遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が発生する本当の理由。

世の中を見渡してみると、「危険な食品」を紹介した書籍や、ランキングが氾濫しています。これは、昔からです。

 

 

読み物としては結構楽しめます。

 

 

しかし、お約束のように、「危険だ」という説が出たら、その後「危険じゃない」という説が出てきます。専門家が本気で分かれて争っていたら、「知識のない素人」がそれに決着をつけるのは難しいです。

 

 

このように、情報が一貫していないと、たいていの人はめんどくさくなって、危険だろうが、危険じゃなかろうがどうでもよくなります。今までのライフスタイルを損ねない方を優先するので、結局、危険だと言われた食品でも買い続けます。楽な方を信じるわけです。

 

不毛な争いのせいで、真実はウヤムヤに・・・。食品に限らず、栄養、医療、これの繰り返しのような気がします。

 

 

今なら惑わされず、ある程度分析できます。しかし、昔はどちらが正しいのかわからなくなって、混乱していました。その原因は私に「ある視点」が欠けていたからです。

 

人体の事にいくら詳しくても、その視点がなければ絶対に答えは見えてきません。

 

むしろ、「人体の事にだけ詳しい人ほど、見えなくなる」と言えます。

 

 

そこで、そんな人の為に、このように、意見が真っ二つに割れている場合、どちらが真実かを見分けるためのポイントについてお話します。

 

まず、私が不毛な争いに左右されず、どちらが本当の事を言っているのか分析できるようになったキッカケについてお話します。

 

 

 

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遺伝子組み換え食品を知った

 

今から4年前の事です。私は「食品添加物」や「残留農薬」については知っていましたが、「遺伝子組み換え食品」には全く関心がありませんでした。

 

わざわざそんな物を買わない(買ったつもりがない)ので、「自分には関係ない話」だと思っていました。

 

しかし、調べてみると、食べていない(買ったことがない)と思っていた「遺伝子組み換え食品」が、実は普段買う食品(調味料やお菓子)の中に入っていたのです。

 

しかも、その危険ぶりは「食品添加物」以上でした。強烈だったのが、「遺伝子組み換え食品」を食べて腫瘍ができたマウスの写真です。

 

「食べなければ良い」と思われるかもしれませんが、そんな単純な問題ではありません。「遺伝子組み換え食品」は、ある条件では表示の義務がありません。その為、危険なのにも関わらず、多くの人が気付かず購入し、「遺伝子組み換え食品」が混じったものを食べているのです。

 

そりゃ、怒りますよ。

 

危険だと教えてくれたり、入っていると分かるように書いてくれれば気をつける事もできますが、表示されていないのなら、それもできません。

 

 

また、「遺伝子組み換えコーン」からできている「ブドウ糖果糖液糖」のように、名前から正体が「遺伝子組み換え食品」だと分からない物は、知識がない人は避けません。

 

 

 

食の質に関心のない人は世の中に大勢いるわけで、そういう人達が知らずに口にしてしまうのは目に見えています。それを分かって食べさせるように仕向けるのは悪質ですし、そもそも、こんなものを混ぜる意味が分かりません。

 

 

不審に思って調べる事にしました。

 

 

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害のある物質が出回る理由

 

「遺伝子組み換え」とは、遺伝子を操作する事によって、本来その生物が備えていなかった特徴を持たせる事ができます。「ある生物」に、「別の生物」のDNAを挿入することで、普通の品種改良では不可能な「種の壁」を越えることが可能です。

 

そうして誕生した未知の生命を食品にするわけですから、「気味が悪い」と思うのは当然です(と言っても既に食べていますが)。

 

これを「健康的だ」と思う人が何人いるでしょうか。自然界にない物なので、生理的な嫌悪感というか、毒々しさを感じる人もいると思います。(ちなみに、「青い花」や、「青い着色料を使った食品」も、私は同じような理由で好きになれません。)

 

そして「遺伝子組み換え食品」は、危険だと世界中で抗議されています。

 

何故こんな危険な物が流通しているのか、最初は本当にわかりませんでした。「先進国でそんな非人道的な事がまかり通るはずがない」と思っていたからです。

 

 

そして、納得できないのは、「安全だ」とする説も存在している事です。

 

 

「ある物質」を取り込んだ場合の「人間の身体の中で起こる反応」についての話なのですから、結果がそんなに食い違うはずがないのです。それなのに、正反対の意見が存在しているのは納得できませんでした。

