お知らせ

 

 

私達は憲法によって言論の自由が守られているので、

食や健康等の問題を主張する事ができます。

 

 

 

 

元々憲法改正賛成派だった人の解説です。

 

 

 

 

谷本議員と一緒に飛行機を降ろされたもう一人の人物・高橋清隆氏について

 

 

 

谷本議員らがノーマスクで強制降機! 釧路空港のエアドゥ機、「憲法違反を公然と行う航空各社への行政指導を国交省に求める」

 

 

一緒に飛行機を降ろされた反ジャーナリスト高橋清隆氏による、谷本誠一議員のインタビュー動画です。

 

 

 

 

 

身近な人が被害に合った時の為に

とりあえずブックマークをお願いします。

 

 

 

 

 

 

月別:2016年10月
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親知らずの跡地に「骨」が出現。歯槽骨鋭縁が出た時は歯医者へ

本日は「骨」を抜く為に、歯医者に行ってきました。

 

 

7月末に親知らずを抜いたのですが、数日前から「親知らずを支えていた骨」の残りが、「抜いた歯の跡地」からちょこっと飛び出しました。もちろん、「抜歯後に出来た穴」はとっくの昔に塞がっていますが、体が「不要になった歯」を押し出しているようです。

 

 

骨としては薄くて小さくて、ちょうど「指のさかむけ」を太くしたようなサイズです。一応骨なので、硬くて口の中にあたるため、抜いてもらいました。10秒もかかりませんでした。

 

 

ちなみに8月にも一度今回のような欠片が出てきて取ってもらったので、今回は2度目になります。

 

 

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なぞの欠片の正体

 

 

ネットで調べてみると、この骨の欠片の事を「歯槽骨鋭縁(しそうこつえいえん)」と言うそうです。

 

しかし、wikipediaにも「歯槽骨鋭縁」は載っていませんでした。そんなに知られていないのでしょうか。仕方なく「歯槽骨」を調べてみると、

 

 

『wikipedia 歯槽骨』より引用

 

歯槽骨(しそうこつ)とは、顎骨の骨体部と歯牙を結ぶ骨で歯槽突起とも言う。歯槽骨は、固有歯槽骨と支持歯槽骨とに分けられる。人体の場合、解剖学的に独立した骨体ではない。歯槽骨の「歯槽」とは、歯を入れ置く槽という意味を持つ。

 

 

単純に描くとこんな感じでしょうか。

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「鋭縁(えいえん)」という単語はウィキペディアにはありませんでしたが、これはそのまま「縁が尖っている」と解釈していいでしょう。つまり「歯槽骨鋭縁」とは、歯を入れる骨(歯槽骨)のふちが尖った状態ですね。

 

 

これを知らなかったので、最初に歯茎を突き破って出てきた時は、一瞬「歯が残っているのかな」と思ってしまいました。

 

 

 

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歯槽骨鋭縁は必ず出るわけではない

 

 

親知らずは、4年前に2本、今年に残り2本を抜きました。ですが、他の3本はこのような現象は起こっていません。「歯の骨」なら、どの歯にもあるわけです。しかし、この歯だけ欠片が残るというのが不思議です。

 

 

違いと言えば、他の3つの親知らずは、比較的真っ直ぐ生えていたので、歯茎を切る必要もなく、簡単に抜けました。唯一「骨が出てきたところにあった親知らず」だけは、真っ直ぐではなく横に向かって変な生え方をしていたので、歯茎を切って取ってもらいました。

 

 

歯自体は、とても綺麗に抜けましたし、私もそれは確認しました。

 

 

抜歯後、穴は普通に塞がったので、表面も問題ありませんでした。だから、その後しばらくして、口の中に何か刺さった時は、「歯はきれいに抜けたはずなのに、何だこれは?」となったわけです。

 

 

穴が消える時、「残っていた骨の欠片」ごと、覆い被さるように塞がっていったんだと思います。

 

 

先生曰く、通常は、覆いかぶさった後、「不要になった骨の欠片」は自然に溶けて吸収されるそうです。ですが、まれに、私のように外に出てくるケースもあるようです。2回出てきたので、中にまだ残っていたら、また出てくるかもしれません。

 

 

 

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親知らずについて

 

私は親知らずを 下は4年前に、今年に入って上を抜きました。4回とも、抜歯も、その後麻酔が切れてからも、特に問題ありませんでした。上の歯を抜いて麻酔が切れた時に「ちょっと痛いかな」と感じたので、一回だけ痛み止めを飲みましたが、痛み止めは普通に効いたので楽でした。

 

 

親知らずを抜く前は、「痛み止めが気休め程度しか効かない」だの、「顔が腫れた」だの、散々人に言われたので、ビビッていたのですが、抜いてみるとそれ程でもありませんでした。

 

 

むしろ、それまでして来た過去の虫歯治療の方が圧倒的に痛かったし、治療も長かった気がします。それまで通ってきた歯医者さんと比べても、処置が上手い気がしました。

 

 

私が親知らずを抜いてもらう為に通っている歯医者さんは、たくさんある歯科医の中から吟味して選んだわけではありません。

 

一番最初に抜いた親知らずが痛くなった時、日曜日でした。その時は、とにかく今の痛みをなんとかして欲しい気持ちでいっぱいでした。「日曜日でも診療している歯科医」を条件に探したのですが、それがヒットでした。

 

 

後でネットで「親知らずは口腔外科で抜いてもらった方がいい」という情報を得たのですが、その「たまたま日曜日開いていたから行った歯医者」が歯科であり、口腔外科でもあったのです。どうりで腕がよかったわけです。腑に落ちました。(人にもよると思いますが)。

 

 

私の場合、前日までなんともなかった親知らずが、ひそかに「トンネル虫歯」になっていて、それが原因で、夜中の3時に激痛で目が覚めました。

 

 

先生は、虫歯になった親知らずを「すぐに抜かなくても、残す方法もありますよ」と言ってくれましたが、思い切って抜いてもらうことにしました。気をつけていても、歯の中が虫歯になる「トンネル虫歯」になったので、またいつなるかわからないからです。

 

 

腕も良かったですが、すぐに抜こうとせず、例え親知らずでも「歯を残す」という選択肢を与えてくれたので、とても信頼できる先生だと思いました。
以来、こちらでお世話になって、残りの親知らずも抜いてもらいました。

 

 

※追記:後にこの先生に助けられたお話が以下になります。

 

根管治療体験⑥ずっと悪化していた症状の流れが変わった

 

 

 

親知らずを「恐ろしいから抜かないでおこう」と思う人は結構いると思いますが、私のように虫歯になって突然激痛に襲われるケースもありますのでお気をつけ下さい。

 

 

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糖質制限中に起きた食欲不振を治す為に、例外的に甘い物を食べて分かった糖質の依存性

 

私は糖質が多く含まれている「穀物」や「野菜」が好きでしたが、それ以上に「甘い物」が大好きでした。

 

 

喫煙もしないですし、お酒も飲まないので、唯一の嗜好品である糖質にかなり依存していました。

 

 

ところが、1日10g以下のスーパー糖質制限を行なったことにより、甘いものはもちろん、お米等の穀物、野菜を欲しいと思わなくなりました。

 

 

 

「食べたいな」と思っていたのは、始めた2~3週間で、それを過ぎると糖質が無くても平気になります。

 

 

ただし、脂質が不足しているとダメです。

 

 

 

私は徹底的にやるタイプなので、糖質制限を始めてから、外食以外は厳格に糖質を減らしていました(※たまにする外食は普通に食べます)

 

 

糖質制限が成功してからは、甘い物が食べたくなることはなかったのですが、例外的に自宅で甘い物を食べた事がありました。

 

 

その期間は3ヶ月です。

 

 

 

理由ですが、食欲がなかったので、あえて糖質を食べました。

 

 

体には悪かったですが、それによって学んだ事をお話します。

 

 

まず、スーパー糖質制限中に食欲が無くなった原因についてお話します。

 

 

 

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甘いものを食べた理由

 

 

 

昨年暮れに、祖母が急に無く亡くなって、それによって2~3ヶ月調子を崩しました。

 

自分では、特にふさぎこんだつもりはありません(そういう性格ではありませんし)。

 

 

ですが、訃報を聞いた時、鶏肉を食べていたのですが、その瞬間、一気に食べる気が失せてしまいました。胃が閉じてしまったような感覚です。

 

 

一応、その時食べていたものは、休憩しながら完食しましたが、その後長い間、食欲が消えました。

 

 

なんというか、「食べるのがめんどくさい、どうでもいい」と思うようになったのです。

 

 

一週間前に元気だったので、亡くなったとは信じられず、ボーっとしていました。夜も考えてしまい、寝つきも悪いし、早く目が覚めます。

 

 

「食べるのがめんどくさい」と思っても、何も食べないわけにはいきません。

 

 

でも、とにかく欲しくないのです。

 

 

過去に、断食や、一日一食もやっていましたが、その時の「食べなくても平気」という感覚と明らかに違います。「胃」がどうこう・・・とかではなく、「口」に物を入れたくないのです。

 

 

糖質制限を始めてから、半年以上続けて摂っていたプロテインやバターも、この時からしばらく止めました。これらを摂った方が明らかに調子がいいのですが、この時は食事だけで十分でした。

 

 

