根管治療体験②治療後に痛み再発。ロキソニンもだんだん効かなくなる

根管治療体験の続きになります。

 

根管治療体験①突然、顎の骨が痛くなったので歯医者へ行った

 

年末に突然、顎の骨が痛くなったわけですが、レントゲンの診断によると、細菌が原因で骨が溶けていたのでした。

 

恐ろしいのは何の前触れもなかったことです。骨は結構溶けていて、レントゲンで見ると歯の根の周辺が黒くなっていたのですが、私はそれに全く気づきませんでした。

 

昨日今日いきなり溶けたのではなく、年月をかけながらジワジワと溶けていくそうです。

 

正直、ここまでになるまで気が付かないものか・・・と、ショックでした。

 

歯の神経を抜くとはそういうことなのです。骨が溶けていても痛みがないので気づきません。気づいた時には広範囲に進行している危険性があります。

 

スポンサードリンク

 

歯の健康管理をナメたツケ

 

これまで私は「神経を抜いた歯」を、痛みもないし治療済みで完結したものだとばかり思っていました。上のかぶせが取れない限り問題はないと思っていたのです。

 

ですが今回、このような事になって調べて、「神経を抜いた歯」に対する認識が変わりました。「神経を抜いてしまった歯」がどんなに危険かわかったのです。

 

私の周りの人達も、「神経を抜いたから大丈夫」みたいな考えの人が多いです。私もそれに影響を受けてそう思っていたわけですが、それは違いました。

 

まず、以下の図を見てください。歯の中に、神経だけでなく血管が存在しているのが確認できると思います。

 

『医療法人 きし歯科ファミリークリニック メッセージ』より引用

 

2 歯の神経の治療について

 

歯の神経とは

歯にむし歯ができると痛みを感じてきます。これは歯の中の歯髄(しずい)と呼ばれる部分に、神経が通っているからです。歯髄には神経と血管が通っており、歯に栄養を与えたり、酸素を運んだり、免疫などの防御反応を伝達するなど
重要な役割があります。

 

 

歯の神経がなくなると

 

歯の神経がなくなると痛みは感じなくなります。

 

しかし、歯の神経を取り除くということは、血管を含め歯髄全体を取り除くことを意味します。そのため、神経を取り除いた歯は、血が通わなくなり栄養などが届かず、やがて歯本来の抵抗力がなくなり、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなります。

 

また、再びむし歯になっても、それを伝えるセンサーを失っているため、むし歯の発見が遅れてしまいます。

 

「歯髄には神経と血管が通っており、」・・・と記述されています。

 

神経を抜くと、当然、この血管も抜いてしまう事になります。

 

私はこれに気づいて愕然としました。何故なら、血管がないということは、そこに血液が通わないという事を意味するからです。「血管くらいいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、これが無くなると困ったことになります。

 

私は、食事に気をつけたり、サプリを飲んだり、運動したりするわけですが、これらを気をつけるのは体の免疫機能を高める為だったりします。

 

免疫とは、体の中に菌などの外敵が表れた時に、こいつと闘ってやっつけてくれる機能の事なのですが、血液の中の白血球がその役割を担っています。

 

 

白血球の事を「免疫細胞」と言ったりします。体の中のおまわりさんだと思って下さい。

 

で、外敵と戦ってくれる白血球はどこにいるのかというと・・・当然血液です。つまり血管の中です。

 

 

でも、そのおまわりさんの通り道である血管を取っちゃっているんですよ。「神経を取った歯」というのは。

 

 

昔、暴走族が「パトカーに追っかけられていても、そのパトカーの管轄外まで逃げればそれ以上追ってこない」などと言っていましたが、そんな感じです。

 

血管の通っていない所は白血球の管轄外です。免疫細胞である白血球といえども血液ですので、血管がなければ外敵のところまで行く事ができません。戦場に行く事もできません。おそらく、白血球の及ばない場所は細菌共の無法地帯になると考えられます。つまり、やりたい放題です。

 

だからどんなに食事に気をつけ、体を丈夫にし、免疫機能を高めて健康になっても、神経を取ってしまった歯で悪さをする細菌には手出しできないのです。

 

私が実践している食事は、体力もつきますし感染症にも強くなります。実際に風邪も引かなくなりました。体が強くなっているのは間違いないですが、「神経と血管を取ってしまった歯」には通用しませんでした。菌をやっつけてくれないのです。こうなってしまっては、歯医者さんの力を借りるしかありません。

 

そして、「神経を抜いた歯」には、別の問題もあります。それは、再び痛くなった時に起こります。

 

実は、始めて神経を抜く時の治療に比べて、一度神経を抜いた歯の再治療は成功の確立がぐっと下がるのです。それが、A歯科で説明を受けた「2分の1の確率」です。

 