 

 

しかし、その後「何故、全く逆の意見が存在しているのか」、その理由がわかりました。

 

 

この世の専門家、研究者、企業は「善」だと思っていた私は、以下の本を読んで愕然としました。

 

 

『「モンスター食品」が世界を食いつくす! 著者・船瀬俊介』より引用

 

米国民の病気が二倍、アレルギーも急増

 

 

「遺伝子組み換え食品がアメリカ国民に押しつけられてから、たった一〇年で、国民の多重慢性疾患の患者は二倍近くに急増した」(『ハフィントン・ポスト』紙)

 

アメリカ国民の健康悪化は、それだけではない。アレルギー患者の救急外来も、一九九七年から二〇〇二年にかけて、わずか五年間で二倍増の勢い。食品アレルギーが急増しているのだ。

 

健康異常は、とりわけ子どもたちを襲っている。ぜんそく、自閉症、肥満、糖尿病、消化器障害、小児ガンも急増している。これが、アメリカ中に遺伝子組み換え食品が蔓延した冷酷な結果である。

 

因果関係は、もはや疑う余地もないだろう。疑念を抱く向きは、本書の冒頭に掲げたマウスの巨大腫瘍の写真を、ふたたび凝視することをおすすめする。

 

いったいなぜ、このような有毒食品がアメリカ中に蔓延したのか?

 

その理由は、アメリカ政府が認可したからだ。

 

では、なぜ政治家や行政官は、そのような愚策に決定を下したのか?そこには、恐るべき官民の癒着があった。

 

遺伝子組み換え食品によって健康被害が出ているのに、それが野放しになっているのです。一番知りたいのは、その理由だと思います。

 

何故、それが可能なのか、続きをどうぞ。

 

 

“回転ドア人事”で政府も骨抜きに

 

モンサント社は、“元従業員”を政府機関に送り込んでいたのだ。いわば秘密工作員、つまりスパイである。

 

彼らの多くは、アメリカ政府の主要ポストに収まる。その任務が、モンサント社など、バイオ化学業界を監督することとは!

 

わかりやすく日本でたとえるなら、暴力団の幹部が、警察の「暴力団対策本部」を牛耳るようなものだ。

 

それと同時に、モンサント社はアメリカ政府の省庁出身者を超高給で雇い入れている。これが、悪名高い“回転ドア人事”である。官から民へ、民から官へ―支配エリートたちは、自由に行き来できる。こうなると、官民の癒着などという生やさしいものではない。

 

アイク氏もこう指摘する。

 

「ビッグ・バイオテックが法律をつくり、みずからの企業活動を管理・規制する動きを牽制している」

 

決して憶測でものを言っているわけではない。
事実遺伝子組み換え食品の安全性をチェックし、規制を行なわなくてはいけない部会に、モンサント者の“工作員”たちが多数忍び込んでいるのだ。

 

たとえば、リンダ・J・フィッシャーという人物は、モンサント社の政府・広報担当副社長だ。この重役が堂々と、モンサント社を規制するはずの政府機関のイスに収まっている。しかも彼女は、かつてEPA(米国環境保護丁)の職員でもあった。“回転ドア”を行ったり来たりして、出世している!

 

また、マイケル・A・フリードマンという人物は、モンサント者の医薬部門であるサール社の上席副社長だ。やはり、政府機関であるFDA(米食品医薬品局)に勤務していた。

 

まさに“回転ドア人事”のなせる業。
こうして“かれら”は、アメリカ政府を丸ごと支配していったのである。

 

良識ある識者たちは、次のように嘆く。

 

「FDAはクローン牛に安全宣言を出し、販売を許可した。しかも、表示義務すらない」

 

「アメリカのスーパーマーケットで売られている食品の九〇%以上に、遺伝子組み換えコーン、遺伝子組み換え大豆が含まれている。なのに 、その表示は居だ企業に阻止された」

 

「この現状を批判すると、違法行為で処罰されかねない」

 

早く言えば、米国、英国両政府は、“回転ドア人事”によって、とっくの昔に乗っ取られている。その事実に気づかないかぎり、ことの恐るべき本質は見えてこない。

 

さらに巨大資本は、魔法の“回転ドア”を通じて、あらゆる国々の政府をも篭絡支配してきた。もちろん、その支配による戦慄の腐敗・堕落は、わが国も例外ではない。

 