その為、脂質もタンパク質も摂取量が減りましたし、それに伴って筋肉も落ちました。

 

 

でも、「そのうち治るだろうから、しばらくは放っておこう」と思いました。

 

 

で、一ヶ月くらい、身内と集まっては、遺品の整理を行いました。片付けをしていた時は、部屋に生前の面影がありましたが、住まいを引き払うと、「本当に終わったんだな」という感じがしました。

 

 

眠たくなるのに、目をつぶると何故か眠れません。3日に一度ようやく本当に寝るみたいな感じでした。元々不眠症ぎみではありましたが、一日以上寝られないことはありませんでした。

 

 

さすがに寝てない、食わないはマズイと思ったので、とりあえずプロテインを飲もうとしましたが、一杯飲み干すこともできません。ただでさえマズイのに、この状態ではキツかったです。

 

 

せめて食欲だけでも戻ってくれればと思ったので、糖質制限実践者としては邪道ですが、あえて糖質を食べることにしました。

 

 

 

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食欲を戻す事を最優先にした

 

 

 

私は、糖質の毒性を知っていますし、このブログでも度々お話してきました。

 

だから、「糖質は体に良くない」と分かった上で食べました。

 

 

「好きなものだったら食べられるだろう」という理由もありますが(※嫌いで止めたわけではないので、好物であることには変わりありません)

 

 

糖質の「また食べたい」と思う依存性の強さを逆手に取ってやろうと思いました。

 

 

糖質なら食欲が戻るのではないかと考えたわけです。

 

 

それによって、一時的に体を傷つけることにはなりますが、とりあえず「超小食」を解決するのが先決です。

 

 

食事は基本的にスーパー糖質制限のままにして、一日一回、わずかなお菓子を食べることにしました。

 

 

糖質制限を始めてからも、たまに頂き物の茶菓子を断れず、食べることはありましたが、「自分の好きなものを選んで食べる」のは久しぶりでした。

 

 

夕食を済ませて、8時くらいにチョコレート味のドーナツを一個食べてみました。

 

 

甘くて美味しいので、幸せな気分になりました。

 

 

ホッとするというか、本当に、この瞬間は色んな事を忘れます。久しぶりに「美味しかった」と思いました。

 

 

嬉しい事に、この日は寝つきもよかったです。

 

 

「ゴチャゴチャ余計な事を考えないようにする為」とか、「安心感を得る為」だったら、糖質は抜群の威力を発揮します。

 

 

 

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(追記)糖質の依存性

 

 

肉や脂は美味しいですし栄養面からしても優れていますが、食べた時に幸せな気分になる事に関しては糖質には勝てません。

 

 

その理由がこちらになります。

 

 

『Daiwa ドクターからの健康アドバイス 糖質と甘味は中毒になる』より引用

 

 

脳内報酬系が活性化されると快感を感じる

 

 

 

人間を含めて動物は「気持ちがよい」とか「快感」を求めることが行動の重要な動機になります。

 

 

このような快感が生じる仕組みは脳内にあり「脳内報酬系」と呼ばれています。

 

 

脳内報酬系は、人や動物の脳において欲求が満たされたとき、あるいは満たされることが分かったときに活性化し、その個体に快感の感覚を与える神経系です。

 

 

(中略)

 

 

糖質と甘味は脳内報酬系を刺激する

 

 

糖質も甘味も薬物依存と同じ作用をすることが動物実験などで明らかになっています。

 

 

快感を求めて甘味や糖質の摂取を求め、次第に摂取量が増え、摂取しないとイライラなどの禁断症状が出てきます。

 

 

ラットの実験で、コカインよりも甘味の方がより脳内報酬系を刺激するという結果が報告されています。つまり、甘味はコカインよりも中毒(依存性)になりやすいという実験結果です。

 

 

砂糖の多い食品や飲料の過剰摂取は甘味による快感によって引き起こされ、これは薬物依存との共通性が指摘されています。そこで、甘味による依存性(甘味中毒)と薬物に対する依存性(薬物中毒)のどちらが強いかを比較する目的で実験が行われています。

 

 

この実験では、ラットを2つのレバー(ドアの取手)があるケージに入れ、一つのレバーを押すとコカインが静脈注射され、もう一つのレバーを押すとサッカリンの入った水を20秒間だけ飲めるような仕組みを作って実験しています。

 

 

するとほとんどのラットはサッカリンの入った水を飲むレバーを多く押したという結果が得られたのです。

 

 

サッカリンは砂糖の200倍以上の甘味があるカロリーゼロの人口甘味料です。

 

 

コカインは中枢神経を興奮させて強い快感を得るので薬物依存症(薬物中毒)になりやすい覚醒剤です。

 

 

サッカリンの代わりに砂糖でも同じ効果でした。

 

 

サッカリンに対する嗜好はコカインの投与量を増やしても変わらず、コカイン中毒になったラットを使ってもサッカリンの方を選ぶという結果が得られました。

 

 

つまり、この実験結果は、甘味に対する中毒はコカイン中毒よりも勝るということを示しています。

 

 

(中略)

 

 

糖質は脳内麻薬の産生を増やす

 

 

グルコースは脳神経の主なエネルギー源です。

 

 

したがって、糖質の多い食事で血糖が上がることは脳にとっては快感となり、報酬系を活性化するように糖質を求めるようになります。また、甘味自体が味覚神経系を介して報酬系を活性化します。

 

 

さらに、甘味物質や糖質は脳内麻薬と言われるβーエンドルフィンの産生を増加させることがラットを用いた実験で報告されています。

 

 

 

気休めや、逃げの為に、一時的に糖質を使用したわけですが、予想通り気分が良くなりました。

 

 

さんざん糖質を危険視していた私ですが、この時ばかりは、糖質の依存性に頼ってよかったと思います。

 

 

ただし、

 

 

 

寝つきは良かったのですが、問題が起きました。

 

 

 

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問題発生

 

 

寝られたのですが、3時間後に気分が悪くなって目が覚め、吐いてしまいました。

 

 

 

食べなれないドーナツを一個を食べたので体がビックリしたんだと思います。この時だけかと思いましたが、その後、2回同じような事が起きました。

 

 

以前、

 

 

 

「消化に良いのは動物性食品で、植物性の食品は消化に良くない」

 

 

「動物性の食品を食べた30後に吐こうとすると、既に消化が終わっていて吐けない。植物性の食品を食べた30分後に吐くと、ほぼ原形のまま出てくる」

 

 

・・・という話を読んで、私は「この説は真実だと悟った」と、お話した事があります。

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

 

ですが、話を読んだ時点では、なんとなくでした。

 

 

そして、実際に糖質制限を始めてからも、「この説の通りだ」と体感する事はありましたが、実際に目で見たわけではありません。

 

 

ですから、「この説は事実だった」と自信を持って言い切れるようになったのは、実際に吐いたこの時です。

 

 

この「途中で目が覚めて、吐いた」という現象はいまだに謎ですが、気分的なものだったのだと思います。

 

 

最初は、お菓子を食べた日に起こったので、お菓子を疑ったのですが、そうではありませんでした。

 

 

2回目は豚肉と韮とモヤシを煮た料理を食べた数時間後、3回目は鶏肉に塩コショウをつけて焼いただけの料理を食べた数時間後です。

 

 

 

だから原因は、お菓子を食べたからでも、食べ物の質でもなさそうです。症状があった日となかった日の違いはよく分かりません。

 

 

ちなみに、1回目から、3回目までは、一ヶ月程の日にちが空いています。

 

 

原因は分からなかったのですが、ドーナツは吐いてしんどかったので止めて、チョコレートなどを食べることにしました。

 

 

その理由ですが、私は糖質を一定以上の量食べると、目が痒くなったり、吹き出物がでるからです。

 

 

 

 

 

それは嫌なので、これらの症状が続かないように、お菓子の糖質量は50g以内を目安にして(チョコレートだけなら意外と少ない)、さらに、「合間でお菓子を食べない日」も設けました。

 

 

 

糖質は止めると欲しくなくなるが、摂り始めると中毒になる

 

 

糖質制限を続けていると、たまに甘いものを口にしたら、

 

 

「甘っ!!」・・・と、ビックリするぐらい甘く感じます。

 

 

 

私のような元糖質狂いでもこのレベルになります。

 

 

 

甘い味付けがなくても平気になります。

 

 

 

今、炭酸にレモンを絞って無糖で飲んでいますが、レモンも酸っぱさの中に甘みを感じます。他の人に飲ませたら「何これっ!?」と不評なので、マズイのだと思いますが、こんなのでも私には美味しく感じます。

 

 

糖質制限に慣れてくると、こんな感じで、お菓子などは甘すぎて食べる気が失せてしまうようになります。そこまで思わなくても、「別に無くてもいいかな...」ぐらいのレベルにはなります。

 

 

糖質制限が習慣化すると、一時的に付き合いで食べても、感覚が変わっている状態なので「甘すぎる」と思って終わりです。「次も食べたい」と思う事もなく、翌日には普通に糖質のない生活でも苦痛を感じません。

 

 

そこまでくれば糖質制限は結構楽なのです。糖質を我慢することが、それ程苦じゃなくなります。

 

 

というか「我慢」という概念がなくなります。

 

 