私も何年も前に、一番最初に神経を取った時は、痛むことはありませんでした。1回目は無事に終わりました。

 

それに比べ、今回の再治療は治療後に激痛が何度も起こっています。同じ歯なのに「この違いは何なんだ」というくらい違います。

 

だから、根の再治療が難しいというのは肌で感じています。

 

「こんな思いをするんだったら、歯の神経を抜かないように虫歯に気をつけておけば良かった」と思いますが、後の祭りです。神経を抜くことのリスクや、再治療が難しい事など、過去に一度も聞いた事がありませんでしたから、当時は軽く考えていました。

 

そういう軽い考えをしていると、後で絶対に後悔するので、まだ歯が健康な人は、こうならないように気をつけて欲しいです。

 

保険外診療と保険診療の違いを知った

 

前置きが長くなりましたが、ここから前回の続きです。

 

1回目の治療を終えた日、歯が痛くなりましたが、薬を飲んでからは、痛みは80%くらい治まりました。そして翌朝は、若干違和感があったものの、痛みもなく普通に目が覚めました。

 

「よかった、昨日の痛みは一時的なものだったんだ。」そう思いました。

 

痛みは感じなかったのですが、少し顎の周辺が腫れたような感じと、その部分が熱をもっている事が気になりました。でも、痛みがないので、この日は普通に過ごしました。

 

 

ですが、「失敗の確率が2分の1」という話が頭から離れません。前日の痛みもあって、もしもの時の為にどうしたらいいか、先に手を打っておかなければいけないと思いました。前日の痛みが結構強かったので、ずっと続くのはシャレになりません。

 

こうして、「根管治療」についてもっと調べる事にしました。一番知りたかったのは、「誰が治療しても確率は同じなのか」、「何故失敗するのか」ということです。

 

あれこれと探していると、根管治療を「保険外診療」で行なっている専門医のHPに辿り着きました。私は「保険外診療専門の歯科」がある事も知りませんでした。

 

「高そうだな~」と思いながら料金を見てみました。

 

思ったとおり、保険外診療の根管治療は高額でした。矯正や、セラミックの歯にするのは、保険が効かないから高いとは常識で知っていましたが、まさか根の治療にこんな金額をかける人がいるのかと思いました。この時は。

 

でも、根管治療について本やネットでよくよく調べていくと、一般的に歯科で行なわれている保険診療の根管治療の欠点が見えてきました。保険が効く治療は確かに安いですが、安いには安いなりの理由があったのです。

 

使える道具等も限りが出てくるので、治療の質が低くなるそうなのです。質の低い治療を受けると、失敗率が2分の1なので、失敗したら、再治療とか、最悪歯を失う可能性だってあるわけです。

 

それに対して、保険外診療の根管治療は質が高く、成功率が90%になるそうです。(※それでも90%なのですから、いかにこの治療が難しいかわかります。)

 

最初は高いと思っていた保険外診療の根管治療でしたが、私はずっと続く激痛が消えるのなら、保険外診療は高くないと思いました。それだけ痛かったのです。

 

では、何故高いのかというと、特殊な道具が必要なことと、技術が高度なので習得するのに10年かかるからなのだそうです。高い技術には理由があるのですね。

 

もっと早く知っていれば、もしもの時に備えて歯の治療の為に計画的にお金を貯めていたところですが、痛くてすぐになんとかして欲しい時に知ったので、金銭的に余裕がありません。

 

というわけなので、どんなに質が良くても保険外診療は受けられません。(もう一本同じような症状になりそうな歯があるので金額は倍になります)なので保険外診療は諦めました。

 

心配は消えません。

 

幸いこの日は、少しの腫れ、顎の発熱があったものの、痛みは襲ってきませんでした。なので、ロキソニンを飲まずに寝ました。

スポンサードリンク

 

 

 

歯の痛み再び

 

前日には痛みがなかったのに、次の日の朝5:00に再び痛みで目が覚めました。寒いし、暗い。「後もうちょっとだけ寝よう、薬は後で。」そう思って寝ていても、ズキン、ズキンと痛いわけです。

 

 

我慢していたのですが、たまらず、ロキソニンを飲みました。6:00でした。

 

この日は、腫れと、顎の発熱の範囲が前日より酷くなっていました。まだ人から見たらわからないレベルですが、自分ではその違いがハッキリとわかります。

 

A先生の言った失敗にあたるのか・・・「飲む必要がない」と言われた痛み止めを2回も飲んでしまったことで、心配になり、急遽この日に診察してもらうことにしました。

 

ちなみに、この時まではロキソニンが良く効いてくれました。飲んでから8時間くらいは痛みがなかったですから。

 

 

