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元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

年別:2017年
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数回にわたって、私が健康食品やサプリメントについてどう思っているのかを書いてきました。

 

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

ネットワークビジネスを通じて学んだ健康食品の体験談の信憑性とお金の話

 

特定の健康食品の宣伝文句から距離を置いた方がいい理由

 

 

色々と問題もありますが、今改めて、栄養補助食品を使った方が良いかどうかを訪ねられたら「使った方が良い」と答えます。「適切に使うなら」という条件付きですが...。

 

 

 

本記事では、サプリメントや健康食品に一時的に距離を置いたものの、その後、「やはり飲んだ方が良い」という結論になった理由と、そのメリットについてお話したいと思います。

 

 

 

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食事だけ VS 食事と栄養補助食品

 

 

世の中には「食事だけで健康を保つべきだ」と考える人と、「食事を気をつけたうえで、栄養補助食品を組み合わせた方が良い」と考える人がいます。

 

 

時に両者は対立したりします。

 

 

私は糖質制限だけで、かなり体調がよくなったので、「サプリメントや健康食品に頼らなくてもいいかな」と思いました。

 

 

 

しかし、「鉄」等の足りていない栄養素があったので、サプリを飲んでよかったと思います。

 

 

 

私の場合、食事法を実践するのも、サプリメントを飲むのも「必要な栄養素を満たし、不要な栄養素を排除することで健康になる」為です。

 

 

 

つまり本質は同じなのです。

 

 

 

もっと言えば、「人間の構造の合った栄養素を十分に補給し、不必要な栄養素をカットする」という本筋が大事なので、それさえ外さなければ、どっちでもいいと思います。

 

 

 

これを外していたら、食事に気をつけても、サプリを摂ってもダメだと思います。

 

 

 

冷静に考えたら、サプリメントも食品も、見かけが違うだけで、「栄養を買っている」事には変わりありません。

 

 

 

 

どちらの姿で摂っても、結果的に必要な栄養素が摂取できるのであれば同じです。

 

 

 

 

ただ、食事では、ちょっとしたことで栄養失調になるので、サプリメントを利用した方がいい結果が出せると思います。

 

 

 

 

食品と違って効果がハッキリ表れる

 

 

品質の乏しいものを飲んだり、必要ない栄養素を摂ってみたり、高すぎて続かない・・・というのは論外ですが、サプリメントや健康食品は上手く使えば効率よく健康になることができるのは確かです。

 

 

健康食品やサプリメントは、必要な栄養素をピンポイントで補うことができるので効果がハッキリ表れます。これが魅力です。

 

 

例えば、私は6月2日から「ナイアシン(ビタミンV3)」というサプリメントを飲んでいます。もうすぐで3ヶ月になります。

 

 

これを飲むと「ナイアシンフラッシュ」という、赤くなったり痒くなったりする現象が一時的に起きます。厳密に言うと、飲む量、体質、その時の状況によって、起こったり起こらなかったりします。

 

 

何が言いたいかというと、これほどの効果を食事で出すのは難しいということです。サプリだからできるのです。

 

 

 

「ナイアシン」は食品では、明太子、かつお、いわし等に多く含まれています。

 

 

 

どれも私の好物で、特に「かつおのたたき」は、1人で300gくらいは、ペロッと食べます。しかし、ナイアシンが多いと言われている「かつお」をこれだけ食べても「ナイアシンフラッシュ」は起きたことがありません。

 

 

食品に含まれる栄養素は意外に少ないのです。

 

 

この「フラッシュ」を食事で起こそうと思ったら、大変な量を食べなくてはいけないでしょう。

 

 

「ナイアシン」のサプリメントは、一度にたくさん飲むとキツい「ナイアシンフラッシュ」がくるので、100mgから始め、少しずつ、年単位で量を増やしていくのが良いとされています。ちなみに、数日前から200mgに増やしました。

 

 

たくさん飲める人からすると100mgは少ないですが、それでも、食事から摂る量に比べると圧倒的に多いです。

 

 

「フラッシュ」という反応がハッキリ表れるので「飲んでいる」と自覚しやすい為、ここでは「ナイアシン」を例に出しましたが、他のサプリ(例えば、鉄)でもこの事は当てはまります。

 

 

食品とは比較にならないくらい効果が実感できるのです。

 

 

 

以前も記事にしましたが、レバーを毎日せっせと切って焼いて食べるよりも、鉄サプリを飲んだ方がハッキリとした体調の変化を感じました。

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

サプリメントは地球に元々あったものではなく、人間が加工したものです。だから無くても生きてはいけますし、食事を気をつけるだけでもかなり健康になれます。

 

 

しかし、より健康になりたい、長生きしたい、若くいたい、難病を改善させたい・・・など何か目的があるのなら、サプリは使った方が良いと思います。

 

 

ただし、言うまでもありませんが、「自分に足りない栄養素を見極めて、それを補う」という選択能力があっての話です。

 

 

世の中には、すでに足りている栄養のサプリメントを不用意にたくさん飲んで「体調を崩した」と文句を言う人もいるみたいですが、それはサプリメントが悪いのではなく、判断が悪いのです。

 

 

 

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簡単に栄養失調になる

 

 

サプリメントを摂った方がいい理由は、人間は何かしらの栄養失調になっているからです。

 

 

「摂取カロリーが少ない飢餓の状態」を栄養失調だと思っている人もいると思いますが、大切なのは栄養の質です。

 

 

例え摂取カロリーが十分でも、栄養の質が以下のような状態では「栄養失調」に該当します。

 

 

 

  • 糖質過多

 

  • タンパク質不足

 

  • 脂質不足

 

  • ビタミン不足

 

  • ミネラル不足

 

 

 

これらは、栄養の質が悪いので「質的な栄養失調」と言います。

 

 

例えば、私は糖質は10g以下しか食べませんし、タンパク質、脂質はしっかり摂っています。

 

 

しかし、「鉄」が足りなかったので、「ミネラル不足」だったことになります。

 

 

 

そうなった原因は生理です。

 

 

 

私はスーパー糖質制限をしているので、「ヘム鉄」の多い、赤身の肉や卵を多く食べますが、それでも貯蔵鉄(フェリチン)を測ったら49でした。

 

 

 

女性のフェリチンの理想は100なので、かなり少ないことになります。

 

 

 

食事だけだとこういう事になります。サプリメントがあってよかったと思います。

 

 

 

「ヘム鉄」と「フェリチン」が何なのか分からない方は以下をご覧ください。

 

ヘム鉄と非ヘム鉄について分かりやすく説明してみた

 

 

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

そして、糖質制限をする前は、もっとひどい「質的な栄養失調」でした。

 

 

 

当時は血液検査はしていなかったので、データが残っていないのですが、とにかく若者とは思えないほど体が弱かったです。

 

 

 

内訳は、「野菜多めの食事」や「バランスの良い食事」を心がけていたので、「糖質過多」、「タンパク質不足」、「脂質不足」でした。

 

 

ミネラルやビタミンは、野菜からはもちろん健康食品から摂っていたので足りているつもりでしたが、過剰に摂っていた糖質の処理に使われていたと思います。

 

 

 

「野菜多めの食事」や「バランスの良い食事」や「和食」は、糖質が多い食事なので、このような状態になります。

 

 

 

厚生労働省が定めている、「食事バランスガイド」は「質的な栄養失調」を招く食事です。

 

 

 

次は、多くの日本人が食べている食事を元に、これらを食べるとどんな栄養状態になり、何が足らなくなるのか・・・をみていきます。

 

 

 

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日本人に足らない栄養素と、多すぎる栄養素とは

 

 

飽食の時代と言われていますが、実は「質的な栄養失調」に陥っている人がほとんどです。

 

そう言っても、「栄養失調」の実感はないと思います。

 

 

そこで、日本人は、どんな栄養が不足しやすいか知っておく必要があります。

 

 

 

『藤川徳美医師のfacebook 2017年5月9日』より引用

 

なぜなら、日本人と欧米人では食べているものが全く異なるからです。

 

 

1)日本人ではタンパク不足がある

 

欧米人は日本人の3倍の肉を食べるので、タンパク不足の記載は少ない。バランス良い日本食では全員タンパク不足。

 

 

2)日本人では鉄不足がある

 

欧米では小麦粉に鉄を入れているので、鉄不足の記載は少ない。日本ではそのような対策は全く取られていないため鉄不足がある。特に、15~50歳女性の99%は鉄不足。

 

 

3)日本人ではB1不足がある

 

米を主食にする日本人は、小麦を食べる欧米人よりB1不足になりやすい。欧米では小麦粉に、B1、B2、B3(ナイアシン)を付加している。米を食べている日本人は全員B1不足。

 

 

4)日本人ではω3不足は少ない

 

魚介類を食べるとω3が補給される。魚介類を食べない欧米人では。ω3不足になる。ω3/ω6=EPA/AAは、日本人では0.3前後、欧米人では0.01~0.1。すなわち、ω3サプリの効果は日本人より欧米人により顕著。

 

 

オーソモレキュラー治療前に、鉄タンパク不足の改善、B1不足の改善が必要。

 

 

 

世間では、「食の欧米化」と言われているため、「日本人は脂っこいものや肉を食べるようになった、タンパク質や脂質は足りている」と勘違いしている人も多いです。

 

 

しかしながら、日本人の食事内容は欧米とはまるで違います。

 

 

「欧米人は肉を日本人の3倍食べる」は、言いかえると「日本人は欧米人の3分の1しか肉を食べない」ということですが、これは誇張された話ではありません。

 

 

 

『日本人よコレステロールを恐れるな / 著者:長谷川元治』より引用

 

 

日本人は古くから米を主食にしてきました。いわば“米食民族”です。

 

 

長い歴史を見ても、欧米のように肉を食生活の中心にしたことはまったくありませんでした。

 

 

その理由はいろいろ考えられますが、山谷が多く、草原や平地が少ないために欧米や中国大陸のように牧畜が発達しなかったこと、また仏教の影響により、天武天皇の時代から動物(特に四足の動物)の肉を食べることがタブーとされてきたことなどがあげられるでしょう。

 

 

魚介類は縄文・弥生の時代から食べられてきましたが、とるのに技術がいるうえに保存がむずかしかったため、だれでもいつでもどこでも食べられるというものではありませんでした。

 

 

明治時代以降は日本人も牛や豚、鶏などの蓄肉を口にするようになりましたが、それでも戦前はもちろん、戦後のある時期までを含めて日本人の食生活の大半は糖質で占められており、昭和30年ごろでさえ総摂取エネルギー中、タンパク質と脂肪が占める割合は両方を合わせても20%ほどにすぎませんでした。

 

 

(中略)

 

 

そんな日本人の食生活も昭和30年代以降、高度経済成長によって世の中が豊かになるにしたがい、徐々に変わっていきました。洋風のメニューが食卓に並ぶようになり、肉や卵、乳製品などの摂取量もふえていきました。

 

 

当時から、医師や栄養士など専門家たちは「日本人の食生活はいずれ欧米並みになるだろう」と盛んに警告したものです。

 

 

はたして、この予言は当たったのでしょうか?

 

 

結論からいうと、もののみごとにハズレました。

 

 

これほど豊かになったにもかかわらず、日本人の食生活はついに欧米人と同じにはならなかったのです。

 

 

確かに昔にくらべれば見た目は洋風化して、カタカナのメニューも食卓に多く並ぶようにはなりました。しかし、欧米人の食生活とは、その内容が根本的に異なるのです。

 

 

先にも述べたように、元来、私たち日本人は米食民族です。米を中心にした食生活・食文化というのは非常に根強いもので、どんなに生活環境やライフ・スタイルが変わっても、その形がくずれにくいという特徴があります。

 

 

たとえば、広島大学医学部第二内科のグループが行なったハワイやロサンゼルスに住む日系一世の食生活に関する調査では、移民してから60年以上もたっているにもかかわらず、同じ地域に住む白人にくらべて依然として糖質の摂取量が多く、タンパク質や脂質の摂取量は少ないという結果が出ています。

 

 

同じ年代の日本人に比べればタンパク質や脂質の摂取量は多いのですが、アメリカの白人並みにはなっていません。

 

 

これは、アメリカに移住してもなお日系一世たちには米(ごはん)を中心にした食生活・食文化が残っていることが原因だと考えられます。

 

 

 

よく、栄養について議論するとき、「日本人と欧米人」では体質が違うことを強調する人がいますが、体質の違いよりも、食生活の違いによる体質の違いの可能性が大きいです。

 

 

 

ごはんはこってりした料理だけでなく、刺し身や焼き魚、煮物など、あっさりした魚料理や野菜料理とも味覚的にたいへんよく合います。

 

 

そのため、ごはんを中心にした食生活を送っているかぎり、メニューにバラエティーをつけやすく、アメリカの白人のように毎日、朝から晩まで肉や卵、乳製品などを使った料理ばかりを食べるということにはなりません。

 

 

しかも“米を主食にして、いっしょにおかずを食べる”という食事パターンなので、ごはんによってある程度おなかがふくれる分、肉や卵など動物性食品をおかずにしたときにもそれらの摂取量におのずとブレーキがかかります。

 

 

日本人の米にあたるような主食が存在せず(パンはいわゆる主食とは性格が違い、むしろつけ合わせに近いもの)、肉や卵、乳製品などをたくさん食べることでおなかをいっぱいにするアメリカの白人の食生活とは根本的に構造が違うのです。

 

 

同様のことは、現在の私たち日本人の食生活にも言えます。

 

 

私たちはこの10年間、延べ約50万人の日本人を対象に詳細な栄養調査を行なっています。

 

 

その間、米の消費量はかつてより減少してはいますが、それでも1日のうち2食以上、米を食べている人が60%以上います。今でも日本人はアメリカの白人はもちろん、日系人とくらべても圧倒的に糖質の摂取量が多く、タンパク質や脂肪の摂取量は少ないのです。

 

 

アメリカの白人の場合、総摂取エネルギー中、タンパク質と脂肪が占める割合は約70%にもなります。一方、日本人の場合、私たちの栄養調査では両方合わせて30数%、厚生省の調査データでも40%を少し超えているにすぎません。

 

 

アメリカの白人の場合、総摂取エネルギーのうちの50%以上を肉でとっているという人も珍しくないのですが、日本人でそんな人はまずいません。

 

 

日本人でいくら肉好きでも毎日ステーキを食べているという人はいないでしょう。

 

 

しかし、みなさんには想像しにくいかもしれませんが、実際にアメリカには毎日ステーキを食べているという人がたくさんいるのです。

 

 

日本人の食生活は戦後、確かに豊かになりました。しかし、あくまでも米を中心にしているために、その豊かになるなり方は欧米とはまったく異なっていました。

 

 

言いかえると、昔にくらべて日本人の食生活は質的に向上したが、けっして欧米化はしていないというのが、さまざまなデータから導き出される冷静な結論なのです。

 

 

(69~73p)

 

 

 

和食のイメージと実態が全く逆であることは、過去に何度か記事にしました。

 

 

日本人はとにかくご飯を中心にものを考えるので、外国の料理をとり入れても「米に合う味」に改良します。その為、味付けの濃いおかずになるのですが、そのおかげで、ますますご飯が止められなくなります。

 

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

つなぎ不要!食べ応えのある食感のハンバーグは低糖質でヘルシー

 

 

 

 

国民の摂取エネルギーに占めるタンパク質、脂質、糖質の構成比を算出し、その年次推移を見たものが図7です。

 

 

 

 

(中略)

 

 

昭和21年(1946年)から昭和40年(1965年)までの19年間を見ると脂質の比率は2倍以上になっていますし、昭和50年までの10年間には、さらにその約1・5倍になっています。

 

 

このような数値の上昇を示しているならば、確かに“増加”と言ってよいでしょう。

 

 

しかし、昭和50年(1975年)から平成7年(1995年)までは、20年間かかって脂質の比率はたった4・1%しか上昇しておらず、これをもって“増加”というのは、どう考えても適当ではありません。

 

 

しかし、厚生省は「平成7年国民栄養調査成績」の中で、これらの数字を根拠に「エネルギー摂取量に占める脂質エネルギー比率は、依然増加傾向」との見解を示しています。

 

 

確かに言葉のうえでは、ほんのわずかでもふえていれば“増加”と言ってもウソではないわけですが、長年の推移から見れば、昭和50年(1975年)以降は明らかに頭打ちで横ばいの状態を示しており、これを“増加”とみなして、そう表現するのは科学的に状況を正しくとらえているとは言えません。

 

 

私は厚生省にケンカを売るつもりはまったくありませんが、この調査データから「依然増加傾向」と結論するのは、グラフの読み取り方が間違っていると言わざるをえないでしょう。

 

 

期間は短いですが、私たちも同様の調査を行なっています。

 

 

図8は私たちが行なった栄養調査をもとに、摂取エネルギーに占めるタンパク質、脂質、糖質の構成比を算出したものです。

 

 

 

 

上が1993年、下が1996~97年の結果ですから、ごく最近の動向を知ることができます。

 

 

結果は見てのとおりで、この間、各年代とも脂質のエネルギー比率はまったくと言ってよいほど変化がなく、日本人の脂質摂取量が頭打ちで横ばいであるという事実をやはり裏づけています。

 

 

これら二つの調査データから、近年、日本人の脂質摂取量はけっして増加していないと結論することができるでしょう。

 

 

(74~77p)

 

 

 

この本は1998年に出版されたものです。

 

 

 

約20年が経過していますが、1998年と2017年の日本人の一般的な食事がそんなに変わっているとは思いません。

 

 

ここで、先程言った「質的な栄養失調」の条件を思い出して下さい。

 

 

 

  • 糖質過多

 

  • タンパク質不足

 

  • 脂質不足

 

  • ビタミン不足

 

  • ミネラル不足

 

 

 

・・・でしたね。このグラフでは、ビタミンやミネラルについての情報はありませんが、「糖質過多」、「タンパク質不足」、「脂質不足」が見事に当てはまっています。

 

 

しかし、重要なのはこれをどう捕らえるかです。「前提」や「基準」が違えば、同じ対象をみても、全く判断は異なります。

 

 

 

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糖質過多、タンパク質不足、脂質不足に気がつかない

 

 

厚生労働省が推奨するエネルギー摂取の目安は、

 

 

 

  • 炭水化物(糖質+食物繊維)・・・50~65%

 

  • 脂質・・・・・・・・・・・・・・20~30%

 

  • タンパク質・・・・・・・・・・・13~20%

 

 

 

・・・となっています。「先程のグラフか」と言いたくなりますね。

 

これを基準に、先程のグラフをみたら、「異常なし」という判断になります。

 

 

 

栄養失調ではない

 

 

栄養療法は必要ない

 

 

 

という考えになります。状態が悪いのに、おかしな基準のせいで正しく分析できないのです。

 

 

いつも言っていますが、動物食性の人間にこの基準は間違っています。人間の食性を完全に無視しています。

 

 

動物食性動物である人間は、植物食性動物のように、特殊な消化器官を持っていません。従って、植物性の食品ばかりを食べると、必要な栄養素を十分得られないのです。

 

 

食性だけではありません。

 

 

今手元にある「生物の基本ノート 生化学・分子生物学編 /著者:山川喜輝」によると、人体を構成している物質は、

 

 

 

水・・・・・・・・・・・・・・59%

 

タンパク質・・・・・・・・・・18%

 

脂質・・・・・・・・・・・・・17%

 

無機塩類・・・・・・・・・・・5%

 

その他(炭水化物や核酸)・・・1%

 

 

 

・・・となっています。

 

 

これを見たら、体に何が必要かお分かりでしょう。

 

 

「人間の食性」、「構成成分」が分かっていれば、あのグラフの食事内容は、必要な栄養と不要な栄養が逆転しており、どこからどうみても「不健康」、「栄養失調」です。

 

 

このように、同じ状態をみても、分析、対処法は変わってきます。

 

 

ここまでは、糖質過多、タンパク質不足、脂質不足についてみてきましたが、次はビタミン不足、ミネラル不足についてお話します。

 

 

 

 

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ビタミン、ミネラル不足

 

 

ビタミンやミネラルが不足していて、サプリ以外でこれを補うとしたら、「野菜」や「果物」が候補に挙がるのではないでしょうか。

 

 

しかし、「野菜」や「果物」には、ビタミンやミネラルだけでなく、多くの糖質が含まれています。

 

 

糖質は代謝する時にビタミンやミネラルを消費するので、なるべく摂りたくないわけです。

 

 

私自身、昔は意識して大量の野菜をとっていましたが、多すぎる糖質量のため、野菜や果物の抗酸化作用も、健康食品のビタミンやミネラルの効果もあまり感じられませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

本記事では、「野菜」や「果物」に含まれているビタミンやミネラルが当てにならない、もう一つの理由についてお話します。

 

 

 

ハッキリ言って、現在の野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルは、どれほどあるのか怪しいです。

 

 

よく言われている事ですが、昔に比べて量が減っています。

 

 

だから普通に野菜や果物を食べても、ビタミンやミネラルは不足します。

 

 

例えば「鉄」。

 

 

必要な量を摂ろうと思ったら、ホウレン草だと「バケツ4杯」食べなければいけないそうです。サプリが楽です。

 

 

 

 

不自然な作物の栄養素

 

 

 

本来は、人工的に加工された栄養源(サプリメント)に頼るのは不自然です。自然が良いのは分かります。

 

 

 

しかし、人間の住む環境が悪い方に変わってしまったので、今私たちが普通に食べている「野菜」や「果物」、「人間に育てられた動物」も、本来の自然の状態とは違っているはずです。

 

 

地球規模の汚染によって、水、空気、土は昔に比べて確実に悪くなっているはずですから、そこで育てられる野菜や果物は不自然で、本来の食性を無視した餌で育てられた動物も不自然です。

 

 

不思議なのですが、人間の手が加わったほとんどの物は、メンテナンスが必要になってきますよね。「自然なものを自然に放っておく」よりも、「不自然なものを自然に放っておく」方が、ものすごい勢いで劣化していきます。

 

 

栄養も例外ではありません。

 

 

不自然な物を食べれば、本来そこに含まれていたであろう栄養素が足りなかったり、余計なものを無駄に多く摂ってしまうこともありえます。

 

 

このように、不自然な状態だからこそ、自然に放置することが果たしていいのか?・・・と考えられるわけです。

 

 

「足りない栄養素」や、「無駄なもの(人間の体に不要な栄養素、有害物質)」は「サプリメント」や「デトックス」で、メンテナンスする方がいいと思いませんか。

 

 

 

こう言うと、「いやいや、うちは土壌にも、水にも気を使って、自然に近い状態で作物を育てているんだ」と言う生産者もいると思います。

 

 

しかし、それでも不自然なのです。

 

 

 

 

品種改良された作物

 

 

不自然な環境は「土」や「水」に限った話ではありません。

 

 

気になるのは「品種改良」によって生み出された「野菜」や「果物」です。

 

 

いくら土や水や生産法に気を使って自然に近い状態にしても、それは一部を見て「自然だ」と思っているにすぎません。

 

 

その育てている「作物自体」が人間がこねくりまわしたものであれば、それは不自然な食べ物なのです。

 

 

ここで、「品種改良」によって作物がどれぐらい変化したのか一部を紹介します。

 

 

 

『カラパイア 不思議と謎の大冒険 こんなに変化した!かつての果物や野菜と今のものを比較したのビフォア・アフター』より引用

 

 

遺伝子組み換えに関しては様々な議論がなされているが、12000年前の農業誕生以来、人類はこうした食物を人為的に改良するための新しい方法を開発し、おいしくて見た目もいい品種を作ったり、他の有機物(例えばバクテリアなど)の遺伝子を、その食べ物の遺伝子をに組み込んで、例えば病気に強い種など、人間が望む性質をもつ品種を作り出してきた。

 

 

(中略)

 

 

 

 

野生のバナナ

 

最初のものは少なくとも7000年前に栽培されていたと思われる。パプアニューギニアのものは1万年前の可能性もある。東南アジアでも栽培されていた。現代のバナナは、写真のような固くて大きな種がある、Musa acuminataとMusa balbisianaの二種の野生種から品種改良されたもの。

 

 

(中略)

 

 

 

 

これは17世紀の画家、ジョバンニ・スタンキが描いたスイカの絵だが、現在のスイカとはまったく違う。1645年から1672年の間に描かれたスイカの切断面には、渦巻きのような模様が見えている。

 

 

硬くてスカスカしてそうなバナナですね。

 

 

スイカは種があるので、これで熟れた状態です。

 

 

どちらもマズそうですが、生まれた時からこれしか知らなければ、「美味しい」と感じるのかもしれません。

 

 

次に、とうもろこしを見てください。甘い野菜のイメージが強いですが、昔はそんなに甘くなかったようです。

 

 

 

 

 

野生のとうもろこし

 

 

選択的に育成された品種のいい例が、北米のスイートコーンで、ほとんど食べられないブタトウモロコシから改良された。紀元前7000年頃に初めて栽培が始まったが、自然のコーンはこの写真のようなもので、生のジャガイモのように乾燥していたらしい。

 

 

 

 

 

現代のとうもろこし

 

 

9000年前のものに比べて1000倍も大きくなり、栽培も楽になり、食べやすい。自然のものの糖分が1.9%だったのに比べて、6.6%と高い。このような改良の半分は、ヨーロッパからの定住者が栽培し始めた15世紀以降行われた。

 

 

 

野生のとうもろこしの画像がちょっと胡散臭い感じもしますが、気になるのは昔と現代の「糖度」の差です。

 

 

1.9% → 6.6%

 

 

 

凄い変化です。他の野菜も同じようになっているかもしれません。

 

 

これが、「見た目」とか「味の変化」だけで済むなら気にする必要はありません。問題は「健康面」です。

 

 

 

 

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品種改良の安全性

 

 

面白い話を紹介します。

 

 

野生の「ヒトツブコムギ」でできたパンと、品種改良されまくった「現代の小麦」でできたパンを食べ比べた人の話です。

 

 

ちなみに、「ヒトツブコムギ」とは、世界中で栽培されている小麦の祖先にあたる品種です。現在でもごく一部ですが存在しています。

 

 

『小麦は食べるな! / 著者:Dr.ウィリアム・デイビス / 訳:白澤卓二』より引用

 

 

 

わたしは小麦過敏症を持っています。そこで、科学的興味からちょっとした実験を行ないました。

 

 

1日目に100グラムのヒトツブコムギのパンを食べ、2日目に100グラムの現代の全粒小麦パンを食べるのです。

 

 

わたしは自分の体の反応を観察するだけでなく、それぞれのパンを食べた後に指先で血糖値検査を行いました。その違いは驚くばかりです。

 

 

1日目の食べる前の血糖値は84mg/㎗。

 

ヒトツブコムギパンを食べた後は110mg/㎗。

 

 

これは炭水化物を食べた後ならだいたい予想される範囲内です。

 

 

食後の体調は、何の変化もありませんでした。つまり、眠気や吐き気、傷みなどはなく、完全に調子が良かったのです。ほっとしました。

 

 

2日目は現代の有機栽培全粒粉で同じ手順を行いました。

 

 

食べる前の血糖値は84mg/㎗。

 

現代の全粒粉パンを食べた後は167mg/㎗でした。

 

 

それだけではありません。すぐに気分が悪くなって、昼食を全部吐きだしそうになりました。胃のむかつきは、36時間、腹痛は食後すぐ始まって何時間も続きました。

 

 

その夜は鮮明な夢をいくつも見て何度も目が覚めました。翌朝は頭が働かず、読もうとしていた研究論文が理解できませんでした。同じ段落を4~5回読んでも理解できず、ついにあきらめました。

 

 

1日半たってようやく正常な自分に戻りました。

 

 

この小さな実験をなんとか切り抜けたわたしは、古代の小麦と現代の小麦とでは体の反応に大きな違いがあることを身をもって体験しました。確かに何かが起こっていたのです。

 

 

わたしの体験は、当然ながら臨床試験とは言えません。でも、一万年にもわたる違いはいったい何なのでしょか。つまり、人類の遺伝子介入が始まる前の古代の小麦と現代の小麦の違いは何なのでしょう。

 

 

(40~41p)

 

 

 

小麦の過敏症だったためこのような事態になったのだと思います。

 

 

しかし、血糖値の差は捨て置けません。どちらも食前の血糖値は84mg/㎗でありながら、食後は、

 

 

 

 

  • ヒトツブコムギパンを食べた後・・・110mg/㎗

 

 

 

  • 現代の全粒粉パンを食べた後・・・・167mg/㎗

 

 

 

 

これは問題ありでしょう。

 

 

 

品種改良は、「経済効果」や「生産性」、「味の追求」ばかりが重要視され、「健康」はどうでもいいような印象を受けます。数十年単位の十分な安全テストがされていないからです。

 

 

「品種改良」が繰り返された野菜や果物は、不自然です。人間に飼育されている動物の餌にも言えます。不自然なものを摂れば、何かが過剰だったり、何かが不足したりするでしょう。

 

 

もう一度言いますが、人間の手が加えられた不自然なものはメンテナンスが必要なのです。

 

 

品種改良された作物も、それを食べる人間にもです。

 

 

 

現代のコムギ腫は、収穫量を増やし、病気や日照り、高温に耐えるように品種改良したものです。

 

 

実際、大幅に人工的に変えられた現代の品種は、野生環境では生き残れません。

 

 

つまり、人工的な硝酸塩肥料や有害生物防除なしでは育たないのです(奇妙な話ですよね。たとえば特殊な餌など人間の補助なしでは死んでしまう家畜やペットを想像してみてください)。

 

 

(35p)

 

 

そして、「品種改良した小麦」で血糖値が上がったということは、「無駄に甘さが増した」ということです。

 

 

つまり、より糖質過多の野菜や果物を食べていることになります。

 

 

 

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甘すぎる野菜や果物

 

 

私はテレビは見ないのですが、たまに人が見ている番組を側で見ることはあります。

 

 

「食べ物番組」が非常に多いと感じますが、とくに気になるのは、「品種改良」で新しい製品が生まれた話です。

 

 

野菜だろうが、果物だろうが、とにかく「甘~い!」と言って、糖度ばかり強調されます。

 

 

「ブドウのように甘いトマト」とか、「スイーツのように甘いイモ」とか・・・

 

 

 

 

 

 

やりすぎでしょう。

 

 

 

ハッキリと言いますが、糖質は毒性が強いです。それが強くなる、甘くなれば甘くなるほど体に悪いということです。

 

 

生き残りをかけて品種改良をするのだと思いますが、人体に有害である事を伏せた上で、華やかな面ばかり強調するのはどうなのでしょう。

 

 

(注意)糖度が高くて毒性が強い為、健康には気をつけましょう

 

 

と、「タバコ」や「アルコール」のように注意書きをして売って欲しいものです。

 

 

そうしないと、栄養素はろくでもないのに、野菜だと思っているから「安全だ」と認識してしまいます。

 

 

誰かが言わないと、この傾向はどんどんエスカレートしていきます。

 

 

従来の糖度の野菜を食べてきた大人は「甘い野菜=異常」と判断できますが、生まれた時から甘い野菜しか知らない子供は、その異常さに気が付けないわけです。

 

 

「甘くないと美味しくない」・・・みたいな価値観が少しずつ浸透していき、それが当たり前になると、今度は甘くない野菜や果物が市場から姿を消すかもしれません。

 

 

すると「甘くないものを選ぶ」という選択肢がなくなり、普通のものを食べたい人も、糖度の高いものを食べるはめになります。

 

 

私は糖質を食べないから大丈夫ですが、糖質の毒性を知っているので、他の人がそれで不健康になるのはいい気がしません。

 

 

 

 

サプリメントや健康食品のメリット

 

 

私たちがスーパーで見かける野菜や果物も、人間が「健康の為」ではなく、「味覚の為」に改造したものだと思った方がいいでしょう。

 

 

野菜や果物は、ビタミンやミネラルが豊富なイメージばかりが強調されますが、ビタミンやミネラルを目的にたくさん食べると、過剰な糖質を摂ってしまい不健康です。

 

 

私は過去に、過剰な糖質摂取による「糖化」で体がボロボロになりました。それも、ビタミンやミネラルを摂ろうとして野菜をたくさん摂っていてそうなったのです。

 

 

なので、ビタミンやミネラルを摂るために、野菜や果物に頼ろうとは思いません。

 

 

一応言っておくと、肉や魚にもビタミンやミネラルは含まれています。

 

 

しかし、日本には、ビタミンが多く含まれている「内臓」を調理する文化があまり発展していません。

 

 

加熱すると壊れてしまうビタミンを摂る為に、生食ばかりするわけにもいきません。寄生虫が怖いですから。

 

 

余計なものが入っていないし、調理に困らないし、必要な量をピンポイントで摂れるので、サプリメントや健康食品のメリットは大きいです。

 

 

 

 

サプリメント肯定派が批判される理由は正当なのか検証してみた

 

 

 

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私が健康に関心を持ったのは「健康食品」がキッカケです。

 

 

最初の頃は、健康を維持する手段は「食事法」よりも「健康食品」を重視していました。

 

 

しかし、ある時から以下のような理由で、健康食品ではなく、他の方法で健康を維持する方法はないか模索するようになりました。

 

 

 

 

 

  • 健康食品では健康になれなかった

 

 

  • お金がかかるので、所得によって健康を維持できなくなる可能性がある

 

 

 

 

 

ですが、私が「健康食品」から一定の距離を置くようになった理由は他にもあります。なので、今回はその話をしようと思います。

 

 

 

 

私が健康に興味をもって調べたり、実験したりする目的はいくつかあります。

 

 

 

 

  • 自分の弱い体を改善させたい

 

  • 自分の周囲の人が病気になった時に解決に必要な情報をあげたい

 

 

  • 真実が知りたい

 

 

 

前者2つを行なう為には、3つ目が不可欠です。正しい情報を元に実践しないと体を壊すからです。

 

 

ですが、真実を追究するのは簡単ではありません。

 

 

時にを捨てることも必要だからです。

 

 

前回、飲んでいる健康食品の会社の方から「〇〇ちゃんも、健康に関心があるんだからビジネスとしてやったらいいのに」と勧められたけど、私はビジネスにはしなかった・・・という話をしました。

 

 

ネットワークビジネスを通じて学んだ健康食品の体験談の信憑性とお金の話

 

 

 

 

その理由は、

 

 

 

前回言ったように「知り合いに紹介する」というシステムが私の性格に合わない事もありますが、ビジネスにすることで“しがらみ”がうまれて、「真実が知りたい」という目的を邪魔されるのが嫌だったからです。

 

 

 

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仕事を取るか、純粋な知識を取るか

 

 

 

「色んな会社の商品」をあれもこれも扱っている人に対する「周囲の評価」を見てきて思う事なのですが、同ジャンルで「A社のアレがいいです」「B社のコレもいいです」と勧めている人は、人から信頼されません。

 

 

どんなに商品が良かったとしても、周りから見ると、何でもかんでも売るように思われるからです。

 

 

大型のお店に、同ジャンルの様々なメーカーの商品が並べられていても何とも思いません。

 

 

しかし、個人対個人の場合はちょっと違って、取り扱う商品や会社をコロコロ変えると、不信に感じる人が多いようです。

 

 

もし、それまで売っていたものより、もっと良い商品を紹介したとしても、「じゃあ、今まで売っていたのは何だったの?」という見方をされます。

 

 

 

 

一社だけに拘るのがいい・・・みたいな風潮があるのです。

 

 

 

商売や仕事としては「1つにこだわる事」はいいのかもしれません。

 

 

 

しかし、私は「健康」に関しては、この姿勢はNGだと思います。商品だけでなく、知識も、一社だけの情報を鵜呑みにするのは止めたほうがいいと考えています。

 

 

 

何故なら、「健康」は、突き詰めていくと「医学」や「栄養学」に首を突っ込むことになるからです。

 

 

 

これらは「学問」です。

 

 

 

私は学問において、「決め付け」や「信仰」はNGと考えています。常に「今の知識が間違っているかもしれない」・・・という考えが必要です。

 

 

 

 

学問には、嘘、デタラメが多いので、そのくらい慎重でちょうどいいと思っています。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

 

このような考えなので、仕事をしていく中で、もし「これおかしいんじゃないか」とか、「こっちの方が正しいんじゃないか」という疑問が湧いてきた時、私にはそれを封印する事ができません。

 

 

 

 

「1つの会社の情報だけが正しい」みたいな言い方はできません。

 

 

 

 

 

 

1つに拘れない理由

 

 

体に必要な栄養素はたくさんあります。

 

 

必要な栄養素が十分満たされていれば健康ですが、不足すれば慢性疾患の原因になります。

 

 

従って、健康の為には、人体に必要なあらゆる栄養素を満たす必要があるのですが、一社の商品や情報に拘ると困ったことになります。

 

 

 

何故なら、会社によって得意な分野、商品があるからです。例えば、

 

 

 

  • アミノ酸は売っているけど、ミネラルの商品はない

 

  • ミネラルの商品はあるけど、ビタミンの商品はない

 

  • 核酸の商品だけ

 

  • 水素水は売っているけど、タンパク質、ミネラル、ビタミンの商品はない

 

 

 

・・・このような状況です。一言で言うと、完璧ではないのです。

 

 

そして、会社から入ってくる知識も、「自社製品に関するもの」が中心になります。

 

 

 

ある部分に関しては非常に深い知識が得られるので有益です。

 

 

 

しかし、「枝葉」は凄いのですが、栄養を俯瞰で捕らえているとは言えませんでした。

 

 

 

深堀りのし過ぎで、物事の「本質」や「全体」が見えなくなっては本末転倒です。

 

 

 

このように、1つの会社の情報に固執すると栄養だけでなく、知識もります。

 

 

 

私は、そうなる危険性に10代で気付きました。

 

 

しかし、大人であってもその事実に気付かない人もいるようです。

 

 

特に、一社だけの商品で、「病気が治った」・・・等、感動的な体験をした人に多いのですが、「自分の飲んでいる健康食品は素晴らしいんだ」、「この情報があれば大丈夫なんだ」と思い込んでしまうようです。

 

 

 

体験談は本当でも、それは、「その人に欠けていた栄養の属性」と、「補った健康食品の栄養の属性」が合っていたからです。属性が合わない人には当然効果が期待できません。そういう冷静な判断ができていないようにも見えます。

 

 

こうなると、他の情報が頭に入らなくなります。私はこれがなのです。

 

 

 

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知識の偏り

 

 

私は視野が限られるのが不満です。

 

 

私はたまたま、様々な会社の健康食品を知っていたので、「1つにこだわるべきではない」と気付いたのですが、一つしか知らず、扱っている商品が「すごい」と盲目的になっている人を何度か見かけたことがあります。

 

 

ネットワークビジネスの勉強会は、プレゼンテーションが非常に上手いので、言っちゃ悪いですが、下手をしたら「信者」になります。自己啓発的な要素が盛り込まれているので内容に引き込まれていくのです。

 

 

ですが、いろんな会社の勉強会に参加すると、冷静になってきて、俯瞰で物事を見れるようになります。

 

 

 

 

Aという会社は「水素水が良い」と言い、

 

Bという会社は「アミノ酸が良い」と言い、

 

Cという会社は「核酸が良い」と言う

 

 

 

 

・・・で、どれがいいの?と思うわけです。

 

 

でも調べていくとどれも良く、人間の体に必要なものばかりです。だからこそ、

 

 

 

 

何故A社はアミノ酸について言及しないのだろう?

