肉を食べると胃が気持ち悪くなるが、野菜や穀物や甘い物はいくらでも食べられる理由とは

 

長年、穀物や野菜等、植物性の食品ばかりを食べてきた人は、「肉を食べると気持ちが悪くなってダメです」と言います。

 

また、若い頃は暴飲暴食をしてきた人も、歳をとると「最近コッテリした物が食べられなくなった。歳をとってくると和食がいいね」と言ったりします。

 

誰でも、こんなセリフを聞いた事はあるでしょう。

 

あっさりした食品を食べる人には重いし、歳をとって弱った体に負担がかかる

 

・・・これを聞くと、肉や脂が体に悪いみたいですよね。

 

 

でもこれ、間違いです。

 

胃はたんぱく質で出来ているので、糖質による「糖化反応」によって劣化していきます。

また、タンパク質で出来ているということは、弱くなった胃を回復させるには「タンパク質」が必要です。

 

肉は胃にとって良い食材なのです。

 

子供の時から肉や脂を食べると気持ち悪くなっていた過去の私の体験を元に、「肉を食べると気持ち悪くなる理由」と、「私がそれを改善させた方法」についてお話します。

 

 

スポンサードリンク

 

 

肉が食べられない原因

 

冒頭でも言いましたが、菜食中心の食生活を送っている人が、「たまに肉を食べるとしんどい」と言ったりします。

 

そのセリフを、

 

 

●野菜 = ヘルシー

●野菜から出来た体 = 健康的

 

 

・・・という認識の人が聞くと、「この人は、野菜に適した健康的な体になっているんだなぁ」と感じるかもしれません。

 

「肉を受け付けない体は健康の証。植物性の食品が良い」・・・と、肉が食べれない事を、つい良い方に解釈してしまいそうですが、実はこれ、良い事ではありません。

 

肉を食べると胃が気持ち悪くなる原因は、2つ考えられます。

 

1つは「胃の糖化」。もう1つは「タンパク質不足」です。

 

「糖化」とは、糖質と体のタンパク質がくっついて、細胞が劣化することを言います。

 

髪、爪、筋肉、骨、内臓・・・体はタンパク質でできているので、これらのどこが劣化してもおかしくはないですが、胃の場合は、

 

タンパク質や脂質を受け付けない、でも原因になった糖質はいくらでも食べられるという現象が起こります。

 

これが「胃の糖化」の特徴です。「胃の病気」になっているわけでもないのに、この症状が見られたら「糖化」を疑って下さい。

 

過去の私は、物心ついた時からこの状態でした。だいぶ後からですが、「胃下垂」にもなりました。「胃下垂」は重度の糖化です。

 

ちなみに、現在、胃がもたれる事は全くなくなりましたが、「胃下垂」は完治していません。

 

そして、胃はタンパク質でできているので、材料であるタンパク質をあまり摂取しない食生活をおくっていると、弱った胃は回復しません。

 

 

多くの人は気付いていませんが、「糖化」と「タンパク質不足」によって、肉や脂が食べられなくなるのです。

 

 

純粋な「胃の病気」よりも、これらが原因で胃がもたれるケースの方が多いと思います。

 

何故なら、この世では「消化に良いのはお粥やうどん、煮た野菜等の植物性食品で、消化に悪いのは肉や脂などの動物性食品である」と真実とはの事が説かれているからです。

 

(詳しくは以下の記事をご覧下さい)

「人間が肉食か草食かは、歯を見れば分かる」という説は正しいのか

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

 

その状態では、根本的な原因を理解できないので、多くの人は知らず知らずのうちに「胃に悪い事」ばかりやってしまいます。

 

それだけでなく、原因を全く見当違いのところに求めてしまいます。

 

過去の私がそうでした。

 

 

スポンサードリンク

 

 

原因を間違える

 

過去に胃が糖化していた時は、胃に問題があるにも関わらず、食材に問題があると思っていました。

 

決まって肉や脂が原因でしんどくなるので、「肉は悪い」という見方をしてしまい、その上、

「自分の体は「体に悪い肉」を受け付けないようになった、それはいい事だ」と思っていたのです。

 

主食や野菜のおかずでは、いくら食べても気持ち悪くならないので、これらに含まれる糖質に原因があるなんて夢にも思いませんでした。

 

 

とにかく「糖化」という概念が無い状態だと、このような勘違いをしてしまうのです。

 

私のように胃が丈夫ではない場合、「コッテリした肉は食べれない、あっさりした日本食が最高!」と、若くして年配者のようなセリフを吐きます。

 

同じ現象が、若い時に丈夫だった人が老化した時に起こるようになります。

 

 