朝飲んだロキソニンが切れかけたころに医院に到着しました。痛くなった事を先生に伝えたら、1回目の治療はかぶせを取って、中のお掃除をしただけで、膿は取っていなかったそうです。だからそれが痛み出したんだろうという説明でした。

 

A先生:「今日から下の膿を取ります。これを取れば大丈夫だと思いますよ。今回は一応、化膿止めを出しておきますね」

 

と言って、前回閉じた簡易的な蓋を外して根のお掃除です。やはり治療中は神経を取っているので痛くありません。膿を取って無事治療を終え、再び簡易的な蓋をして終了です。

 

A先生:「まだ膿は少し残っていますが、もう痛くなることはないと思いますよ。今どうですか?痛いですか?」

私:「今は痛くありません」

A先生:「痛くなったら、また言ってください」

私:「ありがとうございました」

 

そう言って診察室を後にしました。不思議と、治療中、治療直後は全く痛くないのです。なので、自転車に乗って帰りました。

 

すると、また途中で痛くなり始めました。前回も自転車に乗っていたら痛くなったのですが、その時よりも早く、そして痛みも強いのです。家に着いたころには激痛に変わっていました。今回は温かい飲み物を飲んだわけではありません。何もしていないのに激痛です。

 

帰りがけに言われた「もう痛くなることはないと思いますよ」が頭の中で響き渡ります。

 

何故、「痛くなる事はない」と言われたのに痛いのか?もしかしてこれが失敗?

 

頬に手を当てると、まだ顎から頬にかけて熱いのです。治療をしても炎症がおさまった気配がありません。むしろ酷くなっています。炎症が続くと怖いので、すぐに保冷剤で冷やし始めました。

 

痛みも激しく、食事の準備も出来ないので、またロキソニンを飲みました。刺激しないように、熱いものを避け、コタツの温度も落とし、痛みが増すような血流が良くなることは避けます。

 

痛みがかなり落ち着いたので良かったのですが、夕食を食べて、記事を書いていたらまた痛くなりました。

 

間違いなく、薬の効き目が弱くなっていました。

 

以前飲んだ時は8時間は聞いていたのに、2回目の治療を終えた後で飲んだロキソニンは、6時間しか効かなくなっていました。痛みもだんだん酷くなってきます。もう耳の奥や頭まで痛いのです。すぐにでも薬を飲みたかったのですが、時計を見ると11時頃でした。

 

でも、飲みたくても飲めないのです。

 

薬が6時間しか効かないとしたら、今飲んだらまた朝早く目が覚めることが予想されます。私は寝付きが悪いので、一度起きると2度寝は厳しい為、なるべく起床時間に合わせなければなりません。なので、なんとか12:00まで薬を飲むのを我慢しました。

 

12:00に飲めば、6:00まではなんとか寝られるだろうと思ったのです。

 

12:00までは耐えましたが、この1時間がもの凄く長かったです。とにかく何をしていても痛い。大人しく座っていても、横になっていても。なんとか12:00まで痛みを我慢して、薬を飲んですぐに寝ました。

 

「痛くなったら、また言ってください」

 

そう言われていたのですが、翌日は休診日で、さらにその次の日は祝日でした。なんとかしてもらおうにも2日我慢しなければなりません。その間もどんどん悪くなっていくようで心配でした。

 

翌朝、計算通り痛みで目が覚めました。そして、この日からは、明らかにそれまでと様子が違いました。

 

まず、痛みはずっとではなく、無くなる時があったり、また痛くなったりと変化がありました。顔の腫れも酷くなり、傍から見てわかるようになりました。そして、しびれがでていました。歯医者で麻酔をしたようなしびれを顎に感じるのです。

 

これらの症状から、悪化しているのは明らかでした。

 

でも医院は休診日です。

 

しびれが出始めたことで、「さすがにおかしい」と思いました。歯ではなく骨がどうかなっているんじゃないかと、不安と焦りで他の事が手につきません。体の中で何が起こっているか、「痛くなる事はないと思います」と言われているのに痛くなる理由は何なのか、調べる事でしか気が休まりません。

 

この日の午前中は用事があったので、午後から全ての事を投げ出して、ネットで原因を探しました。すると、「しびれが出た場合は、大きい病院の口腔外科で見てもらった方が良い」という意見を目にしました。

 

その時はもう夕方になっていました。なので、今日は様子を見て、翌日行ってみようと思いました。

 

この時、何故か翌日が祝日だったことをすっかり忘れていたのです。思考力が恐ろしく低下しており、何故祝日であることを忘れたのかもわかりません。

 

そして、夜になると舌の一部もしびれていて、飲み込むと痛いので食事はしませんでした。

 

(根管治療体験③ へ続く)

 
スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る