(62p~65p)

 

こんな事が可能なら、他のどの分野で似たような事があっても不思議ではないと思いました。

 

これはアメリカの話ですが、「遺伝子組み換え食品」を大量に輸入している日本も同じ穴のムジナです。

 

 

これを読んでからは、権威のある期間に「安全性は保障されている」と言われても、信用できなくなりました。

 

 

私も以前は、政府も企業も「消費者の健康を考えている」と思っていました。

 

そして、「体に悪いものが流通しないように、国がきちんと対策している、だから、その目を掻い潜って悪い事をできるはずがない。そんな企業があれば世間から袋叩きに合う」と大真面目に思っていました。

 

 

政策が管理していれば、

法律がきちんとしていれば、

世間の目が厳しければ、

大企業ならば、

専門家が大丈夫と言えば、

 

 

・・・全て前提が間違っていました。

 

性善説で判断していたので、「これらが機能している限り、変な商品は流通しない」と思っていたのです。そして、中国の粗悪な食品を見て、「日本は良い」と思っていました。

 

 

本当に、頭の中がお花畑でした。堂々としたインチキには気が付かないものです。

 

 

 

多くの人が「危険な食品」に対して、「危険なはずないでしょ」と肯定派を支持してしまうのは、過去の私と同じように、日本の品質を信じていて、「儲けの為に消費者の健康を疎かにするような、そこまでの悪人は企業にはいないだろう」と思っているからだろうと思います。

 

だから食品の中に体に悪い物質が入っていても、「その害は少しで、たいした害ではない」と思ってしまうのです。前提が「国や起業は、国民の健康を考えてくれている」だからです。

 

だから、気付いた誰かが、散々「毒だ、害だ、」と危険性を訴えても、裏事情に一切関心のない人は、「悪い事しない」と思っているので、

 

 

「そんな物を売るはずがない」

「害があると言っても、そこまで大騒ぎするレベルじゃない」

「そんなものが食品に含まれているの?」

 

 

 

認識はこの程度です。

 

 

もうお分かりだと思いますが、このような視点、前提でいる限り、どんなに「医療」や「栄養」について学んでも、決して正しい情報に辿り着けません。どちらの説が正しいかを正確に判断する事は出来ません。

 

これは「遺伝子組み換え食品」だけでなく、「食品添加物」、あらゆる健康情報について考える時にも言える事です。

 

 

前提を変えなければ、社会問題に注目しなければ、本当の問題は見えてこないのです。

 

 

この部分を見ずに、専門家の意見だけを真に受けていれば、意見が対立している時、混乱します。真面目な人ほど、否定派、肯定派の説明を真に受け、どっちが正しいのかわからなくさせられてしまいます。

 

 

「正しい健康情報」を得ようと思ったら、「医療」や「栄養」について調べるのも大切ですが、まずそれを取り巻く「人」や「社会」といった裏事情を分析するのが先です。

 

そして、これは「医療」や「栄養」に限らず、あらゆる学問に言える事です。この視点がない人は騙されますし、そういう人達と議論しても、社会構造が把握できていないので話になりません。

 

 

例え話ですが・・・

 

 

人間が「水槽の外から見る世界」と、魚が「水槽の中から見る世界」は見えている世界が違います。同じ水槽についての認識がまるで違うのです。

 

 

 

魚は、「水槽だ」という自覚がないので、何故上から餌が降ってくるか、何故水質が悪化したり、綺麗になったりするのか把握できません。水槽の中に住んでいる体験者としては詳しいのですが、外から中を見ないので、その水槽を取り巻く環境や、構造が理解できないのです。

 

 

しかし、水槽を管理している人間は、餌のタイミングも、水槽を洗うのも全て飼っている人間の都合で行なわれていることを知っています。さじ加減一つで、水を汚すことも、綺麗にすることもできます。

 

水槽の中にいる魚と、水槽の外にいる人では、同じ「水槽の水質」を語らせても、世界が全く違うのです。

 

 

魚に対して、飼っている人が、人間の都合を話しても通じないように、

 

「医療や栄養の世界だけで物事を考える人」に対して、「医療や栄養とはいえ、社会構造の上に成り立っていると捕らえている人」が話をしても、残念ながら通じません。

 

 

社会構造が腐敗していれば、そこから成り立つものも無関係ではなくなります。その視点がないと、誰かの都合で真実が捻じ曲げられていても、「そんなことあるわけない」の一言で終わるのです。

 

しかし、「学問そのものの情報」、「社会構造を理解する事、どちらか一方が大事なのではなく、どちらの視点も必要です。私はそれぞれの専門家の方々に、水槽の外から水槽を把握出来る人になってもらいたいと思っています。

 

 

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権威側の主張が正しいのか?