ですが、再び継続してお菓子を食べるようになったことで、糖質制限をしていた時に感じていた、「甘すぎる」という感覚は次第に薄れ、「次もお菓子を食べたい」と思うようになっていきました。

 

 

目的は、その食欲だったので、一応成功です。

 

 

食べない日を設けてはいましたが、それでも定期的にお菓子を食べるという行為によって、気が付いたら、食べない日も、「お菓子を食べたい」と思うようになりました。

 

 

徹底した糖質制限をしていた時は、付き合いで外食をしてもそこで終わりで、「次も糖質を食べたい」とは思わなかったのにです。

 

 

しかも、お菓子がないとイライラしてくるようにもなったのです。

 

 

昔はそれが普通だったのでなんとも思わなかったのですが、糖質制限の理論を理解した上でこの現象を観察すると、糖質の依存性を強く感じました。

 

 

その違いに気付いたので、ヤバイな・・・と思い始めました。

 

 

 

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消化に良い食べ物と、消化に悪い食べ物

 

 

糖質中毒になりかけましたが、おかげで、この頃には、食べることが少しずつ好きになり、安心して寝られるようになりました。なので、「もうそろそろ潮時かな」と思っていました。

 

 

そんな時に、また吐きたくなりました。

 

 

 

1回目と2回目の時は普通に吐いたので気が回らなかったのですが、3回目であることに気がつきました。

 

 

 

3回目は吐けないのです。

 

 

 

吐きそうになるけど、出るものがありません。胃液です。

 

 

明らかに1回目と2回目と違います、前の2回は全部吐き出せたのに、3回目はどう頑張っても無理でした。

 

 

ここで、前の2回は吐けたのに、何故、今回だけ吐けないのかを考えました。

 

 

 

この時に、「動物性の食品だけを食べて、30分後に吐いたら、吐けない」という話を思い出したのです。

 

 

 

振り返ってみると、1回目は糖質だけ。2回目は糖質とタンパク質と脂質の組み合わせ。3回目はタンパク質と脂質だけでした。

 

 

 

 

1回目・・・ドーナツ(吐ける)

 

 

2回目・・・豚肉・韮・モヤシ・キムチ鍋の元(吐ける)

 

 

3回目・・・鶏肉(吐けない)

 

 

 

動物性の食品(タンパク質、脂質)だけだと消化が早い」という話を思い出して、「そうだった!」と思いました。

 

 

私の場合、自然に吐いたので、実験のように「タンパク質も炭水化物もどちらも食後30分後に吐いて確認」・・・という程の正確さはありません。しかし、食べたタイミングや、吐くタイミングはそんなに違わないので、似たような条件で比較することができました。

 

 

納骨が終わった頃、食欲や睡眠も通常通りになり、夜に突然気分が悪くなって吐くという謎の症状も無くなりました。

 

 

よくわかりませんが、墓まで見届けた事で、気持ちが納得しました。

 

 

このような形で、途中で糖質制限を緩めてしまいましたが、良い経験になったと思います。

 

 

それまでは、「断糖肉食だと消化がいい」という話を学び、その説が真実かどうかは「食後数分で動き回れる」とか、「胃がもたれない」とか、どちらかというと「感覚的なもの」で実感していました。

 

 

ですが、実際に吐いて、消化具合をそれぞれ比較できた事によって、確信することができました。

 

 

 

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糖質の性質

 

 

私は糖質制限を続けて調子が相当良かったのですが、それでもショックによって中断を余儀なくされました。

 

 

おまけに、否定していた糖質の「依存性」を利用して回復させるという手段を使いました。

 

 

栄養価の高い肉や魚には、このような性質はありません。

 

 

 

脂質であるバターを食べると、エネルギーが満ち足りる「満足感」はあります。

 

 

しかし、同じく「脂と砂糖の塊」であるチョコレート(糖質)を食べた時の「満足感」はこれとは異なります。バターが「満足感」だけなら、チョコレートの場合は「満足感」と「幸福感」も感じます。

 

 

あの時の私は、「バター」では満足どころか食べることもできず、糖質の入った「チョコレート」には何故か満足・安心できました。それによって症状が楽になったのは否定しません。

 

 

糖質を食べたことで、「回数が増すほど糖質に対する欲が甦ってきた事」、「糖質は理由がなくても気持ちを落ち着けてくれる効果がある事」、「糖質が薬物に例えられる理由」がよくわかりました。

 

 

食欲の為、気分を良くする為に糖質を摂ったわけですが、やる気がなくなったり、集中力が落ちることもあります。なので基本的には、この方法は危険です。また、場合によっては、依存に負けて、再び糖質を止められなくなる可能性もあります。

 

私は、例え一時的にお菓子を摂り続けて依存しても、糖質制限に成功しているので、その後、確実に止められる自信がありました。だから、依存をキッカケにして、食欲を呼び戻す為に使ったわけですが、あくまで「キッカケ」です。

 

 

食欲は戻せても、リスクがあることをわかった上で利用しました。

 

 

「食欲不振と睡眠不足による急性的な害」と「糖質摂取による慢性的な害」を、天秤にかけて、やむを得ず後者を選択した事を強調しておきます。オススメはしません。

 

 

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ビタミンやミネラルをしっかり摂ろうと思ったら、サプリメントや食品から摂ることになります。

 

 

食品の場合、ビタミンやミネラルが豊富なのは、やはり野菜や果物ですね。

 

 

 

野菜も果物も、世間一般では「健康的」なイメージです。

 

 

 

しかし、それは半分正解で、半分間違いです。

 

 

 

何故なら、野菜や果物には、健康に必要な「ビタミン」や「ミネラル」が豊富に含まれていますが、体に害を与える「糖質」も多く含まれているからです。

 

 

これらを摂る時には、メリットだけでなくデメリットも摂っていることを忘れてはいけません。

 

 

その事に気が付かず、「ビタミン」や「ミネラル」の欠乏を恐れるあまり、健康目的で野菜や果物を摂ると、逆に糖質を過剰摂取してしまう可能性があるので注意して下さい。

 

 

私は、健康に気をつけたいなら、ビタミンやミネラルの欠乏を何とかしようとするより、先に糖質の過剰摂取の方を治した方がいいと思います。

 

 

 

糖質の過剰摂取を治さない状態では、何をしても効果が半減するからです。

 

 

それは、例えるなら、穴の開いたバケツを塞がずして、水を注ぐようなものです。

 

 

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気付かない害

 

 

 

世の中には、「白砂糖は悪だが、黒砂糖や蜂蜜はOK」とか、「砂糖は体に悪いが、植物性の食品は体に良い」という話があります。

 

 

一見、どこにでもありそうな健康の話ですが、

 

実はこれ、矛盾しています。

 

 

白砂糖も、黒砂糖も、蜂蜜も、野菜も、果物も、全て同じだからです。

 

 

何が同じかというと「糖質」が含まれていることがです。これらは、形も味も違いますし、含まれているビタミンやミネラルも違います。

 

 

 

しかし、「糖質」を多く含んでいることだけはどれも共通しています。

 

 

 

「砂糖の糖質」で起こる事は、「他の植物性の食品の糖質」によっても起こります。だから、「砂糖(糖質)を摂るのが悪い」のなら、同じように「他の植物性の食品(糖質多い)も悪い」ことになります。

 

 

しかし、「白砂糖を否定しながら、一方で、他の植物性食品を肯定する人」は結構おられます。

 

 

白砂糖には厳しいのに、多くの植物性食品に含まれる糖質は、何故か無視なのです。

 

 

その理由に「白砂糖は精製されていてミネラル・ビタミンがないから悪い」を挙げられます。

 

 

 

違うだろ

 

 

・・・と、言ってやりたいです。

 

 

 

砂糖が悪い一番の理由は「糖質」だからです。

 

 

ビタミンやミネラルがただないだけでは、何も起こりません。プラスにもなりませんがマイナスにもなりません。

 

 

しかし、「白砂糖は精製されてミネラル・ビタミンがないから悪い」という理屈を聞いたら、知らない人は「ビタミンやミネラルがある甘味料なら安全」な気がしてくるでしょう。

 

 

というよりも、ビタミンやミネラルが強調されると、「糖質は体にダメージを与える」という本質が忘れられます。

 

 

 

こうして、いつの間にか、問題がミネラル・ビタミンの話にすり替わっていきます。

 

 

 

ビタミンやミネラルの必要性を強調するのはいいのですが、私からすると、このような話の展開は「糖質の害」の話を煙に撒かれた気分になります。

 

 

 

 

チャラにはならない

 

 

質のいい土壌で育った植物性の食品は、ビタミンやミネラルが豊富でしょう。

 

 

ですが、「ビタミン・ミネラルがあるから、糖質の害はチャラ」というわけにはいきません。

 

 

穀物でも野菜でも果物でも、「1つの固体」の中に様々な栄養が一緒に含まれているので、メリットのある栄養も、デメリットな栄養も、同時に取ることになります。

 

 

 

財産だけでなく負債も相続するようなものです。

 

 

 

実は、野菜や果物というのは、負債の方が大きいのです。

 

 

 

サプリメントの場合は、狙った栄養素を単体で摂ることも可能ですが、食品はそのようなことは出来ません。野菜や果物を食べれば、メリットとデメリットの両方を同時に取り込むことになります。

 

 

メリットが輝いて見えても、デメリットが消えるわけではありません。

 

 

ですが、「野菜や果物はヘルシー」と、メリットばかりのように宣伝されているので、多くの人は「その影に隠れる糖質のデメリット」を、無かった事のように感じていることでしょう。

 

 

 

植物性の食品に、いくらビタミンやミネラルが豊富に含まれていても、抱き合わせで「その量をはるかに上回る毒物」を摂取すれば、体には負担がかかります。

 

 

しかし、その情報を教えずに、メリットばかりを強調すれば、みんな「健康の為に」とこれらをバクバク食べます。害はないと信じているので、とんでもない量の糖質をとっている事にも気付かないのです。

 

 

過去の私も例外ではありません。野菜や果物に含まれている糖質に油断していました。

 

 

私は健康にいいと信じて、緑黄色野菜のポタージュスープを毎日飲んでいました。

 

 

スープメーカーで作っていたので、生クリームとか余計なものを入れなくても、野菜だけで美味しく仕上がります。偏らないように、人参、かぼちゃ、トマト、さつまいも、カリフラワー、ほうれん草など、緑黄色野菜をメインに、その時々で色んなものを混ぜていました。

 

 

上手いんですよ、これが。

 

 

ビタミンやミネラルが豊富に摂れると思っていたのでガブガブ飲みました。

 

 

 

その糖質量...