「年をとったら肉や脂が食べられなくなった、昔ながらの日本食が美味しく感じるようになった」という人は多いですが、これも、年に原因があるのではありません。

 

長年、糖質を摂りすぎて胃が糖化した結果、年齢が上がって体が弱った時に、胃が悲鳴をあげて、日本食のような高糖質の食事しか対応できなくなった状態だと思います。

 

 

 

子供の時からだろうが、年をとってからだろうが、「糖質をいくら食べても平気なのに、何故かタンパク質や脂質を食べた時だけ胃がもたれる」という症状があるならば、一度、胃が糖化している可能性を疑った方がいいです。

 

糖化は一見、ただの老化にみえますが、老化と糖化は、ほぼイコールだと思って下さい。

 

 

スポンサードリンク

 

 

胃の糖化は治るのか

 

私の経験上、「胃下垂」はなかなか治りませんが、胃の糖化でタンパク質や脂質を受け付けない症状は、やり方次第ではかなり改善できると思います。私の場合は100%治りました。

 

スーパー糖質制限によって、開始から2ヶ月以内にはほぼ楽勝で肉を食べられるようになりました。

 

最近、同級生が、「昔のように量がたくさん食べられなくなった」と言うようになりました。しかし私は逆で、今の方がたくさん食べられます。それも、昔全然食べられなかったコッテリ系をです。

 

昔は若かったですが、年寄りのようでした。

 

要するに、私は若くして老化の症状が出ていたのです。

 

胃だけではありません。「糖化」は胃だけに表れるわけではないので、同時に体の他の部分も弱っていました。

 

「胃が弱い」の他に、「疲れやすい」とか、「傷がいつまで経っても治らない」とか、「ちょっと動かしただけで関節から音が鳴る」・・・等です。まさに老化の症状ですが、これが「糖化の症状」なのです。

 

でも、スーパー糖質制限によって「糖化」しないように気をつけたことで、これらの多くは改善されました。

 

若いのに年をとっているような症状がで出る・・・

 

糖化はとても怖いと思いませんか?

 

 

スポンサードリンク

 

糖質はいくらでも食べられた

 

糖化の恐ろしさは、原因が糖である事に気付きにくい事です。私も30年以上、全く気付きませんでした。

 

私は、タンパク質や脂質は少ししか食べられませんでしたが、何故か糖質はいくら食べても平気でした。

 

例えば、「トロロご飯」って、脂は使いませんよね。

 

これば糖質の多い炭水化物の上に、糖質の多い芋を組み合わせるので、相当糖質量が高いです。私はこれが大好きで、昔は大量に食べていました。

 

しかし、肉を食べた時のように気持ち悪くはなりませんでした。消化不良のように重くはなりますが、食べる途中で気持ち悪くなって・・・ということはありません。

 

他にも、根菜類だけで作ったポタージュを毎日飲んでいました。根菜類ですから、ビタミンは豊富ですが、やはり糖質は高いです。こちらも野菜しか使わないので脂質はありません。

 

スープメーカーで楽に作れるのをいいことに、ガブガブ飲んでいました。しかし、飲んだ後、胃が重くなって動けなくても、気持ち悪くはなりません。

 

 

 

肉や脂を食べた時と、穀物や野菜を食べた時の違い

 

当時は、基本的に何を食べても、食後は立っていられないほど苦しかったです。

肉や脂だけでなく、穀物や野菜でもこうなっていました。

 

 

これに対して、肉や脂を食べた時というのは、食後苦しい症状に

「食べている途中から気持ちが悪くなる」、「胃が痛くなる」、「場合によっては翌日まで食事ができなくなる」・・・という症状が加わります。穀物や野菜はこうはなりません。

 

 

どちらがキツイかと言うと、もちろん肉や脂です。

 

 

●植物性の食品・・・食後重苦しい、食べる時はもたれない

 

●肉や脂(特に加熱したもの)・・・食後重苦しい、食べる時ももたれる

 

 

スポンサードリンク

 

 

以前は本当に肉が苦手だった

 

何年か前に、身内が集まって創作料理のお店でコース料理を食べました。

 

肉やフォアグラといった動物的な食材が野菜以上に出てきたのですが、これを食べた後、そうとうなダメージを受けてしまいました。

 

その後3日間何も食べられませんでした。時間が経っても経っても、ずっと胃の中に何かあるような重~い感じが続きました。

 

食中毒ではありません。そして、家族の中でも私だけがそうなりました。

 

このように、動物性のものを食べてくたばった事は、一度や二度ではありません。

 

以前は何度もそんな目に合っていたので、タンパク質や脂質を食べることが恐くなり、最終的に肉は出来るだけ避けるようになっていきました。

 