 

「社会構造が理解できていない人」と、「理解できている人」の視点は違うというお話をしました。ここまで読んで下さった方は後者だと思います。

 

一度この視点を手に入れると、「社会構造を無視した話の展開」に違和感を感じるようになります。

 

 

一例です

 

『Business Journal 「食品添加物は危険」ブームのまやかし 毒性を示す明確なデータなし』より引用

 

安全性は十分に保証されている

 

世界中の研究機関が何千、何万という安全評価を行い、膨大な実験の結果から認められた食品添加物には、一日摂取許容量(ADI)という生涯にわたり毎日摂取しても影響が出ないと考えられる分量が定められています。

 

 

このADIの信頼性は、国際連合食糧農業機関(FAO)および世界保健機関(WHO)が合同で設けた機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)が保証しています。

 

 

多くのエリート科学者が膨大な実験をして、さらにそれを上回るスーパーエリートが何百人も頭脳を突き合わせて検証し、メリットとデメリットを天秤にかけて最適な分量を決めているのです。もちろん、認可を受けられないものもたくさんあります。

 

 

しかし、この評価自体を否定する人がいます。世界屈指のエリートたちの実験結果と聞いただけで、うさんくさい感じがするのもわかります。しかし、「発がん性がある」「食べると危険」と言う人は、それ以上に権威がある人なのか、そうでなければ世界中の研究者を納得させられるほどの根拠を示すべきです。

 

 

また、「大企業が強大な資本力によって科学者をコントロールし、安全だという実験結果を捏造させている」と主張する人もいるでしょう。100%ないとは言い切れませんが、常識的に考えて、たった1つの食品添加物を認可してもらうために、世界中の科学者に賄賂を渡して結果を捏造させるよりも、別の毒性の低い化合物を開発するほうが安く簡単なはずです。

 

これは「食品添加物」の話ですが、「遺伝子組み換え食品」の話と分析の仕方は同じです。「社会構造が頭に入っている人の意見か」どうかに目を向けるのです。

 

どんな分野であれ、権威が「安全だ」と主張する場合は、以下のような事を言います。

 

 

●危険だという人の主張は、不安を煽っているだけで、科学的根拠がないから鵜呑みにしない方がいい

●安全性を主張している側の方が、科学的な根拠があるから正しいのだ

 

 

このように言われた時、もし「栄養」や「医療」の知識しかなければ、「そうか、なるほど」と、言いくるめられてしまします。

 

私も昔は、一旦は否定派の「危険だ」という意見を信じても、再び「科学的根拠を持つ肯定派の主張」を信じ直していたのでよくわかります。「正統な」「権威」・・・といった「社会的に立場が上の人」は、ちゃんとしていると思っていたからです。

 

まさか、堂々と適当な事は言わないだろうと思っていたのです。

 

 

 

このように、普通の人が権威のアナウンスに触れると、「その道の権威が「大丈夫」と言っているんだから、そんなに危険じゃないんだな」と安心してしまいます。安心する方がなので、こちらを信じる方を選ぶわけです。

 

 

権威が善なのか、悪なのか、そこまで踏み込んで真面目に考える人は、ほとんどいません。

 

性善説を無くした状態で、さらに細かく見ていきましょう。

 

 

>多くのエリート科学者が膨大な実験をして、さらにそれを上回るスーパーエリートが何百人も頭脳を突き合わせて検証し、メリットとデメリットを天秤にかけて最適な分量を決めているのです。

 

「スーパーエリートが善人である」という前提で話が展開されています。

 

「企業」が善か、そうじゃないか・・・その前提が違うだけで、見える景色は全く違いました。それと同じように、このスーパーエリートが善人かどうかによって、この後の話は空論になる可能性もあるのです。

 

勘違いしてはいけないのは、スーパーエリートというのは、「頭脳が優れている人」であって、「人格が優れている人」ではないということです。ですが、多くの人は、「エリート」と聞いただけで思考停止になり、つい、「人格まで良いはずだ」と錯覚してしまうのです。