 

 

何故B社は水素水について言わないのだろう?

 

 

 

何故どの会社も一部の成分にこだわるのだろう?

 

 

健康を追及する会社なら、もっと幅広く取り扱えばいいのに・・・

 

 

気に入っている会社が全部必要な栄養の商品を出してくれたらいいのに・・・

 

 

 

・・・と思うわけです。真実追求型ですから、どうしても気になります。

 

 

 

数年前、ある会社に「核酸は出さないのですか」と聞いたことがあります。

 

 

すると「うちは核酸はわざわざ出す必要はないという考えです」・・・的な事を言われました。

 

 

でも、核酸を売っている会社は「核酸を補うべき」という考えなのです。

 

 

 

これは「核酸」の話ですが、これが「アミノ酸」「ミネラル」「ビタミン」でもなんでもいいです。

 

 

 

会社が何を基準に「必要か、必要じゃないか」を判断しているのかにもよると思いますが、もし会社の判断が間違っていた場合、必要な情報を見逃す事になるかもしれません。

 

 

 

誰かに制限されたピースで、理論を構築する。

 

 

・・・これでは、真実から遠のきます。

 

 

私的には、「もっと良い効果が期待できるなら、他のものも研究してみよう」と思うのですが、会社はそうではないのです。

 

 

一社が全ての栄養素を万能に扱うのは無理なのかもしれません。

 

 

ただ作れば良いというものではありません。高品質が絶対条件です。

 

 

できなくはないかもしれませんが、あれもこれも出していない現状を見ると、相当な資金が必要なのでしょう。

 

 

 

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目的

 

 

俯瞰で複数の会社の言い分を聞くと、どれも必要な栄養素に思えてきます。しかし、一社だけにこだわると、必要な栄養素が狭まってしまう・・・。

 

 

健康食品、それにまつわる知識は学問ですから、「このミュージシャンだけが好き」とか、「このスポーツを極める」とかとは違って、固執はまずいと思うのです。

 

 

 

でも、会社というのは、どの会社も我が社が一番なんです。

 

 

どの会社も「自社が扱っている商品の成分」が一番重要と主張します。・・・会社の数だけ一番があります。それぞれ、医学博士の後押しもあるわけです。

 

 

その結果、例えば「A社」と「B社」の意見が、事実上対立する事になります。

 

 

 

 

アミノ酸を扱う会社は「アミノ酸が一番大事だ」と言うし、

 

ミネラルを扱う会社は「ミネラルが一番大事だ」と言うし、

 

核酸を扱う会社は「核酸が一番大事だ」と言う。

 

 

 

 

商品に自信を持つことは良いことです。

 

 

 

しかし、目的は「健康」です。もっと健康になる方法があるのなら、これだけが一番と決め付けずに、何でも取り入れて欲しいです。

 

 

健康に関する会社なのに、自社製品と関係ないものの知識はイマイチ・・・

 

 

これじゃダメです。

 

 

この時点で私の目的と違います。

 

 

何度も言うように、私の目的は「健康」ですから、効果があれば会社、商品、方法には拘りません。結果が出れば良いというスタンスです。

 

 

そして、今までよりもっといいものがあったら積極的に採用します。複合的に利用するのもありです。

 

 

そして、「使えない」「間違っている」と思ったらスパッと切ります。

 

 

大事なのは効果であり、真実なので、情ははさみません。

 

 

 

 

健康食品業界のある共通点

 

 

私は複数の健康食品の会社の勉強会に参加しました。非常に勉強になりましたし、「健康」に関心を持てたのもこれのお陰です。

 

 

しかし、今振り返ると1つ気になることがあります。

 

 

どの会社にも言えることなのですが、「糖質の害」に関する情報の提供がされませんでした。

 

 

「酸化」については言っても、「糖化」については触れません。

 

 

 

私は、勉強してきて知ったつもりになっていたのですが、スーパー糖質制限を始める前まで、糖化の怖ろしさを知りませんでした。砂糖は良くないよ程度です。

 

 

勉強会でも、「糖質」が危険なものだと指摘されなかったので、気付きません。気付かないから、「糖質」を気にせず食べていました。

 

 

 

これが問題で、その状態で健康食品を摂っても効果が得られませんでした。糖質を代謝する時に、ビタミン・ミネラルを消費するからです。

 

 

私が「糖質の害」について知った時、なんで言ってくれなかったのだろう・・・と思いました。

 

 

害を避けた方が健康食品の効果は上がります。しかし、それを教えないのです。

 

 

教えないのか、知らなかったのかは分かりませんが、健康食品を売る人は、効果が半減するような情報をしっかり提供するべきだと思います。

 

 

「糖質」を摂りながら健康食品を摂るのは、穴の開いたバケツに水を入れるようなものです。

 

 

一昔前まで、糖質の害は一般的ではありませんでしたが、今は情報があるので気をつけてほしいです。

 

 

 

一般の医療でも、なにかにつけて「糖質の害」には触れません。

 

 

本態性高血圧、癌、動脈硬化、膠原病・・・等、糖質が原因なのに、別のものが悪い事になっています。

 

 

それと同じようなことはしてほしくないです。

 

 

 

 

 

 

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サプリメントや健康食品の宣伝に見られる特徴

 

 

知識が偏るのは、ネットワークビジネスの健康食品に限った話ではありません。テレビショッピングの健康食品も同じです。

 

 

知識の偏り具合は、勉強会で栄養の情報を与えるネットワークビジネスより酷いと思います。

 

 

テレビや雑誌等は、特定の「枝葉」の栄養素ばかりをPRします。

 

 

 

〇〇から抽出した〇〇という(聞いた事もないような枝葉の)成分が~

 

 

・・・と。

 

 

「いやいや、それを摂るより、まず満たさないといけない栄養素と、削らなければいけない物があるだろう」と突っ込みどころ満載なのですが、

 

 

 

栄養の事を分かっていない人は、「新しい」とか、「〇〇で認められた」とか、「特許」といった言葉に弱いので、本質を改善していない状態で「枝葉商品」を有難がって購入するわけです。

 

 

 

 

本人が良いなら放っておけばいいと思われるかもしれません。

 

 

 

でも、こういう物に手を出すということは、健康に関心がある人、体の不調がある人です。

 

 

 

だからこそ、そういう人の事を考えると、「なんでもっと正確な情報を与えてあげないのか」と、腹が立ちます。

 

 

問題の核となるような必要な情報を隠して、そうではない情報が重要であるかのように語るのは誰の為にもなりません。

 

 

 

 

 

枝葉の成分にばかり注目させることの副作用

 

 

栄養の本質を無視した宣伝や健康番組を見せられ続ける事によって、「この栄養は何の病気に効くんだ?」とか、「この健康食品は何にいいんだ?」という短絡的な考えをする人が続出します。

 

 

 

「この栄養は〇〇に効く」はその視点、発想自体が間違っています。

 

 

 

必要な栄養が満たされなかった事、不要な栄養素が過剰になったことで、結果的に病気になるわけですが、1つの栄養素が、体の様々なシステムに関わっているので、症状の表れ方は人それぞれになります。

 

 

何故なら、「遺伝的な弱点」が人によって違うからです。その人の弱いところから先にダメになります。

 

 

また、何の栄養素が不足していて、何の栄養素が過剰なのかによって、するべき事が変わってきます。

 

 

単純な理屈です。

 

 

 

しかし、それがわからなくなるのは、サプリメントの宣伝や健康情報番組が、ある部分ばかりにスポットをあてるせいです。

 

 

枝葉にばかり注目させて、「〇〇という成分は〇〇に効く」と思わせるような構成をしていることが多いですが、これは、栄養について詳しく説明しているようにみせかけて、見る人に「栄養の本質に気付かせないような考え」を植えつけているのです。

 

 

頭に「この栄養は〇〇の病気に効く」という公式を刷り込まれた人は、この考えが邪魔をして本質に気が付きません。正直言って、この前提を覆すのはかなりキツいです。

 

 

 

本質に気付かせようとしても、すぐふりだしに戻ってしまいます。

 

 

 

 

欠けている情報、偏った知識、優先順位が間違っている方法

 

 

栄養というのは、必要な栄養素が絶対的に満たされなければ意味がないわけです。

 

 

そして、情報は「本質」と、「枝葉」に分けられます。その区別がつかなければ以下のような優先順位もわかりません。

 

 

 

  • 鉄とタンパク質が満ちた後で他の栄養療法を補うと効果が高い

 

  • 糖質の過剰摂取を止めなければ、他の健康法も効果が薄れる

 

 

 

これを知らないと非効率だし、お金を無駄にしてしまいます。

 

 

「枝葉の聞いた事もない成分」が悪いとは言いません。ですが、基本が満ちてこその枝です。

 

 

本質を無視して、いきなり枝葉を有難がるように話を持っていくのは悪質だと言っているのです。その人がもっと健康になるチャンスを奪っているわけですから。

 

 

まず、人間の体にはどんな栄養素が必要で、何が不要なのか、そして、自分の体には何が足りていないのか、不足する理由は何なのかをよく理解する事が重要です。

 

 

健康食品などに走る動機は、一般の医療では不十分だと感じているからだと思います。

 

 

 

それなのに、頼った先でもまた同じように、偏った知識に振り回されたり、真相を隠されて煙に巻かれては意味がありません。

 

 

 

やはり、何かに頼るのではなく、自分の頭で考える事が大切なのです。

 

 

 

「食べ物だけで健康を保つ」と、「食事法と栄養補助食品を組み合わせる」ではどちらが優れているかへ続く

 

 

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サプリメントや健康食品の話の第2弾になります。

 

 

 

前回は、私がサプリメントや健康食品に対して悪いイメージを持っていない事と、健康食品を飲むようになったキッカケについてお話しました。

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

私は、市販の商品ではなく、親がやっていたネットワークビジネスの健康食品を飲んでいました。

 

 

10代の頃から様子を見てきたので、その経験から、今回は、前半は「健康食品の体験談」について、後半は「お金の事」についてお話します。

 

 

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健康食品の品質と体験談

 

 

ネットワークビジネスの健康食品の品質と体験談についてお話します。具体的な会社名や商品名は伏せます。

 

 

まず、何をもってして「品質が良い」と言えるのか・・・ですが、私は「癌や難病が治った人がいるか」ということを重要視しています。

 

 

 

つまり、体験者の声ですね。

 

 

 

難病が治る効果があるならば、健康維持も期待できるからです。

 

 

 

「癌が治った」とか、「難病が治った」という話は、健康食品の世界ではよくあります。

 

 

 

身近に体験者がいない人は信じられないかもしれませんが、本当です。

 

 

 

健康食品やサプリメントを、お店や通販で購入した場合は、「他の購入者」との交流は生まれません。だから、同じ物を飲んで他の人がどうなったかは直接耳に入ってきません。知り合いがたまたま同じ物を飲んでいた・・・くらいでしょうか。

 

 

しかし、ネットワークビジネスで購入した場合は、購入者同士に交流が生まれるので、他の人がどうなったのか情報が入ってきます。

 

 

 

そして、稀に「難病が治った体験をした人」に会います。

 

 

 

難病とまではいかなくても、「薬では治らなかった疾患が治った」という体験を持つ人ならもっと会います。

 

 

 

もちろん、「効果がなかった」とか、「合わなくて止めてしまった」とか、「好転反応を副作用と勘違いして怒り出す人」にも会います。

 

 

 

人は歳をとってくると、誰でも健康の問題を抱えていると思いますが、普通「健康の悩み」は親しい間柄であっても、詳しくは話しません。

 

 

しかし、健康系のネットワークビジネスをしている場合は、そういう集まりですので、普通の人間関係に比べて、健康についての情報交換はオープンです。

 

 

どんな疾患を抱えていたのか、健康食品を飲んでどうなったのか、本人だけでなく、家族やペットに飲ませた場合・・・等、様々な体験談を聞く事ができます。

 

 

同じ健康食品を飲んで、様々な疾患に効果がある様子を見て、栄養は様々な疾患に関わっていると思ったものです。

 

 

 

子供やペットに効いたというのは、信憑性がありますね。「動物」や「価値を判断できない子供」に「プラシーボ効果」は関係ありませんから。

 

 

 

それともう1つ、

 

 

 

品質を確かめる時、見逃せないポイントがあります。

 

 

 

注目すべきなのは、「買って飲んでいる人」だけではありません。

 

 

サプリメントや健康食品に限った話ではないのですが。私は「食事法が効果があるのか、ないのか」を調べる場合、実践者の肌を見ます。

 

 

 

やっている本人がシワクチャなら、その食事法は却下です。

 

 

 

以前、私はベジタリアンやローフードの料理を参考にしていたのですが、先駆者の肌を動画で見てショックを受けた事があります。

 

 

 

 

 

 

同じように、健康食品も、販売している社長や社員の姿を見ます。特に化粧をしていない男性の顔を見ます。

 

 

良い商品であれば、社長も社員も愛飲していて、見た目も若く美しいのです。

 

 

 

肌の美しさは嘘がつけません。

 

 

 

本当に癌や難病が治った商品を扱うような会社は、このような特徴があります。

 

 

 

以上のような理由から、「信憑性のある体験談がある」ということは「品質も良い」と考えています。

 

 

 

だから、まだ知らないメーカーの健康食品で「癌が治った」「難病が治った」という話を聞いたとしても、私は不思議だと思いません。「あるだろうな」と思っていますから、どういう体験をしたのか、首をつっこんで聞きたくなります。

 

 

しかし、普通の人は違うと思います。

 

 

「あぁ、体験談って、よくある宣伝文句ね」とか、「やらせでしょ」とか思うのではないでしょうか。

 

 

 

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癌や難病は治らないという思い込み

 

 

 

体験談にはインチキもあるかもしれませんが、実話もあります。

 

 

 

でも、体験談のスケールが大きくなると、多くの人は、否定的な反応をします。

 

 

 

癌や難病が治った体験談=やらせ

 

 

 

・・・と思われる理由はなんでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

 

 

 

まず、「やらせ」という言葉は、「ありもしないのに、あるように見せかけなければならない事」に対して使う言葉だと思います。

 

 

 

癌や難病が治るなんて「ありえない事」だ。でも、商品を良く見せる為に「治ったように」見せかけているんじゃないのか。

 

 

 

 

・・・と、心の中で思っているから、「やらせ」という発想が出てくるわけですね。

 

 

まぁ、そういう事もあるかもしれませんが、「やらせ」ではない話は確実に存在します。

 

 

何故なら、「やらせ」の必要はそもそもないからです。

 

 

 

どういうことかというと、

 

 

 

癌や難病が治るというのは、ありえない事でもなんでもないからです。

 

 

 

「やらせが必要だろう」という思考を生み出す、「治らないだろう」という前提が間違っているのです。

 

 

 

 

癌や難病が治るのは難しい(←間違い)

 

 

治ったように見せかけるには「やらせ」が必要

 

 

 

 

「健康食品で難病が治るなどとオーバーな事を言う奴はインチキに決まっている」と考える人の頭の中には、「癌は難しいもの」「癌は簡単には治らないもの」という前提があります。

 

 

だから「難しい病気が治るわけがない」「癌や難病が簡単に治るわけないじゃないか、何言ってんだ、バカか」・・・となるのです。

 

 

 

でも、ハッキリと言いますが、癌は難しい病気でもなんでもありません。詳しくは以下の記事で述べましたが、ブドウ糖を代謝する時にでる「乳酸」の蓄積が原因です。

 

 

 

 

 

 

それを学問がわざと複雑にして難しく見せかけているだけです。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

「栄養」という視点を無視して病気を見ようとする、いや、無視するように誘導されているから、いつまでたっても癌は難しい病気なのです。

 

 

 

癌だけではありません。

 

 

 

他の「難病」と言われる病気も蓋を開けてみると「栄養の偏りが原因だった」ということは少なくないのです。

 

 

 

例えば「膠原病 こうげんびょう」も難病ですが、原因は「糖質」です。

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

一般の医学や栄養学の知識に毒されている人は、その本質が見えていないからなのか、体験談の話をすると、すぐ詐欺だ、ありえないと大騒ぎしますが、不思議でもなんでもありません。

 

 

 

栄養の視点を無視すれば、そりゃ治るのはありえないでしょう。

 

 

 

多くの慢性疾患に対して「簡単には治らない病気だ」、「栄養は関係ない」・・・と思いこまされている事にまず気付く必要があります。

 

 

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治るのは「奇跡」ではない

 

 

栄養について深く追求していくと、ほとんど多くの慢性疾患は、「栄養の偏り」によって発生していることが見てとれます。

 

 

「栄養の偏り」を具体的に言うと「糖質過多・タンパク質不足・脂質不足・ビタミン不足・ミネラル不足」の状態です。

 

 

 

それさえ分かっていれば、「サプリメントや、健康食品で栄養面を調整すれば改善に向かう」事は理解に難しくありません。

 

 

逆にそれが分からなければ、永久に理解できないでしょう。

 

 

 

実際に、「一生薬を飲まないといけない」と言われた人が健康食品を飲み始めて薬がいらなくなった・・・という話はよく聞くのですが、単純に「栄養失調による疾患」が改善しただけの話です。

 

 

健康食品を飲み続けて症状が無くなった後で検査をすると、医者は治った結果を見て頭を抱えるそうですが、栄養の事を理解していれば、「そりゃ治るでしょうね」で終わりです。

 

 

サプリメントや健康食品は、別名「栄養補助食品」ですから。

 

 

 

人間の体というのは、栄養状態を適切にコントロールすれば、例え100%完治に至らなくても、改善していきます。

 

 

 

「奇跡」だから治るのではなく、「理に適っている」から治るのです。

 

 

 

理に適っていなければ治らない・・・それだけの事です。

 

 

 

「奇跡」は何度も起きません。

 

 

 

「特定の栄養が欠乏することで発症する」というカラクリを隠して治せば、例えば、

 

 

 

壊血病の原因が治らなかった時代、壊血病が治ったら「奇跡」と思われるでしょう。

 

脚気が治らなかった時代、脚気が治ったら「奇跡」と思われるでしょう。

 

 

 

でも、理屈が分かった後から考えると、「奇跡」でもなんでもありません。現代は、「壊血病」や「脚気」のポジションに「癌」がいるだけです。

 

 

 

 

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健康食品は魔法の薬ではない

 

 

健康食品は「魔法の薬」ではないので、効かない事もあります。

 

 

 

 

例えば、目や脳の細胞は入れ替らないそうです。このように、体の中には、一度ダメージを受けてしまうと元に戻らない組織があります。だから「治らない疾患」があるのも事実です。

 

 

その理由とは別に、何故か健康食品の効果がない場合もあります。

 

 

先程、「サプリメントや健康食品は奇跡だから治るのではなく、理に適っているから治る」と言いました。

 

 

ということは、「理に適わない摂り方」をすれば、当然、効果は半減します。

 

 

 

そうならない為にどうすればいいのかというと、「サプリメントに含まれる栄養の働き」と、「自分の栄養状態」を分析する事です。

 

 

 

私は、サプリメントや健康食品を摂る前に、自分の体には何の栄養素が不足して、何の栄養素が過剰なのか・・・といった栄養状態を把握する必要があると思っています。

 

 

これは人によっても違いますし、同じ人でも、年齢や生活習慣によって変化します。

 

 

 

例えば、「国語の成績は良いけど、数学の成績は悪い人」が、さらに国語の勉強時間を増やしても、数学の成績はよくなりませんよね。数学の成績が悪い場合は、国語ではなく、数学の勉強時間を増やすべきです。

 

 

栄養も一緒で、無駄なものを削って、足りないところを補うという、「状態に合わせた対処」をしなければ意味がありません。

 

 

もし「サプリメントや健康食品の効果がないな...」と思ったら、それは、摂る栄養を間違えている可能性があります。

 

 

 

必要のない栄養素を摂ったり、

 

必要な栄養素が足りていなかったり、

 

必要な栄養素が吸収されにくくなるような何かをしているとか...

 

 

 

・・・気付かずに何かトンチンカンな事をやっている可能性があります。

 

 

私も経験があるのですが、健康食品が効かない理由の1つに、「症状に対して飲む量が少なすぎる」というのがあります。

 

 

サプリメントや健康食品というのは「栄養補助食品」なので、補助の量が重要です。

 

 

そして、栄養の偏りが原因で病気になっている場合は、「病気を改善させる為に必要な栄養素」が著しく減っている事が考えられます。

 

 

すると、減り具合に応じて量を増やしたり減らしたりする必要がでてきます。正常に体を動かす為に必要な量に達しなければ、当然それなりの結果になります。

 

 

シンプルな理屈ですね。

 

 

で、問題はここです。

 

 

減らすのはいいのです。増やすのが大変なのです。

 

 

お金がかかるからです。

 

 

安い商品であれば少々増やしてもヘッチャラかもしれませんが、高い商品の場合はそうはいきません。

 

 

私はネットワークビジネスの高額な健康食品を長年愛飲していたので、量を増やす難しさについても知っています。

 

 

量が少ないと、症状によっては効かないので「効果がない」となります。

 

 

 

お金がかかる事が、「効果がない」の原因になるのです。

 

 

 

ここからは、私が飲んでいたネットワークビジネスの健康食品を例に、「健康食品は効果がない」の原因を作るお金についてお話します。

 

 

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難病が治った人の共通点

 

 

末期癌や難病が治った人の話を聞いていると、共通点があります。

 

 

決断力を持っている、惜しみなく金を投入できる資金力を持つ人です。

 

 

というのも、病気が進行した状態であれば、その健康食品を通常の何倍も飲まなくてはならないからです。

 

 

私が知る限りどの会社、どの商品もそうでした。

 

 

病気の時は浴びるように飲むことを勧められます。

 

 

先程も言いましたが、健康食品は「魔法の薬」ではありません。

 

 

栄養が偏れば慢性疾患になります。栄養補助食品は、効率よくその穴埋めが出来るから、病気が治っていく・・・ただそれだけ。

 

 

自然に沿ったシンプルな理屈です。

 

 

奇跡でも魔法でもないので、100発100中ではありません。

 

 

量も大事ですが、飲むタイミングによっては、末期癌が治る人もいれば、完治が期待できない人もいます。ただ、その場合でも、痛みなどの不快な症状が消えるそうです。

 

 

 

どちらになるかは分かりません、それを承知した上で資金を投入出来るかが、ポイントです。

 

 

 

よく分からないものに、しかも体が弱っている時に、それだけの大金を掛けられる人は少ないです。

 

 

どんなに「これが良い」と分かっていても、お金がなければ話になりません。

 

 

私は大病はしたことありませんが、スーパー糖質制限を始める2年前まで体が非常に弱かったです。健康食品を飲んでいましたが、めだった効果はありませんでした。

 

 

原因は糖質の過剰摂取でした。糖質を代謝するのにビタミンやミネラルを消費してしまうので、健康食品を飲んでいるのに効果がなかったのです。子供の頃、祖母や母がくれた分を入れると結構なお金を使ったので非常にもったいないことをしました。

 

 

効果がないというよりも、大量の糖質の毒を緩和してくれていたのかもしれません。飲まなかったら飲まなかったで、もっと体がボロボロになっていた可能性もあります。

 

 

私が飲んでいたのは「会社が推奨する健康な時の量」だったので、もっと大量に摂っていたら結果も違っていたかもしれませんが、値段の事を考えると継続は現実的ではありません。

 

 

このように、栄養というのは、ちょっとした事で「普通の量」では足りなくなります。でも、量が足りていない事に気付づけないと「効果がない」と思ってしまうものです。

 

 

こちらの動画は「ビタミンC」の話ですが、やはり、状態によって量を変えると言っています。

 

 

 

 

これが、癌や難病となると、圧倒的な量が必要になるので、普通の量では追いつかないでしょう。

 

 

そして資金もです。

 

 

 

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ケチ飲み

 

 

これまで、癌や難病についての話が多かったですが、ここからは、「健康維持の為」に健康食品を飲む場合の話もしようと思います。

 

 

健康食品は買い切りではありません。無くなればまた買わなければなりません。

 

 

なので、値段が高いと、「ケチ飲み」をする人がでてきます。

 

 

飲んだり、飲まなかったり、具合が悪い時にだけ飲んだり、飲んでも雀の涙だったり...

 

 

これでは、飲まないのと変わりません。

 

 

定年を過ぎると収入が減るので、生活費を切り詰める為に飲んでいる健康食品の種類を減らしたり、止めていく人も少なくないです。

 

 

歳をとるほど健康に気をつけた方が良いのですが、お金がなくなると飲めなくなるのです。

 

 

これが現実です。

 

 

 

飲んだ方が良い時に飲めなくなるってなんなんだろう・・・

 

 

 

そう思います。

 

 

 

私は質に関してはネットワークビジネスの健康食品は良いと思いますが、金額の高さに関してはなんとかならないものかと思っています。

 

 

 

『サプリメントの正体 /著者:田中忠司』より引用

 

 

ネットワークビジネスのサプリは本当に品質がいいのか

 

 

ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)でもサプリメントを取り扱う会社が多くあります。

 

 

どの会社も「わが社のサプリメントは他者に比べて非常に高品質です」と、PRや勧誘に余念がありません。

 

 

ネットワークビジネスにかかわる方は、「メーカーから直接、消費者に商品を届けるため、流通コスト、広告費用がかからない」と主張します。その分、高品質のものをリーズナブルに提供できるというわけです。

 

 

しかし、よく考えてみてください。流通コストがかからないといいますが、ディストリビューター(会員)には「報酬」が支払われています。ディストリビューター自身が「中間流通業者」なわけです。

 

 

それであれば、普通に店舗販売するのと同じように、流通コストが発生していることになります。

 

 

しかも、どのネットワークビジネスも「うちは他社よりコミッション(報酬)が高いから有利」といって会員を誘い合っているのは、「うちは他社より流通コストが高いですよ」と宣伝しているのと同じことです。

 

 

実際にネットワークビジネスのサプリメントを取り寄せて研究したこともありますが、私が自分で使ってみたくなるような、費用対効果の高いものは特にありませんでした。

 

 

(53~54p)

 

 

この引用元のように、効果のない商品に当たる人もいるようですね。しかし、「そんな物ばかりではない」ということをもう一度言っておきます。

 

 

ただし、値段については、ここに書いている事は核心を突いています。

 

 

ネットワークビジネスの健康食品は、流通コスト、広告費用は発生しないけど、間に立つ会員の儲けが発生するので、流通コストがかかるのと変わらない・・・は、その通りだと思います。

 

 

結果的に同じように流通にお金がかかっているなら、「広告費が発生しないからネットワークビジネスの方が得だ」という言い方はフェアじゃないなと思います。

 

 

 

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どんなに効果がある健康食品でも金額が高いと薦めにくい

 

 

私は10代の頃から母の影響で様々な会社の健康食品を飲んできましたが、ビジネス登録はしませんでした。これからもするつもりはありません。

 

 

祖母と母がネットワークビジネスで儲かっていないのを子供の頃から目の当たりにしているので、私にも向いていないと思っていました。

 

 

長く付き合っている会社の人に、「〇〇ちゃんも、健康に関心があるんだからビジネスとしてやったらいいのに」と何度も勧められましたが、「ビジネス登録」なしで普通に飲んでいるだけがいいです。

 

 

勉強会では、栄養の話だけじゃなく、「ネットワークビジネスの仕組み」の説明もあるのですが、何回聞いても自分に出来るとは思えませんでした。

 

 

仕入れが大変というのもありますが、元々、私自身が欲しくない物を人に勧められるのが嫌いなので、人にはできません。

 

 

そして、自分でも高いと思っているので、その金銭的な負担を相手にもかけると思うと薦めにくい...。

 

 

それ以前に、健康食品を欲しがる人は、友人にはいません。

 

 

どこの健康食品会社の勉強会に出席しても、決まって私が最年少でした。だから「私の年齢の人は、普通こんなことに関心は無い」ということが、子供の頃から私にはよくわかっていました。

 

 

まず、興味がないのです。

 

 

私は小中学生の時から、人体とか栄養の話が面白かったですが、その話題を友達との会話に持ち出すと微妙な反応でした。

 

 

 

ビジネスの話ではありません。「癌が治るんだゼー、凄くない?」っていう話でも「ふ~ん」という反応です。

 

 

 

私が聞く立場なら、「いつか役に立つ情報だから聞いておこう」と思いますが、同級生はそうではありませんでした。

 

 

この温度差ですから、友達に紹介とか無理です。健康の話とか、ウザがられるだけです。

 

 

大人になってからも状況は同じです。

 

 

「健康ブーム」とは言われていますが、病気になった事がない多くの若者の健康に対する意識は、コンビニで健康が謳われている商品を選ぶ程度ではないでしょうか。仮に気をつけているつもりでも、「健康には野菜が大事」等の、間違った情報に流されて選択している事も多く、気をつけていないに等しかったりします。

 

 

この状態ですから、健康な友人に健康食品を紹介するのは、南国の人にコートを売るようなものです。

 

 

仮に病気を抱えた友人がいたとしても、健康食品を紹介するのは抵抗があります。

 

 

医療批判本が溢れる世の中でも、多くの人は「病気は医者に従うのが一番だ」と思っています。その状況をかいくぐって、友人の闘病中に高額なものを紹介できるかというと、

 

 

 

 

 

ちょっとできない。

 

 

 

このブログで書いているような「病気の本質」についての情報提供をすることはできますが、商品を紹介するのは無理ですね。

 

 

 

病気をした時に、商売の話をされるのを嫌う人は少なくありません。

 

 

 

お金目的ではなく、本当にその人の為を思っていたとしても、相手や相手の家族からはそうは思われません。

 

 

どんなに良い商品であったとしても、相手からは「医者が使わない奇妙な物」にしか見えません。商品が度を越した高さならなおさらです。

 

 

金がからむと、友人でなくても、親戚や家族でも冷ややかな目で見られます。

 

 

人間関係が壊れる覚悟で紹介できる肝の据わった人でないと無理です。正直言ってこういう人はすごいと思います。

 

 

それができない私のようなタイプが相手を助けようと思ったら、自分が身銭を切って商品をあげるしかありません。

 

 

 

しかし、1つ一万円以上の商品を相手に効果があるまであげるというのは、現実的ではありません。

 

 

 

それに、プレゼントしても、飲んでくれるかどうかは分かりません。多くの人は医者に従うのが一番だと思っているからです。

 

 

 

医者が「そんなもの飲まないで下さい」と言えば終わり、家族が「何それ?先生にちゃんと言ったの?」と言えば終わりです。

 

 

 

本人が目的意識を持って飲まないとダメなのです。

 

 

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質が良くても、飲めなければ意味がない

 

 

ネットワークビジネスは、「ねずみ講」と揶揄されて、詐欺まがいの商品を扱っている・・・というイメージを抱く人も少なくないと思います。

 

 

しかし、私が知っているネットワークビジネスの健康食品は、「商品の質」に関して言えば、かなり良質でした。

 

 

母にネットワークビジネスを紹介した人は、ネットワークビジネスで生計を立てている人なのですが、かなりの目利きなので、値段はともかく、変な商品を持ってくる事はありませんでした。当然、本人も愛飲しています。

 

 

先程紹介した引用元のように

 

 

>実際にネットワークビジネスのサプリメントを取り寄せて研究したこともありますが、私が自分で使ってみたくなるような、費用対効果の高いものは特にありませんでした。

 

 

・・・等という事はありません。見る目がないのです。

 

 

その人は「何を売っても儲けるタイプ」なので、自分の健康に投資する額も半端ないです。

 

 

アミノ酸は〇〇社の〇〇、ミネラルは〇〇社の〇〇、水は〇〇社の〇〇・・・と、それまで紹介してくれた様々なメーカーの商品を挙げ、「この組み合わせが最強だね」と言って愛用していましたが、とても真似はできません。

 

 

そんないたれりつくせりはやってみたいですが、贅沢すぎて自分も出来ないし、人にも勧められません。良い事は分かりますが、真似をしたら確実に破産します。

 

 

そう話たのが10年ほど前だったでしょうか...

