前回の話の続きです。

 

 

根管治療体験④紹介状を持たず、大きい病院の歯科・口腔外科に行った

 

 

 

簡単に要約します。

 

 

 

痛みだけでなく、腫れや、しびれが酷くなっていったので、私はネットで解決策がないかを調べました。調べていくうちに、「骨髄炎」になった方の体験記を読んだことで、骨髄炎じゃないかと心配になりました。

 

 

 

しかし、そういう可能性が起こる事を、A歯科の先生は話してくれませんでしたので、このままA歯科に通うべきか迷いました。

 

 

 

症状はどんどん悪くなっていったのですが、A歯科の休診日と祝日が続き、2日間見てもらうことができませんでした。一応、祝日の日に大きい病院の救急科に行ったのですが、当直の歯科・口腔外科の先生には見てもらえず、薬をもらって帰りました。

 

 

 

帰る時に、救急科の先生から今かかっている先生に相談するようにアドバイスを受けました。

 

 

 

 

A歯科の先生に相談して、紹介状を書いてもらって大きい病院の口腔外科へ行く事も考えましたが、それは時間的に無理なので止めました。翌日の土曜日に見てもらわないとヤバイ状況だったのです。

 

 

 

基本的に大きい病院の歯科・口腔外科というのは土日は開いていません。

 

 

 

唯一見つけた、翌日の土曜日の12:30まで開いている、T病院の歯科・口腔外科に行くしかなく、間に合わせる為に、紹介状無しで直接行く事にしました。土曜、日曜と休みが続いていたので、急ぐ為には仕方なかったのです。

 

 

 

ところが、T病院の歯科・口腔外科には事情を話した上で予約を取って行ったのですが、行った後、待合室で門前払いをくらいました。

 

 

 

そこでも今かかっている先生に相談するように言われたので、その後すぐに、A歯科の予約を取ったのでした。

 

 

スポンサーリンク

 

 

かかっている先生に相談した

 

 

骨髄炎だったら早期発見したい。しびれの理由が知りたい。そう思いながらA歯科に到着しました。3回目の治療になります。

 

 

 

診察室に入ると、先生が私の顔を見て、「ちょっと・・・、腫れてますね」と言いました。

 

 

 

「これはちょっとなのか...」と思いましたが、症状を訴え、骨髄炎について聞いてみることにしました。

 

 

 

私:「痛みは波があるので、痛みが無くなる事もありますが、痛い時は耳の奥や頭まで痛いんです。それと、しびれがだんだん酷くなっています。唇は半分がしびれています。舌もしびれて飲み込むと痛いので、食事もできません。水を少し飲むのがやっとです。歯よりも、骨が痛いんです。私なりにネットで調べたのですが、骨髄炎という可能性はありませんか。」

 

 

A先生:「それはないと思います。」

 

 

私:「先生、CTを撮ってもらう事はできませんか」

 

 

 

A先生:「ん、何のために?」

 

 

 

と、笑顔で言われました。

 

 

 

 

私:「もし骨髄炎だった場合、早めに対処したいので調べたいのです。ネットでも「しびれが出た場合は大きい病院の口腔外科で見てもらった方がいい」と書いてありましたし。もし、骨髄炎だった場合、酷くなった場合、入院や手術になるとか・・・。それか、もし難しいようでしたら、大きな病院の紹介状を書いていただくことは出来ませんか」

 

 

A先生:「書きますよ。」

 

 

 

(沈黙)

 

 

 

A先生:「撮りましょう!!」

 

 

 

そう言って、準備をするから待つように言われました。「あぁよかった」と思って先生に聞きました。

 

 

 

私:「CTを撮ったら骨髄炎かどうかわかるんですよね」

 

 

 

A先生:「わかりません!!」

 

 

 

と笑顔で言われました。不自然な笑顔だったので、なんかマズい言い方をしたのかもしれないです。疑っているみたいだからな・・・。でも言わなきゃいけなかったし・・・。

 

 

 

 

でも、わからないと言われた時は「えっ、わかんないの?」と口には出しませんでしたが思いました。

 

 

 

正直この人がわからないんだったら、ここでCTって言わずに、「紹介状書いて下さい」だけ言えば良かったと後悔。ちゃんと見立ててくれるかな・・・。ずっと考えていました。

 

 

 

準備完了し、CTを撮って、再び待ちます。

 

 

 

 

すると、「もう一度撮らせてください」と言われ、もう一度撮ることになりました。ますます不安。

 

 

気を取り直して、待っていると、目の前のモニターで画像が見られるようになりました。見て驚いたのが、骨の溶け具合です。黒い影が大きいのです。レントゲンで写らなかったところまでCTではしっかり映っています。結構溶けていてショックでした。

 

 

 

その画像を見て、「骨髄炎ではありません」と言われました。

 

 

 

さっき「わかりません!!」って言ったのに・・・。ハッキリ骨髄炎じゃないって・・・どっちを信じたらいいんだろう。結構溶けているんですけど...。

 

 

 

自信を持って言い切られると、さすがの私も、これ以上はつっこめませんでした。

 

 

 

 

私:「そう・・・ですか。それならよかったです(超不安)」

 

 

 

まあ、紹介状を書いてもらえれば、また検査してもらえるかもしれないからいいかと思いました。

 

 

 

その後、治療をしてもらいました。また被せを取って、これまでと同じ治療です。終わった後に、膿を取ったから大丈夫と言われましたが、しびれ、頬の腫れが変わりません。

 

 

 

 

「どうですか?」

 

 

 

 

といわれたのですが、何も変わっていなかったのです。私の感覚がおかしいのかなというくらい。痛みはなかったのですが、治療中、かぶせを取っている時はいつも痛みがないので、膿をとったから痛くないのか、かぶせを取っているから痛くないのかわかりません。