それでもベジタリアンにならなかったのは、肉の味自体は好きだったからです。ただ、食べたくても食べられなかったのです。

 

あと、「バランスが大事」だと思っていたので、さすがに、肉を0にするのには抵抗がありました。

 

でも、次第に、「体調を崩す原因になる肉は、悪いものだろう」と思うようになりました。それを裏づけるかのように「肉が害である」という論証はこの世に多く出回っています。

 

そんな理由から、ベジタリアンにはならなかったけど、肉を食べる量は徐々に減っていきました。

 

ただし、肉は減っても、魚介類や甲殻類、豆類などは、多く食べていました。これらの食材は比較的食べやすかったですし、悪い評判を聞かなかったので、安心して食べられました。

 

ですが、基本的な考え方として「食べる割合は 動物性<植物性 が正しいだろう」というのがあったので、タンパク質や脂質の摂取量は、全体の割合からすると少なかったです。やはり多いのは野菜でした。

 

このように、タンパク質や脂質の摂取量が減った分、代わりに野菜などで量を補いますから、肉類を避ければ避けるほど、結果的に糖質量が増え、益々糖化していくと・・・いう悪循環におちいっていました。

 

それが、2回目の糖質制限を始める前の私の状態です。

 

このような体質になっていたので、「タンパク質や脂質ばかりの糖質制限」に切り替えるのは、筋トレやマラソンをするよりハードなことでした。

 

 

スポンサードリンク

 

 

糖質制限が失敗した原因

 

私は2015年から糖質制限を始めていますが、その前の2008年にも1度、糖質制限をしたことがあります。

 

最初に糖質制限をやった時は、糖化のカラクリを理解していなかった(というか知らなかった)ので、かなり「緩めの糖質制限」をしてしまいました。

 

そして、失敗しました。

 

「緩めの糖質制限」は、普通の食事に比べると糖質は少ないですが、「糖質量1日10g以下の糖質制限」をしている今の私からしたら糖質制限じゃありません。

 

しっかり糖質を食べていました。

 

それが1回目の糖質制限に失敗した原因の1つです。

 

糖質をそこそこ食べながら・・・だと、胃の糖化が治りません。胃が糖化した状態では、「タンパク質や脂質中心の糖質制限の食事」に胃が耐えられませんでした。

 

糖質制限は、糖質を減らすだけでなく、肉や脂をしっかり摂らないといけないのですが、胃が弱りきっていた私は、肉を中心に食べると気持ちが悪くなって、その必要な量が食べられなかったのです。

 

糖質も減らすけど、タンパク質や脂質も非常に少ない・・・これでは調子が悪くなります。

 

そして、調子が悪くなると、「やっぱり肉は悪いんじゃないか」と思うので、食べる勢いも衰えます。

 

それに当時は、脂質の摂取量を増やすことは今ほど肯定されていませんでした。私も「コレステロールは悪い」という考えが抜け切れておらず、脂質を積極的に摂りませんでした。

 

そのような事情があり、糖質を緩く制限して、タンパク質はそこそこ摂るけど、脂質は控える「なんちゃって糖質制限」にアレンジしてしまったのです。

 

「糖化」が改善されないのも問題ですが、「エネルギー不足」になってフラフラでした。

 

(追記)今思えば、糖質と脂質の両方を控えたことで、エネルギー物質「ATP」が不足した状態でした。

ATP(アデノシン三リン酸)について分かりやすく説明してみた

 

 

糖質制限の理屈を理解せず、こういうアレンジをすると失敗します。

 

無知は怖ろしい。

 

一方、2回目の糖質制限では、「胃の糖化」を理解していたので、糖質を10g以下にして、胃が糖化しないように注意し、タンパク質、脂質をガッツリ食べました。

 

すると、1回目の時と結果は違いました。

 

最初はしんどかったですが、段々食べられるようになっていき、タンパク質、脂質をしっかり食べたことで、おもしろいぐらい体が丈夫になっていきました。

 

理屈を理解し、成功した今はそれがわかりますが、

 

失敗した後数年間は「食べられない原因は、肉や脂のせいだ」「こんな食事は私には合わない、かえって不健康になる」と思っていました。

 

原因は「なんちゃって糖質制限」をしたことにあるにも関わらず。

 

 

 

 

糖化を止めることを最優先にした

 

糖化の症状は人それぞれですが、私の場合はたまたま胃でした。

 

「緩めの糖質制限」は、ハッキリ言って、そこそこ糖質を摂ることになります。ですが、糖質を摂れば、量に比例して体が糖化します。例えタンパク質や脂質を摂っても、同時に糖質を摂れば、糖化は止むことはありません。