 

 

この頃から私の中で、「健康食品、サプリメントは良い物だけど、こだわるほどお金がかかる。金の切れ目が健康の切れ目」と思うようになりました。

 

 

と同時に、「人間が健康になる為にはここまでお金をかけないといけないものなのか?」という疑問が湧いてくるようになりました。

 

 

人生お金がある時期もあれば、ない時期もあります。お金がないばっかりに、それまでの健康が維持できないというのは、何か違うような気がしたのです。

 

 

特に、定年退職で健康食品にお金がかけられなくなった人の現実を見て、「お金がなくても健康になれる方法を見つけておかないとヤバい」と思いました。

 

 

 

 

 

安い健康食品の質

 

 

それまで飲んでいた健康食品が高いので、「お金をかけずに健康になる方法」がないか模索するようになりました。

 

 

こう言うと、「安い健康食品を飲めばいいだろう」・・・と思われるかもしれません。

 

 

ですが、気になるのは「品質」です。体に入れるものですから、安くても質が悪いものは飲みたくないわけです。

 

 

 

私が気に入っている健康食品を販売している会社は、「社長の難病が〇〇で治った」、あるいは「社長の近親者が〇〇を飲んで難病が治った」、それを調べて研究して商品化した・・・という下地があります。

 

 

消費者の前に、社長自身の体験があるので、とにかく健康に対する思い入れが強いです。

 

 

ネットワークビジネスというシステム上、通販やドラッグストアの商品に比べて値段は高いですが、そういう経営者の会社は、対応、品質、共に誠実です。

 

 

私にとっては健康食品の会社はそれが当たり前だったので、

 

 

資金力のある企業家が、健康食品が儲かりそうだからやってみようと、流行っている成分を配合し、タレントを使って宣伝している商品は、薄っぺらい気がします。

 

 

例えば、以下のような話は考えられません。

 

 

「うちの工場では、そのサプリは誰も飲みません」

 

 

この業界に身を置いていると、サプリメントを製造する「メーカー」が、どれだけサプリメントを理解して作っているのか、疑問に思うことがあります。

 

 

原料には何を使って、どのくらい配合して、どうやって作るかを決めることを「設計」といいますが、サプリメントの設計がわかっている人はあまり多くないのです。

 

 

中では専門家がほとんどいない「メーカー」もあります。

 

 

サプリメントの設計を知らないメーカー(本当は単なる企画会社)がどうやってサプリメントを作るのかというと、生産委託先の工場に「最近、〇〇という成分が流行っているらしいから、それを使って商売価格3000円ぐらいのものを」といったレベルの発注を行なうわけです。

 

 

受注する工場の方も心得たもので、そのオーダーでちゃんとそれらしいものを仕上げてくれます。

 

 

私があるサプリメントの生産工場の方と会って話していたときのことです。

 

 

ちょっとしたお愛想のつもりで「いろいろなサプリメントをタダで飲めていいですね」といったら、その方の表情が曇りました。

 

 

「まさか・・・・・・。何が入っているか、知っているんですよ。そんなものを飲むわけないじゃないですか」

 

 

一瞬驚きましたが、「やはり・・・・・・」という気持ちもありました。

 

 

サプリメント工場の人が飲まない、飲みたくないというサプリメントを、あなたはお金を払って飲みたいですか?

 

 

(42~43p)

 

 

 

この不誠実さはありえません。こんな話を知ると、ますます市販の商品は飲む気がなくなります。

 

 

それだけではありません。

 

 

 

テレビ通販は、原価構造も驚きです。

 

 

これは私が関係者の方から聞いた話なので、すべてのテレビ通販でこうなっているというわけではないでしょうが、製品の売上のうち、テレビ局が6割を取り、さらにその番組を企画した企画会社が残りの半分を持っていきます。

 

 

たとえば一万円のサプリメントであれば、6000円がテレビ局、その残り4000円の半分の2000円が企画会社の取り分です。残り、つまりメーカーの取り分は2000円となります。となると、原価はいくらかけられるでしょうか。

 

 

さらに、大々的に番組を放送して、いざ電話してみたら「品切れ」では困るというので「欠品は絶対にNG]ということが多く、「最低でも一万本は用意してください」などと大きなロット数を要求されます。

 

 

しかも売れ残った分はメーカー持ちです。

 

 

そうなると、メーカーとしては、たとえ売れ残っても赤字にならないように原価を落とすしかありません。こんな条件では、一万円の商品価格に対して、原価は数百円しかかけられないでしょう。

 

 

ちなみに私がここで申し上げているのは、サプリメントについての話です。たとえば健康器具などは、商品数が出れば出るほど安く提供できるでしょうから、テレビ通販で大規模に売るメリットはあると思います。

 

 

機械や道具は開発費がコストの大きな部分を占めますので、たくさん製造するほど安くなりますが、サプリメントは原材料にかかる費用が大きいので、大量に製造しても機械のような大幅な費用圧縮が難しいのです。

 

 

テレビ通販でも有名な某サプリメントメーカーの営業担当の方にお目にかかった際、「うちの製品は品質がいまいちだから、お金を投入してマーケティングしなきゃならないんです」とおっしゃったことがありました。私は唖然として、返す言葉もありませんでした。大量にCMを流していて、名前を出せばどなたもご存知であろう。あのサプリメントメーカーです。

 

 

もちろん、こんなメーカーばかりではないと思います。

 

 

「うちは赤字覚悟で一万円のサプリメントに6000円分の原料を使っている」という志のあるメーカーさんもあるかもしれません。しかし多くのメーカーは、そうではないでしょう。

 

 

そういったことを総合的に考えると、テレビや雑誌などで派手に大規模な広告を打っているサプリメントは、おすすめできないといわざるを得ません。

 

 

(51~53p)

 

 

・・・嫌になりますね。

 

 

これが本当なら、「紹介してくれた人にお金が流れるネットワークビジネス」の方がマシです。

 

 

経営者の体験談もない。経営者に直接会えない(見た目を確認できない)・・・こんな物はとてもじゃないけど飲む気がしません。

 

 

かと言って、良い物は値段が高い...。

 

 

そこで、「なるべくお金をかけない」方法を探して、行き着いたのが食事でした。健康食品で元気になれなかったので、食事でなんとかしたいという気持ちもありました。

 

 

 

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海外の安いサプリメントを飲むようになったキッカケ

 

 

以前は、「安くて質のいい健康食品はない」と思っていたので、食事で健康になれないか研究しました。

 

 

 

「バランスの良い食事」が長いですが、

 

「ローフード(のレシピ)」や「ベジタリアン(のレシピ)」を取り入れたり、

 

「1日1食」や「断食」も試しました。

 

 

 

しかし、思ったような効果はありませんでした。どれも、健康食品を摂りながらだったのですが、体は弱いままでした。

 

 

これらの食事は、「栄養失調に陥るような食事」だったので、なるべくして体が弱っていたのです。

 

 

 

2008年に一度、「糖質制限」をしました。でも、その時は情報が少なく、本質を理解せずアレンジをして失敗しました。今思えばあれは糖質制限じゃありません。

 

糖質制限に失敗した経験を持つ私が、2回目の挑戦で成功する為に行なった事は情報収集と分析です

 

 

 

そして、2015年に2回目の「糖質制限」を始めて、それまで飲んでいた健康食品やサプリメントの類いを一切断ちました。それでも、それまで健康食品を摂っていた時と比べ物にならないくらい元気になって、30代にして人生で一番調子が良くなりました。

 

 

あまりの効果に、健康食品に頼らずに健康になる方法はコレしかないと思いました。

 

 

健康だけでなくお金の面も優秀です。肉や魚にお金がかかるといっても、それ以外の食費や健康食品代がうきますから、トータルでみると安上がりです。

 

糖質制限は本当にお金がかかるのか。他の食事法と比較してみた

 

 

なので、しばらくは、健康食品やサプリメントは飲まなくても大丈夫かなと思っていました。

 

 

しかし、今年の1月から鉄、6月からはナイアシンのサプリメントを飲むようになりました。それも、それまでのネットワークビジネスではなく、海外のものです。

 

 

 

 

 

 

 

最初は海外のサプリだし、どうかな...と、不安だったのですが、内容も良いし、値段も安いので続けられそうです。

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 1月27日』より引用

 

 

キレート鉄フェロケル

 

 

左)Nowアイアン36mg 1300円

 

右)アドバンストフェロケル27mg 1000円

 

 

処方薬の鉄剤フェルムは非ヘム鉄、非キレート鉄で100mg。

 

フェロケルはキレート鉄なので非キレート鉄より吸収率が高いとされる。

 

フェロケル70~100mgでフェルムと同等と判断している。

 

 

 

つまり、Nowアイアンなら2~3錠。

 

アドバンストフェロケルなら3~4錠。

 

 

 

iHerbでferrochelで検索すれば沢山出てきます。

 

上記2つ以外のものでも何の問題もないはず。

 

 

 

ただし、高タンパク食は必須。

 

卵3~4個+肉200gを毎日。

 

食が細い方は迷わずプロテイン20~30g。

 

 

 

ヘム鉄は推奨していません。

 

ヘム鉄は、非ヘム鉄より吸収が良いというのがうたい文句です。

 

しかし、国内メーカーしか作っていないローカルサプリ。

 

 

 

値段も馬鹿高い。

 

内容量10~20mg、何だこの量は!

 

 

 

こんなもの飲んでいてもフェリチンが上がるまでには人生が終わってしまう。

 

ヘム鉄を推奨する医療機関、ヘム鉄をありがたがる患者は情報弱者と言われても仕方がないと思う。

 

 

「キレート」とは、「吸収されにくい栄養素」を、「アミノ酸」でコーティングして吸収しやすくする加工の事です。

 

※「ヘム鉄」は、肉や魚などの食事としての効果はあるみたいですが、サプリの「ヘム鉄」はイマイチだそうです。

 

 

藤川徳美医師 Facebook 2015年9月29日

 

 

 

 

これまで、高い健康食品を飲んできたので、海外サプリの安さに驚いています。

 

 

スーパー糖質制限でかなり健康になったので、最初は「これだけでいいかな」と思っていました。「糖質制限の効果を試したい」という理由が一番ですが、実は、理由の1つにお金の問題もありました。

 

 

昔の高いイメージがあったので、健康食品やサプリメントを頼るのは控えたいと思っていました。

 

 

でも、「安い」と思ったら、急にあれもこれも試してみたくなりました。効果が分からなくなるので、一度には試しませんが、順番に飲んでいこうと思います。

 

 

この金額なら無理なく続けられます。

 

 

サプリメントや、健康食品は続けなければ意味がありません。だから「値段」は大事です。

 

 

特定の健康食品の宣伝文句から距離を置いた方がいい理由へ続く

 

 

 

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私はスーパー糖質制限を始めてから1年半以上、糖質制限の効果を確かめる為に、健康食品やサプリメントは断っていました(※替わりにプロテインとバターは摂っていましたが...)。

 

 

しかし、今年の1月からは「鉄」のサプリメントを、6月からは「ナイアシン」のサプリメントを飲み始めました。

 

 

 

「鉄」はミネラルの一種です。それをサプリで摂ることになった経緯は、以下の記事で詳しくお話しました。

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

そして、もう1つの「ナイアシン」とは、水に溶けるビタミンで、別名「ビタミンB3」です。こちらは飲み始めて間がないので、まだ記事にはしていません。

 

 

 

鉄サプリを飲むまでは、1日の糖質量10g以下のスーパー糖質制限だけを行なっていたので、ブログを書き始めた当初は、「健康食品やサプリメントにはなるべく頼らない」というスタンスを貫いていました。

 

 

 

 

 

なので、最初から読んで下さっている方は、「何故、急にサプリメントを試すようになったのか」と思われたのではないでしょうか。

 

 

 

そこで、「最近急にサプリメントを試すようになった理由」と、もう1つ、「健康食品やサプリメントに対する私の考え」を、何回かに分けてお話しします。

 

 

 

まず、サプリを飲むようになった今でも、以前書いたように、「食事制限をせずに、健康食品やサプリメントに頼るべきではない」という考えは変わっていない事を強調しておきます。

 

 

しかし、

 

 

これを基本に、さらに体の状態を良くしていく為にはどうしたらいいのかを考えると、やはり「食事だけで補えない栄養素を補完する必要がある」と強く思うのです。

 

 

 

だから、スーパー糖質制限は止めていませんし、その上でサプリメントを試しているというわけです。

 

 

 

ちなみに、サプリメントは、「錠剤やカプセルの形をした健康食品」だそうです。

 

 

どちらも「医薬品でない」、「足りない栄養を補うのが目的」というところが共通していて大きく違わないので、「サプリメント」と「健康食品」の定義は曖昧です。

 

 

その為、メーカーによっては、サプリ姿をした商品を「健康食品」と読んでいたりします。呼びたいように読んでいるということです。

 

 

私は「健康食品」の方が馴染みがあるので、普段はこちらを使いますが、知名度のある「サプリメント」という呼び方も無視するわけにはいきません。

 

 

というわけで、本記事ではこの両方を使うことにします。

 

 

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サプリメントや健康食品を否定する理由

 

 

私は健康食品やサプリメントを利用する方が効率がいいと思っています。

 

 

ですが、これらに頼る事に否定的だったりもします。その理由が以下です。

 

 

 

 

 

  • 健康食品やサプリメントに頼ることで、「不摂生を止める」気がなくなる

 

 

  • 害のある物を摂りながら(食事制限なし)だと、摂った栄養素が無駄になる

 

 

 

 

私が「食事制限をせずに、健康食品やサプリメントに頼るべきではない」という考えなのは、「これさえ飲んでいれば、どんなに不摂生しても大丈夫だろう、食事に気を付けなくてもいいんだ!」となりかねないからです。

 

 

 

「免罪符」があると不摂生に対して罪悪感を感じにくくなるものです。

 

 

 

そのような甘えがある限り、「体に害のある物」を摂り続けることを止める気にはなりません。

 

 

 

「害のある物」を気をつけないとどうなるかというと、せっかく飲んでいるサプリや健康食品の効果が半減するだけでなく、下手をしたらその害が上回る可能性があります。

 

 

 

・・・そういう事を考えると、安易に「楽な道」を薦める事が、相手の為になるとは思えないのです。

 

 

 

決して「健康食品やサプリメント全般は効果がない、胡散臭い」と思っているからこれらを否定しているわけではありません。

 

 

効果がない物は否定しますが、「効果のある健康食品やサプリメント」であるならば肯定もします。

 

 

 

私は、ただの健康食品・サプリメントアンチではありません。

 

 

 

というのも、私が健康に関心をもったのは、他でもない健康食品がキッカケだったからです。

 

 

 

その為、健康食品やサプリメントの類いには誰よりも理解がありますし、その良さを知ったのは子供の時ですから20年以上は支持していることになります。

 

 

 

だからこそ、いい面だけでなく、「健康食品やサプリメントの問題点」や、「それさえ摂っておけば後は心配ないみたいな考えの問題」も分かっているのです。

 

 

 

私自身、長年、糖質を過剰摂取していたせいで、せっかく摂った健康食品の栄養を無駄にしてしまった・・・という経験をしています。

 

 

 

しかも、糖質がいけなかったことに気が付いたのは2年前、スーパー糖質制限を始めてからでした。

 

 

コレは本当にもったいないので、「食事制限をせずに、楽な方法に頼るな」と厳しい事を必ず言うようになりました。

 

 

 

それに、「食事制限せずして、健康食品やサプリメントがなんとかしてくれるから不摂生しよう」と考えるタイプの人は、調べる可能性も薄いので、使いどころを間違えて効果の薄い方法を選んでしまったり、不摂生を止めない事で体調を崩す可能性がありますから、悪い面を伝える必要があると思います。

 

 

 

「先に気をつける事があるでしょう」、「使いどころを間違えると本末転倒になってしまうから、気をつけましょう」・・・という意味合いが強いので、否定というよりは、警告に近いですね。

 

 

 

逆に、食事制限をした上で、サプリメントや健康食品の使いどころが良ければ、さらに効率よく健康を手に入れることができます。どうせなら、このような効果的な方法を薦めたいです。

 

 

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サプリメントや健康食品の力を借りなければならないケースもある

 

 

 

これまで、厳しい事を言ってきましたが、言っても言っても聞かない人は多いです。

 

 

 

そんな人達をどうするか・・・です。

 

 

私は最近、身内の健康問題に頭を悩ませています。食事制限ができないからといって、不調を訴えられたら無視するわけにはいきません。

 

 

 

その一部始終は、以下の記事にも書いています。

 

 

人の健康管理と相談①脊椎管狭窄症の人が食生活を見直した方がいい理由

 

 

 

「食事制限をしないと健康にはなれないよ!」と言うのですが、聞かないのです。

 

 

ちなみに、「私が言う食事制限」と、「一般の医療機関の言う食事制限」は、全く別物です。

 

 

私は、「糖質がほとんど多くの慢性疾患に関わっている」という厳然たる事実を分かっていますから、相手が糖質をたくさん食べている場合は、真っ先に「糖質の過剰摂取」を指摘します。

 

 

 

当然、「カロリー制限」ではなく、「糖質を減らし、タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンが満ちる食事」を良しとします。

 

 

しかし、現在、一般の医療機関では「カロリー制限」を始め、「高血圧には塩分を控えろ」とか、「コレステロールが動脈硬化の原因になるから脂っこいものを控えろ」等の的外れな指導を行い、本当に控えなければならない糖質を制限するようには指導しません。

 

 

 

「食事バランスガイド」など、私に言わせれば「不摂生」です。

 

 

 

 

 

そのような内容の指導に従っている限り、例え食事制限をしても、していないのと大差ありません。真面目な人も間違った努力をするはめになります。

 

 

一般的な医療機関が危険視していない「糖質を悪とする食事制限」など誰がするでしょうか。する方がキチガイなのです。

 

 

社会がこんな状態ですから、「人間の構造に合った、理に適った食事制限をする事」を普通の人に期待するのは、時期尚早という気もします。

 

 

しかし、不摂生を放っておいたら体は悪くなっても良くはなりません。

 

 

全ての医療機関で「人間の体に合った、理に適った食事指導」が行なわれるようになるには、社会全体を変えなくてはいけません。それには時間がかかります。

 

 

待っていられないですし、「正確な知識を理解できない人や、食事制限が出来ない人にもなんとか健康になってもらいたい」・・・と思うと、健康食品やサプリメントの力を頼るしかありません。

 

 

効果が薄くなるのは分かっていますが、ないよりはマシです(食事制限をして欲しいというのは変わりません)。

 

 

これも、最近「再び健康食品やサプリメントに注目するようになった理由」です。

 

 

 

あと、糖質制限を実践している人達の間でサプリメントを使用するのが流行っていることや、海外のサプリメントの安さなども、飲もうと思うキッカケになりました。

 

 

 

 

次は「私が健康食品やサプリメントを肯定的に捕らえている理由」についてお話します。

 

 

 

 

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健康食品を飲んだキッカケ

 

 

私が健康食品を飲むようになった話になりますが、具体的な会社名や商品名は伏せます。

 

 

私が小学生の頃、ネットワークビジネスをしていた親戚が、祖母に「ローヤルゼリー」を紹介しました。

 

 

 

健康系のネットワークビジネスの常套手段なのですが、価格が高いので、

 

 

 

「自分が飲む分がタダになる(つまり、商品を買うだけの利益が出る)から仕事にしてみない?」

 

 

 

・・・等と言って、購入だけでなくビジネスの参加も促しました。

 

 

そして、祖母は飲むだけでなく、ビジネスも始めました。

 

 

 

 

祖母は私に高額な「ローヤルゼリー」をくれました。これが私が飲み始めた最初の健康食品です。

 

 

 

その効果ですが、「飲み始めた時期」と、「身長が伸び始めた時期」が重なる・・・と言えば重なりますが、成長期だからなのか「ローヤルゼリー」のお陰なのかハッキリ言って分かりません。

 

 

今なら観察するところですが、この時は健康に関心がなく、ただ言われるがまま、何も考えずに飲んでいました。

 

 

一方、祖母は、以前の私を上回る虚弱体質で会社のバス旅行にも行けなかったのが、「ローヤルゼリー」を飲み始めてかなり改善されたそうです。

 

 

 

「還暦を過ぎてからバスに乗っても平気になった」と喜んでいました。頭痛持ちだったのも、かなり軽減されたようです。

 

 

そのような体験をしたことで、祖母の健康に対する意識は変わりました。

 

 

 

それまで「気持ち悪い」と言っていた嫌いな食べ物も「健康の為に」と言って食べるようになったのです。

 

 

 

健康系のネットワークビジネスをすると、会報から次々と健康情報が入ってくる他、毎月、勉強会も開催されます。

 

 

ここが、通販やドラッグストアで健康食品を買うのと違うところです。通販やドラッグストアで商品を買っても、「人体や栄養について勉強しましょう!」とは言われないですから。

 

 

やがてそれは母にも飛び火し、2人がビジネスをするようになりました。当然、母の方にも健康に関する情報が入ってくるわけです。

 

 

気が付いたら、私も影響を受けていました。母は習った事を私に話してくれました。人体の構造、栄養の話・・・どれも面白かったですが、最も興味深かったのは「癌」の話です。

 

 

そのメーカーの「ローヤルゼリー」はメチャクチャ高いのですが、「癌が治った」とか、「難病が治った」という体験談があったのです。

 

 

20年以上も前の話で、今より癌は恐れられていました。

 

 

 

ですが、その癌が治ったという話が、ローヤルゼリーの世界では、特別珍しい話ではなかったのです。

 

 

 

「すげー」と思ったのは言うまでもありません。

 

 

 

病院が治せない病気を、どうして健康食品が治せるのか・・・とても不思議でした。

 

 

そして、「健康食品で治せる病気を治せない病院ってダメだな」と子供ながらに思いました。

 

 

 

それ以降、「医療」に対しては懐疑的です。

 

 

 

そして、当時小学生でしたが、私にとって「癌」は怖い病気ではなくなりました。

 

 

 

ただ、当時はまだそこまで深く考えていなかったので、「ローヤルゼリーさえ飲んでおけば、癌にはならないだろう。なっても安泰だ」くらいしか思っていませんでした。

 

 

「特定の成分」、「1つの商品」だけしか見ていないあたりが、ガキの発想ですね。

 

 

しかし、そう思っていたのも束の間です。母がローヤルゼリーを飲むのを止めてしまったのです。

 

 

わずか3年でした。

 

 

 

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ローヤルゼリーを飲まなくなった理由

 

 

 

勉強もして、健康について関心を持つようになって、効果があるものと認識していたのに止める...。

 

 

当時の私には意味が分かりませんでした。

 

 

「止めた理由」は、

 

 

 

 

お金です。

 

 

 

高すぎるのです。

 

 

 

健康食品は買い切りではありません。続けなければならないので、商品が高ければ、毎月万単位でお金を使うことになります。

 

 

ちなみにここのメーカーの商品は一万円以下の商品はありません。

 

 

それに、「家族の1人だけに飲ませて、他の人に飲ませない」というわけにはいかないので、人数分を買うのはしんどいです。

 

 

そこで、儲かっている人達は、「誰かに商品を紹介して、自分の下に組織を作れば、自分が飲む分が入ってくるから高くない」・・・的な事を言いますが、ハッキリ言ってそれは「稼げる人の理屈」なのです。

 

 

 

 

そんな簡単なもんじゃありません。

 

 

 

中には「ちょうど健康食品を探していたんだ」という人もいるかもしれませんが、果たしてそんな人が知り合いの中に何人いますか?って話です。

 

 

健康食品に興味がない人、特に必要ない人が大半なのです。

 

 

それに、世の中には安い健康食品がたくさんあります。元々欲しいと思っていない人は、わざわざ高い商品を選ぶ理由がありません。

 

 

 

例え欲しくはなくても、付き合いで買ってくれる人もいるでしょうが、1~2回です。継続はしません。

 

 

だから、ずっと自分が飲む分を回収しようと思ったら、「継続して買ってもらう販売力」が必要なのです。

 

 

当然、販売力がないほとんどの人は、商品が良くても稼げないです。

 

 

母も祖母も稼げないタイプで、全く商才がありません。

 

 

いわゆる「稼いでいる人」と何人か会った事がありますが、性格というか、タイプが全然違います。「高いものを買わせて申し訳ないな」という引け目みたいなものは感じられないですし、言い方は悪いですが、ギラついている人が多かったです。子供心にそれは強く感じました。

 

 

こういう人は何を売っても成功すると思います。

 

 

 

で、祖母や母のように稼げない人はどうなるかと言うと、

 

 

 

例の「誰かに商品を紹介して、自分の下に組織を作れば、自分が飲む分が入ってくるから高くない」・・・は、捕らぬ狸の皮算用ですから、収入はない上に、「会社が指定する定期的な仕入れ」を行なわなければならず、経済的にどんどん苦しくなります。

 

 

元々の商品が高額な為、仕入額もハンパしゃなく、主婦が回せるような金額ではありません。

 

 

母は子供にお金がかかるので、毎月毎月高額な出費を出すわけにはいかないので止めてしまったのです。

 

 

そのような心配がない祖母は、今もその会社の「ローヤルゼリー」を愛飲しています。

 

 

 

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別の健康食品

 

 

その数年後、今度は知り合いが、母に違うメーカーの健康食品を紹介しました。「ローヤルゼリー」ではありません。

 

 

その知り合いはネットワークビジネスで生計を建てている人で、扱う商品は一社だけに拘りません。「しょっちゅう紹介したら迷惑かもしれない...」という遠慮はなく、惚れ込んだ商品があれば次々に紹介してきます。

 

 

ちなみにこの人は「何を売っても稼げるタイプ」です。

 

 

付き合いが長いので、その間、様々な会社のネットワークビジネスを母に紹介してきました。健康以外の商品もありましたが、健康に関する商品が多かったです。

 

 

 

わが家は、その人を通じて様々なメーカーの、健康食品を試すことになりました。

 

 

 

この人が紹介してくる商品は、確かには良かったです。

 

 

 

あるメーカーの商品など、それを飲み続けて癌や難病が治ったという人が普通にいるのです。また、今の私からみても「止めたけど、また飲んでみたい」と思う商品もあります。

 

 

 

ただ、ご他聞に漏れず、どれも高い...。

 

 

 

例えば、ある会社の健康食品は、商品自体は1個2万円なのですが、「会社が推奨する効果的な飲み方」をするとエラいことになります。

 

 

朝晩2回飲むように言われるのですが、すると、1個2万円の商品が月に3個必要になるのです。つまり、その指示に従うと月6万円です。

 

 

しかも、この会社のセミナーに行くと、「ケチケチ飲んではダメ。セレブ飲みをして下さい」と言っておられました。

 

 

「じゃ、安くしてくれよ」と言いたくなりますよ。

 

 

「高いからそんなに飲めない」等と言おうものなら、お決まりの

 

 

 

「高くても自分が飲む分くらいは~

 

 

 

 

いやいやいや、人に勧められません

 

 

 

・・・と、

 

 

 

側で聞いていて思いました。

 

 

 

私は母が購入したものを飲むだけですから、懐は痛みません。

 

 

 

しかし、どのメーカーの商品も、母には金銭的にしんどかったみたいです。母の性格上、ビジネスは向いていないですから、売上は期待できません。

 

 

 

購入金額が重く圧し掛かります。

 

 

 

だから、「金銭的に負担にならない商品」が続ける条件になります。

 

 

 

こんな感じですから、様々な会社の商品を飲みましたが、現在も続いているのは一社の健康食品です。他の会社はビジネス登録すると「売れ、売れ」とうるさいのですが、この会社だけはそういう雰囲気もないし、商品も気に入っているのでずっと飲み続けているわけです。

 

 

私もこの会社の出す商品は気に入っています。他のネットワークビジネスの会社の商品は母から貰っていましたが、この会社の健康食品だけはお金を払って飲んでいました(糖質制限をするまでですが)。

 

 

 

そして、健康食品を試す以上に、私が楽しみだったのは、会社が開く勉強会です。

 

 

 

 

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人体や栄養についての勉強会

 

 

健康系のネットワークビジネスでは、健康や栄養の勉強会を行なっています。

 

 

人数が集まらないからと、子供だった私も勉強会に参加したり、会社の人が家に来て話をしてくれたり、とても面白かったです。

 

 

でも、そうして学んだ知識は、健康食品(栄養)で病気を治そう、または、病気にならないようにするにはどうすれば良いかという発想なので、一般の「症状を抑える為の医療知識」とは噛み合わないかもしれません。

 

 

高校生の時には、保健室の先生と言い合いになった事があり、「えーっ、私の習った事と違うーっ」と言われました。

 

 

保健室の先生がどんな事を勉強しているのかは分かりませんが、一般の医療や栄養の知識を勉強した人からするとトンデモに感じるようです。

 

 

でも、トンデモに見えても、実際に結果が出ている話なので、私はそちらの方が真実だと思っていました。

 

 

食事法だろうが健康食品だろうが、対処療法ではなく根本的に問題を改善させれば良い、病気の原因を取り除くことが大事・・・このような考え方は今と同じです。

 

 

病院で治らなくて、藁をもつかむ思いで健康食品を手にし、飲み続けた後、かかっていた病院で検査をしたら、治らないはずの病気が治っている事に主治医が「う~ん」と頭を抱える・・・

 

 

私は、そういう実体験を持った人と交流する事が多かったので(もちろん今も付き合いがあります)、信頼していました。

 

 

 

「なんでこんな良い方法があるのに、医療の現場で採用されないのだろう、保健室の先生は否定的なんだろう」と不思議に思っていました。

 

 

 

ネットワークビジネスの健康食品は、販売システムや金額的には問題がありますが、商品の質はかなり良いと思っています。でないと難病は治りません。

 

 

全部優れているとは言いませんが、私の場合は、紹介してくれた人の拘りが強いので、クソみたいな商品を見たことがありません。

 

 

止めた理由は、全部です。

 

 

冒頭で、「元々私が医療や栄養の事に興味を持ったキッカケは健康食品だから、私は健康食品やサプリメントに対してはとても理解があるタイプだ」と言ったのはそういう理由です。

 

 

では、健康食品に満足していた私が、何故、食事制限を重要視するようになったのか・・・次はその理由についてお話します。

 

 

 

「健康食品で病が治った」という話を数々耳にしてきたのですが、

 

 

 

実は、何故か私には、どのメーカーの商品も効果がなかったのです。

 

 

 

何故か効果がなかった健康食品

 

 

 

私は以前は、「健康になるには食事法より、健康食品の方が大事だ」と思っていました。今とは間逆ですね。

 

 

一応、我が家は栄養にはうるさい方だったので、私も「食の重要性」は分かっていましたが、やはり、難病が治ったという「健康食品」の方がインパクトが強く、重要だと考えていたのです。

 

 

ですが、ある時気が付きました。

 

 

癌や難病が治った人がいる健康食品なのに、同じ物を私が飲んでも、何故か「他の人のような劇的な改善」は見られないのです。効果0ではありませんが、実感として、「なんとなく前よりマシかな」程度です。

 

 

たまたま、その商品が合わなかった・・・ではありません。

 

 

どのメーカーの商品も効きが悪いのです。

 

 

 

その証拠に、健康食品を摂っているにも関わらず、普通の人よりも体が弱かったです。

 

 

「他の人の体験談」と「自分の場合」を比べては、「おかしーなー」と思っていました。

 

 

理由が分からなかったのですが、スーパー糖質制限をしている今なら、何故「どの健康食品を摂っても効果がなかったのか」がよく分かります。

 

 

健康食品の効きが悪かったのは、糖質の過剰摂取が原因でした。

 

 

 

糖質を摂ると、それを代謝する為にビタミン・ミネラルを使ってしまうのです。

 

 

野菜や果物は健康的というイメージの盲点。ビタミン・ミネラルに注目しすぎる事で気付かれない糖質の害

 

 

 

健康食品から得たミネラルやビタミンは、おそらくそちらの方に使われて、私が期待したような建設的な栄養の使われ方がされなかったのでしょう。

 

 

 

稼ぎは増えたけど、その分ギャンブルで負けました・・・みたいなオチです。

 

 

 

私は「バランスの良い食生活」や「野菜を多めに摂る食事」をしていた時は、計算すると、1日230~260gくらいの糖質を食べていました。

 

 

 

 

 

「穴の開いたバケツ」状態で、どんなに良い健康食品を摂っても、通常の量では効果がなかったのだと思います。

 

 

 

それに、胃が弱かったせいで、肉がほとんど食べられず、長年タンパク質不足だったので、「栄養の吸収能力」も相当悪かったと思います。

 