 

 

 

今考えたらゾッとします。

 

 

このように、ビタミンやミネラルばかりにこだわると、「気にしなければならない糖質」の存在を忘れてしまいます。

 

 

そしてメリットばかり強調するのは悪質だということがお分かりいただけると思います。両方伝えて、その上で選択させればいいのに、そうしないから選択を誤るわけです。

 

 

給料が今月から10万円上がっても、今月からギャンブルで20万円浪費したら意味がありません。それよりは「給料は今のままだけど、浪費なしで真面目に過ごす」方が、安全な生活が送れます。

 

 

また、「給料は多いけど、暴力を振るう旦那」より、「給料は少なくても、暴力を振るわない旦那」の方が、幸せになる確率は高いでしょう。

 

 

メリットに飛びつく前に、「抱き合わせで付いてくるデメリット」が、どんなものなのかまで考える必要があります。

 

 

 

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糖質の害を避けることは重要

 

 

糖質の害は軽く見られているので気にする方は少ないかもしれません。

 

 

 

しかし、糖質は「糖化」、「癌」、「感染症に弱くなる」・・・等、慢性疾患の原因になります。

 

 

(追記)ここで、「糖質が体に与える影響」について一部を紹介します。

 

 

  • 多くの人がなる本態性高血圧の原因は「塩」ではなく「糖質」です。

 

 

血圧が高いほど健康で長生きできる!原因を根本的に間違えている高血圧の食事や治療

 

 

血圧と、本態性高血圧の原因について分かりやすく説明してみた

 

 

  • 癌の原因は、糖質が分解されてできる「ブドウ糖」を代謝する時に発生する「乳酸」の蓄積です。

 

 

余命わずかの末期癌患者が退院できたのは病院での栄養療法のおかげだった!

 

 

  • 糖化は全身を細胞レベルで弱らせます。

 

 

糖質の毒性は遅効性。体に合わない物を食べると、表面的には問題がなくても水面下では体が劣化する

 

 

 

ビタミンやミネラルが欠乏する事によって起こる病気もたくさんあるので、「ビタミンやミネラルを全く気にするな」とは言いません。

 

 

ですが、現代人にとって一番の問題は、ミネラル・ビタミンが足りない事よりも、糖質という(人間にとっての)毒物に絶えず晒されている事だと思います。

 

 

 

「借金を抱えている人」が一番にしなければならないのは、無駄な出費をカットする事です。

 

 

同じように、健康も「体にダメージを与えるもの」をまず止める。その方が効率よく改善できます。

 

 

 

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ビタミンやミネラルが欠乏する原因

 

 

私が、ビタミンやミネラルの欠乏を心配するよりも、先に体が糖質の害を受けているかどうかに注目した方がいいと思う理由は他にもあります。

 

 

まず、ビタミンやミネラルが欠乏する2つの理由を見てください。

 

 

 

 

  • ビタミン・ミネラルの摂取量が少ない

 

 

  • 摂取量は足りているが、糖質の過剰摂取で、せっかく摂ったビタミン・ミネラルが消費される

 

 

 

糖質には後者のようなデメリットもあります。

 

 

 

私は、「現代人のビタミンやミネラルの欠乏」の主な原因は、「糖質の過剰摂取」にあるのではないかと疑っています。

 

 

ビタミンが不足して壊血病になった「昔の船乗り」と違い、現代は十分過ぎるほどの食料があります。例え土壌の質が低下して、1つの食材の栄養の量が昔より減っていたとしても、それを補うほどの量は食べているはずだからです。

 

 

それなのに不足するのは、どこかから摂取した栄養が漏れ出している可能性があります。

 

 

それか、食べただけで、最初から栄養が吸収されていないということも考えられます。

 

 

そもそも、植物性食品は人間の消化器官には適していないのですから、そのような現象が起こっていたとしても何の不思議もありません。

 

 

 

意味のない栄養の摂り方

 

 

糖質は栄養泥棒・・・という言葉があります。

 

 

上手いこと言うなぁ・・・と思いました。

 

 

「糖質」は体内で分解されて、エネルギーとして使われる時に、ビタミンやミネラルを消費します。

 

 

野菜や果物を摂ると、ビタミンやミネラルと、同時に糖質も摂ってしまうと言いました。

 

 

しかし、それだけではなく、せっかく「健康の為に」と思って摂ったビタミンやミネラルが、「糖質」にとられてしまうのです。

 

 

正に泥棒です。栄養だけでなく、食費やサプリメントのお金ももったいないです。

 

 

 

(追記)昔はどの健康食品を飲んでも効果がほとんど感じられませんでした。

 

 

サプリメントや健康食品に対する考え方と、飲む理由について

 

 

 

糖質を過剰に摂りながらだと、ビタミンやミネラルを摂っても取っても意味がありません。

 

 

貧乏なのは給料が少ないからとは限りません。例え給料を沢山貰っていたとしても、それを上回る浪費をしていたら、例え毎月100万稼いでも貧乏なのです。

 

 

ビタミンやミネラルの消費を上回る量をサプリで補えばいいのかもしれませんが、かなりお金がかかります。

 

 

経済的な視点からみても、そのような無駄な事をするより、糖質の摂取量を見直した方が良いと考えます。

 

 

昔の私は「糖質の処理にビタミン・ミネラルが使われている」という知識が無かったので、他のことには気をつけても、糖質の過剰摂取だけはそのままでした。その結果、せっかく摂ったビタミンやミネラルがパクられまくっていました。

 

 

 

 

  • ビタミンやミネラルを摂る為に野菜や果物を食べるが、そこに含まれている糖質を消費するために、ビタミンやミネラルを浪費する

 

 

 

  • 高いお金を払って健康食品を買うが、糖質を大量に食べるので、健康食品から摂ったビタミンやミネラルが使われる

 

 

 

 

ビタミン・ミネラルはただでさえ不足しがちな栄養素です。それを「糖質の代謝」という作業で浪費してしまってはもったいないと思いませんか。

 

 

給料をもらったら、何かを買ったり、家を直したり、出来るだけ建設的に、自由に使いたいですよね。栄養素だって、せっかくいい栄養素が体の中に入ってきたら、体を修復したり等、建設的な事に使いたいものです。

 

 

 

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枝葉ではなく本質を見る

 

 

「メリット」よりも「デメリット」の方が大きい場合、注意が必要です。

 

 

何度も言いますが、ビタミン・ミネラルに注目するのはいいですが、本質を「糖質」から逸らすべきではありません。

 

 

糖質から話の本質がズレるから、ビタミン・ミネラルのあるなしで、揉めるようになります。例えば、

 

 

 

白砂糖はダメ、でも黒砂糖はいい、てんさい糖はいい、蜂蜜は・・・等と。

 

 

 

また、「砂糖」と、「他の糖質を含む植物性の食品」を別の物として区別すると、混乱と誤解を招きます。

 

 

これらにどんな栄養素が含まれているのかをみていくと、「ビタミンやミネラルがついているか、ついていないか」という違いはありますが、どれも姿が違うだけで「糖質」と「糖質」です。

 

 

片方は何も被っていない剥き出しの状態、もう片方は野菜や果物という皮を被っている状態・・・違いはそれだけです。

 

 

 

「狼」と「おばあさんに化けた狼」は同じなのです。

 

 

 

「糖質をとっても、そこにビタミンやミネラルが含まれていればOKだろう」「植物ならセーフ」と思いたい人達が、問題の本質を「糖質」からそらす為に、ミネラルやビタミンを過剰に強調していますが、「問題視しなければならないところ」を間違えてはいけません。

 

 

ただ、「少しなら大丈夫な事にしよう」、「糖質は食べても大丈夫という理屈が存在すればいいな」・・・という気持ちは理解できます。

 

 

お菓子も、野菜も、炭水化物も、果物も美味しいですから。

 

 

甘いものが大好きな私も、かつては、人生から甘いものを切り離したくなくて、糖質の害にあえて注目せずに、甘味料の種類にこだわりました。

 

 

砂糖じゃなくて、オリゴ糖、甜菜糖、ココナッツシュガー・・・

 

