健康情報の実態と、間違った説がなかなか訂正されない理由

このブログでは、主に健康や、糖質制限についての話を書いています。

 

私は繰り返し、「こうやったら健康になります」とか、「こうしたら体に悪いから気をつけましょう」と言っていますが、 実は、私が本当に伝えたい事はそういうことではありません。

 

私は「健康になる情報を提供したい」のではなく、一人一人が、いい加減な情報に惑わされる事なく、より良い選択ができるようになって欲しいと思っています。

 

それが出来ると、有益な情報が手に入るようになるからです。

 

教科書には書いてあるけど、本当かどうかわからない上辺だけの情報を提供して終わり、ではなく、「当たり前な事でも矛盾に満ちていれば疑う、探求する」・・・そういう能力や習慣を身につけて欲しいと思っています。

 

言われた事を、何の根拠もなく信じるのは危険です。

 

何故なら、世の中に健康情報は溢れていますが、デタラメなものが多いからです。これは、素人の書いたものだけではなく、専門家、医師、論文もです。

 

「ネットの情報は嘘」と言われているのでネットの情報に対して疑う人は多いですが、世の中は健康情報に限らず嘘だらけなので、専門家、医師、論文の主張する内容にも同じような姿勢で対応して欲しいと思います。

 

 

 

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勉強したことそのものを疑う

 

 

このブログは医療や栄養をテーマにしていますから、以下のような知識は必要になってきます。

 

●栄養の名前と働き

●体のシステム

 

 

このような基礎的な情報は確かに大事です。

 

しかし、それ自体が本当かどうか・・・私自信、今では半信半疑です。勉強はしますが、話半分で覚えています。

 

そうなったのは理由があります。

 

私は、長年、栄養や健康の事について調べてきました。

 

しかし、調べていると、辻褄の合わない情報によく遭遇しました。特に同じ事柄に対して、専門家の意見が真っ二つに割れている場合は、どちらが正しいのか分からなくなりました。真面目に勉強すると混乱するのです。

 

 

最初は「どちらも真剣に研究して、自然に意見が割れた」とばかり思っていたのですが、ある時、「そうではない」と悟りました。

 

そこに至るまで、小さい積み重ねがあって異変に気付いたわけですが、決定的だったのは、糖質制限に関する主張を見た時でした。

 

私は糖質制限を2回やっているのですが、1回目は失敗して、2回目の今は成功しているので、両者の意見にものすごく関心があります。

 

糖質制限肯定派と、糖質制限否定派の対立を見た時、否定派の意見が非常にいい加減だったのです。

 

否定派は、教科書に書いてあるような事を言っているのですが、それ以上は、明らかに調べずにものを言っているのです。

 

 

 

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試した事を伝える人と、教科書に書いてある事しか言わない人

 

 

以前、消化について記事を書いたことがあります。

 

消化に良い食品の嘘。慢性的に胃がもたれる人は糖質の過食を疑え!

 

この記事の後半で、

 

あるサイトで、「拒食症の人に食べたものを吐いてもらって、動物性食品と植物性食品の消化具合を確認したら、前者は消化が早すぎて吐けないのに対し、後者はほとんど消化されていない」という話を読んで、それまでの常識と間逆であることにビックリしたという事を書きました。

 

 

一般的に、植物性の食品は消化に良いが、動物性の食品は消化に悪いということになっています。テレビでも、病院でもです。

 

 

ところが蓋を開けてみると、消化に良かったのは「植物性の食品」ではなく「動物性の食品」でした。つまり人間の体は肉食向けに出来ているという事です。

 

 

以下は、夏井睦医師のブログで紹介されていた、寿司を食べた4時間後に救急車で搬送された男性の胃の中の写真です。

 

タンパク質である寿司ネタは消化されているのに、米は消化されずに残っています。このように、消化に悪いのは植物性食品であり、動物性食品ではないのです。

 

正しい創傷治療 2014/08/06

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確認しようと思えば簡単に確認できるわけです。それなのに、「体調が悪い時は消化に優しいお粥」となっているのです。

 

私は、食事内容を植物性中心から断糖肉食に変えてから、消化が楽になりました。しかも、3回、実際に食べた後に吐いた事があるので、「肉は消化が早く、野菜や炭水化物は消化が遅い」事を目で確認しました。

 

「やっぱり、常識と反対だった」と思いましたが、それよりも、専門家がこんな簡単な事もわからない事の方にビックリしました。こんな単純な間違いがまかり通っていて、しかも訂正もされないのなら、他の医療の基礎知識が間違っていても不思議ではありません。