 

 

吸収は悪いわ、せっかく摂ってもどうでもいい代謝に浪費するわで最悪です。

 

 

 

糖質にビタミンやミネラルを奪う栄養泥棒的な特徴があることを知らなかったので、いつも糖質を止めない状態で、健康食品を「メーカーが推奨する、体調が平常時の量」を飲んでいました。

 

 

しかし、私のような状態では、その量では足りなかったのです。

 

 

 

「穴の開いたバケツ」であっても、こぼれ落ちる以上の大量の水を入れれば、バケツが空になることはありません。それと同じように、健康食品の量を増やせば、吸収が悪くても、糖質の過剰摂取を止めなくても、栄養は満ち足りるでしょう。

 

 

しかし、そのようなやり方は非常にもったいないです。穴を塞ぐのが先です。

 

 

でも当時は、穴が開いている事(大量に食べていた「糖質」が栄養泥棒である事)に気が付かなかったので、「糖質を止める」とか、「健康食品の量を増やす」とかの対処法も思いつきませんでした。

 

 

それ故に、「食事も気を付けて、健康食品も摂っているくせに、何故か不健康」・・・という奇妙な状態が続きました。

 

 

そうなると、「健康食品でも元気になれないなら、他の方法で健康になる方法を模索するしかない」と思うようになります。

 

 

 

これが私が「健康食品より、まず食事を重視するようになった理由」です。

 

 

ここで話した「健康食品のお金の問題」ですが、まだまだ言いたい事があるので次回に続きます。

 

ネットワークビジネスを通じて学んだ健康食品の体験談の信憑性とお金の話

 

 

ちなみに、私には効果があまり無かった健康食品ですが、そんな中、ハッキリと効果を感じたのは、「酵素」「水素水」でした。

 

 

前者は気に入っている会社の商品ですが、後者はインターネットで見つけたメーカーなので、ネットワークビジネスの商品ではありません。

 

 

「酵素」を飲むと、胃が楽になるので愛飲していました。

 

 

「水素水」は「頭痛持ち」が治るキッカケになりました。

 

 

目と脳は密接に関係している。慢性的な頭痛の原因と、それが改善した理由とは

 

 

 

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私が1日10g以下の糖質制限をして2年が過ぎたのですが、それに加えて、今年(2017年)の1月からは、鉄サプリメントも飲み始めました。

 

 

 

女性は生理によって毎月大量の鉄を失うので、「鉄不足」防止の為です。

 

 

 

 

飲み始めてそろそろ半年が経つので、鉄サプリを飲んだ感想を記事にすることにしました。

 

 

 

私は昨年「鉄」に関するいくつかの記事を書いたのですが、その中で「鉄の過剰摂取」についての話も書きました。それがこちらです。

 

 

鉄の過剰摂取について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

この記事を書いてから半年以上経つので、読みにくい部分を一部修正し、タイトルもシンプルなものに変更しましたが、全体の内容はそのままです。

 

 

 

この中で、「鉄の過剰摂取」によって余分な鉄が蓄積すると、心筋症、心不全、肝硬変、糖尿病等になる...といった話をしました。

 

 

 

 

また、「鉄はサプリではなく食事から摂った方が良い」と述べました。

 

 

 

 

定説の言うことを真に受けて「鉄の過剰摂取はヤバイ。サプリは気をつけた方が良い」と思っていたからです。

 

 

 

ちなみに、これを書いた時の私は、まだ鉄のサプリを飲んでいませんでした。

 

 

 

 

ですが、その後、半年間サプリから鉄を摂り続けた結果、一般的に言われているような「鉄の過剰症」は心配しなくてもいいことが分かったので、

 

 

 

考えを改めようと思います。

 

 

 

 

何故そのような結論に至ったのか、鉄をサプリメントで多く摂る事で体にどう変化があったのか、世の中が鉄の過剰症に対してビビる理由・・・についてお話します。

 

 

 

なお、以前書いた鉄の過剰摂取についての記事はそのまま残すことにします。定説を鵜呑みにする事がどういうものであるか記録に残すことも必要ですから。

 

 

 

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鉄サプリを飲もうと思った理由

 

 

私は最初、鉄のサプリメントに対して警戒していました。理由は、鉄について色々調べて、「鉄の過剰症」の情報にビビッていたからです。

 

 

 

 

ただ、鉄の重要性は認識できたので、「鉄を食事から多めに摂ろう」とは思いました。

 

 

 

 

私は糖質制限を実践しているので、普通の「バランスの良い食事」をしている人よりも、「赤身の肉」や「卵」から、「ヘム鉄」は摂取できています。

 

 

 

動物性の鉄を「ヘム鉄」、植物性の鉄を「非ヘム鉄」と言います。吸収率が良いのは前者です。詳しくはこちら。

 

ヘム鉄と非ヘム鉄について分かりやすく説明してみた

 

 

 

ですが、摂取量をもっと増やしたかったので、それプラス「鶏レバー」を毎日食べることにしました。

 

 

 

軽い実験のつもりでしたが、すぐに小さい変化を感じました。

 

 

 

 

ちょうど寒くなってきた頃だったのですが、体感温度が明らかに変わったのです。これは驚きでした。

 

 

 

 

私は元々寒がりで、みんなが「温かい」と言うユニクロのヒートテックも効果を感じない程でした。

 

 

寒がりは何枚着ても寒い。低体温の原因と、冬でも暖かく過ごせる体質に改善する方法

 

 

 

 

それが、糖質制限を開始して、脂質をたくさん摂るようになって、少しづつ寒さに強くなっていきました。

 

 

 

しかし、やはり寒がりは寒がりでした。

 

 

 

 

それが、レバーを毎日食べるようになって変わったのです。

 

 

 

 

冬なので寒いですが、以前のような、骨が痛くなるような寒さではありません。

 

 

 

 

鉄、凄いな...とは思いました。

 

 

 

 

ですが、この時は「食事で十分じゃないか」と思っていました。

 

 

 

 

冬が温かいと楽なので、それから毎日レバーを欠かさなかったのですが、ある日、問題が起きました。

 

 

 

12月下旬に、突然、顎の骨が痛くなって、歯医者で「根管治療」をすることになったのです。

 

 

 

その治療で何度も痛みが再発し、日に日に食事ができなくなってしまいました。

 

 

 

その時の事は以下の記事で書いています。

 

管治療体験①突然、顎の骨が痛くなったので歯医者に行った

 

 

 

最初は痛みだけだったのですが、そのうち、しびれるわ、腫れるわで、食事どころではありませんでした。

 

 

 

歯が痛いのか、頭が痛いのか分からないくらい痛い時など、水を飲むのがやっとで、事実上の断食です。

 

 

 

この時、たった数日ではありましたが、食事はできない、まともに寝られない、薬(ロキソニン)は飲む...で、かなり疲弊し、体力、筋肉が落ちました。

 

 

 

しかも、その栄養補給も休息もできない時に、ちょうど生理が重ったのです。

 

 

 

「あぁ、鉄が減るから補給した方がいいな...」とも思いましたが、舌がしびれて水を飲み込むのも痛かったので、補給することができませんでした。

 

 

 

 

それ以前に、あの時は歯の問題で頭が一杯で、他のことはどうでもよかったのです。

 

 

 

 

でも、食事が摂れない時、楽に必要な栄養を補給できたらどんなにいいか...そう思いました。これも鉄サプリを飲もうと思った理由の1つです。

 

 

 

約1週間この状態だったので、相当疲弊しました。

 

 

 

で、歯の方は、歯医者を変えて少しずつ良い方に向かっていき、それに伴って、食事もできるようになりました。

 

 

 

 

その後、2月の中旬に根管治療は無事完了し、今まで痛みもありません。当たり前に咀嚼ができる事に感謝しています。

 

 

 

 

食事ができなくて一時的に栄養不足だったので、痛み、しびれ、腫れが引いてからは、不足分を取り返そうとしました。

 

 

 

ですが、衰えるのは早いですが、それを回復させるのは時間がかかるようです。

 

 

 

1月13日に、フェリチン(貯蔵鉄)を測ったのですが、なんと49でした。

 

 

 

 

 

女性の場合、フェリチンが最低50ないと「鉄不足」です。理想は100です。

フェリチンと鉄不足について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

これはヤバいと思いました。

 

 

 

 

体力が落ちた・・・とは思っていたので、数値が悪い事は覚悟していましたが、フェリチンが50を切っていたのはショックでした。

 

 

 

早く安全値にしたいと思ったのは言うまでもありません。

 

 

 

そこで、手っ取り早いので、鉄のサプリを飲むことにしました。

 

 

 

次に、元々あった、「鉄の過剰症」への心配はどうしたかについてお話します。

 

 

 

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鉄過剰症に対する心配

 

 

実は、鉄の過剰摂取についての記事を書いて、レバーを食べるようになり、寒さを感じなくなった事で、さらに鉄に対して興味が湧きました。

 

 

 

で、色々調べていて、以下の記事を見つけました。

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 2015年10月13日 偽りの鉄過剰症』より引用

 

 

偽りの鉄過剰症

 

 

生体には必要な量の鉄のみを腸管から吸収するシステムが備わっており、容易に鉄過剰症にならない

 

 

従って、鉄剤の経口投与は極めて安全な治療である

 

 

当院では今まで1000例以上の患者のフェリチンを測定してきました

 

 

フェリチン500以上の鉄過剰症患者はただ1人のみ(この患者については後で詳述します)

 

 

鉄剤投与は今まで700例以上で行ってきましたが、鉄過剰症になった人は一人もいません

 

 

 

では、どのような場合に鉄過剰症になるのでしょうか?

 

 

 

昨日述べたフェジンの頻回静注では鉄過剰症になり、これは論外の医療行為です
それは、鉄が体内のどこにあるかを考えればわかります

 

 

赤血球の中に鉄はあります

 

 

もう一つ、細胞内のミトコンドリア膜に鉄がありエネルギー代謝の電子伝達系を担っています

 

 

細胞が急激に壊れる病気ではミトコンドリア膜の鉄が血液中に漏出し高フェリチン血症になります

 

 

急性肝炎、ガン、等です

 

 

初診時高フェリチン血症を示した当院の唯一の患者、フェリチンが3000ありました
肝炎を合併していた患者でした

 

 

その他、体内で慢性炎症が起こっている場合、細胞が緩やかに壊れ、これもミトコンドリア膜の鉄が血液中に漏出します

 

 

そのため、過剰症とまでは行かないが実際よりフェリチンが高値を示し、鉄不足がマスクされる可能性があります

 

 

慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患、コントロールの悪い糖尿病、等では慢性炎症が起こっているはずです

 

 

これら細胞が壊れて高フェリチン血症を示す病態は、経口摂取の鉄の過剰吸収ではないため、偽りの鉄過剰症と言えます

 

 

 

私が昨年「鉄の過剰摂取」についての記事を書いた時、この記事は読んでいませんでした。

 

 

だから過剰症は危険だ、過剰摂取になるからサプリは止めた方が良い、食事で十分だ・・・と判断したのです。

 

 

 

でも、後でこれを読んで、「鉄過剰症の心配をする必要はないな」と思いました。

 

 

 

>生体には必要な量の鉄のみを腸管から吸収するシステムが備わっており、容易に鉄過剰症にならない 従って、鉄剤の経口投与は極めて安全な治療である

 

 

 

...という記述も安心できましたが、他にも理由が2つあります。

 

 

 

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理由①:事実と理論が噛み合っている

 

 

「鉄過剰の心配をする必要がない」説は信憑性がある...と思った1つ目の理由は、これを書いた藤川医師の情報が、憶測ではなく、

 

 

>当院では今まで1000例以上の患者のフェリチンを測定してきました フェリチン500以上の鉄過剰症患者はただ1人のみ(この患者については後で詳述します) 鉄剤投与は今まで700例以上で行ってきましたが、鉄過剰症になった人は一人もいません

 

 

・・・という経験に基づいていることです。

 

 

 

私は理論を実践して、現実がその理論の通りにならなければ、理論が間違っている可能性を疑います。

 

 

 

現実に起こっている事は事実だからです。

 

 

 

 

もし、「理論」と「現実に起こる事」が噛み合わなければ、再び現実をよく観察し、理論を、現実に忠実な形に修正していく必要があると考えています。

 

 

 

これを「鉄」の話に当てはめると...

 

 

 

 

鉄をしっかり摂取しても、現実に危険な症状が表れないなら、それは「鉄の過剰症は危険だから過剰摂取に注意」...という理論の方が間違っているという事です。

 

 

 

もし、「そんな事はない、今まで言われている事が正しいんだ」と言われたら、

 

 

 

 

「何故、実際に鉄を飲んで、過剰症が起きていない人ばかりなのかを説明して下さい」と言いたくなります。

 

 

 

 

「鉄剤を飲んだけど、鉄過剰症にならなかった」...という、現実に起きた事象が真実なのです。

 

 

 

私は「真実に忠実な理論」を評価しますし、すでに700の実例があるのなら、安心して真似ができると思いました。

 

 

 

なお、先に紹介したのは2015年の話なので、最近の記事では、数が2000人に増えています。それでも鉄過剰症になった人はいないそうです。

 

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 2017年6月21日』より引用

 

 

今まで2000人に鉄剤を処方してきたが鉄過剰症患者はゼロ

 

 

当院では、5年前から女性の初診患者全員にフェリチンを測定している。

 

 

男性は、思春期患者、単身者など鉄不足が疑われる症例のみ測定。

 

 

毎年900人の初診患者。

 

 

その内、女性はは2/3~3/4(郊外の団地の近くなので女性が圧倒的に多い)。

 

 

つまり、5年間で3000人以上の女性のフェリチンを測定。

 

 

フェリチン50以下の患者には鉄剤を処方(当初は30以下の人に処方)。

 

 

女性のほとんどは低フェリチンなので、約2000人に鉄剤を処方してきたことになる。

 

 

(中略)

 

 

一方、今まで鉄剤を投与した2000人の中で、鉄過剰症(フェリチン>500)となった人はゼロ。

 

 

つまり、高タンパク/低糖質食+鉄は、

 

 

*最も安全で、

 

*最も効果があり、

 

*最も安価な治療である。

 

 

エビデンスや理論より治療成績の方がより重要であり、患者にとって最も関心のある部分だと確信している。

 

 

 

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理由②:鉄への社会の反応

 

 

 

そして2つ目の理由は、「鉄過剰症の話」の社会的背景にあります。

 

 

 

 

安全なものに「危険」というレッテルを貼って、危険なものに「安全」というレッテルを貼って、私達が選択を誤るようにする

 

 

 

...という流れは、この世のあらゆる分野で多くみられます。

 

 

 

 

例えば、脂質は危険だ!糖質は人間に必要だ!バランスの良い食事が大事だ!・・・と言って、真実の逆を教えるわけです。

 

 

 

 

私はその通りに真面目に従ったのですが、お陰様で30代前半まで虚弱体質でした。

 

 

 

 

その後、正しいとされているを実践すると、別人のように体質が改善しました。

 

 

 

 

...そういうのに懲りているので、私は今では、専門家が「危険だ、危険だ」と騒ぐものほど安全で、専門家が「安全だ」というものは危険・・・の可能性がある、というスタンスで世の中の動きを見ています。

 

 

 

 

で、「鉄の過剰症」もご他聞に漏れず、やたらと専門家が「危険だ、危険だ」と騒ぐみたいです。

 

 

 

 

その様子を見て、「あぁ、ここ追求してほしくないんだな」と思いました。

 

 

 

『藤川徳美医師 2015年10月9日 医学部ではウソばかり教えている』より引用

 

 

医学部ではウソばかり教えている

 

 

高血圧に対する減塩、糖尿病に対するカロリー制限、コレステロールを下げないと心筋梗塞になる、手術・放射線・化学療法のガンの3大療法、など医学部ではウソばかり教えている

 

 

医者になった者は当初は全員それを信じ切っている

 

 

これらの間違いについては多くの先生方が度々指摘しているためここではこれ以上言及しない

 

 

もう一つの間違い、それは鉄過剰症は非常に危険だと教育されること

 

 

鉄は危ないと繰り返し強調されるため、医者になった者は全員それを信じ切っている

 

 

欧米の栄養療法の本にも上記をコピー&ペーストした文章が必ず載っている

しかし実際は鉄不足患者だらけ

 

 

 

ちなみに、この傾向は「医学」だけでなく、「歴史」も同じです。

 

 

 

 

私は以下の記事で、「どこからどう見ても人工の装飾がしてある遺跡を、調査した大学によって、ただの自然石ということにされてしまった」という話をしました。

 

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

 

学問には、複雑難解な屁理屈を使って、白いものを「黒」と信じ込ませる力があります。

 

 

 

 

やはり、大学は嘘を教育する機関なのかもしれませんね。

 

 

 

 

そういう事情が見えてくると、専門家が大騒ぎする「鉄の過剰症」は、なんだか安全に思えてきました。

 

 

 

 

この2つの理由により、鉄のサプリを摂る事への抵抗は無くなったのです。

 

 

 

 

まだまだネット上には、「鉄をサプリメントで飲む事」に対する批判は多いです。それを読んで心配になって、私のところへメールやコメントで相談される方が何人もおられました。

 

そのような方は、質問と回答という形式でお答えしているので、以下の記事をお読み下さい。

 

 

ウコンが原因と見られる肝臓の障害は、本当に鉄が問題なのか考えてみた

 

 

 

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鉄の摂取量と飲み方

 

 

ウィキペディアによると、人が1日のうちに許容できる鉄分は、大人で45mgだそうです。

 

 

『Wikipedia 鉄』より引用

 

 

鉄分の許容量

 

米国科学アカデミーが公表している DRI 指数によれば、ヒトが1日のうちに許容できる鉄分は、大人で45 mg、14歳以下の子供は40 mgまでである。

 

 

 

 

大人の鉄の許容量 = 45mg

 

 

 

14歳以下の鉄の許容量 = 40mg

 

 

 

 

レバーの場合だと、100gあたりに含まれている鉄の量は、9mgです。

 

 

 

私が一時期毎日食べていた量は、それよりちょっと多いくらいです。他に肉や魚も食べるので、レバーばかりは食べられません。

 

 

 

なので、食品からの摂取だと、そんなに大したことないというのが分かります。

 

 

 

では、これと、サプリの鉄の量を比較してみます。

 

 

 

私が飲んでいる鉄のサプリメントがこちらです。

 

 

 

Nowアイアン

 

 

 

 

1錠が36mgです。

 

 

 

now社 = 36mg

 

 

 

 

...ということは、レバー400g分に含まれている鉄に相当します。

 

 

 

1錠でもかなりの量なので、過剰摂取を心配する人は不安になるかもしれません。

 

 

 

しかし、私は以下の記事を参考にして、飲む量を決めました。

 

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 2017年1月20日』より引用

 

 

女性の鉄不足への対処について、一括回答

 

 

 

女性は全員鉄不足なので以下のように対応して下さい。

 

 

 

12-50才女性において、フェリチン100未満なら、処方薬フェルム1錠、もしくはアドバンストフェロケル3~4錠。

 

 

 

フェリチン100以上になったら、フェルム1日おきに服用、もしくはアドバンストフェロケル1~2錠。

 

 

 

フェリチン測定は半年に1回。

 

 

 

私のフェリチンは49です(2017年1月に測った時)。

 

 

 

 

100未満なので、「アドバンストフェロケル」3~4錠になります。

 

 

 

 

この記事に書かれている「アドバンストフェロケル」とは、「Source Naturals (ソースナチュラルズ)」という会社の鉄サプリです。

 

 

 

これは、1錠が27mgなのでちょっと少ないです。

 

 

 

Source Naturals社の鉄サプリ = 27mg

 

 

 

 

これが3~4錠ということは、4錠で108mg。

 

 

 

 

私のは「Nowアイアン」で、1錠が36mgなので、3錠で108mgです。

 

 

 

 

どちらも許容量オーバーです。

 

 

 

最初は、「許容できる鉄分は、大人で45mg」...が頭をよぎりました。おもいっきり超えてますからね。

 

 

 

気になったので、「Nowアイアン」の商品ページを読んでみると、「食事と一緒に1錠お召し上がり下さい」と書いてあり、さらに以下のような注意書きがしてあります。

 

 

『iHerb Now Foods, 鉄分、ダブル・ストレングス、 36 mg、ベジキャップ 90 錠』より引用

 

 

ご注意: 成人用です。医師の指示がない限り、推奨摂取量を超えないでください。妊娠中・授乳中、服薬中、または持病のある方は医師にご相談ください。お子様の手の届かない場所に保管してください。

 

 

鉄分を含む製品の過剰摂取事故は、6歳以下のお子様の致死的な中毒の主因です。本製品はお子様の手の届かない場所で保管してください。誤って過剰摂取してしまった場合は、直ちに医師または毒物コントロールセンターに連絡してください。

 

 

 

こんなのを読むと怖いですよね、普通は。

 

 

 

私もさすがに、ちょっと不安になりました。

 

 

 

しかし、私はこれまでも、

 

 

 

「脳にブドウ糖が必要」と言われても、糖質を1日10g以下に減らしたり、

 

 

 

「脂質の摂りすぎは動脈硬化の原因」と言われても、バターを1日100g食べたり、

 

 

 

 

・・・してきたわけです。

 

 

 

現実は、言われている事と反対で、不健康になるどころか元気になりました。

 

 

 

「脳にブドウ糖が必要」という話も、「脂質の摂りすぎは動脈硬化の原因」という説も嘘が混じっていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

糖質制限は、例え常識と反しても、「実践して結果を出している人の方法」をよく調べて試したら、その人達の言っている通りになりました。

 

 

 

 

鉄も同じで、実践して結果を出している人の方法の方が信憑性があります。

 

 

 

 

それに、ここまで危険だと騒がれているのに、「鉄の安全性」を堂々と主張するのは凄いです。それだけ自信があり、裏づける過去のデータがあるということです。

 

 

 

 

一番最初に試すなら怖いですが、何人も飲んできた人がいるなら大丈夫だと思いました。

 

 

 

...というわけで、1日3錠飲む事にしました。

 

 

 

 

 

 

 

...結果、

 

 

 

もう半年ですが、鉄の過剰症らしき症状は今に至るまで一度も起きていません。

 

 

 

以前、「鉄の過剰摂取」で余分な鉄が蓄積すると、以下のような症状がでると記事の中で書き散らしました。

 

 

 

  • 心筋症

 

  • 心不全

 

  • 肝硬変

 

  • 糖尿病

 

 

 

また、これらの病気になるまで、特にこれといった症状はないとも...。

 

 

 

これに加えて、一度にたくさん摂りすぎた場合は、急性の症状として、下痢・便秘・吐き気・嘔吐等の胃腸症状がでる...ということも書きました。

 

 

 

もちろん調べたうえで書いたのです。

 

 

 

 

ですが、試してみると、鉄サプリ1日3錠では、ここに書いたどの症状も起きませんでした。「これといった症状はない」からでしょうか。体感としては、病気の兆しはありません。

 

 

むしろ、逆に元気になりました。

 

 

 

それも、飲み始めてすぐにです。

 

 

 

1日10g以下のスーパー糖質制限を始めてからも、それまでとは比べ物にならないくらい体が元気になりましたが、糖質制限をしながら鉄を多めに摂るとさらにパワーアップした感じがします。

 

 

 

「これが最高だろう」と思っていたら、さらに上があったのです。

 

 

 

レバーを食べていた時よりも、より多くの鉄が摂れるので、びっくりするくらい変わります。

 

 

レバーの鉄の量では、寒さに対して強くなったぐらいですが、サプリの場合、それだけではなく、明らかに運動能力が向上しました。

 

 

 

同じ量の筋トレをしても、筋肉が疲れにくく、楽にこなせます。

 

 

 

スポーツをやっている人で鉄不足の人は、成績が変わるかもしれません。オーバーかもしれませんが、そのぐらい違います。

 

 

 

 

でも、生理のない男性は鉄不足になることはだそうですので、足りない鉄が満ちた時のこの感覚は味わえないと思います。

 

 

(追記)鉄と運動能力の改善について、以下の記事のコメントで、読者のゆっこさんから体験を頂きました。

 

重度の花粉症の人も糖質制限や栄養療法で改善できる

 

 

>それと、娘(高校3年)のことですが、高校2年冬の6キロのマラソン大会、学年10位に入って表彰されちゃいました♪

 

 

高校1年の時は超貧血でボロボロだったのですが、その後、Iron 36mg、Cを摂取した結果、1キロ平均で1分20秒以上タイム短縮したという、筋トレやフォーム改善などしていないので、栄養だけで、これだけ変わりました!

 

 

お蔭で、娘の方から、「何飲めばいいんだっけ?」と言ってくるように(笑)シメシメ、B-50も飲むようになってくれました♪(彼女は糖質たっぷり食べるので)(ナイアシンも勧めているのだが)

 

 

 

 

半年間鉄サプリを飲み続けましたが、藤川医師の発信している情報の通り、フェリチン100以下の私がサプリメントを3錠飲んでも(推奨摂取量オーバーの過剰摂取ですが)、鉄の過剰症はなく、体が別人のように元気になりました。

 

 

やっぱり、試すことは大事だと改めて思いました。

 

 

 

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鉄とタンパク質はセットとして考える

 

 

そして、鉄だけではなく、タンパク質も同時に摂る必要があるという知識も調べて知っていたので、この半年間の間、その説が本当かどうか、ついでにこちらも試してみました。

 

 

 

私は糖質制限を始めてからプロテインを毎日飲んでいるのですが、実験で、「プロテインは飲むけど、鉄は飲まない日」、そして「鉄は飲むけど、プロテインは飲まない日」を数日設けて、体にどう変化があるか比べてみました。

 

 

 

その時の様子は以下の記事で書いたので、もう一度載せます。食事はどちらも「スーパー糖質制限」です。

 

 

 

ロコモティブシンドロームが若い女性に増えている原因と、対策について考える

 

 

  • プロテインを飲んでいるけど、鉄サプリを飲まない場合は、(※「これまでのスーパー糖質制限」と同じ条件です)これだけでも疲れにくいです。ですが、筋トレをすると、疲労なのか、鍛えている最中、その部分が疲れて痛くなりやすいです。

 

 

  • 鉄サプリを摂って、プロテインを飲まなかった場合は、筋トレの最中、筋肉が痛くなる感じはないのですが、体が重たく感じます。少し、体全体に力が湧かない感じがします。それに加えて、肌のハリがイマイチになります。(※この場合、タンパク質は食事からの摂取だけとなりますが、私にはこの量では足りないようです)

 

 

 

試してみて改めて思いましたが、何度確認しても、どちらのパターンも、2つ組み合わせた時の効果には及びません。

 

 

 

やはり、糖質制限単独よりも、鉄を組み合わせた時の方が、体の動き、健康状態が違います。

 

 

 

体感に基づく意見なので伝わるかどうかわかりませんが、私が試したところ、以上のような結果になりました。

 

 

 

これからは「プロテイン」だけでなく、フェリチンが100以下にならないように「鉄サプリ」をコントロールして飲み続けるつもりです。

 

 

 

藤川医師によると、女性の場合は、食事だけでフェリチン50以上をキープできる人は少数だそうです。100まで上昇して食事を気をつけても、鉄剤を止めて半年ほどで30以下に下がる人も多いのだとか...。

 

 

 

私も、体調を崩していたとはいえ、フェリチンが49だったことは事実です。その経験から、食事だけでフェリチンを100以上維持するのは難しいと考えます。

 

 

 

女性は「鉄不足」にならないように気をつけて欲しいですね。

 

 

 

特に妊娠・出産の予定のある女性には知っておいて欲しい知識です。何故なら「鉄不足」が生まれてくる子供に影響するからです。

 

 

 

本来なら、保健体育の授業で教えなければならない話ですが、今のところそうはなっていないので、該当する方は以下の記事を読んでみて下さい。

 

 

 

発達障害を遺伝として片づけない。母親の鉄不足が子供の脳に与える影響とは

 

子供の歯並びが悪くなる真の原因。骨格的な不正咬合の予防は母親にかかっている

 

骨格が原因の鼻詰まりは子供の時の成長で決まる。口呼吸が招く脳への悪影響

 

何故、現代人の顔は細いのか?子供の骨格が正常に成長する為に必要な条件とは

 

 

 

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(追記)サプリメントはヘム鉄よりキレート鉄の方が効果がある

 

 

鉄のサプリメントを選ぶ時の注意点を書いておきます。

 

 

 

鉄には動物性の「ヘム鉄」と、植物性の「非ヘム鉄」があります。食事から鉄を補給する場合は、赤身の肉や、卵、レバーの「ヘム鉄」を摂ると良いです。

 

 

ヘム鉄と非ヘム鉄について分かりやすく説明してみた

 

 

 

しかし、サプリメントの「ヘム鉄」はちょっと事情が違うようです。

 

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 2015年8月3日』より引用

 

 

フェロケル患者用説明書

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

フェロケル(Ferrochel)

 

 

植物性非ヘム鉄(Fe+++)の吸収率は1ー5%、動物性ヘム鉄(Fe++)の吸収率は10-20%と言われています

 

 

病院で処方できるフェルム、フェロミアなどの鉄剤は全て非ヘム鉄です

 

 

鉄剤は嘔気や下痢などの消化器症状の副作用が出ることも多く、服用できない人もおられます

 

 

鉄剤が飲めない人には、鉄剤より吸収が良くて消化器症状の副作用がないヘム鉄サプリが用いられています

 

 

しかし、効果が不十分な人がいること、価格がやや高価なことがネックになります

 

 

フェロケルは鉄剤、ヘム鉄、ではない第3の鉄です

 

 

フェロケルはアルビオン社特許のアミノ酸キーレート鉄でできています

 

 

特殊キレート加工された鉄ですので、胃に優しく便秘になりにくい

 

 

キレート加工するとミネラルの吸収率が数倍に跳ね上がると言われています

 

 

ヘム鉄で効果がなかったがフェロケルに替えて顕著な効果が出た人も多い

 

 

フェロケルでフェリチンが上昇する人も多い

 

 

鉄剤よりも有効性、安全性が高いと言われています

 

 

4~6ヶ月分が約1000円とヘム鉄より圧倒的に安価です

 

 

 

この情報を裏づけるかのように、国産の「ヘム鉄」を飲まれた読者の方から、コメント欄に体験談をいただきましたので紹介します。

 

 

 

「ヘム鉄」と「フェロケル」の違いに注目して下さい。

 

 

8月から、NOW Ironの18mgを飲みはじめたものです。

 

 

足の浮腫み痺れをきっかけに、藤川先生の本と出会い、鉄不足の諸症状が、私の悩み上記含むそれ以外の悩み全てと完全一致したことに衝撃を受け、Amazonから、今飲んでいるものを購入しました。

 

 

届くまでの数日が待てず、近所のドラッグストアから国産マスチゲンSを購入し、2日間1日1錠服用したのですが、結果副作用がでました。頭痛、吐き気、味覚障害です。

 

 

副作用が出て3日目に丁度、NOWが届き、恐る恐る18mg1錠からはじめたところ、全く副作用はありませんでした。

 

 

前日に、吐いたのでそれなりに胃にもダメージがあったと思われるのにも関わらず!です??