 

彼らが本気で人々のことを考え、世の為、人の為に研究をしようと考えている「善人」であれば、実験結果を信じることが出来ます。それに越したことはありません。

 

でも、「善人じゃなかったら?」そういう視点が大事なのです。

 

 

>しかし、「発がん性がある」「食べると危険」と言う人は、それ以上に権威がある人なのか、そうでなければ世界中の研究者を納得させられるほどの根拠を示すべきです。

 

これも同じですね。

 

「権威」、「世界中の研究者を納得させられるほどの根拠」とありますが、そもそも権威や、その世界中の研究者がまともな人達なのか、という視点が一切ありません。

 

「彼らは善である」という考えに依存した展開なのです。

 

>「大企業が強大な資本力によって科学者をコントロールし、安全だという実験結果を捏造させている」と主張する人もいるでしょう。100%ないとは言い切れませんが、常識的に考えて、たった1つの食品添加物を認可してもらうために、世界中の科学者に賄賂を渡して結果を捏造させるよりも、別の毒性の低い化合物を開発するほうが安く簡単なはずです。

 

「科学者をコントロールする」とか「実験結果を捏造させる」という買収系の話は、現実味がなく胡散臭く感じます。表現が曖昧で具体性に欠けるからです。そんな言い方をすれば、漫画の話にしか聞こえません。実際、ほとんどの人は、そんな事が起きるのは、映画や漫画の中だけだと思っています。

 

何故なら、そのような現場に遭遇しないからです。

 

遭遇しなくても、「理屈で物事が考えられる人」であれば、ある程度考えを膨らませる事が出来るのですが、「自分の体験だけで物事を測る人」にとっては、「自分の身の回りにない事、見えない事は、全てありえない事」なのです。

 

 

「漫画の世界だから」と、水槽の外には興味を持たないのです。

 

 

人というのは、聞いた話を「自分を取り巻く環境」に変換しながら想像します。だから、「自分の環境」で無理だと思った事は、「無理だろうな」「ありえない」と思うわけです。

 

これは、魚が「自分の住む水槽」の世界観だけで物事を判断するのと一緒です。一歩外に出て、水槽を取り巻く環境(人間の都合など)を知るだけで随分違うのですが。

 

 

で、「実際に、コントロールや捏造が出来るかどうか」についてですが、そのような根回しが可能かどうかは、「回転ドアの話」でよく分かったのではないかと思います。

 

現実に、「遺伝子組み換え食品は危険だ」という説と「危険じゃない」という説に割れています。このように、一つの事象に対して、意見が真っ二つに割れるのは、どちらかが真実を捻じ曲げようとしている可能性を考えに入れるべきです。

 

 

そして、コントロールできると仮定して、その方法ですが、なにも世界中の科学者をコントロールしなくても、一部で十分なのです。全員を従わせる必要などありません。権威のある科学者を味方につければ、その下っ端が反対意見を言っても、信憑性に欠けますし胡散臭く感じます。

 

議論を傍観している一般人は、「どちらが正しいか」検証をしませんし、権威を信じる人の方が多いのです。

 

(追記)その結果、どうなるかは以下をお読みください。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 

さらに、トップクラスをコントロールしてしまえば、その下っ端の科学者も簡単にコントロールできます。権威に従うのは、一般人に限った話ではありません。ほとんどの科学者も同じで、大多数の意見に流されます。

 

人間のこの特性を利用すれば、賄賂を渡さなくても、全体の流れを意図した方向に向けさせる事が可能です。

 

何故なら、賄賂や利権は、「お金」だけではないからです。

 

 

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しがらみ

 

どんな業界でも「常識と違う事を言う」というのは、下手をするとそれまで築いてきたものを失う程危険なのです。「変わった事」を言えば、白い目で見られるわけです。

 

別にこれは、珍しい話ではありません。国内でも国外でも、大人でも子供でも、普通に見られる光景です。日本人だけかと思っていましたが、そうではないようです。

 

 

 

 

立場を悪くしないために世間の流れに逆らわない、その業界での地位、存在を維持する・・・

 

これも立派な利権です。

 

お金を貰わなくても、自分の立場を危うくするような事をしない人は、どの世界にもいます。むしろ、お金よりも、この縛りの方が強いわけです。異端児はいますが、少ないでしょう。

 

 