 

 

 

「痛みは少し無くなった・・・ような気はしますが、腫れとしびれが全く変わりません」

 

 

 

もう一度根の下の膿を取ってもらいますが、やはり変わりません。顔が腫れているくらいですから、口の中も相当腫れています。

 

 

 

全く変わらないので私は、治療中思わず「腫れたところを切ってもらいたいくらい」と言ったのです。

 

 

 

 

A先生:「そうしましょう!!麻酔して」

 

 

 

 

そう言って、腫れた歯茎(どちらかというと頬の内側ですが、腫れていて歯茎と頬が一体化しているみたいです)を直接治療してくれました。

 

 

 

ですが、メチャクチャ痛いんです。麻酔ちゃんとしてくれたの?というくらい。

 

 

 

 

あまりの痛さにしまった、いらんこと言うんじゃなかった」と思いました。歯や顎の骨のうずく痛さとは違う、頬の内側が裂けるような痛さでした。

 

 

 

こうして歯茎を切って3分の1くらい膿を取ってもらったのですが、3分の2は残っています。なのでしびれも変わりません。そこで治療終了です。

 

 

まだ残ってるんですけど・・・何も変わらないんですけど。改善されずこれで終わり?と思っていたら、先生が一言、

 

 

 

A先生:「今日は紹介状は書きません。次回まだ痛むようでしたら紹介状を書きます。根の治療中にはよくある事なので。骨髄炎の心配はありません。明後日来て下さい。違う化膿止めを出しておきます」

 

 

 

私:「ぅ・・・ですか・・・。」

 

 

 

A先生:「大丈夫です。治ります。」

 

 

私:「治るんですか」

 

 

A先生:「治ります!!」

 

 

 

 

 

・・・「今日は紹介状は書きません」と言われた時のガッカリ感は半端なく、言葉では言い表せません。

 

 

前日の祝日に、救急科に行き、様子見扱いとなり、

 

 

 

土曜のこの日、なんとか大きな病院の歯科・口腔外科の予約を取って行くも、門前払いをくらい、

 

 

 

その後、A歯科でも一度は紹介状を書くと言われたのに、帰り際に書かないと言われ・・・

 

 

 

正直、ここに来る気は半分失せて、診察室を後にしました。

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

決断

 

 

 

1回目、痛み止めは必要ないと思いますが、一応出しておきます。・・・そう言われた後で激痛が起こり、

 

 

2回目、もう痛くなることはないと思いますよ。・・・そう言われた後で激痛と腫れとしびれが発生、

 

 

3回目、骨髄炎の心配はないと思います。・・・1回目も2回目もその通りにならなかったので、この人の言う事の逆になるような気がしました。

 

 

 

会計を待っている時も歯茎が激痛。舌で触ると腫れが3分の2の大きさになったものの、腫れたところが硬く固まっているようでした。今までと違う、ヒリヒリとした痛みが頬の内側にずーっとあります。

 

 

 

まさか紹介状を断られるとは思ってもいなかったので、しばらく思考停止状態でした。

 

 

 

 

せっかくCTも撮ったし、どうするかすぐに思いつかなかったので、ほぼ来るつもりはありませんでしたが、とりあえず、言われたとおり2日後に予約を取りました。

 

 

 

「ジスロマック」という違う化膿止めを出され、「おなかがゆるくなる事があります」と説明を受けました。

 

 

 

これは改善に向かっているのだろうか?不安と疑問と痛みを抱えたまま歯科を後にしました。

 

 

 

麻酔をして、すぐに効果が無くなったのか、いつもする麻酔と様子が違います。

 

 

 

 

この時の口の中の激痛は過去最高に酷いもので、もはや、歯が痛いのか耳の奥が痛いのか、頭が痛いのかさえ分からないくらいでした。

 

 

 

歩いて駅に向かう間もずっと痛い。

 

 

 

次回の予約まであと2晩。耐える気にはなりませんでした。何より症状の進行が恐ろしかったのです。

 

 

 

駅に向かう途中、以前親知らずを抜いてくれた先生を思い出しました。

 

 

 

先生に抜いてもらうと、知人の間で痛いといわれていた親知らずの抜歯も全く問題なかったので、この痛みもなんとかしてくれるんじゃないか・・・

 

 

 

ですが、電車と徒歩、合わせて1時間です。電車も反対方向です。家に帰るか、反対方向に向かうか・・・迷いましたが、それでも見てもらおうと思いました。

 

 

 

駅に着いたら、すぐに公衆電話から電話をかけました。携帯の電池がほぼないので、また10円を積み上げて電話です。

 

 

 

別のところで治療途中であること、痛みが治まらない事、腫れとしびれがある事、食事もできない事、先生にどうしてもみてもらいたいという事を伝えました。

 

 

 

「時間を確認してみますね」と保留に。

 

 

 

説明に時間がかかったので、あっという間に積み上げた10円が無くなりました。携帯って便利だなと実感。切れたら困るので、財布から追加のお金を出そうと手を動かしたら、手が受話器を置くところに当たって電話を切ってしまいました。

 

 

 

何度も言いますが、やる事なす事どんくさかったです。

 

 

 

もう一度電話を掛けなおすと、4時の予約が取れました。その間、時間つぶしです。

 

 

 

痛みが続いたのでロキソニンを飲むと、なんとか効いてくれました。

 

 

 

根管治療体験⑥同じ症状でも、先生によって診断も対処も違ったに続く

 

 

 

(追記)この時の葛藤は、以下で述べています。先生を替えるかどうか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

 

歯医者を変えたい、今の先生は信頼できない、と思っている人に言いたいこと

 

 

 

スポンサーリンク