより、避けた方が良いですが、所詮、多いか少ないかの差で、どちらにせよ私達は、添加物を避けることは難しいのです。

 

 

続いて、添加物の現状についてです。

 

 

様々な国が認定している添加物の数を見てみましょう。

 

 

アメリカ:133品

 

ドイツ : 64品

 

フランス: 32品

 

イギリス: 21品

 

 

そして日本はなんと1000品前後、まさにザル状態!なのです。

 

 

これは有名な話ですね。もう何年も前から問題になっていますが、全く変わっていません。

 

 

変えるつもりが無いとしか思えません。

 

 

 

そして、体に悪いのは「食品添加物」だけではありません。「遺伝子組み換え食品」も負けてはいません。

 

 

これは「食品添加物」よりたちが悪くて、表示義務のないものなどがあり、入っている事に気づかずに買う人が多いのです。

 

 

 

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遺伝子組み換え食品が生殖器に与える影響

 

 

「ブドウ糖果糖液糖」など、様々な形で私達の体に入ってくる「遺伝子組み換え食品」ですが、こちらも生殖機能に影響があります。

 

 

 

『フレンズ歯科クリニック キシリトールは遺伝子組み換え食品』より引用

 

 

遺伝子組み換え食品と生殖の問題そして仔体の死

 

 

遺伝子組み換えの大豆で餌付けされた母ラットから生まれた子供の半数は3週間以内に死亡します。遺伝子組み換えの大豆で餌付けされた齧歯動物の卵巣、子宮、睾丸、そして若い精子の細胞までもが変化します。

 

 

親マウスが遺伝子組み換え大豆で餌付けされていると、マウスの胚はいままでとは全く違うように機能していきます。

 

 

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遺伝子組み換えトウモロコシで餌付けされると、生殖機能に問題が起き、仔マウスは通常より小さくなります。

 

 

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遺伝子組み換え大豆で餌付けされたハムスターは3世代先になると、ほとんど子供を産むことが出来なくなり、産んでも死産に苦しんだり、その子供の口腔内には毛が生えてきたりします。

 

 

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遺伝子組み換え大豆で餌付けされたメスのラットから生まれた子供の半数以上は死亡するが、非遺伝子組み換えの大豆を餌付けされたコントロール群では死亡率は10%です。

 

 

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遺伝子組み換え大豆で育てられたラットの睾丸は、非遺伝子組み換え大豆で育てられたラットのものと比べより赤黒く形状が大きく異なった細胞となっている。

 

 

 

一応、動物の体に起こった現象ですが、無視できない問題です。

 

 

 

私達が普段「少しだ」、「大したことない」と思っているものが、実は、健康に大きな影響を与えていたのです。

 

 

そして、不妊になるのは、マウスだけではありません。

 

 

こちらは実験室ではなく現場の話なので信憑性が高いと言えます。

 

 

BT作物は不妊や疾患や死亡に関連している

 

 

インドでは、何千頭ものバッファロー、羊、ヤギが収穫を終えたBTトウモロコシ畑の牧草を食べて死亡しました。(それらは、病気になったり、生殖の問題を抱えていました)

 

 

ヨーロッパやアジアの生産者は水牛や牛、ニワトリなどがBTコーン種群を食べて死亡したと言っています。

 

 

20件以上のアメリカの生産者がBTコーン種群による不妊が豚や牛に広がっていると報告しています。

 

 

フィリピンでは少なくとも5つの村で、BTコーン種群の受粉がなされ健康被害が出ています。

 

 

 

この手の話はたくさんありますが、一般的にあまり認知されていません。

 

 

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有害物質が多すぎて原因が分かりにくくなっている

 

 

糖質、食品添加物、遺伝子組み換え食品・・・他にも色々ありますが、私達は、好むと好まざるとに関わらず、多くの有害物質を浴びています。

 

 

ここが一番問題です。

 

 

長い時間をかけて、少しずつ様々なものを浴びているので、症状が出た時、何が原因か分かりにくくになっています。

 

 

特定が難しいので、どれも悪者にできないというわけです。

 

 

 

確かなのは、以下の事実です。

 