例えば、医者でも研究者でも、「自分の世話になった人」の唱える説と、間逆の説を主張出来る人が何人いるでしょう。

 

どんな業界もそうだと思いますが、医師や歯科医師も横の繋がりが凄いそうです。横のつながりが強ければ強いほど、そのコミュニティと違うことは言いづらくなります。人間ですから

 

 

「出る杭になる人」はよっぽどの人です。

 

 

 

波風を立たせないで、同調し、自分の立場を守ることはある意味利益です。しかし、賄賂や利権を「お金」と決め付けると、こういう事が見えなくなります。

 

 

『ジョージ・サエキのブログ エイズは存在しない。医者にダマされている。』より引用

 

医者という職業は医学部を卒業するとほぼ全員が医者として病院に勤務するか研究センターで働くことになります。(稀に医師国家試験に受からない人もいますが)

 

他の大学の学部はというと、法学部を出ても法律に携わる職業に全員が就いていません。むしろ法律に携わった仕事をしている方が少数派なのです。経済学部とか商学部を出ると色々な職業に就いております。理系の学部も学部で勉強したこととは別の分野の職業に就くことができます。鳩山由紀夫元首相・管直人元首相が理系出身の首相として有名ですよね。

 

ところが、医学部を出ると医者になりこの業界で一生を過ごすわけです。なぜ医者が医者として一生を過ごすかという理由ですが、医者になれば一生生活が安泰だからなのです。

 

厳密に言えば医者という職業でしか食っていくことが出来ないのです。医者の世界は医者を辞めると全てを失います。

 

大学時代の友人からも「あいつは医者を辞めた」ということでつまはじきにされてしまいます。彼らが求人で営業職や事務職等の募集に応募しても受かることは先ず無いと思います。ですから転職が非常に難しいのであります。

 

だから医者は一生医者なのです。

 

ですから、医学部に入学して最初は人助けの為だと思って頑張ってきたとしても現実の世界が抗がん剤治療や薬漬け治療で人間の健康を逆に害していることに気がついて良心の呵責にさいなまれても医者を辞めることができないのです。医者が医療業界の闇を暴いて世間に公表することはほとんどないのです。

 

全てを失いますから。

 

自分の人生を失うか、殺人医療で他人の命を奪うかの二者選択なのであります。

 

 

そうなると自分の人生を失うわけにはいきません。自分の人生を失うわけにはいかない人達が集まった集団が今の医療業界なのです。(中には善良な医師もいます)

 

若い医師が院長に向かって「この治療法は間違っています。患者が死ぬだけです!」とは間違っても言えないのです。そんなことでも言ったならば病院をクビになるどころかキチガイ扱いされてどこの病院も雇って貰えなくなるのです。

 

その筋の世界の『絶縁状』を貰うことと同じなのです。ですから医療業界は日本医師会を本家とする日本最強の組織なのです。

 

これは医者の例ですが、別に医者に限った話ではないと思います。

 

どの世界でも異端児は歓迎されないでしょう。熱い人は、流れに逆らうような事でも平気でしますが、頭の切れるエリート程そういうな事はしません。

 

 

エリート程です。

 

 

あなたが、食品が危険か安全か等の、「一つの事象に対して意見が真っ二つに割れる」議論でつまづいた時は、一歩下がって、「人間社会の都合」について考える事をお勧めします。一見、学問上の争いに見えて、実は学問とは関係のない争いかもしれません。

 

 

どちらが正しいのか迷ったら、この話を思い出して下さい。きっと、それまで混乱させられていたのがバカバカしくなると思います。

 
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コメント

    • 熊須功二
    • 2017年 11月 24日

    遺伝子組み換えの危険性に真反対な意見があるのは、もっと単純な理由が有ります。

    まず、遺伝子組み換え作物そのものには、毒性は有りません。(僕の信頼する学者が言う事が本当ならばですが)

    しかし、遺伝子組み換えを遺伝子組み換え作物の育て方のガイドラインに沿って育てた作物には、害があります。

    遺伝子組み換え作物が開発された目的を知ると、なるほどとなると思います。

    遺伝子組み換え作物が開発された目的→除草剤耐性、特にモンサント社のラウンドアップで枯れない作物
    です。
    決して収量アップとか、害虫対策では有りません。

    農業において雑草は敵視されているので、農家さんは草取りに多くの時間を割かれています。

    しかし、ラウンドアップなどの除草剤を使うと、作物まで枯れてしまいます。

    ラウンドアップで枯れない品種が有れば、農家さんの省力化が実現します。

    ラウンドアップを売りたいモンサント社の利害と一致しますね。

    そこでモンサント社は、ラウンドアップを浴びても枯れなくなった雑草から、ラウンドアップで枯れない遺伝子要因を取り出し、大豆、トウモロコシなどの作物に組み込んだのです。

    この種を普通に育てても毒性は(今のところは)確認されていませんが、
    ラウンドアップを浴びて育った作物は?