 

 

ヘム鉄とフェロケル鉄の違いを体感させられた出来事てわした。

 

 

 

こんなに違いがあるとは驚きです。

 

 

 

一歩間違えたらトラウマになりますから、サプリメント選びは極めて重要です。

 

 

 

鉄サプリについて続編はこちら

 

 

 

鉄についての話はまだまだ続きがあります。それぞれの目的に合わせてお読み下さい。

 

 

 

私のその後の変化については、以下の記事に書きました。フェリチンは2017年9月に199になりました。

 

 

私が2017年に飲み始めたサプリメントと、変化した健康状態

 

 

 

本記事では、鉄不足になりやすい「生理のある女性」を中心にお話しました。

 

 

 

しかし、男性でも稀に鉄不足になることはあります。

 

 

 

それは、長年糖質ばかり食べて動物性の食品をあまり食べてこなかった人、特に1人暮らしの人、

 

 

 

また、何かの疾患により、継続的に出血がある人です。

 

 

 

このような人は鉄不足になる可能性があります。男性は鉄不足になりにくいですが、なった場合は女性より症状が深刻ですので注意が必要です。

 

 

 

男性のフェリチンの基準と、鉄不足の症状

 

 

 

そして、鉄をサプリメントで摂取するのが心配な読者さんに対して、お答えした記事が以下になります。

 

 

ウコンが原因と見られる肝臓の障害は、本当に鉄が問題なのか考えてみた

 

 

 

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癌についてネットで調べると、「癌と闘う」あるいは、「癌と闘わない」という言葉が溢れています。

 

 

この2つは、全く正反対の考え方ですが、「闘う」という言葉にしろ、「闘わない」という言葉にしろ、前提は同じです。

 

 

 

共に「癌は敵である」という絶対的な概念があります。その上で、闘うか、闘わないか...という考え方の違いなのです。

 

 

 

このような発想をする人は、癌の仕組みを理解していません。

 

 

 

 

なので、私はこの概念自体を壊そうと思います。

 

 

 

何故なら、闘うも闘わないも、そもそも癌というは存在しないからです。

 

 

 

前提が間違っていたら、その上に成り立つあらゆる理論は全て空論になります。

 

 

 

 

 

前回と、前々回にわたって、「癌が発生する理由」についてお話しました。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

癌について知れば知るほど、癌は体に対して、決して悪意を持って生まれているわけではない、と思うようになってきました。

 

 

 

 

また、癌は敵という概念の元、間違った対処法が行なわれています。

 

 

 

 

具体的には「発癌性物質ばかり問題視する」、「癌になった時の食事療法」、「抗癌剤治療」です。

 

 

 

 

これらの問題点と、癌という病気の本質について解説します。

 

 

 

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何故、正常細胞が癌細胞になるのか

 

 

前回までの記事をお読みいただいた方にとっては、くどいかもしれませんが、癌の発生する過程を簡単に説明します。

 

 

 

癌は「蓄積した乳酸」による血液の酸性化により発生します。

 

 

 

最近、「乳酸」を賞賛する話が目立ちますが、たまり過ぎると体が酸性に傾くので危険なのです。

 

 

 

人間の血液のph値は、7.35~7.45に保たれているのが正常です。

 

 

 

数値が小さくなれば酸性が強く、数値が大きくなればアルカリ性が強くなります。

 

 

pH7.3以下になるとミトコンドリアの機能低下をおこし、pH7.1以下になると死の危険があります。

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある「発電所」のようなもので、ここで大量のエネルギーを生み出すことができます。

 

 

 

 

pH 7.35 ~ pH 7.45 ・・・正常

 

pH 7.3 以下 ・・・機能低下

 

pH 7.1 以下 ・・・死の危険

 

 

 

 

『ナースプレス アシドーシス・アルカローシス』より引用

 

 

 

「乳酸」は、pH 程度の酸性物質なので、溜まると酸性に傾きます。

 

 

 

正常細胞が癌化する大まかな流れは、

 

 

 

 

糖質の摂取

 

 

ブドウ糖に分解される

 

 

(ある条件により)乳酸発生

 

 

糖質の大量摂取により乳酸が蓄積

 

 

血液の酸性化

 

 

細胞のミトコンドリアが機能不全になる

 

 

細胞が癌化

 

 

 

 

・・・となります。

 

 

 

癌細胞の特徴は、ミトコンドリアが機能停止しているので、ミトコンドリアの外の細胞質基質だけでエネルギーを作ることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミトコンドリアが「発電所」なら、細胞質基質での発電は「焚き木」程度のエネルギーです。

 

 

 

 

後者の発電を「解糖系 かいとうけい」といいます。解・糖...と言う名前の通り

「糖」の代謝経路です。

 

 

 

 

また「解糖系」は、酸素を必要としないので、「嫌気的解糖 けんきてきかいとう」とも言います。

 

 

 

 

ミトコンドリアが使えない癌細胞は、解糖系に依存するので、エネルギー源となるブドウ糖を大量に取り込む必要があります。

 

 

 

 

詳しい説明は以下の記事で書いています。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ここで再び振り返りますが、体を酸性化させる「乳酸」が発生するのは、「ブドウ糖」が原因です。

 

 

 

ブドウ糖・・・糖質ですね。

 

 

 

このブログでは、糖質がどれほど体にダメージを与えるかについて、過去に様々な記事を書いてきました。例えば、

 

 

 

体のタンパク質と結びついて、細胞を劣化させる「糖化反応」の原因も「糖質」

 

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

AGE(終末糖化産物)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

炎症の原因も「糖質」

 

炎症と自己免疫疾患について分かりやすく説明してみた

 

 

 

高血圧のうち、90%の原因も「糖質」

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

 

動脈硬化の原因は血管を傷つける「糖質」

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

動脈硬化を改善・予防する方法を分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

 

「全ての原因が糖質だ」・・・とまでは言いませんが、事実、多くの慢性疾患に糖質が関わっています。ほとんどの人が意識していないだけで、「ブドウ糖」、つまり、糖質には毒性があるのです。

 

 

 

で、癌の原因も、ご多分に漏れず糖質です。

 

 

高額なPET検診の仕組み

 

 

「ブドウ糖」の動きを目で確認することができる「癌の画像診断」があります。

 

 

これを「PET検診」と言います。

 

 

 

Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)...日本語では「陽電子放射断層撮影」と言います。

 

 

 

 

これでどうやって癌を見つけるかというと、癌細胞が、正常な細胞よりたくさんのブドウ糖を摂取する特徴を利用して、癌を発見するのです。

 

 

 

 

流れは以下になります。

 

 

 

 

ブドウ糖に近い成分である「FDG」という薬剤を作る

 

 

②「FDG」を注射して、全身に行き渡らせる

 

 

③体内に入った「FDG」は癌細胞にワラワラと集まってくる

 

 

④「FDG」から放出されるガンマ線をPETカメラで撮影すると、癌細胞が光って映る

 

 

 

 

「癌細胞は正常細胞の何倍ものブドウ糖を好む」...というガンの性質を分かっているからこそ、病院でこのような検査が行なわれているのです。

 

 

 

にも関わらず、癌治療において、「病気の原因になるから糖質を減らしなさい」と指導する医療関係者は極めて少ないです。

 

 

 

それどころか、一般的な病院で行なわれる栄養指導は、決まって「バランスの良い食事をしよう」です。厚生労働省と農林水産省が発表している「食事バランスガイド」は全体の60%が糖質ですから、間違いなく糖質過多です。

 

 

 

癌を育てる食事を指導している事になります。

 

 

 

この時点でおかしいのです。

 

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癌の仕組みはすでに分かっていた

 

 

「PET検診」が行なわれているということは、医学は、「癌はブドウ糖を好む」という、癌の核心部分を知っています。

 

 

 

 

それでも、「ブドウ糖が害である」という部分には触れないわけです。

 

 

 

 

知っているのに、知らないフリです。

 

 

 

ここでは、それはいつからなのか?という話をしたいと思います。

 

 

 

実は癌の原因、核心部分は何十年も前にすでに分かっていました。

 

 

以下は癌の正体を発見した「オットー・ワールブルグ」です。

 

 

『Wikipedia オットー・ハインリッヒ・ワールブルク』より引用

 

 

(オットー・ハインリッヒ・ワールブルク)

 

 

ベルリンにて1921年-1927年までベルリン大学助教授を経て、1931年-1953年までカイザー・ヴェルヘルム生物学研究所(現在のマックス・プランク生物学研究所)の局長として、細胞生理学の研究を行う。

 

 

彼は腫瘍の代謝、及び細胞(特に癌細胞)の呼吸の研究を行った。

 

 

(ワールブルクの)黄色酵素の性質と製造法の発見により、1931年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

 

 

彼は1931年にThe Metabolism of Tumoursを編集し、1962年には、New Methods of Cell Physiologyを執筆した。

 

 

彼は細胞内で低酸素濃度下において腫瘍が発達することを最初に実証した。

 

 

さらに、1966年6月30日にドイツ、コンスタンス湖のリンダウにて行われたノーベル賞受賞者の会合にて腫瘍の根本的原因と予防について発表した。このスピーチにて、彼は癌細胞の発生の根本的な原因は嫌気的な物であるという証拠を発表した。

 

 

 

 

このような事実が何十年も前から分かっていながら、

 

 

 

原因を表に出さない状態で、ブドウ糖を賞賛し、糖質を食べさせた上で行なわれているのが、これまでの標準の癌治療です。

 

 

 

原因を言わない・・・悪質ですね。

 

 

 

「抗がん剤」や「手術」が悪いという話もありますが、それ以前に、これが一番酷いです。原因を賞賛するのは論外です。

 

 

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癌細胞の存在意義

 

 

では、「乳酸が蓄積すると、何故、癌細胞が生まれるのか」、「癌は何の為に存在するのか」について考えてみます。

 

 

元々備わっている体の機能に無駄はないと思うからです。

 

 

 

参考に、以下の記事を読んでみて下さい。

 

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

 

 

血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。

 

 

pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。

 

 

 

pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。

 

 

それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。

 

 

 

人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。

 

 

 

溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。

 

 

 

骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。

 

 

 

無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。

 

 

 

pHが下がり過ぎないように、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させる...その結果が「骨粗鬆症」や「動脈硬化」や「痛風」だとしたら、

 

 

 

 

悪いのは、「結果的に生じる疾患」ではなくて、その前段階の「pHが下がる環境」ということになります。つまり、悪いのは、その原因になっている乳酸、ブドウ糖です。

 

 

 

 

骨のカルシウムが溶ける事や、尿酸を悪者にするのは間違っていると思うのです。

 

 

 

 

...ということは、同じようにpHが下がる環境で生じる「癌細胞」も、一方的に悪いと決め付けるのは間違っていることになります。

 

 

 

 

癌細胞は、正常な細胞に比べて「ブドウ糖」を何倍も取り込む性質があります。私はこれが、ガンの大きな存在理由だと考えました。

 

 

 

 

人間の体には「ブドウ糖」は必要です。

 

 

 

しかし、その必要量は、一説によると5g(小さじ1)です。しかも、それを自分の体で作り出すことができます。

 

 

 

その仕組みについては以下の記事をお読み下さい。

 

人間の身体に必要な糖質量を血糖値の視点から分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

糖質は必要以上に摂ることで、体に何らかのダメージを与えます。例えば、

 

 

 

 

  • 糖質はタンパク質を「糖化」させるので、細胞が変性する

 

 

  • 糖質が分解されてできる「乳酸」は、血液を酸性化する

 

 

 

...このような性質があるので、あらゆる慢性疾患の元になります。

 

 

 

にも関わらず、現代人は毎食、大量の糖質を食べています。

 

 

 

すると、体は常に、緊急事態です。

 

 

 

 

糖質の過剰摂取を止めず、乳酸の蓄積を放っておいたら、行き着く先は「乳酸アシドーシス」です。

 

 

 

 

「乳酸アシドーシス」とは、乳酸が蓄積して、血液の酸性度が高くなり過ぎた状態の事です。全身が「乳酸アシドーシス」になれば即死だそうです。

 

 

 

酸性に傾くのは「生命の危機」です。

 

 

 

 

癌細胞は、乳酸の元となる危険な「ブドウ糖」を好んで食べる、つまりブドウ糖を処理してくれる...と考えたら

 

 

 

 

癌細胞が悪者とは言い切れません。

 

 

 

 

癌が大きくなれば、死にいたりますが、体としては、例え細胞が癌化しても、より危険度の高い「乳酸アシドーシス」を解消させる方が大事なのです。

 

 

 

つまり、本当の悪者は「乳酸」を発生させる「ブドウ糖」です。敵と味方が逆になっています。

 

 

 

 

癌は、乳酸によって血液が酸性化したせいで、ミトコンドリア機能不全になって、細胞が癌化してブドウ糖しか使えなくなった細胞...ともとれますが、このように、緊急時にブドウ糖、乳酸を処理する為に存在している...とも考えられます。

 

 

 

 

ただし、この考えには問題もあります。

 

 

 

癌細胞は「嫌気的解糖」に依存しています。ブドウ糖をエネルギー源にして、燃えカスの乳酸を出す「乳酸製造細胞」です。

 

 

 

 

「ブドウ糖」をたくさん処理するけど、そのぶん「乳酸」も出してしまいます。

 

 

 

これでは、骨からカルシウムを溶かしたり、尿酸を出動させるケースのように、体を守っているようで、守っていない事になります。

 

 

 

 

じゃあ、細胞が癌化する理由は何なのか...別の視点から考えてみます。

 

 

 

 

正常細胞が癌細胞になったのは、乳酸による「血液の酸性化」が原因でした。

 

 

 

 

酸性化した血液も「血液の汚れ」と捕らえることができますが、一方でこんな意見もあります。

 

 

 

 

『千島学説研究会 よくある質問』より引用

 

 

千島学説では、血液が汚れ、体が病的状態のとき、悪化した赤血球が集まり溶け合ってガン細胞に変わっていったととらえます。

 

 

全身の血液が汚れ、それを一箇所に集めたものがガン腫です。

 

 

汚れた血液を一箇所に集め、そこから排泄しようとする、いわば血液の浄化装置というものです。

 

 

ガンも生体の治癒現象です。分かりやすくいえば、少々治りの遅いオデキに過ぎないのです。

 

 

 

「千島学説」では、「癌は血液の浄化装置」ということになっています。

 

 

 

ただ、この説の「汚れた血液」とは、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」の事で、「乳酸による酸性化」とはまた違うようです。

 

 

 

癌の研究報告では、癌患者の血液は、「カビ」や「ウイルス」や「細菌」で汚れているそうです。それが原因で免疫力も低下しているという見方です。

 

 

 

 

「血液の酸性化によってミトコンドリア機能不全になって癌化する」...という発想とはまた少し違いますが、「癌は汚れを一箇所に集めて血液を浄化するシステム」という考えは一理あります。

 

 

 

つまり大局を救う為に、局所を捨てるわけです。

 

 

 

癌は転移する前は、人によってできる場所が違います。血液が酸性化するのに、何故特定の一箇所に表れるのかは、現段階では謎です。

 

 

 

この浄化説には、そのヒントがあるような気がします。

 

 

 

 

ただし...です。

 

 

この説はここまでは納得できるのですが、実は納得のいかない部分もあります。

 

 

...というのも、この「血液浄化」説には続きがあって、以下のような流れになっています。

 

 

 

 

①血液が汚れるのは腸が汚れているから

 

 

②腸が汚れているのは、食品添加物や動物性食品に問題がある

 

 

③粗食や菜食をすすめる

 

 

 

 

糖質の害について詳しい方はご存じだと思いますが、腸が汚れる原因は、(植物食性動物の消化器官をもっていない人間の場合)糖質であり、動物性食品ではありません。

 

 

 

 

詳しい説明は以下の記事でしています。

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

で、カビやウイルスや細菌で血液が汚れるのは、「高血糖」が大きく関係しています。

 

 

 

 

つまり、血液が汚れるのは、「血糖値が直接上がらない動物性食品」が原因なのではなくて、「血糖値を直接上げる糖質」が原因なのです。

 

 

 

 

カビやウイルスや細菌と戦う免疫機能を担当している「白血球」も糖質には弱いです。

 

 

インフルエンザ等の感染症の予防は食事が重要です。免疫力を弱らせる食品とは

 

 

白血球と免疫の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

血液や腸の汚れが悪い・・・なら、糖質を絶つべきで、動物性食品を絶って糖質を多く含む食品で改善させようとしてはいけないのです。

 

 

 

実は私は糖質制限を始める前、「1日1食」を2年、「断食」はその合間で行なっていました。

 

 

 

そのキッカケになったのは、この「千島学説」を支持している人でした。

 

 

 

「肉を食べると腸で腐って発癌性物質になる」とか、「人間の歯の形から考えると人間は植物食性動物だ」と主張されていたので、それに影響を受けて、食べ物はなるべく植物性のものにしていました。

 

 

 

そして、かつては、この「癌は血液を浄化する」という説や、以下の記事で紹介した「腸造血説」に納得していました。

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②

 

 

 

 

でも、「1日1食」や「断食」をしたことで、健康になるどころか体質が劣化しました。

 

 

 

それを回復させたのは、ほぼ野菜0で、動物性食品を食べまくるスーパー糖質制限なので、この説とは間逆です。

 

 

 

その経験から、今では「1日1食」や「断食」、「粗食」を勧めた人が評価している「千島学説」に対して懐疑的なのです。

 

 

 

ただ、完全には否定できない...とも思っています。

 

 

 

 

手足両足がない人が貧血になっていなかった...という事からも、「骨髄造血説」より「腸造血説」の方が信憑性があるとも思えますし、

 

 

 

癌が最初のうち一箇所に固まるのは、毒(カビ、ウイルス、細菌、あるいは乳酸)を広げない為ともとれます。

 

 

 

 

このような視点を抜きにして、一方的に癌を悪者に仕立てるのは間違っていると思うのです。

 

 

 

 

 

「PET検診 ブドウ糖」を画像検索すると、「正常細胞」と「癌細胞」を比較した画像がヒットします。そこに描かれている癌細胞の絵の特徴は以下のようなものです。

 

 

 

ブドウ糖を取り込む恐い癌細胞のイラスト

 

 

 

まるで、ドラクエの「爆弾岩」を彷彿とさせるような悪者として描かれています。これでは誰が見ても癌は敵に見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちがうだろ。

 

 

と言いたいです。

 

 

 

体にダメージを与える大量の「ブドウ糖」を食べてくれて、体の酸性化を防いでくれる、あるいは血液を浄化してゴミを一箇所にまとめてくれている...と考える私ならこう描きます。

 

 

 

ブドウ糖を処理する癌細胞のイラスト

 

 

 

ちょっとしたことですが、このようなことでもイメージは作られているわけです。

 

 

 

 

 

危険であるはずの糖質、ブドウ糖、乳酸を味方だと思っている限り、「癌細胞は悪くない。味方だ」と言われても意味が分からないでしょう。

 

 

 

また、ブドウ糖が毒物になる事を隠すだけで、癌細胞を悪者に仕立て上げる事が可能になります。

 

 

 

いいや、糖質は悪くない、本当にその情報が正しいのなら、すでに一般的になっているはずだ。そんな大事な情報を隠すわけない。表に出ないということは、その情報は間違っている。

 

 

 

・・・と思ったとしたら、頭の中に花が咲いています。このような思考は「性善説」に基づいて展開されています。

 

 

 

私は以下の記事で、学問は、存在しているものを無い事にしたり、存在していないものをある事にする事ができるとお話しました。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

 

癌も同じです、

 

 

 

 

敵であるはずの糖質、つまり、ブドウ糖は、人間に必要だから摂りましょう...と味方のように宣伝し、その結果生じた癌細胞を敵として扱っています。

 

 

 

それだけでなく、近年は、「乳酸は悪くなかった」として、乳酸を礼賛するイメージ工作も始まっています。

 

 

 

このように、

 

 

 

白いものを黒と言ったり、黒いものを白と言ったり、

 

 

敵を味方にしたり、味方を敵にしたり

 

 

害のあるものを有難がるように感じさせたり、安全なものを危険であるかのように感じさせたり

 

 

価値のない物を価値があるように見せかけたり、価値のある物を価値がないように見せかけたり

 

 

 

 

 

・・・することを、洗脳と言います。

 

 

 

オウム真理教や北朝鮮を見て、私達は「洗脳とは、宗教や独裁国家で行なわれる特殊なものである」と思うようになりました。そして、「そこに属さなければ洗脳される事はない。我々とは無縁である」と無意識に考えてしまいます。

 

 

しかし、そうではありません。洗脳とはもっと身近で日常的に行なわれているものです。

 

 

 

 

 

ここまでは、癌に対する概念を覆しましたが、次は以下の問題について語っていきます。

 

 

 

  • 発癌性物質の存在

 

  • 現在行なわれている、癌の治療法の間違い

 

  • 抗癌剤治療の実態

 

 

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種類が多すぎる発がん性物質はどこまで癌に影響するのか

 

 

ここまで読んで、疑問に思われた方もいると思います。

 

 

 

 

癌の原因が「ブドウ糖、乳酸」なら、世の中で騒がれている「発ガン性物質」はどうなのか?

 

 

 

...と。

 

 

 

「癌の原因」は本当に様々です。

 

 

 

子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス」、肺がんは「アスベスト」に「タバコ」、胃癌は「ピロリ菌」、皮膚ガンは「紫外線」

 

 

 

これら「発ガン性物質」の存在は何なんだ、「乳酸」じゃないのか?と思われるでしょう。

 

 

 

 

私はこれら「発ガン性物質」は、「乳酸」の罪をなすりつける為に存在しているのではないかと思っています。

 

 

 

原因がシンプルなので、バレないようにするには、理論を複雑にする必要があります。原因を複数にしておけば、それだけ、意識が散るので、本当の原因が分かりにくくなります。

 

 

 

癌の原因は複数あって複雑なものである、癌は治らないものである、癌を治すのは難しいのである、難しいから治療費が高くなるのは仕方が無い・・・と人々は感じるようになります。

 

 

 

だから、非常にシンプルな癌の発生する過程を説明しても、「難しいはずだ」「簡単であるはずがない」と、長年思い込まされている人は、受け入れられないかもしれません。

 

 

まぁ、「発ガン性物質が全く無害だ」とまで言うつもりはありません。これはこれで「不健康な物質」だからです。健康被害はあるでしょう。

 

 

 

ただ、「癌の原因だ」と言われると無理があります。

 

 

 

増殖したり、「発がん性物質」の属性と全然関係ない臓器に転移するのですから、他に理由があるのは明白なわけです。

 

 

 

 

少なくとも、「発がん性物質」の存在を騒げば騒ぐほど、「乳酸の蓄積による体の酸性化の害」が霞むので、「発がん性物質」が「乳酸」の隠れ蓑になっていることは間違いありません。

 

 

 

動脈硬化の原因は、糖質による血管の糖化でしたが、「コレステロールが悪い」ということになっています。

 

 

血管狭窄による高血圧の原因は、糖質による炎症で傷ついた血管を、「白血球」「血小板」「コレステロール」が治す為に集まるからなのですが、「コレステロールが悪い」ことになっています。

 

 

 

「コレステロール」さえ騒いでおけば、本当の原因は分からなくなります。

 

 

癌は、「コレステロール」の部分が「発がん性物質」に変わっただけです。

 

 

 

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癌患者におすすめできない治療法

 

 

さて、ここからは、一般的に行なわれている癌治療の問題点を説明します。

 

 

 

「ブドウ糖が悪い」、「乳酸が悪い」という認識がなければ、これらが癌の原因であるにも関わらず、避けようとしません。

 

 

 

それどころか、これらを治療になると勘違いして、積極的に摂ってしまうこともありえます。

 

 

 

例えば、「ブドウ糖点滴」、「和食や菜食」、「断食」、「1日1食」...等です。

 

 

 

その理由をご説明します。

 

 

 

ブドウ糖点滴

 

 

点滴には「ブドウ糖」が入っています。手に付くとネチャネチャするそうです。この点滴は、当然、癌を育てることになります。

 

 

 

しかし、「ブドウ糖」じゃない点滴も存在します。

 

 

 

「イントラリポス」と言うのですが、以前紹介した末期癌患者が治った方法では、こちらのブドウ糖0点滴を使用するそうです。

 

 

 

『パラダイムシフト好きの外科医のblog 奇跡が起きました。』より引用

 

 

奇跡が起きました。

 

 

大腸癌術後2年、腹膜播種により腹水が大量にたまっていた方にビタミンC20gの点滴を3日連続で行ってみました。

 

 

しかも、血中の総ケトン体が6000μM/Lを超えた状態です。

 

 

入院時は、水も飲めない、胃液も吐いてしまう。胃の中にチューブを挿入すると、1000mlも胃液がたまっている状態でした。

 

 

腹膜播種により十二指腸が閉塞しかけ、胃腸の蠕動運動もほとんどない。

これまでの常識であれば、腹水を抜いて利尿剤を使うくらい。

その他に出来ることと言えば、モルヒネを使って症状緩和するだけ。

はっきり言って、指をくわえて亡くなるのを待つだけ。

もって、1~2週間。

 

 

これまで様々な先生方のfacebookやブログからアイデアを頂いてきました。

高ケトン+高濃度ビタミンC療法、この人に行わずに誰に行うのか。

そんな想いで患者さんにも説明し、この治療にかけてみることにしました。

 

 

入院してから、完全な断食・断糖。飲水は口を潤す程度。

イントラリポス250ml、毎日点滴。

ビタミンB製剤も、連日多めに点滴。

ビタミンCは1日4g。

 

 

腹水が増えないよう、輸液量は1日合計500mlにとどめました。

胃液の逆流による食道炎に対して、対症療法として制酸剤の点滴を行いました。

この治療で入院時に500μM/Lだった総ケトン体が、4日間で6600μM/Lまで急上昇。

徐々に水を飲めるようになり、明らかに元気になってきました。

 

 

その段階で、ビタミンC20gを3日間。

腹水が全くたまらなくなりました。

 

 

飲める水も少しずつ増え、入院一週間目には500mlのペットボトルの水を1日に1本は飲めるようになりました。

 

 

何とか一旦退院できる状態にまでいけそうです。

面会者と話もしっかりできる。

暇過ぎて、本を4冊も読んでしまったそうです。

腫瘍マーカーや腫瘍の大きさなどでの、客観的な効果判定はまだしていません。

 

 

しかし腹水を抜かず利尿剤も使わず、ジャブジャブだった腹水がたまらなくなった。

胃液すら流れない状態でしたが、水をしっかり飲めるようになった。

 

 

これを奇跡と言わず、何と呼ぶのか。

 

 

 

癌を治す為に和食や菜食にはしる

 

和食は、主食を中心にする食文化です。穀物だけでも相当な糖質量です。おまけに、主食に合うような甘辛いおかずが好まれます。

 

 

 

食材および調味料が糖質まみれなので、癌治療ではNGです。

 

 

 

また、動物性食品の摂取量が少ないので、体の修復に必要なタンパク質が少なくなるのも問題です。

 

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

菜食も糖質の摂取量が増えます。そして、タンパク質も大豆等、植物性のものに偏るのでタンパク質不足になります。

 

 

ローフーディストやベジタリアンの真実。肉を避け野菜や果物を多く食べる人に見られる肌の特徴と、健康上の問題

 

 

 

今流行の断食や1日1食について

 

 

「断食が万病に効く」と言われています。本屋の健康コーナーに行けば、その手の書籍が並べられています。

 

 

私も糖質制限を始める前、その手の本を読み、影響を受けました。1日1食は2年くらい行なっていました。断食もその時に取り入れ、定期的に行なっていました。

 

 

 

しかし、私の経験上、人に勧める気にはなれません。

 

 

確かに、1日1食や、断食で一時的に健康になる人はおられます。私も最初は調子が良くなったものです。

 

 

 

何故よくなるのかというと、食を細くしたから消化の負担が減った・・・というよりも、

 

 

 

突き詰めて考えると、食を少なくする事で糖質摂取量が減り、糖質から受けるダメージが減るからです。

 

 

 

例えば、1日3食食べていた人が、1日1食にすると、2食分の主食(糖質)をカットすることが出来ます。

 

 

断食も、糖質がカットできますから不調が減るのは当たり前です。特に糖質を多く食べていた人が1日1食や断食をすると体が軽くなったような錯覚に陥ります。

 

 

ただし、それも一時は効果を感じますが、長く続けると、タンパク質不足、エネルギー不足につながるので問題が起きてきます。

 

 

私の場合は、1日1食や断食によって、体温が35度代になりました。痩せているのにも関わらず、太ももにセルライトがつきました。

 

 

食の内容が植物性のものが多かったので糖化が進んだとも考えられますが、代謝が悪かったせいだと思います。

 

 

エネルギーが不足しても、お腹がすくのは慣れます。フラフラするのも慣れて、しばらくすると平気になります。

 

 

ですが、タンパク質は体の材料なので、十分な量が必要です。1日1食、断食ではタンパク質不足になります。

 

 

生体は「アミノ酸」からタンパク質を合成します。作っては壊し、作っては壊し...を繰り返しています。

 

 

その為、古くなると「アミノ酸」は、原子団やミネラルが結合して変形してしまいます。こうして規格外となった「アミノ酸」は、通常は捨てられるのですが、タンパク質が不足していた場合、捨てられることなく使い回されます。

 

 

「使いまわせるんなら、わざわざタンパク質を多く摂らなくてもいいだろう」

 

 

・・・と思うかもしれませんが、痛んだ材料を使いまわすツケはあります。

 

 

 

変形した「アミノ酸」でできたタンパク質には問題があるので、免疫がそれを「非自己」と認識して、攻撃することがあります。これが「自己免疫疾患」に繋がります。

 

 

 

病気を治すコンディションとして、「エネルギー不足」や、「タンパク質不足」の状態が優れているとは思えません。

 

 

癌の場合、1日1食や断食をするより、癌の原因である「ブドウ糖」を断つ、断糖が理に適っていると思います。

 

 

 

今、糖質制限を始めて2年が過ぎました、1日1食や断食も2年くらいやりました。

 

 

 

両方実践したから分かりますが、1日1食や断食よりも、糖質制限の方が簡単に健康になれます。次元が違います。

 

 

 

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副作用だらけの抗癌剤治療は看護師にとっても危険だった

 

 

ここまで読んで、今まで行なわれてきた治療はなんだったのか・・・と思われた人もいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

でも、こんなのは序の口です。

 

 

 

次は「抗がん剤治療」の危険性を紹介します。

 

 

 

ここ数年、書店に行くと、「抗がん剤治療」や、「手術」に対して否定的な、かなり過激なタイトルの本が並んでいるので、目にする人も多いのではないかと思います。本だけではなくネットでも多いです。

 

 

これらの情報には、癌の標準治療がいかに体にとって悪いか・・・ということが書かれています。危険、危険のオンパレードで、敵は標準治療にありと言わんばかりです。

 

 

 

私でも引くぐらいなので、始めて読む人は強烈かもしれません。

 

 

 

ここで、抗癌剤の実態について紹介します。このような事を知った上で、抗癌剤治療をするかどうか決めるべきです。

 

 

 

『田中佳先生のブログ ◆ 抗癌剤の取り扱い(看護師用)』より引用

 

 

患者さんへ抗癌剤を投与する指示を医者が行います。

その指示が適切であるかどうかを薬剤師が確認します。

適正範囲内であれば薬剤師が準備します。

抗癌剤投与の準備を看護師が行います。

その際に看護師のためのマニュアルがあります。

 

 

(中略)

 

 

毎度申しますが、「ふつう」にものごとを捉えましょう。

「なぜこのようなマニュアルが存在するのか?」です。

簡単ですね

 

 

危険だからです

 

 

(私見を挟みます)

 

 

今日の癌治療には抗癌剤は欠かせない存在となっている(医学島だけの世界観です)。

 

 

その多くは発癌性、催奇形性、他の発生毒性、生殖毒性がある薬<Hazadous Drugs:HD>(これは薬といえるのか?)であることが知られています(医学界では周知の事実だということです)。

 

 

~中略~

 

 

看護師が癌薬物療法に携わる機会も増えている。

 

 

質の高い看護を提供するには、看護師自身が健康的に働くことができる労働環境の整備が不可欠であり、HDへの曝露対策に取り組むことが急務と言える(看護師さんの健康を確保するためには抗癌剤の曝露を極力減らさなければならない!と言ってますね)。

 

 

岩見沢市立総合病院のマニュアルにある如く、ここまでの装備をしなければならないわけです。

 

 

 

 

キャップは経皮毒性の観点と髪の毛に付いた後で手で触れてしまったり舐めてしまわないためでしょうねえ。

 

 

失明を防ぐ為にはゴーグルを装着して目に入らないようにしないとですよねえ。

 

 

誤って口に入ってはならないのでマスクは必須ですよねえ。経皮毒性の観点からは、二重の手袋が重要となるのは当然ですかねえ。

 

 

まあ、そんな感じな訳ですよね。。。

 

 

 

凄くないですか?

 

 

これを患者さんへ点滴で入れるわけです

 

実際の経験者さんのお話なのですが、病棟で抗癌剤の投与を受ける際、看護師が抗癌剤の点滴を既存の点滴へ接合しようとしたとき、誤って抗癌剤の雫が手袋がカバーしていない手首に跳ね飛んでしまったそうです。

 

その看護師は「ぎゃーーーーーっ、手が腐るーーーーーー」と全てを放棄して走って手を洗いに行ったそうです。

 

それだけ恐ろしい薬液なのだという教育を受けているわけですね

 

 

やっぱり、凄くないですか?

 

 

(15秒で分かる抗癌剤)

 

 

Q 抗癌剤の目的は?
A 癌細胞の分裂阻止です。

 

 

Q 分裂阻止は癌細胞だけですか?
A いいえ、正常細胞もです。

 

 

Q ということは全身の細胞分裂の阻止?
A 左様にございます。

 

 

Q ということは生きることを阻止?
A 左様にございます。

 

 

 

さて。

 

 

何の目的で抗癌剤をお使いになりますか?
よ~く、考えてみましょう。

 

 

 

・・・少し、過激ですね。さすがに信じられないと思います。

 

 

でも、本当みたいです。

 

 

 

 

『Yahoo!知恵袋 抗がん剤治療に携わる看護師です。』より引用

 

 

抗がん剤治療に携わる看護師です。抗がん剤が皮膚に付着してしまったかもしれません。

 

 

薬剤名はイホマイドという抗がん剤です。大丈夫でしょうか?

 

 

ちょうど1週間前、イホマイドの点滴を接続時、もしかしたら自分の皮膚に少量付着してしまった可能性があります。

 

 

すぐに流水で、接触した可能性のある部位は洗ったつもりです。しかし、その後すぐ前腕を見た際、なんとなく一部発赤?色素沈着?っぽくなっているのが、ずっと気になって仕方ありません。

 

 

恥ずかしい話ですが、それが抗がん剤付着前からあったものなのか、明らかに抗がん剤が付着した後のものなのかが、自分でもはっきりしないのです。

 

 

今は1週間経過していますが、特に変化はなく、ただ色素沈着っぽくなっているだけで、痛みも最初からないですし、皮がめくれたり、ピリピリしたりもないです。

 

 

ただ、薬剤が薬剤なだけに、もし付着していたとしたら、今すぐどうこうなくても、将来的にその部分が癌化したりとかしないか不安になってきて・・・。

 

 

 

また、他にも

 

 

『Yahoo!知恵袋 看護師をしています。』より引用

 

 

看護師をしています。

 

 

5FUという抗ガン剤の点滴を、交換する際に、薬液が手についてしまいました。

 

今、すごく不安です。

 

詳しい方、身体に影響があるのかご存知でしょうか?

よろしくお願いします。

 

 

 

これに対し、回答は

 

 

薬液が手に付いた際、すぐに流水・石鹸で洗い流しましたか?皮膚に糜爛などの症状が出ていなければ、それほど心配する必要は無いと思います。

 

ただ、やはり気になるのでしたら医師に相談してみることをお勧めします。

 

 

5FUを素手で扱っている事に驚きです。どんな低レベルな施設なのですか?

 

 

化学療法を行う病院では取り扱う医療者にも徹底した暴露対策をしているのが当たり前です。

 

 

しかも薬剤が皮膚に付着した対策を知恵袋で聞くとか?