 

安心して甘い物を食べる為に、なんとかして、よりマシな甘味料を探しましたが、どんぐりの背比べでした。糖質は糖質です。

 

 

どこで金を借りても、借金は借金です。こっちの方が利子が少し安いとか、多少の違いはあるでしょう。しかし、借金自体を止めないと、基本的にどこで借りても生活は苦しくなります。よりマシな甘味料を探すのはそれと同じ理屈です。

 

 

 

 

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糖質制限を始めてから、ビタミンやミネラルを意識しなくなった

 

 

私はかつて、ミネラル、ビタミン、酵素の健康食品を摂っていました。これらの栄養素が必要だと思っていたからです。

 

 

食事にも気を配っていました。お酒もタバコもなしです。

 

 

それなのに、体がガラクタのように弱かったです。とても健康に気をつけていたので不思議でした。

 

 

しかし、今思えば、糖質を大量に摂っていた為、ビタミンやミネラルが糖質の消費に使われて、それによって、健康食品の効果が感じられなかったのだと思います。

 

 

糖質制限を始めた昨年から、効果を調べるために、これらの健康食品は摂っていません。代わりに「バター」と「プロテイン」を摂取しています。

 

 

私が実践しているのは「1日10g以下のスーパー糖質制限」ですから、野菜はほとんど食べません。ネギ、ニンニク、しょうが、スパイス・・・食べてもこの程度です。冷蔵庫の野菜室がさみしいことになっています。

 

 

嗜好品をあげるとすれば、ブラックコーヒー1~2杯です。

 

 

外食をする回数もそんなにありませんから、植物性食品はほとんど摂っていません。

 

 

食品だけでなく、健康食品からのビタミン・ミネラルも、ほぼなしです。

 

 

かといって肉食動物のように、内臓も含めて丸ごと食べるという事はしていませんので、生の内臓からビタミンやミネラルを摂取していません。

 

 

内臓を含めて全部食べるのは子魚くらいです。でも、これも回数は多くありません。

 

 

食べるのは、肉や卵がほとんどです。

 

 

タンパク質や脂質ばかり食べているので、ビタミンやミネラルは不足しているはずですが、「ビタミン・ミネラル・糖質」を摂取していた時に比べて、今の方が圧倒的に元気です。

 

 

 

ビタミンやミネラルの欠乏に注意を払うのも大事ですが、糖質の害にも関心をもって頂ければ幸いです。

 

 

 

(追記)野菜に含まれているミネラル・ビタミンには期待はできない

 

 

現代は土壌が悪いので、野菜にミネラル・ビタミンがほとんど含まれていないと言われています。

 

 

そして、品種改良がされているので、本来の野菜には少なかった糖質が増えています。

 

 

本来含まれていた栄養素が減っている可能性もあります。

 

 

「食べ物だけで健康を保つ」と、「食事法と栄養補助食品を組み合わせる」ではどちらが優れているか

 

 

それだけでなく、1970年代からテレビの料理番組によって、栄養を捨てる調理法が普及しました。

 

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

現代人は「ビタミンやミネラルが欠乏した野菜」を食べているということになります

 

 

 

ビタミンやミネラルを摂りたいなら、野菜や果物ではなくサプリメントから摂った方が効果的です。

 

 

 

(追記)ビタミンやミネラルをサプリメントから摂る

 

 

この記事を書いたのは2016年の10月です。

 

 

それから勉強して、2017年1月からミネラルである「鉄」、6月からビタミンである「ナイアシン」を飲み始めました。

 

 

目的、結果とも、過去に健康食品を摂っていた時と違います。

 

 

 

鉄サプリの効果については、以下の記事をお読み下さい。

 

 

鉄の過剰摂取は危険という考えを改めます。鉄サプリを半年間飲んでみて思う事

 

 

 

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どこも異常がないのに消化が遅くて胃が重いのは「糖反射」が原因かもしれません

どこかが特別悪いわけでもないのに、食事をすると胃がもたれる。

 

食べた後、食べ物がずっと胃の中に残っているような気がする。

 

小食で、あっさりしたものばかり食べているはずなのに消化が悪い。

 

食事をすると胃が重くて気持ち悪くなるから、食べるのが遅い。

 

病院で診てもらっても「異常なし」と言われる。

 

 

・・・このような症状があって、もし、日常的に穀物や野菜を食べているなら、「糖質」を疑って下さい。

 

 

具体的に言うと、糖質による「糖化反応」によって胃が弱っているか、糖質を食べる事によって胃の蠕動運動が止まる「糖反射」が原因の確率が高いです。

 

 

 

 

  • 糖質 → 胃の糖化

 

  • 糖質 → 糖反射が起こる

 

 

 

前者の「糖化」については他の記事でも取り上げているので、本記事では後者の「糖反射」についてお話します。

 

 

 

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糖反射とは

 

 

「糖反射 とうはんしゃ」とは、名前の通り、を食べた時に胃の中で起こる現象です。

 

 

どうなるかというと、胃の中に糖質が入った時に胃の動きがピタッと止まるのです。

 

 

Wikipediaにはこのように書かれています。

 

 

『糖 wikipedia』より引用

 

ヒトの胃は1分間に約3回ほどのペースで動いているが、胃内に糖が入ると胃の動きが止まることが東京大学での実証試験で判明している。

 

被験者に砂糖水を飲ませると数十秒間胃腸の動きが完全に静止し、逆に塩水を飲ませると胃腸の動きが急に活性化した。さらにはチューブで直接十二指腸へ糖分を流し込んだ実験でも胃の運動が停止した。

 

量的には角砂糖の1/4-1/5個くらいで起こる。糖分は唾液、胃液、腸液などで5.4%等張液になり消化吸収されるため大量の糖分の摂取により1時間以上という長時間の停滞が起こるとされる。

 

糖を飲ませると細胞の動きが緩慢になる反応を東京大学では糖反射と名付けたが、このメカニズムは未だ解明されていない。

 

多すぎる糖の摂取は細胞にはいわば絶縁物質として作用し、神経信号の伝達を阻害するのではないかと考えられている。また、糖分はカリウムの働きも加味され静脈の弛緩をもたらすとともに血液粘度を上げる。そのため血流の遅滞が起こり、組織や静脈に老廃物が蓄積することで様々な病気が発症することがある。

 

 

ここでは「砂糖」ということになっていますが、砂糖に限らず、これを「糖質」を含む食品全般に置き換えて考えてもよいでしょう。

 

ほとんど多くの人は、かなりの量の糖質を摂っています。

 

しかし、その糖質で、「糖反射」という現象が起こる事を知っている人は少ないと思います。

 

ここで、wikipediaに書いてあった特徴を書き出してみます。

 

 

  • 胃の動きが完全に停止する

 

  • 止まる量は、角砂糖の1/4~1/5くらい

 

  • 大量の糖分の摂取により一時間以上の停滞

 

  • 胃だけでなく、入れた先が十二指腸でも胃の動きが停止する

 

  • メカニズムは解明されていない

 

  • 糖の摂取が細胞に絶縁物質として作用し、神経信号の伝達を阻害している可能性がある

 

 

 

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何故、糖質で胃の動きが止まるのか

 

 

Wikipediaを読む限り、「糖反射」のメカニズムは分かっていないことになっています。

 

しかし、理由はよく分からないけど、糖質は胃の動きを止めるらしい、しかも、十二指腸に入れても胃の動きが停止する

 

・・・というのは普通じゃない事態です。

 

 

異物混入があって、工場の流れが止まったみたいにもとれます。

 

一流大学の知識などなくても、その答えはだいたい予測がつきます。物事を普通に考えてみて下さい。

 

 

例えば、パソコンは無理な作業をしなければサクサク動きます。しかし、そのパソコンの能力を越えるような作業を一度にしたり、重いソフトを入れたりして負担をかけると動きが滞ります。

 

例えば、DVDプレーヤーに規格違いのディスクを入れると、「ローディング」が続いて先の画面に進みません。

 

規格が違うものを無理矢理入れるのは良くないという知識があれば、「このディスクは合わないのかな?」と考えることができます。

 

ところが、そのような考えが全くなく、「いや、読みこまないはずはない。どんなディスクも読み込むはずだ」と思っていたら、その現象に悩むはめになります。

 

 

・・・このように、ある事象が滞る場合は、なんらかの負担がかかっていると考えられるわけです。

 

糖質を入れて、胃の動きが止まるのは、それが胃にとって負担だからです。

 

角砂糖1個にも満たない量で、一時間以上止まるという意味のない停滞なので、そう考えるのが自然です。

 

 

では、「何故、胃にとって負担なのか」というと、人間は「動物食性(肉食)動物」だからです。

 

 

 

 

 

これは大事です。ここを押えているかどうかで、見解がガラッと変わります。

 

よく「うどんやお粥、など植物性の食品は消化に良くて、動物性の食品は消化に悪い」と言われます。

 

 

しかし、実際に吐いて検証してみると、動物性の食品は30分程度で消え、植物性の食品はいつまでも胃の中に残っているのです。

 

にも関わらず定説では、

 

 

 

植物性の食品=消化に良い

 

動物性の食品=消化に悪い

 

 

 

・・・ということになっています。

 

このような前提で考えるから、糖質が胃で止まっているのを見て「何故だろう?」・・・となるのです。

 