    雑草が枯れるほどの毒性を持つものを浴びた作物が、安全な訳が有りませんね‼︎

    モンサント社では、ラウンドアップは土壌に住む菌糸類によって、2日から3週間で毒性は分解され消えるとアナウンスしていますが、それは菌糸類が健康な畑で成立する事であって、農薬や化成肥料にまみれた畑に菌糸類はわずかしか育ちません。

    そして、分解されるまでの間に根から吸収された物については、何も言っていません。

    吸収されても、安全なレベルまで分解されるなら、その方が安全性をアピール出来るので、当然それを強調する筈ですが、そうはしていません。

    少なくとも保証出来ると断言出来るまで減少しないのでしょう。(ここは推測ですが)

    遺伝子組み換え作物は、ラウンドアップを使わなければ、理論的には安全だけど、ラウンドアップを使うと危険。
    と言う事です。

      • アリヤ
      • 2017年 11月 24日

      >まず、遺伝子組み換え作物そのものには、毒性は有りません。(僕の信頼する学者が言う事が本当ならばですが)

      根拠と唱えている学者も知りたいです。
      「遺伝子組み換え食品」を食べさせて腫瘍ができたラットの画像がありますが、あの腫瘍はラウンドアップが原因だったという話は聞いたことがありません。
      そして、「遺伝子組み換え食品」が一般的になってそんなに時間が経っていないので、食べ続けて人間がどうなったかのデータは十分ではないはずです。

      40年、50年食べた場合どうなるのか、次世代に影響するのかどうか、そこがハッキリしないのに「毒性はない」と言うことが怪しいです。
      LEDからのブルーライトや人工甘味料など、他の有害物質も同時に合わせて浴びているので、もし影響があったとしても、どれが悪いか特定するのは難しいです。

      モンサントは社員食堂で「遺伝子組み換え食品」を使わないという話もあります。必死になって否定していますが、そんな話が浮上する時点で正常ではありません。
      医者は自分が癌になったら抗癌剤を使わないという話と同じです。

      イギリスのペイントン動物園はサルにバナナを与えるのを止めました。人間用に甘く「品種改良」されたバナナは糖分が多すぎて悪影響だからです。
      これは、サルだけに限らず、人間にも当てはまります。

      現代の野菜や果物は「品種改良」されているので、美味しいかもしれませんが、無駄に甘いので体には害があります。小麦粉も加工しやすいように「品種改良」し続けたせいで、体によくない影響が表れています。

      「品種改良」だけでもこれだけのリスクがあるわけです。その上をいく「遺伝子組み換え食品」を安全だと考えるのは楽観的です。「ラウンドアップ」は関係なく、不都合な点があっても不思議ではありません。

      問題点を「ラウンドアップ」に向けさせることで、「遺伝子組み換え食品」そのものの毒性がウヤムヤになります。
      この2つは切り離して考える必要があります。

      「ラウンドアップ」も問題がありますが、「遺伝子組み換え食品」とはまた別問題です。

      そもそも、本当に安全だと自信を持って言えるなら、従業員を政府機関に送り込んだりする必要はありません。

      ラットの実験も、90日を過ぎたあたりから健康障害がでるようです。セラリーニ氏が700日かけて実験したところ、腫瘍が増えました。

      一方、モンサントは90日実験をして、安全だと主張しています。

      モンサントは「90日以上実験するとラットに異変がでる」ことに気づかなかったから90日で止めてしまったのでしょうか?
      普通に考えてそんなわけありません。

      なんとしても「安全」にしたいみたいです。

      「危険なのはラウンドアップであって、遺伝子組み換え食品ではない」という説で考えたら、ラットの腫瘍は遺伝子組み換え食品の毒性ではなくラウンドアップによるもの・・・ということになりますが、詭弁がうまいので、鵜呑みにはできません。

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