 

「糖化が止まらない」という事は、胃も常に糖化した状態なので、当然、そこに肉や脂を入れると胃がもたれます。

 

糖質制限は、糖質を減らすのですから、肉や脂が食べられなければ話になりません。食べるものが無くなります。タンパク質や脂質を食べる必要があるのです。

 

その為に、私は、胃の糖化の進行をどうしても止める必要がありました。

 

糖質を摂り続けていれば、肉をまともに食べることも出来ない、これを改善しない限り、1回目と同じようになるので、糖質制限は出来ないと思いました。

 

私が糖質を10g以下にしたのはそういう理由です。

 

 

スポンサードリンク

 

 

糖質を10g以下にした効果

 

とにかく、限りなく糖質量を押さえる必要がありました。穀物も、野菜も、甘い嗜好品も排除。調味料をわずかに使うくらい・・・と、とにかく削れる糖質は徹底的に削りました。

 

「肉や脂を食べれるようになりたかった」・・・というのもありますが、そこまで拘ったのは、もう1つ理由がありました。

 

そこまで徹底して糖質を排除しないと、本当に糖質が胃を傷つける原因だったのかどうか分からないからです。

 

一種の実験です。

 

知識としては知っていても、それが本当かどうかを確認する事は大切なのです。

 

こうして、一回目失敗した時と比較しながら、糖質制限2度目の挑戦を始めました。

 

予想した通り、最初は食事の時間が苦痛になるほどきつかったです。ですが、様々な体験記を参考にしながら続けていきました。

 

すると、3週間目くらいから、次第に肉を食べるのが苦痛にならなくなり、食べた後も胃がそれまでより楽に感じるようになりました。

 

糖質を中途半端に減らしていた一回目の時とは明らかに違いました。

 

「緩い糖質制限」をしていた時は、最初のうちはタンパク質を食べたぶんだけ、体力がつきました。しかし、胃の方は食べれば食べるほど、苦しくなる一方で、2回目の時のような胃の改善は一切ありませんでした。

 

そして、改善されたのは、「食事の途中で気持ち悪くなる事」だけではありません。「食後の状態」も変わりました。

 

それまでは食後30~1時間は、立つのもしんどかったので、食器を片づけるのはいつも胃が落ち着いてからでした。

 

それがこの頃には、たくさん食べて「お腹一杯だ」と思っても、10分もすれば胃が軽くなるのです。気のせいでもなく、食後すぐの後片付けなんて楽勝なのです。食後にさっと動ける事に感動しました。

 

私の場合、胃の症状が完全に治ったと言い切れるまでにかかった時間は、開始から一ヶ月半~2ヶ月です。気が付いたら食べられるようになっていたのです。

 

「胃下垂」は治っていませんが、この食事を続けている限り、食事中、食後の不快な症状は一切ありません。

 

従来の食事をしていた時は、酵素を飲んで胃を楽にしていましたが、その時と比べても比較になりません。

 

糖質制限を始めてからは酵素は飲んでいません。

 

というか飲む必要がありません。動物性食品だけ食べると、消えるように消化が早いのです。

 

そして、不思議なことに、お腹はすきません。満足感も続くのです。

 

 

 

体験を通して分かった事

 

この体験で、それまで知識としてあった、

 

●糖質はいくらでも食べられるが、肉はが気持ち悪くて食べられないのは「胃の糖化」

●「動物性の食品は消化が良くで、植物性の食品は消化に悪い」

 

・・・という説は信憑性があるなと思いました。

 

あまりにも簡単な事で消化が楽になったので驚きました。

 

それまで、「酵素を無駄遣いしないようにしよう」、「消化器官を休める為に、一日一食にしよう、断食を時々しよう」と実践してきたアレはなんだったのか…と思うレベルです。

 

胃カメラで見たわけではありませんが、胃の糖化だと思われる症状は、「胃下垂」以外は、まるで無かったかのように綺麗サッパリなくなりまし た。

 

それでも、この時点では、まだ今のように「糖質制限は良い」と断言できるほどの確信はありませんでした。ですが、肉を食べても平気な体質になれた事で、糖質制限を本格的に実践できるようになりました。

 

そして、さらに継続することで

 

 

●胃が糖化していたことが胃もたれの原因

●体を弱らせるのは糖質である

●肉の消化は早い=人間の体は肉を消化する事に長けている

 

 

・・・という説は、間違いの無い事実であると実感するようになりました。

 

 

(追記)糖化の怖ろしさについては以下をご覧下さい。胃だけではありません。

糖化反応(メイラード反応)について分かりやすく説明してみた

 

 

 
スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る