 

 

間違うだけならともかく、訂正せずに、「従来の前提」を頑なに変えない専門家の姿を見て幻滅しました。「人を助けたい」とか、「世の中の為に役に立ちたい」とかいう姿勢が全く伝わってきません。

 

私は、「実践せず、定説を疑いもせず、一方的に否定する否定派の医師」よりも、「糖質制限を自ら実践し、調べ、否定派の意見にも真面目に向き合う肯定派の医師」の方が、医師として人間として誠実に見えます。

 

 

しかし、否定派の医師や専門家の数の方が圧倒的で、おかしな常識は野放しです。この状況では、単純に知識を収集するだけでは不十分です。

 

言うまでもありませんが、彼らが学んだ教科書も怪しいです。

 

場合によっては下手に知識など持たない方がよいです。おかしな知識を吸収してしまうと、考えが広がらなくなるからです。

 

私が「情報をただ知って欲しいのではなく、考える習慣を身につけて欲しい」と思うのはこの為です。

 

 

 

 

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健康になるのは難しい

 

私はこれまで、自分が気になった事は調べてきましたし、色々試しました。その過程で、効果があるものにも巡り合えました。しかし、

 

どうして、健康になる為にこんなにお金をかけなければならないのか

どうして、健康になる為に必要な情報を手に入れるのはこんなに難しいのか

 

 

こう思うようになりました。具体的に言います。

 

 

●健康に気を配ってサプリメントをあれもこれも使っていたらお金がかかります。サプリメントが効いて、ある特定の疾患がマシになったとします。それはそれで嬉しいですし、非常にありがたい事です。しかし、そもそも、どうしてサプリメントが必要な体になったのだろう、これを飲まなくても健康であるのが本当じゃないのか・・・と思ったり。

 

(追記)そう思った経緯は以下の記事で書いています。

ネットワークビジネスを通じて学んだ健康食品の体験談の信憑性とお金の話

 

 

●「健康になりたい、でも病院の世話にはなりたくない」と思って、情報をかき集めると、人によって内容はバラバラ、どれが正解で、どれが間違いなのかわからない始末。どうして正しい情報を手に入れるのはこんなに難しいんだろう。本当は正しい情報が簡単に手に入るべきではないのか・・・と思ったり。

 

 

このうち、やっかいなのは後者の方です。

 

 

 

人に伝える意味

 

真実が広がらないので、人が不健康になるような環境になっています。

 

 

どんなに「健康になりたい」と思って真剣に情報を探しても、世の中がこのような状況では、デタラメな情報を掴む確率は高くなります。そうなるように誘導されているような気がします。

 

 

もし、最近病気になって健康を気遣おうと思ったり、子供が出来たから今日から栄養の事を勉強しようと思った人だったら、 どれを信じたらいいかわからなくなります。

 

「自分の得意分野じゃない事について学ぼう」と思った時に、複雑難解でまとまりのない説の中から、「よりまともなもの」を探すのは難しいです。

 

この場合、ほとんどの人は「世間一般で信じられている説」に落ち着きます。

 

「騙されるのが悪い」「もっとよく調べないから悪い」という意見もありますが、正直言って、この状況なら、誰が騙されても不思議ではありません。

 

何故なら、嘘の中に真実が混ぜてあるから見分けがつきにくいのです。

 

デタラメを信じてしまった本人が完全に悪いとは思えないので、放置できません。

 

 

 

「例えデタラメ情報でも、本人がそれで納得しているなら、それでいいだろう」

 

 

・・・そういう意見もあるでしょう。確かに本人がこの状態では、それ以上、周りが踏み込むのは厳しいです。

その人がバカだからつまらない情報を掴む・・・果たしてそれで片づけていいのでしょうか。

 

 

例えば、騙されて掴んだのがとか、絵画なら、私も「本人が良いならいいんじゃない」と片づけます。しかし、嘘の情報を掴んで、健康になると信じて病気になっていくというのは、どうしても納得できないのです。

 

 

その人が真実を知った時「騙されて良かった」等と思うでしょうか。「壷」や「絵画」と同じにするべきではないと思います。

 

 

私も過去に、一般的に良いとされる「バランスの良い食生活」を心がけ、体が弱かったのです。調べて調べて、その結果実践しても変わりませんでした。しかし、糖質制限という非常識な方法で、あっけなく健康になりました。30代にして人生で一番の健康体です。