 

薬剤は皮膚から吸収、そして外に漏れた薬剤は揮発して呼吸器を通して吸収します。

 

そのため、暴露予防として2重の手袋、シールドつきのマスク、3000mg以上の5FUを取り扱う場合はガウンを装着するのがマニュアル化されています。

 

 

きちんとマニュアルを守っているか 、自分の身を守るためにも大切ですよ。

 

もう吸収されて、腎臓から排出されているとおもいますが

 

 

抗がん剤の種類によっても違うみたいですが、体にとって負担がかかるものであることが伺えます。

 

 

『健康サロン ひのき 現役の看護師さんの投稿をコピー 抗がん剤療法について』より引用

 

 

フェイスブックで、現役の看護師さんの投稿をコピーいたしました。
実名は控えさせていただいております。
以下の内容です。

 

最近なぜか抗がん剤を投与することが多いのですが、以前までは仕事と割り切って投与していました。

 

最近の私のfb投稿の傾向からもわかるかと思いますが、最近は葛藤があります。
明らかに疑問を持ちながらも仕事と割り切って医者の支持通り投与しています。

 

 

必死でガンを治したいという医者や研究者もいないわけではなく、でも、やはり抗がん剤は毒以外の何者でもないわけで。

 

 

それが当たり前の様に投与されている現実。

 

 

医療従事者もいつか労災として申請できるようになるかもしれないと思うほど被曝しています。

 

 

抗がん剤投与の際に指導されること。

 

 

「必ず手袋とマスクを装着する」

 

「できればゴーグルも装着する」

 

「内服であっても被曝するので、素手で触らないこと。」

 

「投与後の空ボトルを廃棄する時はなるべく触れずに廃棄すること」

 

 

その他にも色々あります。
これらは比較的に最近言われ始めたことではないでしょうか。
しかもこれらは、医療従事者に何かあってもこれだけ指導しているのだから、責任はない、ということかもしれません。

 

 

以前、不注意で、抗がん剤が手に付いてしまいました。
あっと言う間に皮膚は火傷しました。
火傷というか壊死したというか。
まあ当たり前と言えば当たり前の事なのですが…。

 

 

患者だけでなく、医療従事者にも害を及ぼす抗がん剤。

 

 

調剤する薬剤師さんなんてものすごい防備して作っています。

 

 

それが、ガンの治療だと信じて治療を受ける患者。
知っていてか知らないのか投与する医者。

 

 

どうしてこのような毒を投与するのだろう。

 

 

 

これが本当なら、なんでこんな恐ろしいものが使われているのか、それ以前になんで許可されているのか・・・真面目に生きてきた方ほど理解に苦しむと思います。

 

 

 

そこで、もう一歩踏み込んでお話したいと思います。

 

 

 

実は、「抗がん剤」は第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が起源です。

 

 

 

『Wikipedia マスタードガス』より引用

 

 

マスタードガスは遅効性であり、曝露後すぐには被曝したことには気付かないとされる。

 

 

皮膚以外にも消化管や、造血器に障害を起こすことが知られていた。

 

 

この造血器に対する作用を応用し、マスタードガスの誘導体であるナイトロジェンマスタードは抗癌剤(悪性リンパ腫に対して)として使用される。

 

 

ナイトロジェンマスタードの抗癌剤としての研究は第二次世界大戦中に米国で行われていた。

 

 

しかし、化学兵器の研究自体が軍事機密であったことから戦争終結後の1946年まで公表されなかった。

 

 

一説には、この研究は試作品のナイトロジェンマスタードを用いた人体実験の際、白血病改善の著効があったためという。

 

 

 

ナイトロゲンマスタードは以下になります。

 

 

 

『Wikipedia ナイトロジェンマスタード』より引用

 

 

ナイトロジェンマスタード(Nitrogen mustard、窒素マスタードとも呼ぶ) は化学兵器の糜爛剤の一つ。

 

 

化合物としてはアミン類であり、第一次世界大戦で使われたマスタードガスの硫黄原子を窒素に置き換えた分子構造である。

 

 

また、細胞毒性に着目して使用された最初の抗がん剤であり、白血病や悪性リンパ腫の治療薬として使われていた。

 

 

クロロエチル基がDNAをアルキル化することによって核酸の合成を妨げ抗腫瘍効果を現す。

 

 

 

これは結構有名な話です。

 

 

 

ただし、マスタードガスは「最初の抗がん剤」の話なので、「現在の抗がん剤」と成分的にどう違うのかは私にはわかりません。抗がん剤も種類があるみたいですし、もしかしたらマシになっているかもしれません。

 

 

 

どちらにせよ、副作用がキツいので、体にとって劇薬であることは間違いありません。

 

 

 

でも、問題はそこではありません。

 

 

 

 

戦争に使う兵器を、病気の治療に使う・・・という発想をする人達がこの世に存在しているという事が問題なのです。

 

 

 

私が度々「性善説で物事を考えるな」というのはこのような理由からです。

 

 

 

 

性善説を信じている多くの普通の人は、「マスタードガス」と聞くと、鼻で笑うと思います。

 

 

 

普通の人は、危険なものを別の形に加工して気付かないように使わせる・・・事を信じられないのです。

 

 

 

そんな危険なものが使われていて、しかもバレているのに、何故今も使われているんだ?と考えると思います。

 

 

 

ありえない話なので、思考停止して、「使われているということは安全だからだ、マスタードガスなんて嘘だろう」と考えます。その話が本当だったら怖いので、否定する方が楽なのです。平和な方を信じる方が良いのです。

 

 

 

真に受けて「なんてことだ!」と怒る人は少ないかもしれません。

 

 

 

では、私はどうだったかというと、別に驚きませんでした。

 

 

 

 

何故なら、これと同じ事が、別の分野でも堂々とやられているのを知っていたからです。

 

 

 

第一次世界大戦で使われた「マスタードガス」が、「抗がん剤」になったように、

ベトナム戦争で使われた「枯葉剤」の在庫が、「除草剤」として流通し使われているからです。

 

 

 

私はこのことを「遺伝子組み換え食品」について調べていた時に知りました。

 

 

 

この時はあまりの悪質ぶりに驚きましたが、それを知っていたから、「抗がん剤」が同じような事情でも「ありえる」と思ったのです。

 

 

 

また、人工甘味料の「アスパルテーム」も、「生物化学兵器の候補だった」...という説もあります。

 

 

 

『薬を使わず心と体のストレスを解消する薬剤師のブログ アスパルテームの毒性|人工甘味料の危険性』より引用

 

 

アスパルテームはサール薬品の研究者が「胃潰瘍の薬」を開発中に偶然強力な甘みを持っている化学物質を発見したことから始まったと言われていますが、それとは全く別の報告があるのです。

 

 

それは、過去にこの物質がアメリカ国防省内で生物化学兵器用物質の候補として使われようとしていたことです。

 

 

これが真実なのかは分かりませんが、発見したサール薬品は戦時中に軍のために化学薬品などを供給していた会社です。

 

 

 

真相は分かりませんが、あっても不思議ではないと思います。

 

 

戦争に使われる兵器は、人を傷つける道具です。それがラベルを貼り変えて一般に出回っている・・・という話が、医療、農業、食品・・・と様々な分野で見られるわけです。

 

 

 

一般人にはとてもじゃないけど思いつかない、かなり悪質な発想です。

 

 

 

それが、分野をまたいで、あっちでもこっちでも同じような事が行なわれています。これを偶然だ・・・と思うなら、思考が停止しています。

 

 

 

偶然は何度もおきるものではありません。

 

 

 

このような状態だから俯瞰で見ないといけないのです。

 

 

 

 

抗癌剤治療や手術をする前に知っておきたい事

 

 

標準治療では、「抗がん剤」を使って癌を攻撃するわけですが、何度も言うように、癌は敵ではありません。

 

 

敵ではないものを攻撃するために、体に負担をかける・・・本当の原因が分かっていれば、このような無駄なことをしなくて済みます。

 

 

敵は癌ではありません。

 

 

もっと言えば、「ブドウ糖」でも、「乳酸」でもありません。「ブドウ糖」は寝ているときに口の中に勝手に入ってきたりはしないからです。

 

 

悪いのは、私達が間違うように、害のあるものを良いように見せかけて、体を守ってくれる機能を悪いように錯覚させる社会構造です。

 

 

 

原因を隠して治療をすれば、原因はそのままですので、回復の足を引っ張るのは当然です。

 

 

 

これは西洋医学だけではありません、その他の代替医療も同じ事が言えます。

 

 

 

現在、様々な癌の治療法がありますが、どんな治療法でも「原因を隠したうえで、何かの治療を薦める」というのは、人としてどうかと思います。

 

 

 

導き方がおかしいのです。

 

 

 

もし、浪費による借金が多くて、生活が楽にならないと嘆く人がいたら、その人に対して「借金を上回るくらい、もっと稼げば生活が楽になるよ」等とアドバイスをするでしょうか?

 

 

「別の仕事(別の治療)なら稼げるよ」と導くでしょうか?

 

 

 

ありえませんよね。

 

 

 

そんな人にアドバイスする時は、普通、真っ先に、何が原因で今の状態に陥ったのか、何を改めなければいけないのかを悟らせます。

 

 

 

この場合、原因である浪費、借金を止めるように忠告します。稼ぎをどうするか...はその次の段階です。

 

 

 

お金を垂れ流した状態で、もっと稼いで生活を楽にしようという考えは、穴のあいたバケツに水を入れるようなものです。

 

 

浪費を続けても、稼ぎが上回れば大丈夫かもしれませんが、誰にでもできることではありません。

 

 

病気も一緒です。原因を止めないで治療をしても、やらないよりは成果が出るかもしれませんが、効率は悪いです。

 

 

 

「癌はブドウ糖、乳酸の蓄積による酸性化が原因である」という本質に気付かないまま治療すると、どんな治療も効率は落ちるでしょう。

 

 

 

本記事では「癌を悪化させる治療法」を紹介しました。反対に、「癌を改善させる治療法」は、以下の記事で紹介しています。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

「癌にはなっていないけど予防をしたい」...と考えていて、糖質を摂取している方は、以下の記事をお読み下さい。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

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癌の原因は「乳酸が過剰に蓄積すること」です。

 

 

 

 

本記事では、「癌細胞が出来るメカニズム」についてと、「癌になりやすい体質」について、分かりやすく説明していきます。

 

 

 

 

以下の続編になるので、まだお読みでない方は、先にこちらを読んでいただいた方がわかりやすいと思います。

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

 

 

「癌細胞」には、「正常な細胞」にはない特徴がみられます。それが以下です。

 

 

 

 

  • 正常な細胞と比べて、何倍ものブドウ糖が必要

 

  • ミトコンドリアが機能不全になっている

 

  • 嫌気的解糖系

 

  • 解糖系なので、ガン細胞の中では乳酸が溢れている

 

  • 癌の周辺は酸性である

 

  • ビタミンCが弱点

 

 

 

 

癌細胞の構造を知るためのポイントになるので、順を追って説明していきます。

 

 

 

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何故、癌はブドウ糖が好きなのか

 

 

聞いた事があるかもしれませんが、

 

 

 

ブドウ糖(糖質)は癌の恋人

 

 

 

・・・と言われるくらい「ガン細胞」はブドウ糖(英語:グルコース)が大好物なのです。

 

 

 

これは冗談ではなく、実際に、「ガン細胞」は「正常な細胞」と比べて、何倍ものブドウ糖を必要としています。その理由は、

 

 

正常な細胞は、「ブドウ糖」だけではなく、「脂肪酸」や「ケトン体」をエネルギーとして利用できるのですが、

 

癌細胞は、ちょっと事情が違っていて、「ブドウ糖」に依存して生きているからです。

 

 

このような理由から、癌細胞は、正常細胞よりも多くのブドウ糖を取り込みます。だから「ブドウ糖は癌の恋人」と言われるのです。

 

 

では、何故そうなってしまったのか...。

 

 

それは、細胞にある「ミトコンドリア」が、癌細胞の場合、機能不全になっているからです。

 

 

「ミトコンドリア」が使えない細胞には、エネルギーは「ブドウ糖」しか使えない・・・という特徴があります。

 

 

そして、ミトコンドリアが使えない細胞は、「ガン細胞」と「赤血球」です。それ以外の細胞は、「ブドウ糖」以外にも「脂肪酸」や「ケトン体」といったエネルギーを使って生きていけます。

 

 

「えっ、脳は?」・・・と思われた方もいると思いますので、それについても説明しておきます。

 

 

「脳はブドウ糖しか使えない」という話はデマです。脳は「ブドウ糖」も使えますが、「脂肪酸」が分解する過程で生じる「ケトン体」も使えます。しかも、脳は「ケトン体」の方が好きなのです。

 

 

また、脳の細胞には「神経細胞(ニューロン)」と、ニューロンの補助をする「グリア細胞」があります。

 

 

ブドウ糖が必要なのは「グリア細胞」の方ですが、必要な量は「糖新生」というシステムで合成することができます。

 

 

一方、思考を司る「神経細胞(ニューロン)」は、ミトコンドリアの多い細胞で、ブドウ糖を必要としていません。

 

 

神経細胞(ニューロン)

 

(ニューロン)

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

 

 

次は、癌がブドウ糖に依存する理由である、「ミトコンドリア」の機能不全についてお話します。

 

 

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ミトコンドリア機能不全

 

 

まずは「ミトコンドリア」がどんなものか説明します。

 

 

生体は、生きていく為に「ATP えーてぃーぴー」という名前のエネルギー物質を作り出しています。

 

 

 

 

 

そのエネルギー物質「ATP」を使って、呼吸をしたり、頭を使ったり、体を動かしたりして、生きているというわけです。「ATP」が減ると病気に、「ATP」が無くなると死にます。従って、「ATP」を作り出すのは重要なことなのです。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

「ATP」の材料は、「糖質」、「脂質」、「タンパク質」ですが、「タンパク質」は燃料としては当てになりません。

 

 

なので「糖質」と「脂質」が主なATPの材料ということになります。

 

 

 

そして、「ミトコンドリア」というのは、細胞の中にある発電所です。

 

 

ここを使うと、効率よく「ATP」を産生することができます。

 

 

 

 

(細胞)

 

 

 

しかし、「癌細胞」はこの発電所が壊れていて(機能不全)、「赤血球」は最初から発電所がありません。

 

 

 

癌細胞・・・ミトコンドリア機能不全

 

 

赤血球・・・ミトコンドリアがない

 

 

 

これらの細胞は、発電所を使わずに、どうやってエネルギーを得ているんだ?と思われるかもしれませんが、心配無用です。

 

 

ミトコンドリアを使わない発電方法もあるからです。

 

 

それが、細胞の液体部分で行なわれる「解糖系」という発電です。ミトコンドリアでのエネルギー産生に比べると効率が悪く、作れる「ATP」が少ないという特徴があります。

 

 

ちなみに、ミトコンドリアで行なわれる発電は、「クエン酸回路」→「電子伝達系」と言います。こちらは、より多くのエネルギーを作ることができます。

 

 

 

 

  • 解糖系(かいとうけい)・・・細胞質基質

 

  • クエン酸回路(くえんさんかいろ)・・・ミトコンドリアのマトリックス

 

  • 電子伝達系(でんしでんたつけい)・・・ミトコンドリアの内膜

 

 

 

解糖系とクエン酸回路と電子伝達系

 

(それぞれの発電場所)

 

 

 

「赤血球」のように、最初からミトコンドリアがないものは、「解糖系」だけに頼っても、その状態が正常なのですから別に問題ありません。

 

 

 

「赤血球」は体中に酸素を運ぶのが仕事です。

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた①

 

 

血液と赤血球とヘモグロビンについて分かりやすく説明してみた②

 

 

そして、ミトコンドリアは酸素を要求します。

 

 

なので、もし酸素を届ける「赤血球」がミトコンドリアを持っていたら、酸素を届ける前に届け用の酸素を使ってしまうかもしれません。商品に手をつけるようなものです。

 

 

そう考えると、「赤血球」にミトコンドリアがないのは、理に適っていると言えます。

 

 

 

問題はミトコンドリアが機能不全になってしまった「ガン細胞」の方です。こちらは異常です。

 

 

その為、ガン細胞はミトコンドリアではなく、ミトコンドリアの外で行なわれる「解糖系 かいとうけい」というシステムに頼ってエネルギーを得ています。

 

 

 

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ガン細胞が依存する解糖系とは

 

 

 

正常細胞にも「解糖系 かいとうけい」は備わっています。どんなシステムなのか、簡単に説明します。

 

 

「解糖系」というのは、「ブドウ糖(グルコース)を「ピルビン酸」という物質にまで分解する反応ルート」のことです。

 

 

 

 

 

グルコース

 

 

(何段階か代謝)

 

 

ピルビン酸

 

 

 

 

 

この過程で、1分子のブドウ糖からエネルギー物質である「ATP」は2分子作られます。

 

 

 

この反応の特徴は、酸素が必要ない事です。

 

 

ここからが分かれ道です。

 

 

「ピルビン酸」に変化した後、酸素があればミトコンドリアで反応ができます。

 

 

「クエン酸回路」、「電子伝達系」といった反応を行なうことで、さらに多くの「ATP」を作ることができます。

 

 

しかし、酸素がなければこの反応はできませんので、「ピルビン酸」は乳酸になります。

 

 

前回、癌の原因は「乳酸」だと言いましたが、ようやくでてきました。

 

 

 

 

 

右のルートなら健康的ですが、左のルートは不健康です。

 

 

何故なら、「ミトコンドリアでエネルギーが生産できない」ということは、作り出せる「ATP」が少ないだけでなく、乳酸まで作り出してしまうからです。

 

 

ただし、全くダメなシステムというわけでもありません。

 

 

まず、「赤血球」のようにミトコンドリアがない細胞にとっては必要な機能です。

 

 

「通常の細胞」にとっても、この反応は、無酸素でエネルギーが作れるので、「激しい運動をして、酸素の供給が少なくなった時」には必要で、無くてはならないものです。

 

 

だから、完全に悪いとも言えません。

 

 

しかし、あくまで特殊な細胞にとって必要だったり、緊急時のエネルギー産生方法なので、健康を考えると、やはり、「ピルビン酸」からはミトコンドリアのルートを通った方が良いです。

 

 

その方が「乳酸」も出さないし、作られる「ATP」も多いからです。

 

 

同じ1分子のブドウ糖からでも、ミトコンドリアのルート(解糖系→クエン酸回路→電子伝達系)を行けば、合計で38分子のATPを得ることができます。

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

 

でも、「ガン細胞」は、ミトコンドリアが機能不全なので、酸素があっても、乳酸が発生するルートしかないという事になります。

 

 

「解糖系」だけだと、「ATP」はたった2分子です。

 

 

少ないですね。

 

 

「解糖系」のエネルギーシステムに依存すると、エネルギー(ATP)不足になるので、低体温になります。そういえば、癌患者の体温は35度代だそうです。

 

 

 

癌細胞は、解糖系(グルコース→→ピルビン酸)で発生する少ない「ATP」を頼って生きているわけです。だから、癌細胞が十分なエネルギーを確保するには、材料であるブドウ糖(糖質)が大量に必要になってきます。

 

 

癌細胞が正常細胞の何倍ものブドウ糖を取り込むのはこのような理由からです。

 

 

ですから、ブドウ糖(糖質)を断てばガンが弱るし、

 

 

ブドウ糖(糖質)を摂ればガンが元気になります。そして乳酸も増えます。

 

 

 

乳酸の危険性

 

 

前回の記事で、世間では乳酸が悪者ではなかったという新説が浸透し始めているとお話しました。その説を唱えている人達は専門家なので、その理屈はもっともらしいものです。

 

 

ですが、彼らは「乳酸は疲労物質ではないから警戒するな」的なことを言っている一方で、「乳酸の危険性」には何故か触れません。

 

 

なので、彼らが絶対に言わない、「乳酸が溜まる危険性」について書いている記事を紹介しておきます。

 

 

『ガンの特効薬はミトコンドリア賦活剤 ミトコンドリア異常(低酸素・血液のpH7.3以下)で人は病気になり死ぬ』より引用

 

酸素濃度と同じくらいに重要なのが、血液のpH値です。

 

人間の血液のpHは、7.35~7.45という7.4前後が正常だと言われています。

 

糖質制限の第一人者である江部医師のブログを見ると、pH7.45がベストだと思います。

 

pH7.3以下では病気になり、7.1以下は生命の危険があります。

pH7.5以上でも危険ですが、現代人はやはりpH7.3以下で病気になっているようです。

pH7.3以下では、ミトコンドリアが順調にATPを作れなくなるようです。

 

ATPが不足すると、人間は脳も心臓も各臓器も筋肉も神経も麻痺してきます。ATPというエネルギーが不足すれば、すべてに不具合が生じるのです。

 

酸素濃度が低かったり、血液のpHが7.3以下になると、頭痛やめまいや吐き気や筋肉に力が入らない、ダルいといった症状が出てきます。ギランバレー症候群の様な症状が出てくるのです。

 

血液のpHが7.3以下になる最大の原因は、大量の乳酸が血管に流れ込むからです。

 

乳酸はpH5程度の酸性物質なので、慢性的に溜まってくると7.4という正常値を、7.3以下に下げてしまいます。

 

ブドウ糖をエネルギーに変えられなくて、乳酸に変えてしまっている人は、乳酸アシドーシスという体質になっているのです。

 

ガンも糖尿病も腎不全も肝不全も脚気も重症感染症もてんかんも薬害も、すべてタイプBの乳酸アシドーシスです。

 

乳酸アシドーシスになるからガンや糖尿病になり、ガンや糖尿病になるから乳酸アシドーシスになります。

 

医学界の都合で様々な病名が付けられていますが、基本的には「ミトコンドリア病による乳酸アシドーシス」なのです。乳酸アシドーシスを改善すると様々な病気が治るのは、基本的には同じだからです。

 

メトホルミンやベンフォチアミンやジクロロ酢酸や水素やテラヘルツ波が万能薬として重宝されるのは、現代病の基本が同じであり、ダブついた乳酸の代謝や還元が重要なのです。

 

酸素濃度が21%は正常で、18%以下で病気になり、10%以下で死ぬ。
血液のpHは7.4前後が正常で、7.3以下で病気になり、7.0以下で死にます。

 

ミトコンドリアがATPを作るためには、絶対的に酸素と電子が必要になります。

 

酸素と電子が不足すれば、ミトコンドリアは満足にATPが作れなくなり、人は病気になり、最悪の場合は死んでしまうのです。ミトコンドリアは酸素と水素(電子)を利用する燃料電池なのです。

 

白米や白砂糖などを大量に摂取するようになってから、日本に病気が蔓延するようになりました。

 

ビタミンやミネラルを削ぎ落とした白米や白砂糖は、その多くが乳酸に変わり、血液を慢性的にpH7.3以下に下げてしまう可能性が高いのです。日本に住む現代人は、慢性的な乳酸アシドーシスになっている人が多いのです。

 

軽度な人もいれば、重度な人もいて、重度な人はガンや糖尿病になっています。

 

他の食品やサプリなどでビタミンやミネラルやクエン酸などを摂取している人はまだマシですが、炭水化物や砂糖菓子や糖質飲料ばかり飲食している人は悲惨です。

 

血液のpH値は、酸素濃度と同じくらいに重要です。
pH値は絶対に7.4前後に保たなくてはなりません。

 

pHが7.3以下になるのは生命の危機なので、pHが下がりそうになると人間の身体は骨からカルシウムを溶かして、何とか7.4を保とうとします。それが慢性的に続くと骨が弱くなって骨粗鬆症になり、血管はカルシウムで硬くなって動脈硬化の原因にもなります。

 

人間の身体は骨や血管を犠牲にしても、まずは血液のpH値を7.4前後に保とうとするのです。それくらいミトコンドリアがATPを作り続ける事が重要であり、血液のpH値を正常に保つことが重要なのです。

 

溜まりすぎた乳酸を中和するために尿酸を出動させることもありますが、これも度が過ぎれば尿酸が結晶化して痛風になってしまいます。

 

骨粗鬆症も動脈硬化も痛風も、乳酸アシドーシスを防ぐための人体の苦肉の策なのです。

 

無知な現代人がどんどん乳酸を溜め込んで血液を酸性化させてしまうので、人間の身体は必死にカルシウムや尿酸で応戦しているのです。

 

しかしそれも限界があります。結果的に違う病気を誘発してしまうのですから・・・。

 

 

 

「pH7.3以下では、ミトコンドリアが順調にATPを作れなくなるようです。」がポイントですね。

 

 

そして、「乳酸アシドーシス」とは、乳酸が蓄積して血液の酸性度が高くなりすぎた状態のことです。

 

 

『クシロ薬局 Facebook 2016年5月2日』より引用

 

癌は「酸性の環境(低 pH)」で成長し、酸が癌が転移する(拡大する)のを助けます。

 

(この『癌は「酸性の環境」で成長し、酸が癌の転移(癌の拡大)を助ける』というところは、凄く重要な「癌の特徴」です!

 

癌は『乳酸アシドーシス』の「酸毒」を成長因子にして成長していきます。癌は「酸性の環境」であれば成長できますが、「アルカリ性の環境」では、癌の成長は阻害されます。

 

癌は『乳酸アシドーシス』の「酸毒」という成長因子が定着した組織に癌細胞が遊離して結合していく、という転移を行ないます。癌が成長・転移できるのも「酸があればこそ」なのです。

 

 

これを読んだら、乳酸を溜めることがいかに体にとって良くないかが分かると思います。

 

 

 

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乳酸を増やすのは糖質

 

 

エネルギーとして主に使えるのは、「糖質」と「脂質」です(タンパク質は燃料としては当てになりませんから)。

 

 

このうち、クリーンなのは「脂質」の方です。

 

 

脂質は、「グリセロール」と「脂肪酸 しぼうさん」に分けられます。

 

 

「グリセロール」は「解糖系」の途中に合流します。

 

 

「脂肪酸」は「解糖系」は通らず、別の流れでミトコンドリアの中に入り、「クエン酸回路」 → 「電子伝達系」へと進みます。

 

 

 

中性脂肪から「ATP」を作る場合は、「グリセロールの代謝経路」と、「脂肪酸の代謝経路」とを合わせたものになります。

 

 

それに対し、糖質はグルコース(ブドウ糖)に分解された後は、必ず「解糖系」を経由しピルビン酸になります(ここまでが解糖系)。その後のルートは先に説明した通りです。

 

 

「脂肪酸」は乳酸にはならないのでクリーンです。

 

 

 

「ブドウ糖」も「クエン酸回路」 → 「電子伝達系」ルートに行けば乳酸がでないのでクリーンです。

 

 

しかし、「クエン酸回路」以降の反応ができなければ乳酸になります。これはクリーンではありません。

 

 

 

ちなみに、「脂肪酸」はクリーンなだけじゃなく、高エネルギーです。例えば、パルミチン酸(脂肪酸)1分子から得られるATPは129分子です。

 

 

 

脂肪酸をエネルギー源として使うということ

 

 

乳酸も発生しないし、高エネルギーなので、「脂肪酸」からエネルギーを得た方が健康的です。

 

 

しかし、1つ問題があります。

 

 

糖質を摂っている場合、脂肪酸は燃えないのです。

 

ですから、脂肪酸のエネルギーを利用するには、糖質を制限する必要があります。

 

 

糖質を抑えて、脂質を摂る・・・これがポイントです。

 

 

よく、糖質制限で失敗するパターンに、「糖質は抑えて、タンパク質は摂るけど脂質を摂らない」というのがあります。

 

 

先程も言いましたが、タンパク質は燃料としては当てにはなりません。タンパク質の主な役割は体の主成分になることだからです。

 

従って、糖質を控えて、タンパク質は摂ったけど、脂質を摂らない・・・これでは「ATP」不足になります。

 

「ATP」が少なくなれば「不健康」に、「ATP」が無くなれば「死」ですから、危険です。

 

 

この事実に気付かず、糖質も脂質も制限する糖質制限をすると、エネルギー不足になり、失敗して体調を崩し「糖質制限は悪い!」と思い込んでしまいます。

 

 

私も過去に一度糖質制限に失敗してそう思っていました。

 

 

問題は、「脂質を摂ると癌になる、動脈硬化になる」と言って脅す連中がいることです。これでは、恐ろしくて脂質など食べられません。

 

しかし、動脈硬化の原因は「コレステロール」ではなく、糖質による「炎症」と「糖化」が原因です。

 

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

動脈硬化は悪玉コレステロールではなく、動脈壁の劣化が原因だった

 

 

癌の原因は「ブドウ糖」、「乳酸」です。

 

 

恐がる物を間違えています。

 

 

私たちは「害があるものを有難がり、安全なものを危険だと思い込む」ように誘導されていることに気が付かなくてはいけません。

 

 

さらに言えば、「動物性食品を食べて病気になる原因」は、糖質と食べ合わせるからです。

 

【脂質+タンパク質】は良くて【糖質+脂質+タンパク質】が良くない理由

 

 

動物性食品単独では害はありません。むしろ、健康になります。いつまでもダラダラと胃の中に留まる植物性食品と違い、消化もあっという間です。

 

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

 

何故なら、人間は「動物食性動物」だからです。

 

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

 

遺伝子の99%が同じでも、人間とチンパンジーの消化器官の構造は違う

 

 

それなのに、必要な脂質を摂らせないようにしたり、必要でもない糖質を摂らせるようにしたりするのですから、要注意です。

 

 

誤解のないように注意しておきます。

 

 

人間の体に「ブドウ糖」は必要です。

 

 

「赤血球」のようにブドウ糖しか使えない細胞もあるからです。しかし、人間に必要なブドウ糖の量はごくわずかで、一説によるとたったの5g(小さじ1)です。

 

 

しかも、そのブドウ糖は、肝臓で合成することができます。これを「糖新生 とうしんせい」というのですが、必要だからこのような機能が備わっているのです。「赤血球」が使うブドウ糖はこの「糖新生」で十分賄えます。

 

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

糖質制限をしているのに血糖値が高いのは、糖新生が原因かもしれません

 

 

必要でもない・・・というのは、「食事から摂る必要がない」という意味です。

 

 

わざわざ食事から大量の糖質を摂らせようとする意図に敏感になって下さい。

 

 

 

とにかく、糖質を減らしたら、タンパク質だけでなく、脂質も摂る。これは鉄則です。

 

 

糖質を減らすと、「糖化」や「慢性的な炎症」や「乳酸の発生」を抑えるだけでなく、高エネルギーな脂肪酸が燃やせるというメリットがあります。

 

 

 

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癌の条件

 

 

乳酸は肝臓に運ばれてピルビン酸に変換され、最終的に再びグルコース(ブドウ糖)に戻されます。

 

乳酸にも代謝経路があるので溜まりっぱなしではありません。エネルギーにもなるので、使い道もあります。

 

 

ですが、代謝される量より、増える量が上回れば話は別です。「乳酸」が体を酸性化させる以上、蓄積は避けなければなりません。

 

 

乳酸が溜まりすぎたせいで、血液が酸性化し、ミトコンドリアが機能不全になり、細胞が癌化する

 

 

・・・わけですから。乳酸は癌が発生する条件です。

 

 

では、ここからは何故、「乳酸」が蓄積するのか・・・

 

 

その理由についてお話します。

 

 

原因の1つは、材料である「糖質」の食べすぎですね。

 

 

 

でも、それだけではありません。糖質を食べても、「解糖系」の後にミトコンドリアの「クエン酸回路」→「電子伝達系」のルートを進めば、乳酸は発生しないわけですから。

 

 

もう1つの原因は、食べた糖質を代謝する時に、「乳酸のルートばかり(嫌気性解糖)に傾く」 ことです。

 

 

 

糖質の食べすぎ

 

代謝が嫌気性解糖に傾く

 

 

 

これが乳酸が蓄積する条件、癌が発生する条件です。

 

 

癌になった人は、癌になる前から、乳酸のルートばかりに傾いていたということになります。

 

 

 

(何故か、いつも乳酸が出来るルートに傾く人)

 

 

糖質の代謝をする時に赤いルートばかりに傾く人は、乳酸がたまりやすく癌になりやすいと言えます。これが「癌家系」というわけです。

 

 

一方、糖質を食べても、代謝をミトコンドリアで行なえる人(好気性解糖)は、乳酸が溜まりにくく、癌になりにくいです。

 

 

 

糖質をたくさん食べていても、「癌になる人」と、「癌にならない人」がいるのはこのような違いです。

 

 

では何故、糖質をたくさん食べる人でも、乳酸のルートに行く人と、行かない人がいるのか・・・

 

 

次は、その違いについてお話します。

 

 

 

ちなみに、「脳腫瘍」というのがありますが、これは「ブドウ糖」を燃料とする「グリア細胞」が癌化したものです。

 

 

ミトコンドリアで代謝する「神経細胞(ニューロン)」は癌化しません。

 

 

「脳のエネルギー源はブドウ糖なので糖質をしっかり摂りましょう」と言う人が語らない話

 

 

 

 

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アセチルCoAに変われるかどうか

 

 

ここでは「解糖系」の後、乳酸のルートにばかり傾く理由についてお話します。

 

 

ブドウ糖がピルビン酸に分解された(解糖系)後、酸素が無い場合はミトコンドリアで代謝できない・・・と言いましたが、実は、他にも理由があるのです。

 

 

 

ミトコンドリアで代謝できない理由

 

 

・・・それは、栄養不足です。

 

 

そして、その栄養素を体に取り入れるのが体質的に「得意な人」と、「得意じゃない人」がいます。同じように糖質を食べても、癌にならない人(ミトコンドリア行き)と、癌になる人(乳酸行き)がいるのはこの為です。

 

 

もう少し詳しく説明します。

 

 

グルコースがピルビン酸まで分解されて、ミトコンドリアの「クエン酸回路」に進む為には、まず、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」に変換される必要があります。(※アセチルコエーと読みます)

 

 

 

 

 

しかし、その変換にはある条件が必要なのです。

 

 

条件とは、「基質 きしつ」と「酵素 こうそ」と「補酵素 ほこうそ」がピッタリ合わさることです。

 

 

それが揃わないと、「アセチルCoA」になれないので、このルートに進めません。乳酸のルート行きです。

 

 

 

(基質と酵素と補酵素がピッタリ合わさることで、アセチルCoAになる)

 

 

 

ここで、「基質」と「酵素」と「補酵素」について説明します。

 

 

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酵素とは

 

生体内では、様々な化学反応が起こります。それを調節しているのが「酵素 こうそ」です。

 

 

「酵素」の仕事は、例えば、この反応は早く、その反応はゆっくり、あの反応はストップ・・・といった反応速度の調節です。

 

 

 

化学反応は、この酵素の仲立ちがあって成立するので、酵素なしでは生命活動ができません。

 

 

非常に重要です。

 

 

そして、「解糖系」「クエン酸回路」「電子伝達系」も化学反応です。なので、当然「酵素」が関わっています。

 

 

酵素の材料はタンパク質(成分はアミノ酸)で、設計図であるDNAに基づいて作られます。

 

 

そして、体内で生成される酵素は2種類あります。

 

 

 

消化酵素・・・食べたものを消化する酵素

 

代謝酵素・・・全ての生命活動を司る酵素

 

 

ちなみに、食べ物から摂る酵素は「食物酵素」と言います。

 

 

ここで取り上げるのは、「代謝酵素」です。

 

 

そして、「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変換させる代謝酵素の名前を、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」と言います。

 

 

  • アセチルCoAに変換させるのに必要な代謝酵素:ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体

 

 

次は「基質」についての説明になります。

 

 

 

基質とは

 

化学反応では、「元(基)の物質」から、何かの反応が起こって、「新しい物質」がつくられます。

 

この「元の物質」の事を「基質 きしつ」と呼びます。

 

ちなみに、「新しくできた物質」は「生成物 せいせいぶつ」と呼びます。

 

 

 

元の物質(基質)  反応  新しい物質(生成物)

 

 

 

今の話に当てはめると、ピルビン酸が「基質」で、アセチルCoAが「生成物」です。

 

 

  • 基質:ピルビン酸

 

  • 生成物:アセチルCoA

 

 

体内の化学反応は、「酵素」と「基質」が結合すれば起こります。

 

 

 

 

 

 

しかし、中には単独では力を発揮できない「酵素」があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな酵素を助けるのが「補酵素」です。

 

 

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補酵素とは

 

「単独では活躍できない酵素の働きをサポートする物質」の名を「補酵素 ほこうそ」と言います。

 

 

先程、「酵素はタンパク質でできている」と言いました。

 

 

一方の補酵素はビタミンです。

 

 

「補酵素はビタミン・ミネラル」という説があったり、「ビタミンは補酵素で、ミネラルは補因子」という説があったり、どっちかわからないので、とりあえずここでは補酵素はビタミンとします。

 

 

  • 補酵素:ビタミン

 

 

単独では力を発揮できなかった酵素も、「補酵素」の力を借りることで仕事ができるようになります。

 

 

当然ですが、「補酵素」とセットで働く酵素の場合、「補酵素」が足りないと上手く反応できません。

 

 

 

 

 

 

 

そして、「ピルビン酸」から「アセチルCoA」に変換するには、条件がありましたね。この反応は補酵素が必要なタイプなので、「基質」と「酵素」と「補酵素」がぴったり合う必要があります。

 

 

この3者が上手くくっつけば、「アセチルCoA」に代謝されます。すると、ミトコンドリアでの反応ができるので、癌の元である乳酸を溜めなくてすみます。

 

 

 

基質・・・・・・・「ピルビン酸」

 

代謝酵素・・・・・「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」

 

補酵素・・・・・・「ビタミンB1」

 

 

 

 

 

 

 

この流れを頭に入れた上で、次は「癌家系」についてお話します。

 

 

癌になりやすいかどうかは、「代謝酵素の形」と、「補酵素が足りているかどうか」で決まります。

 

 

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先天的に癌になりやすい人(癌家系)の特徴

 

 

「酵素」と「補酵素」がピッタリと合うことによって、「基質」が結合する土台ができます。この土台があってこそ「基質」も結合でき、目的の姿へ変換することが可能になります。

 

 

ここで重要なのが「酵素の」です。

 

 

 

 

「酵素」はタンパク質で、設計図であるDNAに基づいて作られている・・・と言いました。

 

 

 

 

遺伝子が違うと姿形が違いますが、あれと同じで、酵素の形も個体差があります。

 

 

 

 

代謝酵素である「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」もタンパク質で出来ていますから、人によって形が違い、「形の良い人」と「形の悪い人」がいます。

 

 

 

それが癌にどう影響するのかというと...