 

 

しかし、以下のような人間の体の構造を知った上で、

 

 

 

植物性の食品=消化に悪い

 

動物性の食品=消化に良い

 

 

糖質が胃の動きを止める現象がある事を知れば、「そりゃそうでしょうね」で終わりです。

 

 

1秒で分かります。

 

 

「糖反射」が起こると、中身がそのままで動きが止まるわけですから、胃は重くなるし、しんどくなります。

 

 

糖質は胃に負担をかけているのです。

 

 

 

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糖質は胃に負担をかけるのか

 

 

ここでちょっと私の話をします。

 

今は1日10g以下のスーパー糖質制限をしているので、毎日、肉、卵、バター、プロテイン、時々魚介類をたくさん食べていますが、ほんの2年前までは、食後30分は立てない、油っこいものを食べると胃が気持ち悪くなるという状態で、サプリメントの「酵素」が手放せませんでした。

 

私程胃が弱い人は周囲にはいませんでした。どれぐらい酷かったかというと、食が細い年配者以上です。

 

胃に大きな疾患を抱えているわけではありません。特に普通の人のように肉が食べられないのです。ポテトチップスを一度に一袋食べられない程油も苦手でした。

 

胃が弱いので、動物性のものは魚が多めで、ほとんど、穀物や野菜が多めの食事をしていました。酵素を取り入れようとローフードの食事を参考に作っていたので、消化に良い食事でした。

 

しかし、どんなに工夫をしても改善されません。胃下垂で、食後立てなくなる程しんどかったので、これは体質だから、一生付き合わなければならないと思っていました。

 

 

それが、糖質制限を始めて2ヶ月しないうちに、肉、卵、バター・・・等の動物性食品を摂っても平気になりました。食後立てないということはありません。

 

それまで、植物性の食品をどんなに捏ね繰り回しても、消化がスムーズになることは無かったのですが、動物性食品に変えただけであっさり変わったのです。

 

実は、食べると気持ち悪くなる、胃が重い、胃下垂・・・という現象は、糖質による「胃の糖化」です。

 

 

以下の記事に詳しく書いたのですが、胃が糖化していると「胃を傷つけた糖質はいくらでも食べられるのに、肉や脂は気持ち悪くなる」という現象が起きます。

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

 

ちなみに、「胃下垂」は重度の糖化です。

 

 

だから、糖質をそこそこ食べながら・・・だと、気持ちが悪くて肉や脂が食べられません。胃が弱いと、糖質制限ができないので、まずは糖化の悪化を食い止める為に、徹底的に糖質を減らしました。

 

その結果、肉や脂を食べても気持ち悪くなる事もなくなりました。

 

 

「糖化」が改善したおかげで、今は胃もたれや、食後苦しくなるということも全くありません。ただし「胃下垂」はまだ治っていません。

 

 

 

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糖質制限をしていても、糖質を食べると...

 

 

ところがです。

 

 

以前のような、「糖質を食べても気持ち悪くならないが、肉や脂を食べた時は気持ち悪くなる」糖化の症状はありませんが、時々、食事中に一気に食欲がなくなる、食べた後苦しい・・・といった現象が起こります。

 

 

それが、「外食をして糖質を食べた時」です。

 

 

お正月やお盆等、親戚が集まる席でも普通にみんなと同じ物を食べるのですが、この時も苦しくなります。

 

 

消化の具合がいつもと違うとハッキリ分かります。

 

これは、「糖化」が起こったのではなく「糖反射」が起こっていると思われます。

 

 

 

食欲が落ちる組み合わせ

 

 

すでに糖質制限で(胃下垂以外は)胃が完全に治っているので、家で食べる自分で作った料理の場合は、以前のように、食後に苦しくなることも、胃がダメージを受けて気持ち悪いという事もありません。

 

 

ですが、外食をすると、少ししか食べていないのに、急に食欲が落ちたり、その次の食事を食べたくなくなるパターンがあることに気が付きましたで、その食事内容が以下になります。

 

 

  • 多めの糖質

 

  • 多めの糖質+タンパク質・脂質

 

 

これらを食べると、今でも決まって消化が悪くなるのです。

 

「もう食べたくない」が早くきます。塩コショウで食べる焼肉はたくさん食べてもなんともないけど、甘いタレが染み込んだ肉はあまり食べられません。付け合せにある根菜を一緒に食べてもそうなります。

 

一年以上、たまに人と食事をする際、いろんな食べ物で確認しました。何度試しても、糖質を食べた時、あるいはタンパク質や脂質を食べても、同時に糖質を取ると、元気になった今でも調子が狂うのです。

 

小さい発見ですが、何度も「自分で作った食事」と「外食」の反応の違いを確認しているので、そういう事なのだと思います。これによって、糖質は負担になるとハッキリと認識しました。

 

 

 

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消化不良になるメニュー

 

 

私が観察した外食の食事内容は、ざっくりと以下の3つのパターンにわけられます。

 

 

 

①糖質ばかりを摂る・・・野菜中心のメニュー、アイスクリーム等

 

②糖質にタンパク質・脂質を組み合わせる・・・ハンバーガー、ラーメン、寿司等

 

③糖質を徹底的に絶った状態で、タンパク質や脂質を取る・・・焼肉、等

 

 

 

①は、途中で食欲がストップする事はありませんが、食後いつまでも食べた物が胃に残っている感じがします。重たいのです。私の場合、ランチでこのメニューを食べると、夕食は食べる気がなくなります。

 

②は、途中で食欲がピタッと止まってその後食べられなくなります。やはりランチでこのメニューを食べると、夕食は食べる気がしません。

 

③は、たくさん食べられるうえに、いっぱい食べてもすぐお腹が軽くなるので夕食は普通に食事がしたくなります。

 

 

他人の体では試していませんが、少なくとも自分の体で試す限り、決まってこのパターンになります。

 

自分の体験だけでも、糖が消化に悪影響を与えているとしか思えないのです。胃が元気になった今でも糖質を食べるとこの調子ですから、以前はもっと酷いことになっていたと想像できます。

 

胃が弱っていた時は、それが「糖化」なのか「糖反射」なのかも分かりませんでした。

 

しかし、普段糖質をほとんど食べず、胃が丈夫になった今は、「糖反射」という現象をハッキリと感じることができるのです。

 

 

 

 

糖反射と人間の食性

 

 

胃が「糖化」してなくても、「糖反射」があるので油断できません。

 

もし人間に糖質が必要で、消化を得意だったらサクサクと処理をするはずです。

 

しかし、胃が弱かろうが、丈夫だろうが、人間の胃の中に糖分が一定量入ると、胃の動きがピタリと止まるのです。残念ながらそういう仕組みなのです。

 

このことも、人間が動物食性動物である裏づけになります。

 

角砂糖だと5分の1、キャラメルだと4分の1個程度の量でそうなるので、大した量じゃありません。

 

多くの人は、食事も間食も、甘味料の入った水分補給も、この量を下回ることはほとんどありません。ということは、毎回胃の動きが止まっているという事です。

 

 

消化が悪いな、重たいなと思った時は「糖反射」を疑ってみて下さい。

 

 

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肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

長年、穀物や野菜等、植物性の食品ばかりを食べてきた人は、「肉を食べると気持ちが悪くなってダメです」と言います。

 

 

 

また、若い頃は暴飲暴食をしてきた人も、歳をとると「最近コッテリした物が食べられなくなった。歳をとってくると和食がいいね」と言ったりします。

 

 

 

誰でも、こんなセリフを聞いた事はあるでしょう。

 

 

 

あっさりした食品を食べる人には重いし、歳をとって弱った体には負担がかかる

 

 

 

・・・これを聞くと、まるで肉や脂が体に悪いみたいですよね。

 

 

 

 

 

でもこれ、間違いです。

 

 

 

悪いのは肉ではなく、糖質です。

 

 

 

胃はタンパク質で出来ているので、糖質による「糖化反応 とうかはんのう」によって劣化していきます。

 

 

 

糖化とは、余った糖質と、体のタンパク質と、体温が反応し、細胞が劣化する事です。

 

 

 

 

その為、消化不良を良くしようと、糖質の多い野菜や果物等の植物性の食品に逃げれば逃げる程悪化します。

 

 

 

 

また、体がタンパク質で出来ている...ということは、弱くなった胃を修復させるには「タンパク質」が必要です。

 

 

 

 

肉は、体にダメージを与える糖質が少なく、材料であるタンパク質が多いので、胃にとって良い食材なのです。

 

 

 

 

...簡単な理屈なのですが、この事を語る人は少ないです。

 

 

 

 

その為、多くの人が消化不良で苦しみ、それをトンチンカンな方法で改善させようとしています。

 

 

 

 

そこで、子供の時から肉や脂を食べると気持ち悪くなっていた過去の私の体験を元に、

 

 

 

 

「肉を食べると気持ち悪くなる理由」と、「私がそれを約2ヶ月で改善させた方法」についてお話します。

 

 

 

 

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肉や脂がムカムカして食べられない2つの原因とは

 

 

冒頭でも言いましたが、菜食中心の食生活を送っている人が、「たまに肉を食べるとしんどい」と言ったりします。

 

 

そのセリフを、

 

 

 

  • 野菜 = ヘルシー

 

  • 野菜から出来た体 = 健康的

 