 

 

  • 複数の有害物質を浴びている

 

  • 「草食系」の人達が各国で現れている

 

  • 「草食系」の人達が現代に増えている

 

 

 

これは世界規模の異変です。

 

 

「食品添加物」や「遺伝子組み換え食品」や「糖質」が生殖機能に悪影響を与えるというのは分かっているのに、そこは改善されません。

 

 

男か女かわからない中世的な人がカッコイイとか、草食系が流行っているとか、生き方の多様性だとか、真相を誤魔化すような追究が多いのです。

 

 

特に酷いのは、女性が強くなったから「草食系」が増えたという発想です。

 

 

 

 

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男性の草食化と女性の性格は関係ない

 

 

 

  • 女性が強いから、男性に女性的な特徴が表れる

 

 

  • 男性が弱いから、女性に男性的な特徴が表れる

 

 

 

 

どちらか片方の性別の性格が“らしく”なかったら、バランスを取って、もう一方の性別の性格や身体が逆転する・・・

 

 

 

そんなシーソーみたいな事は起こりません。

 

 

 

一応、魚の世界には「性転換魚」というのがいますが、あれは「最初からそういう生物」です。人間とは体の構造が違うのです。

 

 

しかも、本当に性別がキチンと逆転して、繁殖もできます。そこまでできて初めて「逆転」できると言えます。

 

 

 

女性が強いから、男性が女性的になる・・・一見、納得してしまいそうですが、性転換の仕組みを持ち合わせていない人間において、魚のような現象が起きるとは考えにくいです。

 

 

 

それよりも、男性も女性も同じ悪い環境の中に晒された事によって、本来特徴がハッキリするはずのものが、正常に機能しなくなったと考えた方が筋が通ります。

 

 

 

そもそも、「現代女性が強くて、昔の女が弱い」という概念自体が間違いです。

 

 

ハッキリ言って、昔の女性の方が強いです(健康かどうかは別として)。

 

 

 

昔の女性は米俵を担いだり、家事と農業を両方こなすなど、重労働はもちろんですが、山道を1人で歩いたり、グロい虫を素手でつかんだりと、何かにつけてパワフルです。戦争中も耐え忍んでいますしね。

 

 

 

人間関係も過酷です。

 

 

昔の姑の嫁イジメの話を聞くと、人権なんてあったもんじゃありません。イジメる方もイジメる方ですが、我慢する方も我慢する方です。現代女性ならうつやストレスで精神科に通っているレベルです。

 

 

 

昔の日本女性に変な幻想を抱いている人は多いですが、現実は違います。

 

 

私が祖母世代の若い頃の話を聞いた限りでは、明治~昭和10年代生まれの女性はキツいですよ。「人権」という概念がある現代女性の方が優しいです。

 

 

 

なんというか、昔の女性は、神経の図太さが違います。

 

 

 

現代女性は、自己主張はしますが繊細です。

 

 

男女平等が一般的なので、女性は昔より自己主張していますが、それは、女性本人の強さではなく、女性を取り巻く環境が強くなっただけです。

 

 

平和な日本だと実感がないかもしれませんが、社会環境が悪くなれば、女性の人権は簡単に吹き飛びます。特に治安の悪いところでは、暴力の犠牲になるのです。

 

 

現代女性は、言葉遣いが汚かったり、自由を謳歌しているので、一見、強くなっているかのように見えます。が、それはあくまで表面上だけです。

 

 

昔の女性は強かったわけですが、それでも男性は草食ではありませんでした。

 

 

というわけで、女性の性格は、男性の草食化に一切関係ありません。

 

 

 

 

まとめ

 

 

男性の草食化は、女性の性格に問題がある、文化に問題がある・・・で思考を止めてはいけません。

 

 

「草食化」が、一部の人に時々起こっているのではなく、社会全体で増えているというのは、多くの人が「生理機能の低下する同じ理由」を抱えているという事です。それが何なのか、体の疾患であることを視野に入れて検証するべきです。

 

 

 

そして、「生殖機能に問題があるということは、体の他の部位にも影響がある」という事も強調しておきます。

 

 

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