 

 

 

 

もし、酵素(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体)の形が良ければ、補酵素である「ビタミンB1」がピッタリ合います。すると、「ピルビン酸」は「アセチルCoA」に変換されます。

 

 

しかし、形が悪ければ「ビタミンB1」が合う確立が低くなります。すると、「ピルビン酸」が「アセチルCoA」になれないので、ミトコンドリアで代謝ができず、乳酸の道へ進みます。

 

 

 

形が良い方がいいに決まっているのですが、形は先天的に決まっています。

 

 

 

そして、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、アセチルCoAへの代謝が上手くいかないという弱点を抱えているので、乳酸が溜まりやすく「癌になりやすい人」なのです。

 

 

 

結合する確率

 

 

ただし、酵素の形が悪いといっても、全く合わないということはありません。

 

 

 

形といっても、酵素はプラスチックではないので、カッチリとはしていません。イメージはコンニャクです。

 

 

 

で、生体分子は、熱運動によって微妙にぷるぷると震えているようなので(見たことはないですが...)、例え、形が悪くても、たまにはハマるチャンスはあります。※あるいはその逆で、振動のせいでハマらないという説もありました。

 

 

 

(イメージです)

 

 

 

だから、形が悪くても、「10回出合って1回」とか、「100回出合って1回」・・・ぐらいは合えます。その頻度は人によって異なります。

 

 

 

酵素と補酵素が出会って上手く結合する力のことを「確率的親和力 かくりつてき・しんわりょく」と言います。

 

 

確率的親和力がければ「体が丈夫」ですが、確率的親和力がければ「体質的な弱点を抱えている」ことになります。

 

 

 

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癌になりやすい人の対策

 

 

「癌の原因」は過剰な乳酸なのですから、癌になりたくない人は、代謝を「乳酸のルート」に傾けない事でした。

 

 

 

でも、先天的に「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の形が悪い人は、「アセチルCoA」への代謝が上手くいかないという弱点を抱えているので、乳酸が溜まりやすい...

 

 

 

でも、解決方法はあります。

 

 

 

結合する確率が低いなら上げれば良いのです。

 

 

1人と出会ってパートナーになれなくても、10人、100人と出会えばパートナーになる確率は増えます。同じように、多くの「補酵素」と出会えば良いのです。

 

 

方法はビタミンを何倍も摂るです

 

 

ここでは、「ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体」の補酵素である「ビタミンB1」の量を増やします。そうすることで3者がくっつく確率を上げます。

 

 

ビタミンの量ですが、その人の確率的親和力に合わせます。

 

 

しかし、食事だけで大量のビタミンを確保するのは大変なので、ビタミンB群のサプリを飲むのが効率が良いと言えます。

 

 

『かのえ鍼灸整骨院 筋 鍼灸治療研究所 確率的親和力について。。簡単に。。。』より引用

 

「うちは癌家系で」
「うちは早死にの家系で~」

 

 

など中年になると会話にこんな言葉を耳にすることがないでしょうか?
同じような環境で、同じような物を食べているのに病気になるなど個体差が出るのはなぜだろう?

 

 

「確率的親和力」という言葉がある。

 

 

人間には酵素という大切なたんぱく質がある。

 

 

酵素はそれ単体では働かず、ビタミン、ミネラルなどの補酵素の必要なのです。

 

 

その酵素タンパクと補酵素の関係はカギと鍵穴の関係でかみ合わないと、スイッチが入らないで、決まった仕事をすることができません。この事を酵素とミネラル、、ビタミンの親和性というようです。

 

 

しかし同じ種類の酵素、ビタミンミネラルも個性があり、構造的にカギと鍵穴が合わないことがあり、また熱運動学的に振動している(ゆらぎというらしい)ので、うまく結合できないようです。この結合のしやすさを確率的親和力といいます。

 

 

この確率的親和力、人によって個性がありビタミンに関しては100倍、ミネラルでは10倍の個体差があるようです。

 

 

すなわち、ビタミンC を200mg一日摂取すればいい人もいれば10g摂取しなければ同じような反応を起こさない人もいるということです。ビタミンやミネラル、たんぱく質はできるだけたくさんとりたいですね!!

 

 

 

そして、糖質の摂取を控えることも重要です。

 

 

 

糖質の代謝にビタミンB群が消費されます。増やさなければならないビタミンが減ってしまうのです。

 

 

 

癌家系の人、そして、糖質を過剰に取る飲食業の方は乳酸のルートに傾く危険性が高いので、この辺の事を意識してみて下さい。

 

 

ここでは話をシンプルにしましたが、正確に言うと、「ピルビン酸」を「アセチルCoA」に変える為に必要な補酵素は、「ビタミンB1」一つではありません。

 

 

そして、「アセチルCoA」以降のその後の反応にも、それぞれ「補酵素」や「補因子」が必要です。詳しくは以下の記事の後半「補酵素と補因子」で述べています。

 

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

反応については以下にかきました。

 

 

クエン酸回路(TCA回路)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ビタミンCの点滴

 

 

前回お話した、「末期癌の患者を治した治療」は以下です。

 

 

 

断糖食(ケトン食) + 高濃度B + C点滴

 

 

 

「断糖食(ケトン食) + 高濃度B」はお分かりいただけたと思います。なので、最後の「ビタミンC点滴」についてお話します。

 

 

 

「ビタミンC」は副作用が少ない抗癌剤のようなものです。

 

 

 

この「ビタミンC」ですが、構造が、癌の大好きな「ブドウ糖」と良く似ています。

 

 

 

 

 

 

その為、癌がブドウ糖と勘違いして、ビタミンCに食いつくのですが、ビタミンCは癌細胞の中で、活性酸素である「過酸化水素」を発生させて、癌を破壊してしまうのです。

 

 

 

正常細胞の場合は、細胞の中に「カタラーゼ」という酵素を持っているので、「過酸化水素」が発生しても無害にできるのでヘッチャラです。

 

 

 

「カタラーゼ」酵素がほとんどない癌細胞だけがお陀仏になるという仕組みです。

 

 

 

まとめ

 

 

断糖食をして乳酸を溜めないことで、癌を疲弊させ、さらに弱ったところに癌細胞ホイホイ(高濃度ビタミンC)で罠にかける

 

 

 

・・・これが、「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」の治療です。十分、理に適った手法ですが、今後、もっと進化すると思います。

 

 

 

【注意】癌の本質を理解していないと症状が悪化する治療法を選択しますへ続く

 

 

 

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末期癌が改善して退院できた

 

 

 

...このような話は、「怪しげな健康食品の宣伝」か、「ネットのデタラメ情報」のように捕らえられるかもしれません。

 

 

 

しかし、本記事で紹介する癌が改善したという話は、病院で行なわれた癌治療によるものです。

 

 

 

 

不安に思われた方も安心したのではないでしょうか?

 

 

 

 

論より証拠なので、まずその現場の話を紹介して、後で癌の仕組みについて簡単に説明します。

 

 

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断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴で末期癌が改善

 

 

 

糖質制限をしている人はご存じかもしれませんが、2016年末、「末期癌患者が回復した」という話が流れました。

 

 

 

これは健康食品会社が言っているのではなく、一部の医療関係者達が発信した情報です。

 

 

 

癌の餌はブドウ糖です。

 

 

 

従って、糖質制限が有効的です。

 

 

 

 

しかしそれまでは、「癌に餌(ブドウ糖)を与えない糖質制限でも、末期癌は治らない」という話でした。しかし、一部の医療関係者がネット上で情報のやりとりをして、この結果に繋がったとのことです。

 

 

 

その事を知っていたので、このニュースを読んだ時は、「とうとう画期的な治療法が確立されたか」と思いました。

 

 

 

『藤川徳美医師 Facebook 12月1日』より引用

 

 

ガンと診断された方へ、一年前とは世界が変わっていることに気付いて直ちに行動すべき

 

 

断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴でガンは治る時代になった。

 

 

これが発見されたのが一ヶ月前。

 

 

飲水も出来なくなっていた末期ガン患者が歩いて退院できた。

 

 

凄い時代になった。

 

 

最大のポイントは断糖食(ケトン食)でケトン体を上げることに尽きる。

 

 

これは患者自身の自己学習が最も大切。

 

 

ガンと診断された方、宗田哲男先生、新井圭輔先生、西脇俊二先生、古川健司先生の本は必読です。

 

 

荒木裕先生、福田一典先生の本も読むべきです。

 

 

理解できなければ繰り返し読み、頭の中に叩き込むこと。

 

 

パラダイムシフト好きの外科医先生のブログも全て読むこと。
http://blog.livedoor.jp/skado1981/

 

 

水野先生のブログも全て読むこと。
http://ameblo.jp/naikaimizuno/

 

 

ビタミン・ケトン療法グループに参加すること。
https://www.facebook.com/groups/vktherapy/

 

 

自分のノート、生化学的に正しいがん治療~断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴、がんは脚気+壊血病、も全て読むこと。

 

 

そして直ぐに行動することが必要。手探りでも良いから断糖食を始める。

 

 

この段階まで来て初めて「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」のスタート台に立てる。

 

 

このような治療は一年前には存在していなかったし、一年前にはこのようなことができるようになるとは想像さえしていなかった。ネットで優秀な医師達と情報交換しているうちに急激に進歩した。

 

 

一年前とは世界が変わってしまったことに気付いて直ちに行動すべきだ。行動を起こしたもののみ救われる。

 

 

 

以下が現場の様子です。

 

 

『パラダイムシフト好きの外科医のblog 奇跡が起きました。』より引用

 

 

奇跡が起きました。

 

 

大腸癌術後2年、腹膜播種により腹水が大量にたまっていた方にビタミンC20gの点滴を3日連続で行ってみました。

 

 

しかも、血中の総ケトン体が6000μM/Lを超えた状態です。

 

 

入院時は、水も飲めない、胃液も吐いてしまう。胃の中にチューブを挿入すると、1000mlも胃液がたまっている状態でした。

 

 

腹膜播種により十二指腸が閉塞しかけ、胃腸の蠕動運動もほとんどない。

これまでの常識であれば、腹水を抜いて利尿剤を使うくらい。

その他に出来ることと言えば、モルヒネを使って症状緩和するだけ。

はっきり言って、指をくわえて亡くなるのを待つだけ。

もって、1~2週間。

 

 

これまで様々な先生方のfacebookやブログからアイデアを頂いてきました。

高ケトン+高濃度ビタミンC療法、この人に行わずに誰に行うのか。

そんな想いで患者さんにも説明し、この治療にかけてみることにしました。

 

 

入院してから、完全な断食・断糖。飲水は口を潤す程度。

イントラリポス250ml、毎日点滴。

ビタミンB製剤も、連日多めに点滴。

ビタミンCは1日4g。

 

 

腹水が増えないよう、輸液量は1日合計500mlにとどめました。

胃液の逆流による食道炎に対して、対症療法として制酸剤の点滴を行いました。

この治療で入院時に500μM/Lだった総ケトン体が、4日間で6600μM/Lまで急上昇。

徐々に水を飲めるようになり、明らかに元気になってきました。

 

 

その段階で、ビタミンC20gを3日間。

腹水が全くたまらなくなりました。

 

 

飲める水も少しずつ増え、入院一週間目には500mlのペットボトルの水を1日に1本は飲めるようになりました。

 

 

何とか一旦退院できる状態にまでいけそうです。

面会者と話もしっかりできる。

暇過ぎて、本を4冊も読んでしまったそうです。

腫瘍マーカーや腫瘍の大きさなどでの、客観的な効果判定はまだしていません。

 

 

しかし腹水を抜かず利尿剤も使わず、ジャブジャブだった腹水がたまらなくなった。

胃液すら流れない状態でしたが、水をしっかり飲めるようになった。

 

 

これを奇跡と言わず、何と呼ぶのか。

 

 

 

 

はい。

 

 

 

ここまで読んでも、何故こんな事で癌が治ったのか?と思う人は多いと思います。

 

 

 

 

 

 

もしそう思っているのだとしたら、「癌は複雑難解な病気だ」と勘違いしている可能性があります。その発想を捨てて下さい。

 

 

 

 

 

まず、ハッキリと言います。

 

 

 

癌の情報は複雑難解になっていますが、実はとてもシンプルな病気なのです。

 

 

 

シンプルな仕組みを複雑難解に見せられているだけです。

 

 

 

 

小学生程度の知能があれば、「あぁ、なるほどな」と分かります。

 

 

 

 

では、次はその癌のシンプルな仕組みについて説明していきます。

 

 

 

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ブドウ糖は癌の餌

 

 

 

冒頭で、「癌の餌はブドウ糖」といいました。つまり、糖質ですね。

 

 

 

このブログでは、「私達にとって身近な糖質が、いかに体にダメージを与える物質なのか」ということについて、様々な記事を書いてきました。

 

 

 

大きな病気から、ちょっとした不調まで、多種多様な疾患の原因が「糖質」という1つの物質によって引き起こされているわけです。

 

 

 

共通しているのは、どの疾患も「原因は糖質である」と認識されていない、気付かれていない・・・ことです。

 

 

 

本当の原因を取り除く努力がされない為、「原因である糖質を摂りながら治療を行なう」というトンチンカンな治療が行なわれています。

 

 

 

 

例えば、以下の話など、糖質の摂取を止めないことで、何度も再発する典型的な例です。

 

瞼に脂肪の塊ができる「眼瞼黄色腫」の放置は要注意!意外な原因と解決方法とは

 

 

 

 

とにかく、糖質が絡む病気は必ずこの構図になっています。

 

 

 

そういう話を何度もしているので、長く読んで下さっている方は、「他のどの病気が同じようなパターンでも不思議ではない」と思っているかもしれません。

 

 

 

 

で、マンネリで申し訳ないですが、実は今回話す「癌」も、ご多分に漏れず糖質が関係しています。正確に言うと「ブドウ糖(英語:グルコース)」です。

 

 

 

 

 

そして、「ブドウ糖を分解してできた物質」が、ある条件で「乳酸」になるのですが、この「乳酸」の蓄積が癌を生み出しているのです。

 

 

 

 

糖質を食べる

 

 

ブドウ糖にまで分解される

 

 

さらに分解される

 

 

そうしてできた物質が、ある条件で「乳酸」に変わる

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてできた「乳酸」が蓄積すると癌化します。

 

 

その流れを、簡単に説明します。

 

 

 

 

①乳酸の蓄積によって、血液が酸性化する

 

 

②そのせいでミトコンドリアが機能不全になる

 

 

③細胞がガン化

 

 

④ガン化した細胞はブドウ糖を餌にする

 

 

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある発電所です。ここで生きていく為に必要なエネルギー物質を多く産生します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「乳酸」は体を酸性化させて、ミトコンドリアを機能不全にさせるので危険です。

 

 

 

 

ミトコンドリア機能不全になった細胞

 

 

 

・・・これが癌の正体です。

 

 

 

 

 

つまり、大量のブドウ糖が入ってきて「乳酸」が増えなければ、血液が酸性化することもないし、ミトコンドリアも機能不全になりません。

 

 

 

だから乳酸の原因になる糖質を制限することが、ガン治療には必要不可欠になってくるのです。

 

 

 

よく、癌になって「昔ながらの和食」や「野菜中心」のメニューにする人がいますが、これは大きな間違いです。

 

 

 

糖質まみれの和食を食べながらガンを治そうとすれば悪くなるのは当たり前です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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乳酸は体に良いという説は本当なのか

 

 

 

癌の原因は乳酸、ブドウ糖である。

 

 

 

・・・このように書くと、疑問を持たれる方もいると思います。

 

 

 

何故なら、ここまでのお話は、「糖質は悪い」、「ブドウ糖は悪い」、「乳酸は悪い」という概念がなければ成立しない話だからです。

 

 

 

この概念があるかないかで、受ける印象は変わってくると思います。

 

 

 

 

ご存知の方もいると思いますが、近年「乳酸が疲労物質であるとか、体に悪いというのは誤りだった」という新説が浸透しつつあります。

 

 

 

乳酸=いい奴、みたいな風潮なのです。

 

 

 

今私が話したような、乳酸 → 血液の酸性化 → ミトコンドリア機能不全 → ガン化 という乳酸悪のシナリオと矛盾します。

 

 

 

 

私も一瞬、新説を信じ、最初は、「乳酸は悪い」というのは本当に間違いなのか...と思いました。

 

 

 

でも、「乳酸の蓄積=悪」の概念を発展させて、一部の医療関係者がガン患者の治療に「厳しい糖質制限」を取り入れて、実際に末期ガンが治ったのです。

 

 

 

・・・ということは、「乳酸は良くないもの」という概念で間違いはないということです。それに、糖質の害は私もよく知っています。

 

 

 

癌の元になるなら、なるべく蓄積させない方がいいに決まっています。

 

 

 

それなのに、世間では、何故か「乳酸は悪くない」という話が目立つのです。

 

 

 

 

不審に思ったので、「乳酸を悪者にしない説」について調べてみました。

 

 

 

 

『Knowledge Notes 筋肉疲労にクエン酸と乳酸の真実  NOTE #28』より引用

 

 

「Science」誌論文が、"乳酸は疲労物質”の常識を否定

 

 

2004年8月に「Sience」誌に掲載された論文でそれまでの乳酸についての常識とされた乳酸疲労物質説が否定された。

 

 

「これまで筋肉の疲労と乳酸とは、同一と考えられてきたが、むしろ逆に乳酸は筋肉疲労を和らげてくれる物質と分かった。」というものだ。

 

 

国の疲労研究グループのリーダーも、いろいろな研究をやって来た中で、乳酸が疲労の原因物質だということは、全く常識に反して間違いだったことが分かってきた、と言う。

 

 

乳酸は、運動すると一時的に上がって、しばらくすると下がる物質。

 

 

以前はこれが疲労の原因物質ではないかと言われていたが、現在では、乳酸はむしろ疲労を和らげてくれる物質で、エネルギーが足りないところを補ってくれる物質という考えを持っている。

 

 

 

 

『みんな元気!2012年3月10日 (土) 乳酸と疲労回復物質』より引用

 

 

ところが2年の夏、世界的権威である米国の科学誌「サイエンス」に、「運動したときに増える乳酸は筋肉の疲れをやわらげ、動きをよくしている」という論文が掲載された。今までとまったく逆の内容である。

 

 

日本の疲労研究で第一人者の大阪市立大学・渡辺恭良教授も「乳酸は脳の神経細胞の栄養源にもなっており、疲労の原因どころか回復の味方です」と力説する(2005年、国際疲労学会シンポジウムより)。

 

 

実際、ネズミに大量の乳酸を注射しても、少しも疲れた様子を見せない。乳酸の無実が実証されたといえそうだ。

 

 

 

 

『SECOND STAGE 「乳酸」は疲労物質ではない?』より引用

 

 

「乳酸」は疲労に関係がないだけでなくメリットも

 

 

しかし、最近の研究では、「乳酸」の蓄積と疲労は直接の関係がないという考え方が主流になってきています。

 

 

「乳酸」は老廃物ではなく、運動中でも運動後でも使われているのです。

 

 

「乳酸」は糖に変わったり、二酸化炭素に変わったりして完全に分解され使われてしまいます。また、「乳酸」が分泌されることによって成長ホルモンも分泌されるので、代謝も促進されるという良い面もあるのです。

 

 

Jason Karp,MS(ジェイソン・カープ、修士)はその講義の中で、「乳酸」は疲労の原因として関係がないだけでなく、心臓を動かす唯一のエネルギー源である糖が体内で足りなくなった時の代用として使われたり、肝臓で新しいグルコース(ブドウ糖)に変えられたりするので、“「乳酸」は身体に悪い”と言うイメージを取り去り、自分の友達なんだと思った方が良い、と語っていらっしゃいました。

 

 

 

さて、これらの「乳酸は危険じゃない」という説をどう捕らえるかですが、あなたはどうお感じになられましたか?

 

 

 

私は、疲労と関係なかったとしても、ガンの原因になるのなら、乳酸は少ない方が良いと考えます。

 

 

 

 

先程お話した「ガンの原因の話」を知らなければ、疲労物質じゃないなら良かった良かった・・・と思うかもしれませんが、「乳酸の蓄積がガンの原因になる」と知った後で、これらの良い面ばかりを強調した話を読めば、何かひっかかると思います。

 

 

 

それだけではありません。「乳酸は悪くない」説には、以下のような特徴があります。

 

 

 

 

  • 脳の神経細胞の栄養になるから大事

 

  • 不自然な“乳酸”礼賛

 

  • 筋肉疲労には触れるが、「ガンの原因」には触れない

 

 

 

 

 

賢明な方なら、もうお察しだと思います。これは、糖質制限が否定される時と、話の展開が同じです。

 

 

 

 

糖質も、

 

 

 

 

  • ブドウ糖は脳の唯一の栄養素だから大事

 

  • 不自然な“糖質”礼賛

 

  • 糖質がいかに良いかということは説くが、「糖化」には触れない

 

 

 

 

こうして害を弱小に偽って、警戒を解き、食べさせようとします。

 

 

 

 

ガンの原因になることに触れないで、「乳酸は良い物質だから警戒するな」とは、糖質制限つぶしと手口がそっくりです。

 

 

 

 

悪いですが、「乳酸が疲労物質ではなかった」という説、ガンを治されない為の捏造の可能性も疑っています。

 

 

 

いつも言っていますが、性善説の視点だけで物事を見る人は、このような社会的な背景を視野に入れて分析する事ができません。

 

 

 

従って、そういう人は、新しい説にふれてそうか、今までの説は勘違いだったんだ、新しい説が正しいんだ」・・・と疑いなく思います。

 

 

 

ですが、それだけでは真実は見えてきません。

 

 

 

考えてみてください、

 

 

 

乳酸は体に悪くない、乳酸は脳にいい、乳酸は私達の友達、蓄積しても大したことない...この延長線上にあるのは何でしょうか?

 

 

 

 

細胞のガン化です。

 

 

 

 

たとえ乳酸が疲労物質でなかったとしても、ガンの原因になる以上、健康の事を考えたら蓄積させない方がいいに決まっています。警戒した方がいいでしょう。

 

 

 

それなのに、都合の悪いことを隠して、乳酸礼賛をするわけです。その背景には、乳酸を溜めて欲しい、ブドウ糖をもっと摂って欲しいという思惑が隠れているということです。

 

 

 

こう言うと、「乳酸は悪くないと言っている人たちは、そこまでのことは考えて言っていない」と思われるかもしれませんが、それはありえません。

 

 

 

少なくとも、公の場で主張するということは、それなりの地位、学歴のある人です。しかも乳酸について意見を言うのですから、「乳酸とガンの関係」を知らないわけがありません。そんなにバカなら、頭を使う職業にはついていません。

 

 

 

乳酸は疲労物質なのかどうか、本当のところは私にもわかりません。唯一分かるのは、「癌細胞の中は乳酸で溢れている」ということと、「末期癌患者の治療に乳酸を抑える食事(断糖食)を用いて効果がある」という事実です。

 

 

 

どちらにせよ、この新説を利用して、ガンの原因である乳酸に警戒を抱かせないような流れを作り出しているのは間違いありません。

 

 

 

そして、乳酸の害に対して白を切りとおすのであれば、「乳酸が体に悪い」という説の方が真実であると見た方がよいでしょう。

 

 

 

 

乳酸については、以下の記事で詳しく説明しています。 

 

乳酸のエネルギー源としての働きと、疲労との関係について分かりやすく説明してみた

 

 

 

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癌細胞の特徴から考える予防と対策

 

 

冒頭で紹介した「断糖食(ケトン食)+高濃度B+C点滴」ですが、現在も行なわれていて、成果を出しています。

 

 

 

『藤川徳美医師 facebook 2017年3月25日』より引用

 

 

ビタミンケトン療法(VKT)を開始して1ヶ月の大腸がん患者、かなり元気になられました

 

 

症例;80代前半、男性。
妻と二人暮らし。

 

 

娘さんは数年前から糖質制限+メガビタミンを継続されており、とてもよく勉強されている。

 

 

本人は元々糖質過多の生活で、お菓子を一日中食べ続けるような食生活だった。

 

 

H30.1、大腸がんステージ4にて近くの総合病院で手術を受けるも、すべてを取り切れず余命半年と言われ、抗がん剤投与を勧められた。

 

 

娘の説得で、H30.2より高タンパク/低糖質食を始め、抗がん剤は断った。

 

 

 

H30.2、当院受診。
顔色が悪く、肌つやが悪い。

 

お菓子、米、小麦は全て処分して、卵、肉、魚、チーズを食べ始めたと言う。

 

 

アルブミン、2.2。
ヘモグロビン、7.7。
HgbA1c、6.2。
フェリチン、580(炎症のための高フェリチンと判断)。

 

 

→プロテイン20*2を指示。
サプリメントは娘さんが下記のメニューで用意。

 

 

A 25000IU。
ベンフォチアミン (150 mg )5錠。
ナイアシンエステル(500mg )5錠。
B50 5錠。
C 4000mg。
D 10000IU。
E (d-α400IU) 5錠。
Zn(30mg) 5錠。
Mg(200mg) 3錠。
Se 200mcg。
Fe36mg*2錠

 

 

週1回ペースでイントラリポス+B、C点滴+陶板浴を行っている(今まで計4回)。

 

 

内容は、20%イントラリポス50ml、
生食250ml、B1は100mg、B2は40mg、ナイアシンは100mg、B5は100mg、B6は100mg、Cは30g。

 

 

1ヶ月経過して、点滴を行うと元気が出てファイトが出ると言われる。

 

 

食欲は旺盛で、卵、肉、魚をしっかり食べている。

 

 

下痢はなく、むしろ便秘傾向(栄養の吸収は良い様子)。

 

ケトン体は0.3~0.5で推移。

 

1ヶ月前と比べると、明らかに顔色、肌つやが良くなり元気になった。

 

現在では、余命半年と言われている人には見えない。

 

 

アルブミン3.3↑。
ヘモグロビン9.8↑。
HgbA1c、5.1↓。

 

 

以下は娘さんのコメント、

 

 

Mg と、ナイアシンエステル、B50、Cはカプセルを外して粉にして、プロテインに適当に入れているよう。

 

Cとプロテイン、Mg に関しては、何度言っても、大量摂取に抵抗あるようで、日に日に少なくなっていると思われます。

 

 

いまだに母は、サプリメントを薬、薬と言います。
昨日より、アセチルLカルニチン(500mg)を2錠追加。
プロテインを多目に飲む決心。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

しかし、総合病院の医者、低タンパク血症(低アルブミン血症)、貧血があるのにそれの改善を図らないで抗がん剤をしましょう、なんて自分には理解不能。

 

 

キッチリ糖質を減らしており、HbgA1cの数値が素晴らしい。

 

 

ケトン体が上がりにくい体質なので、アセチルLカルニチンを追加、1gで開始し3gに。

 

プロテイン、C、Mgはさらに強化する必要がある。

 

 

プロテインは20g*2を厳守を。

 

Cは10~20g入れたい。

 

 

アルブミン、ヘモグロビンの回復が素晴らしい。

 

 

もう1~2ヶ月でアルブミン、ヘモグロビンは正常化するものと思われる。

 

 

これが継続出来れば寿命が5~10倍延長できると考えている。

 

 

 

栄養療法に詳しくない人は意味が分からないと思うので、とりあえず、癌の原因が乳酸という事だけ覚えておいて下さい。

 

 

 

 

本記事でお伝えした、癌が発生するシンプルな理由ですが、抗癌剤治療や手術をする前...いや、できれば癌になる前に知っておいて欲しいです。

 

 

 

 

これから、この治療ででてきた栄養が何故必要なのかについて説明していきます。仕組みが分からないと予防も治療もできませんからね。

 

 

 

 

「癌細胞」は、「正常な細胞」に比べるとかなり変わり者です。完結にその特徴を書きます。

 

 

 

 

  • 正常な細胞と比べて、何倍ものブドウ糖が必要

 

  • ミトコンドリアが機能不全になっている

 

  • 嫌気的解糖系

 

  • 解糖系なので、ガン細胞の中では乳酸が溢れている

 

  • 癌の周辺は酸性である

 

  • ビタミンCが弱点

 

 

 

 

こんな特徴があるんだな・・・くらいで構いません。次回以降、詳しく説明していきます。

 

 

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみたへ続く

 

 

 

早く癌の予防の方法を知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

実際に癌になられた方や、家族が癌の方は、1度以下の記事を読んでおいて下さい。

 

病気の治療法や食事を巡って家族や身内と大ゲンカ...にならない為の注意点

 

 

 

癌の理屈はシンプルなのに、何故複雑難解になっているのか...その理由は以下の記事を読むと分かると思います。

 

サプリメントが批判される理由を社会背景から考えてみた

 

 

 

 

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教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

日本人は、神社仏閣には行くので、完璧な無宗教とは言えませんが、宗教アレルギーの人が多いです。

 

 

教祖に洗脳されて、思考停止になり、正常な判断を無くし、高額なお金を払う・・・そんなイメージがあるからでしょう。

 

 

でも、学問に対してそれと同じような状況になってしまっています。医学や栄養学に対し多くの人は、

 

 

 

権威、定説、に洗脳されて、思考停止になり、正常な判断を無くし、高額なお金と時間と健康を失っています。

 

 

 

「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー」と権威や定説が言えば、「ケトン体も使える」と無名な誰かが論証つきで述べても、多くの人は耳を傾けようとしません。

 

 

 

権威や定説を信仰しているからです。

 

 

本人は学問の意見に従っているので「頭を使っている」つもりですが、完全に思考停止です。検証もしません。

 

 

 

こう言うと「学問は宗教ではない」と反発されるかもしれません。

 

 

でも、取り組む姿勢によっては、洗脳と信仰になる危険性がです。しかも、表向きは宗教ではなく、あくまで「学問」です。そのため、洗脳されているにも関わらず、本人は考えているつもりなので、洗脳されていることに全く気が付きません。

 

 

そうなってしまったら、学問は宗教と変わりません。しかも、本人が「考えている」つもりになっている分、洗脳の完成度は高いと思います。

 

 

 

「権威が言うなら大丈夫だろ」と、「教祖が言うなら大丈夫だろ」の、何が違うのでしょうか。

 

 

「論文に書いてあるから正しいだろ」と、「教典に書いてあるから正しいだろ」の、何が違うのでしょうか。

 

 

「学問の場合はきちんと検証して発表されている」と思う人もいるかもしれませんが、もしそれがデタラメならどうしますか。それは「権威や論文が善意の元に存在している」という考えに依存しています。

 

 

思い込んで、真実かどうか確認しないのはよくありません。

 

 

何故こんな話をするのかというと、正統派の意見を盲目的に信じる人があまりにも多いからです。

 

 

そんな私は、学問というものを信じていません。

 

 

もちろん、最初からそうだったわけではありません。今でこそこんな事を書いていますが、ほんの数年前まで、

 

 

日本は平和な国だし、世間の厳しい目があるから発展途上国のような不正もない、さらに、学問、研究は真面目に行なわれ、本当に優れた人に権威のある賞が与えられている

 

 

・・・と本気で思っていました。

 

 

もし、このブログを5年前に書いていたなら、このような記事は書かなかったでしょうし、これまでの記事も全く違った意見になっていたと思います。

 

 

でも今は、学問も、その土台である社会全体も、見え方が昔とはまるで違います。一番の違いは「性善説で物事を見るのを止めたこと」です。

 

 

 

以前は、この理論は、誰かが真面目に導きだしたものだから間違いないだろうと思っていましたが、

 

 

今は、学問には嘘が多いので、誰かが捏造した理論を勉強している可能性があると常に思っています。

 

 

 

でも、健康について記事を書いていると、体の中で起こる反応について説明する時は、教科書に書いてあるような話もしなければならない時があります。すると、どうしても医学、栄養学...と、学問の世界に足を踏み入れることになります。

 

 

正直言うと、自分で体験したこと、確認できること、辻褄が合う事は堂々と書いていますが、自分が確認できない、目に見えない世界について説明する時は疑って書いています。これまでも嘘が多かったので、また同じような事があっても不思議ではないと思うからです。

 

 

 

今後、専門的な説明をする事があれば、今回の話を思い出していただければと思います。私は学問に対して半信半疑です。

 

 

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歴史の隠蔽

 

 

 

医学や栄養学の間違いが指摘されても、多くの専門家は無視を決め込んでいます。それは、これまでも話してきました。

 

 

でも、普通に生活している人は、「専門家は真面目に働いているに違いない」と思っているので、こんな話をしても、信じられないと思います。

 

 