 

 

・・・という認識の人が聞くと、「この人は、野菜に適した健康的な体になっているんだなぁ」と感じるかもしれません。

 

 

 

「肉を受け付けない体は健康の証。植物性の食品が良い」・・・と、肉が食べられない事を、つい良い方に解釈してしまいそうですが、実はこれ、良い事ではありません。

 

 

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなる原因は、2つ考えられます。

 

 

 

 

1つは、「胃の糖化」。

 

 

 

もう1つは、「タンパク質不足」です。

 

 

 

 

糖化とは、余った糖質と、体のタンパク質と、体温が反応し、細胞が劣化する事です。

 

 

 

 

 

髪、爪、筋肉、骨、内臓・・・体はタンパク質でできているので、これらのどこが劣化してもおかしくはないですが、胃の場合は、

 

 

 

 

タンパク質や脂質を受け付けない、でも原因になった糖質はいくらでも食べられるという現象が起こります。

 

 

 

 

これが「胃の糖化」の特徴です。

 

 

 

 

「胃の病気」になっているわけでもないのに、この症状が見られたら「糖化」を疑って下さい。

 

 

 

過去の私は、物心ついた時からこの状態でした。だいぶ後からですが、「胃下垂」にもなりました。

 

 

 

 

「胃下垂」は重度の糖化です。

 

 

 

 

ちなみに、現在、胃がもたれる事は全くなくなりましたが、「胃下垂」は完治していません。

 

 

 

そして、胃」はタンパク質でできているので、材料であるタンパク質をあまり摂取しない食生活をおくっていると、弱った胃は回復しません。

 

 

 

 

また、消化に使われる「酵素」もタンパク質でできています。

 

 

 

 

タンパク質が不足すると、肉や脂を消化する酵素が足りなくなるので、これらを消化する機能が低下します。

 

 

 

多くの人は気付いていませんが、「糖化」と「タンパク質不足」によって、肉や脂が食べられなくなるのです。

 

 

 

純粋な「胃の病気」よりも、これらが原因で胃がもたれるケースの方が多いと思います。

 

 

 

何故なら、この世では「消化に良いのはお粥やうどん、煮た野菜等の植物性食品で、消化に悪いのは肉や脂などの動物性食品である」と真実とはの事が説かれているからです。

 

 

 

 

 

 

また、意外かもしれませんが、和食は糖質が多い食事です。その事に気が付かないと、糖質過多になってしまいます。

 

和食は素材の味を生かした料理だという嘘と、日本人が不健康な白米を止められないワケ

 

 

 

この状態では、根本的な原因を理解できないので、多くの人は知らず知らずのうちに「胃に悪い事」ばかりやってしまいます。

 

 

 

それだけでなく、原因を全く見当違いのところに求めてしまいます。

 

 

 

過去の私がそうでした。

 

 

 

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不調の原因を間違える

 

 

過去に胃が糖化していた時は、胃に問題があるにも関わらず、食材に問題があると思っていました。

 

 

 

決まって肉や脂が原因でしんどくなるので、「肉は悪い」という見方をしてしまい、その上、

 

 

 

「自分の体は「体に悪い肉」を受け付けないようになった、それはいい事だ」と思っていたのです。

 

 

 

主食や野菜のおかずでは、いくら食べても気持ち悪くならないので、これらに含まれる糖質に原因があるなんて夢にも思いませんでした。

 

 

 

とにかく「糖化」という概念が無い状態だと、このような勘違いをしてしまうのです。

 

 

 

私のように胃が丈夫ではない場合、「コッテリした肉は食べれない、あっさりした日本食が最高!」と、若くして年配者のようなセリフを吐きます。

 

 

 

同じ現象が、若い時に丈夫だった人が老化した時に起こるようになります。

 

 

 

「年をとったら肉や脂が食べられなくなった、昔ながらの日本食が美味しく感じるようになった」という人は多いですが、これも、年に原因があるのではありません。

 

 

 

 

長年、糖質を摂りすぎて胃が糖化した結果、年齢が上がって体が弱った時に、胃が悲鳴をあげて、日本食のような高糖質の食事しか対応できなくなった状態だと思います。

 

 

 

 

 

子供の時からだろうが、年をとってからだろうが、「糖質をいくら食べても平気なのに、何故かタンパク質や脂質を食べた時だけ胃がもたれる」という症状があるならば、一度、胃が糖化している可能性を疑った方がいいです。

 

 

 

糖化は一見、ただの老化にみえますが、老化と糖化は、ほぼイコールだと思って下さい。

 

 

 

 

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糖化が原因とみられる胃の不調の治療方法と改善までの期間

 

 

私の経験上、「胃下垂」はなかなか治りませんが、胃の糖化で「タンパク質や脂質を受け付けない症状」は、やり方次第ではかなり改善できると思います。

 

 

 

私の場合は100%治りました。

 

 

 

スーパー糖質制限によって、開始から2ヶ月でほぼ楽勝で肉を食べられるようになったのです。

 

 

 

最近、同級生が、「昔のように量がたくさん食べられなくなった」と言うようになりました。

 

 

 

しかし私は逆で、今の方がたくさん食べられます。それも、昔全然食べられなかったコッテリ系をです。

 

 

 

昔は若かったですが、年寄りのようでした。

 

 

 

要するに、私は若くして老化の症状が出ていたのです。

 

 

 

胃だけではありません。「糖化」は胃だけに表れるわけではないので、同時に体の他の部分も弱っていました。

 

 

 

「胃が弱い」の他に、「疲れやすい」とか、「傷がいつまで経っても治らない」とか、「ちょっと動かしただけで関節から音が鳴る」・・・等です。まさに老化の症状ですが、これが「糖化の症状」なのです。

 

 

 

でも、スーパー糖質制限によって「糖化」しないように気をつけたことで、これらの多くは改善されました。

 

 

 

若いのに年をとっているような症状がで出る・・・

 

 

 

糖化はとても怖いと思いませんか?

 

 

 

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糖質はいくらでも食べられた

 

 

糖化の恐ろしさは、原因が糖である事に気付きにくい事です。私も30年以上、全く気付きませんでした。

 

 

 

私は、タンパク質や脂質は少ししか食べられませんでしたが、何故か糖質はいくら食べても平気でした。

 

 

 

例えば、「トロロご飯」は脂は使いませんよね。

 

 

 

これば糖質の多い炭水化物の上に、糖質の多い芋を組み合わせるので、相当糖質量が高いです。私はこれが大好きで、昔は大量に食べていました。

 

 

 

しかし、肉を食べた時のように気持ち悪くはなりませんでした。消化不良のように重くはなりますが、食べる途中で気持ち悪くなって・・・ということはありません。

 

 

他にも、根菜類だけで作ったポタージュを毎日飲んでいました。根菜類ですから、ビタミンは豊富ですが、やはり糖質は高いです。こちらも野菜しか使わないので脂質はありません。

 

 

スープメーカーで楽に作れるのをいいことに、ガブガブ飲んでいました。しかし、飲んだ後、胃が重くなって動けなくても、気持ち悪くはなりません。

 

 

 

 

肉や脂を食べた時と、穀物や野菜を食べた時の違い

 

 

当時は、基本的に何を食べても、食後は立っていられないほど苦しかったです。

 

 

肉や脂だけでなく、穀物や野菜でもこうなっていました。

 

 

そして、肉や脂を食べた時というのは、食後苦しい症状に加えて、

 

 

「食べている途中から気持ちが悪くなる」、「胃が痛くなる」、「場合によっては翌日まで食事ができなくなる」・・・という症状が加わります。穀物や野菜はこうはなりません。

 

 

どちらがキツイかと言うと、もちろん肉や脂です。

 

 

  • 植物性の食品・・・食後重苦しい、食べる時はもたれない

 

  • 肉や脂(特に加熱したもの)・・・食後重苦しい、食べる時ももたれる

 

 

 

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以前は肉や脂をたくさん食べると消化不良を起こしていた

 

 

何年か前に、身内が集まって創作料理のお店でコース料理を食べました。

 

 

 

肉やフォアグラ...といった動物的な食材が野菜以上に出てきたのですが、これを食べた後、そうとうなダメージを受けてしまいました。

 

 

 

私はその後3日間何も食べられませんでした。

 

 

 

 

時間が経っても経っても、ずっと胃の中に何かあるような重~い感じが続きました。

 

 

 

食中毒ではありません。そして、家族の中でも私だけがそうなりました。

 

 

 

 

このように、動物性のものを食べてくたばった事は、一度や二度ではありません。

 

 

 

以前は何度もそんな目に合っていたので、タンパク質や脂質を食べることが恐くなり、最終的に肉は出来るだけ避けるようになっていきました。

 

 

 

それでもベジタリアンにならなかったのは、肉の味自体は好きだったからです。ただ、食べたくても食べられなかったのです。

 

 

 

あと、「バランスが大事」だと思っていたので、さすがに、肉を0にするのには抵抗がありました。

 

 

 

でも、次第に、「体調を崩す原因になる肉は、悪いものだろう」と思うようになりました。それを裏づけるかのように「肉が害である」という論証はこの世に多く出回っています。

 

 

そんな理由から、ベジタリアンにはならなかったけど、肉を食べる量は徐々に減っていきました。

 

 

 