 

真実を知ったおかげで上手くいきましたが、できれば早く知りたかったです。

 

 

嘘の情報を掴んで、それを真実だと思い込むことはあります。でも、嘘を信じ込まされたからといって、その人の健康になりたい気持ちが嘘かというとそれは違います。ただ本気で「健康になりたい」と思っていて、嘘を本当だと信じただけです。

 

私は健康とか栄養に興味があるので、この分野に関しては、昔から調べるのが苦ではありません。ですが、好きな分野ですら、ここまで情報が複雑難解になって、専門家の意見がバラバラだと、混乱してしまいます。

 

消化の話も真実は常識と反対でしたが、意見が割れているのは他にもあります。

 

「コレステロールは高い方が良い」という説と、「高いと良くない」という説も見事に反対です。

科学や論文のインチキはコレステロールが教えてくれる

 

「糖質で太る」という説と「脂質で太る」という説も反対です。

 

 

 

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間違った説が消えない理由

 

これまで、何度か、食事に気をつけているけど健康にならない人に、糖質制限の話しをした事があります。一度は私の言う事に耳を傾けてくれ、結構興味も持ってくれるのですが、その後で、その人がテレビをつけた時、専門家が違う事を言えばパアです。

 

テレビでなくても、他の人に「止めたほうが良い」と言われたとか、医者に言われたとか、とにかくほとんどの人は、中身関係なく常識の方に傾きます。

 

なんでこうなるんだろうという思いを散々してきました。

 

こうして、いい加減な情報に惑わされる人が多ければ多いほど、その情報がいい加減であっても「常識」となります。で、その常識が、また別の人を惑わせるわけです。

 

悪循環です。

 

そういう状況を放置すれば、健康になろうとしている人が、常識によって流されます。この状況はなんとかしなきゃいけないと思うわけです。

 

また、こういう人達が、どんなに理屈を理解しても実践できないのは、常識と違う事をする恐怖があるからです。

 

脂質を食べようと思っていても、「コレステロールが高くなるから~」と言われればビビるし、

 

糖質を制限しようと思っていても、「脳にはブドウ糖が必要~」と言われればビビる。

 

そう言ったのが、医者とか、専門家だったら、恐いわけです。恐怖や常識に逆らって、よくわからない事を始めるのは不安です。

 

情報を知って、状況を変えるチャンスは目の前に転がっているのに出来ないのは、そういう心理的な問題もあります。

 

子供の頃から鎖に繋がれた動物が、大人になって鎖を外しても逃げない状況と似ています。

 

それは、その動物がバカだから逃げないのではありません。心理的に支配されるというのはそういう事です。そういう人を逃がそうとするのは難しいです。

 

 

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世の中を変える方法

 

鎖を外しても逃げようとしない人は大勢います。

 

そういう人を助ける為に一番手っ取り早いのは、常識に固執しない医師や専門家をもっと増やす事です。

 

その結果、常識が壊れれば、ビビッて新しいことが出来なかった人でも、少しは出来るようになるのではないでしょうか。

 

 

医者の中でも、「従来の常識通りの方法に固執する人」、「例え従来の方法でもおかしいことは覆し、良いものは研究して取り入れる人」がいます。当然、後者は少ないです。

 

 

どちらのタイプを選ぶかは、人によって違いますが、私はこれからは後者のような人がもっと増えるべきだと思っています。そうでなければ、いざ医者にかかる時に、後者の医者が身近にいないという事になります。

 

両者は主張が間逆ですから、どちらの医師にかかるかによって運命が変わるわけです。両方いて選べれば良いですが、片方しかいないなら話になりません。

 

 

それに、常識に固執しない医師や専門家が増えなければ、おかしな情報がいつまでも放置され、結果的にみんなが損をします。

 

 

後者が増えて、おかしな情報が常に改善されるような流れになれば、ほとんどの人は医師や専門家の意見を聞きますから、「健康に関するまともな情報」が誰でも簡単に手に入るようになると思います。

 

 

そこまで変わってほしい、常識に固執しない医師や専門家の需要が増えて欲しいと思いながら書いています。

 

 

(追記)健康情報、食の情報が信じられない人は、以下の記事をお勧めします。

 

遺伝子組み換え食品から学んだ、学問に不毛な議論が勃発する本当の理由。

 

教育と洗脳は紙一重、確認をしなければどんな学問もただの信仰である

 

 
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