「真実を見て見ぬフリをする」というのは、一種の不正ですからね。社会的な地位のある人達が、どいつもこいつも、そんな態度を取る・・・というと、現実感がありません。

 

 

でも、もう少し俯瞰で見ると、そういう話は多いのです。

 

 

 

それも、医学や、栄養学に限った話ではありません。まず、その話をします。

 

 

 

もう何年も前の話です。

 

ある町で、古代の遺跡がたくさん見つかりました。その遺跡は1万年以上も前のものということで、当時、その町では大騒ぎになり、観光に使える・・・とちょっとしたブームになりました。

 

 

しかし、賑わったのもつかの間でした。

 

 

その遺跡を大学が調べた結果、「遺跡ではない」と片づけられ、無かった事にされてしまいました。

 

 

何故、無かったことになったのか・・・というと、一万年以上前と言われていたその遺跡の情報は、その後作られた「その町の歴史をしるした書物」には全く記載されなかったからです。

 

 

歴史的な何かが見つかった事実も書いていなければ、「〇〇が見つかって、研究されているが、詳しい事はわかっていない」とかの記載もありません。一時とはいえ、大騒ぎになったのに・・・です。

 

 

全くの無視です。

 

 

大学が調査し「遺跡ではない自然の石」と判断したからなのか、騒いでいた人達からも、歴史からも忘れ去られてしまいました。

 

 

 

「じゃあしょうがないだろ」と思うかもしれません。

 

 

 

 

 

でも、確かに自然と片づけられる形のものもあったのですが、その中の一つは、人間が作らないとできない細工があったのです。

 

 

「装飾に見える」ではなく、装飾です。

 

 

よくある、丸が三つならんで、それが顔に見えるとか、そんなんじゃないです。誰が見ても、100人中100人が、「これは自然にはありえない」と言うレベルの加工です。

 

 

自然だと言い張れば、「気が狂っている」といわれても仕方が無いです。でも、そんな気が狂った判断を、大学がしたのです。

 

 

で、その言い訳が酷い。

 

 

 

その辺り一帯は、昔は海底だった

 

 

水位が下がった時に岩石が表れた

 

 

太陽の熱と夜間の冷えの繰り返しで岩にヒビが入り、人が作ったみたいに見える

 

 

 

 

・・・というものです。よくもこんな屁理屈が言えるものだなと感心してしまいます。

 

 

普通の人はここで、「大学がそう言うならしょうがないか」と終わらせるかもしれませんが、さすがに無理がありました。

 

 

嘘です。

 

 

この話から分かったことは、どんな嘘にも、もっともらしい理屈はつけられるということです。

 

 

 

 

こういう話が一度や二度であれば、ただの残念な話で終わりますが、日本全体、世界を見わたせば、他にも似たような話はあります。場所、遺跡の種類は違えど、発見からその後にいたるまでの経過が共通しています。

 

 

 

 

 

それまでの歴史を覆すような発見がある

 

 

専門機関が調査

 

 

過小評価

 

 

発見などなかったかのように忘れられる

 

 

定説のまま

 

 

 

この流れです。一件、一件を「全く違う話」だと思えば気付かないかもしれませんが、似たような話を見比べてみると、明らかに、何かおかしいのです。正常な人は違和感を感じるはずです。でも、

 

 

「専門家が言うのだから、素人には理解できないような、複雑で専門的な理由があるのだろう。それを理解できない素人がバカだ。」

 

 

そう頭を抱えてしまう人もいるかもしれません。しかし、その理論が真実なのかどうか疑ってみる必要があります。

 

 

子供でも「自然にできるのはありえない」と思える石を、自然のものにする理論を作ることがあるのですから、要注意です。

 

 

 

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専門家の仕事

 

 

 

調査にはコストかかるはずです。わざわざ現場に行き、バカな結論を出す。しかも、「自然のものだ」といって、議論をスパッと切ってしまうわけです。その後の調査もありません。

 

 

 

調査した人達はなにをやってんだ?って話です。大学の存在意義はないと思いませんか。何の為に学問のトップに君臨しているのか。

 

 

 

ここで、

 

 

 

頭の良い人達が、日夜、真剣に研究しているハズのに、なんでこんなバカなことを言うんだろう

 

 

・・・と、性善説に当てはめて考えていたら絶対に答えは出ません。ですが、前提を変えるとすぐに解決します。

 

 

 

大学は調査するところではなく、事実を隠蔽するところ

 

 

 

こう考えると整合性がとれます。どんなに頭が良くても、バカな事を言うでしょう。

 

 

考えてみてください。本物のバカなら、大学入学どころか高校も卒業できません。もし、本当にバカな結論を大真面目に語っているのなら、幼稚園からやりなおしてもらいたいです。

 

 

さらに、似たような話を見聞きして、毎回決まったパターンになる様子を見て、これは明らかに、どこかから否定するように指令が降りていると感じるようになりました。

 

 

もちろん、大学は表向きには真面目な機関ですから、そんな風には見えませんが、やっていることを見ていると明らかにそういうところです。これは、歴史だけじゃなく、医学、栄養学、その他の学問にもいえることです。これを、

 

 

大学は頭のいい人達が真面目に調査、研究しているところである

 

 

と思っていたら、高学歴の人間が、明らかに人工の装飾がされている石を「自然のもの」と主張しているのを聞いて、悩まなければいけません。

 

性善説で考える人は、「もしかして、自然の石に見えない私がバカなんだろうか?」と真剣に悩み続けるでしょう。学問だけに首をつっこむと、こういう背景が見えなくなります。

 

 

 

正常ですから、気をしっかり持ちましょう。

 

ここで石に見えるように洗脳されてはいけません。「大学は事実を隠蔽する機関」とすれば、そこで頭を抱える必要はありません。

 

 

「専門家は真面目に研究しているに違いない」と思うと、幼稚なトリックにも騙されてしまいます。コレステロールのインチキが言い例です。

 

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

 

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無駄に複雑な理論は要注意

 

 

今の世の中、物事をより複雑に語る人が、頭が良い、偉い・・・という風潮があります。

 

 

どんな分野も、上に行くほど、専門的になればなるほど、複雑難解で誰も理解できないようになっています。

 

 

昔は、そういうのが凄いと思っていましたが、今となってみれば、その複雑さは、真実に根ざしたものなのかどうか疑ってしまいます。

 

 

私は、真実はシンプルに語ることができると思っています。シンプルに語れないものは、あまり信用していません。

 

 

嘘をつく場合、騙す相手がバカなら、一言二言の嘘でも騙せるかもしれませんが、標準的な知能を持った人間を騙すとなると、やましいことを、やましくないように見せかけないといけない為、多少話を複雑にする必要がでてきます。

 

 

そして、嘘がばれないように、さらに嘘を重ねます。

 

 

 

そうすることで、話がどんどん複雑になっていきます。当然、嘘をつけばつくほど、シンプルから遠ざかります。

 

 

 

物事を無駄に複雑にする・・・相手に真実を教えない為の方法でもあります。複雑難解にして、誰も理解できない構造にしておけば、真実を追究する人間を煙に巻くことができます。

 

 

 

 

例えば、遺跡を見て、「人の手で作った物だ」と素直に認めれば答えはシンプルですが、

 

 

 

明らかに人工の装飾があるものを、自然のものであるように思い込ませるには、巧妙な屁理屈を考える必要があるので、一言二言では表せません。

 

 

誰も確かめることができない物語を考えたり、馴染みのない記号を使ったり、聞いた事がないような専門用語を使って、相手を思考停止させ、深入りさせないようにします。

 

 

 

 

そして、真実ではない反対の方向に誘導する理屈も考えます。

 

 

どんな嘘でも盲目的に信じ込む人、積極的に洗脳にされてくれる人だけがその学問に染まることができます。

 

 

 

学問に精通している人に失礼な言い方かもしれませんが、定説を覆す真実が見つかったのにも関わらず、頑なに真実を見て見ぬフリをする姿勢を取られると、そう思うしかありません。

 

 

 

 

 

普通の人間の感覚では、嘘をつき続けることは恥ずかしいことです。恥も外聞もなく、それでも嘘をつき続けるのは、嘘をつくことが目的だからとしか考えられません。

 

 

インチキなストーリーですから、化けの皮が剥がれますが、元々の目的が嘘をつくことなので、何を言われようとも、そのストーリーは意地でも変えません。嘘を正当化する為、新たなストーリーを考えることもあります。

 

 

そうしているうちに、だんだん話がややこしくなってくるわけです。複雑難解、何故か専門家の意見が真っ二つに割れる。

 

 

真面目な人間は、考えれば考える程頭が混乱してきます。でも、そのこと自体がおかしいと気付くべきなのです。

 

 

学問は、悪意があれば、事実をないことにしたり、存在しないものをあることにして、世の中を騙すことが可能です。

 

 

 

 

  • 存在しているものを、なかった事にするために、理論を作る

 

  • 存在しないものを、あるように見せかけるために、理論を作る

 

 

 

 

言う方も言う方ですが、信じる方も信じる方です。私は、人工的なものを無理矢理自然の石にしてしまう学問、それに疑問をもたない人達をみると、一種の宗教に見えます。

 

 

思考ではなく信仰です。

 

 

 

 

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確認できないものに対しては慎重になる

 

 

先日、「ATP」と、「エネルギー代謝」についての記事を書きました。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

エネルギー代謝について分かりやすく説明してみた

 

 

 

これを読まれた方はお気付きだと思いますが、生化学的な話をしているにも関わらず、私は、化学式や、専門用語などはほとんど説明に使っていません。

 

 

 

何故、そういう形をとるかというと、複雑難解にして、小難しく語るのが嫌いというのもありますが、確認できない存在に対して慎重だからです。複雑な数式を見るたびに、「こんな世界が本当に存在しているのか」と思ってしまいます。

 

 

理系の人から怒られそうですが、文系である「歴史」に嘘が多いように、理系である「科学」に嘘があってもおかしくはないと考えています。

 

 

 

いやいや、そんな事を言っていたら先へ進まない、・・・そう思って勉強するのですが、調べていると、たまたま見たページに間違いが書かれてあるのを見つけたりします。

 

 

例えば、「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源」とか、堂々と書いてあるわけです。そういうのを読むと、「この学問大丈夫か?」と思ってしまいます。

 

 

 

私は間違いに腹は立ちませんが、間違いを頑なに訂正しない姿には不審感を覚えます。

 

 

「他にも嘘があるんじゃないか」「学習者を騙そうとしているのでは」・・・と思うようになります。ですが、どれが嘘でどれが本当かは、目に見えない世界なのでわかりません。

 

 

「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源」・・・程度の嘘なら、「ケトン体」を利用することで、簡単にその嘘を証明できます。ですが、このように、自分の体験を通して確認できる事象は限られています。

 

 

 

分子や原子など、本物を見ることは出来ません。画像検索をかけても、イラストばっかりです。CGのような写真があったり、なかったりです。

 

 

本物は簡単には見れないということです。

 

 

 

「見れる立場にいる人が存在を確認しているんだから間違いない」

 

 

 

と思う方もいるかもしれませんが、私はそういう人を信用していません。過去の記事でも書きましたが、「優秀な人」と「善人」であることはイコールではないのです。

 

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由

 

遺跡の話を思い出してもらったらわかると思いますが、学問に携る人間がと言ったら、白いものも黒にできるのです。

 

 

 

この人達が嘘をついていたら終わりなわけです。この人達の人間性に依存することになります。

 

 

 

また、遺跡等、「肉眼で確認できるような事」でも嘘をつく人がいるのですから、「目に見えない世界の事」に嘘をつく人がいても不思議ではないと思いませんか。

 

 

 

それに、ナチス・ドイツの宣伝大臣だったゲッべルスは次のように述べています。

 

 

 

 

確かめないやつは必ず騙せる。

 

 

 

『Wikipedia ヨーゼフ・ゲッベルス』より引用

 

 

 

 

確かめるがない場合も、必ず騙せるでしょうね。

 

 

 

ここで、誤解のないように言っておきますが、私は目に見えないものを信じていないのではありません。

 

 

そうではなく、目に見えない事をいいことに、嘘をつく輩がいるから信用できないと言っているのです。

 

 

 

信用できる情報の条件

 

 

世の中は嘘が多いわけですが、そんな中、「まぁ、信じてもいいかな」と思う情報もあります。それは、以下の条件です。

 

 

 

① 理路整然としていて、辻褄が合う理論であること

 

② 情報発信者が誠実である(地位、知名度、人数は関係ない)

 

③ 行動と①が噛み合う

 

 

 

この3つは重要視しています。

 

 

私は糖質制限を実践している医療関係者の話に耳を傾けています。それは、理論に整合性があることと、現場の体験を重要視されているからです。

 

 

心根のキレイな医療関係者の観察のもと、多くの患者が結果をだしたのなら、「試してみようかな...」という気になれます。

 

 

で、徳の高く頭の切れる医療関係者が考え、調べ、実践し、発信している情報を、吟味して実践し、その結果をこうしてブログで発信しているというわけです。

 

 

理論と実践、この2つがかみ合えば良い。かみ合わなければ、要注意です。

 

 

 

 

  • 理論を実践して、その通りにならなかったら、それは理論が間違っている可能性が高い。

 

  • 理論を実践して、その通りになるなら、その理論は正しい可能性が高い。

 

 

 

 

当然、理論そのものが「おかしい」と感じるものは信じません。

 

私は過去に「進化論を信じていない」と言いましたが、あれなど正にそうです。

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【前編】

 

 

人の食性を考える時、チンパンジーを参考にしてはいけない理由【後編】

 

 

 

 

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警戒してしまう情報

 

 

反対に、「胡散臭い」と感じる要素を挙げてみます。

 

 

 

 

  • 話が無駄に複雑

 

  • 枝葉の情報は十分すぎるのに、肝心な所は「まだわかっていない」とはぐらかす

 

  • 考えれば考えるほど頭が混乱して、何が真実かわからなくなる

 

  • 専門家の意見が真っ二つに割れている

 

  • 理論を真面目に実行したのに結果が違う

 

 

 

これらの特徴が見られた場合、私はその理論を警戒します。特に、考えれば考えるほど頭が混乱して何が真実かわからなくなる理論は要注意です。理論に嘘が混じっている場合、そうなります。

 

 

勉強をすればするほどわけが分からなくなるというのは、そもそも、学んでいる事がデタラメである可能性があります。

 

 

誰かが誰かの利益の為に嘘をつき、主張し合っているから、理論が支離滅裂になって全くかみ合わないのです。例えば放射能、

 

 

「プルトニウムは危険」と言う人がいたり、方や「プルトニウムは飲んでも大丈夫」という人がいたり・・・

 

 

反対のことを主張し合っています。とても同じ対象について述べているとは思えません。読書感想文じゃないんですから。

 

 

とにかく、どんな分野であれ、このような支離滅裂な理論に遭遇したら、誰かが意図的に嘘をついているかもしれないので、一歩引いて考える必要があります。

 

 

まともにとりあっていたら、頭が混乱するだけです。嘘つきに真面目に返していたら疲弊します。

 

 

そして、一番ダメなのは、納得できないのに「そういうもんだ」と納得してしまうことです。それは信仰です。

 

 

 

 

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実践せずに批判する人達

 

 

批判する人が実践しないのは理由があります。

 

 

私は糖質制限を始めてから、先駆者の本を何冊も読んできました。著者は医療関係者ですが、やはり、糖質制限を実践されている方は、自身のコツコツ行なってきた治療(事実起こったこと)を重視されています。

 

 

しかし、それを公に公表すると、風当たりは強いみたいです。常識と逆の事を言えば、反発が来るのはよくあることですから、それだけなら別に気にしません。

 

 

でも、アンチにはおもしろい特徴があります。

 

 

 

  • 実際に実践して失敗した素人のアンチ

 

  • 批判はするが、絶対に実践しない専門家のアンチ

 

 

 

前者は、「糖質制限について勉強不足の状態で実践して失敗する」というケースです。私もこれに該当してました。失敗は自分の不注意なのですが、一応、実践はしているので、文句を言ってしまうのは分かります。

 

 

 

ですが、問題は後者です。専門家のアンチは、批判はするけど実践はしないのです。

 

 

これが私が読んだ本、ネット、どちらにも共通してみられる流れです。

 

 

不自然です。

 

 

さすがに、頑張って導き出した説を、実践もしないで否定されたら腹が立つのでしょう。

 

否定された側も、「実践して批判しろ!」的な返しをされているんですね。

 

 

「何故、実践しもしないで、批判してくるのか理解に苦しむ」・・・といった心情が文面から伺えます。

 

 

でも、そうじゃないんですね。

 

 

性善説で物事をとらえられているからなのか、こういう考えになったのでしょう。

 

医療関係者同士では、言いにくいでしょうから、私がその理由を教えます。

 

 

彼ら実践しないで反対している人達は、真面目に医療について考えて批判しているわけではありません。そうではなく、「否定しろ」という指令を遂行しているだけです。

 

 

否定するのがお仕事ですから、実践するわけありません。

 

 

本気で医療のことを考えていたら、もうすでに結果をだしている医師がいるなら、真似をしない理由がありません。

 

 

 

もう一度言います。

 

 

彼らは最初から否定することが目的です。だから、どんなに「実践してから反論してくれ」と言われても、実践もしないし、素人でも論破できるようなバカげた屁理屈で押さえ込もうとします。

 

 

理論が破綻していようが、自分の品格が落ちようが、関係ありません。潰すのが目的ですから、否定できれば何でもいいのです。

 

 

遺跡を自然石とした大学のように。

 

 

性善説で捕らえてはいけません。そうしている限り、「何故、実践せずに反論してくるんだ?」と悩むはめになります。

 

 

逆に、真実を知っているからこそ、実践しないのかもしれません。

 

 

実践なんてしてしまったら、正しさを証明してしまうことに繋がります。それは、従来の説を覆すことにつながります。つまり、ご主人様に顔向けできないのです。

 

 

実践したら、事象は間違いなく起こる・・・それを知っているからこそ、実践しない、できないのです。だから、口だけで否定します。

 

 

 

教育と洗脳

 

 

学問の実態がこれですから、知識を詰め込む勉強は洗脳に等しいと言えるでしょう。

 

 

常に疑い、確認できることは確認するようにしないと、騙されていることに気づかないように騙されてしまいます。

 

 

私はそういう事を考えながら記事を書いています。

 

 

 

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「代謝(メタボリズム)」とは、体内で起こる化学反応の事です。

 

 

 

そして、生体内の代謝には、大きく分けてつあります。

 

 

 

 

  • エネルギー源である「ATP」を作る代謝

 

  • 「ATP」を使って、「ATP」以外のものを作る代謝

 

 

 

 

細胞には、後者「ATP以外のもの」を作る任務があります。しかし、その活動に必要なエネルギーも自分で作らなければならないのです。

 

 

 

本記事では、前者の、エネルギー源であるATPを作る「エネルギー代謝」についてお話します。

 

 

 

 

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エネルギー物質ATP

 

 

まずは、「ATP」が何なのかについてご説明します。

 

 

日本名は、「アデノシン3リン酸」です。

 

 

 

 

「ATP(エーティーピー)」は、簡単に言うと、エネルギーを溜め込んで充電がMaxの電池のような状態です。

 

 

また、エネルギーを放出して空っぽの状態を「ADP(エーディーピー)」と言います。

 

 

 

ATPとADP

 

 

 

 

そして、充電するには、何段階もの化学反応が起きます。

 

 

 

この「ATP」のエネルギーが無ければ、生体は生きていくことができません。

 

 

 

当然、後者の「ATP以外のものを作る」代謝も行なわれません。

 

 

 

不足すると、慢性疾患の原因になり、無くなれば死にます。どの生物でもです。

 

 

 

その為、「ATP」を作ることが重要なのです。

 

 

 

そして、「ATP」の材料は、糖質、脂質、タンパク質です。

 

 

 

このうち、燃料としてあてになるのは糖質と、脂質です。タンパク質は体の主成分になりますが、燃料としてはイマイチで、あまりあてになりません。

 

 

 

「ATP」については以下の記事で説明しています。

 

 

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

ATPとミトコンドリア

 

 

 

自らの活動資金(エネルギー物質ATP)を捻出するのも、細胞の仕事です。

 

 

 

そのエネルギー物質ATPは、細胞の中の「ミトコンドリア」で作っています。

 

 

 

 

ミトコンドリア

 

(細胞の図)

 

 

 

「ミトコンドリア」とは、一言で言うとエネルギーを作る発電所です。

 

 

 

なので、エネルギーをたくさん必要とする細胞は「ミトコンドリア」をたくさん持っています。

 

 

 

ただし、「ミトコンドリア」は酸素を使って「ATP」を作り出しているので、酸素があることが発電の条件です。

 

 

 

 

酸素がない = ミトコンドリアでATPが作れない

 

 

 

 

 

「ATP」は酸素がないと作れないのか・・・

 

 

 

というと、そんなこともありません。酸素がなくても、「ATP」をつくることは可能です。

 

 

ただし、ミトコンドリア発電所に頼ることはできません。その場合、別の方法で「ATP」を作ります。

 

 

 

 

 

 

ミトコンドリアを使わずにATPを作る

 

 

ミトコンドリアというのは、酸素がないと発電できませんから、酸素が滞る場合は、こちらの発電所は利用できません。

 

 

そんな時でも、細胞の液体部分「細胞質基質(さいぼうしつ・きしつ)」で起こる発電なら、酸素がなくてもエネルギーを作り出すことができます。

 

 

 

細胞質基質の解糖系

 

 

 

この発電方法には、酸素がいらないので、嫌気的解糖(けんきてき・かいとう)という名前がつけられています。(別名:解糖系)

 

 

 

「嫌気的解糖」は、酸素を要求する「ミトコンドリア」に頼らなくてもいいというメリットもありますが、少しの「ATP」しか作り出せないデメリットがあります。

 

 

そして、「酸素が足りない時」というのは、以下のようなケースです。

 

 

 

  • 激しい運動をして酸素供給が間に合わない

 

 

  • 細胞内にミトコンドリアを持っていない細胞(例:赤血球)は、そもそもミトコンドリアに頼った発電自体ができない

 

 

 

・・・このような場合、酸素が必要ない嫌気的解糖によって「ATP」を作り出すことができます。ですが、この方法では作り出せる「ATP」が少ないので、エネルギー不足になります。

 

 

「ATP不足 = 不健康」なので、やはり酸素を使った「ミトコンドリア」でのATP発電の方が、たくさんの「ATP」を作りだすことができるので健康的です。

 

 

 

 

嫌気的解糖 = ATP少ない = 不健康

 

 

ミトコンドリアでの反応 = ATP多い = 健康

 

 

 

 

このように「材料である、糖質、脂質、たんぱく質を分解してATPを作る」反応を「呼吸」と言います。

 

 

 

 

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呼吸とは

 

 

ここで、「呼吸」の定義についてお話します。

 

 

 

一般的に使う「呼吸」という言葉は、「酸素を吸って、二酸化炭素を吐くこと」を意味します。

 

 

ですが、生物学で使う「呼吸」という言葉は、「細胞が有機物を分解して、その過程で生じるエネルギーを「ATP」に蓄えること」を意味します。

 

 

 

 

 

前者が肺で行なっている「外呼吸(ガス交換)」で、後者は「内呼吸(細胞呼吸)」です。「外呼吸」で吸収した酸素を使って、「内呼吸」で「ATP」を作ります。

 

 

本記事では、「内呼吸」について説明しています。

 

 

 

「ATP」にエネルギーをつめる = 内呼吸

 

 

 

 

好気呼吸と嫌気呼吸の違い

 

 

 

エネルギーを「ATP」に蓄える「内呼吸」には、パターンあります。

 

 

先程もチラっとでてきましたが、「呼吸に酸素がいるか、いらないか」です。

 

 

 

  • 酸素が必要な呼吸・・・好気呼吸(こうき・こきゅう)

 

  • 酸素が必要じゃない呼吸・・・嫌気呼吸(けんき・こきゅう)

 

 

 

 

前者の酸素が必要な「好気呼吸」は、動物や植物が行なっています。

 

 

後者の酸素が必要じゃない「嫌気呼吸」は、先程紹介した「嫌気的解糖」、酵母菌や植物等が行なう「アルコール発酵」や、乳酸菌が行なう「乳酸発酵」です。

 

 

 

先程の復習ですが、効率よく「ATP」が作れるのは、酸素を利用した“好気”の方です。

 

 

 

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糖質からATPを作る

 

 

「ATP」の材料になるのは「糖質」「脂質」「タンパク質」でした。

 

 

最初に、「糖質」の代謝について説明します。

 

 

「糖質からATPを作る」というのは、言い換えると、「ブドウ糖からATPを作る」です。

 

 

 

「糖質」というのは、単糖が集まって出来ています。ブドウ糖(英語:グルコース)は単糖の代表です。これが「ATP」の材料になるわけです。

 

 

 

ブドウ糖を分解して「ATP」を取り出すには、まず、「解糖系 かいとうけい」という名前の反応が起きます。

 

 

 

 

解糖系とは

 

 

「糖質」を食べると、消化器官でグルコース(ブドウ糖)に分解されます。

 

 

グルコースは小腸で吸収され、血液によって全身の細胞に届けられます。

 

 

すると、グルコースは、最初に細胞内の液体部分「細胞質基質 さいぼうしつきしつ」に到着します。

 

 

 

細胞質基質の解糖系

 

細胞(簡略化)

 

 

 

ここで行なわれる「解糖系」とは、先程説明した「嫌気的解糖系(けんきてきかいとう)」の事です。「嫌気的解糖」は、名前の通り酸素が必要ありません。

 

 

 

また、「解」「糖」という名前の通り、グルコース(糖質)が分解されます。

 

 

 

何段階か代謝があるのですが、最終的に「ピルビン酸」に変身します。

 

 

 

 

グルコース

 

 

(何段階か代謝)

 

 

ピルビン酸

 

 

 

 

で、その分解の過程で発生したエネルギーによって、「ATP」が2個と、「水素」が生じます。

 

 

 

解糖系について詳しく説明した記事が以下になります。

 

解糖系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

 

で、グルコースは「ピルビン酸」になったわけですが、ここが分かれ道です。

 

 

 

ここから先、もし酸素がなければ、ミトコンドリア発電所で発電することはできません。「ピルビン酸」は「乳酸」になります。

 

 

ここまでだと「ATP」は2個です。つまり、

 

 

 

解糖系 = ATP2個

 

 

 

 

しかし、もし酸素があれば、ミトコンドリアで発電することができます。

 

 

 

 

嫌気的解糖か好気的解糖か

 

 

 

 

(追記)ちなみに、右が健康的なルート、左が不健康なルートです。左のルートに偏ると、乳酸の蓄積を招くので、癌が発生しやすくなります。癌が発生する過程は以下に書きましたので参考にして下さい。

 

癌細胞と癌家系について分かりやすく説明してみた

 

 

 

ここからは、解糖系でできた「ピルビン酸」が、ミトコンドリアのマトリックスの中に進んだ後のお話をします。

 

 

 

 

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ミトコンドリアのマトリックス(クエン酸回路)

 

 

「ピルビン酸」は、酸素がない状態だと、ミトコンドリアで発電する資格がないので「乳酸」になりますが、酸素があればミトコンドリアでもっと多くの「ATP」を作ることができます。

 

 

ミトコンドリアのマトリックスでは、「クエン酸回路 くえんさん・かいろ」という名前の反応が行なわれます。

 

 

 

ミトコンドリアのマトリックスに移動した「ピルビン酸」は、そのままでは「クエン酸回路」に参加することができません。

 

 

 

なので、まず、酵素の働きによって代謝されて「アセチルCoA(あせちるこ・えー)」という物質になります。

 

 

 

 

ピルビン酸

 

 

アセチルCoA

 

 

 

 

さらに、「アセチルCoA」は、マトリックスの中の「オキサロ酢酸」という物質と反応して、「クエン酸」になります。

 

 

 

ピルビン酸からアセチルCoA

 

 

 

そこから、さらに何回も姿を変えるのですが、ぐるっーと一周回って、最後は再び「オキサロ酢酸」になり、また「ピルビン酸から作られるアセチルCoA」と反応する...

 

 

 

と、何度もクルクルと繰り返し反応できるというわけです。

 

 

 

クエン酸回路(TCA回路)

 

 

 

だから「回路」、そして、一番最初に変わるのが「クエン酸」だから「クエン酸回路」です。別名は「TCA回路」です。

 

 

 

この過程で、2分子の「ATP」が生じますが、「水素」も生じます。

 

 

 

この「水素」が、次に続く反応経路で、「ATP」を作るために必要なのです。

 

 

 

 

「クエン酸回路」について詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

 

 

クエン酸回路(TCA回路)について分かりやすく説明してみた

 

 

 

ここまで、「解糖系」→「(酸素あり)クエン酸回路」、と来ました。

 

 

次に続く反応経路の名前は「電子伝達系 でんしでんたつけい」です。

 

 

この反応が行なわれる場所は、ミトコンドリアの内膜です。

 

 

 

 

電子伝達系

 

 

「電子伝達系」は、好気呼吸の最終段階です。反応が起こる場所は、ミトコンドリアの内膜です。

 

 

「解糖系」と「クエン酸回路」で生じた水素は、ミトコンドリアの内膜に集まってきて、酸素と結びつきます。

 

 

 

そして、「ATP」34個と、水を合成します。

 

 

 

「ATP」34個・・・「電子伝達系」の「ATP」の合成は、「解糖系(ATP2個)」、「クエン酸回路(ATP2個)」と比べて圧倒的に多いのが分かると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで、糖質の代謝を簡単にみてきました。次は「脂質」の代謝について説明します。

 

 

 

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脂質からATPを作る

 

 

脂質の代表が「中性脂肪」です。

 

 

中性脂肪は、「グリセロール」と、「脂肪酸が3個」が結合した構造をしています。

 

 

「グリセロール」と「脂肪酸」・・・この2つは、代謝経路が少し違います。前者は、解糖系の途中へ合流しますが、後者は少しずつ分解されて「アセチルCoA」になります。

 

 

 

 

  • グリセロール(グリセリンともいう)・・・解糖系の途中へ

 

 

  • 脂肪酸・・・分解されて(炭素鎖が2個ずつ切れて酸化されて)アセチルCoAに変身する

 

 

 

 

脂肪酸が分解されて「アセチルCoA」になることを「β酸化」と言います。

 

 

中性脂肪から「ATP」を作る場合は、グリセロールの代謝経路と、脂肪酸の代謝経路とを合わせたものになります。

 

 

 

 

脂質のエネルギー代謝の経路

 

 

 

脂質は、糖質やタンパク質に比べると、多くのATPを作ることができます。

 

 

「脂肪酸」は高エネルギーです。

 

 

『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか 著者:宗田哲男』より引用

 

 

通常は、細胞が必要なエネルギー(ATP)は、グルコースが解糖系からピルビン酸とアセチルCoAを経て、TCA回路(クエン酸回路)へと代謝され、さらに酸化的リン酸化によって産生されます。

 

 

このときに、グルコースからATPへと変換されるのは、1分子から2分子です。

 

 

一方、脂肪酸からエネルギーを産生する場合は、脂肪酸が分解(β酸化)されてアセチルCoAになり、このアセチルCoAがミトコンドリアのTCA回路で代謝されてATPを作り出します。

 

 

このときの脂肪酸酸化は、たとえば活性化されたパルミチン酸のβ酸化は、7サイクルくり返されるので、パルミチン酸からは8分子のアセチルCoAができて、それぞれ12分子のATPが生じますから、最終的には129分子という多くのATPが得られます。

 

 

これは、ブドウ糖の場合に比べてかなり大きなエネルギーになります(『ハーパー・生化学』原書27版訳本P157、丸善)。

 

 

(127p)

 

 

 

そして、「グリセロール」は、糖質以外の材料から糖質をつくる「糖新生 とうしんせい」というシステムによって「グルコース」に変換されます。

 

 

 

糖新生については以下の記事をご覧下さい。

 

糖新生の仕組みについて分かりやすく説明してみた

 

 

 

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タンパク質からATPを作る

 

 

「タンパク質」は、糖質や脂質にくらべて、エネルギーとしてあてになりませんが、「ATP」は作れます。

 

 

タンパク質は、アミノ酸が鎖になったものです。なので、まず、タンパク質はアミノ酸に分解されます。

 

 

 

タンパク質

 

 

アミノ酸

 

 

 

ところで、

 

 

糖質と脂質は「炭素」、「水素」、「酸素」からできています。

 

 

タンパク質は「炭素」、「水素」、「酸素」と「窒素」が含まれています。

 

 

ATPを作る時、この「窒素」である「アミノ基」は邪魔なので外されます。

 

 

 

で、「炭素」、「水素」、「酸素」から構成される分子に変換して、クエン酸回路に入るというわけです。

 

 

そして、クエン酸回路の入り方にはいくつかあります。

 

 

 

アセチルCoAになってから、クエン酸回路に入る方法や、

 

アセチルCoAにならずにクエン酸回路に入る方法です。

 

 

 

どのルートを辿るかは、アミノ酸の種類によって決まっています。

 

 

 

ちなみに、外された「アミノ基」は、そのままでは毒性のある「アンモニア」になります。これは体に悪いので、「尿素」に作り変えられ、最終的に尿中に排泄されます。

 

 

 

説明について

 

 

 

本記事では、全体の流れが掴めるように、細かい部分はかなり省略して説明してみました。

 

 

ここで書ききれなかった細かい部分は、今後、必要であれば、それぞれの記事のテーマに合わせて、深堀して説明していくつもりです。

 

 

 

(追記)エネルギー代謝の視点から見た健康

 

 

「糖質」、「脂質」、「タンパク質」のうち、「タンパク質」は体の主成分でエネルギー源としてはあてにならないので、「ATP」の主な材料は「糖質」と「脂質」になります。

 

 

脂質はエネルギーです。

 

 

一方、糖質は「解糖系→クエン酸回路→電子伝達系」と進めばエネルギーですが、「解糖系」だけだとエネルギーで「乳酸」を発生させます。

 

 

当然、健康に良いのは「脂質」です。

 

 

糖質の場合は、代謝が「解糖系に傾いて乳酸を発生させる」か、「ミトコンドリアまで進んで代謝し切る」かによって、健康状態が変わってきます。

 

 

乳酸はpH5程度の酸性です。その為、蓄積すると血液が酸性に傾き慢性疾患の原因になります。

 

 

糖質を摂られている方が健康の為に気をつけた方がいい事は、代謝を「解糖系」に傾けない事です。以下はその為の具体的な方法になります。

 

 

ベジタリアンや糖質を止められない人が、健康の為に摂っておきたい栄養素とは

 

 

 

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