ただし、肉は減っても、魚介類や甲殻類、豆類などは、多く食べていました。これらの食材は比較的食べやすかったですし、悪い評判を聞かなかったので、安心して食べられました。

 

 

 

ですが、「食べる割合は 動物性<植物性 が正しいだろう」...という考えがあったので、タンパク質や脂質の摂取量は、全体の割合からすると少なかったです。

 

 

 

 

やはり多いのは野菜でした。

 

 

 

 

このように、タンパク質や脂質の摂取量が減った分、代わりに野菜などで量を補いますから、肉類を避ければ避けるほど、結果的に糖質量が増え、益々糖化していく・・・という悪循環におちいっていました。

 

 

 

それが、2回目の糖質制限を始める前の私の状態です。

 

 

 

このような体質になっていたので、「タンパク質や脂質ばかりの糖質制限」に切り替えるのは、筋トレやマラソンをするよりハードなことでした。

 

 

 

 

 

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胃もたれによって肉や脂が食べられず、糖質制限を断念

 

 

私は2015年から糖質制限を始めていますが、その前の2008年にも1度、糖質制限をしたことがあります。

 

 

最初に糖質制限をやった時は、糖化のカラクリを理解していなかった(というか知らなかった)ので、かなり「緩めの糖質制限」をしてしまいました。

 

 

そして、失敗しました。

 

 

「緩めの糖質制限」は、普通の食事に比べると糖質は少ないですが、「糖質量1日10g以下の糖質制限」をしている今の私からしたら糖質制限じゃありません。

 

 

 

しっかり糖質を食べていました。

 

 

 

それが1回目の糖質制限に失敗した原因の1つです。

 

 

 

糖質をそこそこ食べながら・・・だと、胃の糖化が治りません。胃が糖化した状態では、「タンパク質や脂質中心の糖質制限の食事」に胃が耐えられませんでした。

 

 

 

糖質制限は、糖質を減らすだけでなく、肉や脂をしっかり摂らないといけないのですが、胃が弱りきっていた私は、肉を中心に食べると気持ちが悪くなって、その必要な量が食べられなかったのです。

 

 

 

糖質も減らすけど、タンパク質や脂質も非常に少ない・・・これでは調子が悪くなります。

 

 

そして、調子が悪くなると、「やっぱり肉は悪いんじゃないか」と思うので、食べる勢いも衰えます。

 

 

 

それに当時は、脂質の摂取量を増やすことは今ほど肯定されていませんでした。私も「コレステロールは悪い」という考えが抜け切れておらず、脂質を積極的に摂りませんでした。

 

 

 

そのような事情があり、糖質を緩く制限して、タンパク質はそこそこ摂るけど、脂質は控える「なんちゃって糖質制限」にアレンジしてしまったのです。

 

 

 

「糖化」が改善されないのも問題ですが、「エネルギー不足」になってフラフラでした。

 

 

 

(追記)今思えば、糖質と脂質の両方を控えたことで、エネルギー物質「ATP」が不足した状態でした。これは非常に危険なのでやってはいけません。

 

 

疲れてフラフラになる...糖質制限のつもりがカロリー制限に!危険なATP不足とは

 

 

 

糖質制限の理屈を理解せず、こういうアレンジをすると失敗します。

 

 

 

無知は怖ろしい...。

 

 

 

一方、2回目の糖質制限では、「胃の糖化」を理解していたので、糖質を10g以下にして、胃が糖化しないように注意し、タンパク質、脂質をガッツリ食べました。

 

 

 

すると、1回目の時と結果は違いました。

 

 

 

最初はしんどかったですが、段々食べられるようになっていき、タンパク質、脂質をしっかり食べたことで、おもしろいぐらい体が丈夫になっていきました。

 

 

 

理屈を理解し、成功した今はそれがわかりますが、

 

 

 

失敗した後数年間は「食べられない原因は、肉や脂のせいだ」「こんな食事は私には合わない、かえって不健康になる」と思っていました。

 

 

 

原因は「なんちゃって糖質制限」をしたことにあるにも関わらず...。

 

 

 

糖化を止めることを最優先にした

 

 

 

糖化の症状は人それぞれですが、私の場合はたまたま胃でした。

 

 

 

「緩めの糖質制限」は、ハッキリ言って、そこそこ糖質を摂ることになります。

 

 

 

ですが、糖質を摂れば、量に比例して体が糖化します。例えタンパク質や脂質を摂っても、同時に糖質を摂れば、糖化は止むことはありません。

 

 

 

「糖化が止まらない」という事は、胃も常に糖化した状態なので、当然、そこに肉や脂を入れると胃がもたれます。

 

 

糖質制限は、糖質を減らすのですから、肉や脂が食べられなければ話になりません。食べるものが無くなります。タンパク質や脂質を食べる必要があるのです。

 

 

 

その為に、私は、胃の糖化の進行をどうしても止める必要がありました。

 

 

 

糖質を摂り続けていれば、肉をまともに食べることも出来ない、これを改善しない限り、1回目と同じようになるので、糖質制限は出来ないと思いました。

 

 

 

私が糖質を10g以下にしたのはそういう理由です。

 

 

 

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糖質を10g以下にした効果

 

 

とにかく、限りなく糖質量を押さえる必要がありました。穀物も、野菜も、甘い嗜好品も排除。調味料をわずかに使うくらい・・・と、とにかく削れる糖質は徹底的に削りました。

 

 

「肉や脂を食べれるようになりたかった」・・・というのもありますが、そこまで拘ったのは、もう1つ理由がありました。

 

 

 

そこまで徹底して糖質を排除しないと、本当に糖質が胃を傷つける原因だったのかどうか分からないからです。

 

 

 

一種の実験です。

 

 

 

知識としては知っていても、それが本当かどうかを確認する事は大切なのです。

 

 

こうして、一回目失敗した時と比較しながら、糖質制限2度目の挑戦を始めました。

 

 

 

予想した通り、最初は食事の時間が苦痛になるほどきつかったです。ですが、様々な体験記を参考にしながら続けていきました。

 

 

 

すると、3週間目くらいから、次第に肉を食べるのが苦痛にならなくなり、食べた後も胃がそれまでより楽に感じるようになりました。

 

 

 

糖質を中途半端に減らしていた一回目の時とは明らかに違いました。

 

 

 

「緩い糖質制限」をしていた時は、最初のうちはタンパク質を食べたぶんだけ、体力がつきました。しかし、胃の方は食べれば食べるほど、苦しくなる一方で、2回目の時のような胃の改善は一切ありませんでした。

 

 

 

そして、改善されたのは、「食事の途中で気持ち悪くなる事」だけではありません。「食後の状態」も変わりました。

 

 

 

それまでは食後30~1時間は、立つのもしんどかったので、食器を片づけるのはいつも胃が落ち着いてからでした。

 

 

 

それがこの頃には、たくさん食べて「お腹一杯だ」と思っても、10分もすれば胃が軽くなるのです。気のせいでもなく、食後すぐの後片付けなんて楽勝なのです。食後にさっと動ける事に感動しました。

 

 

 

私の場合、胃の症状が完全に治ったと言い切れるまでにかかった時間は、開始から一ヶ月半~2ヶ月です。気が付いたら食べられるようになっていたのです。

 

 

 

「胃下垂」は治っていませんが、この食事を続けている限り、食事中、食後の不快な症状は一切ありません。

 

 

従来の食事をしていた時は、酵素を飲んで胃を楽にしていましたが、その時と比べても比較になりません。

 

 

 

従って、糖質制限を始めてからは酵素は飲んでいません。

 

 

 

というか飲む必要がありません。動物性食品だけ食べると、消えるように消化が早いのです。

 

 

 

そして、不思議なことに、お腹はすきません。満足感も続くのです。

 

 

 

体験を通して分かった事

 

 

 

体験によって、それまで知識としてあった、

 

 

 

  • 糖質はいくらでも食べられるが、肉はが気持ち悪くて食べられないのは「胃の糖化」

 

  • 「動物性の食品は消化が良くで、植物性の食品は消化に悪い」

 

 

 

・・・という説は信憑性があると思いました。

 

 

 

あまりにも簡単な事で消化が楽になったので驚きました。

 

 

 

それまで、「酵素を無駄遣いしないようにしよう」、「消化器官を休める為に、一日一食にしよう、断食を時々しよう」と実践してきたアレはなんだったのか...と思うレベルです。

 

 

 

胃カメラで見たわけではありませんが、胃の糖化だと思われる症状は、「胃下垂」以外は、まるで無かったかのように綺麗サッパリなくなりまし た。

 

 

 

 

それでも、この時点では、まだ今のように「糖質制限は良い」と断言できるほどの確信はありませんでした。ですが、肉を食べても平気な体質になれた事で、糖質制限を本格的に実践できるようになりました。

 

 

 

 

そして、さらに継続することで

 

 

 

 

  • 胃が糖化していたことが胃もたれの原因

 

  • 体を弱らせるのは糖質である

 

  • 肉の消化は早い=人間の体は肉を消化する事に長けている

 

 

 

・・・という説は、間違いの無い事実であると実感するようになりました。

 

 

 

 

胃だけでなく腸の調子も悪い人は、以下の記事を読んでみて下さい。

 

 

腸内環境が悪化する原因と、糖質制限で便秘になる場合の対策

 

 

 

 

 

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